リプレイ
一里塚・燐寧
アドリブ連携歓迎
うひゃー、悪趣味な壁もあったもんだねぇ
「東京ドームシティであたしと握手」してあげよーにも、手がないじゃんか
かわいそーに……って手生えてきた!? 怖っ!
接近戦がいつものスタイルとはいえ、流石に近づきたくない相手だねぇ
早めに遠くから大火力を浴びせて、壁に穴を開ける役を引き受けるよぉ
《DCブラスター》の銃身内に、復讐を果たす【契約】の下に【召喚】した怨念を宿し、エネルギーに変換してくよぉ
そして放つ【全力魔法】の砲撃――『闇雷収束咆』!
極太プラズマ熱線で燃やしちゃうよぉ!
反撃の破壊音波には砲撃の衝撃波で対抗
伸びる手は【ジャンプ】で回避し、建物に登るなどの【地形の利用】で隙を減らすねぇ
幾ヶ谷・安里
莉緒さん(g04388)とともに参加。
いやぁ、天使を謡うものの配下がまさかのここまでの醜悪さとはね。外はどれほど取り繕ってもはらわたの中身は誤魔化せないらしい。
莉緒嬢はあまり前に出過ぎないように。可愛い子がこんな醜悪と馬鹿正直に向き合っちゃだめだよ?
【攪乱】し【観察】する。あまりに数が多い、力技以外にも使えるものは使うべきだ。集団が故の弱点を【看破】し、そこを【連撃】で突き崩す。
一つ教えてやる。お前達はそんな無様で何も護れないよ、馬鹿馬鹿しい。
やめとけ、莉緒。こんな奴ら相手に裂いてやるのも勿体ない。
あぁ、本当に吐き気がする。そんなお前達には、これが相応しい。
【呪詛】。どこまでも、腐り堕ちろ。
田淵・あゆみ
アレンジ連携歓迎
うっわ、これはちょっと……凄いな。
ドームみちみちとか、超メジャーなアーティストクラスじゃん(苦笑)
【絶望シャウト】で一点突破、壁に穴を空けるイメージで行くよ
【連撃】【残像】などで出来るだけ距離を取って掴まれないようにする
残留効果も使えるものは使わせてもらうよ
……声が出ねーのも、届かねーのも。辛いよな、苦しいよなぁ。
戻してやれるならそうしたいけど、俺には出来ないから。
似たような力持った縁だ、出来るだけ苦しくないようにするから。
如月・莉緒
安里(g02632)さんと
うわぁ…何か暑苦しい感じの…
うん、前に出る気はないけど…だって、蒸し暑そうというか、むさ苦しそうというか…
いや、てか可愛い可愛くないは関係なく、近付きたくなくない??
存在するだけで湿度も暑さも上がりそうな敵をうんざりと見つめながら
さて安里さんに合わせて【臨機応変】に戦うとしようか
私は【高速詠唱】で【雪片】で敵の数を減らしていく
【グロリアス】で回復も出来るしね
【地形の利用】と【一撃離脱】で敵の攻撃を受けないように【観察】、必要なら【連続魔法】や【全力魔法】も使って
己の身が裂けてしまいそうな錯覚、ね
私の身が裂けることで守れるものがあるのなら喜んで
あなたたちとは覚悟が違うの
月見里・千隼
※連携、アドリブ歓迎
ああ、肉塊の壁とは…大天使とは名ばかりの何とも悪趣味でグロテスクな…おぞましい。
だが東京ドームシティを攻略せねばアルケーを倒す事は叶わない。
この肉塊は近付くものを溶かす上に捕食するのか…
遠距離で戦うのが良さそうだ。
攻撃と言えど堕とされ救いを欲して嘆くように泣き叫び助けを求め縋る手を見て、
憐れむ人間らしい感情はあるが
ここまでくると俺にはどうしようもないのでそれらをぐっと抑える。
ならば俺はこうするしかない。
パラドクス『幻月』により氷の魔力が込められた弾丸で吹雪を発生させる。
氷の棺の如く瞬時に凍らせて苦しみも痛みも最低限にしつつ敵を確実に駆逐していく。
どうか、安らかに眠れ。
一ノ瀬・綾音
いやはやそんなに肉壁みたいに陣取られちゃってー。
まるでイベントの待機列?それとも通勤ラッシュの電車かな?
