リプレイ
ストロベリー・メイプルホイップ
急いで敵を倒さないと駄目なパターンかぁ。
よーし、ならいつもどおりゴリ押しでいくよ!
えー動物って色々いて可愛いじゃん?
ほらうちのラズベリーちゃん(♂)もヤギ(?)だけど可愛いよ。
ってサーヴァントのラズベリーちゃんを見せながら自慢の胸を揺らすよ。
ねーそこのお兄さんもさ、この子かわいよね?
って言いながら【誘惑】で近くの人を手当たり次第、視線を釘付けにしていくね。
ついでに【誘惑の吐息】を【風使い】でこっそり撒いて、皆が私たちの方に視線が向くよう仕向けるね。
ふふ、可愛いウサギさんに視線が行かない、これこそ【精神攻撃】だよ!
ウサギさんも可愛いけど、もう少し脱いだ方がいいんじゃないかな?
●
ご機嫌にサンサンと降り注ぐ陽光!
潜入地である獣神王朝エジプトの地方都市に到着した復讐者たち。
「急いで敵を倒さないと駄目なパターンかぁ。
よーし、ならいつもどおりゴリ押しでいくよ!」
いの一番にパラドクストレインから飛び出したのはストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)。
「いや~、これはすっごいウサギ推しの街だね……」
街は胸焼けするほどのウサギグッズで溢れていた。
「お嬢ちゃん! ウサギの御守り買っていかんかね!」
そして、シュバッと現れるは押し売り商人たちである。
これを回避しながら、神殿への道をひた走るストロベリー。
「ごめんねっ! 急いでるんでまた後でね~!」
こう見えて身体能力には自信がある。ウサギ商人たちを振り切りながら、ストロベリーは可愛くウィンクするのだった。
●
「むっ? コラー! シロートが現場に勝手に入ってきちゃあ駄目ピョン!」
神殿の建設現場に着くと、アルナヴェトが指揮台からキーキーと復讐者達に叫んでくる。
「も~、なんなのよ……?
あ、もし新規入信者の方なら、受付は役場の方ですよ~。今ならウサギさんの御守りを入信者全員プレゼント中だピョン!」
神殿の完成も間近で機嫌がいいのか、ニッコニコの営業スマイルを浮かべてストロベリーの元に擦り寄ってくるアルナヴェト。
「え~? ウサギしかないの?」
いたずらっ子のような表情を浮かべ、蠱惑に微笑むストロベリー。
「へ?」
「動物って色々いて可愛いじゃん?
ほら、うちのラズベリーちゃん(オス)もヤギ(?)だけど可愛いよ」
胸元に抱き抱えたメーラーデーモンの『ラズベリーちゃん』を建設現場のおっさんたちに見せるストロベリー。
「ねー、そこのお兄さんもさ、この子かわいよね?」
自慢の胸を揺らしながら、誘惑の吐息を耳元に吹きかけるストロベリー。
「……むむ、確かに」
おっさんたちの熱い視線が注がれてゆく。
見ているのはヤギちゃんか、それとも豊満な胸元か。どちらにせよ皆の視線は釘付けだった。
「コ、コラー貴様ら! どこ見てるピョン!」
視線が奪われたことに気が付き、ギャーギャーと騒ぐアルナヴェト。
「ふふ、可愛いウサギさんに視線が行かない、これこそ【精神攻撃】だよ!
ウサギさんも可愛いけど、もう少し脱いだ方がいいんじゃないかな?」
挑発的なストロベリーの視線に、
「ぐぬっ!?」
と、言葉を詰まらせるアルナヴェトだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
フルルズン・イスルーン
バステト(猫)もアヌビス(犬)も神さまなのでは……?
それを捨ててこいとな?
いーけないんだ、いけないんだ!
せーんせーに言ってやろ!
という事で、ゴーレムくんを犬と猫の神様の造形に刻んで糾弾するのだ。
パラドクスで錬成したゴーレムくんを、伝承知識と早業アートで即席アヌビス神とバステト神の像にしてレッツゴー!
そして言ってやるのだ。
「聞きましたぞアルナヴェト! 貴殿が他神に纏わるものを毀損したと!」
って、他の神からの苦情が来たように言いつけるのだ。
高速詠唱スキルで口封じする暇も与えぬ!
みんなに聞こえるようにはっきりとだ!
ついでに本物の神なら他神を蔑ろにするはずが無い。本物かー? って詰めてやろうっと。
●
敵が怯んだことを確認し、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)がキラーンと目を光らせる。
「ねね、バステト(猫)もアヌビス(犬)も神さまなのでは……?
それを捨ててこいとな?」
現場に迷い込んだ哀れな子猫を「よしよし」と抱き抱えながら、フルルズンが悪戯っ子のような視線を送る。
「う……。それは……」
言葉を詰まらせるアルナヴェト。けっこー痛いところを突かれたご様子である。
「いーけないんだ、いけないんだ! せーんせーに言ってやろ!」
と、歌いあげるように小学生のような煽りをブチ込んでゆくフルルズンちゃん32歳。
「あわわ!? コッココ、コラ、貴様……! それはガチで止めるピョン!」
最近、昇り調子だったとはいえ、まだまだ新興宗教であるアルナヴェトの教団。
この狼狽えかたからすると、もしかしたら、神々の間にも上下関係とか人間関係(?)が存在するのかもしれない。
という事で、アヌビスとバステトの神像を作ってアルナヴェトを糾弾してみんとすフルルズン。
『"生まれよ 土なる 者"』
砂が波打つように動き出す。まさに一瞬の早業で建造は終了し、仕上げに額に『真理』の字をフルルズンが刻み込む。
砂のゴーレムがカッと目を開き、エコーのかかった荘厳なボイスで喋り出す。
『聞きましたぞアルナヴェト! 貴殿が他神に纏わるものを毀損したと!』
と、まるで他の神からの苦情が来たようにフルルズンはゴーレムを操作してゆく。
「ひっ! ひぃいいいい! い、いや、その、それはですね!」
しどろもどろになりながら、うずくまってカタカタと震えるアルナヴェト。神の威厳もへったくれもない哀れなる子兎。
『言い訳無用! すでに証拠は押さえておりますぞ!』
高速詠唱スキルで口封じする暇も与えぬ! みんなに聞こえるようにはっきりとだ!
