函谷関の戦い(作者 相馬燈
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#大戦乱群蟲三国志  #函谷関破壊作戦  #洛陽  #長安  #函谷関 

●適材適所もままならず
 函谷関。
 関中と中原の境に位置するその要塞は、再建工事の只中にあった。
 洛陽と長安には既に一般人がおらず、資材の運搬も修繕も、専らトループス級蟲将の役割である。
「えっさ、ほいさ、運べや運べ!」
「俺たちゃ天下の輜重兵、重いものでもなんのその!」
 資材の集積所となっている要塞前の空き地に、トループス級の輜重兵たちが木材や石材を運び、積み上げていた。
 一方、函谷関の崩れかけた壁を見れば、何故か同様の蟲将たちが足場を作ったり石を積んだりと修繕作業に勤しんでいた。
「これ、俺たちがやるような仕事なんだろうか……」
「我々は輜重兵であって、工兵ではないのだが……」
 基本、従順で働き者の彼らではあったが、流石に土木工事までやらねばならぬとなっては、不平も出るものらしい。
「おい、あまり文句を言っていると楊懐様に叱られるぞ」
 東州蜂兵を率いる白水軍督・楊懐がここいらの監督なのである。
 人手不足なトループス級たちは、ぶつぶつと文句を言いながら、資材の運搬や修繕作業に従事するのだった。

●いざ、函谷関へ
「洛陽に点在していた蟲将の巣の破壊が成功し、洛陽の制圧は完了。これも皆さんの尽力の賜物です」
 新宿グランドターミナルの一角。宵星・影晃(人間の陰陽師・g03235)は開口一番、ディアボロスたちを称えた。
 ジェネラル級と思しき司馬懿は長安方面に撤退した模様で、今も策謀を巡らしているのだろう。捨て置くのは危険だ。
「司馬懿は洛陽と長安の間に位置する要塞『函谷関』の再建を命じ、こちらの進撃を阻もうとしております。ですが幸い、函谷関における作業は途上。いま攻めれば、再建中の城塞を破壊することもできましょう」
 諸葛亮に匹敵する知謀の持ち主とされる司馬懿だが、ディアボロスたちの破竹の進撃を受けて後手に回っているようだ。
「狙うはまさに一気呵成。長安への道を切り開くため、函谷関を攻め、蟲将どもを討ち果たして頂きたいのです」

 長安にも洛陽にも、既に人足となるような一般人はおらず、従って蟲将どもは人手不足に陥っている。
「函谷関の再建に動員されているのは、トループス級の『輜重兵』です。本来はその名が示す通りに輸送を担う者たちのようですが、城塞の補修にも駆り出されている様子。流石に不平不満が蓄積し、士気もさほど高くはないと思われます」
 そんな状況のため、アヴァタール級の『白水軍督・楊懐』とその忠実な護衛である『東州蜂兵』が工事現場の巡回と警備を担い、督励している。そのため、輜重兵たちは不平を抱きながらも、身を粉にして働いているのだ。
「まずは函谷関で作業を担っている輜重兵と、函谷関城塞そのものに攻撃を仕掛けるのが宜しいかと。やがて楊懐が東州蜂兵を引き連れてやってくる筈ですので、そちらを迎撃し撃破して頂きたく」
 勿論、先に東州蜂兵たちに攻撃を仕掛けて食い止める、という選択も間違いではない。
 輜重兵との戦いでは、兵を倒すだけではなく、如何に城塞にダメージを与えられるかが成功の鍵となろう。
 城塞の前は資材の集積所となっており、建材である木材や石材を台無しにしてしまうのも良いだろう。

「奸智を巡らす者ほど逃げ足が早いもの。可能なことを着実にこなし、司馬懿を追い詰めたいところです」
 信頼の眼差しをディアボロスたちに向けて、影晃は軽く微笑み、深く礼をした。
「皆さんのお力を以てすれば、如何なる敵の策謀も覆すことができるはず。どうぞ、宜しくお願い致します」

●白水軍督の督励
「我々は成すべきことを成すのみ。者ども、ぬかるなよ」
 呂布の守護する洛陽が陥落し、急遽、函谷関を工事再建することとなった。
 疑問や不平を持とうとすれば簡単な状況であったが、流石に白水軍督・楊懐と彼が率いる東州蜂兵に乱れはなかった。
「如何なる時であっても冷静さを失うな。そしていざ戦いとなれば、決して怯まず全力を尽くせ。良いな」
「ハッ」
「必ず務めを果たします」
 勇将の下に弱卒なし。
 東州蜂兵は異口同音に返事すると、整然と隊伍を組んで工事現場の巡回に出るのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【泥濘の地】
2
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV3 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV3(最大) / 【ラストリベンジ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

相馬燈
 函谷関破壊作戦のシナリオをお送りします。相馬燈です。
 洛陽と長安に位置する函谷関(再建作業中)が、今回の戦いの舞台です。修繕や資材の運搬を担う輜重兵を蹴散らしつつ、函谷関を出来る限り破壊しましょう。
 猛将『白水軍督・楊懐』が、護衛の『東州蜂兵』を率いて巡回しており、これを撃破できれば成功となります。
 皆様のプレイングをお待ちしております!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

この要塞を完成させる訳にはいかん
まずは工兵らを排除して再建を阻もう

<地形の利用>しつつ見つかる手前まで接近し兵の背後から一気に強襲
【泥濘の地】で木兜流馬や輜重兵らの足元を鈍らせ資材の運搬を諦めさせる
渾身の<衝撃波>で建造物もろともダメージを与えて
ダメだしに偃月刀で薙ぎ払って打ち崩す

巡回兵らが来る前に、早々に破壊してしまうのがいいな

分担できそうだし、私は兵らを打ち倒すことに専念しよう
地上で大立ち回りで兵らを<撹乱>
他の者が破壊活動に専念できるように、派手に暴れて囮になる

エネルギーを集める前に積極的に近接して撃破
打ち出される砲撃は<ジャンプ>で躱して対応する


「あの要塞を完成させる訳にはいかん」
 黒龍偃月刀の柄を片手で握り締めた夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は、その切れ長の目で戦場を――破壊すべき函谷関を睨んだ。長安と洛陽の境という要衝だ。放置すれば後の禍根となることは火を見るより明らかである。
 気配を殺して城塞前の資材集積所に忍び寄っていた錬晏は、山と積まれた木材に身を隠しながら慎重に様子を窺う。輜重兵の一団が、重たげな木材や石材を慌ただしく運搬し、せっせと此処へ積み上げていた。
「ひい、ひい、楊懐様も無理を仰るものだ」
「文句を言うな、城壁の修繕より幾らかマシだろう」
 如何にも蟻の蟲将らしい働き振りだが、士気は阻喪しつつあるようだ。今がまさに奇襲を仕掛ける好機と言えた。
(「工兵らを排除するのが先決だな」)
 息を潜めて見ている間にも、多数の輜重兵たちが、ぞろぞろと一直線に建材を運んでくる。それら蟲将が荷物を地面に置こうとした時、突如として異変が現れた。
「な、なんだこれは」
「地面が……!」
 泥濘の地の効果で地面がぬかるみに変わったのだ。
 すかさず錬晏は段状に積まれた木材の天辺に飛び上がり、武人の漢服を翻して黒龍偃月刀を振り被った。
「な、なっ……!?」
「しまった……!?」
 龍の透かし彫りが見事な偃月刀を渾身の力で振り下ろせば、放射状に発生した衝撃波が周囲の輜重兵たちを山なりに吹き飛ばした。勿論、彼らが一所懸命に集めてきた木材や石材もろともに、である。
「夏候錬晏、此処にあり! 止められるものならば止めてみよ!」
 大声を発して輜重兵たちの注意を一身に引き付ける錬晏。
「おのれ、これでも喰らえ!」
 慌てふためきながらも輜重兵たちが列を組んで放ったエネルギー砲を、錬晏は素早く後方に跳躍し避けた。そして濛々と煙る土煙の中、建材の陰に滑り込み、死角を突いて攻撃を仕掛ける。
「近づいてしまえばその砲撃とやらも真価を発揮できまい?」
 輜重兵たちの悲鳴が重なり、いつしか屍の山と崩壊した資材の中心に、錬晏はひとり立っていた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

ラウム・マルファス
大量の防衛戦力を置くわけでもなく、関を直しているだけカ。虎牢関の戦力呼び戻せばいいノニ。それともこっちより虎牢関の方が大事なのカナ?

