失敗したら、斬首ね!(作者 ゆうきつかさ)
#獣神王朝エジプト
#巨大砂上船スフィンクス最終決戦
#巨大砂上船スフィンクス
#寵愛の少年ファラオ
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●獣神王朝エジプト
「ちょっとぉ~、いい加減にしてよね。スフィンクス、動かなくなっているじゃん! 完全に沈黙しちゃっているじゃん! どうするの、コレ!」
ジェネラル級マミー『寵愛の少年ファラオ』が苛立ちを隠せない様子で、マミー暗殺兵を叱りつけた。
「……問題ありません」
マミー暗殺兵がクールな表情を浮かべ、ディアボロスを模した生首を、目の前に並べた。
「いや、問題アリだよね? ひょっとして、そんなモノで誤魔化せると思った? 作り物でしょ、それ? ディアボロス達を仕留めたから、もう大丈夫って言いたいのかも知れないけど、バレバレだから!」
寵愛の少年ファラオがジト目で、マミー暗殺兵にツッコミを入れた。
「い、いえ、そんな事は……」
マミー暗殺兵が激しく目を泳がせ、しどろもどろになった。
「いやいや、『あのガキ、頭がカラッポだから、これでオッケーイ!』とか思っていたよね? 顔に書いてあるよ!」
そんな空気を察した寵愛の少年ファラオが、鋭いツッコミを入れた。
「……チッ!」
マミー暗殺兵が何度か顔を擦った後、気まずい様子で、舌を鳴らした。
「ほら、そう言う態度! 本音が丸出しになっているから! もう、ちょっと隠してくれないと、こっちも気づくから! つーか、だだ漏れになってるじゃん!」
寵愛の少年ファラオが、ムッとした様子で大声を上げた。
「そ、そんな事はありません。必ずや、ここに並んだ首を、本物に変えて見せます。これは、その……意思のあらわれです!」
マミー暗殺兵が自分の本心を誤魔化すようにして、円らな瞳をキラキラさせた。
「じゃあ、失敗したら、斬首ね。ここに並ぶの、みんなの首だからね」
そう言って寵愛の少年ファラオが、斬首のポーズを決めるのだった。
●アヤメからの依頼
「現在、巨大砂上船スフィンクスは動かなくなっている。これはあたしらにとってチャンスだ! だからスフィンクスが、再起動する前に叩く!」
鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)が新宿駅グランドターミナルの前にディアボロス達を集め、今回の依頼を説明した。
●アヤメの言葉
「ここで敵を倒せば倒すほど、スフィンクスの内部に潜入した者達が、寵愛の少年ファラオを撃破する可能性が高くなっていくから、みんな頑張ってくれ」
そう言ってアヤメが、ディアボロス達に対して、マミー暗殺兵達の撃破を依頼するのであった。
●マミー暗殺兵
「あのガキ、ムカツク!」
「何が斬首よ! 死ねばいいのに!」
「あー、ムカツク、イライラする! この怒りをディアボロスにぶつけないと、夜も眠れないわ!」
そう言ってマミー暗殺兵達が、怒りの矛先をディアボロスに向けるのだった。
リプレイ
イシュア・アルミゴス
キミらみたいなの中間管理職っていうんだっけ?それともブラック社員?
憐れだね憐れだね!同情するからやられてね。
斬首って言うほどきれいには出来ないんだ。でも大丈夫。
砕ける姿は美しいよ。だから安心してね。
鋏を振り結界を作ることで近づけさせず鋏を巧みに操り敵を薙ぎ払い
挾み潰し凍らせ壊す。暗殺者が姿を現しちゃ駄目だよ?
適材適所って言葉もあるんだ。使えない上司を恨んでね
終始煽りに煽り派手に陽動しできる限りド派手に攻撃する。
鬼灯・火怜
アドリブ・連携歓迎
陽動か?いいねぇ派手に暴れられそうだオレも参加させてもらうぜ。
細かい事は考えずに暴れたら良いんだろう?【鬼神変】で腕を巨大化させて小細工なしで真っ向から突撃して精々目立ってやるよ。
マミー暗殺兵に一気に駆け寄って自慢の膂力で手当たり次第に攻撃を叩き込むぜ。
だが多数が相手だ、突出した孤立はできるだけ避けてご同輩がいたらお互い死角を補える位置取りを心がけるかねぇ。
真正面からの攻撃なら穢れし刃の攻撃も硬質化した腕や身の丈の金棒で防ぐこともできるだろうさ。
おや、癇癪かい?宮仕えは大変だねぇ、だが仕える主は選んだ方がいいじゃないかい?
河津・或人
珍しく少年ファラオに忠誠を誓ってないタイプのマミー…
いや、なんかビジュアル的に忠誠を誓ってたら腹立つからこれでいい
首を斬るのが王か俺らかの違いで、残念ながらあんたらの綺麗な顔が胴体とおさらばするのは運命だ(かっこつけ)
あっごめんなさいお怒りぶつけないで、やめて(即撤回)
ガジェットモードをレビテーションで【飛翔】しつつ一撃離脱
残像を見分けるスキルは俺に無いが(…戦闘知識ってイケるか?)
