リプレイ
一里塚・燐寧
共闘・アレンジ大歓迎
よいしょっと。断頭台と同じ形の板となると、中々ずっしり来る重さだねぇ。
こんなの背負って下水道でネズミ探す仕事してるなんて、同情するけど、容赦はしないよぉ。
以前の下水道突破作戦の情報を元に
断頭台と同じスケール・形状の板を用意していくよぉ
これを使って【看破】した罠の解除や仕掛けの作動を行うねぇ
慎重に敵の気配や物音を【偵察】しながら進んでいくけど
遭遇しちゃった場合には『呪式:奈落陥穽』を使って戦うよぉ
パラドクスで作った落とし穴に引っかかった敵に
≪テンペスト・レイザー≫の斬撃を叩き込んだり
改修された汚水上の足場に誘導した後
足元に穴を開いて汚水の中に叩き落したりして倒しちゃおう
トバリ・ナイトライト
タンプル塔へと潜入する前に、まずは地下下水迷宮の攻略ですね
アナイアレイションにて、なるべく多くの敵を相手取ります
薄暗い地下迷宮ならどこか物陰もあるでしょう
そういう場所の影に潜み、自動人形の虚を突きます
仕掛けに板をはめ込む瞬間などは、仕掛けに気が向いてしまうでしょうから、そのタイミングを狙います
【不意打ち】のアナイアレイションを放ちこちらに気が付かせたら、仲間を呼ばれては厄介ですので【挑発】でこちらに気を引きます。
「まったく、こんな暗くてにおいのする場所なんて、気が滅入っちゃいますよね」
僕が罪人とは失礼しちゃいますが、まぁクロノヴェーダならそう思うのも自然なのでしょう
「ですが、首はあげません」
「とりあえず、入り口に見張りは居ませんでしたが」
入り口をくぐりトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)が足を踏み入れたそこは、足元から悪臭の立ち込めるお世辞にも長居したいとは思えぬ場所だった。
「よいしょっと。断頭台と同じ形の板となると、中々ずっしり来る重さだねぇ」
そう言って板を背負い後に続くのは、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)。
「タンプル塔へと潜入するためにもまずここを抜ける必要があるわけですね」
過去の踏破者がパリ市街へ潜入するために通った道は汚水に沈んでいた場所も埋め立てられており、他と比べて真新しい手の加わっている場所が何者かがここまで来ていたことを雄弁に物語る。
「そこ、それにあそこですね」
と口に出していったわけではない。ただ、敵との戦闘が現実味を帯び始める中でトバリは地下下水迷宮を進みながら身を隠せそうな、潜めそうな物陰を物色していた。
「あ、早速って言っていいのかな? じゃあ――」
一方でトバリの脇を抜け気配と音を頼りにしつつ前方を偵察していた燐寧は近づいてくる足音を耳にすると、踵を返して来た道を引き返し始める。先方に気づかれたわけでもなく、戦場も戦う場所も選べるとなれば、わざわざ遭遇戦をする必要もない。
「気ハ進マンガ……」
不幸だったのは何も知らず進む敵、断頭台戸板を背負った自動人形だろうか。
「こんなの背負って下水道でネズミ探す仕事してるなんて、同情するけど、容赦はしないよぉ」
「ナッ?!」
ただ悪臭漂う迷宮の入り口を確認して引き返すだけの筈が、待ち伏せていた燐寧の存在に驚いた瞬間、足元が消失したのだ。
「ウッ、グゥ」
「下手に動かなければ、すぐ楽になれるよぉ」
パラドクスによって生じた落とし穴に落ちたと理解するより早く自動人形ことサンソン式断頭人形は抜け出ようともがくも手の形に実体化した怨念が足を掴み、流れ込んでくる汚水もサンソン式断頭人形の動きを阻害した。そんな状況下で、チェンソー剣であるテンペスト・レイザーを唸らせながら燐寧が近づいてきたのだ。
「これは、挑発の必要はないかもしれませんね」
仲間を呼ばれたら厄介ですしと敵の気を引くつもりもあったトバリだったが、身を潜めていた場所から姿を現してしたことは一つだけ。
「ギャアアアアッ、ガッ」
落とし穴から抜け出せず、切り裂かれると言うよりも削り取られるように深手を負ったサンソン式断頭人形へ超小型携行キャノンを始めとした武装の一斉射でとどめを刺したことだけだった。
「行きますか」
だが、ディアボロスたちはここを進むよりほかになく。汚水塗れになって討たれた自動人形を残し先に進む。
「待って」
燐寧がトバリを制止したのは、いくらか進み、落とし戸の前にたどり着いた後のこと。燐寧が持ってきた木の板を仕掛けに差し込んだわけでもないのに落とし戸が持ち上がり始め。
「反対側で敵が仕掛けを動かしたみたいだよぉ」
「それなら、じきにこちらに出てきますね」
来るとわかっていれば、待ち伏せなど訳もないことだった。
「まったく、こんな暗くていやなにおいのする場所なんて、気が滅入っちゃいますよね」
「ナッ」
持ち上がった落とし戸の下から現れたサンソン式断頭人形へ死角になる脇からトバリが声をかければ、驚きながらも自動人形は振り返り、反射的に首狩り斧を構え。
「やるつもりですか? ですが、首はあげません。いえ、無理と言うべきでしょうか」
挑発混ざりの言葉をトバリは投げるが、それは挑発であって同時に事実でもあった。
「うーん、見通し悪いところは奇襲に注意しないとね~」
「シマッ」
状況こそ違えど、繰り広げられた光景は先ほどと大差ない。一体のトループス級クロノヴェーダがディアボロス二人がかりの奇襲に耐えられるはずもないのだ。
「ガハッ」
崩れ落ちた自動人形の残骸を残し、二人は先へと進むのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
菱神・桐梧
アドリブ絡み大好き
余計な板切れ背負って練り歩いてんのか。
ご苦労なこった。
一応物陰に身を隠しながら進むが
隠れ切れるもんでもないだろうしな
見つかり次第【ダッシュ】で距離を詰めてぶっ潰しに行く
仕掛けの解除にあの板切れが必要だし、奴らから分取っておけばいいな
【グラップル】【ウェポン・モッド】で掴みかかって攻撃だ
この下水道でその図体、さぞ動きにくいだろ?
壁面で擦り下ろしてスリムにしといてやるよ
おまけに掴んだ敵を足場ごとぶち抜いて水ん中に叩き込んどいてやるか
俺はお前らが消えて幸せ、お前らは巡回の手間が消えて幸せ、良い事づくめだな?
雁金・湊
場所的に爆発系は使わない方が良さそうだ。
敵の動きを【観察】【看破】し、攻撃の勢いを利用してロッドで足払いや殴打するなどして下水道に落とす。
その上で【高速詠唱】【氷雪使い】で複数体まとめて『アイスエイジブリザード』をお見舞いする。
人形には寒さは感じられないかもしれないが、ダメージや動きを鈍らせる事は出来るだろう。そうすれば味方も攻撃しやすくなる。
スマートに突破しよう。
「余計な板切れ背負って練り歩いてんのか。ご苦労なこった」
遭遇率が上がっているというのは間違いないのであろう。身を隠す菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)が目にしたのは断頭台の他に同じ大きさの板を背負ってこちらへやってくる様子の自動人形だった。
「場所的に爆発系は使わない方が良さそうだ」
と言う雁金・湊(失った記憶の欠片を求める魔術師・g02358)の意見に崩落の危険性と汚水が飛び散る可能性の二つからそうだなと同意したのは、先ほどのこと。
「どうするよ?」
桐梧一人であれば迷うことはない。隠れきれなくなったところで駆け出し、即座に襲い掛かるところだが、今は同行者として湊がいる。
「ボクと関わっても何もいいことはないよ?」
そう前置きはした湊だったが、数の上での優位を無駄にするつもりも全くなく。
「それなら――」
「なるほどな、だったら」
お互いが何をするつもりなのかを知れば、自ずと己の分担は決まる。
「水ん中に叩き込むのは任せとけ」
先陣を切ったのは、桐梧だった。
「ナン」
「俺と遊ぼうぜ! お前がバットな!」
身を隠すのも限界に達したところで飛び出し、一気に距離を詰めて襲い掛かる、そこまでは当初の予定と変わらない。だが、ここからが違った。
「この下水道でその図体、さぞ動きにくいだろ?」
と問いかけながら掴んだ自動人形を迷宮の壁面へ摩り下ろす様に擦り付けもせず、ただ全力で足場を破壊せんがばかりに叩きつけてそのまま汚水の流れに落とす。
「ガ、アッ」
「よし」
下水道に落としてさえしまえば、後はこちらのもの。湊の起こした凍てつく吹雪が汚水を凍らせ、自動人形をも凍らせる。
「俺はお前らが消えて幸せ、お前らは巡回の手間が消えて幸せ、良い事づくめだな?」
斬首斧による反撃を躱していた桐梧の言葉に凍った自動人形が堪えることはなく。
「このままスマートに突破しよう」
「まぁ、時間かけても居られんしな……これだったか」
掴みかかった時に自動人形の落とした断頭台サイズの板切れを拾いつつ桐梧は湊へ同意すると、少し進んだ先で壁の凹みに回収した板をはめ込んだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
メルキディア・セデクリエル
アドリブ連携歓迎
以前にパリ環状下水道の迷宮をマップデータを突破した人達からコピーさせてもらい、ラツィーデバイザーにマップデータを映して参照しながら迷宮を進む。
地下道は薄暗いから、イオスラッガーのビーム刀身を明かりにしていくわ。
改修された区間にはジェストが先行偵察してもらって以前との差異を確認して臨機応変に行きましょう。
サンソン式人形と遭遇したらシェキルザッパーからクロッシング・ドミナスフィアを放って対応。
未来予測で動きを封じ、仲間の援護に徹する。
撃破して断頭台、或いは代用の板を確保し、仕掛け起動用の予備にするわね。
処刑人の人形が下水警備って、ある意味ひどいわね…勿論同情は無しよ。
魔破・克也
先達は中々鮮やかな物だ、俺もこの手際を見習っていかないと駄目だな、これは
さて、ある程度片付いているとなればちゃっちゃと消していくか
板は先の倒れた敵の物を拝借していこう
前回の記憶を思い出しつつ、忍び足で気配を消して進み
物音などで敵の位置を把握、曲がり角で待ち構える、出会い頭に仕留める等で早業の暗殺で、此方の侵入を警備隊へ悟らせない
こういう隠れながら進める地形は寧ろ、得意な方だが……この警備状況、前回の隠蔽が少しは上手く行った……のか?
