許昌の戦い、迫る:紅生憤烈(作者 唐揚げ
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#大戦乱群蟲三国志  #大戦乱、許昌の戦い:蜀  #関羽  #蜀 

『管亥』は赤兎馬を我が身の如く乗り回し、豪槍を振るい兵をなぎ倒していた。
「ハッハァ! 殺し放題討ち放題だ! ほうれ、褒美が欲しい奴は俺に遅れるなよォ!」
 獅子奮迅の働きに背中を押され、あるいは恐怖から、蜀軍の兵士は雄叫びを上げて進撃する。
 魏軍、大勢。されど、只人がクロノヴェーダに傷を与えることなど不可能だ。
 つまりは蹂躙であり、前線指揮官である管亥の存在こそが、蜀軍にとってのアキレス腱だった。
「あの関羽の救援を受ける立場ってのは気に食わねえが、殺し放題なのは気分がいいぜ! そうらそらそらァ!」
 管亥は笑いながら殺す。良心の呵責など、クロノヴェーダには存在しない。
 馬鹿げた数の死体は、新たな蟲将を生み出すための苗床となるのだから。

●新宿駅グランドターミナル
 ……七田・ナナ(エンジョイガール・g05125)は起きうるそうした光景を説明し、うう、と呻いた。
 悔しいのだ。何万、いや、何十万もの人々が、クロノヴェーダの悪計によって死んでいくのが。
「先輩、絶対に……絶対に、こんなことは許しちゃいけないッス。だから、力を貸してくださいッス!」
 ナナの背後には、パラドクストレイン。その行き先は『大戦乱群蟲三国志』。
 呉・蜀の共同軍が、魏の首都たる『許昌』へ進軍をかけようとしている、戦場の最前線である。

 何をすべきか。それは明瞭だ。
「先輩がたが『合肥の戦い』に待ったをかけたり、『関羽』の軍の動きを止めてくれたおかげでチャンスが来たッス。
 いま、呉と蜀の軍は、手を組んで魏軍を叩こうと、ものすんごい数の軍勢を集めて攻め込んでるところッス。
 魏軍のほうもすごい数の人達を集めたッス。そしてあいつらは、その人達が死のうと何も気にしてないッスよ!
 ……死んだら死んだで、その死体から蟲将を生み出せるからって、むしろ捨て石にしようとしてるッス……!」
 それこそが、関羽や曹仁が目論んでいた『大戦乱』にほかならない。

 だが、今ならばまだ止められる。ディアボロス達の攻撃によって、呉・蜀軍は疲弊しているからだ。
「魏軍を叩いて撤退させるっていうのはまず無理ッス。だから、攻撃側の蜀軍を叩いて撤退させればいいッスよ!
 そのためには、蟲将の殺戮を食い止めて、前に出てきてる指揮官をぶっとばしてやる必要があるッス!!」
 ナナは力強く、力強く拳を握って、大きな声で言った。

 やるべきことは3つある。だが、場合によっては4つに増えるかもしれない、とナナは語る。
「一番重要なのは、指揮官の撃破ッス。蜀軍の指揮官は、『管亥』っていうアヴァタール級のクロノヴェーダッス。
 こいつを叩きさえすれば、蜀軍は撤退させられるッスから、とにかく迅速にこいつを倒してほしいッス!」
 しかし、と言葉を区切り、説明は続く。
「出来れば、殺し合おうとしてる兵士の人達に割り込んで、戦いになるのを止めてほしいッス。
 脅かすなり、注目させて反撃で無力化したり、やり方は先輩がたにお任せするッスよ。
 ……ただ、言うまでもないッスけど、殺しちゃだめッス。そんなことしたら、結局向こうが得するだけッス。
 そもそもここに集められた兵士の人達は、無理やり兵士にさせられた農民の人達ばかりなんスよ」
 彼らに、愛国心や大義、名誉欲といった『戦う理由』は存在しない。
 殺さなければ殺される。敵、あるいは指揮官によって。だから戦うだけなのだ。

「魏軍は、前線に蟲将を出してないッス。多分、兵士の人達が死んでもそれはそれでって思ってるからッスね。
 あとは、大軍を出すことで蜀軍の指揮官を孤立させて、そこを叩けばいいと考えてる……んじゃないッスか?」
 どちらにせよ、人を捨て石にするような行いに、ナナは強い怒りを見せる。
 輪をかけて厄介なことに、蜀軍は精兵のトループス級をけしかけ、殺戮に加担させるつもりのようだ。
「こいつらを倒さなくても管亥を叩けば、撤退はするッスけど……その場合、犠牲が出てしまうッス。
 誰も殺させないためには、出来ればこいつらもすぐに倒してほしいッス。先輩、よろしくお願いするッス!」
 トループス級は、アヴァタール級との戦いには介入しない。一般兵を殺すので忙しいからだ。
 ある程度のコラテラル・ダメージを見過ごすか、それとも最善のために死力を尽くすか。判断は委ねられる。

 そして、"増えるかもしれない一つ"について、ナナは険しい表情で語る。
「あのジェネラル級の『関羽』が、あちこちの戦場に救援に出てるッス。つまり、出てくる可能性があるッス。
 いつかの時みたいな大暴れはしてないッスけど、代わりに管亥を倒させないために守ろうとするッスよ。
 だから、もし関羽がこの戦場に出てきちゃったら、まず関羽をどうにかしないと指揮官を倒せなくなるッス!」
 ナナ曰く、時間をかけすぎると関羽が出現する可能性は高まってしまうという。
 戦場やトループス級をそのままにしておけば、避けられぬ犠牲が出る。
 さりとてそちらにかまけすぎれば、恐るべき猛将が現れ壁となる。二律背反の状況だ。
「……やっぱり関羽は、ここでは倒せないッス。指揮官さえ倒せれば撤退すると思うッスよ」
 現れないのに越したことはない。しかし……。

「でも、悪いことばかりじゃないッス!」
 ナナは強いて笑顔を作り、明るく言った。
「ここで蜀軍を撃退できれば、あの関羽を倒すチャンスも……多分、もしかしたら、出来るかもしれないッス。
 他にも赤兎馬はたくさんいるッスけど、関羽の赤兎馬は飛び抜けてハイパーヤバいッスからね……!」
 まさに好機。そのためにも、この史実に非ざる戦いは避けることのできない戦場となるだろう。
「先輩、ウチの分も、蟲将の奴らをやっつけてほしいッス! 誰も、誰も死んでほしくなんてないッス!」
 誰一人死なぬ戦場など、夢物語だろう。しかし、ディアボロスの奮戦次第では、不可能ではない。
 ……そう、不可能では、ないのだ。

●大戦乱群蟲三国志:最前線
 魏軍の兵士は、蜀軍の寡兵に比べて圧倒的な数を誇っていた。
 それはつまり、彼らが強制的に徴兵された、罪もなければ武も持たない農民であることを示している。
「なんでだよぉ、なんでこんなことになっちまったんだよお……!」
 小太りの兵士がべそべそと喚くが、あいにく誰も取り合わなかった。
 目の前には、敵軍がいる。殺さなければ殺される。だから、殺すしかないのだ。

 そしてそれは、蜀軍も同じだ。
 震える兵士達は、誰もが逃げたかった。だが逃げようとすれば、管亥の槍は彼らに向く。
 それがわかるのだ。蛇に睨まれた蛙めいて、あれの殺意は兵士達の背中にも刺さっている。
 前に出れば殺されるかもしれない。だが、後ろに退いたら確実に殺される。
 死にたくないなら、少しでも可能性が高い方を掴むしかない。彼らは文字通り必死だった。

 戦場において、せせら笑うのはクロノヴェーダのみ。
 その悪逆を、無法を、見過ごしてはならない……!


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
2
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
2
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【隔離眼】
3
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【スーパーGPS】
5
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【温熱適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV8 / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV2 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV2

●マスターより

唐揚げ
 豆板醤です。いえ、唐揚げです。
 今回は、『大戦乱群蟲三国志』の一つの節目というべき戦いを皆さんにお届けします。

 だいたいのことはOPで描写されてますが、関羽についていくつか注記を。
 関羽が出現した場合、『指揮官を叩く隙が出来た』と判定されるまで、指揮官と戦うことは出来ません(プレイングをかけていただいても、リプレイを執筆しません)
 それ以外の選択肢についてはこの限りではありませんが、だからといってそちらを解決したら関羽が撤退する、ということもありません。苦しい戦いとなるでしょう。
 そして相変わらず、関羽はすさまじく強いです。ディアボロスには一目置いているようですが、向こうから手出ししてくることはないので、そういう意味でも生半ではないと思われます。大変ですね。
202

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


不惑・明日法
やれやれ。やりたくない事をやらなきゃならないつらさはただでさえよくわかるってのに、しかもやらなきゃ命に関わると。

前に行くも後ろに下がるも地獄なら道はひとつ。
横に行ってもらおう。

てなわけで。
よし。ここは任せたぞ『しっと魂』。
その小ささを活かして両軍の一般兵同士がぶつかりあうその間に割り込み、脅しのワイファイスパークを放つんだ。火花や電撃の激しい音と光に、訓練を受けていない一般兵ならたちまち恐慌状態となる。後方の驚異は一度頭から抜け、戦う事どころではなくなり逃散することだろう。これを一般兵の戦闘おさまるまで繰り返し続けるんだ。

あとは敵の刃が一般人に届く前に、敵をやっつければいいんだが。


●前に行くも後ろに下がるも地獄なら
「やれやれ……やりたくもないことをやらなきゃならない辛さ、よくわかるな。しかもそれが、命に関わると来たか……」
 不惑・明日法(放送禁止・g02378)は、兵士たちの不安と恐怖でいっぱいになった心情を察し、嘆息した。
 ただでさえ共感してしまうというのに、実際にパラドクストレインを降りて、恐怖しながら戦おうとしている彼らの表情を見てしまったなら、いよいよ他人事のように思えない。
「こうなれば道はひとつ! ……横に行ってもらおう!」
 どうやら、明日法には名案があるらしい。
「てなわけで、ここは任せたぞ『しっと魂』」
「もきゅ?」
 モーラット・コミュが首を傾げた。
「私が飛び込んでも、無視されてなぎ倒されそうだからな……後方の脅威を忘れるぐらい脅かしてやるんだ」
「もきゅ!」
 ぴゅーん。しっと魂はその小ささを活かし、戦場のど真ん中へぬるりと割り込んだ。
「んんっ? なんだ、この妙な生き物」
「まさか、敵の仲間か? こ、こいつも殺さないとなのか?」
 両軍の兵士たちは、もきゅっとしたしっと魂の見た目に、少し毒気を抜かれた。

「ワイファイスパークだ、派手に脅かしてやれ!」
 だが、明日法が命令すると、しっと魂は火花を散らし強力な電撃を放った!
「「「うわああっ!?」」」
 狙い通り、両軍の兵士は、緊張の糸がぷつりと切れ、わけもわからず武器を放り出して逃げ出してしまう。
「よし! けど、このままじゃいかんな。まだあちこちで戦いは続いてるし、逃がしたら逃がしたで敵もやっつけなければ」
 忙しくなるぞ、と明日法は呟いた。40がらみの非リア充な男には、色々と大変な局面である。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

八栄・玄才
さあ、来るなら来いよ、関羽
今度こそヤツに自分の名前を刻み込んでやるという気概と、わずかな緊張を胸に戦場へ

さて、まずはやることやらねぇとな
つまらないことに、今じゃ一般兵士なんて物の数じゃあない
激しい戦場のど真ん中に【突撃】だ

兵士の攻撃は『立樹の体』で受け止め、反撃で武器を【破壊】していく
やあやあ、お邪魔するよ
ここは今から化け物の戦場になる
オレ一人倒せないなら逃げた方がイイ
幸い、おたくらを追いたてる蟲将は他のヤツ等と闘うのに忙しいみたいだぜ?

好んで闘ってる人がいるなら、そいつら同士で闘うのはオレは止めないけどね
実戦は楽しい、オレはそれを知っている、そういうヤツもいる
なんならオレが相手してもイイしな


●リベンジを果たすため
 かつて、このディヴィジョンで、八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)は苦い屈辱の経験を味わった。
 天才と驕る若者は、圧倒的な力の差を思い知らされたのである。
「……関羽」
 その名を口にすると、玄才の胸に、強い怒りが湧いてきた。
 だが、その怒りは、自らに対してのものでもある。
(「今度こそ、オレの名前を刻み込んでやる。情けや酔狂からじゃなく、オレの力を認めさせてな」)
 緊張がある。身体に刻みつけられた苦戦の経験は、幻肢痛めいて傷の痛みを想起させるほどだ。
 しかし玄才は、それ以上の気概を胸に、乱戦の戦場へと降り立った。

「うわあああっ!!」
 死にたくないあまりに、怯えながら槍を突き出す兵士。
 それが敵軍の兵士に届く前に、素早く割り込んだ玄才が、八栄流の心得を以て鉾を受け止め、反撃を繰り出す。
 ただし狙いは、兵士そのものではなく、槍だ。文明の暴走を武で抗することこそ、八栄流の理念。壊器術は本分である。
「なっ!?」
「やあやあ、お邪魔するよ。ちょっとこっちもわけありでね」
 たたらを踏んだ兵士を追撃することなく、玄才は、どよめく兵士たちを見渡した。
「ここは今から、化け物の戦場になる。オレひとり倒せないなら、逃げたほうがいい」
「に、逃げるって……そんなことが出来るなら、戦ってなんかいるもんか!」
「好んで戦ってるわけじゃないんだろう? もしそうなんだとしたら、オレは邪魔しないがね」
 兵士の抗弁に、玄才は涼しい顔で答えた。
「実戦は、楽しいもんさ。だが、アンタたちの顔は、戦いを楽しむ顔じゃあない。そうせざるを得ない、臆病者の顔だ」
「何を……」
「バカにしたわけじゃないよ。おたくらを追い立てる蟲将(やつら)は、オレの敵なんだからな」
 バチリと、玄才の握りしめた拳に雷が走った。
「オレにとって、アンタたちとの戦いは、楽しめるようなものじゃないんだが……さあ、どうする?」
 もともと戦う気などない兵士たちにとって、玄才にあえて挑む理由などなかった。部隊は総崩れし、両軍ともに逃げ出す。
 血を流すことなく戦いを止める。武の本懐を、玄才は見事に遂げてみせたのである。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!

