リプレイ
エルフリーデ・ヴァッセルマン
『戦闘団GDで協力参加』
「残念、増援は届きませーん♪」
事件についてこう感じ、クロノヴェーダを赦さずディアボロスとして解決を目指します。
シュトース・トゥルッペの攻撃に対し、パラドクス「ダイブアンドズーム」を使うことで、まず、装甲列車が走る線路を上空から急降下爆撃して破壊します。(列車を脱線、転覆させられれば尚よしです)
動きの止まった、撃破できそうな敵を優先して攻撃し、「恐怖の急降下サイレン」を鳴らして敵の数を減らす。
他のディアボロスと連携して戦える場合は、上空から、援護します。
勝利のため、ある程度のダメージはやむを得ないものとしますが、他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
ゾルダートを満載した列車が、田園風景のなかを駆け抜けてゆく。
空は快晴。目にしみるような緑のなかで、黒鉄の車両はあまりにも無粋であり、異形であった。
ふと、青空に、ひとつの点が穿たれたことに、気づいたものがあっただろうか。
装甲列車に乗る増援部隊の誰かが、その影をみとめたのだとしても、双眼鏡を手に取るより早く、影はひとりの女性のすがたをとった。すなわちそれは、遥か高空より急降下してきた航空突撃兵――ディアボロスの急襲だ!
「残念、増援は届きませーん♪」
高らかに戦いの始まりを告げる天使のように、エルフリーデ・ヴァッセルマン(コールサイン『アドラーアイン』・g00556)は列車の前方へ舞い降り、地表寸前で鋭角に旋回する。
同時にバラまかれた高空爆弾は、鉄路に沿って着弾し、次々と爆発の花を咲かせていった。
閃光、轟音、火柱、黒煙。
それは運命の鬨の声だ。長閑は田園地帯は、このときより、ディアボロスとクロノヴェーダの戦場となったのである。
装甲列車の急ブレーキの音が、蒼空に鳴り響いた。
鉄路に火花を散らしながら、しかし、猛スピードで走行していた車両は慣性のままに黒煙のなかに突入していき、寸断された線路の先へ飛び込んだが、線路を失って列車が走り続けられるはずもなかった。
先頭車両は激しく弾んで、勢いのままに横転――黒鉄の車両は捻じれるようにして線路を外れ、緑の大地を削りながら脱線してゆく。
「われながら上出来ねぇ」
黒煙の帳を突き破り、再び列車上空に姿を見せたエルフリーデは、初撃の戦果に満足げな笑みを浮かべる。
だが、横転した車両の窓から、わらわらとゾルダートがあふれだしてくるのをみとめると、そのおもては殲滅者の冷徹さに覆われる。
敵兵がまとまった動きを見せるまえに、エルフリーデは急速旋回する。
鋼の翼は、空を裂き、低いエンジンの唸りとともに、叫ぶようなサイレン音を響かせた。
人類最終史においても、かつて、航空爆撃機はあえてサイレン音を響かせ、それをもって敵を恐怖せしめたという。ましてエルフリーデの急降下は威嚇ではない、すべてを爆破し、焼き払うだけの攻撃力を持っている。
爆撃に巻き込まれたゾルダートからは、逆説連鎖戦による時空を無視した反撃が行われ、槍斧重突撃の追撃が届いた。
受けた衝撃に、エルフリーデが錐もみ状に吹き飛ぶも、からくも体勢を立て直し、高空へと離脱する。
その視界に、仲間のディアボロスの姿を確認すると、再びターンして、援護のための降下へ移った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
フリーダ・レッチェ
『戦闘団GDで協力参加』
パラドクス「アナイアレイション」を使用します。
最初の目標は装甲列車、あるいはそれが走行する線路の破壊を試みます。
目的は敵の足止めと陽動です。
「"足を奪うのは常套手段"。だったかしら。」
敵群が出てきたら対象を列車と線路から敵兵に変えて攻撃を行います。
敵の「シールドバッシュ(POW)」に対しては正面からの砲撃で迎撃しますが
敵突進をくらう前に回避します。
撃破できそうな敵を優先して攻撃し、敵の数を減らしていきます。
勝利のため、ある程度のダメージはやむを得ないものとしますが、他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
ベルゼン・ウォンマー
戦闘団GDで協力参加
●心情
ヒンデンブルクの置き土産…ファルケンハインの配下共か
感知出来て良かった 早い所対処するぞ
王宮には充分な人員が集まっているからな、後方支援も大切だ
さていくら戦力が削れるか
●行動
装甲列車の動きを止める為 列車の破壊に柄付手榴弾を用いる
「王宮には行かせんぞ」
Metzeleiで正面から攻撃を仕掛ける
召喚した突撃兵と共に私もショットガンで応戦しよう
「勝利は復讐者にあり。貴様らの介入などさせるつもりはない」
