リプレイ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
Ja, 派手にやろうか
少々手荒な、解放の調べを奏でよう
【飛翔】し空中戦
戦場を上空から偵察、観察
敵の配置を確認しつつ、先手で撹乱攻撃
足止めをかけ
動きが鈍った所、仲間の攻撃が当たった所で畳みかける
飛翔の速度と機動力で、ドールの速さに対抗しよう
一撃離脱の繰り返しで翻弄し
仲間と連携し
弱った個体は率先して狙い、確実に数を減らそう
曲芸飛行めいた空の舞を、両手の銃撃の音と共に披露しよう
不規則軌道を描いて移動、的を絞らせず
接近時はEis-Spiegelを大気中に配置し攻撃妨害
反撃には魔力障壁を展開し、フェイントを返しつつ最高速度で回避
攻撃にも華がないとな
民衆よ、自由であれ――
姿で持って示そう
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
淫魔って響きが凄く協力する心を奪うのですが。
勢力名変えませんか?
もうちょっとこう、フランスっぽく、お洒落っぽく。
気にしてるのはボクだけなのかなぁ。
女の子は皆嫌だと思うんだけどなぁ…。
AIサイバーゴーグル【Boeotia】のテンプルを弾いてパラドクスを発動
Lynx of Boeotia!
周囲を"観察"し"情報収集"を行い
情報をアクロヴァレリア "Einheit_02"を始めとする全武装に伝達制御を行い。
敵の高速攻撃と渡り合いましょう。
我が手に蒼い光の煌めきを、渦巻く様に矢を作り
機械魔導弓【ACRO】に番えて、敵を撃ち滅ぼします。
●その蒼の名は
「Ja,派手にやろうか」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が奏でるは少々手荒な“解放”の調べ。
街に入り僅かに目にした路地で泣く幼い子供の姿。必死に抗う大人と協力する革命淫魔軍の勢力。全く笑えない。泣き、傷つく様を冷たく見下ろす機械人形の群れは何も知り得ないのだ。
守りたいと思う“愛”を、取り戻したいと願う“心”を。
だからこそ取り戻そう。気軽に空を仰ぐ心を。こんな世界と下を向き俯く悲しみからの解放を。
踏み荒らされ罅だらけの石畳を踏み込み――飛ぶ!
大きな蒼い翼を広げ優雅に飛翔したエトヴァは混戦状態ながらファニーサイスを守る壁のような一団を見た。
「――音を」
そう呟くエトヴァの耳元でピアスが揺れた一方、羽搏く音に空を見上げる者達が居た。
呆然してしまう者も、“青い鳥がいる”と口にした者も、そしてその姿―希望―を見た者も。
そんな地上では、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が真白い髪を靡かせ、AIサイバーゴーグルを押し上げた。
「……どうにも、“淫魔”って響きに引っ掛かるんですよね」
人を救う気など大して無いけれど、別の目的思っていることが街を救うことに繋がっている淫魔軍にレイはあまりいい気がしない。
妥協に妥協をして、更にこの土地に生きる人々を思えばこそ、自身の弓で機械人形軍を射殺そうと思えるわけで。
「――ま、ボクだけ気にしていても仕方がないか」
女の子は訝しむのでは?と思う心は本当は最もだが、この戦乱の中効く余裕も考える余裕を持つ者は誰もおらず――視界の端、機械魔導弓【ACRO】に矢を番えるや呼吸より早く狙い定め、人に飛び掛かる機械人形を素早く射落とす。聞こえた感謝に小さく手を振り、姿勢低く縫うように走りだした。
羽搏いたエトヴァが見た方向こそ、恐らく精鋭部隊が待ち受ける場所なのだろうと予測して。
「さあ、魅せてあげるよ」
「っ、」
その刃が鋭く空を切り、ほんの刃先でエトヴァの頬を切る。
両腕を頭上で絡め体螺子上げバネか投擲矢の如く突貫してきた精鋭一体の判断は恐ろしく早い。
「なるほど」
しかも、エトヴァに向かってきたのは“たった一体”のみ。要は、エトヴァの相手は一体で十分と判断されたということだ。
「随分と嘗めた真似をするのだな……!」
先程の人形が再び襲い来る。
ギュル、と風逆巻くほど振り回された両刃の衝撃が魔力障壁で弾き上げ――られることを、ヴォルティジュールドールは知っていた。懇親の一撃重ね障壁を弾き角度ずらすや跳び上がり、足を素早く振り抜き放った衝撃波でエトヴァを蹴落と――そうとした一蹴を、レイの一矢が弾き上げる。
「危ない!」
「……!」
そう叫びエトヴァ救ったレイの背に、両刃振り上げたヴォルティジュールドール。
もう“避けろ”や“危ない”叫ぶことさえ遅いと判断したエトヴァは咄嗟に空を蹴り、加速。抜き打ったのは魔法銃二丁。狙いはレイの背後。
自身の背を追うヴォルティジュールドールは恐らくレイが見続けていると、信じて。
風に乗る。恐れない。ただ、レイの背後を襲わんとした卑怯な機械人形に魔弾の制裁パラドクス―Null-Gravitationsfliegen―の舞を。
「――Sei frei.」
言葉と同時に地上へ降り立ったエトヴァの姿に目を奪われた人々は一瞬争いの手を止め、次に起こったのは割れんばかりの拍手。空背負ったような翼で舞い降り、石畳を幾度も打つ壊れた機械人形の音は金管楽器のよう。
だが、まだ空より一体のヴォルティジュールドールが迫る。
「ありがとう。――次は私の番ですね」
周囲の雑魚に等しいヴォルティジュールドールの頭部中央を踊るように射抜く。
エトヴァの舞に魅了された人々を守るため、素早さと正確さ、そして軽やかに人にぶつかることなくすり抜けながら矢を番え射るレイの動作にも、人々も、そして淫魔軍さえ感嘆の息を漏らす。その時、AIサイバーゴーグルに【上空飛来物在り】の注意。
「……追って来たってことね」
と、と軽く地を蹴り背後の有象無象たる一体を撃ち殺し、見上げた空。
チカ――と光るそれは精鋭ヴォルティジュールドールの歯車だろう。
素早い判断ですぐに【ACRO】を自力制御ではなく【Boeotia】による自動制御に切り替えれたレイは射撃から狙撃モードへ。
即座にAIゴーグルの計測するヴォルティジュールドールの落下速度、威力、強度、弱点、落下攻撃が成功した場合の周囲の被害状況、撃ち落とした場合の被害状況が波の如くレイの頭脳に伝達されて。その全ては叡智である。経験則ではなく、その全てが。
そこに重ねるのはパラドクス―Lynx of Boeotia―の力……!!
ヴ、とレイの掛けた【Boeotia】の周囲に全ての計測が展開。ギリギリまで引き付けたヴォルティジュールドールに誰もが目を覆い悲鳴を上げる者までいる中、全てを――。
「――制御は任せた!人類の叡智を見せてやる!」
計測終了。動作オールグリーン。
自動制御のまま天を指していた魔導弓【ACRO】の弦がィン――と一言うたった瞬間、ヴォルティジュールドールの構えた刃ごとその頭部中央を蒼穹が射抜き空に散らす。
巻き起こる人々の歓声。割れんばかりの拍手。
唯一、歯軋りするような恨めしい視線でディアボロスを見たのは“感情”好むファニーサイスのみ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
ニア・マシュマリー
速い……。
これは……。ニアよりあの子たちの方がいいかな……。赤くなりそうにないから……。手伝ってくれるか……。不安……。
敵の攻撃……。ぎりぎりで避けながら……。あの子たちと相談……。
協力は……。してくれる……。ありがとう……。
戦うの……。そうね……。ニア囮になるから……。攻撃……。みんなよろしくね……?
あの子たちがいつでも出てこれるように……。ニアの傍に闇のもやもやを出す……。
ニアが囮になって……。敵のジャンプ攻撃を避ける……。その瞬間だとあの子たち攻撃できるって言ってたから……。
あとは……。たくさんの槍でぐさぐさ……。一気に壊してしまおうね……?
(アドリブ・絡み歓迎です)
リディル・ヴェント
参加するディアボロス達と協力して戦うわ!
派手にカッコよく!民衆の皆にも良い所見せるわよ!
さあさあ!この動き見切る事が出来るかしら!一瞬だから良く見るのよ!(敵には勿論、見ているであろう民衆の皆にも聞こえるように言うわよ)
技はサンダーガールを使用よ。
アタシが走るとヴォルティジュールドール達が倒れる…そんなカッコいい戦いがしたいわ。どっちが早いか勝負よ、ふふん!
色々な武器を使う事で民衆のアピールにも繋がるかしら?
刺突剣で華麗に舞ったり、大きな両手斧を振るったり、バールでガツーンと殴ったり。
みんなでド派手に戦いましょ!