カルン・ティミド
一般人相手なら怖くないですね!思いっきり威張ってびびらせちゃいましょう!

戦いになりそうな間に浮遊で上から割り込んで尻尾の魔霊刃で分断します!直撃しないようには気をつけますよ!
ロプト様も顕現させて威圧してもらいます!強くて偉いので恐れられるはずです。
分断してラインを作る感じでビビらせたいですね。その真中で凶暴な竜のフリをします。
これ以上前にでてきたら身ぐるみ全部剥ぎますからね!
極悪な演技もすればきっと完璧です。


●悪竜、来たる?
「その戦い、待ったをかけさせてもらいますよーっ!」
「「「!?」」」
 突然頭上から響いた声に、一触即発だった兵士たちは、あっけに取られて上を見上げた。
「とうっ!!」
 ふわふわ浮かんでいたカルン・ティミド(略奪竜カルン・g00001)は、注目が集まるとカッコよく着地する。
 そして、波打つように揺れる尾を振るい、まるで両軍を分断するように魔霊刃の斬撃を刻み込んだのだ。
「「「うわっ!?」」」
「これが『越えちゃダメ』のラインです! もし越えたら、ひどいことになりますよ!」
 カルンは尾の刃部分に宿ったジンのロプトを顕現させ、さらに「がおー!」と牙を剥いて威嚇した。
 本人的には凶暴な竜のフリのようだが、それがどれだけ効果したかはさておき、突然の乱入と威圧には成果があったようだ。

 中でも一番兵士たちを恐れさせたのは、この一言である。
「もしそれ以上前に出てきたら、身ぐるみ全部剥ぎますからね!!」
 ジンの姿よりも、凶暴な竜(自称)のフリよりも、それが一番効いた。
 なぜかというと、その言葉を口にした時のカルンの顔は、一番冗談になっていない迫真のヤバさが漂っていたからである。
「あ、あれはマジの顔だ」
「きっとケツの毛までむしられるぞ、いや、それどころか命まで……!」
 カルンの強欲さは、どうやら完璧に伝わったらしい。
「ふっ、さすが私とロプト様、ビビらせるなんてわけないですね!」
 カルンはちょっとズレた受け取り方をして、ドヤ顔していた。まあ、結果的に兵士は退いたので、問題はないのだが。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

杏・紅花
んもーっ大戦乱なんか起こしてたまるかっ
一般の人が生き残らなきゃ、歴史は続かないもん。1人でも多く、生き残ってもらわなきゃ

トループスの方は、味方が足止めしてくれるかな

それならあたしは蜀軍と魏軍の間にたって、魏軍の兵士に【飛火】で目くらまし
爆音とフラッシュだけだから、怪我はさせないはず

その間に蜀軍の兵士たちへ【避難勧告】

生きたいんでしょっ!
オジサンたちの嫌な上司は、仲間が抑えてくれるから
今のうちに逃げて、そして諦めずに
どうか生き残って

アドリブ、連携歓迎〜っ


菱神・桐梧
アドリブ連携大好き

全く気に入らねえぜ
やりたくもない戦いなんぞさせるもんじゃない
どっちも得しねえんだからよ

まずは【ダッシュ】でど真ん中目指すとするか
なるべく目立つ場所へ行くぞ
良い感じの位置取りが済んだら
ちょいとパラドクスで一声上げて脅かしてやろう

聞け雑兵ども!これからお前ら全員ぶっ潰す!
強かろうが弱かろうが関係無えぞ、一人残らずだ!
だが──逃げるってんなら好きにしな!
さあどうする……長くは待たねえ、選んでみせろ!

大太刀ぶん回して駄目押しもしとくか
これで向かって来るような奴も居ないだろ……

さっさと逃げてくれよ?
これから喧嘩売ろうって時に、お前らは邪魔だからな


リューロボロス・リンドラゴ
我がいる。
誰が取り合わずとも、龍がいる。
誉れ無き戦いなど、龍は求めぬ。
幼子達の親兄弟が奪われるのを我は認めぬ。
この戦、ぬしらのものではなく、我らがものとする。

同胞たちによる脅しや願い、見事である。
我も手伝わせてもらおうぞ。
両軍の兵達は、共に追い詰められておる。
恐怖から刃を向けるものや、上手く逃げれぬものもおるであろう。
そういった者達の挙動を、【傀儡】でそれとなく御し、兵達の命を守りつつ、不慮の事故も起こさせぬ。
ああ、無論、身体もはるぞ。
我がオーラで護りもする。
傷つけはせぬし、傷つけもさせぬよ。

我らは、味方だ。
蜀のでもなければ、呉のでもない。
ぬしら生きたいと思うもの達の味方である。


●その力は誰がために
 仲間たちの残してくれたパラドクス効果により、ディアボロスたちは相互に連絡を取り合い、連携が可能となっていた。
「ところどころで撤退が始まってるみたいだが、全体としてはまだまだだな。ここらで一発、ドカンと脅かす必要がありそうだ」
「うむ。つまりそれだけ、どの国も大戦乱を望んでおる、ということであろうな」
 菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)からの通信に、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は顰め面で応じた。
「んもーっ、大戦乱なんか起こしてたまるか、だよっ! 普通の人が生き残らなきゃ、歴史は続かないもん!
 ひとりでも多く、生き残ってもらわなきゃ……トループス級の足止めは、他のみんなに任せて大丈夫そうかな?」
 杏・紅花(金蚕蠱・g00365)は、蟲将による逃げた兵士たちの殺戮を警戒しているようだ。
「なに、それならば心配は要らぬ。腕自慢の同胞が何名もそちらに向かっておるからな」
 リューロボロスは、誇らしげに言った。彼女もよく知る強者が、蟲将迎撃に向かっていることを知っているからだ。
「よかった! じゃあ、あたしたちは乱戦を止めないと、だねっ」
「やりたくもない戦いなんぞ、させるもんじゃねえからな。まったく、クロノヴェーダのやり方は気に入らねえぜ」
 安堵した様子の紅花と、桐梧混じりに吐き捨てる桐梧。この戦いを止めたいという思いは一致している。
「我も手伝わせてもらおうぞ。では、手分けして励むとしよう」
 というリューロボロスの言葉を最後に、通信は終わった。
 戦場は広い。ディアボロスたちはそれぞれの最前線に向かい、各々の方法で戦いを止めようと奔走する!

 3人のなかで一番に戦場に馳せ参じたのは、桐梧だった。
「聞けぇ、雑兵どもッ!!!」
「「「!?」」」
 びりびりと、大気を震わせるすさまじいウォークライ。
 噴出した闘気が、砂埃を巻き上げた。兵士たちの注目は、否応なく桐梧に注がれる。
「な、なんだ、あの男は?」
「いいか! これから俺は……お前ら全員をぶっ潰す!!」
「はぁ!?」
 両軍の兵士は、思わず敵同士で顔を見合わせ、呆れた。
 どちらの仲間とも知れない謎の男が、突然現れ、大声を上げたかと思えば暴れると宣言したのだ。無理もない。
「強かろうが弱かろうが関係ねえぞ、一人残らずだ! 老いも若いも、女が混じってたとしても容赦しねえ!!」
 桐梧は大太刀をぶうんと振り回し、肩に担ぐと半歩前に出て凄んでみせた。
 もともと恐怖していた兵士たちは、そのすさまじい気迫に、完全に飲まれてしまう。

「……だが、逃げるってんなら好きにしな」
 ぎろりと睨みつけたまま、桐梧は言った。
「逃げる? 逃げるったって」
「さあどうする。長くは待たねえぞ」
 冷静になりかけた兵士たちを、桐梧はさらに大音声で恫喝する。
 とにかく余裕を失わせてしまえば、人は冷静な判断ができなくなるものだ。
 ようは、蟲将によって殺されてしまう、という恐怖を塗り替えてしまえばいいのである。
「選んでみせろ! さもなきゃ、全員地面のシミに変えてやらぁ!!」
「「「う、うわあああっ!!」」」
 ダメ押しでパニックが起こり、両軍の兵士は散り散りに逃げ出した。桐梧の威圧は、功を奏したのだ。

 一方で、すでに小規模な激突が始まっていた戦場には、紅花が降り立った。
「すとーっぷ! これ以上やったら死人が出ちゃうよ、だからだめっ!」
 紅花は危険を厭わず(もっとも、一般人同士の戦いに彼女が巻き込まれたとして、傷つけられることはないが)両軍の間に立ち、特に魏軍の兵士を『飛火』で威圧した。
 パパパパパン! という鋭い炸裂音とフラッシュが、兵士たちを追い詰めて混乱させる。
「なっ、なんだ!? あいつらの兵器か!?」
「よくわからねえけど、ヤバい! 逃げろ!!」
「おい、魏軍の奴らが退いていくぞ! このまま押し込めば……」
「だから、待ってって言ってるでしょ! それともオジサンたちは、そんなに戦いたいの!?」
 その前にばっと立ちふさがり、紅花は叫んだ。
「そ、それは……」
「アナタたちが戦うのは、魏軍を滅ぼしたいからじゃないんでしょ? ……生きたいんでしょっ!!」
 少女とは思えない、張り上げた力強い声に、兵士たちはびくりと肩を震わせた。
「そ……そりゃあそうだ! けど、後ろを向いたら殺されちまう!」
「オジサンたちの嫌な上司のせいだよね。でも、それなら心配ないよ」
 紅花は穏やかに言った。
「あたしの仲間たちが、そいつらを抑えてくれる。だから、今のうちに逃げて。チャンスは今しかないんだよ!」
「そんなこと、出来るわけが……」
「諦めないで!」
 紅花は畳み掛ける。その真摯な眼差しと声が、彼らの心を揺るがした。
「あたしは誰にも死んでほしくないし、死なせもしない。だから、オジサンたちも諦めないで、どうか生き残って」
 さらにパラドクスの力で、一般人を避難させる赤いサイレンが飛火の閃光に混じって響き渡る。
 諦めるな。その言葉が、絶望していた兵士たちの、生きたいという願いを引きずり出した。
 彼らはわけもわからぬままに頷き合い、やがて武器を捨て、逃げ出したのだ。

「こっちは完璧だ、勇み足を踏むやつが居なくてよかったぜ」
「アタシのほうもおっけーだよっ! パラドクスの効果も、上手く使ってね!」
「ふたりとも、見事である。この通信も、先んじてくれた同胞のおかげよな」
 リューロボロスはふたりを称賛し、そして、自らの前で二の足を踏む兵士たちを睥睨した。
「わかったであろう。すでにどちらの軍も、戦いをやめて散り散りになっておる。我らは敵ではない、味方なのだ」
「魏の兵士じゃ、ないのか……?」
「いかにも。蜀のでもなければ、呉のでもないぞ」
「じゃあ、一体誰の味方だっていうんだ!?」
 リューロボロスは、小さな体躯で胸を張った。
「ぬしら生きたいと思うものたちの、味方である」
「「「……!」」」
「ぬしらには、家族がいよう。愛する伴侶、恋人、親きょうだい……あるいは幼子を持つ者もいるはずだ」
 リューロボロスの言葉が、両軍の兵士たちの心に響く。
「幼子たちの親兄弟が奪われるのを、我は認めぬ。誉れなき戦いなど、龍は求めぬ。ゆえにこの戦いを、我らは認めぬ。
 この戦、もはやぬしらのものではない。蟲将どものものでもない。我らディアボロスのものであると知れ!!」
 リューロボロスはばっ、と両手を広げ、傀儡の糸を伸ばし、なおも武器を手放そうとしない兵士の身体を操った。
「か、身体が動かない……!」
「刃を向ける必要はない。ただ、生きようとすればよいのだ。その背中は、必ず我らが守り抜く」
 峻厳な、しかし慈愛を宿した瞳に、兵士たちは打たれた。
「さあ、行け。これはけして、逃避などではない。ぬしらが生きようとするならば、それは前に進むのと同じなのだから!」
 リューロボロスの言葉に背中を押された兵士たちは、いよいよ武器を手放し、ほうぼうに散った。
 まずはこれでよし。ひとつ頷き、幼子たちの守護者は、近づく邪悪な気配を遠くに睨む。
「さあ、次はぬしらだ、蟲将ども」
 罪なき命を刈ろうとするクロノヴェーダの暴威を相手に、ディアボロスたちの次の戦いが始まる……!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

