リプレイ
御門・風花
【ライアー】で参加します。
コードネーム:ミセリコルデ
連携やアドリブ歓迎。
死魂の奏者(宿敵)を見て、表情が揺らぎ。
「あのアヴァタール級を見ていると何故か胸騒ぎがします」
いえ、今は…
「民衆の救助が優先です」
《精神集中》し《呼吸法》でパラドクス発動。闘気を纏い身体能力を強化し、一般人を襲う敵に向かって【エアライド】で強襲。
「ミセリコルデ、目標を殲滅します」
右逆手で抜刀した聖銀のナイフで《両断》します。
「あなた達の苦しみを終わらせます」
敵の叫びを聞き流し、迫ってくる敵に向かって《グラップル》闘気を纏った掌底を打ち込むと同時に《衝撃波》で心臓ごと《粉砕》します。
「ミセリコルデ(慈悲の短剣)の名のもとに」
レイ・シャルダン
【ライアー】で参加
チーム外連携・アドリブ歓迎です。
コードネーム:スカイレイダー
敵の思惑通りに動いてしまったわけですが。
まぁ、いいでしょう。
ついでに大いに恐怖していってください、
ディアボロスなんかと関わるのは嫌だ、となるくらいにね。
アクロヴァレリア "Einheit_02"を点火して"飛翔"
空中からAIサイバーゴーグル【Boeotia】で
敵の動きをよく"観察"して"情報収集"を行い
魔力で編んだ矢を弓に番え
一般人を襲おうとしているテンセイを確実に射抜いて行きます。
また、敵の位置を分析し、一般人に避難ルートを指示しましょう。
敵の攻撃の音波は超常結界式【アルヴァーレ】により遮断し
身を護ります。
ノイン・クリーガー
【ライアー】で参加。
コードネーム:ゴースト
[心境]
ベクターとやらが来ているらしいが、
しかしまずはこいつらをどうにかしないとな。
[行動]
しかしなんだこいつらは…。
視覚があるのか知らんが、発煙弾で煙幕を張って一般人の姿を隠し、避難の【時間稼ぎ】を行いつつ、自身も煙幕を隠れ蓑にして【完全視界】を使用してMk-45/Sによる【制圧射撃】を行う。
何やら強力な音波を発するようだ。
【忍耐力】と【勇気】で耐えるしかあるまい。
撃ったら位置を悟られないように移動して再度攻撃を仕掛ける。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【ライアー】で参加
連携、アドリブ歓迎
コードネーム:フェーデル
……結局、民よりも自分達を優先するのか
風花さんが宿敵を見据える眼差しを一瞥
豊島区勢に情報収集の気配あれば
アルケーへの因縁を果たしにきた
邪魔するならどこの手の者でも容赦しない
別の区の大天使の指示だ
適当な事を口走って撹乱しておこう
戦場を偵察、観察
人命救助最優先
立ちはだかり、人々をディフェンスし庇い、足止めで時間稼ぎして逃がす
動けない者はドローンに乗せる
敵の隙を看破し
貫通撃で射抜き、二射で派手に爆破し注意を引く
仲間と連携。弱った敵、人々に近い敵から仕留める
Eis-Spiegelを配置し攻撃を阻害
反撃は魔力障壁を展開し、精神攻撃を相殺し耐える
●先陣を切る【ライアー】
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)、そして御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)。
文京区へ急行した4人が見たのは津波の如く押し寄せるテンセイの群れと、逃げ惑う人々。
この4人が聞いたのはテンセイの人ならざる声と、人々が大天使に救いを求める声。
本来なら豊島区の侵攻を防ぐはずの文京区の大天使勢力は、ここには現れない。
いや、動くに動けないと言うべきか。
「……結局、民よりも自分達を優先するのか。……ミセリコルデ?」
コードネーム『フェーデル』ことエトヴァが、コードネーム『ミセリコルデ』こと風花に顔を向けた。
どうも彼女の様子が普通ではない。
「……いえ、大丈夫です。今は、民衆の救助が優先です」
侵攻軍の部隊長を務めるアヴァタール級、死魂の奏者ムルムルの名をブリーフィングで聞いた時から彼女は妙な胸騒ぎを覚えていた。
こうして文京区の戦場に立ってみると、胸のざわつきはさらに大きくなっている。
死者の奏者の二つ名を持つ敵の姿はまだ見えない。
ここにいるのは露払いの役目を担わされた敵先鋒、アヴァタール級は侵攻軍本隊とともに行動しているようだ。
「しかしなんだこいつらは……」
ぶよぶよとした肉塊の如きスライムの群れにノインは嘆息する。
もし彼が生身の体のままであったなら、眉間に皺ができていただろう。
「視覚があるのかは知らんが……コードネーム『ゴースト』、状況を開始する」
ゴーストのコードネームを名乗り、ノインは敵群と逃げる一般人の間へと発煙弾を投擲した。
効果のほどはわからない。しかし敵の数が数だ。無いよりはマシかもしれない。
煙幕で一般人の姿を隠し、ノイン自身も煙幕を隠れ蓑にしての戦術行動に出る。
「了解、『ゴースト』。こちら『スカイレイダー』。敵群の情報を送ります」
スカイレイダーを名乗るレイは、フライトデバイスのアクロヴァレリアを用いて飛翔していた。
上空からAIサイバーゴーグルで観察と情報収集を行い、敵群の動きを味方へ伝える。
4人がコードネームを名乗るのは交信の円滑化だけでなく、本名の秘匿の意味合いもあった。
ジェネラル級『線形代魔』ベクターは、侵攻そのものは配下に任せて、自身は情報収集に専念するつもりだろう。
もしかしたら、既に何処かからこちらの姿を見ているのかもしれない。
「敵に正しい情報だけを収集させはしない。情報分析に負荷を与えるためにも、欺瞞情報も持ち帰って頂こう」
エトヴァのクロスボウから放たれた一射がテンセイを射抜き、二射目で爆散させる。
これがテンセイに呑み込まれようとしていた親子を救った。
母親は我が子を抱いたまま転倒し、足を挫いてしまっていた。この2人をエトヴァはフライトドローンに乗せる。
「あ、ありがとうございますっ。貴方は天使さま、なのですか……?」
彼の翼が、母親にはそう見えたのだろう。
「俺たちはディアボロスだ。動かぬアルケーの代わりに来た」
「えっ……」
母親が聞き返そうとしたところでドローンが発進する。
「アルケーへの因縁を果たしにきた。邪魔するならどこの手の者でも容赦しない。これは別の区の大天使の指示でもある」
テンセイは知性に乏しいだろうが、ベクターがどこかで聞いているかもしれない。
攪乱のための偽情報を口にしつつ、エトヴァは敵の反撃に備えて鏡の如きEis-Spiegelを配置していく。
