リプレイ
百鬼・運命
「さてさて、反撃に徹するということだけど…それは事前にいろいろと細工できるという事だろう」
『トラッピング』によって、ペディヴィアの周囲に呼び出すは大量の風船…の中に仕込まれた「マルチグレネード」とトリモチ、煙幕、ネット、催涙弾(目が多い分よく効きそうです)など非殺傷性ながらも行動を阻害するトラップの数々。
敵はジェネラル級ということで、数で効果をカバー。多少でも動きを鈍らせれば、味方の受ける反撃ダメージが減る(ガードアップ)
上手く風向きを「観察」して「罠使い」で効果的な設置をしたい所
幸いあちらが巨大そうな分、こちら側の仲間が自由に動けるだけの間隔をあけて風船の設置は可能そうだ。
絡みアドリブ歓迎
コンスタンツ・トパロウル
ふうん……こいつがジェネラル級ねえ
大層ご立派なご様子だけど……ドラゴンは、あたしの敵だ
仲間と連携し、仲間が攻撃するタイミングにあわせて、【トラップ生成】で敵の目を一瞬でも欺けるように煙幕の罠を仕掛けたり、敵の動きを一瞬でも止められるように敵に絡み付く鎖の罠を仕掛け、敵の反撃・回避を妨害しよう
罠使い、撹乱、挑発を活かし、敵の動きを妨害し敵の冷静さを失わせてやろう
大振りな反撃なら……回避する隙もある
敵がお怒りなら、仲間が攻撃するタイミングにあわせて、竜滅戦技で攻撃
さあ、勇気を胸に突撃!
お前が反撃を狙うなら……お前が反撃する背中を、他の仲間が撃てるように立ち回り、少しでも傷が深くなるようにしてやろう
●円卓の騎士の脅威
「さてさて、反撃に徹するということだけど……それは事前にいろいろと細工できるという事だろう」
真正面から戦っては負ける。
凍てついた海面に『トラッピング』の風船を散らす百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)は悠然と見下ろす冷たい巨竜へ飄々と返す。
「こいつがジェネラル級……円卓の騎士、ね。大層ご立派なご様子だけど……ドラゴンは、あたしの敵だ」
それがどれほど強大でも、凶悪でも、コンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)のやる事はぶれない。
「這いつくばる地べたもないけど、滅びを受け入れるがいい」
倒し、取り戻す。
その道のりが少し変わるだけだ。
「やってみせろ、女騎士。できるものなら花嫁に迎えてくれる」
「御冗談!」
軽口の応酬から運命の『トラッピング』が火蓋を切った。
トリモチ、煙幕、ネット、催涙弾……多種多様に『トラップ生成』された『マルチグレネード』が音を立て、ベディヴィア卿へと襲い掛かる。
「ほう!」
「目が多い分、『目薬』はよく効くんじゃあないかな!?」
小さく吼える氷竜、運命は感じた違和感を隠しつつも『サーチンググラス』をつまみ、輝かせる。
数で押しても相手はジェネラル級、何が起きるかは読めないのだ。
「神経に障ったかい? あたしらにはずっとだけどね……!」
「いいや」
そして氷上に『風哭きの槍』を滑らせて旋回するコンスタンツの煙幕を横目に、遂に竜は動いた。
『キュイール――焼成』
視界は突然に晴れ、一瞬のち青白く染まった。
「煙幕が……っく!?」
炎に焼かれる痛みのなか、運命は見た。
氷のベティヴィア卿の羽ばたきが一撃にトラップを蹴散らす様を。
放たれた蒼い炎の魔弾が海を燃やし、波を凍らせて襲い掛かったのを。
「なるほど、そういうことね……っ」
心臓を貫く冷たさに、コンスタンツは悟った。
アーサー王はなぜベティヴィア卿に攻撃でも防御でもない、反撃による癒しの加護を授けたのか。
「強い……っ!」
『最強』という形容詞が運命の頭をよぎる。
以前にもコンスタンツはジェネラル級クロノヴェーダと一戦交えたが、この円卓の騎士は次元が違う。
確実に耐え、確実に倒すとわかっていたから、アーサー王はこの加護を授けたのだ。
「生きてる!?」
「皮一枚だけどね……!」
コンスタンツは答える運命の声に、ためらわず海中へと飛び込んだ。
凍えた手には『竜滅戦技』を打ち込んだ感触はあるが、どれほど効果があったか。
先手を打つ『ガードアップ』がなければ自分たちも加護に食われていただろう。ひさかたぶりの戦慄がディアボロスを凍り付かせた。
苦戦🔵🔵🔴🔴🔴🔴
アンゼリカ・レンブラント
ベルファストの人達の心に幸福を灯した際誓ったんだ
どんな相手にも決して屈しないって!
