リプレイ
レイ・シャルダン
アドリブ連携歓迎です。
陸遜推しなので、陸遜が一般人に慕われていたと知って何だか少し嬉しい様な。
しかし、とんだ策もありましたね。
この大戦乱群蟲三国志の呉には陸遜以外の知者は居ないのでしょうか
ジェネラル級の数があからさまに違いますが
史実で名を馳せた呉の名将たちは既に戦死した後?
いずれにせよ、大量の一般人が犠牲になると知ってしまった以上
助けに行かずに見殺しにするのは信条に反します。
【水中適応】を使用
水底でアクロヴァレリア "Einheit_02"を点火し長江を飛ぶ様に泳ぎます。
船のサイズや、見張りの数と相談ですが
海面より少しだけ上の位置に穴を開ければ
少しずつ水が浸入し、沈没するまで時間が稼げるかな?
結島・蘭杏那
どのみちクロノヴェーダ以外の種族は訓練された兵だろうと訓練されてない一般人だろうと使い潰されるだけなのに、ここまで陸孫が信頼されてるなんて人心掌握に注力してたのね、お疲れ様。でも陸孫は倒したし、ここで呉の民を救えば呉崩壊まで秒読み段階よね♪
さてインセクティアの多才さを見せてあげるわ!何かニンジャの水遁の術を使ってるみたいね…まぁ竹筒がない分上位互換だけど。
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
陸遜が居ないだけでこの有様
孫呉も将の層は厚かったはずだが…
浅はかな考えで兵を使い捨てている
見過ごす訳にはいかない
【水中適応】がある場合がそれを借り
無ければ新宿島より簡易の酸素缶を持ち込む
【平穏結界】でこちらの動きを隠し極力音を立てずに行動
弱っている者も多いと聞いたから
避難経路は陸路方面最短のところの船壁を<両断>していく
呉の領地には水練が達者なものが多かったから余計な心配かもしれないが
陸路に出るのに多少なりとも泳ぐ必要はあると思うから
両断した船壁を浮きとして活用するか、浮き輪を持ち込む
本当は楼船の中に小舟でもあればいいが…時間が許すなら【完全視界】で探してみようかな
袁・雀蜂
※アドリブ歓迎、共闘希望
・行動
【完全視界】を活性化させて水中や暗所の視界を確保しつつ
「偵察、地形の利用、情報収集」技能で船への進入路の算定、
人びとが捕らえられている場所の特定などを【水中適応】で水中から行う。
・心情
陸遜を討った影響がこんな形で出るなんて……
だがジェネラル級を倒さずに蟲将を駆逐するのは無理な話だし
それは間違ってはいないはず
この人たちを救出して最後までやり通そう
そうして自分達で選んだ道を正解にするんだ
大陸の歴史を取り戻すために
孫・リア
…………そっか蟲将でも『あの人』はやっぱり『陸遜』だったのか……ってしんみりしてても仕方がない!それに……こんな事する呉はやっぱり許せないからしっかり人間の人達を助けないと!
【水中適応】【忍び足】【地形の利用】【情報収集】【完全視界】で水中から船に接近して、皆で確認しつつ敵に見つからないそして陸地近くの場所にこっそりと穴を開けて侵入するよ、ここから人々を逃がすかもしれないからね
それにしても……呉はもしかして若干人材……いや蟲将不足?
いやこの呉は私の呉じゃないし倒すべき呉だけど……なんとなく三国で一番弱かったりするのは……複雑(ぼそりとつぶやいたり心の中で思ったり)
【アドリブ共闘歓迎】
嵐柴・暁翔
中国の川というと濁っているのが多そうだし水中眼鏡と潜望鏡を持ち込み、【完全視界】と【水中適応】に相乗りさせて貰うとするさ
水中でのやり取りについては【パラドクス通信】を使えば簡単だしな
水中から楼船へ向かい、ある程度離れた位置から潜望鏡を使用して蟲将達の様子を確認
警戒が手薄な個所を探します
蟲将達は飛べるんだし水中にいる間も警戒網に引っ掛からないように慎重に行動します
可能なら船内への侵入経路はあまり船内に浸水しないような位置に作る
悪目立ちしたくないし千人もの方々の脱出経路として使うには小さすぎるし、まずは船内の状況確認が先だ
脱出経路として使う分はその目途が立ってから改めて大穴を開ければ良いだけだしな
「長江の水は、黄河ほどじゃないとはいえ、お世辞にも澄んで見通しがいいとは言えない。とはいえ、それは水に潜っていれば、上空から見られてもわかりにくいということでもある。有り難いことに、こっちには【水中適応】と【完全視界】が揃ってるから、水中眼鏡を装着すれば、水中の視界は問題なく確保できるだろう」
現地に向かうパラドクストレインの中で嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が告げ、【完全視界】を用意した袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が小首を傾げて訊ねる。
「あれ? 【完全視界】があっても、水中眼鏡使う必要あるの?」
「ああ、水の中でものが見えにくいってのは、屈折率の問題だからな。視界を遮るものを無視できる【完全視界】とは、話が別なんだ。人数分用意してきたから、よかったら使ってくれ」
なんかこないだ、エジプトのナイル川に潜った時も似たような話をしたな、と思いながら、暁翔は一同に新宿で調達してきた水中眼鏡を配る。
「あと、俺は空まで見える広角潜望鏡で、水中から水上や空の様子を窺いながら行動するつもりだけど、これは俺一人が持ってりゃいいだろ。何かあったら【パラドクス通信】で共用すればいいわけだしな」
「なるほど…だが、そうすると、作戦開始は陽のあるうちの方がいいのかな?」
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が生真面目な口調で、暁翔に訊ねる。
「【平穏結界】があるから、滅多なことでは発見されないとは思うのだが……」
「ううん、そこは考えどころだな。日が暮れてから行動を起こすと、向こうからこちらを見つけるのも難しいだろうが、こちらから向こうの様子も見えにくい…」
これは、現地の警備状況を確かめてから決めるべきかな、と、暁翔は唸る。
「……少なくとも、一般人が楼船から逃げる刻限は、夜のほうがいいだろうな。楼船のクロノヴェーダを全部倒したとしても、岸には『呉』軍がいるだろうし…」
「そうだな…楼船から直接『呉』軍のいない場所へ上陸できればいいが、さすがにそうもいかないだろうし…やはり、現場を確認しないと、何とも決められんな」
難しい表情で、錬晏も唸る。
そこへ孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)が、思案顔で告げる。
「これもやっぱり現場見てからしか決められないかもしれないけど、船への侵入口は陸地近くがいいんじゃない? ここから、人々を逃がすかもしれないからね」