「ミセリコルデ、目標を殲滅します」
精神集中と呼吸法。闘気を纏い身体能力を強化した風花もまた、一般人を襲うテンセイを強襲する。
右逆手で抜刀した聖銀のナイフでテンセイを裂くが、同時に泣き叫ぶ赤子のような怪音波の反撃が飛んでくる。だが叫びは聞き流し、彼女の掌底から放たれた衝撃波がテンセイを粉砕した。
「あなた達の苦しみを終わらせます。ミセリコルデの名のもとに」
逃げる一般人を庇うように立つ彼女の目は次の標的へ向けられ、耳は肉塊の弾ける音を聞いていた。
弾ける音はノインのサブマシンガンの制圧射撃によるものだ。
煙幕から煙幕へ。撃った位置を悟られないように常に移動しつつ、彼はサイレンサー装備のサブマシンガンを点射する。
こちらの視界は完全視界によって問題はない。黒い亡霊の如く、彼は戦場を駆ける。
一方のテンセイの群れは撃たれる度に、悲鳴混じりの反撃の音波を放った。
「しかし耳障りだ。忍耐力と勇気で耐えるしかあるまいな」
これが通常の雑音や騒音ならノイズキャンセリングで対処できるだろうが、テンセイの声はパラドクスによる破壊の音波だ。今は音に耐えつつ、敵の数を減らしていくしかない。
その彼の頭上を飛翔するレイが通り過ぎていく。
「振り返らず、真っ直ぐ逃げて下さい。あちらに敵影はありません」
逃げる一般人の集団に避難ルートを指示しつつ、レイが弓に矢を番えた。
「敵の思惑通りに動いてしまっているわけですが。まぁ、いいでしょう」
放たれた矢は一般人を襲おうとしているテンセイを的確に射抜き、そしてまた彼女は安全なルートへ人々を逃がす。
「あなた方が知性を残しているのかは疑問ですが、大いに恐怖していってください。ディアボロスなんかと関わるのは嫌だ、となるくらいにね」
反撃の音波には超常結界式【アルヴァーレ】で対抗し、レイは新たな矢を番える。
戦場にはテンセイたちの奇怪な叫びが響き渡り、その合間を縫って復讐者たちはコードネームで呼び合い、連携を取る。
逃げる一般人から引き離すように、敵群を誘導するノイン。
こちらの攻撃で弱ったテンセイは、地上ではエトヴァと風花が、上空からはレイが確実に仕留めていく。
やがて煙幕が消え去った時、テンセイの群れは全て倒れて動かなくなっていた。
いや、一匹だけ残っていた。
倒れたまま、わずかに体を動かしている個体がいた。
その個体にブーツを履いたノインの足が落とされる。
体に靴底の跡がついたテンセイは、そのまま二度と動かなくなった。
「ベクターとやらが来ているらしいが……奴さんはどこだ?」
もしかしたら、別の場所でベクターと遭遇したディアボロスが、既にいるのかもしれない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
薄雪・灯子
じょ、情報収集の対策ですか……っ!
嘘ついたりは苦手なんですけど……っ!
わ、わたしたちは歴史と人々を取り戻すために
怒りを以て戦います……っ!
苦しめられてる人がいるなら、ディアボロスはどこにだって現れます……っ!
……でも、わたしじゃあなたに勝てないし
命乞い代わりに教えてあげましょうか。
ディアボロスはそれぞれの怒りに従って戦う。
だからリーダーや統治者はいないのよ。
つまり一枚岩じゃない。自分の利益のために他の天使や悪魔と協力して
時に配下みたいに雇われて代わりに戦うディアボロスの一団もいるの。邪魔な勢力を倒すために。この文京区でしてるみたいね。
……なんて言ったら信じるかしら。じゃあね
飛翔で飛んで逃げます
シル・ウィンディア
こんにちわ、ベクター。また会ったね。
ディアボロス達の戦いを見て、何かいいもの見つけられたかな?
そうそう、せっかくなんだから、ちょっとおしゃべりしていかない?
あなた、もっとわたし達の情報が欲しいんでしょ?
といっても、一人からとれる情報って偏っているからねー。
そう、ハルファスを討った時の秘密兵器とか…
わたしが知らなくても、誰かが知っているかもしれないし?
ま、お付き合いしてもらえたし、お土産をあげるよ
…交戦情報もいるでしょうしね
ベクターから離脱してから…
イマジネイラって言ってたけど、それの命令なのかな?
ということは…?
もしかして、ジェネラルだけどイマジネイラの端末の可能性がある?
まさか、ね?
アンゼリカ・レンブラント
こんにちは『線形代魔』。
ディアボロスはお前達の理不尽を許さない
市民の人を助けに来たよ
敵の領土の人とか関係ない、私達は人々を守るんだ
それに、敵ともならないよ
文京区の大天使と組んでまずお前達と戦う予定もあるしね
私達は最終的に勝利すれば、
一時的に敵と手を結ぶこともするんだ
さらりと偽情報を口にしつつ打ちかかろうか
光の大型剣を手にパラドクスで切りかかるよ
纏う光のオーラで反撃も凌ぐっ
痛い、けど間合いをさらに詰めて
グラップルの技量を生かし組み付くね
通常攻撃にはなるけど、密着状態で肉弾戦の打撃を叩き込むよ
こういう戦法を取る相手って、そうそういないだろっ!
撤退は防げなくても、敵の戦い方や癖など、体で覚えておくよ
●問い
「こ、こちらにアークデーモンの姿はありませんっ。焦らなくても大丈夫です、お年寄りな小さな子には手を貸してあげてくださいっ」
薄雪・灯子(赤い欺瞞の根・g00882)は一般市民の避難誘導のため声を張り上げていた。
助けてくれるのであれば大天使でもディアボロスでも構わないのだろう。文京区の一般市民たちは灯子の言葉に従って避難していく。
先鋒部隊からはぐれたテンセイが避難民を襲撃するおそれもあったが、現状その心配もなさそうだ。
だが、避難誘導が一息ついたあたりで。
灯子は直上から我が身を圧し潰さんばかりのプレッシャーを感じた。
彼女が上空へ顔を向けるよりも早く、その眼前に『線形代魔』ベクターが降り立った。
「戦っている敵の領土の人間を何故守る?」
突然の遭遇に灯子は目を見開き、息を呑む。声すら出せない。
「答えよ、復讐者」
事前情報と資料で見た通りの姿、そこにいるのはまさしくベクターだ。
情報収集が主任務というのも事実のようだ。ベクターは問いをぶつけるだけで、灯子に危害を加える気はないらしい。
無論、灯子が攻撃に出たなら話は別だろう。そして彼女ひとりで敵う相手ではない。
「おまえには口がないのか? 意気地のない復讐者もいたものだ。命乞いのひとつでもしてみせたらどうだ?」
その言い草に灯子はカチンときた。
(確かにわたしじゃあなたに勝てない……だったら、命乞い代わりに教えてあげましょうか……っ!)
