偽情報を掴ませろ(作者 聖山葵
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#大戦乱群蟲三国志  #樊城の戦い:呉  #呉 

「なんだそれは、この様な内容の報告書を孫権様へ提出せよというのか!」
 握り固めた拳で頭部が蝶の将が机を叩けば、載せてあったまっさらな竹簡が跳ね上がり、跪いていた幾人かの兵士が肩を跳ねさせた。将の名は太史慈。
「もっとまともな情報を持ってくるのだ! このようなもの何の役にも立たん」
 青い顔で跪いた兵たちへ無茶ぶりすると、太史慈はさっさと行けと手の一振りで偵察兵たちを追い払うのだった。

「また事件が起ころうとしているようね」
 新宿駅のホームを背景にクリスティーヌ・シュヴァリエ(サキュバスの陸戦砲兵・g03188)はそう言うと説明を始めた。
「事件の起きようとしているのは、大戦乱群蟲三国志のディヴィジョン。三国の一角である『蜀』と『呉』が中国大陸の中央部にある『荊州』の地を巡って大戦乱を引き起こそうとしているようなのだけれど」
 このうちの片割れである蜀と名のあがっていない三国目の魏に関しては別のディアボロスが大戦乱を阻止すべく動き出しているものの、残る呉を放置して良いという話にもならないらしい。
「呉は蜀との交渉で『荊州南部である長沙』を割譲されているのだけれど、この長沙から偵察部隊を派遣して蜀と魏両国の動向を探っているようなのよ」
 これによって呉が正しい情報を得てしまえばそれを元に呉が良からぬ企みを企てかねない。
「そこでみんなには呉軍の諜報活動を妨害して欲しいの」
 嘘の情報を流して呉の国を混乱させることが出来れば尚良いわ、ともクリスティーヌは続け。

「それで偵察部隊が活動している地域なのだけれど、長沙地方は長江って大きな川の中域にあって河川が複雑に絡み合ってるから見通しが非常に悪いらしいのよね」
 加えて今回は偵察部隊が移動してくる正確な時間が判明していない為、パラドクストレインで移動した後河川の合流地点などに向かい、敵の偵察部隊がやってくるまで待機する必要があるのだとか。
「とはいうものの、待ってるのも手持無沙汰よね。そこで、パラドクストレインにスイカをいくつか積んでおくわ」
 君たちは水浴びなどして英気を養ってもいいし、クリスティーヌの用意したスイカを食べるなりスイカ割りをして時間を潰してもいい。
「そうして偵察部隊が現れそうになったならみんながとれる選択肢は三つ」
 一つは周辺を哨戒し偵察部隊より早くこちらが偵察部隊を発見するべく務めるというモノ。
「こちら側だけ相手に気づいていれば、それだけ後のことがやりやすくなるものね」
 うっかり鉢合わせになって遭遇戦になってしまえば逆に不利になる。例えば蹴散らした偵察兵を追って行けば太史慈の所在も割れるかもしれないが太史慈にも君たちの存在が伝わってしまうし、偽情報を掴ませる作戦にしても作戦の幅を狭めてしまう。
「『こちらの存在に偵察部隊が気づいていなかったら、策を練ったり準備する時間を捻出できたかもしれないのに』みたいに後悔しないためにも哨戒はしておいて損はないわ」
 残りの二つは偵察兵に偽情報を持ち帰らせるというモノと将である太史慈を倒すというモノとなる。
「戦いになれば偵察部隊の一般兵は逃げてゆくから、偽情報に関しては太史慈と戦ってる途中で思わせぶりなことを言ったりして一般兵へ誤解をさせて偽情報を伝えさせることも可能よ」
 この襲撃がどの勢力のものであるのか、長沙に居た理由は何故なのかなどの誤った情報を吹き込むことが出来れば、呉国の今後の動きもかわってくるかもしれない。

「わたくしからはこれぐらいよ……ああ、戦場がそこにあるのに砲撃できないなんて」
 時先案内人の役目があり戦うことの出来ないクリスティーヌは、お散歩のお預けをくらう犬の様に悲し気な目をしつつあらぬ方を見て。
「細かい作戦に関してはみんなに任せるわ。呉の国に新たな悲劇を起こさせない為にも」
 宜しくお願いねと元軍人らしく敬礼をして見せるのだった。

「いいか、警戒しろよ? いつ敵と遭遇するかわからないんだ」
 一人のあげた声に抑えた声でわかってると別の兵が答える。
「しかし、まともな情報か」
 一人の口から嘆息が漏れたのは太史慈の無茶ぶりとしか思えない指示を思い出したのか。それでも彼らは課せられた任務を果たすしかなく、なるだけ足音を殺し前へ前へと進むのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【水面走行】
2
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV3 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

聖山葵
 義理堅い弓の名手だったような気がするがそんなことはなかったぜ、聖山です。

 という訳で、今回は呉の送り出している偵察部隊に偽情報を掴ませたり指揮してる蟲将を倒したりするお話となっております。

 この作戦が後々の布石の一つとなると信じて。

 ご参加お待ちしておりますね。
52

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


エルル・ヘイズルーン
長沙の調査ぁ?(ボケてます)
面白そうですねぇ!お邪魔していいですかぁ?

チューゴクってぇ、海みたいにひろぉい川があるんですよねぇ?

