リプレイ
音羽・華楠
……マスコット……?
え、あの得体の知れない怪僧をマスコット扱い!?
……ブラッドメイガスたちの感性、どうなってるんでしょう……?
マスコットというなら、私の【召喚】する妖精たちの方が余程可愛くてマスコットに相応しいと思います。
なので、《フェアリーコンボ》でそれを思い知らせてやりましょう。
妖精たちに愛嬌たっぷりに舞い踊ってもらい、敵がそれに目を奪われた隙に攻撃を叩き込んでいきます。
……今日は、『ドラゴニックハンマー・アンフィスバエナ』で【粉砕】したい気分ですね。
吸血コウモリたちに群がられないよう、【エアライド】で最適な回避の経路を見出し、それに則って移動を。
撤退時も【エアライド】を最大限利用します。
アッシュ・シレスティアル
残留効果は全て活用
心情
ビジュアルはいいんだが…いくら洗脳かかってるとはいえあれがマスコットにはならんだろ…。
戦闘
「まずは一発受け取っていきな!」
ブーステッドフィストを装備し、自前の翼で空中からエントリーする。
最初の一体を倒したら後は仲間と連携して動き、体勢を乱されたり足を取られてる敵を一体一体確実に処理する。
「そんなもんで止められると思うなよ!」
自前の翼で空中を飛行して相手の注意を引きつつ、籠手を前に構えてダメ軽減を試みる。魔力攻撃をやり過ごしながら標的を決め再び勢いをらつけて降下してパラドクスを仕掛ける。
戦闘開始から撤退まで味方と足並みをそろえるよう意識する。
※アドリブ、絡み歓迎
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
ロシアからの尖兵はまさかの捨て駒同然の扱い……同じ女性として哀れには思うけど、戦場だから容赦はしないわ。
……とはいえ、華楠さんの言うようにラスプーチンをマスコット扱いってどうなの…?
勢いがそがれているグループのブラッドメイガスを標的にフリューゲルソーサーで奇襲をかける。
反撃の呪言は【浄化】の力をシルトガーレに込めて防ぎつつ、【飛翔】による高速移動で動きソーサーとイオスラッガーの連撃で斬りまくる。
少しでも漸減できるように動くけど、戦況が動き始めたら隙を見て撤退。
万が一ラスプーチンが現れて攻撃してきたら、ベイルマウアーを持ち出して仲間をかばい全力でディフェンスするわ。
ソフィア・ローザモンド
せっかく…大きな戦いを乗り越えてあるべき姿を取り戻せる大きな一歩を踏み出せたのに…。それを横取りしようとするあなた達のこと…嫌いです…!
痛みに耐えながらでも…少しでも敵さんにダメージを与えるためにギリギリまで頑張って【歌唱】と【演奏】を続けます…!
創造されたケルベロスさんに私の怒りも託して…。中央の首からは『炎』による火炎放射を…。右の頭には『氷』による地面からの氷柱を…。左の首からは『雷』を空から降り注ぐように落としてもらいます…!
あなた達になに一つ渡しません…。必ず…追い出してみせますから…!
(心情:機械化ドイツ帝国出身として…漁夫の利を狙われていることにかなり怒っています…!)
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
ラスプーチンをマスコット扱い……
催眠状態でそう思わせてるのもなんだか可愛そうだけど
そんなやばい集団はさっさと退散してもらわないとね?
【飛翔】にて飛び立ち空から攻撃
翼から魔力の波を放ちながら高速で乱高下しながら敵を翻弄していく。
少しでも敵の戦力を削ることが目標なので無理な攻撃はしないようにする。
万が一ラスプーチンが現れたら味方を逃がすように《不意打ち》や《一撃離脱》できるように魔力の波を放ちながら撤退する。味方に危険が迫ったときは【飛翔】にて素早く駆けつけディフェンスしながら味方が逃げれるように道を切り拓いていく
有栖川宮・永遠
吸血鬼とはいえ、女性を使い捨ての駒にする聖職者って・・・そしてその屑をマスコット扱いする女性達と。いずれも碌で無しであることは確かなので、速やかにこの国から退去して頂きましょう。
コウモリに群がれると厄介ですので過程を吹っ飛ばして【全力魔法】【精神集中】【連続魔法】で全力の氷華の舞をぶっ放します。コウモリもろとも凍りつききなさい!!