飛翔状態なら届きにくかろう
至近距離に入られる前に移動するイメージで
スフィンクスの方面へと進軍する
ついでに空中で敢えて目立つことで陽動の役目も果たしておこう
フリング・デューン
即興連携、アドリブ歓迎
「弱輩なりにできることをいたしましょうか」
「このまま押し進めスフィンクス事潰しましょう!!」
正面戦闘で敵陣を殲滅する作戦のフリを偽情報の計略をしつつ戦闘する
宙に浮かせた操天宝眼に視線を集めた後の無礼撃ちなどフェイントを混ぜつつ【砕身剛雷】の電撃で攻撃する
●
「あー、ムカツク」
「マジでアタマに来る!」
「そもそも、なんでアタシ等のせいになる訳?」
「悪いのは、コイツ等じゃん! それなのに……なんでアタシ達が!」
マミー暗殺者達がブツブツと愚痴をこぼしながら、ディアボロス達の前に現れた。
今回の一件で、ネチネチと嫌味を言われたらしく、だいぶストレスが溜まっているようである。
そのストレスを発散するため、色々な意味でヤル気になっているらしく、みんな目が血走っていた。
「珍しく少年ファラオに忠誠を誓ってないタイプのマミー……か。いや、なんかビジュアル的に忠誠を誓ってたら腹立つから、それでいいような気もするんだが……」
河津・或人(エンジェルナンバー・g00444)が複雑な気持ちになりつつ、気まずい汗を流した。
この状況では、何を言っても敵意を向けられるため、言葉を発するだけ損ではあるのだが、それでも言わずにはいられなかった。
「……と言うか、キミらみたいなの、中間管理職って言うんだっけ? それともブラック社員? 憐れだね、憐れだね! 同情するから、やられてね」
そんな中、イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)がマミー暗殺者達を見つめ、煽って、煽って、煽りまくった。
「ま、まあ、首を斬るのが王か俺らかの違いで、残念ながらあんたらの綺麗な顔が胴体と、おさらばするのは運命だ」
その流れに乗るようにして、或人がマミー暗殺者達を見下した。
「だったら、殺すっ!」
「真っ先に、殺すっ!」
その途端、マミー暗殺者達が殺気立った様子で、或人に敵意を向けた。
「……あっ、ごめんなさい。あ、謝るから! 暗器を投げるの、禁止っ!」
その事に危機感を覚えた或人が、イシュアの後ろに隠れた。
「斬首って言うほど綺麗には出来ないんだ。でも大丈夫。砕ける姿は美しいよ。だから安心してね」
それでも臆する事無く、イシュアがマミー暗殺者達に対して、最大級の煽りをブチ当てた。
「安心できるかァァァァァァァァァァァァァ!」
「ムキィィィィィィィィ! コイツも殺す、ブチ殺すゥ!」
その言葉に腹を立てたマミー暗殺者達が、魂の叫びにも似たツッコミを入れ、一斉に暗器を構えた。
「いいね、いいねぇ。派手に暴れる事が出来そうだ。細かい事は考えず、暴れたら良いんだろう?」
次の瞬間、鬼灯・火怜(鬼人の鬼狩人・g05780)が、【鬼神変】で一時的に己の腕を異形巨大化させ、マミー暗殺者を殴り飛ばした。
「それでは、弱輩なりにできることをいたしましょうか」
それに合わせて、フリング・デューン(火智紅胆・g05712)が無礼撃ち(プラズマ拳銃)を構え、マミー暗殺者達に攻撃を仕掛けていった。
「ゆ、許さん!」
「……殺すっ!」
その攻撃をモロに喰らったマミー暗殺者達が、暗器にベットリと毒を纏わせ、ディアボロス達に襲いかかってきた。
その中には、必要以上に毒を塗り過ぎて、自爆しているマミー暗殺者もいたが、頭に血が上っているせいで、みんな気づいていなかった。
「おや、癇癪かい? 宮仕えは大変だねぇ、だが仕える主は選んだ方がいいじゃないかい?」
その攻撃を硬質化した腕で受け止めながら、火怜が脳漿啜り(7尺の大金棒)を叩きつけ、マミー暗殺者を肉の塊に変えていった。
「うぐぐ」
「ま、まだだっ!」
「こんな事で負ける私達ではない!」
即座に、マミー暗殺者達が残像を繰り出し、再びディアボロス達に襲いかかってきた。
「いくら残像を出したところで、俺には無駄だ! 俺には……『分かっている』からな」
それと同時に、或人が【ガジェットモード・レビテーション】で、愛用のガジェットセットをジェットパック形態に変形させ、空に飛び上がって勝ち誇った様子で、マミー暗殺者達を見下ろした。
実際には、残像の見分けもついていないのだが、自信満々にマミー暗殺者達を見下ろしているせいで、何となく分かっているような感じになっていた。
「ば、馬鹿なっ!」
「すべて見御通しという訳か!」
その言葉を真に受けたマミー暗殺者達が、悔しそうにギチギチと歯を鳴らした。
「そもそも、暗殺者が姿を現しちゃ駄目だよ? 適材適所って言葉もあるんだから……。でも、恨むんだったら、使えない上司を恨んでね」
その隙をつくようにして、イシュアが【身を震わせる守護者の鋏(フリージングセルケトクロウ)】を発動させ、装甲剥離生体鋏『セルケトクロウ』を射出し、マミー暗殺者達を薙ぎ払い、挟み潰し、凍らせて壊した。
「……このまま押し進めていきましょう!」
その間に、フリングが宙に浮かせた操天宝眼に注目を集め、無礼撃ちなどフェイントを混ぜつつ、【砕身剛雷(サイシンゴウライ)】で幾つもの雷電を発生させ、マミー暗殺者達の身体を撃ち貫いた。
そして、ディアボロス達はマミー暗殺者達を一掃し、ホッとした様子で巨大砂上船スフィンクスを見上げるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!