レオニード・パヴリチェンコ
ん。街の人たちを解放するための第一歩、だね
皆と一緒に協力しながら頑張る、よ
最初は敵の動きを【観察】しながら、直撃だけは喰らわないよう【精神集中】して回避に専念
それでも無傷とはいかないだろうけれども、必要なことなら耐えるだけだ、よ
観察で敵が動きだすタイミングや起こりを捉えたら本格的に反撃開始
敵がこちらに接近しようとした瞬間に刃と脚を撃ち抜く、よ
命中すれば、溢れだす蔓が敵の体に絡み付いて動きを妨害する
一体を仕留めるより、たくさんの敵の動きを鈍らせることを重視
集団の一番の強みは数が多いこと……それを活かさせなければ付け入る隙が生まれる
そこを一緒に戦う皆に突いてもらおう
●アルドーレが如く
「……速い」
吹き荒ぶ戦闘の余波がニア・マシュマリー(いつの間にか吸血鬼・g07451)の髪を乱す。
貫いた石畳を放射状に割り裂く力業にごくりと唾呑んだ瞬間ヴォルティジュールドールと一瞬目の合った気がしたニアの背筋がゾクリと震えた。
「……これは、きっと……ニアよりあの子たちの方が、いい……かな。赤くなりそうにないから……手伝ってくれるか、不安……っ、」
石畳を跳ねバネの如く向かってきたヴォルティジュールドールの切っ先を飛び込み避け、ニアは即座に起き上がり転がるように走り出す。
怖い、と猫のぬいぐるみを強く抱き目を瞑ってしまった時だ。
立ちはだかったのはニアと対照的なオレンジの髪に春緑の瞳を強きに煌めかせたリディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)。軽快にウインクすると、まるでショーを開催するが如く両腕を広げ、暴れ回るヴォルティジュールドールから距離を取った民兵と淫魔軍によってできた空白の空間へ歩み出て、花の如く微笑む。
「さあさあ!アタシのこの動きを見切ることが出来るかしら!一瞬よ!一瞬だからよく見ることね!」
唯人が認識できたのはリディルの踏み出した瞬間と、残された稲妻の輝き。それこそ、パラドクス―サンダーガール―の名の通りの神速!
擦れ違いざまに鋭い刺突を受けた精鋭ヴォルティジュールドールはぐるりと首を巡らせキリキリと刃を回すも、民兵や淫魔軍の狭間に居た周囲の雑兵ヴォルティジュールドールはその体を電の軌跡残して次々瓦解する。
巻き起こる歓声!弾ける喝采!
「危ないよ、立てそうかな?」
「……ありがとう……大丈夫なのよ」
華やかに稲妻弾けさせヴォルティジュールドールの目も民や淫魔軍兵の目さえ惹いて見せたリディルの影で、激しくも花々しい稲妻に瞳瞬かせていたニアを助け起こしたのはこれまたニアともリディルとも対照的な純白に身を包んだレオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)。
「解放するための一歩、だね。協力していこう」
「……うん」
未だ空白地帯で舞い踊るリディルは精鋭ヴォルティジュールドールにほんのわずかに押されている。
何故なら周囲の見物客たる人々を守りながら戦う他に無いからだ。
「見て、あのヴォルティジュールドール、最大攻撃回数が6回なんだよ」
「最大攻撃回数……」
群衆の隙間でレオニードは酷く冷静に戦闘を見続けていた。
息をするように人々の隙間から躍り出てニア共々自身を狙う雑兵ヴォルティジュールドールを見もせず打ち壊しながら。
視認せず、ただ音だけを頼りに。
「そう。腕を伸ばして1回、打ち上げて2回。横に薙いで3回、戻して4回、からのもう1回上半身だけ回転させながら5回、さらに下からの打ち上げで……6回」
そして生じる、体勢を立て直すほんのわずかな隙。
そう、かの機械人形は“隙”と隣り合わせで戦闘行為をしているのだ。が、あまりに早く人々守りながら戦うリディルが僅かに追いついていない。
「今の隙、使えるね」
「……ニア、囮になる。そうしたら……きっと、あの子達も、協力してくれる……って」
そうして僅かばかり言葉交わしたレオニードとニアは群衆に紛れ走り出す。
ガァン!と跳ね上げるように揮われた一対の刃をリディルはギリギリ桜花絢爛で往なし、花弁を舞わせ尚微笑む。大切なのは不遜さと余裕。恐ろしい時こそ、笑えばいい。
「ふふん!全然当たっていないわよ!」
キリキリ動く歯車が加速した――その時ひょいと群衆から躍り出たニアがくるりと回ると、グルンと音を立てるほど首巡らせたヴォルティジュールドールが腕も足も絡ませ組み上げると再びバネの如くニアを追う。
「っ、待ちなさ……っ!」
先程まで追い詰めたリディルを置いて。
幼い見た目ゆえか、ただ武器らしいものを目に見えて持たないからか、ニア追ったヴォルティジュールドールが小さな背に迫った時、ニアは“わらった”。
「みんなよろしくね……?」
その尾なさい声が呼び起こすは、スカートの下に隠れていた“闇”。
ヴォルティジュールドールが呼吸器官をもっていたならヒュウッと空気抜け撤退の姿勢を取ったことだろう。もし考える頭があれば飛び込むなど無謀なことさえしなかっただろう。
真っ赤な悍ましい“なにか”の手に掴み上げられ、八方から槍に貫かれることを、分かっていたならば。
パラドクス―おてて……。つなご……?―はニアの“おともだち”が“おともだち”を欲す業。ゆえに、離さない。どんなに力強く暴れても、決して!
それは隙だ。速さが命の機械人形が身動きとれぬなど真の無様。ギリギリと首を回し揮おうとした両手の刃に稲妻の如く素早く踏み込んだリディルが手斧 エンタープライズを打ちつけ罅を刻んだ瞬間、群衆を巻き込まぬ最良の位置に取りからM1891/10"Freikugel"の銃口で赤い腕と槍から逃れんと藻掻く精鋭ヴォルティジュールドールを、レオニードの瞳が捉えた。
「森の精よ、縛れ」
パラドクス―ле́ший―。
狙いを定め、引鉄を引く。
たった二つの動作で放たれたパラドクスに迷いはなく、森の言葉刻まれた魔弾がM1891/10"Freikugel"の銃口から回転しながら銃身を奔り、精鋭ヴォルティジュールドールの頭部に深々とめり込と、瞬く間に生えた屈強な植物の蔓が内から機械人形の隙間を縫い喰らい根付く。
二度三度震え精鋭ヴォルティジュールドールは二度と動かない。
それは互いに良いところを使いあい歯車のように組み合ったディアボロスの確かな勝利であり、人々に紛れたヴォルティジュールドールも一掃され束の間の歓声が自由になる。
もう、抑え締め付ける存在がいないのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
一角・實生
【銃歌】◎
ルリラさん、もし危なくなったら直ぐ下がって
その時は俺が前に出る
ルリラさんに敵が殺到しないよう後方からグラナトゥムで牽制と調整の銃撃を
彼女の戦う様子を民衆の瞳によく映るようにする目論見もある
素早い敵でも問題ない、狙い撃つのが俺の仕事
己の偵察・観察能力でその動きに対応する
彼女が今踊る相手はお前じゃないよ
ルリラさんのパラドクスに追随して俺もパラドクスを発動
民衆からも確り見えるように【飛翔】し空から光の羽根を撃ち込もう
降り注ぐ羽根でルリラさんを神々しく見せたいのだけどできるかな
敵の放つ衝撃波は空中で回避
民衆に被害は出したくない
ルリラさんの歌はいつだって素晴らしいな
――俺も音痴じゃなければなあ
ルリラ・ラプソディア
【銃歌】◎
こわい、お人形…たくさん…
みんなをこれ以上、こわがらせないで…
だれも、処分なんて…させない…
みんなが不安に震える…そんな時間は、つくらせない…
ん…きっと、大丈夫
あなたが後ろについててくれるもの
信じて、前にいく…
わたしも戦う事が怖くないとは言わない
でも、この戦場があるから怖いという人達がいる
わたしはそれを払う剣になりたい…
この後に続く時の流れに笑顔を咲かせるために
【飛翔】を応用
天を舞い、時計の針が如く鋭い剣を敵に穿つ
「あなた達に、終焉を…捧げます」
實生さんが攻撃を放てるよう敵を【挑発】するように舞い剣振るい、歌を響かす
力強く、民衆が不安に駆られぬよう
わたしは歌い戦う
勝利への凱歌を咲かす
●その涙を拭う者たれ
この乱戦場でほんの僅かなその音を拾えたのは奇跡か運か才能か、ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)は焦った。
「ルリラさん?」
剣戟を躱し時に雑兵自動機械人形に押し負けそうな民兵を救いながら駆け寄る一角・實生(深潭鷲・g00995)が立ち止まったルリラの名を呼ぶも、焦り辺りを見回すルリラは注意散漫。その背を守るため、周囲を警戒する實生が隣に立って初めてルリラが呟く。
「泣いている……声が¥
「ええ、だから早く解決を――」
實生はルリラの真意まで分からずとも町の人々全てが泣いているという広義の意味からすればルリラの言葉は概ね正しいと頷いた、その時。
きゅう、と瞳孔細めたルリラが一点を見据え飛ぶように走り出す。
“ルリラさん”そう呼ぶ何処か心配したような實生の声が聞こえてもルリラは止まれない。きっと彼なら着いて来てくれる――確信があるから。
建物の狭間で震え抱き合う幼子を見た。
同時に、――命摘み取らんとする雑兵自動機械人形の姿も。
人の頭も雑兵自動機械人形も越えて走る!
