函谷関破壊作戦

 ディアボロスが制圧した洛陽の調査の結果、洛陽・長安を担当するジェネラル級蟲将『司馬懿』は、既に長安に逃げ去っていたようです。
 攻略旅団の方針である『司馬懿』の撃破を実現する為には、長安へと向かう必要があるでしょう。

 現在、司馬懿は洛陽と長安の間にあった『函谷関』城塞を再建し、ディアボロスの侵入を阻止しようとしているようです。
 函谷関では多数のトループス級が土木工事に従事し、城塞の再建に従事しています。

 この工事中のトループス級を撃破し、再建途中の『函谷関』を破壊、司馬懿の拠点である『長安』への道を確保してください。

函谷関の乱(作者 凪未宇
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#大戦乱群蟲三国志  #函谷関破壊作戦  #洛陽  #長安  #函谷関 


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 洛陽の都・長安を護る関の一つ――函谷関。
 壊れ放っておかれた城塞を再建すべく、木兜流馬に資材や土を積んだ『輜重兵』が忙しなく動いていた。
「急に再建せよとは、何があったのだろうか?」
「司馬懿様は長安に戻られたようだが、それと関係あるんでは」
 口は動かしてもさすがは蟻の本分、せっせと作業を進め城壁を積み上げ壁を厚くし、再建していく。
「上々、本日中には、完成か」
 作業状況を確認しに『于吉』が『蕩蛛宮妓』を引き連れ見回っていく。
「こんなところ、妾のくるところではないわ」
「言うな。完成すれば、司馬懿様の元に、戻る」
 はーいと気怠そうに返事をした蕩蛛は、頑張ってねーと輜重兵を応援し、汚れない場所へと于吉と退避していった。
「よし、一気に仕上げて、皆で帰るぞ!」
 輜重兵は一致団結し、再建作業に力を入れるのであった。

 洛陽の蟲将の巣を破壊したことで、洛陽の制圧はほぼ完了したといっていいでしょう。
「洛陽制圧後は、攻略旅団の方針に従って、『司馬懿』の撃破を目指すことになったのです」
 そう言って、蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)は、スケッチブックに地図を描く。
 既に司馬懿は、長安方面に撤退。そこへ向かう途中、洛陽と長安の間の地点に印をつけた。
「撤退した司馬懿は、函谷関の城塞を再建しているようなのです。これでボク達ディアボロスを長安に近づれないようにしようとしているのです」
 幸い、城塞は再建途中だ。完成すれば建築物型クロノ・オブジェクトとなるが、今であれば、再建途中の函谷関に攻め込み破壊する事が出来るだろう。
「司馬懿は、諸葛亮に匹敵する智謀を持つ蟲将なのです。時間を与えれば、何を画策するか分からないのです。それに蟲将の巣を生み出す技術も放っては置けないのです」
 敵の準備が整わないうちに、一気に函谷関を破壊し長安への道を切り開こう。

 函谷関の工事に動員されているのは、トループス級の輜重兵である。
「もう洛陽・長安には、工事に動員できるような一般人が残っていないようなのです」
 まずは、この工事を行っている輜重兵を排除しながら、再建途中の函谷関城塞を破壊を行って欲しい。
「破壊し始めれば、この場所を任されている于吉と蕩蛛宮妓が駆け付けてくるのです。この部隊を、迎撃したら増援が来ないうちに素早く撤退して欲しいのです」
 城塞の破壊が不完全であったり、破壊できなかった施設を残してしまうと、それを敵に利用される危険性もある。
 そうならないよう、確実に破壊は行って欲しい。

 函谷関は大戦乱群蟲三国志の時代よりも500年弱前、秦の時代の城塞らしい。三国時代には廃れていたようだが、最盛期には五か国合従軍を迎え撃って撃退した実績もあるらしい。
「魏・呉・蜀の三国の動静も気になるのですが、司馬懿を撃破する事が出来れば、蟲将の大戦略を突き崩す事も出来るのです」
 そう言って、珠萌はスケッチブックを閉じた。

