リプレイ
メロネア・アーゲインスト
ヴァカンス…というのもなんだな。
事前に間諜の情報収集に向きそうな店の下見などをしておく。
行動中ディアボロス以外の者と会話するのであれば愛想良い演技をする。
オリエントな国に来ることは珍しい。
仕事を始める前に紙巻きで一服したいところ。
…うん、喫茶店のような店があればそこにお邪魔しようか。
甘過ぎない菓子を1つ。あとは珈琲…は、ないか。なにか菓子に合うティーがあればもらおう。
タバコに火をつけ、店外の席から町を眺める。
忙しく働く者、昼から酒を呷る者、賑やかな子供。実に目に騒がしい。
む、口角が上がる感じがする。
楽しんでいる…のかな、私は。
吸い終えれば仕事だ。
…もう少し、ゆっくり吸っていても良いか。
杏・紅花
戦いの前にのんびりしていいなんてしあわせ…!
ゆらゆら揺れる舟の上でのんびりお昼寝しちゃお
あ~~空を見上げてると、ふわふわの雲や乾いた青空
歴史が変わっちゃったとはいえ、こっちの国の空気がやっぱり落ち着くなぁ
あ、いつも狭い竹菅の中じゃ可哀想だし管狐の「天」も出してあげよう
フェネックみたいに大きな耳をパタパタさせて、黒い小さな体をぴょこぴょこさせて
ふふ、天も嬉しそう
果物でも食べようよ、こっちの果物は甘くてじゅーしぃだぞっ
ゼータクに茘枝なんか持ち込んで
へへへ、船に乗る前見つけたんだあ
この後はカンチョウを見つけて、そいつらに間違った情報を流して混乱させて…
まあ考えるのは後でもいっか
今はのんびりしてたいな
ベアタ・アンシュッツ
折角なんで、本場の中華料理を楽しむよ!
洞庭湖が見えるお店で、餃子とか焼売とか春巻きとか……あ、折角洞庭湖が見えてるんだし、美味しい魚があるなら、おすすめの魚も食べたいな!
まさか……食べ物が全部、「軍に取られて、わずかな麦や粟、稗くらいしか無い」とか言いませんよね?
まあ、本当に無さそうなら……無理は言えませんけど
とりあえず、川で魚釣りでもして、時間潰してあわよくば……おかずを調達しましょう
おっきなナマズとか、美味しそうででっかいの釣れないかな
お料理?
待ってたら、誰かやってくれるんじゃないの?
私は食べる方専門職なんで……
ああ……この川の水がフカヒレスープだったら
あ、そこの船の人達!
釣れてますかー?
峰谷・恵
「あちこち戦いに行ってたしちょっとくらい遊ばせてもらってもいいよね」
絡み、軽くえっちな描写歓迎です。
のんびり船に揺られながら魚釣りをしたり、セクシーコーデ(アメスク)から持参した水着(ワンピースタイプはVカップの胸に合うものがまず無いので青のビキニ)に着替えて軽く泳いだりして気晴らしする。
「クロノヴェーダ全部片付いたらしばらくこうやってのんびり過ごしたいかな。今はまだ千里も万里も先の話だけど」(クロノヴェーダのせいで生じた異なる歴史で遊んでいるというひっかかりをごまかすように笑う)
高橋・えーだ
えーだ様はリアルVRアイドルだから、バカンス🌴中も配信🎥のことを忘れないゾっ❓
なので、もっと画面が配信映えするよーに、辺りにいろいろ描いちゃお❗🖌
もちろん、許可🙏取ってだけど…えーだ様、炎上🔥商法は嫌いなんだよね😒
軍の詰め所にカワイイ💖女の子とかの絵を描けば、兵士の人たちもやる気😤向上❗
貧しい家とかに綺麗な絵🖼️を描けば、おひねり💰が入って喜んで貰えるかも…☺
そんでもって描いた絵と一緒に、幾つかの長沙紹介動画を撮影🎬するよ❗
もちろん、撮影を通じてえーだ様自身が楽しみたいってのもあるけど…戦争前の鬱々☹とした雰囲気を、えーだ様の楽しさ爆発💥ハイテンションで吹き🌬飛ばそ❗
天咲・ケイ
う~む、本で読んだ三国志の時代に
こうして実際に訪れる事になるとは不思議なものですねえ……。
折角ですからのんびりと舟に揺られながら写真を撮りましょう。
本当にただの観光で訪れたかったですねえ……。
地図を見ながら周辺の地理・地形も確認して
隠れるのに適した場所等も調べておきましょう。
行き交う行商人も【観察】してどういった人々が多いのかも
よく調べておきます。
こうして見ると興味深い事がたくさんありますね。
水上を、一艘の舟が行く。
地上にはまだ暑気が残るが、水上には穏やかに風が吹き、心地よい。その風を受け、舟が進む。
「戦いの前にのんびりしていいなんて、しあわせ……!」
杏・紅花(金蚕蠱・g00365)は舟の上で寝そべり、空を見上げていた。
空は青くどこまでも澄み渡り、雲が流れていく。
「歴史が変わっちゃったとはいえ、この国の空気はやっぱり落ち着くなぁ」
「本で読んだ三國志の時代に、こうして実際に訪れることになるとは」
天咲・ケイ(人間の破軍拳士・g01192)は辺りを見渡し、大きく息を吐いた。
「不思議なものですねぇ……」
霞の中に浮かぶ彼方の山々、果ての見えない大河。TOKYOエゼキエル戦争出身のケイからしてみれば、まるで山水画の世界に迷い込んだようである。思わずカメラを出して、パシャリとシャッターを切る。360°あらゆる方向が絵になる。つい、何度も写してしまう。