「やめなさい……!」
ルリラの声に勢いよく振り向いた頭部貫くは飾り涼し気に奏でたソードハープ Salut Épée。
生き汚く抵抗した雑兵自動機械人形を實生の銃が躊躇いなく打ち壊した時、震え泣いていた子供達が呆然と“天使様だ”と呟き幼子が兄に縋りながら“たすけて”と口にした。
「大丈夫……大丈夫よ。もうこんな時間は……お終い、ね?」
薄汚れたボロボロの服。痩せこけた節々。
“大声で泣くことが許されない”から啜り泣く子の姿。
これが“戦争”。
これが“戦争”の余波から逃れ得ぬ存在の本当の姿。
「こわい、お人形は……わたし達が。もう、大丈夫よ」
春色のルリラの瞳に燈火を。
見守り続けた實生もまた、碧緑の瞳に冷たい炎を燈していた。
抗う大人達も必死なのは分かる。だが、いつだって皺寄せは無力な者に。
それを救うこと叶う者こそ“ディアボロス”。
「ルリラさん、行けますか?」
「行きましょう……だれも、処分なんて……させない……。みんなをこれ以上、怖がらせない……!」
暴れ回り他を圧倒する精鋭ヴォルティジュールドールはとても目立つ。
合図はいらない。
實生には先行くルリラの背を見ればわかるから。ルリラには實生を疑う理由が無いから。
ト、トッとタイミングよく飛び出してきた雑兵自動機械人形を足場にルリラが飛ぶ。
「わたしが」
抜き打つソードハープが曇天の隙間縫う陽光に反射して。
「わたしが、あの子達に――笑顔を咲かせるために……!」
鐘を鳴らす。
勝利の凱歌を響かせるために――!!
人々の目を、自動機械人形達の目を惹くルリラを見ながら、實生は四方八方から飛び掛かる雑兵を一弾の下に破壊し、この戦場の過酷さを実感するも、腹を括る。
研ぎ澄まし続けた神経がすり減ったとしても――先程の涙を拭うことが叶うのならば。
「……安いものだね」
あの“天使様”と掠れた声で實生とルリラに希望を見た幼子が何度も過るから。
この戦争を終わらせる――その一端になればいい。
飛び込んだルリラの刃を素早く受け止めた精鋭ヴォルティジュールドールがバネが如く跳ね回り切り込む刃で押し返されたルリラはその勢いそのままバク転着地すると、返す刃で飛び込んでゆく。
隙は与えない。
キィン!とぶつかり合い悲鳴に似た剣戟を幾度も幾度もルリラは奏でる。
恐ろしいほど早い取り回しで深く切り込ませず、返すようにルリラに小傷を付け揺さぶり掛け続ける精鋭ヴォルティジュールドールに歯噛みしながら、それでも。
“わたしは止めない”“諦めない”と挑発するように幾度も幾度も打ち込んで。
「あなたたちに……終焉を、捧げます」
打ち込んだ反動で痛む手が何だ。呼び覚ますは失明の調べ!パラドクス―Ø.Infinity―。
戦闘に引き付けられ襲い来た雑兵を淡々と始末し精鋭ヴォルティジュールドールを見つめ続けた實生がながら、ギシと精鋭ヴォルティジュールドールの関節が軋むのを見た瞬間、反射でグラナトゥムのレバーを引く。浄化の逆流を、翼に。パラドクス――リニスフェルム―。
「――痛みを」
翼羽搏かせ曇天の下爆ぜた光が、神々しく歌うルリラの背後から光の雨の如く降り怯む精鋭ヴォルティジュールドールを打ち壊す。
降り立った天使への喝采。束の間の幻想に戦場は僅かな希望を見た。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
エルカ・アルヴェアーレ
アドリブ連携歓迎
正直ロベスピエールは信用ならない頭が切れる道化って印象だ
でもパリの事を思えば、今は乗ってやるしかない
しゃあねえ!やってから考えるか!
城門を突破した後は、集まってきた群衆を前に声を張り上げる
「アタイらはディアボロス。通りすがりの救世主だ」
「この時代の平和と自由を脅かす奴らは全員アタイらがぶちのめす。でも、その後の日常を取り戻すのはあんたらの戦いだ。何も殺し合いだけが戦いじゃないのさ。さあ、自由で平和な日常を勝ち取ろうぜ!」
アタイは前にもここで演説したことがある
その時の連中がきっと今もこの場にいるはずだ
忘れたのなら何度だって思い出させてやる!自らの力で自由を勝ち取る熱い意思を!
●声を
喧騒。
怒号。
絶叫。
剣戟の音。
そして。
そして誰かが泣いている。
この状況は、本当にいいのか――一瞬過った思考を頭を振って切り替え、エルカ・アルヴェアーレ(赤熱のプライムムーバー・g07009)は広場中央、噴水だったものを駆け上がる。
本当のことを言えば、話し合いより拳のぶつけ合いの方が得意と言えば得意だが、言いたいことがあった。聞いてほしい言葉があった。
『……ん?』
『誰だアイツ』
駆け上がり上った先で周囲を見下ろすエルカに気が付いた人々がざわめく。
“誰?”“目立ちたがり屋?”“まさかぁ”言いたい放題だ。それでもエルカは構わない。だが、一つ、聞こえた声。
“あ!あいつ、前ここで演説してたディアボロス――……”。
笑ってやろう。
ロペスピエールは心から信頼できるわけではない。だが、“乗ってやる”。
「――アタイらはディアボロス!!」
エルカの言葉が喧騒を切り裂き駆ける。
誰もがエルカを見て、その瞳に僅かな希望を宿す。
「通りすがりの救世主だ――!」
ワァ!!!!と上がる歓声。
震えるほど重い期待。希望。切望。羨望。
全てを肩に背に感じながら、エルカは続ける。
「この時代の平和と自由を脅かす奴らは、全員アタイらがぶちのめすっっ!!」
うぉおおおおおおおお!!!!!!
やってくれ!!!!!!!ディアボロス!!!!待ってたぜ!!!!!!
迸る喝采が咽び泣く。
それが、此処パリで数多の苦悶に耐え忍び続けた人々の望んだ光の形――!!
「だが!!その後の日常を取り戻すのはあんたらだ……!何も殺し合いだけがたたかいじゃないのさ!!!」
そう叫んだ瞬間、小太りの粉だらけの男が叫ぶ。
『みんな!!大して美味くはねえけど店でパンを焼いた!!食えるやつはいるか!!』
『うちの店のハム挟むか!!』
『待てよ焼いた魚も悪くないぞ!!』
『パンにはアタシのスープだよ!!』
たった一人の言葉から波及するように言葉が繋がっていく。
パンを食べる日常。具材を選ぶ日々の細やかな時間。スープで一息つく心地。
エルカの言った日常だ。人々がすっかり忘れた日常だ。
「そうさ、それだよ……忘れんじゃないよ。――さあ!!自由で平和な日常、勝ち取ろうぜ!!」
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
誰もが腹の底から叫び、泣いた。
欲しかったものが、遠いと思っていた全てが、本当は近くにあったのだと。
だが今はまだ鉄火の裡にある。――頼りなと笑うエルカが付き上げた拳に人々は光を見た。
きっと、“日常”に帰れるはずだと。
……ただ一つ、ぐるりと首を回しケタケタ嗤う機械人形さえ、いなければ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
レイ・シャルダン
エトヴァさん(g05705)と参加です。
連携・アドリブ歓迎です。
演説…なんて本当はキャラじゃ無いんだけど。
…でも、あの時街の人達はボク達に歓声を上げていた。
きっと戦闘を見ていた人が沢山いるのでしょう。
であれば…!
