アスワン大城壁を突破せよ

 タウエレト・マーを撃破し、ナイル川を更に遡ったディアボロス達は、ナイル川の上流に巨大な城壁が築かれているのを発見しました。
 この大城壁が、ナイル川の流れをせき止める巨大なダムの役割を果たしていると推測されます。

 大城壁は巨大なクロノ・オブジェクトで、外側からの破壊や迂回、上空からの突破を不可能にしています。
 ですが、城壁からは一日に数回『大放水』が行われ、ナイル川へ上流のナセル湖の水が放水されています。
 この大放水は、滝のような凄まじい勢いの激流となりますが、遡る事ができれば、城壁の反対側のナセル湖側に出られるはずです。
 それを重ねることで、排斥力を破り、パラドクストレインで直接ナセル湖側に着けるようになるでしょう。

 敵に発見されないようにナイル川の川底を進み、大城壁からの放水が行われるタイミングでナセル湖へ向かいましょう。

壁の先には行かせないニャ!(作者 秋津透
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#獣神王朝エジプト  #アスワン大城壁を突破せよ  #ナイル川 


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 獣神王朝エジプトディヴィジョンが誇る『アスワン大城壁』は、高さ111m、全長3600mという、大戦乱群蟲三国志ディヴィジョンの『虎牢関』を越える巨大な建築物型クロノ・オブジェクトである。なんか最近、平安鬼妖地獄変ディヴィジョンで、いきなり十倍に巨大化した東大寺にあっさり凌駕されたという噂もあるが、そんなことを気にしてはならない。
 そして、この『アスワン大城壁』はナイル川の水をせき止めており、城壁の上流側は湖になっている。つまり、ダムだ。もちろん、せき止めっぱなしではナイル川が涸れてしまうので、上流側の水量によるが、1日に数回程度の放水が行われている。
 巨大な城壁の上部から、凄まじい勢いで大量の水が雪崩落ちる。その激流の中で、大勢のトループス級クロノヴェーダ『ウーパー戦士』たちが、水中・水上戦の特訓をしている。クロノヴェーダだから、激流になすすべもなく押し流されるということはないようだが、流れ落ちる水を伝って下から上に攻め上がるという戦闘行為は、それなりに高度な技術が必要らしい。
 以前は、この訓練は水遊びに毛が生えた程度のものだったらしい。しかし現在、『ウーパー戦士』たちは(顔を見るとそうは見えないが)真剣そのものだ。
 なにしろ、ナイル川の支配者とまで言われたジェネラル級クロノヴェーダ「タウエレト・マー」が、ディアボロスにまさかの撃破を喰らったのだから。

「腹が減っては戦はできぬ。食いながら話を聞いてくれ」
 時先案内人の陳・修賢(人間の特級厨師・g03221)が、いつものように手製の饅頭を配りながら告げる。
「獣神王朝エジプトのディヴィジョンで、ジェネラル級クロノヴェーダ「タウエレト・マー」との決戦に勝利した事で、ナイル川の更なる上流の探索が可能になった。しかし、目的地『ナセル湖』の手前には、巨大なダムというか城壁があり、そいつがナイル川をせき止めて湖を作っている。名付けて『アスワン大城壁』だ。こいつを突破しないと『ナセル湖』に入ることができない。断言はできないが、たぶん、最後の障害だろう」
 そう言って、修賢は小さく肩をすくめる。
「大城壁の実質は、ナイル川をせき止めているダムで、ぶっ壊しでもしようものなら大災害が起きてしまう。まあ、高さが100m以上、横幅も4km近くある巨大クロノ・オブジェクトだから、事実上壊せないと考えたほうがいい。そして、壊せないものをどうやって突破するかと言えば、出入りしているものに紛れるのが常道だ。つまり、上流の湖から下流の川へ放出される大量の水を遡って、湖側に抜けるわけだ。もちろん、大城壁を管理しているクロノヴェーダが黙って通過させてくれるわけもないし、水中で戦闘特訓しているトループス級もいるらしい。しかし、そいつらを何とかして突破を重ねていけば、最終的には排斥力が弱まって、湖側にパラドクストレインが直接入れるようになるだろう」
 向こう側に何があるのかはまだ不明だが、どうやら『王妃』という存在がいるらしい。そして獣神王朝エジプトの領土は、そのあたりで終わりのようだ、と、修賢は告げる。

 そして修賢は、メモを見ながら言葉を継ぐ。
「大城壁を守る力は、けっこう遠くまで及んでいるようなので、かなり遠距離からナイル川の川底を進んで大城壁に近づく必要がある。近くまで飛んでいって、水に入って通過、というわけにはいかんようだ。潜水道具については、新宿島のダイビングショップなどで扱っているので、必要だと思う装備を持っていてくれ。パラドクストレインに乗せられないほど大きいものは不可能だが、個人装備程度ならば問題無いだろう。そしてもちろん、パラドクス効果の【水中適応】があれば、より自由に行動することが出来る。一人持っていけば、同行者全員で共有できるわけだしな。そして、ナイル川の川底だが、唯一ディアボロスが注意しなくてはならない相手が、野生化した白鰐神群だそうだ」
 そう言って、修賢は顔を顰める。
「そもそも、トループス級とはいえクロノヴェーダが野生化するものなのか、俺にはよくわからんのだが。単に、上位者に忘れられて、川底をうろつきながら命令を待っているのかもしれん。どちらにしても、ディアボロスを見つければ襲ってくるだろうから、粛々と倒してくれ。そして、大城壁の放水の中では、トループス級『ウーパー戦士』が対ディアボロス水中・水上戦特訓をしている。近づけば、戦闘は必至だ。これを撃破して放水の激流を遡ると、放水が行われている水路の横に管理者のアヴァタール級『バステト・メル』がいる。こちらに気づくと、たぶん水門を閉めようとするので、閉められる前に撃破してほしい。首尾よく水門をくぐり抜けられれば、ナセル湖へゴールインだ」
 まあ、現段階では、ナセル湖へ入った途端に、排斥力でパラドクストレインに戻されるけどな、と、修賢は肩をすくめる。

 そして修賢は、一同を見回して告げる。
「ナイル川を遡ってナセル湖を目指す旅も、いよいよ終盤だ。ナセル湖にいるらしい『王妃』とやらが何者なのか、そいつが何をやってるのか。推察はいくらでもできるが、ここまで来れば突破を完了して、現実を確認する方が早かろう。とはいえ、『千里の道は九百九十九里を以て半ばとする』という戒めもある。最後の一里、油断なく、よろしく頼むぜ」

「女神、タウエレト・マーが撃破されたというが……。この大城壁に敵が来る事はあるのだろうか?」
 アスワン大城壁の放水門と放水路管理に当たるアヴァタール級クロノヴェーダたちが、いつになく声を潜めて話し合う。ちなみに、巨大な大城壁には百以上の及ぶ放水門と放水路があり、そこにそれぞれ、アヴァタール級が一体ずつ就いている。つまり、管理者は全部で百体以上いるわけだ。
「トループス級の連中は、その気になって特訓しているようだが…まあ、当面、奴らに任せておくしかあるまい。戦闘部隊が配置されてでもくれば、話は別だが…」
「ううむ。この大城壁は、軍事施設ではないのだがな」
「そんな悠長な話が、世界の外から来た敵に通るわけがないだろう。我らが王妃様に万一のことがあったら、どうするつもりだ?」
「とにかく、放水時には十分に注意し、何か異変があれば担当の水路をすぐに閉鎖する事だな」
 ある者は平静を装い、ある者は憂鬱げに、ある者は焦燥感を露わにして、しかし決して声を高くせずにひそひそと言葉を交わす。
 だが、その中で『バステト・メル』は、我関せずとばかりにせっせと爪とぎに励んでいた。……まあ、猫だから仕方ないな。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
2
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【アイスクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が3mの「氷の立方体」を最大「効果LV×3個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。出現させた氷は通常の氷と同様に溶ける。
【水中適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV6 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV5 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

秋津透
 どうも、秋津透です。
 断片の王「クフ王」の元、偽りの神『エンネアド』と死から蘇った『マミー』が支配する獣神王朝エジプトのディヴィジョンで、古代に存在するはずのないアスワン大城壁(アスワン・ハイ・ダム)を越え、ダム湖の『ナセル湖』に至るシナリオです。