パラドクスで作り出した光剣での貫通撃をお見舞いし
ダメージを与えると共にこちらの得意の間合いを保つ
相手からの反撃はオーラ操作で厚くした障壁に防具、
鍛えた体に――何より心に灯す勇気で対処
光剣からの衝撃波を放ちダメージを軽減出来れば嬉しい
ダメージは重くても苦しむ人々の痛みはこんなものじゃない!
気合十分に踏ん張る、倒れない
培った戦闘知識をフル動員して光剣での攻撃を続けるね
仲間とも積極的に連携し隙を作り、
倒れそうな仲間がいたら狙いを引き付ける
耐え凌いだら呼吸法で力を溜めた
全力の《光剣収束斬》を叩き込む!
これで、どうだーっ!
「諦めちゃダメだ……私たちがやるんだ、『取り戻す』戦いを」
コンスタンツたちを襲う猛攻へ、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は声をあげ気圧される心を奮い立たせた。
「ベルファストの人達の心に幸福を灯した際誓ったんだ……どんな相手にも決して屈しないって!」
閉ざされた街の絶望と解放された人々の笑顔。浮かぶ思い出が力をくれる。
「いいだろう、受け止めて見せろ」
「裁きの光よ、我が手に集いて剣となり、全てを斬り裂けぇっ!」
生み出された『光剣収束斬』の巨大な刀身が蒼炎の魔弾と激突、切り裂く。なおも魔弾の勢いは減じない。
『戦姫の鎧』の竜鱗すら冷熱衝撃にひび割れ、『Day Braek of Leo』をも飲み込む炎が『黄金姫の服』を引き裂いていく。
「苦しむ人々の痛みはこんなものじゃない! 負けるもんかあぁー!」
気合い一閃、それでもアンゼリカは振り抜いた。
焼かれる身に叫ぶ声が『リザレクション』の奇跡を呼ぶ。海上へと没しながらも、アンゼリカはベティヴィア卿の魔弾を逃れた運命たちを見た。
相殺ゆえダメージはさしてない。だが情報を得て生き残った事が今は収穫だ。
成功🔵🔵🔴
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
無堂・理央
本島防衛にジェネラル級単騎、か。
能力的に適してるだろうけど、単騎でボク達を止めきれると思わないでね!
無双馬『クロフサ』に騎乗、クロフサにはパラドクスの力で空中を駆けて突撃だよ!
一撃離脱な戦い方はボクの十八番。
【ダッシュ】で一気に間合いを詰めたら、馬上槍の一撃を加えてそのまま駆け抜ける形で【一撃離脱】!
一度離脱したら、大きく旋回して再び突撃を繰り返してく。
敵の反撃だけど、恐怖を植え付けると言われても元から持って、抗い続けてるんだから今更だよ!
大切な人だとまず浮かぶのは家族だけど、そもそも家族は刻逆で奪われてる。
無残に破壊される幻影を見せられても、それを取り戻す為に戦ってるんだ!!
呉鐘・承李
【アドリブ・連携歓迎】
【初撃】
自身の足元に風の障壁を作り水面に立ち、暴風での一撃を与える
【対恐怖】
我が心、白刃の如く曇りなし。画竜点睛、欠く事無く。
自身は一振りの刃であるとする鋼の如く精神で恐怖を振り払う
【対幻影】
「……子供だましだ」
友人達が破壊される幻影に対しては、子供だましであると一蹴するが、しばらくして様相が変わる。
自らの親代わりであり師である呉鐘龍牙が現れると、ピク、と表情が動く。
自らの目の前で破壊される師。記憶にない筈のトラウマ。
脳裏を駆ける困惑、焦燥、恐怖。そして……怒り。
「……我が心、明鏡止水。されど刃は烈火の如く」
切り開くは未来。こんな幻影に、足を止められている場合ではない。
カルン・ティミド
何でも歓迎
最強能力すぎてずるいですね…。私も加護欲しくなっちゃいます。
とりあえず全力で一撃入れに行きますよ!ズバッとしてすぐ逃げます!