エトヴァさんと共に飛翔して、皆から自分達の姿が見える様に
【勝利の凱歌】と共に、身振り手振りを添えて真剣に訴えます。
機械人形は助け合う事を知らず
我らディアボロスは助け合う事を知っています。
先の戦いで私は彼の背中を守り、また彼は私の背中を守りました。
次の戦いでは我らディアボロスは貴方方を守ります。
皆さん、どうか勇気を奮い立たせてください。
皆の明日を皆が笑える日に変える為に、共に戦うのです!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
レイさん(g00999)と参加
連携アドリブ歓迎
【飛翔】し翼を打って、城壁の上か広場等の高所へ着地
レイさんと連携し飛行、手を振って
よく声の通る場所へ
騒がしければSiegesliedで二人の声を拡散し伝えよう
見たか?
自動人形は、民を苦しめ、壊すばかりだ
民の幸福など考えてはいない、身勝手な為政者
城壁は陥落した
もはや、パリ市民を閉じ込める檻ではない
服従させる首輪でもない
戒厳令下、窮屈な思いをしただろう
パリは芸術と革命のエネルギー渦巻く街
その源は、一人一人の胸にある
汝、自らに問え
昨日までと同じ支配に甘んじるか
明日を変える覚悟はあるか?
立ち上がろう
今こそ、ナポレオンに叛旗を翻せ!
【勝利の凱歌】で高揚を誘う
●聲
「レイさん、いけますか?」
「……はい!」
蒼い翼で風を孕み軽やかに真っ直ぐ飛んだエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)に続き、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)が、少し傾いた石造りの家の突端に着地する。
すればすぐに集まったのは群衆の視線。期待と羨望の入り混じるそれに僅かに震えたレイはそれでも背筋を伸ばし、胸元で固く握った拳そのまま細くも愛らしい少女の声で滑らかに紡ぐは“勝利の凱歌”。
声の震えを呑み込む。胸に必要な勇気は並び立つエトヴァの手が背から熱を伝えてくれる。再び碧緑の瞳が群衆を見た時、そこに在ったのは決意だから――!
「皆さん――機械人形は助け合うことを知らず、我々ディアボロス……そして皆さんは助け合うことを知っています!」
そうなのだ。
個々の強い機械人形達が徒党を組んでいれば、ディアボロスの到達を待たずして街は制圧されていた“はず”。
だが、現実は違う。
人と淫魔が手を取り合い、更にディアボロスの介入さえ許す始末。いくら機械人形が個体で強かろうと、盤上の色は変わりつつある。
「先の戦いで私は彼の背を守り、また彼は私の背中を守りました!」
『見てたぜ!かっこよかったよなあ!』
レイの言葉に入る合いの手に頬を緩めるもエトヴァと頷き合うと表情引き締め群衆を見る。
「次の戦いでは、我らディアボロスが貴方方を守ります――だから皆さん、勇気を奮い立たせて下さい!」
オォオオオオオオオーーー!
“勇気を!”“勇気を!”と口々に武器を、拳を掲げ人々が叫ぶ。
掲げたレイの拳にももう震えは無い。
「どうか、皆の明日を!皆が笑える日に変える為に――!」
『――為に!!』
「共に、戦うのです!」
うぉおおおおおおーーー!!
更に人々を加速させるように手を上げたエトヴァが拳を作った瞬間、人々は楽団が如く静まり、今か今かと待つその様は希望に溢れ、先の戦いにおける陰鬱さと不安は薄い。
だからこそ、通る声でエトヴァは叫ぶ。
「そう、――見たか? 自動人形は民たる貴方方を苦しめ壊すばかり!」
『………そ、そうだ!あいつらは勝手で、乱暴で――俺の家を壊した!』
『――そうだ!うちの店だって踏み荒らしやがって!!』
大切な店、やっと手に入れた家――積み上げたものが崩れたあの瞬間が蘇った人々の頬を涙が滑る。
「民の幸福を考えない身勝手な為政者共だ!」
『そうだ!』
『そうだ!!』
叫びが僅かな怒りを孕むの感じながらエトヴァは叫ぶ。
「――城壁は陥落した。もはや民を――貴方達パリの市民を閉じ込める檻はない!」
『そうだ……もうない!』
『ないんだ!』
「そう、もう檻は無く服従の枷も無い……厳戒令の中、都の核たる“芸術”を忘れようとした日々は辛かっただろう」
ぐっと目を伏せ悲し気なエトヴァの姿に泣く者がいた。
音楽、絵画、陶芸――芸術の都の名に相応しくあった都、パリは今や戦火に巻かれ生き抜くことに囚われた民にとって芸術に目をやる余裕さえ奪っていたのだから。
「だが――源だけは“ここ”にある」
エトヴァが自身の胸を叩き示せば、誰もがハッとして唇を戦慄かせた。
瞼の裏に焼き付いた芸術に溢れた日々が蘇る様な心地を覚えた時、古ぼけ傷付いたトランペット抱えた少年がメロディーでも何でもない、音一つ吹く。
そして泣いた。
『――もっと……僕はもっと、上手になりたかった!でもっ、でももう先生は――!』
「それでも、君は先生の音を覚えているだろう。その胸に」
“記憶”に。
忘れはしない日々を、今こそ勝ち取らねばならない。
「――明日を変える覚悟はあるか?」
騒めき。戸惑い。
擦り込まれた恐怖が人々の間で鎌首持ち上げた時、響き渡る調子外れなトランペットの音。
『やるよ!!変えなきゃ!!』
泣きながら叫ぶ少年がエトヴァに見えるように拳を掲げて空を指す。
「立ち上がろう!! 今こそ、ナポレオンに叛旗を!!」
『――叛旗を!!』
『叛旗を!!』
轟く怒号が抗戦の意を鋼にする。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
ルリラ・ラプソディア
【銃歌】◎
震えていた幼子達や皆の許へ足を運ぶ
鞘におさめたソードハープ片手に
声を上げて泣く事を堪えていた子達の傍に膝をつく
もう、だいじょうぶ
こわいもの、全部ぬぐってあげる…
だから、もう泣かないで
ふわりと微笑し
涙を零す子がいるなら、そっと指で拭うの
――みんな、うたは、好き?
さっきとは違う音楽を、ひとつ…うたうわ
ハープを爪弾く
優しく甘く響くカンタービレ
「あなたの心に花を咲かせましょう」
冬に凍えたような心を優しく解かすように
温かな旋律を奏で歌う
柔らかな旋律を奏でたと思えば
花が快活に芽吹くように音は踊る
ステップを踏みたくなるようなリズム
黒鷲が空を舞う
伸びやかな飛行で、音色もみんなの歌声も宙を踊る気がした
一角・實生
【銃歌】◎
ルリラさんと人々の遣り取りを少し離れて見守る
何となく、自分はこうした方が良いような……そんな気がして
歌は不思議だ
人の心を空へはばたかせることも、地へ堕とすこともできるのだから
誰かの陰に隠れてこちらを見る子がいれば声をかけたいな
俺の翼に興味があるようなら触らせてもいいし
きみも歌は好きかい?
