リプレイ
リコレット・ルナリシア
これは特別列車…。かつての分史世界、ボクたちが守れなかった過去。
……取り戻しにいこう。少しずつ。
✨ ✨
💫基本情報
リコレットは、星と月が好きなサキュバスの女の子。
性格は温厚で優しい性格ですが、少々人見知りでもあります。
✨
まずは電車の外の敵から仕留めていきます。
電車の中のひとは逃げているってことは、この時代の天使たちは敵だと認識している。なら…危険は排除していかないと
⚔戦闘
【飛翔】を使って飛行しながら戦うよ
使用するパラドクスは『三日月の斬撃』
その効果は、リコが一振り【斬撃】すると、回転する光剣が鏡から射出されます。
そして【光使い】の力は敵を【浄化】する中距離攻撃。
膨大な数で無数の壁をぶち破る
●分岐のレール
出発直前の列車を襲うカプセルトイの軍勢と、それを静観する3体の天使。彼らは自ら手を出すことはしないが、逃げ出す者がいれば容赦なく力を行使するだろう。
退路は断たれ、脱出は絶望的だった。だが、突如として対向車線の線路に乗り入れて来たのはディアボロス達を乗せたパラドクストレイン。そこから飛び出した者達は、擦れ違い様に次々と襲われている列車へ飛び移って行く。
「これは特別列車……。かつての分史世界、ボクたちが守れなかった過去」
パラドクストレインの扉を開け、リコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)も他のディアボロス達に続く形で飛び出した。だが、彼女が向かったのは列車の中ではなく外。カプセルトイ軍団は他の者達に任せ、見張りの天使達を倒すつもりなのだ。
「……取り戻しにいこう。少しずつ」
これは失われた歴史を取り戻すための戦い。奪われた命、希望、夢……それら全てを奪い返すために、リコレットは高々と飛翔する。
「何者だ? その姿……悪魔勢力の者か?」
「誰だか知らぬが、我等の邪魔をするのであれば、排除する」
3体のガードエンジェルは、リコレットからの攻撃を防ぐべく、無数の壁を繰り出して来た。攻撃を防ぎながら徐々に近づき、腰の剣で斬り付けるつもりなのだろう。
だが、リコレットも黙ってやられるつもりはない。数の上では不利であっても、ここに来た以上、自分の役割は分かっている。
「リピートオン――――。権能開放します」
短期決戦。列車の中の人々が置かれている状況を考えると、それ以外に選択肢はなかった。迫り来る壁をものともせず、リコレットは多数の光の剣を作り出し、それを一斉に敵へと目掛けて投げ付ける。
「切り裂け! 三日月の斬撃……クレッセントスラッシュ!!」
「……っ! な、なんだと!?」
美しい曲線を描いて舞う光の長剣が、壁を迂回する形でガードエンジェル達に突き刺さった。面の防御である壁は正面からの攻撃には強いが、側面からの攻撃には弱い。円弧を描く形で剣を投擲されれば、殆ど防ぎようがないのだ。
「ぐぅ……わ、我等の防壁が……こうも容易く……」
「無念だ……。我らもまた……光に還る運命だったのか……」
全身を切り刻まれたガードエンジェル達は、その魂を浄化され、音もなく静かに消えて行く。全ての見張りを撃破したことで、人々が逃げるための道は開放された。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
武尊さんは同じ旅団の仲間
そんな仲間の家族が危ないと聞いたから駆けつけたよ
まずは憂いを絶たないとね
【華麗なる姫騎士】でプリンセスナイトに変身して駆けつける
ケミカルライトセイバーの双剣でカプセルトイ軍団を【斬撃】や【連撃】で【薙ぎ払い】して【粉砕】して撃破していく
その雄姿を示して強い熱意を周囲に伝播させて【士気高揚】させ
動けなくなってる一般人に【勇気】を与え避難させる
一般人の安全が確認できるまでカプセルトイ軍団を撃破して守り徹す
防衛ラインがつくれればいいけどボクはそこまでの実力に達してないから
せめて被害がでないように守り抜くよ
武尊さんが捨て身になってる感じだからフォローする
永森・武尊
・・やっと、思い出せた。どうして新宿島に辿り着けたのか。
父さんと母さんの想いが僕を守ってくれたから。今度は僕が守る番だ。
父さん、僕なら大丈夫だよ。話せばちょっと長くなるけど、
僕もディアボロスになれたんだ。父さんは母さんの傍に居てあげて。
乗客の人達も沢山いるから、複数に攻撃するパラドクスは心配かな。
死霊怨毒刃や回転式拳銃の単体での攻撃で敵を倒すつもりだよ。
一体でも多く敵を【両断】して、皆が逃げる時間を稼ぎたい。