俺が敵ならもう少し明るくとか、面倒にする
まあ、してくれてないそのお陰である程度前回と同じように進めるから楽で良いんだが
それ、もうすぐ町だぞ、ここからが面倒の始まりだ
「先達は中々鮮やかな物だ、俺もこの手際を見習っていかないと駄目だな、これは」
自分たちが居なくてももう出口までたどり着ていそうな勢いで地下下水迷宮を踏破していっている味方に触れたうえで魔破・克也(金欠守護者・g00588)はちらりと後ろを振り返る。
「これ、ありがとう。助かったわ」
スマホ型マルチプルツールを示して礼を言うのは、先の調査のおりの地下下水迷宮データを克也から提供されたメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)だ。
「なんと言うか、この子に先行偵察もしてもらったけれど、本当に改修点はあの汚水の流れる側を通る足場のところだけみたいね」
ミニドラゴンのジェストを撫でつつメルキディアが口にしたのは克也が前回通った時と自身を含むディアボロスたちがここまで進んできた部分を照らし合わせての言であろうが、前に一度通っている克也が堀り起こした記憶と比べても実際迷宮自体に手を加えたのはそこだけだった。
「他所の迷宮の改修に追われておざなりなのか、これでいいと思ったのかはわからないがな」
踏破する側からすると気に掛ける点が少なくなってありがたいというべきか。
(「こういう隠れながら進める地形は寧ろ、得意な方だが……この警備状況、前回の隠蔽が少しは上手く行った……のか?」)
ただ、困惑を隠せないのも事実だった。克也が自動人形側ならもう少し明るくとか、面倒にするとかもっと手を加えていたであろうから。
「さて、ある程度片付いているとなればちゃっちゃと消していくか」
とは言え時間をかける理由もなく、足音や気配だけを消すと記憶を頼りに克也は進み始め。
(「来る……な」)
いくらか進んだ後のこと。物音で巡回している自動人形が接近してきていることを悟った克也はジェストを経由する形で少し離れて光線剣の光を明かり代わりにしながらついてきているメルキディアへと合図を送る。
(「ここまで来て警備隊へ侵入を悟らせるわけにもいかないしな」)
数の優位も生かし、メルキディアと合流を果たした克也は先の見えない曲がり角になった場所を選んで待ち伏せる。
「処刑人の人形が下水警備って、ある意味ひどいわね……」
やがて足音が近づいてくるが、メルキディアもそう声には出さず、ただ曲がり角の向こうから処刑台を背負った自動人形が姿を見せるのを待ち。
「柵を念じて、楔となれ!」
「ガッ?!」
驚きの声を発するよりも早く、姿を見せたサンソン式断頭人形へ大型拳銃型の閃機からメルキディアの放ったエネルギー弾が命中する。奇襲に一切の同情はなく、即座に無数の光の鎖となったソレは自動人形の動きを封じ。
「ありがとう。まさかここまであっさりとはな」
「ギッ」
身動きの取れないさして強くもない敵を克也は異空間に繋がる穴から取り出したサバイバルナイフの形状の短剣で刺し殺す。
「まあ、対処してくれてないそのお陰である程度前回と同じように進めるから楽で良いんだが」
崩れ落ちるサンソン式断頭人形を一瞥して克也はしゃがみ込み。
「これは拝借していこう。もう使う場所もなかった気もするが」
「そうね。生き残ってる自動人形が既にはまってるのを回収するかもしれないし、仕掛け起動用の予備にしましょ」
克也が自動人形の背負っていた板を回収するとメルキディアも頷いて。
「それ、もうすぐ町だぞ、ここからが面倒の始まりだ」
板を背負って顔をあげた克也が歩き出してから地下下水迷宮が踏破されるのにそう時間はかからなかった。だが、克也の言うようにまだ迷宮を抜けただけでしかなく、作戦はここからが本番だった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
天城・美結
連携・アドリブ歓迎。
まずは邪魔物を片付けさせてもらうよ!
闘気を四肢に集中して戦闘モードに突入。
ご挨拶代わりに先頭の敵に《グラップル》+【破軍衝】を打ち込み、衝撃波で周りの敵もろとも派手に吹き飛ばすよ。
その混乱に乗じて乱戦に持ち込み、《グラップル》で殴ったり蹴ったり、その辺に落ちてる物を《投擲+誘導弾》で投げたりしていくよ。
敵が固まったところでは《グラップル》+【破軍衝】でまとめて吹き飛ばすよ。
敵からの攻撃は基本的に反撃上等として覚悟を決めていくよ。
まぁ、反撃の威力が削がれない程度には身をかわすようにはするけどね。
あまりにもトロいなら流石にそのまま避けちゃうけど!
「……思ったよりすんなり来れたよね」
ディアボロスたちは市街に潜入するとその足でタンプル塔に至った。改修された地下下水迷宮はそう簡単に突破されないと自動人形たちがたかをくくっていたのか、先の調査の情報が役に立ったからか、戦闘らしい戦闘もなくたどり着きはした訳だったが、流石に塔に至ってまで戦闘と無縁と言う訳にはいかなかった。端にひと際目立つ大塔は複数の建造物からなる修道院を塔と表現させた由来であり、外壁の上にも周辺にも巡回する歯車を顔面につけた自動人形の姿があったのだ。
「まずは邪魔物を片付けさせてもらうよ!」
肉体を覆うオーラを四肢に集めた天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)は身体を前に傾けると地を蹴った。
「ナッ」
巡回中の自動人形こと征服人形が声をあげた時にはもう美結は先頭の自動人形を間合いに捉えており。
「オゴッ」
手にした銃を構えようとした征服人形の頭部は顔面の歯車ごとオーラに包まれた美結の拳に打ち砕かれ、生じた衝撃波が最寄りの自動人形を壁にたたきつけ。
「え」
「テッ、敵襲!」
流れのまま続けて繰り出した美結の拳を無力化させた征服人形は叫びながら美結目掛け手にしていた銃を投げつける。
「あっ」
クロノヴェーダやディアボロスはパラドクスを帯びない攻撃であれば容易に無効化できるのだ。そして、攻撃されたなら瞬時に反撃が出来る。
「うわぁ」
征服人形が投げた銃は美結の側で撃ち抜かれて爆発が生じ。
「ヤッタカ――」
二丁目の銃を下げようとした征服人形へ、爆発の名残の煙を突き抜けて肉薄する影がある。
「つい普通に殴っちゃったけど、今度はっ」
反撃の手ごたえが油断を招いたのだろう。だが、美結は覚悟を決めてた。火傷を含むいくつかの傷を作りながらも足は鈍らず。
「はあああっ!」
「ギベッ」
不用意な言葉を口にした征服人形を近くに居た別個体ともども殴打と共に衝撃波を打ち出す一撃で殴り倒したのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
トバリ・ナイトライト
さて、タンプル塔には謎の淫魔が出現するという不確定な情報もあります。
事前情報によれば僕を狙ってこないとも限らない……。
そちらにも気を配りながら、救出経路を確保しましょう。
敵の総数はわかりませんが、減らすことが出来ればそれだけ救出難易度も下がるというもの
なるべく見敵必殺で、安全確保に努めます。
制服人形の爆弾は、【ダンス】の要領で回避をしながら一気に接近
「どうせなら、踊る方が美しいと思いませんか?」
腕、靴に隠したナイフを出して銃を蹴り上げつつ、相手を切り裂き、
携行砲の接近射撃でトドメです
なるべく多くの敵を巻き込みつつ、数を減らしていきたいところですね
「さぁ、周りの皆様もご一緒に」
「さて、タンプル塔には――」
自動人形だけではない、別の敵の存在が確認されていることをトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)は時先案内人から伝え聞いていた。
「事前情報によれば僕を狙ってこないとも限らない……」
青年男性を勧誘してくるとも聞いているトバリは無視できず、ちらりと他のディアボロスが戦端を開いた前方ではなくタンプル塔の方を一瞥し。
「気にはなりますが、それはそれですね。救出経路を確保しましょう」
すぐさま味方が戦う方に視線を戻すと、踊るような足取りで歩き出す。
「ッ、新手カ」
「ご一緒にステップでもいかがですか?」
トバリ自身を認識し、警戒も顕わに武器を構える征服人形に差し出すトバリの手は無手。
「何ヲ」
「どうせなら、踊る方が美しいと思いませんか? ですので」
ダンスを踊りつつその相手に誘うかのような動きへ面をくらった自動人形へ尚も促したかと思えば、一瞬にして征服人形との距離を詰める。
「シマッ」
想定外の行動に翻弄された自動人形は唐突にトバリが取り出したナイフに反応が追い付かず、言葉の途中で崩れ落ちる。とり落とした自動人形の銃を蹴り飛ばして、砲口を征服人形の頭部に向ければ、次の瞬間火を噴いた携行砲が自動人形の頭部を消し飛ばした。
「オノレッ」
「さぁ、周りの皆様もご一緒に」
仲間の死にいきり立った征服人形が銃を向けてくるも、トバリに動じた様子はみじんもない。視界に捉えた自動人形だけが塔に配備された敵だとはトバリも思っていないし、敵の総数も知りはしなかったが、この場にいる敵を討ち減らすことが出来ればそれだけ救出難易度も下がるとは知っていたのだ。
「グウッ、コレデモクラエッ!」
例え打ち損じた征服人形が銃を投げつけてきてもトバリのダンスは止まらない。征服人形たちを死に誘う危険なダンスは更に犠牲を強いて。
「あらっ、騒がしいと思ったらもう始まっているのね。……へぇ」
建物影からその様子を興味深げに眺める女が一人、口元を綻ばせていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
「この分だとあいつら負けちゃいそうね。もう一人、二人他のオトコが出てこないか待ってみるのも悪くはないけど……」
ディアボロスたちが勝利してしまえばそれはそれで声をかける機会を失うとも思っているのか。ほぅと吐息を漏らすと女は自身の髪を弄び。
「まあいいわ。機会があれば誘ってあげましょ」
いずれにしても先頭に割って入るようなつもりはないのだろう。人ならざる女は観察を続ける、自身も口にした機会というものを待つように。
トバリ・ナイトライト
「あなたが噂の淫魔ですね?」
女淫魔に出会ったら、にこりと笑いかけます
サキュバスらしく誘惑には誘惑で対抗しますが、
相手は僕の力など越えているでしょう
油断はしないように気を張って話をします
「素敵なお嬢さん。あなたはここで何をしているのです?」
「遠慮なんてせずに先頭で見ていたって良かったのに」
下僕になるかどうかは
「ふふ、たった一言二言で、そんな大事なことが決められます?」
とはぐらかしつつ、この塔に現れた真意を探ります
拒否することを前提としますが、誘惑に負けそうだと判断した場合
最終手段として自身の胸にナイフを突き立て
あえて致命傷を負うことで新宿への帰還を目指します
「残念ですが、思い通りにはなりません」
「ふぅん」
唐突だった。息がかかりそうなほど近くからの声にが振り向こうとすればトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)の二の腕に柔らかなものが押し当てられていて。
「あなた、良い体してるわね」
女は言いながらトバリの翼を摘まむとこれもお揃いねと自分の翼を揺らす。自動人形以外の敵の存在については意識していたにもかかわらずトバリが一瞬にして肉薄されたということは、割って入ろうと思えば戦いの中でも同じことが出来たのかもしれない。
「あなたが噂の」
「あらっ、噂になってるの? 私の名前は、テロワーニュ・ド・メリクールよ」
にこりと笑いかけようとしたトバリの言葉にかぶせる様に名乗ったのは、トバリが別の誰かと混同している可能性を考えたのか。
「知っているなら話が早いわね」
「素敵なお嬢さん。あなたはここで何をしているのです?」
豊かな胸の膨らみでトバリの二の腕を挟み込んだまま、テロワーニュと名乗ったクロノヴェーダは問いに返す。
「見てわからない? あなたに会いに来たのよ」
「でしたら、遠慮なんてせずに声をかけて頂いたって良かったのに」
「そう?」
「っ」
やり取りの中、トバリの身体が微かに震えたのは、いつの間にかトバリの尻尾にテロワーニュのそれが絡みついていたからだろう。
「この先は……もうちょっと後ね。たっぷり愉しませてあげるから、私の下僕になりなさい」
すっと自身の身体へ手を当てて来て問うテロワーニュにトバリは口元を綻ばせ。
「ふふ、たった一言二言で、そんな大事なことが決められます?」
はぐらかすような答えをトバリが口に出すまでに間が空いたのは、クロノヴェーダの誘惑に抗ったが故。
「なら、いいわ。私の誘惑が通じていないようだし、下僕にならないならいらないわ」
誘いに乗らないという意味であれば正解だったが、何度かのボディタッチを経た上ではぐらかされたことでテロワーニュはトバリから完全に興味を失ったらしい。
(「助かったと思うべきか……情報収集しようとしたのを見透かされたのかもしれませんね」)
最悪自傷してでも誘惑に耐えるつもりだったトバリは自身の前から去るクロノヴェーダの背を眺め、胸中で呟いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
菱神・桐梧
アドリブ連携大好き
さて、どうしたもんかね。
下僕になるつもりは更々無いが……ヤツがどう来るか興味はある。
男侍らせたいだけなら、顔の良いヤツ適当に攫ってくりゃあ済む話だ
わざわざこっちを探ろうってんだ、何かしら狙いがあるだろう
単なる趣味って可能性を除けば、分かり易い理由としては戦力増強ってとこだな
その辺りを攻めてみるか
下僕ねえ……手駒集めて『誰か』に喧嘩売ろうって腹なら悪くない。
喧嘩相手が増えりゃこっちも楽しめる。
そういう事なら考えてやっても良いが──品定めの目的は何だ?
