リプレイ
嵐柴・暁翔
旅の侍を装って村の方々と接触
妖怪達が馬で街道を通ってこの村へ向かっているのが見えたので早く逃げるようにと伝える
自力で逃げられる方々は自分達でどうにかして貰うとして、問題は逃げられない方々だな
一ヶ所に纏まっていてくれた方が護り易いので全員で頑丈な建物のようなどこか立て籠もれるような所へ避難するように提案します
必要なら『風牙』を示してこれでも多少は腕に覚えがあるとでも言ってみます
逃げない理由が体力等の問題で動けないか或いは病気等で動けない家族を見捨てられないというものなら避難の手伝いをします
ついでに新宿島から持ち込んだ菓子や陳のおやっさんの饅頭でも【口福の伝道者】で増やして避難先で配っておきます
「大変だ! 妖怪が馬に乗って押し寄せてくるぞ! 今すぐ逃げるんだ!」
街道沿いの村に走り込んだ嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)の怒鳴り声は、言った本人が少々驚くほどの効果を発揮した。
村人たちは、どうして妖怪が来るんだとか、そう言うあんたはいったい誰だとか、余計な質問を一切せずに、それぞれ自分の住居へ飛び込むと、家族を連れて、あるいは背負って、一斉に裏の山へと逃げ走ったのである。
「……慣れたもんだな」
思わず呟くと、暁翔は取り残された人がいないか、順番に住居を見て回る。幸いにも、というべきだろうが、動かせない病人などはいなかったらしく、どの家もすべて、綺麗さっぱり無人になっていた。
「……まあ、自力で何とかできるってのは、いいことだよな」
避難した人たちのところへ【口福の伝道者】で増やした食料でも配りに行こうか、と、思ったが、そこで変に疑われたり、質問攻めにされたりしても厄介だ。
「……迎撃の準備をするか」
呟いて、暁翔は街道の方へ戻った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
村への被害を出したくないし褌組の方々を街道で迎え撃つ準備をしておきます
逃げ遅れがいないかを確認するついでに馬防柵や罠の作成に使えるような木材や丈夫な縄等があれば失敬しておきます
馬防柵と合わせて50cm程度の深さで片足だけが埋まる程度の落とし穴を作ったり、街道脇から反対側の脇まで縄を張ったりしておきます
子供の悪戯程度?
馬の脚が落とし穴に嵌れば確実に態勢を崩すし、縄も馬の脚の高さや騎手の顔の高さやらに複数張っておけば乗馬に慣れていない方々なら縄にぶつかるか避けようと妙な動きをして落馬しかねない
騎馬集団の先頭が態勢を崩せば後方は止まるか蹴散らすかしなければいけないからどちらにせよ攻撃の好機になるしな
「さて、と。そういえば、この村には、村外れに水車小屋があったな」
ひとわたり、逃げ遅れがいないか街道沿いの住居を見て回った後、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、以前、この村を訪れた時のことを思い出して呟いた。
「あの時は、あの水車小屋に、鬼退治の侍こと『妖刀・縁斬り』が居座っていたわけだが…また、誰か滞在しているかもしれんな」
それに、あの小屋には水車が壊れた時に修理するための資材とかが置いてあったはずだ、と、暁翔は水車小屋に向かう。その水車小屋は、クロノヴェーダたちが押し寄せてくる側の街道沿いにあり、罠を仕掛けるには好適な位置だ。
水車小屋が無人で、滞在者の荷物などもないことを確かめ、暁翔は小屋に置いてあった資材と、周囲の樹木を切り倒して組み合わせ、馬防柵や落とし穴、縄罠などを手早く作成する。『鬼馬軍団』には容易に突破されてしまうだろうが、鬼馬を駆るのが筋肉妖怪なら引っ掛かる可能性が高い。
「まあ、落馬しても死にやしないだろうが、足止めぐらいにはなるだろう」
前がコケれば、後も続けてコケるだろうしな、と、暁翔は作業を進めながらにやりと笑った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
ハナ・フリードル
私が助けに来たっすよ!もう大丈夫っス!
村に駆け込んで大声を張り上げます。
……って誰もいないっス!間に合わなかったっスか!?全滅っスか!!??