その為なら、【捨て身の一撃】になっても構わない。
兎に角、今大事なのは敵を倒す事と【時間稼ぎ】をする事。
此処を通りたければ僕を倒して行く事だ。
こんな所で、また家族を失う訳には行かないからね。
●運命の交差点
パラドクストレインから襲撃を受けている列車へ飛び移った瞬間、永森・武尊(デーモンのデジタルサマナー・g03090)は、気が付けば懐かしい父と母の傍にいた。
「……武尊? どうしたんだ、その恰好は?」
「こんな時に、変な悪戯は止めてちょうだい。今は、非常事態なのよ」
明らかに先程までとは違う息子の様子に、武尊の両親は戸惑っているようだった。だが、当の武尊は迫り来るカプセルトイ軍団に対して身構えると、両親を守るようにして前に出た。
(「……やっと、思い出せた。どうして新宿島に辿り着けたのか」)
何故、自分だけが新宿島に辿り着けたのか。その答えは、武尊の目の前に広がっている。
あの時、カプセルトイの軍団に襲われた際、父は必死に自分と母を守ってくれた。それでも、天使に見張られている以上、この列車に逃げ場などなかった。最後は全員、カプセルトイ軍団によって殺されてしまい、そこから先は記憶がない。
(「きっと……父さんと母さんの想いが僕を守ってくれたから。だから、今度は僕が守る番だ!」)
これは自分にとって、決して背を向けてはならない過去。逃れられない運命だとすれば、その運命とも戦うことを決意した。
「父さん、僕なら大丈夫だよ。話せばちょっと長くなるけど……僕もディアボロスになれたんだ」
だから、今は母の傍にいて彼女を守ってあげて欲しい。それだけ言って、呆気に取られる両親を残し、武尊はカプセルトイ軍団へ突撃して行く。
「おい、待たないか、武尊!」
「無茶だわ! 戻りなさい!」
どう考えても無謀にしか思えない彼の行動を、両親たちが必死に止めた。だが、そんな声には耳も貸さず、武尊は次々とカプセルトイ軍団を斬り捨てて行く。
「うぉぉぉぉっ!!」
それは、殆ど捨て身の一撃。相手がクロノヴェーダではなく、容易に倒せる存在だからこそ、この状況においては数の差を覆すために効果的な手段。
もっとも、それでも興奮して理性さえ失ってしまえば、隙が出るのは自明の理。気が付けば、武尊は周りを囲まれており、彼の背後から不意を突く形で忍者の姿をしたカプセルトイが攻撃を仕掛けて来た。
「……っ!?」
振り向きざまに受け太刀をしようとするも、間に合わない。一発、痛いのをもらってしまったと思った武尊だったが、しかし何故か身体に痛みはない。
「無茶は駄目だよ。君が傷ついたら、悲しむ人が直ぐ近くにいるんでしょ?」
忍者のトイが崩れ落ち、その背後から阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)が姿を現す。どうやら、敵は彼が倒してくれたようだ。未だ数の差はあるものの、これで二人力。背中を預けられる味方がいれば、気兼ねなく敵の中枢目掛けて突撃できる。
「ごめん。この場は任せてもいいかな?」
「うん、平気だよ。ボクの実力じゃ、敵に突っ込んで暴れるのは難しいから……」
せめて、被害が出ないように一般人を守り抜く。それだけ言って、蘭もまた二振りの剣を抜き、その切っ先を高々と掲げて呪文を唱える。
「マジカルプリンセス・ホーリーアップ!」
次の瞬間、蘭の姿が愛と勇気と希望の象徴であるプリンセスナイトに変身した。その全身から放たれる輝きに鼓舞され、周囲の人々もまた絶望の淵から立ち上がり。
「外の天使は、もういないよ! ここはボク達に任せて、早く逃げて!」
「す、すまない! 助かった!!」
非情扉を開け放ち、彼らは外へと逃げて行く。これで退路は確保した。後は怒涛の如く迫る敵の軍勢を、このまま勢いに任せて押し返すのみ。
「此処を通りたければ僕を倒して行くことだ。さあ、来い!」
名の知られた戦国武将や伝説の勇者といったカプセルトイ達を前に、武尊が不退転の覚悟で挑んで行く。そして、それに続く蘭もまた、武尊の討ち漏らしたカプセルトイを、流れるような斬撃で斬り捨てて行く。
「所詮は、作り物のイミテーション……。今の僕を止めたければ、『本物』を連れて来ることだ!」
もはや、スーパーヒーローでも怪人でも、今の武尊は止められない。凄腕の殺し屋にプロレスラー、果ては勲章をもらった程の軍人の姿をしたトイであっても、武尊と蘭の二人を前にしては、単なるガラクタ人形だ。
「武尊さん、そっちに行ったよ!」
「分かった! ……これで、最後だ!」