 選択肢1:ナイル川の川底で
 アスワン大城壁に至るまでのナイル川の川底を、人知れず進む選択肢です。この選択肢では、川の外や上空に出るプレイングは採用されません。また、戦闘になりそうな行為をするプレイングも、原則として採用されません。選択肢3が開始されると、この選択肢は選べなくなります。

 選択肢2:野生の白鰐神群との戦い『白鰐神群』
 野生化というか、本来の命令系統から外れたまま、ナイル川の川底でうろうろしているトループス級クロノヴェーダ『白鰐神群』と戦闘、撃破する選択肢です。この『白鰐神群』は川から出ない(空中浮遊や飛行をしない)ので、基本的には川から出ずに戦闘してください。

 選択肢3:アスワン大城壁の放水を遡れ!『ウーパー戦士』
 アスワン大城壁の放水を利用して水中・水上戦の特訓をしているトループス級クロノヴェーダ『ウーパー戦士』と戦闘、撃破する選択肢です。この選択肢を解決しないと、選択肢4に進むことができません。また、水中・水上戦となっていますが、大城壁からアヴァタール級が見ている可能性があるので、基本的には水から出ないで戦闘してください。戦闘中に水上に身体が出るプレイングは採用されない可能性があり、完全に水から出てしまうプレイングは採用されません。

 選択肢4:アヴァタール級との決戦『バステト・メル』
 水路と水門を管理(?)するアヴァタール級クロノヴェーダ『バステト・メル』と戦闘、撃破する選択肢です。『バステト・メル』は水路脇で昼寝していますが、ディアボロスの侵入に気づいても、水門を閉めようとするか、ディアボロスに襲いかかるか、あるいは昼寝を続行するか、猫だけあってまったく予想ができません。ただし、いったん動き出したら凄まじく素早いので、何らかの対抗策は必須です。水門を閉めさせずに『バステト・メル』を撃破できれば、シナリオは解決です。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


嵐柴・暁翔
【水中適応】に相乗りさせて貰って、予め用意していた水中眼鏡や水泳用フィンを着けて今回は泳ぎます
息継ぎが不要だから水面に顔を出す必要も無いし水底を静かに泳いで進めばまず見付かる心配はないだろうしな
この後の水中戦に備えて水中での動き方に慣れておく必要はあるにしても、暫くはナイル川の水中遊泳を楽しむとするさ
この改竄世界史でのナイル川はどの程度の生き物がいるのかな…?

水中で呼吸が可能というのは原理的にはえら呼吸みたいな真似が出来るようにでもなるのなら辻褄は合うけどそういう訳でもなさそうだしな…
……今更ながらパラドクスの過程も理屈もすっ飛ばして世界事象を変更して結果だけを適用するというのは無茶苦茶だな…


カイ・オーベルト
アドリブ、連携希望

砦や要塞に潜入するのに水路を使うのは工作員の嗜みだな

潜水具やウェットスーツ、ダイビングフィン等、一式準備しておこう。誰か仲間が水中適応を使ってくれるなら有り難く乗らせてもらう

【モブオーラ】を使い、周囲に活動を気取られない様にしておく

敵に発見されない様に、水底を進んでいく
帰り道の事を考えなくとも、踏破さえすればいいとは便利なものだ
だからと言って楽な任務って訳じゃない。水中適応下での「水中戦」技能を活かせる様に、今のうちに水中活動に慣れておこう


一・百
【賽】
※アドリブ連携歓迎
野良鰐に見付からないよう警戒

漆黒狐に変身しジンのキューコン(狼程の九尾の銀狐)に乗って水中適応を借りのんびり水中移動
(実は泳いだ事がない)
泳いでみたらええやんとキュー
…鰐が来るぞ…いや来たらキューを犠牲に逃げるか

一緒に来てくれてありがとう
仲間に感謝
会話はP通信で

捌くとか聞こえたような?
水中適応は凄いな助かった
シャムスは泳がないのか?
こんな風に誰かと出掛けたこと無かったな…
一緒に来れたことが嬉しくて尾が喜んでる

食べられる?何に?
ナディの言葉に焦り
警戒してるから大丈夫だよなと錬晏を振り返り見回し
視線を感じシャムスの方にワタワタと避難

ここを超えたら何が待ってるのだろうか…


ナディア・ベズヴィルド
【賽】
川底探検は初めて
野生化の白鰐なんて普通の野良鰐とかわりないじゃない
捌いて食べちゃう?
うそうそ、冗談ですよ。さすがに白鰐は無理。

水中での活動は初めてなので、どの程度動けるか色々と試してみましょうか
(両手を動かし、足もバタバタ)思ったより水の抵抗が少ない感じ?

PD通信でみんなと通話ができるか試し

錬晏さんは水中移動は二度目です?
そんなに笑わないでくださいな、流石に無理ですから…

シャムスさん、貴方までなんてことを…!私をどういう目で見ているのかしら!?(捌けちゃうけれども!)

百さんが泳いでいる…油断すると大きな魚(ナイルパーチ)に食べられちゃうから気を付けてね
あ、うしろうしろー


シャムス・ライラ
【賽】
仲間と情報共有、連携

水中適応を利用し
慎重に大城壁へと向かう

気をつけるのは白鰐か

手足の動作、移動速度等も確認

その後、しばし川底を観察
タウエレト・マーとの闘いの時
鰐の神セベクが水中での加護を与えていたが
今もその影響はあるのだろうか

任務中だが
仲間と探索活動はどうにも心が弾んでしまう
一緒に来てみたかったから

水中での会話はP通信があれば可能か
ナディア殿、ありがとうございます
鰐…貴女ならやりかね…いえ、なんでもありません!
錬晏も、二度目だから大丈夫そうかな?
百殿、私も泳ぎます
(通信を試しつつ)

周囲を見回し
不審な箇所や敵影を探索しつつ
魚と水草と…狐
(狐姿の百殿とキューコン殿を発見)
ファンタジーだな…


夏候・錬晏
【賽】連携アドリブ歓迎

鰐もうろついているというから
念のため仲間に【平穏結界】を付与
これで心置きなく散策できるかな

【水中適応】を借りて川底を探索
前にかながわに向かうのに海底を歩いたが…えじぷとの川底も歩くことになるとは

復讐者になってから、思いもよらない経験ばかり

シャムス殿の声掛けに応えようと手で合図を送るが
【パラドクス通信】があるから会話できると思い出す

ナディア殿の捌いて食べる発言に思わず肩を揺らして笑いつつ
一殿とキューコン殿の様子も伺う
…泳がなくても、歩けばいいんじゃ、というのは野暮かな?
一殿の背後の魚影にあ、と声が漏れる

かながわとの違いを探しつつ
身体がどう動かせるか確認も忘れずに


テクトラム・ギベリオ
ナイルの川底に潜めか…作戦とは言え自身が鰐になった気分だな。
仲間の【水中適応】を使いつつ、持ち込んだ足ヒレやダイビング用のライトを着け、あたりを泳ぎ感覚を掴む。

ふむ…呼吸はできるんだな?水圧も大丈夫…不思議な気分だ。
さてナイル川の水深はどれほどだったか。
サーヴァントの毛玉を喚び、共に泳ぎながら深くまで潜る。

なんだか不機嫌だな毛玉。お前もしかして水が嫌いなのか?
全くこんな時に…しっかりしてくれ。

【神速反応】でどれだけ動けるか確認するために、ナイル川の魚を捕まえてみる。
そんな目で見るな。これは生だし食べられないぞ。
この戦いで活躍したらおやつをやるから。

(アドリブ連携歓迎)


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します

でっか! 東大寺は縦横大きかったけど此処は横に長くてまさに壁ね!
やっぱり大きな建物は権威の象徴って感じなのかしら……。

さてと、まずはナイル川の底を進んでいくわけね!
【水中適応】はお任せして、アタシは【魅了と清澄の魔眼解放!】で右目を魔眼化して視界を良くしようかしら!
ふふん、コレがアイドルの眼力よ!(ドヤ顔をしている)

底をワニに見つからないように静かに進みつつ、暇なので見える範囲で何か変わったものがないか【観察】するわね!