あちこち見て回って誰もいない事を確認して、襲撃の跡も無かったら、全員避難し終えたんだろうと納得して気持ちを入れ換えます。
何か【飛翔】の残留効果があるっス。もう迎撃に向かってるみたいっスね。
私も【飛翔】を重ねて速度と高度を増して、索敵と迎撃に向かうっス。すぐに私が助けに行くから待ってるっス!
「私が助けに来たっすよ! もう大丈夫っス! ……って誰もいないっス! 間に合わなかったっスか!? 全滅っスか
!!??」
村に駆け込んできたハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)が、周囲を見回し、愕然とした表情で大声を張り上げる。更に、村の端までだだだだーっと街道を走り、そこに仕掛けてあった縄罠に引っ掛かってコケる。
「うわっ!? なんスか!? ディアボロスが駆けつけてきた時に備えたクロノヴェーダの罠っスか!?」
「……違うよ」
先行したディアボロスが出てきて、憮然とした表情で告げる。
「クロノヴェーダはまだ来てない。村人は全員逃げた。この罠は、対クロノヴェーダ用に俺が仕掛けた」
「そ、そうだったんスか!」
間に合わなかったわけじゃなくて、本当に良かったっス、と、ハナは安堵の息をつく。
「あっ!? せっかくの罠を、引っ掛けて壊してしまったっスね! 直すっス!」
「ああ、頼むぜ」
先行したディアボロスに指示され、ハナはいそいそと作業に取り掛かる。そう、本番はこれからだ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
さて、まあ取り合えずではあるけど罠の設置も終わったし褌編笠組の状況を確認しておくか
どんな布陣なのかと到着予定時間によってはもう少し調整が必要かもしれないしな
村に駆け込んでくるなり全滅したとか物騒な事を言い出したハナに突っ込みを入れてから哨戒に向かいます
いや、だからもう村人達は全員逃げたから助ける必要もないんだっての…
【飛翔】で飛んで上空から確認します
街道を通ってくるのは分かっているし騎馬集団が疾駆してくるなら相当な土煙が上がっているだろうからまず見落としたりはしないだろう
必要なら持ち込んでいれば双眼鏡なり携帯電話のカメラの望遠機能でも使って探してみます
鋤・六郎兵衛
アドリブ、連携歓迎でござる。
御下命承った。村人を理不尽な暴力から守る為、影ながら助力致そう。
【トラップ作成】の効果を使用するでござる。
村への進路の地面に落とし穴と絡み罠を無数に設置。騎馬が踏み込めば、穴に落ちワイヤーに足を縛られ動けなくさせる罠にござる。
非致死性故足止めにしかならぬが、村への進行を遅らせればそれで十分。止めを刺すのは我らの仕事故。
【飛翔】の効果を借り上空から索敵を行う。出来るだけ村から離れた位置で迎撃するでござるよ。
「さて、この位置に、もう少し罠を加えておくべきでござろうか」
先行した嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が作成した馬防柵と罠を見やって、鋤・六郎兵衛(新宿忍者・g06539)が訊ねる。それに対して、暁翔は少し考えて首を横に振る。
「いや、先に索敵して、あちらさんの動向を把握しておこう。ないとは思うが、道に迷ってとんでもない場所にから回り込んでこられたりしたら、罠を設置し直さなきゃならないからな」
しかしまあ、村人が全員逃げ終わってるという状況は気が楽だよな、と、暁翔は言葉には出さずに呟く。更に、相手が山中を騎馬で走破してくる奴らとか、あるいは自分の足で走ってくる奴らだったら、山中に逃げた村人が襲われる可能性があるから油断がならないが、街道からしか来ないとわかっているから、ある程度余裕を持って対応できる。
そして、後から村に飛び込んできたディアボロスを万一の留守番に残し、暁翔と六郎兵衛は【飛翔】を使って索敵に出る。とはいえ、ちょっと高度をあげただけで、街道の向こうで盛大に舞い上がる土煙が見え、もはやお馴染みの「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ!」という掛け声が聞こえてくるのだから、索敵も何もあったものではない。
「いやはや、相変わらず喧しい連中でござるな」
「まあな。だけど、大騒ぎしながら動いてくれるおかげで、対応もしやすいし、巻き添えになる人も減るわけだからな」
本来、妖怪とか幽霊って奴らは、いきなり不意討ちでどろんと出てくるからタチが悪いわけで、あーゆー騒々しい奴らは、むしろタチがいい方なのかもな、と、暁翔は小さく苦笑する。
「俺は、このまま奴らの様子を見る。鋤さんは、戻って適当と思う場所に罠を設置してくれ。ただ、あんまり村から距離がありすぎると、落馬して徒歩で散開とかされた時にはかえってタチが悪いと思う」
「承知」
うなずいて、六郎兵衛は村の方に戻る。その間にも、土煙とソイヤの掛け声は、刻一刻と近づき、大きくなってくる。
(「街道を走る速度だけは、本家の『鬼馬軍団』と大差ないな」)
まあ、馬が優秀なら、道なりに疾走して速度を出すのは、凡庸な乗り手でもそれほど難しくはない。乗り手の技量がものをいうのは、障害物に遭遇した時だ、と、暁翔は声には出さずに呟いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
ハナ・フリードル
よっしゃあ、罠の修理は終わったっス!なんかいつの間にか【トラップ作成】って念じたら罠が生えてくる世界になってた気もするけどそんな事でくじける私じゃねっス!