猛攻に怯み、思わず逃げ出したトイがいれば、その後ろを指差す蘭の言葉を受けて、最後は武尊が敵を頭から真っ二つ! いかに心を持たないトイとはいえ、やはり頭を潰されると弱いのだろう。頭部を破壊されたカプセルトイは、そのまま活動を停止すると、手のひらサイズのフィギュアへと戻って行った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
リコレット・ルナリシア
カプセルトイ、……これが動いている限りは電車に乗るみんなが危険…
だから、早く破壊しなくちゃ。
……お願い力を貸して、リンカネイトフェイズ
✨ ✨
💫基本情報
リコレットの基本的な攻撃は、鏡から武器を具現化して…光る長剣などが射出されます。
鏡の名は『リンカネイトフェイズ』🪞
✨
外敵の天使たちを片付けたら突入して
カプセルトイ生成マシンを破壊に専念します
⚔この選択肢での行動(プレイング)
『勝利の大剣』は、巨大な光剣。魔法剣の類いであります。
ボクはそれを手に取り、激しい【斬撃】と【連撃】を繰り出しながら進み、大剣から【衝撃波】を放って効率的にカプセルトイ生成マシンを破壊していきます
💫アドリブ連携歓迎します
●元凶を断つ
電車の外で見張りを続ける天使達を倒したリコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)。だが、彼女はそのまま電車の中へ突入することはせず、敢えて外から車両の奥を目指していた。
「カプセルトイ……これが動いている限りは電車に乗るみんなが危険……だから、早く破壊しなくちゃ」
そう、彼女の狙いは、ヒルベルタの用意した特性のカプセルトイ生成マシン。これを破壊しない限り、いくらトイを倒したところで、次から次へと新たな敵を生み出されて終わりが見えない。
「……お願い力を貸して、リンカネイトフェイズ」
愛用の鏡に祈りを込めて、リコレットは鏡面から光の剣を射出取り出した。身の丈程もある巨大な光剣。それを片手にドアを両断し、車両の中へ転がり込む。辺りには様々なカプセルトイ軍団が待機していたが、リコレットの狙いはその先だ。
「あれが、カプセルトイ生成マシン……。あれを壊せば……」
大剣を握る手に力が入る。このまま周囲のトイを蹴散らし、攻撃を集中させれば破壊できそうなものだが、そう簡単に行かないであろうことは、マシンの隣にある巨大な球体と、その中に佇む存在が物語っていた。
「あら? 外からショートカットして入るなんて、随分と無粋な方ですね」
球体の中で優雅に紅茶を飲みながら、大天使がこちらに微笑んでいる。潤色天使ヒルベルタ。彼女の入っている球体の中にもトイの入ったカプセルが大量に置かれているが、今はそれを使って攻撃してくることもなさそうなのは幸いだ。
「昔の偉い人に、漫画の登場人物……正義の味方も悪者も一緒にいる……もう、メチャクチャだね」
フル稼働でトイを生成し始めたマシンを見て、リコレットは思わず溜息を吐いた。
はっきり言って、無粋なのはそちらだろう。これでは、数さえ揃えば良いとばかりに、人物の性格や設定を完全に無視しているではないか。
「リピートオン――――。権能開放します。この剣に想いを込めて、ボクは戦う!」
こんな相手に負けられない。月の輝きを刃に変えて、リコレットは眼前に迫るトイの軍団に斬り込んで行く。1体ずつ倒しても、埒が明かない。ならば、ここは纏めて斬り伏せた上で、マシンにもダメージを与えるのみ!
「いくよ……、勝利の大剣ルナブレイド!!」
振り下ろされた刃から衝撃波が走り、トイの軍勢を弾き飛ばした。その勢いは衰えることなくマシンにも直撃し、激しい火花を散らせるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
永森・武尊
ちょっと危なかったけど、父さん達と乗客の人達が無事で良かった。
また危ない目に遭わない内に生成マシンを破壊して置かなくては。
まずはカプセルトイを何とかしないと生成マシンを狙うのは難しいね。
大天使テューネを召喚して、光の輪で一度に複数の敵を攻撃して行く。
僕もショットガンで【制圧射撃】をして援護するつもりだよ。
敵を倒し、道を切り開きながらマシンへ向かって最終的には
生成マシンに光の輪とショットガンの一撃を叩き込みに行きたい。
ヒルベルタとは僕達が戦うし、生成マシンが無くなれば
父さんや乗客の人達は安全に逃げられると思う。負けられないね。
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
後方の憂いも絶てたし護ってばかりじゃ埒が明かないよね
ん?
後顧?