トループス撃破後 余裕があれば後にローラントにも攻撃を加えたい所だが人が集まればそちら優先だな
アドリブ連携歓迎する
横転した列車から這い出してきたシュトース・トゥルッペは、通常の人間なら考えられないことだが、この大事故の影響もさして感じさせず、すぐさま体勢を整え、次なる敵襲に備える様子を見せた。一糸乱れぬその動きはまさに人ならざる機械のそれだ。
そんなかれらの頭上を超えて、大量の砲弾が飛来し、強制停止させられた装甲列車を炎に包んでゆく。
「“足を奪うのは常套手段”。だったかしら」
フリーダ・レッチェ(サイボーグの殲滅機兵・g01237)のアナイアレイションによる攻撃が、車両を破壊してゆく。
ほぼ同時に、まだ線路上にあった後方の車両でも爆発が起こった。
火柱を背景に、ベルゼン・ウォンマー(元ドイツ軍精鋭・現悪魔・g06685)が次々に投げる柄付手榴弾の影が弧を描く。
「王宮には行かせんぞ」
ふたりのディアボロスによって、装甲列車はまたたく間に爆破され、もはや走行が可能とも思われない。
万一、敵群が生存したとして、列車でベルリンへ向かうことはかなわないだろう。フリーダの言ったとおり、ゾルダートはまず足を奪われたのだ。
だが、だからといって、それで終わるクロノヴェーダでは、むろん、ない。
精強な兵士のゾルダートは、爆発炎上する列車を背に、隊列をなして向かってきた。その機械の眼がとらえるのはディアボロス。合金製の盾をかまえ、銃砲と一体化したハルバードを手にした姿は、機械化されたファランクスと形容してよかっただろう。
「“戦いは数”……それも真理ね。でも」
フリーダの武装が、列車から敵へと照準を変える。
「彼我戦力差の算定には火力も加味しないと」
一斉に射出された砲弾が、煙の尾を引きながら、狂った彗星のごとく戦場を縦横に奔った。ゾルダートは文字通り緻密な機械の動きで盾をかまえ、防御姿勢をとるが、砲撃はそれさえまるごと呑み込むほどの爆破となって、戦場を炎に包み込む。
無数のゾルダートが足元から吹き飛ばされ、壊れた人形のように宙を舞う一方、逆説連鎖戦の法則により生じた反撃が、武装を一斉発射したフリーダの眼前に迫った。
盾から吶喊するシールドバッシュへ向け、衝撃を殺すべく放たれる至近距離の砲撃と、バックステップによる激突からの回避行動を試みる。
そのときだ。フリーダとゾルダートの間に割って入るように、バラバラと軍靴の音がなだれこんできた。
「勝利は復讐者にあり。貴様らの介入などさせるつもりはない」
Metzelei――《殺戮》 の名を持つベルゼンのパラドクスが召喚した兵士の一団である。
兵士たちは一斉に銃をかまえ、矢衾を形成すると、一斉にその銃が火を吹いた。
血か、燃料か、なにかわからぬ飛沫を吹き出しながら、ハチの巣にされたゾルダートが崩れていく。
反撃のシールドバッシュを魔力の壁で受け止め、なおも余る衝撃に圧されながらも、ベルゼンは踏みとどまる。
上空からの、仲間の援護爆撃もあった。
爆音と爆炎のなか、ディアボロスたちはただの一体も残さぬ気迫で攻撃を続ける。
この段階で敵の動きを察知できた僥倖を、無駄にはできない。削れるだけの戦力は削っておくべきなのだ。
「こんなものか? ヒンデンブルグの置き土産は」
ベルゼンの金の瞳が、黒煙の向こうを見据える。
焼け残った車両の残骸のうえに、悠然と立つ男がいた。あたかもそこにスポットライトがさしているかのようだ。
「思いがけず早く第一幕の緞帳が上がったようだな」
シャオシュピーラー・ローラントは言った。
「だがそれもよかろう。ヒンデンブルグの置き土産だと? 否、われわれはファルケンハイン閣下の栄えある尖兵。おまえたちの血を、閣下に捧ぐとしよう」
周囲を見渡せば、すでにトループス級シュトース・トゥルッペは壊滅状態だ。
それでも、シャオシュピーラー・ローラントは臆した様子はない。この豪胆さが、このアヴァタール級ゾルダートが、指揮官として派遣された所以なのかもしれなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建造物分解】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
エルフリーデ・ヴァッセルマン
『戦闘団GDで協力参加』
「航空突撃兵として、空中戦で負けるわけにはいかないわねぇ。いざ、勝負!」
事件についてこう感じ、クロノヴェーダを赦さずディアボロスとして解決を目指します。
シャオシュピーラー・ローラントの「ラフィーニールト・タンツェン(SPD)」に対し、パラドクス「ダイブアンドズーム」を使うことで、華麗な空中戦を繰り広げ、味方が作ってくれる勝機を逃さず、背後から爆撃槌を叩きこみます。
自分のパラドクスと敵の攻撃方法の特性を考慮して戦います。