松中・誠
アドリブ連携歓迎

過去に新宿海を潜ったことはあるけれど、川の底を歩く経験はないから新鮮なんだぜぃ。

小型の酸素ボンベを持って川の底を歩くんだぜぃ。
ボンベを口に銜えて離さないように…ぇ?【水中適応】ある?
…【水中適応】があればそれを使うんだぜぃ。

川底ってぬかるんでいたりするのかな…歩くときは気を付けよう。
川の中を普通に動くのもそうそうないし…泳がなくても良さそうで楽なんだぜぃ。

古代にないはずのものがあるディビジョンの不思議……便利なものだから未来から取り寄せたとかあるんだろうか。知らんけど。


「ええと、大丈夫だよな? 【水中適応】を、誰か持ってきているよな?」
 パラドクストレインに乗り合わせた、自分以外の八人のディアボロスを見回して、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が少々不安気に訊ねると、シャムス・ライラ(極夜・g04075)が落ち着いた口調で応じる。
「安心してください。私が持ってきています」
「ああ、良かった。それじゃ、有り難く相乗りさせてもらうぜ」
 安堵した声を出すと、暁翔は新宿で調達してきた水中眼鏡を一同に渡す。
「その代わりと言っちゃ何だが、水中眼鏡を用意してきたんで、使ってくれ。呼吸と水圧は【水中適応】でクリアできるけど、視界はそうはいかないからな」
「へえ? 【完全視界】あってもダメなの?」
 訊ねるソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)に、暁翔は肩をすくめて応じる。
「ああ、水の中でものが見えにくいってのは、屈折率の問題だからな。視界を遮るものを無視できる【完全視界】とは、話が別なんだ。とはいえ、水中眼鏡をつけた上で【完全視界】を使えば、川底の泥とかが巻き上がっていても無視して見通せる」
「それなら、カンペキね!」
 そして更にアタシには、パラドクス起因の「魅了と清澄の魔眼解放!(チャーミングステージ・ミステリアスアイ)」があるから、カンペキ通り越して無敵よ、と、ソラは水中眼鏡を手にしてドヤ顔をする。暁翔は、それについては特に論評せず、龍派ドラゴニアンの松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)に声を掛ける。
「龍派ドラゴニアン用の水中眼鏡も用意した。よかったら使ってくれ」
「そいつぁ、有り難てぇ」
 にやりと笑って、誠は愛用の鼻眼鏡を外し、龍の頭部骨格に(ある程度)合わせた水中眼鏡を装着してみる。
「うん、なかなかいいな。最近は、こーゆーの、そこらで売ってんのか」
「…狐用は、ないかな?」
 漆黒狐の姿をした一・百(気まぐれな狐・g04201)に訊ねられ、暁翔は少々当惑した表情になる。
「悪い、それは用意してこなかった…って、どうして狐の姿で川に潜るんだ?」
「俺は、こっち…狐が本態だから」
 ごく当然のように百は応じ、それから小首を傾げると、いきなり口調を変えて続ける。
「そやけど、水の中でものが見えにくいのは不便やろ?  人の姿になって、スイチュウメガネ、付けさせてもろたらええやん…キューがそう言うなら、そうしようか」
「???」
 くるくる変わる口調に面食らった暁翔に、しゃべっとるのはわいやでー、という仕草で、百の契約ジン、狼ほどの九尾の銀狐、キューことキューコンがアピールする。そして百は【狐変身】を解き…というか、本人の意識としては人に変身し、水中眼鏡を装着する。
「これで、水の中でもものが見えるようになるのか…なんか、不思議だね」
「そうか…」
 本来、一般物理法則完全無視の【水中適応】や【完全視界】の方がずっと不思議なんだが、と、暁翔は声には出さずに呟く。
 そしてパラドクストレインは、アスワン大城壁からはかなり離れたナイル川沿いに到着。一同は、人目につかないうちに、ざぶざぶと川に入る。
「川底探検は初めて。野生化の白鰐なんて、普通の野良鰐とかわりないじゃない。捌いて食べちゃう?」
 ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)が【パラドクス通信】を使い、冗談めかした口調で告げる。それに対してシャムスが、思わずといった感じで応じる。
「鰐…貴女ならやりかね…いえ、なんでもありません!」
「うそうそ、冗談ですよ。さすがに白鰐は無理。クロノヴェーダですものね」
 笑いながらも、私をどういう目で見ているのかしら? と言外に含ませる調子でナディアが言い、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が笑いながら告げる。
「まあ、食べはしなくても、トループス級の『白鰐』をあっさり捌いて始末するぐらいは、ナディア殿なら楽勝だろう。とはいえ水中での戦闘は、いろいろと勝手が違う。実際に『白鰐』が現れたら、試し斬りをしておいた方がいいかもしれないな」
「錬晏さんは、水中移動は二度目ですか?」
 ナディアが訊ね、錬晏はうなずく。
「一度目は、かながわに向かうために、ディヴィジョンを隔てる海の中を歩いた。復讐者になってから、思いもよらない経験ばかりだ」
 ディヴィジョンを隔てる海の中では生物を見かけなかったが、ナイル川は生物が豊富だな、と、錬晏は水中眼鏡越しに川の中を眺める。ほとんどは大小様々な魚だが、流れに沿って、あるいは逆らって、たいていは群れを作って泳いでいく。
 その向こうで、直立鰐と見紛う巨躯がゆっくりと進んでいくのに気づき、錬晏は一瞬身構えかかったが、すぐに仲間の誠だとわかって緊張を解く。
 一方、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)とカイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)は、水中でいかに動くかを試すのに余念がない。テクトラムは、サーヴァントのスフィンクス『毛玉』を召喚し、水中でのコンビネーションを試みるが、どうも『毛玉』は少々機嫌が悪いようで、あまり積極的に動いてくれない。
「お前、もしかして水が嫌いなのか? 全くこんな時に…しっかりしてくれ」
 叱るともぼやくともつかない口調で言いながら、テクトラムは【神速反応】を使って、そこらを泳いでいる魚を手づかみで捕まえる。すると『毛玉』が、けっこう器用に水を掻いて寄ってくる。
「…そんな目で見るな。これは生だし食べられないぞ。この戦いで活躍したら、おやつをやるから」
 そういえば、今回最後に対決するアヴァタール級は、確か、猫のエンネアドだったな、と、テクトラムはふと呟く。展開によっては『毛玉』と猫猫決戦になるかもしれない。
 そしてカイは、酸素ボンベを除く潜水具やウェットスーツ、ダイビングフィン一式できっちりと身を固め、重量のあるサイボーグ体で、一歩一歩川底を踏みしめるように進む。慣れてきたところで、ダッシュをかけて疾走を試み、更にパワーを上げて激しくフィンを使い、やや強引に泳いでみる。
「最後まで川底を歩いて潜入できれば楽なんだが、どうも途中で、滝を遡らなくてはならんようだからな」
 しかも【飛翔】などを使って空中に出てしまったらアウトというのだがら難儀な話だ、と、カイは小さく苦笑する。もっとも、潜入して突破した後は、帰路のことは考えなくていいというのは助かる。
 そして、慣れない人間態で水中眼鏡を装着した百は、ジンのキューに乗るというか、しがみつくような感じで水中を進む。実は百は、人間態でも狐態でも、今まで泳いだ経験がない。【水中適応】に相乗りしているから溺れる心配はないが、身体をどう動かせば水を掻いて前に進むことができるのか、全然わからないし覚える気もあまりない。
「泳いでみたらええやん。溺れる心配ないんやから…鰐が来るぞ。いや来たらキューを犠牲に逃げるか…あのなぁ。逃げるんかて、泳がんかったらどないもならんやろが。つーか、クロノヴェーダの白鰐来よったら皆で戦闘やろし、並の鰐やら魚やらに、ジンのわいが負けるわけあらへんわ」
 一つの口で、百とジンのキューが交互に言い合う。口調も声色も違うので、【パラドクス通信】で聞いているぶんには、さほど違和感はない。
「百かて仮にもディアボロスなんやから、クロノヴェーダ以外には負けるいうか、傷つけられたり喰われたりするわけがないんやで?…わかんないぞ。世界は広いんだ。キューはどうだか知らないけど、俺は水中で普通の鰐に勝てる気しない…それ、威張って言うことやあらへんわ」
「はっはっは、とりあえず【平穏結界】を張ったから、クロノヴェーダはともかく、普通の鰐や大魚は襲ってこないよ」
 錬晏が笑って告げ、百はふう、と一息つく。しかし、その瞬間、ナイルの大魚(ナイルパーチ)がすいーっと横を通り抜けていき、百は水の中でもわかるくらい青ざめる。
「い、今のでっかい魚、俺のこと、食べようとしてなかった? ……ないない、思い過ごしや」
 キューは少々面倒くさそうに応じたが、錬晏は真顔になって百に泳ぎ寄る。
「大丈夫、私もシャムス殿もナディア殿も、他の皆も、一殿を気にかけている。何が来ようと、むざむざ害させるような真似はしない」
「…ありがとう。一緒に来てくれてありがとう。感謝する…」
 こんな風に誰かと出掛けたこと無かったな…と、百は錬晏の手を握りながら呟く。
「皆と一緒に来れたことが嬉しい。もう、怖くなんかない…」
「それは重畳」
 錬晏が応じ、泳ぎ寄ってきたシャムスとナディアも、百を見守る。相変わらず片手で百にしがみつかれているキューは、口を出しはしなかったが、軽く肩をすくめるような仕草をする。
 そして百は、ナイル川の上流、これから向かうアスワン大城壁の方に視線を向けて呟いた。
「ここを超えたら何が待ってるのだろうか…」