あっ、間違えました
後顧の憂いを断つでした
あのカプセルトイ生成マシンを破壊しない限り敵は無限に湧いてくるだよね
一般人を護るように扉の前で迫りくるカプセルトイ軍団を【薙ぎ払い】【粉砕】しながらその場でカプセルトイ軍団の残滓や周辺に散らばる魔力を集め圧縮して集束型魔法の白銀の槍を創り出しマシンに向かって【投擲】して【貫通撃】で【粉砕】する【夜明けの流星】を【全力魔法】で放つ
「その光輝は希望(ほし)のように、ほしを掴む光の矢、ほしの力で打ち砕く」
●切り開いた活路の先に
乗客を襲うカプセルトイ軍団を蹴散らして、永森・武尊(デーモンのデジタルサマナー・g03090)と阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)は、更に列車の奥へと進んで行く。
「ちょっと危なかったけど、父さん達と乗客の人達が無事で良かった。また危ない目に遭わない内に、生成マシンを破壊して置かなくては」
「後方の憂いも絶てたし、護ってばかりじゃ埒が明かないよね。……ん? 後顧? あっ、間違えました! 後顧の憂いを断つでした!」
少しばかり難しい言葉を使おうとして、蘭が失敗していたが、それはそれ。彼らの言う通り、カプセルトイの生成マシンを破壊しなければ、この悲劇は決して終わらない。
既に乗客は避難を終えているのか、列車の中を走っていても、人間とは擦れ違うことはなかった。代わりに襲い掛かって来るのは、全てヒルベルタの作り出したカプセルトイ。有象無象のヒーローや悪人、歴史上の偉人などが彼らの前に立ちはだかるが、個々に相手をしていてはきりがない。
「土星の戒め解き放たれし、輪を成す眩耀、翼の乙女。来たれ、大天使テューネ!」
まずは武尊が自身の契約した大天使を呼び出し、光の輪で目の前のカプセルトイ軍団を斬り裂かせた。多少、抵抗があるかとも思っていたが、予想に反してトイ達は、次々に首を刎ねられて機能を停止し動かなくなって行く。
(「思ったより脆いな。それに……」)
ヒルベルタの作品にしては、どうにも作り込みが甘いと武尊は思った。彼は以前、アヴァタール級のヒルベルタとも戦った経験がある。その際、彼女が繰り出して来たトイと比べても、目の前の軍団は随分と粗悪な造りである。
等身大になっているからこそ、小さな粗もまた大きく目立った。果たして、これは本当にヒルベルタの作品なのだろうか。どうにも気になって仕方がなかったが、それでも今はマシンの破壊が最優先。
「後ろは任せて! この扉より先へは、行かせないから!」
「助かるよ。よし……」
討ち漏らした敵を蘭が引き受けてくれたことで、武尊は更に奥へと進んで行く。ショットガンで敵の頭を粉砕しながら歩を進めれば、その先に見えたのは紛れもないカプセルトイの生成マシン。
「あった! あれさえ壊せば……」
隣にヒルベルタの姿があったが、彼女の相手をしている場合ではないということは、武尊も理解していた。妨害をしてくるようであれば、ある程度の牽制もやむなしと考えていたが……しかし、どうしたことかヒルベルタは、一向にこちらへ仕掛けて来る素振りを見せない。
「さあ、お人形さん。華麗なダンスを踊りなさい♪」
「……遊んでいる? だったら、その余裕が命取りになることを教えてあげるよ!」
仕掛けて来ないのであれば、好都合。目の前に迫り来る鎧武者や改造人間を武尊がショットガンで蹴散らしたところで、蘭の射線が開かれた。
「あのカプセルトイ生成マシンを破壊しない限り、敵は無限に湧いてくるんだよね。だったら……」
周りに散っているトイの欠片から力を集め、蘭が作り出すは白銀の槍。本来であれば、それは武器としてではなく、その場にいる生命の力を活性化するための道具なのだが。
「その光輝は希望(ほし)のように、ほしを掴む光の矢、ほしの力で打ち砕く!」
槍である以上、武器として使えないわけではない。ガラ空きとなった生成マシン目掛け、蘭は躊躇うことなく槍を投げつける。投擲された槍は流星の如き軌跡を描き、カプセルトイの発射口へ吸いこまれるように突き刺さり。
「よし……これで、終わりだ!」
最後は武尊が、蘭の開けた穴にショットガンを突っ込んで、情け容赦なく引き金を引いた。さすがに、内部に散弾を直にブチ込まれては持たなかったのか、マシンは激しく火花を散らすと、黒い煙をあちこちから吐き出して、そのまま機能を停止した。