飛翔や水上歩行があれば使用、なければ浮遊で行きます。
ロプト様(ジン)の魔力を尻尾に込めて、フルパワー魔霊刃を思い切り飛ばします!
恐怖はめっちゃしちゃいそうですが信仰してるのはロプト様です!きっと耐えれます!
大切な物は…財宝とロプト様ですかね。
情けない声あげて大ダメージを食らいはしそうですがもう経験済みです!
幻影ならロプト様本体は無事だしビンタでもしてもらって正気に戻ります。
あとはがん逃げしますよ!!
ナイナ・ヴィラネスティズム
SPD
同選択肢の味方との連携・アドリブ可
使える効果2は全て使用
「ご自身を力ある存在と驕っていれば程なくして痛い目を見ますわよ」
浮遊で浮力を維持しつつ海上を飛翔
マジックグレネードで爆撃(爆破)を交えながら一気に接敵してヴィラネストアーツ
爆撃地点目掛けて飛び蹴りを連打いたしましょう
反撃のアンテグレには精神攻撃を防御に活用して耐え凌いでみせる
蜥蜴の眼で睨みつけただけで私が慄き跪くとお思いかしら?
故郷たる国をあなた達のお仲間に滅ぼされた私には讐心・殺意・闘志・決意しかございませんのよ
あなたも含めていずれ全ての竜をあの世に葬送して差し上げるつもりですわ
私に更なる讐心を授けてくれた事、
その身を持って知れ!
●なお立ち向かう
「最強能力すぎてずるいですね……私も加護欲しくなっちゃいます」
ミもフタもなくいうカルン・ティミド(略奪竜カルン・g00001)に尾の『ロプト様』が震えるのは抗議か、寒さに凍えてか。
明かされた氷のベティヴィア卿の圧倒的な力を前に、ディアボロスたちはすぐさまに心を切り替えた。
「本島防衛にジェネラル級単騎か……能力的に適してるだろうけど単騎でボク達を止めきれると思わないでね!」
無双馬『クロフサ』と空を駆ける無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)はベティヴィア卿の背に残る傷を見た。
それは反撃の蒼炎に焼かれながらもコンスタンツが突き立てた『竜滅戦技』の一撃。小さな傷だが、コンスタンツたちは倒れることなくダメージを一つ刻んだのだ。
「運命たちが道を見出してくれた。攻撃を削ぎ反らす事は困難、できる事は自らを高め一撃を当て耐え抜くこと」
「そして、一撃離脱な戦い方はボクの十八番!」
理央と共に挟み撃つよう、呉鐘・承李(剣鬼・g06193)は『精霊刀「薫風」』へと意識を集中して『飛翔』する。
先の先が勝つか、後の先が勝つか。これは一種の早打ち勝負。
「まだ懲りぬか。いいだろう、存分に備えるがいい」
「あらご親切に。けれど、ご自身を力ある存在と驕っていれば程なくして痛い目を見ますわよ」
「事実を述べたまでよ、人の姫」
ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)の皮肉にもベティヴィア卿は動じない。
実際それだけの力があるのだろう。『マジックグレネード』を握りしめたナイナは、その手に滲む汗に気付いた。
「仕掛けるよ!」
理央の駆る『クロフサ』が激戦の開幕を告げた。
いななきと共に『戦騎天駆』、飛び上がる無双馬の勢いをのせた『馬上槍』が不協和音を立てて鱗を抉る。 魚鱗を剥ぐような逆撫での一撃が浮かび上がらせた線へ、カルンの『輝剣ロプト』が『魔霊刃』を重ねて二撃。皮膚が割れ、血肉が爆ぜる。
「うひゃうっ!?」
カルンの口から声が漏れたのはその時。いや、彼女だけではない。
三対六眼のベティヴィア卿の瞳は連撃するディアボロスたちを一斉にとらえていた。
「ひいぃぃぃぃぃ! ダメです! 信仰してるのはロプト様です! それ以外はひあああぁぁぁーっ!?」
『アンテグレ――同化』
一度は抗った恐怖と信仰を植え付ける魔眼はカルンに更なる追撃を行う。奪われる財宝、貶められた信仰。砕け散る輝剣の輝剣……。
「今更、なんだよ!」
襲い掛かる破滅のイメージを跳ね返し、理央の体が馬上に跳ねる。
大切なものを無残に破壊される幻影、それがどうした?