【飛翔】で空飛んで敵影を探すっス。どれだけ姿を潜めようと私の目からは逃れられない…って一目瞭然っスね。
【パラドクス通信】で仲間と連絡とって合流するっス。もう後は撃退するだけっス。
「よっしゃあ、罠の修理は終わったっス!」
村外れの水車小屋近く、馬防柵の傍らで、自分が引っ掛かって外した縄罠を直し終え、ハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)は、ぐっと両拳に力を入れる。
そして、索敵から戻ってきたディアボロスと入れ替わりに、飛翔して索敵に出る。その際、パラドクス「ジェットスパーク」を発動させ、【パラドクス通信】が使えるようにする。
するとさっそく、先行しているディアボロスの声が流れ出る。
「【パラドクス通信】が使えるのは有難い。これで常時連絡が取れるから、作戦の幅が大きく広がるな」
「お役に立てて幸いっス!」
嬉しそうに応じ、ハナは街道の向こうを見渡す。
「どれだけ姿を潜めようと私の目からは逃れられない…って一目瞭然っスね」
派手にあがる土煙、ソイヤソイヤの喧しい掛け声は、怒涛の如く近づいてくる。落とし穴や縄罠はともかく、馬防柵はそろそろ視界に入るはずだが、勢いを落とす気配もない。
「こりゃ間違いなくコケるっスね。もう後は撃退するだけっス」
確信を籠めて、ハナは呟いた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
【パラドクス通信】が使えるのは有難い
これで常時連絡が取れるから作戦の幅が大きく広がるな
監視はナナに任せて俺は筋肉集団に気付かれないように【飛翔】で大きく迂回して脳筋軍団の後ろに回り込み追跡します
村の近くに仕掛けた罠の方に突っ込んでいくなら筋馬隊の後方にも【トラップ生成】で同じような罠を作り退路を塞いでおきます
村の近くの罠にかかって混乱した辺りで後方から《贋作者》謹製のバズーカをお見舞いして相手の混乱を助長させます
爆音や混乱で暴れたり制御出来なくなった鬼馬から落馬したソイヤがいれば優先的に攻撃
万が一にも素馬団が予想進路から外れるなら【パラドクス通信】で他の方々に状況を伝えて挟撃するよう調整します
鋤・六郎兵衛
アドリブ、連携歓迎でござる。
ふむ、いわゆる脳筋という奴でござるな。
本来我等忍者にとっては与し易い相手なれど、クロノヴェーダの剛力が加わると、小細工や小理屈は正面粉砕してくる故厄介でござる。
上空に【飛翔】しつつ、【罠使い】による絡み罠と【泥濘の地】で足止め。
【忍法·微塵隠れの術】使用。敵の足元を遠隔爆破して攻撃。こちらも力業にてつかまつる。
遠距離攻撃と油断は出来ん。反撃は空中だろうと一瞬で距離を詰めてくる。「一撃離脱」にて、攻撃と同時に強化された【飛翔】の効果で高速離脱、反撃を回避するでござる。
「来たでござるな、脳筋軍団」
盛大に土煙をあげ、喧しい掛け声を呼号しながら怒涛のように迫りくる、鬼馬に乗った筋肉妖怪『素意屋組』の大集団を、身を隠した大樹の梢から見据え、鋤・六郎兵衛(新宿忍者・g06539)は冷ややかに呟く。
「本来、我等忍者にとっては与し易い相手なれど、クロノヴェーダの剛力が加わると、小細工や小理屈は正面粉砕してくる故厄介でござる」
怖れず、しかし侮りもせず、六郎兵衛は冷静そのものの眼差しで敵の動きを観察する。そして『素意屋組』の先頭集団が速度も落とさずトラップ地帯に突っ込み、ものの見事に鬼馬の足を取られて前のめりになった瞬間、敵の足元全体を【泥濘の地】に変える。
「ソイヤーッ!」
本来【トラップ生成】や【泥濘の地】は、クロノヴェーダに対してはあまり有効でないことが多いが、今回は見事に効いた。鬼馬が棹立ちになり、跳ね上がり、互いにぶつかって転倒し、乗り手の『素意屋組』を振り落とす。そこへ後続が勢いよく突っ込み、集団全体が大混乱に陥る。
「得たり! 忍法·微塵隠れの術!」
