リプレイ
白銀・氷織
即興、連携ともに歓迎いたします
陽動作戦とはいえ練度も士気も高い強敵が相手です
雑兵と侮ることは出来ませんね
確実かつ迅速に敵戦力を切り崩していきましょう
戦闘開始と同時に《氷雪使い》と《全力魔法》による大規模氷雪魔術を敵陣にむけて叩き込みます
猛烈な吹雪に巻き込むことで敵陣を混乱させつつ、その視界を奪うことで連携を瓦解させれば、ともに戦う皆様の援けにもなるでしょう
敵陣に先制の痛打を与えることに成功すれば、それ以上の戦果を欲張ることはなく速やかに後退し、前線からは撤退いたします
敵の砲爆撃や相打ち前提の攻撃になど、まともに付き合えば無用の被害を増やすだけですからね
撤退時にも<結界術>で十全に防御を固めます
●
(「陽動作戦とは言え……」)
続々と集まってくる敵トループス級を前に白銀・氷織(白銀の令嬢・g00151)の背中を冷たい汗が走って行く。
「いたぞ、敵だ!」
「練度も士気も高い……雑兵と侮ることはできませんね」
氷織は藍玉の嵌められた杖に魔力を込めていく。なすべきことはこれから飛びかかってくるであろう敵の出鼻をくじくこと、それが自らの役割だと判断しての事だ。
「我は契る凍土の覇王」
屋内に吹きすさぶのは濃密な吹雪、常人ならまるで動けずにそのままその場で凍りつきクロノヴェーダですらもその例外ではない。だが余りにも彼女は敵を軽視していた。
「あとは撤退を……!」
「させるものか! 一人たりとも無事に逃しはせん!」
飛び込んできた敵兵が体当たりと銃撃を同時に行い氷織の体を簡単に吹き飛ばす。最初から逃げるつもりの戦い方では、完全なる敵地での強敵に勝てるわけがない。最初から必死さが違うのだ。
「く……」
傷ついた体を引きずりながら他のディアボロスと入れ違いに脱出する氷織。彼女は悔しさを滲ませながらなんとか撤退するのであった。
苦戦🔵🔴🔴
山田・菜々
倒してしまってもかまわんのだろってやつっすね。いや、これは本当に倒すつもりでやらないと痛い目にあいそうっすね。
地形を利用しながらすばやく動き、照準をあわされないように動くっすよ。
弾切れなど、動きが止まったタイミングを見て、即座に装甲の隙間を狙ってナイフを投げつけるっす。
突撃してきた相手については、足にある腱を切る。強靭な精神があっても動けなかったら無力化できるっすよね。
戦場での死兵の恐ろしさはわかってるっす。絶対に油断しないっすよ。
●
「倒してしまってもかまわんのだろってやつっすね。いや、これは本当に倒すつもりでやらないと痛い目にあいそうっすね……っと!」
山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)は 自らに向けて放たれる銃弾の嵐に追い立てられながらなんとか投げナイフで応戦する。とは言うものの複数体へ攻撃すれば複数体から反撃されるのが逆説連鎖戦という戦いである。飛びながら的確に攻撃を仕掛けてくる相手の足など狙っても仕方がない。
「これは厳しいっすね!」
そして弾が尽きたら尽きたで白兵戦を仕掛けてくる敵兵に、やはりナイフを投げて迎撃する菜々。ベルリン王宮という地形も敵の方が遥かに熟知しており、条件の揃った死兵の手強さをまざまざと見せつけられる。
「これが地の利ってやつっすか、厳しいのは分かってたっすが!」
飛び込んできた敵に刺さっていたナイフを無理矢理拳で押し込んでなんとか一体を撃破する。
「ここまで致命打を与えないと無力化できないっすか……!」
いつの間にか生じていた傷から流れ出た血を拭ってから、彼女は再び戦闘態勢を取った。
成功🔵🔵🔴
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
相手も退けない理由はあるようですが、それは私達も同じ事。皇帝の元に進むため、この場は押し通ります。
戦闘では『凱歌』を歌って味方を鼓舞しつつ、敵の戦意を殺ぎましょう。
死兵となる決意を鈍らせれば、少しは動きが鈍るでしょうか?