自分たちは既にそれを経験し、取り戻すために戦っているのだ。
「……子供だましだ。このような……このような」
破壊される友人たちの姿を一蹴した承李へ、しつこくも襲う幻影は親代わりであり師である呉鐘龍牙の姿を映し、そして砕く。
そこに浮かび上がる感情は困惑、焦燥、恐怖。そして……怒り。
「……我が心、明鏡止水」
水のように、鏡のように澄んだ心。それど烈火を刃に込めて。
「ほう
……!?」
驚愕の声が漏れた。
切り裂くは『薫風の太刀-暴風』。太刀に宿る暴風の刃がベティヴィア卿を重ね切る。
耐えるは一瞬、されど水の一滴を見切る心に一瞬以上は必要ない。
「あれ!? あら!? ロプト様ご無事で……はっ、ご加護に感謝いたしますっ!」
カルンはもっと単純だ。彼女の信仰はその身に宿っているのだから。
自らのジンにひっぱたかれた後は感謝と共に逃げの一手。なおも追いかけてくる恐怖の視線はナイナの叩きつけた『マジックグレネード』が炸裂する。
「蜥蜴の眼で睨みつけただけで私が慄き跪くとお思いかしら?」
「以前とは違うというわけか、面白い!」
爆風を突き破る怒りの打擲『ヴィラネストアーツ』
『能力値アップ』に『ダメージアップ』、まだ『アヴォイド』や『命中アップ』が実感できるほどではないが着実に残留効果はディアボロスたちの力となっている。
余裕を崩さない氷のベティヴィア卿だが、その拳を受け止めた口元より驕りの緩みは確かに消えていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
残留効果は相互活用
この先がブリテン島……
ここで退く訳にはいかない
偵察と情報収集を兼ねて挑もうか
【飛翔】し空中戦を挑む
反撃一本ならば、こちらから仕掛けるしかないな
黄金の光輪に魔法触媒で火炎使いの属性を乗せ叩き込む
反撃の雪は魔力障壁で弾いて、光輪で打ち払い、接触を避ける
気分的な対策だが防水のロングコートに帽子、手袋、ブーツで雪対策
積もらぬよう羽ばたいて吹き飛ばし
範囲が限定的なら絶えず飛び回って逃れよう
距離や時間、頭の中では冷静な攻撃分析を
耐える間、呼吸を意識して数え、明確な己を意識する
我思う間は在るだろう
雪が晴れた隙に最高速度で撤収
……雪は純白、余計な混ぜ物をしないで頂きたいな
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
わざわざ出張ってくるなんて、案外余裕が無いのかしらね?
それなら好都合。いずれ斃す相手……遠慮無く斬らせてもらうわ。
(飛翔・フライトドローンの残留効果がある場合は使用、移動や回避のために駆使)
心を奮い立たせ【精神集中】、【全力魔法】でパラドクス発動
灯せ、魂の火を。
黒鉄の意志は折れず、曲がらず──決して潰えることは無い。
意志を力に、【勇気】と【情熱】を乗せ剣刃で攻撃を仕掛ける
反撃の淡雪は舞い落ちる位置を【観察】、触れないよう位置取り、あるいは斬り払って【爆破】し吹き飛ばす
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
さて、どこまでやれるかわからないけど可能な限り頑張らせてもらうわ
というか、その加護ズルくない?勝ったらその加護くれないかしら?
フライトドローンを展開してフライトドローンに乗りながら攻撃。
敵にパラドクス『苺舞』を撃ちながら敵の攻撃は【フライトドローン】を使い避けたり盾にしたりしながら《空中戦》を行う。
《全力魔法》や《連続魔法》を使いながら攻撃を撃つ。
防御手段として自身に《結界術》を纏わせながら《風使い》などで吹き飛ばしつつ【フライトドローン】を適宜盾にしなるべく敵の攻撃を食らわないようにしていく。
使える効果は全て使用
天夜・理星
…あの加護は何?