「いや、どこに開けるかは別として、脱出口は侵入口とは別に、いよいよという時になってから、どかんと大きく開けたほうがいいだろう。何しろ、千人余りを逃さなにゃならんのだし、俺たちが脱出に付き合えるわけでもない」
暁翔が応じると、今度はレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が告げる。
「船のサイズや、見張りの数や配置を見てからになりますが、海面より少しだけ上の位置に侵入口を開ければ、少しずつ水が浸入し、沈没するまで時間が稼げるんじゃないでしょうか?」
「いや、それはまずい。我々が助けようとしている人々は、船底にいるんだ。逃がす段取りを相談しているところへ徐々にであっても水が入ってきたら、説得どころではなくなってしまう」
錬晏が渋面で指摘し、あ、そっか、と、レイが額を抑える。しかし暁翔は、思案顔になって唸る。
「船底の人たちを脅かすのは確かにまずいが…楼船は鉄船じゃなくて木造船だから、ちょっとやそっと、いや、大量に水が入り込んでも、それだけでは沈みやしないんだよな…」
そして【水中適応】がLV3になっているから、ディアボロスから半径900メートル以内にいる一般人は、水中呼吸ができるようになって溺れないんだよな、と、暁翔は思考を巡らせる。
一方、思考に没入する暁翔を横目で見ながら、錬晏が穏やかな口調で話題を変える。
「陸遜が居ないだけで、この有様か。孫呉も将の層は厚かったはずだが…浅はかな考えで兵を使い捨てようとはな」
「この大戦乱群蟲三国志の呉には、陸遜以外の知者は居ないのでしょうか。ジェネラル級の数があからさまに違うように思いますが、史実で名を馳せた呉の名将たちは既に戦死した後?」
レイが即応し、『陸遜』と『呉』に浅からぬ因縁のあるリアが溜息をつく。
「まあねぇ。周瑜様がアヴァタール級のアレで、魯粛様と呂蒙様と諸葛瑾様の姿がなくて……魏に降伏した方がいいという意見だった文官の方々がいないのは、仕方がないとはいえ……若干人材……いや蟲将不足よねえ」
いやこの呉は私の呉じゃないし倒すべき呉だけど……なんとなく三国で一番弱かったりするのは……複雑…と、リアはぼそぼそ呟く。そして結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)が、言葉には出さずに呟く。
(「どのみちクロノヴェーダ以外の種族は、訓練された兵だろうと訓練されてない一般人だろうと使い潰されるだけなのに、ここまで陸遜が信頼されてるなんて、人心掌握に注力してたのね、お疲れ様。でも陸遜は倒したし、ここで呉の民を救えば呉崩壊まで秒読み段階よね♪ ……まあ、敢えてリアの前で言う事じゃないけどね」)
そして、その時。考え込んでいた暁翔が、顔を上げて一同を見回した。
「時先案内人は、楼船にクロノヴェーダが残っている状態で全員を脱出させる事は事実上不可能と言ってるが、本当にそうか? 【水中適応】で一般人が水中呼吸できるようにした上で、船底を大きく破って川の中に脱出すれば、甲板の上にいる蟲将は気づかないんじゃないのか?」
「いや、しかし…俺たちと一緒なら水に入っても溺れないから心配するなと言って、一般人が従うか?」
錬晏の反問に、暁翔は真顔で応じる。
「そこは説得というか、ハッタリだ。太平道や五斗米道が一世を風靡した時代だからな。適当に紙を切って、この呪符を口に含んでいれば、俺たちと一緒にいる限り溺れない、とかやれば、たぶん乗せることができる」
もちろん、その前に【友達催眠】かけるとか食べ物を渡すとか【活性治癒】使うとかして、人心を得て活力与えてからだけどな、と、暁翔は告げる。
「あと、そうだ。昼でも真っ暗な船底の中じゃ、何を話しても通らない。誰か【照明】使えればそれでもいいが、一応、ケミカルライトを持ってきた。火船の中で火を灯すわけには行かないからな」
「…それ、三国時代の人間には、仙術にしか見えないと思うわ」
そういえば『呉』の人たちは、三国の中でも迷信深いのよね、と、蘭杏那がにやりと笑った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV3が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV3が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
まずは船底に向かって捕まっている方々の救出だな
蟲将達にはまだ感付かれたくないから静かにやるとするさ
扉は鍵でもかかっていれば破るけど出来るだけ音を立てないようにやって、中にいる方々にも騒がないよう要請
数珠繋ぎにされているのを数人解放して他の方々の縄を順次解いていくように依頼して、その間に【口福の伝道者】で少量でも食べた気になるようなお菓子でも増やして提供
全員が満腹になる程の量は用意出来ないにしても脱出する気力が湧けば重畳
改めて脱出経路として壁面を破るけど、もし陸側の警戒が厳しいなら川側から脱出して貰い俺達が戦っている間は使える【水中適応】の効果範囲を活かし水中を隠れながら逃げるよう伝えておきます
レイ・シャルダン
アドリブ連携歓迎です。
船底の闇の中、きっと不安で心細くてたまらない事でしょう。
小さなランプに灯をともし、自分達の存在を皆さんに気が付かせます。
「どうか、騒がずにお聞きください、私達はディアボロス、貴方方を救出にきました。」
この先の情報として、船が沈む事
船上に居るクロノヴェーターとの戦闘の事を説明し
タイミングを見計らって脱出して欲しいと説得をします。
【活性治癒】を使用し、一般人達の頑張る力を取り戻してもらいましょう。
また、【アイテムポケット】に詰め込んだキャンディを皆に配り
脱出中に舐めてもらう様にしましょう。
甘い物は幸せを運んでくれるのです。
名茂菜木・人志
*連携、アドリブ歓迎。
先行して潜入したチームに続いて楼船に潜り込み、捕まっている人たちの救護に回る。
繋がれた人たちを発見できれば、順番にナイフで縄を切って自由にする。
【アイテムポケット】で新宿島から玉子寿司を入れられるだけ持ち込み、捕まっている民間人、特に疲労が濃い者から食べさせる。
「異国の食べ物ですが、どうぞ。滋養が付きますよ。」
足りなければ装備して携行している「パックドスシ」「モダン兵糧ゼリー」も足す。
食料を渡して助けに来たと信頼を得る。
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用
嵐柴殿や結島殿の言う事も一理ある
俺達を復讐者だと分かる相手ならしなくてもいいのかもしれないが…