 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV2が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV3が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

カイ・オーベルト
アドリブ、連携希望

野生の鰐神ときたか。戦闘は不必要かもしれないが、クロノヴェーダなら放置しておく訳にもいかない

仲間と連携し攻撃を仕掛ける
【加速装置】起動。超高速で「突撃」し、「水中戦」技能で縦横無尽に戦場を泳ぎまわりながら、コンバットナイフによる「貫通撃」で貫き仕止めていく
攻撃する度に「一撃離脱」で距離を取り、反撃に備える
水中戦での一番のネックは水圧。そいつを無視出来るのは【水中適応】の大きなアドバンテージだ
フィンで強く水を蹴り、素早く水中を移動して敵の攻撃をかわす


ナディア・ベズヴィルド
アドリブ・共闘可

何か鰐狩りをしたい気になったので
ウーパーの筋肉もりもり姿を見たくないという訳では決してないですからね!

今は放置していてもクロノヴェーダはクロノヴェーダ
奴らを消さねば私の気が済まぬ
後顧の憂いを断とうではないか
【モブオーラ】で相手に気付かれるまで距離を詰めよう

鰐狩りの始まりだ、悠々と泳いでいられるのも今のうち

そっ首切り落としてやろうか、皮を剥ごうか
ああ面倒くさい、氷漬けにしてやろう
お前たちの死が来るぞ

【神速反応】で水中を泳ぎ回り狙いを定められぬ様に反撃の回避をしながら《高速詠唱》で術を発動さらに《連続魔法》で矢継ぎ早に上流側の邪魔にならぬよう下流に流れる様攻撃を

鰐肉、獲れるかしら


シャムス・ライラ
仲間とP通信で情報共有、連携
さて、皆が心おきなく大城壁で戦えるよう
敵を駆逐しておかないと
ナディア殿の不穏な微笑みに若干目をそらしつつ…
鰐の大虐殺が始まる予感

地形の利用、情報収集で戦いに有利な位置取り
完全視界に水中眼鏡もありがたく活用
なるべく鰐は下流に押すように攻撃
上流の戦いの邪魔にならぬよう

鰐の素早い動きに注意しつつ
敵攻撃には神速反応で一撃離脱、間合いを取り損害を出来る限り減らす

カウンターの要領で
聖鎧・青で水圧をエネルギーに変え敵を攻撃し、上流から押しのけるように
仲間が敵に囲まれそうな時も同様にエネルギーを放って
敵から一時的に間合いを取れるように

上流の皆の武運を祈りつつ

アドリブ等歓迎


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します

水中適応って初めて使ったけどこんな感じなのね!
準備運動も済んだところで、お次は肩慣らしといきましょ!

相手はただウロウロしてるだけみたいだから、【モブオーラ】と【平穏結界】で気づかれにくくするわね!
静かに近寄って、思い切り【破軍衝】!
他の敵に気付かれても嫌だから、上から叩きつけるようにして相手を文字通り沈めてやるわ!

ワニの弱点は口の中って聞いたこと有るけど、流石に自ら突っ込む訳にはいかないわね!
相手の反撃は【神速反応】で回避するか、拳や杖の「レゾネイト」で軌道をズラすことで対処するわ!

ふふん、忘れられたクロノヴェーダなんて朝飯前よね!


(「見つけた…こんなところにいたのね」)
 アスワン大城壁に向って、ナイル川を遡る途中。寝ているのか、単なる休止状態なのか、川底に貼りつくような感じで動かずにいるトループス級クロノヴェーダ『白鰐神群』を目ざとく発見し、ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)が声には出さずに呟く。
(「気分は鰐狩りね。ウーパーの暑苦しい筋肉もりもり姿を見せつけられる前に、水中戦の小手調べと気晴らしさせてもらうわ」)
 内心は比較的軽めに、しかし、表向きはあくまで威儀を正して、ナディアは殊更に苛烈な口調で言い放つ。
「今は放置されていても、クロノヴェーダはクロノヴェーダ。奴らを消さねば、私の気が済まぬ。後顧の憂いを断とうではないか」
「うむ。野生の鰐神、戦闘は必須ではないかもしれないが、クロノヴェーダなら放置しておく訳にもいかない」
 ごく生真面目にカイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)が応じ、シャムス・ライラ(極夜・g04075)も、ナディアの不穏な微笑みに若干目をそらしつつではあるが、思慮深げに呟く。
「そうですね。皆が心おきなく大城壁で戦えるよう、敵を駆逐しておきましょう」
「そうそう、準備運動も済んだところで、お次は肩慣らしといきましょ!」
 こちらは、ごく当たり前のように自分の都合だけを言い放ち、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)が喜々として水中を猛進する。
「【水中適応】って初めて使ったけどこんな感じなのね! 相手はただノソノソしてるだけみたいだから、楽勝ね!」
「そうだな。そっ首切り落としてやろうか、皮を剥ごうか。ああ面倒くさい、氷漬けにしてやろう。お前たちの死が来るぞ」
 意図的に、少々芝居がかった口調で言い放つと、ナディアはパラドクス「凍明の息吹(タルジュ・アースィファ)」を発動させる。
「蒼穹よりも蒼き存在 北海に住む竜王よ、汝の氷冠を授けよ。極寒の息吹、氷雪の嵐となりて吹き荒れよ!」
「!!!!」
 完全に不意を突かれた『白鰐』たちが、一瞬のうちに川水もろとも凍りつき、そのまま砕ける。しかし、野良とは言ってもクロノヴェーダはクロノヴェーダ。凍りつく寸前に、反撃のパラドクス「水塊衝」を発動。氷結をまぬがれた複数の水塊弾が一斉にナディアを襲い、回避したものの際どく掠められて多少のダメージを受ける。
 そして、氷結範囲外の『白鰐』たちが襲撃に気づいて動き出すより早く、ソラがパラドクス「破軍衝」を発動。水中を衝撃波が走り、直撃されて身体を砕かれた『白鰐』は、反撃のパラドクス「ホワイトクロール」を発動。頭部というか、千切れた顎だけを水中驀進させ噛みつこうとするが、水塊弾に比べればその速度は遅く、かつ見えやすい攻撃だったため、ソラはどうにか躱すことができた。
 そして、カイがパラドクス「加速装置(アクセラレータ)」で高速突撃。コンバットナイフを振るって『白鰐』たちを解体する。超高速とはいえ、直接の攻撃に対して『白鰐』たちは「ホワイトクロール」で反撃。まともに噛みつかれて動きを止められることはなかったものの、体当たりやぶちかましを躱しきることはできず、多少のダメージを受ける。
(「まあ、本来水中は向こうのテリトリーだ。近接して直接攻撃するとなると、どんなに速度を出しても、反撃を躱しきるのは難しいな」)
 冷静に彼我の動きを測りながら、カイは言葉には出さずに呟く。
 そして、最後に残った『白鰐』に向け、シャムスがパラドクス「聖鎧【青】(パランギーナ)」を発動させる。
「彼方なる英霊の威光の元に」
 シャムスの厳かな呟きに応じて『白鰐』たちの周囲の水が急激に圧力を増し、そのまま容赦なく圧潰する。『白鰐』たちは潰れぎわに水塊弾を放って反撃しようとするが、周囲の水の性質を変えられてしまったためか、放った水塊弾はシャムスに向ってまともに飛ばず、命中させることができなかった。
「片付きましたね。さて…」
 呟いて、シャムスは上流…アスワン大城壁の方へ視線を向けた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【水中適応】がLV2になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV3になった!

