【機械化ドイツ帝国奪還戦】エスターライヒの槍(作者 犬塚ひなこ
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#機械化ドイツ帝国  #【機械化ドイツ帝国奪還戦】『聖槍』オイゲン大公  #機械化ドイツ帝国奪還戦  #ファーストアタック  #『聖槍』オイゲン大公 

●Eugen
 『聖槍』オイゲン大公。
 大公はドイツ騎士団総長を務めるジェネラル級ゾルダートだ。
 オイゲン配下のゾルダートも精鋭揃いであり、ヴィルヘルム二世からも信頼が厚かったのだが――当のヴィルヘルム二世が撃破されたことで、忠誠の行き場をなくしてしまった。
 茫然自失としているオイゲン大公は俯きながら、ぽつりと声を落とす。
「陛下は『国を貪らんとする者どもに、領土を渡すことなかれ』と遺言を残された」
 騎士としては陛下に殉じるべきなのだろう。
 判ってはいるが、それではドイツ全土が灰燼に帰すのみで何も残らないことも知っている。
「……やはり、ロンメルの策に乗るしかないのだろう」
 傑出した指揮官の名を持つエルヴィン・ロンメル。彼からの連絡を受けたオイゲンは機械化ドイツ帝国と運命を共にせず、戦い続けることを望むゾルダートをチェコのプラハに集結させていた。オイゲンはロンメルがサリエリを見定めた後、断頭革命グランダルメへ合流する手筈で事を進めている。
 未だ少しばかり迷いながらも、オイゲン大公は配下達に言葉を掛けていった。
「シュトース・トゥルッペ達。周囲を警戒しつつ、残存するゾルダート部隊の確保を行わせるのだ。どう転んでも戦力は多いに越したことはないからな」
 顔を上げたオイゲン大公は前を見据えた。
 機械化ドイツ帝国を出て、グランダルメへの合流を目指すために――。

●Österreich
 機械化ドイツ帝国の断片の王であった『ヴィルヘルム二世』。
 彼を撃破したことで、ドイツを中心としたヨーロッパ地域を最終人類史に奪還する『機械化ドイツ帝国奪還戦』が実行可能となった。この戦いに勝利することが出来れば、ドイツを中心とした欧州の広い範囲を奪還できる。
「今回の戦いでは、機械化ドイツ帝国のジェネラル級ゾルダートに加えて、吸血ロマノフ王朝と幻想竜域キングアーサー、断頭革命グランダルメの軍勢も参戦してくるんだ」
 カペル・ファルケンベルク(戦闘工兵・g03203)は戦争状況を語る。
 これらの軍勢に対して戦争直前に攻撃を仕掛けて戦力を削れば、戦争の機先を制せる。
 ただし、敵は大戦力だ。引き際を間違えずに充分な打撃を与えた時点ですぐに撤退するという戦いになるだろう。

「みんなに向かって欲しいのは、『聖槍』オイゲン大公の配下たちが集まっている箇所だよ」
 敵集団の総称はシュトース・トゥルッペ。
 訓練が行き届き、規律の整った精鋭の突撃歩兵だ。鉄条網や塹壕の突破、トーチカの破壊等を主な任務としているが、今はチェコのプラハに集結している。しかしまだ完全に集まりきってはいないため、襲撃のチャンスだ。
 戦闘方法は様々。
 敵の大軍勢の中に吶喊していき、敵を混乱させてすぐに撤退する作戦。
 はぐれた少数の敵を始末し続けて地道に敵軍を減らしていく隠密作戦。
 ある程度まとまった部隊と戦って撃破していき、頃合いを見て撤退する作戦。
「戦争の最終目標は空中要塞ビスマルクの撃破! だけどオイゲン大公みたいにグランダルメに行こうとしている敵もいるから、ビスマルクを破壊しただけでは勝利とは呼べないね」
 クロノヴェーダに大地を強奪されることを防ぎつつ出来るだけ多くのジェネラル級に止めを刺す。
 そのための布石が、このファーストアタックだ。
「シュトース・トゥルッペ達の槍斧や重砲、盾撃はかなりのものだよ。だけど皆なら勝って戻って来れるよね!」
 これは機械化ドイツ帝国奪還戦の先駆け。
 今後の戦局がどのように傾くかは此処での戦い次第。そして、前哨戦の幕が上がっていく。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【現の夢】
2
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【セルフクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

犬塚ひなこ
 今回の事件の舞台は『機械化ドイツ帝国』
 こちらは【機械化ドイツ帝国奪還戦】の前哨戦シナリオとなります。

 オイゲン大公の配下、シュトース・トゥルッペを出来る限り多く撃破することが目的です。
 どのような作戦を取るかは皆様の自由です。OPにあるものでも、皆様の考えた作戦でもお好きなものをどうぞ。
 このシナリオは戦争開始前に完結させることが重要なので、成功数を大幅に越えての採用はできかねます。
 どうかご了承頂けると幸いです。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


レイ・シャルダン
穂垂さんと(g00006)一緒に。

ついにこの時が来てしまった。
私の母国、ドイツの命運をかけた戦いが…。

はぁはぁ…。
流石に…緊張…してきましたね。

彼女の言葉にハッとして。
そうだ、1人じゃなかった…。
ええ、もう大丈夫です。
いつも通りの火を…いつも通りの心を…。

AIサイバーゴーグル【Boeotia】を装着して
敵の動きを"観察"します。
少数に別れた隊が出たら2人で強襲します。

パラドクスを使用して、結界によりこの姿を消し、暗殺態勢で
少しずつ、そぎ落とす様に敵の戦力を減らして行きます…。

機械魔導弓【ACRO】に矢と番え、狙いは必中必ず貫く!!
穂垂さんとの息を合わせて、大きい声が上がる前に仕留め帰還します、


火撫・穂垂
レイ(g00999)と

……力、こもりすぎ。
固くなりすぎると、風は通らず、火は燃えない。
だいじょうぶ。いつも通りの火で、いつも通りに燃えるだけ。
ボクらの火なら、それでじゅーぶん、奴らを喰える。

息を潜めて、惑火を飛ばす。
ゆらり揺らめく、命の火。ボクは、隠れるけど、その火は、奴らを惹きつける。
惹かれておいで。求めにおいで。
光が生んだ影に、気づかないまま。