フードで表情を隠して仙人っぽく振る舞う
頼もしい仲間に頬が緩むが
気を引き締めて楼船の船底部へ
騒がぬようにと兵らを制す
「ここで命を散らす必要はない」
朱殷闘刀で無数の刃を作って拘束の縄を切り
新宿島から持ち込んだ油が固まる粉を渡して
それぞれの傍らにある壺に入れてもらう
体力があるものを中心として小隊を組ませ
脱出の際の引率の任を託す
体力があれば正常な判断もできよう
【士気高揚】で脱出のための勇気を付与
蟲将は我らが。お前たちは速やかに陸へ向かえ
言葉を残し船底を<両断>して穴を開ける
袁・雀蜂
※アドリブ歓迎、共闘希望
・行動
船倉に閉じ込められた人々の所へ【狐変身】で身を隠しつつ
狭い隙間から忍び込む。
目の前で変身を解いて普通の人間ではないことを示し、
その上でディアボロスだと名乗り自分達はあなた方を助けに来たこと、
この船の蟲将を倒すので皆さんで脱出してほしいことを伝える。
その後は人びとを介抱したり脱出のための出入り口を確保したりする。
・セリフ
まずは落ち着いて聞いて欲しい、我らはディアボロス
蟲将を滅ぼしこの大陸を人びとの手に取り戻そうとしている者だ
此度は呉が民を詰め込んだ船を火船計で使用すると聞き
民を救わんとしてやって来た
この船を守る将は我らが倒す
あなた方はその後に脱出してほしいのだ
プターハ・カデューシアス
有効な残存・技能は全て利用、連携・アドリブ歓迎
下準備:敵に感知されぬ様船底入口付近に【平穏結界】張り雷獣召喚
【アイテムポケット】で現地調達の革袋に新宿島入手の栄養補助ゼリーを入れて
【口福の伝道者】で増やし差入れ
(空の革袋は浮きにして利用)
仲間が友好的な流れを作ったら雷獣で採光し共に説得へ
説得:迷信深いのは…使えますね
「皆様は今、同胞の筈の蟲将達に生贄に出されたも同然
必死に母国の為に励んだ者達に、このような理不尽あって良いのでしょうか?
良い訳がない
我らディアボロスはこの国に巣くう蟲将達の敵
故あって貴方方に助力致します、信じる者はこの後
我らの指示に従って下さい」
必要ならば【避難勧告】も使いましょう
ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ連携歓迎
ふむ、中々に難儀な状況ですね
出来るだけの事はやってみましょう
船倉に忍び込んだら友情催眠を使用
新宿島から持ち込んだ水のボトルを口福の伝道者で増やし
一口ずつでも喉を潤して貰います
私達はディアボロス仙人と言うもの
これから皆さんが脱出する手伝いをします
落ち着いて指示に従ってください
貴方達は軍人でしょうか
ならば指揮系統は生きていますね?
指揮官から逸れたものは申し出て、新たな指揮下に入ってください
この後、私達は船上で蟲将と戦いますから
戦闘が完了し次第、小隊毎に河に飛び込み泳いで逃げてください
箱や板等、浮くものを先に投げ込み浮きにすると良いでしょう
必ず助かりますから、皆で助け合ってください
シャムス・ライラ
仲間とP通信で情報共有、連携
こんなやり方は
いくら何でも見過ごせない
活性治癒で
船底の一般人の怪我や疲労を癒し、脱出に備える
仲間の説得に合わせ
繋がれた縄を切り
地図及び完全視界で海を確認
地形の利用、情報収集で得た情報を利用
船から陸地までの距離、潮の流れ、泳ぐ際の最適な経路等を伝え
板や空樽等浮くのに使えそうな物を
敵に見つからぬよう注意し、可能な限り手配
まず今は、皆で生きのびる事だけを考えよう
我らが敵を倒したら、貴方方は自力で陸地まで泳ぎ、避難する事となる
それに必要な物を集め、密かに機を待ってほしい
油壷は可能なら防火シートを持ち込み覆い
暫定的でも引火を防ぐ
有効そうな残留効果は使用
アドリブ等歓迎
孫・リア
船底へ皆と共に潜入、拘束してる縄を衰弱してる人子供女性などから順番に切っていって他の仲間が【口福の伝道者】で増やした食べ物を同じく衰弱してる人優先で配るわ……あっ私の持ってた非常食のチョコレートも増やせたら渡して食べてもらうおうかな?甘くて美味しいわよ!
……もしかしたら『陸遜』様の仇である私達を心からは信用出来ないかも知れない、だけど今貴殿達全員にここから出で無事に川を泳いで陸について生き延びて欲しい気持ちは本当よ
【士気高揚】【友達催眠】を使って皆で説得するわよ
……呉の民は大河と共に生きる者が多い……大丈夫きっと全員生き延びるわ
【アドリブ共闘歓迎】
【有効残留効果フル活用】
「やれやれ、やっぱり現場に来て状況をみないとわからないことは多いな。まさか目当ての楼船が、訓練航行中だとは予想できなかったぜ」
間もなく日が暮れようという時刻、長江北岸に立って川面を見回しながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、嘆息とぼやきの中間ぐらいの声を出す。
それに対して、傍らに立つ夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が、なだめるような口調で応じる。
「しかし、ある意味、災い転じて福だ。楼船を見つけるのに手間取ったおかげで、後続の皆が大勢駆けつけてきてくれた。それに、楼船が停泊地に留まっているよりも、江中にいるほうが、脱出した後の一般人が無事に逃げ延びられる可能性がずっと高くなる」
「やっぱり、あれって、操船要員の人たちを犠牲にすることにしたものだから、クロノヴェーダが自力で船を動かさなくちゃならなくなって、ああだこうだと四苦八苦してるのかしら」
ばたばたと帆を鳴らし、長江の流れに逆らって進もうとしている楼船を遠目に見やり、孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)が呟く。
「ったく……乏しい蟲将を補うために、あの人が一生懸命お膳立てしたのを全部台無しにして…悲しいの通り越して、腹立ってくるわ」
「狡兎死して走狗煮らると申しますが、狡兎死すどころか、猛虎が迫っているというのに、目先の腹ごしらえのために走狗を煮てしまうような行為ですな」
後続のパラドクストレインで追いついてきたプターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)が、考え深い表情で応じる。
「そして、蟲将がどう考えようが、人間は断じて狗ではありません。その事実を、知らしめて差し上げましょう」
そう言うと、プターハは暁翔の方を見やって訊ねる。
「ところで、船内を明るくするため、召喚した雷獣で採光しようと思うのですが…」
「悪いが、それはやめてくれ。あの楼船は、火船にするため大量の油を積んでる。万が一にも雷獣のカミナリで引火したら、それこそ取り返しのつかない大惨事になる。明かりなら、引火の恐れのないケミカルライトを持ってきたから、それを使ってくれ」