準備運動してからぁ、水浴びを楽しみまぁす♪
【水面歩行】を使いながら、いろいろ試します
効果を意図的にオン・オフできるか?とか

遊びで英気を養いつつ、しっかり今後に向けて準備

「ふぉおお!気持ちいいですよぉ!!」
水面歩行状態でホフク前進したり、横に転がって移動する変な子

他の子が来たらぁ、水かけっこしまぁす♪

なお田舎娘なので、裸で水浴びは日常茶飯事
見られても気にしませんが、問題あるようなら
謎の光線なり、そこらの草木なりで隠して下さい


トーマス・リー
「たまには休ませてもらうかな」
 復讐者としての業務の他にメモリーラインの車掌としての業務が多いもんで。
 オラトリオのマリーには水遊びさせて、自分は綺麗なねーちゃんあたりが遊んでるのを眺めるかな。
「ん? マリーどうした?」


「長沙の調査ぁ?」
 そう首を傾げて時先案内人の説明にとぼけて見せたエルル・ヘイズルーン(美食を導くたまねぎの女神・g03599)はある程度説明を聞くや、目を輝かせ。
「面白そうですねぇ! お邪魔していいですかぁ?」
 と乗り気であったがこれもパラドクストレインが現地につく前の話。
「チューゴクってぇ、海みたいにひろぉい川があるんですよねぇ?」
 興味津々のまま車窓を見ていれば到着は早く。
「さぁ、まずは準備運動でぇす♪」
 車両を降りるやエルルは嬉々として身体を動かし始め。
「たまには休ませてもらうかな」
 一時のバカンスに心が動いたのは、エルルだけに限らなかったらしい。ディアボロスとしての活動だけでなく旅団メモリーラインの車掌としての業務で多忙なトーマス・リー(復讐者【アヴェンジャー】・g00766)からしても魅力的であったらしい。
「落ちないようにな」
 川べりで水遊びに興じるオラトリオのマリーへ声をかけ、視線を他所へ向ける。陽光に輝く水面を眺めるとかではなく、同じようにバカンスに興じる異性のディアボロスが居ないかを期待して。だが、トーマスの視線の先にはただ川の流れがあるだけで。
「ん? マリーどうした?」
 誰も居ないかと思った時だった。気のせいではなく数の増えた様な水音にトーマスは振り返り。
「ぶっ」
 そして吹いた。
「ふぉおお! 気持ちいいですよぉ!!」
 目に飛び込んできたのは、目を瞑って思わず声を漏らすエルルの一糸まとわぬ姿。それも水の中を泳いでいるなら川の水に姿も隠れただろうが、凪いだ水面を這いずるとなっては色々隠れてなく。
「また水かけっこですかぁ?」
 横に転がったかと思えばマリーの方を見て尋ねるあたり増えた水音の主はエルルでトーマスのオラトリオと水の掛け合いをしていたのだろう。
「確かに『綺麗なねーちゃんあたりが遊んでないかな』とは思ったが……」
 流石にトーマスも想定外で、加えてエルルからも見える位置にいるがトーマスを気にした様子もなく。バカンスの時間は過ぎてゆくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面歩行】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

バルタン・ディエチ
アドリブ連携歓迎

欺瞞情報による攪乱任務、了解であります。
バルタン・ディエチ、ただちに現地に向かい……。
しばらく猶予があるのでありますな。
では、我輩もスイカを賜りながら、河川で涼み英気を養うであります。
サイボーグゆえ、深みに嵌って沈まぬよう浅瀬や川辺にいるであります。

ふむ。
噂をばら撒く者、敵部隊の動向を警戒する者、分かれて行動するのが良さそうであります。
太史慈は、十分に偽情報を浸透させた後に、押しの一手として関与するのが良いと思うでありますが……。
皆様、何か名案はありますか?


シルヴァーナ・ガラッシア
西瓜割りなのです!
西瓜を食べてもいいという事に違いないのです…!
普通に切るのも何ですし、水月で居合の練習もしつつ…
あ、もちろんこの時使うのは普通の包丁です、衛生的ですしね

水浴びはあんまり…なので、わたしは食べる係です(えっへん)

ただただ食べるのもきっと至福の時ですが…
念のため、皆さんと作戦についておさらいもしましょうか
『呉』国が偵察部隊をだして得ようとしている情報を
誤情報を渡して混乱させればいいんですっけ…?
その際、作戦司令の太史慈にこちらの存在を気づかれないように哨戒するのも大事ですね

むむ、全然知らない国の事情ですが、何とかなりそうかな…?


芳槻・千代子
ヴァカンスですか、休めるときに休むのは大切ですから大賛成です。
ヴァカンスで重要なのは、よく遊んで、よく食べて、よく寝るですよ!!
食べるに関しては私に任せてください。なんたって私は厨士ですから。

クリスティーヌさん、用意してくれたスイカを使って料理をしましょう。
ゼリー、シャーベット、ジュース...今から食べるのが楽しみです。

「皆さん、料理ができましたよ!!一緒に食べましょう。」
「私も遊びに混ぜてください!!」

近くに地元の方がいれば、お話をして長沙の情勢とか聞いてみたいです。


袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
「長沙に釣り糸を垂れる」
待ち時間を潰すために釣りをしてみるがすぐに飽きておやつを食べ始める

・セリフ
かの太公望にならってウチも釣りをしてみよう!
こうして待ってればきっと何かいいことがあるはず……

ハチミツ美味しい(竿を放っておいて持参の食糧を食べ始めた)


