リプレイ
一里塚・燐寧
【新参修羅】で一緒に
ゲンを担ぐほうじゃないけどぉ、年一イベントは楽しいよねぇ
そーゆーワケで近場の赤城神社に初詣来たら、五月姫ちゃんとばったり会うよぉ
「やっほ!あけましておめでとー!初詣で会うなんて奇遇だねぇ」
実は五月姫ちゃんって依頼でよく会う子でさぁ
ここらで一回平和的な交流もしてー、もっと仲良くなりたいなぁと燐寧ちゃんは思うわけぇ
二人でお参りして、賽銭箱に使い道がなかった5円玉を投げるよぉ
「んふふ、お願いはシンプルに必勝祈願かなぁ? あ、でも人に言ったら叶わなくなっちゃうんだっけぇ。じゃ、違うお願いにしてー、勝利はあたし達の力で掴んじゃおっかぁ!」
ちなみにあたしの願いは……んふふ、秘密だよぉ!
瀧夜盛・五月姫
【新参修羅】、だよ。
年始は、神様に挨拶、だよね。
ん、ルーティーン、ルーティーン。
姫は信心、深いのです。
でも、時間はあまりないから、近場。新宿は赤城神社、来たよ。
鳥居、跨ぐ前に一礼。
顔、あげると、見知った人と、目が合った?
えっと、トレイン、よくご一緒する……燐寧さん、だったかな。
あけまして、おめでと?
数多ある神社の中、ここで会えた“縁”。
……ん、お話してみたい、な。
ここの神様“女の子の願いを叶える”、ご利益ある、らしい?
姫は、『今年も楽しく在れますように』って、お願いした。
燐寧さんは、どんなお願い事、したの?
……叶わなくなる? え、困る。
じゃあ姫のお願いは……神様にも云えない、な、このお願い。
神楽坂駅のほど近くにある近代的な神社、それが赤城神社だ。
(「年始は、神様に挨拶、だよね。ん、ルーティーン、ルーティーン。姫は信心、深いのです」)
瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は、時間もあまりない中で初詣をするために、新宿区にあって手近な赤城神社を訪れていた。
境内に入る前に、道路に面した大鳥居の前で丁寧に一礼。顔を上げて、鳥居をくぐろうとしたところで。
「……ん?」
「やっほ! あけましておめでとー! 初詣で会うなんて奇遇だねぇ」
目があった少女に明るく声をかけられて、五月姫は首をひねった。以前、何処かで会ったことがある顔だ。
(「えっと、トレイン、よくご一緒する……燐寧さん、だったかな」)
記憶をたどりながら、ひとまず挨拶を返す。
「あけまして、おめでと?」
それにしても、待ち合わせたわけでもないのに、新宿区に限ってもいくつもある神社の中、知り合いと会えるとは。
(「……ん、お話してみたい、な」)
五月姫はこの出会いに、不思議な縁を感じていた。
(「ゲンを担ぐほうじゃないけどぉ、年一イベントは楽しいよねぇ」)
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が赤城神社を訪れた理由はせいぜいそのくらいで、依頼でよく会う五月姫と顔を合わせたのは、ほんとうにただの偶然だった。
(「ここらで一回、平和的な交流もしてー、もっと仲良くなりたいなぁ」)
依頼の場ではどうしても殺伐としてしまうから、今日は丁度いい機会である。
新年の挨拶を交わした二人は、そのまま連れ立ってお参りに向かった。
燐寧が神前の賽銭箱に、財布の隅に使われないまま眠っていた五円玉を投げる。それから二人で、二拝二拍手一拝とともに祈りと願いを捧げた。
お参りのあと、最初に口を開いたのは五月姫の方だった。
「ここの神様、『女の子の願いを叶える』、ご利益ある、らしい? 姫は、『今年も楽しく在れますように』って、お願いした」
前を向いたまま、ぽつりぽつりと言葉をこぼしていた五月姫が、燐寧にちらっと視線を向けて、
「燐寧さんは、どんなお願い事、したの?」
と尋ねた。
「んふふ、お願いはシンプルに必勝祈願かなぁ? あ、でも人に言ったら叶わなくなっちゃうんだっけぇ」
燐寧は五月姫を見返して、しまったなあと言いたげな大仰な仕草とともに答える。
それを見て、五月姫は表情を固くした。
「……叶わなくなる? え、困る」
「じゃ、違うお願いにしてー、勝利はあたし達の力で掴んじゃおっかぁ!」
困り顔の五月姫に、燐寧は柔らかく笑いかけた。
「じゃあ姫のお願いは……神様にも云えない、な、このお願い」
「そうなんだぁ。ちなみにあたしの願いは……んふふ、秘密だよぉ!」
そして、今度の願いは秘密のまま、五月姫は微かに、燐寧は朗らかに、二人で笑いあったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
桜・姫恋
絡みやアドリブ歓迎。
渋谷区への明治神宮へ
厄落としとか身体安全とかそういう御利益があるみたいだしまぁ、意味なんてないだろうけど気の持ちようよね♪
一応振り袖も作ったことですし(ステシのBU参照)お参りしておかないとね
参拝時には『このあとの戦いが上手く行くように願う』
さて、参拝も済んだし戦いに行きますかね。とその前に流石に振り袖は戦闘に不向きだし普通の洋服に着替えておきますかね
明治神宮を訪れた桜・姫恋(苺姫・g03043)は、都会の真ん中にある広大な境内をのんびりと歩く。例年、日本一の参拝者が初詣に訪れるという明治神宮だけれども、地域を奪還したばかりの今年の参拝者はまばらで、人混みに酔う心配はなさそうである。
今日の姫恋は、せっかく苺柄の振袖を新調したのだからと、明治神宮までお参りに来たのだった。
(「厄落としとか、身体安全とか、そういったご利益があるみたいだし。まぁ実際には意味なんて無いだろうけど、気の持ちようよね♪」)
とくに信心があるわけでもないし、お参りすることで何かが起きるとも思っていない。それでも、お参りをポジティブに捉えれば、何らかのプラスがあるだろう。それくらいの軽い気持ちで、本殿に向かう。
賽銭を投げ入れて、作法に従い二礼二拍手。
(「これから赴く戦場で、戦いが上手くいきますように。だれも怪我しないで済みますように」)
そのまま両手を合わせて戦勝を祈願したあと、深々と礼をする。
「さて、参拝も済んだし、戦いに行きますかね。……っと、その前に着替えなきゃ。流石に振袖じゃ戦闘に不向きだしね」
新調した振袖がさっそく傷物になってしまったら、それも悲しい。
姫恋は着替えのために拠点を経由して、新宿駅へ向かうのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
倉井・尽
戦前に祈りね……暇潰しがてら初詣ってのも良いな
俺は江東区に住んでるから、近くの神社……
「亀戸天神社」で祈るか
有名所を選んだつもりだが、あんま人いねぇな
まぁ、ゆっくり祈れるのは良い事なんだが
何を祈るか決めてなかったな
記憶……は別にいいか。そこまで興味もねぇ
となれば、より多くの敵を地獄に叩き落す事か……?