「ねぇ、本当に今日中に帰れるのかしら?」
「直ぐ、司馬懿様にお会し、聞かねば」
 蕩蛛の問いかけに、于吉は険しい声音で答えた。
 顔は隠され表情は見えないが、そこに動揺と焦りが滲んでいる。
「洛陽は呂布が護っていたのだから、大丈夫なはずよね。何があったか気になるわね」
「我らは、断片の王の、戦いに備えた、精鋭。何故、このような」
「そうよね。私も于吉様も、こーんなところ似合わないわ」
 さっさと片付けて、長安へ向かう為に。彼らは再建作業を急がせるのであった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【泥濘の地】
3
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【アクティベイト】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

凪未宇
皆さま、こんにちはです。凪です。
大戦乱群蟲三国志にて、函谷関の城塞(再建中)を破壊してください。

①、③:再建妨害が行われると駆け付けます。
 先に巡回している姿を探し襲撃することも可能です。
②:再建作業に従事していますが、襲撃されたらディアボロスの排除に動き始めます。

※技能だけでは、パラドクスや残留効果のような効果は得られず使えません。
※どんな台詞や心情で参加しているのか、キャラらしさを多く書いてあると嬉しいです。

作業日や状況等は、マスターページにてご確認くださいませ。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております。
80

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

華北を東西に分ける、山間にある函谷関
潼関での戦いで通った時以来だ
防衛の拠点にして始皇帝の真似事でもする気だろうか?

ただ、ここ抑えられたら長安への道筋が一気に遠ざかる
再建は防がないと

気合の入った輜重兵は周囲の警戒が疎かだろう
<地形の利用>でぎりぎりまで近づき強襲

他の人に兵を任せられるなら、俺は要塞の破壊に専念しよう

朱殷闘刀を纏わせた偃月刀で建造物を<両断>
城壁も咆哮の<衝撃波>で亀裂をいれて【泥濘の地】で崩し埋めていく

他の戦では前線に人間が投入されていたが
ここにはその姿がないのが気になる
奴隷では蟲将らの力にはならないからだろうか?
…長安も、洛陽と同じようになっていないことを祈る


安藤・優
城塞の破壊作業の前に、まずは邪魔な輜重兵達を片付けておかないとだね。
とりあえず挨拶代わりにまずは一撃、密集している作業中の輜重兵達を狙って絶空剣を投擲して爆破、撹乱していくよ。

反撃は忍耐力で耐えるか地形の利用で臨機応変に対抗していく
城塞の破壊は敵のエネルギー砲も利用させて貰おうかな?


――司馬懿は人間を蟲将の数を増やす為の道具なんかじゃなくて強くする為の素材として見てる、だからこんなところで無駄使いしたくないんじゃないかな…。
廃都洛陽の蟲将の巣、そこの祭壇を幾つも見てきたからそういう考えに行き着いただけなんだけども。

まぁこんな事考えても仕方ないし、さっさと全部ぶち壊しちゃおう!


清水・式
さて〜、今回は制圧戦だ。
状況から見て、いつも見たく水で流したり、火つけたりしただけで簡単に城塞は破壊できそうだけど、色々勿体ないし、今回僕の方は城塞奪取を目標に敵兵全滅目指して頑張ろう。