ルリラさんの歌声に俺も少しだけ歌おうかな
繰り返される旋律部分だけ小さく口ずさめたら
俺の歌は音程が酷いから笑われてしまうかも
【託されし願い】で笑顔溢れる人々の様子を映し出す
それと歌に呼応させるようにパラドクスで生み出した黒鷲を放とう
【使い魔使役】で飛ぶ鳥と共に空を駆らせるよ
この場を祝福しているかのように
●空を
演説に沸く人々の間を駆けるルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)の背を一角・實生(深潭鷲・g00995)は絶妙な距離感で追っていた。
「――いた……!」
薄暗く饐えた匂いのするそこで蹲っていたあの子が、人々の熱気を厭う様に暗がりへ行く直前、ルリラがその手を掴む。
「待って――……!」
『はなせ……!、』
掴まれた手を振り払おうとした少年はその存在に息を呑む。
『あ、天使様!』
『……何の御用ですか』
ルリラを見て瞳輝かせた妹と思しき幼子がルリラに駆け寄ろうとすれば、少年が押さえて僅かに後退る。
「――もう、だいじょうぶよ」
ルリラが努めて優しく語りかければ、あまりに優しい声に唇を噛んだ少年が拳を握る。
『……俺は戦えない。こいつも――他の兄弟だって、』
「だいじょうぶ。こわいものは、わたし達がぜんぶぬぐうから……」
真摯に見つめるルリラの瞳から逃げるように顔逸らす少年。
その少年を、少し離れた距離から見ていた實生は察す。
ルリラの言葉に嘘偽りが無いと知りながら、背負うものが多すぎて“手放しに信用できない”。年端も行かぬ子供がまるで大人のような顔をして躊躇っているのだ。
「(難儀な子だね)」
隣で兄を見上げしゃがみ視線を合わせたルリラに微笑みを返す幼女の無邪気さを守りたいから。
「……泣いてもいいの。でも……もう、ひとりでかなしませたり、しないから」
『……!』
ソードハープを手にルリラは微笑む。
泣くことを我慢するには、皆幼すぎるから――少年の頬滑る涙を指先で拭い弦を爪弾けば、建物の隙間から感じる視線に手招いて。
「――みんな、うたは、好き?」
『好きー!』
甘くも優しいルリラの歌声に重なるパラドクス―Spring Cantabile―。
雪解けの様な旋律に蕾綻ばせ春から夏緑の芽吹きを謳う様に甘く響くカンタービレにほろほろと決壊する少年の涙腺。綻ぶ幼子達の笑顔が相俟ってステップを踏みたくなるようなリズムになる。
それを見守る實生の後ろ、翼の下に蹲る存在がいた。
「……きみも歌は好きかい?」
『アタシ、行けない。黒は嫌われるの』
そう汚れた黒髪の少女が抱えた膝に顔を埋めるのを見た實生が上げた腕にパラドクス―アル・リートゥス―で生成したのは黒鷲。
羽音におずおずと顔を上げた少女が逆光に目を細め呟く。
『私、天使様の白い翼の下にいたら綺麗になれるかな……?』
「なら、顔を上げてよく見ていておいで――僕も髪は黒いし、こいつも黒いんだよ」
『……!』
柔らかく弓形に細められた實生の碧緑に少女の瞳が見開かれ、ルリラと子供達の声が絡み合い最高潮に達した瞬間、實生が空を向かって黒鷲を擲つように腕を振るえば黒い翼が風を抱き天を目指す。
「――la,la la♪!」
合わせて鼻歌を實生が奏でれば少し調子外れなそれに目を見開き涙を流した少女が笑む。
『ふ、ふふふ!だめよ、あの天使様はもう少しゆったりよ』
「そんなに外れてるかな……」
黒が天へ向かって飛ぶ。数羽の鳥を引きつれ、歌声を乗せるように。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
レイ・シャルダン
エトヴァさん(g05705)と参加です。
連携・アドリブ歓迎です。
音楽…余り今まで携わってこなかったジャンルなので
人前でうまく出来るかどうか…、
エトヴァさん…どうかリードをお願い致します。
楽器の演奏は経験がありませんので
簡単に音が生らせるタンバリンをシャカシャカ鳴らし
イメージは「Twinkle Twinkle Little Star(Ah! vous dirais-je, Maman)
皆が元気になってもらえるように、口ずさんでもらえるように
少しだけ元気にテンポを上げてアレンジを。
ボクも最初は緊張するだろうけど
この空気に乗って、
身振り手振りで踊って
最後はこのひと時を楽しんで。
一緒に笑顔で歌おう。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
レイさん(g00999)と参加
連携アドリブ歓迎
大丈夫
一人一人に語りかけるように歌えば
気持ちは自然に、皆へ届くよ
レイさんと、希望を感じる歌を届けよう
この時代のフランス民謡を
(曲のイメージは『Twinkle Twinkle Little Star(Ah! vous dirais-je, Maman)』)
アレンジは元気よく、明るく、親しみやすく
歌詞は幼子たち、家族たちに寄り添う内容に
俺はチェロで伴奏
イントロを弦で織り上げて、レイさんへ頷き合図
声を合わせて歌い出そう
次はレイさんを主に、掛け合うように入れ替わり、声を合わせよう
タンバリンの響きが希望の鐘のよう
一緒に笑顔を伝えるように
俺も心から歌い楽しもう
●ほしのうた
巻き起こる喝采。
花咲くように響く人々の思いに、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)とエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は瞳を瞬かせた。
人々の表情が輝いている。取り戻したいものがあると叫んでいる。――きっとここに必要なのは、上手な歌でも天才的な一調べでもない。
レイとエトヴァの姿を認めた人々は期待して、しんと広場が静まり返る。“心”を動かす旋律を。背中を押す“調べ”を願って。
「……エトヴァさん、どうか――リードをお願い致します」
「大丈夫。一人一人に語りかけるように歌えば――」
“きっとあなたの気持ちは皆へ届くよ”
エトヴァの選んだ曲は子供も、かつて子供だった者達全てが知っている一曲。
軋む歯車と煙吐く機械の裡から生まれた機械人形には決して分からない“星のうた”。
微笑むエトヴァが踊るように弾くチェロから織り成される曲調からうたを察した子供達が小さな声で囁き合って歌い始めれば、誰が何を言わずとも、薄くとも、鼻歌だとしても、各々が歌い始める。
「これ――……」
勿論、レイも知っている一曲だ。
ほしのうた。幼い頃に聞いた、星の煌めく願いと祈りの歌の調べに人々は無意識に幼い時分を、母や父、そして祖父母や兄姉の聞かせてくれた星の歌を想い涙した。
人によっては聞かせてくれた大切な人を失った者もいるのだろう。だが、それでも前を向かなければならない。
この祈りの歌なら、きっと。きっと空の向こうへ届くと信じて――!!
だからこそ人々はエトヴァのテンポに合わせて歌い、手を取り合った。泣き崩れる者がいれば支え、背中を叩く者がいるのをレイは見た。
ふとした瞬間、誰かが踵を鳴らす。
どこかの誰かが瓦礫から拾ってきたギターの弦をかき鳴らし、星を見た。
うたえうたえ!おりなせおりなせ!希望の歌を!ほしのうたを!
本来は穏やかな曲調のそれはアップテンポに賑やかに。
『(おかぁさん)』
幼い泣き声が耳を掠めた瞬間、ハッとしたレイは手に持っていたタンバリンを掲げ、手首を捩じるように降ればシャララと星の流れるような音。
ザッと集まった視線んにビクリと肩を揺らしたレイだったが、横目で見たエトヴァが微笑み言った。
「(うたってごらん)」
狼狽えるよりきっと、楽しんだ方がいい――!!
「――歌いましょう!」
ワァァアア――!!と響き渡る声は星のようにTwinkle!
タン、タタン♪と打ち鳴らすタンバリンは石畳鳴らすタップのダンス。棒で打ち鳴らす瓶に星のきらめきを。缶に敗れた服地を括って太鼓のように音頭を取り、エトヴァのチェロが上品に纏め上げ、幼い子らの心をレイのタンバリンの音が輝かせる。
歌おう歌おう笑顔で歌おう!
泣いても笑ってもきっと明日が来る。きっと新しい明日が来ると信じて!
『キヒ』
『ヒヒ ヒ』
『ムイミ』
ガァン!と振り下ろされた鎌の音が音を斬り怒りを孕む。
希望は潰す。夢は刈り取り首を並べて笑ってやろう。
笑顔張り付け多足を苛立たし気に鳴らしたソレがじわりと瓦礫から起き上がり人々の元へと歩み出す。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【照明】LV1が発生!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
ニア・マシュマリー
◎
ニアは……。演説したり……。歌ってみんなを元気にしたりは出来ない……。
だから……。出来ることを頑張る……。ニアは戦うだけだから……。
あなたも……。素敵な武器を使うのね……。それならニアも……。
右腕を鋏で裂いて……。そこから溢れだした大量の血で大鎌を作る……。
これで……。お揃いね……?
あとはひたすら……。殴りかかるだけ……。
攻撃を受けても……。ひるまず突撃……。血が出れば出るほど……。ニアの大鎌は強くなるもの……。痛くても怖くはないわ……。
あとは……。血が手に入ればいいんだけど……。あの子からは無理そうだから……。代わりに沢山ある脚の一本だけでも……。もらいたいな……。
●赫を
『イヒ』
『ひ』
『ヒヒヒアハははアハハはは!!!』
『ひぃっ!逃げろ!』
悲鳴が響き、怒号が交錯し血飛沫が舞う。立ち昇る砂煙の向こう――……細い鎌首擡げたその姿こそ、アヴァタール級機械兵 ファニーサイス!!