他に思い付かねぇし、これでいいか
クロノヴェーダ共をぶっ潰せますように、っと
……さて、時間だな。行くか
(「作戦前に祈りね……。暇潰しがてら、初詣ってのも良いな」)
初詣に行ってみてはという提案を聞いて、倉井・尽(素早く・g06027)は住処の江東区にある亀戸天神社をぶらりと訪れた。
春ならば藤の名所である亀戸天神社も、今の時期は寒々しい雰囲気である。例年であれば大勢いる初詣の参拝者が活気を生み出しているのだけれど、今はそれもない。
「有名所を選んだつもりだが、あんま人いねぇな。まぁ、ゆっくり祈れるのは良いことなんだが」
屋台も出ていないから、とても静かだ。それはそれで、静謐な雰囲気に浸れて悪くないとも思う。
ゆっくりと散歩がてら社の前まで行ったところで、尽は何を祈るか決めていなかったことに気づいた。
(「記憶……は別にいいか。そこまで興味もねぇ。となれば、より多くの敵を地獄に叩き落すことか……?」)
改めて自分にとって何が大事か考えてみたけれど、気になるのは、自身が失った新宿島以前の記憶よりも、これからも続く戦いのことだった。
(「他に思い付かねぇし、これでいいか」)
あっさりと祈りを決めて、尽は鈴を鳴らし、手を合わせる。
「クロノヴェーダ共をぶっ潰せますように、っと。……さて、時間だな。行くか」
そして社に背を向けて、足早に新宿駅を目指すのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
ゼット・ノアール
品川区の品川神社へ
「ふむ。祈願をしに神社に参るなど、初めての経験だな」
新宿島に流れ着いてから色々あり過ぎた。
大きな戦いの後でもあるしこういうのも悪くはないだろう。
それにここはかの徳川が出陣の際に戦勝祈願したという。
俺も祈願していこう。 この後の戦いも負けられないからな。
※アドリブ大歓迎です
作戦前に初詣に行くにあたり、ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)は取り戻したばかりの品川区にある、品川神社を目指した。
「ふむ。祈願をしに神社に参るなど、初めての経験だな」
思い返せば、新宿島に流れ着いて以来、数多の作戦に参加してきたものだと思う。あちらこちらのディヴィジョンで戦に身を投じ、昨年末には港区周辺を取り戻すための大規模な「第一次東京奪還戦」に参加したばかりだ。
これまで色々なことがあった。大きな戦いも終えた。寺社仏閣を訪れることなんて無かったゼットだけれども、この機会に参拝してみるのも悪くないだろうと考えたのである。
また選んだ先の品川神社に、徳川家康が関ヶ原の戦いへ出陣する際に参拝して戦勝祈願をしたという逸話を知ったことも、ゼットが参拝してみようと考えた一つの大きな要因だ。
(「俺も戦勝を祈願していこう。このあとの戦いも負けられないからな」)
これから向かう作戦こそ大規模作戦ではないけれど、まだまだ長く続くだろう戦いを構成する要素である。一つ一つ着実に勝って、次へつなげたい。そう願った。
社の前で戦勝祈願を捧げ、ゼットは再び戦場へと向かう。
ディアボロスたちの勝利のために、そして、勝利の先で自分が喪失したモノたちを取り戻すために。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV4になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
モリオン・スモーキー
アドリブ/連携歓迎
新宿「氷川神社」へお参りいたします。
開運厄除の神様でございますし、更に縁の神様もいらっしゃいますし、お礼に参りましょう。
きちんと身なりを整え、作法もきちんと。
二礼二拍一礼を行い、お参りの際に、
「今後の開運、厄除け。また、今日までの縁を結んでくれたお礼」を神様にお祈りと共にお伝えします。
今後も闘いの日々ですから。今日くらいは一息入れて休み、次よりまた参りましょう。
新宿にある氷川神社は、規模こそそれほど大きくはないものの、古来よりこの地にある由緒正しい神社である。
(「開運厄除の神様でございますし、更に縁の神様もいらっしゃいます。この機会にお礼に参りましょう」)
常日頃の縁に感謝し、開運厄除を祈願するのに相応しい神社だと考えて、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は氷川神社に参拝することにしたのだった。
普段から折り目正しい衣装を纏うモリオンではあるが、今日ばかりは神前で粗相のないようにと、一層身なりに気を遣っていた。
一般社会と神域とを区切る境である鳥居で深々と一礼し、静寂に包まれる境内へと足を踏み入れる。手水舎で手を清め、御神前へ。賽銭を入れて、二礼二拍一礼と共に祈願する。
(「伝えなければならないのは、今日までの縁を結んでくださったことへのお礼と、今後の開運ならびに厄除けですね」)
真摯に祈り、再度会釈をして退いた。
これからも戦いの日々は続いていくだろう。次の戦いに身を投じるまで、今ばかりは一息入れて休む。そう決めて訪れた場所で、心身ともに洗われた気がしたモリオンだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
マルケト・キサウェ
港区の豊川稲荷東京別院に向かいます。えーっと……ここですね!
……あれ?名前に『稲荷』とあったので神社だと思っていたんですけど、ここってお寺なのでは?
でも、鳥居もあるみたいですし……神仏習合というやつでしょうか。
まあ、折角なので参拝しましょう。
ここの本尊はお稲荷さん──ではなく、吒枳尼真天ですね。何やら恐ろしげな話で有名な御方ではありますが、今から戦いに挑む身には丁度いいかも知れません。血気盛ん、気合い十分!
おや、弁財天も祀ってありますね。確か、音楽の神様でしたっけ。
今回の敵はラッパを吹いたりするそうですし、音楽を悪しきことに使う輩をとっちめにいく訳ですから、こちらにもご挨拶しておきましょうか。
「えーっと、……ここですね! あれ? ここってお寺なのでは?」
首を傾げているマルケト・キサウェ(docta ignorantia・g03412)が訪れたのは、港区にある豊川稲荷東京別院である。『稲荷』というからには神社だろうと思って訪れたのだけれども、作りはどう見ても寺に見えた。その一方で境内には鳥居もある。
「……うーん、これが神仏習合というやつでしょうか」
やや疑問を思えつつも、せっかく訪れたのだからとマルケトは参拝に向かった。
途中、掲示された由緒を読むと、豊川稲荷における『お稲荷さん』とは『吒枳尼真天』のことなのだという。知識を追い求めるマルケトには、思い当たるものがある。
「何やら恐ろしげな話で有名な御方ではありますが、今から戦いに挑む身には丁度いいかも知れません。血気盛ん、気合い十分!」
白い霊狐に乗った天女の姿は優しげだが、もとを辿ったダーキニーの逸話は恐ろしい。戦勝祈願をするには悪くないと考えながら、参拝を済ませた。
「おや、弁財天も祀ってありますね。確か、音楽の神様でしたっけ」
そのままマルケトが境内を散策していると、小高い岩の上に祀られている弁財天に気づいた。
そういえば、今回の敵はラッパを吹いて災厄を起こすらしい。
「音楽を悪しきことに使う輩を、代わりにと言ってはおこがましいですけど、とっちめて来ますね」
音楽の神からすれば許しがたい相手だろうと、弁財天にも参拝し、勝利を誓う。
「これはもう、負けられないですね」
新たな知識も得られて、マルケトとしては満足だ。マルケトは豊川稲荷を後にして、元気に新宿駅を目指すのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
シル・ウィンディア
※アドリブ・絡み歓迎です
初詣かぁ。
ええと、新年を祝うものだっけ?
せっかくの機会だし、行ってみようかな?
願うは、戦勝祈願と
ちょっとあの人のことを願って。
大切なあの人が、いつでも元気でいられますようにと…
ふふ、ちょっと個人的なことを願っちゃったけど
神様、聞いてくれるかな?
お参りをしたら、のんびり境内を散策してみようかな?
こういう所って、何かの見えない力があるっていうしね
見えない力を、せっかくだから借りていくよ
…うん、不思議と力が湧いてくる感じ
それじゃ、そろそろ行きますか
…新宿島、今からがんばってくるからっ!
さぁ、トレイン、出発してっ!!
(「初詣かぁ。ええと、新年を祝うものだっけ? せっかくの機会だし、行ってみようかな?」)
皆が作戦前に初詣に行くと聞いて調べてみると、新宿駅の近くにもいくつか神社があるようだ。シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)はそのうちのひとつ、花園神社に行ってみることにした。
まずは拝殿を目指して参拝する。願うのは、これからディアボロスたちが戦う作戦の戦勝祈願と、もう一つ、大切なあの人のこと。
(「いつまでも、元気でいられますように……。ふふ、ちょっと個人的なお願いだけど、神様聞いてくれるかな?」)
参拝を終えてもまだ時間はあったから、シルは境内を散策してみることにした。花園神社は新宿という都会の中にあって、ちょっとした異空間である。喧騒から切り離された静謐さが、ここにはあった。
(「こういうところって、何かの見えない力があるっていうしね。見えない力を、せっかくだから借りていくよ」)
境内の片隅で目を閉じて、深呼吸をする。しばらくそうしていると、身体中から不思議な力が湧いてきたような気がした。同時に、静まった自分の心を感じる。
これなら、ベストコンディションで作戦に挑めそうだ。
「……新宿島、今からがんばってくるから!」
シルは目を開き、新宿島に生きる仲間たちすべてに挨拶するような気持ちで気合を入れた。
さあ、いよいよ出発のときだ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV6になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
ルイーズ・アルベリス
新年早々から景気のいい音を響かせてくれればいいのにいきなり景気の悪そうなもの降らせちゃって。
ほんと…お年玉なら良い物をくれればいいのに。そんな悪い子にはこの俺が冷たいお年玉をくれてやる!
ただただ剣で切るだけじゃないのさ、俺の【パラドクス】を用いた魔法を見せてやる!
この魔法は前方広範囲に沢山の氷のつぶてを発射できるのでな、降ってくるものを打ち落とすにはちょうどいいんだよな。
沢山振って来ても【高速詠唱】にはいささか自信がある。素早く、連続で詠唱して人の居る所に降ってきそうな礫を片っ端から撃ちおとしてやるよ!
