炎のベディヴィア卿の撤退を阻止せよ(作者 彌厘)
#幻想竜域キングアーサー
#炎のベディヴィア卿の退路を塞げ
#世界樹
#炎のベディヴィア卿
⊕
●世界樹にて
その火と土のドラゴンは頭部の炎をたなびかせながら妖精郷の森を見下ろして罵る。
「我ら共通の敵である復讐者などと手を組むとは、フローラリアはなんて愚かなんだ!」
小さな緑の目を自身の配下である竜鱗兵たちへと向けた。
「ベディヴィア卿は復讐者共と戦うつもりらしい。しかし、フローラリアと復讐者を同時に相手にするのは骨が折れる。だからお前たちは我らが用意したいくつもの退路を、その命を犠牲にしてでも守れ!」
彼の配下の死臭を放つドラゴンたちはただ命令のままに持ち場へと向かっていく。
火と土のドラゴンはそれを見届けて再び妖精郷へと顔を向けた。
「忌々しいフローラリア共め! 次こそは貴様らを燃やし尽くしてやるぞ!」
そうして彼は炎のベディヴィア卿の撤退を待つのだった。
●新宿駅グランドターミナルにて
「幻想竜域キングアーサーでの、世界樹ダンジョン第二層の戦いに勝利したそうだな。よくやった」
相変わらず仏頂面のままシェスト・ツリュクベコメン(サイボーグの殲滅機兵・g03339)は復讐者たちを労った。
「ドラゴン勢力は撤退を決めたようだが、攻略旅団の提案によりこのまま『炎のベディヴィア卿』に決戦を挑む事となった。そこで皆には、ベディヴィア卿の退路を塞いで欲しい」
ドラゴン勢力は世界樹からの退路をいくつも確保しているらしい。その内の一つをつぶすのが今回の依頼内容である。
「まずは世界樹を駆け上がりながらトループス級ドラゴン『魂無き操り死竜』と戦うことになる。ただ、戦うことに集中してしまえばアヴァタール級の所にたどり着くのに時間がかかってしまう。その間にベディヴィア卿に逃げられては意味がない。上手く敵をまいて世界樹を駆け上がる必要がある」
パラドクスや残留効果などを使用して工夫すると素早く駆け上がることができるだろう。
「アヴァタール級ドラゴン『火砕竜ヴェスヴィオス』は火と土の属性を合わせ持っている。空を飛ぶ奴を倒し、決戦に敗れたベディヴィア卿が逃走できないようにして欲しい」
混沌竜を討伐出来れば今回の依頼は成功となる。
「この作戦を成功させなければ、決戦でベディヴィア卿に勝利したとしても倒す前に逃走される。敵を討伐するためには必ず成功させなければならない任務だ」
時先案内人は復讐者たちの顔を順に見て言う。
「何より、炎のベディヴィア卿は以前に妖精郷を焼き払おうとした。またやらないとも限らない。早々に倒した方が、エルフたちのためにもなるだろう」
シェストがそう話を締めくくるとパラドクストレインの扉が開いた。
リプレイ
パンドラ・クロゥフィボーグ
「大物と戦う前の準備というわけね。手術でも事前準備は必須。全力で行くわ!」
世界樹を登りながら、敵と戦うためにまずは速攻で蹴散らす
初手からパラドクス発動
「闇より遠き宙淵より出でし…。其は、緋月の昼が与えし詩路の天啓。パエーズィヤ=オラークル!!」
その場から動かずに死竜の動きを封じて、仲間を先に行かせる動き。と同時に、次の行動を読み取り、
「アタイは動けない。だけど、この子たちは別よ! 踊りなさい、リオ―ト=クルイーク!」
遠隔操作可能な氷の牙で攻撃する。死竜の鳴き声は、【結界術】【オーラ操作】で防ぐ構え
できれば、ついでに【吸血】で、ドラゴンの“血”のサンプルを採取したい
※アドリブ連携お任せします
黄泉王・唯妃
あまり表立つよりもこういう裏方仕事の方が色々と気が楽です。
しかもただ殲滅するだけでいいときました。
さっさと済ませて後顧の憂いを断ってしまいましょう。
