リプレイ
ウツロ・ジャレット
「アルケーの人材派遣はキャンセルさせてもらうぜ」
メリケンサックを装着しながら直線上のソードメイデン達と向かい合う十字に斬りかかってくる攻撃を後ろに跳んで躱し、指でかかってこいと挑発して再び斬りかかってくるように仕向けていき、刃が交差する瞬間を狙い、拳を刃の交わる場所へ叩き込んでいく。
刃が折れれば重畳。相手の動きが一瞬止まれば及第点。更に顎を捉える本命の拳を叩きつけていく。
「瓦割りって要は瓦同士重ねて出来た隙間に衝撃が連鎖する事で割れるんだろ?なら、交差したブレードの継ぎ目ぶん殴っても似たようになると思わねぇかい?」
【アドリブ連携歓迎】
●
大通りを士気高く進軍してくるクロノヴェーダ達を前に、ウツロ・ジャレット(無頼の道化・g02611)は呟いた。
「アルケーの人材派遣はキャンセルさせてもらうぜ。」
ソードメイデンの行く手を阻むように、ユラリとウツロは立ちふさがった。装着したメリケンサックを確かめると真昼の光がギラりと鋭く一閃する。
敵味方の得物に反射光が凄みを添える。ウツロは迫る敵に対峙し、チョイチョイと指を動かして挑発した――かかってこい。
すぐさま、突出していた一体が反応した。彼我の間で時空が捻じれる。敵は光る二刀を頭上に掲げて舞い降りてくるが、それこそが彼の狙い目だった。
(「刃が折れれば重畳。相手の動きが一瞬止まれば及第点
……。」)
ウツロのパラドクス『Violent Comedy』が炸裂する。彼はメリケンサックを握り込んだ拳で相手を撃ち砕き、踊るようなステップで威力を重ねた。
更に相手を殴り倒し、その反撃を身軽に後ろに跳んでかわす。光を放つソードが眼前を滑るように空を切ってゆく。刹那、ウツロは身を翻す様に次手を放った。
「瓦割りって知ってるか? 要は……。」
狙いすませた拳が飛ぶ。高い無機質な音を立てて、散り行くクロノヴェーダの刃が陽光を乱反射した。
戦いの中、ウツロは無双馬の蹄の音を聞いた。
この戦場を託されたディアボロス達が次々に参戦していた。
成功🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
レイア・パーガトリー
幅広の道路で迎え撃てるのね
だったら、進行妨害をするのは骨が折れるかしら…?
通行止めと殲滅に全力を尽くすわよ
戦騎疾駆で敵の進行を食い止めるわ
反撃で翼を全部発射してしまうなら
ガラス張りの建物のような回収しにくいところへ撃つように敵の射線を誘導
リンバスの機動力を信じて、同士討ちを狙ってみるのもいいわね
誘導弾なのか、直線なのかきちんと見極めて対処するわ
誰か進軍を止める方向で作戦を立てているなら
全体的な作戦と矛盾しない程度に、邪魔をしないよう気を付けるわ
●
レイア・パーガトリー(毒棘の竜騎士・g01200)は素早く周囲の状況に眼を走らせていた。
(「幅広の道路ね。これなら、進行妨害をするのは骨が折れるかしら……? 通行止めと殲滅に全力を尽くすわよ。」)
レイアはひらりと無双馬『リンバス』に騎乗した。ツインテールを風に預けて、レイアはリンバスを駆る。
拳をうならせて仲間が戦っている。
味方の邪魔はしないように、とは彼女が心がけたことだったが、その危惧を吹き飛ばすように敵が現れる。レイアは、向かってくる二体の敵めがけて疾走した。
風が唸る。時空がうねる。
(「リンバス、信じているわよ。」)
無双馬は今は飛ぶように駆けた。背に乗るレイアの小柄な体もリンバスと共に躍動し、風になる。
リンバスは敵を蹂躙して駆け抜けた。同時に無数の剣が嵐のように飛んでくる。
(「同士討ちを狙ってみるのもいいわね?」)
レイアは強気だった。それもこれも、リンバスの機動力を信じていたからだ。無双馬を操り、敵の攻撃を見定めて対処しようとする。
多少の傷を受けてもレイアとリンバスの進撃は止まらない。
攻防のうちにリンバスの蹄は剣の翼を踏み砕き、息つく間もなく彼等は新たな敵へと向かう。
戦端は広がっていた。
そのすぐ横で、味方の放った魔弾が炸裂する。
成功🔵🔵🔴
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します
天罰を受けるのはアナタ達よ!
カテドラルなんて趣味悪いモノ建てた罰は受けて貰うんだから!
それじゃ、全力で妨害させてもらうわ!
【飛翔】して手に持った「レゾネイト」から【誘導弾】を【連続魔法】で連射!
弾幕を張って牽制と同時に相手の動きを鈍らせるわ!
相手に隙が生まれた所で、【双翼魔弾】!
これも【連続魔法】で連射していくわ! ふふん、こっちが本命よ!