一生懸命作ってるのを壊すのはちょっと可哀そうだネ。でも手加減はしないヨ。壊すのは作るのより得意だシ。なんてネ。
カラス型ドローンに爆薬を搭載。壁を観察して、完成している部分を中心に爆破攻撃を仕掛けるヨ。早業で次々に飛ばして爆撃するヨ。

輜重兵もカラスでドカン。自律行動するカラ、障害物も回り込むヨ。
ボクはドローンに乗って、射撃や剣での不意打ちだけ警戒しておこウ。
余力がありそうなら作りかけの場所の足場と、資材運搬用の荷車も破壊しようカナ。


「大量の防衛戦力を置くわけでもなく、関を直しているだけカ」
 資材置場の戦いはディアボロスにして武人たる錬晏の勝利に終わったようだ。
 フライトドローンに乗って空から戦場を俯瞰するラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、木製の足場が組まれた函谷関の城壁に視線を向けて眼鏡のブリッジを指で押し上げた。
「虎牢関の戦力呼び戻せばいいノニ。それともこっちより虎牢関の方が大事なのカナ?」
 智謀に長けた蟲将であるだけに、司馬懿の目論見は容易に測りがたい。ディアボロスの進撃が余りに苛烈すぎて対応に追われているだけなのかも知れないが、そうと断言もできないところだ。
 ともあれ、今はこの函谷関を攻め落とすのが先決。地上を味方に任せたラウムは空から奇襲をかける。
「来るぞ!」
「迎撃用意!」
 石壁に沿って組まれた木製の足場や、城壁の上に立つ輜重兵たちが、ラウムの姿を発見して叫び合う。
「一生懸命作ってるのを壊すのはちょっと可哀そうだネ。でも手加減はしないヨ」
 発明家であるラウムだ。物を作り上げることの大変さを思うと少々憐れを催すが、蟲将相手に容赦などするはずもない。
 ドローンを引き連れたまま、彼はパラドクスの力を解き放つ。
「壊すのは作るのより得意だシ。なんてネ」
 おどけた口ぶりで言うラウムが方向を指示するように片手を掲げる。
「換装完了。さァ、行っておいデ」
 彼が命令を下したのは、カラス型をしたドローンの数々だった。拠点破壊の為に呼び出した航空兵器とも言えようか。
「おい、なんだあれは!?」
「迎撃、迎撃だ! 城壁に攻撃させるな!」
 輜重兵たちが木兜流馬を城壁の上に組み上げてみたものの、何しろ空を飛んでくる相手である。如何にパラドクスであっても、これは流石に場所や相性が悪かった。
「攻撃開始ダ」
 唖然呆然としている輜重兵たちの元へ、カラス型のドローンが次々に突撃していく。
 炸裂。
 爆炎。
 そして悲鳴。
 それは自爆型ドローンによる恐るべき猛攻だった。 
 立て続けの自爆攻撃が城壁や足場を木端微塵に吹き飛ばし、息絶えた輜重兵たちが地面に墜落していく。
「思った以上にうまくいったカナ。足場と資材運搬用の荷車も破壊しようカ」
 地上で戦うディアボロスたちの奮戦と連携もあり、ラウムは広範囲にわたって施設を破壊することに成功したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

アルメア・グラウプナー
「洛陽の制圧が成って何よりな事だ。あの蟲共の巣に潜入するのはもう二度と御免被るからな」
「さあ、そこの輜重兵には賽の河原で石を積む子の気分にでもなって貰うとするかな、はっはっは!」

・行動
では盛大に【破壊】活動を始めさせてもらうとしよう。
輜重兵相手は火砲による【砲撃】やガトリングによる【制圧射撃】【弾幕】、ミサイルによる【爆破】【誘導弾】で叩いていく。
射線が開けば大砲火も積極的に使用して数を減らしていこう。
また、彼らと同じ様に関の設備もターゲットに入れて各火器や大砲火を放って破壊し、瓦礫の山を築いていく。
そして兵達が居なくなった場所は【建造物分解】を使って文字通り元の状態に戻してしまうとしよう。


「洛陽の制圧が成って何よりな事だ。あの蟲共の巣に潜入するのはもう二度と御免被るからな」
 爆発音が轟き、大地を震動させる。
 戦塵が舞い、風に乗って吹きつけてくる。
 派手な襲撃により忽ちの激しい戦場と化した函谷関――その城壁を睨むのは美しい金髪や軍服をなびかせて笑うアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)だ。
 城壁に沿って組まれた木組みの足場や、石積みの壁そのものが、ディアボロスたるラウムの放ったカラス型ドローンの特攻を受けて吹き飛ぶ。派手な攻撃に笑みを深めたアルメアは、遂に肩を揺らして哄笑し始めた。
「さあ、輜重兵どもには賽の河原で石を積む子の気分にでもなって貰うとするかな、はっはっは!」
 清々しいまでの笑い声を戦場に響かせて。
 アルメアは破壊と暴力の具現たる火砲を解放する。
「あいつだ! あいつを止めろ!」
「やらせるな! 攻撃を集中させるんだ!」
 輜重兵たちが一斉に迎撃態勢を取った。
 けれど、もう遅い。
 火を噴いたガトリングガンから吐き出された弾丸が、地面で資材を盾にした輜重兵たちを狙い、撫で上げるようにして城壁をも狙う。四連装ミサイルポッドから射出された誘導弾が煙の軌跡を伸ばして石壁に着弾。そして砲撃が、輜重兵たちの立つ木組みの足場を石壁もろとも派手に爆散させた。
 爆炎。
 轟音。
 叫喚。
 荒ぶる戦の業火は標的を容赦なく破壊し、残るのは瓦礫のみ。
「くそっ、一人でここまでの攻撃を……! なんて奴だ……!」
 反撃のエネルギー砲を迫撃砲さながらに放つ輜重兵だが、如何せん猛攻を受けた後だ。狙いは思うように定まらず、アルメアは周囲に着弾する光弾の巻き起こす爆発と爆煙をものともせずに砲撃を続ける。
 こうなれば敵の反撃も、彼女の猛攻を彩るものにしかならない。
 戦場を舞台に堂々と立ち、アルメアは破壊の限りを尽くすのだ。
 凄絶に笑う彼女の眼前で、輜重兵たちが、そして城壁が瞬く間に壊されていった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

ラシュレイ・ローレン
城塞が完成してしまえば、攻め落とすに多大な被害が出るのは必定。この機を逃す訳にはいかない。
騎士の誇りにかけて任務を遂行してみせよう。

仲間と連携し、攻撃を仕掛ける。兜を被り盾を構え、完全防御で向かう。
【大地の刃】を使用する。地を走る衝撃波で城塞や資材を「粉砕」する。
輜重兵がいれば、彼らへの攻撃を主体に。「臨機応変」に位置を変え、敵と城塞を同時に破壊範囲に入れてゆく。
巻き起こした土煙を遮蔽に「地形の利用」で敵の反撃の精度を落とし、回避もしくは盾で受け流す。【完全視界】で土煙を見通し、敵の移動を「追跡」する事で潜伏を見抜く。


安藤・優
※アドリブ連携歓迎
洛陽はご覧の有様で長安にも人手は無し…かぁ、急いだ方が良いんだろうけど、まずはここを壊滅させる事からだね。

分担できそうだから破壊活動を重視していこうかな

フライトドローンを足場にして高所から再建途中の城塞に絶空剣を投擲して爆破、ついでに資材置き場にも何発か撃ち込んで資材を粉微塵にしてやる。

敵が居てもお構いなく絶空剣を投擲して雷光と爆炎で薙ぎ払っていくよ。泥濘の地も活用して敵の動きを阻害していこう。
エネルギー砲で足場にしてるフライトドローンが破壊されないよう注意しながら、時には乗り捨て乗り継ぎしながら臨機応変に立ち回るよ。