此方を掴もうとしてきたところを【残像】で狙いを外し、拳打蹴撃くれながら相手を翻弄するとしましょう。
【地形の利用】を用いて壁面に激突させるなどもいいかもしれませんね。
「ほうら、鬼さんこちら。そんな程度の動きでは到底掴まえられませのでそのまま大人しく死んでいただけませんか」
●足止め
パンドラ・クロゥフィボーグ(血の神たる少女・g07201)は炎のベディヴィア卿の退路をつぶす作戦だと聞き気合十分な様子で笑う。
「大物と戦う前の準備というわけね。手術でも事前準備は必須。全力で行くわ!」
医者であるパンドラらしい感想を述べつつ世界樹の極太の枝の上を駆ける。
一方その隣を走る黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)は苦笑した。
「私はあまり表立つよりもこういう裏方仕事の方が色々と気が楽よ。さっさと済ませて後顧の憂いを断ってしまいましょう」
そうこうしている間に退路を守っている魂無き操り死竜たちに見つかってしまう。
するとパンドラは立ち止まり首から下げた紅銀の十字架『バグローヴィ=クレースト』を握った。
「闇より遠き宙淵より出でし。其は、緋月の昼が与えし詩路の天啓!」
パラドクスの力により敵の周囲を影の結界で覆った。その効果で生命力を奪いながら後ろを走っていた復讐者たちに目配せする。
「――有難う!」
その意味をすぐに察して彼女たちは敵に見向きもせず走り抜けて上を目指す。
「ギャアアア!」
死竜の耳をつんざく鳴き声にパンドラはダメージを受けその場から動けなくなる。
「この程度……!」
しかしもとよりこの場を動かず敵の足止め役をするつもりなのだから何も問題はない。
駆け抜けていった復讐者たちを追いかけようとした死竜には唯妃が残像を残す程の素早さで肉薄。インセクティアの硬質化した蜘蛛の拳で二体の敵を続けざまに殴り倒す。
「ほうら、鬼さんこちら」
魂のない死竜に挑発は無意味だが目前の敵を無視できないようだ。唯妃の周囲を取り囲み一斉に掴みかかる。
この数の攻撃を樹上という不安定な足場ですべて避けきる事はできなかった。一体に取り押さえられてしまう。
死竜は彼女を掴んだまま高く飛び上がる。そしてそこから唯妃を樹上へと投げつけた。
唯妃は落下しながらも素早い反応速度で体勢を整え受け身を取りダメージを抑える。すぐに立ち上がるとパンドラと背中合わせになった。
「アンタまで残らなくても良かったのよ?」
パンドラの言葉に肩をすくめる。
「言ったでしょう? 裏方の方が楽なの」
二人のおかげで他の復讐者が相手をしなければならない死竜は減っただろう。しかしアヴァタール級は遥か上空にいる。この場に留まったままでは彼女たちはアヴァタール級との戦いに参加することはできない。
作戦の成功は駆け上がる者たちへと託された。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【傀儡】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
迷彩のフード付きマントを用意して装備。
世界樹を駆け上がるには、まずは色彩でごまかせないかな?
とりあえず、フードをかぶって、ダッシュで駆け上がっていくよ
ところどころ、立ち止まって敵の様子を見て…
行けそうなら、物音を立てずにダッシュで通り抜けていくね
気づかれたとしても、気づかないふりをして…
そのままかけていくけど、敵が1体だけなら…
高速詠唱を行ってから、闇精断光撃。
闇に紛れて、一撃で仕留めるっ!!
仕留めたら、また物陰に隠れて、やり過ごしてはダッシュで上がるを繰り返していくね。
もっと駆け抜けたいけど、急がば回れ、だよね?