エレオノーラ・アーベントロート
まだ微かにですけれど――ヒリつきますわ。
きっと近くにいますのね。

うふふ、次に会う時はブチ殺すときのつもりでしたけれど、近くにいると思うと胸が高鳴りますわね。

えぇえぇ、この高鳴りのままに、楽しく参りましょうか。
【飛翔】で空中戦を仕掛けますわ。空を飛び回り毒霧や槍の狙いを定めさせないように動きましょう。
対地砲撃で他の復讐者を援護しつつ空中戦に対応してくる敵には「第十三の魔弾【愛執】」。誘導弾でこちらを追って飛び回る敵を逃さず仕留めますわ。

うふふ。早く捕まえて下さらないと、全員磨り潰してしまいますわよ。


●その思いは恋に似て
 微かに。
 本当に微かにだが、エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、その気配を感じていた。
「うふふ、ヒリつきますわね」
 エレオノーラを"ヒリつかせ"られるのは、残念ながら目の前のトループス級などではない。
 かつて相対した、強大なるジェネラル級。蜀最強の……いや、このディヴィジョンで一二を争うほどの敵。
 エレオノーラは、胸の高鳴りを抑えられなかった。もしかすると、これこそ『恋い焦がれる』というやつなのかもしれない。
 たしかに焦がれている。エレオノーラは、あれをブチ殺したくて仕方がないのだ。
 強大な敵は、エレオノーラにとって叩き潰すべき障害である。強大であればあるほど、自負しているほどいい。
 その点で、奴は事欠かない。口元の笑みが深まった。
「そういえば、蜂は仲間を殺されると、その匂いを辿って仕返しをするそうですわね」
 エレオノーラは『東州蜂兵』の頭からつま先までを眺めた。
「あなたたちをすり潰してブチ殺せば、あれも寄ってくるかしら?」
「……ほざくなよ。貴様ごとき、関羽様が出るまでもないわ!」
 にこり。エレオノーラは微笑をたたえた。
「なら、試してみましょう」

 結果から言えば、エレオノーラは圧倒的火力でトループス級を「すり潰した」。
 空を舞い、魔銃『フェアレーター』の魔弾を降り注がせるさまは、貫くというよりはすり潰すというのに相応しい。
 敵を一体二体にとどめておけば、無傷で勝利するのもわけなかっただろう。
 だが、エレオノーラは反撃も厭わず、殺しに殺した。早く逢いたくて仕方なかったからだ。
「早く捕まえてくださらないと、全員すり潰してしまいますわよ」
 遠く彼方の気配に、エレオノーラは優しげに囁いた。
 全身を混ざりあった血で染めたさまは、ぞっとするほどに美しい。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

ア・ンデレ
「むれなければ、なにもできないむしどもめ。
アンデレちゃんが、まとめてふきとばしてやる。」

アンデレは砲兵の幻影を引き連れ、トループス級の敵を砲撃でまとめて吹き飛ばしていく。
毒霧で視界を奪われても、弾幕で面の攻撃をすれば問題ない。
毒霧に紛れて撤退しようとしても、追跡して確実に仕留める。
どかんどかんと派手に攻撃だ。

アンデレは関羽が来るのを、密かに楽しみにしている。
関羽が来たらにやりと笑って真っ先に殴りにいく。


●再来を待ちわびて
 戦略上の観点から見れば、ジェネラル級の介入は避けるべき事態だ。
 かつての時よりも状況はイーブンに近づいているとはいえ、ジェネラル級はそもそもからして強大である。
 つつがなく作戦を終えるなら、迅速かつ的確にアヴァタール級を打破する。それが最良なのだ。

 しかし、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は、密かに『奴』の再来を楽しみにしていた。
 もちろん、そのために味方を危険に晒したり、救えるはずの人々を見殺しにするほど、アンデレは愚かではない。
「むれなければ、なにもできないむしどもめ。アンデレちゃんが、まとめてふきとばしてやる」
 砲兵の幻影を引き連れ、迫りくる東州蜂兵を吹っ飛ばす。
 点でも線でもない、面の砲撃。逃げようとしたり、他の兵士を優先しようとするなら、決して逃さず追い詰めるほどだ。
 執拗といっていい。多少の反撃ダメージなど、アンデレは意に介さずに、戦い続けた。

 それでもアンデレは、奴を……関羽の再来を、心から楽しみにしていた。
 アンデレと関羽の立ち合いは、一度や二度では終わらない。
 怒りを背負うディアボロスとして、戦わなければならない敵ではある。
 だが、それ以前に、アンデレは戦士だ。どうしようもなく強い敵との戦いには、魂を震わせてしまう勇士なのだ。
 あの命懸けの戦いは、アンデレを虜にしていた。だから彼女は、子供のように無邪気に、大人のように冷静に、その時を待っていた。
「ぜんいん、はでにけちらしてやる。むしどもなんて、アンデレちゃんのあいてじゃないぞ」
 そうだ、こんな雑魚では、アンデレの心は満たされない。
 砲声は高く、遠くまで響く。まるで、奴を呼び寄せる、獣の遠吠えめいて……。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

1回ぐらい関羽に会ってみたいのよ
会えたらいいな♪こういうのってなんだか無駄にワクワクしちゃうわね

好戦的な性格のため前衛で敵を倒す役割を担う。

さて、まずは【飛翔】を使わせてもらって空へ得意な《空中戦》にさせてもらうわよ。

桜鏡をつけ眼鏡から桜吹雪舞うビームを敵めがけて放ちながら敵の攻撃をかわし《結界術》にて自身に結界をまとわせる。反撃アップの効果と結界術を合わせて簡単な敵の攻撃は跳ね返す。毒関連は《氷雪使い》で凍らせて砕く

関羽出てこないかな〜♪お目にかかりたいのだけど?


御森・白露
【連携・アドリブ歓迎】

本来戦う術も意志も持たぬ、ただ農耕に勤しんでいただけの民を戦場に連れ出すとは……少しでも敵の数を削れればよし、死せども新たなる蟲将の贄となる。
合理に振り切れた蟲らしい、醜悪極まりない策よ。
尤も――贄となるのは貴様らだがな。

【行動】
敵パラドクスは毒蜂を氷雪使いと呪詛の合わせ技で迎撃、粉砕しながら吶喊。
ある程度のダメージは許容して呼吸法、捨て身の一撃で蜂兵の眼前に飛び出し【一ノ刻】で両断する。
また殺気で蜂兵からのヘイトを集め、人間の兵士が殺されるのを可能な限り防ぐ。


湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎

前の事言うのはあれだし、今回も思いっきり楽しもうか
そのうえで出てきてくれるのなら十全、借りを返そう
意気込みは十分ってことで
渇望抱く伽藍、参ります

虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す妖刀を扱う
素早さに自信があるため、戦場を駆けまわり相手を惑わすように立ち回る
群れる事で強くなったと思うのなら大間違いだよ
すべからく私が平らげてあげよう
虚ろを満たす闘争を君らがくれるのなら、ね?


●理不尽なる力
 ディアボロスたちの活躍により、一般兵はほとんどが戦意を失い、てんでバラバラの方向に逃げ出していた。
 それは当然だろう、なにせ彼らは敵前逃亡をしたのだ。本陣に向かって逃げたら殺されてしまう。
 この乱戦のなか、あえて友軍の背中を狙う兵士など、普通はいない。だから、彼らは無事に逃げおおせるはずだった。

 だが、クロノヴェーダの合理性は、人々を苦しめ勢力を拡大することにのみ注がれる。
「死ね、臆病者どもめ……!」
 東州蜂兵の槍が、怯える兵士の背中に定められる。奴らの目的は最初からこれなのだ!
 突き出された鉾は、しかし、遮って走った刀によってがきん! と弾かれた!
「何!」
「本来戦うすべも意思も持たぬ、ただ農耕に勤しんでいただけの民を前線に出したあげく、その背中を狙うとは。
 どうやら貴様らは合理性を手に入れた代わりに、戦士としての誇りも捨て去ったようじゃな。まったく醜悪極まりない」
 御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)は妖刀をひゅん、と払い、冷徹な眼差しで敵を睨んだ。
「せっかく戦いは戦いで楽しみたいのに、これでは虚ろが満たされる気がしないね。所詮は群れるだけの雑魚、かな」
 別の蟲将の攻撃も、湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)の妖刀が防ぎ、そして立ちはだかっていた。
 一方、桜・姫恋(苺姫・g03043)は落ち着かない様子で、きょろきょろと周りを見渡す。
「うーん、関羽はまだ来てないみたいね。一回くらい会ってみたいんだけど」
「気が合うね。無理やり引きずり出すほどではないけど、出てくるなら、私も是非とも借りを返したいと思ってるところだよ」
 と、雪華が同意した。彼はすでに関羽と二度交戦したことがあり、仲間たちとともに奮闘したのである。
 あえての再戦を狙い、仲間の足を引っ張るつもりはなかったが、出てくるなら出てくるで、待ち望んでいるのはたしかだった。
「……戦局的に考えれば、出てこないほうがありがたいんじゃがの。まあ、ふたりとも気持ちはわかる」
 同じく死闘を繰り広げた経験を持つ白露は、仕方がないとばかりに苦笑し、それでも頷いた。

 その態度が、蟲将どもの逆鱗に触れた。
「関羽様、だと? 貴様ら、我々を前に、よくもぬけぬけとほざけたな」
「ほう。一端の誇りはあるようじゃな。ならば、我らをその気にさせてみたらどうだ?」
 白露は、挑発的に言い、切っ先を蜂兵に向けた。
「ええ、その通り。虚ろを満たす闘争をくれるのなら、君らは私がまるごと平らげてあげるよ」
「虐殺なんて見過ごせないものね、それに敵なら殺すだけだし♪」
 微笑む雪華と、子供めいて目を輝かせる姫恋。
 両陣営の殺気がぶつかりあい、びりびりと大気が震えた。

「というわけで、始めましょうか!」
 口火を切ったのは姫恋だ。すでに仲間が発動してくれていた飛翔の効果で空を飛び、桜鏡から桜吹雪舞う光線を放つ。
「おのれ、ナメるなよ!!」
 蜂兵は攻撃を受けながらも大地の水脈を突き、空の姫恋まで届くほどの間欠泉を噴出させることで反撃した。
 姫恋は直撃を避けるものの、反撃のダメージは防ぎきれない。なるほど、敵も激するだけのことはあるらしい。
「へえ、やるじゃない! これなら楽しませてくれそうね?」
「ならば我も参るぞ。贄となるのは民たちではない、貴様らのほうじゃ!」
「群れることで強くなったと思うのなら、大間違いだよ。さあ、闘争を始めようか」
 地上では、妖刀を振るう白露と雪華が戦場を駆け、敵の陣形をかき乱しながら猛攻撃を叩き込む。
 蜂兵は無数の毒蜂を呼び出し、それによって数の利を得て反撃を仕掛けるが、この程度で倒れるほどふたりは甘くない。
 視界を覆うほどの蜂の群れを、冴え渡る斬撃で切り開き、一体、また一体と幻惑的な太刀筋で斬り伏せていった!

 空からの援護射撃と、とらえどころのない雪華の剣、そして捨て身というほどに前のめりな白露の猛攻。
 所詮トループス級に過ぎない東州蜂兵では、たとえ数で勝っていようと、あっという間に駆逐されていく。
「な、なぜだ……! こんな奴らの横槍で、我々の計画が……戦が、台無しになるなどと!」
「貴様らのやろうとしていたことは、戦ですらあるまい? 弱者を虐げ相争わせ、蜜を啜るようにお零れを得ようとしていただけであろうが」
 白露は敵の困惑と絶望を一蹴し、神速の居合で両断した。
 斬撃は黒い軌跡を描き、真っ二つにされた蜂兵もまた、黒ずんで炭のように崩れ去る。
「ああ、やっぱり私の渇望は、こんなものじゃ満たされないな……不謹慎だけど、あいつの到着が待ち遠しいよ」
 雪華は物足りなさに頭を振り、渇望の呪いを宿す妖刀で残心を打った。
 すでに放たれていた斬撃が遅れて走り、二体の敵はバラバラに切り裂かれて呪詛とともに滅ぶ。
「というわけで、あなたたちじゃ足りないから、消えてもらうわね!」
 桜色の光線が、大地を薙ぎ払った。最後の蜂兵も、姫恋の手にかかって四散し、消え去る。
 残る敵は管亥のみ。だが、あちらもそうやすやすと、前線指揮官の首は取らせてくれないだろう。
「これだけ派手に戦ったら、関羽も出てくるかしら~?」
「だといいけどね。いや、手間を考えるとよくないかもしれないけど」
「……本音は隠せんものよな、お互いに」
 雪華の言葉に、白露もまた、闘争心をたたえた笑みを浮かべていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【照明】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

エレオノーラ・アーベントロート
えぇえぇ、お気持ちはわかりますわよ。
クソ虫のくせに物を知っていますわね。

クソどもがより取り見取り。殺し放題なのは気分がいいですわ。
ついでに、ブチ殺される方の気持ちを聞かせて頂いてもよろしくて?