「やったね! これで後は……」
「うん。大天使ヒルベルタ……彼女と決着をつけるだけだ!」
破壊されたマシンの横で佇むヒルベルタに、改めて向き直る二人。相変わらず、彼女は微笑みを浮かべたままだが、その全身から放たれる気迫が変化したことを、武尊も蘭も見逃さなかった。
マシンを破壊された以上、ヒルベルタに残された手段はない。奪われた歴史を取り戻すべく、いよいよ最後の戦いが幕を開けようとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
●顕現、潤色天使
全ての手駒を失い、追い詰められたかに思われたヒルベルタ。だが、カプセルトイの生成マシンを破壊されても、彼女は取り乱す様子さえ見せなかった。
「どうやら、思った以上に強い方々がいたようですね。まあ、所詮は量産品のカプセルトイ。力不足なのも仕方がないでしょう」
自分の作品をこよなく愛するヒルベルタとは思えない発言だった。しかし、彼女は決して強がりを言っているのではなく、それは心の底からの本心だった。
「あのような粗悪品、作ろうと思えば、いつでも容易に作れるのです。カプセルトイが武器として役立つことを示すために作ったとはいえ、機械に全てを任せて作らせたものでは、ハンドメイドには及びません」
どうやら、ヒルベルタにとってあのマシンは、大天使勢力からの圧力によって渋々作ったものだったようだ。彼女はカプセルトイを愛しているからこそ、自分の作品を仕上げるためには手を抜かない。ましてや、オートメーションの機械に生産を任せるなど言語道断。それ故、マシンを破壊されたところで、悔しくもなければ惜しくもないといったところだろうか。
「やはり、至高にして究極のカプセルトイは、ハンドメイドでなければならないのです。あなた達にも、今からそれを身を以て知っていただきましょうか」
それだけ言うと、ヒルベルタは自分を覆っている球体の中から大量のカプセルを排出させ、中に入っているトイを具現化させた。先程までの量産品とは違い、それらは全てヒルベルタの作品。この作品を操って戦わせることこそが、ヒルベルタ最大の武器にして得意技。
大天使勢力から最後通告を出されている以上、彼女にとっても後はない。互いの自由と尊厳、そして未来を掛けて、潤色天使と復讐者が激突する!
永森・武尊
人に言われて戦って、作りたくない物を作るのは辛い事だと思う。
少し気の毒だけど僕も家族を救いたい。負ける訳には行かないんだ。
電車内は狭くて身を躱し難そうなので、弾幕の攻撃は厄介だと思う。
ショットガンでトイ達に【制圧射撃】と【時間稼ぎ】を行う。
此方が射撃する事で相手のパラドクスを少しでも邪魔して置きたい。
その間に、召喚した大悪魔ジェノの電撃でトイ達を破壊する。
戦いが終わったら、【パラドクス通信】を使いながら二人を探すよ。
父さんと母さんが守ってくれたから僕は生きていられたんだ。
ディアボロスにもなれた。父さん達を助ける事が出来て安心した。
二人の子供で本当に良かったし、今度こそありがとうって伝えたい。
パンドラ・クロゥフィボーグ
「ガチャガチャ…! ガチャガチャだわ! アタイもその技使いたいわ!」
動機は不純だが、仲間である武尊の為に参戦する
家族のために戦うというのなら、それを叶えてあげたいから
「闇より生まれた終淵より出でし。 其は、緋月にて降臨す極紫の使徒! フィオリェートヴィ=アポストル!!」
相手が召喚系なら、こちらも最強の騎士を【召喚】させてもらおう
「電車の中…こういう閉所なら、この子は最強よ!」
襲ってくるトイを【電撃使い】により雷で【薙ぎ払いつつ】、拳のラッシュで【強打】し続ける
隙があればヒルベルタから【吸血】を狙ったりもしたい
※アドリブ連携お任せします
リコレット・ルナリシア
「くっ!やらせはしませんよ!
この先には人々がいるのです。天使ヒルベルタ、覚悟なのです!!」
✨ ✨
相手の戦闘は召喚系、こちらのお味方も召喚系ならば乱戦になりそうですね
だったらボクは後衛に陣取り、敵群が先に進めないように『魔法の結界』で戦闘領域を支配しましょう
✨戦闘技能
魔法の結界を【高速詠唱】で唱えて素早く【拠点構築】、【結界術】で結界を張ります
⚔ 「攻撃」
『リンカネイトフェイズ』から長剣を【召喚】して【投擲】します
投擲方法は鏡から射出する形で行い、パラドクスの効果により敵群を【蹂躙】してあげますよ!