相手の反撃は【ダンス】みたいにステップを踏みながら回避して、相手の気を引くの!
アイドルは目を引くのが仕事なのよ!
●
(「天罰を受けるのはアナタ達よ! カテドラルなんて趣味悪いモノ建てた罰は受けて貰うんだから!」)
ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は凛と敵の行く手に立ちふさがった。
向かってくるソードメイデンに仕掛けるべく、大きなリボンのついた青い杖を手に颯爽と地を蹴り、そのまま敵に向かってかろやかに飛ぶ。3月の風に銀髪のポニーテールが揺れた。
(「全力で妨害させてもらうわ!」)
ソラは敵陣をけん制すべく、攻撃を放ちながら空を駆ける。
どんな一撃にも反撃はあるが、時空を捻じ曲げて迫ってくる敵の攻撃を、ソラはリズミカルに避けた。それはまるで、ダンスのステップを踏むような軽快な身のこなしである。
今は戦場が、ソラのステージだとでも言う様に……。
(「アイドルは目を引くのが仕事なのよ! 」)
戦場を彩る軽やかな足取りのまま、――次の瞬間、敵の隙を狙ってソラが仕掛ける。
レゾネイトから双翼魔弾が華麗にとんだ。
(「ふふん、こっちが本命よ! 」)
それは二体のソードメイデンを追尾するように飛び、炸裂した。
ソラは忙しい。その確かなステップで次々に敵を翻弄し、パラドクスを放つ。
その視界の隅を、味方の一人が疾走する。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
笛島・他助
要は嫌がらせしてやりゃあ良いわけだ。
んじゃま、テキトーに頑張るとすっか!
さぁて、狙いなんか定める悠長なことしてらんねぇし、戦場逃げ回りながら1体ずつ誘い出して、テキトーに撃ちまくろう。跳弾だったり偶然にも当たる射線だったり、都合よく当たるもんだ。いい不意打ちになりそうだ(テキトー感染弾)
やっべー、怒らせたかもな。少なくとも標的にはされてら。
まぁ、パラドクスは効いてるだろうからな、多分当たらねぇわあれ。うーん、惜しいな綺麗な剣使いのお嬢さんよ。もうちょっと俺みたいに大雑把に仕事するべきだったぜ。
綺麗なレディを傷つけんのは気が進まねぇが、それはそれ。仕事はこなす性質なんだ。悪い、死んでくれ(銃撃)
●
(「要は嫌がらせしてやりゃあ良いわけだ。んじゃま、テキトーに頑張るとすっか!」)
……と、いうわけで、笛島・他助(アレがアレでそれな感じの奴・g03086)は自在に戦場を駆け巡り攻撃を放った。一見カッコいいのだが、 その実他助のモットーは『テキトー』だった。
「(オマエモテキトーニナレ)」
肩の力を抜いて放った彼のパラドクス、テキトー感染弾はその名を体現するかのようにチーンと跳弾のごとく敵に命中する。パラドクスの銃弾は、使い手の意思を体現して気ままな軌道を描いて敵を攻撃する。
この世の戦の仕様は逆説連鎖戦だから、攻撃すれば反撃がグゥッと時空を捻じ曲げてやってくる。それでも気負わないのは他助の本分である。
「うーん、惜しいな綺麗な剣使いのお嬢さんよ。もうちょっと俺みたいに大雑把に仕事するべきだったぜ。」
他助がパラドクスを発動し、時空は再び歪む。彼はソードメイデンに声を投げた。
「綺麗なレディを傷つけんのは気が進まねぇが、それはそれ。仕事はこなす性質なんだ。悪い、死んでくれ!」
人を食ったような銃弾が敵を穿つ。最後の反撃を放ってそのクロノヴェーダは散った。
そして彼の後方で、またひとり、男が参戦した。
成功🔵🔵🔴
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
瀬島・大輝
■アドリブ・連携歓迎
ちっ…
厄介な事になるのが分かってて見過ごすわけがねェだろが
阻止させてもらうぜ
周囲に邪魔になりそうなもんが無ェなら暴れやすい、が
大層な得物もってやがるあちらさんも同じってか
…閻魔の裁き、受けてみるか?