っていうか、パラドクス攻撃の際に召喚する存在は、基本的に攻撃にしか使えないんじゃなかったか、と暁翔は思ったが、それは敢えて言わないでおく。そしてレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が小さなランプを掲げて訊ねる。
「このランプはLED灯です。これなら大丈夫ですね?」
「ああ、そうだな」
そういえばシャルダンは、消えた機械化ドイツ帝国じゃなく、現代ドイツ出身のディアボロスだったな、と思い出しながら、暁翔はうなずく。そしてシャムス・ライラ(極夜・g04075)が、生真面目な口調で告げる。
「私は、防火シートを持ってきました。役に立てばよいのですが」
「ふむ。油を入れた壺が、千人の人質ひとりひとりの横にある、というわけではないのかな?」
錬晏が訊ね、暁翔は肩をすくめる。
「確かめたわけじゃないが、たぶん違う。『呉』の蟲将は、一般人の方々を楼船に収容するに際して、そんな手間隙をかけてないだろう。油は船底とは別の階層にあって、いざという時はクロノヴェーダが火を付けるんじゃないかな」
まあ、それは楼船に潜り込んでみればわかることだし、どちらにしても火気厳禁に変わりはない、と、暁翔は続ける。
そして暁翔は、川面から背後…後続参加のディアボロスたちに向き直って告げる。
「皆、いろいろ有効な資材や効果を持って駆けつけてきてくれて、本当に有り難い。特に、食料飲料が豊富に集まったのは万々歳だ。なんせ相手は千人余、どう頑張っても行き渡らないだろうと覚悟してたが、これに【口福の伝道者】を併用して増やせば充分イケる」
「イケますか!」
玉子寿司を【アイテムポケット】に詰められるだけ詰め込んできた名茂菜木・人志(鉄紺の狗鷲(イーグル)・g06505)が、嬉しそうに声をあげる。
「で、その【口福の伝承者】は…」
「俺が持ってきた。ただ、時先案内人から注意があって、【口福の伝道者】はディアボロスが「食事」をすると、その「食事」が100人前に増えるという効果なので、食べるのが水だけとか菓子だけだと「食事」と認められずに発動しないことがあるんだそうだ」
告げる暁翔に、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)が眉を寄せて訊ねる。
「水だけはNGですか。どうすれば…」
「最低限、パンとか饅頭とかを一緒に食べて食事の体裁を整えれば、水や飲料も増やせるそうだ。名茂菜木の玉子寿司を分けてもらっても、もちろんいい。一応、時先案内人から肉饅頭と小豆餡饅頭をせしめてきてあるから、そっちをの使ってくれてもいい」
暁翔の説明に、プターハが大真面目に訊ねる。
「新宿から栄養補助ゼリーを持ってきたのですが、これはどうでしょう?」
「…それで朝飯済ませる奴もいるから、たぶん大丈夫だとは思うが、心配なら饅頭と一緒に食べればいいんじゃないか?」
何しろ、俺が判定するわけじゃないからなあ、と、暁翔は肩をすくめる。そこへ、リアがひょいと手を出す。
「私、非常食のチョコレート増やして配るつもりだったけど、小豆餡のお饅頭ももらっとくわ」
「了解、了解だ。他に食料必要な方はいるか?」
作戦開始後は、何が起こるかわからんし、そんな余裕があるとは限らないからな、と、暁翔は一同を見回す。
すると袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が、暮れなずんできた空を見上げて呟く。
「そろそろ作戦開始ね…ウチは【狐変身】して潜り込もうかな」
「…ナイル川でもそういう希望を出してた方がいたが、狐に化けると水中眼鏡が使えなくなるぞ」
袁はインセクティアだから、狐が本態ってわけじゃないよな、と思いながら、暁翔が指摘する。
「船に取り付いてから変身するなら、水中眼鏡は必要ないかもしれんが。今度は、船底に入ってからの照明が問題になるな。狐の姿でケミカルライト持って行けるか?」
「咥えていけば何とか…でも、狐が光る棒咥えてたら、かえって悪目立ちするね。隙間も通れなくなりそうだし、止めたほうがよさそう」
眉を寄せて、雀蜂が唸る。暁翔はうなずいて、改めて全員にケミカルライトを渡すと、夜の帳が立ちこめ始めた長江へと入る。
【水中適応】を駆使して水底でアクロヴァレリア "Einheit_02"を点火し、長江の水を飛ぶような速度で潜り抜け、真っ先に楼船にたどり着いたのはレイだった。とはいえ【水中適応】の効果で呼吸と水圧は問題なくなるものの、身体や装備が水に濡れなくなるわけではないので、せっかく持参したLEDランプはバッテリー部分が水濡れして使えなくなっていた。
「…ケミカルライトもらっといてよかった」
呟くと、レイは水面から楼船の船腹に取り付き、板に手を掛け少々登る。そして、適当な場所で船腹を破って船内に入る。船内は真っ暗で、ひどく油臭く、何の明かりもない。
「…ケミカルライトもらっといて、ホントによかった」
明かりを灯し、レイは周囲を見回す。案の定、周囲には大きな油壷がずらりと並べてある。考えなしの『呉』の蟲将も、さすがに火船の中で篝火や松明を使うほど馬鹿ではないようだ。
船底へ降りる道を探し、レイはしばらく船内をうろうろする。そのうち、闇の中にぽおっとケミカルライトの光が見え、他のディアボロスが船内に入ったことがわかる。そして【ディアボロス通信】から抑えた声が流れる。
「ソレイユ・クラーヴィアです。楼船内に入りました。既に、誰かいるようですが…」
「ご、ごめんなさい、レイ・シャルダンです。通信するの忘れてました」
応じるレイに、ソレイユは穏やかに訊ねる。
「私は今、船内に入ったのですが、あなたが来た方向には船底へ降りる道、階段や梯子などはなかったのですね?」
「はい…探すより、床を破った方が早いでしょうか?」
レイが訊ねると、ソレイユより先に暁翔の声が少々焦り気味に応じる。
「頼む。船の破壊は、完全に手詰まりになった時だけにしてくれ。はっきり言って、この楼船、かなりのボロ船だ。俺たちが何もしなくても、勝手に分解しかねない」
「この時代の大型船なんて、そんなものだ。…おっと、船底へ降りる梯子があったぞ…よし、ここか。ああ、今、縄を切るからじっとしていてくれ」
錬晏の声が告げ、そして船底に囚われた人々に告げているのだろう。雀蜂の声が続く。
「まずは落ち着いて聞いて欲しい、我らはディアボロス。蟲将を滅ぼし、この大陸を人の手に取り戻そうとしている者だ。此度は、呉の蟲将が民を詰め込んだ船を火船計で使用すると聞き、民を救わんとしてやって来た。この船にいる蟲将は我らが倒す。あなた方はその後に脱出してほしいのだ」