大きく出たもんだよねドラゴンさんがよ!
じゃあこっちは、こっちが撃破されない程度に出来るだけ削らせてもらうか。
飛翔や水上移動の残留効果があると有利らしいが、そっちは味方のを借りよう。敵の反撃の回避にそれらを使ってギリギリで攻撃をかわして、少しでもダメージを軽減できるような試みをするのに使うんだ。
…あー、止まる?
なるほど、止めたいんだ。その程度じゃ止まんないなアタシたちは!
感情の波、刻源。
これをアップデートしてパラドクス、全力魔法で念動力を効かせて、淡雪ごと吹き飛ばしてお届けだ!
悪いが、自分が止まるのは嫌いだ。
活性治癒で自分の全てを徐々に再生、動かし直すよ。
世界を取り戻す為に!!♬
「これほど強大なのにわざわざ出張ってくるなんて、案外余裕が無いのかしらね?」
「竜鱗兵やアヴァタール級ドラゴンでは歯が立たない、なら最強戦力を叩き込んでやろう……って考えは、割と合理的だけどさ」
首を回す円卓の騎士竜へ、アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)と天夜・理星(復讐の王・g02264)は、その狙いを考察しながら氷の海を旋回する。
「どうであれ、好都合。いずれ斃す相手……遠慮無く斬らせてもらうわ」
アイネリスは不敵に鋭く、アメジストの瞳を輝かせた。
攻撃のチャンスは一度、耐えられて一撃。そして最大の力を振り絞る位置を捕え、反撃を受け止め切らなけれいけない。
「大きく出たもんだよね、ドラゴンさんがよ!」
首を回す円卓の騎士竜へ、天夜・理星(復讐の王・g02264)は凍える声を毒づかせた。
新たな反撃は既に始まっている。『創生』を仕掛けたその時から。
「議決………刻限、解明」
理星の心に満ちる感情の波が、“刻源”が逆流、アップデートする。可能性を奪い、取り戻す創造の復讐の光。
「灯せ、魂の火を……!」
創造の光がアイネリスへと集中する。強靭な意志が『星辰鍛造』され、『黒鉄の剣刃』を研ぎ澄ます。
黒鉄の意志は折れず、曲がらず──決して潰えることは無い。
「感情の波、刻源か。だが我が刻逆には届かぬ」
だがそれは為されない。届かない。
『グラサージュ――糖衣』
「やばっ」
美しく積もる淡雪が創造の光さえも停止させる。理星とアイネリスの黒が白く塗り潰されていく。
「かわせ、ない……爆破を……」
美しく浸食する白に、アイネリス抗う声も凍えていく。
パラドクスの力は時空間を湾曲し、現実を書き換えて襲い掛かる。
ジェネラル級の力となれば、現象すら見た目以上の意味を持たないというのか?
