リプレイ
ラウム・マルファス
下へ行くヨ
誰も死なせたくないからネ
とにかくまずはイケニエ部屋の場所を特定することを優先すル
他の人の目印になるよう、新宿島からスプレー塗料持ち込んで、入り口に下へ向かうことを書ク
曲がり角ごとに、どっちへ行ったか分かるように、矢印を書いていこウ
赤ん坊が消せないように、ボクの目線くらいの高さに書こうカナ
……前会った時はあの赤ん坊、小山くらいでっかかったケド今回はどうなんダロ
ピラミッド迷宮、罠とかあるのカナ
過去視の案内人を使って、連れてかれた人が通った場所に目印を付けながら進むヨ
罠がありそうなら、可能なものはナノマシンを伸ばして発動させ、ダメなら×印を付けておこウ
嵐柴・暁翔
下部へ向かう
……大いなるトートの儀式の効果を考えればまず妨害を優先すべき、なんだろうけどな…
所詮は感傷でしかないとしても俺は誰かに犠牲を強いての勝利を喜ぶ気にはなれないんでね
【過去視の道案内】が使えれば影の道案内に従います
分かれ道等には目立たない個所に目印の小石等を置いていきます
クロノ・オブジェクトは変化させられなくてもこれなら…
移動には罠を警戒して【飛翔】で天井付近を飛んでいき床や壁、天井にも触れないようにしておきます
生贄にされた方々の脱出を考えれば敢えて罠に嵌ってでも先に危険な個所を特定しておきたい所ではあるけど、もし罠の中に警報の類があったりすればクロノヴェーダを呼び寄せてしまうからな…
「まず、下だネ」
「ああ、下だな」
短く会話を交わすと、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)と嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、小ピラミッドの下部へと向かうべく、迷宮の入口に立った。
「過去視の道案内で、連れてかれた人たちが通った道を進んでいこウ」
「異議なし。ただ、俺は念のため飛翔を使う。以前、別の小ピラミッドに入った時は、入口の床からいきなり落とし穴だったんでな」
暁翔の言葉に、ラウムは目を丸くする。
「そんな仕掛けになってたら、普通の人たちは早々と落っこちてしまうんじゃないのカ?」
「床が開くか開かないか、儀式の小部屋で切り替えができたらしい。もっとも、その時は巡回のトループス級は飛行移動する屍鷲だったし、儀式やってたアヴァタール級は知識神『トート』で、ピラミッド内の状況を上に居ながら把握して、仕掛けを自在に動かしてたからな。今回とは、だいぶ条件が違う……とはいえ、念を入れて悪いことはあるまい」
暁翔の説明を聞いて、ラウムはうなずく。
「そういうことなら、ボクも飛ぶヨ。確かに、念を入れて悪いことはないからネ」
そして二人は【過去視の道案内】と【飛翔】を発動させ、発生した影を追って、床や壁、天井に触れないように注意しながら小ピラミッド内の通路を飛んでいく。案の定というか何というか、影は下部に向かってどんどん降りていき、やがて通路の床に、妙に大きく汚い足跡が残されている箇所に差し掛かる。
「このあたりを、トループス級が巡回してるってことか」
「赤ん坊が何も考えずに動き回っていられるなら、たいした罠はないってことかナ?」
言いながら、ラウムは分岐にスプレーでマークをする。暁翔も、念には念だ、と呟きながら、目印の小石を置く。更に進むと、今度は通路の奥の方から、ほぎゃあほぎゃあと赤子の声が響いてくる。
「……巡回だな」
「幸い、声がするのは影が行く方向じゃないヨ。そっちから声がしたらどうするかは……まあ、その時、考えよウ」
声をひそめて囁き交わしながら、二人は更に先へ、小ピラミッドの下へと進んでいった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
御守・樹
アドリブ連携OK
上部へ
じゃ俺は上部までの道を警備を倒しながら確保しよう。
探索側がうまくいくようにひきつけるように動いたほうがいいかな。
一応迷宮探索しながら上部へ。内部を【観察】し迷い道は【看破】【記憶術】を駆使して行き止まりの道にはそれとなくわかるように目印をつけておく。
パラドクス通信があればいいんだろうけど持ってねえからなぁ。