✨
戦闘後はこっそり……【ハウスキーパー】でよい空間を作りたいです。
素敵な再会になりますように…
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
やっぱり、そうなんだね
ボクも創造力をパラドクスで具現化して召喚して戦うタイプだから何となく違和感を感じていた
攻撃は球体に阻まれ接近して破壊しないと埒が明かない
【飛翔】で【ダッシュ】して敵に接近しながら詠唱
剣は氷でできている 元素は水 幾度の時を吹雪の丘で氷を育む 心は水鏡
思い描くは最強の剣 具現せよ氷の双剣
両手にケミカルライトセーバーを具現化召喚して接近戦
【連撃】で覆っている球体を【粉砕】して【悪魔の左手】で本体にダイレクトアタックして【ドレイン】で相手の力を喰らい奪う
相手に致命傷を与えたら武尊さんが両親と語る時間を稼ぐために崩壊を先延ばしするように【活性治療】で延命
リュウ・ターレン
アドリブ/連携歓迎
使える残留効果は全部使用。
誰かの未来。あったもの。そういうものを護りたい。
……せやな。ほな、いこか。未来を奪い返しに。
普通に攻撃しつつ、隙見てパラドクス使うわ。
・通常攻撃
<魔晶筆>を取り出して空中に文字を書いてデーモンの力で文字の力を引き出し攻撃。
大体は「弾」の字書いて、相手に魔力の弾丸を飛ばして牽制。(アート・誘導弾)
また、「拳」の字書いて、拳出してそのまま殴るとかもやる。(アート・グラップル)
・パラドクス演出
<魔晶筆>を取り出して空中に字を書く。書く字は「飛」・「弾」。
空中から落とす弾で相手全部撃ち抜いたるで。
相手の反撃は【飛翔】で回避。直接とか受けてられませんわ。
薬袋・透
使える残留効果全て使用
同じ旅団のよしみで力を貸しに来たわ
パラドクスで出てきた敵を【一刀両断】一気に薙ぎ払い両断
風使いの全力魔法と衝撃波を合わせた圧縮した空気の鎌鼬を蹴りに纏わせ更に切断力増強
こちらへの攻撃は仲間に向けた物を含め、結界術とオーラ操作の合わせ技による防御結界術式で防御
高速詠唱で展開する早業
カプセルトイへの愛情、というかこだわり、それだけは認めるても良いかも
生きた時代や種族が違えばただの職人として好きなものを好きなように作って生きていけたでしょうしね
アドリブ絡み歓迎
●玩具職人の意地
カプセルトイの生成マシンを破壊され、ついに本気を出したヒルベルタ。
彼女は言った。あのような粗悪品は、真のカプセルトイではないと。真に至高なるカプセルトイは、ハンドメイドによって生み出される、唯一無二の存在でなければならないと。
「やっぱり、そうなんだね。職人気質なのにマシンに頼るなんて、おかしいと思っていたんだ」
そんなヒルベルタの考え絵に、阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)はともすれば、共感のような感情を抱いていた。
蘭自身、創造力を具現化するパラドクスを用いるからこそ、彼女の気持ちも分からないではない。誰にでも安易に使える道具は、武器としては優秀かもしれないが、職人はそういったものを好まない。優秀だが使い手を選ぶ……兵士の武器としては失格だが、至高の逸品として評価されるものを作りたいという想いがある。
「人に言われて戦って、作りたくない物を作るのは辛い事だと思う。でも……それでも……」
退けない理由がある以上、戦いは避けられないと、永森・武尊(デーモンのデジタルサマナー・g03090)は覚悟を決めた。ヒルベルタに護りたい世界があるのと同様に、武尊にも護りたい家族がいる。それ故に、逃げることも負けることも許されない。もはやこれは、単なる時間侵略戦争ではなく、互いの尊厳を懸けた意地と意地のぶつかり合いだ。
「そちらも、退くつもりはないようですね。では……私の作り出した作品の素晴らしさを、その身を以て体感していただきましょう」
ヒルベルタが指を鳴らすと同時に、彼女の入っている球体の中から、彼女の周囲に置かれていたカプセルが次々と外へ射出され始めた。その中から現れるのは、ヒルベルタ特性のカプセルトイ。プロレスラーに変身ヒーロー、忍者に剣士に悪役に、改造人間や歴史上の人物、果ては魔法少女の類まで、実に様々なカプセルトイ達が、等身大に具現化されてディアボロス達へ襲い掛かる。
「ガチャガチャ……! ガチャガチャだわ! アタイもその技使いたいわ!」
パンドラ・クロゥフィボーグ(血の神たる少女『緋血の継ぎ手』・g07201)が思わず叫んでいたが、そんなことを言っている場合ではない。ヒルベルタ自身の戦闘力は皆無に等しくとも、彼女の繰り出すカプセルトイは、その1つ1つがディアボロスに勝るとも劣らない戦闘力を持っているのだ。