爆撃に対しては、一箇所に立ち止まらず、常に戦場を動き回ることで狙いを絞らせないようにします。
移動の際、他の味方を巻き込まぬよう注意して位置取ります。
もし動きの止まった敵が居れば、弓による射撃で打ち落とします。
接近してくる敵に対しては細剣で迎撃するか、受け流して地面に激突させます。
後は孤立する味方が出ないように、また、相手に連携させないように注意して動きます。
ルチルーク・フレンツェン
退路が無いのはある意味で当機達も同じです
もう歴史を奪われない為にも、奪還する為にも戦います
多少の負傷を覚悟の上でモーラット・コミュのルシグーナが前線に出て貰い、小さい体を活かした回避の細やかなダッシュで時間稼ぎして貰います
当機はその間に手早く周囲の地形で熱を利用出来そうな箇所が無いか情報収集いたします
真正面から戦うだけではおそらく不利、勝率は少しでも高めなければ!
ルシグーナに声をかけて今度は当機が敵達に相対し、メタリックプロミネンスの炎と熱波の支配者で敵と共に熱に弱いと判断した箇所を攻撃いたします
壁や柱や天井なら崩落、床なら熱と火炎からの気流の激変で敵の強打に影響が出るのを期待します
●
「ここを通すわけにはいかん!」
(「相手も退けない理由はあるようですが、それは私達も同じ事」)
必死の抵抗を見せるゾルダート達を前にしたフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)はソードハープを強く握る。同時にルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)とその相棒のモーラット・コミュ「ルシグーナ」もずいと前に出る。
「退路が無いのはある意味で当機達も同じです」
「その身を我々と同じものとしてなおそれを言うのか!」
「この機体は失われた者の怒りがそうさせたものです。こちらももう歴史を奪われない為に戦うのです」
ルチルークが言葉と拳銃で応戦している間に足元をルシグーナが駆けていく。
「何を企んでいるか分からん、ネズミ一匹通すな!」
「させません! 皇帝の元に進むためこの場は押し通ります!」
すかさずフィーナがハープを爪弾き高らかに歌い上げる。それは平和の凱歌、それを掴み取るためには思いだけではなく不屈の意志、そして相手の力を削ぐ呪詛が必要なことを世界を書き換える表現とした歌だ。
「く……、今更生への執着心だと……!」
敵兵に生じた躊躇いがルシグーナを走らせる余裕を生む。しかし意味ありげに動いた彼こそが囮、真の狙いはルチルークが平和の凱歌の中で探していたもの。
(「敵はルシグーナに……ならば!」)
ルチルークが天井を見るとシャンデリアが揺れているのを認め、それを吊るしているワイヤーに炎を投げかける。するとシャンデリアは敵兵に達の上に落ち、音と衝撃でわずかに意識をそちらに向ける。
「ぬうっ! だがパラドクスでもクロノオブジェクトでもなければ! ……!」
すぐさまに立ち直ろうとした敵の胸にフィーナの放った矢が突き刺さっていた。
「僅かな時間しか得られないからこのチャンスを待っていたんですよ」
次々に矢を放つフィーナから逃れるために再び飛び上がろうとするゾルダート達、しかしそれよりも早くルチルークの放つ火炎が彼らを焼き尽くす。加速し最後の一矢となろうとした敵も力なく外れて壁に激突する。
「あとは……」
彼らを動かしていた指揮官の姿がようやく炎の向こうに見えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
●
「この期に及んで貴様たちディアボロスに邪魔立てされるとはな。最早弱卒と侮るわけにも行かないか」
金属鎧をそのまま体にしたようなアヴァタール級、スヴェトザル・ボロイェヴィッチは重々しい声とともに戦線を抜けてきたディアボロス達を出迎えた。
「しかし例え私の部下が全滅したとしても皇帝陛下の元に馳せ参じる事をやめるわけには行かない。それこそが我々の唯一生き残る道。そこを塞ぐ障害に今更怖気づくわけがない」
空間が彼の戦いやすいように変異していく。
「こここそが我らの最も力の発揮できる戦場、何人たりとも生かして帰しはせん」
不義・無二
(サポート)
◆行動方針
ラッパーは第一印象悪い?聞き捨てならんナ
ワルそうだからこそ普段の行動に気をつけて行動してんのよ
旅好きなんで色んなトコで人助けやら戦闘やら、何でもやっちゃるヨ
あ、細腕なんで力仕事は向いてないス
音楽とかに関する事ならかなり力になれっかも
◆戦闘方針
兎にも角にも【FREESTYLE PARADOX】!BPMブチ上げてけ
高速詠唱の即興リリックで敵へのヘイト稼ぎ・撹乱・囮などなどに使ってもろて
案内人サン達から聞いた情報やら特徴やら色んな要素を元にLyrical murderさしてもらいますヨ
爆音バチバチのKillerなRhymeで心臓ブチ抜いたる!