「それはそれとして、作業の妨害っと」

武装した機械兵を大量に呼び、
点在している輜重兵を一箇所に集めるように攻撃を加えながら包囲殲滅できるように陣を敷く。

まぁ、あとはなるようになれだ


●函谷関再建
 記憶の中との相違を感じながらも、懐かしい……いや記憶にあると、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は辺りを見回した。
(「華北を東西に分ける、山間にある函谷関。潼関での戦いで通った時以来だ」)
 あの時は誰と共に、どんな気持で歩んだことだろうか。
 だがこの場所を良く知るからこそ思う。
(「防衛の拠点にして、始皇帝の真似事でもする気だろうか? ただ、ここ抑えられたら長安への道筋が一気に遠ざかる」)
 再建は絶対に防がないとと、錬晏は再建作業に勤しむ輜重兵の警戒が疎かな場所を見つけ、距離を縮めていく。
「さて〜、今回は制圧戦だ」
「城塞の破壊作業の前に、まずは邪魔な輜重兵達を片付けておかないとだね」
 清水・式(修祓者・g01545)は、ぐるりと辺りを見回し。安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は、パラドクス『絶空剣』を発動し、『剣』を創り出す。
「状況から見て、いつも見たく水で流したり、火つけたりしただけで簡単に城塞は破壊できそうだけど、色々勿体ないし……」
「とりあえず、挨拶代わりにまずは一撃」
 式が城塞を奪取できないかと、迷っている内に優は絶空剣を輜重兵が集まっている所に向って投擲した。
 剣に秘められた光は輝き、重力の鎖と共に放たれた『絶空』は、雷光と爆炎を伴い爆ぜる。
 その急襲に、輜重兵は木兜流馬を持ったまま吹っ飛び、頭から土や岩を被り転げた。
 何だ敵襲かと慌てて身構える輜重兵に。
「それはそれとして、作業の妨害っと」
 式はパラドクス『流石侵食ノ陣』を発動し、多段包囲陣を敷いた。
 咄嗟に木兜流馬に身を隠した輜重兵は、攻撃の来た方を確認し『エネルギー砲』を放つ。
 狭められる包囲に、集められていく輜重兵はジリジリと押されていた。
「馬鹿正直に戦う必要はないのさ」
 包囲陣が輜重兵を完全に集めたところで、錬晏が赤い闘気〈朱殷闘刀〉を纏わせた〈黒龍偃月刀〉を、再建途中の城塞へ振り下ろした。
 その刃は輜重兵らが頑張って積み上げた壁を、断ち崩す。
「あぁぁぁぁぁっ!」
 造り上げた物を壊された悲しみに、輜重兵は止めようとエネルギー砲を放とうとするが、それより早く錬晏が黒龍偃月刀の柄を地に叩きつけ、衝撃波を発生させ、地鳴りのような黒龍の咆哮が響いた。
「他の戦では前線に人間が投入されていたが、ここにはその姿がないのが気になる。奴隷では蟲将らの力にはならないからだろうか?」
「司馬懿は人間を蟲将の数を増やす為の道具なんかじゃなくて強くする為の素材として見てる、だからこんなところで無駄使いしたくないんじゃないかな……」
 洛陽の蟲将の巣にあった祭壇を、幾つも見てきた優は、思いついた考えを口にした。
 行き着いた答えの真偽はともかく、輜重兵の注意を引き付けるように城塞の近くへと駆け込み、エネルギー砲の流れ弾を当てさせる。
 自分達の苦労を自分達で削った、輜重兵の落胆は少々哀れであったが、それはそれ。
「こんな事考えても仕方ないし、さっさと全部ぶち壊しちゃおう!」
「まぁ、あとはなるようになれだ」
 騒ぎを聞きつけたか、近付いてくる影が見えたところで彼らは一気に畳み掛け、哀れな輜重兵を蹴散らした。
「……長安も、洛陽と同じようになっていないことを祈る」
 刃に付いた蟲将の体液を払い、錬晏は崩した瓦礫を念入りに泥濘の地で埋めるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】LV2が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

黄泉王・唯妃
むざむざ再建されて手間が増えるくらいなら今のうちのさっさと再建不能なまでに破壊しておいた方が良いでしょう。
この手の城塞は突破するのが面倒ですからねぇ……。
蜘蛛は巣から動かず相手の出方を待つものですが、巡回中の適当な相手から殺して回りますか。

複数匹いる相手なら【観察】しつつ【追跡】し、最後尾から鋼糸を用いて【不意打ち】【早業】【捕縛】【暗殺】で首を圧し折って静かに片づけていきます。
まあ見つかってもやることは変わりませんがね。

「粛に、疾く死んでくださいませ。手間が省けるならそれに越したことはありませんから」


陳・桂菓
「武人の類には見えんが……護衛を務めるからにはそれなりの腕なのだろうな」

使用武器は苗刀『飛竜』
私の持つ武器の中で、恐らく最も鋭利な斬撃が可能な武器。敵の髪の檻を斬り払うなら、最適解であるはず。
普段の【烈飄瞬襲撃】は武器のみならず蹴りも用いて攻撃するものだが、足を絡め取られたらかえって致命的な隙を与えることになるので、今回は飛竜の斬撃のみを高速で振るうことにする。
手数の面で少々不安はあるが、斬撃の精密さが落ちて斬りそびれが発生したら結局意味はない。
髪の檻を斬り払って突破したら、敵に肉迫して撃滅。この段に至ったら蹴りによる攻撃も解禁し、一気に攻め立てたい。