不知火・紘希
出遅れちゃったけど、合流するよ!
仲間が発動してくれてる【水中適応】や効果はありがたく使わせてもらうね。

おお……前にピラミッドで見たウーパーさんがこんなところにも。
相変わらずムキムキだなぁ。前もこのすごい水槍出してきたよね……っと、だから、いきなり投げてくるのは危ないよ!

敵の攻撃は観察しながら回避、素早くウーパーくんの仕草を頭のてっぺんからつま先まで観て描き出すよ。ついでに【液体錬成】で水中の流れを変えられるか試してみよう。
川底でダッシュ使えるかわからないけど。水中から飛び出さないように注意しつつ、スピード重視で行動。

名付けて、目には目を歯には歯を作戦。そのままお返しだ!

連携は歓迎だよ


一・百
※アドリブ連携歓迎
百は言葉少なく喋る

激流の中から飛び出ないよう注意
放水の中をジンのキューコンと共に泳いで昇る

水圧の影響を受けないとか未だに不思議だ
「下は鰐こっちは…魚面人間?」
あれが迫ってくるのは嫌だな
首と胴を切り分けたいと見ながら
紅い刃の刀、紅玉姫を抜きパラドクスで攻撃
「キュー、出番だ…」
キューがまかしときーと、百の全身と刀を纏い九尾の狐の毛皮を羽織ったような姿に
敵より上流を取りそのままパラドクスを纏わせた刀で水流の勢いものせ敵を下へ貫き落とすよう戦う
「さっさと片付けるか…」

反撃はキューの伸縮性のある尾を複数伸ばし神速反応で撃墜
使い魔の数を減らしダメージを減す
上流位置を保ちながら次の攻撃を


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果活用

【水中適応】のお陰で、だいぶ水中での動きに慣れてきた
実践と行こうか

敵の姿を見て面食らう
顔の緩さと体つきがどうにも不釣り合いだな?
…これがナディア殿が妙に嫌がってた理由か
ちょっと納得する

ただ敵ならば打ち倒さねばならない
短く息を吐いて集中すれば、見た目はもう関係ない
仲間と連携して仕掛ける

屈強な身体に違わぬ格闘術の軌道を<看破>して避け
川底の砂利を<衝撃波>で巻き上げて視界を<撹乱>
隙を見せた隙を突くように偃月刀を振りぬき<両断>する

川底を【泥濘の地】に変えて動きを鈍化させる
一定の環境下でなら強いかもしれんが
様々な戦場の変化に対応してみせるのも戦士としての強さだぞ


嵐柴・暁翔
……なんというか、顔も身体も自己主張が激しいな…
水中なのに暑苦しいとはこれ如何に…なんてな

《贋作者》で水中銃を作り出して撃ちます
パラドクスなんだから気にする必要は無いのかもしれないけど、どうしても空気中と違って水中でも有用な武器があまり思い付かない…
ドイツ帝国の使っていた魚雷でも作り出してみるか…?

【完全視界】で視界を確保して、派手に川底の泥を巻き上げて土煙を発生させて水が動けば分かるようにしておいて少しでも水の槍を見易くします
予備動作にも気を付けていれば少しは回避の目も出てくる筈…


テクトラム・ギベリオ
このような巨大建造物がよくぞあったものだ。
これよりずっと先は獣神王朝エジプトの領土が終わると言っていたが、終わった先はどうなっているのだろう…。

と、あれがウーパー戦士。一度ギザで戦ったが相変わらずの見た目だな。
【水中適応】を継続して、水上に出ないように戦う。

【怪力無双】で川底の砂利や泥などを巻き上げて視界を悪くさせる。
川の流れがあるので上流に回り込んでからだ。

こちらはこちらは【完全視界】で視界確保し、隙を突いて敵の背後から曲刀で『強打』し『粉砕』する。
あの体格で場所は水中。捕まっては厄介だ。
【パラドクス通信】で仲間と連携をとり、一網打尽にしたい。

(アドリブ連携歓迎)


「大放水が始まったな」
 ナイル川上流、アスワン大城壁を直接望見できる位置まで川底を進んできた夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が、同行するディアボロスたちを見やって告げる。
「どうする、仕掛けるか? それとも後続を待つか」
「…そうだな」
 大城壁からなだれ落ち始めた大量の水の中、ちらちらと見えるトループス級クロノヴェーダ『ウーパー戦士』たちの姿を認め、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が唸る。
(「……なんというか、顔も身体も自己主張が激しいな…水中なのに暑苦しいとはこれ如何に…なんてな」)
 あーゆー敵を相手に、敢えて急いで突入する気も起きない。野生の『白鰐神群』を始末しに行った後続を待とう、と暁翔が応じかかった時。
「出遅れちゃったけど、合流するよ!」
 明るく元気な声が【パラドクス通信】から飛び出し、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)が高速で一直線にナイル川を遡り、大放水を始めたアスワン大城壁と、その手前で遊弋する『ウーパー戦士』の群れに向かって、まったく寸毫の躊躇もなく突入する。まあ、紘希は後続がいることを知らないのだから、躊躇がなくても当然と言えば当然なのだが、その、あまりにも思い切りの良い突撃に、暁翔たちは制止する間も失い、大急ぎで後を追いかける形になった。
「おお……前にピラミッドで見たウーパーさんがこんなところにも。相変わらずムキムキだなぁ。前も、このすごい水槍出してきたよね……」
 先手必勝、やられる前にやれ、目には目を歯には歯をウーパーさんにはウーパーさんを、だよ、と、絋希はパラドクス「リアライズペイント」を発動。水中を突進しながら筆を舞わせ、『ウーパー戦士の大群』を描き出して、たちまち実体化させる。
 そして実体化した『ウーパー戦士の大群』は、迎撃してくる『ウーパー戦士』たちに向け、一斉に水槍ウーパーランスを投擲。シャレにならない損害を与える。この予想外の事態に(たぶん)面食らいながらも、『ウーパー戦士』たちは反撃のパラドクス「ウーパーランス」を発動。投擲された水槍は、実体化した『ウーパー戦士の大群』に命中するが、損害を与えたようには見えない。
「いててて…」
 実は、実体化した『ウーパー戦士の大群』が受けたダメージは、描き手の絋希にしっかり跳ね返っているのだが、そんなカラクリは『ウーパー戦士』たちにはわからない。表情は相変わらずだが、動きが激しく乱れ、中には後退する者もいる。
「…動揺しているな。以前、ギザで戦ったことがあるから、わかるぞ」
 絋希から少し遅れて突入したテクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)が、動揺する『ウーパー戦士』たちの間を通り抜けるようにして上流側へ回り、川底へ突っ込むような動きから、【怪力無双】で大量の土砂を巻き上げる。ディアボロスたちは、水中眼鏡装備で【完全視界】あり(絋希が水中眼鏡をつけているかどうかはわからないが、『ウーパー戦士』を遠くから視認しているので、たぶん視界に不自由はないのだろう)なので、水が土砂で濁っても何も支障はないが、『ウーパー戦士』たちはそうはいかない。敵を見失い、右往左往状態になったところへ、テクトラムがパラドクス「金剛戮刄(コンゴウリクジン)」を発動。背後から曲刀を振るって、ばっさりと両断する。
「沈め」
「!」
 絶命の瞬間、『ウーパー戦士』は反撃のパラドクス「ウーパーアーツ」を発動。執念で身体を回し、テクトラムを裏拳で一打して小ダメージを与える。
「…組み付かれなければ、どうということはない」
 何より厄介なのは動きを止められることだ、と呟いて、テクトラムは次の敵に向かう。
 一方、一・百(気まぐれな狐・g04201)はパラドクス「雪夜狐々(ユキヤコンコン)」を発動する。
「キュー、出番だ…」
 百の短い呟きに応じて、ジンのキューことキューコンが、ワイに全部まかしときーとばかりに、百の全身と、紅い刃の刀「紅玉姫」を覆う。九尾の狐の毛皮を羽織ったような姿になった百は、キューの力で水中を自在に素早く動き回り、『ウーパー戦士』の太い首を「紅玉姫」で容赦なく的確に刎ね飛ばす。
「!」
 首を刎ねられた『ウーパー戦士』は、執念で反撃のパラドクス「ウーパーイート」を発動。大量の使い魔ウーパーが出現して百に襲いかかるが、キューが神速の尻尾を駆使して撃墜。数匹ほど食らいつかれるが、すぐに叩き落としてダメージはごく小さい。
「顔の緩さと体つきが、どうにも不釣り合いだな? …これが、ナディア殿が妙に嫌がってた理由か」
 しかし敵ならば打ち倒さねばならない、と、錬晏はパラドクス「黒龍の咆哮(コクリュウノホウコウ)」を発動する。通常は、地面に衝撃波を走らせる技だが、相手はほとんど泳いでいるので、水中に衝撃波を走らせて痛撃する。そして同時に【泥濘の地】を発動。普通は、川の中で使ってもほとんど意味がないのだが、今回は泥濘と化した川底へ衝撃波が伝わって凄まじい量の泥が巻き上がり、『ウーパー戦士』の視界を更に悪くする。この視界遮断が功を奏したのかどうかはわからないが、衝撃波で四散した『ウーパー戦士』が、執念の反撃「ウーパーアーツ」で飛ばした千切れた腕や足は、いずれも錬晏に当たることなく川底へ落ちた。
(「パラドクスなんだから気にする必要は無いのかもしれないけど、どうしても空気中と違って水中でも有用な武器があまり思い付かない…ドイツ帝国の使っていた魚雷でも作り出してみるか…?」)
 しかし、巨大な敵が一体とかいうならともかく、トループス級の集団相手に魚雷撃ってもなぁ、と呟きながら、暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」で作成した水中銃で、地味に『ウーパー戦士』を撃って回る。撃たれた『ウーパー戦士』は潰れながらも「ウーパーランス」の水槍で応戦するが、テクトラムと錬晏の工作で泥水と化した川水の中では当てるのが難しく、完全視界がある暁翔は躱しやすい。ちょっとかすめられて小ダメージを受けたりしたものの、大事はなく、暁翔は大放水でなだれ落ちてくる水の方を見やる。
(「もう少し、もう少しトループス級を潰しておかないと、遡ってる途中で後ろから襲われるな」)
 勝手なことを言ってるとはわかっているが、何とかこっちが遡れる状況になるまで続いてくれよ、と、暁翔は
肩をすくめながら呟いた。 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