敵に遭遇したら【忍び足】で奇襲を。向こうに攻撃される前にパラドクスで吹き飛ばす。まとわりつかれたら何より厄介だ。あとはなるべく囲まれないように気を付けて撃破を狙う。
あんな赤ん坊の姿でもクロノヴェーダなんだな。実際の子供ならまだかわいげもあるけど、あれじゃあな…。
「……どうやら、この先にいるようだな」
小ピラミッドを上部に向かって探索していた御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、通路の向こうから、だぁだぁ、あばば、というような赤子の声らしきものが聞こえてきたことに気づき、小さく唸る。おそらく、いや、ほぼ間違いなく、警備巡回のトループス級クロノヴェーダ『死の愛し子』だろう。
ここは先手を取って仕掛け、あわよくば他の警備も引き付ける、と、樹は声のする方へ走ったが。
「あばばばば」
「で、でかいな……」
ほとんど通路いっぱいに塞ぐようにして無邪気に遊び戯れる巨大な赤子の異様さに、樹は一瞬何とも複雑な表情になったが、即座に表情を引き締め、パラドクス「震脚(シンキャク)」を放つ。
「ふっ!」
「あばぁ!」
衝撃波を受けた『死の愛し子』は、一瞬びっくりしたような表情になったが、さほどダメージを受けた様子も見せず、即座に反撃のパラドクス「愛らしき戯れ」を発動させて樹に襲いかかる。
「くっ!」
相手の俊敏さを予測していた樹は大きく飛び退き、かろうじて『死の愛し子』の反撃を躱す。動く余地の少ない迷宮通路内の戦いが、どちらに利があるかはまだわからないが。
(「……予想よりタフだ。倒せないうちに次が来て、もしも挟まれたら、かなりヤバいぞ」)
樹は言葉には出さずに呟き、奥歯を強く噛み締めた。
成功🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
モリオン・スモーキー
アドリブ連携歓迎。
上部へ。
……無為なる事。さっさと終わらせなければいけませんね。
迷宮探索しつつ上部へ。周囲<観察・偵察>をしつつ、分かれ道にはそれとなく<アート>で印を。
敵に遭遇しましたら敵に攻撃される前に<ダッシュ・不意打ち>で奇襲攻撃。
その前にパラドクスも使って吹き飛ばしましょう。
あれは、敵です。だから。倒す。と自分の気持ちをつけて倒しながら進みましょう。
「……無為なる事。さっさと終わらせなければいけませんね」
持ち前の丁寧な口調で呟きながら、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は小ピラミッド内の迷宮を、上部に向かって進む。
すると傾斜路を登っていった先に、ぽっかりと空いた大きな穴が現れた。
「……落とし穴、ですか? いやしかし、開けっ放しというのは……」
ここを警備するトループス級クロノヴェーダは、赤子並みの知能しかないそうですから、こんな穴が開いていたら、侵入者ではなく警備が落ちてしまうのではないでしょうか、と、モリオンが首を傾げた時。
まさに、その穴の更に上から、トループス級クロノヴェーダ『死の愛し子』が落ちて……いや、降りてきた。
「きゃきゃきゃっ! あばばっ!」
明らかに楽しげな声を上げながら、巨大な赤子の姿をしたマミーが、縦穴を勢いよく降下していく。その異様さに、モリオンは一瞬声を失ったが、すぐに我に返り、持参してきた【パラドクス通信】で急報する。
「下部にいる方々、ご用心ください! 意図的な行為かどうかはよくわかりませんが、『死の愛し子』が縦穴を飛び降りて、そちらに行きました!」
大成功🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
モリオン・スモーキー
アドリブ連携歓迎。
続いて上部探索を。
……無為なる事。さっさと終わらせなければいけませんね。
迷宮探索しつつ上部へ。周囲<観察・偵察>をしつつ、分かれ道にはそれとなく<アート>で印を。
敵に遭遇しましたら敵に攻撃される前に<ダッシュ・不意打ち>で奇襲攻撃。
敵に気づかれる前にパラドクスも使って吹き飛ばし、倒しましょう。
どのような形であれ、あれは敵です。だから。倒す。と自分の気持ちをつけて倒しながら進みましょう。
……ええ、進みましょう。
ソラス・マルファス
兄貴(g00862)と