でもね、生憎この類は貫通する大規模な攻撃に弱いんだよね。
そう、MAP攻撃に!
なるべく遠距離で杖を構えて高速詠唱からの全力魔法【厄災の星光】、どーんといっちゃうよー!
敵陣の中に大きく道を作る感覚で、思いっきりぶっぱなす!
これだけ大きな穴ができてしまえばそれを埋めようにも時間かかるし埋めたところで壁は薄くなる。
物量にかまけたのが君たちの敗因だ!
アルガ・ナスガ
ああ、なんて苦しそうな声、悲しそうな声。どんな願いなのか伝わりそうで伝わらないなんて身体が張り裂けそうな気持ちになっちゃうわ。これは助けてあげたくなっちゃう
「どうしたのかしら? 何でそんなに苦しいの?」
ギュッと優しく抱き締めて【サキュバスミスト】。【精神攻撃】で侵食して、辛い気持ちや救いを求める気持ちを安らかなものへ塗りつぶしてゆく
「もう安心よ」
酸に覆われているようであれば、自身に『闘気』を巡らせ、身体が溶かされないように気張っておきます。
「だからもう、ゆっくり、おやすみなさい」
ここのディヴィジョンが覇権を取ったとしても、この子たちが幸せになる未来が見えないのよ。何とか解放を頑張らないとね
これから攻め落とすべき対象――『東京ドームシティ』。
現場を前にした一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)と田淵・あゆみ(人間のサウンドソルジャー・g06882)はその惨状に思わず感嘆の声を漏らした。
「これはちょっと……凄いな。想像以上だ」
「悪趣味全開って感じぃ? 『東京ドームシティであたしと握手』してあげよーにも、手がないじゃんか」
それがかろうじて大天使と判別できるのは、肉塊の天辺で輝くささやかな光輪とかろうじて羽とわかる程度の羽らしき四つの部位のみ。
「いやぁ、天使を謡うものの配下がまさかまさかの“コレ”とはね。莉緒嬢、あまり前に出過ぎるんじゃないよ? 可愛い子がこんな醜悪と馬鹿正直に向き合うもんじゃない」
幾ヶ谷・安里(無巡・g02632)は如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)の前に右手を広げ、身振りで前に出ないように示した。
「いや、可愛い可愛くない以前に近付きたくないでしょコレ……」
莉緒は見ているだけで暑くなってくるような光景にうんざりとなって柳眉を寄せる。きっとあの中は物理的な温度と湿度もかなりのものがあるに違いない。
「大丈夫、頼まれたって近付かないわ。そのための魔法だもの、ね」
高速で口ずさまれる詠唱が輝き舞う雪片を魔杖に集約し始め、敵の弱点を探る安里の言葉を待った。
「どう、弱点はわかりそう?」
「やってみるさ。そら、いきな!」
安里のけしかける人形がトループス級『テンセイ』に接触した途端、膨大な呪詛が戦場を真っ黒に染め上げる。
「さー、極太プラズマ熱線で燃やしちゃうよぉ!」
迸る強大なプラズマは燐寧の構えるブラスターの銃口から放たれた。其は復讐の名のもとに交わされた契約による召喚術。全力を持って変換された怨念エネルギーがテンセイの肉壁に大火力を浴びせかけたのだ。
「手を貸すぜ、俺のシャウトでな」
掴んだマイクに向かってあゆみが叫んだ。SM58を通したシャウトがプラズマとの相乗で敵陣を打ち破り、強固なる防衛線の一部に穴を穿つ。
「Aaaァ゛aa、ア゛ァ゛ーー……ー!!」