と、妙に追い込み慣れしているご様子でフルルズンさんの糾弾は加速してゆく――。
「ア、アルナヴェトさま……?」
建設現場のおっさんたちはオロオロとした様子で、この成り行きを見守るしかない。
神像の肩に腰かけならがアルナヴェトを見下ろし、トドメとばかりにフルルズン。
「本物の神なら他神を蔑ろにするはずが無い。本物かー?」
「んな~ッ!!?」
あんぐりと大口を開けてアルナヴェト。
「ほほほ、本物に決まってるでしょがッ!! アンタ何を言い出すのよ!?」
もはや語尾にピョンを付けることすら忘れて、アルナヴェトは地団太を踏むのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
峰谷・恵
「自分のう○ち食べるのはかわいくない」(←兎が世界一可愛いと言ってくるアルナヴェトへの反論一発目)
猫の像(ぬいぐるみ)を持って「猫、可愛いですよね」と建設現場で働く人に艶っぽく微笑んで愛想を振りまき(誘惑)疲れた作業員を現の夢で眠らせアルナヴェトを誘い出す。
兎は食糞行為見てドン引きしてから距離をとっている、猫は仕草も毛づくろいする姿も愛らしくなにより兎のほとんどには無いぷにぷにの愛らしい肉球があると力説。ヒートアップしたところでそんなに可愛いと言うならボクの猫の像とそちらの神像を比べて見ようかと神像の在り処に探りを入れる。
「それに兎以外を蔑ろにしては他の動物の姿を取る神の怒りを買うやも…」
●
地に伏せながら「ぐぬぬぬ……」と歯を噛みしめるアルナヴェト。
「ええい! 猫も犬も関係ないピョン!
ウサギが世界一可愛いという事実は、絶対に揺るがないんだからね~!!」
己の威光を取り戻すため、気力を振り絞って奮い立つ!
だがしかし――。
「自分の○○○食べるのはかわいくない」
静かに、研ぎ澄まされた刃のような口調で進み出たのは峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)。
「なッ……!?」
呆けたように口を開けるアルナヴェト。
「なななな、なんてこと言うんじゃい!? 貴様ァ!!」
ようやくハッと我に返り恵に食って掛かろうとするアルナヴェト。
「それに比べて……猫、可愛いですよね」
涼風のようにアルナヴェトの言葉を受け流して、恵は猫の像(ぬいぐるみ)を持って建設現場で働く人々に艶っぽく微笑む。
「え……? ウサギって、食べちゃうんですか?」
ウサギの可愛さに夢中だったおっさん達もこれにはややドン引きである。
動物の習性……本来そこには良し悪しなど存在しないわけだが……。
その行為に忌避感を抱いてしまうというのも、また人間という動物の習性なのかもしれない。
「ち、ちがッ! それは、その――!」
必死に弁明しようとするアルナヴェト。
もちろん、高位な存在であるアルナヴェト自身はそんなことしないが、野生動物となってはそうもいかぬ。
「そ、そうだわっ! ウサギは草食だから! つまり……清潔なのよ!」
つい口を滑らせるアルナヴェト。
「……」
重い沈黙が建設現場に落ちる。認めちゃったよこの人。
「……ハッ!?」
己の失言に気が付き、口を両手で塞ぐアルナヴェト。
クスリと妖艶な微笑みを残しながら、恵は建設現場のおっさんたちに更なる攻勢を開始してゆく。
「猫は仕草も毛づくろいする姿も愛らしく。なにより兎のほとんどには無い、ぷにぷにの愛らしい肉球があるよ」
ほら触ってみて、と猫のぬいぐるみの肉球を差し出す恵。
促されるままに触れると、脳が溶けそうな魅惑の感触があった。
しいて言うと、恵の豊満すぎる肉体にも触れてみたいと思うおっさん達であったが、怒り狂う現場監督アルナヴェトさんが怖いので、ぐっと我慢。
「違っ! 違うんだもんっ! 生きるためには必要なことなんだもん!!」
ムキーッと騒ぐアルナヴェトに恵みは挑発的な笑みを返し、
「そんなに可愛いと言うなら、ボクの猫の像とそちらの神像を比べて見ようか」
抜け目なく、神像の在処に探りを入れてゆくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【現の夢】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!
月下部・小雪
お姉ちゃん(g00960:義姉)と一緒にわるいウサギさんをやっつけます。
パラドクストレインから降りたらさっそく建設現場に突撃、です。
ウサギさんの像だと聞いていたけど、なんだかおかしいです?
建設現場にいる一般人に【友達催眠】で話しかけて、あんなのがあったらアルナヴェト様に怒られてしまいます。
ボ、ボクたちがなんとかしておきますから今のうちに逃げてくださいと建設現場から離れておいてもらいます。
あとは呼び出した悪魔(うぅ、見た目がこわいです)に命令してお姉ちゃんが巻き付けた鎖を引っ張るのを手伝わせます。
ボ、ボクも【怪力無双】を使って頑張ります!
月下部・鐶
妹の小雪ちゃん(g00930)と一緒に活動! 妹を守るのがお姉ちゃんだからね!
クロムヴェーダと配下たちが、先行したディアボロスさん達との口喧嘩に夢中になってるうちに、あたしたちはそーっと建設現場に突撃!
像がなんだか形が変わってるし、これは戦いまでもう秒読みの予感!
小雪ちゃんに作業員さんたちの退避をお願いして、あたしは像を壊す準備をするね
作品名【アクマを縛りつけるいっぱいのクサリ】
キャンバスいっぱいにクレヨンで描いた鎖が像にグルグル巻に絡みつくよ!
あとはこの鎖を引っ張るだけで……ちょっとイヤだけど、小雪ちゃんが契約している悪魔に引っ張るのを手伝わせるね
あたしもエフェクトの《怪力無双》で引っ張る!
●
乾いた空っ風が街を吹き抜けてゆく。
「ここが獣神王朝エジプトの○○○○○○……」
パラドクストレインから降り立った少女、月下部・小雪(デーモンのデジタルサマナー・g00930)が周囲を見渡しながら小さく呟く。
「なんだか閑散としてるね……」
燦々と輝く太陽に、小雪の髪がキラキラと煌めく。
白磁のようなその白い肌と相まって、その姿は侵しがたい神聖さを持っている。
だが、ひときわ目を惹くのはその両手に課された重々しい手枷だろう。
まるで罪人のようなその手枷は、神秘的な小雪の容姿と相反してひどくちぐはぐに見える。
「あっ! 日焼け止めを持ってくるんだったわ! 小雪ちゃんの白くて綺麗なお肌がっ!」
続いて現れたのは艶やかな黒髪の少女、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)。
「うう、妹を守るのがお姉ちゃんの役目だというのに――」
よよよ、とちょっと大げさに涙ぐむ姉。
「ボ、ボクは、大丈夫だから……」
擦り寄ってくる姉を励ましてゆく小雪。
白と黒の少女。
仲睦まじくも、どこか似ていない姉妹。
それもそのはず、二人は義妹と義姉の関係である。
「ほら、急がないと、一緒にわるいウサギさんをやっつけるんでしょ?」
やや困り顔で鐶を見つめてくる小雪。
その赤い瞳と、長く美しい白い睫毛……。
とくに睫毛ときたら、まるで冬の日の朝に降りた繊細な霜のような儚さを湛えていて……。
「うーん、やっぱり最高に美少女ね! うちの妹!」
「あの……お姉ちゃん?」
いつまでも見惚れていたいところだったが、そういえば依頼中だったことを思い出す鐶。
「さあ! その大切なお肌が日焼けしちゃう前に、パパッと終わらせちゃおっ!」
相変わらず過保護なんだから、と小さく笑いながら、
「うん、いこう」
と、小雪は頷きを鐶に返すのだった。
●
さっそく建設現場へと突撃する二人。
そこで彼女たちが見たものは――。
「こ、これは――」
地に伏せるアルナヴェト。
彼女は既に他の復讐者たちとの口喧嘩に敗北し、精神をボコボコにされていた。
「泣いてるね……」
「……うん」
なんだか、こっちが悪いことしてるんじゃないかと思うくらいに哀れな姿だった。
神としての威厳は失われ、子供のように泣きはらすアルナヴェト――。
だがしかし、これで全てが終わったわけではない。
「ええい! こうなりゃ私の力を見せつけてやるピョン!」
さすれば再び神としての威光を取り戻せるはず。そう信じてアルナヴェトは強硬手段にうって出る!