これでベラベラ喋るとも思えんが……
寝返らせるつもりなら、情報の一つも寄越して貰わんとな。
「さて、どうしたもんかね」
複雑な胸中から、気づけば菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)の口からは独言が漏れていた。誘いに乗って敵の下僕になるつもりはなくとも時先案内人から聞いた女が接触してくるかどうかについては気になっていたのだ。
(「男侍らせたいだけなら、顔の良いヤツ適当に攫ってくりゃあ済む話だ。わざわざこっちを探ろうってんだ、何かしら狙いがあるだろう」)
ならその狙いは何かと考えて桐梧が思い至るのは、二つ。
(「単なる趣味って可能性を除けば、分かり易い理由としては戦力増強ってとこだな」)
後者であれば自身にも声をかけてくる可能性はあると桐梧は踏み。
「ふふ、ワイルド系、ってとこかしら? あなた、逞しい体してるわね」
だからこそいつの間にか背後を取られたことにも耳元で聞きなれない女の声がしたことにも驚きはなかった。
「たっぷり愉しませてあげるから、私の下僕になりなさい」
豊かな胸の膨らみを押し当ててきたのが二の腕だったのは、桐梧が生地と装甲板で構成されたジャケットを着ていたからだろう。
「下僕ねえ……手駒集めて『誰か』に喧嘩売ろうって腹なら悪くない。喧嘩相手が増えりゃこっちも楽しめる」
女の言葉の一部を反芻し、桐梧は腕を組むと再び口を開く。
「そういう事なら考えてやっても良いが──品定めの目的は何だ?」
「さ、何かしらね?」
ただ、問いに返ってきたのは、はぐらかすような言葉ともういいわという言葉。
「どう」
「私の誘惑が通じていないようだし、いらないわ」
言葉の途中で吐き捨てると女はそのまま姿を消す。
「言葉選びを間違えたか……それとも」
誇示するように豊かな胸を押し当てて誘惑してきていたのだ。そちらに相応の自信があったなら、下僕になることを考えても良いという理由がそこに待ってるかもしれない喧嘩であるとした桐梧の言葉が女の機嫌を損ねた可能性は充分考えられ、気づけば女のモノらしき気配ももう存在しなかった。
苦戦🔵🔴🔴
ジャン・ジェラール
(サポート)
支えよう、麗しき同胞諸君。
華やかな騎馬突撃や堂々たる砲火を、泥を舐めて支えてこその戦列歩兵。
戦場では主力を支援するのが最優先だ。
敵群なれど強敵なれど「この場は私が壁となり囮となろう」「私に構わず、仕事を成してくれ」
攻撃時は長銃で闘おう。
仲間との連携を前提に『雄々しく前進し囮を担う』か『息を潜めて狙い撃つ』か。
交渉事は……麗しさを褒め称えるのならば男女を問わず自信がある。
合いの手を入れようか。
私は一介の歩兵。無様を晒すことも負傷も厭いはしない。
即興演技(アドリブ)が欲しい?
もちろん、合わせて踊るとも。
切り札は『あなた』なのだ。
隣で支えられることを、誉れに思うよ。
さあ、友よ……!
進んでおくれ。
朧谷・鈴音
(サポート)
『あの蒼空の極みへ、いつか……』
人間の神算軍師×クダギツネ『花』、15歳の女です。
普段の口調は「説明は丁寧に(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、友達には「ふつうの女の子(わたし、~くん、~ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アーデルハイト・ベールケ
(サポート)
『航空支援が必要なの? なら、お姉さんに任せなさい!』
サイボーグの航空突撃兵×オラトリオ『エーリカ』
口調はステシ参照。
主従共に飄々とした性格で好奇心旺盛。興味のある物事には躊躇なく首を突っ込む。
戦闘においては専ら空中戦を好み、【飛翔】の残留効果がある場合は積極的に活用。エーリカとのロッテを活かした連携戦術を行う。
基本的には一撃離脱を重視し、射撃・白兵戦共にそつなくこなす。
情報収集、仲間への航空支援、保護対象を確保しての離脱など、戦闘以外の行動も柔軟に実行する。
また地上戦が出来ない訳ではないのでその辺はご自由に。
公序良俗に反する行いはNG。全年齢ゲームとしての良識を持った取り扱いを求める。
徒野・一花
(サポート)
『眼裏に焼き付いたその『紅』を祓うまで――』
人間の妖怪博士×クダギツネ『帝月』、22歳の女です。
普段の口調は「ふんわり(わたし、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、独り言は「のんびり(わたし、~さん、ね、よ、なの、かしら?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
朝日奈・ココ
(サポート)
「理不尽に改竄された『過去』を断ち切るわ」
・口調
姓名の名呼び
普段と敵には(あたし、あなた、~さん。ね、わ、~よ、~の?)
15歳以下と思われる大人扱い希望の子供以外は「~くん、~ちゃん」
敵は呼び捨て
年上には敬語(あたし、~さん。です、ます、でしょう、でしょうか?)