……今だよ、レイ。
やっちゃって。

彼女が動いて、混乱し始めたら、ボクも動く。
どたばた、めちゃくちゃ、そこにこっそり、ボクの鎌。
首を、落とす。

こんなもんかな。
石は投じた。あとは任せて、ボクらは次へ。
やることは、いっぱいだもんね。


●戦いの焔
 機械化ドイツ帝国奪還戦。
 激しく巡りゆくであろう戦火は今、此処から広がりはじめる。

 ついに、この時が来てしまった。
「――私の母国、ドイツの命運をかけた戦いが……」
 レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)はゆっくりと呼吸を整え、心を落ち着けようとしていた。されど動悸は収まってくれず、身体が強張っているのが自分でも分かる。
「流石に……緊張……してきましたね」
 胸元を押さえたレイは素直な思いを声として落とした。すると、その隣に立つ火撫・穂垂(奉火・g00006)がレイに視線を向け、ふるふると首を横に振ってみせる。
「……力、こもりすぎ」
「そう、でした」
 穂垂の言葉を聞いてハッとしたレイは一度だけ瞼を閉じた。チェコのプラハに集結しつつある軍勢を少しでも減らし、オイゲン大公の戦力を削ることが此度の目的だ。
 目を閉じているレイの傍らで、穂垂は思いを言の葉に変えていく。
「固くなりすぎると、風は通らず、火は燃えない」
「……はい」
「だいじょうぶ」
 頷いたレイが瞼を開いたことを確かめ、穂垂は更に続けた。
「いつも通りの火で、いつも通りに燃えるだけ。ボクらの火なら、それでじゅーぶん、奴らを喰える」
 これが戦火というものであったとしても、自分達には成し遂げるべき使命がある。
 穂垂がいつも通りの物言いで伝えてくれたことは心に沁み渡っていった。レイは自分の気持ちが落ち着いてきたことを感じながら、真っ直ぐに顔をあげる。
「そうだ、一人じゃなかった……」
 たったひとりきりで戦うわけではないのだと気付けた今、レイの緊張感は使命感に変わっていた。
「もうへいき?」
「ええ、もう大丈夫です。いつも通りの火を……いつも通りの心を……」
 軽く首を傾げた穂垂からの問に、レイは静かな微笑みを浮かべて答える。火として物事をたとえる穂垂の思いは十分に伝わっている。復讐者として、世界を取り戻すための戦いへの思いは強い。
 そして、レイはAIサイバーゴーグルを装着する。
 見据える先には集結しつつある敵兵の姿があった。誰も未だ攻め込んでいないこの状況下、相手方は敵――即ちディアボロスが近付いていることには気付いていないだろう。
 息を潜め、敵の動きを観察していくレイ。
 同じく見を物陰に隠し、機を窺う穂垂。
 集結地を目指すシュトース・トゥルッペは周囲を警戒しているが、その人数はかなり少数だ。その背後を取った二人はそっと頷きあった。次の瞬間、レイと穂垂は強襲体勢に入る。
 ふわり、ふわり。ゆらり。
 穂垂が飛ばしたのは魂を種火に、血肉を薪に燃える命の火――惑火だ。
「……何だ?」
「警戒しろ、何かの攻撃かもしれない!」
 近付いてきた炎に一瞬だけ戸惑いを見せたシュトース・トゥルッペが振り返った、刹那。
 揺らめく命の火が彼らのゴーグルに反射した。おそらくその奥にある瞳にも惑火が映り込んでいるだろう。
(「ボクは、隠れるけど、その火は、奴らを惹きつけるから――」)
 惹かれておいで。求めにおいで。
 光が生んだ影に、気づかないまま。
 穂垂の狙い通りにシュトース・トゥルッペ達の意識は惑火に囚われた。されど、訓練された兵士の気が逸れるのもおそらく数瞬のことだけだ。
「……今だよ、レイ」
 やっちゃって、と穂垂が告げたと同時にレイが動き出した。
 光の幾何学模様の防御壁は背景色を取り込み、レイの姿を隠している。暗殺体勢に入っていたレイは機械魔導弓を引き絞り、ひといきに矢を放った。
 狙いは必中。必ず貫くと決めたレイの一閃がシュトース・トゥルッペの胸を射抜く。
「何者だ!?」
 慌てて辺りを見渡した兵士だったが、再び舞ってきた惑火が心を惑わせていった。その間にレイが新たな矢を番えて射ち放つ。そうして少しずつ、削ぎ落とすように戦力が潰えていく。離れていた仲間が居なくなっていることに気付かぬまま進んでいる者もいるらしく、奇襲は成功だ。
「やりましたね、穂垂さん」
「ん。まだまだ、狙える敵が、いるみたい」
 視線を交わした二人は次の集団に目をつけた。おそらくいずれは其処に倒れている兵士の存在に他の敵が気付くだろう。その前に更なる強襲を加えたいと考え、レイ達は狙いを定めた。
「ここからは、どたばた、めちゃくちゃ」
「はい、撹乱して混乱させて行きましょう!」
 それこそがこのファーストアタックの最大の目的。穂垂は火を飛ばすと同時に火舞の大鎌を構え、此方に背を向けていた兵士に駆けていった。
「射抜きます!」
「それから、首を、落とす」
 その瞬間にレイの矢が兵を貫き、止めとして穂垂の斬撃が相手の首を斬り裂く。彼女達の連携は見事に標的を穿った。奇襲からの強襲としては十二分の成果を出している。
「こんなもんかな」
「そうですね、これ以上の騒ぎになる前にここからは退きましょう」
 敵はまだ様々な区画にいるようだが、深追いしてはいけないことは分かっていた。
「石は投じた。あとは任せて、ボクらは次へ、行こう」
「戦火から希望の灯火を燈して、前へ――」
「やることは、いっぱいだもんね」
 レイは強い意志を胸に宿し、穂垂は次なる戦場への思いを抱いた。
 身を翻した二人は駆けていく。戦いの先を見据える眼差しは只管に真っ直ぐ、ドイツ奪還の道へ向けられていた。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

三苫・麻緒
その忠誠心は見上げたものだよねー
でも合流なんてさせてあげない
私たちは私たちの目的のために、その忠誠…叩き潰す!