「本当にただの観光で訪れたかったですねぇ」
「いいじゃない。今はただの観光気分で」
釣り糸を垂らしていた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が微笑む。
「あちこち戦いに行ってたんだし、ちょっとくらい遊ばせてもらってもいいよね」
「だよねぇ?」
紅花が我が意を得たりと頷いて、
「出ておいで、『天』。いつも狭いところじゃつまんないでしょ?」
と、管狐を呼び出した。
「カンチョウを見つけて間違った情報で混乱させて……とか、あとでいいよね。今はのんびりがいいな。
ほら、こっちの果物は甘くてじゅーしぃだぞッ」
管狐『天』は大きな耳をパタパタと動かし、主の手から果実を口にする。
「あれ、それライチ? ボクももらってもいい?」
飽いたのか、竿を置いた恵ものぞき込んできた。
「いいよぉ。へへへ、舟に乗る前、偶然見つけちゃったんだぁ」
「ふふ、おいし」
指に残った果汁を、舌を出してぺろりと舐めた恵は、羽織っていたシャツを脱ぎ捨てた。
「ちょ!」
「恵さん!」
慌てた紅花とケイだったが、その下から現れたのは青のビキニ。脱いだ勢いで、あまりに豊満な胸が縦横に揺れる。青い水着は、それをかろうじて支えている、といった程度。
「ねぇ、せっかくだから泳がない?」
恵は紅花とケイの腕をそれぞれ取って、自らの腕と組むようにして誘ったが、
「当たってる当たってる。というか、飲み込まれてるよぉ、腕が」
「いやいや……。一応、調べ物もしておかないと」
恵から逃れたケイは、さっき写した写真とも照らし合わせながら、白紙を広げていた。どうやら、地図を作っているようだ。
「水路や島、隠れるのに適した場所が見つかるかも知れませんからね」
「ふぅん」
恵は船縁から飛び込み、仰向けになって水に身を任せた。長い長い黒髪がたゆたい、水面から突き出た双乳が嫌でも目に留まる。
「クロノヴェーダが全部片付いたら、こうやってのんびり過ごせるのにね」
近くには小さな津(みなと)がある。たまたま通りかかった漁船や、旅商人を乗せた船に乗った男たちの目が、恵に注がれる。
「行商人、ですか」
ケイが目を細め、通り過ぎていく船を見つめた。
「あ、向こうに舟が見えるね♪ おーい!」
高橋・えーだ(法術プログラマーVRアイドル・g00504)は水上を行き交う舟に手を振ってみたが、船上の人々は『何か』に気を取られているらしく、反応はない。
「……なんだろ?」
えーだは気を取り直し、声を張り上げる。
「リアルVRアイドル・えーだ様は、バカンス中でも配信のことを忘れないゾッ!
今日は、長沙近くの津にやって来てるよ☆ みんなにここの魅力、たくさん発信するからお楽しみに♪」
津には行き交う船とその客を相手にした店などもいくつかあり、それなりの賑わいを見せている。
だが、よく見ると呉の守備兵(彼らは人間だ)がちらほらと歩いており、戦の緊張感がここでも感じられた。
「あー、やだやだ……」
ため息をついたえーだはかぶりを振り、
「じゃあ、もっと映えるよーに、いろいろ描いちゃおー♪
あ、もちろん許可は取ってるからね。えーだ様、炎上商法は嫌いなんだよね」
と、VRペインターを忙しく動かした。軍の詰め所には愛らしい少女が描かれ、貧家の壁に美しい絵を描けば、道行く人々が感嘆の声を上げた。
「そうそう。戦争戦争って鬱々してるなんてイヤだもんね☆」
ひとしきり撮影したえーだは次に、
「じゃあ、あっちのご飯屋さんにも……って」
「あら、えーださん。もしかしてお食事ですか?」
飯屋の前にはベアタ・アンシュッツ(天使のハラペコウィザード・g03109)がいた。手を振る反対の手には、コイの仲間とおぼしき、1mほどもある大きな魚を提げている。
「これですか? さっき釣り上げたおかずですよ♪」
ふたりが連れだって店に入っていくと、
「……お前たちも来たのか」
簾を屋根のように張った、店外の席がある。メロネア・アーゲインスト(白紙のメロネア・g02661)が、紫煙をくゆらせながら片手をあげた。
「お連れの方で?」
「あぁ。混み合って来たようだし、相席でいい」
と、店の主人に笑みを向ける。
「じゃあ、お邪魔して……。ではご主人さん。餃子とか焼売とか春巻きとか、ほかにもなにか美味しい、名物の料理を!」
勢いよく手を上げたベアタだったが、主人が少し困った顔をしたのを見て、
「あ、まさか……まさか食べ物全部軍に取られて、麦や粟や稗しかないなんていいませんよね? 泣きますよ私!」
と、顔色を変えた。
当たらずといえども遠からず。ここは「とりあえず食えるものを」出してくれる程度の店でしかないらしい。あまり多種多様な料理は望めないようだ。
「だったら、この魚で何か作ってください!」
「自分ではやらないの?」
「私は食べる方の専門職なんで……」
と、「料理? 待ってたら誰かがやってくれるんじゃないの?」主義のベアタは笑った。
「主人、私には甘すぎない菓子と、珈琲……は、ないか。茶をもらおう」