彼女の内に抑圧されていた感情が、叫びとなって噴出する
「わ、わたしたちは歴史と人々を取り戻すために、怒りを以て戦います……っ! 苦しめられている人がいるなら、ディアボロスはどこにだって現れます……っ!」
普通の人間なら鼓膜が痛くなっている大声だった。
だがクロノヴェーダであるベクターが動じる様子はない。
「そう、ディアボロスはお前たちの理不尽を許さない。敵の領土の人とか関係ない、私たちは人々を守るんだ。お前たちが一般市民に悪さをするなら、必ず助けに行くよ」
「こんにちわ、ベクター。また会ったね。ディアボロスたちの戦いを見て、何かいいもの見つけられたかな?」
灯子の叫びに応じるように。
アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)とシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)がベクターを挟撃する。
だがベクターはアンゼリカの光剣を右腕のみ、シルの炎の魔剣を左腕のみで防ぎ、反撃のベクトルレーザーを放つ。
ジェネラル級の一撃は素早く、重い。
アヴァタール級とは比較にならない。
「復讐者の攻撃は、我らクロノヴェーダの攻撃に似ているが、異なる性質を有している。おまえたちの用いた技の性質は確かに記憶した。解析に回させてもらう」
性質、すなわち残留効果のことだろう。
それだけも充分、と言いたげにベクターが翼を広げた。
「待ちなさい、ベクター。せっかくなんだから、ちょっとおしゃべりしていかない? 交戦情報だけでいいの? あなた、もっとわたしたちの情報が欲しいんでしょ? お付き合いしてもらえたら、お土産をあげるよ」
再度、シルが仕掛けた。
「といっても、1人から取れる情報って偏っているからねー。そう、ハルファスを討った時の秘密兵器とか……わたしが知らなくても、他の誰かが知っているかもしれないし?」
思わせぶりなことを口にして、シルがベクターに斬りかかる。
続けてアンゼリカも動く。
「それに、文京区の大天使と組んでまずお前たちと戦う予定もあるしね。知ってるか、私たちは最終的に勝利するなら、一時的に敵と手を結ぶこともするんだ」
アンゼリカは間合いをさらに詰め、密着状態の肉弾戦を挑む。こういう手段を取る相手はそうそういないだろう、と考えての戦法だ。それに情報を与えるだけでベクターを帰す気はない。その戦い方や癖を、自分の体で覚えて新宿島に持ち帰らせてもらう。
「聞いて、ベクター。ディアボロスにリーダーや統治者はいないのよ。それぞれがそれぞれの怒りに従って戦う。つまり一枚岩じゃない。自分の利益のために他の天使や悪魔と協力して、時に配下みたいに雇われて代わりに戦うディアボロスの一団もいるの。邪魔な勢力を倒すために。この文京区でしているみたいね」
灯子も加勢し、これで3対1。
しかし敵はジェネラル級、3人がかりでも膝を折ることすらできない。
「理解は不要。それは俺の役目ではない。解析を担当するのはイマジネイラだ」
ベクターのベクトルレーザーが掃射される。
「ムルムルも功績が欲しいだろうからな」
薙ぎ払うようなレーザーがディアボロスたちを蹂躙し、周囲の建築物を破壊し、盛大に粉塵を巻き上げる。
ベクターの反撃に、ディアボロスたちは距離を取ってガードを固める以外になかった。
そして粉塵が収まった時、ベクターの姿は消えていた。
「痛たたた……あいつ、撤退したか?」
体中の痛みをこらえながら、アンゼリカは周囲を見回し、上空へ顔を向けた。
やはり、どこにもベクターの姿はない。
去り際の言葉から察するに、後のことは配下のアヴァタール級に任せるつもりだろう。
もし戦闘が続いていたなら、こちらが危うかった。
アンゼリカの隣では、眼鏡にヒビの入った灯子が咳き込んでいた。
「ケホッ、ケホッ……こ、こちらの言葉を信じたでしょうか……あ、ベクターは情報を持ち帰るだけで、信じるか信じないかは別の誰かの役目でしたっけ」
「……それ。それなんだけど」
全身埃と傷だらけのシルは、アンゼリカと灯子の顔を交互に見て、こう続けた。
「イマジネイラって言ってたけど、それの命令なのかな? ということは……? もしかして、ジェネラルだけどイマジネイラの端末のように動いている可能性がある? まさか、ね?」
3人は、文京区へ来る前に聞いた時先案内人の言葉を思い出す。
『大天使は動かないが、ディアボロスは動くと考えて、文京区で情報収集を行う。今回の敵にはそういう動きが見える。豊島区には知恵の働くやつがいるな……』
知恵の働くやつ。
それがイマジネイラ、だろうか。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【温熱適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
●同時刻、侵攻軍本隊
ベクターが撤退したその頃、侵攻軍本隊は進撃を開始していた。
「はははっ、大天使どもは姿を見せもしない。TOKYOカテドラルも失い、もはや奴らは形骸だ!」
愛馬の馬上で、死者の奏者ムルムルが威風堂々と胸を張る。
その姿には、背伸びをして大人っぽく見せようとする子供らしさがあった。
(大天使どもが現れないのなら作戦成功は確実、僕は隊を指揮する者として堂々としていればいい)
ムルムルは讐倣玉人たちを前面に出し、自身は後方に位置して悠々と愛馬を進ませる。
確かに、ここに大天使は現れない。
代わりに怒りに燃える復讐者たちがいることを、彼はまだ知らない。
緋詠・琥兎
讐倣玉人宿敵主
【ヨアケ】
自分の中で燻っている飢餓の衝動に呑まれそうになりながらも
讐倣玉人を見据える
追い返すだけでは……ダメだ
……喰わないと
全部、喰うんだ
その謳も、全部
動揺している讐倣玉人の集団に【飛翔】で飛び込み
蒼影の捕食で氷漬けにしながら
自分のデーモンイーターの能力でもある影の獣で讐倣玉人を喰らっていく
魔弾は蒼影の捕食で迎撃し
被弾を最小限に
後方にいる燈杜美の笛の音を合図に
自爆特攻の際はグラップルで味方が居ない方向に吹き飛ばし
敵集団に囲まれ過ぎた時は【飛翔】で
一時的に上空で距離を取る
………その謳は、自分と同じ……?