アドリブ・連携大歓迎
たまに語尾にカタカナ混じり
睦月・トト
(サポート)
人間のバウンサー×モーラット・コミュ『ドロシー』、イメージはヤンキーJCです。
スカジャンとカイザーナックルがトレードマーク
気性は荒くなく人に優しくできます。が反面、敵意や害意には乱暴気味になります。
防御無視の振りかぶった一撃に重きを置くスタイル。
女性・子供の人的被害が第一に考慮します。
普段の口調は「女性的(私、~さん、~ちゃん、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?)」、
敵や怒り時に「ヤンキー(私、呼び捨て、か、だろ、かよ、~か?)」です。
自身の怪我は厭わず積極的に前に出ての行動。
あとはおまかせ。
よろしくおねがいします!
漆部・七緒
(サポート)
◆キャラ
口調:気のいい紅狐:俺、呼び捨て、だぜ
性格:前向きで明るい、修行になるので戦闘が好き、末っ子気質で人懐こい
◆行動方針:戦闘担当、前衛タイプ
作戦は得意な人に任せる:代わりに作戦を信頼する
俺が敵を倒してくるぜ!な戦闘馬鹿
なお、引けと言われれば潔く引く:足手まといになる気はない
◆食事をつくるなど
(気がついたら身についていた)特級厨師の能力を使い、食事を作って振る舞うなどもする
他、男手があれば足りる作業なら積極的に手伝う
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動する
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしない
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない
●
ディアボロス達が敵指揮官の元にたどり着くと周りの空間がパラドクスによって書き換えられていく。それは冷たい山の上、そこかしこからこちらを狙う敵の気配が満ちる戦場そのものであった。
「さっきまで屋敷の中だったろ!?」
「分からねえけどそういう事もあるんだろ?」
援軍として飛び込んできた漆部・七緒(七転八起・g03537)と睦月・トト(人間のバウンサー・g03500)がともかくも敵陣に飛び込んでいく、少なくともこの山を抜けなければどうしようもない。無論影に隠れた狙撃兵達は容赦なく二人に弾丸や砲弾を放ってくる。
「痛ってえ!?」
「このままじゃ穴だらけにされちまうぜ! ……ん?」
その七緒の狐耳がくるりと後方に向けられる。彼にとっては余り馴染みのない拍子がその耳に流れ込んできからだ。
「Ai yo,血を吐く様な韻を吐くぞ広まるShow Idola Crow」
「いや、実際血を吐いてるの私らなんだけど」
トトが突っ込んだのは不義・無二(予言の鳥・g01986)。しかし彼は彼女の言葉をスルーし山向の敵に向かってライムを刻む。彼は二人のように前線で腕っぷしに訴えるのは苦手だが、口先なら腕と同じくらいには働く。
「お前のスタイルCoool、けど俺のもHot 沸かして溶かすぜ、躱して突るぜ」
「……おう! 突っ込めって意味か! 面白い踊り念仏だな!」
無二のパラドクスは敵の使うパラドクスと同じでFLOORと呼ばれる場を作り出す能力だ。どこからでも届く爆音のビートとそこに載せられたリリックは鼓膜と精神を通じ敵を揺さぶる。そして指揮官が揺らぐということはそれだけディアボロス達の対応が遅れるということだ。
「なんか上手く乗せられてるような……、まあいいか」
トトがまさに飛ぶように峻厳な山肌を超えていく、無論各地に潜む敵兵が放つ砲弾や吹きすさぶ吹雪が彼女の道を阻むが彼女はそれらで動きが止まらない限り無視して突き進んでいく。それに加えて七緒も追随し迫る攻撃を防いでいく。