「辛かったでしょう。まず、これを食べてください。異国の食べ物ですが、滋養が付きますよ」
人志の声が続き、人々のどよめきが響く。レイはどよめきが響く方向へ歩を進め、船底への梯子に至る。彼女が船底に着いた時には、押し込められた人々の多くは、人志、シャムス、プターハらが渡す食料に、夢中になって食らいついており、何人かの男が、錬晏や雀蜂、それにソレイユやリアと熱心に話し合っていた。
(「…あはは、最初に船に着いたのに、完全に出遅れちゃった」)
声には出さずにリアは苦笑したが、よく見ると暁翔がまだ到着していない。
そう、彼は水泳があまり得意ではなかったのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【活性治癒】LV2が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【士気高揚】LV2が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
捕まっていた方々は船底を破って【水中適応】頼りで長江を泳いで逃げて貰うしかなさそうだな…
兵士としての訓練なら水練も含まれているだろうけど、全員無事に逃げ切れるよう祈るしかないか…
脱出経路を作った後は一度船外に出てから【飛翔】で船腹に沿って飛んで甲板の上に出て東呉郡主侍女隊を攻撃します
小細工程度ではあるけど船の外から来たように見せておけば船内で何かしていたとは思われ難いだろう
戦闘時も常に上から相手の頭を抑えるような位置取りをして船内や川の中へ注意を向けさせないようにしておきます
攻撃は《贋作者》で弓矢か投擲用の槍でも作り出して攻撃します
銃火器だと万が一にも油壷でも撃ち抜けば引火しかねないからな…
袁・雀蜂
※アドリブ歓迎、共闘可
・行動
【飛翔】して船の上空から強襲、甲板や楼から出てくる侍女隊に
「空中戦」で応対する
パラドクスによる急激な軌道変更による「一撃離脱」で
相手に間合いを掴ませずにこちらの「貫通撃」を喰らわせる
・心情
トループス級は命令に従っているだけとはいえ
蟲将は人間にとって害しかないな……
お前たちはこの場で倒し尽くす!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用
さて、準備は整った
皆が無事に脱出できるよう、甲板の蟲将らを始末しよう
兵らから<情報収集>で船の構造を把握
身をひそめて甲板の様子を確認
(避難が完了するまでは火気厳禁、だな)
【トラップ生成】で煙幕を張り<撹乱>
【完全視界】をもって一気呵成に打って出る
兵らには騒ぎに乗じて動くよう指示
風に乗った弓矢を<薙ぎ払い>致命傷を避けつつ接近
侍女隊らの得物を壊し戦闘力を削ぎながら
兵らが脱出する時間を少しでも稼ぐ
造船技術と水上戦は孫呉が頭一つ飛び抜けていたはずだが…
有効に扱える将がいなければ、こうも劣るか
所詮『蟲』。泳ぎ方も分からぬのであれば船の道理も分からんと見た
「あー、もー、ヤダヤダ、何でアタシたちが、こんな辛気臭い仕事をしなきゃいけないのよ!」
「知らないわよ、そんなこと。文句があるなら、ギャーギャー喚いてないで、曽霄様に、こんな仕事イヤです、別の仕事はないですかって言えば?」
「じょ、冗談じゃないわよ! あの唐変木にそんなこと言ったら、ならば我の鍛錬の相手をせよとか言われて、ズッタボロに切り刻まれちゃうわよ!」
「わかってるなら、黙って目の前の仕事しなさいよ。少なくとも船の帆は、油断をするなとか言って、いきなり切りかかってきたりはしないわよ」
「うー!」
長江に浮かぶ楼船の上、月明かりに照らされた甲板で、トループス級蟲将『東呉郡主侍女隊』たちが、帆柱から下ろした大きな帆を四苦八苦して畳みながらグチグチと愚痴をこぼす。
すると、その時。不意に月の光が陰った。雲でもかかったのだろうか、と、空を見上げた『東呉郡主侍女』の目に、上から襲いかかってくる影が映る。
「て、敵襲!?」
「何ですって…ぎゃあっ!」
上空から急降下攻撃を仕掛けた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、パラドクス「贋作者(フェイカー)」で作成した投擲槍を投げつけ、『東呉郡主侍女』たちの身体を串刺しにする。完全に不意を突かれたトループス級蟲将は、甲板から舞い上がることも、武器を手に取ることもできなかったが、せめてもの抵抗というか何というか、死に際に反撃のパラドクス「鱗粉光陣」を発動。背中の羽から刺激性の鱗粉を爆発的に飛び散らせ、暁翔は躱しきれずに被害を受ける。
「うう、プップップッ、ペッペッペッ…まあ、水中眼鏡を外さずにいたのは正解だったかな」
口や鼻にまとわりつく鱗粉を拭いながら、暁翔は顔を顰めて唸る。
一方、舵のあたりにいた『東呉郡主侍女隊』たちには、袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が急襲を仕掛ける。
(「トループス級は命令に従っているだけとはいえ、蟲将は人間にとって害しかないな……お前たちはこの場で倒し尽くす!」)
声には出さずに気合を放ち、雀蜂はパラドクス「飛燕空翻(ヒエン・クウホン)」を発動。やはり『東呉郡主侍女隊』たちに舞い上がる間も与えずに撃ち抜き、斬り捨て、死に際に繰り出される反撃のパラドクス「剣林弾雨」で投げつけられる剣や矢も、高速機動で軽く躱す。
そして、舳先で見張りに立っていた者、錨を投げ落とす作業をしていた者などを、パラドクス「ピラミッドコンバット」で自己強化した夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が、通り魔のような…いや、一迅の風のような高速で走り抜けながらの斬撃で次々に倒す。斬られた『東呉郡主侍女隊』は、倒れ際に反撃のパラドクス「旋風射撃」で風を起こし矢を射ようとするが、反応速度が違いすぎて、何かしようとした時には、錬晏はとっくに走り去り、次の獲物を斬っているという始末だ。
「終わったか?」
甲板に出てきた錬晏に、暁翔と合流した雀蜂が訊ね、錬晏は落ち着いた口調で応じる。
「操船作業に従事していた奴らは、すべて倒した。ただ、まだ少し、主将の近くに残っているようだな」
そう言って錬晏は、月明かりを浴びて文字通り高楼のようにそびえ立つ、楼船甲板上の構造物を見上げた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV2が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