嵐柴・暁翔
ここは俺に任せて先に行け、と【パラドクス通信】で伝えておく
……うん、一回は言ってみたい台詞だな
ついでに直ぐに片づけて追いかける、とお約束の死亡フラグも建てておきます
まあウーパー戦士達の視界が塞がれている間なら楽に進めるし放水が始まっていて時間も惜しいしな

【完全視界】は使用し続けて放水を遡り相手より上流側を確保してから【泥濘の地】で川底を泥濘に変えて【怪力無双】で川底の泥をかきまわして大量の土砂を水流に乗せて相手の視界を塞ぎ、更にその中に《贋作者》謹製の機雷を隠して送り込みます
ここから先は通行止めだ…とお約束の台詞も言っておきます
もっと前から水中戦闘訓練を真面目にやっていれば結果は違ったかもな…


松中・誠
アドリブ連携歓迎

あっは。川の中を歩くのが楽しくて迷子になってたんだぜぃ。

…で、もうウーパー戦士と戦ってるんだぜぃ。ってか終わるところかな?
最後に支援ぐらいはするんだぜぃ。

【完全視界】で視界は確保できてる。
【水中適応】で水圧の影響はない。
ならばあとはピンポイントに撃ち抜くだけなんだぜぃ。

【アイテムポケット】に忍ばせておいた改造VSSを取り出して、川底から攻撃するんだぜぃ。

銃撃もパラドクスだから水圧の影響は受けないかな…?まぁ、受けるようなら水中を泳いで近づいて近距離で撃ち抜くだけなんだけど…。


「ここは俺に任せて先に行け。直ぐに片づけて追いかける」
 大放水中のアスワン大城壁直下。【泥濘の地】でどろどろにした川底を【怪力無双】でかき回し、ナイル川を黄河もかくやという泥の河に変えながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は【パラドクス通信】で仲間に告げる。
(「…うん、一回は言ってみたい台詞だな。お約束の死亡フラグも建てたような気もするが…まあ、俺には、この作戦が成功したら故郷に帰って幼なじみと結婚するとかいう予定は全然ないから、大丈夫だろう、たぶん」)
 すまん、後は任せた! 必ずまた生きて会おう! と、これまたお約束の返答を告げながら大放水を遡る仲間たちを、暁翔は苦笑交じりに見送る。そして、大放水を遡る者がいることに気づいたのか、泥水の中を必死になって泳いでくるトループス級クロノヴェーダ『ウーパー戦士』の群れに対し、パラドクス「贋作者(フェイカー)」で作成したMk60キャプター機雷を放出する。
「ここから先は通行止めだ…」
 普通、機雷というのは相手がぶつかってこないと爆発しないものだが、暁翔が放ったMk60キャプター機雷の中からは複数の短魚雷が飛び出し、『ウーパー戦士』たちを的確に撃破爆砕する。それに対して『ウーパー戦士』たちは、潰れながらも執念で反撃のパラドクス「ウーパーランス」を発動。極端に視界が悪いとはいえ、敵のいる方向は上流側とわかっているのだから、委細構わず全力で水槍を投擲する。
「うわっ!」
 多数の相手を同時爆砕したのが仇になり、同時に多方向から飛んでくる水槍を、暁翔は必死になって躱す。幸い、まともに食らって串刺しにされることはまぬがれたか、際どく掠められてダメージを受ける。
 そして、その時。何者かが下流から集団で泳ぎ寄せ、大放水を一気に遡る。『白鰐』を潰してきた別働隊か、いや、そのメンバーは既に追いついていたはず、と、暁翔は少々戸惑うが、どうやらディアボロスらしいので、そのまま通す。
 更に、その集団を追ってくる『ウーパー戦士』を、そのまた後から追ってきた松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)が、パラドクス「ピンポイントショット」で、反撃も許さず的確に撃破する。
「あっは。川の中を歩くのが楽しくて迷子になってたんだぜぃ。ってか、もう終わるところかな?」
「いや、助かった。危うく最後に仕損じるところだった」
 支援感謝する、と【パラドクス通信】で応じ、暁翔は、ふう、と溜息をついた。

 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV3になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

アリア・パーハーツ
【まのもの】
うわぁあ、水遊びしてたらめっちゃ出遅れたぁー!!
バステト・メルまで一直線(水中適応を活用)

……って、昼寝してるんかい!(小声)
可愛いなちくしょう

あわよくばモフりたい… だめかな、だめか
連れ帰っちゃダメ? だめかな、敵だもんね、だめか

ルーシドさん目ぇ逸らしたら負けー!
ケペシュ君子猫守ってる可愛い優しい
カイス君の花に猫が群がってる…
サアシャちゃんの浮気はしっかりまものちゃんに伝えるからね!