六郎兵衛はすかさずパラドクス「忍法·微塵隠れの術(ミジンガクレ)」を発動。大混乱に陥った敵の足元で大爆発を起こす。攻撃された『素意屋組』は、ほとんど反射的に反撃のパラドクス「御祭大打撃」を発動するが、敵がどこにいるのかわからないので、反撃の当てようもなく、ますます混乱するばかりとなる。
「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ!」
(「……何をどう間違っても、あの中に飛び込みたくはないな」)
敵集団の後方に回り込んでいる嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が呟き、パラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動。M20ロケットランチャー、通称スーパーバズーカを作成し、飛翔移動しながら『素意屋組』の背後から攻撃する。
「ソイヤーッ!」
もともと、背後から攻撃されたからといって、即座に馬首を返して反撃するような技量は『素意屋組』にはない。まして混乱状態の中、どこから誰に攻撃されているのかも把握できず、反撃のパラドクス「御祭大絶叫」を闇雲に放つも、暁翔に当たるわけがない。
「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ!」
潰れたクロノヴェーダは、まだそれほど多くないが、混乱はひたすら激しくなる一方であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV4になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
ハナ・フリードル
理不尽に人々を襲う奴らへの怒りを「サイキックオーラ」に代えて全身にまとい、【飛翔】して全速力で向かいます。
私が来たっすよ!お前らかかって来いやあ!
全力飛行の勢いのまま、敵陣のそばの地面に着地。オーラを込めた拳を地面に叩き付けて【パワーガイザー】っス!
大地を吹き飛ばして、土砂と衝撃波を敵にぶちこむっス!纏めて吹っ飛べぇ!
土石を目眩ましと壁にして反撃を回避、上空に避難しながら、敵を全滅させるまで攻撃を繰り返すっス!
「私が来たっすよ! お前らかかって来いやあ!」
罠にかかって大混乱状態のところへ、前後から狙い澄ました奇襲を受けて、もはやほとんど壊滅状態の筋肉妖怪『素意屋組』集団に、サイキックオーラをまとったハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)が【飛翔】して襲来。パラドクス「パワーガイザー」を発動し、トドメとばかりに襲いかかる。
「おらあぁぁあっ!!」
理不尽に人々を襲う奴らへの怒りを籠めた拳を地面に叩きつけ、サイキックパワーを爆裂させる。かろうじて鬼馬から落ちずにいたトループス級筋肉妖怪が、足元から吹っ飛ばされて、ものの見事に宙に舞う。
「ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤッ! ソイヤーッ!」
宙に飛びながら、筋肉妖怪たちは反撃のパラドクス「御祭大絶叫」を放つが、どこから誰に攻撃されているかも把握できていないのだから、土煙に紛れているハナに当たるわけがない。
どかどかどかっ、と地面に叩きつけられ、『素意屋組組員』たちはことごとく動かなくなる。彼らが乗っていた鬼馬も消え、周囲には筋肉妖怪の死骸が、ただ累々と重なる。
しかし、その中にただ一騎。アヴァタール級筋肉妖怪『素意屋組組長『琉茶・道柳』だけは、まだ鬼馬に乗った状態で残っていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
鋤・六郎兵衛
アドリブ、連携歓迎でござる。
場が混乱を極めている今が好機。アヴァタール級を攻めるでござる。