・性格
子供と動物好き
素直に懐いてくれる相手には特に優しく接する
男女問わず同年齢前後の相手には友好的、ある程度の年上には年下らしく接します
良くも悪くも常識人
迷惑行為や公序良俗に反する事はしない
咄嗟に機転が利くタイプではないかも
・行動
基本的にはかゆい所に手が届くように仲間の手助けを考えます。
以上、よろしくお願いします
春日宮・緋金
(サポート)
『乗るか反るかは今決めな、時間は待っちゃくれないよ』
人間のバウンサー×鬼狩人、70歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、アンタ、だね、だよ、~かい?)」、真剣な時は「女傑的(私、アンタ、だね、だよ、~かい?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「へぇ、こいつはいいね」
味方が押している。散見されるもはや倒れてピクリとも動かない自動人形の残骸と、自身を認めた顔面に歯車のある自動人形の動揺だけでたとえ前情報がなくても春日宮・緋金(案内人・g03377)はそう理解しただろう。
「が、アンタはなっちゃいないね。乗るか反るかはすぐ決めるもんだ」
全身の膂力を籠めつつ評すと同時に緋金は地を蹴っていた。重量のある金棒を振り下ろす相手は決まっている。緋金を見て緋金に対処するか新手の襲来を味方に告げようとしたのか他の仲間の方を見るという迷いを見せた迂闊な自動人形へ。
「時間は待っちゃくれないよ。私もだがね」
頭部を砕かれ失った自動人形の身体はどうと倒れ。
「さてと」
齢70には見えぬ足取りで、緋金は金棒を担いで次の獲物を求め歩き出す。ただ、探す必要はなかったタンプル塔を守るべく配備されていたことで自動人形との戦いはあちこちで起きていたのだ。
「確かにこれは航空支援も必要だったかもね」
壁の上や建物の上にも歩く自動人形の姿を見つけたアーデルハイト・ベールケ(サイボーグの航空突撃兵・g03315)は納得すればすぐさま動き出す。
「出来れば飛びたかったけれど、大丈夫。お姉さんに任せなさい!」
エーリカとオラトリオの名を呼んで、アーデルハイトの意を組んだエーリカは近くの壁へと近寄ってゆき。
「ナン」
壁の上に居た征服人形はエーリカに気づくも、最後まで言い切る前にアーデルハイトの動力炉から放たれた火炎に呑まれた。
「ギャアアッ」
不意を突かれ火だるまになった自動人形は壁の上から転げ落ち。
「グウッ、ココニモ新手ガ」
壁から落ちてゆく仲間の姿を目撃したらしい別の自動人形が駆けつけて来て周囲を見回し。
「居タゾ! コッチニ敵ダ!」
「間に合ったな」
アーデルハイトを捕捉して叫べば、自動人形の征く手を塞ぐようにジャン・ジェラール(サキュバスの戦列歩兵・g03239)が前に出る。
「この場は私が壁となろう、麗しき同胞諸君」
「壁ダト?!」
「そうとも。華やかな騎馬突撃や堂々たる砲火を、泥を舐めて支えてこその戦列歩兵」
アーデルハイトの放つ火炎も堂々たる砲火の一つということか。驚き動きを止める自動人形目掛けジャンは歩兵銃を向ける。
「ガッ」
銃声が征服人形を傾がせた。押さえた胸に弾幕を張るために撃ちだした銃弾の一つが当たったのであろう。だがジャンが止まることはなく、発砲しながら壁の側まで近寄れば、長身と相まって歩兵銃の先の銃剣は容易に自動人形へ届きうる。
「グウッ、マダ……ダ」
串刺しにされ、欠片を零しながらも征服人形は無理やりに大砲へ形態を変え。
「撃テェェ」
先の声でジャンたちに気づいたのであろう別の自動人形たちがボロボロの大砲の叫びに応じ、銃のトリガーを引く。けたたましく発砲音は響き渡り。
「大丈――」
「無論だとも」
アーデルハイトの声にジャンは答えると、銃剣で串刺しにしていた自動人形の身体を投げ捨て、その際地面に血の花が咲いた。さすがに方々からの銃弾すべてを回避するのは無理であったのだろう。
「だから私に構わず、仕事を成してくれ」
だが、敢えてジャンはそう要請し。
「無理はしないでくださいね」
年長者へそう告げた朝日奈・ココ(サンライトブレイド・g03292)が無造作に手を掲げるとそこに日本刀が現れた。
「ナ……ニ」
驚きに呆けた自動人形は、躱せない。
「ギャア」
ココの復讐の意思を具現化した日本刀は後方の同胞も巻き込む形で二体の征服人形を串刺しにする。ジャンは言っていた、麗しき同胞諸君と。その段階で周辺には複数ディアボロスが存在したのだ。
「切り札は『あなたがた』なのだ。隣で支えられることを、誉れに思うよ」
「ありがとうございます」
味方に顔見せず背を見せる仲間にココは礼を告げると、再び手の中に日本刀を作り出す。
「グワアアアッ」
ジャンへの反撃に参加したことで自動人形たちは自分たちの居場所をディアボロスたちに教えてしまっており、見張るには都合のいい高所も足場の広さを鑑みれば攻撃を捌くには不適当すぎた。避けること能わず胴の真ん中に突き立った刃が征服人形の背から顔を出し。
「グッ、オォオッ」
ココの投じた二振り目の日本刀に貫かれながらも自動人形は倒れず、欠片をばら撒きながら手にした銃をココへ投じ。
「っ」
銃撃によって投げられた銃が爆発、ココは衝撃に備えるも覚悟したダメージは訪れない。ただ、地面に盾となった戦列歩兵の血が幾つか滴った。
「仕損、ジタ……」
満身創痍の態で自動人形はただ立ち尽くすも、それは大きな隙であり。
「ゴッ」
次の瞬間、ボロボロの征服人形は頭部に復讐の意思を具現化した武器を生やして崩れ落ちる。ただし、それは日本刀ではなく柔らかな羽根で装飾された扇で。
「大丈夫ですか?」
傍らにクダギツネの花を伴った朧谷・鈴音(翁草・g03231)は手に再び羽扇を具現化すると、花とクダギツネの名を呼んだ。
「いくよ、手当てするにも戦いを終わらせなくちゃ」
「グゲッ」
戦いを勝利に導くという神算軍師の例に漏れず、鈴音によって投じられた羽扇は味方との戦闘で消耗していた自動人形へ命中し、確実に敵の数を減らし。倒れゆく自動人形はもう目もくれずに視線を巡らせて敵の位置、数、そして周辺の地形を観察すると再び花の名を呼んで、囁くように何やら指示を出し。
「あそこにもクダギツネさんがいるわ」
今が平時であれば鈴音を見上げるようにした花へそう言って興味を示したであろう徒野・一花(徒花・g03345)も戦いの場では例外なく一人のディアボロスだった。
「帝月さん、あっちのクダギツネさんと協力してくれますか?」
鈴音が神算軍師としての才覚なら、一花は過去より伝えられた知識と優れた観察眼から有効な戦術を見出していた。経緯は違えど、おそらく導き出した結論はさして変わらず。
「ナッ、コイツ、何処カラ」
戦闘の音を聞きつけ味方を援護しようと駆けつけた征服人形は目の前に飛び出してきた花に面をくらい。
「キュ」
「待テ!」
うっかり敵の目の前に出てきてしまったという態で慌てて花が逃げ出そうとすれば銃を向け。
「ガッ」
気を逸らされたところを襲い掛かった帝月が飛び掛かかり、征服人形は急所をかみ砕かれる。クダギツネ二匹、ただパラドクスでもあることで、帝月の牙はクロノヴェーダにも充分に通用した。その後も二匹は戦場をひっかきまわし。
「こうも浮足立つとはね」
やるじゃないかと口にした緋金の足元には鈴音と一花の策に引っ掻き回された挙句自身の金棒で胴体を砕かれた自動人形が倒れ伏していた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【水面歩行】LV1が発生!
【操作会得】LV2が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携歓迎
安全確保のために敵の退路と増援を塞ぐのも戦術の一つ。
皆の先制攻撃を確実に当てるためにフォートレス・パンツァーを包囲するように展開するわ。
城壁を破壊しようとすれば反射されるおまけのバリア付よ。
展開後はベイルマウアーを持ってシールドバッシュの吶喊敢行。
銃弾を跳ね返しながら人形を一体吹き飛ばし、近くの別個体にはシェキルザッパーの近接射撃で撃ち抜く。
天城さん等の動き回って攻撃する人達にはベイルマウアーを上に掲げて足場代わりを提供することもできるわ。
さて、どんどん蹴散らしてタンプル塔攻略の血路ならぬ鉄屑路を開きましょうか!
魔破・克也
ここまで順調、次は塔での敵排除か
前回は遭遇しないように避けて、撤退時に戦うレベルだったからな
同じ敵でも、最初から数を減らしにかかるのは感覚が違うってもんだ
味方がド派手にやってるみたいだし、俺は忍んでの活動を続けてくか
周りがド派手な分、こういう奴には目が届きにくいし
堅実なお仕事はお手の物って訳だ
どうせなら、別の救出部隊が有利に立ち回れるように塔の内部の地理情報を調べたり、救出経路を確保しやすいようにその経路側の敵を優先撃破したりとやっていこう
エアライド使えば駆け回るのも然程苦ではないだろうし
今の混乱状況を広げれるようにってな
高所の敵はちと面倒だが……足場?OK
複数回ジャンプで一気に処理しにいこう
雁金・湊
一斉射撃してくるなら好都合。
集まった敵に向けて【風使い、砂使い】で細かい粒子を集め『粉塵爆発』させる。
タイミングは【看破、観察】で敵が砲撃を開始する瞬間を狙って。
正直あまり得意な属性ではないので、攻撃というより敵の攻撃を阻害する感じ。【幸運】で上手く巻き込めればなってところ。
少なくとも敵の気を引くくらいは出来るだろう。
「キミ達は無機質で華がない。だからボクからの華やかな贈り物をしてあげよう」
芸術は爆発ってね。
派手に行こう。その間に……仲間が目的を果たしてくれる。
「ここまで順調、次は塔での敵排除か」
一部のディアボロスに自動人形以外のクロノヴェーダから接触があったことをまだ知らず、戦況も味方が押していることで魔破・克也(金欠守護者・g00588)は顔面に歯車を持つ眼前の敵との戦いも順調と言葉には出さず評した。
「前回は遭遇しないように避けて、撤退時に戦うレベルだったからな。同じ敵でも、最初から数を減らしにかかるのは感覚が違うってもんだ」
それもまた戦いの見方には影響したか。もっとも、あちこちに残骸を晒す敵の被害は克也の目から見てももう無視の出来ないレベルなのは明かで。
「味方がド派手にやってるみたいだし、俺は忍んでの活動を続けてくか」
今もどこかから聞こえてくる戦闘の音を避ける様には物陰へ向かう。
(「周りがド派手な分、こういう奴には目が届きにくいし堅実なお仕事はお手の物って訳だ」)
味方が敵をひっかきまわしていた影響もまだ残っている筈で。
「だめ押しって訳じゃないけど」
としつつもメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)も大盾型閃機を地面へ突き立てる。
「大地の城壁に守護天使の護りをッ!」
「ナンダ、コレハッ?!」
出現する城壁と展開された光のバリアは追い込まれていた征服人形から退路を奪い。
「ガハッ」
狼狽えたところを物陰から現れた克也が異空間に繋がる穴から取り出した短剣を突き立てる。
「城壁を破壊しようとすれば攻撃が反射する筈だったんだけど、あの人形にはその必要もなさそうね」
克也の仕事を目視でしっかり確認したメルキディアは、克也がその足で城壁を登ってゆくところまで見届ける。
「高所の敵はちと面倒だが……ちょうどよかった、なっ」
メルキディアの生成した城壁も足場にし、何もない虚空を蹴って更に上へ身体を運んだ克也は建物の出っ張りへと手をかけ、ぶら下がる。異空間から武器を取り出せる克也は無手のまま建物を登ってゆき、高所にたどり着いたからこそ周囲を見回す中。
「塵も積もれば大爆発……ってね」
「ギャアアッ」
「グワアッ」
城壁で分断、追い込まれた自動人形たちへ微細なケミカル粒子を散布した雁金・湊(失った記憶の欠片を求める魔術師・g02358)が粒子に着火し、征服人形たちを纏めて消し飛ばす