素材が良ければ料理も美味い。ベアタは瞬く間に大魚を腹に収めていく。満面の笑顔で。
それを横目に眺めつつ、メロネアは店の中を窺った。
客は主に、近隣を行き来する行商人たちである。国境付近、さらには戦の動きがあるとしてそれなりの緊張感はあるものの、魏・蜀の決戦場となりそうなのは北にある樊城ということもあって、そこまで殺気立っているわけではない。
さほど大きくない津ということもあり、飯屋はここくらいのもののようだ。張り込むにはちょうどいい。
「ヴァカンス……というのも、なんだな」
周りの仲間たちにつられた格好のメロネアだったが、つい任務のことを考えてしまう。
「さて、吸い終えれば仕事だ」
そう言って立ち上がろうとしたが。
忙しく働く店の主人、昼間から酒をあおる酔客、犬と一緒に駆け回っている子供……実に賑やかな光景が目に入る。
口角が上がっているように思えたメロネアは、つい自分の頬をなでた。
楽しんでいるのか、私は。
「……もう少しだけ、ゆっくり吸ってもいいか」
席に座り直し、懐からもう1本を取り出した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV2が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
高橋・えーだ
まさかキミたち…幾らバカンス🌴だからって、ただえーだ様が動画撮影🎬してただけなんて思わないよね❓😜
これまでは編集用の素材集めだったけど…これからはライブ配信🎥準備の時間⏰だぞっ❗
…そ・こ・で❗
配信予告のビラ📝を書いてばら撒こ❗
ただし、内容は『‡”ャ儿文字』で…ってかこのディビジョンだと単に漢字を部首ごとに分けてるだけな気がするけど💦、兎に角読みにくくできればおけまる❗🙆
そうすれば…スパイは「暗号だ…重要な通知かも😈」って勘違いして解読に時間⏳かけて、ホントに重要な秘密を見落とすかもしんないし
…って、それじゃえーだ様のライブ予告も誰にも伝わらないじゃーん⁉😱
誰か解読して…❗😭
峰谷・恵
「ふぅん…みぃつけた」(緊張感を漂わせる間諜見つけて目を細め)
モブオーラを使って町中で間諜を探し、間諜を見つけたらモブオーラを解いて男を相手にする仕事の女という雰囲気を出し(誘惑+精神攻撃)買い物ついでという感じに話しかける。
話まで持っていけたら聞いた話だけどとだけ前置いて嘘情報を話す。
「蜀の本当の狙いはこの辺りらしいね。いや、得意げに話したがる人って意外と居てね。それによると関羽の軍は囮、背後を狙った呉の軍をおびき出して他の武将と精鋭の兵士を集めた本命で呉軍を奇襲で倒して呉へ攻める。魏もそれは承知でまともに蜀とやるより策に乗って楽に呉を切り取るって。行商なら逃げ易いだろうし早いほうがいいよ」
「さーて、素材はこれくらいでいいかな?」
津(みなと)のあちこちを歩き回った高橋・えーだ(法術プログラマーVRアイドル・g00504)。
「まさかキミたち……いくらバカンスだからって、えーだ様がただ動画撮影してただけなんて思わないよね?」
さぁ、これからはライフ配信準備の時間だぞッ!」
そろそろ、敵の間諜がこの津に紛れ込んでいるころであろう。
察するところ、呉将・太史慈の持つ情報は淡泊なものに違いない。蜀将・関羽が兵を集めていることは察知していても、その正確な動向までは測りかねているのだ。
「そういうときは、少しでも手がかりになるものが欲しいもんね☆
そ・こ・で!」
えーだは大量に用意したビラを、相手が受け取ろうが受け取るまいが、あちこちにまいていった。
書かれているのは、『リアルVRアイドル生配信!!』で配信するつもりの、内容の予告である。つまり、ビラそのものにはなんの怪しさもない。
怪しいのは、その文字である。よく言えば特徴的、要するにギャル文字で、しかも漢字でそれを大量に用いているものだから、とにかく読みづらい。というか、読めない。
「スパイならきっと、『暗号だ……何か重要な通知に違いない』って思うよ♪」
そこでふと、気づいた。
「って、それじゃえーだ様のライブ予告、誰にも伝わらないじゃーんッ!」
一方、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は周囲に視線を配りながら、通りを歩いていた。
ひときわ人目を引く……それこそ、船に乗った男たちの目を釘付けにしたように……恵だが、今の彼女はまとった雰囲気があまりに異なる。通り過ぎていく人々も、特に彼女に目を向けたりはしない。
「さて、と。どこかなぁ……?」
飯屋の店先に目を向けた恵は、長いすに腰掛けている男に近づいていった。その男が間諜かどうかは、確信が持てないのだが、行商人らしい風体で、津の住民ではなさそうだ。
「……まぁ、噂が広がるのなら、大丈夫だよね」
肩をすくめて、
「隣、いい?」
と、声をかける。男がハッと顔を上げた。どうして、こんな近くに来るまで「いい女」だと気づかなかったのか?