ネリリ・ラヴラン
まったくもう…振ってくるのは雪だけで良いんだよ。
雹は許せる範囲かもしれないけど、火とか血は季節感もあったものじゃないよね。それ以前の問題かもしれないけど…。
【飛翔】の効果を使わせて貰って、高い場所で迎撃するよ。
ラッパの音ではじまりは解るんだろうけど、飛来する雹や火の位置へ、【神速反応】で飛来物の集中場所に気づいて空中戦で位置を調整だね。
落下するのを待つより、迎えに行って高速詠唱を使って瞬時に”常闇の帳”を展開して受け止めるよ。
PDの自動反撃は相手がいないから意味が無さそうだし、受け止めたらすぐに連続詠唱→高速詠唱で次の帳を作り出して、止むまで繰り返し受け止められたいね。
アドリブや連携は歓迎だよ
遠くより、戦場にラッパの音が響き渡る。戦場の何処にいても耳に届くラッパは、災厄とともにやってきた。
江戸川橋南側付近に展開したディアボロスたちは、落ち着く暇もないままに、災厄と対峙する。
「まったくもう……降ってくるのは雪だけで良いんだよ」
ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、ぼやきながら宙へと飛び上がった。この災厄がもたらすものは、血が入り混じった雹と火である。ただの雹ならば、まだ許容できなくもないけれど。
「火とか血とかさ、季節感もなにもあったもんじゃよね! ……それ以前の問題かもしれないけど」
「はは、新年早々こうも景気が悪くなりそうなもの降らせちゃってさ、堪んないよ。景気のいいラッパだけ響かせてくれりゃいいのにな!」
ネリリは空へと迎撃に向かったが、ルイーズ・アルベリス(会社の臨時役員のお姉さん・g00440)は騎士らしく地上に残された者たちを厄災から守るために、路上を駆け抜ける。
落下点の上空に到達したネリリは、優しげな赤い瞳を精一杯鋭くし、天頂を見上げた。両手を振り上げて、墜ちてくる災厄に意識を集中する。
「そこだっ――!」
ネリリが降り注ぐ災厄を視認してから、常闇の帳を展開するまでのラグは殆どない。日中に広がった闇は、雹や火が地上に被害をもたらす前に包み込み受け止めた。
だが、それで災厄は終わらない。一度広げた帳にはこだわらず即座に廃棄。
「次は、そこっ!」
空中を飛び回りながら、次々と新たな帳を広げていく。
それでも受け止めきれない災厄に、地上に立つルイーズが剣の切っ先を向けた。
「ただただ剣で斬るだけが能じゃないのさ。俺の魔法を見せてやる!」
災厄を切って捨てるのではなく、魔法陣を描き出すために、詠唱とともに剣が振るわれた。そして完成した円い魔法陣が白く輝き、氷の礫が次々と撃ち出されていく。重力に逆らって飛びゆく礫は、雹を砕き、火をかき消して、空へと消えた。
「高速詠唱には、いささか自信があるんでね。片っ端から撃ち落としてやるよ!」
降りしきる災厄を打ち消すため、二人は陸と空からパラドックスを連鎖発動し続けたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
モリオン・スモーキー
連携/アドリブ/連携歓迎
いざ参ります。危険といえど力を併せれば問題はないでしょう。
【飛翔】を使い、高所で対応。
飛翔してくる雹は<風使い>で対応します。風使いで吹き飛ばしましょう。
火には【冷気の支配者】で対応を。これと<氷雪使い>で消して回ります。
とにかく、飛来してくるものを消し、飛ばし、味方に当たらないように動き回りましょう。
多少の傷は問題ございません。対処が優先です。
乗り越えましょう。共に。
【心情】
我々はこの程度の災厄に負けるとでも思われている様子ですが、それは心外です。
この程度でなめないでいただきたいものです。
先陣の支配者達は我々の力をなめたが故に倒されたのだと教えて差し上げましょう。
倉井・尽
また火とかが降ってんなァ……
被害が出ねぇ内にぶち壊して置くか
随分とまぁ『飛翔』が強化されてんな
折角だしこれを駆使して【クイックアサルト】を使う
戦闘前に使用武器がバレるのも嫌なんで『アイテムポケット』で獲物を隠しつつ、雹と炎を処理するぜ
可能な限り高い場所から飛来物を迎撃する
雹は「SH改」で弾丸をばら撒き、炎は「桃花」を振って切り払う
相変わらず数が多い……
さっさと終わらせて戦闘に向かいたい所だ
シル・ウィンディア
トランぺッター…。今回も炎と雹か…
まぁ、おとさせるわけにはいかないよね。
飛翔で上空に舞い上がって空中戦っ!
第一目標は、戦っている味方のいるエリアに雹や炎をおさせないことっ!
世界樹の翼をtype.Cに変形させてから…
氷雪使いで氷属性を、火炎使いで炎属性を誘導弾に付与してから
雹には炎の誘導弾、炎には氷の誘導弾をそれぞれあてに行くよ
手が足りなかっても、連射で出来るだけ撃ち落としていくよ
撃ち落としそびれて味方の位置に落ちそうなものには
真下に入り込んでから、精霊乱舞連弾!
それも抜けてきたら、結界術で防御を固くしてから
わたし自身を壁に防ぐね
痛いけど…、防いだからね。
さぁ、ここから反撃だっ!!
「また火とかが降ってんなァ……」
「今回も炎と雹か……」
倉井・尽(素早く・g06027)も、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)も、ラッパの音によってもたらされた災厄を見るのが初めてではない。違う形の災厄も、降り落ちる雹と火にも居合わせて、そのいずれにも勝利した。
「この程度の災厄で我々が片付くと思われているのなら、心外です。我々を甘く見ているということですからね」
「そいつは違ぇねェ。ま、被害が出ねぇ内にぶち壊して置くか」
冷めた表情でモリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)がこぼした言葉を聞き、尽は薄く笑った。たしかにこんな災厄に、いつまでもかかずらっていたくはない。
「うん、街の中に落とさせるわけにはいかないよね」
「先達て敗れた支配者たちは、彼我の力を見誤ったがゆえに倒されたのだと教えて差し上げましょう」
幸いにしてこの場には、ディアボロスたちが連鎖させた飛翔の力が渦巻いている。
三人は災厄を迎撃するべく、空を目指した。
シルは魔力で編まれた翼を大きく羽ばたかせて、戦場を優雅に飛翔している。一度地面近くまで降りて、降下する災厄の真下に回り込んでから、射撃モードへと変形させた長杖を上空に向けて構えた。
長杖に魔力を流し込むと、突き出された先端の周囲に魔法陣が展開されて、くるくると回りだし――。
「雹には火属性、炎には水属性の魔力弾で……っ」
大地を背にしたシルの長杖から、魔力の弾丸が次々と撃ち出され、降りしきる災厄を落とすべく空を切り裂いていく。個々の弾丸はそれぞれ狙う獲物に向けて複雑な光跡を曳いて飛び、雹を砕き、あるいは火を消し止めていった。
シルがばらまく弾丸の間を縫って、尽とモリオンの二人は雹や火に近づいて確実に落とすことを狙った。
(「どうせ、どっかで見てんだろ?」)
クロノヴェーダと交戦する前に手の内を明かすこともないと、尽は己が使う得物を見せない。異空間に隠された武器が姿を見せるのは一瞬のこと、役目を終えたら即座に異空間にしまわれてしまう。
ましてや、それが全速力で宙を飛び交いながら行われるのだから、視認は困難だ。遠目からでは、何もないところからばら撒かれた弾丸で雹が砕かれ、前触れもなしに火が散らされたようにしか見えるまい。
モリオンは、右手の内にブルートパーズの原石を握りしめていた。宝石を媒介として魔力を変質させるためだ。ブルートパーズを通じ、氷属性となった魔力を、左手に握る刀に纏わせて振るう。
「斬撃よ、飛びなさい!」
凍てつく斬撃を放っては雹を砕き、間近を落ちる火はそのまま切り裂く。
「どんな危険だろうと、力を合わせれば問題ないでしょう」
あくまで冷静に、互いの間隙を補い合って網の目を細かくし、災厄は一欠たりとも逃さない。
「相変わらず数が多い……」
ぼやきながらも、尽はその手を休めずに次々と撃ち落としていく。
「痛いけど……、防いだからね」
「対処が優先です。乗り越えましょう、共に」
ときには己の身体を盾にしてでも、仲間への被害を防いだ。
「さっさと終わらせて、戦闘に向いたいぜ」
「たっぷりと反撃しなきゃね!」
眼下に見えるクロノヴェーダたちの進軍は、ゆっくりとしたものだ。
この災厄が途切れた時が、彼らの命運が尽きるときに違いない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【飛翔】がLV7になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
【ヨアケ】で参加
ラッパの災厄も神社の効果でなくなるとかあればよかったのにな……
まぁ、力技で押し返せばいいのだろうけど
『結界術』にて敵の火と雹から体を守るように自身に結界を施しその後【飛翔】を使い空へ飛び立つ。
空から『空中戦』を用いながら【冷気の支配者】で敵周辺の温度を下げ『氷雪使い』にて火は消していき仲間に当たらないようにしながら《氷雪舞》を敵へと放つ。味方に雹が当たりそうになったら『風使い』で当たらないように消し飛ばしていく。
仲間は傷つけさせないわ!傷つくのは一人で十分よ!なんてたまにはちょっとカッコつけてもいいでしょ?