「ナンダ今ノ爆発ハ?!」
「皆、アイツヲ」
流石に爆音は他の自動人形たちの知るところとなり、生き残った人形たちが駆けつけてくる一方、爆発をかろうじて耐えた征服人形は大砲に形態変化しつつ一斉射撃を行うべく湊を示すも、十全な反撃は能わず。
「ウグッ」
「これは運が良かったようだ」
敵と戦場を観察していたこともあるのだろうが、何体かの自動人形と湊の間にはメルキディアが展開した光のバリアがあったのだ。
「キミ達は無機質で華がない。だからボクからの華やかな贈り物をしてあげよう」
そうして直線上は遮られた征服人形の元に風を用いて迂回させ、ケミカル粒子を届けた湊は本日二度目の着火を行う。
「芸術は爆発ってね」
征服人形たちの断末魔を爆発でかき消しつつ零した湊はそのまま自身の務めを果たす。
「この調子で派手に行こう。その間に……仲間が目的を果たしてくれる」
その胸へ確信を抱いて。
「さて、どんどん蹴散らしてタンプル塔攻略の血路ならぬ鉄屑路を開きましょうか!」
無論メルキディアもただ傍観するつもりはない。ベイルマウアーを構え残敵掃討のために動き出し。
「馬鹿ナ」
ディアボロスたちに翻弄された征服人形の最後の一体が倒れるまでにそう時間は要さなかった。
「グッ、遅カッタカ」
この時になってようやく指揮官である半人半馬の自動人形が姿を見せたのは、メルキディアの城壁が救援に現れるのを阻害したか、他のディアボロスたちが合流しないように立ちまわっていたのか。いずれにしても残す敵は強敵であろうとただの一体だった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
アカネ・シュミット
(サポート)
「あいよ。お仕事の依頼だな?維持のためとはいえ稼がないかんからな」
種族はサイボーグ、機械化帝国出身の『航空突撃兵×バウンサー』の16歳の女だ。とは言え機械化したせいで14歳くらいで止まってるがな。
俺は堅さに物をいわせて、最前線に突っ込んで暴れまわるのが専門だ。
-
パラドクスは持っているものであればどれを使用しても結構です。
機械化のため痛みには鈍感なので、多少の怪我は気にせず積極的に行動します。
粗暴な性格ですが、ある程度の良識はあるので公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせします。ひどいめにあってもOKです。サイボーグなので派手な演出もOKです。
-
百鬼・運命
(サポート)
自分は復讐者としては並、復讐者自体も単純な戦闘力で上位クロノヴェーダと一対一は勝ち目が薄いという分析から、直接戦闘より下準備や搦手、奇襲を重視
なお飄々と振舞うのは「頭を使わなければ勝てない敵に、頭に血が上った状態で勝てるわけないから」とのこと。
支援は主に後方支援
戦闘は動力甲冑の動作補正による狙撃による火力支援。または「ギガワイファイ」による通信網構築や「スナイパーパック」のスポッタードローンによる高空偵察(完全視界)から敵味方の位置関係のナビゲート等による味方の連携補助や敵の作戦妨害等の情報支援
探索はスポッタードローンの探査やプラチナチケットや友達催眠による情報
収集・欺瞞情報流布で支援
「まさか、この短期間に二度もここに足を運ぶことになるとはな」
見覚えのある建造物を一瞥した百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)はすぐに視線を前へ戻した。
「俺は支援に回らせてもらおう」
「あいよ。維持のためとはいえ稼がないかんからな」
運命の言に任せとけと応じたのは、アカネ・シュミット(元機械化兵試験体・g00622)。
「ぬっ」
体躯に似合わぬ重さと大きさのハンマーを普通に持ち上げ、もう一方の手にバールのような凶器をぶら下げたまま走り出せば、半人半馬の自動人形ことキュイラッサードールもすぐにこれへ気づき。
「うおおおっ」
「部下どもを倒したことで増長したか、舐め――」
殴りかかってくると見て身構えるも、放たれたのはアカネの動力炉からの火炎だった。
「ぐああああっ」
殴打より遠い間合いから放たれた高温の火炎に包まれ自動人形は火だるまと化し。
「ぐ、おおおっ」
火だるまになりながらも銃を握った腕で発砲しながら反撃に転ずべく突撃を開始する。もとよりアカネが自分から距離を詰めていたのだサーベルの間合いに入るのに時間はかからない。
「兵装換装『タイダルパック』mod2」
「がああっ」
だがサーベルが鞘から引き抜かれるより早く、撃ち出されたミサイルがキュイラッサードールの身体に直撃し爆ぜた。
「おのれ! お前かぁっ」
ミサイルを射出した換装式万能大型ドローンを見て、自動人形は馬の下半身で駆けだすやそのまま襲いかかる。アカネによるパラドクスではないと瞬時に判断して反撃に転じたのであろう。
「おっと」
だが立て続けに被弾したためか、繰り出された斬撃は浅く。刃を躱す運命が見るキュイラッサードールの向こうには再び火炎を放たんとするアカネの姿。
「ぐっ」
「そう何度も躱せるものか、次は銃弾を」
「させねぇ!」
もう一振りのサーベルに斬られて傷を負いながらも横に飛べば、後方から放たれた火炎が再びキュイラッサードールを包んだのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
雨ヶ屋・マヌエ
(サポート)
32歳、女、現代の日本出身です。
常に明るく振る舞い、「です・ます調」で話します。
特技は[機械知識]と[幸運]で、相棒のモーラット・コミュ『スタナ』は電波や電撃を使います。
自身がクロノヴェーダのせいで仕事や故郷を失っている為、困っている人を発見したら何を差し置いても助けようとします。
戦闘では小型拳銃や電撃をよく使い、自身が攻撃の主軸となるよりも、味方の攻撃を手助けする[時間稼ぎ](銃や電撃で一瞬だけ敵の動きを止める、光で目眩ましをする、自らが囮となる等)を得意としています。
また機械に詳しいこともあり、自動人形やゾルダート等を相手にする際には普段より張り切ります。
※アドリブ・知らない人との連携OK
那月・理穏
(サポート)
サキュバスの少女
普段の口調は「たおやかに(私、あなた、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
記憶の多くを喪っており、残っている記憶も実感が持てず曖昧。
感性はほぼ一般人。争いごとが苦手で臆病で穏やかで優しい性格。
サキュバスだけど貞操観念は強い。清純派でお淑やか。
戦闘も得意じゃないけど、がんばる。
パラドクスは指定した物を、武器や技能は持っているものをどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
有栖川・瑠依
(サポート)
こんにちは、もし宜しければ連れて行ってくださいね。
その…種族としてはサキュバスでありますが、そういうのはどうも苦手で…出来そうにないかもです。
良心に触れる事をするのも…今はまだ…。
【アート】【偵察】【観察】あたりが、特記できる技術になります。
リアライズペインターの力で、お仕事を彩る事が出来れば…と思っています。
不思議の国のアリスを始めとした、ルイス・キャロル作品全般をモチーフとしたパラドクスを所持しています。
お仕事に合わせて、どれでも使用しますよ。
どうぞ、よろしくお願い致しますね。
「ひゃっ…は、はい…よろしくお願いします…!」
「私なんかの力でも、ほんの僅かでも…皆様の後押しが出来れば…。」
「あの時たどり着けなかったここで戦うことになるなんて……」
奇妙な偶然に今いる塔を目指しパリ市街の潜入調査に赴いたことのあった有栖川・瑠依(ようこそ、私の世界へ・g02849)はタンプル塔を視界にいれて呟き。
「相手が自動人形と言うことでしたら、これは張り切らざるを得ませんね」
以前戦ったのとは別種のようですがとしつつも雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)は小型拳銃を片手に火だるまになったキュイラッサードールから視線を外さず、スタナと相棒であるモーラット・コミュの名を呼ぶと。
「もきゅっ」
「いい返事です」
スタナの返事に口元をわずかに綻ばせる。
「という訳で、あたしが仕掛けますから支援なり出来た隙を突くなりをお願いします」
「ひゃっ……は、はい……よろしくお願いします……!」
急に話を振られて驚きながらも瑠依が応じれば。
「うん、戦闘も得意じゃないし、まだ慣れないけど――」
那月・理穏(サキュバスの時間神官・g04542)もまた頷いて、がんばると言葉を続け。
「その意気です。別にあたしたちだけで倒さないといけない訳でもないですから」
そんなフォローと裏腹にマヌエは強く地面を蹴ると走り出す。三人の戦いは、始まった。
「新手か!」
火を振り払ったキュイラッサードールがマヌエの足音に振り向き。
「滑らかな動きです」
マヌエが口にしたのは、自身が拳銃を持っているのを見て銃を向けてくる自動人形の動きを評したもの。
「私なんかの力でも、ほんの僅かでも……皆様の後押しが出来れば……」
今にも撃ち合いが始まりそうな光景を前に瑠依は筆先を躍らせる。
「おいでませ名もなき主人公。ジャバウォックには用心あれ!」
空に描かれた人物は鋭い剣を握り締め、駆け出す先にあるはまだこれに気づかぬ自動人形。
「私も援護しないと」
理穏もまた両手で握った小型の拳銃をキュイラッサードールへ向ければ、自動人形が四本腕の内二つで銃を持つことで、敵味方の銃口の数は二つと二つ。
「3、2、1、今!」
ただ、自動人形に誤算があるとしたら、マヌエは引き金を引かず、合図を出したこと。
「もきゅ!」
「がああああっ」
ノーマークだったスタナの放つ高圧電流にキュイラッサードールは絶叫をあげて仰け反り、瑠依の描いた青年が敵を討ち果たさんと斬りつける。
「ぐおっ」
一文字に出来た傷を押さえて自動人形は傾ぎ。
「わあっ、あ」
モーラット・コミュが高圧電流を放ったのに驚いてつい発砲してしまった理穏は、目にする。明らかに当たらない軌道を進んでいた銃弾に傾いだことでキュイラッサードールの方から当たりに来たとしか思えない光景を。
「ぎっ」
「当たった『幸運』が弾丸を導いて」
くれた、とまでは続けられない。
「おのれぇ!」
怒り心頭のキュイラッサードールが傷ついた身体を起こし弾幕を張りながら突っ込んできたのだ。自動人形の刃はそのまま理穏を斬るかと思われた。
「それでいいんですか?」
「なに?!」
そのキュイラッサードールが横合いからかけられた声に思わず振り向いてしまったのは、声の主が自身を欺いたマヌエだったからであろう。ただ、振り向いた先に待っていたのはまばゆい光で。
「うっ、くそっ」
目を覆いつつ振るったサーベルは理穏に当たらず空を切ったのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
道之先・亜弓
(サポート)
『みんなの力で罪なき人々を助けて欲しいんだよ!』
人間の鬼狩人×カースブレイド、14歳の女です。
普段の口調は「はすっぱ(私、あなた、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、眠くなると「ゆるい(わたし、あなた、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
龍統・光明
(サポート)
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』
ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード
性別:男
口調:俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?