名茂菜木・人志
*アドリブ連携歓迎
「仕掛けるッ!」
【ダッシュ】で一気に距離を詰め、剣と弓、どちら付かずの距離で立ち止まり【撹乱】する。
その瞬間にクイックアサルトで三本の鎖分銅を射出し、三体の敵を【捕縛】
絡めとった敵に電撃端子で電流を流しダメージを与えつつ、地面にたたきつける。
レイ・シャルダン
連携、アドリブ歓迎
っ本当に士気の低い警備ですね。
いくら侵入しても気が付かれないはずですよ。
とりあえず先に行った人たちが粗方片付けてくれたみたい。
後は残りの残存兵力を駆逐していきましょう。
剣【シュトライフリヒト】と盾の【シャルダント】を構え
アクロヴァレリア "Einheit_02"を点火して"飛翔"
敵主将の近くに居るトループス級の元まで一足飛びで接近を行い、斬りつけます。
敵の守りを切り裂き確実にダメージを与えます。
敵の攻撃は空中を勢い良く飛んで回避行動を
回避しきれない攻撃は超常結界式【アルヴァーレ】で防御を
嵐柴・暁翔
普段ならさっさと大将首を狙う所ではあるけど、今回は討ち漏らしがあれば折角捕まっている方々を脱出させても元の木阿弥だからな
それに排斥力で弾き出されれば【水中適応】の効果も切れるから状況によっては戦闘が長引いた方が都合がいいかもしれないしな
ここまで騒ぎになれば流石にもう油断もしていないだろうし、他の方の動きに合わせて《贋作者》で作り出した弓矢で確実に仕留めていきます
鱗粉は完全に回避するのも難しそうだしある程度までは諦めて【活性治癒】頼りで耐えます
……本来なら川に飛び込みたいけど、パラドクスだからそんな単純なものでもないだろうし、今楼船の下部に注目されて余計な勘繰りをされても不味いしな…
「お待たせしましたっ! 残る敵は、あの中ですねっ!」
甲板に飛び出してきたレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が、一気に高楼に飛び上がろうとアクロヴァレリア "Einheit_02"に点火しようとした瞬間、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が鋭い声で制止する。
「ストップ! 飛ぶならデバイス使わず【飛翔】の不思議効果だけでやってくれ! 火気厳禁は解除されてないぞ!」
「あうっ!」
しまった、と、レイはフライトデバイスへの点火を止め、その間に、甲板に出てきた名茂菜木・人志(鉄紺の狗鷲(イーグル)・g06505)が、そのまま高楼の甲板階へと走り込む。
(「火気厳禁、火気厳禁、電撃も火花が散るから危ない。漏電は火災原因の上位だものな」)
声には出さずに自戒しながら、高楼に飛び込んだ人志は、おそらく立哨なのだろう、そこにいたトループス級蟲将『東呉郡主侍女隊』たちに向けパラドクス「クイックアサルト」を発動。異空間に繋がる穴(ポケット)から三本の鎖分銅を取り出し、そのまま飛ばして絡め取る。相手が武器を構えているようなら、有効射程を見切って外すつもりだったが、お粗末なことに『東呉郡主侍女隊』たちは弓矢も剣も背負ったままだったので、委細構わず先手を取る。
「仕掛けるッ!」
予定していた電撃は火花が散って危ないので中止、かつ、木の床に叩きつけたら床が割れて逃げられそうなので、人志は咄嗟に戦法を変え、鎖に絡めた敵を互いに勢いよく衝突させる。背負っていた弓の先端が、互いの喉や胸を貫き、『東呉郡主侍女隊』たちは血反吐を吐く。しかし、華奢に見えてもクロノヴェーダはクロノヴェーダ、『東呉郡主侍女隊』たちは自分たちの身体が裂けるのも構わず、強引に鎖から腕を引き抜き、反撃のパラドクス「剣林弾雨」を発動。弓を引き矢を放つ余力はないので、剣を掴んで投擲する。
「くっ!」
人志は懸命に身を躱すが、脇腹を掠め斬られた。とはいえ浅傷で、戦闘に支障はない。
そして、文字で書くと長いが、ほんの一瞬の攻防に続き、デバイスなし飛行を諦めたレイが楼内に走り込む。そして、さすがに物音に気づいて上の階から駆け下りてきた『東呉郡主侍女隊』たちに、パラドクス「精閃縫い(ゴットハウトネーエン)」を炸裂させる。
「っ本当に士気の低い警備ですね。ここまで侵入されてから、やっと慌てて出てきましたか」
剣【シュトライフリヒト】と盾の【シャルダント】を構え、レイはトループス級蟲将たちを次々と容赦なく斬り伏せる。比較的狭い空間で、大きく躱すことのできない乱戦模様の斬り合いになったので、相手も反撃のパラドクス「剣林弾雨」を発動し、レイの肌を剣で掠めて浅く裂く程度のことはするが、いちいち気にするほどのダメージではない。
そして、奥側の階段から駆け下りてきた『東呉郡主侍女隊』たちを、暁翔がパラドクス「贋作者(フェイカー)」で作成した弓矢で射抜く。射倒されたクロノヴェーダたちは、反撃のパラドクス「鱗粉光陣」を発動。刺激性の鱗粉を爆発的にばらまくが、もはやうっとおしいばかりで、戦闘に支障を生じるようなダメージを与えることはできない。
(「…とはいえ、水中眼鏡がなくて目をやられていたら、ちょっと洒落にならなかったかもしれんな」)
さて、残るは大将か、と、暁翔は上階に続く階段を見やる。とはいえ、既に別働隊、というか主力部隊が飛翔で上階に直接飛び込んで、主将のアヴァタール級蟲将『鉄旗・曽霄』に襲撃を仕掛けており、更に一方、それに合わせて船底の一般人たちも脱出を始めている。
(「【パラドクス通信】を使えば、ある程度は状況の把握ができるからな。あっちは大丈夫か、こっちは上手く行ってるか、と、余計な心配をしなくて済む」)
さて、どのタイミングでどう動くか、と、暁翔は声には出さずに呟く。たぶん、そうそう移動に手間取ることはないだろう…泳ぐ羽目にさえならなければ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV6になった!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用
船底の生贄たちに近い侍女隊は排除したから
もう避難に気付かれる心配はないかな
蟲将らが暗闇でどれだけ目が効くか分からんが
月明りがあるならいずれにせよ気取られるか
【トラップ生成】で閃光弾を上げて視界を<撹乱>
こちらは【完全視界】で仲間と息を合わせて建造物へ押し入る
扉や障害物が邪魔なら<両断>する
仲間が残りの侍女隊を相手取る間
曽霄を抑えよう
ネメシス化で黒い闘気が籠手と佩楯を成形し
偃月刀にも朱殷闘刀で闘気を纏わせれば畳みかける
複数の手に対しては
全ての攻撃を無理にいなすより
急所だけ守って多少の傷は甘んじて受ける
<捨て身の一撃>で腕の一本でも刈り取ってやる
孫・リア
他の皆がちょうど侍女達を皆倒した頃かな?