(笛の音で周りの状況に気付き
すまん……先走り過ぎた……
アドリブ
連携歓迎
リコル・バレスタイン
【ヨアケ】連携、アドリブ可
あれね、讐倣玉人っていうのは。まずは周りの状況の把握…って琥兎の馬鹿…!勝手に突っ込んでくれて!あー考えてる暇がなくなった、とりあえず突っ込む!
突然の戦闘で向こうが動揺してるみたいね。先手打って仕掛けるなら今。だったら琥兎の攻撃に合わせて攻撃するまで
《スレイプニル》に『騎乗』し、《エニグマ》をライフルの形状に変えてパラドクス【氷晶の銃弾】を『弾幕』状に放つわ
動かれても困るし、足元を狙い凍らせて動きを封じるような立ち回りで行く
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】で行く
一般人は逃せたか、なら今度はこっちから仕掛ける番だ
警戒すらしてねぇとはな、随分と余裕があるじゃねえの
琥兎ちゃん……?
何か様子がおかしい感じはしたが!
琥兎のカバーをメインに動く、仲間との連携を第一に
飛翔し、上から戦場を俯瞰しつつでいくぜ
俺が狙うのは討ち漏らし、食い漏らしのトループス
パラドクスを発動。随時、多数構築生成した翼竜を操作
粒子爆弾を散布させる事で魔弾を相殺しつつ、敵を爆発に巻き込む試み
生成した翼竜の一部は後方に位置する味方を護衛する形で、その周囲を飛行させておこう
ま、無茶をフォローするのもまた仲間の仕事ってことで
アオイ・ダイアログ
【ヨアケ】で行きます🎵
一般人が助かって良かったです
しかしあちらさんは役割分担がしっかりしてるみたいですねぇ
ではまぁ蹴散らさせてもらいましょう
言霊を繰るというなら負ける訳にはいきません!
嘆きに沈んで意識を閉ざしてあげますよ!
あ、琥兎さん!?
いつものクールさが欠けてるような……大丈夫かな
こういう時即効性が低い歌の言霊は厳しいですね
魔弾は【飛翔】【エアライド】を駆使して三次元に移動しつつ避けますよ
私は私に出来ることを
意識を鈍らせて隙を作る、これが精一杯のサポートです!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】
あとは敵群を蹴散らすのみ、
体勢を整える前に押し切りたいところですが……
敵だけを気にしている場合では無さそうですね。
援護に入ります。
琥兎さんをディフェンスし背後を守りましょう
離れ過ぎないように注意し、接近してくる敵へ槍刃と火炎燐を投射し【爆破】、爆炎による【撹乱】を行い
生じた隙にパラドクスを撃ち込み攻撃
大雑把に削れば十分、止めは仲間に任せておきます
琥兎さんに余裕が無い分、私は防衛に専念です
包囲阻止のため、張り付いてきた敵は【念動力】を併用した蹴りで弾き飛ばし引き剥がします
●【ヨアケ】vs侵攻軍本隊
侵攻軍本隊が新大塚を闊歩する。
大天使の迎撃部隊は現れず、戦わずして勝ったも同然。
周囲の警戒すらせず、讐倣玉人たちはピクニックにでも来た気分になっていた。
「大天使どもは俺たちにビビったんだ。この作戦、ラクショーだ」
「テンセイども、獲物を残しておいてくれよぉ……こっちも人間狩りを楽しみたいんだ……」
このまま進めば、先に進撃したテンセイたちと合流できる。
そのはずだった。
「あぁん?」
先頭を行く男性体の讐倣玉人が顔を顰めた。
何かが、一直線に猛烈な勢いでこちらへ駆けてくる。
大天使ではない。
テンセイでもない。
命乞いに来た人間であろうはずがない。
「ディアボロスじゃねーのか!?」
先頭集団の讐倣玉人たちの顔が、一斉に驚愕で歪む。
駆けてくるのは緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)。
跳躍した彼女は翼をはためかせ、讐倣玉人たちの頭上から攻撃をしかけた。
(追い返すだけでは……ダメだ)
この地へ来て。
侵攻軍本隊を視認して。
自分の内で燻る飢餓の衝動に呑まれそうになりながらも、彼女は敵を見据えていた。
だが讐倣玉人たちが近づき、その姿をはっきりと見た時、衝動は抑えきれなくなった。
(……喰わないと、何もかもを)
琥兎は蒼影の捕食で氷漬けにしながら、自身のデーモンイーターの能力でもある影の獣で敵に喰らいつく。
己が衝動のままに喰らいついていく。
「相手は1人じゃないの!」
「ケッ。潰しちまえ」
突然のディアボロスの登場に驚きながらも、讐倣玉人たちが反撃に出る。
琥兎の単騎突撃に驚いたのは【ヨアケ】の面々も同じだった。
「……琥兎の馬鹿! 勝手に突っ込んでくれて! あー考えてる暇がなくなった、とりあえず突っ込む!」
「何か様子がおかしい感じはしたが! ありゃ普通じゃねえぜ!」
琥兎を追い、リコル・バレスタイン(ブラックハウンド・g02114)と眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)が駆ける。周囲の状況の把握は二の次、今は乱戦覚悟で臨機応変に対処するしかない。
一方、突然の戦闘開始に敵の先頭集団は未だ動揺している。
先手を打って仕掛けるなら、今だ。
「撃ち漏らし、お願いっ」
「ま、無茶をフォローするのもまた仲間の仕事ってね」
リコルはスレイプニルに騎乗し、エニグマをライフルの形に変える。そして琥兎の攻撃に合わせて射撃開始、氷晶の銃弾が敵先頭集団へ弾幕状に襲いかかった。
飛翔した人鳥は上空から敵集団へと翼竜の姿をした粒子爆弾を放つ。多数構築生成した翼竜たちが狙うのはリコルの撃ち漏らしか、琥兎の食い漏らしの讐倣玉人だ。また翼竜の一部は後方の味方へ向かわせ、護衛に付ける。
「琥兎さん、いつものクールさが欠けてるような気はしましたが……」
「敵だけを気にしていられませんね。琥兎さんの援護に入りましょう」
同じく【ヨアケ】、アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は仲間たちのサポートに回る。
一般人の避難が終わったとの連絡は【ライアー】側から来ている。
テンセイに合流されて前後から挟まれる恐れはない。
あとは動揺した敵群が態勢を整える前に蹴散らし、豊島区まで押し返したい。
「こういう時、即効性が低い歌の言霊は厳しいですね……でも、言霊を繰るというなら負ける訳にはいきませんっ」
アオイが謳うのは葵色の静謐、それは敵から奪った生命力と熱量を、仲間の力とするパラドクス。
敵には諦念を与え、味方には再起を促すそれが、青い波紋となって周囲に広がっていく。
「琥兎さんに余裕が無い分、私は防衛に専念いたしましょう」