赤ん坊の声がするから来てみりゃあ、随分とでかいなぁ
おっと、兄貴か。偶然だな
子持ちの身としちゃちょいと堪えるが、ここまででかいと感覚も違うしな
「あぁ、心配ねぇよ。割り切るさ」
大剣を構え
「急ぐんだろう?まずは倒すぜ」
兄貴のドローンを追うように駆け、がら空きになった腹を薙ぎ払う。
あぁ、流石にちょいと堪えるな。兄貴にはバレねぇように息を吐いて、次の手合いを探すぜ
全部片付いたなら上へ向かおうか
「兄貴は?大丈夫かい?」
平気な割には悲しそうだがな。まぁ、兄貴は嘘下手だから、マジで苦手だと思ってるんだろうが
「あぁ、流石に把握してから来てる。どんなヤツであれ、止めねぇとな」
ラウム・マルファス
ソラ(g00968)と
何人か救助に回ったようだから、赤ん坊の相手をしよウ
降ってくる音を頼りに、飛翔で向かうヨ
「ヤッホー、遊んであげるヨ。アレ、ソラ?」
子供が相手だって分かってて来たのカナ
「ダイジョブ?」
「オッケー、援護するヨ」
早業でカラス型ドローンに爆薬搭載
赤ん坊の顎あたりを狙って突撃させるヨ
全力の爆破だ、上半身が一瞬浮くくらいの威力は出せるサ
「ボク子供嫌いだからヘーキ。アハ」
まぁ身近な子供ってソラんとこの子くらいだったから、ちょっと申し訳ないケド
「さー次ツギ。そーいえばアヴァタールも若い男の子っぽかったヨ。大丈夫?」
ソラがイイならいーけどサ
早く終わらせて、美味しいものでも食べに行こうカ
「……どのような形であれ、あれは敵です。だから。倒す」
トループス級クロノヴェーダ『死の愛し子』が消えていった縦穴を見やって、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)が、自分に気持ちをつけるように呟く。そして、穴の上側、下側、向こう側に視線を巡らせたが、すぐに来た道をいったん戻り、別の傾斜路を登る。上に行き、アヴァタール級クロノヴェーダの居場所へ進み、この無益な企てを終わらせなければならない。
そして、しばらく登ったところで、モリオンは横手の通路に、こちらに背を向けて誰かと戯れる……いや、戦っている『死の愛し子』がいることに気がついた。ためらうことなく、パラドクス「風の宝石・風刃舞踏(カゼノホウセキ・フウジンブトウ)」を発動し、背後から容赦ない攻撃を仕掛ける。
「風の宝石。解放。風と共に我は舞う。共に舞踏を」
「ぎゅわーっ!」
いきなり背後から後頭部と首筋を深く斬られた『死の愛し子』は、無理やり頭を振り向かせ、反撃のパラドクス「溢れ出でる死」を放つ。
「ぶばばばば、ぶば……」
「無駄です」
放たれた腐食性の毒唾を、モリオンは舞うような動作で見事に躱す。そして『死の愛し子』は、自分で自分の傷ついた首をねじ切ったような形になり、漆黒の体液を溢れさせながら息絶える。
「私は先へ進みます。このクロノヴェーダの体液は毒性らしいので、無理に乗り越えない方がいいかもしれません」
向こう側にいると思われるディアボロスに告げ、モリオンは更に先へと進む。
一方、縦穴を落ちていった『死の愛し子』を、モリオンから通報を受けたラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)が内側下から、後から入ってきたソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)が外側上から攻撃する。
「ヤッホー、遊んであげるヨ。アレ、ソラ? ……ダイジョブ?」
「おっと、兄貴か。偶然だな……あぁ、心配ねぇよ。割り切るさ」
子持ち、だった身としちゃ、ちょいと堪えるが、ここまででかいと感覚も違うしな、と、ソラスはわずかに苦い笑みを返す。ラウムは、彼にしては複雑な表情で軽くうなずき、パラドクス「薬災運ぶ自律機構(ヤクサイハコブジリツキコウ)」を発動させる。
「オッケー、援護するヨ……換装完了。さァ、行っておいデ」
ラウムは早業でカラス型ドローンに爆薬を搭載すると、『死の愛し子』の顎あたりを狙って突撃させる。迷宮通路を大爆音が満たし、続いて反撃のパラドクス「可憐なる哀音」が発動。耳を聾せんばかりの赤子の泣き声が響き渡る。
「ほぎゃあ! ほぎゃあ! ほぎゃあ!」
「……オヤオヤ」
(「ちっ……こいつはいけねぇ」)