たくさん発生した猫に興奮しつつ悶絶
でも飛んでくるナイフには随時対応
そりゃこれでも武器商人、戦場での息の抜き方ぐらい知っているもんね

【蜘蛛の糸】で絡め取りナイフも弾く
あわよくば捕まえた猫をもふもふしたい


「うわぁあ、水遊びしてたらめっちゃ出遅れたぁー!! バステト・メルまで一直線!」
 アスワン大城壁の大放水を遡り、放水路から水門近く、アヴァタール級エンネアド『バステト・メル』の居場所まで、仲間とともに全速急行してきたアリア・パーハーツ(狂酔・g00278)が素っ頓狂な声で叫ぶ。
 そして、水路から顔を出し、その近くで悠然と昼寝をしている『バステト・メル』を見やり、声を小さくして続ける。
「……って、昼寝してるんかい! 可愛いなちくしょう。あわよくばモフりたい… だめかな、だめか。連れ帰っちゃダメ? だめかな、敵だもんね、だめか」
 口早に呟きながらアリアは水路からあがり、パラドクス「蜘蛛の糸(メメント・モリ)」を発動させる。
「もう少し、もう少し」
 寝てるし、これで絡め取れるかな、動きを止められるかな、と、アリアは昼寝中の『バステト・メル』に
鋼糸を放つ。確かに鋼糸は、動こうともしないアヴァタール級エンネアドの小柄な全身に絡みついたが。
 次の瞬間、『バステト・メル』はダメージをものともせずに鋼糸を引きちぎって飛び起き、反撃のパラドクス「ネコのさばきを受けよ」を発動する。
「!」
 周囲に現れた大量の猫に大興奮したのも束の間、まったく受けも躱しもできない速度で、アリアの喉、両腋、太腿付根に、計五本の投げナイフが容赦なく命中し、深々と食い込む。
(「そ、そんな…」)
 油断はしていなかった、対応できるはずだった、と、声にならない呻きを漏らしながら、大ダメージを受けたアリアは立っていられず、その場に倒れた。
 
苦戦🔵​🔴​🔴​

カイス・ライル
【まのもの】
アドリブ歓迎

【水中適応】活用
アリアを追ってバステト・メルの元へ
泳ぐのは慣れたが……速いな、アリア
ここの猫は逃げないぞ、多分

【Anwar】
ふわふわと咲く光の花々は、猫の興味を引くだろうか
邪魔してくる猫は片っ端から引き剥がす
言わずにいるが、猫は、嫌いではない程度の感覚だ
例え哀れっぽく鳴かれても罪悪感はない
掴んだ猫を、襲い来る短刀の盾にまではしないが
敵の切先に翳せば、躊躇わせるくらいの幸運は齎してくれるだろうか

ルーシド、視線を逸らすと危険だ。頑張れ
ケペシュは、大事に抱えるくらい猫が好きなようだな
サアシャは……我慢のし過ぎは健康に良くない
俺の方のも要るなら、遠慮なく持っていってくれて良いぞ


「アリア!」
 アヴァタール級エンネアド『バステト・メル』の反撃をまともに受けて倒れた仲間の名を叫び、カイス・ライル(屍負い・g06804)は、即座にパラドクス「Anwar(アンワール)」を発動させる。
「咲え」
 ジンが生み出す光の花が、 眩むばかりに執拗に、『バステト・メル』に根付き搦みつこうとする。『バステト・メル』は、既に倒した敵の方など見向きもせずに、カイスに向って反撃のパラドクス「ネコはすべてを見通す」を発動させる。
(「アリアに止めを刺されに行かれるのが最悪だったが、どうにか…うわっ!」)
 視線を遮る猫を躊躇いなく振り払うカイスに、『バステト・メル』が急迫、凄まじい速度で短刀を振るう。危うく片腕を斬り落とされそうになったが、かろうじて躱し、肩から胸を斬られてダメージを受けたものの、戦闘不能には至らず跳び下がる。
「ニャハハハハハ! よく避けたニャ!」
 それなりのダメージは受けているはずだが、意にも介さず高笑いをあげる『バステト・メル』を睨み据え、カイスは仲間に告げる。
「こいつは…本物の殺し屋、いや、死神だ。猫が好きとか可愛いとか撫でたいとか傷つけたら可哀想とか、甘いこと思ってる奴は、手出しをせずにさっさと逃げろ。本気で死ぬぞ」
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

カイ・オーベルト
アドリブ、連携希望

【パラドクス通信】使用
「すまん、後は任せた!必ずまた生きて会おう!」

放水に逆らい先に進む
【モブオーラ】【平穏結界】で敵に気取られない様に水門に向かう
仲間とタイミングを合わせ強襲を仕掛ける

試してみるか。【アイスクラフト】で水門の開閉装置の前に接するように氷の壁を造り、接近を阻んでみる

遠距離から【冷凍光線】で攻撃。暑かっただろう、涼しくしてやる

凍結は期待していない。すぐさま川に飛び込み反撃に備える
【水中適応】「地形の利用」、水に潜り猫を振りほどき回避を試みる
相性が悪い。覚悟を決めて「肉体改造」された「忍耐力」でナイフに耐える


テクトラム・ギベリオ
【水中適応】を引き続き使用してバステト・メルへ接近する。

初めて相対する敵だ。毛玉気をつけて…なんだこの大量の子猫は。
く、体が…。なんて強力なッ ふぅ、ふぅ落ち着け。
私には毛玉が居るのだ。猫の扱いには慣れている…!

【狐変身】で子猫を瞬時に振り払い、再び元の姿に戻ると同時に【エアライド】【飛翔】を活用して上空に駆け上がる。

【泥濘の地】で敵の動きを鈍らせつつ上空より強襲する。
毛玉今だ、【幻赫星穿】で敵を穿て!

水門を閉じようとした際は【使い魔使役】で鳥を使役し、敵の近くを飛んで気を引いてもらおう。
猫の気質が強い敵なら、近くを飛ぶ鳥に飛びつきたい衝動を抑えられないはず。

(アドリブ連携歓迎)


(「甘いこと考えてたら本気で死ぬぞ、か…」)
 そんな敵に、自分で向かわずサーヴァントを向かわせるのもどうかとは思うが、たぶん、あの敵には、私より『毛玉』のほうが立ち向かえる、と、呟いて、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)がパラドクス「幻赫星穿(ゲンカクセイセン)」を発動させる。
「穿て」
「ニャーッ!」
 鋭い声をあげたのは、テクトラムのサーヴァント、スフィンクスの『毛玉』か。それとも敵の、アヴァタール級エンネアド、血に飢えた神速の気まぐれ黒猫神『バステト・メル』か。
 ふわふわ丸々の身体に光を纏った『毛玉』が、流星のように空間を駆け抜け、神速の勢いで『バステト・メル』を貫く。直撃されたエンネアドは、しかし平然と反撃のパラドクス「ネコはすべてを見通す」を発動させる。
「ニャニャニャニャニャーッ!」
「ニャニャニャーッ!」
「フガーッ!」
「ギニャーッ!」
 多数の猫が大乱戦状態になる中、『バステト・メル』は短刀を振るって『毛玉』に斬りつけるが、『毛玉』は素早く身を躱して避ける。完全には避けきれず、刃の先が浅く皮膚を裂くが、サーヴァントのダメージはマスターのテクトラムがかぶるので、動きが鈍ることはない。一方、テクトラム本人は【使い魔使役】で鳥を操って『バステト・メル』の注意を逸らそうと試みるが、残念、【使い魔使役】は召喚術ではなく、そこに動物がいれば操れるという術。ディアボロスが放水に紛れないと入れない大城壁の結界内に、普通の鳥が入り込めるわけがない。
 そして、躍起になって『毛玉』を攻撃する『バステト・メル』に、カイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)がパラドクス「冷凍光線(サブゼロフリーズブラスト)」を発動。遠距離から狙撃照射する。
「ブラスト!」
「ニャーッ!」
 冷凍光線に直撃された『バステト・メル』は、即座に「ネコはすべてを見通す」で反撃するが、カイは視界を遮る猫など構いもせずに、水路に飛び込んで逃げる。
飛ぶような速度で迫ってきた『バステト・メル』の短刀が一閃し、完全に躱すことはできなかったが、浅手を受けただけで逃げ切ることができた。
 そして、『バステト・メル』と猫たちが、水路の中へは追っていかないのを見て、立ちすくんでいたディアボロスの中の数人が表情を引き締めた。

 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイスクラフト】LV1が発生!
【狐変身】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV5になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

ルーシド・アスィーム
【まのもの】
アドリブ・連携歓迎

水遊び楽しかったですね、うっかり沈み掛けましたが!
養った英気の分【水中適応】の力で猫神様を目指します

アリア殿落ち着いて、テイクアウトに外来生物はめっ!
確かに猫っぽさ花丸満点ですが、爪とぎに使ってるのごっつい壁等だと思うんです。爪の固さがヤバい

戦場に優しい光が咲き、新たな風が吹くならば昏き帳で更に足止めを
「デシェレトの暗獄」にてパステトに水底に相応しき夜闇を広げ、視界を奪います
頼みましたよザラーム
サディーク、神を騙る者に罰を
その心臓、刃にて貰い受けます

鳴き声に罪悪感沸きますが…猫神の目が見れない
え、負けですこれ!?
代わりに服の間の猫と目が合う!可愛いけど和解はノン!