アイネリスは琥兎の背後を守るように動く。
接近してくる敵には槍刃と火炎燐を投射して爆破し、爆炎で撹乱、隙が生じたところへ湧き出づる大輪を叩き込む。
大雑把に削れれば充分、仕留めるのは味方に任せて、アイネリスは琥兎から離れ過ぎないよう注意する。
だが敵は未だ多く、さらに琥兎は敵本隊を蹂躙するように前へ前へと突き進んでいく。
その頃、ディアボロス出現の報告は後方のムルムルの耳にも入っていた。
「……本当に現れるとは!」
出現の可能性があるとは聞いていたが、彼自身は信じていなかった。
部下である讐倣玉人たちは動揺を隠せず、浮き足立っている。
ならば、ムルムルが出せる命令はひとつだ。
「臆するな、ディアボロスの首を獲れば大戦果だ! 讐倣玉人たちよ、復讐者なぞ蹴散らせ!」
ムルムルは檄を飛ばし、讐倣玉人たちを鼓舞する。
これにより讐倣玉人たちの動きに変化が出た。
動揺が静まり、数の利を活かした戦術を取るべく足並みを揃えていく。
(全部、喰うんだ)
しかし憑かれたように暴れる琥兎は、敵の変化に気がつかない。
(その謳も、全部、全部全部全部っ)
彼女の目には喰らうべきものしか映っていない。耳は己の内なる声しか聞こえていない。
その時、遠くから、笛の音。
彼女のサーヴァント、後方にいる燈杜美の笛の音だ。
魂にまで沁みこむような音色が、琥兎の目を覚まさせた。
「1人で頑張りすぎたわね」
「とっとと潰れろ」
いつしか琥兎は単独で敵本隊の中央まで来ており、完全に囲まれていた。【ヨアケ】の仲間たちも奮戦しているが、態勢を立て直して集団戦術に出た讐倣玉人たちに阻まれている。
琥兎は上空へと飛翔、被弾しつつも自分を囲む敵集団から距離を取る。
(……ありがとう、燈杜美。あとできちんと謝る)
笛の音のおかげか、内なる衝動は抑えられる程度には鎮まっていた。
「すまん……先走り過ぎた……。だが、もう心配はいらない」
その声に、普段の琥兎に戻ったと仲間たちも気づいた。
「そんじゃ、後はあいつらを蹴散らすだけだな」
冷静さを取り戻した彼女の姿に人鳥はニッと笑い、敵本隊へと粒子爆弾の翼竜を次々と放つ。
反撃の魔弾を相殺しつつ、敵を爆発に巻き込むのが彼の狙いだ。
「敵は態勢を整えた……でもあまり調子づかれるのは困るから、その動きを封じさせてもらうわ」
リコルの讐倣玉人たちの足元を狙い、氷晶の銃弾で凍らせていく。
アオイは飛んでくる敵の魔弾をエアライドを駆使して避け、後方で味方の支援に回っていた。
「私は私に出来ることを、意識を鈍らせて隙を作る。これが精一杯のサポートです!」
敵を嘆きに沈ませ意識を閉ざせば、戦意も喪失するはずだ。
数で押そうとしてもディアボロス側の連携を崩せず、勢いも止められず、再び讐倣玉人たちの足並みが乱れる。
「ダメだ……あいつらには、勝てない……」
「うるせぇ、戦わねえならディアボロスと一緒に消えやがれ」
戦意を失くした女性体と、士気の高い男性体が諍いを起こし、直後にどちらの讐倣玉人もディアボロス側の攻撃で消し飛んだ。
1体また1体と、讐倣玉人が倒れていく。
戦意を喪失した個体から散っていく。
反面、未だ暗い戦意を内に灯す個体たちが、自爆覚悟の反撃に出た。
狙った相手に組み付き、至近距離で魔弾を発射。
我が身が爆発の巻き添えで吹き飛ぼうとも、ディアボロスを葬るつもりだ。
これもムルムルの指示か。
それとも追い詰められた讐倣玉人たちの自暴自棄の抵抗か。
瞳は暗く淀み、表情は凄惨な笑みで歪んでいた。
爆発が起こるたびに彼らのデーモンの翼や尻尾が千切れ飛び、結晶化した体が散っていく。
「私たちを道連れにする気……?」
組み付き魔弾を放とうとした讐倣玉人を、アイネリスは念動力を用いた蹴りで弾き飛ばす。
魔弾が暴発し、蹴り飛ばされた讐倣玉人が爆散する。
「滾つ軋みのままに、賊なるは滅さん……」
散った仲間の骸には見向きもせず、別の個体たちが次々と自爆特攻に出る。
「その身に潜む朧な標、あるいは破滅が故に……」
謳を紡いで背後からしがみついてきた個体を、琥兎はグラップルで味方が居ない方向へ吹き飛ばした。
そして振り返りざまに蒼影の捕食を放つ。
だが、今の謳は。
「……その謳は、自分と同じ……?」
電流のような何かが琥兎の背筋を突き抜ける。
飢餓の獣が魔弾の爆発ごと標的を呑み込もうとした寸前、彼女はその讐倣玉人の容姿を見た。
琥兎の目が大きく見開かれた時、突如として戦場に突風が吹き荒れた。
嵐のような、渦巻く風だった。
そして強大なプレッシャーと殺気。
「よくも……よくも僕の栄誉を台無しにしてくれたな!」
アヴァタール級、死者の奏者ムルムルが、吹き荒ぶ風とともに現れた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV4になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
●ムルムルの怒り
自分は侵攻軍本隊の部隊長に抜擢された。
上官であるベクターは『情報を集め、持ち帰るのが俺の役目だ』と言っていた。
つまり本隊を指揮する役目は自分に一任された、この作戦が成功すれば功績は自分のもの、栄誉を賜ることになる。
ムルムルはそう思っていた。
ディアボロスの出現には確かに驚いた。
だが数ではこちらが上回っているのだから、讐倣玉人たちで囲めば復讐者たちを磨り潰せると考えていた。
所詮は戦って死んでいくトループス級だ。ディアボロス相手に被害が出ても惜しい存在ではない。
しかし全滅となれば話は違う。
これでは自分は部下を全滅させた無能な指揮官だ、いい笑いものだ、屈辱極まりない。
自分が得るはずの功績と栄誉は台無し、自分を抜擢したベクターの顔にも泥を塗ったに等しい。
ムルムルは激怒した。
必ずやディアボロスを皆殺しにして、雪辱を果たすと誓った。
それは同時に、怒りに燃えるが故に冷静さを失っている、とも言えた。
レイ・シャルダン
【ライアー】で参加。
コードネーム:スカイレイダー
ディフェンス対象:ミセリコルデ
風花さんの様子が少しおかしい。
周りもそれに気が付いて居る…。
戦闘中は彼女の様子を気にかけましょう。
【Boeotia】…彼女をディフェンス対象に設定してください。
フライトデバイスにより"飛翔"を行い"空中戦"を
手に紡ぐは蒼き光の矢、弓に番えて必殺の一撃
ブリッツディゾルバーで敵の弱点を射抜きます。
敵の攻撃は"一撃離脱"による回避
味方を守る時は超常結界式【アルヴァーレ】を展開。
お姉ちゃん…?