 函谷関の城壁に砲弾や自爆型ドローンが炸裂し、あちこちで黒煙が上がっていた。
 しかし流石に急ピッチで再建が進められていただけあり、城塞は手酷く破壊されているものの、未だ所々で形を保っていた。
 まるで巣を攻撃された蟻のように、輜重兵たちがわらわらと城壁の前に集まってくる。
「この城塞が完成してしまえば、攻め落とすに多大な被害が出るのは必定」
 妖聖剣を地に突き立て、戦場を見渡すのは、オープンヘルムやナイトアーマーで全身を鎧ったラシュレイ・ローレン(人間の妖精騎士・g04074)だ。もし函谷関が完成してしまえば、彼の言う通りに、陥落させるため大変な労力を払うことになるだろう。それこそ、司馬懿の思う壺である。
「騎士の誇りにかけて任務を遂行してみせよう」
 その時、今にも攻撃を仕掛けようとするラシュレイの頭上を、フライトドローンが飛んでいった。
「洛陽はあの有様で長安にも人手は無し……かぁ」
 フライトドローンに乗って函谷関を見下ろしつつそう言ったのは安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)だ。洛陽に点在する蟲将の巣の攻略に多大な貢献をし、その惨状を目の当たりにしてきた彼である。長安の様子を思えば、暗澹たる気持ちになってくる。
「急いだ方が良いんだろうけど、まずはここを壊滅させる事からだね」
 焦れば事を仕損じる。冷静さを損なう優ではなく――彼は既に、資材置場にも攻撃を加えて、敵の損害を甚大なものとしていた。城塞に攻めかからんとする眼下のラシュレイを見やり、優は小さく頷く。
(「ここも分担できそうだから、破壊活動を重視していこうかな」)
 既に函谷関の城壁に向けて、ディアボロスたちが猛攻を加えていた。広がるのはまさに戦場と呼ぶに相応しい光景である。
「あの辺りの城壁に集中しよう」
 その透徹した瞳にまだ原型を留めたままの石壁を映した優は、パラドクスの力を解放して『剣』を創り出した。
「我等の怒りの赴くままに、吼えろ! 絶空剣!!」
 空を切り裂いて飛んだ絶空剣が、唸りを上げて函谷関の城壁に突き刺さる!
 瞬時に花開いた雷光と爆炎の猛威は、輜重兵どもが苦心惨憺して積み上げた石壁を木っ端微塵に吹き飛ばしてしまった。
「なんだなんだ……!?」
「また空からかっ!?」
 攻撃を免れた城壁の上の輜重兵たちが、フライトドローンに乗った優を見上げて滅多矢鱈にエネルギー砲を放ってきた。
 けれど如何せん狙いが定まらない。
 ひらりひらりと軽やかに空を飛び、まるで波乗りでもするように光弾を回避してしまう優。
「さて、出来る限り破壊していきたいな」
 顔色ひとつ変えずにさらっと言うと、優はなおも函谷関の城砦に猛攻を掛ける。
 粉砕された石壁もろとも、輜重兵たちが落ちていった。

「前方より敵襲!」
「あそこにいるぞ! 奴を止めろ!」
 城壁前に集った輜重兵たちが、ラシュレイを発見して口々に叫んだ。
「荒ぶる刃よ!」
 妖精剣を手首のスナップで回転させ地面に突き刺すラシュレイ。それに呼応して生じた無数の牙さながらの衝撃波が『大地の刃(ベリサルダ)』の名のもとに地を走り、城壁に殺到した。
「うわあぁぁっ!?」
「ぐわぁぁっ!!」
 ラシュレイの突進を食い止めるべく壁になろうとした輜重兵どもを、衝撃の波は容易く吹き飛ばし、建設途中の城壁に突っ込んだのである。木製の足場もろとも城壁そのものを滅茶苦茶に破壊し、足場に立っていた輜重兵たちも虫けらのように落ちてくる。
「撃て、撃ちまくれ!」
 それでも、生き残った輜重兵たちは、パラドクスにより生じさせた光弾らしきものを擲弾のように放り投げてラシュレイを阻もうとした。着弾し爆発する光弾と光弾の間を、剣を片手に、盾を構えながら駆け抜けるラシュレイ。
「騎士たるもの、この程度の戦場で足を止めるわけにはいかない」
 舞い上がる土煙の中を果敢に突進したラシュレイは、完全視界の効果をも活かして輜重兵を捕捉する。
 勇敢なる妖精騎士は、妖精剣を手に、隠れ潜む輜重兵たちに斬りかかる。
 そして出来る限りに引き付けつつ、城壁もろとも、群がる敵をパラドクスによって吹き飛ばしていったのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【泥濘の地】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!

エレナ・バークリー
ドーラさん(g07201)と

司馬懿――今ひとつ立ち位置が掴めない敵です。三国の戦乱とどう関わっているのか?
まあ、相対すれば分かりますか。その実現には、この砦を再建させるわけにはいかない。

ドーラさんの波濤の攻撃に続き、私は「全力魔法」「雷撃使い」で『万象貫く天よりの雷霆』を、押し流された輜重兵に打ち込んでとどめを刺していきます。
水と雷の組み合わせはもはや常識。

輜重兵の数が減ったら、砦の各所に稲妻を落として破壊していきましょう。
「拠点構築」で脆いところを「看破」します。再建済ならともかくまだ途上なら、弱い部分は幾らでもあるはずです。
特にドーラさんのパラドクスで流されたり砕けたところを狙ってみます。


パンドラ・クロゥフィボーグ
エレナ(g00090)と同行

「にゃははは! 態勢を整えようたってそうはいかないわよ! 勝って兜の緒を締めよ。良いことわざね!」

幸い城砦は再建中で未完成だ、しっかり叩いて長安へ攻め入る準備としましょう

パラドクスを発動し、まずは大水の波濤で【貫通撃】を乗せ、手前の資材も巻き込む形で砦を攻撃

【薙ぎ払い】【全力魔法】で最大火力へ

「闇より澄み渡る海淵より出でし。 其は、緋月の涙が溶かす碧の影河! スイーニイ=リェカー!」

砦から返す波で敵軍を攻撃し、押し流しを狙う

エレナの雷撃を組み合わせることで、広範囲への感電攻撃とする

「これがアタイたちの合体技よ!」

※アドリブお任せします


「司馬懿――今ひとつ立ち位置が掴めない敵です。三国の戦乱とどう関わっているのか?」
 猛烈な攻撃に晒された函谷関を前に、二人のディアボロスが今にも攻撃を仕掛けようとしていた。
 颯爽と戦場に踏み込んだエレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)は、両手剣を構えつつ思案する。策士というものは虚々実々、容易にその胸の内を悟らせない。
「まあ、相対すれば分かりますか。その実現には、この砦を再建させるわけにはいかない」
「にゃははは! 態勢を整えようたってそうはいかないわよ! 勝って兜の緒を締めよ。良いことわざね!」
 エレナのすぐ隣で、鮮やかな赤髪が目を引くディアボロス――パンドラ・クロゥフィボーグ(血の神たる少女・g07201)が高笑いしていた。その視線の先で、ドローンに乗った優が城壁に『剣』を投擲し、爆発の花を咲かせている。
「付け入る隙など与えさせません。行きましょう、ドーラさん」
「みんなも派手にやってることだし、アタイたちも負けてられないわ!」
 敵拠点に大損害を与えようとするならば、力を合わせるのに越したことはない。
 信頼できる仲間がいるのであれば尚のことだ。
 凛とした眼差しで敵陣を見据え、両手剣を構えるエレナ。
 城壁には木製の土台が組まれ、その上にも慌てふためく輜重兵たちの姿が散見された。作業の途中だったのであろう。壁は明らかに未完成であり、組み上がった箇所もあれば、途中の箇所もある。
「狙い所によっては一気に崩せそうですね」
 冷静に見定めて攻撃に打って出ようとするエレナ。
「未完成ならすぐにボロボロにできるわ! しっかり叩いておきたいところね!」
 示し合わせた通りに、先に動いたのはパンドラの方だった。
「闇より澄み渡る海淵より出でし。其は、緋月の涙が溶かす碧の影河! スイーニイ=リェカー!」
「な、なんだっ!?」
 何処からともなく聞こえ出した逆巻く水音に、輜重兵たちが騒ぎ――大地に影を落とす『それ』を見上げた。
「ひぃっ……!」
 それは滝のような、そして降り注ぐ槍のような豪雨だった。パンドラが全力を以て呼び寄せた雨が怒涛と化し、見る間に波となって山と積まれた木材や石材を押し流しながら城壁に押し寄せたのである。
「たっ、退避、退避ー!」
「だめだ、うわぁぁぁぁぁっ!!」
 その圧倒的な光景を前に、輜重兵たちがどうして踏みとどまれよう。城壁前の大地に陣取っていた蟻の蟲将たちは、バリケードにしようとした木材ごと、災厄に翻弄される虫けらのように吞み込まれることとなった。
 こうなれば水というものは恐るべき力を発揮する。城壁を、木の足場もろとも崩し、破壊してしまうのだ。
 腰に手を当てて得意げに笑ったパンドラが横目に見れば、エレナが攻撃態勢に入っていた。
「流石ですね、ドーラさん。畳み掛けるとしましょう」
 クレイモアを高らかに掲げ、パラドクスの力を解放して生じさせるのは、全力を込めた万象貫く天よりの雷霆。
「天覆う昏き雷雲より、生まれ弾けよ、神なる翼」
 瞬く間に空がかき曇り、轟々と唸りをあげて大地を暗く塗り替えた。
「ここに天と地を繋ぎ、哀れな魂を天へと返さん!」
 声に応じて、轟雷が降り注ぐ!
「ぎぇっ!?」
「がぁっ!?」
 雷撃が枝分かれし、水に濡れていた輜重兵たちが感電してばたりばたりと次々に倒れていく。そして城壁に落ちた落雷が閃光と轟音を生じさせながら城壁を打ち崩した。パンドラのパラドクスで崩れかけていた壁だ。効果は覿面であった。
「にゃはは! これがアタイたちの合体技よ!」
「上手くいきましたね」
「なっ、なんとかしろ! これ以上やらせるな!」
「撃て、撃ちまくれ!」
 輜重兵が得意とする長距離エネルギー砲の反撃が、眩い光弾となって飛来する。が、既にパンドラと二手に分かれて散開していたエレナは、次々着弾する光弾が爆発するその間を縫って、クレイモアを手に戦場を駆け抜ける!
 二人の息の合った連携攻撃によって、函谷関の一角は見る間に崩壊し、輜重兵の屍と瓦礫の山が積み上げられたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