もし攻撃が飛んできたら、【残像】で回避を狙いながら【衝撃波】【吹き飛ばし】でコウモリを吹き散らすことを狙います。
敵が充分に減少したかラスプーチンが戦場に現れたら仲間と歩調を合わせて撤退します。
近衛・悠
あの異様なラスプーチンをマスコット扱いか・・・あの主にしてあの配下ありってことか。そのノリでドイツを蹂躙されるのは避けたいので退場して貰おうか。人の事言えないが、随分血の匂いがキツいな。
蝙蝠に群がれるのは避けたいので【光学迷彩】で姿を消し、【忍び足】で背後をとる。背後を取れたら【呪詛】【毒使い】【両断】【気絶攻撃】【連撃】を併せた黄昏の進撃で攻撃。追撃に【風使い】【吹き飛ばし】で吹っ飛ばす。
敵は多数だ。充分敵を減らした、もしくはラスプーチンが出てきたら深入りせずに撤退。前哨戦で怪我したくないしな。
曖明・昧
「その赤い色、僕の剣に似ているな。何か、関係があるかもしれない。よくわかんないけど。」
昧は独り言を言う。
昧が赤い剣を振るうと、赤くて小さい妖精が大量に召喚される。
「お前達も、血が好きなのか?」
妖精達は答えない。
「なるほど……わかんないか。そのうちわかるか。」
昧が剣をブラッドメイガスに向け、合図をする。
合図に合わせ、妖精達はブラッドメイガスに対して突撃していく。
妖精はブラッドメイガスの体を少しずつ噛みちぎっていく。
「今日の妖精は少し野蛮だな。」
敵の反撃に対しては、赤い剣を振るい対処する。
赤い剣が真紅の魔力を喰らって少しだけ笑った気がした。
レナータ・ペトリェンコ
【寒凪】
アドリブ・連携歓迎
あのおば…失礼、妙齢の御婦人の皆様にはどうもアレがマスコットに見えていらっしゃるようで
ロシア人の私にも理解できません
言い分は気になりますが、たぶん終始笑顔で聞き流します
どうでもいいですからね
雪香と共にブラッドメイガスと戦って戦力を削ります
散弾銃の“ガットショット”と、カランビットの”シルバーフォックス”を使い分けて接近戦
[ダッシュ]で銃撃しつつ接近してナイフで攻撃し[一撃離脱]、離れて[早業]で切り替え…
これを繰り返して息つく暇なく次々と消耗させます
蝙蝠の群れも接近戦で敵を盾にしてまともに狙わせません
トドメに《銃弾の大嵐》で蹂躙します
去り際に手を振って挨拶し撤退です
佐伯・雪香
【寒凪】
アドリブ・連携歓迎
ナータ(レナータ)と一緒に側面叩きに行こう
攻めてる側は是非削っておきたいしね
二人で連携しつつ、ボクは天魔融装による高い身体能力と機動力に任せてダッシュで一撃離脱繰り返そう
主武器は静夜の羽々守で強化したソニックブーツ
誘導弾連射で程々に牽制しつつ、早業の蹴りに乗せた衝撃波の連射で駆け抜ける度に敵陣ずたずたにしちゃおうか
一体一体仕留めるより、連携崩しと全体のダメージ蓄積を優先だね
反撃は衝撃波に巻き込んだり、高速移動で他の敵を盾にして直撃を避けようかな
敵が対応し損ねてる内は暴れ続けて、秩序立った反撃始まる前に《咲き誇る蒼天》で一気に浄化
二人で強力なの決めたら大人しく撤退かな
ツキシロ・フェルドスパー
アドリブ・連携歓迎
吸血鬼。吸血鬼……うーん。綺麗なのに恐ろしやってか。
でも、一人でないなら何とでもなる! いっくでぇ!!