【飛翔】し上空に位置した状態で土煙に身を隠し、【泥濘の地】と【罠使い】の効果による泥沼の落とし穴で敵の足を止め、【忍法·御神槌の術】。
地より吹き上がる地雷と、天より降り注ぐ落雷による上下攻撃でござる。「誘導弾」「貫通撃」。いかに筋肉を鍛えようと、電撃は神経を貫き肉体の内を焼き払うでござるよ。
普通なら電撃により反応が鈍るものでござるが、油断は出来ぬ相手と見る。「一撃離脱」の心得にて攻撃後即座にその場から離脱し反撃に備えるでござる。
嵐柴・暁翔
今更ながら、立烏帽子を殺した俺達への報復で村を襲撃してきたんだよな…
村は殆ど無関係だったのに、結果として俺達は居たんだよな…
……ただの勘違いを俺達が真実にしてしまっているような気がする…
鬼馬に乗った素意屋組、略して素馬(そば)組が罠と奇襲で混乱している間にさっさと大将首を狙います
【飛翔】で飛び回り誰からどう攻撃されているか特定されないよう位置を変えながら《贋作者》謹製バズーカで攻撃
騎乗中なら寧ろ鬼馬の方を狙うようにして攻撃して組長には鬼馬の制御に気を取られるように仕向けます
……妖怪なら馬に蹴られた位でどうにかなる訳でもないだろうし慣れない馬からはさっさと降りて戦った方がまだましな状況だろうに…
「残るは大将、ただ一騎。ここは一気に攻めるでござる」
濛々と舞い上がる土煙に紛れ、鋤・六郎兵衛(新宿忍者・g06539)が低空を【飛翔】し、アヴァタール級筋肉妖怪『素意屋組組長『琉茶・道柳』に急迫。パラドクス「忍法·御神槌の術(ミカヅチ)」を炸裂させる。
「忍法·御神槌の術!」
「ぐおおおおおおおおおおおっ!」
六郎兵衛が放った強烈な雷撃を浴び、『琉茶・道柳』は鬼馬の上で絶叫し身悶える。いかに筋肉を鍛えようと、電撃は神経を貫き肉体の内を焼き払う……はずなのだが、次の瞬間『琉茶・道柳』は馬上から凄まじい距離を跳び、いかなる直感を働かせたか、土煙に身を隠して【飛翔】している六郎兵衛を捕捉する。
「くっ!」
「邪悪蹣酢腐劣苦酢呆窶怒!」
意味不明な雄叫びとともに、『琉茶・道柳』は反撃のパラドクス「架け橋固め」を発動。六郎兵衛の頭上を飛び越えながら反転、背後を取って捕捉し後方へ反り投げ、地面に叩きつけて固める。
「ぐぬっ。……さすがはアヴァタール級、でござるな」
六郎兵衛は忍者ならではの体技で受け身を取り、固める腕を強引に振りほどいて離脱。どうにか3カウントフォールはまぬがれ……いや、致命的なほどのダメージは受けずに済んだ。
そして、更に追い撃ちをかけようとする『琉茶・道柳』の背後から、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)がM20ロケットランチャー、通称スーパーバズーカを撃ち込む。
「ぐわおっ!」
対戦車ロケット弾に直撃され、『琉茶・道柳』は確かに吹っ飛ぶ。同時に暁翔は、反対方向へ全速の【飛翔】で離脱する。絶対に追いつかれるはずはない……のだが。
「邪悪蹣酢腐劣苦酢呆窶怒!」
「なにいっ!?」
もはや瞬間移動に近い速度で『琉茶・道柳』は暁翔の頭上を飛び越えながら反転、背後を取って捕捉し後方へ反り投げ、地面に叩きつけて固める。
(「ちょ、ちょっと待て、いくらアヴァタール級だからって、ジェネラル級「関羽」じゃあるまいし、非常識が過ぎるだろ!?」)
幸いというか何というか「関羽」にやられた時ほどの酷いダメージはなく、暁翔はM20の砲身を梃子のように使い、『琉茶・道柳』を突き飛ばして逃れる。
(「……人の形をしていても、クロノヴェーダで妖怪だもんな。非常識な化物で当たり前か」)
ふうっと吐息をついて、暁翔は身構える『琉茶・道柳』と向き合う。そこへ、放置された鬼馬が飛び込んでくるんじゃないか、と、一応は警戒したが、幸いそういうことはなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV6になった!