「欺瞞情報による攪乱任務、了解であります。バルタン・ディエチ、ただちに現地に向かい……」
 とバルタン・ディエチ(見習いのバトルメイド・g01433)は説明を聞き終えパラドクストレインが止まるや外に出てすぐ行動を開始するつもりであった。
「これは」
 だが他のディアボロスが向かった先にたどり着けば、目に飛び込んできたのはただ河川が合流しているだけの場所であり。
「西瓜割りなのです!」
 抱えていたスイカをシルヴァーナ・ガラッシア(ハニーハンター・g02348)が嬉々として地面へとおろしていた。おそらくそれは時先案内人がパラドクストレインに積み込んだであろうスイカの一つで。
「西瓜を食べてもいいという事に違いないのです……!」
 わざわざ積み込んであるのだからそういうことだと見てシルヴァーナはいそいそとスイカ割りの準備を進めてゆき。
「普通に切るのも何ですし……」
 鞘付きの包丁を手にすると、始めたのは精神統一。
「こんなにも近いのに、水面に映る月は偽物なの。だけど、偽物なりに使い道はあって、ね?」
 滑るように、されど川面に波紋一つたてぬほど静かに。スイカへ近寄るや鞘走らせた包丁は見事にスイカを両断し。
「かの太公望にならってウチも釣りをしてみよう!」
 一方で袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)が釣り竿を振れば。
「こうして待ってればきっと何かいいことがあるはず……」
 川面に小さな水柱が立つのを見届けた雀蜂は川べりに腰を下ろして釣り糸の先を眺め。
「しばらく猶予があるのでありますな」
 明らかにバカンスを満喫しようとしている面々を見たバルタンは視線をシルヴァーナが割ったのとは別のスイカへと向ける。
「ヴァカンスで重要なのは、よく遊んで、よく食べて、よく寝ることですよ!!」
 そのスイカの側でスタンバイしているのは、芳槻・千代子(妖狐の特級厨師・g04094)だ。
「食べるに関しては私に任せてください。なんたって私は厨士ですから」
 とアピールしたのは、シルヴァーナが割ったスイカの切り分けに向けたモノや雀蜂に何か釣果があった場合を見越してのものだけという訳でもないのだろう。なにせスイカは複数個用意されていたのだ。
「さて、始めましょう……火加減ですか? 勿論ばっちりです!!」
 ぐっと拳を握っていた千代子は火を熾すと、クリスティーヌが用意したスイカの一つを手に取るや手早く割ってくりぬき、取り出した果肉を絞ってゆく。また同時進行で鍋を火にかけ水へゼラチンを溶かし。
「ゼリー、シャーベット、ジュース……今から食べるのが楽しみです」
 絞られ器に注がれたスイカの果汁をちらりと見た千代子は呟くとある程度調理が終わったところで他のディアボロス達へ向き直る。
「皆さん、料理ができましたよ!! 一緒に食べましょう」
「はい!」
 人見知りであってもスイーツが大好きなシルヴァーナにとって、千代子の呼びかけへの答えは一つしか存在しなかった。
「ハチミツ美味しい」
 雀蜂は釣り竿には目もくれず、いつの間にか持参のおやつを食べ始めており。
「では、我輩もスイカと甘味を賜りながら英気を養うであります」
 何かを食べ出す仲間へ倣ってバルタンは切り分けられたスイカなどを手に川辺に移動すると打ち上げられた流木に腰を下ろす。
「何とも涼しげでありますな」
「水浴びはあんまり……なので、わたしは食べる係です」
 視線を川にやって呟けば、それをどうとったのか視線を逸らしたシルヴァーナは食べていたシャーベットの器を手にえっへんと胸を反らし。
「食べ終わったら運動するというのもいいですね! 遊ぶなら私も遊びに混ぜてください!!」
 この後どうするのかと言う話と判断した千代子が申し出て。
「念のため、皆さんと作戦についておさらいもしましょうか」
 ただただ食べるのもきっと至福の時ですが、としつつも提案したのは、シルヴァーナ。
「『呉』国が偵察部隊をだして得ようとしている情報を誤情報を渡して混乱させればいいんですっけ……?」
「ふむ。なら噂をばら撒く者、敵部隊の動向を警戒する者、分かれて行動するのが良さそうでありますな」
「その際、作戦司令の太史慈にこちらの存在を気づかれないように哨戒するのも大事ですね」
 首を傾げた自身の言にバルタンが振り返ると、シルヴァーナはそう付け加え。
「太史慈は、十分に偽情報を浸透させた後に、押しの一手として関与するのが良いと思うでありますが……」
「むむ、全然知らない国の事情ですが、何とかなりそうかな……?」
 唸りつつも方針を打ち出してゆくバルタンの姿にシルヴァーナは確かな手ごたえを感じ。
「皆様、何か名案はありますか?」
 バルタンが仲間達の顔を見回し意見を求めた暫し後。
「それなりに時間も経ちましたよね」
「ではそろそろ次の作戦行動に移るでありますか」
「ハチミツ美味しい」
 バカンスの時間は終わりを迎え、ディアボロス達は動き出すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【水面歩行】がLV2になった!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

華舟・明樹
やー、なんかゲームで聞いた事がある気がするぞう、太史慈って名前!
しかし、私は日本史と日本の城郭ならわかるけど、中国史はあまり詳しくないのデス…明日から勉強するぜ!

人間の姿だと、農民とかのフリしてもボロが出る気がするしなー。
よぅし、こういう時にこそ、こやんと【狐変身】だ!

とはいえ、異常と判断するのは人それぞれ。狩りの対象になってもヤバいし!
見つからない事に越した事はないねー。
狐の姿で、姿勢も出来る限り低く。そして物陰を常に確保出来る状況に身を置く事を心掛けるよ!

念のため、敵偵察部隊が水上を利用する可能性も捨てないでおくよー。狐は泳ぎも得意!…だけど野生らしく距離は程々に保つのデス。


セリオス・シェリングフォード
狂った歴史に対して言う事でも無いが、樊城の戦いの時点で太史慈が生存しているのか
名前だけ借りた紛い物にとって細かい事はどうでもいいんだな
自分たちで改竄する前の歴史に興味など有る筈も無いか

【光学迷彩】を発動させて潜伏しつつ移動
視界の開けた水辺からは少し離れ、草木や岩の陰に身を潜めながら周辺の様子を探る
偵察部隊を発見したら他の者へ伝える為に一時合流する
その際も部隊が分かれている可能性を考慮して常に全周囲を警戒し続ける
姿の目立つ【水面歩行】は確実に敵に見つからない時のみ行う