精神を掻きむしるかのような悲鳴は月見里・千隼(清風明月・g03438)に憐れみの感情を抱かせた。縋る手から目を逸らすように帽子の鍔を目深に下ろし、差し向けた魔法銃から放つ弾丸は――絶対零度。
「!?」
突如、周囲が凍てついた空間に変わる。吹雪だ。凍てつく風は氷の棺と化して敵を一瞬にして凍りつかせてしまう。もはやどうにもできないなら、こうするしかない。これぐらいしかしてやれることがない。
「ああ……ッ」
アルガ・ナスガ(はみんなのママになりたい・g07567)は震える吐息をこぼし、切なげに眉を寄せた。ほとんど泣きそうになりながら手を差し伸べる。
あまりにも苦しくて、哀しくて。
――助けてあげたい。
まるで分別なく泣き喚く赤子にそうするように、アルガはテンセイを優しく撫でた。抱き締め、頬を寄せる。
「どうしたのかしら? 何でそんなに苦しいの?」
「……マ――……ァ、ア……!」
いつの間にか桃色の風がテンセイを包み込んでいた。慈愛の瞳で敵を見つめ、アルガは告げる。もう安心よ、と。
「だからもう、ゆっくり、おやすみなさい」
「……ゥ、ン……――」
あれだけ揃っていた敵陣に乱れが生じていた。イベントの待機列か通勤ラッシュの電車内か、いずれにしても隙なくみっしりと詰まっていた完全性が失われたのだ。
「生憎とこの類は貫通する大規模な攻撃に弱いんだよね。そう、MAP攻撃に!」
生じた穴をさらにこじ開けるように、一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)の構えた杖の先から凄まじい威力の魔砲が飛び出した。
「どーんといっちゃうよー!」
綾音が宣言した通り、眩い星光はテンセイを完全に貫いて爆ぜる。激しい爆発の最中、安里は敵の動きがやけに鈍いのを見抜いた。
「確かに数は多いが、これじゃまるで烏合の衆だな。教えには忠実だが自分の頭で考えて臨機応変に動くのはどうやら苦手らしい」
「なるほどね」
隠れていた物陰が音波で壊される直前、敵の動きを見極めた莉緒はとっさの判断で隣の柱へと離脱していた。お返しに雪片を舞わせれば瞬く間に凍り付いた肉塊は安里の呪詛に塗れながらどこまでも腐り堕ちてゆく……あぁ、本当に吐き気がするなと安里は眉をひそめた。
「一つ教えてやる。お前達はそんな無様で何も護れないよ、馬鹿馬鹿しい」
わざと攪乱するように人形を動かしてやれば、少しずつ広がり始める隊列の乱れ。より一層激しさを増す悲痛な叫びにも莉緒は怯まなかった。
「あなたたちとは覚悟が違うの。守りたいもののためなら、こんなのなんともない」
「莉緒――」
勿体ないと言わんばかりの安里に莉緒は微笑みかける。
「大丈夫、心配しないで」
いよいよ敵陣は本格的な崩壊を始めていた。あれだけ密にドームを埋めていたテンセイの群れに緩みが見え始める。マイク片手に飛び交う音波を躱すあゆみは相手に掴まる前に飛び退いて距離を取った。
「どうした、超メジャーなアーティストクラスの観客席だったのにちらほら欠席が目立ち始めてんじゃん」
音波が裂くのは置き土産の残像だけ。
無音の衝撃波があゆみを狙う音波を妨げ、敵の接近を許さない。
「……声が出ねーのも、届かねーのも。辛いよな、苦しいよなぁ」
連続で敵を倒しながら、あゆみは言った。
「戻してやれるならそうしてやりたいが、そんな手段はないらしい。ならせめて安らかに逝ってくれ。それが似たような力を持つ俺からの、せめてもの手向けだよ」