と、と滑るように低い姿勢でニア・マシュマリー(いつの間にか吸血鬼・g07451)は携えたそれを握りしめる。
人前で人を鼓舞するのも、明るい歌を選ぶのも苦手。でも、あの飛び散った赫は。白いニアの方に花のように痕を付けた赫は。
「……ニアは、戦うだけだから」
『あはは ハハ は?』
飛び込んだ勢いのまま多足の足を刈り取らんと打ち込まれた一撃の力強さにファニーサイスが首をくねらせた瞬間、ニアは幼い姿形からは想像もつかぬ剛力で尚殴りつけ、うっとおし気に繰り回された足を蹴り上げ跳び上がると、砂煙舞う中灰の髪を棚引かせ一転。
“わらっていた”
鎌振るうファニーサイスを見上げ、桜に色付く唇で“すてきね”とわらう。
「……あなたの、武器。素敵。とても素敵……だから――ニアも」
言うが早いか白い腕を手にした鋏で躊躇いもなく引き裂けば迸る赫。
ケタケタ面白そうに嗤うファニーサイスに合わせるように口角上げたニアが、掴めないはずの赫を“握れる”のはパラドクス―MORE……!MORE……!!MORE……!!!―の力!まるでペンを持つ程軽い所作で真っ赤な大鎌を振り回し、弓形に細めた花の如き瞳に愉快さを乗せると一歩踏み出す勢いとは思えぬ凄まじい膂力を以て突貫する。
「ねえ?これで、お揃いね……?…………ね?」
『クフ ふ、フフフフフフふ!ジ傷ノ子!面シろイもっと!もっト赤ク!』
ガァン!と凄まじい衝撃音と共にぶつかり合った大鎌同士が火花を咲かせる。
一輪、二輪、三輪!四度目打ち込まれた折り、ニアは素直に吹き飛ばされたフリで突っ込んだ廃屋の壁に飛び乗れば、残花の如くニアの血飛沫が落ちて。
「足りない……たりない、もっと……もっと……!」
花のような眸に浮かぶ微笑みは暗さも欲求も衝動も興奮さえ綯交ぜな形のない感情。
中舞う瓦礫を蹴り出し、“ニア”がわらう。
「ねえもっと―――!!」
『ヒ』
痛みはある。
だがニアは根底から滲むような、塗り替えられるような衝動と興奮を感じながら、幼い少女には有るまじき冷静さでニアは戦場を、ファニーサイスを見ていた。
「(……あの子は、“血”を持たない子……でも)」
“あのいっぱいある足を一本くらい”
「――ちょうだいな」
『ハ』
にこ、とニアがわらった瞬間突貫――ではなく、ファニーサイスの多足の関節狙った振り抜きが、切れなかったはずの足を綺麗に斬り飛ばした。
『ァ?』
「ね」
ほたほたと落ちる赫がニアを強くする。
幾度も打ち合い飛び散る火花で傷付いた小さな白い手と細い腕。剣戟の圧で擦り切れた頬から滴る赫――その全てがニアを強くし、赫の切れ味を研いでいった末の一刀。
『ぁ、アアアアア!!!!!』
『ア!』
『アァア!!!!!!!!!!』
たった一本されど一本。
多足ゆえに補いは出来るがバランス崩れたことに苛立ったファニーサイスが吼えた
大成功🔵🔵🔵
効果1【水面歩行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
一ノ瀬・綾音
音楽や演説は他の皆に任せて綾音ちゃんはファニーサイスを倒そうっと♪
以前のマリーの時みたいに巨大じゃないだけでもまだほっとしてしまうね……最近東大寺でまた巨大化クロノヴェーダなんて見るから……
相手の動きを観察しつつ、天銃で脚部を射撃する事で牽制、ヘイト向け狙い。
【厄災の星光】を詠唱しつつ、相手が釣られてフィアースマイルの鍵となる発光をしたら飛翔の素早さを活かして射程から逃れて死角から詠唱した【厄災の星光】をぶっ放すよ!
これが綾音ちゃんなりのフィアースマイル、君を恐怖で満たす全力全開の魔砲だ!遠慮なく味わっちゃえー!
狂った笑いなんてこの世界にはいらない。
笑いはもっと、歓喜に包まれてないとね!
●轟砲の
「巨大じゃない……っていうと、ほっとしてしまうね」
ちょっと経験者ゆえに一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)は思うのだ、“巨大化程面倒なことはない”と。
「さて、綾音ちゃんはっと♪」
激戦繰り広げられるそこへ飛び込めば勢いよく振り向いたファニーサイスと目が合う。
「……その笑顔、綾音ちゃん的にはいらないんだよね」
子供の絵のような顔でわらうファニーサイスは足を一本失ったことで苛立っている。
「(余力がある感じ)」
周囲に居た人々は逃げたらしい。なら――と天銃で綾音がわざと狙ったのはファニーサイスの足だ。
「ちょっとは大人しく――」
『ひ ひぃいいひいひあははハハハははハ!!』
「ならない……!」
多足の関節を曲げ跳ねるように距離詰めて来たファニーサイスからバク転で逃れると綾音は考え、ポンと手を打った。
目には目を歯には歯をならぬ、恐怖には光を!だ。打ち消せばいい。いっそ精々しいまでに――!!
しっかりと息を吸い、紡ぐは願い。
「――焦熱の炎、極寒の氷」
それは“意志”を込めて紡ぐ“詠唱”。
ぐるん、と音がしそうなほどの勢いで首巡らせたファニーサイスが綾音に突進する。
「っ、――激流の水!、烈震のっ、土!」
躊躇いも無く振り抜かれた大鎌を咄嗟にしゃがみ良ければ毛先が少し犠牲になった。それでも綾音は言葉を止めない。
「浄化の光、堕落の闇――!世界に溢れし6つのっ、」
『ヒ』
『イヒ、 ひひひいひひっ!』
顔が。
綾音を覗き込む顔が目の前にあった。
ヒュウ、と空気抜けた喉。
悲鳴はいけない。詠唱に悲鳴は無いから。
「っ、っ力よ!今こそ一つに集い――!」
目の前のファニーサイスの顔が薄く輝き始め至近距離でフィアースマイルの予備動作に入る。恐らく――綾音とてこの至近距離で浴びればただでは済むまい。
全て理解して尚。
「彼の者を滅する極光となれ!」
掲げた綾音の掌に集う六つの力が逆巻き吼える。
元来互いを殺し合う可能性のある全てを織り上げるそれこそ、“綾音の全身全霊”!
全身の傷と交錯する魔力の痛みを感じながら綾音はわらう。
「これが綾音ちゃんのフィアースマイル!君を恐怖で満たす全力全開の――魔砲だ!!」
真白い一条の光が奔り、一体の機会兵を焼く。
その奔流は分厚い雲を突き破り、その日人々が忘れていた陽光を齎した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
エルカ・アルヴェアーレ
アドリブ絡み歓迎
最前線で戦うのが焚きつけた奴の責任さ
さあ、アタイの怒りの炎を見せてやる!
「気持っち悪い動きだね。ならアタイも気持ち悪い物見せてやろうか?アルヴェアーレアクティブッ!」
腕を展開しウインチのフックを伸ばしてガシャガシャ動く脚に引っ掛ける
動きを止めたらもう片方の腕をパイルアームに展開し一気に接近
長物は懐に入っちまえば自由に振り回せない筈だ
「やっぱりステゴロが最強さ!チェストォッ!」
多少の反撃は【託されし願い】でパリの人々の姿を幻視することで耐え忍び、最後は渾身の貫通撃で粉々に砕いてやるぜ!
「お前に笑う権利はないよ。淫魔にもな。笑顔は今を必死に生きるこの街の人々にこそ相応しい。だろ?」
白水・蛍
アドリブ/連携歓迎
さて、さて、参りましょう。
人々は立ち上がる。その芽をつぶさせるわけにもいきません。
敵のパラドクスの精神攻撃は【勝利の凱歌】で耐えましょう。
私は貴方如きにおびえたりいたしません。
私には大事な人がいる。共に戦う仲間がいる。
故に恐れずに戦う事が出来る!
――我が声に応えて降りよ。我はその御業を再現する者なり!
≪クラヴィーアパトローネ≫を使用し、【喚降英雄再演】を使います。
英雄たる銃手の力を借りて、魔力弾を発射。
その胴体、ぶち抜きますわよ!
此処で笑うのは此処で生きる者達。それを虐げる者は笑う権利などありはしませんわよ。
●鳴り響く
焼け、半ば溶け落ちた顔で尚ファニーサイスは嗤う。
怒りのままに振り回す大鎌で襲い来るディアボロスを殴り飛ばしながら、軋む罅割れた体で尚悍ましく。
『ヒ』
『あは ハ、はははははは!!殺ス、ス、ス、す――ベテ!!!処刑!!!!』
「随分と物騒ですね」
「ま、アタイらの怒りもこの国の怒りの炎も見ちゃいないんだねぇ」
リャンと錫杖鳴らした白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)が眉根を寄せれば並び立ったエルカ・アルヴェアーレ(赤熱のプライムムーバー・g07009)が乾いた笑いを浮かべ頭を掻く。
想定通りと言って良いほどファニーサイスは頑丈だ。
先の戦闘で明らかに並の個体ではないヴォルティジュールドールを連れている――その情報の意味があの頑丈さの所以なのだろう。
“あのファニーサイスには、強力な個体を引きつれるだけの許可ないしは認められる実力がある”。
端的に言えば厄介だ。ディアボロスが到着しなければどれほどの被害――いや、地獄が生成されたかは分からない。だが――背に感じる人々の期待。演説で感じた人々の心と想いがエルカの脳裏に、蛍の胸を過る。
「――さあ、アタイ達の怒りの炎を見せてやる!!」
「さて、さて、参りましょう」
自身の掌に拳打ち付けたエルカと手中の錫杖 神鳴の錫杖を構えた蛍がファニーサイスの間合いへと滑り込む。
『――新シい、 クび来t』
「気持っち悪い動きだ!」
振り回されていた大鎌に飛び乗り飛び上がったエルカが迷わず融けかけの顔を蹴り飛ばせばファニーサイスの怒りを買うには十分。
エルカも蛍も戦闘経験のあるディアボロスだからこそ、特に合図は無く見知った仲ではなくとも漠然と相手の行動は察しが付く。ヘイトを買う意味――それは“この間に準備をしろ”という合図に他ならない。
土煙立つ戦場で、蛍は勝利の凱歌を聴く。
「私は……貴方如きにおびえたりいたしません。人々が立ち上がる芽を、潰させるわけにもいきません――!!」
シャラン――と涼やかに錫杖の遊環がうたった瞬間、蛍のパラドクス―喚降英雄再演―の幕が上がる。
「――我が声に応えて降りよ」
リャン、シャン、となる遊環の音が喧騒に静寂を呼ぶ。
エルカに気を取られていたファニーサイスが異変に気付き迫っていることを知りながら、蛍はうたう。
「我は、その御業を――」
『アハ』
「再現する者なり!!」
伸ばされた半溶けの表情が輝きかけた時、光零す一矢がその頭部を弾き上げる――!!