【飛翔】で低空を滑るように飛び、敵から離れたかと思えば急接近する動きで間合いを掴ませないように戦い、槍による攻撃を避けていきますわ。
うふふ。ちょっと試したいことがありますの。実験台になっていただきますわね。
「第十三の魔弾【愛執】」を明後日の方向へ向けて発射、弧を描き敵へ向かう【愛執】の「誘導弾」と正面から放つ再装填した【愛執】の2発で二方向から敵を狙いますわ。


●その時は近い
 兵士は次々と逃走し、殺戮を謳歌するはずのトループス級もほぼ全滅。
 立て続けに届く報せは、前線指揮官としていい気になっていた管亥を、たいへんに苛つかせた。
「おいおい、どうなってやがる? 自由気ままに殺せるはずじゃなかったのかよ?」
「えぇえぇ、お気持ちはわかりますわよ。きっと残念なことでしょうね。その口惜しさ、お察しいたしますわ」
「……あん?」
 その前に、エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)が立ちふさがり、満面の笑みを浮かべた。
「ただわたくし、ひとつだけわからないことがありまして。せっかくだから、あなたに聞かせてほしいんですの」
 エレオノーラは、いい気分だった。なにせ、"クソどもがよりどりみどり"なのだ。
 トループス級を殺しに殺し、それでもまだ満たされない。あんなものは前菜でしかない。
「殺し放題は気分がいいものでしょう。なら、そこからブチ殺される側に引きずりおろされるのは、どんな気持ちかしら。
 わたくしにはとんと見当がつきませんから、あなたにその気持ちを聞かせていただいてもよろしくて?」
「……テメェ」
 どろりと、両者の間の空気が殺気で濁った。
 赤兎馬が耐えきれずに吠え、駆け出す。エレオノーラは滑るように飛翔した!

「あら、図星を突かれて苛立ったかしら? クソ虫のうえに短気だなんて、取り柄がなくなりますわよ?」
「ナメた口を、きいてくれるじゃねえか!!」
 管亥が憤激する! だが攻撃はエレオノーラのほうが疾い!
「せっかくだし、ちょっと試してみましょうか」
 エレオノーラは第十三の魔弾【愛執】を、わざと明後日の方向に向けて発射した。
「ハッ、血迷ったか? 死にな!!」
 管亥のすさまじい連撃がエレオノーラを襲う! フェアレーターで大部分を受け止めるが、少なからぬ打撃がエレオノーラの骨を軋ませた!
「いいんですの? 周りに注意しないで」
「何……ッ!?」
 その時、明後日の方向へ飛んでいった魔弾が、背後から襲いかかった。
 打撃の衝撃を利用し飛び退いたエレオノーラは、前方からも再装填した魔弾を叩き込む!
「二方向からの同時攻撃、その腕でどう弾くのか気になりますわね!」
「てめえ!!」
 魔弾炸裂! 管亥は黄金の身体を撃ち抜かれ苦痛に絶叫をあげた。
「いい声ですわ。きっとあれにも届いていることでしょう」
 エレオノーラは口の端からこぼれた血を拭い、笑った。その時は、間違いなく近づいている。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

無堂・理央
話に聞いてた複数居る赤兎馬、ここで投入して来たんだね。
なら、ボクのクロフサと量産?赤兎馬のどっちが上か勝負だい!


無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃ー!
真正面から管亥に突っ込んでくよ!

互いに騎乗スタイルなら、まずは交差するタイミングで攻撃する形だね。
馬上槍で敵の槍を捌いて、ボクの側から一撃!
向こうも同じようにするだろうし、武器の打ち合いになるかな?
並走出来そうなら並走して、馬上で武器の打ち合いを繰り広げちゃえ!
何合も打ち合えば、傷を負わせる隙が出来るはず!
敵が出す蝗も速度で振り切っちゃえば問題ない!

ボクと管亥とのやり合いで埒が明かない時は、短い合図でクロフサにお願いする。
赤兎馬に咬みついて!


●三頭の名馬
「赤兎馬は複数居るって話に聞いてたけど、まさかここに投入してくるとはね……」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は、目の前の管亥と、奴のまたがる赤兎馬を睨んだ。
 すでにそれは、攻略旅団の方針のもとに行われた調査によって、明らかになっていた。
 だがどうやら、管亥の駆るそれは、かつて相対した関羽のものほど、馬鹿げた性能をしているわけではないらしい。
 少なくとも、奴を撃破できない……ということはないのだ。その機動力は、厄介なところではあるが。

 しかし、機動力ならば、理央にもクロフサという頼れる相棒がいる。
「ボクのクロフサと、その量産赤兎馬、どっちが上か勝負だい!」
「吠えるじゃねえか、小娘。こっちは殺戮を邪魔されて、気が立ってるんだぜ!」
「そんなこと、させるわけがないじゃんか。さあ、行くよクロフサ!」
 理央が先手を取った。馬上槍を構え、人馬一体となって矢のように突撃する。
 管亥もまた、赤兎馬の腹を蹴り、猛スピードで突っ込んだ。
 両者の相対距離が、驚くべき速度で縮まる。互いに槍の名手、勝負は交錯の一瞬で決まる!

「「はあっ!!」」
 裂帛の気合とともに繰り出された矛は、互いに互いの槍を払い、そして続く一撃もまたバツ字に交錯した。
「チッ! やるじゃねえか!」
「距離をとって仕切り直すつもり? そうはさせないよ!」
 理央とクロフサは管亥を追う。両者、並走の形で戦場をぐるぐると駆け巡る。
 横並びになったふたりはめくるめく刺突を繰り出し合うが、その力量は互角と見える。有効打が入らないのだ!
「てめえ、いい腕してるじゃねえか。さては関羽の野郎とも戦ったことがあるな?」
 槍を交わすことは、百聞にも一見にも勝る。管亥はにやりと笑う。
「そうらどうした、手こずってるとおっかねえ関羽が来ちまうぜぇ!」
(「傷を負わせる隙が、つかめない。こうなったら……!」)
 理央は挑発を意に介さず、タイミングを図る。必要なのは、一瞬の隙だ。そして!
「クロフサ! 噛み付いて!」
「何っ!? ぐおお……!?」
 無双馬が追撃を仕掛けた。その勢いに乗る理央! 加速を乗せた槍が、管亥を真一文字に斬る!
「よし! なんとか一撃……!」
 理央は血の混じった汗を拭った。だが達成感は、長くは続かなかった。

「……!!」
 頭上からの猛烈な殺意に、クロフサと理央は咄嗟に後退する。
 直後、ずずん! と、割って入るように降り立った巨躯!
「ほぉう……見覚えがあるぞ、小娘。なるほど、貴様らが、またしても邪魔をしてくれたか」
 識っている。理央は、その邪悪な紅眼を識っている。
「……関羽……!!」
「面白い。今一度、わしにその力を見せてみよ、ディアボロスども!!」
 紅生、吠える。戦いの愉悦に、奴は滾っていた。
「か、関羽、てめえ……!」
「役目を忘れるなよ管亥、さっさと殺しに行けい!」
「チッ!」
 その背の向こう、管亥は舌打ちしながら走り去っていく。
 理央は槍を握りしめた。この戦い、一筋縄どころの話ではない……!
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!


 関羽の参戦により、『【攻略旅団】騎乗するアヴァタール『管亥』』は執筆されません。
 管亥を攻撃するには、『関羽を撤退させる』か、『誰かが時間稼ぎしている間に管亥を叩く』必要があるでしょう。
無堂・理央
関羽将軍に顔を覚えて貰ってるとは光栄だね。
更にボクの名前、無堂・理央も覚えて貰えると嬉しいんだけどね。


引き続き、無双馬『クロフサ』に騎乗して、関羽と相対するよ。
馬上槍を握り直して、いざっ、突撃!
真正面から斬り込んで、関羽と武器の打ち合いを演じるよ。
時間稼ぎをするにしても、格上相手だと手を抜くとか小細工を弄するとかしてもあっさりひっくり返されるだけ。
それなら、全力でぶつかってくのが最上だよ!
一撃一撃はすごい重いけど、負けるつもりはない!
ここで撃ち合って時間を稼げば稼ぐほど、こっちが有利になるからね!

まぁ、時間を稼ぐのは管亥を倒すとかじゃなくて、関羽とやり合いたい猛者達が集うまでの時間だけど、ね。


●再びの相対
「関羽将軍に顔を覚えてもらってるとは光栄だね。さらにボクの名前、無堂・理央も覚えてもらえると嬉しいんだけど」
「それが叶うかは貴様次第よ、小娘。またぞろ、狙いはわしであろう?」
 関羽は、ぐるぐると唸るような笑声を漏らした。
 この戦場に集まったディアボロスたちの狙いが、管亥よりも自分に向いていることを、関羽は肌で感じ取っている。
 その上で、こうして姿を晒した……つまり、それだけの自信があるのだ。
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は、汗ばむ手をぎゅっと握りしめ、馬上槍を構える。
 以前のような遅れを取るわけにはいかない。これはいわば、リベンジマッチだ。

「いざっ、勝負!!」
 理央は一切の策や小細工を捨て、真っ向から突撃を仕掛けた。
 付け焼き刃の戦術は、むしろ武勇を鈍らせる。それを、理央は強く身にしみて理解していたがゆえ。
「おう、よき闘志よ! 何度も遊んでやった甲斐は、あったようではないか!」
 関羽はあくまで挑まれる者、格上の笑みを漏らし、戦騎疾駆を迎え撃った。
 疾走を乗せた馬上槍が、青龍偃月刀とぶつかり合う。すさまじい反動、だが!
「うおおおおおっ!!」
 理央は、吠えた。一撃ごとにその技は冴えていく。まるで、戦いの中で成長しているかのように!
「ほお、これは……! くは、がははははっ!!」
 見よ。関羽もまた空中へ昇り、恐るべき必殺の斬撃を放つ。だがその身には、すでに少なからぬ傷がいくつも刻まれている!
 交錯ひとつごとに理央はダメージを受けていたが、赤兎馬の速度を乗せた偃月刀を浴びてなお、彼女は落馬しない!
 届いているのだ。理央の槍は、関羽に届いている! あの時よりも!
「たっぷり時間を稼がせてもらうよ、関羽!」
「管亥は一筋縄ではいかぬぞ、小娘?」
「いいや、そっちもだけど……キミとやりたい猛者たちが集うまでの時間を、さ!」
 関羽は呵々大笑した。
「よいぞ! この関羽、全力でもって応じてくれるわ!!」
 理央は怯まず、気圧されもしない。ただひたむきに、その槍を紅生に届かせる……!
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【スーパーGPS】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!

八栄・玄才
来た……、来た、来たッ!!
来やがったな、関羽ッ!!

やることは前回と同じだ
赤兎馬の側面から【突撃】
利器砕きで【粉砕】の一撃を叩き込む

だけど、前とは違う
探り合いなんてしない、戦況のことも考えない
お前が教えてくれたことだ
戦場に邪心は持ち込まねぇ
練気帯電を解放し、ただ【強打】を放ってヤツをブッ倒すことだけを想う
想いを実現するために腕を突き出す

一撃で決まるなんて思うな
ワードブレイカーを纏った拳で連打して関羽の肉体を【破壊】しにかかる

覚えろ、刻め! これが八栄・玄才だ!!
行ける──、行けるぜッ!

……とはいえ、生き残ってこその実戦流
あっヤバい、ってなったら【電撃使い】の力で雷光のフラッシュを起こして撤退する


●大海を知った蛙
「は、はは……来たな、来やがったな、関羽ッ!!」
「おう、貴様は……ははあ、掌法を使う小僧だったなあ?」
 すさまじい笑みを浮かべる八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)を認め、関羽はにたりと笑った。
 それは、獲物を食らう捕食者の笑みだ。それだけで、玄才の全身を殺気が打つ。だが。
「顔は覚えてもらったけどよ、名前は刻んでもらってねえよな? むしろオレのほうがお前に色々教えられたよ」
 玄才の闘志が高揚するにつれ、パチパチとその体を雷が包んだ。
「探り合いも戦況も、お前のような格上と戦うのには不要だ。そうだろ? 戦場に邪心なんて、持ち込むもんじゃねえ」
「心得ておるではないか。その教訓を胸に、ぬくぬく後ろで生き延びる利口さはなかったようだがな」
「……ハッ! そんなの、オレじゃねえよ。だから、ここに来たんだ!」
 関羽は目を眇めた。
「よいぞ、小僧。遊んでやる」
「いいや。仕合ってもらうぜ。これは、遊びなんかじゃねえ!!」
 どうっ!! と、地面が爆発した。玄才と関羽は、同時に駆け出したことで、地が砕けたのである!