恵は、仕草の一瞬一瞬までを見せつけるようにゆっくりと、太股が触れる近さで男の隣に腰掛けた。
ひとしきり談笑したのち、恵は「本題」に入る。
「そういえば、『心配』だよね」
「なにが?」
「ほら、北の方。蜀軍が集まってるじゃない? 魏の樊城を攻めるふりをして、本当の狙いは呉なんだって。
関羽の軍は囮。その背後を狙ってる呉をおびき出して蹴散らし、一気に呉に攻め込むんだって。魏も、それに乗っかるんじゃないかって。
……なんでそう思うかって? いや、訳知り顔で話したがる人、意外といてね」
そう言った恵は、目を細めて男の顔をのぞき込んだ。
「お兄さん、行商でしょ? 『逃げる』んなら、早いほうがいいよ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
ベアタ・アンシュッツ
【飛翔】で、街で高い建物の屋根等に登って、【モブオーラ】を活かし屋根の陰等に隠れて、噂を振り撒く仲間の様子を見てみる
怪しい連中が特定の方角に向かったり、別の方角に向かってた者が、急に行き先を変えて、怪しい奴等と同じ方向に向かったりしないか監視
怪しい連中が特定の方角に向かうのを確認できたら、道中の木や岩陰等に身を隠しつつ、怪しい連中を追っ掛けてみる
張り込みの間におなかが空いたら、いもようかんモグモグ
急に動きがあったら、咥えたまま追っ掛けてるかも
怪しい連中が船に乗って移動するなら、遠巻きに距離を取って追いかけてみる
特定の場所にどんどん集まるようなら、そこに親玉が居るかも
情報を得たら戻って仲間と共有
杏・紅花
狐の晦で管狐を憑依させて、【モブオーラ】で見つかりにくくする
仲間の流言がどう広まって影響するのか楽しみだな~
ビラとかあたしも解読すんの大変だぞこれ…??「ゐωナょ来τね」…?
建物や草木の地形を利用して忍び足で怪しいところを調査
間諜だって情報を持ち帰らないといけないんだもんね
ってことはぁ…けっこう焦ってんだと思うんだよなぁ
目つきが刺々しかったり、周囲に聞き耳たてながら移動してたりする人物がいないか探してみようかな
うまく見つけられたら引き続き管狐を憑依させたまま忍び足で追跡
彼らがボスのとこまで案内してくれるといーけど…!
天咲・ケイ
さて、英気も養いましたし、その間諜とやらを
見つけ出すとしましょうか。
旅の武芸者を装います。
【モブオーラ】を利用して、味方の流言飛語を
聞いたり見たりした人々の反応をギリギリまで
接近して【観察】していきます。
間諜と思われる怪しい反応を示した者を
見つけたら【エアライド】と【飛翔】を活用して
建物や樹木等に隠れながら尾行します。
必要とあれば、先程作った地図も活用しましょう。
「さて、英気も養いましたし、間諜とやらを見つけ出すとしましょうか」
旅の武芸者を装った天咲・ケイ(人間の破軍拳士・g01192)は、雑踏に溶け込みながら左右を見渡した。
この中に呉の間諜はいる。まず、間違いなく。
同時に、潜入した仲間たちが流言を流してもいるはずだ。
「流言がどう広まって影響するのか、楽しみだな~」
いささか物騒なことを笑顔で口にした杏・紅花(金蚕蠱・g00365)が、通りに落ちていたビラを拾い上げた
「……読めないよ、これ」
と、苦笑する。大変だぞ、この解読。
ともあれ、自分たちの役目は間諜を発見し、動きを探ることである。
「おはいんなさい、『天』」
紅花の中に、管狐『天』が憑依していく。すると彼女の姿は、今まで通りそこに存在しているにも関わらず、周囲の者たちの目からは隠れてしまった。さらに用心して、建物の陰から様子を窺う。
「間諜だって、情報を持ち帰らないといけないんだもんね。
ってことはぁ……けっこう焦ってると思うんだよなぁ」
「わずかの情報でも、集めていけば何かになる。食いついてくるでしょうね」
ケイはふと、飯屋の裏手にある大樹を振り返った。
その樹上にいたのは、ベアタ・アンシュッツ(天使のハラペコウィザード・g03109)である。津(みなと)には低い建物ばかりが並ぶ。ここが一望するのにもっともよい。【飛翔】すれば、枝の上まで飛び上がることなどたやすい。
「もぐもぐもぐもぐ」
何を言っているかわからない。
「あやしい連中、どこにいますかね」
芋ようかんを飲み込んだベアタは口元をぬぐいながら、やはり通りの様子を窺った。
ふと見下ろすと、行商人らしき男がふたり、なにか話をしている。
それだけならば何ということもないが、さらにひとり、男が加わった。