「ウサギさんの像だと聞いていたけど、なんだかおかしいです?」
異変に気が付いたのは小雪。
見れば、アルナヴェトの意志に呼応してご神体の像がボコボコと膨らみ、禍々しく変化してゆくではないか!
「うわ、像がなんだか形が変わってるし……これは、戦いまでもう秒読みの予感!」
鐶がクレヨンを構えながら叫ぶ。
こんなところで戦闘になれば、一般市民の被害は避けられないはず。
「ボ、ボクたちがなんとかしておきますから、今のうちに逃げてください」
建設現場から一般市民のおっさんたちを遠ざけるために、前に進み出る小雪。
「あの像が力の源ね」
邪神像から力を受け取ってアルナヴェトの姿も巨大な獣に変化してゆく。
「小雪ちゃん、作業員さんたちの退避をお願い! あたしは像を壊す準備をするね!」
キャンバスいっぱいにクレヨンで描き出すのは、邪神像にグルグルと巻き付く鎖の絵。
「名付けてッ! 作品名【アクマを縛りつけるいっぱいのクサリ】よ!」
そのまんまじゃねーか! と突っ込みたくなるようなネーミングセンスで絵を完成させる鐶。
その絵の風景を再現するように虚空から鎖が召喚されてゆき、ジャラジャラと邪神像へと巻き付いてゆく。
「あとはこの鎖を引っ張るだけで……!」
ふんぬっ! と力を込めて鎖を引っ張る鐶であったが、純金製の邪神像は馬鹿みたいに重い。
「んぐぐぐ~~~ッ!!」
歯を食いしばりながら全力を振り絞る鐶だったが、邪神像はビクともしやしない。
まさかの作戦失敗か、と思われたその時――。
「お姉ちゃん!」
一般市民の避難誘導を終えた小雪が走ってくる。
その赤い瞳がルビーのように輝き、彼女がその身に宿したアークデーモンが召喚されてゆく。
己の意志と、手枷の力で悪魔をねじ伏せる小雪。
鎖にその腕を巻きつけ、アークデーモンと共に全霊を掛けて引っ張る!
「小雪ちゃん……」
巻きついた鎖が小雪のその白い肌に喰い込み、紅い血が滲んでゆく。
出来ることなら、小雪に頼ることなく自分の力で何とかしたかった鐶。
お姉ちゃんとしての威厳を示したかったし、それになにより、『悪魔の力』を小雪に使わせたくなかった。
でも――。
「いくよ! お姉ちゃん!」
痛みに耐えながらも、悪魔の力を制御してゆく小雪。その姿を見て、鐶は頷く。
「せーのっ!」
力を合わせて思いっきり引っ張る。そして――。
「――!」
ぐらりと邪神像が揺らめき地響きを立てて倒れるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV4になった!
ラウム・マルファス
大きな神殿ならきっと一目でわかるよネ。建設現場でネコを探すヨ
「怖くないヨ。チョット視るから動かないでネ」
ネコに言葉は通じなくても周りの人には聞こえるしネ。話しかけながら体内の不調をRewriterの物質変換で治すヨ。少しだけ砂を餌に変換して食べさせてあげながら、作業員さんとお話しよウ
「あんな横暴な兎より、この健気なネコの方がよっぽどカワイイよネ。この神像も、ネコの形の方がこの町に似合うと思うけどナ。ねーねー、作り変えちゃわなイ?『ウサギ作ったのにいつの間にかネコに変わった、悪魔の仕業だー』って言えばバレても大丈夫だヨ」
って感じで唆すヨ。ついでに耳の辺り、ドローンで発破してお手伝いするネ
●
復讐者達とアルナヴェトが口喧嘩をしている中……。
建設現場である神殿を散策する白衣の青年、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)の姿がある。
「お、キミだネ」
探し物を見つけたラウム。
予知で見た子猫は石柱の隅で身を丸めて小さく震えていた。
きっと、喧騒が怖くて逃げてきたのだろう。
「怖くないヨ。チョット視るから動かないでネ」
子猫をゆっくりと優しく抱き上げるラウム。
「見たところ怪我は無さそうだネ」
とはいえ、かなり痩せている。
「お母さんとはぐれてしまったのかイ?」
ネコに言葉は通じないけれど、優しく子猫に語りかけてゆく。
「ちょっと待っててネ」
少し屈んで、足元の砂を一握り掴み取ると、悪魔の力が宿ったメガネで、砂に魔法をかけてゆくラウム。
事象を書き換えて物質を変換してゆく『Rewriter』の力。
まァ、悪魔の力と聞けば眉をしかめる者もいるかもしれないガ――。
『その力』を子猫を助けるのに使っちゃうというのも、皮肉が利いていて面白いんじゃなイ?
ギュッと砂を握り込めばキャットフードへの変換は終了。
「ゆっくり食べなヨ」
必死にキャットフードを頬張る子猫の姿に、ラウムは小さく微笑む。
「あ、あんた、今、どんな手品を使ったんだい?」
と、建設現場のおっさん達が近づいてくる。
「あんな横暴な兎より、この健気なネコの方がよっぽどカワイイよネ」
嬉しそうに餌を頬張る子猫は、輝かんばかりの可愛らしさと、命の尊さを湛えていた。
「むぅ……」
教義的にウサギ派なのかもしれないが、このおっさんたちも本質的には動物が好きなのだろう。
「この神像も、ネコの形の方がこの町に似合うと思うけどナ。
ねーねー、作り変えちゃわなイ?