「ここまでのものとはな……皆の者、速やかに敵を撃滅せよ」
「ハッ」
「命に替えても討ち果たします」
 白水軍督・楊懐が東州蜂兵の部隊が率いて急行してきたのは、ディアボロスたちによって函谷関の一角が破壊し尽くされた後のことだった。
 防衛する間もなく目的を遂げられてしまったことに、流石の楊懐も低く唸る。
 事此処に至っては、襲撃者たちを討ち取る以外なく、楊懐は精鋭たる東州蜂兵に下知した。
「敵は極めて精強である。決して油断せず、全力で当たれ」
 楊懐自身も、大槍を構えて戦場に踏み込む。
 ディアボロス側は、東州蜂兵に全戦力を集中させて殲滅を狙っても良い。が、数名で護衛を食い止め撃破している間に、他の者が楊懐と戦うといった戦法も可能かも知れない。
 函谷関を巡る激戦の第二幕が始まろうとしていた。
アルメア・グラウプナー
「やあ警邏兵の諸君、見回り御苦労。職務に熱心なのは良い事だが…如何せん、駆け付けるのが少々遅かった様だな」
「ま、折角ここに来て貰ったんだ。貴殿らもそこの輜重兵達と共に瓦礫の下で眠って貰うとしようか、はっはっは!」

・行動
基本的な戦術は前回と同じく、中距離での砲撃戦を行っていくとしよう。
特殊炸裂弾を敵部隊の中心や備えの厚い場所に撃ち込み隊列を乱し、散り散りになった所から火砲での【砲撃】やミサイルでの【爆破】【誘導弾】で仕留めていこうか。
毒霧はミサイルの爆風で吹き飛ばし、水流は【建造物分解】で作った資材を盾にして防御する。
もし接近されたら爆裂鉄球とソードオフに切り替えて対応する等、【臨機応変】にな。


安藤・優
※アドリブ連携歓迎
…お、役立たずの塵蟲達がやってきた。
ふむ、挑発があまり効かなさそうだし普通に戦うかな…

毒霧が少し厄介そうだな…久々にガスマスクでも装備して目と口元をしっかりガードしなきゃだ、吸い込んだり目に入ったら大変だからね。一応完全視界も使って霧による視覚妨害に対抗するよ。
…まぁ毒霧ごと全部吹き飛ばすつもりなんだけどね
ヌイの右腕を憑依装着、火焔の咆哮を連射して東州蜂兵と毒霧と、それに城塞のまだ壊せそうな場所を巻き込むように焼き払い吹き飛ばすよ。

別に油断したりはしないけど、僕達はお前らと遊んでる暇は無いんだ、さっさと死ね。


ラシュレイ・ローレン
工事の阻止は成功したが、指揮官を倒さねばすぐに再開されてしまうだろう。
向かってくるなら、こちらとしても望む所。ここで殲滅しておく。

まずは護衛に攻撃を仕掛ける。
【光の翼套】を使用。光輝くマントを身に纏い【飛翔】する。
上空から戦況を伺い、仲間と連携。
「光使い」「斬撃」。刀身に光を纏わせ、敵に向かって振り抜く事で光の刃を「投擲」し攻撃する。
空から大地を俯瞰し、反撃の水撃の初動を察知。「空中戦」技能による機動で回避する。

護衛する対象を失い、尚戦おうとする護衛は、実は強い。守るものが無いからだ。
油断する事は出来ない。全力でお相手致そう。


「工事の阻止は成功したか。だが、指揮官を倒さねばすぐに再開されてしまうだろうな」
 妖精剣を構えたラシュレイ・ローレン(人間の妖精騎士・g04074)が、黒煙をあげて崩れ果てた函谷関を横目に言った。
 正面を向けば、東州蜂兵の護衛部隊が翅を広げて散開し、槍の切っ先を向けてきたところだ。
「……お、役立たずの塵蟲達がやってきた」
 その様子を目にすると、まるで街中でゴロツキでも見かけた時のような口調で安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)が言った。もごもごと声がこもっているのも道理、優はガスマスクを装備しているのだ。
「向かってくるなら、こちらとしても望む所。全力でお相手致そう」
 護衛を全滅させてしまえば、討ち果たすべき楊懐に戦力を集中することができる。この状況は好機だとラシュレイは判断し、敢えて東州蜂兵たちの前に出た。
「やあ警邏兵の諸君、見回り御苦労。職務に熱心なのは良い事だが……如何せん、駆け付けるのが少々遅かった様だな」
 敢えてラシュレイの立ち位置を前衛と表現したならば、手を掲げるようにして言葉を放つアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は後衛の位置に立っていると言えた。周りを見よとばかりに彼女は虚空に掌を滑らせ、激戦の果てに倒れた蟲将の屍や瓦礫と化した資材の数々を示す。
「ま、折角ここに来て貰ったんだ。貴殿らもそこの輜重兵達と共に瓦礫の下で眠って貰うとしようか、はっはっは!」
 響く高笑いは、さながら戦いの嚆矢であった。
「大口を叩くな」
「すぐ物言わぬ屍に変えてくれる」
「ああ、やって見給えよ。出来るものならな!」
 返答とほぼ同時に火砲が火を噴き、放たれた砲弾が攻撃に打って出ようとした東州蜂兵の群れに着弾。だが挨拶代わりの砲撃を受けながらも、蟲将どもは槍を手に突っ込んでくる。
 函谷関の一角を、修復困難なまでに破壊されてしまった蟲将どもだ。並みの兵隊であれば慌てふためき、士気を乱していてもおかしくないが――流石に猛将に率いられた東州蜂兵はすぐに切り替え、冷静に対処しようとしていた。
 ミスというものは、心を乱せば更にそれを上塗りしてしまうもの。その愚を犯す彼らではない。
「ふむ、挑発があまり効かなさそうだし普通に戦うかな……」
 素早く敵の情態を見て取った優は、アルメアやラシュレイとの連携を意識しながら攻撃に出る。
「悶え苦しめ。我らの城塞に攻撃を加えたこと、死の淵で後悔するがいい」
 東州蜂兵たちが優を狙い、一斉に毒の霧を放った。その紫色の煙は、パラドクスの力で放たれただけあり、瞬時に広がって煙霧のように視界を遮ってくる。
 だが当然にそれを見越していた優はガスマスクが機能してくれることを信じながら、視界を遮る霧の先に目を凝らした。
(「完全視界がどのくらい役に立つかだけど」)
 出来る限りの対策を講じて迎え撃った優は、霧を裂いて突っ込んでくる東州蜂兵を前に後ろへ跳躍した。
「別に油断したりはしないけど、僕達はお前らと遊んでる暇は無いんだ」
 バックステップしながら『炎の幻精(ヌイ)』の力を右腕に憑依装着。その掌を突進してくる敵に向ける。
 渦巻くように腕に奔り、収束する炎。それを炎弾として掌から迸らせる!
「さっさと死ね」
 猛烈な火焔が、霧を突いて飛び込んできた東州蜂兵たちに着弾。纏めて爆散させた。
 蟲将の残骸とともに爆ぜ飛ぶ炎の塊。
 槍を手にした刺突は鋭いものだったが、こうなっては近付きようもない。何しろ優は単身で戦っているわけではないのだ。
 小型ミサイルが煙の尾を引いて蟲将の群れに着弾し、陣形を乱す。
「くっ……やってくれる」
「あの小煩い奴から狙え」
 東州蜂兵の群れが、後方からの砲撃を担うアルメアを狙って毒霧を散布し、煙幕の代わりにもする。
 だがそれこそが彼女の望むところだった。
「残念だがこちらが本命だ。そう容易く掻い潜れると思うな」
 パラドクスの力を解き放ち、火砲『シュトラール』に装填された特殊炸裂弾『ポラースシュテルン』がここぞと放たれたのである。毒霧を貫いて飛んだそれは槍を手にアルメアを串刺しにせんとした東州蜂兵を巻き込んで炸裂した。これが小銃や狙撃銃の類であったならば、霧に狙いを妨げられたかも知れない。けれど、放たれた特殊炸裂弾は着弾と同時に爆裂・炎上して広範囲にダメージを与える代物。
 即ち――多少狙いが逸れたところで、どうということはないのだ。
「――!?」
 悲鳴を上げる間もなく、一度に複数の蟲将が爆散した。陣形を崩壊させ、炎に焼かれて無惨な屍と化す兵たち。
 それを見届けることなく、アルメアは素早くその場から移動する。
 戦場において、砲撃手がいつまでも同じところに留まっているわけがない。
「あれは……楊懐を一人で抑えてくれているのか」
 光の翼套(ガーブオブローズ)の名のもとに、光り輝くマントを纏って飛翔したラシュレイは、上空で瞬時に彼我の状況を見て取る。空を飛ぶ彼は、白水軍督・楊懐と対峙する武人――夏候・錬晏を一瞬だけ見遣って剣を握る手に力を込めた。
「一気に畳み掛けよう」
 今が攻め時だと、全力を込めて光輝を帯びた妖精剣を掲げる。
「光の翼よ!」
 光使いの技量がパラドクスの力を高め、蟲将どもが圧倒されたように後ずさった。
 ――守る対象を失い、尚戦おうとする兵は、実は強い。守るものが無いからだ。
 流石に良く訓練され統率された東州蜂兵だけあって、事此処に及んでも、潰走したりはしない。
「空を飛んだところでどうだというのだ!」
「これを避けられると思うな!」
 東州蜂兵がその槍の切っ先を一斉に大地に突き立てると、水脈に力が注ぎ込まれ、地面を割って幾つもの水柱が出現した。その強烈な奔流は、飛翔するラシュレイを水の槍のように襲い、撃墜しようとする。
「無駄なことだ!」
 敵を声で制しながら、ラシュレイは敵陣を破ろうと東州蜂兵に急降下をかける。
 柱と柱の間を縫うように飛んで、遂に東州蜂兵に妖精剣を振り抜いた。
「ぎゃっ!」
「ぐあっ……!?」
 舞うような斬撃。放たれる光刃が、東州蜂兵どもを瞬く間に切り裂いていく。
「全く負け戦を演じる兵士は悲壮なものだ。そろそろ幕引きだな」
 瓦礫と化した資材を上手く盾にしつつ、砲撃を続けるアルメア。万が一、近づかれでもしたら、その時はソードオフ・ショットガンの銃撃と爆裂鉄球をお見舞いしてやるまでだ。
「かなり減ってきたかな」
 優が右腕を敵に向けながら言う。
 ラシュレイが妖聖剣を閃かせ、アルメアが砲弾を炸裂させ、優が腕を振り抜き火焔を放つ。
 三人の奮迅の戦いにより、敵護衛部隊の片翼が崩されたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【照明】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【アクティベイト】がLV3(最大)になった!

夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用

なんとか巡回兵らが来る前に破壊できたか
この連携が俺達の強み
勢いそのままに殲滅だ

蜂兵は仲間に任せ、俺は楊懐に当たる
統率力の高さは蜂兵らの士気を見てもよくわかる
一層気を引き締めて偃月刀を構える

「名は夏候、字は錬晏。お相手いたす!」

長物の相手は慣れているとはいえ、手が6本ある時点で太刀筋は未知
ただ俺も武人としての矜持がある
ここで引く気は毛頭ない

【フライトドローン】を使って<ジャンプ>などで立ち位置を変え
狙いを定めさせないように<撹乱>

刃と刃がぶつかり合う瞬間を狙って<武器改造>で
偃月刀に叩き割るだけでなく噛みつく役割を付与

仲間が蜂兵を片付けるまで倒れる訳にはいかん


「なんとか巡回兵らが来る前に破壊できたか」
 函谷関の戦場に喊声を轟かせ、東州蜂兵たちが攻撃を仕掛ける。
 それら敵集団を相手取り、ディアボロスが戦いを繰り広げる。
(「連携こそが俺たちの強み。一気呵成に殲滅したいところだが」)
 その熾烈な戦いから少しばかり離れた函谷関城塞の前。
 夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は愛刀たる黒龍偃月刀の石突を地に突き立てて、魁偉なる蟲将と対峙していた。
「単騎で我が前に立ち塞がるとは。その胆力、気に入ったぞ」
 白水軍督・楊懐は豪槍を二本の腕で軽々と振るい、構えた。巨大な武器を自在に操ってなお四本の腕が空いている辺り、尋常一様の槍使いでないことは明らかである。
(「俺も武人としての矜持がある。ここで引く気は毛頭ない」)
 対峙する双方の気だけがぶつかり合い――戦場の轟きを背景に、武人と蟲将とが、殆ど同時にその切っ先を突きつけた。
「名は夏候、字は錬晏。お相手いたす!」
「白水軍督・楊懐だ。いざ!」
 双方名乗り合い、瞬間、戦いの火蓋が切られた。
 多腕で操られる楊懐の槍の複雑な軌跡を読み、黒龍偃月刀で受け止める錬晏。
 弾かれるように後方へと跳んだ錬晏はフライトドローンの群れを出現させて飛び乗り、飛び石のように跳躍した。
「使えるものは存分に使うというわけか。益々面白い!」
 周囲には、爆炎で焦げ付いた資材の残骸が山を成していた。それらはもはや木材として使い物にならなくなっていたが、辛うじて遮蔽物にする程度のことはできる。身を低くして瓦礫の影に隠れた楊懐は渾身の一撃に打って出た。
 建材を足場した大跳躍――からの大槍の振り下ろしである。
 対する錬晏もドローンを蹴って跳び、黒龍偃月刀を握る片腕に力を込める。
「喰らえいッ!」
「させん!」
 眦を決した錬晏が楊懐の槍を空中でガッキと受け止めた。
 単純な力では楊懐が勝り、真っ当に受けただけでは、ただ地面に叩き落される運命を免れない。
(「我が刃は牙の如く――」)
 だが武器と武器とがぶつかり合う瞬間、錬晏の闘気が柄を伝い、黒龍偃月刀の全体を覆って文字通り龍の頭に変貌していたのだ。もはや龍の顎と化した闘気が牙を向き、楊懐に襲いかかる!
「ム……やりおる……!」
 巨躯を切り裂かれながらも着地し、槍を構え直す楊懐。
 地に降り立ち、息を整えた錬晏は、黒龍偃月刀の切っ先を突きつけて尚も闘気を漲らせた。
「仲間が蜂兵を片付けるまで倒れる訳にはいかんな」
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

エレナ・バークリー
ドーラさん(g07201)と

押っ取り刀で警備が来ましたね。まずは殲滅しましょう。

精強な兵ほど、心を折ってしまえば容易い。
「全力魔法」「闇使い」「精神攻撃」で『果て無き深淵たる黙示の天啓』。
敵がパラドクスを使う前に、先手を打ちたい。

闇の中へ【完全視界】を使いながら「突撃」して、相手を「攪乱」しつつ「斬撃」「強打」「貫通撃」を「臨機応変」に繰り出します。凍結したり「捕縛」した敵を優先に。
「連続魔法」で『黙示の天啓』の領域を拡大し、混乱を煽ります。
視界を閉ざせば、水脈を見抜くどころじゃないでしょう。
【未来予測】で攻撃に対処し、このまま押し切ります。