「似合わん場所に出張った己の不運を呪え!」


●伎芸蜘蛛
 何の騒ぎですと、肢体を惜しげもなく晒しながら蕩蛛らが駆け付けた。
「これはお呼びでないお客だこと。妾の邪魔をするのかえ」
「嫌だわ、こんな泥臭い場所、私は早く帰りたいというのに」
 壊された城塞に気付くなり、蕩蛛らは表情をしかめた。
「むざむざ再建されて手間が増えるくらいなら、今のうちに再建不能なまでに破壊しておいた方が良いでしょう」
「武人の類には見えんが……護衛を務めるからにはそれなりの腕なのだろうな」
 行く手を遮るように、黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)と陳・桂菓(如蚩尤・g02534)に防がれ、ますます蕩蛛らは不愉快そうな表情を浮かべた。
「つまらないわー、妾は向こうに見えた武人のお相手の方がいいわぁ」
 どこまで本気なのか、それとも何も考えていないのか。
 八肢を艶めかしく動かしながら、襲い掛かって来た。
「蜘蛛は、巣から動かず相手の出方を待つものですが……」
 そういう意味では、蕩蛛らは本当に不釣り合いな場所に引きずり出されて来たのだろう。
 それ程、人手……いや蟲の手も足りないのだろうか。
 だが敵である以上、どんな立場の蟲将であろうが同情する理由はない。
 桂菓は細身ながら長大な刀身を持つ太刀〈苗刀『飛竜』〉を手に、踏み込むなり体を捻り、その高速回転で斬り込む。
「蹴散らす!」
 斬り込む刃は蕩蛛の肢を斬り飛ばし、襲い捕えようとする『黒糸籠虜殺』を刻む。
 しかし、その無数の髪は別の糸に絡まり、完全に閉ざすことは出来なかった。
 やれやれと呆れたような哀れな者を見るように、唯妃が張り巡らせていた極細の糸が蕩蛛の黒髪を絡め取り、その糸は更に身体へと。
「粛に、疾く死んでくださいませ。手間が省けるならそれに越したことはありませんから」
 見つかったのなら、こちらの巣に誘い込むまで。
 正しい蜘蛛の狩りを見せるように、その糸は蕩蛛の生命も絡め取る。
 一蟲の蜘蛛が蜘蛛に命を奪われ、髪の檻を突破した桂菓はもう一蟲に肉薄し、飛竜の刃で斬り上げ蹴り飛ばす。
「似合わん場所に出張った己の不運を呪え!」
 その切り裂かれた身体で転がされた蕩蛛は、体液を零し長い髪を振り乱して、悔しそうにディアボロスを睨みつけた。
「この手の城塞は、突破するのが面倒ですからねぇ……」
 大人しく踊っていれば良かったものを。絡みつく唯妃の糸は、もう蕩蛛を逃さなかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【水面歩行】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

安藤・優
ありゃ……まだ生き残りが居たのか…。
この辺まだ破壊してないから破壊ついでに始末していこうか。

ヌイの右腕を装着しつつ泥濘の地で動きを鈍らせたら火焔の咆哮を乱射。城塞の破壊ついでに焼き殺していくよ。

泥濘はまって火炙りにされるなんとやらだ。
僕は破壊活動で忙しいんだ、そのまま死ぬまで炎の中で踊り狂ってろ。

これで大体は破壊し終わったかな?未だ健在な施設があったら隙あらばそれも念入りに破壊しておこう。


 蜘蛛が糸に捕らわれ、もがいている。
「ありゃ……まだ生き残りが居たのか……」
 まだ敵意を向けてくる蕩蛛の姿に気付いた、安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は、籠手型の爆炎噴射砲〈幻精武装・ヌイの右腕〉を装着し、泥濘の地に捕えた。
「あら、私の次のお相手は坊やなの」
 ボロボロの身体で体液を零しながら、顔だけは美しく蕩蛛は微笑を浮かべた。
 妖艶な笑みではあるが、その肢の異様な身体が彼女は蟲だと見せつける。
 この辺まだ破壊してないから破壊ついでに始末していこうかと、炎の幻精を宿したヌイの右腕を向け腕に火焔を収束させていく。
「ミラージュセット――ブレイズ・ロア!」
 打撃と共に火焔を乱射し、残る城塞にも攻撃を広く当て破壊ついでに焼き殺すように放っていく。
「泥濘はまって、火炙りにされるなんとやらだ」
「あ、ぁぁぁぁぁっ!! 熱い、ぃぃ……顔が、私の顔がぁっ!」
 叫び乱れる蕩蛛は、舞ように尖った手足を振るうも、その動きは乱れ何ともお粗末なものに。
「僕は破壊活動で忙しいんだ、そのまま死ぬまで炎の中で踊り狂ってろ」
「ぁぁぁ、顔が……ぁぁ、長安に……私は……」
 もがき嘆きながら蕩蛛は黒く焦げ崩れていった。
「これで、大体は破壊し終わったかな?」
 未だ健在な施設があったら、隙あらばそれも念入りに破壊しておこうと優は周囲を確認した。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!

湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎

邪魔されないために邪魔をするって矛盾みたいですよね
まぁ、置いておいて私らしく暴れましょうか
渇望抱く伽藍、参ります

虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す妖刀を扱う
素早さに自信があるため、戦場を駆けまわり、翻弄しましょう
天変地異、悪天候なんのその、ですよ!
首は落とせなくとも負傷を負わせられれば充分
こちらの本命は達成されてますし、存分に遊ぶだけですから
次に繋ぐためにも渇望の呪詛、その身で味わっていただこうか!


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果適応

「どうやら『司馬懿』に捨てられたか」

前線の蟲将らが洛陽の様子も碌に把握していないのが引っかかる
史実と違って、蟲将の司馬懿は雑なのだろうか

「部下の様子も見に来れないほど、追い詰められていると見える」

どれほど『司馬懿』の姿を見ていないんだろう
蟲将らしく、薄情なのは間違いないか

戦闘となれば容赦はしない
朱殷闘刀で<武器改造>をした偃月刀を振るって亡者を<薙ぎ払い>肉薄する
戦国時代を生きたんだ
人を殺した事での恨みつらみなんぞ、俺にとっては今更だ

【泥濘の地】で足元を崩して隙を作れば
咆哮の<衝撃波>を放ってその足を刈り取り機動力を削いでいく

「この程度で『精鋭』。笑わせるな」


御須統・昴
アドリブ/連携歓迎
使える残留効果は全て使用。

はー……あの孫策を呪い殺した仙人とかそんなのでしたよね。
まー……問題はないでしょう。倒せば問題ないです。
こちらは呪われる事もないでしょうしね。

というか仙人が誰かにつかわれてるの良いんですかそれ?
見苦しいというかなんというか。
では、トドメをさしに行きましょう。

縄鏢や鏢を投擲、連射、誘導弾でどんどん投げます。
天変地異?何とでもどうぞ。
飛翔して空中からパラドクス発動。
この武器は雨の如く。春の長雨の如く幾つも幾つも降り注ぎます。
……さて、全て、防げますか?


安藤・優
そういえばお前達も長安へ急いで向かいたいんだっけ?
奇遇だね、僕達もなんだ。
だからまぁお前を殺してここも全部ぶっ壊して、さっさと先に進ませてもらうよ。

煉獄を纏わせた鉄塊剣を手に、多少の傷は無視して積極的に攻め込むよ、ついでに周りのまだ残ってる建造物も巻き込んでやる。

…それにしても湧き立つ亡者とか趣味の悪い事するよね
けれども、襲いかかってくるなら当然全部纏めて焼き払うだけだよ。
あ、敵を殺す事に躊躇なんてしない者なので悪しからず

怒り、怨み、憎み、呪え、我が怨讐は焔と成りて、仇なす者を灼滅せん…お前ら諸共灰燼すら残さんよ……灼滅せよ、煉獄の刃!!!