隠れながら確実に一体ずつ撃破を目指す形で行こうかな
退路については常に意識
≪殺気≫を殺して隠れながら敵の動きを≪観察≫して、私がいる方向への警戒が緩んだ瞬間に襲撃するよ
一撃で撃破するのが難しそうなら、突撃時に悪影響が出るように足を狙っていきたいね

突撃に対しては【飛翔】でその頭上を飛び超えちゃおう
目立ちたくないし、一応飛び越えるのに最低限度の高度と時間に留めておきたいね
もし大勢に見つかったら全速力で逃げる!


スィーリ・ラウタヴァーラ
『聖槍』オイゲン大公の配下たちが標的でございますか。
任務、了解いたしました。
戦時の勝利への道は決して有力敵を叩くことだけにあらず。末端の兵の動揺、それも十分に効果的でございますから。

とはいえ、多勢に無勢。大軍に飛び込むなど愚の骨頂でしょう。
であれば、はぐれた敵を始末していくとしましょう。
メイドはあくまで裏方。メインの戦場はご主人様方(他のディアボロス)にお任せです。

さて、敵は随分と重武装の様子。一撃でどうにかするのは難しそうですね。
ならば、徐々に戦闘力を奪っていきましょうか。
『Made in Blood』
手持ちのあらゆる刃物で、防具のつなぎ目、膝の裏……何度でも刻んで。
朽ち果てるその時まで。


古城・雪凪
まだ準備が整っていない場面で攻撃を仕掛けられるなんて好都合だ

狙うははぐれている敵、あるいは合流前の個体
足を捉えるトラップ生成
気を取られている隙に終焉ヘノ導キによる暗殺を狙おう
複数個体を相手取ったり、一撃で仕留められない場合は連撃、早業、鋼糸による捕縛、残像を織り交ぜて

君のような個人には恨みはないけれど
後々俺たちに害をなすというのならば話は別だ

回避には残像も活用して

他に攻撃を仕掛けている復讐者の動向は常に注意
なるべく隠密行動、場所を悟られないように
集団に狙われそうになるor自身へのダメージが大きくなったら撤退

復讐者が撤退に手間取る様子があった場合は
余裕があればトラップ生成での足止め、支援を行う


●繋ぐ糸が示す先
 隠密奇襲作戦が始まった同時刻。
 別の区画にもパラドクストレインから降りた者達が息を潜めていた。
「此度は『聖槍』オイゲン大公の配下たちが標的でございますか。了解いたしました」
 スィーリ・ラウタヴァーラ(銀翼の従者・g06897)は今回の任務を確かめ、周囲の様子を探っている。
 その横には辺りの気配を読み取ろうとしている古城・雪凪(繰創者・g01119)と、気合いを入れる三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)の姿もある。
「オイゲン大公か。まだ準備が整っていない場面で攻撃を仕掛けられるなんて好都合だ」
「その忠誠心は見上げたものだよねー。でも合流なんてさせてあげない!」
 チェコのプラハに戦力を集めているという大公。
 オイゲン・フォン・エスターライヒという名を持つドイツ騎士団総長。仕える者を亡くしてしまった現状、彼女は迷っているらしい。その忠誠心の高さはかなりのもののようだが、オイゲン大公の行うことを見過ごす訳にはいかない。
「私たちは私たちの目的のために、その忠誠……叩き潰す!」
「行きましょう、皆様」
 スィーリはそっと仲間に呼び掛け、物陰から前方を示す。
 戦時の勝利への道。それは決して有力敵を叩くことだけにあらず。先ず狙うは末端の兵の動揺、それが十分に効果的だということをスィーリは知っている。とはいえ、現在は多勢に無勢。まだ誰にもディアボロスの存在が気付かれていない現状、大軍に飛び込むのは愚の骨頂となる。
「あの辺りが狙い目だな」
 雪凪は二人の兵士が歩いている箇所を示した。まだ本隊に合流していない兵なのだろう。
 三人の狙いはそういった敵兵を各個撃破していくことだ。
「いいね、やっちゃおうか」
「はぐれた兵というよりも偵察でしょうか。好都合ですね。始末していくとしましょう」
 雪凪の見据える先に目を向け、麻緒とスィーリが同意する。
 三人でそれぞれに攻撃を仕掛ければ、あの数程度ならば一瞬でかたがつくはずだ。スィーリが軽くお辞儀をしたことで、隠密奇襲作戦は幕をあける。
「メイドはあくまで裏方。メインの戦場はご主人様方にお任せです」
「つまり、援護してくれるってことだね」
 ありがとう、と明るく答えた麻緒はスィーリに期待を抱いた。何かを話しながら歩いてくるシュトース・トゥルッペ達。彼らに狙いを定めた麻緒はミント色の翼を広げる。
(「罠が発動したら、飛び込む!」)
 麻緒が飛び出すタイミングは既に決まっていた。敵の進路に先回りした雪凪のトラップが発動した瞬間だ。
 物陰に潜んだ雪凪はそのときを待っている。
(「――来た」)
 そして、シュトース・トゥルッペがその箇所に通り掛かった。悟られぬよう幾重も仕込まれた罠が発動していく様はまるで終焉への導きだ。
「敵襲か!」
「構えろ! 敵を炙り出せ!」
 敵兵はトラップにも慌てず、即座に体勢を立て直す。しかし、そのときにはもう麻緒とスィーリがシュトース・トゥルッペの背後に迫っていた。
「探さなくてもここにいるよ。けれどすぐにお別れだね!」
 麻緒が魔力の弾丸を解き放ったと同時に、無音でもう一体の敵に近付いたスィーリが斬り込む。仕込みナイフが刻んだのは武装の上。だが、放たれたのは一撃のみではなかった。
「く……こいつ、速い!」
「血が流れるのであれば、いずれ殺せます」
 手持ちのあらゆる刃物で以て、スィーリが狙い続けるのは防具の繋ぎ目や膝の裏。雪凪のトラップが発動したことで相手が衝撃を受けていたことも功を奏した。
 じわじわと、されど何度も刻み付けられるメイドの刃は敵兵の力を奪っていく。
 同様に麻緒も幾重もの魔弾を放っていった。容赦はせず、確実に仕留めると決めた彼女の連撃は遠慮がない。そうして、其処に雪凪の声が掛けられる。
「二人共、すぐに後ろに下がってくれるか」
「うん!」
「承知いたしました」
 麻緒とスィーリが後方に身を引いた瞬間、雪凪が解き放った連撃が宙を舞う。鋼糸による捕縛からの残像を織り交ぜた一閃がシュトース・トゥルッペの身を切り刻んだ。
「君のような個人には恨みはないけれど、後々俺たちに害をなすというのならば話は別だ」
 そういって雪凪が腕を下ろしたとき。
 地面に倒れた兵士達は戦う力を失っており、既に事切れていた。
 まずは二体を倒したことをしかと確かめた三人は視線を交わしあう。されど、これで任務が終わったわけではない。周囲のあちこちには同様に偵察や見回りに出ている兵士がいるようだ。
「今の作戦でどんどん仕留めていこう」
「ええ、協力しあえば効率もよくなります。これならご主人様方のお力を存分に引き出せそうです」
「それじゃ決まりだな。罠に気付かれないように工夫していく必要もありそうだ」
 麻緒は両手の拳を握り締め、スィーリは静かに双眸を細めた。雪凪も罠の仕掛け甲斐があるとして意気込みを見せ、次なる標的の居場所を探ってゆく。
 その際、スィーリは血で汚れたナイフから雫を振り落とす。
「それに敵は随分と重武装の様子ですから、一撃だけでどうにかするよりも――」
 今しがたのように徐々に戦闘力を奪う方法が良い。
 そう、朽ち果てるそのときまで。
 スィーリの語る言葉を聞いた麻緒は、ますます彼女のことを頼もしく感じていた。そうしていると壁の向こう側から話し声が聞こえてきた。
 はっとした麻緒と雪凪は声を潜め、次の敵の様子を窺う。
「やっぱり二人一組で行動してるみたいだね」
「こっちに来るようだな。好都合だ」
 トラップを仕掛けてくる、と告げて先に行った雪凪は不安など感じていなかった。仲間と共に挑んでいる今、この奇襲作戦は絶対に成功すると確信できる。
 スィーリも信頼を抱き、麻緒と共に敵の動向を報告した。
「来ました。それでは参りましょう」
「全力全開でいくよ!」
 刹那、再びトラップが発動する。真っ直ぐに彼岸への道を指し示すように巡る雪凪の糸と意図。其処に続くようにして麻緒が飛翔していき、スィーリの刃が煌めく。
 次の敵はこちらに向けて突撃してきたが、軽々と頭上を飛び超えた麻緒が相手を揺動した。敵兵は次々と倒され、オイゲン大公に報告が通ることなく事が進んでいるようだ。
 そして、戦いは続いていく。
 目立たず素早く。それでいて全力で挑む。復讐者達の強襲作戦は鋭く巡り、敵の戦力を着実に削っていった。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