借りれるなら味方の【飛翔】借りて、<空中戦>で空中から攻める。
【飛翔】と【エアライド】を合わせて凄い勢いでジグザグに相手の中を通り過ぎたりして速さで攪乱。
自分や皆の攻撃の隙を作る。
隙を見つけたら【パラドクス】発動!
アンちゃん(一緒におる精霊さんの名前)と妖精さん達と一緒にザクザクと斬ってくで!
道中の攻撃・反撃は≪魔力障壁≫で受けたり、【飛翔】<空中戦>の速さで避ける!
十分に敵蹴散らしたり、敵の親玉出てきたら撤退しような。
今はそれが目的やないんやもん。
●
「すべてはラスプーチン様のために!」
ブラッドメイガス達は傷つく事も恐れず、タンネンベルク大要塞に攻め込み、殲滅銃兵『ラクーン・ブリッツ』と戦っていた。
どうやら、ブラッドメイガス達は怪僧ラスプーチンの洗脳下にあるらしく、瀕死の重傷を負っても、少し休んだだけで戦いに復帰していた。
それが原因で前線にいるブラッドメイガス達は、服が破れ、肉が抉れているものの、途中で戦いを放棄する事はなかった。
「ロシアからの尖兵が、まさかの捨て駒同然の扱いなんてね。……同じ女性として哀れには思うけど、だからと言って容赦はしないわ」
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)が、ブラッドメイガス達に視線を送った。
「何よ、あなた達……」
「ひょっとして、敵? ラスプーチン様の敵?」
「だったら、みんな殺さなきゃ! ラスプーチン様のためにも、みんな、みんな、殺さなきゃ!」
ブラッドメイガス達が瞳孔の開いた目を、ギラギラと輝かせた。
彼女達にとって邪魔をする者達は、すべて敵。
例え、どんなに相手の数が多くても、考えを改めるつもりはないようだ。
「せっかく……大きな戦いを乗り越えてあるべき姿を取り戻せる大きな一歩を踏み出せたのに……。それを横取りしようとするあなた達のこと……嫌いです……!」
ソフィア・ローザモンド(どこにでも居た少女・g06906)が、嫌悪感をあらわにした。
怪僧ラスプーチンは漁夫の利を狙って、タンネンベルク大要塞に攻め込んでいるため、機械化ドイツ帝国出身として、余計に許す事が出来なかった。
「すべてはラスプーチン様のため!」
「ラスプーチン様ほど、キュートな存在はいないのだから!」
「マスコット的な存在であるラスプーチン様の邪魔をするのであれば、あなた達も敵よっ! だから、滅びなさい。私達のために……いえ、ラスプーチン様のために……!」
ブラッドメイガスが殺気立った様子で、敵意を剥き出しにした。
「マ、マスコット……って。あの得体の知れない怪僧をマスコット扱い!? ……ブラッドメイガス達の感性、どうなってるんでしょうか……? それなら、私の召喚する妖精達の方が余程可愛くてマスコットに相応しいと思いますが……」
音羽・華楠(赫雷の妹狐・g02883)が、気まずい様子で汗を流した。
「催眠状態に陥っているせいで、そう思っているのであれば、可哀想な気もするけど……」
桜・姫恋(苺姫・g03043)が、乾いた笑いを響かせた。
「催眠状態……?」
「あなた達、何を言っているの!?」
「私達は正気よ! おかしいのは、あなた達!」
「こんなに可愛いラスプーチン様を理解できないなんて、信じられない!」
ブラッドメイガス達がムッとした様子で、怪僧ラスプーチンの人形をギュッと抱き締めた。
その人形は本人と比べて、可愛さが120%ほどマシマシになっており、『詐欺だろ、これ!』とツッコミを入れてしまいそうなほどアレだった。
「……いくら洗脳にかかってるとは言え、あれはさすがに美化し過ぎだろ?」
アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)が、ドン引きした様子で口を開いた。
確かに似ていると言えば、似ているのだが、それはカニとカニカマレベル。