男の手には、なにやらビラが。それをのぞき込んだ男たちは首をかしげ、額を寄せ合ってなにやら話をしている。
「何を言っているかは聞こえませんが……」
「怪しいね。声を潜めて密談なんて」
ケイと紅花も気がついた。意識をそちらに向け、男たちの動きを探る。
すると、ひとりの男が指図をするように顎をしゃくった。すると残りのふたりは頷いて歩いて行く。
紅花は管狐を憑依させたまま、後を追う。
「ボスのとこまで案内してくれるといーけど……!」
「ははひひへふへ」
あやしいですね。2本目の芋ようかんをくわえたまま、ベアタも【飛翔】して後を追う。
男たちは船に乗り込み、流れに竿を立てて岸から離れていく。
ディアボロスたちも空を飛び、空中を蹴って向きを変え、船を遠巻きにして、島々の、茂みの陰に潜みながら後を追った。
「この方向には……」
ケイが懐から取り出した紙を広げ、顔をしかめた。
「これはさきほど作っていた地図ですが……あちらはもしかして、入り江になっているんじゃないでしょうか?」
果たして、行商人……もはや間諜と呼んで差し支えあるまい。ふたりの間諜を乗せた小舟が向かった先、多くの島々に囲まれて周りからは窺えない入り江に、「呉」の旌旗が翻った軍船があった。
「いやがったぜ……!」
ケイがグッと、拳を握る。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【モブオーラ】がLV3になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
メロネア・アーゲインスト
蜀の義勇兵参加経験のある農民として町の盛り場にいこう。
仕事の時間を終えてガス抜きをしてる頃合がよかろう。
事前に間諜がいる事は調査済みだ。
気安くお喋りな演技をし、酒を勧め噂を語る。
「関羽は樊城の曹仁と内通してる」と。
魏が呉の水軍を狙っている。
魏は呉と連携し関羽を挟み潰すと嘯きその実は呉の投降を目論んでいる。
蜀は南部の広大な土地を民の為に得たい。相互に利益がある訳だ。
此度の北上も追走に出た呉軍を釣る餌に過ぎない。追えば潰されかねない。
まぁそんな訳はない大嘘だが、戦渦は判断力を鈍らせる。
まして息抜きの折に聞く望外の情報。
嘘か真か、応えは未だ白紙のままだ。
あ、勘定は間諜の奴にツケてもらうぞ。
行商人らしき男がひとり、飯屋の店先で腰掛けて通りを見つめている。
その目つきが時折、鋭くなる。男の正体は、呉の間諜であった。
この津(みなと)で得た情報を配下に持たせて送り出したのち、男は思案し続けていた。
蜀軍の狙いが呉であるという噂。そして謎の怪文書。
「……まさか」
気にはかかるが、確信できるほどではない。半信半疑といった程度だが、とにかく得たものは伝えておけばよい。それが役目だ。
「隣、いいか?」
男はハッと顔を上げた。いかん、考え込みすぎていた。
気がつくと隣には、長い黒髪を背中まで垂らした男が立っていた。すぐに柔和な笑みを浮かべ、
「えぇ、どうぞ」
と、席を勧める。
「悪いな」
隣に座ったメロネア・アーゲインスト(白紙のメロネア・g02661)は料理を注文しつつ、
「仕事が終わったところなんだ。よかったら一緒に飲まないか?」
と、男の返事を待たずに酒を注文した。
「せっかく蜀の義勇兵を辞められたと思ったのに、こっちもか」
メロネアの呟きに、杯を持つ男の手が止まる。
「……戦は、北の樊城のあたりではないのですか?」
「いや。裏では、蜀と魏は手を結んでいるらしい。漁夫の利を狙って出てきた呉を、挟撃しようという腹だとか。だったらこの辺りが戦場になるんじゃないか」
メロネアは「嫌だ嫌だ」と呟きながら杯に口をつける。
魏からみれば、江水を挟んで対峙する呉の水軍は目障りであり、蜀からみれば、長沙を含む荊州南部の土地には魅力がある。
「……まさか、まさか」
複数の出所から得られた、魏と蜀の共闘。しかもこの男は、蜀軍に身を置いていたらしい。
まさか自分たちが狙われ、動きを逆手に取られているとは思わず、「これは将軍の耳に入れておかねば!」と、男は顔色を変えた。
「申し訳ない、私はこれで!」
男は中身の残った杯もそのままに、慌てて立ち上がって店を出て行った。
「……やれやれ。勘定は押しつけようと思っていたんだがな」
メロネアは苦笑して、自らの杯を干した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】がLV4になった!