ドーラさん、敵の氷漬けの方、よろしくお願いします。


パンドラ・クロゥフィボーグ
エレナ (g00090)と同行

「一匹たりとも逃しはしないわよ!」

ここで徹底的に叩くのだと、気合を入れる

エレナが展開した闇の中、【完全視界】で敵の位置を把握しながらパラドクスを発動

「闇より堅き地淵より出でし。其は、緋月の腕より溢れる翠の巨人! ニェフリート=チターノフ!!」

残っている水も、敵の水流すらも利用して、慌てている敵軍をまとめて氷漬けにして動きを封じる

あとは愛斧〈イブリーシュテル=バルディッシュ〉を振り回しながら、敵を【薙ぎ払い】や【両断】して各個撃破

「道を開けなさい、ここからはアタイ達が押し通るわ!」

※アドリブお任せします


「押っ取り刀で警備が来ましたね」
 両手剣の柄を握り、凛とした眼差しでエレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)は敵集団を見据えた。
 再建途中の函谷関がここまで破壊されてしまったのだ。楊懐やその護衛である東州蜂兵が切歯扼腕するのも当然である。
 それでも即座に気を取り直し、攻撃を仕掛けてきた辺りは、流石に猛将とそれに率いられたトループス級だ。数的有利を活かして、東州蜂兵の一団が二人のディアボロスを囲むように槍の切っ先を突きつけてきた。
 その整然たる動きは、なるほど、そこらの雑兵とは違う。 
「まずは護衛を殲滅しましょう、ドーラさん」
「ええ、一匹たりとも逃しはしないわよ!」
 背中を預ける形でパンドラ・クロゥフィボーグ(血の神たる少女・g07201)は声を響かせ、東州蜂兵たちを睨む。もし一兵でも逃せば、白水軍督・楊懐との戦いに妨害に入ってくることは必至。よしんばその楊懐を先に倒してしまうことができても、悪名高き東州蜂兵だ。撤退した彼らが後でどのような悪さをするか知れたものではない。
「先に仕掛けます」
 エレナが言い、パンドラが頷く。
 ――精強な兵ほど、心を折ってしまえば容易い。
 先手必勝と、エレナは詠唱しパラドクスの力を解放した。
「生命ある者共よ、闇を恐れよ。心閉ざす無明の闇は、常に汝らと共にある」
 槍を構えて突撃しようとした蟲将どもが歯噛みして呻く。
 彼らとて言語を持ち、思考力を持つ兵どもである。その心の内が、急速に侵食され、黒々とした負の感情に包まれたのだ。恐れ、惑い、不安、混乱――行き着く果ては惨たらしい死に他ならない。
 その恐るべきパラドクスは名を、果て無き深淵たる黙示の天啓。
 掻き立てられた感情が、意に反して増殖する生物のように膨張し、東州蜂兵は目の前が真っ暗になったかのように頭を抱え出した。
「あ……うわあぁぁぁ……!」
「なんだ、なんだというのだこれは……!」
 心の闇さえ操る程の技量を以て、エレナが恐慌に陥らせたのである。
 こうなれば最早、水流を呼び起こす余裕など有りはしない。
「これだけでは終わりませんよ」
 得物である槍を落として頭を抱えた蟲将どもめがけ、エレナが容赦なく突撃し、斬撃や刺突を見舞う。
 パラドクスの力に苛まれた蟲将どもは、為す術もなく倒されていった。
 そうしながらも、彼女は頼もしい仲間であるドーラ――パンドラに視線を向ける。
「ドーラさん、敵の氷漬けの方、よろしくお願いします」
「アタイに任せなさい!」
 頷き、決然と瞳に力を込めてパンドラは愛用の斧を地に突き立てる。
「狼狽えるな! 一人に集中攻撃をかけろ。あの赤い髪の奴だ」
「承知!」
 全ての東州蜂兵が倒されたわけではなく、まだ動ける者が一斉攻撃に打って出ようとしていた。
 陣形を整えた東州蜂兵たちが、槍の切っ先を地面に突きつける。
 転瞬、地響きとともに凄まじい水柱が地面を割って飛び出してきた。
 だがパンドラがパラドクスを発動するのは同時。
 勝負はまさに、力と技の勝負となる。

「闇より堅き地淵より出でし。其は、緋月の腕より溢れる翠の巨人! ニェフリート=チターノフ!!」

 東州蜂兵が水柱を作るのであれば。
 パンドラのそれは、魔力により紡ぎ上げられる災厄の具現である。
 パラドクスの力により生じた大量の水に呑み込まれた東州蜂兵は、却って水攻めに遭うこととなった。
 否、それだけではない。
「凍りなさい!」
 溺死するかと思いきや――蟲将どもに待つ運命は凍死だ。
 氷の魔力が注ぎ込まれ、そのまま氷漬けになってしまう東州蜂兵たち。
 それへめがけて、愛斧――身の丈を遥かに超える巨大な三日月斧であるイブリーシュテル=バルディッシュを手に、パンドラは赤髪をなびかせながら急接近。全力で振り回し、敵を更にバラバラにしてしまう。
「力を合わせた私たちに勝てるとでも?」
「道を開けなさい、ここからはアタイ達が押し通るわ!」
 二人の奮戦により、東州蜂兵は遂に全滅を遂げたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!

「我が手勢の悉くが倒されるとはな……敵ながら見事と言っておこう」
 二本の腕で大槍を構えた白水軍督・楊懐は、別の二対の腕を組んで重々しく言った。ディアボロスの武人と対峙し、刃を交えている間に、護衛である東州蜂兵の部隊が全滅を遂げていたのである。
「この上は、我のみで貴様らを皆殺しにせん」
 黒煙をあげて、崩れ果てた函谷関を背景に。
 白水軍督・楊懐がディアボロスたちの前に立ちはだかる――。
安藤・優
ふむ…中々の武人だね、そして相応の強敵と見た。
だからこそ一切の手加減無く全力で殺す事にする。

泥濘の地を広範囲に発動して追加で飛翔を発動、泥濘の地を沈まずに滑るかのように機動力を確保

「遮蔽物に身を潜めて確実な一撃を狙う…実に泥臭い良い戦術だと思うよ」
だからまぁ僕からは仕掛けない、泥濘の地に脚を取られる以上踏み込む速度にも限界はあるからね。未来予測を活用し、動きを見切ったら一気に距離を詰めて攻撃を決めて行く

そこで跳ぶのは地の利を捨てる事だ、愚策だよ
「怒り、怨み、憎み、呪え、我が怨讐は焔と成りて、仇なす者を灼滅せん――」
飛翔で突撃、すれ違うように斬り伏せる
「灰燼すら残さん…灼滅せよ、煉獄の刃!!」


ラシュレイ・ローレン
指揮官は槍使いか。ならば【竜騎士の鎗】を具現化する。
槍を持たない文明は無い。あらゆる人類が収斂進化の如く槍を生み出し使って来た。
だが、槍を使わせて最強は我等騎士だ。誇りにかけてお相手致す。

トーナメントの如く、右手にランス左手に盾を構える。いざ、参る!
纏った力場で騎馬を持たずに飛翔突撃。全速力全体重を込めた「貫通撃」で敵を貫く。
カウンター攻撃を狙って来るか。反撃の槍を盾で防ぐ。パラドクスを普通の武具で止める事は出来ない。相手の力を反らし受け流す。

地形を利用され真正面からの突撃をいなされるなら「フェイント」だ。突撃の軌道を変え「ジャンプ」で跳躍し、遮蔽物で止められない頭上から落下攻撃を撃ち込もう。


アルメア・グラウプナー
「この期に及んでも未だ闘志や平静を保ち勝利を捨てない姿は素直に感心するよ、大将」
「だが…残念ながら貴殿の目的は果たせずに終わる事になるだろう。この舞台の脚本を書いているのは我々なのだからな、ははは!」

・行動
相手は速度特化の槍使いにして毒持ちか…迂闊には近づけんな、慎重に動こう。
とりあえずは各火器での射撃にてちょっかいを掛けつつ様子を見ていこう。
【未来予測】を使用して動きを見ながら牽制や味方への支援、または攻撃逸しを行ったりだな。
戦闘中に相手に隙が見えたり、此方への対応に遅れが出来始めたら味方の攻撃に合わせて跳躍撃だ、上から多少の反撃は覚悟の上、【捨て身の一撃】で爆裂鉄球にて叩き潰しに行こう。


ラウム・マルファス
「キミ個人に恨みはないんだけどネ。今は時間が惜しいんダ。倒して、先に進ませてもらうヨ」

敵味方の動きを観察するヨ。
流石に強いネ。ならボクは嫌がらせに努めよウ。

身を隠した場所や踏み出した先の地面を、Rewriterで空気に変換。味方が攻撃するための隙を作るヨ。
コッチに攻撃に来るようなら、攻撃を観察してパラドクスで腕の腱を空気に変換して切断。毒を受けたら薬品を爆発させて煙で視界を塞ぎ、完全視界を使いながら飛翔で退いて、薬品を調合して治療しよウ。