貴女には…。
さぁ帰りましょう。
今ここで真実はわかりません。
また見える機会もあるでしょう…。
(ここに彼女の弟雪月君が居なくて良かった。)
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【ライアー】で参加
連携、アドリブ歓迎
コードネーム:フェーデル
あれは……
風花さんに縁のある相手なのだろうか……
人々に被害を出す訳にはいかない。この戦場を収める
冷静さを失くした指揮官か
勢いはあるだろうが、隙も生じるだろう
【飛翔】し空中戦
戦場を偵察、観察し、敵味方の動きを把握
包囲挟撃の位置を取り、連携攻撃
両手の銃の弾丸を降らせ
味方の援護をしつつ
隙を看破し撃ち抜く
反撃の軍勢は、魔力障壁を展開しつつ、動きを観察
飛翔速度でかわしていこう
……知っているのか?
彼女が口にした一言に、関連を悟る
何があったのだろうと思いながらも、口は閉ざして
仲間達とともに彼女を気遣い、共に帰ろう
本当の歴史は、いつか、必ず取り戻そう
御門・風花
【ライアー】で参加。
コードネーム:ミセリコルデ
敵の姿を見ると同時に、知らない記憶が流れ込んでくるような感覚に陥り
「だ、れ……なの?」
心配する琥珀や皆に
「ごめんなさい。大丈夫」
パラドクス発動、悪魔の紋章を解放
「私はディアボロス」
身に纏う闘気と魔力障壁が混ざり合い、悪魔の翼を広げたネメシス形態に
「例え、相手が何者であっても」
《オーラ操作》で強化した掌底と蹴撃で迎撃
相手が倒れる姿に、思わず手を伸ばし
「あっ」
自分でも分からない。なぜ、幼少に亡くなった姉の姿が重なったのか
「なんで、わたし」
なぜ、姉の事を忘れていたのか
「……お姉ちゃん?」
放心中、琥珀の鳴き声で心配する皆に気付き
「すみません。大丈夫、です」
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
……風花さん?
こんな風花さんを見るのは初めて。
この敵には一体、何があるって言うの……。
●行動
【ライアー】で参戦。
コールサイン:ユサール
【飛翔】し【空中戦】。
高層ビルや高速道のフェンス等の遮蔽物があれば【地形の利用】で活用しつつ、【戦闘知識】を駆使して敵の機動を把握。
パターンを読んで進路上に【弾幕】を置きに行くつもりで偏差射撃。
自由に飛び回れない様に【制圧射撃】で低空へ追い立てる。
ユサールより各位、敵を追い込む。後は頼んだわよ、ミセリコルデ!
●戦後
風花さん……。
(何か言いかけるも口を噤む)
いえ。今は、そっとしておいてあげましょう。
でも、貴女は独りじゃない。いつでも私達は傍に居るからね。
赤上・イズル
■【ライアー】で参加
■コードネーム:ミラージュ
■アドリブ絡み歓迎
トループス達は片付いたようですね
後は…あのアヴァタールのみ…
(それにしても御門さんの様子が少し変です)
大丈夫ですか?と彼女に声をかける
普段冷静沈着な彼女のあの乱れ方は眼前のアヴァタールにあると推測
彼女が無茶な行動をした場合はフォローに入る事を留意し抜刀
相手の出方、動きを『観察』し間合いを図る
残留効果【飛翔】を用いグリフォンで飛び回るムルムルに対応
こちらミラージュ。ミセリコルデを援護をします!
と戦闘中は極力彼女の援護に回りつつも
敵との間合いを見切りパラドクス【紅蓮雀】の一刀を浴びせる
撃破後も心乱れ戦意喪失してる彼女を守る為周囲を警戒
ノイン・クリーガー
【ライアー】で参加。
コードネーム:ゴースト
[心境]
言うに事欠いて栄誉と言ったか…
[行動]
風花の様子が妙だ。
…危険だな。
挑発して敵の注意をこちらに引き付ける。
「お前の栄誉が台無しになったからなんだ?
俺の仲間はのたうち回りながら死んでいった。
戦争に栄誉などあるか、たわけが」
敵がこちらに向かって来たらP218とカランビットで応戦する。
咆哮はどうにもならん。三叉槍による攻撃は一か八か【ジャンプ】と【エアライド】を用いて躱す。
[戦後]
姉?
そうか…
「風花、我々にできることは一つしかなかった…」
●【ライアー】vsムルムル
吹き荒ぶ風の中、赤上・イズル(赤き悪魔・g04960)とエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)はグリフォンに跨る敵を見た。
死者の奏者ムルムル。
自分を大人っぽく見せようとする子供のような印象だが、そこにいるのは決して侮れない敵だ。
(それにしても御門さんの様子が少し変です)
イズルは御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)に視線を向ける。
風花の顔色は蒼白だった。
(こんな風花さんを見るのは初めて。この敵には一体、何があるって言うの……?)