ハナ・フリードル
フィジカルの差とか知った事じゃないっス!気合いなら負けないっスよ!
【飛翔】して真正面から全力で突撃かまします。
全身のサイキックオーラをガントレットに集中、【リボルバークラッシュ】を叩き込むっス!気絶効果とかそんなのあてにならんス。「強打」「破壊」「粉砕」技能のみ。ぶちのめす事だけに集中するっス!
反撃の打撃はシールドで受け止めるっス。体の芯で衝撃をとらえて相手の力を利用して吹き飛んで距離を取るっス。ダメージは食らうだろうけど、首根っこ持っていかれるよりはマシっス。
生きてたら相手がくたばるまで何度でもぶちかますっスよ!
鋤・六郎兵衛
理外の強敵でござるな。ならば捨て身にてつかまつる。
馬の背に飛び移り相手に組み付き、【飛翔】し上昇。
組み付いたまま、真っ逆さまに全速で下降。某はおそらく次の反撃で倒れる。ならばこの攻撃に全てを賭けるべし。離脱や受け身等考えず諸共に地面に激突。敵の脳天を大地に叩き付ける。後は任せたでござる。
御下命如何にしても果たすべし。
死して屍拾う者無し。
嵐柴・暁翔
……鬼馬、本当に必要だったのか…?
移動には使えていただろうけど戦闘面では寧ろ邪魔になっていたし、あんな筋肉妖怪なら体力はありあまっていそうだから馬よりは遅いにしても自力で走ってもよかったようにも思えるんだけど…
二人がやたらと気合を入れて仕掛けるみたいだし俺も後れを取る訳にはいかないな
【飛翔】で勢いをつけて突っ込みどこぞの生臭坊主を爆破したいという想いも拳に籠めて《魂の咆哮》を叩き込みます
首狩り打ちで突進してくるなら此方も突進して相手の勢いも利用したカウンターの拳をお見舞いします
ダメージを減らすなら後ろに飛ぶべきなんだろうけど、気合や我慢比べでの勝負なら引くよりも前へ出ろ、だな
「フィジカルの差とか知った事じゃないっス! 気合いなら負けないっスよ!」
ハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)が叫び、アヴァタール級筋肉妖怪『素意屋組組長『琉茶・道柳』』に向かって正面突撃をぶちかます。
「うぉおりゃああああぁっ!!」
怒号とともに、ハナはパラドクス「リボルバークラッシュ」を発動。拳どころか、全身をドリルのように高速回転させ、全速の【飛翔】で『琉茶・道柳』の分厚い胸板を貫通せんばかりの勢いでぶち当たる。
「ぬおおおおおおっ!」
ぶち抜かれはしなかったものの、『琉茶・道柳』は唸り声をあげて、ずずずずっとずり下がる。しかし倒れることはなく、全身を回転させるような動きから、反撃のパラドクス「首狩り打ち」を繰り出す。
「迂餌酢痰裸痢悪闘!」
「ぬわああああっ!」
反撃を予期、というか覚悟していたハナは、ガントレットとシールドで首元を防御。打撃を受けると同時に後方へ飛び、可能な限り衝撃を減らす。それでも小さからぬダメージは受けるが、失神とか戦闘不能がちらつくほど酷い状態ではない。
そして、ハナを吹っ飛ばした『琉茶・道柳』に、息をつく間も与えず、鋤・六郎兵衛(新宿忍者・g06539)が飛びつく。
(「理外の強敵でござるな。ならば捨て身にてつかまつる」)
高レベルの【飛翔】で一気に高度を上げると、六郎兵衛はパラドクス「忍法·飯綱落としの術(イヅナオトシ)」を発動。『琉茶・道柳』もろとも頭を下にした真っ逆さまの体勢で、全速で降下、いや、落下する。
「忍法·飯綱落としの術!」
「ぐわっ!」
六郎兵衛は受け身も離脱も考えず、文字通りの捨て身で技を仕掛けたが、『琉茶・道柳』との体格差が幸いし、脳天を地面に打ち付けることは免れる。一方、筋肉妖怪は、深編笠をかぶった頭が完全に地面にめりこみ、見事な逆立ち状態になったまま、ぴくりとも動かない。
(「反撃が……来ない、でござるか?」)
仕留めたとは思えぬが、と、少々信じ難い思いで呟き、六郎兵衛はトンボを切って距離を取る。『琉茶・道柳』は、暫時逆立ち状態で動かなかったが、やがて地響きのような唸りをあげると、筋肉の力だけで頭を地面から引き抜き、勢い余って一回転宙返りをする。