私達には守るべきものも取り戻すべきものもたくさんあるの
ゼット・ノアール
「目標捕捉。一つ残らず消滅させる」
【ヨアケ】参加
【飛翔】を使い空中戦で降下してくる火と雹を迎撃する。
ビットを統率して降下位置を看破しながら臨機応変に展開。
主に雹を狙ってゼットビットで弾幕を張る。
火炎使いで炎弾を発射し、取りこぼしのないよう追跡させて撃ち落とす。
自身に迫るものは味方の居ない方へ衝撃波で上に跳ね返していく。
そして迎撃、と繰り返しだ。
…桜がカッコつけ過ぎたら負傷度合でゼットエイビスの鉄の翼で覆うか。
※アドリブ連携大歓迎です。
「ラッパの災厄も、神社のご利益で消え去るとかあればよかったのにな……」
「それでは俺たちの怒りが向かう先があるまい」
「つまり、怒りを込めた力技で押し返すってことね?」
「ふ、そうだな」
ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)は、桜・姫恋(苺姫・g03043)の言葉を聞いて苦笑する。たしかにパラドクスを災厄にぶつけて相殺するのは力技と言えるかもしれない。
姫恋とゼットは連れ立って空を飛び、災厄に立ち向かおうとしていた。
「さて、やるか」
ゼットは自立動作する小型の砲台『ビット』を周囲に射出した。雹や火が落ちる位置を予測し、ビットに先回りさせて弾幕を張る。
「目標捕捉。一つ残らず消滅させる」
狙うのは、おもに雹だ。分散配置したビットからの火線を集中させて逃さず砕き、危険のないサイズになるまで粉砕していく。
ゼットが積極的には狙っていない火は、姫恋の担当だ。姫恋は何かを抱きとめようとするように、柔らかに両手を広げる。それとともに腕の間に魔力が渦巻いて、大きな氷塊の形をなした。
「――凍てつきなさい」
浮かぶ氷塊とともに戦場を飛び、火とすれ違えば、氷塊から氷の礫が降り注ぐ。雪の幻影を纏う氷の礫が降る様は、こんな災厄の中でなければ、さぞ美しい光景であっただろう。
それで間に合わない分には、自らの身体を盾にしてでも止めに行った。
「仲間は傷つけさせないわ! 傷つくのは一人で十分よ!」
降りしきる災厄の只中で、自分に当たるものはそのままに、周囲を抜けていく災厄へリソースを注いで止める。高速で飛び交うことで、身を犠牲に広範囲をカバーできるから。
――不意に、姫恋の上に影が落ちる。ゼットが飛行補助ユニットの翼で、姫恋を覆ったのだ。
「いくらなんでも無理しすぎだ」
「えー、たまにはちょっとくらいカッコつけてもいいでしょ?」
「……カッコつけるのもいいが、程々にしておいてくれ」
真顔で苦言を呈するゼットに、姫恋はおどけた表情を見せてから、笑みを消してつぶやいた。
「私達には守るべきものも、取り戻すべきものも、たくさんあるの。足踏みなんてしていられないわ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV3になった!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV5になった!
瀧夜盛・五月姫
【新参修羅】、だよ。
アドリブ、連携は、歓迎、だよ。
なにこの、朝の鳥も、鳴いて逃げだすような、空を劈く、不快音は……?
っ?! これが例の、トランペットの音?
【呪詛】に塗れた、地獄の猛火を【召喚】。
雹は、溶かせ。炎は、押し返せ。
日本武尊は草薙剣よろしく、迎え火で応戦、するよ。
一粒たりとも、地、触れさせて、あげない。
全部全部、蒸発、しちゃえっ。
燐寧さんに、炎や雹が過度に襲うなら、炎の蛇を操って燐寧さんを巻くように護る、よ。
一里塚・燐寧
【新参修羅】で一緒に
※アドリブ連携大歓迎
特等席で高みの見物、ついでにリモートで攻撃なんて、中々いいご身分じゃんか
あいにくこっちは年始から現場出動なんだよねぇ!
【飛翔】に【エアライド】を組み合わせて
降り注ぐ霰と火の合間を縫う「最適な移動経路」を通りながら飛ぶよぉ
そして巨大鎖鋸剣≪テンペスト・レイザー≫で
霰と火を斬り払って【粉砕】したり
分厚い刀身を盾にして迎撃しちゃおう
剣だけだと撃ち漏らしてしまいそうな分の霰と火は
『自律呪霊弾』で【呪詛】宿す怨念で出来た鬼火を射出して
ぶつけ合わせて相殺することによって迎撃を試みるよぉ
同行中の五月姫ちゃんを筆頭に仲間が被弾しそうなら
剣を盾代わりに積極的に庇うねぇ
「なにこの、朝の鳥も、鳴いて逃げだすような、空を劈く、不快な音は……? っ?! これが例の、トランペットの音?」
瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は、両手でそれぞれの耳を塞いで眉をしかめる。だが、ラッパを吹き鳴らす本体は、この戦場に姿を見せてはいない。
「特等席で高みの見物、ついでにリモートで攻撃なんて、中々いいご身分じゃんか。あいにくこっちは年始から現場出動なんだよねぇ!」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は姿を見せないトランペッターに皮肉を飛ばしながら、鎖鋸剣のスターターを引く。
燐寧の身の丈よりも全長がありそうな、あまりにも巨大な鎖鋸剣である。その動力に火が入り、甲高い唸りを上げて、鎖状の刃が始動した。
「いっくよぉ~!」
そして燐寧は凶悪な得物を引っさげて、赤く染まる空へと飛び上がっていった。
一方の五月姫は地上にあって、呪詛を紡ぐ。すると五月姫の周囲が、降り注ぐ火を凌ぐ勢いの業火に埋まった。迎え火で火攻めを退けた日本武尊かのごとく、彼女は炎の中に立つ。
五月姫がゆっくりと右手を上げれば、炎が呼応して蛇のように鎌首をもたげた。鎌首は一つだけではない。8つではまだ足りぬ数の鎌首が、一斉に空へと伸びていく。
「――雹は、溶かせ。炎は、押し返せ」
炎の蛇がその長大な身体で空を薙ぎ、雹も、火も全て一緒くたに己が身体の中に飲み込んだ。
「一粒たりとも、地、触れさせてあげない。全部全部、蒸発、しちゃえっ」
五月姫の決意を乗せて、炎の蛇たちが空を埋め尽くす。
「わたしも負けてられないなぁ!」
周囲を占める炎の蛇たちに赤く照らされながら、燐寧はその間隙を駆け抜ける。見えない足場を蹴り飛ばし鋭角に角度を変えて、江戸川橋上空を飛び回る。
降りしきる雹や火に真っ向から飛び込んで、その合間を滑り抜けて鎖鋸剣を振るった。
雹が鎖鋸剣に触れたなら跡形もなく砕け飛び、火は為すすべもなく散らされる。鎖鋸剣を立てて薙げば、その分厚い刀身が通り過ぎる間にあるもの全てが、まとめて叩き落された。
それら細切れにされた屑も、炎の蛇がすべて飲み込んでいく。
「五月姫ちゃん、大丈夫?」
「燐寧さんも無理しないで」
互いの死角をかばい合い、一欠片も残さず災厄を打ち消していく。
江戸川橋には、二人の修羅がいた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
赦蜘・九朗
連携・アドリブ歓迎
アリアさん(g00278)に同行や
たのんます…(手を合わせて願いをしようと…ラッパの音)…チッ
うっさいわっ!初詣出逃したやん!
うわぁ…アリアさーん?1人で突っ走ったらアカンよー…って聞いてへんか…(社畜はため息と共にガックリと肩を落とし、走り出すアリアを追った)
…行くで《鋼》、出番や
(あー幸せになりたい…)
【行動】
《鋼》(有刺鉄線型寄生体)と共に不規則に出現する《鋼》の分身を足場や敵の行動妨害にしつつ、《青く蒼き藍》で連撃を繰り出す【アヴォイド】でのHit&Way戦法。
連携が取れそうなら、なるべく罵声や煽りで目立ち、攻撃を自身に向けさせたり、アリアに足場を作って他は合わせる。
アリア・パーハーツ
くろちゃん(g03801)と参戦、連携・アドリブ歓迎
んもー…ラッパが五月蠅い!
正月らしく御筝とか!和太鼓にしろっつーの
沢山いるぅー…
おらぁ落ちて来いやぁ!
「独鈷杵」の鎖を利用して、ガードエンジェルを地に引き摺り落とす
ぶん回して、絡め取って、さあ神様とやらに助けを求めてみたら?
お、くろちゃんナイス!
飛んでる敵に翻弄されたり届かないとイライラするけど、
足場を作ってくれたらこっちのもん!