『ウサギ作ったのにいつの間にかネコに変わった、悪魔の仕業だー』って言えばバレても大丈夫だヨ」
悪戯っ子のように、ラウムは微笑む。
「で、出来るのかい? そんな魔法みたいなことが……?」
おっさん達が期待するようなまなざしを送る。
それに応えるために、ラウムは再び力を行使する。
「モチロンさ。ほら、こうやっテ」
パチンと指を弾くと、ウサギさん像の頭部がドカーンと派手に発破された。ラウムがドローンによる爆撃を決めたのだ。
「んでもっテ、こウ」
破壊と創造。砕け割れた耳を再び『Rewriter』で変換。
ただし、ウサ耳からネコ耳へ――。
黄金のネコちゃん像完成。奇跡を目の当たりにした現場のおっさん達は思わず驚きの歓声を上げるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
ベアタ・アンシュッツ
とりあえず、取り巻きをぶっ潰して、
「この程度の手下しか居ないなんて、実はあなたも……大したことないんじゃない?」
「て言うか、なんでウサギの手下がメスライオンな訳?」
「普通、ウサギ推しなら手下もウサギでしょ?」
等とツッコミ入れつつ、【飛翔】しながらリングスラッシャーを敵群に叩き込む
高速詠唱、連続魔法を使って、攻撃速度、攻撃回数を増やしてみる
敵が追っかけて来るなら、上空に舞い上がって距離を取ったり、一般人が居ない建設資材置場等に逃げ込み、資材を盾にしつつ応戦
幸運、計略も使って、敵を誘い出しつつ有利な戦場で戦おう
おなかが空いたら、いもようかん口に咥えてモグモグしつつ
キャーコワーイ……なんちゃって
峰谷・恵
「連携されないうちに片付ける」
複数纏まった敵に炸裂気功撃を叩き込み撹乱し、敵の反撃を敵から見て風上方向に跳んで回避(風使い併用)、避けきれない炎はLUSTオーラシールドで防ぐ。
敵が炎を噴き終わる瞬間を狙い可能な限り姿勢を低くしたダッシュで距離を詰め、竜骸剣での斬撃、続けざまに闘気を集中させたLUSTクンフーブーツでの蹴りを叩き込み撃破。後は距離を詰めたまま接近戦で戦い、敵が再度炎を噴くなら竜骸剣の柄頭でアッパーを決めたりLUSTオーラシールド押し付けて強引に口を閉じさせる。
「クロノヴェーダは敵だけど、仔ライオンは可愛いと思うし兎以外要らないとかいうやつの取り巻きに付けられたことは同情する」
フルルズン・イスルーン
これが新興ウサギ神に仕えた末路かぁ。神さまやるのも大変だねぇ。
そう、こういうときに掛ける言葉はただひとつさ。
なさけむよう。
キミたちに明日の転職先はないのだ。アイスゴーレムくんやっちまいなー!
ということで多対多のデスマッチ開幕。
味方の戦術を見るに、まとめると戦いやすいのかな?
じゃあゴーレムくんで冷気で動きを固くしつつ、セコンドのボクは建設現場の機材で拠点構築して動きを制限しておこう。
そして、ゴーレムくんはあぶれた敵をタックルで留めたりして一箇所にまとめるように立ち回るのだ。
切られるかもしれないけど、炎に対しては冷気で氷雪使いの力乗っけた分の耐性はあるぞぅ!
ゴーレムリングからは逃れられぬのだ!
●
変わり果てた姿となったご神体『美しきアルナヴェトさま像』を前に、ガクンと膝をつくウサギさん。
「オンギャァアアッ! なななっ何てことをしてくれるのよ~!! アンタらぁああ!!」
泣き叫ぶアルナヴェトさまからは、すっかりと神としての威厳は失われており――。
「あの……その、アルナヴェトさま……」
建設現場のおっさんたちも憐みの視線を送る。
「これが新興ウサギ神に仕えた末路かぁ。神さまやるのも大変だねぇ」
栄枯盛衰、諸行無常の調べを聴きながらフルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)がポツリと感想を漏らす。
「そう、こういうときに掛ける言葉はただひとつさ。
なさけむよう」
それ、慰めてなくね?
まあ、こちとら人類の歴史を奪われているわけだし、敵に同情している余裕はないか。
「ゆ、許さない……」
ワナワナと肩を震わせながら立ち上がるアルナヴェト。
「……貴様ら~……もう絶対に、許さないわよッ!」
朱く爛々と輝くアルナヴェトの瞳。
「であえであえ! 我が眷属よ! 神に逆らう不届き者を成敗するのだ~!!」
耳をピンと立てるウサ公!
「がうがうッ!!」
ぞろぞろと現れた半神半獣の取り巻きトループス級『雌獅子神群』が曲刀や鞭を構え、復讐者たちへと襲い掛かってくる!
「がお~!!」
牙を剥いて吼える半獣のメスライオン!
逆袈裟の曲剣斬撃がベアタ・アンシュッツ(天使のハラペコウィザード・g03109)の首を落とさんと放たれる、が――。
「よっと」
ベアタが翼をはためかせて空中へと逃れる。
上空に舞い上がったベアタは余裕綽々と言った様子で微笑み、
「この程度の手下しか居ないなんて、実はあなたも……大したことないんじゃない?」
逆さまの姿勢のままアルナヴェトたちを見下ろし、思いっきり煽りなさる天使の少女。
「て言うか、なんでウサギの手下がメスライオンな訳?
普通、ウサギ推しなら手下もウサギでしょ?」
ツッコミ入れつつ、上空からリングスラッシャーを敵群に叩き込むベアタ。
天使が翼を羽ばたかせると、回転する無数の光が出現し、敵を引き裂いてゆく。
「う、うるさい、うるさーいっ! そんなの別にいいでしょうがッ!
こっちにだって色々と事情ってもんがあんのよ!」
ベアタさんのご指摘にアルナヴェトはブチギレ。
「あ……もしかして気にしてる事だった? ごめんね~」
テヘペロっと可愛く謝るベアタだったが、よけいに煽っているようにしか思えませぬ。
当然、敵の怒りが収まるはずもなく……。
「ムキ~ッ! あの小娘からやっちまうピョン!」
建設現場を舞台とした、天使と雌獅子の追いかけっこが開始。
上空に舞い上がって距離を取ったり、一般人が居ない建設資材置場などに逃げ込み、柱や石板を盾にしつつ応戦してゆくベアタ。
「キャーコワーイ……なんちゃって!」
ときにはあえて追いつかれそうに演技して、敵を誘い出し――。
「フルルズンさん! お願いッ!」
「はい、ズドーン」
フルルズンのアイスゴーレムが巨大な腕を横薙ぎに振るって、ベアタを追いかけていた敵をまとめてフッ飛ばしてゆく。
「キミたちに明日の転職先はないのだ。アイスゴーレムくんやっちまいなー!」
連携を決めてフルルズンがベアタにVサイン。
「まとめると戦いやすいかな?