 その時、玄才の頭からは、すべてが抜け落ちた。
 管亥のことも、戦乱も、巻き込まれた兵士たちの無念も、何もかも。
 ともすれば、ディアボロスとして燃やす怒りすらも、すっと削ぎ落とされたようだった。
(「よく見えるぜ、その槍捌き」)
 玄才は、莞爾と笑った。かつて彼は、関羽の放つ無数の刺突が、刃の壁じみてしか捉えられなかった。
 だが、今は違う。ただひとつ残った「一矢報いる」という意気が、鏡のように関羽の刺突を映し出していた。
 その拳を、悪魔の稲妻が鎧う。バァン!! と、天から稲妻が落ちたような大音声!
「ぬうっ!?」
「覚えろ、刻め! これが――」
 八栄流・利器砕き。呼吸が気を高め、練り上げ、稲妻に変え、そして今!
「これが、八栄・玄才(オレ)だッ!!!」
 ズンッ!! と、迅雷の如き一撃が、関羽の胴を撃ち抜いた!
「ぬうう……! ふ、ふは、ふはははは!!」
 稲妻の残滓が荒れ狂う。関羽は、笑っていた。
 そして玄才もまた、笑っていた。清冽なまでの手応えに。
「……どうだよ、関羽。お前が教えてくれたことだぜ」
 一矢報いた? 否、それどころではない。
 玄才の磨き上げた技は、力は、いま……関羽の守りを、砕いたのだ。
 手傷などではなく、歴としたダメージを与えた。その余力を、大きく削り取ったのだ……!
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!

結島・蘭杏那
さてさて管亥を倒す前に関羽が戦場に現れてしまったわね。被害を最小限に抑えたいなら関羽を引き付けて時間稼ぎをしている間に、他の誰かに管亥討伐を任せるのが良いんだけど……

別にあれ(関羽)を倒してしまっても構わないのでしょ?

…というか時間稼ぎ目的で戦っても格上相手に稼げるかわからないのよね。それならもう倒す気で最初から全力で行くわ!オキナ出陣!!

さて小細工なんて必要ないわ、オキナに乗って全力で突撃!関羽に接近したら後は馬上からの撃ち合いよ。軍旗を巧みに使って競り合うわ。全力で戦っていれば後は誰かが何とかしてれるはずー


御森・白露
いつかの雪辱ぶりだなァ、関羽。
ああ、お望み通り見せてやるよ……てめェをぶっ潰す為に砥いできた牙をなァ!!

【行動】
ネメシス形態に変化。
時間稼ぎとか隙を作るとか、そんなことは一切考えず関羽の撃破を狙う。勝てる勝てないは考慮の外。
獣の四肢を存分に使って加速し関羽に突撃、縦横無尽に駆け回りながら呪詛を纏わせた両手と獣の爪で両断せんと襲い掛かる。
赤兎馬天駆は呼吸法で息を整え、精神集中して着地の瞬間を見極め、捨て身の一撃の【旱之剣】で迎撃。


カルン・ティミド
何でも大歓迎
き、来ましたね。前回もなんとかなったんだし今回もなんとかなります!
……流石にヤバさがわかったのでお宝は狙わずに全力で撃退しますよ!

【飛翔】で距離を取りながら剣や斧などの武器を具現化して降らせます
自慢のコレクションの記憶です。ジンの力でいっぱい【召喚】しますよ!
まとめて弾かれたり吹き飛ばされたりしそうなら鎖など絡みそうな物を混ぜて少しでも【捕縛】を試みたり時間稼ぎを優先します。
その間に私は逃げますが!きっと誰かが良い一撃を入れてくれます!


●憤激の一打
 関羽ほどの強敵を相手に、二の太刀や手を測るようでは一矢報いることは出来ない。
 ……その力量差を文字通り痛感させられて、なお、多くのディアボロスがリベンジを望んでいた。
 そしてすでに二度、関羽は痛打を受け、余力を削られていた。
 その機に乗じて、さらなる苛烈な攻めが続く。関羽は、高揚していた。

 そう、高揚していた。
「いつかの雪辱ぶりだなァ、関羽」
 ネメシス形態をあらわにした御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)は、すさまじい形相で関羽を睨む。
 煮え立つように輝く赤い瞳は、常の穏やかで泰然自若とした白露とは、似ても似つかない有様だ。
 そしてその身体は、生命の危機に瀕したことにより、ケンタウロスめいた人身獣体の異形を晒していた。
「見たいと言うなら、お望み通り見せてやるよ。てめェをぶっ潰すために研いできた、オレの牙をなァ……!!」
「被害を最小限に考えるなら、出来るだけ惹きつけて管亥を叩いた方がいいんでしょうけど……ま、それは無理よね?」
「って言ってますけど、私はやりませんからね!? 撃退はしますけど、命懸けとかはしませんからね!!」
 不敵に笑う結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)と、相変わらず逃げ腰のカルン・ティミド(略奪竜カルン・g00001)。
 どちらも関羽の強さを、身を以て知っているふたりである。だがカルンも、こうしてここにいるということは、本気で逃げたいわけではないのだ。
 このふたりの攻撃を届かせる、そのために働くつもりでいる。
「がははは! よい、よいぞ。戦場にあらば、挑戦は受けねばな! 管亥には悪いが、相手をしてやろうではないか!」
「その余裕、いつまで保ってられるかしらね? さあ、行くわよ!」
「てめェに、俺たちの怒りってもんを思い知らせてやるよ……!!」
 ディアボロスたちが攻め込む。関羽は愉悦と高揚をもって迎え撃つ。
 管亥を守る。そういう戦術的な判断はある。だがそれ以上に!
「この関羽を引きずり下ろしてみせい、ディアボロスども!!」
 関羽は、ディアボロスをひとかどの戦士と認めていたのだ。

 白露は変化した獣の肉体による速度で、蘭杏那は相棒・オキナの背に跨ることで、全力で突撃を仕掛けた。
 関羽は赤兎馬の腹を蹴り、空に舞い上がる。途端に、三者はすさまじい速度で切り結び、まるでぶつかり合う原子のように荒れ狂った。
「勝てる勝てないなぞ、どうでもいい。俺は、てめェをぶっ潰す! ただ、それだけだッ!!」
「全力で届かせるわよ。あなたを相手に、時間稼ぎなんて難しいでしょうからね!」
 白露が膨大な呪詛から生み出した大剣と、青龍偃月刀がぶつかり、火花を散らす。その合間に蘭杏那の突撃。関羽はもう一振りの青龍偃月刀でこれを受け止め、斬撃を切り返した。
「おう、おう! その捨て身の攻勢こそよ! そうでなくばなァ!」
 一合ごとに関羽の身体には爪痕が刻まれていた。以前とは明らかに違う。手傷というレベルではない。
「あ、あれなら……いけますよね? いえ、いかせます! というわけでロプト様、よろしくおねがいしますね!!」
 カルンは遅れて飛翔し、ジンの魔力によって無数の財宝を具現化した。
 剣、斧、槍、あるいはごく一部の地方に伝承される奇怪な暗器。それらすべてが、クロノヴェーダによって「なかったこと」にされた、カルンの財である。
「自慢のコレクションの記憶です。これで、少しでも動きを止めて……ぎゃああ!?」
 カルンは悲鳴を上げた。関羽が猛接近してきたからだ!
「わしに挑んでおいて、無傷でいられるとは思うまいよなァ!!」
「ぎゃー!! だからどうしてそう怖いんですかあなたはーっ!!」
 半べそをかいているカルンだが、具現化された無数の財宝は、いかな関羽とて弾ききれず、一部の財宝によってたしかなダメージが蓄積されていた。
 まともに当たれば、カルンを両断しうる斬撃が、吹き飛ばす程度にしか終わらなかったこともその証左である。
「ぬう! わしの槍からまたしても逃れるか、蜥蜴め!」
「冷静に俯瞰してる場合か? こっちはまだ、斃れてねェぞ!!」
 白露の猛攻! 呪詛を宿した大剣の斬撃が、青龍偃月刀と交錯し……関羽の甲殻をばっさりと切り裂いた!
「ぐおっ!?」
 枯渇の権能が、関羽のあらゆる力を奪う。怯んだ! その隙を逃さず、蘭杏那は軍旗を振るう!
「もう一発、喰らいなさい!」
「ぬ、うう……!!」
 立て続けの連撃を浴びた関羽は、赤兎馬もろともたたらを踏む。
 ディアボロスたちのダメージは少なくない。管亥との戦いが不安ではあるが、そんなことを気にしていられる場合ではなかった。
 そして、その意気こそが、彼らの攻撃を関羽に届かせている。白露の赤眼が、燃え上がるように輝く!
「戦場にのこのこと現れたこと、後悔してもらうぞ……!」
 関羽は笑った。強者との戦いは、奴にとっての歓びだ。
 心の底から震えていた。これこそが、戦場の在り方なのだと。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【スーパーGPS】がLV3になった!
【腐食】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【先行率アップ】がLV2になった!

平良・明
【虎】

龍馬精神、完全敗北からの夢にまで見た感動の再会です

私の事は覚えていますでしょうか
覚えていてもいなくても
再会もまた旅の醍醐味、拳を打ち合わせてお礼の一撃を交わしましょう
前回はひよって攻撃しながら後ろに避けたのがいけなかった、そう反省しました
なら今度は前に、一太刀の奥に懐に、踏み込み

今日この日、あの日あの時の自分に勝つ、龍馬、しかと見て
覚悟を極めて、全てを突っ切って、寄って殴る
逃がしはするかもしれないが、逃げはしない
柔い殻なら切り裂き貫き、背中に衝撃すら伝わらない
それではつまらない

あと、そうだ、後ろにも気を付けた方がいい
小虎がそこにいる


杏・紅花
【虎】
関羽サンと戦うの、実は初めて
ねえねえ、強いんでしょっ?最強って言っても過言じゃないんでしょ?
逸る気持ちは抑えてその強さを、身に刻もう

でも正面から行くのは苦手だから、不意打ち狙って赤兎馬の軌跡をよく見極めて
空から来るなら、場合によっては【飛翔】して、素早く回避を試みる

明サンの拳が届くころ
あたしも関羽に静かに素早く背後から接近して突撃
両手の爪が貫けるように情熱込めて貫通撃

あたしね、強いひとが好きなの
あたしをもっと強くしてくれるから
あっでも蟲人間は大っ嫌いだけどねっ!

今は未だ小虎でも
いつか大虎になって喰ってやるう


●情熱を込めて
「私のことは覚えていますでしょうか」
「ふむ、貴様……なるほど。大勢連れてわしに襲いかかってきた徒党のひとりか。いやはや、次から次へと知った顔が来る」
 平良・明(時折の旅行者・g03461)の言葉に、関羽は肩を揺らして笑った。
 その全身から放たれる凄まじい闘気を浴びて、杏・紅花(金蚕蠱・g00365)は関羽がなぜ三国最強のジェネラル級とされるのかを、肌身で理解する。
「う~、気持ち逸っちゃうな~。本当に強いんだね?」
「そうです。彼は強い。……強かったですよ」
 明は、かつてあの立ち会いで受けた傷跡をなぞるように、腹に手を置いた。
「あれで色々と教訓を得ました。二度の無様は晒しませんとも」
「ふはっ! よい意気ではないか。あの時以上にわしに届かせてみせるとな?」
「再会もまた、旅の醍醐味ですからね。……紅花さん、力をお借りしますよ」
「うん! 最強と言っても過言じゃないっていうその強さ、あたしの身に刻ませてもらうからね」
 三者の殺気がぶつかりあい、空気が張り詰めた。
 関羽はあくまで反撃に徹する。つまり、優勢は常に奴の側にある。
 それを承知の上で、明は過去の己を踏み越えるかのように……地を、蹴った!

 かつての戦いは、明個人の主観からすれば完全敗北といってよかった。
 一矢報いた程度では、彼は満足できない。だから今日、管亥どうこうではなく、関羽を叩くためにここにいるのだ。
 龍馬を、しかと見据える。一歩を踏みしめ近づくごとに、関羽の身体が巨大になっていくような錯覚を受けた。
(「本当に強い。かつての私では、思ったほどに届かせることは出来なかった。だが、もう私は、かつてとは違う」)
 逃がしはするかもしれない。だが、明は、もう二度と逃げはしない。
 覚悟を極め、すべてを突っ切る。戦況も、己のことも、知ったことか。
 明は、驚くほどに冷静だった。戦乱の阿鼻叫喚もいまや遠く、逆説連鎖の歪曲した時空のなかでさえ、明は孤独だった。
 そう、孤独なほどに、彼は静寂に包まれていた。聞こえるのは、どくん、どくんという己の脈動。
 すべてがスローに見える。放たれる龍のオーラも、何もかも!
「今日この日のために、私は戦ってきましたので……!」
「ぬうっ!?」
 関羽は瞠目した。青龍天昇波は、入った。叩き込まれた。だが明は立っている。相変わらずこちらに踏み込んでくる!
 致命打を、避けている。完璧とはいかずとも防いでみせたのだ! そして、そう、あの時とは違う……必殺の圏内に!
「私に出来るのは、ただ寄って殴る。……それだけです!」
 時間流が加速する。いや、減速したように思えた時間がもとの速度を取り戻す! 激甚たる衝撃!
「ぐうっ!?」
 拳、到達! 関羽の甲殻は銘刀で斬られたかのようにばっくりと裂け、時結びの一撃の衝撃が背中を貫いた!