【飛翔】も利用して高く飛んで、ボク様の出番だぞ!
体勢を整える暇を与えず「独鈷杵」で力任せにぶっ叩くのだぜ
「切り札」で物理攻撃、翼ごとぶち抜く勢い、守りの壁は壊すもの
反撃は武器で防いだり頑張って避けつつ攻撃あるのみ!
江戸川橋南側の一角、道端にある小さな社の前で、赦蜘・九朗(死んでも社畜・g03801)は手を合わせて祈りを捧げていた。
「今年もたのんます……」
これが九朗にとっての初詣だったが……、江戸川橋周辺はクロノヴェーダが吹くラッパによってもたらされる災厄の真っ最中だ。九朗が願いの言葉を胸中で告げるよりも早く、耳障りなラッパの音が鳴り響いた。
「うっさいわっ! 初詣逃したやん!」
「ほんとに五月蝿い! 正月らしく御筝とか! 和太鼓にしろっつーの」
毒づく九朗に同調し、アリア・パーハーツ(狂酔・g00278)がどこかピントのボケた台詞を吐き捨てて駆け出した。向かった先は今回の作戦における争点、江戸川橋だ。
「うわぁ……、アリアさーん? 1人で突っ走ったらアカンよー……って聞いてへんか……」
アリアの背中に呼びかけても、一切振り返らずに走り去ってしまった。九朗はため息を一つつき、しょぼくれた背中を丸めて後を追う。
「沢山いるぅー……」
江戸川橋にたどり着いたアリアが見たのは、橋の上を埋めて前進してくるクロノヴェーダの姿だ。白い制服を纏い、前後左右そして上下にまで折り目正しい隊列で、ゆっくりと橋上を攻め寄せてくる。
「おらぁ、落ちて来いやぁ!」
そんな隊列の真上を目掛けて、アリアは遠慮なく巨大な独鈷杵を投げつけた。そして力任せに鎖を引き、数体のガードエンジェルを、地上へと引きずり下ろす。
「神様とやらに助けを求めてみたら? ほんとに助けてくれるならね!」
アリアを視認したガードエンジェルたちは、抜き放ったサーベルで一糸乱れぬ斬撃を繰り出して反撃してくるが、言ってしまえばそれだけだ。災厄まで合わされば苦戦は免れなかっただろうが、災厄は仲間のディアボロスたちが抑えてくれているから、地上での活動に一切影響はない。
ようやく追いついた九朗は、すでに始まっている大立ち回りに、ため息をもう一つ。それで気分を切り替えて、真剣な眼差しになり、有刺鉄線の容をした《鋼》を繰り出した。
「……行くで、《鋼》。出番や」
「お、くろちゃんナイス!」
《鋼》は敵の前に広がって、整然とした隊列を乱していく。伸びる《鋼》を足場にして敵中を抜け出したアリアは、そのまま宙へと飛び出した。
「守りの壁だろうと何だろうと、ぶっ壊すのみ! そら、どっこいしょー!」
そして手元に引き寄せた独鈷杵を、クロノヴェーダの頭上へと力任せに振り下ろす。
九朗は、橋の上で着地したアリアの上に《鋼》の網をかぶせて反撃を遮断しつつ、側方から幾本かの短剣を投げつけて敵の注意を引いた。
「あんたらの相手は、こっちにもおるで」
「くろちゃん、もう一回よろしくー!」
その間に抜け出したアリアは、九朗に対し暢気に手を振っている。
(「人の気も知らんと、あー幸せになりたい……」)
胸中でぼやきながら、九朗はアリアの周囲へさらに《鋼》を展開するのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
マルケト・キサウェ
敵は広範囲に影響を及ぼしてくる様子。災厄に対応頂いている方々を信頼してはいますが、万一でも地が燃やされれば大変です。
しかし単なる放水等での対処は不可能……いや、何事もやりようはあります!
江戸川橋付近の消防署へ密かに向かい、《リジー・ボーデンは斧を取り》を使用。消防車をお借りします。
普通車の運転すら未経験の身ですが、【操作会得】の力を信じて出陣です!
橋まで急行し、道を塞ぐように停車!そして『一般法則破壊』の影響を無効化する力を付与しつつ敵群目掛けてホースで放水!
何せ敵は通常の物理現象の類を無効化出来る身。一見ただの放水にしか見えないこの攻撃なら、少なからず油断させた上で初撃を当てられるはずです!
ルイーズ・アルベリス
アドリブ/連携歓迎
マルケト・キサウエさんの作戦に便乗して攻撃を仕掛けるとするか。
敵からすりゃ卑怯に見えるだろうが卑怯というのは褒め言葉にしかならねーよってな。
ただの消防車を上手い事攻撃に利用するってのは良い案じゃないか、ありゃただの水にしかみえねーだろうからな。
敵が油断して混乱している所に【高速詠唱】で素早く呪文を唱えて2発目のパラドクスをぶち込んでやるか。敵が油断しなくてもどのみち水で視界が遮られるだろうからな。そこに飛んでくる暗夜の礫には対応できないだろうな。
大量の氷の礫を雨の如くばら撒いて追い打ちをかけて更にひっかきまわしてやろう。
ディアボロスたちの活躍で、戦場に降る雹や火は、何の問題もない程度に抑えられている。その間隙を縫って、マルケト・キサウェ(docta ignorantia・g03412)は敵の本陣を目指す。そこでは、『煉火獄下兵』がアヴァタール級クロノヴェーダの周囲を固めているという。
「敵は炎を纏った敵、万が一にでも、街が燃やされたら大変です。しかし、単なる放水等での対処は不可能……」
それは、パラドクスによるものではないから。人類が生み出した、どんな強大な破壊力だって、パラドクスでない限りは『一般法則破壊』の前に無力だ。
「いえ、何事にもやりようはあります!」
マルケトは敵本陣を目指す前に、寄り道をすることにした。最悪でも消火栓、だがどうせならと消防署を探す。見つけたのは小さな分署だったけれど。
「ありました、消防車! お借りしますね!」
車庫の中にある消防車の運転席に乗り込み、ハンドルを掴む。免許なんてもちろん持ってないし、普通車の運転すらしたことはない。運転の経験なんて、せいぜい遊園地のゴーカートくらい。
それでも『操作会得』の力で触れば、クルマそのものが操作を補助してくれる。マルケトは促されるままにクラッチを繋いで、アクセルペダルを踏み込んだ。
江戸川橋付近の敵本陣近くにいたルイーズ・アルベリス(会社の臨時役員のお姉さん・g00440)の傍へ、消防車が猛スピードで突っ込んでくる。
思わず身をそらすルイーズの前で、急ブレーキを踏んだ消防車はスリップしたが、巧みにコントロールされて車体を敵の前に横付けして止まった。
止まった消防車から、マルケトが飛び降りて放水ポンプに取り付く。ルイーズはそこで彼女の意図を理解して、感嘆の声を漏らした。
「マルケトさん、便乗させてもらうぜ! ありゃただの水にしか見えねーだろうからな」
ルイーズは煉火獄下兵の前を、あえて姿を見せて横切った。消防車ではポンプを抱えたマルケトが何かしようとしているが、そんなものよりもこちらが脅威だろうと、発動しかけのパラドクスを見せつけながら。
案の定、敵はルイーズに注意を奪われた。
その隙に、マルケトは放水を開始する。それは、本来なら意味のない攻撃のはずだった。精々、一瞬気が引けるかどうか程度で終わるはずだった。
(「きっと、そう見えてますよね。ただの放水にしか見えませんよね!」)
でも、この一瞬だけ、マルケトが触れてからのごく短い時間だけは、この放水もまたパラドクスだ。勢いよく放たれた水飛沫は敵兵が纏う燃える炎を弱めたばかりか、敵兵自身を吹き飛ばした。
そして舞った水飛沫が、敵の視界を覆い尽くす。そのわずかな間に、ルイーズは反転してクロノヴェーダへと身体を向けていた。
(「敵からすりゃ卑怯に見えるだろうが……、卑怯ってのは褒め言葉でしかねーよってな」)
伸ばした手の先で、発動しかけたままだった魔法陣が完成し、氷の礫が放たれる。
「2発目をぶち込んでやる! 暗夜の礫、見切れるもんなら、見切ってみな!」
意味のないはずの放水に陣を乱されて、煉火獄下兵たちは混乱している。そこへ雨の如く降り注いだ氷の礫が、煉火獄下兵たちの混乱をさらに助長し、大混乱へと陥れたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
【使い魔使役】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
ネリリ・ラヴラン
やっと飛んでくるものは無くなったんだね。
つまり、今がチャンスってことだわ。
【飛翔】を存分に使うよ。重なった効果で得られる速度が欲しいわ。
一人づつ丁寧に相手にしてられないし、頭上を高速で通り抜けながら【高速詠唱】と【連続魔法】で”潰えし願い”を集まっている所を選んで次々に展開。【冷気の支配者】で更に低温化させながら猛吹雪の影響下に置いていくよ。
追撃は【神速反応】と【空中戦】で避けるけど、そも速度で振り切るのが一番ね。受け反撃に長けた敵なら、寧ろ一方的に撃てるんじゃないかなって。
ネリリちゃんが、ほんとうの災厄をみせてあげるよ…。
この台詞かっこいいんじゃないかな、使ってみよう。
アドリブや連携は歓迎ね
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
さて、ラッパーは対処したしここからは敵をただ倒すのみね。
まぁ、まとめてお掃除するにはこのパラドクスかなー
《飛翔》にて空へ[空中戦]使用し敵の上空に向け銃を放つ。
敵の頭上から桜の花びらの幻覚がかけられた弾が降り注ぎ敵を次々と撃ち抜いて倒していく。
ねぇ、もっともっと楽しませてよいいわよね?