「この上は、我のみで貴様らを皆殺しにせん」
 大槍の石突きを乾いた大地に突き立てた白水軍督・楊懐は、対峙するディアボロスたちに重々しく告げた。
 それは己が全生命を賭して眼前の敵を討ち果たさんという決死の宣言に他ならない。
「ふむ……中々の武人だね、そして相応の強敵と見た」
 無骨な鉄塊の如き剣を手にして向かい合う安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)はその覚悟を見誤らず、切っ先を勇壮にして魁偉なる蟲将に向けた。
「だからこそ、一切の手加減無く全力で殺す事にする」
「そうでなくてはな。我が全力を傾けるに足る勇士たちよ。来るが良い」
 風切りの音をたてて槍を振るい、構え直す楊懐。
「この期に及んでも未だ闘志や平静を保ち勝利を捨てない姿は素直に感心するよ、大将」
 勇武の蟲将を前に、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は演者のように声を響かせた。
「だが……残念ながら貴殿の目的は果たせずに終わる事になるだろう。この舞台の脚本を書いているのは我々なのだからな、ははは!」
 戦闘はまさに佳境。此処までは実に上手く事が運んだと言えよう。しかし胸突き八丁に至って難事が突発するのはまさにお約束の展開というもの。そうはさせないとばかりに、アルメアは眼光鋭く敵将を威圧する。
「キミ個人に恨みはないんだけどネ」
 眼鏡の弦を指で摘んだラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、殺気を受け流すようにさらりと言った。グラスの奥の深い瞳は、敵の動きを、そして反応を見透かすかのようだ。
「今は時間が惜しいんダ。倒して、先に進ませてもらうヨ」
 函谷関は通過地点に過ぎない。
 謀将を追う為にも、此処で足止めを食うわけにはいかないのだ。
「やれるものならばやってみるがいい。我こそが函谷関の壁となり貴様らを押しとどめて見せようぞ」
「はは、如何にも将軍らしいネ」
 ラウムが言い終えると共に、遂に双方が動いた。
「槍使いにして毒持ちだ。……迂闊には近づけんが」
 囲むように攻撃に出るディアボロスたちの背後で真っ先に仕掛けたのは、笑みを顔に貼り付けながら呟いたアルメアだ。
 強力な蟲将を相手に下手な攻撃を仕掛ければ、ただ手痛い反撃が返ってくるだけ。故に迅速果断に、彼女は彼我の動きを見極めて、火砲の狙いを定めたのである。
 砲声が轟き、小型ミサイルが複雑な軌道を描いて多方向から楊懐に炸裂する。否、着弾したのは地面だ。身を低くして疾走する敵将の回避行動を、その尋常ならざる動きを見てアルメアが口端に刻んだ笑みを深くする。
「やはり猪突猛進するような愚将ではないらしい。だが、その動きは予想通りというものだ!」
 回避しながらも、楊懐は瓦礫の山と化した建材の影に身を隠そうとしていた。
 見てとるや否やアルメアは爆裂する鉄球を地面に叩きつけ、その爆発力を利用して空高く飛び上がる。パラドクスによる超常の攻撃はそれだけに留まらず、落下速度をも利用した爆裂鉄球の全力の叩きつけが楊懐に襲いかかる!
 もし資材の集積所が無傷で残っていれば、楊懐はそれを利用して変幻自在の立ち回りを見せたかもしれない。
 けれど今やそこは瓦礫の山だ。
 一連の攻撃を受けた後とあっては、地の利を活かす『白水璧守』の力を存分に活かすことは難しい。
 その軍服や長い金髪に風を受け、流星の如く落ちてくるアルメア。
「ヌゥッ!」
 咄嗟に槍を突き出した楊懐を爆発が襲う。
 爆煙が晴れた後、そこに立っていたのは大きなダメージを負った蟲将と、反撃を受けて脇腹から血を流しながらも笑うアルメアの姿だった。

「タダではやられないカ。流石に強いネ」
 両者の攻防を注意深く見ていたラウムが悪魔の眼鏡を輝かせる。
(「ならボクは嫌がらせに努めよウ」」)
 その目の前で、楊懐が足を軽く踏み外しでもしたように、僅かに態勢を崩した。
 飛翔する優が地面を泥濘の地へと変貌させる。
「小癪な真似をしおる。だが、あらゆる手段を用いて勝ちを掴もうとするその戦い振り……気に入ったぞ」
 傷を負っても尚、楊懐は余裕の態度を崩さない。
 牽制とばかりにその巨槍を振るってディアボロスたちに距離を取らせる。唸る風切りの音をさせて切っ先を突きつけた先には、この時を待ち構えていたラシュレイ・ローレン(人間の妖精騎士・g04074)の姿があった。
「なるほど、大した槍使いだ」
「フン、一突きに刺し殺してくれる」
 戦意を滾らせたラシュレイを、命を賭してぶつかり合うに足る勇敢な戦士と認めたのであろう。
 楊懐が槍の切っ先と共に威圧的な言葉を向けてくる。
 対峙する両者。
「ではこちらも相応の武器を以て応じよう」
 ラシュレイはパラドクスの力を解放し、手を掲げた。
「妖精よ、鎗を!」
 光が収束する。
 時間・空間・世界法則を書き換えながら戦う逆説連鎖戦の只中で、ラシュレイは思う。
(「槍を持たない文明は無い。あらゆる人類が収斂進化の如く槍を生み出し使って来た」)
 斬る、突く、払う、そして打つ――剣よりもリーチが長く、幅広い用途を持つ槍は戦の要となる強力な武器だ。
 槍術を誇る者も多く、歴史上、槍の遣い手たる英傑は古今東西に綺羅星の如く存在する。
 しかし、とラシュレイは思い、まさに槍の切っ先より鋭く、蟲将をその視線で射抜いた。
「だが、槍を使わせて最強は我等騎士だ。誇りにかけてお相手致す」
 今、その手に握られているのは、パラドクスにより生じた『竜騎士の鎗』だ。
「いざ、参る!」
「来い!」
 渾身のランスチャージ。馬上槍試合(トーナメント)の如く右手に竜騎士の鎗を構え、左手に盾を構えてラシュレイが行く。石突きより生じる魔力の噴射で更に速度を上げ、閃光もかくやと敵に迫る!
「オォォォォォォッ!」
「ヌゥゥゥゥッ!」
 ラシュレイが烈声を迸らせ、突き出した鎗が楊懐を捉える!
 胴鎧とともに横腹を吹き飛ばされながらも、大槍の薙ぎ払いで反撃試みる楊懐。
「やはり来たか……!」
 振り抜かれる切っ先を、ラシュレイは盾で防ぎ、更に後退することによって受け流していた。無論、ダメージがないわけではないが、今の薙ぎ払いで刻まれた傷は、決して致命的なものではない。
 戦いが始まった当初、相手が地形を活かした変幻自在の槍術を駆使してくるとラシュレイは踏んでいた。楊懐も出来るならばそうしていたに違いない。
 しかし本来であれば遮蔽物を有効利用する楊懐のパラドクスは、図らずもアルメアの火砲やパラドクスにより障害物が全て吹き飛ばされてしまったこの平地で、その威力を発揮しきれなかったのだ。

「そろそろ弱ってきたカナ。流石に多勢に無勢だよネ」
「抜かせ!」
 さらりと挑発の言葉を弄して、自身に注意を向けさせるラウム。
「我が槍を受けるがいい!」
「させないヨ」
 ここぞとRewriterの力を発揮したラウムは、槍を手にした楊懐の腕を――その腱をその魔法の眼鏡に映し出していた。
「ぐぬぅっ……!」
 悪魔の魔法がその威力を発揮して、楊懐の腕の一本が、ぼとりと血に落ちた。
 だが、一本だ。反撃の槍の刺突とともに毒霧が散布される。
 胴を切り裂かれながらも薬瓶を地面に叩きつけていたラウムの眼の前で爆発と共に煙幕が巻き起こった。全力で飛翔して距離を取るラウム。
「今のは危なかったネ」
 腹部を刳られながらも、敢えてそう言ってのける。楊懐は一対一で戦うには強敵だが、力を合わせれば必ず勝利できるとラウムは踏んでいた。傷を受けたとしても、戦況は決してその予測から外れるものではない。薬も手元にある。
「仕留めるには至らぬか」
 致命傷を与えるまでとはいかなかったことに唸る楊懐。
「遮蔽物に身を潜めて確実な一撃を狙う……実に泥臭い良い戦術だと思うよ。可能だったら、の話だけどね」
 優がここぞと全速力で飛翔し、泥に足を取られることなく地を滑るように迫る。レベルが低ければ原付きバイク程度の速度しか出せず、従ってさほど有効な手段とはならないが、アルメアのもたらした残留効果によってその能力が底上げされていた。
「地の利を占めることなく迎撃に来た――それは愚策だよ」
 函谷関を前にしたこの開けた戦場は、輜重兵たちが、物資の集積場にしていたほどのものなのだ。ディアボロスたちが余りにも迅速であったため、楊懐とその護衛部隊は、遮蔽物の少ないこの場所で戦わざるを得なくなったということでもある。
「抜かせ! この程度の泥で我が足を止められると思うなよ!」
 隠れ回ることが出来なくとも、ディアボロスの攻撃を掻い潜っての一撃は大きな脅威であると言えた。
 それを承知している優は、味方の攻撃に合わせ、鉄塊の如き剣を握ってここぞと楊懐に急接近をかけたのだ。
 不利は楊懐とて分かっていよう。
 それでも、全力を尽くして戦い抜く。
 槍を構えた武人を相手に、優はパラドクスを解き放った。
「来い、返り討ちにしてくれる!」
「怒り、怨み、憎み、呪え、我が怨讐は焔と成りて、仇なす者を灼滅せん――」
 無骨な剣が焔に覆われ、そしてその余波がメラメラと虚空に躍る。
 飛翔して一直線に飛び込んだ優と、迎え撃つ楊懐。
 すれ違う両者。
 勝負は一瞬。
 槍の振り上げを以て迎撃しようとした蟲将の得物が、天を突き。
 確かな手応えを得た優が振り返り、剣を向ける。
「グヌゥ……!」
 切り裂かれた胴を押さえてよろめいたのは、楊懐の方だった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!