似ていると言えば似ているが、まったく同じとは言えないシロモノだった。
だが、同じと言えば同じ、違うと言えば違うため、全否定する訳にも行かなかった。
「それに、吸血鬼とはいえ、女性を使い捨ての駒にする聖職者と言う時点で、あり得ません。その上、そのクズをあなた達はマスコット扱いしているのですから……。そんな碌でもない考え方をするのであれば、速やかにこの国から退去して頂きましょう」
有栖川宮・永遠(玲瓏のエテルネル・g00976)が、ブラッドメイガス達に言い放った。
「退去するのは、あなた達の方よ!」
「ラスプーチン様の素晴らしさが分からないのだから……」
「あの微笑みを理解できない時点で、あなた達の方がクズです! クズ、クズ、クズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ブラッドメイガス達が、殺気立った様子で吠えた。
どうやら、戦いで負った傷が原因で、洗脳の力が強まっているらしく、みんな瞳孔が広いていた。
「人の事は言えないが、随分と血の匂いがキツいな。まさか、そのノリでドイツを蹂躙するつもりか? そんな、くだらない理由のために……」
その間に、近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)が光学迷彩で姿を消し、忍び足でブラッドメイガス達の背後に迫ると、呪詛、毒使い、両断、気絶攻撃、連撃を併せた【黄昏の進撃(タソガレノシンゲキ)】を仕掛け、吹き飛ばしながら、次々と息の根を止めていった。
「よ、よくも、仲間を……!」
「あなただけは、絶対に許さない!」
「その命を捨てて、責任を取りなさい!」
ブラッドメイガス達が両目を血走らせ、血の色をしたオーラを漂わせた。
「その赤い色、僕の剣に似ているな。何か、関係があるかもしれない。よくわかんないけど……」
曖明・昧(十星連・肆妖『無知蒙昧』・g06110)が、ブラッドメイガス達に視線を送った。
「あら、随分と余裕ね」
「それだけ殺してほしいって事かしら?」
「だったら、殺してあげる! みんな纏めて、ね!」
ブラッドメイガス達が獲物を狙うようにして、舌舐めずりをし始めた。
(うーん。綺麗なのに恐ろしやってか。でも、一人でないなら何とでもなる! いっくでぇ!!)
そんな中、ツキシロ・フェルドスパー(非日常に迷い込んだ漂流者・g04892)がエアライドを駆使して、ジグザグにブラッドメイガス達の中を通り過ぎ、その速さで攪乱させた。
「そう上手く行くと思ったら、大間違いよ!」
「……やっぱり、みんな纏めて、殺すしかないようね」
「だから、死になさい! 自分の選択が間違っていた事を悔いながら……!」
ブラッドメイガス達が血の呪言を放ち、ツキシロの血液を刃に変えた。
それがツキシロの左腕を引き裂き、大量の血が辺りに散った。
幸い、致命傷には至らなかったものの、次に喰らうような事があれば、シャレにならない感じであった。
即座に、メルキディアが浄化の力を宿した輪閃機シルトガーレ(円形の遠隔操作型閃機)でツキシロを守りつつ、刀閃機イオスラッガーを握り締め、飛翔による高速移動でブラッドメイガス達に迫り、斬って、斬って、斬りまくった。
「私だって、ここで諦める訳にはいかないんです。あなた達になに一つ渡しません……。必ず……追い出してみせます……!」
続いて、ソフィアが【サウンド・オブ・ケルベロス】を発動させ、マジカルピアノによる明るく元気が出る歌と旋律を奏でる事でファンシーにデフォルメされた可愛いケルベロスの『幻影』を創造した。
ソフィアによって創造されたケルベロスの幻影は、彼女の怒りを吐き出すようにして、左の頭は『雷』、中央の頭から『炎』、右の頭『氷』を吐いて、ブラッドメイガス達を蹴散らした。
「私達は負けない」
「ラスプーチン様ァ!」
「ギギギ、ガァァァァァァァァ!」