他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば、援護します。
他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
平楽・泰良
うへえ、異名聞いただけでも痛そうな相手ですね。
俺はそういう上司は勘弁願いたいですよ。
復習の刃で「クーゲルシュライバー」を投げて攻撃。
残留効果の飛翔で逃げつつ、近付かれた時は改造スマートフォンでガード。
要はボールペンですね、子供の頃格好良い名前だとか思ったもんです。
なんかの動画で武器にしてるの見て痛そうだと思ったんですよね。
まあ、俺のが致命傷になる必要はないんですよ、こっちに意識が向いた分が少しでも隙につながってくれりゃいいんですから。
(こちらから切り込む方がその間に撃たれて痛そうなので、というのも遠距離攻撃の理由。)
どこか「一般人」の感覚が抜けない元サラリーマン。
基本的には、ビジネススーツ姿。
整った顔立ちなればこそ、シャオシュピーラーの表情の酷薄さはより邪悪な印象を残す。
ゾルダートがディアボロスへ向けて攻撃を開始せんとしたそのとき。
針のように細く鋭い銀の光が空を裂いて飛来した。
「!」
シャオシュピーラーが飛びのいたところへ、銀の針は音を立てて突き立つ。それはひとつではない。立て続けに飛来して、シャオシュピーラーが立つ場所を狙うのを、シャオシュピーラーは連続して回避する。よく見ればそれは、ボールペンだ。いや、機械化ドイツ帝国風にいうなら「クーゲルシュライバー」と呼ぶべきか。
ボールペンであっても、この速度で撃ち出されれば凶器となりうる。
シャオシュピーラーが、その射出点――十分な距離を取ったうえで、パラドクスで生み出したボールペン攻撃を仕掛けてきていた平楽・泰良(平々凡々・g03637)の姿を視界にとらえた。
泰良の地味なビジネススーツ姿は、ボールペン攻撃には似つかわしいが、この戦場では奇妙に非日常な風体だ。
「こんなもので……!」
シャオシュピーラーの両手の銃が火を吹いた。
泰良は戦場に残留する飛翔の効果を得て空へと退避。しかし、時空を無視した逆説連鎖戦の反逆は、瞬時に間合いを詰めて泰良に迫る。
「筆記具で私を仕留められると思ったか」
「まさか。でも、なにかの動画で観たんですけど……刺さると意外と痛そうですよ」
「ではこれはどうだ!」
シャオシュピーラーの背から生えた機械爪が唸る。
重い一撃を、泰良が改造スマートフォンで受け止め、しかし、その衝撃にスマートフォンの画面にひびが入ったかと見えたとき、シャオシュピーラーは、それに気づいて表情を変える。
機械爪を展開したことによりがら空きになった背後に、爆撃槌をかまえたエルフリーデ・ヴァッセルマン(コールサイン『アドラーアイン』・g00556)がいたのだ。
すんでのところで身を翻し、高空へと脱するシャオシュピーラー。
「惜しかったわぁ。でも、逃がさない」
エルフリーデが追う。
「航空突撃兵として、空中戦で負けるわけにはいかないわねぇ。いざ、勝負!」
イカロスのように太陽へ向けて翔け昇るゾルダートだったが、エルフリーデの飛行速度はあっという間に距離を詰めてゆく。
敵は鋭角的に切り替えして旋回し、同時に後方へ銃撃を放ったが、エルフリーデは巧みなマニューバによって射線をかわし、着いてゆく。ドッグファイトだ。
そして、ついに距離を詰めたエルフリーデは、微笑みの残像を置き去りに、シャオシュピーラーの視界から失せる。
「しまっ――」
気づいたときはまたも背後に回り込まれていた。
叩きこまれた爆撃槌の一撃に吹き飛ばされ、羽を失ったイカロスのように墜ちてゆく。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
フリーダ・レッチェ
『戦闘団GDで協力参加』
絡み・アドリブ歓迎です。
シャオシュピーラー・ローラントの「ビューネ・ラムペ(POW)」に対し、パラドクス「アナイアレイション」を使うことで、敵の攻撃を迎撃します。
目的は敵に対する牽制と味方に対する支援攻撃です。
範囲攻撃で敵の動きを制限することで味方が攻撃しやすくします。
自分のパラドクスと敵の攻撃方法の特性を考慮して戦います。
場合によっては自身を囮に接近攻撃を誘導し
致命傷覚悟で敵の動きを封じます。
他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば、援護します。
他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
九十九・静梨
やけに芝居がかった殿方ですわね
ですが貴方を王宮という舞台に上がらせる訳には行きませんわ
登壇前に不慮の列車事故で急逝して頂きますことよ!