「ラッパの災厄に対する対処はもう十分でしょ」
「うん、もう飛んでくるものを気にする必要はなくなったね。つまり、今がチャンスってことだよ」
「ええ、あとは敵をただ倒していくだけね」
すでに災厄への対応は十分だ。今ならば、この江戸川橋上空を横槍を入れられることもなく、好き勝手に飛び回ることができる。
だから桜・姫恋(苺姫・g03043)とネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)のふたりは、橋の上を占領するガードエンジェルどもを一息に排除するために、空へと揃って飛び出した。
幾重にも重ね合わされた『飛翔』の効果による伸びしろは高く、橋上の敵があっという間に近づいてくる。
ネリリはそのまま速度を緩めることなく、突き進んだ。このままでは頭上を通り過ぎてしまうという、その刹那。
(「一人ずつ丁寧になんて、相手してられないよね」)
一瞬の詠唱で発動したパラドクスが、橋の上に猛吹雪を巻き起こし、クロノヴェーダたちを氷点下の世界へと誘った。
続く姫恋は、敵の頭上で急速に上昇する。
(「まぁ、まとめてお掃除するには、このパラドクスかなー」)
眼下に見える猛吹雪によって隔絶された空間へと二丁のリボルバーを向けて、トリガーを連続で何度も引いた。途切れることなく続く発射音とともに、数多の銃弾が雨のように降り注いでいく。
その弾丸は桜の花びらの幻想を纏い、花吹雪となって殺到した。極寒の冬の世界で、狂い咲いた桜が舞い、クロノヴェーダの命を散らす。
「ねぇ、もっともっと楽しませてよ! いいわよね?」
遥か下の敵を見下ろして叫びながら、トリガーを引く指は止めない。
そして一度は通り過ぎたネリリも、大きく弧を描いて向きを変え、すでに江戸川橋へと戻ってきている。
敵が展開する障壁も、空間を飛び跳ねるような鋭角的な軌道で躱し、再び敵の頭上へ。
「ネリリちゃんが、ほんとうの災厄を見せてあげるよ……!」
思いついた台詞を放ちながら、再度の攻撃を放つ。
(「――セリフ、決まったかな? これはわたし、格好いいんじゃない!?」)
クロノヴェーダたちを吹き飛ばしながら、内心ではそんなことを考えていたネリリだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】がLV3になった!
【操作会得】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ダブル】LV1が発生!
倉井・尽
次はトループス級か
数が大量だが問題はねぇだろう
名前通り、防御タイプの大天使か
翼に魔力を込めて硬化ね……なら魔力勝負と洒落込むか?
【ストームブレードⅡ】を使う。風刃による斬撃でバラしてやる
そして敵の攻撃……というより防御対応だな
風刃は防御無視の魔術なんで、当たれば防御は出来ねぇ
仮に受け止められて反撃されても臨機応変に回避
兎に角、大勢の敵を巻き込める様に立ち回るぜ
あまり時間は掛けられねぇんでな
素早く終わらせる……無駄に足掻くなよ?
アンゼリカ・レンブラント
援護するよ!喇叭を凌いだ仲間は本当に凄いと思う
私も、頑張りに続くっ
ガードエンジェルへパラドクスの【突撃】!
【貫通撃】を狙うけど、受け止められてもすかさず
方向を反転、【フェイント】も駆使して
敵を攪乱させつつ攻撃を叩き込んでいこう
時には【グラップル】で敵を抑え込んだ間に
仲間に攻撃を叩き込んでもらう、など
【臨機応変】に動いていこうっ
突破を狙っていくけど、その中でも
大勢に囲まれないように注意して
逆に仲間と狙いを合わせていこう!
私の【勇気】はどばどば湧いて来るんだ。
負けるかっ!
相手が弱ってきたところで
【呼吸法】でしっかり力を溜めて―
全力の《光輝勇突撃》!
敵陣に風穴を開けるよ!
さぁ、この調子で殲滅しようっ
江戸川橋上を攻め寄せるトループス級クロノヴェーダ『ガードエンジェル』は、ディアボロスたちの猛攻により、その数を随分と減らしていた。
だが、まだ無視できるほどの状況ではない。
「いい加減ケリをつけてやろうじゃねえか」
倉井・尽(素早く・g06027)は、江戸川橋の上を駆けて敵との距離を詰めていく。
眼前で乱された陣形を再構築しようとしているガードエンジェルは、防御に優れたクロノヴェーダだという。
(「魔力を込めて翼を硬化させ、敵の攻撃を受け止めるってわけね……。なら、魔力勝負と洒落込むか?」)
尽は視界に入った敵の姿を観察し、対処を即座に決めた。速度を緩め、仕掛ける間合いを計る……。
「まだちっと数が多いが、問題はねぇだろう」
「援護するよ!」
その横を、光を身に纏ったアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が追い抜いていった。
(「ラッパの災厄を凌ぎ切った仲間は本当に凄い。私も、その頑張りに続くっ」)
アンゼリカの心には、この状況を形作った仲間たちへの敬意がある。その想いを敬意に変えて、固めた拳を引き放ち、僅かの躊躇もなく敵群へと飛び込んだ。
ガードエンジェルたちも互いに支え合った防御態勢でアンゼリカを弾き返そうとするが、アンゼリカが放った拳の衝撃が、万全のはずの防御を打ち砕く。アンゼリカはそのまま乱れた敵の間へと割り入り、周囲を囲まれた状況で巧みに立ち回っている。
敵は躍起になってアンゼリカを排除しようとしているが、彼女のフェイントを織り交ぜた動きに乱されていた。加えて、今にも放たれようとしている尽の魔術にも対応しなければならないのだ。アンゼリカだけに集中していられる状況ではない。
最も手前にいるガードエンジェルは再び翼に魔力を込めて、ディアボロスの2撃目に応じようとする。
「あまり時間は掛けられねぇんでな、素早く終わらせる」
尽は守りを固める敵の正面へ、何の小細工もなしに魔術を放った。
それは風の刃だ。周囲で渦巻いていた魔力が風の刃を形作り、纏う凍気が刃のエッジを尖らせる。放たれた刃は弧を描き、敵陣を斜めに横切った。
「……無駄に足掻くなよ?」
不幸にも風の刃の前にいた敵は、反撃に移る礎のはずだった翼ごと切り裂かれて弾け飛ぶ。風の刃はそのまま数体の敵を巻き込んでから掻き消えた。
「とぅーっ!」
さらにアンゼリカの掛け声とともに、爆発音が響く。敵が固めていたはずの隊列が内側から吹き飛んで、輝くアンゼリカの姿が露わになった。
「さぁ、この調子で殲滅しようっ」
「ああ。すぐに終わるさ」
そして程なくして、江戸川橋上からは敵影が消え去ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV4になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV6になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
シル・ウィンディア
大軍は任せて、護衛部隊の方を頑張るよっ!
さぁ、大立ち回り行くよっ!!
炎型の天使さんなら…
こっちは、氷型の魔法を、新魔法を試させてもらうよっ!
飛翔で上空に舞い上がって、空中戦を挑むよっ!
右手に世界樹の翼type.Cモードにして、氷雪使いで氷属性をオーラ操作で纏わせた、誘導弾を連射して、吹き飛ばしを試みるね
そのまま、残像を生み出しつつ、敵軍の周りをぐるぐる回っていって…
高速詠唱で隙を減らしてから、氷雪烈風撃!
さぁ、みんな凍っちゃえっ!!
敵パラドクスは、飛翔での空中戦で回避を試みながら、致命箇所を結界術で防いでいくね
…ふぅ、つかれたぁ~
あとは、あなただけだよ、天使様?