流石に呉の民でも船を動かせる人は限られるからね、彼女達には難しかったでしょう
初めまして曽霄殿、民謡伝の中とはいえ孫呉最強の武ってのはとっても気になるわ!
『狐舞』で【オーラ操作】でオーラの狐の尾を生やして偃月刀と槍も含めて死角からの【不意打ち】の【貫通撃】を狙いましょうか!
その旗の衝撃波も鋭利な旗も厄介ね……生み出したオーラで防御したり動きを【観察】しつつ避けて攻撃していくよ!
……呉の為と言いながら『孫呉』が民を犠牲にするのは間違ってる、絶対にこんな事止めてみせるわ……!
【アドリブ共闘歓迎】
プターハ・カデューシアス
侍女隊との戦闘に乗じアヴァタールの元へ
人々が無事脱出できることを祈ります
話を聞くと「周泰」とやらもそれなりに葛藤があったようですが
「自軍を犠牲にすること」に関してですか
裏を返せば
それが無ければ、他の一般人を狩って犠牲にするつもりと言う事
所詮クロノヴェーダ
やはり相容れぬ存在ですね
錬晏が仕掛けたタイミングで共に乗り込みましょう
相変わらずではありますが
実に勇猛な戦い振りですね、と苦笑し
この世界に因縁ある味方の援護になるよう立ち回ります
飛翔しての一撃離脱戦
地の利は相手にあるかも知れませんが
こちらも状況をよく観察し遮蔽物を利用し戦闘
残存・技能は全て有効利用
同行の味方へ苦手攻撃が向かったらはディフェンスを
ほんの少し、タイミングが戻って。
「階下で何か物音が…まさか、戦闘?」
「侵入者だな。行って、食い止めろ」
楼船の高楼、最上階の望楼。飽きもせずに延々と刀を振って鍛錬を続けていたアヴァタール級蟲将『鉄旗・曽霄』は、傍らに控えていたトループス蟲将『東呉郡主侍女隊』たちに、どこか金属的な感じのする声で告げる。
「曽霄様は…」
「俺は、ここで待つ。お前たちが見事侵入者を食い止めれば、それでよし。駄目ならば、侵入者はここに押しかけてくるだろう」
ごく淡々と『曽霄』は応じ、『東呉郡主侍女隊』たちは表情を引き締めて階下へ降りてゆく。
すると、まるで『曽霄』が配下を去らせて一人になるのを待っていたかのように、三人のディアボロスが飛行して望楼に飛び込んでくる。
「初めまして曽霄殿、民謡伝の中とはいえ孫呉最強の武ってのはとっても気になるわ!」
そう言って軽く会釈をする孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)をじろりと見やって、『曽霄』は訊ねる。
「そういうお前は、何者だ。魏の蟲将か。こんな南方まで、許昌からはるばる押しかけてくるとは、ご苦労なことだな」
「我々が何者なのか、それを貴公に明かすつもりはありません」
プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)が、慇懃な口調で応じる。
「ただ、許昌よりも更に遠くから参りました、ということは申し上げておきましょう」
『呉』の一般人兵卒の中には、我々ディアボロスの存在を覚えている方もいるのというのに、この蟲将は知らないのですかね、と、プターハは内心首をかしげる。あるいは、ひたすら武辺一辺倒で、敵が誰かなどということには、あまり関心がないのでしょうか。
そして夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が、ある意味、敵の『曽霄』と相通じるような、ぶっきら棒な口調で告げる。
「俺たちが、どこから来た誰かなど、どうでもいいことだろう。俺たちは、貴様ら『呉』の蟲将を退治しに来た。この後は、俺たちが貴様を斬るか、貴様が俺たちを斬るか、どちらかしかない」
「…上等だ」
唸って『曽霄』はゆっくりとした、しかし隙のない動きで身構える。一方、錬晏はネメシス形態に変化し、黒い闘気が籠手と佩楯を成形。偃月刀にも朱殷闘刀で闘気を纏わせる。
「名前だけは告げておこう。俺は、夏候・錬晏」
「ふん…魏にその名も高い、夏侯氏の一族か」
相手にとって不足なし、と、『曽霄』はぎらりと目を光らせる。その瞬間、錬晏はパラドクス「戦覇横掃」を発動。同時に、照明弾を炸裂させる。
「ぬおっ!」
思わず目を覆った『曽霄』の腕を、錬晏は寸毫の躊躇もなく踏み込んで斬り飛ばす。しかし『曽霄』は反撃のパラドクス「四剣七打」を発動。斬られた腕が持っていた剣を、空中で腕ごと足…というか後肢で掴んで振りかざし、錬晏に息もつかせぬ連続攻撃を浴びせる。錬晏は、或いは躱し、或いは籠手と佩楯で受け、ダメージは受けるものの戦闘能力が落ちないように立ち回る。
(「…相変わらずではありますが、実に勇猛な戦い振りですね」)
小さく苦笑しながら、プターハがパラドクス「竜翼翔破」を発動。空中からの急襲は『曽霄』の胴中を大きく裂くが、アヴァタール級蟲将は屈することなく「四剣七打」の連続攻撃をプターハにも浴びせてくる。錬晏ほど紙一重で見切ることはできず、プターハは大きく飛び退いて躱すが、『曽霄』は鋭く追撃してくる。竜翼に一撃を受け、あわやというところで、今度はリアが舞うような動きで飛び込んで阻む。
「見惚れちゃう? けどそれが命取りよ!」
「何を胡乱な!」
パラドクス「狐舞(マイオドルキツネノマイ)」を発動したリアは、見事に『曽霄』を翻弄し、胴中をオーラの狐尾でぶち抜く。『曽霄』はよろめきながら反撃のパラドクス「猛将の七星旗」を発動。四本の剣を素早く七星旗に組み替えて振り回し、敵を粉砕せんものと強烈な衝撃波を放つが、リアは間一髪躱してダメージを受けない。
「おのれ! 我が必殺の七星旗を躱すとは!」
「あははははは! 当たらなければ、どうということもないわね!」
当たってしまえば一大事だけどね、と、リアは声には出さずに付け加えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【士気高揚】がLV3になった!