「……あー、止まる? なるほど、止めたいんだ」
創造は否定され、絶望の停止が互換を奪う。
飲み込まれていく理星の魂に加護の力が発動しかける。
「……けど、ね」
だが瞬間、流れは堰き止められた。
「だが、ここで退く訳にはいかない」
「どこまでやれるかわからないけど可能な限り頑張らせてもらうわ」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)の放つ『リングスラッシャー』が大気を切り裂く。
澄んだ空気に桜・姫恋(苺姫・g03043)のフライトドローンを割り込ませ『苺舞』の魔弾を叩き込む。
わずかだが出来た間隙、理星の声が力を取り戻し、感情の波をアップデートする。
「その程度じゃ止まんないなアタシたちは! ありがと!」
「今こそ、意志を力に!」
全力魔法で振り絞った理星の念動力に助けられ、アイネリスは淡雪を爆発的に吹き飛ばす。
発動しかけた加護は消散し、浅くも多くの与えられた傷が現実にしっかと刻み込まれていた。
「耐えたというのか」
「悪いが、自分が止まるのは嫌いだ」
「雪は純白、余計な混ぜ物をしないで頂きたいな」
多少の傷は『活性治癒』の力が癒してくれる。
物理的な冷却には防水のロングコートに帽子、手袋、ブーツもある。
旋回するエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は睨みを利かせ、慎重に
パラドクスの力勝負では押されても、積み重ねた『命中アップ』は確実に残留効果を蓄えさせてくれた。
「とはいえ、あんまり長くはないわね……あぁ、落ちちゃった」
「短期の持久戦はこちらが不利だな、これ以上はまずい」
姫恋の見ている前でドローンが凍り付き、氷海と化したアイリッシュ海へと墜落していく。
「やっぱこの加護ズルくない? 勝ったらその加護くれないかしら?」
「叶わぬ仮定だな。我が花嫁を望むなら、存分に祝福を注いでくれよう」
「ご勘弁!」
軽口が応酬するなかも静止の淡雪は世界を覆っていく。
エトヴァは確かめた情報を刻み込み、穴を埋めるように炎をまとうリングスラッシャーを盾と掲げた。
「今はここまでだ。雪が晴れた隙に最高速度で下がるぞ」
「させると思ってか」
「我思う間は在るだろう?」
圧を強めてくるベティヴィア卿に唇を歪めて返しながら、淡雪の空をエトヴァは飛び退いた。
リングスラッシャーは砕けたが、今度こそしっかと残留した『ガードアップ』は後詰を戦う仲間たちにも心強い守りとなってくれるはずだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【書物解読】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
レオアリア・フォルシオン
連携歓迎
円卓の騎士…!
あの黒き天使の翼のドラゴンもいるのよね…
それが、わたくしの王国を滅ぼしたドラゴンの主…!
今はこのドラゴンの相手を
まずは、飛翔でベディヴィアの気を引き、その意識と死角の隙をついて虚空からレーザーが因果を無視して『不意打ち』すると同時、『一撃離脱』を重視して反撃に備えて残留効果を集める
反撃には飛翔と託されし願いを中心に使える残留効果を用い、己を高めて耐え凌ぐ
一番してはいけないのは『戦闘不能になる』こと
ならば出来る限りの事をして反撃を凌ぐ
託されし願いで最終人類史とベルファスト、その他ドラゴン等のクロノヴェーダに苦しめられている人々の思いを自己強化に当てて氷熱の痛みを耐え凌ぐ
天破星・巴
アドリブ連携歓迎
物語で最強生物と言われるドラゴンが相手であろうとも
怪力無双と畏れられし鬼の矜持と世界を取り戻す皆の想いにかけてなさねばならぬのじゃ
残留効果2全て使用
狙いを付けにくいように緩急をつけ蛇行するように飛翔し戦闘
血が滲むほど拳を握りしめ出血させた血を弾丸に成型し指弾を砲撃する
敵の反撃の魔弾も制圧射撃で相殺を狙う
オーラ操作で強化された握力の指弾は全てを破壊する
虐げられた人々の痛みを思えば大したこと無いのじゃ
わらわは天(上に立つもの)を破る宿命の星即ち「天破星」を宿星に持つもの
痛みごときでわらわの魂が屈することはあり得ないのじゃ
ザドキエルはわらわの4割増しのPOWじゃった此度はどれほどかえ
ア・ンデレ
「こおりのことりちゃん、クッキーくらえ!」
ミニドラゴン『トロ』によるクッキーのブレスで攻撃する。
トロの口からは大量のおいしいクッキーが発射される。