特徴:基本冷静沈着。但しノリは良い。
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う。
基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う
常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!(NG:ギャグ・コミカル)
月見里・千隼
(サポート)
『今日も一走りするぞ、チャンディラム。』
口調【俺、~さん、だ、だな、だろう、なのか?】
常に仏頂面で表情が乏しくぶっきらぼうで口数少ないが心優しく感情豊か。
妻は月見山・伊吹。かなりの愛妻家。
畜産や農業も出来る。
戦闘スタイルは無双馬・チャンディラム(芦毛)に騎乗し、
拳銃と特製猟銃と魔法銃・朧月夜を使用した銃撃戦や後援での援護射撃。
パラドクスはどれでも使用。他の復讐者に迷惑をかける行為はしない。
依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。
負傷、連携、アレンジOK。後はお任せする。
(補足:騎手と言う職業上、少食。炭水化物類を避け、野菜や肉が使われた低カロリーな料理を食べる)
藤永・えみり
(サポート)
「やれることを、やるまでです」
両足が黒い金属光沢をもった装甲からなる機械脚となったサイボーグの少女です
刻逆の影響で家族や友人の総てを失い自由に動く機械の体を得た。
口調は「です、ます」の丁寧調
生真面目な性質で公序良俗に反する様な行いはしない
連携が取れるなら積極的に他のディアボロスの支援に回る
実際は両足以外も偽装されているだけで脳以外の総てが機械化された完全義体の身の上。そのため、自分の身の犠牲を厭わず戦う傾向がある
戦闘時は、完全義体の類まれなる身体能力と体内に内蔵されたガジェットストレージ“WunderKammer”から呼び出す様々なガジェットを駆使して戦う
グレン・ゲンジ
(サポート)
TOKYOエゼキエル出身の若者です
性格:言動は不良ですが、根は善良な青年です
敵に対しては粗暴で無慈悲ですが、味方や一般人に対しては意外と人当たりがいいです
困っている人に頼み事をされたら、文句を言いつつも引き受けます
行動:念動力も持ちますが、装備武器による近接攻撃を得意としています
戦い以外では力仕事や、翼で飛行する事による運搬作業を得意とします。それ以外の特技を持ちませんが、他ディアボロスの行動は可能な限り手伝います
台詞例:
「クソ野郎…!ブッ殺す!」
「お前には、もう誰もやらせねえ!」
「しょうがねえな、やってやるよ」
他のディアボロスの邪魔はしません。よろしくお願いします
草壁・頼人
(サポート)
調査は勤め人時代に培った、共感と相手を立てる振る舞いで友好度をあげて情報を引き出します
その際の口調は下側の丁寧語が基本ですが、砕けた方がよさそうならそうします
戦闘は銃撃で、主に仲間のサポートにまわります
モーラットのラパンを突入させて火花で派手に惹きつけたり
自分でこっそり近づいて不意打ちしたり
その他、味方の活躍を引き出す為に自由に使ってください
ラパン中心の描写も歓迎です
防御は敵の攻撃を銃弾で撃ち落として相殺します
ラパンは勇ましくて無茶をするので実はちょっと心配
迷惑にならない場なら煙草を吸いたいです
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
リコレット・ルナリシア
(サポート)
「リピートオン――――。開放します。
さぁ、何処からでも掛かってきて!」
✨ ✨
リコレットは、星と月が好きなサキュバスの女の子。
性格は温厚で優しい性格ですが、少々人見知りでもあります。
同年代の子供少年少女には、特に好意的に接します。
『新星』『藍色の君』と呼ばれる事も。
✨冒険
景色を眺める事が好き。傷を癒すことが得意です。
果実のジュースと果物を好物としています。
✨戦闘
遠距離からの固定砲台の役割や
リコレットの持つ大きな鏡から投影されたものを扱い攻撃する方法を得意としています。
✨その他
お色気は肌を触れられることに関して許容範囲が広く、大らかです。
髪は大切に手入れしているので、触られると極端に嫌います。
三位・アキ
(サポート)
『人の為に…世界の為に……貴方の為に…』
ドラゴニアンのカースブレイド×破軍拳士、21歳の女です。
普段の口調は「穏やか(わたくし、~様、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、大切な人には「忠実(わたくし、~様、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アーデルハイト・ベールケ
(サポート)
『航空支援が必要なの? なら、お姉さんに任せなさい!』
サイボーグの航空突撃兵×オラトリオ『エーリカ』
口調はステシ参照。
主従共に飄々とした性格で好奇心旺盛。興味のある物事には躊躇なく首を突っ込む。
戦闘においては専ら空中戦を好み、【飛翔】の残留効果がある場合は積極的に活用。エーリカとのロッテを活かした連携戦術を行う。
基本的には一撃離脱を重視し、射撃・白兵戦共にそつなくこなす。
情報収集、仲間への航空支援、保護対象を確保しての離脱など、戦闘以外の行動も柔軟に実行する。
また地上戦が出来ない訳ではないのでその辺はご自由に。
公序良俗に反する行いはNG。全年齢ゲームとしての良識を持った取り扱いを求める。
真崎・冬弥
(サポート)
オレはオレ自身の怒りの為だけに戦う事は赦されない
これは贖いの戦い。手助けさせて貰おうかな
◆対一般人
忘れている事を悲しく思いながら、優しく微笑み
『ディアボロス』が希望の名であると、思い出して貰える様に
かつてオレが戦う力ない頃、憧れたヒーローたるべく
◆対クロノヴェーダ
怒りを露わに、侮るような挑発を向けつつも、力量は常に自らが劣ると自覚し
いくら傷付き、血を流しても厭わず
痛みを負うことが己への罰のように。誰かの為に傷付く事が贖罪のように
「思い出せ。ディアボロスが来たぞ」と、その名がクロノヴェーダにとっての脅威である事を示す
無自覚ながらアークデーモンが畏怖、『畏れ』を集めるように
セリフはお任せ
立花・円
(サポート)
努力は結果を保証しないわ。
結果にアプローチできる努力のありかたが大事でしょう。
「それが最優先事項よ」
目的のためには手段を選ばない非情さをもつ、他人からの誤解を恐れない。
「ええ、分かっているわ。それがありえないことぐらい」
手詰まりのときは自ら発案し前線に立つ。
可能性が低くても、理に適っていれば全力を尽くす。
「約束は守るわ」
楽観的な期待に基づく裏付けの無い行動、考えの無い情や雰囲気に流される行動を何よりも嫌う。
「あなたにしか出来ないのは明白でしょう?」
復讐の刃:烏の羽毛をモチーフにした漆黒のクナイを投げる。
リアライズペイント:烏を描く。
撒き散らした色彩が重なって黒い羽毛に変化しながら襲いかかる。
ラール・ケレス
(サポート)
仏頂面の素直じゃない執事
愛想はないがお人好し
口調は「普段」の方(僕、呼び捨て〜)
親の代からの執事。「執事の嗜み」と大抵のことをこなす万能型だが自己評価が低い
「僕が出来るのは、誰でも出来るようなことだけだよ」
「悪いけど、こういう脇役は慣れてるんだ」
アサシンめいた動きからトラップや陣地の作成など、基本何でもする
家事も万能
主な武器はナイフと銃で、暗器の刃物も使用。これも全て「執事の嗜み」
硬い敵には青いデーモンの体「デモノイド寄生体」を武器に纏わせて強化する
ナイフの刃を大きくする、銃を高い毒性を持つ光線を発するキャノンにする等
翼で飛行も可能
公序良俗に反することは基本しない(手を汚すことには躊躇がない)
春野・芽衣
(サポート)
こんにちは! サポートでうかがいました、春野・芽衣です。
よろしくお願いいたします!
皆さんのことは、○○(名字)さんって呼べばいいでしょうか!
パラドクスはどれでも好き嫌いなく使い、皆さんのお役に立てるよう、がんばります!
怪我をするのは……しょうがないですよね。戦えない皆さんの代わりに、戦っているんですからっ。
うう、でもパパとママが買ってくれたお洋服が破れちゃうのは、ちょっと嫌ですね……。
優しいパパとママに大事に育てられた、箱入り娘? って、よく言われます。えへへ。
でも最近、デーモンの影響なのかなあ、ときどき口調が、乱暴になることも。
あ、別にコンプレックスじゃないですから、気にしないでくださいね。
アカネ・シュミット
(サポート)
「あいよ。お仕事の依頼だな?維持のためとはいえ稼がないかんからな」
種族はサイボーグ、機械化帝国出身の『航空突撃兵×バウンサー』の16歳の女だ。とは言え機械化したせいで14歳くらいで止まってるがな。
俺は堅さに物をいわせて、最前線に突っ込んで暴れまわるのが専門だ。
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パラドクスは持っているものであればどれを使用しても結構です。
機械化のため痛みには鈍感なので、多少の怪我は気にせず積極的に行動します。
粗暴な性格ですが、ある程度の良識はあるので公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせします。ひどいめにあってもOKです。サイボーグなので派手な演出もOKです。
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「まったく、しぶといな」
放射する火炎が大気を焦がし自動人形へと伸びる。アカネ・シュミット(元機械化兵試験体・g00622)は戦い続けていた。
「倒れるわけには、いかんのだ!」
炎に包まれたかと思った瞬間、キュイラッサードールはその身を焼かれつつも発砲しながら突撃を開始する。
「そいつは飽きた」
「それは、こちらの――」
セリフだという言葉と共に薙いだサーベルの軌跡がアカネの身体を掠めて傷を生む。
「浅いか、なら」
「加勢します」
右腕の一つが握るサーベルを振り切ったまま自動人形が左腕の一つで斬りかかろうとした時だった。
「【主体意識外からの攻撃感知】【自動迎撃を実行】……っ!?」
反射か、キュイラッサードールが振るうサーベルの前に藤永・えみり(ヴンダー・カンマー・g01322)が飛び出す形になったのか。
「ぎっ、ごふっ」
いずれにしても起こったのは、超反応とも言うべき速さで迫る刃を弾いたえみりがカウンターを叩きこんだという事実だ。漆黒の金属質な機械脚でサーベルの刀身を跳ね上げられ、上体の泳いだキュイラッサードールの胴にガジェットを振るい、大型拳銃と一体化した高振動ナイフの刃で斬り裂きながら至近距離で銃弾を撃ち込んだのだ。
「どう、いう」
自身の意志ではなく内蔵されたAIによる自動迎撃機能であるが故に当人の方はまだ理解が追い付いてはいなかったが、キュイラッサードールからしても想定外の動き、反撃に転じることは能わず。
「いいえ、今は――やれることを、やるまでです」
敵が眼前にいて戦闘中なら考察は後とばかりにえみりもキュイラッサードールを討ち取るべく地を蹴った。大型拳銃と一体化した高振動ナイフのガジェットは二丁一対、えみりのもう一方の手にも握られており。
「助太刀するんだよ!」
「新手か!」
その声を知覚したことで自動人形はえみりのガジェットだけに注意をしていられなくなった。道之先・亜弓(人間の鬼狩人・g03306)の視界の中でキュイラッサードールが軋みながら上半身をこちらに向けようとしていて、亜弓は駆け寄りながら武骨で重い金棒を振りかぶる。
「いっけぇぇっ!」
「ぐっ、ごっ」
歴史を改竄し大勢の人を不幸にするクロノヴェーダへの容赦など亜弓は持ち合わせていなかった。反撃によって己が傷つくことを厭う気もない。ただ、全身の力を籠めて振り下ろした一撃は、キュイラッサードールが金棒を受けるべく翳したサーベルでは止めきれず、その頭部を打ち据え。
「うおおっ!」
よろめきつつも地を前足で蹴り棹立ちした自動人形が銃を発砲すると突進と呼ぶには短すぎる直進から亜弓を蹄にかけようとし。