エリザベータも風花の異変が気がかりだった。
その風花は、ムルムルの姿を前にして、知らない記憶が流れ込んでくるような感覚に陥っていた。
「だ、れ……なの?」
掠れた声が彼女の口から洩れ、全身が小刻みに震え出す。
「……風花さん?」
「大丈夫ですか?」
たまらずエリザベータとイズルが風花に声をかけた。
下がらせた方が良いのではないか、そんな考えも頭を掠めていた。
クダギツネの琥珀も心配そうに喉を鳴らし、風花の足に体をすり寄せていた。
「ごめんなさい。大丈夫……大丈夫、です」
ムルムルを見据え、風花が悪魔の紋章を解放する。
「私はディアボロス」
身に纏う闘気と魔力障壁が混ざり合い、悪魔の翼を大きく広げる。
「例え、相手が何者であっても」
ネメシス形態となった風花はムルムルへ飛翔する。
(普段冷静沈着な御門さんの、あの乱れ方……このアヴァタール級、何かあるはず)
風花が無茶をした場合はフォローに入ると決め、イズルは抜刀。
「こちらミラージュ。ミセリコルデを援護をします!」
ミラージュのコールサインを名乗り、イズルは風花に追従して飛翔する。
「こちらユサール。時間を稼ぐわ」
ユサールを名乗ったエリザベータはムルムルへ射撃を開始する。
建造物を遮蔽物として活用しつつ、まずは敵の機動の把握に努める。
動きのパターンあるいは癖がつかめれば、そこが狙い目だ。
「殺されるために、来るがいい! このムルムルとグリフォンが相手をする!」
ムルムルが叫び、グリフォンが咆哮を上げる。
讐倣玉人たちは退けたものの、自爆覚悟の反撃によって【ヨアケ】のメンバーはダメージが蓄積してる。
彼らが負傷を癒すまでは、ムルムルの相手をするのは【ライアー】たちだ。
(本人は大丈夫だと言っていたけれど、そのままにはできない)
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)には、ムルムルと空中戦を繰り広げる風花の動きがどこか精彩を欠いているように見えた。
「【Boeotia】……彼女をディフェンス対象に設定してください」
AIサイバーゴーグルに指示を下すと、レイもフライトデバイスを用いて戦闘機動に入った。
手に紡ぐは蒼き光の矢、攻防一体の一撃離脱でムルムルに対抗する。
「ははっ、揃いも揃って飛んできたな! でも、僕のグリフォンについて来れるものか!」
それは決して大言壮語ではない。グリフォンの高速飛翔はディアボロスたちを翻弄し、隙あらば嘴と爪で切り裂こうとする。これを避けても、馬上のムルムルが三叉槍で薙ぎ払おうと狙ってくる。
風花の近接格闘、イズルの斬撃、レイとエリザベータの射撃、グリフォンを駆るムルムルはこれら全てに対応し、手痛い反撃を繰り出してくる。
「僕の栄誉を台無しにしてくれた君たちだ。楽に死ねるとは思わないことだ!」
言うなれば、人馬一体。
少年のような容姿であっても、ムルムルの戦闘能力はまさしくアヴァタール級だ。
しかし、ムルムルは前のめりで向こう見ずな戦い方をしている、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)にはそのように見えた。
「冷静さを失くした指揮官か。勢いは、あるだろうが。危ういな」
彼は戦場となった空域を見渡し、敵味方の動きを把握していた。
(あれは……風花さんに縁のある相手なのだろうか……)
危うい戦い方は風花も同じ、喰らいつくようにムルムルへ近接戦を挑んでいる。
まるで何かを取り戻そうとするかのように。
いずれにせよ彼女を放ってはおけない、それが【ライアー】のメンバーの共通認識だった。
「言うに事欠いて栄誉と言ったか」
風花の様子に危険なものを感じたから、敵の注意を引きつけるつもりでいた。だがそれ以上に、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)はムルムルの言葉に憤るものを感じていた。
「おまえの栄誉が台無しになったからなんだ? 俺の仲間はのたうち回りながら死んでいった。戦争に栄誉などあるか、たわけが」
そこにあるのは残酷な現実だけ、彼はそれを身を以って知っている。
ノインの挑発に、上空のムルムルとグリフォン、四つの眦が鋭く吊り上がった。
「それは君たちが負けたからだ。敗北者が得られる栄誉はない。しかし僕は違う。絶対的な力の差を思い知るがいい!」
ムルムルがノインへと急降下する。
手にした火器でノインが応戦するも、敵は止まらない。
主をバカにされたことでグリフォンも怒っているのか、咆哮も桁違いに響き渡る。ノインは堪えるしかない。
「そう、冷静さを欠いたが故に隙も生じやすい」
直線的な動きになったムルムルを狙い、エトヴァは両手の銃から弾丸の雨を降らせる。
被弾にグリフォンが咆哮が止まる。この隙にノインはエアライドを駆使してムルムルの三叉槍を回避する。
「トループスは失ったが、僕には彼らがいる!」
ムルムルの三叉槍が空中に魔法陣を描く。召喚されたのは亡霊騎士の軍勢。ある者は剣を、ある者は槍を、ある者は弓矢を、それら亡霊の騎士たちが骨でできた馬や大鷲に騎乗して出現、ディアボロスたちに襲いかかった。
「死人の軍勢……?」
「これが『死者の奏者』の力……!」
ムルムルと肉弾戦を繰り広げるイズルと風花にも亡霊騎士たちは襲来する。
亡霊騎士を排除してもムルムルとグリフォンが襲ってくる。2人の負傷が目に見えて増えていく。それでもイズルは風花を庇い、ムルムルと切り結ぶ。
「あはははっ、おまえたちもすぐに死者の仲間入りをするのさ!」
亡霊騎士の軍勢への対処に追われるディアボロスたちの姿に、ムルムルが高らかに笑う。
この力があればムルムル1人で文京区への侵攻を為せるのでは、ディアボロスたちはそう思わざるを得なかった。
「これ以上、人々に被害を出す訳にはいかない。この戦場はここで収める」
飛翔するエトヴァは魔力障壁を展開して反撃の軍勢を防ぎつつ、群がる亡霊騎士たちを銃撃で蹴散らす。
(数は多いが、奥の手なのかもしれないな)
ムルムルが功績と栄誉に執着があるのなら、己の手でディアボロスの首を獲りたいはず、亡霊騎士の力までは借りたくはなかったはず、エトヴァはそう推測した。