蒼い炎の魔弾による反撃は、鬼人の頑丈な肉体と、アンデレちゃんの「すごい」ハートで耐え抜いてみせる。
「アンデレちゃんは、こんなくつうじゃ、ぜつぼうしないよ。」
アンデレは反撃にニヤリと笑って耐える。
「あっ、クッキーがこげた。」
反撃によりクッキーが焦げてしまったことに気づき、絶望の顔となる。
●矜持をぶつけ、凌ぐ
間を与えずディアボロスは攻める。
持久戦とはいえ、漫然と戦えば勝機を仕損じる。残留効果を生かせる今こそ、追撃の時。
「物語で最強生物と言われるドラゴンが相手であろうとも!」
「アンデレちゃんは、こんなくつうじゃ、ぜつぼうしないよ」
ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)のミニドラゴン『トロ』がクッキーブレスを浴びせるなか、天破星・巴(反逆鬼・g01709)が鬼血の拳を握り飛び込んでいく。
「怪力無双と畏れられし鬼の矜持、世界を取り戻す皆の想いにかけてなさねばならぬのじゃ!」
「ならばその誇り、円卓の騎士の名に懸けて手折ってくれる!」
拳を砲身とし、鬼血を弾丸と成す『百鬼夜行絵巻『鬼関銃』』。
鬼の握力から生み出される指弾の連射に対し、羽ばたき放つ『キュイール』の蒼炎弾がぶつかりあう。
貫通力と燃焼力、拮抗して突き抜ける。
「あっ、クッキーがこげたっ」
反撃が焦がすブレスのクッキーにア・ンデレの無垢な笑顔が絶望する。
だがそれは『ガードアップ』の力が焼き凍らせる焼成の魔弾を受け流してくれているということ。
「これは……ザドキエルどころではないなっ!」
「我ら円卓の騎士と比肩するものをみたのか? 興味深い」
受け流されなお凄まじい火力が、巴の白髪の一端を灰へと変える。
過去にも幾人かのジェネラル級と対峙してきたディアボロスだが、この円卓の騎士は格が違う。
自分よりどれほど上かすら図れない、それほどの隔たりがある。
「だが、虐げられた人々の痛みを思えば大したこと無いのじゃ……わらわは天(上に立つもの)を破る宿命の星、即ち『天破星』を宿星に持つもの!」
「アンデレちゃんも、『すごい』ハートでたえぬいてみせるよ!」
痛みごときで魂が屈することはあり得ないと、二人の鬼は食らいつく。
「後は引き受けるわ」
蒼炎を突き破り、手傷を受けたベティヴィア卿の手中を飛び退くア・ンデレ。
攻勢を押し返すベティヴィア卿の側方にレオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)は素早く翼を旋回させた。
巴たちを追って逸れた注意へ『超越にして魔槍なる宿命の白光』が穿つ。
「円卓の騎士……あの黒き天使の翼のドラゴンもいるのよね……まずはこのドラゴンの相手を……世界を救うわ」
「む……ほぅ?」
追撃の手を止めた円卓の騎士竜の三対の瞳がレオアリアを舐め見やる。
因果や時空を越えて対象の『未来』へと干渉する聖光の槍はドラゴンと言えど抗えない。
その攻撃への好奇心であったとしても、痛みや怒りですらなかったとしてもレオアリアは紅蓮の翼を羽ばたかせて一歩も引くことはない。
「そそらせてくれる。小さき竜女が、何といったか?」
「しかと覚えなさい。竜を滅ぼし世界に繁栄と平和をもたらす者を、フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』レオアリア・フォルシオンの名を!」
不意討ちへの答えは蒼炎。
一瞬にして姿が消えたベティヴィア卿に、レオアリアは加速降下で身を逃す。
放たれる反撃の蒼炎が冷たく身を焦がしてねばりつくなか、海へと飛び込み旋回。
「耐え凌いで見せる……!」
『託されし願い』の幻影がレオアリアの揺らぐ意識を励ます。
最終人類史、ベルファスト……連なる苦しむ人々への想いを胸に、紅の女帝は凍える海を飛び上がった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【建造物分解】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
コンスタンツ・トパロウル
ちっ!
その名前は……伊達じゃないようだね
だが、お前のいいようには……させない
ぎりぎり敵の攻撃に晒されない場所に位置取り、仲間の戦いの様子を見守り……引き際になったら、一気に距離を詰め最前線へ
【飛翔】で上空の大上段から、こいつに苦しめられてた人々の【託されし願い】を受け、勇気を胸に突撃
フルウェポンスマッシュで、武器をありったけ叩き込んでやる!
さあ、釣りは要らない……腹一杯喰らっていきな!!