じゃあ、ゴーレムくんで冷気で敵の動きを固くしつつ、セコンドのボクは……っと」
建設現場の機材を無断拝借して、即席の『拠点』を構築してゆくフルルズン。
コの字型のその拠点の中に敵を追い込み、一カ所にまとめてゆく――。
「なんだか、定置網漁みたいね~」
一通り敵の誘導を終えたのか、ベアタも拠点に戻ってきて一息。
おなかが空いたのか、いもようかん口に咥えてモグモグとしている。
仕上げに拠点の入り口をアイスゴーレムで塞いで、
「ゴーレムリングからは逃れられぬのだ!」
包囲の完了を宣言するフルルズン。
「連携されないうちに片付ける」
峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が敵集団の中に降り立つ。
「ぐるるる……! がおーんっ!!」
咆哮と共に敵獅子の口から炎が噴き出される。
「――ッ」
敵の方から見て風上の方向へと跳び、これを回避する恵。
敵が炎を噴き終わる瞬間を狙い、一気に敵集団の懐へと距離を詰めてゆく。
地を擦る様な低姿勢から、残火の中を駆け抜けて――。
竜骸剣の刃が閃く。
「ぎゃんッ!?」
最前衛の雌獅子が悲鳴を上げて倒れる。
「が、がおっ!」
狼狽えながらも恵みに向けて曲刀を振り上げる中衛陣だったが――。
「破ァッ!!!」
裂帛の気合と共に旋風の如き蹴撃を放つ恵。
闘気を集中させたLUSTクンフーブーツが、敵の顎先を正確に捉えた。
衝撃に脳を揺らされて、糸が切れたように気を失う中衛陣。
「……ひ!?」
一瞬にして突破され、最後に残った後衛の雌獅子が驚愕に目を見開く。
「が、がおーん!」
敵が冷静さを失ったのは恐怖のせいか、それとも恵が闘気にのせて叩きつけたフェロモンの効果か――。
なんにせよ、敵は一つ覚えのように口炎を放とうと息を吸うものの、
「クロノヴェーダは敵だけど、仔ライオンは可愛いと思うし……。
兎以外要らないとかいうやつの取り巻きに付けられたことは同情する」
炎を噴き出そうと雌獅子が口を開けた瞬間。
竜骸剣の柄頭がアッパーカットの要領で叩き込まれた。
「――ゴハッ!?」
発射寸前だった炎が盛大に空へとぶちまけられる。吐瀉物と共に吹き飛んだ敵は、背中からドサッと倒れてそのまま動かなくなる。
「でも、もう何も奪わせないために……容赦はしない」
冷たく無慈悲な表情を浮かべながら、恵は小さくそう呟くのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
月下部・鐶
妹の小雪ちゃん(g00930)と一緒に、あのウサギをやっつけるぞー!
かわいくてもクロノヴェーダ! ああいうワガママ放題にエラそうなのを、アッセーシャって言うんだよ!
光線に捕まらないように建設現場の石に隠れてちょこちょこ移動!
神像なんて作ってたから、バッチリシルエットは〈観察〉しちゃったもん。直接見なくてもサラサラ描けちゃうよ
作品名【おもい、おもい、おもい、かげ】
キャンバスに描いたウサギの影絵から、ズルリ這い出した影が、スルスル瓦礫の隙間を縫ってウサギさんの足元に
重さに身動きできないうちに、みんなに攻撃のチャンスを伝えるよ
手痛い反撃がきたら小雪ちゃんをディフェンス!妹を守るのがお姉ちゃんだもん!
月下部・小雪
お姉ちゃん(g00960:義姉)と一緒にワルウサギさん退治、です。
ウサギさんでもふもふだけど、もふもふはコダマで間に合ってます。
倒れてバラバラになったウサギの象とか、周りの瓦礫を念動力で投げつけて攻撃、です。
お姉ちゃんがディフェンスでボクのことを守ってくれようとしたら、ボクも全力で魔力障壁をえいって張って頑張ります。
お姉ちゃんのパラドクスでウサギさんの動きを止めたらコダマの出番、です。
ころころとダッシュで近づいてもらってビリビリっと【ワイファイスパーク】です!
※アドリブや連携も大歓迎
●
取り巻きの雌獅子たちは倒され、ご神体の黄金像はネコへと改造されて……。
哀愁漂う後姿で立ち尽くすアルナヴェト。
「さあ、残るはあなただけよ!!」
ビシッとアルナヴェトに指を突き付ける月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)と、
「一緒にワルウサギさん退治、です」
妹である月下部・小雪(デーモンのデジタルサマナー・g00930)が並び立つ。
「……ふふ、あははは……」
ゆっくりと振り返りながらアルナヴェトが不気味に笑う。その瞳は怒りに燃えて――。
「神に逆らう愚か者め! 覚悟することね!」
アルナヴェトがカッと奇跡の力を放つ。
神像も失われ、一般市民の心も幾らか離れた為、その威力は万全とは言い難いが……。
それでも、奇跡と呼ぶに相応しい恐るべき力が行使されてゆく!
「我が威光の前に! ひれ伏しなさいっ!」
建設途中の神殿がピカッと神々しく光り輝き、黄金の魔宮(未完成)へと変貌。
光り輝く神殿の各所から眩いばかりのビームが制圧射撃として放たれる!
「わわっ!?」
まず狙われたのは鐶。咄嗟に地面に転がってこれを回避するが、
「ちょ、しつこくない!?」
光が鐶を追ってくる。
急いで立ち上がり、光線に捕まらないように建設現場の石に隠れながらちょこちょこ移動してゆく鐶。
「よーし、見てろよ~」
石材を背にしながらキャンバスを手にする鐶。
「神像なんて作ってたから、バッチリとシルエットは〈観察〉しちゃったもん。
直接見なくてもサラサラ描けちゃうよ」
華麗にキャンバスの上で筆が踊る。
鐶が描き出すのはあの『美しきアルナヴェトさま像』である。
いや正確には、この絵の主題は『黄金像が作り出した影』。
眩い光こそが、暗い影を生み出すのだ……的な?
「うん! いい出来ね。作品名は【おもい、おもい、おもい、かげ】よ!」
キャンバスに描いたウサギの影絵から、ズルリと影が這い出してスルスルと瓦礫の隙間を縫ってゆく。
●
「あ~はっはっ! 子ネズミ共め、隠れてるだけかしら~!?」
ビームを照射し続けながら完全に調子に乗っているアルナヴェト。その足元に鐶の影絵が忍び寄ってゆく。
「今よ!」
影絵のウサギがアルナヴェトの背中にしがみ付き、鐶が攻撃のチャンスを復讐者たちに伝える。
「なッ、何よコイツ……う、重ッ!?」
拘束を解こうと暴れるアルナヴェトだったが、影がまるで大地に縫い止められたかのように動けない。
「コダマ出番、だよ」
そして、姉が作った隙を逃す小雪ではない。小雪の懐から飛び出したのは真っ白フワフワの毛玉、モーラット・コミュの『コダマ』である。
そのまん丸の身体は走るよりも転がる方が速いらしく、ころころ~っと猛スピードでアルナヴェトの足元まで近づいたコダマは、その瞬間、体内に蓄えた電流を一気に放出!