肉体変異で全身の筋肉を筋骨隆々化
爆発するが故に大きく回避しないといけず中々近づけない上に
煙で視界が遮られて次弾の回避が困難になる。単純ですが厄介な攻撃ですわね!
ですが我が筋肉はその困難ですら押し通りますわ!
パラドクスを発動し両腕を魔力で強化
筋肉の足捌きで銃弾を回避
爆煙を両腕での魔力で『掴み』ぶん投げて視界を晴らしますわ
これで次弾のタイミングと軌道が見える!
発射と同時に低空【飛翔】の加速で敵に突っ込み爆破前の銃弾を回避
すかさず魔力の両腕による連撃を叩きこみますわ!
墜ちてきたシャオシュピーラーは地面寸前で、態勢を立て直し、地表への激突を避ける。
だが落下地点にはすでにほかのディアボロスが待ち構えていたのだ。
フリーダ・レッチェ(サイボーグの殲滅機兵・g01237)が武装を展開するのへ、シャオシュピーラーは、空より叩き落されてなお残る矜持をかき集めるようにして、かろうじて笑む。
「なるほど、ディアボロスが端役でないことは理解した。だが私の舞台に火薬で花を添えようというのなら……」
フリーダはそれには応えず、無言で全武装より一斉に砲弾を発射。シャオシュピーラーはそれさえも笑顔で迎える。
「……私こそ、火薬の花を咲かせるのは得意なのだよ、フロイライン」
踊るように回転しながら、全方位へ向けて銃を掃射するシャオシュピーラー。その弾丸はフリーダの攻撃を相殺するように爆発を起こし、一帯を炎で包み込む。
シャオシュピーラーは炎の壁に取り囲まれたような格好になるが、それは自身を相手から覆い隠す護りの壁でもある。ゾルダートの機械の頭脳は素早く状況を分析し、次なる一手へ向けての行動を計算する……はずだった。
「戦場は舞台とは違うわ」
「!」
フリーダだ。炎のなかを、高熱のダメージを覚悟でさらに距離を詰めてきた。いや、彼女は絶え間ない攻撃で、シャオシュピーラーの銃撃をさらに迎撃したのだ。反撃の炎に自らを晒したとしても。
「芝居はここまでのようですわね」
別の声に、シャオシュピーラーは弾かれたように振り向く。
猛火の壁が、突如、こじ開けられるように割れ、そこに立つ九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)が声の主だったと知れる。
「貴方を王宮という舞台に上がらせる訳には行きませんわ。登壇前に不慮の列車事故で急逝して頂きますことよ!」
悪魔の力の体現により十代の少女とは思えぬ筋肉の隆起を得て、静梨は視界をふさぐ炎と煙を「掴み」「投げ」たのだった。筋肉に悪魔の魔力が宿っていればこそ可能な超常的な力技に驚いていられるのも束の間のこと、静梨は自らが作った路を活路として、シャオシュピーラーへ鉄拳を叩きこむべく迫る。
シャオシュピーラーが、演技ではない焦りの表情を浮かべた。
静梨の急襲を迎え撃たねばならないが、フリーダに背を向けるのはあまりに危険。だがほかの方向はいまだ猛炎に塞がれ、空へ逃げれば、上空に飛翔するディアボロスたちに捕捉されるだろう。
ゾルダートの頭脳が出した結論は、なおも銃撃を重ねることだった。
爆発する銃弾は、本来なら静梨のように近接攻撃を仕掛けてくる敵には有効な対策のはずだ。一方的に先制攻撃ができ、爆発によってダメージを与えられる範囲も拾い。そして爆炎と煙で相手の視界をふさいだ後、次の攻撃に移れる。しかし。
「九十九家家訓――『全てを掌握する者で在れ』!」
今見たように、静梨の腕は炎さえ掴んで取り除くことができる。さらに、極限まで漲った脚の筋力は銃弾さえ避けられる瞬発力を持っていた。
この娘、筋肉ですべてを解決している……! シャオシュピーラーのその判断は、静梨の連撃を全身に叩きこまれたことによって、おのれの正しさを証明させられるはめに陥ったのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建造物分解】がLV4になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
ベルゼン・ウォンマー
引き続きパラドクスは《Metzelei》戦闘団GDで協力参加を継続
●行動
「私の血を捧げるつもりか?穢れに塗れた血で良いならいくらでも流してやろう…ただしお前がな」
《携行用小型対戦車砲》でその脚部と機械爪を壊してやろうか
完全破壊とまでは狙っていない、少し隙が出来たら一旦対戦車砲を置きショットガンを持ちつつパラドクスを使用する
回避したり逃げようとしても無駄だぞ、飛翔があるからな 飛んで追いかける
突撃兵達もちゃんと着いてこい、標的を逃すなよ
ああ悪い、穢れに塗れている血ではなくてオイルだったか?