「やー、なんかゲームで聞いた事がある気がするぞう、太史慈って名前!」
 華舟・明樹(白秋・g00308)の独言を聞きつつセリオス・シェリングフォード(虚無の牙は炎と共に受け継がれ・g02806)は自分の思考へ沈んだ。
(狂った歴史に対して言う事でも無いが、樊城の戦いの時点で太史慈が生存しているのか)
 元の歴史を知るが故の違和感にモヤモヤしたものを感じたのだろうが、そもそもアヴァタール級のクロノヴェーダは一方通行で過去に遡ったクロノス級によって創り出され戦力として基準時間軸に送り込まれた存在なのだ。
「しかし、私は日本史と日本の城郭ならわかるけど、中国史はあまり詳しくないのデス……明日から勉強するぜ!」
「そうか。俺は姿を隠し移動する」
 明樹の宣言を聞きつつ振り返ったセリオスは明樹へ偵察部隊を発見したら伝達の為合流することを合わせて伝えると物陰に潜みつつ隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。
「ふおおお、凄い?! って、驚いてる場合やないな」
 迷彩模様で覆われ見つかりにくくなったセリオスの様に思わず声をあげた明樹は我に返り。
「人間の姿だと、農民とかのフリしてもボロが出る気がするしなー」
 唸りつつ考えこんでいたのはおよそ数秒のこと。
「よぅし、こういう時にこそ、こやんと狐変身だ!」
 顔をあげ決断すると即座に明樹は狐へ姿を変え。それでも慢心はせず、異常と判断するのは人それぞれだからと近くに合った茂みに身を隠す。
(狩りの対象になってもヤバいし! 見つからない事に越した事はないねー。次はどこへ隠れよう……)
 更に茂みを進んで顔を半分だけ出すと次の隠れ場所の物色に周囲を見回し。
「あ」
 しばらく進んだ明樹は妖狐の姿であればそう声を漏らしたかもしれない。遠目ではあるものの周囲を警戒しつつ進む数名の人間が見えたのだ。
(あれが偵察部隊か)
 そしてその光景は別行動して岩陰に身を潜めていたセリオスも目にしていた。
(他にも部隊が分かれている可能性はあるからな)
 注意と警戒は怠らず、先に明樹へ告げたように合流を果たすべくゆっくりと後退するとセリオスは時折偵察部隊の動向も確認しながら来た道を引き返し始め。
(あれもかな?)
 その頃、敵偵察部隊が水上を利用する可能性も考えていた明樹は船の上に身を伏せながら先に発見した部隊を正面として右手の川を進んでくる別の一団の姿も捉えていた。
(狐は泳ぎも得意! ……だけどあっちにも偵察部隊はいるしなー)
 セリオスのこともあってすぐさま追跡に移りはしなかった明樹はしばらくしてセリオスと合流を果たし。
「川の方にも部隊が居たか」
「追跡するとしてもどちらを追うかだよね」
 唸るセリオスへ相づちを打つよう明樹は頷くのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狐変身】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!

ストロベリー・メイプルホイップ
流言飛語かぁ、なんだか難しそう。
けれど一般人をたらしこむっていうなら、私も出来るかも!

とりあえず、誘惑の吐息で偵察してる人を【現の夢】にして、誘惑スキルでたっぷり気持ちよく骨抜きにしたらあらぬ情報を持って帰ってもらおうね!

後は何の情報を持っていってもらおうかなぁ……。
『太史慈さんは偵察部隊の選別をしてて、嘘でも良いから情報を持って帰らないと処刑することにした、らしいよ!』
とかどうかな?

後は観察と情報収集で今まで集めた情報のメモに細工して、それっぽく数字を出鱈目にしたり、もっともらしい嘘情報を追加しちゃおう!


「流言飛語かぁ、なんだか難しそう」
 目標へのハードルの高さに思わず唸りつつもストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)はけれどと続け視線を前方へとやる。まだストロベリーに気付いた様子を見せないのは、先に他のディアボロスたちが見つけた偵察隊の一つ、陸を進んで居た方の部隊だった。
「一般人をたらしこむっていうなら、私も出来るかも!」
 虫らしい要素がどこにも見当たらないただの人間が相手と言うことで、気も楽になったのかもしれない。
「はーいそこ、我慢禁止ー♪私と一緒に、たっぷりスッキリしちゃおう!」
「なっ?!」
「は?」
 唐突に現れたストロベリーへ驚き兵士たちは武器を構えるも、周囲に眠りを誘う歌声が流れだす中でストロベリーの吹きつけた桃色の吐息が届くと瞳が虚ろになり。
「思ったよりうまく行ったかも」
 術中にはまった兵士たちの一人を抱き寄せつつ、何の情報を持っていってもらおうかなぁとストロベリーは首を傾げ。
「太史慈さんは偵察部隊の選別をしてて、嘘でも良いから情報を持って帰らないと処刑することにした、らしいよ!」
 夢うつつな兵士の耳元でそう囁いたのは、少し後のこと。
「後は持ってるメモとかに……って、この時代紙は一般的じゃ無いんだね」
 兵士の荷物を漁って文字らしきものが書かれた小さな木の板や布を発見すると内容を書き換え。
「じゃあ、次はこの人かな? その次は――」
 一人、また一人と兵士たちを篭絡し偽の情報を吹きこんで行き。
「それじゃ、気をつけて帰ってね」
 最後にそう声をかけ、どことなく満足した様子のストロベリーは偵察隊の面々を送り出したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!

袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
【飛翔】して空から敵の偵察部隊を探し、
発見したら後を付ける。
自分が見つかってしまったときは【プラチナチケット】で
仲間とはぐれた偵察兵のふりをして、逆にそのまま本陣へ案内してもらう

・セリフ
(上空)
こんな場所で空を見上げてるやつはいないと思うけど
一応気を付けて探そうかな……

(見つけて)
あ、いたいた
このまま大将の所まで案内してもらおっかな

(見つかってしまった場合)
ああ、よかった味方が居た!

実は大変なことがあって仲間とはぐれてしまったんです

そのあたりの事をご報告したいので
私も本陣まで連れて行ってもらえませんか?