「申し上げます! 市中の噂によれば、樊城へと向かう蜀軍は囮とのこと。魏とも手を組み、釣り出された我が方を挟撃するのが目的である、と」
「馬鹿め。市中の噂などが信用できるかぁ!」
間諜の報告を受けた呉将・太史慈は、鉄鞭を机に叩きつけた。砕けた破片が飛び散り、間諜は首をすくめたものの。
「た、たしかに確証までは持てません。ただ、この話は複数の経路から入ってきており、中には先頃まで蜀軍に従軍していたという者からの情報もあります。
将軍のお耳に入れておくべきことかと思い……!」
「わかった。下がれぃ!」
間諜を下がらせた太史慈は、苛立たしげに鉄鞭をカチカチと打ち鳴らして歩き回る。
「鋭鋒兵ども、帆を揚げろ! 貴様らの目で確かめてこい! もし蜀軍が南下しておるようなら、片付けてもかまわん!」
太史慈の命を受け、数隻の軍船が動き出した。
峰谷・恵
「あとは乗り込んで片付けるだけ…まずは指揮官と連携されないよう護衛から削る」
他のディアボロスとは可能な限り連携を取る。
モブオーラ効果で目立たなくなってエアライド効果で乗り込む最適経路を見つけ、飛翔効果+飛行魔術式で見つかりにくいよう出来る限り低空を飛んで敵陣に接近、向こうに迎撃体制を取られる前に奇襲を仕掛ける。
3体以下で固まっている敵がいればそれを目標に最高速度で突撃しながら炸裂気功撃を叩き込み撹乱、反撃は一つでも避けられればあとはLUSTオーラシールドで防ぎ竜骸剣で受け流す。通信障害で連絡を断ち他の敵が駆けつけるのを遅らせている間に竜骸剣の斬撃と闘気+LUSTクンフーブーツの蹴撃で敵を倒す。
天咲・ケイ
うまく尻尾を掴む事ができましたね。
早いとこやっつけて、この地から追い出しましょう。
味方の奇襲の陽動として正面から攻め込みましょう。
攻撃の合図として派手に銅鑼を打ち鳴らし
敵の注意をこちらに引き付けます。
混乱を誘うように『魏』の旗も掲げていきましょう。
正面から斬り込んで乱戦に持ち込みましょう。
乱戦になれば同士討ちを恐れて迂闊には潜蜂埋伏刺を
使えないと思われますので【攪乱】するように動きながら
【グラップル】による接近戦を仕掛けていきます。
そして敵が固まっている箇所を狙って【クイックアサルト】
を放ち纏めて攻撃。
弱っている敵から優先的に潰していきましょう。
高橋・えーだ
いいもんいいもん😭誰も解読してくれないなら人が多いトコで生するだけだもん😢
おーいそこの蜜蜂🐝さん❗ 折角ならえーだ様のライブを見てかない❓😘
えーだ様は法術プログラマーVRアイドルだから、リアルタイムにお仲間の蜜蜂🐝さんをリアル3Dモデリングして、スクリプト📜を書き込んで式神を作るよ❗
さー、みんなでレッツ8🐝の字ダンス🕺💃
炎🔥の攻撃💥もどんどんカモン👍
炎🔥があると情熱的🌹なシーンになりそうだから…きっと再生▶️数もうなぎのぼり⤴️だねっ❗
…まーでも一応は本来の目的はクロノヴェーダ討伐☠だから、こっちからも攻撃するようにはスクリプト📜組んだよ
合戦みたいになればいいなぁ
「うまく尻尾をつかむことが出来ましたね」
「だね。あとは乗り込んで、片付けるだけ」
天咲・ケイ(人間の破軍拳士・g01192)と峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が窺う先に、小島に停泊する呉の軍船が見える。島には小さいながら兵舎のような物まであり、呉軍の拠点となっているようだ。
「よく隠したものですね」
ケイが感心したように息を吐いた。
その彼らの目の前で、呉軍が動きを見せる。数隻の軍船が、帆を揚げて動き始めたではないか。
「ますます都合がいいね」
恵が視線を流し、微笑んだ。
「ぶー。なんで怪文書なんだよう」
頬を膨らませる高橋・えーだ(法術プログラマーVRアイドル・g00504)の肩を、ケイが「まぁまぁ」と叩く。
「いいもんいいもん! 誰も解読してくれないなら、人の多いところで生するだけだもん!」
えーだは開き直って跳躍し、軍船へと迫る。
「その意気ですよ」
ケイは派手に銅鑼を打ち鳴らし、「魏」と大書した旗を立て、さながら一軍が動いているかのように騒ぎ立てる。
「何事だ!」
船縁に現れた鋭鋒兵どもに向け、えーだは。
「おーい、そこの蜜蜂さん! せっかくなら、えーだ様のライブを見てかない?」
「なんだ貴様は!」
「法術プログラマーVRアイドル、えーだ様だってば!
……いい加減にしないと、ちょっと素に戻りそうになるよ」
えーだのペインターが宙を滑ると、本物としか思えない3Dモデリングされた蜜蜂が描かれていった。
気を取り直したえーだが、鋭鋒兵どもを指し示す。
「さー、みんなでレッツ8の字ダンス☆」
蜂は鋭鋒兵どもに襲いかかり、敵を悶絶させた。
「妙な大道芸を!」
鋭鋒兵どもがそろって翅を擦りあわせる。すると、たちまち炎がわき上がってえーだに襲いかかった。
しかしえーだは身を翻してそれを避け、
「だから、VRアイドルだって言ってるでしょーが!