上着を脱ぎ、地獄の閻魔の刺青から魔焔を立ち昇らせ
焔魔の焼爪を発動する
手前ェら天使共は見かけは整ってやがるかもしれねェが
所詮は徒花。せめて派手に燃え散り俺の糧になりな
奴らの斬撃はドスと気迫(結界術)で張り合う
少しでも隙を見つけりゃ、連続で斬りつけてやるよ
「やっぱりよ…シマ争いは喰うか喰われるか、だな」
●
大柄な影が道路に落ちる。堂々と凄みのある態度で迫る敵を睨み、瀬島・大輝(怒りし地獄の閻魔・g06270)は、「ちっ」と舌打ちした。
(「厄介な事になるのが分かってて見過ごすわけがねェだろが。阻止させてもらうぜ。」)
周囲に障害物はなし、と大輝は素早く見て取るが、その条件は敵も同じである。早くも大輝に目を付けたが、突出してむかってくる敵がある。
暴れやすいが、大層な得物もってやがるあちらさんも同じ……、と大輝はするりと上着を脱いだ。
「……閻魔の裁き、受けてみるか?」
パラドクスが発動する。忽ち背中の閻魔大王から魔焔が立ち昇り、大輝の両腕に宿った。焔魔の焼爪を 携え、大輝はクロノヴェーダに突っ込んだ。
(「手前ェら天使共は、見かけは整ってやがるかもしれねェが所詮は徒花。せめて派手に燃え散り俺の糧になりな!」)
巨大な爪が敵を襲う。炎が怜悧な金属の体を引き裂いてゆく。
ほぼ同時に敵は反撃を放つ。発動されるクロススラッシュを大輝は気合で受け、敵の動きを感じ取る。
(「少しの隙でも、見逃さねェ!」)
間髪をいれず、大輝の爪がとどめを刺す。
「やっぱりよ……シマ争いは喰うか喰われるか、だな。」
小声でつぶやき、彼は容赦なく次の敵に仕掛ける。
……その死角を突こうとした一体は、ジンの魔力に薙ぎ払われた。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
エレナ・バークリー
翡翠さん(f01641)と
そこまでですよ、クロノヴェーダ! ここから先は通行止めです!
「勇気」を持って「突撃」し、自身の前面に「衝撃波」と「風使い」で吹かせる豪風で、飛んでくる剣を逸らしながら、風を追うように突っ込みます。
懐に入り込みました。私の番です。翡翠さんに敵の目を行かせないためにも、派手に暴れます。
「電撃使い」で剣に電流を流し。
「砂使い」で生み出した砂塵で「攪乱」。
続けて「連撃」「斬撃」で華麗にフェアリーコンボを「強打」していきます。
電撃の剣は、機械仕掛けの貴女たちには効くでしょう。
とどめは確認せず、最大多数の敵に最大規模の打撃を加えるのが目的。そのためには多少の無茶だってしますよ。
湯乃郷・翡翠
エレナさん(g00090)と参加
エレナさんと共闘になるので気合十分です
「頑張って対処しましょう!」
エレナさんと共にソードメイデンと戦います
契約している手持ちランプのジンを纏わせて「魔霊刃」を使い敵を薙ぎ払います
「ジンを宿して・・・今です!」
撃破できそうな敵を優先して攻撃し、敵の数を減らしていきます。
敵の反撃はジンに庇って貰いつつ凌ぎます
「エレナさんは流石ですね、私もできる限り頑張りましょう」
他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば、援護します
「なんとか役目は果たせたでしょうか?」
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「そこまでですよ、クロノヴェーダ! ここから先は通行止めです!」
味方の間を抜けてきた敵の小集団に声がかかる。
エレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/ルーンキャヴァリエ・g00090)は、クレイモアを携えて風のようにソードメイデンに斬りこんだ。フェアリー・コンボが炸裂すれば、敵のブレイドが雪崩のように飛んでくる。
時空がうねる。エレナは風の様に敵の刃をかいくぐり、敵の懐を攻めた。
そしてエレナは一人で戦っていたのではない。共に戦うのは湯乃郷・翡翠(人間のジン契約者・g01641)で、今彼女はエレナの勇姿に、は半ば憧れのまなざしを向けた。
「エレナさんは流石ですね、私もできる限り頑張りましょう。」
3月の柔らかい風が翡翠の黒髪をゆすぶってゆく。翡翠は味方を援護し、今度はその力を新たな敵に向けた。エレナとの共闘に、今日の翡翠は気合十分なのだ。
「頑張って対処しましょう!」
翡翠の手持ちランプがみるみるジンの力に包まれる。
「ジンを宿して……今です!」
翡翠は撃破できそうな敵に狙いをつけて、技を放って行った。
一方、エレナは派手に暴れていた。
(「翡翠さんに敵の目がいかないように
……。」)
敵をなるべく攪乱するように動き、パラドクスをのせた斬撃を次々に放つ。反撃にも怯まず、エレナは大奮闘した。
エレナが削った敵を、翡翠が放ったジンの魔力が薙ぎ払う。反撃には翡翠はジンのランプを手に耐えた。
(「あと少し……もう少し
……。」)
攻防は続く。斬撃をくらった故か、魔力に薙ぎ祓われたか、敵は次々に頽れ、地に伏した。だが、この戦いの間、エレナがとどめを確認することはなかった。
(「最大多数の敵に最大規模の打撃を加えるのが目的。そのためには多少の無茶だってしますよ。」)
エレナと翡翠は休む間もなく敵をかたっぱしから攻撃していった。
そして……。
「なんとか役目は果たせたでしょうか?」
翡翠がほっと呟く。
どれくらい経っただろうか。戦場は次第に静かになっていった。勝ち残ったのは無論、ディアボロス達だった。
彼等は目的を完遂し、このアルケーの増援軍は目的地にたどり着くことはできなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!