さぁ、もうちょっとで到着だぁ~
アンゼリカ・レンブラント
妖精郷を焼き尽くす炎の暴挙は忘れないよ
絶対に炎のベディヴィア卿は撃破するんだ
さぁ行くよ!
飛翔では高度は上げずに、
加速で初動の勢いをつけて迅速に動くよ!
道中遭遇する敵のみをパラドクスの光剣で斬り、
移動が優先、間をすり抜け一撃離脱だよ!
吹き飛ばすよう攻撃を叩き込んだり
グラップルの技量で押しのけたりと臨機応変に
仲間と一緒にとにかく最速でいくよー!
足止めを食っている仲間がいれば、
敵の注意を逸らすよう打ち込み突破だね
進行方向でどうしてもやり過ごせない、または
囲まれた場合は進行方向の1体に
呼吸を整えめいっぱい力を溜めた
《飛翔光剣斬》で切り伏せるね
私の全力、受けてみろーっ!
上に来たら、さぁここから本番だね!
●駆ける
「有難う!」
死竜の足止めを買って出てくれた二人に礼を言いシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)とアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は世界樹の上方を目指す。
シルは風妖精の外套を迷彩色にして世界樹に溶け込んでいた。樹上で警備している死竜には見つかるかもしれない。だが空を飛んで遠方から警備している者にはかなり発見されにくいだろう。
「シル、この方が早いよ!」
アンゼリカはパラドクスの効果で背中に一対の光の翼を生やす。そして垂直ではなく水平方向に五十メートル飛びその勢いを助走にして走る。
高度を上げて飛翔すれば敵に攻撃された際に足場のない場所に吹き飛ばされ地上まで落下してしまう可能性がある。そうなれば復帰は難しい。しかし地に足がついていればその可能性は低いという訳だ。
「なるほど!」
シルも相棒であるアンゼリカを真似て背中に二対の光の翼を生やして加速する。
幸い仲間たちが足止めしてくれているおかげで死竜に出会うことはほとんどなかった。
「妖精郷を焼き尽くす炎の暴挙は忘れないよ。絶対に炎のベディヴィア卿は撃破するんだ」
枝から枝へと飛び移りながらアンゼリカが言う。その瞳には怒りが滲んでいた。
シルも以前ベディヴィア卿の炎の加護を受けたドラゴンを討伐したことがあったため痛い程に気持ちはわかる。
「でも慎重にね。急がば回れ、だよ?」
空から近づいてきた死竜からアンゼリカを外套で隠していつも通りに相棒に笑いかける。
それでアンゼリカも自分が敵に気がつかない程に焦っていたことを自覚した。
「そうだね。冷静に行こう!」
「うん!」
動かず死竜をやり過ごしてからまた走る。やがて二人は一際太い枝の上へとたどり着いた。
「何奴!?」
声と共に空からドラゴンが下りてくる。アヴァタール級ドラゴンの火砕竜ヴェスヴィオスだ。
「貴様ら、復讐者だな!? 邪魔者共め、フローラリアの代わりに貴様らを焼き尽くしてくれるわ!」
このドラゴンを討伐できればベディヴィア卿の退路をつぶすことができる。
復讐者たちは戦闘態勢になった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
心は熱くても頭は冷静に
友のおかげで焦る気持ちは落ち着いた。
もう大丈夫っ、さぁ行くよ!
敵の砂嵐にはしっかり体にオーラの障壁を張り
勇気全開で耐えるよ!熱くっても、
住む森を燃やされた妖精郷の人たちの痛みに比べれば!
凌いだら反撃だーっ、パラドクスの打撃を叩き込むっ!
まだまだ、ここからはこちらの番っ
仲間と攻撃タイミングを合わせ
ダメージを蓄積させていくね
ディフェンスし合い、死角を補い確実に追い詰めていこう
時にグラップルの技量を生かし
組み付いて体勢を崩したところに
仲間の攻撃を叩き込んでもらうね
怪力無双もあれば体格の違いも補えるかな
相手の消耗が分かれば、呼吸を整え
最大まで力を溜めた《光獅子闘拳》で粉砕するよ!