「地上ばかり見るのは、お勧め出来ない」
声は空から降ってきた。いや、声だけではない。
「旧式だからって甘くみないで欲しいわね!」
脇に抱えるようにした重機関銃から銃弾をばら撒きながらアーデルハイト・ベールケ(サイボーグの航空突撃兵・g03315)が上空からの緩やかな降下軌道でキュイラッサードールへ迫れば地を穿つ着弾跡が先行して敵の身体へ到達する。
「ぎっ、ぐ、がっ、おのれ」
馬の下半身、二対の腕を持つ上半身の区別なく銃弾が命中、たたらを踏みながらも歯を食いしばった自動人形は駆け出し。
「なっ」
驚きの声を漏らして、空から襲い来るアーデルハイトへ白兵戦を仕掛ける。
「ありがとう、エーリカのおかげね」
サーベルにつけられた浅い傷を一瞥したアーデルハイトは自身の後ろにいたオラトリオを礼を述べた。キュイラッサードールのサーベルは二本、振るわれる筈だった二撃目をアーデルハイトの身体に隠れていたエーリカの放つ光が防いだのだ。アーデルハイトはエーリカを伴いそのまま再び空へと舞い上がり。
「航空支援を継続するわ。お姉さんに任せなさい!」
宣言を残して空に留まるその下で、戦いは続く。
「人の為に……世界の為に……貴方の為に……」
拳を握った三位・アキ(目覚めし魂・g04731)は足を一歩前に踏み出した。
「参りますわ」
地を踏みしめ、蹴り飛ばす様にして大地を足で押し、身体を前に運ぶ。いくつも銃創を作った自動人形へと距離を詰める。風の抵抗を減らす様に竜の翼はたたみ、後ろで束ねた長い髪をなびかせ、間合いに入れば拳打を繰り出す。
「ぐ、お」
インパクトの瞬間、打ち出された強大な衝撃波がキュイラッサードールの身体を浮かし。
「舐めるなぁっ」
浮いた身体が地についたところで地を蹴った自動人形はアキの脇を駆け抜けながらサーベルを振るう。
「くうっ」
とっさにアキの抜いた打刀が当たって斬撃は浅くなるも刃はアキの身を傷つけ。銃声が轟く。
「なにっ」
ただ、振り返れば驚きの声をあげたキュイラッサードールが自身とは別の方を見ている姿を見つけ、発砲が自動人形の銃からでないと気づき。
「ラパン」
「もきゅーっ!」
発砲自体陽動であったのだろう。草壁・頼人(人間のレジスタンス諜報員・g03509)が名を呼んで命じれば、モーラット・コミュは火花を散らしながらキュイラッサードールへ肉薄し、電撃を放っていた。
「ぐああああっ」
自動人形は電撃に打たれて身を仰け反らせ。
「ちょっと無茶しすぎですよ」
「もきゅ」
「危ない!」
命じたのが頼人であってもラパンがあそこまで近づくのは想定外だったのか。だが頼人の心配も知ってか知らずか、得意げに胸を反らすラパンへ次の瞬間頼人は飛びついていた。
「ぬうっ」
駆け抜けるキュイラッサードールのサーベルは直前までラパンのいた場所を通り抜け、銃弾は頼人の頭上を貫いて地面で跳ねた。
「外れた、だと」
「無様なものだな。随分とズタボロじゃねぇか」
「また新手か」
自身の嘲る言葉に向きなおる自動人形を真崎・冬弥(妖魔五剣・g02934)は普段の様に自身を抑えることはなく怒りを込めた眼差しで睨む。
「『また新手か』だ? ずいぶんと余裕ぶるもんだ。足腰に来てるのはバレバレなんだよッ!」
キュイラッサードールはどう見ても満身創痍の身。それを指摘した上で、冬弥は挑発を重ねる。
「サービスだ、こっちから行ってやるぜ」
挑発を重ね、妖刀『散花』を抜き放てば、無造作に一見隙だらけの所作で歩き出す。
「ぐううっ、どこまでも」
口の上でも歩み寄る様も侮る様子をあからさまにしながらも、それは表向き。
「その増長、後悔」
「するかよ」
力量は常に自らが劣ると自覚し、だからこそ言葉で揺さぶった冬弥は間合いに入ったとたんに急加速する。
「散る椿の花の如く――その首、貰う」
「ぬおっ」
ただ一つ、ただ一つ首落としの為だけに振るわれた刃は、反射的にキュイラッサードールが割り込ませたサーベルを押し込み、その首へ届く。散花の刀身は確かに自動人形の首に傷を刻み。
「おあああっ」
「がっ」
疾駆を始めるキュイラッサードールの身体が冬弥をはね飛ばして通り過ぎた。
「あの時の様にはいかねぇか」
かつてネメシス形態で解体したことのある相手ではあったが、状況は異なる。
「けどな……理解しろ。ディアボロスが来たその意味を」
血を滴らせながら立ち上がる冬弥へ傷つくことを厭う様は一切なく、敵を恐れる様子もなく。
「ぐ、ぅ」
ただでさえ途切れることない襲撃で追い込まれた身、自動人形が気圧されたとして不思議はない。だが、それでもキュイラッサードールの闘志が折れたわけではなく。
「けれど、努力は結果を保証しないわ」
尚戦う意思を見せる敵を見据え、立花・円(人間のリアライズペインター・g03209)は口を開いた。いくら努力しようと無駄になる可能性も存在するのだ。
「大事なのは、努力のありかた」
結果に結びつくもの、良い結果へ少しでも近づくものであることこそ最優先事項とし。
「もっとも――」
それがクロノヴェーダの努力であれば無駄になってくれる方がありがたく。可能なら無駄にすべく動くべきであり。同時に裏付けも何もない楽観的な期待に寄るだけの行動を嫌う円にとって、いくら敵を追い込んでいようが容赦する理由など欠片も存在しなかった。
「がっ」
掛け声も何もない。烏の羽毛を思わせる造形のクナイへと復讐の意志を具現化し、円はこれを投じて冬弥に気を取られていたキュイラッサードールの身体へと漆黒のクナイは突き刺さる。
「ぅ、次から次へと」
よろめいたのか、ゆらりと揺れた自動人形は周辺時空を歪め。距離というモノを一瞬で意味ないモノとしたキュイラッサードールは地を蹴り円へ襲い掛かった。
「でぇいッ!」
すれ違いざまに斬りつける気であることはサーベルを振りかぶるのを見れば明らかで。
「リピートオン――――。権能開放します。光剣の裁きよ、来たれ! シャインセイバー!」
「うっぐ……」
空間を歪め駆ける自動人形の脇腹へとリコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)が大きな鏡に投影した長剣は突き刺さる。星々の光で凝縮されたもので、リコレットの投じたものだ。
「ここに、きて……また」
「リピートオン――――。開放します。さぁ、何処からでも掛かってきて!」
緩慢な動作で振り返ったキュイラッサードールを前にリコレットは魔法の砲弾を撃ち出す、携行式の大砲を向け、言い放つ。反撃してくるなら迎え撃ちますと言わんがばかりに。
「良かろうッ」
再び空間は歪み、駆けだした自動人形は助走を得て空高く飛ぼうとする。
「迂闊ね」
おそらくそれはキュイラッサードールに向けていったというよりはただの独言だったのだろう。だが、自動人形は確かに迂闊だった。タンプル塔の上空には未だ航空支援の為にアーデルハイトが残っていたのだから。
「ちぃっ」
上方から銃弾を降らすのを断念した自動人形が着地しようとすれば、知覚したのは自分の下半身以外の立てる馬蹄の響き。
「そのままだ、チャンディラム」
自身の跨る無双馬へと指示を出し揺れる鞍上で月見里・千隼(清風明月・g03438)は手綱を用いぬ方の手を拳銃へ伸ばす。
「早撃ち勝負……するか?」
問いかけと発砲はほぼ同時、そう評す程に千隼の抜き撃ちは早く。
「っぐ、早さだけでッ」
銃弾に穿たれながらもキュイラッサードールは走り出す。銃弾が自動人形に当たるまでに飛んだ距離も空間を歪ませればほぼゼロに等しく。
「な、に?」
自動人形のすれ違いざまの一撃が空を斬る。いつの間にかチャンディラムの鞍上に千隼の姿はなかった。
「っ」
「敢えて落馬して斬撃をッ」
振り返るキュイラッサードールが見たのは引き返してきた無双馬に回収される千隼の姿。片手で労う様に無双馬の背を撫でながらももう一方の手は再び拳銃へ伸びており。
「大丈夫ですか」
再度の銃撃を自動人形が警戒したところで声がした。
「ぐっ」
自分に向けられたもので無いことなど今更確認するまでもなく、呻きながら向き直れば千隼へ声をかけた春野・芽衣(給食係・g03307)の姿がそこにある。おそらくは回避の為に無双馬の上から離れた瞬間を見ていたのだろう。
「ああ」
「こんにちは! 応援にうかがいました、春野・芽衣です」
自分からしたことだからとは言わずにただ頷く千隼へ後になっちゃいましたけれどとしつつ芽衣は挨拶をし。
「えっと、のんびりお話してる時間はなさそうですね」
ボロボロの身体で自身の方を向くキュイラッサードールの姿に悪魔の翼を広げ、地を蹴った。
「来るか」
たとえ相手の見た目が十代前半の子供であろうと追い込まれた自動人形に芽衣を侮る理由はない。空へと飛びあがり眼下にキュイラッサードールを見下ろす芽衣の手元に魔力の弾丸が生まれるのを見て取れば、キュイラッサードールの下半身が走り出す。
「行くぜ、おらぁっ」
乱暴な口調と共に放たれる弾丸はまるで意志を持つかのように曲がり、自動人形を追いかけ始め。
「追尾かっ」
ならばと反転したキュイラッサードールはサーベルを交差させて自ら追尾する弾丸へ向かってゆく。
「ゆくぞ」
回避を諦め受けに行く一方で自動人形は銃の引き金へ指をかけ。
「うぐっ」
サーベルと弾丸がぶつかれば、呻きを漏らしたキュイラッサードールの身体から、欠片が零れた。
「うおおおおっ」
だが、サーベルを扱う腕は二本。銃を持つ手が芽衣へ向けられて、弾幕を張る銃声を轟かせながらキュイラッサードールは空間を歪め突進してゆく。
「あ」
空間が歪むが故に空であろうと白兵戦の間合いであり。
「きゃあっ」
斬撃が芽衣を襲う。
「良かっ、た」
悲鳴をあげつつも安堵の息を漏らし腕をおさえて視線を落とすのは自らの身に纏う服。
「パパとママが買ってくれたお洋服が破れちゃうのは、ちょっと嫌でしたから」
怪我をするのはしょうがないですよねと割り切っていた芽衣にも避けたいことはあり。
「クソ野郎……! ブッ殺す!」
空中で、サーベルを振りぬいた姿で身体を捻ったキュイラッサードールへとグレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)は殴りかかる。握り締めるはただただ強度と破壊力を求めギミックも廃した特殊金属製の籠手。反撃直後で空に居ようとドラゴニアンの竜翼は容易にその拳を自動人形へ届かせた。
「べっ」
顔面に籠手をめり込ませ、きりもみ回転しながら急襲されたキュイラッサードールは吹き飛び。
「お前には、もう誰もやらせねえ!」
翼をはためかせたグレンはこれを追いつつ金棒を振りかぶる。
「……らせ、な……と」
顔が変形しているからか、不明瞭な言葉を吐きながら地へ落とされた自動人形は地面を転がって反動で起き上がり。
「その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……」
反撃に転じようとしたキュイラッサードールめがけ、龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)は両の手に一振りずつ神刀を持ち斬りかかった、いや。
「なっ」
神刀を受け止めるべくとっさに二振りのサーベルを構えようとした自動人形に召喚された光翼を防ぐ手立てはなかった。
「がはっ」
斬撃を囮に光翼が光の羽を用いて放った一撃にキュイラッサードールはひざを折り。
「お申し付け、承りました」
「どういう」
ことだと続けようとする自動人形の言葉をラール・ケレス(忠誠は刻の彼方・g00375)は仏頂面でさらりと流す。
「誰もやらせねえ」
そんなグレンの言を受け、反撃の為に立ち上がろうとするならキュイラッサードールの身体が来る場所へと先回りして懐剣状の小型ナイフを持ってきたのだ。
「ぎ、おっ」
意識外のところで身体にナイフの突き立った自動人形はよろめき。
「そんなダメージはないだろ? 僕が出来るのは、誰でも出来るようなことだけだよ」
だが、ここまで何人ものディアボロスの攻勢を受けボロボロの身となれば話は異なってくる。
「まだ、だっ」
闘志こそ衰えていないものの、膝の震えるその様はとうに限界を迎えているのが明らかであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】がLV2になった!