ケペシュ・ナージャ
【まのもの】
連携・アドリブ歓迎

アリア殿の熱意には驚かされます
猫と言っても大人しく触れさせてくれるタイプじゃ無いような気もしますが
【水中適応】を使用し、仲間と共にバステト・メルの元へ

光の花々に俺まで目を奪われそうになりますが、そういう訳にもいきませんね
夜闇が広がれば開戦の合図です

「ピラミッドコンバット」で自身を強化し剣で攻撃を
なんでしょう、良心が痛みますね
せめて発生した猫たちは剣で切らずにいなして

懐に現れた子猫には思わず絆されそうになりますが
気をしっかり持つよう自分に言い聞かせます
子猫が攻撃に巻き込まれないよう、守るように抱きかかえ
大鎌に気が付き次第回避に専念


サアシャ・マルガリタ
【まのもの】
最近暑いですし水遊び楽しくなっちゃうのも仕方ないです(水中適応使用)
そして聞いてはいましたが猫さんの敵。小癪な…戦いづらいですよう…!

可愛いフリして刃物を手にしているですよ、気が抜けない…な、何ですかこの猫さん達は!!
にゃああん、らぶりぃ!!(現れた猫を捕まえては頬ずりしている)
はっ、いけない…サアシャにはまものちゃんという心に決めた猫さんがいるですよ!
お他所の猫さんの匂いが付いたら塩対応に拍車がかかっちゃうです…

涙を呑んで反撃態勢。
仲間が攻撃しやすいようにパラドクスで敵の足止めです!
光の花に加えて猫の気を逸らすよう、手元にはマタタビ粉末を用意して風塵魔術で拡散。骨抜きになぁれ!


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します

トループス級を片付けたら次はライブ本番ね!
さっきみたいに【水中適応】で潜りつつ【モブオーラ】と【平穏結界】で潜伏よ!

うう、可愛い……!
しかもお昼寝してる……!
ちょっとモフるくらいなら……ってダメよね!
あんな見た目しててもアヴァタール級なんだから!

水門に近づこうとしたら杖の「レゾネイト」から【誘導弾】を【連続魔法】で発射して(周りの猫に当てないように)牽制するわね!

うわ、猫がいっぱい!
可愛いけど……流石に他の猫達と区別はつくわよ!
【神速反応】で短刀を杖で弾くわね!

隙が出来たら【熱狂と湧然の四元光芒!】を放つわ!
城壁の水門は閉じさせないわ!此処がアナタのラストステージよ!


「あんな見た目してても、アヴァタール級クロノヴェーダ。甘い考えを起こしたら、本当に、本気で、なんの容赦もなく殺されてしまう」
 ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)がわずかに震える声で、自分に言い聞かせるように呟く。
「た、戦いづらいなんて、言ってられませんよね。とにかく、まともに反撃されないようにしないと…」
 水の中に飛び込めば、お他所の猫さんの匂いが落ちて一石二鳥でしょうか、と、サアシャ・マルガリタ(えいえいお!・g05223)が、本人は大真面目なのだろうが、やっぱり少しボケたことを口走る。
「そうですね…僕は、猫神の目が見れない…これは罪悪感ではなく、たぶん恐怖のせいでしょう。しかし、恐れを知る者は…災いを免れる。ええ…生き延びればいいんです」
 声だけではなく、全身をがたがたと震わせながら、ルーシド・アスィーム(弔刻の星導・g01854)が呟く。そしてケペシュ・ナージャ(砂蠍・g06831)が、ふうっと大きく吐息をつく。
「逃げるわけにはいかない。倒されるわけにもいかない。ならば戦って勝つしかない…相手が何であろうとも。単純なことです」
「それじゃ、いくわね」
 言い放って、ソラがパラドクス「熱狂と湧然の四元光芒!(エキサイトステージ・ストライク)」を発動。一応念の為【飛翔】で水門側へ回り込み、アヴァタール級エンネアド『バステト・メル』に向って魔法陣から強烈な魔力砲を放つ。
「これはアタシのとっておき! 4つの力、纏めて一気に喰らいなさい! 此処がアナタのラストステージよ!」
 言い放って魔力砲をぶちかますと同時に、ソラは急降下して水路に飛び込む。一方『バステト・メル』は、魔力砲の直撃を受けたことよりも、その後に出現した【水源】から噴き出す水が気に入らないらしく、ソラへの反撃をせずに水門と反対方向へ身を躱す。
「行かないで下さい!!」
 好機と見たサアシャが、パラドクス「Stay with me(ステイ・ウィズ・ミー)」を発動。切ない声を上げ、相手の身体と意識を引き止める風塵魔術を放つと、こちらもすぐに水路へと逃げる。しかし今度は『バステト・メル』は「ネコはすべてを見通す」を発動して反撃。引き止めをものともしないのか、あるいは逆用しているのか、視線を遮る猫を追い越してサアシャに急迫、短刀で斬りつける。危うく足を斬り裂かれそうになったが、何とか間一髪皮一枚で躱し、サアシャは転がるようにして水路へ飛び込む。
(「猫神の速度と攻撃精度は、明らかに落ちている。いくら平気なふりをしても、ダメージの蓄積は身体に影響しているはずだ」)
 一方で死にそうなほどビビりながら、一方でやたらに冷静に判断し、ルーシドがパラドクス「デシェレトの暗獄(メグミナキチノヤクサイ)」を発動する。
「サディーク、ザラーム。恵みなき者の影にて暗躍し、蹂躙せよ」
 ルーシドは、闇に属するジン「ザラーム」の力を借り受け、敵の周囲に荒涼とした夜闇を広げる精霊術を展開する。更にジン「サディーク」が攻撃を仕掛けて『バステト・メル』にダメージを与えるが、その瞬間、猫神の瞳がぎらりと金色に光る。
「この程度の闇で、我が目を誤魔化せるとでも思っているのかニャ?」
 言い放つと『バステト・メル』はパラドクス「ネコのさばきを受けよ」を発動。「サディーク」も自分が展開した多数の猫も無視して、ルーシドへとナイフを投げる。もしもルーシドが『バステト・メル』の光る瞳を見ていたら、間違いなく両眼にナイフを突き立てられて、死なないまでも重傷を負っていただろうが、幸い、一目散に水路へと逃げ出していたので、ナイフはお尻に突き立ち、小ダメージで済む。
 そして夜闇が広がると同時に、ケペシュがパラドクス「ピラミッドコンバット」を発動。自身を強化して剣を振り下ろす。
「!」
「!!」
 意外にも、と言うべきなのだろうか。寸前まで、すくなくとも外見上は何の損傷も受けていないように見えた『バステト・メル』は、ケペシュの斬撃を受けてあっさり両断され、倒れ伏した。瞬間、反撃のパラドクス「ネコに屈服せよ」が発動。ケペシュの身体にまとわりつくように多数の子猫が出現するが、それに続く大鎌の攻撃はなく、子猫もそのまま消える。
「…消えてしまったか」
 激戦を制し、ダメージなく敵を倒したというのに、どこか呆然とした口調でケペシュは呟く。しかし、すぐに表情を引き締め、仲間たちを見回して告げる。
「では、すみやかに水門を抜けるとしよう」
 結局猫神は、最後まで水門を閉めようとしなかったな、と、ケペシュは声には出さずに呟く。それどころか、水門の存在自体忘れていたような感じすらする。
「……まあ、猫だからな」
 複雑な表情で呟くと、ケペシュは両断された猫神の死骸を一瞥し、水門を抜けるべく水路に入った。 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【完全視界】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【ガードアップ】がLV6になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年06月27日