矢の軌跡は蛍の手元に続いていた。錫杖を弓の如く構え、背に降りた英雄と共に光の弦爪弾いたことが分かる。
輝きの一撃にたたらを踏んだ足へ絡むフックが一つ。
『あ?』
「アタイの気持ち悪い物もせっかくだ、見せてやるよ――アルヴェアーレアクティブ!!」
蛍に気を取られ背を向けたエルカの狙いは正確に。
突き出した腕が展開。射出されたフックはたたら踏み動けなかったファニーサイスの足を捉え絡む。
『ア、アアアァァ あ あ?!』
今更ファニーサイスがどうタップダンスを踏もうにももう遅い。
ガシャンとフックが掛かったと知った瞬間、今日一番ニンマリと笑ったエルカが拳を握り込み思い切り引き戻し突撃する!!
「遅い。やっぱり―――ステゴロが最強さッッ」
『お、 あ、 あ、アァァアアア!!』
ズドン、と石畳割り裂きファニーサイスの至近距離に足付き刺し踏み止まったエルカが強化心臓から吐き出される熱煙纏い引き絞った拳を握り込むと同時、冷静に蛍が番えた二矢目。
「「お前/あなたに嗤う権利はないよ/ありませんわよ!!」」
重なる声が重なりファニーサイスの腹おぶち抜く!!!!
前後からの強烈な一撃に吐き出された歯車に吹き出すオイル。
それでもズドン!!と多脚を地に突き立てファニーサイスは大鎌を振り回す。
『あ あは ははは ハハハハハハハハハハ!!!!!』
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】がLV3になった!
【勝利の凱歌】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
一角・實生
【銃歌】◎
笑顔は時に人々に恐怖を与える
お前の笑顔がまさに、だ
この場所には相応しくないんだよ
ルリラさんが希望と幸せを齎すのならば
俺は絶望と辛苦をお前に
【飛翔】で存分に空を駆る
人は空に憧れる――恐らく記憶を失う前の俺もそうだった
ルリラさんが敵へ近づけは俺は下がり支援を
彼女が下がれば俺は前に出て戦おう
敵のダンスはグラナトゥムで受け止める
己の戦闘知識と幸運も味方に
最初から無碍に断るのは無粋かと思ってさ
ルリラさん――そうだね、もういいかな
鎌は空へ逃げ回避を
パラドクスを発動しその貌に呪いを刻み込む
流星に貫かれ黒鷲達に喰い千切られるといい
人々を巻き込んだ芝居は終わりの時間
ふたりの舞い散る羽根で余韻を残そうか
ルリラ・ラプソディア
【銃歌】◎
笑顔は、幸せだから咲かせるの
恐怖与える罪深き笑顔は、ここで…終わらせる
心を開いて歌を唄ってくれたみんなの為に
奮い立つ人々が臨む希望を護る
【勝利の凱歌】を雄弁に高らかに歌う
――数多の希望よ、繋げ
人々の幸いなる物語の為
さぁ、始めよう
星のパレードを
Vol De Nuit.
【活性治癒』
傷つく者に唄は柔らかな星光放ち
傷癒す奇跡と成り
【反撃アップ】
時と人の心を蝕む滑稽な人形には灼熱の流星の怒りを降らす
踊るようにくるっと實生さんに振り向く
ふふ…それなら…
ゆるりと空へ、逃げてしまお?【飛翔】
流星の如く舞い
己が刃は星を指揮して敵穿つ
舞い散る白羽根に乗せ
終止符は祝福を紡ごう
明日の笑顔を祈って
●その笑顔に祝を
知っているだろうか。
呪いは口から。祝は神に捧げる贄と共に“まじない”という意味を持つことを。
まじない――それは超常的なものでありどのような形であったとしても人も人成らざる者にも作用する“ふしぎ”だ。
機械化帝国生まれのファニーサイスは知らなかった。
魔力でもなく物理的な力でもなくユーベルコードでも何でもない、もっともっと訳の分からない“恐ろしいもの”がこの世に存在するなんて。
『あ は は ハハハハハハハは!!!』
壊れかけの機械が暴走する。
「恐怖を与える笑顔――……か。本当にお前はこの場に相応しくないね」
『アッハッハハハハハ』
トン、と足取り軽く白い翼で雲割れた空の隙間を背に一角・實生(深潭鷲・g00995)は鎌の風圧を抜け、不快さを隠さず呟けばファニーサイスは壊れたように笑ったまま。
「罪深い笑顔……」
『ひ ヒイヒひははは!!』
横一文字に振り抜かれた刃を空中に身を擲ち泳ぐようにスレスレで避け、まっすぐにルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)は壊れかけのファニーサイスを見た。
「……あなたはここで……終わらせる」
“かわいそう”を呑み込んだ。
器械兵というのは恐らくあまり痛みを知らない。感じない。“わからない”のだ。製造工程に痛覚が無く痛みを知らない。だから、壊れかけても尚“戦える”……!
風切り迫る刃にうたおう。
「――LaLa、」
それは夢の様なソプラノの調べ。
落ち着いた声は剣戟の音さえ包み込み、人々の間を、猟兵の間を抜けて響き渡るは勝利の凱歌。恐れを前に失ってはいけない。今この時、戦わなければ守れないものがある――!!
たかが歌。
されど、歌。
心一つに力強く歌う人々の凱歌にほんの一瞬――瞬き程度、ファニーサイスは気圧された。群衆の全身全霊の歌は伝播しまるで波の如く渦を巻き、ほんの一瞬の隙を突き實生がグラナトゥムの狙撃が大鎌に当たれば僅かに軌道逸れた刃が石畳に突き立ち、ルリラに一切の傷は無い。
「夜のパレード……はじめましょう?」
穏やかな言葉だった。
紡ぎあげるはルリラのパラドクス―Vol De Nuit.―!