イロハ・アプリルシェルツ
【アドリブ&連携歓迎】

さて地の利は当然だけど先んじていた敵側
覆すには意識の隙を突く速攻作戦が必要かな

随分と物騒な突撃歩兵だから
考えなしに挑めば突撃されて
挽き肉になるだけだよね
ならばハルバードの間合い内に敢えて飛び込むのが良策
互いに連携を取ろうとすれば同士討ちになりかねない
同士討ち覚悟でも迷いが出るに違いない
そんな【勇気】無き者には立てない鉄火場がイロハの戦場だよ

身体は半身にして攻撃を受ける面積を減らそうか
聖句を唱えて、生半可な鉄板さえも貫き通す
【ペトロの殉教】を発動させ敵を斃すよ
死と隣り合わせの巡礼はまだまだ始まったばかりだからね

騎士崩れのキミ達にお祈りの時間は必要かな?


本郷・夏深
引き際を決して見誤ったりはしませんが
この手で仕留められる敵は皆、殺しておきたい気持ちです
前哨戦は豪快に、そしてエンターテインメントは派手に過激でなくては!

ある程度まとまった部隊に狙いを定めて、扇を広げ
『涼暮』にて片っ端から切り裂いて、切り刻んで、刺し貫いて参ります
そんなに武装しては暑くて苦しくて堪らないでしょうに
しかしご安心を。カフカがすぐに楽にしてあげます

敵の攻撃は、突撃ならば軌道は読み易いのでありがたい
シールドでの一撃も舞い踊るように回避しながら、扇での一閃を恵んで差し上げます
危ないですねえ、私が大怪我でもしたら責任を取れるのですか?
ああ、その足がいけないのですね
斬り落としておきましょう!