覚悟いいよね。
『月光の慈眼・サラカエル』の周囲を固める煉火獄下兵にも、いよいよ最期の時が訪れようとしていた。
「さぁ、大立ち回り行くよっ」
気合とともに、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は敵の周囲を飛翔する。煉火獄下兵も炎の翼を広げて空を飛び、戦闘はドッグファイトの様相となった。
敵は槍を振りかざして貫かんとしてくるが、シルは速度に任せて一気に引き離す。それから高く上昇して反転し、敵の燃える姿を視界に収めた。
「炎型の天使さんなら、ちょうどいいや。氷型の、新魔法を試させてもらうよっ!」
白銀の長杖を小脇に抱え、先端を敵に向けて固定する。高速飛行で揺れる中、腕に頬を寄せ、敵へと照準を定めた。
――そして間髪を入れず長杖に魔力を込めて、詠唱を完了する。
「凍てつく水よ、悠久を舞う風よ、我が手に集いて力となり、障害を吹き飛ばせっ!」
長杖の先から放たれた魔力塊は、着弾と共に破裂して最初に凍気を、敵の動きを鈍らせたところで遅れて風の刃を振りまいた。
翼も身体も切り裂かれた敵は神田川へと力なく落下していき、水柱を挙げて川底へ沈む。
「……ふぅ、つかれたぁ。あとは、あなただけだよ、天使様? 覚悟はいいよね」
シルは敵の最期を見送ってから汗をぬぐい、最後に残されたアヴァタール級へ長杖の先を突きつけたのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV5になった!
効果2【先行率アップ】がLV7になった!
ゼット・ノアール
「敵性存在、首魁『月光の慈眼サラカエル』…攻め入った割に
これだけ守られているとは。俺達に勝つ自信がないようだな」
所詮は分身体。力尽きれば消える存在に憐れに思われる筋合いはない
飛翔も重なりに重なって相当な速度だ
空中戦技能で制御しつつ鎖と衝撃波で動きを阻害し
隙を狙ったゼットンによって塵も残さず消えるといい
敵の攻撃は念動力で操作する鎖で受け止めて軽減
鎌の接近攻撃は逆にチャンスだ
グラップルで掴みブラックステークを撃ち出して反撃を狙う
「武装なら沢山ある。そのどれもがお前に危機を与えるぞ」
※アドリブ大歓迎です
シル・ウィンディア
さぁ、天使様。
これからわたし達とお付き合いしていただくよ。
大丈夫、飽きさせはしないからっ♪
引き続き飛翔で上空に舞って空中戦!
左手に創世の小剣をもって、エアライドで急速接近してから
斬撃で吹き飛ばしを試みるね
成否問わず、そのままスピードを生かして離脱!
しばらくは、接近・離脱を繰り返して攪乱していくね
敵パラドクスは…
…無意味っていうかもしれない
やり遂げても、記憶が戻るわけじゃないかもしれない
……それでも、わたしが、わたしであるためには、足を止めるわけにはいかないのっ!
心に勇気をもって対抗するよ
乗り越えたら…
高速詠唱で素早く詠唱してから
全力魔法の六芒星精霊収束砲!
…これが、わたしの全部だーっ!!
アヴァタール級『月光の慈眼・サラカエル』は、幼気な姿をした天使だ。配下のすべてを倒されてもなお、ただ一人泰然と三日月の玉座に座り、ディアボロスたちを待ち受けている。
「敵性存在、首魁『月光の慈眼・サラカエル』……。攻め入った割に、これだけ守られているとは。俺たちに勝つ自信が無いようだな」
ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が言葉で煽るが、サラカエルは僅かに微笑んだだけで流した。憐れな定命のものに何を言われようが、気にならないということなのかもしれないが……。
(「所詮は分身体に過ぎない相手だ。力尽きれば消える存在に憐れに思われる筋合いなどない」)
挑発に乗ってこないなら、こちらから仕掛けるまで。ゼットは身につけた鎖を放り投げ、敵の身体を絡め取らんとする。
さらにシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が、抜き放った剣を手に、飛翔して飛び込んだ。
「さぁ、天使様。これから私達とお付き合いしていただくよ。大丈夫、飽きさせはしないからっ♪」
飛翔する勢いを乗せてシルが放った斬撃を、サラカエルは持ち上げた大鎌で滑らせて流し、顔を覆う布越しにシルへと邪視を飛ばす。
それはヒトの罪過を呼び起こす術だ。邪視で見つめられた瞬間、シルの眼前に、鏡に写し取られたかのような自身の姿が現れる。
鏡像の自分はまるで、シルの行為が滑稽だと責めているようだ。自分の瞳に見つめられると、心が重くなっていくのを感じた。けれど、それで止まるくらいなら、最初から此処に立ってなどいない。
「……無意味だって、記憶なんて戻らないって、確かにそうかもしれないよ。けど、それでも、わたしが、わたしであるために、――足を止めるわけには、いかないのっ!」
気合の言葉とともに剣をサラカエルへ押し込んで、反動で自分から後方へと飛び退いた。すぐさま剣を長杖に持ち替えて、力ある言葉を唱える。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ……。六芒星に集いて、全てを撃ち抜きし力となれっ!」
詠唱が進むにしたがって、6色の光が長杖の先へと集中する。同時にシルの背中で、青白き翼が大きく広がっていく――。
「……これが、わたしの全部だーっ!」
そして収束した魔力が、サラカエルへと放たれた。殺到する白い魔力の光は、幻影を打ち消して天使の身体を吹き飛ばす。
「塵も残さず消えるがいい――!」
その隙をゼットは逃がさない。己の身体の内にあるエネルギーを集中させて放った超高熱の弾丸が、続けざまに大爆発を巻き起こし、爆炎の中にサラカエルの姿が消える。
――次の瞬間、爆炎の中から、無数の細い光が放たれた。ゼットは展開していた鎖を盾に周囲へと光を散らしたが、敵の本命は直後の突撃だ。
大鎌を振りかざしたサラカエルが、爆炎の中から飛び出してくる!
ゼットは翳した篭手で天使の斬撃を逸らし、即座に反撃するが、これは当たらない。そのまま互いに数合を撃ち合あって、距離が離れた。
「武装なら種々取り揃えてある。その何れもが、お前に危機をもたらすだろう」
そしてゼットは新たな武器を手に身構えるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【ドレイン】LV1が発生!
モリオン・スモーキー
アドリブ・連携歓迎
残留効果適宜使用。
敵を確認いたしました。……参ります!
ケアン(クダギツネの名前)と一緒に攻めます。
【飛翔・エアライド】で攪乱しつつ、気を見て接近戦で斬撃を入れていきます。
<不意打ち・一撃離脱>を駆使してヒット&アウェイで攻撃を重ねましょう。
また、敵のSPD【パラドクス】に合わせて、
こちらも【パラドクス】使用。敵の操る死者ごと全て凍らせる勢いで攻撃します。
また本体にも攻撃を入れる事が出来たら凍らせて、動きを鈍らせることも出来るでしょう。
その他<氷雪使い>で攻撃を入れて、敵を凍らせることで動きを鈍らせ、
味方の攻撃につなげましょう。
傷を厭わず攻め続けましょう。味方もいるのです。
倉井・尽
親玉みっけ
最後だしマジでやるかね
体力は十二分に温存できている。手の内も魔術しか晒していない
今こそ【開花】の時か。「桃花」で掌を軽く斬って、血を纏わせる
死体の処理は斬撃。或いは威力を弱めた開花の衝撃波でぶっ飛ばす
うざってぇ。集中できねぇだろ、土に還りな
サラカエルの近~中距離を維持してタイミングを見計らい、血の刃による斬撃で断つ
死体を斬った時の速度とは比にならない……正真正銘、全力の開花
極限まで高めた抜刀。てめぇに見切れるか?
「敵影、確認いたしました。……参ります!」
ディアボロスたちとやり合うサラカエルを視界にとらえたモリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は、鞘から刀を抜き放った。そして相棒たるクダギツネのケアンを連れて飛び立ち、地面すれすれの低空飛行で風を巻き起こしながら側面から距離を詰めていく。
「最後だし、マジでやるかね」
一方、倉井・尽(素早く・g06027)はサラカエルに向かって真っすぐに、ゆっくりと歩く。途中、左手に握った抜き身の短刀『桃花』で右の掌を浅く斬りつけた。一直線に薄く入った傷から血が滲みだし、垂れた雫がアスファルトを赤く染める。
(「体力は十二分に温存できてる。曝した手の内は、せいぜいが魔術程度。ここで『開花』しなきゃ、いつ使うって話だ」)
サラカエルは二方向から迫るディアボロスを前にして、大鎌の先を地面に突き立てた。その一点を中心に、巨大な魔法陣が淡い光で描かれていき――、完成した魔法陣から強烈な白い光が空へと放たれて消える。
眩しさに目を細めていた尽は、光が消えた後、サラカエルの周囲を埋める、死せる聖者の群れを見た。死せる聖者はわらわらと広がって、サラカエルを害するものに立ち向かわんと、尽にも襲い掛かってくる。
尽は彼らの間合いへ、無造作に踏み込んだ。
「うざってぇ。集中できねぇだろ、土に還りな」
軽く振った腕の先に、赤い斬撃が奔る。血で形作られた刃で寄る死者を斬り伏せ、余勢の衝撃波が死者を吹き飛ばす。大ぶりの拳を躱し、掴んだ身体を盾にして死者たちを互いにぶつけ、立ちふさがる死者を淡々と排除しながらも歩みは止めない。
モリオンの前にも、死者たちが溢れた。モリオンは刀のソケットに嵌められた氷の宝石の魔力を解き放つ。
「氷の宝石、解放。魔力よ、凍れる斬撃となって飛びなさい!」
刀を振るえば、刀身が纏う凍気が遠くへ延びる刃となって敵を斬り裂く。死者の群れを掻き分けて飛び、次々と放つ斬撃で這い寄る死者たちのすべてを凍らせる冬の嵐と化した。
やがてモリオンは群れる死者たちの先に、サラカエルの姿を見た。自らに群がる死者も、ますます増えていく。モリオンは死者から多少の傷を受けようとも気に留めず飛翔し、間合いにとらえたサラカエルへと氷の斬撃を放つ!