ここを超えない限りアルケーの喉元にディアボロスの刃は届かない。助けを求めるように伸びる指先を千隼は振り払い、戦場の端から再び打ち込む吹雪の弾丸。
「悪いが、食われるわけにはいかないんでな。せめて苦しみも痛みも忘れ、安らかに眠れ」
その姿がおぞましければおぞましいほど、発する悲鳴の無垢さが聞く者の精神をかき乱す。あまりにもグロテスクで悪趣味な姿は大天使という名から受ける印象からはほど遠く、そんなものが生み出された業の深さを否が応でも考えさせられる。
「うひゃー、これじゃ握手できないじゃんとか言ってたら手生えてきた!? 怖っ!」
燐寧は砲撃の余波で音波をかき消しつつ、建物の屋根に飛び乗って高みから敵群を見下ろした。高所を取ることで随分と視界が開け、身を守りやすくなる。
「いつもなら接近戦を挑むところだけど、流石に近づきたくないもんねぇ。派手に消滅する覚悟はいいか、このぉ!」
激しい反動と共に撃ち出されたプラズマ熱線が敵を3体ほどまとめて蒸発。
「よしよし、これだけ大きな穴ならそう簡単には埋められまい! 物量にかまけたのが君たちの敗因だ! というわけで駄目押しいくよー!」
東京ドームシティに出現した巨大な六芒星が六属性の色に輝いて魔力を集束するレンズの役割を果たす。一挙に放出された星光がテンセイの悲鳴ごと布陣を突き崩し、強引に道を拓いた。
「さー、壁が薄くなってきたね! この調子ならアルケーの完全統治も崩壊させられそうだ!」
「ここのディヴィジョンが覇権をとったところで、この子たちが幸せになれるとは思えない。そんな未来は私には見えない」
アルガの視線は現在を超えた先を見ていた。
「だから解放を望むの。そのために頑張らなきゃね」
酸から身を守るために張り巡らせておいた闘気を纏うアルガの姿は温かい母性に満ちて肉塊と果てた存在の嘆きを癒す。腕の中で力尽きた肉塊が静かにその場へと横たわった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
緋詠・琥兎
【ヨアケ】
目の前の赫い壁を一瞥して
燈杜美の笛の音に耳を傾けながら精神集中する
湧き上がってきた飢餓衝動を落ち着かせた上で
再度テンセイの軍勢を見据えて構えよう
津波の様に迫りくる思念派は
燈杜美の演奏で浄化させて対応
自分は蒼影の捕食を早業・高速詠唱・連続魔法で使用
立て続けに獣を放ち
氷雪使いでテンセイを凍らせ
喰らおう
黒城が中央と足元から行くなら
自分はその援護と別方向からの奇襲(不意打ち)を行う
また氷帯びた影を纏った状態(闇使い・氷雪使いなど)で近接攻撃も行う
アオイ嬢に向かう敵や
分断により孤立した敵がいれば
蒼影の捕食で優先的に喰らおう
肉片の1つも残さない
ただーーー今は自分の中で安らかに……
アドリブ
連携歓迎
陣・頼人
【V☆】
シンプルだからこそ厄介な相手だね
それでも、こいつを倒さない限りアルケーは倒せない。
【戦闘知識】で敵の陣形の隙を探し、そこを狙って【トラップ生成】【罠使い】で敵の足元に落とし穴を生成し陣形を乱し、生じた隙に敵の反撃の届かない位置から【侵略】の砲撃を浴びせ、数を減らしていく。
陣形が崩れれば壁も薄くなり、守りも弱くなるはず。
あとは星奈、任せたよ!
牧島・星奈
【V☆】
うわ、キモっ!
こんな奴らがヒーローファンの聖地である東京ドームシティを占拠するなんて許せない!
ジンライくんと一緒に奪還するよ!