でも、その炎はいいね♪ 情熱的なシーンになりそう☆ 再生数もうなぎのぼりだねッ!」
「早いとこやっつけて、この地から追い出しましょうか!」
ケイは銅鑼を投げ捨て、敵船へと飛び込む。
「魏の兵だと? 馬鹿な」
「さぁ、どうでしょうね!」
わずかでも動揺したならば、それで十分。
ケイが手を伸ばすと、そこには異空間へと繋がる穴。取り出した得物が、捉えられぬ速さで鋭鋒兵どもに襲いかかる。
ケイを囲む鋭鋒兵どもは、頭部を砕かれ、翅を引き裂かれ、体液をまき散らして甲板に倒れ伏した。
「おのれ!」
鋭鋒兵の姿が、背後の山々に溶け込む。自らの体色を深い緑に変えた鋭鋒兵の槍が、ケイの脇腹をかすめた。
「く……!」
「今ぞ! 押し包め!」
敵は数を便りにディアボロスを囲もうとしたが、
「破ァッ!」
宙を蹴って跳び、敵の背後に回った恵が、裂帛の気合いとともに闘気を叩きつけた。その塊に吹き飛ばされた鋭鋒兵どもが、水柱を揚げて水中に沈む。
「残念だったね。まだ、ボクがいたんだ」
目を細めて敵を睨んだ恵を目がけ、鈍く妖しく光る槍の穂先が次々と襲いかかった。
「甘く見られたものだねッ!」
サキュバスを具現化しているとも言える、桃色の闘気。それを帯びた盾は、鋭鋒兵どもの毒槍をことごとく弾き飛ばす。
「報告に行こうとしても、そうはさせない!」
たたらを踏む敵兵は、恵に蹴り飛ばされて仲間の列を巻き込んで倒れ込んだ。鋭鋒兵どもはもがいて立ち上がろうとしたが、
「逃しません!」
「残念だけど、そろそろ終了のお時間かなぁ☆」
ケイとえーだが、その隙を見逃すはずもなく。得物を手に手に、鋭鋒兵どもに襲いかかった。
激戦の末、呉の軍船にはあちこちに穴が空き、鋭鋒兵どもの屍とともに水の底へと沈んでいく。
「……残るのは、蟲将・太史慈のみ、だね」
船縁から跳躍した恵が、旌旗の翻る敵陣を見つめた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV2になった!
【アイテムポケット】がLV2になった!
【液体錬成】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
ベアタ・アンシュッツ
「げえっ!太史慈!?」
「これは……周瑜の罠だ!!」
「あわわわわ……これは敵わぬ」
とか、不意の遭遇戦で泡を食って逃げるような感じで、【飛翔】しトループスから太史慈を引き離し、連携を断てないか、幸運、計略を用い試してみる
うまく引き離せたら、上空に逃げるふりして敵の頭上からアイスハープーンを叩き込む
引っ掛かりましたね!
今頃、仲間達が雑兵を蹴散らしてる頃合いです
戻っても間に合いませんよ!
敵が状況をのみ込めず、あたふたしてるようなら高速詠唱、連続魔法でおかわり再攻撃
もしかして、私だけが相手だと思ってます?
ざんねん☆彡
そろそろ……みんなが集まってくるはずですよ
あ、お前らの食料は回収して、街の人に返すから!
「まさか、魏と蜀とが結ぶことなど考えられん……。いや、しかし。でも、まさか」
停泊した軍船の甲板上をウロウロと歩き回りながら、呉将・太史慈は自問自答していた。
「うむ、こうなったら……!」
「えぇ~~~~~~~~~いッ!」
太史慈が何事かを閃いて振り返ったとき、大声とともに飛来した人影が襲いかかってきた。
「ぬぅッ!」
叩きつけられた杖を、太史慈は交差した鉄鞭で受け止める。
【飛翔】してきた人影が甲板に降り立つ。
「ベアタ・アンシュッツ、一番乗りッ!」
と、ベアタ・アンシュッツ(天使のハラペコウィザード・g03109)は名乗りを上げつつ胸を反らせた。
しかし、そこにいたのが太史慈だと気づくなり、
「げぇッ! 太史慈!」
と、顔色を変えた。
「これは……周瑜の罠だ!」
などと叫びつつ攻撃を仕掛けるが。いかにも腰が入っておらず、太史慈はそれをたやすく打ち払う。
「我こそが太史慈よ! 覚えておけ!」
呉に、いや天下に名を知られた猛将・太史慈の一撃。それはベアタの腹を打ち、彼女を悶絶させた。
「う、ぐぐぐぐ……。さすがアヴァタールですね……」
と、思わず「素」に戻るベアタ。しかしすぐに気力を奮い立たせ、
「あわわわわ……これは敵わぬ」
泡を食ったふりで遁走し始めた。
「逃がすか!」
太史慈もすぐさま島へと飛び移り、後を追う。
「おのれ、どこへ消えた?」
「ここですよ!
引っかかりましたね、今頃は私の仲間たちが鋭鋒兵を蹴散らしている頃合いです!」
上空から敵将を見下ろし、ベアタは高速で術を詠唱する。虚空に出現した氷塊を叩つけられ、太史慈は吹き飛んだ。
「もしかして、私だけが相手だと思いました?
残念、そろそろ……みんなが集まってくるはずですよ」
大成功🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
メロネア・アーゲインスト
優れた将とは兵一人とて無駄にせず信頼を持って繋がるもの。
それを怠り恐怖と暴力で抑え、その上知略も出来ないとは。
愚将と呼ばれても仕方ないな、太史慈。
と、太史慈がベアタを追ってきたら舌戦で追撃してやろう。
狙いが私の方へ向けば好都合だ。
拳銃で牽制し、攻撃は避けに徹する。
お察しの通り一撃必殺、なんて浪漫は持ち合わせていないのでね。
そしてそれで十分だ。
弱気を甚振ることに熱中してくれれば、なお良い。
インセクティアの敏捷性を存分に振るう避けタンクになろう。
さて、周囲の仲間も合流すればどうなるか。
増長し油断するから愚かな将なのだよ、太史慈。
老子に曰く「将にこれを弱めんと欲すれば、必ず固くこれを強くせよ」だな。
杏・紅花
そうだそうだーっ!グショーだグショー!
(よく分かってないけど騒ぎ立てるぞ!)