「くっ! やらせはしませんよ! この先には人々がいるのです。天使ヒルベルタ、覚悟なのです!!」
後部車両へと続く扉を背に、リコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)が武器を構えて叫ぶ。互いに護るべきもの、譲れないものを胸に、潤色天使ヒルベルタとの最後の戦いが始まった。
●戦況流転
自らは戦う力を碌に持たず、全てをカプセルトイに任せて戦うヒルベルタ。それだけ聞くと、そこまで強力なクロノヴェーダには思えないが……しかし、彼女の操るカプセルトイ軍団は、さすがに職人の魂が込められているだけあって、強かった。
「ほらほら、どうした? そんな銃の腕前で、俺達と戦うつもりなのかぁ?」
「くっ……! さすがに、量産品とは比べ物にならない強さだ……」
ショットガンで弾幕を張ろうとする武尊だったが、彼の前に立ちはだかるのは凄腕の殺し屋や西部劇の悪役、果ては全身を重火器で爆装した改造人間といった、遠距離での攻撃に長けた者達。純粋な銃の腕前では、ともすれば彼らの方が武尊を上回っており、互いに弾幕を拮抗させて戦線を維持するのが精一杯。
「こうなったら、アタイが突破口を開く! 闇より生まれた終淵より出でし。 其は、緋月にて降臨す極紫の使徒! フィオリェートヴィ=アポストル!!」
膠着状態の戦況を打破すべく、パンドラが自身の守護霊を召喚する。閉鎖された空間の中であれば、攻防一体の技を持つ彼女の守護霊は、確かに心強い存在だが。
「電車の中……こういう閉所なら、この子は最強よ!」
「さて、それはどうでしょうか? 確かに、その守護霊は強そうですが……あなた自身は、どうなのですか?」
雷を自在に操るパンドラの守護霊を前にしても、ヒルベルタは顔色一つ変えなかった。それどころか、彼女は歴戦の凄腕スナイパーを再現したカプセルトイを使い、パンドラを狙撃させ始めたのだから堪らない。
「ちょっと! 召喚した戦士を無視して、いきなり召喚者にダイレクトアタックとか反則でしょ!」
憤慨して抗議するパンドラだったが、ヒルベルタにとっては知ったことではないようだ。間一髪、守護霊が雷の防護壁を張ってくれたので難を逃れたが、これでは迂闊に攻撃へ移れない。
「うぅ……こ、これ以上攻撃されたら、魔力の結果が……」
そんな中、リコレットは魔法少女軍団に取り囲まれて集中砲火を食らってしまい、結界を維持するので精一杯。見兼ねた蘭が助けに向かおうとするも、そんな彼の前に伝説の剣を持った勇者が立ちはだかり、蘭の持つ氷の剣と斬り結んできた。
「そうはさせん! 貴様の相手は、この私だ!」
「……っ! この人……玩具の勇者なのに、凄く強い……!」
カプセルトイ軍団が見せる予想外の強さに、蘭はともすれば押され気味になっていた。純粋なパワーだけなら、この玩具はアヴァタール級のクロノヴェーダにさえ匹敵するかもしれない。これが、クロノス級クロノヴェーダの本気の強さ。本物のヒルベルタがトイに込めた、職人魂ということか。
このままでは、いずれ押し切られてしまうかもしれない。敗北という二文字が、ディアボロス達の脳裏を掠めそうになる。だが、ここで諦めるわけにはいかないし、何より運命の女神は未だ彼らを見捨ててなどいなかった。
「……ハァ!!」
突然、窓をブチ破る形で飛び込んで来た何かが、武尊を攻撃しているカプセルトイ軍団を尻尾と蹴りによって吹き飛ばした。凄まじい衝撃波によって、彼らはその身を真っ二つに裂かれ、力を失い壊れた玩具へと戻って行く。
「新手? ですが、こちらには、まだ新しいトイが……」
味方がやられたことを察して、ヒルベルタが新たにカプセルトイを補充しようとした。しかし、それさえも見越していたかの如く、今度は空中を舞う『弾』の文字が、射出されたばかりのカプセルを弾き飛ばす。
「遅れてごめんね。同じ旅団のよしみで力を貸しに来たわ」
武尊を庇うようにして前に出たのは薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)。その後ろには、リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)の姿もある。ヒルベルタとの決着をつけるべく、彼らもまた武尊に力を貸すため馳せ参じてくれたのだ。
「……ほな、いこか。未来を奪い返しに」
形勢逆転とばかりに、リュウがニヤリと笑った。役者が揃ったここから先こそ、ディアボロス達の本領発揮だ!