その攻撃を喰らったブラッドメイガス達が、瀕死の重傷を負いながらも、ケモノの如く吠えた。
(まさか、ここまで洗脳が強かったなんて……)
それを目の当たりにしたメルキディアが複雑な気持ちになりながら、【フリューゲルソーサー】を発動させ、天使の翼を羽ばたかせた。
次の瞬間、舞い散る羽根が4つの光輪に変化し、ブラッドメイガス達の身体を切り刻んだ。
「だから、何っ!」
それでも、ブラッドメイガス達は怯んでおらず、全身から大量の血を垂れ流しながら、フラフラと距離を縮めてきた。
「だったら、一発受け取っていきな!」
その間に、アッシュがブーステッドフィストを装備し終え、【ブーストスマッシュ】を発動させ、自前の翼で空中から急降下して、ブラッドメイガスを殴り飛ばした。
その一撃を喰らったブラッドメイガスは、受け身を取る事さえ出来ず、ゴム毬のように跳ねて肉の塊と化した。
「わ、私達は負けない!」
「ラスプーチン様のためにも……!」
「ギギ……ギギギィィィィィィィィィィィ!」
それを目の当たりにしたブラッドメイガス達が、ギラギラと両目を血走らせた。
頭の中は、ラスプーチン一色。
ありとあらゆる角度から、ラスプーチンが微笑みかけているため、既に頭の中から逃げるという選択肢が消えているようだった。
「こういうヤバイ集団は、さっさと退散してもらわないとね?」
その事に危機感を覚えた姫恋が、【魔翼翔波(マヨクショウハ)】で空に飛び上がって、翼から魔力の波を放ちながら、高速で乱高下してブラッドメイガス達に攻撃を仕掛けた。
「そんなもんで止められると思うなよ!」
すぐさま、アッシュが自前の翼で飛び上がり、ブラッドメイガス達の注意を引き、籠手を前に構えてダメージを軽減しながら、一気に距離を縮めていった。
「真正面から攻めてくるなんて、愚か者がする事よ!」
ブラッドメイガスが勝ち誇った様子で、血の色をしたオーラを操り、無数の吸血コウモリの形にして飛ばしてきた。
「……!」
その巻き添えを喰らった永遠が残像を繰り出しながら、吸血コウモリの群れを避け、アッシュと連携を取りつつ、衝撃波を放って、ブラッドメイガスを吹き飛ばした。
「それじゃ、アンちゃん。一緒に行くで!」
そんな中、ツキシロが精霊に声を掛けながら、傷ついた左腕を庇うようにして魔力障壁を展開し、【フェアリーコンボ】を発動させた。
それに合わせて、妖精達がツキシロと連携を取って、ブラッドメイガス達に攻撃を仕掛けていった。
「今度は、その程度の怪我じゃ済まないわよっ!」
即座に、ブラッドメイガスが無数の吸血コウモリを操り、ツキシロの邪魔をしようとした。
それを迎え撃つようにして、ツキシロが霊銀の長剣を振り下ろし、妖精達と一緒に無数のコウモリを蹴散らしていった。
「やはり、妖精達の方が可愛いですね」
その間に、華楠が【フェアリーコンボ】を発動させ、妖精達を召喚した。
召喚された妖精達は、愛嬌たっぷりに舞い踊り、ブラッドメイガス達の注意を引いた。
その隙をつくようにして、華楠がドラゴニックハンマー・アンフィスバエナ(金属製の巨槌)を握り締め、ブラッドメイガスを粉砕する勢いで殴り飛ばした。
「そういや、お前達も、血が好きなのか?」
一方、昧は赤い剣を振るって大量に召喚した赤くて小さな妖精達に問いかけた。
「……」
だが、妖精達は何も答えなかった。
「なるほど……わかんないか。まあ、そのうちわかるだろう」
そんな空気を察した昧が、気持ちを切り替えるようにして、赤い剣をブラッドメイガス達に向け、【ファミリーコンボ】を発動させた。
それと同時に、妖精達がブラッドメイガス達に食らいつき、乱暴に肉を食い千切った。
「な、何よ! コイツら!」
「い、痛いっ! 痛いって!」
その途端、ブラッドメイガス達が、涙目になって悲鳴を上げた。
「今日の妖精は少し野蛮だな」
そこに追い打ちを掛けるようにして、ブラッドメイガス達を斬り捨てた。
「それでは、纏めて片付けてしまいましょうか」