それは星呼びのうたである。唄う天使だけが紡ぐこと許された死にゆく星の最期のおうた。
「今宵は星のパレード。これは――……人々の幸いなる物語への、始まりの鐘」
『ッッッッ!!!」ァッァアアアアアアアアアアア!!!!』
降りゆく灼熱の星にファニーサイスは知らぬはずの痛みを見た。
灼ける。灼けるようにいたい。あつい。こわい。剥がれかけの顔を掻き毟り、叫ぶ。
『ひ、イアァアアアアアアアやダ』
『ア ア アアア ア あ、 だ』
「この流星は怒り――……苦しんだ子達の、涙……ね、實生さん」
伸ばされた細いルリラの手を、骨張った實生の手が取り引き上げれば空に。
絶えず落ちる灼熱の星々。命の最期の一滴まで炎にした星々はファニーサイス自慢の鎌をへし曲げ、余りある足を圧し折る。
『あ』
『ア アァアア、 ア』
伸ばされたファニーサイスの手を避け、ルリラが實生に淡く微笑み囁く。
「ふふ……ゆるりと空へ逃げてしまお?」
「ルリラさん――そうだね、それもいいかな」
フッ――と瞳緩めた實生はルリラを撃ち落とさんとしたファニーサイスの鎌を撃ち落とし、優雅にわらう。
「俺が、お前に喰って喰われる“世界”を教えてやるよ」
その寿ぐがごとき微笑みは“祝”である。
明確な敵意交じりの言葉は“呪”である。
パラドクス―バロック・ハウリング―。
装填された黒弾が真っ直ぐにファニーサイスの額を貫けば、壊れかけの記憶野が燃えた。
あつい。
あついあついあつい。
『イィいぃいいいいイいイイいい!!!!』
流星の間を縫うように奔った黒が鳥に変化するや啄み壊す。こわれるこわれるこわされる。
空踊る二人の天使の制裁に機械人形は悲鳴を上げた。
まだ壊れることさえ赦されぬ軀で。炎と鳥葬の獄でひとり泣けぬ瞳で空見上げ、頬から溶けた仮面を涙の如く零しながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
マタ・クリスタニカ
・マイペースに戦うが仲間の連携によるチャンスには積極的に乗っかる。私には革命を謡う権利はないが、それでも因縁はある。
・「…私は何をしているのだろうな。私のような剣しか考えていなかったものに、この場はあまりに場違いが過ぎるのに」
・純粋な力と技の勝負。【勇気】をもって相手の攻撃をかいくぐり、いなし、鍛え上げた【貫通撃】をもって、敵を討つ。
・「されど今こそ、剣士の本懐!尊き者の名の元に、我が剣の誇りと共に!お前の命を頂戴する!」
・誇りを謡い、【士気高揚】。似合わないが、それでもこの場限りは私は、「騎士」を名乗ろう。
●矜持を
『う、ウウ、う、ヒィッヒヒヒイヒヒヒヒヒ!!!』
壊れたラジオのように笑い無造作に振り回した鎌を手に忌々し気に空仰いだファニーサイスが叫ぶ。
『クびを!!!!!斬る!!!!しょけいショケイしょけいっ、地獄ヲ!!!!』
「……――随分と騒がしいものだ」
帽子の鍔を弾き上げ、瞳細めたマタ・クリスタニカ(無双剣闘士「初志貫徹」・g04728)が酷くつまらなそうに呟けば、ファニーサイスが振り向く。
『くび』
「やれないな」
『くビぃいいひひいひいひいひひっひひひ!』
「耳さえ失ったか」
残念だよ、と山高帽を目深に被り直したマタが呟くもゲタゲタ嗤いながら迫ったファニーサイスには聞こえない。
欠けた足で瓦礫の上を跳ね、得意げに跳び跳ね足振り下ろさんとするファニーサイスを見上げたマタは抜きかけのキッフェルンで往なす。
「……私は何をしているのだろうな」
だがマタはこの戦場を駆ける中、怪我をして涙する人を、恐怖に打ちのめされ立ち上がれぬ人々を見た。しかし、ディアボロスの姿に鼓舞され立ち上がろうとする人々も見たのだ。
その時、胸に灯った想いに偽りはない。
「……私のような剣しか考えていなかったものに、この場はあまりに場違いが過ぎるのに」
しかしマタの手には刃があった。
助けを求めることを忘れてしまった者のために揮える刃が、ある。
ならば。
「――今こそ剣士の本懐!尊き者の名の元!」
振り上げた足を地面に突き立て不動の意志を。
「我が剣の誇りと共に!」
握りしめた刃を水平に。
「――お前の命を、頂戴する!!」
『ケケケケケケケ!!!!!!』
嗤いたければ嗤うが良い。パラドクス―白き薔薇よ、誇れ―が幻の白薔薇を舞い上げ、花を見る心さえ失いかけていた人々に微かに甘い芳香と希望を呼び覚ます。
『ギ、ぐ、イィイイイイイイ!!!!!』
剣先一つ。
風逆巻き空気振るわせた一突きがファニーサイスの心臓機構を貫く。も、往生際悪く離脱したファニーサイスが逃げ出した。
「っ、待て――……?」
『きしさま』
小さな声がマタの服の裾を引く。
『ねこちゃ、たすけてくれて、ありがとお』
マタが無意識に背に庇った幼い子の腕の中、子猫が鳴いた。
恐怖に震える手で感謝を述べた幼子を抱き上げたマタは静かに安全な場所を探す。この小さな勇気が傷付けられぬよう、大切に。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
レイさん(g00999)と参加
連携アドリブ歓迎
民衆の心は、もう冷たい人形にはないぞ
今が解放の時
民の安全確保を最優先に立ち回り
観客がいるなら、勝利の凱歌で盛り上げよう
戦うことは、怖くはないと示そう
必要なのは勇気
【飛翔】しレイさんと連携し、空中戦
敵の動きを観察
包囲・挟撃の形に持ち込み連携攻撃
フルートを演奏、音色を矢に変えて撃ち込もう
黎明を思わせる、凛と澄んだ解放のための曲
まったく悪趣味な人形だな
煽りには冷静に、笑い声ごとかき消そう
託されし願い使用
反撃には魔力障壁を展開、視界をバイザーで覆い
笑顔は直視せず(見ても悪趣味だなあ……と思う)
魔力障壁で影響を軽減、飛翔で距離を取り演奏を続行
強運の加護を共に
レイ・シャルダン
エトヴァさん(g05705)と参加です。
連携・アドリブ歓迎です。
群衆の皆さんは勇気を奮い立たせてくれた。
では、次はボク達が応える番ですね!
再びAIサイバーゴーグル【Boeotia】のテンプルを弾いて起動
アクロヴァレリア "Einheit_02"を点火して空へと"飛翔"
エトヴァさんと連携して"空中戦"を展開します。
【Löwebrüllen】【Neunundneunzig Jäger】を中心とした全武装により爆撃。
さらにパラドクスを発動し、挟撃する様に連携攻撃を。
一つ目の魔法陣を虹色の属性に設定し、七色の巨大矢を敵にぶつけましょう。
空にかかるこの虹に、人は希望を見てくれるだろうか。
●光の唄を
うぉおおおおおおおおおおお!!!
人々は抗う。
誰かを、生活を、命を、そして――……。
「民衆の心は、もう冷たい人形にはないぞ」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が悶え苦しむファニーサイスへ淡々と言い放てば、くっと口角上げたレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)がAIサイバーゴーグル【Boeotia】を起動させ掛け直し空を仰ぐと、エトヴァへ空を指差しくるりと合図。
「(空で、)」
「ええ、レイさん。お任せするよ」
エトヴァの言葉に頷くと同時、Boeotiaが起動させたアクロヴァレリア "Einheit_02"がドン――と力強く展開しレイを空へと誘った。
『あ ア、あ、あウウゥウウウウウウウウ!!!!!ハハハッハハハハハ!!!』
どろり溶け落ちた顔は笑みなど捨て去り、軋む音声が響き渡る。
嘲笑していた者からの反撃への怒り。
虫けらの抵抗に抗えない己への怒り。
任務遂行を阻止された事への、怒り。
凡そ全てが理不尽。
『アハ』
『は』
『フフフフハハハハハアハハ!!!!シね!!!殺ス!ヒヒ 首を!!!!!』
ドッとファニーサイスが足りぬ足で蹴り出した石畳が割れ、地上に立つエトヴァ目掛けて襲い掛かる。
が、エトヴァの視線は酷く凪いでいた。
「――まったく、悪趣味な人形だな」
『ヒイッヒヒヒヒヒヒ!!!!首!!!!』
恐らくエトヴァの声はもう聞こえていない。
叩き込まれた鎌を翼の膂力も使い後方へ飛び退けたエトヴァの思考は冷静だった。
既に別のディアボロスと接敵し足を斬り飛ばされたファニーサイスは腹に空いた風穴ともう溶けて原型さえない頭を振り乱す様はいっそ哀愁漂うほど。
歪な踊りは踊りにさえならなず、軽やかに躱されたファニーサイスは無防備。
『首ィイイイイイ!!』
「させないよ」
振り返り背を向け振りかぶったファニーサイスの鎌の刃が打ち砕かれる。
『ア……ぁ、ア?』
「この一撃はボクの特別、決して外さない――!」
上空待機していたレイの全武装が展開する。一陣二陣、番えた鏃に重ねた七色の方陣が真白き陽光の如く輝く!!
パラドクス―閃星の一矢―が七色を引けば、後押しするように奏でられたエトヴァのフルートが織りなすパラドクス―Herzenspfeil―が世界を変える。
『ア』
「――聴け。最奥の響きを」
魂の歌。願いの音。祈りの詞。
心揺さぶる音色を聞いた総ての生物が、その時誰もが空を見た。
『ねえ、見て』
老若男女は、問わない。街の片隅で怯え震えていた生き物も惹かれるように空を仰ぐ。
『わぁ』
幼い少女は慰めに抱いた子猫を撫で、“ほらみてごらん”と笑った。
『虹が……!』
それは光だった。ただの虹ではなく、人々のための叛旗の光!
誰にも砕かれ踏み躙れない“誇り”と“生命”の願いの光!!
『ヒィア 、!!!!!!!!』
そこに逃れ得る術の一切は無く、前後からファニーサイスは正しく射抜かれた。
器械には分からぬ“魂の色”をした二矢に、罅の入った心臓機構含む中央を跡形もなく焼き尽くされて。
ぐら、と傾いた軀から力が抜け、ガチャンと沈む。
その丸まった背はまるで壊れた玩具のよう。
誰にも大切にしてもらえなかった機械は心を知らぬまま、知れぬまま最期を閉じた。
傷つけ続けた全てを背負い、誰にも何にもすくわれることもなくただ黙す。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】がLV4になった!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【アヴォイド】LV1が発生!