敵の思念波を【勇気】で堪えながら、ジンライくんが攻撃のチャンスを作るのを待つ
ジンライくんの落とし穴で敵の陣形が乱れたらすかさず【アイスエイジブリザード】でまとめて敵を凍り付かせていく
陣形を崩してバラけさせればあたしのパラドクスも効果的に働くもんね☆
黒城・廉也
【ヨアケ】
アドリブ連携歓迎
この密集した肉塊、視覚的にも中々…
密集した中央から一気に崩せるか試してみるッス
肉塊の集団の中央に連続魔法で足元から水源を生成しそのまま氷王の献花につなげ肉塊の一部を氷結させ撃破を狙う。
こう密集してるといきなり横からの攻撃は厳しいだろうけど…足元からの不意打ちなら多少なりとも効果はあるはず。
中央が崩れたら密集状態もいくらかマシになって仲間の攻撃が通りやすくなる…と思うッス
仲間が被弾のピンチの際にはパラドクスの氷を盾のように目の前に作り出してカバー
思念に対しては体に魔力を巡らせ浄化を
ごめんなさい…俺達はその叫びに答えることは出来ないんです
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】で行く
楽しい行楽地が、今じゃ悪趣味な要塞とはな
子供も泣いちまうぞこんなの
ヨアケの仲間と連携して動く
廉也の水、利用させて貰うぜ
スパークジャマーを起動する
味方の位置を把握しつつ、死角を補うようにバイビークを投射
水源を利用した、パラドクスによる広範囲スパーク攻撃を狙いつつ
思念波の無効化と敵の分断を試みよう
俺自身は攻撃を仕掛けるヨアケの仲間のカバーをしながら氷晶剣を使った格闘で相手を吹き飛ばし、1体でも多く味方パラドクスの効果範囲に押し込むつもりで立ち回るとしようか
アオイ・ダイアログ
【ヨアケ】
気持ち悪い肉塊ですね
それもうじゃうじゃいるとかグロ映像もいいとこです
声月は一応いくらでも出せるのでね
景気よく行きますよ!
とりあえずは敵が多い場所、味方がいない場所を狙って声月をぶん投げて爆☆散!
攪乱メインで数減らしと分断に貢献したいですね
近づいて来た敵は直接たたっ切って、そのままの勢いで声月ごと投げ飛ばします!
酸で切れ味が落ちようが、爆発に巻き込めれば些事です!
とりあえず絶対触んないでください気持ち悪い!
減ってきたら仲間がいない方向の敵を積極的に攻撃します
皆さん、存分に暴れて下さい!
ジョン・エルバ
アドリブ、連携歓迎!
うっげえ、なんだありゃ…本当に天使か?
イモムシとかあんま好きじゃねえんだよな〜ブヨブヨで。ま、どちらにせよ天使は全員皆殺しだけどよ
コイツらに近づくと不協和音で耳がおかしくなりそうだ。"辛い"だとか"切ない"だとかはこういう感覚のことを言うのか?勉強になるな
張り裂けそうな痛みを押さえながらギターを構える
だがお前らの声はもう飽きたぜ!次はオレのロックを聴け!
一気に踏み込んでパラドクスを発動し、熱波と演奏を多くのテンセイに向け放って火葬だ
ハッハァ!オレの相棒のギターを溶かす訳にはいかないからな!
熱波に直接当たらずとも、あの厄介そうな酸を蒸発させちまえば味方も攻撃しやすくなるだろ
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】
……何処までも趣味が悪いわね。
一切叩き斬り、押し通らせて貰う。
正面から突っ込みます
集団に風穴を開け、壁を斬り崩すとしましょう
【連続魔法】で矢継ぎ早に剣刃を生成し
《振り払う焦熱》を発動、【火炎使い】の力で高熱化した剣刃を振るい敵を【両断】
切断面を灼き斬り酸が飛び散る前に仕留めます
掴みかかってくる手を【ダッシュ】で避け『火炎燐』を投擲
【爆破】に伴う爆圧で破壊音波を相殺します
爆破のタイミングで一度距離を取り様子見
味方の攻撃に合わせ突出し過ぎないように仕掛けて攻撃にましょう
「うっげえ、なんだありゃ……本当に天使か?」
相棒のギターを構え、ジョン・エルバ(ロックスター・g03373)は呟いた。ブヨブヨのイモムシみたいなやつが施設を埋め尽くしている光景。