●華やかなる殉教
 集結しつつある軍勢。
 統率された兵達は部隊として動いている。その背を物陰から見遣り、様子を窺う影がふたつ。
「さて、次の戦場だね」
 イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)の瞳はシュトース・トゥルッペ達を捉えていた。これまでに感じていた通り、やはり地の利は敵側にある。
 今回の敵は二部隊。経験則から導き出しているのは、利を覆すには速攻作戦が必要だということ。
「イロハ達であの部隊を壊滅させる。いけそう?」
「勿論です。前哨戦は豪快に、そしてエンターテインメントは派手に過激でなくては!」
 問いかけた先に立っているのは本郷・夏深(逢魔が夏・g00583)だ。今は地味に物陰に潜む夏深だが、段取りがつき次第あの部隊に飛び込む気概がある。前哨戦であるゆえに引き際は見極めるが、夏深には敵に抱く強い思いがあった。
「この手で仕留められる敵は皆、殺しておきたい気持ちです」
「はっきりしてていいね。イロハも敵は多めにやっつけておきたい気分」
 夏深とイロハは深く頷き合う。
 そういった気持ちがなければ、複数の部隊に戦いを挑もうとは考えないだろう。イロハは身構え、部隊への突撃の機会を見計らっていく。
「随分と物騒な突撃歩兵だから、考えなしに挑めば突撃されて挽き肉になるだけだよね」
「それは遠慮したいですね。挽かれるのは敵だけでいいに決まっています」
「じゃあ、出方は決まり」
 あのハルバードの間合い内に敢えて飛び込むのが良策。そう語ったイロハは合図を送り、一気に駆け出す。其処に合わせて地を蹴り上げた夏深もひといきに狙いを定めた。
 夏深は右、イロハは左側から駆けることで敵の注意を左右に分かつ。それと同時に挟撃も行える手筈だが、相手はよく訓練された部隊でもあった。
「敵襲!」
「三時と九時の方向! 構えろ!」
 即座に此方の動きを気取った敵兵部隊は、それぞれにシールドとハルバードを手にしている。しかし、夏深もイロハも足を止めたりはしなかった。
「望むところです。カフカも容赦なく行きますから、貴方がたも遠慮なくどうぞ!」
 夏深が扇を広げると青海波の文様が敵の視界に入る。其処から繰り出される舞撃は波の如く、敵を切り裂く衝撃波となって巡った。シールドを掲げたまま突撃してくる兵もいたが、夏深は素早く跳躍することで一撃を避ける。
 その反対側ではイロハがハルバードの一閃を華麗に躱していた。敢えて間合い内に入り込んだイロハは、信仰によって強化された聖なる一撃を叩き込んでいる。
「どうかな、この状態で刃を振るえる?」
 互いに連携を取ろうとすれば同士討ちになりかねない距離。もし同士討ち覚悟だったとしても迷いが出るに違いない。そのように戦況を読んでいたイロハは敵の合間を掻い潜り、鋭い一撃を与え続けていった。
「この、ちょこまかと……!」
「そんな勇気無き者には立てない鉄火場がイロハの戦場だよ」
 僅かに焦った兵士が踏み込んできたが、それは取るに足りない攻撃でしかない。イロハは身を翻し、敵のシールドを蹴り飛ばすことで悪しき護りを貫き通した。
 何人かが次々と倒れ伏していく中、右側の敵兵も戦う力を失いつつあった。
 夏深が揮ってゆく、涼暮の一撃。その名の通り涼やかに、暮れゆく空の如く色彩を広げる扇舞は敵を片端から斬り裂き、切り刻み、完膚なきまでに刺し貫く。
「そんなに武装しては暑くて苦しくて堪らないでしょうに。しかしご安心を」
「何だと……?」
 ふっと緩やかに微笑んだ夏深の瞳が敵に差し向けられた。敵が強く身構えた刹那、夏深は扇を華麗に振り下ろす。
「カフカがすぐに楽にしてあげます。こうやって、ね!」
 斬り抜けるように駆けた夏深の言葉が終わると同時に敵兵が地に伏し、大盾を取り落とす。
 突撃ならば軌道は読み易かった。寧ろありがたいですね、と言葉にした夏深は更なる敵に狙いを付けている。舞い踊り、派手に自分の姿を魅せていく夏深には或る考えがあった。
 敢えて目立ちながら戦うのは敵に自分達の存在を報せるためだ。こうすることで此方が脅威だと思われれば敵軍にプレッシャーを与えることができる。
「さぁ、この一閃を恵んで差し上げます」
「聖句も捧げてあげようか」
 夏深の舞撃が敵を貫いたタイミングに合わせ、イロハも聖句を唱える。それは生半可な鉄板であるならば貫き通すほどの威力が宿っていた。対するシュトース・トゥルッペ達は突撃と突進を繰り返している。まともに受ければ無事では済まないだろう攻撃を躱しながら夏深は立ち回っていた。
「危ないですねえ、私が大怪我でもしたら責任を取れるのですか?」
「そこ、踏み込みが甘い」
 イロハも身体を半身にして攻撃を受ける面積を極力減らし、上手く攻撃をすり抜けている。其処ではたとした夏深は狙いを敵の足元に向けた。
「ああ、そういうことですか。その足がいけないのですね。斬り落としておきましょう!」
 先程に告げた通り、夏深の一閃は容赦がない。
 イロハもペトロの殉教を発動し続け、敵を一体ずつ確実に斃していった。
「死と隣り合わせの巡礼はまだまだ始まったばかりだからね。騎士崩れのキミ達にお祈りの時間は必要かな?」
「う……ぐ……」
「どうやら必要なさそうですね!」
 イロハの問いかけに敵が答えられないと察した夏深は、高らかに笑いながら止めを与えていく。
 そして――。
 勇ましく進んだ復讐者によって、幾つもの部隊が壊滅した。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

フラン・ベルジュ
あの悪い人達を今ここでやっつけないと、別のディヴィジョンに行って悪いことを続けちゃうって事だよね
そんなことはさせないよ!

向こうはとっても数が多いし、ひっきりなしに爆発する弾を撃ってきますね…
だったら、こっちも数に頼ります!
魔法で呼び出したたくさんのゴーレム達に陣形を組んでもらいましょう
横にずらーっと並んで、相手の突撃を妨害するように進軍してください!
正面に頭上、ゴーレム同士で死角を補い合うように盾を構えて、砲撃を防ぎながら距離を詰めていきましょう
攻撃できる距離まで進めたら、みんなで一斉に放電を開始!
相手の兵士さんをみんな痺れさせてしまいます!

よーし、こっちは充分!
みんな、撤収しましょう!


諷和・もこ
(アドリブ、連携、大歓迎なんだよ!)

沢山の兵隊さん達には、沢山の妖精さんをぶつけるんだよ!
というわけで、妖精さんこっちなんだよー!
と、沢山のもこもこ妖精さんを【召喚】するんだよ

ボクの妖精さんたちは、見た目はかわいいのに肉食で獰猛(突然クワっと豹変するタイプ)だから、きっと敵の兵隊さんたちもビックリしちゃうんだよ
……なんでボクの妖精さんはこうなんだろ……?

んん、嘆いてる暇はないんだよ!
戦場を見渡して、囲まれたりピンチになってる仲間がいたら
妖精さんたちを【統率】して助けに入ったり
兵隊さんたちが固まってる場所に向かわせて【制圧射撃】したり
【臨機応変】に戦ってもらうんだよ!(妖精さんに)