「ヴェルダンの骨ミキサーにそのオイルを献上したらどうだ、尖兵の活躍ぶりに泣いて喜ぶぞ」
アドリブ連携歓迎
「私の血を捧げると言ったか?」
地に転がったシャオシュピーラーへ、ベルゼン・ウォンマー(元ドイツ軍精鋭・現悪魔・g06685)が言葉をかける。
「穢れに塗れた血で良いならいくらでも流してやろう……ただしお前のな」
ゾルダートは弾かれたように立ち上がると、機械爪を伸ばしてベルゼンを狙う。
一方、ベルゼンの手中には携行用小型対戦車砲のものものしい威容がある。至近距離から放たれた砲撃は、機械爪によって防がれるも、この距離で受ける衝撃にはゾルダートであれ無事では済まない。
爪の一本が音を立てて弾け飛ぶのを合図に、シャオシュピーラーは地を蹴って後方へ離脱する。
間髪入れず、ベルゼンもそれを追った。飛翔の効果を受けて低空を滑るように飛行しながら、対戦車砲は投げ捨て、代わりにショットガンを構えた。飛ぶベルゼンに、パラドクス《Metzelei》により召喚された突撃兵が続く。
「逃がさんぞ」
ショットガンが獰猛な獣の咆え声のように銃声を轟かせる。突撃兵たちの援護射撃も加わり、ゾルダートを狩猟の獲物のように追い立てた。
「……っ」
被弾したシャオシュピーラーが、再び地にまみれる。銃創から流れ出すのは血ならざる液体だった。燃料のようだ。
「穢れに塗れている血ではなくてオイルだったか? 『ヴェルダンの骨ミキサー』にそのオイルを献上したらどうだ、尖兵の活躍ぶりに泣いて喜ぶぞ」
突撃兵が散開し、シャオシュピーラーを包囲するなか、ベルゼンの銃口がまっすぐに敵をとらえる。
睨み返すシャオシュピーラーの、唇がふっとゆるんだ。
「は、ははは」
渇いた笑いが迸る。
「ここで退場というわけか。私は前座に過ぎなかったのだな……」
ベルゼンと突撃兵に包囲され、たとえここを脱したとしても、ほかのディアボロスから逃げられるとも思われない。軍団長より預かった増援部隊は壊滅し、もはやシャオシュピーラー・ローラントはすべてを失ったと言ってよかった。
せめてこの瞬間、すべての照明は彼を指していたかもしれないことが、このゾルダートの慰みになったのだろうか……。
「終幕だ」
銃声。
四方より銃弾の雨がシャオシュピーラーを撃ち、貫く。
最後の反撃が放たれ、突撃兵を吹き飛ばし、爆炎の熱がベルゼンの頬を灼くほどに空気を沸かせたが、そのときすでに、役者気取りのゾルダートは、伊達男めいたその風貌のおもかげもなく破壊され、残骸を晒しているのだった。
ベルリン王宮へ向かう増援部隊のひとつは、ここに潰えた。
王宮で今も戦いを続けているディアボロスたちがどこまで皇帝に迫れるかは、かれらに託すしかない。
ディヴィジョンの趨勢へ思いを馳せながら、ディアボロスたちが期間の途に就くうしろで、装甲列車の残骸からはくすぶった黒煙が、蒼空へ向けてまだ立ち上っていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!