「こんな場所で空を見上げてるやつはいないと思うけど、一応気を付けて探そうかな……」
 眼下に広がる光景を眺めていた袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)は、念のためと偵察部隊を見つけるという二つの理由で周囲を見回し始めた。空を飛べるというのは、大きなアドバンテージだ。陸上では生える立ち木や茂みに視界を妨げられ遠くが見えないこともあるが、比べものにならない程遠くまで見渡せる。
「生えてる木とかが影になっているところもしっかり確認しないと」
 偵察隊も敵との遭遇戦を警戒しながら移動しているらしいのだ。隠れていても不思議はなく。
「あ、いたいた」
 視線で下方を撫でつつ進んでいた雀蜂は一つの小船に乗って川を行く数名の兵に目をとめる。見つかった時ははぐれた偵察兵のふりをして案内してもらう事まで考えて居た雀蜂ではあったものの、どうやら先に相手方に発見される心配は杞憂に終わりそうで。
「このまま大将の所まで案内してもらおっかな」
 陸路ではなく川を進むとなると木々の影に隠れられて見失うということもなく。
「あれが本陣かな?」
 しばらく追跡すると追跡していた兵の小集団はやがて岸に小舟をつけて陸に上がる。その進行方向の先に天幕らしいモノを認めて雀蜂は呟き。
「太史慈さま、偵察に出ていた部隊の一つが戻ってまいりました」
「やっぱり。じゃあ、少し離れよう」
 追跡していた部隊と接触した別の兵が天幕の内へ呼びかけたことで確信した雀蜂は、ここで見つかれば元も子もないよねと天幕から離れるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!

バルタン・ディエチ
偵察部隊は、他の皆様が十分に捕捉されている様子。
ならば我輩は、偽情報の流布に当たるであります。
呉が、太史慈が求める正しい情報は不透明でありますが……混乱させるようなものを撒けば良さそうでありますな。

川の両岸を往来して、「蜀の軍が長沙に向かっている。奇襲を仕掛けようとしている」という風の不安をあおる情報を流すであります。
【プラチナチケット】にてどこにでもいるような、市井の民の噂として言い広めるであります。
呉の兵が自分たちの調査で得られるように浸透させるのであります。

当然欺瞞でありますが、こうすれば太史慈と戦闘した際、蜀の軍だと思わせたり、我々は陽動であると仄めかしやすくなると思うであります。


「偵察部隊は、他の皆様が十分に捕捉されている様子」
 それどころか敵将の居る本陣の位置まで判明している状況にバルタン・ディエチ(見習いのバトルメイド・g01433)は順調でありますなと続け。
「ならば我輩は、偽情報の流布に当たるであります」
 方針を定めるや向かったのは偵察部隊も小船で通過していた川へと向かい。
「成果はどうでありますか?」
 川で漁をしていた男を見つけるとそう声をかけた。
「まぁまぁでさあ。あっしに何か御用で?」
 本来なら見慣れぬよそ者に声をかけられれば警戒されても不思議はないところだが、気やすく問うてきたのはプラチナチケットの効力でバルタンを何かの関係者だと誤認したからか。
「貴殿のような市井の民から聞いたのでありますが……実は蜀の軍が長沙に向かっているようなのであります。何でも、奇襲を仕掛けようとしているのだとか」
「うへぇ、じゃあこの辺りも戦場になるかもしれねぇのか」
 話を聞いた漁民は顔を引きつらせ。
「噂でありますがな。では我輩はこれで失礼するであります」
 漁民に別れを告げたバルタンは川の両岸を往来し、兵と民の区別なく同じような情報を流してゆき。
「こんなところでありますな。うまく情報が呉軍に渡れば太史慈と戦闘した際、蜀の軍だと思わせたり、我々は陽動であると仄めかしやすくなる筈」
 十分と判断してバルタンは踵を返す、撒いた情報と言う種がやがて芽吹くのを期待して。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

魔破・克也
江陵に関してのデマを流すか、侵攻を鈍らすような魏のデマを流した方が効果的って感じ?

なら、【モブオーラ】使って、魏の間抜けな偵察部隊の人間って感じで振る舞う
魏は史実でもこの時期辺りに呉を狙っていた筈だし、呉が撃退するのが正史。今回ので魏が負ける流れになっても問題ない筈

陸上の方で、偵察部隊の奴らと同じようにうろちょろ
呉が攻めるならこのルート、蜀が守るならこの辺りに部隊を配置しそう
とか漏らしつつ、良い感じに弱った所を俺達があのルートから襲撃、漁夫の利だって、適当な事を言っとこ

良い感じに流せたら、気付いたふりして、人数差を見て焦って逃走した的な感じで逃げる!

あ、行動するのは他の奴の準備が終わってからね


「蜀の軍が長沙に、ね。なら、俺は江陵に関してのデマを流すか、侵攻を鈍らすような魏のデマを流した方が効果的って感じ?」
 仲間が去るのを目撃していたのか、ポツリと呟いた魔破・克也(金欠守護者・g00588)はディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させつつ歩き出す。魏は史実でもこの時期辺りに呉を狙っていた筈だし、と史実を引き合いに出して向かうのは先に他のディアボロスが偵察部隊を発見した辺り。
「呉が攻めてくるならこの道だね」
 わざわざ口に出してブツブツ呟きながら歩くのは、魏の間抜けな偵察部隊の人間と見られることを狙ってのものであるが。
「蜀の連中が守るなら、この辺りに部隊を配置しそうかも」
 周辺を見ることに注意するあまり潜むのも身を隠すのも忘れ、足を止めて克也は考察するフリをする。
「ふむ」
 その一方で実際に意識するのは周辺の気配だ。いくら演技したところで認識されなくては意味がない。一応この点では克也も時折視線を感じてはいたものの、近寄って来たり声をかけられると言ったことはなく。
「良い感じに弱った所を俺達があっちから襲撃、漁夫の利だ」
 それでも暫く他者に目撃されるようにうろついてから、これだけやればいいかと演技をしつつ見切りをつけた克也は偵察部隊の通り道に立ち止まり。
「っ、あんな人数……ダメだ逃げよう」
 呉軍の偵察部隊が近づいてきたところで慌てた様子を装い走り出す。
「追え!」
 背を見せた克也を捕縛すべく偵察部隊が追いかけ始めるが、捕まるつもりのないディアボロスをただの兵士が捕らえられるはずもない。
「さて、後は敵将だけか」
 完全に兵士たちを撒くと、克也は偵察隊の本陣の方へと視線を投げたのだった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

華舟・明樹
【探検部】
将が戦場に引っ張り出されたら、その時点で負け。…とはいかないよねー。
じゃ、使える手段を徹底的に使うぜ!