●進撃の一路
 皇帝の妄執を打ち砕き、大地を奪還するための戦い。
 来るべき時の前哨戦が始まりゆく中、少年と少女は敵軍を強く見据えていた。
「あの悪い人達を今ここでやっつけないと、別のディヴィジョンに行って悪いことを続けちゃうって事だよね」
「そうなんだよ、何とかしてとめないと!」
 フラン・ベルジュ(揺らめく焔のように・g06262)がオイゲン大公の元に集いつつある軍勢を示すと、諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)がこくこくと頷いて答えた。
 敵となるのは空中要塞ビスマルクや、いまだ残る機械化ドイツ帝国のゾルダートだけではない。
 幻想竜域キングアーサーに断頭革命グランダルメ、吸血ロマノフ王朝といった別のディヴィジョンの者達も参戦しており、混戦極まる状況だ。
「だったら、そんなことはさせないよ!」
「たくさんの兵隊さんが集まらないように……ボクたちでがんばろう!」
 意気投合したフランともこは視線を巡らせ、敵軍勢の様子を確かめた。集結している部隊はかなりの数であり、全てを相手取ることは難しい。しかし、二人には考えがあった。
 既に別の復讐者が隠密作戦と強襲作戦を行い、幾つかの部隊や兵士達が倒されている。混乱は徐々に広がっているが、敵を更に撹乱する方法を二人は持っていた。
「向こうはとっても数が多いし、ひっきりなしに爆発する弾を撃ってくるようですね……」
「そんな兵隊さん達には、たくさんの妖精さんをぶつけるんだよ!」
「だったら、こっちも数に頼ります!」
 フランの言葉を聞き、もこは力を巡らせはじめる。フランも精霊を呼ぶことを決めて魔力を練り上げ、ふたりは一気にパラドクスを発動させていった。
「というわけで、羊さん羊さん。妖精さん、こっちなんだよー!」
「お願い、精霊さん! ……“立ち上がれ!”」
 もこが召喚したのはもこもこ妖精さん。フランが呼んだのは精霊が宿った鋼のゴーレムだ。
 敢えて目立つように戦場に配置していった妖精とゴーレムは瞬く間に敵に発見されてしまう。されど、それもまた復讐者達の作戦のひとつ。
「おい、あれは――」
「敵襲だ。かなりの数がいるぞ、決して油断するな!」
 唐突に目の前に大群が現れても冷静に対処していくシュトース・トゥルッペ達。だが、それが裏目に出ていくことなど誰も知らないまま。
「お願いします。横にずらーっと並んで、相手の突撃を妨害するように進軍してください!」
 精霊ゴーレムに願ったフランは陣形を組ませ、敵兵の攻撃を阻みに掛かる。一体ずつは強くなくとも、こちらの実力を知らない敵軍にとっては数が脅威に映るはず。
 ゴーレムが敵に向かっていく最中、もこも羊妖精を遣わしていく。ふわふわとして可愛い見た目の妖精はゴーレムと一緒に進軍していた。だが、それらは肉食かつ獰猛な性質を持っている。
「あの防御力がなさそうな方からやるぞ」
「ああ、分かった!」
 声を掛けあった敵兵が妖精に突撃しようとした瞬間、ふわふわが突如としてクワっと豹変した。敵から悲鳴があがった気がしたが、もこは見て見ぬふりをしている。
「きっと敵の兵隊さんたちもビックリしちゃったんだね。……なんでボクの妖精さんはこうなんだろ……?」
「と、とっても頼もしいですよ!」
「んん、ありがとう。嘆いてる暇はないんだよ!」
 フランからのフォローを受けてもこが気を取り直す。その間にも羊達はドドドドと轟音を響かせながら突撃していき、敵兵士とぶつかりあっていた。其処にゴーレムの進撃が加わることで相手方の混乱は広がっていく。
 正面に頭上。ゴーレム同士で死角を補い合うように盾を構えていけば、ある程度の砲撃は防げた。
 少年達はこの場の敵を殲滅する必要はないと思っている。
「今です、みんなで一斉に放電を開始! 相手の兵士さんをみんな痺れさせてしまいましょう」
 フランはゴーレム達に指示をしながら、相手の様子を確認していた。こうして敵を疲弊させるだけでも敵軍に与えるダメージとしては十分だ。
 オイゲン大公の戦力を削ぐことが此度の目的であるゆえ、これでいい。
 もこも引き際を間違えないように気をつけながら周囲の様子を探っていった。ふわふわと駆ける妖精達を統率するもこは宛ら、小隊の部隊長のようだ。
「いけーっ、どんどん制圧していくんだよ! でも危なくなったら引くんだよ!」
「よーし、こっちは充分!」
 もこが順調に羊妖精を繰り出していく中、フランが隣に戻ってきた。深追いは厳禁だと感じたゆえにもこの近くまで引いてきたらしい。
「あと少しだけ頑張ってから撤退しよう。大丈夫?」
「僕は平気です。無理しないようにしていきましょう!」
「うん……!」
 少女と少年はしっかりと頷きあい、戦局を見据えていた。撤退の機を見逃さぬようにしながらもゴーレムと妖精は次々と駆け、戦場を掻き回している。
 作戦はすべて上々。
 ディアボロス達の八面六臂の活躍によって、奪還への道が拓かれていく。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

ギィース・エレクレ
【CANVAS】

んー、そうだね
カッコ良い感じはするけど俺的にはどうかなか

そうだね!少しでもドイツ奪還戦の手助けになる様に!
はーい!!頑張ろね!
でも危険だと思ったら逃げてね?
レジーナちゃん、ブラシちゃん

そうだね、少数で逸れた奴らとか狙って少しずつ減らして行こう
ブラシちゃん頑張って

サキュバスミスト
で魅了で敵の動きを止める
はぁーい!ごめんね
と妖刀で確実に切り刻む

連射されたら避けながら
レジーナちゃんこっちと彼女の手を引いて避けつつ
おぉ!!レジーナちゃんのスケッチ凄いね!そのままの姿だね
じゃ次もいっちゃお!

ふふっ、そうだね。
じゃお茶して帰らない?


レジーナ・ネイサン
【CANVAS】

主君の言葉に盲目にならず
自身で判断……良いカンジにも聞こえるけど
ギィース的にはイマイチ?
何方にせよこうなると厄介だね

上手く戦力減らして
今後のドイツ奪還戦の景気づけと行きたいし
がんばろう
ブラシ、ギィース
そっちもね

集まりきる前らしいが十分多勢
少数を狙い確実に減らそう
移動中か逸れたかのヤツを探す
ブラシ、彼方偵察してきてくれる?