「ほんぎゃぁあッ!」
火花が散り、強力な電撃がアルナヴェトを焼き焦がす。
「けほ……っ! こ、この~!」
黒い煙を吐き出しながら、アルナヴェトは即座に反撃を敢行する。異端者を裁く断罪の光を長杖に集めて光線として放つ。
「小雪ちゃん!!」
咄嗟に小雪の前に飛び出したのは鐶。
「――ッ!」
ギュッと強く妹を抱き、攻撃を庇わんとする姉。
アヴァタール級のクロノヴェーダであるアルナヴェトの攻撃。まともに喰らえば相応の傷は覚悟しなければならないだろう。それは理解の上。
でも――。
鐶にとっては、小雪が傷つくことの方が嫌だった。
もう、泣いている姿など見たくはなかったのだ。
「妹を守るのがお姉ちゃんだもん!」
無謀も無謀、されど、これこそが鐶にとって曲げられない意地。
光線が鐶の背中を焼き焦がさんと迫る――!
●
「お姉ちゃんッ!」
刹那の中、このままじゃ、という想いが小雪にはあった。
護ってもらえることは、泣きたくなるくらい嬉しい。
けれど、ボクにお姉ちゃんに護ってもらう、その資格があるのだろうか?
だって、お姉ちゃんの家族を奪ったのは、他でもない――。
いや、今はそんなことを考えている時じゃない。
よけいな感情を振り払うように小雪は今の状況に集中してゆく。
小雪の中に憑依しているアークデーモン。あまり力を使いすぎると『良くない影響』が出る可能性がある。
だがこの力、今使わなくて、いつ使うというのか――!
全力で魔力を解放させる小雪。
召喚された悪魔は『現状でのご主人様』を護るためにその力を振う。
強力な魔術障壁が三重に張られて、アルナヴェトの光線を受け止めた。
命令を行使して小雪の中に戻ってゆく悪魔。
悪魔は一瞬だけ小雪の顔を覗き込み、不気味な笑顔を見せる。
「……またのご利用を、ってこと、かな……」
もう大丈夫だよ、とポンポンと姉の背中を叩き、小雪は誰にも聞こえる事無く、小さくそう呟くのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
グレン・ゲンジ
「猫も兎もキライじゃねえが、神サマ気取りの暴君は潰す!」
クロノヴェーダを倒すのに理由はいらねえよ。ついでにカタナの試し斬りだ!
7人の信者か。【罪縛りの鎖】で縛って邪魔にならん所に置いときたいが、効かないかもな。まあ試すけど
【ストレングス】で強化した肉体なら、いくら捨て身でも常人なんぞ怖かねえ。ケガさせねえように払い除けたり、ガッツリ組み付いてその辺に転がすぜ。
「お前は転がすだけじゃ済まねえぞ、ウサ公!」
邪魔さえなけりゃこっちのもんよ!カタナ(のようなもの)で兎を斬る!
確か『押し当てつつ・引いて斬る』だったな。カタナをノコギリみてーに使って、両断して破壊してやる!
「八つ裂きにしてやらァ!」
●
神罰と称して光の裁きを執行するアルナヴェト。
神に逆らった復讐者たちは勿論のこと、彼らの言葉に耳をかした者すら同罪とばかりに、無茶苦茶に光線を放ってゆく。
「猫も兎もキライじゃねえが――」
神罰の光が降り注ぐ中、真っ赤な鱗のドラゴニアンの青年、グレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)が反逆の狼煙を上げる。
「神サマ気取りの暴君は潰すッ!」
神罰の光がその赤い鱗を焼き焦がすものの、喧嘩に傷は付きものだとグレンは真っ直ぐに突き進む!
「な、こいつ……!?」
拡散していた光をグレンへと集中させて、これに対応しようとするアルナヴェトだったが、まるで痛みも恐怖も無いかのように猛進してくる赤き竜。
「クロノヴェーダを倒すのに理由はいらねえよ。ついでにカタナの試し斬りだ!」
瞳を燃え上がらせながらグレンが担ぎ上げたのは刀と呼ぶには不格好な形状のもの。
廃材を無理やりカタナっぽい形にしただけのものであるが……まあ、とりあえず叩き斬る分には不自由はないという代物だ。
「そ、そいつを止めなさいッ!」
後ずさりながらアルナヴェトが叫ぶと屈強な親衛隊の信者がグレンに向かってタックルを敢行してくる!
前方三方向から、突き刺さるように決まったタックルだったが――。
「ぬおアアアアッ!」
吼えるグレンがまるでブルドーザーのような突進力でこれを押し返してゆく。
「その辺に転がっとけや!」
右手と左手のそれぞれで大男の首根っこを掴みあげ、地面に叩きつけるグレン。
正面の男には手が足りないので頭突きにて対応。
常人への手加減ってのはどうにも難しいが……まあ、鍛えてるっぽいしたぶん大丈夫だろう。
「お前は転がすだけじゃ済まねえぞ、ウサ公!」
カタナ(のようなもの)を肩に担ぎながら、グレンはクロノヴェーダへの怒りを燃え上がらせる。
「ひ、ひいいぃいいい! ななななんなのよ、コイツ!?」
身を竦ませながら恥も外聞もなく戦略的退避をしようとするアルナヴェトだったが、判断が少しばかり遅かったようだ。
グレンが力任せに容赦なくその頭を叩き潰さんとカタナを振りおろす!