●崩壊序章
 突貫ではあったが、進めていた再建作業は妨害され、ディアボロスによって崩された城塞を眺め、于吉は溜息した。
 これでは、長安に戻れない。いや、それどころではないか。
「はー……あの孫策を呪い殺した仙人とか、そんなのでしたよね」
 記憶していた正史を思い出しながら、御須統・昴(十星連・陸昴『六連星の守り人』・g06997)は、于吉を見つめた。
「まー……問題はないでしょう。倒せば問題ないです」
 そう〈縄鏢〉を手に構えた。
「お前達、何です」
「そういえば、お前達も長安へ急いで向かいたいんだっけ? 奇遇だね、僕達もなんだ」
 煉獄を纏わせた〈鉄塊剣〉を、安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は手にし于吉へと視線を向ける。
「だから、まぁ、お前を殺して、ここも全部ぶっ壊して、さっさと先に進ませてもらうよ」
 于吉は無数の肢を器用に動かし、ディアボロス達に向き直る。
 その顔は布に隠れ、表情は見えないがどことなく怒りを湛えているようであった。
「お前達、原因、敵か。それで、司馬懿様は、城塞を」
「どうやら『司馬懿』に捨てられたか」
 前線の蟲将らが洛陽の様子も碌に把握していないのが引っかかると、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は思いながら呟く。
(「史実と違って、蟲将の司馬懿は雑なのだろうか」)
 いや、そういった配慮をする余裕もないほど急いでいたのだろうか。
「部下の様子も見に来れないほど、追い詰められていると見える」
「蒼天よ」
 于吉の指先が動くと同時に、踏み込んだ湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)が、虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す〈妖刀〉を抜くと同時に斬り込んだ。
「邪魔されないために、邪魔をするって矛盾みたいですよね」
 赤いドレスを翻し、雪華は呪詛を解放し一閃。
 肢を吹っ飛ばされ噴き出した于吉の返り血が、雪華のドレスをより赤く染める。
「まぁ、置いておいて私らしく暴れましょうか。渇望抱く伽藍、参ります」
「狂い給うて、悪しきを絶て」
 突如、晴れ渡っていた空に黒雲が現れ、轟くは雷鳴。たちまち辺りは暴風雨へと転じ、襲い掛かる。
「天変地異? 何とでもどうぞ。というか仙人が誰かにつかわれてるの良いんですかそれ?」
 見苦しいというかなんというか。呆れ混じりに昴は于吉を一瞥し、身体を濡らす暴風雨など構わず、その中を飛翔し昇ると、縄鏢や鏢を次々と投擲し降り注がせる。
 それはさながら、春の長雨の如く。
「この高さからの攻撃、……さて、全て、防げますか?」
 逆に暴風の勢いを利用されたように降り注ぐ、攻撃に于吉の動きは止まり。
 そこを逃さず、刃が走り抜けていく。
「天変地異、悪天候なんのその、ですよ!」
 大きく捲れ上がったドレスの裾も、身体に張り付く衣服も気にせず雪華は、こちらの本命は達成されてますし存分に遊ぶだけですからと斬り結ぶ。
「次に繋ぐためにも渇望の呪詛、その身で味わっていただこうか!」
「く、ぐぐ、亡者よ……」
 刃の下で苦悶の声をあげながら、何とか肢で弾きその状態を脱した于吉に、地鳴りのような音と共に、錬晏の放った『黒龍の咆哮』の衝撃波が襲い掛かる。
「か、はっ……今一度、起ちて地を行け」
 吹っ飛びながらも于吉は、湧き立つようにおびただしい数の亡者を出現させ襲い掛からせる。
 容赦はしない。強い殺意が赤い闘気〈朱殷闘刀〉となり、錬晏を包み〈黒龍偃月刀〉
の刃に。
 そのまま錬晏は亡者を薙ぎ払い、肉薄しようと于吉に迫る。
「戦国時代を生きたんだ。人を殺した事での恨みつらみなんぞ、俺にとっては今更だ」
 今も戦が続いているが、それはかつても同じ。人であるか蟲であるか、違いはそれだけだ。
「この程度で『精鋭』。笑わせるな」
 勇ましく偃月刀で錬晏が道を開き、優が駆け込む。
「……それにしても湧き立つ亡者とか趣味の悪い事するよねけれども、襲いかかってくるなら当然全部纏めて焼き払うだけだよ」
 どんな死を迎えた亡者なのか分からないが、死者を冒涜する行いに容赦する必要はない。 優は内に秘めたる地獄、その焔を顕現させる。
「怒り、怨み、憎み、呪え、我が怨讐は焔と成りて、仇なす者を灼滅せん…お前ら諸共灰燼すら残さんよ……灼滅せよ、煉獄の刃!!!」
 その燃え盛る刃は、亡者を屠り于吉の胸を焦がし深々と貫いた。
「あ、敵を殺す事に躊躇なんてしない者なので悪しからず」
 思い出したように優は付け足したが、于吉はもう何も答えることはなかった。
 城塞も十分破壊できたし、暫くは別の部隊がやってきて再建することなどもないだろう。
 これで一つ長安への道は開かれた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【腐食】LV1が発生!
【泥濘の地】がLV3になった!
【飛翔】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年07月12日