あれかな
ギィース、グッジョブ!
彼の攻撃に合わせ『リアライズペイント』
詳細に敵をスケッチ
一瞬同士討ち?なんて攪乱を狙えれば上々
仲間の動きも注意して
必要なら庇いに入らせる
お?ありがと
よし、次ね

但し撤退の体力は温存
頃合で帰還
コラ油断禁物
無事に帰った後なら検討しよっかな


●帰路はお気に召すまま
 聖槍の異名を持つドイツ騎士団総長、オイゲン大公。
 彼女が抱く思いを想像すれば、言葉にできぬほどの複雑な心境だと分かる。
「主君の言葉に盲目にならず、自身で判断した結果、か」
「んー、そうだね。先を見据えての行動って言えば悪いものじゃないのかもね」
 レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)とギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)はオイゲン大公への思いを抱き、軽く視線を交わす。
「良いカンジにも聞こえるけど、ギィース的にはイマイチ?」
「カッコ良い感じはするけど、俺的にはどうかな。何とも言えないな」
「何方にせよこうなると厄介だね」
 語り合った二人は状況を改めて判断していく。チェコのプラハに集結しつつあるゾルダート達は目的地を目指して進んでいる。その中には部隊に追い付いていない連中もいるように見えた。
 今回はそういった輩を狙うのがレジーナ達の決めた作戦だ。
「上手く戦力減らして、今後のドイツ奪還戦の景気づけと行きたいね」
「少しでもドイツ奪還戦の手助けになるように!」
「がんばろう」
「はーい!! 頑張ろね!」
 意気込みを重ねた二人と一緒に、モーラット・コミュのブラシもふわふわと毛並みを揺らした。その様子に和みながらもギィースは一人と一匹にそっと語る。
「でも危険だと思ったら逃げてね? レジーナちゃん、ブラシちゃんも」
「ブラシ、ギィース。そっちもね」
「勿論!」
「じゃあまずはあいつらを確実に減らそう」
「そうだね、少数で逸れた奴らとか狙って少しずつ減らして行こう」
 作戦の確認をした二人はモーラットに視線を向け、敵がいるであろう方向を示す。
「ブラシ、彼方偵察してきてくれる?」
「ブラシちゃん頑張って」
 レジーナの願いを受けたブラシは気配がする方向に向かっていった。移動中の敵を見つけたら戻って来て欲しいと願われたブラシは警戒しながら進む。
 しかし、モーラットは予想以上に早く戻ってくることになる。おそらく敵に見つかりそうになったので真っ直ぐに引き返してきたのだろう。細められた目と開かれた口許からブラシが焦っていることが分かる。
「おかえり、ブラシ」
「すぐそこにいるみたいだね。行こうか!」
「あれかな」
 レジーナとギィースは即座に身構え、ブラシが見つけた敵の方に駆け出した。
 標的は二人。自分達が相手取るに相応しい数だと察した彼女達はパラドクスを紡ぎ始めた。先ずギィースが巡らせたのはサキュバスミスト。魅了の魔力を宿した桃色の風が放たれ、敵の意識を惑わせていく。
「何だ……?」
「これは――」
「はぁーい! ごめんね!」
 敵兵達の間に生まれた隙を突いたギィースは妖刀を振り下ろした。
 敵兵はすぐにはっとして正気を取り戻したが、一撃目の傷は深く刻まれている。
「ギィース、グッジョブ!」
 レジーナは彼の攻撃に合わせて絵筆を振るった。詳細に敵をスケッチすることで描いた絵が実体となっていき、敵の姿そっくりの味方が作られる。これで一瞬であっても同士討ちに思わせ、攪乱を狙えればいい。
「おぉ!! レジーナちゃんのスケッチ凄いね!」
 そのままの姿だね、とギィースが褒めたことでレジーナは薄く笑む。
 僅かに判断に迷ったらしい敵を見遣り、レジーナは更に筆を走らせた。そのとき、ギィースが敵兵の動きに気が付く。
「レジーナちゃんこっち!」
「お? ありがと」
 彼女の手を引いたギィースは、重砲による突撃射撃範囲から抜け出した。直後に銃弾が二人のいたところを貫いたので間一髪だ。その間にリアライズペイント製の兵士が敵を貫き、一体目が撃破された。
「じゃ次もいっちゃお!」
「よし、次ね」
 妖刀で斬り掛かるギィースに合わせ、レジーナも描写兵を上手く立ち回らせてゆく。ブラシも二人に倣ってスパークを巡らせて敵を威嚇していた。レジーナ達は静かな覚悟を決めながら、二体目の敵を打ち倒す。断末魔をあげることさえ許さなかったギィース達の連携は見事なものだ。
 この調子であれば、更に索敵して別の敵グループを倒すことも可能だろう。
「あと少しだけ戦っていこうか」
「ふふっ、そうだね」
「その後は無理せずいい頃合いで帰るよ」
「じゃお茶して帰らない?」
 周囲を警戒しながらも、ギィースは軽快な調子でレジーナに提案を投げかけた。少数の敵を狙った隠密行動であるがゆえに激戦にはならないと踏んでのことだ。
「コラ、油断禁物」
「油断はしないからさ、駄目かな?」
「無事に帰った後なら検討しよっかな」
「やった!」
 そして、二人は再び眼差しを交わしあった。無事に帰ることは絶対。
 戦いの中であっても心を乱さないこと。それもまた、事を上手く進めていくための秘訣なのかもしれない。
 その後のお茶の時間がどのように巡ったのかは、二人だけが知ることだ。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】がLV2になった!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

リヴァル・アーク
まずは奪還のための布石を打つとしましょう。
王なき今、その勢いを失っていると思いましたが……そんなことはなさそうですね。むしろ、更に面倒なことになりそうです。
グランダルメへの亡命は絶対にさせません!

物陰に隠れながら頃合いを見計らって『ドラゴンスペル・スケーター』で『突撃』、『エアライド』を駆使しながら【魔導竜炎撃】で集結しているシュトース・トゥルッペを撹乱してみます。
『衝撃波・吹き飛ばし』の連撃で敵の陣形を崩し、戦況が危うくなればすぐに撤退します!

お前たちをここで討つ!