あまりの気持ち悪さにアオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)も微かに呻いた。なにしろお茶の間に流せないレベルである。グロ映像もいいところ、だ。
「楽しい行楽地がこの有り様とはな。子どもが泣くぜ」
眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)の呆れ混じりな感想にため息で応えるアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)であった。
「……何処までも趣味が悪いわね。それじゃ、行きましょうか」
「了解ッス」
黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)がまず狙ったのは最も敵が密集するど真ん中。慎重に狙いをつけ、連続で相手の足元に水源を呼び覚ませば氷王の献花、発動。
「さあ、ここからッスよ」
予想外の場所――即ち足下――からの不意打ちはテンセイの全体的な動きに乱れを誘発する。中央は要も同然だ。そこに聳え立つ氷柱に浄化された苦悶の声が緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)の耳に届いた。
「……落ち着け」
色違いの瞳に映る赫い壁は――。
津波の如く迫るもの哀しき思念は――。
こみ上げる飢餓衝動を抑え、身構える。立て続けに放つ獣は琥兎が早口で呪文を詠唱するごとに数を増し、氷雪の嵐が吹き荒ぶ。
「喰らえ」
琥兎はわざと中央を外した周辺を薙ぎ払った。
たちまちのうちに凍り付いた肉塊を背にその正面では肉片が飛び散っている。アオイが振り回し、投げ飛ばす声月が肉塊を削りながら激しい爆発に巻き込んだのだ。
「触られてなるものですか絶対! 断固拒否!」
アオイは全力で叫び、新たな声月で近場の敵を削いで刻んで。酸による切れ味への影響など、そのまま擲って爆弾代わりにしてしまえば無問題というもの。
各所で始まった猛攻の中、正面から突っ込んだアイネリスの剣刃が灼熱を帯びた剣閃で敵陣を焼き斬る。肉の焦げる音が鼻腔を掠めた。酸を発する肉は焼け焦げてほとんどが炭化してしまった。舞うような動きで剣刃を生み出しては薙ぎ払い、風穴を穿つ。
「廉也、その水借りるぜ。いけ銃槍バイビーク!」
人鳥が起動したスパークジャマーが突き刺さった場所を中心に魔性の静電気を含む霧が漂い始めた。同時多発的に攻撃を繰り出した【ヨアケ】の目論見通りに敵陣は分解し、指揮系統を失いつつある。
「なるほどね……"辛い"だとか"切ない"だとかは、こういう感覚のことを言うんだな」
ジョンはひりひりと痛む胸元を抑え、与えられる感情を味わうかのように目を閉じた。なんて不協和音。まるで耳がおかしくなりそうなほどの。
「勉強させてもらった礼はこいつで返そうか? 次は俺のロックを聴け!」
一足飛びに敵陣の間隙を突き、この場をステージと変えて解き放つ熱波の演奏。じゅわっと酸が蒸発する音が水蒸気と共に上がった。
「見つけたよ、君らの隙はそこだ!」
陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)は千載一遇の機会を逃さない。テンセイが一斉に体勢を崩したのは突如として足場が崩壊したからだ。その時を待っていた牧島・星奈(星光閃姫☆キラメスター・g05403)の両目が見開かれ、一瞬にして激しい吹雪が敵群を呑み込みに。
「……負けない。だって、ここはヒーローファンの聖地なんだから! 私の心に宿る勇気が力をくれるから!」
苦悶にうち震える肉塊の叫びは更に悲痛さを増して星奈へと襲いかかる。なんて醜さだろう。唇を噛み、武器を握り締めて星奈は耐えた。
「ジンライくん!」
「わかってる。こいつを倒して、アルケーに迫ろう!」
頼人の背負う砲台が照準を決める。距離は十分だ。あとはこいつを叩きつけるだけ――! 落とし穴に足を取られたテンセイを無数の砲撃が撃ち抜き、押し返す。