【光学迷彩】で隠れながら接近、不意打ちで手裏剣と矢を投擲!
そこからは敵の鞭の間合いを図りながら【飛翔】で回避しては矢を投擲するヒットアンドアウェイでこっちに注意を引き付けるよー!

矢とか、手裏剣とか。痛そうなモノの方が、警戒の優先度は上がると思うのデスよ。
だけど、私の本命は…コレなんだっ!
合わせるよ、意織ちゃん!
【御梁流打根術】でただの石ころを印地打ち(投石)!!
『戦いは剣と槍の力で決するものではないことを人々は知ることになるだろう。』…なんてねー?
呉将太史慈公、御首頂戴仕る!


杉崎・意織
【探検部】
ちょっと調べてみたけれど、本当の太史慈は自らも偵察経験がある将軍だったらしいわよ、明樹部長。

明樹さんが注意を引き付けている間に、私も【光学迷彩】で忍び寄り、【飛翔】で低空飛行して突っ込み、どんちゃんで抜き打ちよ。
真打とは言わないけど。退屈はさせないどころじゃ済まさないわ。

明樹さんのパラドクスは地味にして必殺。私の派手にして必殺…【呑舟・顎門】を合わせるわ。
巨大なシャチと小さな石ころのコンビネーション、受けてみなさい!

それ、ダビデの言葉だったかしら。
私たちの場合は剣と槍ではなく、石とシャチにて決する訳ね。
女子高生2人で将軍に当たるのだから、ジャイアントキリングに違いはないわ!


「将が戦場に引っ張り出されたら、その時点で負け」
 とはいかないよねーと続けながら華舟・明樹(白秋・g00308)は入り口に兵の立つ天幕へと視線を投げた。その中に討つべき将が居ることはもう知っていた。
「ちょっと調べてみたけれど、本当の太史慈は自らも偵察経験がある将軍だったらしいわよ、明樹部長」
 そううんちくを口にしたのは、同じ【探検部】の杉崎・意織(強き瞳の奪還者・g01171)。
「その割には……と、考察は後回しだね。じゃ――」
 使える手段を徹底的に。仲間のもたらしたパラドクスの残留効果の恩恵にあずかる形で、明樹が自身を迷彩模様で覆う一方、意織もまた迷彩模様に覆われるもそこからの行動は別。明樹に頷くと空に浮かび上がり二手に分かれて天幕へ迫る。
「ようやく情報が集まり出したか」
 中から聞こえる声を聞きながら羽衣のたもとに手を入れ、霊弓を持たぬ方の手でソレを掴む。
「なっ」
 驚きの声を挙げたのは誰であったか。本陣に飛び込むや明樹は手裏剣と矢を放ち。
「ひいいっ、て、敵襲だぁっ」
 飛来したモノに恐れおののいて報告に来ていたであろう偵察部隊の兵士が天幕の下に潜り込んで逃げて行く。
「なるほど、不意打ちをふいにしてまで下らん攻撃をと思ったが、そう言うことか」
 一般法則を破壊したクロノヴェーダとディアボロスの戦いではパラドクスを帯びない通常攻撃は簡単に阻止または無効化されてしまうため意味はない。だが、太史慈へ報告に来ていた兵士や天幕に控えた人間の兵士にとっては別である。
「さて、どうデスかね?」
 はぐらかす様に言いながら、これ見よがしに明樹は霊弓へ矢をつがえる。
「どういうつもりだ? ただの攻撃など無意味と」
 先の投てきや射撃には兵を追い散らす効果があったものの兵が逃げ去って尚矢を放とうとする様に蝶頭の将は訝しみ。
「っ」
 弾かれたように顔を上げれば、上方から天幕の中へ飛び込んでくるのは鞘に納めた蛮刀に手をかけた意織。
「真打とは言わないけど。退屈はさせないどころじゃ済まさないわ」
「囮か、だが」
 いかに虚を突いたところからの強襲であろうとも無意味。それどころか反撃を見舞う絶好の機会と太史慈は鉄鞭にオーラを集中させ、明樹が矢を手放すのを見落とした。
「私の本命は……コレなんだっ! 合わせるよ、意織ちゃん!」
「ええっ」
 かわりに握りしめるはただの石ころ。今にも蛮刀で抜き打ちを仕掛けんとしていた意織がこれに呼応し。
「其処に『在る』なら、神様だって。この一投……外させ給うな」
「何っ?! がはっ」
パラドクスに昇華された印地打ち、つまり投石を喰らった太史慈がたたらを踏み。
「巨大なシャチと小さな石ころのコンビネーション、受けてみなさい! どんちゃん、食べていいわよ」
「ぐおおおっ」
 意織の蛮刀から滲み出た影がシャチの形を作りだすと天幕の一部ごと蟲将を呑み込んだ。
「『戦いは剣と槍の力で決するものではないことを人々は知ることになるだろう。』……なんてねー?」
「それ、ダビデの言葉だったかしら。私たちの場合は剣と槍ではなく、石とシャチにて決する訳ね」
 明樹を一瞥した口から太史慈の片腕を零れ出させた影のシャチことどんちゃんに視線を戻し。
「うおおおっ!」
 シャチがこじ開けられたのは、その直後。
「流石に二人だけ、しかも一度ずつの攻撃で決着とはいかないよねー」
「けど女子高生2人で将軍に当たるのだから、ここで討ち取れればジャイアントキリングに違いはないわ!」
 まあ確かにねと意織の言葉に頷いた明樹は再び意思を手にし。
「呉将太史慈公、御首頂戴仕る!」
「ふん、この太史慈の首そうたやすく取れると思うな!」
 戦の記憶を呼び覚ましながら太史慈は吠え、蟲将とディアボロスたちの戦いは幕を開けたのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