シル・ウィンディア
あらら、まだまだ熱いかな?
でも、焦りはないみたいだから、このままで行けるかな?
さて、あなたを落としたらここはクリアーっ!
それじゃ、いっちゃいましょうかっ!!
世界樹の樹を利用して、物陰に隠れたりしながら敵の攻撃をしのいでいくよ
通常攻撃なら、これで大丈夫。
パラドクスが来たら、忘れずにカウンターっ!
庇える人がいたら、ディフェンスを行っていくね
こちらからの攻撃は、創世の光剣で切り付けると見せかけて
ゼロ距離でパラドクスを撃っていくよ。
離脱時は、残像を生みだして、攪乱を行っていくね
ここぞという時には、全力魔法でフルパワーの六芒星精霊収束砲!!
さすがにこれは痛いでしょ…
ただで済むとは思わないでねっ!!
ナディア・ベズヴィルド
ヴェルチ(g03614)さんと
退路を断つ、か。せっかく敵将をここまで追い詰めて逃げられては敵わぬ
やるなら配下ともども徹底的に駆逐するまでよ
…ん、ふふ。弟子を取ったつもりはないのだけれども…
無理をしちゃ駄目だからね
(クスクス笑いながら、好きに呼べばいいと言うと眼前の敵を見据えて)
誰が誰を燃やすって?
ふざけた口を利く蜥蜴はお前か…?
奇遇だな、私も炎を扱えるの。貴様だけの専売特許だと思うなよ
我らの炎と貴様の炎、果てに残るはどちらかな
【飛翔】で動き回りながら的を当てさせぬよう
細かく動き回り翻弄しながらヴェルチさんと連携を取りながら《高速詠唱》を用いて手早く攻撃をする
敵の反撃は【飛翔】【神速反応】で対処
ヴェルチ・アリ
ナディア(g00246)とともに参加。
…炎の竜だ。
気を抜けばこちらが圧し潰され燃やし尽くされるのだろう。
心臓が、身体が、脈打つ、軋む。
でも、怖いだけじゃない。きっと、どこか興奮している。
喰われるのが僕達だと思ったか。僕なんか食べてもおいしくないよ。機械だしね。
喰うのは、こっちだ。その力をもらう。
行きましょう、師匠。炎はこちらで食い止めます。
火炎の扱いなら火竜にだって負けるものじゃない。
【火炎使い】をもって、より強力な炎で相手を飲み込む。
【忍耐力】と【爆破】をもって、相手の火炎を堰き止める。
【飛翔】と【神速反応】をもって、炎をジェットの様に噴射、向かい火として相手の炎を防ぎつつ、回避。
●火砕竜との戦い
「誰が誰を燃やすって? ふざけた口を利くトカゲはお前か……?」
少し遅れて世界樹を駆け上がってきたナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)はヴェスヴィオスをにらみ据えた。
ナディアと共にやって来たヴェルチ・アリ(火日饗凶・g03614)はドラゴンの姿を見て自分の心臓の音を聞いた。
(「……炎の竜だ。気を抜けばこちらが圧しつぶされ燃やし尽くされるのだろう」)
心臓の鼓動が早い。汗が頬を伝う。
(「でも、怖いだけじゃない。きっと、どこか興奮している」)
それはまるで誰かに耳元であの炎の竜を倒さなければならないと説かれているかのようだった。
「ヴェルチさん?」
ナディアに名を呼ばれて我に返る。彼女の金の目が心配そうにこちらを見ていた。
(「そうだ。ここは戦場で、今は自分の思考に没頭している場合じゃない」)
「行きましょう、師匠。炎はこちらで食い止めます」
気を取り直してそう言えば師匠と呼ばれたナディアはクスクス笑う。
「……ん、ふふ。弟子を取ったつもりはないのだけれども……。無理をしちゃ駄目だからね」
一方アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)も自分に言い聞かせるように頭の中で言う。