反撃の衝撃音波と真空刃で多少ダメージを受けたラウムは平然と呟くが、ソラスの方が顔を顰める。しかし連携に抜かりはなく、すぐさまパラドクス「戦覇横掃」を発動させ、泣き喚く『死の愛し子』の巨体を大剣でずばっと斬り払う。反撃もできずにトループス級
クロノヴェーダは倒れ、そのまま沈黙、絶命する。
「さー次ツギ。そーいえばアヴァタールも若い男の子っぽかったヨ。大丈夫?」
「あぁ、流石に把握してから来てる。どんなヤツであれ、止めねぇとな」
ふう、と、額の汗を手で拭い、ソラスはラウムに向かってうなずいた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
レグル・ファングス
崩れたピラミッドの瓦礫を持ち上げて退かしたり、【強打】や【貫通撃】で障害物を力ずくで破壊したりして生き埋めになった人々を救助する事を試みる
「おい、無事か?ほらよ、俺も手を貸してやるから早く地上に出ようぜ。」
穴がまだ狭いようなら戦覇横掃の薙ぎ払う動きを利用してドリルのように回転し、穴の拡張を試す
「弱気になっても仕方ないぜ。それに騙されたままで悔しくないのか?ここから生きて出て、文句のひとつでも言ってやれ!俺が黒幕の野郎をぶちのめすところも皆に見せてやりてぇしな!」
効果があるかは不明だが士気高揚の力を生き埋めにされた人々にも使ってみる
クリーガ・エッシェルング
先に迷宮探索をしてくれた人に感謝……彼らが残した目印や【過去視の道案内】を利用して下層へと向かおう……大勢の人が通った痕跡を辿れば、きっと生き埋め現場に行けるはずだ。
崩落があったのなら、必ずピラミッドの積み石に不自然な歪みや隙間があるはず。そういった場所を見かけたらまずは隙間に向かって……巡回に気づかれない程度の声量で声をかける。しばらく待って返事がなければ「×印」を残して次へ。
返事があれば即座にシャベルやディガーパックを使って「塹壕掘り」の技を応用して瓦礫を掘り進めて確認。人がいれば都度救助。
それなりの広さがあれば【インスタントーチカ」で簡易の休憩所を作って誘導。負傷者への億級処置を行おう。
嵐柴・暁翔
【過去視の道案内】の影についていけば生贄にされた方々の所まで辿り着けるだろう
飛び込んで生き埋めになりかけている方々を順次抱えて【飛翔】で運び出す
事情の説明が必要なら偽神に騙されて生贄にされそうになっていたので助けに来たとしておく
後はピラミッドから脱出させるだけだな
死の愛し子の巡回経路を通る際は出来る限り静かに通る
……とはいえ俺達だけなら兎も角百人近い人間が通るなら気付かれる可能性もあるだろうし、全員が通りすぎるまでは声のする方向に向かって立ち塞がるようにしておく
その後も死の愛し子が巡回経路から此方へくる危険性を考慮して殿を務める
もし死の愛し子が近付いてくる気配があれば突っ込んで脱出の時間を稼ぐ
カトリーヌ・ルロワ
(サポート)
『おーほっほ、パンもスイーツもお好きなだけどうぞ』
人間のレジスタンス諜報員×神算軍師、16歳の女です。
普段の口調は「女性的(ワタシ、~君、~嬢、ですわ、ですの、ですわね、でございませんこと?)」、真剣な時は「冷静に礼儀正しく(ワタシ、~君、~嬢、ございます、ございましょう、ございますか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「トループス級のお化け赤子は片付けたヨ。全滅したかどうかはわからないけど、とりあえず、そっちの近くにはいなくなっタ」
「……尽力、感謝する」
厳しい表情で【パラドクス通信】に応じると、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は一般人救出のために集まった仲間に告げる。
「邪魔が入る恐れが減った。急いで救出作業を進めるぞ」
「心得た!」
即答して、レグル・ファングス(死せる喧嘩屋・g03807)が、パラドクス「戦覇横掃」を発動。生贄にされかかっている人々がいる部屋に続く、最後の扉を破壊する。
(「……救助と脱出を妨げる扉だが、こいつがある限りはトループス級が生贄の方々と不幸な接触をする恐れはない……つまり、この後は、いつ襲われても不思議はないってことだ」)