 関羽は吹き飛びながら、背後をぐるりと仰いだ。奴は、紅花の接近に気づいていた。
 気づいてはいたし、反撃の斬撃も放たれた。……だがそれでは、紅花を仕留めることは、出来なかったのだ。
「あたしね、強いひとが好きなの」
 紅花は、毒婦めいて微笑んだ。
「あたしをもっと強くしてくれるから、ね? 蟲人間は、大っ嫌いだけど!!」
 瞬間、紅花の姿が消えた。いや、そう錯覚させられるほどの足さばきで、身を低く伏せて間合いを詰めたのだ!
「小娘……!」
「そう、あたしはまだ小虎。でもねぇ」
 両手の爪が、居合のように振り抜かれていた。
 遅れて、切り裂かれた甲殻の傷口から、異色の血がぶしゃりと噴き出す!
「いつかは大虎になって、喰ってやるよぉ」
 ちろり、と舌なめずり。ぎらついた紅花の瞳は、狩猟者のそれだ。
 ふたりの攻撃は、関羽の余勢を大きく削いだ。もはやあの時の自分を乗り越えて。
「ぐ、ふは……はぁはははは!! これほどか、ディアボロス! 面白い……!!」
 切り裂かれたふたつの傷跡をなぞり、血を舐め、関羽はぞっとするような笑みを浮かべた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!

袁・雀蜂
※アドリブ歓迎、同行者:神雫・イカリ(g03598)

・行動
挑発の言葉を投げかけた後、全身全霊を籠めた一撃で関羽の興味を引き
指揮官の援護よりも戦いに夢中になるよう誘導する

・戦闘
ディフェンス対象に同行者を指定
足を止めない様動き続け、一方向に纏まらず交互に掛かることで被弾を避け
二人でタイミングを合わせて今できる最高の一撃を入れる
【飛翔】で不規則な軌道からの突撃で【震天雀蜂破】を叩き込む

・セリフ
初回は勢いで行けたけど、
関羽の覇気を知った後では前に立つのがすごく怖い
でも、二人でなら挑めると思うんだ、この依頼成功させよう

我が名は袁・雀蜂!
此度は返す波となって再び貴様の前に現われたぞ
関雲長、いざ尋常に勝負!


神雫・イカリ
※ アドリブ歓迎、同行者:袁・雀蜂(g01434)

・行動
戦闘の下準備を行い、まず雀蜂が最初の一撃を放つまで【時間稼ぎ】をする

・戦闘
同行者をディフェンス対象に

常に動き続ける雀蜂に合わせて【グラップル】【残像】を駆使して乱数機動で攻め立てる

隙を生み出した所に、雀蜂と同時攻撃

【飛翔】で上から真っ直ぐに突撃し、パラドクスを放つ

・セリフ/感情
「前に戦った時は一撃かますだけで限界だったが…。今回は一味違うとこを見せてやるぜ」

「名乗りか…。俺は…、神雫イカリ。彼女と共に世界を取り戻す "ヒーロー"だ。勝負といこうか、関羽!!」


●返す波
「む? 貴様らは……」
 袁・雀蜂(ホーネットガール・g01434)と神雫・イカリ(天魔の電霊・g03598)の姿を認めた関羽は、訝しみ、そして笑みを浮かべた。
 奴は、覚えている。己と相対し、一矢報いたディアボロスたちのその顔を。
「我が名は袁・雀蜂! 此度は返す波となって、再び貴様の前に現れたぞ! 関雲長、いざ尋常に勝負!」
「……俺は、神雫・イカリ。彼女とともに世界を取り戻す"ヒーロー"だ。勝負といこうか、関羽!!」
「面白い! あくまでも、管亥ではなくわしを相手にしたいというか! よかろう!」
 すさまじい闘気が、ふたりの身体を叩いた。だが雀蜂とイカリは顔を見合わせ、まっすぐに突き進む!

 ふたりの作戦は、早い話がヒットアンドアウェイからの同時攻撃だった。
 常に足を止めずに動き続け、ひとつの方向にまとまらず、交互に波状攻撃を仕掛ける。
 ときには互いに身を守ることで、出来るだけ反撃のダメージを軽減し、いわば頭割りすることで倒れるのを防いだのである。
 これが即座の連携となれば、うまくいかなかったかもしれないが、綿密な作戦の上にコンビネーションを見せたふたりは、見事に立ち回りを繰り広げていた!
「ぬう、ちょこまかと! 狙っておるな、わしの隙を!!」
「前に戦ったときは、一撃かますだけで限界だっただろ? 今回は一味違うってところ、見せてやるぜ!」
 イカリは勇猛果敢に言い返し、空中に翔んだ関羽を追って飛翔、青龍偃月刀と打ち合う。
 その軌道は荒ぶる原子のようで、あるいは黒雲の中にわだかまる稲妻のようでもあった。
 イカリが一撃を仕掛ける。関羽が反撃する。そこに雀蜂が割り込み、さらに追い打ち。無数の刺突をイカリが半分受け持つことでダメージを軽減する。
 優勢を握られた戦闘は緊張の連続だ。少しでも連携が狂えば、どちらかが斃れ、そして作戦はご破談である。

 そして、実のところ雀蜂は、恐怖を覚えていた。
 関羽ほどの強敵を相手に戦いを挑むことは、怖くて当然だ。怒りだけですべてを塗りつぶせるほど、彼女は向こう見ずではない。
 しかし、その恐怖という、クロノヴェーダにはないものこそが、インセクティアとなってなお、雀蜂を人の側に縫い止める拠り所であり、彼女がただの猪武者でないことの証左だった。
「ふたりなら、いける……! 今だッ!」
「ああ、かましてやるぜ!!」
「ぬうっ!?」
 イカリは空中に錨の紋章を放ち、それを通り抜けるようにして上から飛び蹴りを叩き込んだ。
 同時に雀蜂は、その名の通りスズメバチめいた不規則な軌道で飛翔、下から掬い上げるような震天雀蜂破を、繰り出す!
 横から見れば、ふたりの攻撃は、獲物を噛み砕く狼の牙のようにも見えただろう。そして!

「ぐぅお……ッ!?」
 関羽は怯んだ。交錯点に追いやられた関羽は、たしかなダメージを受けていたのだ!
 すれ違いざまの反撃がふたりを捉えていたが、ヒットアンドアウェイを粘り強く続けていたことで、総合的なダメージは限りなく低く抑えきれている。
 つまりは、まだ立つことが出来た。これほどの長時間の戦闘を行って、なお!
「大戦乱なんて、起こさせないよ。絶対に!」
「ヒーローとして、お前を見逃すわけにはいかねえからな!」
 血まみれでなお闘志を燃やすふたりに、関羽は目を眇めた。
 戦いの愉悦。それは、強敵と戦ってこそ得られるもの。関羽は間違いなく、いま、それをひしひしと味わっていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV3になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!

黄泉王・唯妃
【奴崎組】
※アドリブ、連携、出血描写歓迎。
※効果2全使用

三度、相見えましたね関羽。
あの時はただ数の利で圧し潰すことしか出来ませんでした。
ですが今の復讐者には十分貴方と渡り合える者がいることを、そして奴崎組が在る事を今度こそきっちりその身体に刻み込んであげましょう。

ただ搦め取るだけでは膂力に負ける、完全な一瞬の隙を作るために【精神集中】。組の皆が熱く苛烈に攻める中、ただひたすら冷静にその一瞬の為に相手を【観察】し続ける。
折れぬ業、千切れぬ糸、反撃も忘れ己が身を省みず【早業】【捕縛】で完全なる拘束を!
数秒にも満たぬこの隙を。
皆に託します。

「八つ裂きに、して差し上げなさいな!」


リューロボロス・リンドラゴ
【奴崎組】
撃破不可など承知の上で敢えて言おう。
待ちわびたぞ。そして、待たせたな、関羽よ。
我ら、奴崎組。――勝ちに来たぞ。

役割は対空攻撃及び対空迎撃。
「空中戦」と「戦闘知識」を活かして、地上側の仲間直上での対空を担当。
空と大地を駆ける関羽を空と大地の狭間で迎え撃とう。
縦横無尽に駆ける奴にとっての邪魔となり、仲間達に何よりも価値のある刹那を!

ああ、覚えておるよ、その刺突は。
避けれるなどとは思わぬ。
両腕を変化させた巨竜の頭部で文字通り“食い”止める!
それでも止まらぬのであろうな。
我もだ。両手が砕けようとも止まらぬよ。
牙はまだ残っておるのだから!
我が自前の牙で白歯取りなり喉元食い破るなりしてくれるわ!


樹・春一
【奴崎組】
お久しぶりです関羽さん!
強くなって帰ってまいりました! でもお手柔らかによろしくお願いしますね!

前回は前に出ましたが、今回も前にどんどん出ます!
そして素通り! ふふふ、今日の僕はやわらかいですよ!
誇れたものじゃない? そう聞こえるかもしれませんが、別のものをご用意しました!
じゃーん! キラキラ光る神の星!
これを【飛翔】しながらばらまき続けることで動きに制限をかけようということですね!

故に回避に専念します
関羽さんの視界をちらちら遮って邪魔するように飛翔&回避&ばらまき!
進行方向を予測して先回りもできるといいですね
とにかく捕まらないように注意! 邪魔な存在でいつづけますよ!


菱神・桐梧
アドリブ連携大好き
【奴崎組】

どうしたよ、お仲間助けに来るなんざ、随分と仕事熱心じゃねえか。
退屈過ぎてボケちまったか?
こっちは喧嘩売りに来てんだ……しっかりしてくれよ。

まずは【突撃】かまして接近、一気に攻める!
勢いのままハンマーで打ち込みに行くぞ。
後ろは味方に任せておけば良いな、攻め続けて釘付けにしてやる

十分圧が掛かったところで一度距離を離し
奴がこっちから意識を逸らした瞬間にハンマーを【投擲】
このデカブツならお手軽回避とはいかねえだろ、強引に隙を作る
同時に【ダッシュ】で距離を詰め
パラドクスでの【捨て身の一撃】を叩き込む!

無謀の拳──こいつが通るかどうか、勝負だ!


ア・ンデレ
【奴崎組】
ネメシスモードにより腕が一対生えて四本になる。
「ようやくあらわれたね。まってたよ。」
ニヤリと笑う。
「アンデレちゃんのパンチをうけるために、あらわれてくれたんだね。」
誰より先に前に出て、関羽に立ち向かう。
「やつざきぐみのいちばんやりは、アンデレちゃんだ!」
技能「大声」で叫びながら近づき、全力で殴りかかる。
無数の突きは増えた腕で捌く。
一撃入れたら技能「一撃離脱」で離れて他の人に繋ぐ。
その後も隙を見て殴って離れる、ヒットアンドアウェイで仲間と連携しながら戦う。
「やつざきぐみのチェインはとめられないよ!」


奴崎・娑婆蔵
【奴崎組】
『関羽を撤退させる』
●効果2全て使用
●SPD


よう、しばらくぶりでさァ
この剣、このツラ、この面子――今再び立ちはだかりに参りやしたぜ

八ツ裂きにしてやりまさァ、将軍殿


・仲間と複数方角より畳み掛けるよう立ち回る

・攻撃の圧が不足していると見えたら緩急を揃えて打ち込む
・手数で対処能力を飽和させれば攻撃が通ると目せたら、緩急をバラして【臨機応変】に仕掛ける

・呼吸を整え、意識を集中、被弾紙一重と肚を括る――赤兎馬天駆の「着地と同時の攻撃」をピンポイントで狙い澄ます(呼吸法+精神集中+勇気)
・着地点へと『影業』を忍ばせ『斬影刃』を出し抜けに屹立させ、敵降下の勢いも利してブッた斬らん(両断+罠使い)


エレオノーラ・アーベントロート
【奴崎組】
あぁあぁ……次に会う時はブチ殺す時と決めていましたのに――なら、ここでブチ殺すしかありませんわね。

撤退狙いなんて言いませんわ。
結果的にそうなるとしても、戦場においてブチ殺す意外の狙いがありまして?