(「心は熱くても頭は冷静に」)
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)のおかげで焦りは消えた。後は敵を倒すだけだ。
「もう大丈夫っ、さぁ行くよ!」
アンゼリカの金の瞳からは妖精郷の人々のためにも絶対に負けないという強い決意が溢れていた。
それを感じてシルは少し苦笑する。
(「あらら、まだまだ熱いかな? でも、焦りはないみたいだから、このままで行けるかな?」)
復讐者にとって怒りはパラドクスの源だ。冷静さをなくさない程度の怒りは復讐者を強くする。だからシルはあえて指摘せずにうなずいた。
「それじゃ、いっちゃいましょうかっ!」
対するヴェスヴィオスは高慢な態度を崩さなかった。
「羽虫が何匹来ようが、我を倒すことなどできるはずもなかろう!」
先陣を切ったのはナディアだった。
「『サール・ダベ』我が苦しみを知らしめよ」
素早く詠唱すると風が音もなく砂を舞い上げ敵の頭上から雨と降らせる。
「この程度で我を討とうとは、片腹痛いわ!」
岩のように固い鱗でそれに耐えながら竜は周囲に火炎のブレスを吐き出し復讐者たちを焼き尽くそうとする。
「火炎の扱いなら火竜にだって負けないよ」
ヴェルチはナディアの前に出ると自身の手中に炎の剣を具現化する。それを振るうことで迎え火として炎のブレスを相殺した。
アンゼリカもシルを守るように前に出て自身の周囲に忍耐力を上げるオーラをまとわせた。それでも完全に炎を防ぎきる事はできない。
(「熱い……けどっ!」)
「住む森を燃やされた妖精郷の人たちの痛みに比べれば!」
その間にもナディアは砂の雨を降らせ続けシルも呪文の詠唱を終わらせていた。
「――六芒星に集いて全てを撃ち抜きし力となれっ!」
白銀の長杖『ユグドラシル・ウィング』のつぼみが開花し六芒星の魔法陣が宙に浮かぶ。そこから浄化の光がヴェスヴィオスへと放たれた。
「グウッ……うっとおしい奴らめ!」
竜は二人の魔術でふらつきながらも炎の剣を携え迫っていたヴェルチをにらむ。するとヴェルチの足元が一瞬にして赤く燃え上がる。
五十メートル程度の飛翔では避けきれず血が沸騰しそうな熱に襲われるヴェルチ。それでもなんとか耐えながらも前進。
「焼き、斬る!」
そして炎の剣で敵を切り上げた。
「まだまだっ!」
更に彼の反対側からアンゼリカも肉薄していた。
「復讐者風情がぁあ!」
余裕のなくなったヴェスヴィオスの足元から砂嵐が巻き起こる。それはアンゼリカを飲み込むはずだった。
だがその時にはすでにアンゼリカは敵の懐の中。
「さぁ受けてみろ、黄金獅子の一撃をっ!」
彼女の手甲である戦姫闘拳『Shine Fist』が黄金に輝く。それは渾身の拳となり敵の腹部を強打。竜の強靭な鱗を粉々に粉砕した。
「そんな……バカな……っ!?」
ズドォン!
ヴェスヴィオスは重々しい音を立てて倒れ動かなくなった。
「やった……倒した!」
「ナイスよ、アンゼリカ!」
アンゼリカとシルはハイタッチして喜んだ。
ヴェルチは安堵のため息を吐きナディアを見る。
「これで炎のベディヴィア卿の退路をつぶせましたね」
ナディアも微笑んでうなずいた。
「ええ、そうね。みんな、お疲れ様。ヴェルチさんとアンゼリカさんはきちんとケガを治してね?」
こうして復讐者たちは炎のベディヴィア卿の退路を守るドラゴンを討伐した。これで他の退路もふさぐことができればベディヴィア卿を逃がさず倒すことができるだろう。
復讐者たちはパラドクストレインに乗り込み帰路についたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!