エレナ・バークリー
ドーラさん(g07201)と

今回はドーラさんが必殺のパラドクスを使われるとか。
それなら、私は護衛と時間稼ぎに徹しましょう。

「全力魔法」の「結界術」を重ねて、『大地裂く地龍の爪牙』。八枚の石板でかこって「捕縛」してから、足下に火口を作って「火炎使い」の溶岩で攻撃します。
敵を閉じ込めても反撃が飛んでくるのは理解しています。しかし、不意打ちにもならない攻撃では、見切るのも容易い。
槍の穂先が抜けてきたら、精霊剣で切り払いましょう。
ドーラさんが狙われたら、割り込んで防御します。

ドーラさん、術式の準備は出来ましたか?
それじゃ、一気に決めてください。


パンドラ・クロゥフィボーグ
エレナ (g00090)と同行

自分も【結界術】でサポートしつつ、エレナが時間稼ぎを済ませている間に力をチャージする

相手が遅効性の毒を撃ってくるというのなら敢えて受けよう。だが、毒が回りきる前に準備を整える

イメージするのは“死”

本来の史実では楊懐は処刑されたらしいから、その主が持っていたという大小二振りの剣のイメージを乗せる

「闇より低き冥淵より出でし。 其は、緋月の蛇が零す死炉の咆哮! 果てなさい、スミェールチ=ルィチャーニエ!!」

【全力魔法】と【オーラ操作】で投影した剣状の砲撃を、エレナが生み出した捕縛陣の真上から叩き込む

できればそのまま火口に押し込んで倒し切る

※アドリブお任せします


「まだだ! まだ函谷関は落ちてはおらぬぞ。この楊懐が立っている限り!」
 烈声を戦場に轟かせる白水軍督・楊懐。
 全身に傷を負い、腕の一本が落とされても、その燃え上がるような戦意は更に勢いを増していくかのようだ。 
「一筋縄じゃいかないわね……」
 怒涛の如きディアボロスの攻撃を見ていたパンドラ・クロゥフィボーグ(血の神たる少女・g07201)は、未だ倒れぬ蟲将を目にして思う。八面六臂の大立ち回りを繰り広げる猛将――その力は、確かに函谷関の一角を任されるに足るものであり、精鋭を率いていただけのことはあった。
 けれどその兵士たちも、もういない。
 単騎で多数のディアボロスを喰い止めんとする楊懐は、悲壮なる覚悟を固めた将軍そのものだ。
 そうした敵こそ軽く見てはならないことを、パンドラは――そしてエレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)も分かっていた。
(「決め手はドーラさんに任せるとしましょうか」)
 二人は楊懐に武器を突きつけて挟撃の形を取っていた。
(「エレナ、時間稼ぎは頼んだわよ」)
 パンドラの視線を受けて、エレナが小さく頷きを返す。
 蟲将とディアボロス――双方の気が満ち、戦場の空気が一段と張り詰める。
 一対一では敵わないような敵であっても、力を合わせることで打倒できるのがディアボロスである。
 示し合わせた通りに、最初に仕掛けたのはエレナだった。
 唇を引き結び、フェアリーソードを振るう。
 楊懐の刺突を火花を散らして逸したが――まだ互いに手の内を出し切ってはいない。全てはパラドクスに繋げるための布石。軽捷な動きで間合いをはかり、仕掛ける瞬間を窺うエレナ。追随する楊懐。
「やはりなかなかに素早い敵ですね。ですが好きにはさせません」
「勇敢なものだ。だが我が槍術を侮るなよ」
 振るわれる槍を再び剣で受け流したエレナは後方へ跳び、全力でパラドクスを解き放った。
「地の底巡る熱き龍脈よ。地上を這いずる哀れな愚者に、真の滅びを見せつけよ」
 積み重ねた結界術の技能さえ注ぎ込んで作り上げるのは、敵を閉じ込める堅固な牢獄。大地から瞬時に競り上がるように八枚の分厚い石版が持ち上がり、楊懐をその中に閉じ込める。
「ヌゥ――!?」
 内部に出現した溶岩の噴火口が、エレナの火炎使いの技に操られ、燃え盛り、蟲将を責め苛む!
 数多の戦いを潜り抜けてきた騎士――エレナは卓越した技を駆使して強大な蟲将の体力を奪い、そして攻撃が奏功したことに喜びの表情を見せることさえなかった。
 身構える。
 瞬間、虚空を貫いて襲ってきた猛烈な刺突を、その剣で逸らすエレナ。
 火花が散り、切っ先は戦装束『冥火』の板金鎧の横腹をかすめただけに留まる。
 ――敵を閉じ込めても反撃が飛んでくるのは理解しています。
 パラドクスの石室が消え去り、全身を焼かれた楊懐が槍を手に立っているのを見ても、エレナは驚かない。
 最悪、盾になってでも続く攻撃を成功させようと心に決めていた彼女である。
 パンドラがイブリーシュテル=バルディッシュを地に突き立てる。
「負けるわけにはいかないわ!」
 それを理解っているからこそ、失敗はできない。
 由緒正しき吸血鬼の一族の末裔、その矜持にかけても、必ず――!
 パンドラの知る史実の楊懐は、名将として軍を率い功績を遂げたという。だが待っていたのは処刑という非業の最期だ。
 ――イメージするのは、死。
 彼の死の原因となった英傑――その大小二振りの剣をパンドラは想起する。
「させんぞッ!」
 攻撃の合間を狙った、楊懐の恐ろしく疾い毒槍の薙ぎ払いがパンドラを斬り裂いた……!
「――ッ!」
 バックステップした少女の体躯、刻まれた傷口から迸った鮮血が服を彩り、虚空に散った。
 だが攻撃を受けるのは織り込み済みだ。
 歯噛みしながらパンドラは着地する。毒は遅効性だ。それが体を苛むより早く決着をつければいい。
 そう、二人の狙いはまさにこの瞬間のために。
「ドーラさん、術式の準備は出来ましたか?」
「ええ、アタイに任せなさい!」
 巨大な三日月斧を、イブリーシュテル=バルディッシュを掲げてパンドラは詠唱する。
「闇より低き冥淵より出でし。其は、緋月の蛇が零す死炉の咆哮!」
「なんだと……!?」
「果てなさい、スミェールチ=ルィチャーニエ!!」
 剣を意識してパラドクスに籠める。
 逃れ得ぬ死。
 無念なる終焉を迎える運命。
 全力で紡ぎ上げた概念、その研ぎ澄まされた異形の『砲弾』を、パンドラは三日月斧を振るう動きで投じた。
 イメージをテクスチャとして包んだ概念の砲撃が楊懐に降り注ぎ、切り裂き、爆発したのだ。
 爆煙が去ったのち、そこには槍の石突きを地につき、膝を折った楊懐の姿があった。
「よもや……我が全力を以てしても討ち果たせぬとはな。――見事也」
 そして楊懐は事切れた。
 猛将は此処に討ち果たされ、函谷関を巡る一連の戦いは、ディアボロスたちの勝利で幕を閉じたのである。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2022年07月27日

函谷関破壊作戦

 ディアボロスが制圧した洛陽の調査の結果、洛陽・長安を担当するジェネラル級蟲将『司馬懿』は、既に長安に逃げ去っていたようです。
 攻略旅団の方針である『司馬懿』の撃破を実現する為には、長安へと向かう必要があるでしょう。

 現在、司馬懿は洛陽と長安の間にあった『函谷関』城塞を再建し、ディアボロスの侵入を阻止しようとしているようです。
 函谷関では多数のトループス級が土木工事に従事し、城塞の再建に従事しています。

 この工事中のトループス級を撃破し、再建途中の『函谷関』を破壊、司馬懿の拠点である『長安』への道を確保してください。


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選択肢👾護衛するトループス級『東州蜂兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾敵施設破壊戦闘(函谷関)『輜重兵』のルール

 洛陽を制圧したディアボロスから長安を護るべく、再建工事中の『函谷関』を襲撃し、再建できないように徹底的に破壊してください。
 この選択肢のトループス級は、再建工事の人足でもあるので、撃破する事で工事の邪魔をすることが出来ます。
 この選択肢の成否判定は、トループス級との戦闘だけでなく、「どれだけ広範囲の施設を破壊したか」も判定に加味されます。
 トループス級との戦闘しか行っていなかった場合は『🔵🔴🔴』や『🔴🔴🔴』判定になる場合もあります。
 ただしトループス級を多く撃破すれば、以降の判定は成功しやすくなるので、先行して多くの敵を倒すプレイングも、全くの無駄にはならないかもしれません。
 詳細は、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『🔵が👑に達すると、敵の大規模な作戦に影響を及ぼす。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『白水軍督・楊懐』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「四条・塵斗」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。