「ぬうううううううううん! はあっ!」
「さすがだな。しかし、相当に堪えているのも確かだろう」
地面に立った『琉茶・道柳』に、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が声を駆ける。
「だけど、そこまで自前の筋肉で曲芸できるなら、何で鬼馬に乗ろうとか思ったんだ? 必要ないというか、むしろ邪魔だろ?」
「……暴走がしたかったのだ」
暁翔の問いに、『琉茶・道柳』は意外にもというべきか、普通の言葉で返答する。
「むろん、自分の足で疾走するのも良い。しかし、何かに乗って、更に速く走るのは更に良い。サイコーにイケてるのだ」
「…お前ら、暴走族かよ」
漢字で技を叫んじゃうセンスとか、そうかもしれないとは思ったが、ここは本当に平安時代なのか、と、暁翔は溜息をつく。
「まあ、いい。そろそろ決着をつけるぜ」
言い放って、暁翔はパラドクス「魂の咆哮(ダイナマイトパンチ)」を発動させる。
「深編笠は虚無僧、虚無僧は坊主、坊主はロシアのリア充クソ坊主……RB!」
ほとんど言いがかりというか、連想ゲームのような感じで暁翔は『琉茶・道柳』とラスプーチンを結びつけ、リア充への怒りを籠めて熱血の拳を炸裂させる。
それに対して『琉茶・道柳』は、暴走族的技名の叫びで対抗する。
「迂餌酢痰裸痢悪闘!」
(「……また、相討ちか」)
喉元への強打を耐えて暁翔は呻いたが、今度は『琉茶・道柳』も倒れない。まさに意地の張り合い、気合の勝負であった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】がLV6になった!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV7になった!
嵐柴・暁翔
……暴走がサイコーにイケてる、って…
筋肉に執着したりと人生に暴走してついには筋肉妖怪にまでなった方々の親玉が言うともうどこにどう突っ込めばいいのか分からん…
……ただ、笑う気にはなれないな
どんな理由で筋肉道(?)に堕ちたのかは知らないけど相応の理由はあっただろうし、何かをしたいとか好きだとかいう気持ちだけは他人が否定したりしていいものではないだろうさ
どうせ最後なんだ
サシでの正面からの喧嘩といこうじゃないか
《魂の咆哮》で全力で殴ります
相手の攻撃は足を踏ん張り腰を入れて、最後は気合で耐えてその後はまた全力攻撃あるのみ
ここまでくればもう意地の張り合い
今だけは村や報復がどうのというのは忘れて殴り合います
(「……暴走がサイコーにイケてる、って…筋肉に執着したりと人生に暴走して、ついには筋肉妖怪にまでなった方々の親玉が言うと、もうどこにどう突っ込めばいいのか分からん…」)
アヴァタール級筋肉妖怪『素意屋組組長『琉茶・道柳』』と至近距離で向き合いながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟く。
(「……ただ、笑う気にはなれないな。どんな理由で筋肉道(?)に堕ちたのかは知らないけど、相応の理由はあっただろうし、何かをしたいとか好きだとかいう気持ちだけは、他人が否定したりしていいものではないだろうさ」)
少なくとも、人を虐殺したかったから鬼馬軍団に助っ人したと言われるよりは、馬に乗って暴走…いや、存分に疾走したかったからだと言われる方が、何というか、多少は気が休まる。迷惑至極なことには変わりはないが、と、暁翔は小さく苦笑する。
「どうせ最後なんだ。サシでの正面からの喧嘩といこうじゃないか…RB!」
これは言葉に出して告げ、暁翔はパラドクス「魂の咆哮(ダイナマイトパンチ)」を炸裂させる。同時に『琉茶・道柳』は、反撃の「首狩り打ち」を放つ。
「迂餌酢痰裸痢悪闘!」
超常の衝撃が正面からぶつかり合い、そして遂に、アヴァタール級クロノヴェーダは、ゆっくりと倒れて動かなくなった。
成功🔵🔵🔴
効果1【口福の伝道者】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV8になった!