【狐変身】がLV2になった!
【飛翔】がLV4になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
袁・雀蜂
※アドリブ歓迎
行動
敵の間合いの出入りを同じ「一撃離脱」技能で相殺しつつ
「グラップル」技能で懐に入り込んで
下方から敵を蹴り上げる【衝天登龍脚】で敵を打ち上げて
船へのダメージが少ないように【飛翔】して空中でとどめを刺す
・セリフ
これで終わりだーっ!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用
【活性治癒】を活用しながら曽霄と引き続き渡り合う
「肢も自在に操るとは…器用な事だ」
ネメシスモードでさらに闘気を纏い
脛当てと胸当てを追加
死人に戻りつつあるように肌が少し白くなる
その武があれば、戦場で奮って散るのが本望だろうに
船の上でただその命を燃やし尽くすか
せめて武人として、全力の武でもって討ち取ってやろう
太刀筋を<看破>し返し刃で【一刀両断】を狙う
剣を弾き手数を減らして追い詰めていく
無理に攻めず、しかし攻勢は緩めず
持ち前の<忍耐力>で相手が焦れて調子を崩せば
隙を見逃さず全力の<薙ぎ払い>を叩きこむ
嵐柴・暁翔
捕まっていた方々が逃げた後なら楼船が炎上しても被害はないにしても、出来れば逃げたという状況の発覚を少しでも遅らせたい所だな
そうなると楼船には暫くは無人で彷徨っていて欲しいし火器の使用や船体に被害が出るような攻撃は避けるべきか…
間合いの外から【飛翔】の高速移動で突っ込み《天元突破冒険者》を発動させて『風牙』で斬り付けます
斬り付けた後は直ぐに間合いから離れて反撃されるのを防ぐ
相手がパラドクスでやっているのと同じような事を通常動作でやっているともいいますな
排斥力で弾き出される、【水中適応】が切れる直前に逃げ出した方々へ向けて何かしらの合図が送れれるようならやっておきます
「肢も自在に操るとは…器用な事だ」
更にネメシスモードを強化し、闘気を纏って脛当てと胸当てを追加しながら、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が『鉄旗・曽霄』に告げる。ネメシスモードを重ねていく代償か、死人に戻りつつあるかのように、その顔色は蒼白い。
「その武があれば、戦場で奮って散るのが本望だろうに。船の上で、ただその命を燃やし尽くすか」
惜しむかのような錬晏の言葉に、『曽霄』は意外にも、笑いを含んだような声で応じる。
「否。戦場で無力な人兵を薙ぎ払って、何が本望か。しかし、闘うに値する力ある蟲将は、滅多なことでは戦場に出てこない上に、何級だか何の定めだか知らんが、闘うに闘えないこともあるという。貴様らが何者か知らんが、存分に闘える相手と力の限り闘えるなら、それこそが我が本望。敗れて散っても、寸毫の悔い無し!」
「なるほど、良き心根だ。ならば武人として、我が全力の武でもって討ち取る!」
言い放つと、錬晏はパラドクス「鋭鋒噛砕(エイホウゴウサイ)」を発動。得物に更なる闘気を纏わせ、龍の頭を模した形状へと変化させる。
「我が刃は牙の如く!」
「ぐおっ!」
かの『関羽』の武器を思わせる形状と化した龍頭の偃月刀が『曽霄』の剣と打ち合った瞬間、その剣ごと相手の腕を噛み砕く。痛手を負った『曽霄』は、しかし瞬時に反撃のパラドクス「四剣七打」を発動。一剣一腕を失いながらも、減ずることのない勢いで錬晏に斬りつける。その斬撃を錬晏は紙一重で見切り、躱すが、完全に躱しきることはできず、いくつもの浅手を負う。
(「野暮は百も二百も承知だが…今は、見惚れてる場合じゃない!」)
下の階から猛然と駆け上がってきた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、そのままの勢いでパラドクス「天元突破冒険者(ランディ)」を発動。半ば横から体当りするような体勢から、『曽霄』に必殺の一撃を叩き込む。
「……俺の太刀に、斬れぬもの無し。……全てを斬れ……雷光烈斬牙…!」
「ぐあっ!」
ほとんど反射的に『曽霄』は体を躱し、かろうじて両断は免れたものの、剣を振るっていた後肢をばっさりと切断される。それでも『曽霄』は、反撃のパラドクス「疾風斬翔」を発動。素早く離脱しようとする暁翔を、残った二剣を凄まじい勢いで振るいながら、一脚のみとは思えない速度で追い討ち、浅からぬ傷を負わせる。
しかし、そこへ袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が飛び込み、パラドクス「衝天登竜脚(ショウテン・トウリュウキャク)」を炸裂させる。
「蹴り穿つ! 飛天流星脚が裏、衝天登竜脚!」
「ぐわあっ!」
もしも『曽霄』の四剣六肢が健在だったら防がれたかもしれないが、雀蜂は相手の振るう二剣を見事にかいくぐって懐に飛び込み、強靭な四肢と翅で跳躍しながら渾身の力を籠めて蹴り上げる。凄まじい蹴撃をまともに受けてしまった『曽霄』は、望楼の薄い屋根を突き破って空中へ飛び出し、同時に雀蜂も飛翔して追う。
「これで終わりだーっ!」
「!!!」
月光が煌々と照らし出す中、一瞬、『曽霄』の背甲が割れて翅が広がりかかったものの、雀蜂は委細構わず、強烈な飛翔回し蹴りを叩き込んで相手の身体を完全に砕く。二つに割れて絶命した『曽霄』の遺骸が、宙から墜ちて楼船の甲板に叩きつけられた瞬間、強大な排斥力が発動して、ディアボロスたちをパラドクストレインへと戻した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ドレイン】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!