【飛翔】で縦横無尽に宙を駆け関羽と「空中戦」。
敵群を貫く槍の連撃ですけれど、「槍」で「突く」以上、虫の骨格であっても側面や背面へは攻撃がしづらいはず。動きを読まれないように緩急をつけて距離を取りすぎず常に側面背面へと回り込む動きで槍を回避。

不可視の「第五十一の魔弾【止水】」と「一撃離脱」で絶え間なく攻撃を仕掛け、接近して戦う仲間の援護をかけ、隙があれば今度はドタマをブチ抜いて差し上げますわ。


ベアトリス・リュウフワ
【奴崎組】
悠長に剣を振るって打ち合えるような手合いではないでしょう。
故に、全力を賭してでも、貴方にわたくしを”認識”させます。

まずは前線を張りながら様子を見ます。皆様の動きに合わせて、わたくしもそれに紛れましょう。
関羽が、どなたかに大きく意識を寄せる瞬間を見逃さないよう【観察】。
そして、その瞬間こそが、わたくしの華。
パラドクスを顕現し、関羽の死角から一気に飛び出して、全力の【斬撃】の三連撃を至近距離で【不意打ち】。”わたくしの剣”を、振るいます。
一度でも有効打が当てられれば幸い。

【情熱】的な剣技で、貴方に振り向かせますわ。

目的を達した後は【一撃離脱】。
あとは、他の方が繋いでくれることを信じて。


●紅生、憤烈
「あぁ、あぁ……次に会うときは、ブチ殺す時と決めていましたのに」
 エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、悩ましげに嘆息する。
 だがその表情は、困惑ても絶望でもない、笑顔だ。
「なら、ここでブチ殺すしかありませんわね?」
「……それは無理なのでは!? 赤兎馬相変わらず居ますし!」
 樹・春一(だいたいかみさまのいうとおり・g00319)は、若干空気の読めないツッコミを入れた。彼は泰然自若だ。
「そんなの承知の上ですわ。結果的に撤退させるとしても、戦場においてブチ殺す以外の狙いがありまして?」
「なるほど! それはたしかにそうですね! 生半可な勢いでは届かないでしょうしね!!」
「然様。撃破不可などわかっておる。だが、その上であえて言わせてもらおう、関羽よ」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は、サメのような笑みを浮かべた。
「待ちわびたぞ。そして、待たせたな。我ら奴崎組――勝ちに来たぞ」
「……ハッ! 貴様らのことは、ようく覚えておるぞ。よほどわしが恋しかったようではないか」
「そうだよ。アンデレちゃん、ずっとまってたからね。ようやくあらわれてくれて、うれしいよ」
 四臂の異形に覚醒したア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「そうでないと、ここにきたいみがないからね」
「なるほど、狙いは管亥ではなくわしか。本来の任務からすれば、放っておくべきところだが……」
「そんなの、わたくしどもが認めるわけがないでしょう? 無視するようなら、全力でこちらを向かせるだけですわ」
 と、ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)が言葉を遮った。
「たとえ、あなたが格上だとしても。その程度で、わたくしが戦いを避ける理由になどなりませんもの」
「それとも、あれか? ボケちまったか? 退屈すぎて。お仲間のほうが大事なのかい?」
 菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)が、挑発の合いの手を入れる。
「こっちは喧嘩売りにきてんだ。しっかりしてくれよ。でなきゃ、ぶん殴る甲斐がないじゃねえか」
「ほざきよるわ。貴様らは、管亥の手には余ろうなあ」
「よもや、数の利があるから……とは、申さないでしょうね?」
 黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が、関羽を睨む。
「もしそうだとしたら、私たちが教えてあげましょう。今のディアボロスは、十分あなたと渡り合えるということを。
 そして、私たち奴崎組が在ることを、今度こそきっちりその身体に刻み込んでみせます」
「……とまァ、皆の衆、誰も彼もやる気なモンで、あっしも思わずついてきちまいやした」
 奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)。鷹のような眼が関羽を射抜く。
「この剣、このツラ、この面子。今再び、立ちはだかりに参りやしたぜ」
「く、くくく……がははは! 重畳! 戦いとはそうでなくてはな!!」
 関羽の哄笑が、びりびりと空気を震わせる。
 生半可な戦士では、心を砕かれ膝を突いてしまいそうな威風。だが!
「八ツ裂きにしてやりまさァ、将軍殿!」
 八人のディアボロスの意気もまた、負けていない!

「やつざきぐみのいちばんやりは、アンデレちゃんだ!」
 対抗するように大声を張り上げたアンデレが、四つの腕をすべて異形化させ、恐るべき速度で突っ込んだ。
 四臂をして、繰り出された無数の刺突による反撃は、すべてを捌くことは到底不可能だ。
 だが見よ。アンデレの膝は地に突くことなく、煮えたぎるほどに熱を孕んだ血を流しながら、彼女の足並みは衰えない!
「アンデレちゃんのパンチをうけるために、あらわれてくれたんでしょ? なら、うけとってよ!」
「貴様、以前よりも……!」
 関羽は早速、瞠目せざるを得なかった。真正面からの突撃、反撃を受けてなお、この勢いとは!
 速度を乗せたアンデレの鬼神変が、関羽の甲殻に叩き込まれる。手傷どころの話ではない、緑色の甲殻はひび割れ、ぶしゃりと血が飛沫をあげた!
「ぐおっ!」
「次は俺だ! 無謀の拳、通してみせるぜ!!」
「お久しぶりです関羽さん! 今日の僕はやわらかいですが、どうぞお手柔らかに!」
 続いて桐梧、春一があとに続く。勢いそのままに叩き込まれるハンマー、だがこの程度で怯む関羽ではない。
「わしを相手に三味線を弾くつもりかッ!?」
「どうかな? そう見えるかい?」
 桐梧はにやりと笑う。そこには秘めた何かがあることを、関羽は読んでいた。
 が、それを看破するよりも、奴の注意を惹いたのは……近づいたにも関わらず、ひょいと空に逃げた春一の挙動だ。
「なんのつもりだ、小僧!」
「言ったじゃないですか! 今日の僕は柔らかいので! 前みたいに防御役はしません! その代わり……」
 春一は、キラキラと光の粒を、さながらライスシャワーめいてばらまいた。
 関羽の甲殻に触れたそれは、機雷めいて爆発! その破片もまた光である!
「妨害のつもりか? 小賢しい!!」
「その通りです! 今日の僕は、邪魔な存在で居続けることが目的ですので!!」
 春一は攻撃よりも回避に専念し、ただでさえ優勢を握る関羽の反撃のダメージを、出来るだけ小さく抑え続けた。
 守勢に回るがゆえに、そのパラドクスだけでは、関羽に有効打を与えられているとは言いがたい。
 だが、春一の目的は、あくまで関羽の妨害。その点においては、彼は見事に役割を果たしていた!

「いきやすぜェ、各々方!」
「リュウフワ家に伝わる剣技を、その身に味わわせてさしあげますわ!」
 さらに第三波、娑婆蔵とベアトリスが続く。小刻みな攻撃で関羽の勢いを削ぎ、少しでもアドバンテージを得ようというわけだ。
「【止水】解放――一瞬でも隙を見せたら、そのドタマ、ブチ抜きますわよ!」
 さらにエレオノーラの援護射撃! 常に側面、ないし背面を取るように回り込みながら、電磁レールガン『フェアレーター』から見えない魔弾を叩き込む。
 視認不可能の魔弾。たしかにそれは脅威的だが、関羽であれば見えずとも切り払うことは可能だ。可能ではある。だが!
「ぐうっ!!」
 無数の刺突による反撃をもってしてすら、魔弾を落としきれない! 投射された魔弾が、関羽の肩を撃ち抜いた!
 そこに、緩急をつけた娑婆蔵の殺人剣技が、縫い込むように襲いかかるのだ。連携の練度も、以前とは格段に違う!
「なる、ほど……! 貴様らが腕を上げたというのはたしかなようだ……! だが! まだぞッ!!」
 関羽、吠える。なおも接近戦を挑むアンデレ・桐梧両名および中衛のエレオノーラを無数の刺突で薙ぎ払い、空へ!
 狙いは春一を撃ち落とし、さらに落ちながら娑婆蔵を叩くことか。その瞬間をベアトリスは見逃さなかった!
「"わたくしの剣"に、振り向いてくださいますわよね? 関羽!」
「ぬうっ!?」
 邪道、搦手、小細工の類をすべて捨て去った『正道』の剣。
 死角から放たれたそれは、反撃を受けてなお冴え渡り、一撃目が致命的刺突を弾き、二発目の斬撃が関羽の回避を誘発した。
 避けたところへ、本命の三撃目! 斬撃は甲殻を深々と抉り、異色の血がぶしゃりとベアトリスの肌を汚す!

 苛烈。苛烈である。傷を厭わず、されど命を捨てるような真似もせず、組員たちはただただ情熱的に攻めている。
 そのさまを、唯妃はじっと見ていた。臆したからではない。彼女は、突くべき一瞬を待っていたのだ。
 奴は反撃に徹している。そこに陥穽がある。関羽が、あくまでこの戦場の維持という目的を捨て去っていたなら、そうはいかなかっただろう。しかし!
(「燻っていますね、関羽。だからといって、私はそれを不利とも、この一撃を卑怯とも思いませんよ」)
 きりきりと、両手の間に張り巡らされた糸が音を立てた。極限の集中により、唯妃には世界がスローに見えている。
 そして驚いたのは、あの刃の壁じみた関羽の刺突、あるいは赤兎馬と息を合わせた上昇落下攻撃が、見切れるということ。
 たしかに並のアヴァタール級の反撃とは、格が違う。これほどの連携と練度を以てなお、奴は常に優勢を握っている。
(「あと少し。届きますよ、あなたの喉元に」)
 決戦のときは近い。唯妃は確信した。関羽は、倒せる。その「いつか」に届かせるために、唯妃は糸を張り巡らせる。
「さあて、次の相手は貴様か? 龍よ!!」
「応とも。将を堕とすは龍である!!」
 空中。飛翔した関羽を、春一の前に割り込むことで迎え撃つのは、リューロボロス!
 その存在自体が、関羽にとって無視できぬ障害だ。反撃に徹していなかったならば、春一に次いでリューロボロスを叩き落としていたのは間違いない。
 あの刺突。かつてのリューロボロスですら、重傷に限りなく近いダメージを受けざるを得なかった、関羽の槍。
 避けることなど不可能。それは厳然たる事実であり、とっくのとうに彼女はそれを受け入れていた。
「我が命、我だけのものにあらず! この身は幼子たちの夢であり、希望よ! そして同時に、奴崎組の一員なりッ!!」
 両腕が! 変じた! それは龍の頭、いや、顎だ! 局所的なネメシスモードの解放、双顎でもって、リューロボロスは!
「ここで貴様を野放しにすれば、多くの兵が死ぬ。そして多くの幼子が悲しむのだ。我はそれを、認めぬ!
 大戦乱なぞ片腹痛し! 関羽よその身で味わえ……! 我が顎門と、龍の牙をなァッ!!」
「ぬううッ!?」
 がちりと、双顎が刺突を"食い"止めた! 口腔に突き刺さる刃のダメージで、血が吹き出す。だがリューロボロスは止まらぬ!
「は、は、は! 両の腕が砕けようと止まらぬてか! 重畳なり!」
「両の腕だと? 貴様相手だ、その程度ではすむまい? 言ったであろう、我が牙を受けよと!」
「!?」
 リューロボロスは、両腕の鱗がぶちぶちと引き裂け割れるのもいとわずに、自らの牙でもってがぶりと関羽に噛み付いた!
 鋭い龍の牙が、緑色の甲殻を割る。噴き出す血! リューロボロスは炉のごとく燃える双眸で関羽を睨む!
「なん、と……!?」
「そこです。もらいました!」
 文字通り食い止められた一瞬の隙を、唯妃は見逃さない。稲妻じみた速度で両腕をきらめかせ、糸の結界で関羽を縛る!
「またしても、わしを縛るか! 蜘蛛めがァ!!」
 関羽、憤烈! 落ちながらの斬撃が唯妃を襲う! だがその斬撃が黒衣を切り裂いた瞬間、いよいよ糸はその身を縛った!
 ぞぶり、と傷口から血が噴き出す。反撃はたしかに入った。なのになぜこの女は、斃れない!?
 あの龍ならば、わかる。四ツ腕の小娘もたいしたタフネスだ。しかし、この女は!?
「たとえ、数秒に満たないとしても」
 ぎりり、と、糸が掌に食い込むのも気にせず、唯妃はそれを握りしめた。その貌は、笑っていた。
「止めると決めたならば、止めます。さあ、皆さん――」
 ぶうんと振るわれる偃月刀! だがリューロボロスが再び食らいつく! 総身でしがみついてまで!
 身体を逆袈裟に切り裂かれ、なお唯妃は斃れぬ! 血を吐いて彼女は叫ぶ!
「八つ裂きに、してさしあげなさいな!!」
「そうです! 邪魔はこちらにおまかせを!」
 さらに春一の執拗な攻撃! 降り注ぐ光は彼自身の血にまみれて赤く輝く。だが止まらぬ。止まらぬのだ、彼らは!!

「ぶっ潰れるのは俺か、お前か! 試してみようぜッ!!」
「やつざきぐみのチェインは、とめられないよ!!」
 アンデレ、桐梧の捨て身の拳! 関羽の甲殻がさらに砕け、血が噴き出す!
「ぐおおおっ!?」
 赤兎馬が踏みしめねば彼方まで飛ばされそうなほどの猛撃! そしてさらに娑婆蔵! ベアトリス! エレオノーラ!
「とっくに影は忍ばしてありまさァ。その勢い、頂きやしたぜ!」
「言ったでしょう? ブチ殺してさしあげますわ、と!」
「基礎こそ究極にして至高。お受けなさいな!」
 そう、すでに娑婆蔵の攻撃は行われていた。
 影から突き出した刃。それが、唯妃による数秒の拘束と可能にした最後のピースである。
 調えられた呼気から繰り出される殺人技芸の剣! 見えざる魔弾! 正道の剣!!
 それらが関羽の肉体を、斬る! 穿つ! 裂く!!
 かつての死にものぐるいの戦いとは、何もかもが違う。彼らは全員が、傷つきながらも立つ。対して、関羽は!
「これ以上は、荷が勝つか……! わしをして、ここまで手こずらされるとは……!!」
 そこら中に無数の傷を受けた関羽は、あの時の立ち合いとは歴然たるダメージを受けていた。
「管亥よ、上手くやれよ。此奴らは、間違いなく貴様の手に余ろうが……わしがしてやれるのは、ここまでよ」
 目的がある以上、関羽は退かざるを得ない。それは、つまり。
「この戦場の趨勢、くれてやるわ! だが、次は……貴様らこそが八つ裂きとなると知れい!!」
 赤兎馬の蹄が地を蹴り、関羽は煙のごとく姿を消す。
 ディアボロスたちの……いや、八崎組のコンビネーションは、奴をついに、撤退させることに成功したのだ!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
【隔離眼】がLV2になった!
【怪力無双】がLV2になった!
【託されし願い】がLV2になった!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【ラストリベンジ】がLV2になった!

湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎

まだ敵は残ってるし本命はこっちだし……止めないとね
官亥、その首貰い受けよう
この虚ろを満たす闘争を求める
渇望抱く伽藍、参ります

虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す妖刀を扱う
素早さに自信があるため、戦場を駆けまわり前衛を担当
力任せに来るやつに負けるわけない
隙を作るために意表をつこうか
鞭もメイスも片手で扱えるからね
踏み込める隙ができたら捨て身の覚悟で斬りつけよう
弱い獲物を殺して満足する奴相手で満足なんてしない
もっとでかい器になってから出直して来い、三下


無堂・理央
関羽が退いた以上、管亥を討ってここの戦場に決着をつけよう。


引き続き、無双馬『クロフサ』に騎乗。
更にネメシス形態発動!
復讐の火をボクとクロフサが纏い、クロフサのタテガミと尻尾は復讐の火に変わって燃え上がる。

関羽とやり合った所からだし、量産赤兎馬に乗った管亥とは離されてるだろうね。
だった、今のクロフサの最大速度で追いつくだけ!
復讐の火を最大限に燃やして、加速!加速!!加速!!!

管亥を見つけたら、そのまま突撃!
加速した騎兵は急に止まれない!止まるつもりも一切ないけど!
次の戦場もあるし、この一撃で決める!
最大速度でぶち当たり!焼き尽くすまで!!
管亥!灰も残らず燃え尽きちゃえぇぇぇぇぇええ!!!


結島・蘭杏那
関羽は退いた、私は生きてるし戦えない程の傷は負ってない…ならあとは管亥を倒して、この場を収めるだけね!関羽が居なくなった今がまさにチャンスね。

そのままオキナに乗って管亥を追撃するわ。私達が迫っているのにまだ逃げようとしてるなら背中に一発お見舞いして上げるわよ!さぁ勢いがあるうちに押し切るのが戦いの鉄則、この調子で蜀も呉も押し返すわよ!!

オキナも疲れてるかもしれないけどもう少し頑張ってね♪それで終わったら美味しいものでも食べましょうね?(そして、任せろ!というニュアンスで返してくれるオキナ)


●戦場の決着
「ち、畜生! 関羽の野郎、この戦場に見切りをつけやがったな!?」
 思わず罵声をあげた管亥、ぎりりと牙を鳴らした。
「いや……この場合、あいつにその判断をさせた奴らを警戒しねえとな……! クソッ、来やがった!」
 管亥は背後を振り仰ぎ、慄いた。恐るべきスピードで追撃を仕掛けてくる、ふたつの騎影を目視したからだ!

「居たな、管亥! このまま突撃だぁーっ!!」
 無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は愛馬『クロフサ』に拍車をかけ、復讐の火を燃やしてさらに加速した。
 ごうごうと風が唸り、景色が色つきの流星めいて横に流れていく。まだだ、まだ足りない。さらに速度を!
「オキナ、私たちも負けられないわよ! 疲れてるかもしれないけど、もう少し頑張ってね!」
 その隣で並走する結島・蘭杏那(剣の舞姫・g01039)は、愛馬『オキナ』の首を叩いてやり、ごちそうを約束した。
 二体の無双馬が、ダカダッと力強く蹄を鳴らす。そのスピードは、管亥が駆る赤兎馬よりも疾い。
「まだまだ……! もっとだよ! もっともっと! この戦場に決着をつけるために……!」
 理央の心に燃える復讐の炎が、応報(ネメシス)の力を呼び覚ます。
 クロフサのタテガミと尾が燃え上がり、騎馬を包み込む。それはもはや、地を駆ける炎の弾丸だ!
「すごいやる気ね……! じゃあ、私たちはあいつのルートを妨害するとしましょうか!」
「よろしくね! その代わり、最大の一撃を叩き込んでみせるから!」
 理央の言葉に頷き、蘭杏那は蛇行する形でルートを変更。
 側面を突くようにして管亥にプレッシャーをかけ、別の逃走経路を選ばざるを得ないように誘導するのだ。
 もしも背中を見せて一目散に逃げようとすれば、その背中をぶち抜く。そういう殺気が、満ち満ちていた。
「チィ……! 仕方ねえ、誘い込まれてるようで気に食わねえが……!」
 管亥は苛立ちながらも、やむを得ずその思惑のままにルートを変えた。
 そして考える。足を止めて奴らを迎撃すべきか? あるいは……。

「管亥。その首、貰い受けるよ」
「!!」
 だが、管亥を追うディアボロスは、理央と蘭杏那だけではなかった!
「新手だとォ!?」
「これでも、素早さには自信があるからね!」
 別ルートから回り込んでいた湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)だ! 渇望の呪い宿す妖刀が不穏な風切り音を鳴らす! 管亥はとっさに無数の突きを放った!
「悪いけど、私は弱い獲物を殺して満足する奴相手で、満足なんて出来なくてね!」
 雪華は無数の刺突を防ぐでも弾くでもなく、あえて捨て身の覚悟を決めて踏み込んだ。攻撃にすべてを賭けたのだ。
 最初に逃走を選んだ管亥と、雪華に違いがあるとすれば、それは意気だ。なんとしてでも敵を打ち取るという気概。
 そこで上回れてしまった時点で、管亥が押し切られるのは必定だった。雪華の強化された肉体から放たれた斬撃が、管亥を袈裟懸けにばっさりと斬り裂く!
「ぐわあっ!?」
「もっとでかい器になってから出直してこい、三下」
 すさまじい量の血が溢れ出し、管亥の腕がいくつか吹っ飛んだ。雪華は捨て身だったために反撃のダメージを受けているが、大したものではない。あえて踏み込むことで、逆に威力を抑えたのである。
「こ、この野郎……!」
「あいにくだけど、お前はもう終わりだよ。私しか見えていないんだからね」
「……ハッ!」
 管亥は、背筋が凍るような鋭い殺気に我に返る。そうだ、ふたつの騎影が、すでに喉元へと!

「逃さないわよ、管亥! 関羽がいなくなったこのチャンス、ものにさせてもらうわ!」
 側面から蘭杏那! 銘なしの十文字槍を、頭上でぐるぐると振り回す! そして腰だめに構え、突撃!
「うおおお!!」
 無数の蝗を生み出し、目くらましにしようとする管亥だが、そんなものにいまさら惑わされる蘭杏那ではない。
「往生際が悪いね。もう終わりだって、受け入れたらどうだい? 狭量な蟲では、無理なそうだんかな」
 さらに雪華の援護! 反撃は叶うことなく、十文字槍が腹を貫く!
「がは……!」
「私たちの相手は、蜀(あなたたち)だけじゃないのよ。呉も押し返さないといけないんだから」
 蘭杏那はにやりと笑った。どちらの軍勢も押し返し、そして魏も叩き潰す。それがディアボロスの狙いなのだ。
 国など関係ない。すべてを奪ったクロノヴェーダから、すべてを奪い返す! それが復讐者の戦い! そして……!
「管亥ッ! 灰も遺さず、燃え尽きちゃええええッ!!」
 復讐(アヴェンジ)の疾火と化したクロフサと理央のチャージが、管亥に……到達する!
「畜生……! 死にたくねえ、畜生ォーッ!!」
 哀れで無様な断末魔は、欠片も遺さずすべてを焼き尽くす復讐の火に飲まれ、そしてこの世界から消え去った。
 理央とクロフサのチャージは貫くどころでは止まらず、一直線に屍を踏み越え、叩き潰し、焼き尽くし、黒色のバーンナウト痕を残してようやくギャリギャリと停止する。
「同じことを人々に言わせておいて、自分だけ生き残ろうなんて虫が良すぎるんだよ。ボクらはそんなの、許さない」
 理央を覆う復讐の火が、ぼわっとホタルのように霧散した。
 この戦場から、両軍の兵が退く気配が感じられる。関羽の強大な気配もまた遠くへ消えていた。
「まずはひとつ、出鼻をくじくことが出来ましたね」
「ええ。けどとりあえずは、新宿島に戻って勝利を祝わなきゃね」
 疲れた様子のオキナの首をなでてやりながら、雪華に答える蘭杏那。
 この場の戦いは、ディアボロスの勝利に終わった。そしてこの勝利は、大戦乱を食い止め、蜀の雄・関羽との決戦を掴むための大きな一手となっただろう。
「……止まらないし、止まれないんだ、ボク達は。全部奪い返す、その時まで」
 別の戦場から聞こえてくる鬨の声を見上げるように、理央は遠くを見て、そして……ぐっと拳を、握りしめた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】がLV3になった!
【スーパーGPS】がLV5になった!

最終結果:成功

完成日2022年02月08日

大戦乱、許昌の戦い:蜀

 襄陽を制圧した蜀の関羽軍は、魏の首都『許昌』に攻め込むために魏領を襲撃し、捕らえた魏の民を蜀の兵士として軍勢を整えようとしていました。
 この関羽の目論見を打破し、二度も退けたディアボロスは、関羽に一目置かれる存在となっているようです。
 しかし、このタイミングで呉が魏の南方の要衝『合肥』を制圧。
 ジェネラル級『気炎の知将・陸遜』を大都督(全軍の指揮官)とし、魏の首都である許昌へ軍を進めます。それに伴って、蜀軍を率いる関羽も、寡兵の状況で許昌への侵攻を開始してしまいました。

 魏軍は、この蜀と呉の侵攻を、華北から動員した大兵力で迎え撃とうとしています。
 このままでは『大戦乱・許昌の戦い』によって、数十万人の一般人が死亡し、その死体を苗床として、数えきれない数の蟲将が生み出されてしまうでしょう。

 この大戦乱は、許昌を陥落させるか、攻め込んだ呉と蜀の軍勢を撤退させる事で終結させる事が出来ます。
 ですが、許昌を陥落させる場合、数十万の魏軍を壊滅させた上で、許昌の住人の多くを犠牲にし、更に、魏王『曹操』を筆頭とする魏の主力を討ち取る必要があり、現実的ではありません。

 まずは、寡兵の蜀軍を撤退させ、この大戦乱の被害を極限まで減らした上で、蟲将の戦力増強に失敗した魏軍、或いは、敗退した蜀軍に対して、新たな作戦を練っていきましょう。
 戦いの趨勢によっては、蜀軍を率いて撤退する関羽に対して追撃戦を行い、撃破するチャンスもあるかもしれません。

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#大戦乱群蟲三国志
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#大戦乱、許昌の戦い:蜀
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#関羽
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#蜀


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選択肢『乱戦の戦場』のルール

 一般人の兵士同士が大規模な戦闘をしている場に乱入します。  戦場では、どちらか片方、あるいは、双方の一般人の兵士の命を守りつつ、戦いが激化しないようにコントロールしてください。
 事件の解決には直接影響しませんが、一般人同士の戦闘の勝敗に影響を与えたり、双方の死傷者の数を減らすことが出来ます。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『許昌の戦い、関羽の来襲』のルール

『関羽』は、蜀を代表するジェネラル級の蟲将であり、『大戦乱、許昌の戦い』では、軍勢の先頭に立って許昌に攻め入っています。
 関羽は、自軍の蟲将が危機に陥った場合に駆け付け、戦線を維持できるように救援を行ないます。
 関羽の救援が行われる前に、指揮官の蟲将を撃破して撤退する事ができれば、この選択肢はクリアする必要はありません。
 関羽の来襲が発生した場合、その状況がリプレイで描写されます。
 他の選択肢でのリプレイで、関羽の来襲が発生するまで、この選択肢のリプレイは執筆されません。

 救援が行われた場合は、関羽に戦闘を仕掛けつつ、隙をついて、指揮官の蟲将の撃破を目指しましょう。
 指揮官の蟲将を撃破すると、戦場の敗北を認め、関羽は、別の戦場へと転戦する為に去っていきます。

 この選択肢では、関羽を撃破する事は出来ません。
 また、この選択肢をクリアしていなくても、隙を作ることが出来たと判定された場合、指揮官の蟲将と戦闘し撃破する事も可能です。

『大戦乱、許昌の戦い』終結時に、4シナリオ以上で『許昌の戦い、関羽の来襲』の選択肢をクリアしていた場合、関羽との決戦を行う事が可能になります。

 戦場に現れた際に、関羽が使用する攻撃は以下の通りです。これ以上の情報は分かっていません。
==========================
・関将百烈撃(POW)
 裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出し、敵群を貫きます。
・赤兎馬天駆(SPD)
 赤兎馬ごと空中を駆け抜け、着地と共に敵を断ち斬ります。
・青龍天昇波(WIZ)
 振り上げた青龍偃月刀から、無数の龍の如きオーラを放ち、敵群を薙ぎ払います。
==========================


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾一般人を襲うトループス級『東州蜂兵』のルール

 周囲の一般人を襲撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿【攻略旅団】騎乗するアヴァタール『管亥』のルール

 赤兎馬に騎乗した関羽のように、馬に騎乗して戦うアヴァタール級と決戦を行います。
 人馬一体の戦い方で戦闘を行いますが、戦闘力は騎乗していないアヴァタール級と大きく違いはありません。
 騎乗した敵との戦闘を念頭においたプレイングを行うと、有利に戦えるかもしれません。
 詳細は、オープニングやリプレイで確認してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「冰室・冷桜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。