「そう何度もさせるかっての!」
七緒が彼女の前に出るとともに得物を横薙ぎに一振りしてそれらの攻撃を排除する。二人の無茶な進行に合わせるように無二の刻むビートがハードになっていく。もちろんそれは敵の耳朶を打つには充分なものだ。七緒とトトが無二を後押しを受け最奥にたどり着くとコンクリートの壁が二人を待ち受ける。
「そこの石壁の裏か!」
敵の隠れているトーチカらしきものを七緒が吹き飛ばし、トトが拳を構えて飛び込んだ。
「見つけた! せーの! ジェットナックルー!!」
敵が放つ十字砲火を掻い潜りながら放たれたその一撃は、敵指揮官に確かなダメージを与える。
「ぐうっ……これがディアボロス……! だが……!」
「! 逃げるぜ! 深追いはヤバそうだ!」
七緒がトトを連れて撤退し、無二もいつの間にかいなくなっている。ディアボロス達は確かな一撃を加えて後続に託す。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【プラチナチケット】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
戦場が塗り替えられて行く……これは十一度に亘ってイタリア軍を退けたイゾンツォの戦いの再現か。
やはり貴方は『イゾンツォの騎士』スヴェトザル・ボロイェヴィッチに違いないわね。
●行動
【飛翔】し【地形の利用】【戦闘知識】を活用しながら超低空を匍匐飛行し迎撃の火線を掻い潜る。
下手に高度を取って頭を出したら撃ち抜かれる。
【空中戦】技能をフル活用して最大戦速で接敵し、防衛ラインをデモリッションガンの【砲撃】で一つずつ【破壊】しながら強行突破。
ボロイェヴィッチの目前で急速上昇、反転降下の【一撃離脱】で爆撃槌の急降下爆撃を敢行するわ。
ドイツ帝国の軍門に降ろうとも、貴方は二重帝国の英霊。
最大限の敬意を払う。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用
私達もここで立ち止まるつもりはありません。このまま突き進みます。
変化後の地形が氷点下の山岳地帯なら、飛翔した方が良さそうですね。
あまり高く飛びすぎても良い的ですから低空飛行しつつ、相手の攻撃が来る方角を見極めます。
基本的には『極光の波動』での射撃戦です。
精霊達と歌を紡いで波動を放ち、前衛の援護をしつつ、周辺の霧や銃弾ごと敵を吹き飛ばします。霧はすぐ復活するでしょうが、攻撃時の視界が開ければそれで十分です。
また、迎撃にも波動を放ちます。
後は孤立する味方が出ないように注意して動きます。
その他、波動を放ったり攻撃を回避する際、他の味方を巻き込まぬよう注意します。
山田・菜々
ごつくて重装備な上に、戦い方が上手いとか。
向こうに地の利があるのはわかってたことっす。それでもやらないとっす。
足場を衝撃波で崩し、エアライドで有利な位置に移動して敵に衝撃波を撃つっす。
少しでも止まったらハチの巣っす。常に動くことを意識し、足場崩しとエアライドを利用した移動を繰り返して、有効だを叩き込む好機を作り出すっすよ。
ワンパターンにならないように、変則的に。
足場だけじゃないっすよ。天井崩しっす。
●
(「戦場が塗り替えられている……これは十一度に亘ってイタリア軍を退けたイゾンツォの戦いの再現か」)
エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)が既に先で交戦を始めているフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)と山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)の背後に辿り着いた時、その疑問は確信へと変わる。
「ここを通すわけにはいかん。幾度攻め立てようとも防がせてもらう」
「私達もここで立ち止まるつもりはありません。このまま突き進みます」
「出来るものならば」
瞬間視界を覆うほどの吹雪と、その向こうから響く迫撃砲の発射音に二人はその場から飛び退く。
「ごつくて重装備な上に、戦い方が上手いとか。向こうに地の利があるのはわかってたことっす。それでもやらないとっす」
衝撃波に身を打たれて転がり、直様に立ち上がる菜々。その近くにエリザベータも到着する。
「無事か、これより援護に入る。……この戦い方、やはり貴方は『イゾンツォの騎士』スヴェトザル・ボロイェヴィッチに違いないわね」
「知っているのですか」
「防衛戦における名将よ」
ディアボロス達にはその短い言葉で充分に意味の通るものであった。そしてその後彼女らが取った行動は決まっていた。
「少しでも止まったらハチの巣っすよ!」
菜々がまずは駆け跳ね、先程射撃音のした場所に拳を叩き込み隠れていた猟兵を打倒し、周りからの意識を引きながらも登っていく。その間におそらく敵からの視界も通りにくいであろう地表近くをフィーナとエリザベータが二手に分かれて低空飛行していく。
「くっ!」
もちろん見えないからと言ってそこにディアボロスがいないわけではない。猟兵達はエリザベータとフィーナの進行予測方向に向けて迫撃砲を打ち込み面での撃破を狙ってくる。
「この攻撃の仕方……私達を炙り出すつもりですか」
「吹雪の中の彼女一人に任せるわけにもいかないわね、同時に飛び出して狙いが分かれている内に防衛ライン突破するわよ」
吹雪の中から飛び出した二人は即座に防衛ラインを構成する猟兵達を狙う。
「精霊達よ、どうか、私に力を貸して。共に歌を紡ぎ、その想いをもって極光の導きと成し、我が敵を討ち果たせ……!」
フィーナが妖精達を集わせその力で極光を生み出し発振させ周囲にいた敵と霧をまとめて吹きとばす。そのまま彼女は妖精たちとともに山頂を目指す。
「やるわね……こちらも!」
手にしたデモリッションガンで敵兵と砲を撃破していくエリザベータ、彼女が視界を巡らせると一足先に敵の本陣らしき場所に辿り着いていた菜々の姿を認めた。
「見つけたっす!」
ボロイェヴィッチは接敵した菜々の姿を認めると同時に改造された鉄の拳で反撃を試みるが、流石に格闘にパラドクスを用いている彼女にはその程度の攻撃が直撃はしない。
「足元がお留守っすよ!」
菜々が彼の立つ足元に向かって拳と共に衝撃波を放ち体制を崩す。自重と意思でその狙いをこらえるが追いついてきたフィーナが容赦なく追撃のオーロラを放ちさらなる衝撃で敵の体勢を崩す。そしてそこに真っ直ぐに加速して落ちてくるのはエリザベータの爆撃槌だった。その重く硬い運動エネルギーを伴った一撃はボロイェヴィッチの鋼の体を轟音と共に打ち砕き機能を停止させた。
「ここまでか。……敗軍の将に礼など不要だ」
「いえ。ドイツ帝国の軍門に降ろうとも、貴方は二重帝国の英霊。そうすべきと判断したまでです」
エリザベータの言葉に返事はなく、空間はベルリン王宮へと戻っていく。
「ここは終わったっすね」
「あとはヴィルヘルム2世……戦況が気になりますね」
菜々とフィーナは短く言葉を交わす。未だ戦況の行方は明らかではない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!