レナータ・ペトリェンコ
アドリブ・協力歓迎

敵の部隊がまだ合流途中のようです
折角ですし暴れていきましょう
私、引っ掻き回すのは大好きなのですよね

少数の敵部隊が中継地点にしそうな市街地に待ち伏せて奇襲を仕掛けます
相手は破壊に優れているようですが、こちらも利用していきますよ

[地形の利用]で相手からの死角など場所に潜伏、攻撃地点に来たら”RPM-21”の[制圧射撃]で不意打ちしつつその場に釘付けです
あとは《銃弾の大嵐》でお片付けですね
反撃は強力ですけど、建物に突っ込ませるなりして敵の自爆も狙えます
手早く済ませましょう

倒しきれなくとも長居せずにさっさと撤退です
置き土産で建物の一部を[破壊]して妨害します
嫌がらせは徹底的に、ですね


●嵐と灼熱
 先ず打つべきは奪還のための布石。
 プラハに集結している途中の軍勢を見つめ、リヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)とレナータ・ペトリェンコ(“Klyk”(クルィーク)・g01229)は息を潜めていた。
 統率された部隊の姿もあったが、狙うのはそちらではない。前哨戦として敵戦力を減らすための隠密行動が必要だと判断した二人は現在、大部隊から離れている敵を探していた。
 此処は少数の敵部隊が中継地点にしそうな市街地。建物の影で待ち伏せて奇襲を仕掛けるのがレナータ達の目的であり、何よりの狙いだ。
「王なき今、その勢いを失っていると思いましたが……そんなことはなさそうですね」
「敵の部隊がまだ合流途中のようですが、随分と覇気があるようです」
「この状態ではむしろ、更に面倒なことになりそうです」
 話し声を抑えたリヴァルとレナータは敵の様子を窺い続ける。こうやって物陰に隠れて好機を読むのも此度の作戦に大切なこと。現に復讐者達は様々なところで奇襲を仕掛けて徐々に敵の数を減らしていた。
 レナータとリヴァルもまた、そういった作戦を行う者達のひとりだ。
「折角ですし暴れていきましょう」
「ただし、秘密裏にですね」
「ええ。私、引っ掻き回すのは大好きなのですよね」
 人の良さそうな笑みを浮かべているものの、レナータが落とした言葉は少しばかり過激に聞こえた。されど、この状況においては頼もしいものでしかない。
 頷いたリヴァルは気合いを巡らせ、進軍していく敵兵をしかと見つめた。
「グランダルメへの亡命は絶対にさせません!」
「相手は破壊に優れているようですが、こちらも利用していきますよ」
 リヴァルが決意を言葉にすると、レナータは敵への思いを紡いだ。
 オイゲン大公や兵士達にも忠誠心があるのだろうが、ディアボロスとは相容れない。致し方ないのだとして心を決めたリヴァルは機会を待ち続けた。
 そして、あるとき。
 三名で歩いてくるシュトース・トゥルッペ達を見つけたレナータは双眸を細める。
「……狙い目ですね」
「行きましょう」
 小声で合図を送りあったリヴァル達は襲撃の手筈を整えた。潜んでいる場所からならば相手の死角になっているはずだ。攻撃地点を定めたレナータは軽機関銃を構える。
 そして――。
 敵兵が其処に差し掛かった瞬間、激しい銃声が響き渡った。其処に合わせて飛び出したリヴァルがドラゴンスペル・スケーターで以て敵との距離を詰める。
「全てを灼き尽くす、魔導竜炎撃!」
「敵襲か!」
 不意打ちに気付いた敵兵が身構えたが、リヴァルの方が速い。そのうえレナータが降らせた銃弾の雨が敵をその場に釘付けにするが如く襲い掛かっていった。
「お片付けさせて貰いますね」
 銃弾の大嵐が巻き起こす被害は、まるで暴風雨が通ったかのよう。対するシュトース・トゥルッペも反撃に移ってきたが、リヴァルもレナータも慌てはしない。
 リヴァルは魔術の炎と竜の火炎を四肢に宿らせており、目にも留まらぬ連撃を繰り出す。圧倒された敵は槍斧を振り回して突撃してきた。
「突進力は凄いですが……まだまだ!」
「手早く済ませましょう」
 リヴァルは竜滅の篭手で一撃を受け止めて耐える。レナータは身を躱し、相手を建物に突っ込ませるように誘導した。敵が衝突した建物が崩れ落ちていくが、それもまた狙いのひとつ。
 混乱に乗じて縦横無尽に立ち回ったリヴァルは強い意志を抱き、はっきりと宣言する。
「お前たちをここで討つ!」
 そして、この過程を来たる戦いの標としていく。
 リヴァルの激しい連撃に続き、レナータが降り注がせる銃弾の暴雨が敵を貫いていった。
 激しい攻防は続いたが、ディアボロス達は果敢に敵へ立ち向かってゆく。
 やがて、当初の狙いであった三体の兵が全て倒れる。その頃には他のディアボロスも多くの敵を倒しており、周辺には大きな混乱が巡り始めていた。
「そろそろ撤退の頃合いでしょうか」
「長居せずにさっさと撤収ですね。ですが、その前に置き土産です」
 リヴァルが踵を返した直後、レナータは近くにあった建物に銃撃を叩き込んだ。嫌がらせは徹底的に、と小さく笑んだレナータも撤退路として決めていた方向へと駆け出す。
 そうして、復讐者達の足音が遠ざかっていった。


●撤退のち勝利
 オイゲン大公の戦地に向かった者達は全員、無事にパラドクストレインに戻った。
 此度の襲撃作戦は大成功と呼べる。
 復讐者によって倒れた兵士達はもう二度と動き出すことはなく、兵力は十二分に削られただろう。確かな手応えを感じたディアボロス達はまた一歩、先に進むことができた。
 完全な勝利を得るまで、あと少し。
 ドイツの大地を取り戻し、歴史を正しい形に戻すための戦いは此処から更に巡り続ける。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年04月11日

【機械化ドイツ帝国奪還戦】『聖槍』オイゲン大公

 このシナリオは【機械化ドイツ帝国奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 機械化ドイツ帝国のジェネラル級ゾルダート、及び、断片の王撃破により排斥力の低下した機械化ドイツ帝国のディヴィジョンを強奪しようとする、吸血ロマノフ王朝、幻想竜域キングアーサー、断頭革命グランダルメの軍勢に、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、プラハに駐留するジェネラル級ゾルダート、『聖槍』オイゲン大公の軍勢です。
『シュトース・トゥルッペ』と戦闘を行い、「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑤『聖槍』オイゲン大公」の敵残存率を低下させます。


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#機械化ドイツ帝国
🔒
#【機械化ドイツ帝国奪還戦】『聖槍』オイゲン大公
🔒
#機械化ドイツ帝国奪還戦
🔒
#ファーストアタック
🔒
#『聖槍』オイゲン大公


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選択肢👾大群のトループス級『シュトース・トゥルッペ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。