【飛翔】がLV6になった!
【神速反応】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【操作会得】がLV3になった!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【熱波の支配者】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【ダブル】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
トバリ・ナイトライト
うーん、色々お話を聞きたかったのに、残念です。
しかし、本題はタンプル塔の攻略。気を取り直しましょう!
このアヴァタール級を倒すことが出来れば、タンプル塔の解放は一歩進むということですね
ならば全力で対処しましょう
ネメシスモードに変化
髪は白髪に、角が伸びます
突進しながらの弾幕であれば狙いはあまりつけられていないはず
【飛翔】を交えて立体的に回避し、攻撃をいなしましょう
そうして近付いてくれたのならば、それは僕の間合いでもあります
「安易に踏み込んで、よかったのですか?」
笑ってこちらもパラドクスを使います
接近した状態での推進力はそのまま超高速の攻撃へ繋げられるはず
腕の隠しナイフを出して相手の胸を突きます
魔破・克也
ん?ああ、成人男性のディアボロスって情報あったから俺に関係ないとスルーしていたが、周りの残念そうな様子を見ると接触あったのか(内心、誘惑されなくて安堵している思春期青年)
淫魔が何を企んでるのかは知らないが、面倒な事じゃなければ良いんだが
っと、考え事をしている場合じゃないな。戦闘に集中しよう
高所って地形を活用して、先ずは敵の動きを観察
……ふむ、前回と同じなら、記憶術で残していた戦闘知識がそのまま流用出来るか
敵が味方への突撃していく進路上に【トラップ生成】をした落とし穴、その中にパラドクスで縛る物を加える、敵の足にダメージを蓄積させて機動力と跳躍力を削いでいこう
ここで削げれば後が楽だしな、繋げてこ
メルキディア・セデクリエル
アドリブ連携大歓迎
トバリさん達が例の淫魔と接触した様だけど、大事にならなくて良かったわ……
残る敵はキュイラッサードールのみ!
トバリさんに続いてジェストと一体化してネメシス形態へ移行し、深紅のオーラを纏ったイオスラッガーとシルトガーレのなんちゃって騎士スタイルで斬り込む。
最初にグランダルメへ赴いた際の相手だったから、戦い方は覚えているわ。
あの時から強くなっていることを示すために、堂々たる前進を真っ正面か叩き潰してあげる!
交差するタイミングで股座からイオスラッガーを突き刺し発動。
「正義の天使の煌めきと、赤き鋼の竜の力をここに……進化せし刃を今! 紅蓮灼煌逆鱗斬ッ!」
内部から赤い竜の顎の念刃が貫く。
天城・美結
連携アドリブ歓迎。
まずはご挨拶がりだよ、っと!
まずは《投擲+誘導弾》+【復讐の刃】で手榴弾を生成して投げるよ!
爆発に乗じて接近しつつ闘気を四肢に纏わせ、《グラップル》による素手戦闘を仕掛けるよ。
パンチやキックを交えた《連撃》をメインにしつつ、時たま《フェイント》をかけて攻撃がワンパターンにならないように心がけるよ。
敵が離れようとするならトマホークを作ってぶん投げる!
戦闘中は残留効果の【未来予測】を用いて攻撃のクリーンヒットや確実な回避行動、カウンターを叩き込むよ。
敵の飛び道具は【セルフクラフト】のコンクリート壁で止めたりしてみる。
「うーん、色々お話を聞きたかったのに、残念です」
時間は少し遡る。テロワーニュと名乗ったクロノヴェーダが立ち去るのを見送ることとなったトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)は名残惜し気にテロワーニュの去った方を一瞥するも、しかしと続け。
「本題はタンプル塔の攻略。気を取り直しましょう!」
顔をあげればもはや未練は感じられず。
「大丈夫?」
他のディアボロスたちの元に戻ってきたトバリへ心配そうに尋ねたのは、メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)。
「ええ。大したことは分かりませんでしたけどね」
「そう。大事にならなくて良かったわ……」
頷き苦笑するトバリの様子にメルキディアはどことなくホッとした様子で。
「ん? ああ、成人男性のディアボロスって情報あったから俺に関係ないとスルーしていたが、周りの残念そうな様子を見ると接触あったのか」
二人の様子を目にしておおよそあったことを察した魔破・克也(金欠守護者・g00588)は内心で安堵の息を吐く。クロノヴェーダが声をかけてくる対象から年齢上漏れていることを理解していたとしても、思春期の男子として気にはかかっていたのだろう。
「何を企んでるのかは知らないが、面倒な事じゃなければ良いんだが」
複雑な心境を誤魔化す様にテロワーニュの今後の行動を危惧するようなことを口にし。
「残る敵はキュイラッサードールのみ!」
「このアヴァタール級を倒すことが出来れば、タンプル塔の解放は一歩進むということですね」
メルキディアの言に、ならば全力で対処しましょうと続けたトバリの姿が変化し出す。一房だけ髪色の違う部分が広がるようにして漆黒の髪は白く色を失ってゆき、頭部から生えた角が伸び始め。
「行きましょう」
「ええ」
促すトバリとこれに続くメルキディアを見たからか。
「っと、考え事をしている場合じゃないな」
頭を振った克也もまた二人を追い、たどり着いた先に待ち受けていたのは、満身創痍の自動人形の姿だった。
「ぬぅ」
膝は震えあちこちにヒビが走る自動人形がトバリたちの方を振り返り、軋みながらサーベルを構える。新たな敵と認めたのであろうが、満足に戦える様子には見えず。
「まずはご挨拶がりだよ、っと!」
だからこそ見逃した、もう一人のディアボロスの存在を。
「この程――」
驚きの声をあげるよりも先にキュイラッサードールは自分目掛けて飛んで来たものを処理した。それだけで天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)が投擲した誘導弾は無効化され、反撃を見舞える筈であった。誘導弾に手榴弾の形で具現化された美結の復習の念が混じっていなければ。
「しま」
最後まで言い終えるより早く自動人形は爆発に呑まれ。
「続けて」
行くよと四肢に闘志を纏わせ肉薄しようとする美結の横を追い抜く人影がある。トバリであり、これに続いた形のメルキディアだった。
「戦い方は覚えているわ」
かつてキュイラッサードールと刃を交えた経験があるからこそたつ予測。一瞬だけメルキディアの意識は最初にグランダルメへ赴いた時へと戻り。
「……ふむ、前回と同じなら、記憶術で残していた戦闘知識がそのまま流用出来るか」
味方と戦い始めた自動人形の様子を克也は観察しつつ機を見計らう。
「あの損傷具合からすると、オーバーキルかもしれないんだが」
ポツリと呟く眼下で、半人半馬の騎士が走り出すのが見え。
「来なさい! あの時から強くなっていることを示すために、真っ正面か叩き潰してあげる!」
キュイラッサードールの向かう先には、これを向かい討たんと気炎を吐くメルキディアの姿。
「そういうことなら後でいいか」
双方を認めた克也は手の中の鞭をいつでも振るえるようにしつつ、メルキディア以外に向かう場合通りであろう場所へと罠を仕掛けてゆく。
「おおおっ」
駆ける自動人形とメルキディアが互いを間合いに捉えるほどに接近するのに時間はかからなかった。
「正義の天使の煌めきと、赤き鋼の竜の力をここに! 紅蓮灼煌逆鱗斬ッ!!」
「があっ」
主の言葉に吼えたミニドラゴンのジェストは突きを繰り出した形のメルキディアの光線剣と一つとなると、顕現した巨大な竜の顎を象った深紅の光の刃がキュイラッサードールの下半身を通り抜け。
「安易に踏み込んで、よかったのですか? いえ、愚問でしたね」
闇夜の翼を広げ、全身を魔力で覆ったトバリは、急接近すると腕に隠していたナイフを自動人形の胸へと突き立てた。突き立て、離れる前に認めたのは、メルキディアによって断ち切られ転がる馬の脚と、克也の鞭に絡み取られ、曲がってはいけない方へと曲がる二本の腕。最後の力を振り絞った反撃の末、キュイラッサードールはもはや立つことすらままならぬ有様で。
「ごっ」
傾ぐ身体が勢いよく前へと倒れ込む。その背には美結の投じたトマホークが生えていた。
「終わったみたいだな」
「そうだね。んっ」
倒れ伏した自動人形はもはや動くこともなく。自動人形の残骸から鞭を外す克也の声に美結は頷くとぐっと伸びをして。
「お疲れさまでした」
「ええ、お疲れさま」
トバリの労いにメルキディアは応じるとちらりとキュイラッサードールだったものに目を落とし。
「あなたもご苦労さま、ジェスト」
顔をあげるとそう言ってミニドラゴンの頭を撫でたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV7になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【操作会得】がLV4になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【能力値アップ】がLV5になった!