エルル・ヘイズルーン
ボス相手に「うまい砲」の試し撃ち
他の人と連携OK

効果2は全部適用
【飛翔】【光学迷彩】【水面歩行】も適用
敵の不意を突き混乱させられそうな位置まで
すぐ着地できる低空飛行で、森や岩陰などに隠れつつ移動

砲撃位置で、手持ちの大好物「油で揚げたタマネギ」をひとくちサクっと

『うぅ〜まぁ〜いぃ〜ぞぉ〜♪』

エルルちゃんの口から咆吼と共に放たれる、獅子のオーラ
周囲には硝煙の代わりに、揚げたてのタマネギの美味しそうな香りが
うまい砲を撃ってから、名乗りをあげます

「タイの獅子さぁん!わたしぃはぁ、たまねぎの獅子ぃ!!」


セリオス・シェリングフォード
将がまともな護衛の一つもつけないとは余程の自信家か、それともただの馬鹿か
出来ればその態度に見合うだけの実力もあると有難い
簡単に死ぬようでは回りくどい真似をした甲斐が無いからな

姿を隠す者がいるならこちらで派手に引きつける
ショットガンブレイズで纏めて吹き飛ばしながら接近
攻撃の大部分は敵本体に直撃させつつ広範囲を爆破
潜伏している者の移動は妨げずに敵の視界を遮る

敵を太鼓に見立てた連撃か
単純で軌道の読みやすい攻撃など幾つ重ねたところで同じだ
生憎だが二刀での連撃は俺の得意分野なのでね
全て正面から斬り払う


「余程の自信家か、それとも」
 既に戦いの音がし始めている本陣へセリオス・シェリングフォード(虚無の牙は炎と共に受け継がれ・g02806)は思ったことの一部だけを言の葉に乗せた。将がまともな護衛の一つもつけないことに触れてのものだが、自信家なのかただの馬鹿なのかは戦いの結末と言う形で自ずと判明するだろう。
「気を引く――」
 それでも回りくどい真似をした手前、その態度に見合うだけの実力が敵将にあることを望みつつ、セリオスは灼熱の魔剣の炎を操りつつ一瞥したエルル・ヘイズルーン(美食を導くたまねぎの女神・g03599)へ一言告げた。
「はぁい、お願いしますねぇ」
 これにそう答えることもなく、エルルは頷きだけしてわずかに浮かび上がると迷彩柄に覆われながら移動を開始する。
「護衛の一人もつけないその驕りを呪え」
 火球が無造作にそれでいて連続して偵察部隊の本陣へと撃ち込まれ。
「ぐうっ、新手か」
 直撃した火球が起こす小規模な爆発が体表で花を咲かせつつも双鉄鞭を交差させ現れた蝶頭の将は反撃に転ずべくセリオスへと距離を詰め。
「あーんっ」
 セリオスが太史慈の鉄鞭の間合いへ入るよりも早く、エルルは持参していた大好物の油で揚げたタマネギを自分の口へと放り込んだ。
「うぅ~まぁ~いぃ~ぞぉ~♪」
「がはっ」
 サクッと噛めばにじみ出る甘さにエルルの口から迸った叫びは獅子の咆哮を伴ったオーラへ変わるとセリオスへ殴りかかろうとした太史慈を吹き飛ばした。
「ぐ、ぐうっ」
「タイの獅子さぁん! わたしぃはぁ、たまねぎの獅子ぃ!!」
 地面に跳ねて転がった蟲将へ硝煙の代わりの揚げたてタマネギの美味しそうな香りへ包まれたエルルが名乗りを上げ。
「誰がタイの獅子だ!」
 叫びながら蝶頭の将がセリオスへ先の攻撃の反撃を繰り出す。
「連撃か」
 敵を太鼓に見立てた二本の鉄鞭を用いたそれへ、単純で軌道の読みやすい攻撃など幾つ重ねたところで同じだと声には出さずセリオスは魔剣と聖剣をそれぞれぶつける。
「ぬうっ」
「生憎だが二刀での連撃は俺の得意分野なのでね」
 声ではなく微かに吊り上げた口の端で語り、斬撃で抗じられた鉄鞭へ火花が散った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!

トーマス・リー
「殴るしかねぇんだよな。というわけで下車してもらおうか。この時代から」
 ということで手旗兼警棒で殴りに行く。
 普通に考えたら相手の鉄鞭の方がリーチが長いから有利なもんだが、武器が鉄製ならこっちの警棒はスタンバトンだから電気を通すよなぁ?
ワザと鉄鞭に絡ませて痺れさせ動けなくなったところにパラドクスを打ち込む


神山・刹那
天下の豪傑、太史慈が落ちたもんだな
まぁいい。今のあんたがどうであれ、豪傑と刃を交えるまたとない機会
感じさせてくれよ?生と死の瀬戸際の魂のざわめきを!

破鼓無尽衝で、二振りの鉄鞭で殴ろうとしてきたら、刀を絡め取られないよう注意しながら弾くか、相手の手の動きを見て攻撃位置を予測し、避けるかしながら距離を詰め、自分の間合いに入ったら必殺の一撃で斬り捨てる
「腐っても天下の豪傑か。楽しい時間だったぜ」


袁・雀蜂
※アドリブ歓迎

・行動
敵の連続攻撃を受けないようジャンプしながら跳びまわり
大振りしたところへ一気に降下しながら蹴りをお見舞いする

・セリフ
(跳びまわりながら)
据え物の太鼓じゃないんだから
相手がじっと叩かれるのを待ってるとは思わないことだね!