「あの敵は栄誉に拘っている」
亡霊騎士をカランビットで切り伏せたノインの視界の片隅には、上空でムルムルと戦う風花の姿。
アヴァタールは数ある分身のひとつ。あのムルムルの個体は、これまで戦果や功績に乏しかったのかもしれない。それ故に、功名心に逸っているのかもしれない。
「風花はあの敵そのものに拘っている、か」
ノインがP218でムルムルを狙い撃つ。少しでも、注意を己へ引き付けるように。
「鬱陶しい。やれ、グリフォン!」
グリフォンの咆哮が地上へ轟き渡る。
そこへレイが仕掛けた。ムルムルの後方からだ。危険を察知したグリフォンが加速し、ビルの谷間を縫うように飛ぶ。だが狙いを定めたレイが矢を放とうとした瞬間、ムルムルの姿が掻き消えた。
「僕のグリフォンは闘争本能が高まるほどにスピードとパワーが増す! 後ろを取ったぞ!」
レイの背後で殺気。
ムルムルの槍が、彼女を狙っている。
「違うわ。取られたのよ」
その声と同時にムルムルとグリフォンに弾丸が雨霰と降り注いだ。
ムルムルの機動を読んだエリザベータが、弾幕を『置きにいく』つもりで放った偏差射撃だった。
さらに自由に飛び回れぬよう、彼女は制圧射撃で敵を低空へ追い立てる。
反撃もままならずムルムルは低空スレスレで逃れるしかなかった。
「チッ! 絶好の機会だったのに……ん? 変だぞ?」
ムルムルはディアボロスの姿を見失っていた。
地上では召喚した亡霊騎士たちが蠢いているのみだ。
「復讐者どもめ、どこに隠れ……」
その時だった。ムルムルの声を遮るように、無数の光条が地上の亡霊騎士たちを薙ぎ払った。
唖然とするムルムルは、眼前の光景がチラつくのを見た。
「ここからは狩り時間です」
レイの声とともに展開されていた防御結界が解除される。
結界に映し出された背景色が消え、弓に矢を番えたレイと戦線復帰した【ヨアケ】のメンバーたちが現れた。
残存する亡霊騎士たちを殲滅したのは、【ヨアケ】の集中砲火だった。
「……まずい!」
ムルムルはグリフォンを上空へ舞い上がらせ、これを逃すまいと【ヨアケ】の2射目の集中砲火。
「君は逃げられない、ボクが狙ったんだから」
引き絞られていた矢が放たれる。
電撃戦の一矢、レイの魔術で編まれたホーミングするそれが、グリフォンの両翼を射抜いた。
飛行能力を奪われたグリフォンごと、ムルムルは墜落してしまう。
「ユサールより各位、敵を追い込む。後は頼んだわよ、ミセリコルデ!」
さらにエリザベータ、ノイン、エトヴァの3人が墜ちていく敵へ追い討ちの猛射撃を加える。
「僕を、僕たちを見くびるな!」
墜落しながらもグリフォンが悲痛な叫びにも似た咆哮を上げ、ムルムルの三叉槍が嵐を巻き起こす。
「九字切流奥義……紅蓮雀」
何もかもを吹き飛ばそうとする猛烈な嵐の中、イズルが突撃した。
この一刀に己の全てを込めて。炎の鳥の如き斬撃が繰り出される。
竜巻の如き風が収まった時、ムルムルとグリフォンの姿は地上にあった。
「ぐ、グリフォン? グリフォン、グリフォン!」
ムルムルはグリフォンの首にすがりついていた。
全身の無数の銃創と裂傷、グリフォンの首は力なく倒れていた。もはやその両翼で空を舞うことは、二度となかった。
ムルムルも負傷しているが、グリフォンに比べれば少ない。
もしかしたらグリフォンは、墜落しながらもディアボロスの攻撃から主たるムルムルを守ったのかもしれない。
「……眠れ、グリフォン」
愛馬の亡骸をそっと横たえると、ムルムルは俯いたまま立ち上がった。
「功績も栄誉も威厳も無く、ムルムルただ1人、か」
顔を上げたムルムルの瞳は、未だ戦意を失っていなかった。
「もう何もいるものか。でも復讐者、グリフォンの仇だけは取らせてもらう」
復讐者たちに復讐するべく、ムルムルの瞳に怒りが燃えていた。その視線の先には風花。
ムルムルの姿に、彼女は悲痛な感覚を覚えていた。
「わたしたちは奪われた人々の歴史を、取り戻させてもらいます」
それが、復讐者の、為すべきこと。
ムルムルが三叉槍を構える。
風花が間合いに踏み込む。
直後に両者の姿は交差し、背中合わせに立っていた。
すれ違いざまの一瞬に繰り出された両者のパラドクス。
ムルムルの唇から一筋の血が流れ、膝が折れる。
「あっ」
振り返った風花は、ムルムルが倒れる姿に思わず手を伸ばし、瞳を大きく見開いた。
絶命したムルムルの亡骸が地面に横倒しになり、風花の手はただ虚空を掴むのみ。
風花は自分でも分からなかった。
何故、幼少時に亡くなった姉の姿が、倒れ落ちるムルムルと重なって見えたのか。
「なんで、わたし」
何故、姉のことを忘れていたのか。
「……お姉ちゃん?」
ネメシス形態が解け、呆然と立ち尽くす彼女の声を、【ライアー】の仲間たちも聞いていた。
無防備な風花を守るため、イズルは周囲を警戒する。動く敵は、もういない。
「風花、我々にできることはひとつしかなかった……」
ノインは、それだけは彼女に伝えた。
「本当の歴史は、いつか、必ず取り戻そう」
エトヴァは彼女が口にした一言から敵との関連を悟っていた。
しかし余計な口出しは無用、必要なのは心乱れた彼女を気遣うこと、と考えた。
「風花さん……」
エリザベータも何か言いかけるも、口を噤む。
(いえ。今は、そっとしておいてあげましょう。でも、貴女は独りじゃない。いつでも私達は傍に居るからね)
放心していた風花は琥珀の鳴き声を聞いた。
その声で彼女は心配する仲間たちに気がついた。
「すみません。大丈夫、です」
気丈に振る舞う彼女に、レイが微笑みかける。
「さぁ帰りましょう。今ここで真実はわかりません。また相まみえる機会もあるでしょう……」
倒した敵はアヴァタール。
数ある分身のひとつにすぎないと言えば、そうなのかもしれない。
今はこの痛みとともに前へ進んでいこう、空を見上げた風花の瞳に、迎えのパラドクストレインが映る。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV7になった!
【エアライド】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!