撹乱、挑発を活かして、こっちが暴れてる隙に、仲間が後退できるよう釘付けにしてやろう
仲間が退いたら、こっちは別方向に撤退
どちらを追うか敵が躊躇した隙に、飛翔で一気に距離を取ろう
何、生きてりゃまた近いうちに会えるさ
百鬼・運命
水中でまず水陸両用の動力甲冑を召喚し搭乗
「さて他の皆は無事成功したみたいだが…判定基準が分からんな…残留効果や攻撃を『削ぎ反らす』ようにしたせいではなさそうだ…コンスタンツさんと俺の行動の共通項は……」
視界を封じようとした事か?とロングレンジライフルを呼び出し、水中からベティヴィア卿の三対の眼を不意をうち狙撃
「以前、関羽は自身に重要な赤兎馬を狙った復讐者に苛烈な反撃をした事がある。ベティヴィア卿の三対の眼もそうなら、おそらく『魔眼』。それなら視界を封じうる復讐者をまず落とした事に説明がつく」
更に推測
「魔眼が仲間にも効くせいで単騎駆けや反撃しかせず。強い花嫁を探しているのか?」
絡みアドリブ歓迎
●最初の撤退戦
「ほう、耐えたか。次は誰だ?」
「ちっ! その名前は……伊達じゃないようだね」
距離を取ったコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)は荒い息を吐く。
傷は深く、凍てついた海に体力も奪われた……限界は近い。
「だが、お前のいいようには……させない」
「他の皆は無事成功したみたいだが……引き際に試しておきたいことがある」
考え込む百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)に、コンスタンツは一つ頷く。
もはや一撃を打ち込むことは叶わないが、鼻を明かす礎を作れるなら乗らない手はない。
「再びか? やってみるがいい!」
「では、お言葉に甘えようか」
射程ギリギリから突進をかけるコンスタンツの向こう、重なるように消えた運命の声が撹乱する。
「兵装換装『スナイパーパック』mod2」
取り出した『ロングレンジライフル』を照準、狙うは周囲をにらむ『氷のベティヴィア卿』の三対の眼。
「前、関羽は自身に重要な赤兎馬を狙った復讐者に苛烈な反撃をした事がある……ベティヴィア卿の三対の眼もそうなら、おそらく『魔眼』。それなら視界を封じうる復讐者をまず落とした事に説明がつく。どうかな?」
「ほう! 考えたものだ」
換装式万能大型ドローン偵察狙撃装備形態『スナイパーパック』を展開した狙いは精密無比。
それに対するベティヴィア卿の反応は実にシンプルだ。ただ、魔眼の瞼を下ろす。
ただそれだけで転移した特殊弾頭はあっけなく弾け飛んだ。
「だが、小細工だな」
「そういうことか。ありがとう」
襲い掛かる魔眼『アンテグレ』に推測をめぐらして対抗しながら運命は氷の海に身を逃す。
先の反撃は身を焦がすほどに激烈だったが今回は何とか耐えられた。先の攻撃は通らなかったが、今回の攻撃は多少なりとリアクションを取らせられた。
答えは何か? 難しく考える必要はなかった……その差は残留効果だ。
「同じジェネラル級でも大天使や蟲将とは格が違う……初手からの奇策は通用しない、か」
実力差大きい相手に搦め手を仕掛けるには、自分たちを十分に強化して力の差を埋めなければならない。
防御を固めて残留効果を積み上げ、そこでやっと策が打てる。それほどにかの竜との実力は隔絶しているのだ。
「理解したようだな、再びの死に際に」
「あぁ、理解したよ……決して歯が立たない相手ではないとね」
同化の魔眼の恐怖へ心身を浸食されながらも、運命は口元を吊り上げる。
「さあ、釣りは要らない……腹一杯喰らっていきな!!」
ベティヴィア卿が不可解さに気づいた瞬間。コンスタンツの『フルウェポンスマッシュ』が脇腹を強かに刺した。
両手に構えた『聖天竜の牙』と『風哭きの槍』をめり込ませ、抉り抜く。
「なるほどっ……少々、仕置きがいるようだな!」
捨て身の一撃に反撃は苛烈。『焼成』の蒼炎が離脱を図るコンスタンツを捉えて焼き払う。
与えた一打が加護によって消散していくも、海に落ちたその体は既に距離を取った運命が回収している。
「元より退く気だったか……食えぬ騎士め」
「何、生きてりゃまた近いうちに会えるさ……アンタも生きてられたらね……!」
今回はここまでだ。だがこれは始まり……自分と仲間が、いつか必ず殺す。
傷ついた身を担がれながらも、コンスタンツは離れていくベティヴィア卿へと不敵さを吠えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!