・技演出
(手に持った槍を地面に突き立て、踏み台にして宙高く飛び上がる)
いっくよー!飛天流星脚……、我流変化!
(空中で翅を併用して軌道を変えながら敵に蹴りを当てる)


「天下の豪傑、太史慈が落ちたもんだな」
 天幕は幾度かの攻撃の余波であちこちが破損し、外からも確認できる蟲将とディアボロスとの攻防のさなかへと足を踏み入れた神山・刹那(梟雄・g00162)が視線で蝶頭の将を刺す。
「まぁいい。今のあんたがどうであれ、豪傑と刃を交えるまたとない機会」
 加えて刹那もこの戦場へ足を運んだ他のディアボロスも太史慈を討つためにパラドクストレインへ乗ったのだ。
「お前がどう思おうが関係はない。俺の邪魔をし呉に仇なすと言うなら打ち払うのみだ」
 そして、太史慈の答えもまた呉の将として当然のモノであった。
「まぁ、どのみち殴るしかねぇんだよな」
 だから、口を開いたトーマス・リー(復讐者【アヴェンジャー】・g00766)が誘導棒のような警棒を腰から抜いて地を蹴ったのも必然だった。
「というわけで下車してもらおうか。この時代から」
「感じさせてくれよ? 生と死の瀬戸際の魂のざわめきを!」
 トーマスと刹那、両者が仕掛けたのは偶然にもほぼ同じタイミングで、上空を飛ぶ袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)がこれを眼下に見る中、トーマスの振るう警棒がまず太史慈を襲った。
「ただの攻撃などっ」
 クロノヴェーダには効果がない。それでもわずかに蝶頭の将が警戒をしたのは先のディアボロスの行動が脳裏をかすめたからか。
「こっちの警棒が電気を流そうがお構いなしかよ」
「その短慮を悔やむがいい!」
 ただの攻撃であればあっさりと止められ、ただ舞うようなもしくは相手を打楽器と見なしたかのような鉄鞭の反撃がトーマス達へ向けられ。
「据え物の太鼓じゃないんだから、相手がじっと叩かれるのを待ってるとは思わないことだね! それに」
「っ」
 相手をしているのはその二人だけじゃないよと言外に続け鉄鞭を大振りしている太史慈へ急降下した雀蜂が蟲将の頭部を踏み台にし、更に手に持った槍を地面に突き立ててこれもまた踏んで大空へと飛びあがる。
「いっくよー! 飛天流星脚……、我流変化!」
「なん」
 太史慈は虚を突かれた。ただの蹴りならば防ぐのは訳もないこと。踏み台にして飛ばれ、本命の一撃を見舞われるとしても即座に反応は出来た筈であった、翅を併用し雀蜂が空中で軌道を変えることがなければ。
「ごはっ」
 自身を殴打せんとする二振りの鉄鞭を弾こうとする刹那の視界で予期せぬ咆哮からの蹴りを受けた太史慈が大きく傾ぎ。
「腐っても天下の豪傑か。楽しい時間だったぜ」
 それでも止まらず自身を鉄鞭で打ちのめそうとする蟲将へ賞賛を送りながら鉄鞭絡めとられぬよう苦心した日本刀を立てると刹那は頭の右手側へ寄せる。
「この切っ先に一擲を成して乾坤を賭せん!」
「ぐっ、ぎ」
 所謂八相の構えから大上段に振りかぶっての一撃がクロノヴェーダの体躯をほぼ両断し。
「ご乗車ありがとうございました。じゃあな」
「馬鹿、な」
 よろめく太史慈に魂に満ちる衝動を念動力に変えたトーマスが二本の警棒に乗せて叩き込めば、傾ぎ倒れた蟲将が再び起き上がってくることは二度となかった。
「終わったんだよね」
「そうだな」
 伏したままの蟲将の骸をちらりと見た雀蜂へトーマスは頷き。ディアボロスたちは帰路へとつくのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【落下耐性】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月02日

樊城の戦い:呉

 『蜀』と『魏』が行おうとしている大乱戦『樊城の戦い』に関して、『呉』の孫権は、奪還したばかりの荊州の拠点『長沙』から、『蜀』の重要拠点、江陵に向けて偵察兵を執拗におくって情報を集めようとしているようです。
 偵察によって正しい情報が集まれば、その情報を利用して『呉』の大軍勢が動くかもしれません。
 偵察部隊を発見し、部隊を率いるクロノヴェーダを撃破。偵察兵を全滅させるか、或いは、虚偽の情報を流すなどして、呉の動きを掣肘してください。

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 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#大戦乱群蟲三国志
🔒
#樊城の戦い:呉
🔒
#呉


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選択肢『流言飛語』のルール

 一般人の集団に、嘘の情報や噂をばらまく事で、混乱させたり、ディアボロスが望む行動を取らせます。
 信憑性が高い嘘や、相手が信じたいと思っている嘘、或いは、相手の不安や不信に乗じるような噂を流せば、効果が高くなるでしょう。
 噂を流す対象の集団の情報や、流言飛語を流す目的については、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『敵部隊哨戒任務』のルール

 周囲を警戒し、近づいてくる敵部隊を発見します。
 うまく成功すれば、敵に発見される事無く、一方的に発見する事が出来ます。
 一方的に敵を発見する事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 周囲の状況や、近づいてくる敵部隊に関する情報などは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『待ち時間でヴァカンス』のルール

 パラドクストレインで事件現場に移動した後、敵が動き出すまで、ただ待つだけという時間があるかもしれません。
 この時間を利用して、英気を養うのも、ディアボロスの仕事のうちです。
 オープニングやリプレイで指定された状況で、ちょっとしたヴァカンスを楽しみましょう。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】他の選択肢のリプレイが一度でも執筆されると、マスターはこの選択肢のリプレイを執筆できなくなる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『太史慈』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。