●想いと覚悟
透とリュウが加わったことで、戦いの流れはディアボロス達の方へと傾いていた。
「我空にえがく。その字は飛と弾。即ち、飛ぶ弾丸。なんてな」
「ぬおっ! な、なんだこれは!?」
接近戦を挑もうと迫る勇者やヒーロー達を、リュウが筆で空間に描いた文字で迎え撃つ。彼が描く文字は『飛』と『弾』。つまりは空飛ぶ魔力弾で、敵を遠方から撃ち抜く技であり。
「えぇい、飛び道具とは卑怯なり!」
業を煮やしたプロレスラーが被弾上等で襲い掛かって来たが、それでもリュウは慌てない。描く文字を『弾』から『拳』に変えることで、今度は飛翔する拳で相手の顔面を粉砕だ。
「こちとら、レスラーとは違うんでな。敢えて直接攻撃とか受けてられませんわ」
あくまで勝利するために、淡々と戦うリュウ。もっとも、この状況ではそれが最も正しい選択であることは言うまでもなく。
「ほらほら! さっきの勢いはどこへ行ったのかしら?」
「悪いけど、手加減なんてしていられないね。……もう、全力で行かせてもらうよ」
パンドラの呼び出した守護霊と、武尊の呼び出した大悪魔が、それぞれに得意の雷攻撃で敵を薙ぎ払う。いかに凄腕の銃使いであっても、雷より速く弾丸を放つことはできない。ならば、火力で圧倒しようと改造人間達が仕掛けて来るが、機械部品の身体を持つ彼らにとって、雷は最大の天敵だ。
「我が首領、ヒルベルタ様のために死ね……ぐわぁぁぁぁっ!!」
迂闊に仕掛けようとした怪人から先に、雷に撃たれて爆発して行った。それでも、ヒルベルタは後から後からトイを補充してくるが、さすがに無尽蔵というわけにはいかないようだ。
「カプセルトイへの愛情、というかこだわり、それだけは認めても良いかも。生きた時代や種族が違えばただの職人として好きなものを好きなように作って生きていけたでしょうしね」
生き残った改造人間達の首を蹴りの一閃で刎ね飛ばし、透は改めてヒルベルタに告げた。
彼女が作り出したトイ達は、透から見てもかなりの出来。それは、実際に戦っていた彼女だからこそ分かるもの。トイのクオリティが強さに直結するとなれば、ヒルベルタは間違いなく最高の職人だ。
「それでも……ボク達には、負けられない理由があるんです!」
しかし、いかに優れた職人魂を持つ者であっても、歴史を歪める行いを黙って見過ごすわけにはいかないと、リコレットが長剣を呼び出し投げつける。それは周囲の魔法少女達を穿ちつつ、ヒルベルタの入っている球体へ、迷うことなく真っ直ぐに飛んで行き。
「ああ、なんということ……。私の球が……私を守る世界の壁が壊されるなんて……」
球体に亀裂が走ったことで、ヒルベルタに明らかな動揺が見られた。その隙を逃さず、蘭は更に亀裂へ氷の剣で追い打ちを入れる。右手の刃で殻を破り、続く左手の刃で中にいるヒルベルタを直に斬り付ければ、彼女の身体は実に容易く刺し貫かれ、蘭によって力を奪われて行き。
「今だよ、武尊さん!」
「うん……ここで終わりにするよ」
離脱する蘭と入れ替わるようにして、ヒルベルタへ銃口を向ける武尊。蘭の一撃を受け、ヒルベルタは既に満身創痍。クロノス級の大天使でありながら、その本体は実に脆く、ともすれば人間の少女と大差のないものであり。
「どうやら……私の負けですね……。やはり……戦いは苦手です……。私はずっと……カプセルトイを作っていた方が……お似合いでした……」
苦笑しながら、ヒルベルタは己の運命を受け入れたようだった。その言葉を受け、武尊は静かに頷くと、躊躇うことなく引き金を引いてヒルベルタの頭を吹き飛ばした。
●再開と別れ
戦いが終わり、パラドクストレインがディアボロス達を迎えに来た。この時代の自分を両親の下へ送り出し、武尊は去り際に自身の家族達へ、改めて感謝の言葉を告げていた。
「父さんと母さんが守ってくれたから、僕は生きていられたんだ。ディアボロスにもなれた。父さん達を助ける事が出来て安心したよ。……本当に、ありがとう」
二人の子どもで本当に良かった。その言葉を聞いて、武尊の母は静かに涙を流した。父は何も言わず、無言で武尊に向かい頷いている。この先の時代、この先の未来は全て託した。そう、言いたかったのかもしれない。
(「よかったですね、武尊さん」)
(「時間はあまりない……とはいえ、お礼とお別れを言うくらいはできるのかな?」)
そんな彼らを、静かに見守る蘭とリコレットの二人。クロノス級クロノヴェーダが倒れた今、やがてはこの世界も崩壊して失われてしまうだろう。だが、結果として歴史は正しい形に修正され、ヒルベルタによって奪われた命もまた、奪われなかったことになる。なにより、この一手がクロノヴェーダへの歴史干渉を、少しでも弱めることになれば幸いだ。
「武尊……何があっても、負けるんじゃないぞ」
「身体に気をつけて……無茶はしないでね」
父と母から見送りの言葉を送られ、武尊もまたパラドクストレインへと急いだ。かくして、時代は新たな修正を迎え、ディアボロス達は守るべきものを守りぬいたのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
【飛翔】がLV3になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
最終結果:成功 |
| 完成日 | 2022年08月24日 |
| 宿敵 |
『潤色天使ヒルベルタ』を撃破!
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