その間に、永遠が精神を集中させ、全力で【氷華の舞(ヒョウカノマイ)】を連続して発動させ、煌めく大量の氷の華を舞わせる事で、吸血コウモリの群れごとブラッドメイガス達を凍りつかせた。
「……そこまでよっ!」
「私達が来た以上、あなた達の好きにはさせないわ」
「みんな殺してあげる。ラスプーチン様のためにねっ! アハハハハハハハ!」
そんな中、増援にやってきたブラッドメイガス達が高笑いを響かせ、ディアボロス達の前に陣取った。
「どうやら、ここまでのようだな。ラスプーチンと戦う事が出来なかったのは残念だが、まあ……いいだろう」
そう言って悠が仲間達を守るようにして陣取りながら、その場を後にするのであった。
●
一方、【寒凪】の面々は、仲間達とはぐれたブラッドメイガス達と戦っていた。
ブラッドメイガス達はラスプーチンを模した人形を抱き締め、自分の身が傷つく事も恐れず、必死に守っていた。
「どうやら、あの人形
…………、自分達の命より、大事なようですね」
その事に気づいた佐伯・雪香(天魔の翼・g01694)が、ブラッドメイガス達に視線を送った。
よく見れば、一体ずつ微妙に姿形が異なっているため、ブラッドメイガス達が自作した可能性が高かった。
「あのおば……失礼、妙齢の御婦人の皆様には、どうもアレがマスコットに見えていらっしゃるようですが、ロシア人の私にも理解できません。一体、何処が良いのですか?」
その事に違和感を覚えたレナータ・ペトリェンコ(“Klyk”(クルィーク)・g01229)が、ブラッドメイガス達に問いかけた。
「なんだと、コラ?」
「テメェ、この良さが分からねーのか?」
「何処からどう見ても可愛いだろうがァ!」
その途端、ブラッドメイガス達がオラついた様子で、ラスプーチン人形の良さを語り始めた。
おそらく、洗脳状態にあるため、ラスプーチンが可愛く、凛々しく、素敵に見えているのだろう。
その想いを具現化したのが、ラスプーチン人形……のようである。
「……」
だが、レナータは笑顔を浮かべながら、ブラッドメイガス達の口汚いワードを完全スルー。
「……って、話を聞けえええええええええええええ!」
その事に苛立ちを覚えたブラッドメイガス達が血の色をしたオーラを変化させ、無数の吸血コウモリの形にして飛ばしてきた。
「話は聞いていましたよ? ただ、理解する事が出来ないだけで……」
レナータが雪香と連携を取りつつ、散弾銃(“ガットショット” BK-155 ULT)と、カランビット(“シルバーフォックス” Karambit)を駆使して、吸血コウモリ達を迎え撃った。
それに合わせて、雪香が誘導弾を連射して吸血コウモリ達を牽制すると、早業の蹴りに乗せた衝撃波の連射で、ブラッドメイガス達を蹴散らした。
「ま、まだよっ!」
「この程度で、勝ったつもりにならないでよね!」
ブラッドメイガス達がムッとした様子で、再び吸血コウモリ達を操った。
「行くよシエル、ボク達で見せてあげよう。深く清い、澄み渡った蒼空を」
すぐさま、雪香が【咲き誇る蒼天(ル・シエル・ブルー)】でオラトリオの『シエル』を召喚した後、魔力の循環で飛躍的に威力を高めた魔法を行使して、無数の蒼い花弁を放った。
それに合わせて、レナータが【銃弾の大嵐(テンペスト)】を発動させ、暴風雨にも似た大量の銃弾を降らせた。
それが容赦なくブラッドメイガス達を遅い、次々と肉の塊に変えていった。
そんな中、ラスプーチンを模した人形だけが、愛らしい笑みを浮かべていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV3が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV3が発生!
【ダメージアップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!