「――ッ!!」
咄嗟に光を操る長杖でこれを受け止めるアルナヴェト。だが――。
「確か『押し当てつつ・引いて斬る』だったな」
「……へ?」
カタナを受け止めて安心したのも束の間。カタナをノコギリのようにギコギコと引き、刃を押し付けてゆくグレン。
「ひ、ひぃい!」
「八つ裂きにしてやらァ!」
長杖を切断し、真っ二つにブチ折る。
「それ絶対にカタナの使い方じゃないでしょぉおお!?」
抗議の悲鳴を上げながら、身体に裂傷を刻まれるアルナヴェトだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
ラウム・マルファス
逃げ遅れた人やネコがいるなら、逃がす時間も稼ぎたいネ。
「そういえばこの辺の神様って何か司ってるんじゃなかったっケ。生と死とか、農耕とカ。ウサギって幸運のシンボルだったと思うケド、尻尾とか足とかだよネ。千切っていーのカナ?」って挑発するヨ。
ホントにはやらないヨ。慌ててくれれば上々、足元が疎かになった所へパラドクスを発動。砂漠の流砂を再現し、砂の中へと飲み込もウ。神殿の一部とかも巻き込みそうだケド……まぁ、他の生き物がいなければイイカ。
敵の攻撃には……信仰とか輝きってもう残ってない気もするケド。【飛翔】で飛んで、神殿を盾にして避けよウ。
●
降り注ぐアルナヴェトの裁きの光。
建設現場は逃げ惑う人々で大混乱となっていた。
「やれやレ、信者達が残っているというのニ、お構いなしカ」
子猫を安心させるために優しく一撫でしながらもラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)が吐息を一つ。
「元・信者でしょ? 猫に寝返った奴らなんて、もう必要ないわよっ!」
ウサギ以外の可愛い存在など認めない、と強硬姿勢を貫くアルナヴェトさん。
「特にアンタは許さないわよッ! よくもアタシの神像をネコなんぞに改造してくれたわね~!!」
ギロリと睨むウサ公に、肩を竦めるラウム。
まァ自分に攻撃が集中するのなら一般市民も逃げやすくなるカ。
「すまないガ、この子を頼むヨ」
石柱に隠れてプルプル震えるおっさんの一人に子猫を預けてゆくラウム。
「ボクがこのあと隙を作るかラ、走って逃げるんダ」
おっさんは子猫を抱きながら、ブンブンと頷きを返す。
「さテ……」
そのまま飄々とした態度で、恐れる事無くアルナヴェトの前に進み出るラウム。
「そういえばこの辺の神様って何か司ってるんじゃなかったっケ。生と死とか、農耕とカ。
ウサギって幸運のシンボルだったと思うケド」
その言葉にアルナヴェトは「むっ」と攻撃の手をつい止めて
「あ~ら、よく知ってるじゃない。
つまりウサギこそ可愛くて幸運のシンボル、至高の愛され動物ってことよ!」
満更でもなさそうに語るアルナヴェトにラウムは「そうカそうカ」とテキトーに相槌を打ち。
「尻尾とか足とかを御守りにするんだよネ。キミのを千切っていーのカナ?」
「……!?」
バッと尻尾に両手を当てて防御の姿勢を取るアルナヴェト。
「ダダダメに決まってるでしょうがッ!!? アタシはトカゲじゃないのよ!? 抜いたら二度と生えてこないんだからっ!!」
狼狽えるアルナヴェトの姿に、ラウムは心の中で、ホントにはやらないヨ、と苦笑する。
慌ててくれればそれで上々。足元から注意が逸らせればそれで良し。
「……ん?」
異変に気が付いたアルナヴェトが声をあげる。
なんじゃい、と見れば足元が砂漠の流砂のように変化し、自らを飲みこもうとしているではないか!
「が、ちょ……!!? げほっ、げほっ!」
流砂が全てを飲み込んでゆく。
周囲の神殿も巻き込んでいる気がするが――。
「……まぁ、他の生き物がいなければイイカ」
崩れ落ちてゆく神殿。
それは、ウサギ教団の終焉を思わせる、ちょっぴり切ない光景であった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
ベアタ・アンシュッツ
ウサギって結構美味しいそうですね
このウサギは……食べたら大当たりしそうなんで遠慮するけど
ウサギが他の仲間に気を取られてる隙に、【飛翔】で上空に舞い上がって、ウサギの頭上からアイスハープーンをぶち落とす
食べないけど……冷凍ウサギにしてみるよ!
ウサギミンチになったらゴメンね☆彡
ウサギ光線は飛翔しながら上下左右にヒラリと回避を
まさか、避け損ねて服が……超ミニスカートになったりしませんよね?
でも、飛翔のアドバンテージは捨てたくない……
もしウサギが
「子どもみたいなパンツ見せんじゃねーよ」
とか指差して笑ってきたら、最高の笑顔で高速詠唱、連続魔法でおかわり再攻撃
【水源】に落として、今どんな気持ちか聞いてみる
●
ズブズブと流砂の中に消えてゆくアルナヴェトを、上空から見守るベアタ・アンシュッツ(天使のハラペコウィザード・g03109)。
「……やっつけたかな?」
その時、流砂がドーンと間欠泉のように爆発する!
「ハァ、ハァ、ハァッ……!! こ、この、くらい、何でも無いっての!!」
魔力を解放して流砂を吹き飛ばし、なんとか生還を果たしたアルナヴェト様。
そんなアルナヴェトを眺めながらベアトは「ん~」と考え込み。
「ウサギって結構美味しいそうですね」
その可憐な見た目に反して、ベアタさんはちょっと(かなり)大食いなところがある。
むしろ常に腹ペコといっても過言ではない。
ウサギ――。
日本ではあまり馴染みのない食材であるが、ヨーロッパではわりと一般的なんだとか。
「まあ、このウサギは……食べたら大当たりしそうなんで遠慮するけど」
アルナヴェトが他の復讐者達に気を取られている隙にベアタは高く上空へと舞い上がってゆく。
『永久凍土に眠る聖霊よ。我が敵に絶対零度の鉄槌を下し給え!』
蒼天に氷の聖霊が踊り、煌めく巨大な氷の塊が生み出されてゆく。
「食べないけど……冷凍ウサギにしてみるよ! ウサギミンチになったらゴメンね☆」
可愛くウィンクしてるけど、容赦はまるでなし。
アルナヴェト目がけて高空からぶち落される氷の塊。
「ん?」
なんかちょっと暗くなったわね、と思って上空を見上げたアルナヴェトは驚愕して目を見開く。
「なんじゃそら!?」
裁きの光を集光させて氷の塊を撃ち落とそうとするアルナヴェトだったが、如何せんデカすぎる。
「ひいいいいっ!」
撃墜を早々に諦めて、落下地点から逃げ出すアルナヴェト。
どーん、という地響きと共に砕け割れた氷がキラキラと周囲に飛び散ってゆく。
「こ、この~! よくもやってくれたわね!」
なんとか冷凍ウサギとはならなかったものの、無傷とはいかなかったようで、アルナヴェトは大きなたんこぶをこさえながら反撃の光線を上空のベアタに向かって乱射してゆく。
「おっとと」
翼を羽ばたかせて上下左右にヒラリと回避を行うベアタだったが、流石に全弾回避とまではいかず――。
「あっつッ!」
ロングスカートの裾が焼き焦がされて火がついた。急いで氷の聖霊で消化か活動を行うも――。
「やーい やーい! 子どもみたいなパンツ見せんじゃないわよ! このヒヨッコ天使!」
スカートに開いた大穴を指差してアルナヴェトが笑う。
「……ふふっ」
最高の笑顔で高速詠唱し、おかわりの氷の塊を生成してゆくベアタ。
今度はアルナヴェトが逃げる番か。
「バカウサギ! バカウサギ! ねえ、今逃げ回ってどんな気持ちッ!?」