何しろ相手は、泣き声だけで人を殺せる赤子だ、どこで何をしてくるか予想もできん、と声には出さずに唸りながら、暁翔は通路に開いた穴の中へと飛び込む。
「あ、あなたは!?」
「助けに来た。時間がない。話は後だ」
簡潔に告げ、暁翔は砂に埋まりかかっている老人を掘り出して担ぎ上げる。続いてレグルとクリーガ・エッシェルング(無貌の火葬兵・g06836)カトリーヌ・ルロワ(自称元貴族のレジスタンス諜報員・g03291)も飛び込み、体力も気力も尽きて埋まりかかっている人々を優先し、穴の外へと運び出す。
(「……だいぶ、弱ってる方が多いな」)
誰か【活性治癒】を持ってりゃよかったんだが、と暁翔は声には出さずに唸るが、持っていないものは仕方がない。【士気高揚】に加え、【勝利の凱歌】を歌って、せめて気力だけでも充実させる。
四人のディアボロスは、ほとんど休むことなく穴の中から通路へと人々を運んだが、それでも約百人を救出するには相当の手間と時間がかかった。途中でカトリーヌが【フライトドローン】を活用することを思い付き、順番待ちの人々を浮いているドローンに乗せて砂に埋まらないよう手配したから何とか間に合ったものの、そうでなければ、絶え間なく落ちてくる砂に埋まって息絶えてしまう人が出ただろう。
「何とか間に合ったな……しかし、すぐには動けそうにない人がけっこういるぞ」
しばらく休まないと、と告げるクリーガに、暁翔は厳しい表情で首を横に振る。
「だめだ。時間をかければかけるほど、アヴァタール級との戦いが不利になる。どうしても動けそうにない人は俺たちで背負うか、命令できるドローンに乗せるか……それで八人か。後は歩いてもらうしかない」
「うーん……」
唸るクリーガに、救出された中で比較的元気な人々が、おそるおそるという感じで告げる。
「あの……動けない人を運んで逃げるなら、手伝わせてもらえませんか」
「そうしてもらえるか!」
ありがたい、と、ディアボロスたちは目をうるませ、今にも力尽きそうな老人や子供を手分けして背負う。
(「一人も死なせないぞ……俺の命に代えても」)
いや、俺も死なない、死んだら意味がない、と、内心で自戒し、暁翔はクリーガとカトリーヌに先導を任せ、レグルと二人で最後尾に付く。
(「……しかし、毎度毎度のことながら、一般人の方々を連れての脱出行は寿命が縮むぜ」)
どこかから赤子の声が聞こえてこないか、耳を澄ませ神経を張り詰めて、ディアボロスたちは約百人の人々を引き連れて、ピラミッドの外へと向かう。幸いというか何というか、生贄候補の中に赤子はおらず、紛らわしい泣き声で、無用の緊張や混乱が生じることはなかった。
(「頼むから、トループス級がいきなり上から落ちてくるとか、行きに作動しなかった罠が動き出すとか、そういう反則技はなしにしてくれよ」)
もちろん声には出さなかったものの、正直、神がいるなら祈りたい気分で、ディアボロスたちは人々を導き、脱出の歩を進める。
そして、主観的には途方もなく長く、客観的にも決して短いとは言えない時間をかけ、四人のディアボロスと約百人の生贄候補とされた人々は、一人の犠牲者も出すことなく、小ピラミッドからの脱出に成功した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【士気高揚】がLV2になった!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
御守・樹
アドリブ連携OK
エジプトっつーと獣の神かマミーかと思ってたんだけど、こうガワが人なクロノヴェーダもいるんだな。
あとはどんだけ排斥力が増えてるかだな。
【忍び足】で移動、合わせて【泥濘の地】で敵の移動に制限をかけて、隙を狙ってパラドクスで攻撃。なるべく回避や反撃されないように。
反撃があったとしてもあると分かっていれば【看破】で対処もできよう。ナイフか左腕の籠手で弾く、受け流すようにする。
…。なんか似た様な感じなせいか、気持ちやりにくい気がするぜ。
モリオン・スモーキー
アドリブ連携歓迎
後はあなただけです。お覚悟を。
最初は生贄の部屋に閉じ込められた人達を助けたという連絡が来ないうちは
敵の攻撃をいなしながら耐えます。
<ダンス・残像>で回避を試みつつ、攻撃をいなしましょう。