だいたい声ばっか大きくてウルサイおじサンとか最悪じゃんね!よく部下の人たち逃げ出さなかったと思うよ…ちょっと同情しちゃう
ベアタちゃんが引き付けて、メロネアさんが注意を向けてくれてるみたい。それなら、あたしができることは、最後の一撃のために動きを封じることっ
皆がためてくれた【飛翔】と【エアライド】で移動しながら、袖の中に潜めたワイヤーソーを網状に組んで投擲
飛べる虫だって地面に叩き落としてやるっ!
峰谷・恵
「護衛は片付けた。あとはお前だけ」
他のディアボロスと可能な限り連携を取る。
既に交戦中のディアボロスが居るようなので護衛を片付けてすぐ飛翔効果+飛行魔術式で急行。モブオーラの効果で接近を気付かれにくくしておく。
敵が見えたらエアライド効果で最適なルートを見つけ飛翔+飛行魔術式で飛行状態のまま突撃、動きを封じられた敵に飛行状態の最高速度を乗せた竜骸剣でのLUSTSLASH!を叩き込む。
それでも仕留めきれず敵が反撃してくるならLUSTオーラシールドを構えて踏み込み鉄鞭が最高速に乗る前に受けとめて連撃を封じ、闘気を集中させたLUSTクンフーブーツでの蹴り上げ→踵落としを叩き込む。
「おのれぃ! ディアボロスごときが!」
氷塊を打ち払った太史慈が怒声をあげて、ベアタを狙う。
が、
「視えた……そこぉッ!」
高速で突っ込んできた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が、その勢いごと叩きつけるように、竜骸剣を振り下ろした。
「ぐおおッ!」
肩口を斬られた太史慈は血飛沫と鱗粉とをまき散らしたが、両の手に構えた鉄鞭で鼓を打つかのように何度も何度も打ちかかってきた。
剣でさばき、盾で受ける。防ぎきれなかった一撃が肩を打ったが、
「護衛は片付けた。あとは、お前だけ」
恵は痛みをこらえ、表情にはまったく表すことなく敵を見据えた。
しかし敵将はあざけるように首を傾け、
「はぁ? アヴァタールたる我が、護衛など必要としようか。奴らは我の手足にすぎんわ!」
と、嘯くではないか。恵の眉が不機嫌そうにピクリと動く。
「はぁ……」
メロネア・アーゲインスト(白紙のメロネア・g02661)は額に手を当てて、わざとらしくため息をつく。
「優れた将とは、兵のひとりとて無駄にせず、信頼をもって繋がるもの。
それを怠り、恐怖と暴力で抑え、そのうえ、いとも簡単に釣り出され、知略も持ち合わせていないとは」
嫌みたらしく、横目で見つめる。
「愚将と呼ばれても仕方がないな」
「なぁにぃ~!」
「そうだそうだー! グショーだグショー!」
杏・紅花(金蚕蠱・g00365)が拳を振り上げながら大声を張り上げ、
「……で、『グショー』ってなに?」
と、メロネアに耳打ちした。
メロネアは小さく笑って肩をすくめ、
「さぁ、来るぞ!」
「わわわッ!」
跳躍してきた太史慈に向け、メロネアが発砲する。
「小バエがッ!」
太史慈はそれを物ともせず、鉄鞭を叩きつけてきた。
「それで十分だ。お察しの通り、一撃必殺なんて浪漫は持ち合わせていないのでね」
身を翻してそれを避け、紅花と入れ替わる。
「まーかせて! 飛べる虫だって、地面にたたき落としてやるッ!」
紅花の袖の中に潜めてあったワイヤーソーが縦横に伸びる。網状に組まれたそれが太史慈を捕らえ、刃先は地面に刺さり、木々に絡まって容易には抜けない。
「だいたい、声ばっか大きくてウルサイおじさん……コレ、おじさんなのかな? まぁおじさんにしとこっか。それって最悪じゃんね!よく部下の人たち逃げ出さなかったと思うよ。
……ちょっと、同情しちゃう」
「うるさいわぁ!」
網を引きちぎった太史慈は激高して襲いかかり、その連打にたまらず紅花は飛ばされ、尻餅をついた。しかし、すぐに立ち上がって宙を蹴り、再度仕掛ける。
「また、我が一撃を食らいたいか!」
「老子に曰く、『将にこれを弱めんと欲すれば、必ず固くこれを強くせよ』とな」
「ぬ、が……!」
太史慈の死角からメロネアが放った銃弾が、敵の厚い胸板を貫いた。
よろめくところに、紅花のワイヤーソーが再び襲いかかって、敵将を絡め取った。
「今度こそ逃がさないよ! 恵ちゃん!」
「えぇ」
紅花の声に応じ、恵が盾を構えつつ飛び込む。
「終わりだよ」
苦し紛れに横薙ぎにされた鉄鞭になど、当たるはずもない。恵は宙を蹴って位置を変えることでそれを避け、隙だらけの太史慈の顎を蹴り上げた。
そして渾身の闘気を込め、敵将の脳天に踵を振り下ろした。
「やった!」
歓声を上げる紅花。
「……増長し、油断するから愚かな将なのだよ、太史慈」
頭蓋を砕かれて倒れ伏す骸を見下ろし、メロネアは懐に手を伸ばした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】がLV5になった!
【アイテムポケット】がLV3になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!