「あとは星奈、任せたよ!」
「うん!」
これだけ陣形が崩れ、密集が解かれたいまならどこまでだって吹雪は通り抜けることができるから。複数体の敵をまとめて取り込んだ雪嵐は星奈の魔力を糧にどこまでも気温を下げていった。霜が降り、凍り付き……そして動かなくなってゆく。
「ハッハァ! オレの相棒のギターを溶かす訳にはいかないからな!」
ジョンの熱波が囂々と燃え盛り、テンセイを呑み込んで葬り去る。奴らは気を失っている間にあの世逝きといったところだ。
「ゥ……ァ、ぁ……イヤァ……――!!」
どれほど嘆こうとも、求めようとも決してどこにも行けぬ魂を救う術がどこにあるというのだろう。悲鳴、嗚咽、慟哭。
それは助けを求める声であり、絶望の奈落に対象を引きずり落とすための呪いでもあって。
――このように彼を造り替えた者ばかりが、今もどこかで同じことを繰り返している。
琥兎は微かな息を吐き出した。
「アオイ嬢には近付けさせるものか」
間に割って入り、至近距離から嗾けた獣の冷たき爪が肉塊を引き倒して牙を突き立てる。足下から伸びる影は氷を纏い、どこまでも冴えて。
(肉片の1つとて残すものか)
ただひたすらに喰らえ、屠れ。
「なんていうか、視覚的にも中々くるものがあるッすよねこの状況……それでも密集は解けたのでかなりマシにはなりましたけど」
廉也は咄嗟に氷を盾のように展開し、反響する音波の響きに顔をしかめた。体に流した魔力で多少は浄化できるとよいのだが。
「随分と減ってきましたね! このまま景気よく行っちゃいましょう!」
相変わらず、アオイの攻撃は豪快そのもの。戦況はもはや掃討戦といって構わないだろう。尽きる事の無い声月はアオイの手を離れて自在に戦場を飛び交い、手あたり次第の敵を刻んで破壊を齎した。
「皆さん、あと少しですよ!」
「……悪足掻きはよしなさい」
あまりにも速い動きだったので、アイネリスの回避は敵にとって瞬間的に消えたようにも見えたかもしれない。
放り投げた試験官が砕け、粉末が爆ぜた。テンセイは何が起こったのか分からず、どうして音波が当たらなかったのかを理解する前に人鳥の振り下ろした剣によって大きくよろめいた。そこは廉也が捧ぐ氷柱の範囲内だ。
「ごめんなさい……」
心苦しくて、廉也は唇をきつく引き結ぶ。
「俺達はその叫びに答えることは出来ないんです」
人鳥曰く、悪趣味な要塞と化した東京ドームシティ。ここを制圧し、防衛ラインを超えることができればアルケーの命を守るための統治条件は泡と帰す。既に他のディアボロスたちもそれぞれの敵を滅ぼしていた。
目的はただ一つ、アルケーを斃すこと。
「どうした、もう終わりか? オレと相棒はまだまだ歌えるぜ」
ジョンはギターをかき鳴らして挑発する。
陽炎のように戦場を漂う熱気がスモークのように舞台を取り巻いて、クライマックスを迎えるための準備は整った。
「東京ドームシティは返してもらうよ!」
氷雪の嵐を操る星奈の駄目押しを頼人の弾幕が支援する。あれだけ厚かった壁はもはやほとんど意味をなさないほどに薄かった。
「ここまでだね」
頼人が告げる。
爆風から顔を庇いつつ、アイネリスは仕掛けるタイミングを計った。
「んじゃ、そろそろ決めるか」
人鳥がぼやき、アオイと廉也が応え。
「終わりです!」
「さようなら」
爆発と水源の中を琥兎の獣が駆ける。水飛沫が舞い、氷雪が戦場を支配した。捕食。胃の腑を満たす温かな血肉たち。ああ、もう苦しみなどないから安心するといい。
「ただ――今は自分の中で安らかに……」
いまや東京ドームシティに敷かれていたアルケーの防衛線はその意味を失いつつあった。絶対の守りを確信していたであろう、周到な仕掛け。この本拠地が無事でさえいれば絶対に負けないという自負を打ち破ったのはディアボロスの意志。
必ずや、アルケーに迫ってみせるという強き思いの勝利だった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!