生贄の人々を助けたという一報を【PD通信】などでいただけたら、その後は攻撃開始。
疾風怒濤。共に舞う舞踏を。と【パラドクス】発動。
攻めて攻めて攻めまくりますよ。
あなた自身に恨みはない。生贄が文化だというのであれば、それを否定する気はない。
ただ、人の命を無為に散らせたくはない。
お互いの価値観の違い。そのぶつけ合いと参りましょう。
「……まだか?」
「……まだです」
少なからず苛立った口調で訊ねる御守・樹(諦念の珪化木・g05753)に、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は丁寧に、しかし断固とした口調で応じる。
彼らの前には閉じた扉があり、香気とも臭気ともつかない不思議な匂いが漏れてくる。おそらく、この向こうが、アヴァタール級クロノヴェーダ『神護のイミアベト』が籠もっている「祈りの間」なのだろうが、扉は押しても引いても動かず、どうやら力づくで押し破るしかなさそうだ。
(「不意を打つことはできなさそうですし……相手の力量はまったくわかりません。これでは、戦いを始めるわけにはいかないでしょう」)
モリオンは、声には出さずに呟く。ディアボロスが『神護のイミアベト』と戦った記録は、今のところない。凄まじい難敵の可能性もあるが、逆に、簡単に倒せる可能性もある。そして今回、もしも『神護のイミアベト』を倒してしまったら最後、ピラミッドは崩壊し、生贄候補として閉じ込められている人たちは全滅してしまう。
(「さすがにアヴァタール級を私たち二人だけで倒せるとは思えませんが……万一だろうが何だろうが、破滅的な事態を起こす危険を冒すわけには行きません」)
モリオンが呟いた時、待ちに待っていた【ディアボロス通信】が入る。
「生贄にされかかっていた方々は、全員脱出した。これから、そっちの応援に行く」
「……ご尽力、感謝します」
応じて、モリオンは樹に向かってうなずき、そのままパラドクス「風の宝石・風刃舞踏(カゼノホウセキ・フウジンブトウ)」を発動。目の前の扉を強引に斬り開ける。
「……何者だ! 神聖な儀式を妨げようというのか!」
室内から鋭い声が飛んだが、モリオンは応えずそのまま室内に飛び込み、声の主に容赦ない斬撃を浴びせる。
「後はあなただけです。お覚悟を」
「おのれ!」
アヴァタール級クロノヴェーダ『神護のイミアベト』は眦を決し、舞のような動きで反撃のパラドクス「天に舞うは二つ国の庇護者」を発動しようとするが、素早く忍び寄った樹がパラドクス「アサシネイトキリング」を発動する方が早い。
「ぐっ! お、おのれ!」
呻きながら、少年の姿をしたクロノヴェーダは反撃するが、二人の敵のどちらを狙うか、どっちつかずになったせいか、その刃は虚しく空を斬る。
(「……外見通りの未熟者、ということですか。さすがに、二人の一撃だけで潰れはしなかったようですが」)
とはいえ油断は禁物、と声には出さず呟きながらも、モリオンは多少の余裕を持って次の攻撃のため身構えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【壁歩き】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
鬼姫・アヤメ
(サポート)
基本的には、お任せです。
とにかく、MS様の負担が無いように、書きやすさを優先してください。
ノリと勢いで、何とかなると思いますが、よく分からなかった場合は、脳筋タイプで描写していただければ問題ありません。
とりあえず、殴ってから考えるタイプです。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
薬袋・水音
(サポート)
基本的には面倒見が良くあまり前に出ないでサポートに回っていくタイプ。
絵描きというスタンスを崩さない立ち回りをします。
日常部分ではツッコミ属性というか空気を読んで被害担当にまわったりして話を回そうとする
気遣いというか自己評価が低いからそうしがち、なのかもしれない
嵐柴・暁翔
イミアベトの所へ向かう際に【過去視の道案内】が使えるなら影の道案内に従って【飛翔】で全速力で飛んでいく
【過去視の道案内】が使えないなら只管急ぐ