「うっさいわッ! このバカ天使! バーカ バーカ!!」
氷とビームが激しく天と地を交錯する。
威厳もへったくれもない子供の喧嘩みたいなやりとりが空に木霊するのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
峰谷・恵
「取り巻きはもう居ない。ここで終わりだ」
他のディアボロスとできる限り連携を取る。
取り巻きのトループスを片付けた後直行、すでに戦いを始めている敵に横からいきなり竜骸剣でのLUSTSLASH!を叩き込む。
敵の制圧射撃は魔闘気を集中させたLUSTオーラシールドを構えて防ぎながらダッシュで突撃。地形で邪魔するようならダッシュジャンプからの飛翔効果+飛行魔術式で突っ込んで地形を利用される前に至近距離戦に持ち込む。至近距離まで詰め寄ったら竜骸剣での斬りつけに対処させてからの本命の闘気を集中させたLUSTクンフーブーツによる蹴りを叩き込む。
「どの動物を可愛いと思うかの自由まで奪うのは悪質だったね」
●
敵陣を破り、全ての雌獅子を斬り伏せた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)。
残るはこの教団の教祖たる兎神アルナヴェトか。
「派手にやってるね」
視線を移せば、上空から降り注ぐ巨大な氷の塊と、黄金の魔宮と化した建設現場から放たれる裁きの光が見える。
復讐者とクロノヴェーダの戦いはまだ継続中のようだ。
竜骸剣を振って血を払い、恵は再び敵を求めて走り出すのだった。
●
アルナヴェトといえど戦闘中に油断していたわけでは無いだろう。
だが恵は、まるで敵の意識の外から滑り込むように接敵を果たした。
サキュバスである恵のフェロモンが、無意識のうちに敵の集中力を乱していたのだ。
「取り巻きはもう居ない。ここで終わりだ」
突然耳元でそう囁かれて、アルナヴェトの心臓は飛び跳ねる。
「――ッ!?」
いつの間に、と思った瞬間に剣閃が瞬くのが見えた。
「そこぉっ!!」
横一文字に振り抜かれた竜骸剣がアルナヴェトを斬り裂く。
「あうっ!?」
剣を振り抜いた恵の髪から、甘美な香りが漂ってくる。
まるで脳が蕩けそうになるような、抗いがたい芳醇な香り。
「くっ、こいつ……!」
意識を強く持って、恵のフェロモンに必死で抗うアルナヴェト。
接近戦は危険だと判断し、アルナヴェトは恵から間合いを離そうとする。
「くらいなさい!」
黄金神殿が輝き、反撃の制圧射撃が放たれる。
雨あられと降り注ぐ光の裁きを、恵は魔闘気を集中させたLUSTオーラシールドで防ぐ。
「逃がさない」
シールドを構えながら、そのままダッシュで突撃してゆく恵。
至近距離。これこそが今この場での活路。
飛行魔術式を発動させ、羽を広げて飛翔する恵。
突っ込む勢いそのままに身体を捻り、旋風の様な斬撃を放つ恵。
「ッ!!」
首筋から血飛沫を上げながらも、なんとか致命傷を避けたアルナヴェト。
剣筋が初撃と似ていたのが幸運だったのかもしれない――。
が――。
「残念、本命はこっちだ」
斬撃から流れるように恵は舞い踊る。
闘気を集中させたLUSTクンフーブーツによる蹴りが放たれ、アルナヴェトの頭部を打ち抜いた。
「ぐっ……!?」
建設資材をなぎ倒しながら吹き飛ぶアルナヴェト。
「どの動物を可愛いと思うかの自由まで奪うのは悪質だったね」
地に伏したアルナヴェトを見下ろしながら恵は冷たくそう言い放つのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
ストロベリー・メイプルホイップ
よーし、このまま泣いてる卯詐欺さんを袋叩き!
……するにはちょっとだけ心苦しいし、敵もそこまで馬鹿じゃないか。
ここからは派手なアクションステージ開始だね!
ではウサギさん、勝負!
残留効果2の【ダメージアップ】を適用して【回転の吐息】で攻撃!
さぁさぁ盛り上がってきたけど、さらに盛り上がるのはここから!
私は【誘惑】も織り交ぜてクルクル回り、私の攻撃でウサギさんの服が破ける!
そうやってどんどん周囲の雰囲気をこっちが有利なように【士気高揚】しながら敵は動きにくいように【精神攻撃】していくよ!
●
黄金化した建設現場で繰り広げられる復讐者とアルナヴェトの激しい戦い。
「よーし、このまま泣いてる卯詐欺さんにトドメの一撃!
……するにはちょっとだけ心苦しいし、敵もそこまで馬鹿じゃないか」
勇んで突撃すればを反撃を受けかねないとストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)。
「そもそもアタシは卯詐欺さんじゃねーわッ! か・み・さ・ま なのよッ!」
耳をピンと立ててムキーッとストロベリーを睨むウサギさん。どうやら呟きが聞こえていたらしい。
「耳いいなぁ」
四方八方から雨あられと降り注ぐ裁きの光から逃れながらストロベリーは苦笑。
「ここからは派手なアクションステージ開始だね!」
メーラーデーモンの『ラズベリーちゃん』を抱き抱えながら、ストロベリーは走る。
決着をつけるためのステージに向かって。
●
ストロベリーはただ逃げ回っていただけではなかった。
彼女が目指したのは、アルナヴェトが建設現場を指揮するために使っていたお立ち台である。
「よっと」
入場も派手に決めちゃおう! とロンダートからの伸身ムーンサルトでお立ち台へと着地を決めるストロベリー。
たわわに揺れる胸元に、建設現場のおっさん達から「おおっ」と歓声が上がる。
……逃げなくて大丈夫なのかな、この人たち。
まあ、観客がいた方がステージは盛り上がるよね、と気を取り直して――。
「ここからは派手なアクションステージ開始だね!」
電磁槍を突き立てて、即席のポールにすると、魅惑のダンスを舞い踊るストロベリー。
「お……おォおおおッ!」
テンション爆上げのおっさん達。
悩ましくクネる肢体……。見る者の想像を掻き立てるようにポールを挟み込む豊潤なる二つの果実……。おお、なんという、なんという。
「コ、コラーッ!! そこはアタシの場所だっての!!」
居場所を占領されて怒ったのか、アルナヴェトがお立ち台をよじ登ってくる。
「ふふっ、ではウサギさん、勝負!」
ストロベリーをステージから蹴落とそうとするウサギだが、ストロベリーはクルクルと華麗にポールを廻ってこれを上手く回避。
「ムキー! こ、この~!!」
「こっちだよ~!」
捕まえようとするウサギと、面白おかしくこれを躱す桃色の竜娘。
ステージはもはや喜劇の舞台のようになってゆく。
「さぁさぁ盛り上がってきたけど、さらに盛り上がるのはここから!」
舞風のように踊るストロベリーが、アルナヴェトを尻尾でビタンビタンと攻撃すると、その服が破けてゆく。
「ちょ――!?」
減りに減った布面積は、ストロベリーと変わらぬ魅惑の踊り子衣装のようになってゆく。
「ウオオオオオッ!」
観客のテンションも最高潮へ。歓声を味方につけながら自らの士気も向上させてゆくストロベリー。
「これでフィナーレだよ!」
ポールで回転して勢いをつけて尻尾を振り抜くストロベリー!
「ほんぎゃぁあああ!!」
蒼天にウサギが舞う。
ステージから吹き飛ばされたアルナヴェトはそのままドサッと地に沈み。
「……ふぎゅぅ」
と目を回して倒れるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!