……遅刻寸前の全力疾走なら兎も角確実に遅参すると分かっているのは気が重いな…
復讐者特急、崩落事故により大幅遅延で只今到着…なんてな
移動時の勢いのままにイミアベトに突っ込んで《贋作者》で作り出した『風牙』で斬りつけます
偽神を妄信する狂信者と話しても得るものはなさそうなのでさっさと仕留めます
自分だけなら全てを捧げるのも好きにしろと言う所ですが他者も含めてそれが幸せだと夢を見ているのなら、神々の指示を守れずに何も出来ずに殺されるという現実を叩きつけるだけです
「悪い、待たせた」
短く言い放ちながら、「祈りの間」に飛びこんできた鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)が、即座にパラドクス「デストロイスマッシュ」を発動。問答無用の強烈な一撃を、アヴァタール級クロノヴェーダ『神護のイミアベト』に叩きつける。
「ぐわっ……お、お、おのれ!」
口からどす黒く粘つく液体を吐きながら、少年の姿をしたクロノヴェーダは反撃のパラドクス「喧騒へ捧ぐ宵の峰」を発動するが、姿を消して忍び寄ろうとしてたところで、アヤメは委細構わず大きく飛び退いたので、攻撃が追いつかず空振りとなる。
「く、くそっ……戦闘中に相手が消えたら、普通、驚いて足が止まらないか?」
「ん? お前、消えてたのか? そいつは全然、気が付かなかったな」
いーんだよ、細けぇことは、と、アヤメは豪放に言い放ち、『イミアベト』は口惜しげに顔を顰める。
「なぜだ……なぜ、神に仕える忠実な僕が、こんな粗雑な敵に打ち負かされる……」
「弱いからだよ」
続いて祈りの間に入ってきた薬袋・水音(空と大地を繋ぐ水・g00850)が、あまり熱のない口調で告げる。
「言われたとおりに正しくやっているとか、真剣に全力を注いでいるとか、そんなことで勝負は決まらないし、才能の差も埋まらない。結局、運不運まで含めて、強い者が勝って、弱い者が負けるんだ」
ボクは非力で非才だけど、強い仲間と組めば勝てる。アンタは一人だ。神様は助けてくれない。だから負ける。そう呟くと、水音はパラドクス「『氷漬けのマンモス』(アイスエイジ)」を発動させる。
「世界の歴史を、知っている、知る術がある。それが人類の力だよ」
ボク個人の力じゃないけどね、と、付け加えながら、水音は文明が生まれる以前、世界をリセットした極寒の風を呼び出す絵画を描く。もちろん、偽のエジプト世界しか知らない『イミアベト』には何のことか分からず、寒風に凍えながら反撃のパラドクス「天に舞うは二つ国の庇護者」を発動させる。
しかし、傷と寒さでクロノヴェーダの動きは鈍く、水音は少々よろけながらも相手の攻撃を躱す。
そして、一般人を救出した後、小ピラミッド内に戻って全力全速で【飛翔】してきた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、最後の最後に到着する。
(「何とか間に合ったか……【飛翔】をLv3にしたのは、無駄じゃなかったな」)
クロノヴェーダの儀式で、抑止力は多少強まっているかもしれないが、それ以上に、ディアボロスたちがせっせと積み上げてきた残留効果の重なりが、戦闘力を強く後押しする。『イミアベト』がまともに戦うことができなかったのも、実際には残留効果にやられた面が大きいのだが、それは彼にはわからない。
「全てを斬れ……じゃない、投影だ」
パラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動し、所持してる愛刀「風牙」の模造品をわざわざ作って、暁翔はアヴァタール級クロノヴェーダに斬りつける。
「!!!!」
肩から脇に、袈裟懸けに両断された『神護のイミアベト』は、最後の力を振り絞って反撃のパラドクス「落涙告げる鋭き星辰」を発動。高速の連続攻撃で暁翔に傷を負わせるが、もちろん長続きするはずもなく、すぐに崩れ倒れて動かなくなる。
「……『神護のイミアベト』か。最後まで、神の護りはなかったな」
それとも、偽神の力じゃ護られてこんなもんか、と、
暁翔は浅く裂かれた腕の傷を抑えながら、面白くもなさそうに呟いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV4になった!