(「共に戦う仲間のためにも、少しでも本体の動きを止めてみせましょう」)
渾身の力で放たれた斬撃は、一層強力な凍気を周囲に放ち、クロノヴェーダの身体をその場へ縫い留めた。
(「このタイミングしかねぇ」)
尽は絶好の位置で、この時を迎えた。今から放とうとする一撃に比べれば、死者を斬り伏せたものなど児戯にすぎない。
「正真正銘、全力の開花、極限まで高めた抜刀。――てめぇに見切れるか?」
敵が尽の気配を見失うほどの脱力。躰が限界まで捩じられて……、大きく一歩を踏み込んだ。
血に濡れた桃花が宙を走り、血の飛沫が長い刃となって彼方の天使まで伸びる。間に挟まった死者など紙のように斬り裂いて、赤い一撃は天使に深い傷跡を残したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV6になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV8になった!
【命中アップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
【新参修羅】
アレンジ・共闘歓迎
サラカエルちゃんみーっけ。あたしのこと待ってたぁ?
分身とはいえ、本物だと思って念入りにズッタズタにしたげるからねぇ。
……楽しみにしてろよ、クソ天使。
因縁の大天使サラカエル
あいつが死体を操るのは、よく知ってる
【飛翔】で死者の群れの頭上を飛び越えていくよぉ
【飛翔】したままサラカエルに近づいたら
急降下しながら≪テンペスト・レイザー≫で斬りつける
更に着地と同時に『屠竜技:斬翼閃』で追撃
回転刃で斬り上げて
当たった所を粉々に【粉砕】してあげるよぉ!
……【捨て身の一撃】とはいえ深入りしすぎちゃったかも
五月姫ちゃんが守ってくれたことに気付いたら、気恥ずかしいけどお礼を言うよぉ
瀧夜盛・五月姫
【新参修羅】、だよ。
アドリブ、連携、歓迎、だよ。
なるほど、あなたが、今回のクロノヴェーダ、サラカエル?
死者、操るとは、趣味、悪い。
や、姫も、似たようなもの、か。
早く終わらせて、帰ろ、燐寧さ……燐寧さん?
飛翔する燐寧さんを、【エアライド】【ダッシュ】で死者の群れを飛び越え、追いかける。
そして、【神速反応】【忍耐力・フェイント・残像・時間稼ぎ・観察】で《ディフェンス》。
死者たちやクロノヴェーダの攻撃を、薙刀や【小烏丸】で【薙ぎ払い】、援護、する、よ。
ふう。燐寧さん、大丈夫だった、かな。
お礼に対して、気の利いた言葉は、姫には思いつかないけど、笑顔を返すよ。
……うまく表情が作れるか、わからない、けど。
それでも残る死者たちに囲まれて、サラカエルは立ち上がる。加えて、いまもなお残る魔法陣からは、新たな死せる聖者たちが召喚され続けている。
「なるほど、あなたが、今回のクロノヴェーダ、サラカエル? 死者、操るとは、趣味、悪い」
クロノヴェーダの姿を前にして、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は微かに顔をしかめた。もっとも、自分自身もアヤカシを使役する術を用いるのだから――。
「や、姫も、似たようなもの、か。早く終わらせて、帰ろ、燐寧さ……燐寧さん?」
そこで五月姫は、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)のただならぬ様子に気づく。
サラカエルの姿を見た燐寧は、その場で固まっていた。普段の飄々とした様子が削げ落ちて、血の気が引いた顔を晒していた。
ただ、それはごく僅かな間のことだった。燐寧はすぐに虚ろな笑みを浮かべ、巨大鎖鋸剣を後ろ手に引きずりながら、サラカエルに向かって歩き出す。
「サラカエルちゃんみーっけ。あたしのこと待ってたぁ? 分身とはいえ、本物だと思って念入りにズッタズタにしたげるからねぇ」
演じられた気安さで笑いかけ、足を止めた。当然このサラカエルは燐寧のことなど知る由もないだろうが、そんな些細なことなどどうでもいい。
真顔になって、鎖鋸剣を抱え上げる。
「……楽しみにしてろよ、クソ天使」
そして、燐寧は地面を蹴って飛び上がった。周囲を囲う死者たちの壁を超え、一足飛びにサラカエルの傍へ。
「燐寧さん、待っ、て」
一呼吸遅れて、五月姫も燐寧の後を追う。
燐寧は振り上げた鎖鋸剣でサラカエルを殴りつけるように急降下した。周囲に群れる死者は燐寧に群がるが、燐寧は死者たちを一顧だにすることなく、サラカエルのみに目を向けている。
着地の衝撃で痺れる足を踏ん張って、地面に半ば突き刺さった刃を引き抜いた。
「粉々に粉砕してあげるよぉ!」
抜いた勢いのままにサラカエルに背を見せて半回転、遠心力で持ち上がった鎖鋸剣の切っ先が、螺旋の軌道を描いてサラカエルを切り上げる。
群れる死者たちは、サラカエルのほかは誰も敵がいないように振る舞う燐寧の無防備な背中を狙い、一斉に殴りかかろうとした。だが、死者たちの前に五月姫が割って入る。
「……やらせ、ない、よ」
暴走気味の燐寧が、危険を顧みず突っ込むことは目に見えていた。
五月姫は抜き放った刀と、自らの身体とで死者たちの攻撃から燐寧を庇い、返す刀で有象無象を薙ぎ払う。
(「……ふう。燐寧さん、大丈夫だった、かな。」)
五月姫に庇われて、燐寧は少し冷静になったようだった。斬られた傷を庇いつつ距離を取るサラカエルを深追いはせず、群がる死者たちを五月姫と同じように弾き飛ばしてから、五月姫に決まりの悪そうな顔を見せた。
「そのぉ、――ありがと」
礼の言葉は素っ気なく、でもはっきりと。
五月姫は、燐寧の無事な姿にホッとする。その想いを気の利いた言葉で返せたら、どれだけよかったことだろう。でも、そんな器用な性分ではないから、せめてもと燐寧に笑顔を返す。
……うまく表情を作れたか、自信はないけれど。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV8になった!
【神速反応】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV4になった!
【命中アップ】がLV3になった!
ルイーズ・アルベリス
アドリブ・連携歓迎
さて、後は変な玉座に乗ってる死神モドキだけか。そっちが月ならこっちは太陽だな。太陽に変わって折檻してやる!
<飛翔・エアライド>を駆使してあいつに接近して【念動力】を込めたこの剣の斬撃を叩きこむ!
念動力が込めてあるから【破壊】力はかなりのものだ、威力は受けて確かめてみろ!
敵が逃げ回るなら【グラップル】で抑え込んで自分事味方に攻撃してもらうとするか
敵の攻撃は<飛翔・エアライド>でちょろちょろとおちょくる様にくるくるまわりを回る様に回避してみるか。
【ジャンプ】には自信があるから神経を逆なでするかのように纏わりついてやる
「ほらほら、もう限界なんじゃない?イッちゃう前に降参したら?」
アンゼリカ・レンブラント
何が慈愛だ、永遠の救済だ
お前たちのやってきたことは許しはしないぞ!
いざ勝負!
【飛翔】の効果も受けつつ
【突撃】してのパラドクスでの剣撃で勝負しに行くよ
死せる聖者の行進は、捕まらないよう
【貫通撃】の勢いで突破し、サラカエルに攻撃
敵のホーミングレーザーを【オーラ操作】でいなし、
大鎌の一撃は光剣の【粉砕】の一撃で受ける
受けきれなくっても倒れるものか
人々の希望となるべく私たちはここにいるんだ
【勇気】を胸に屈しない!
守りを厚くし、相手からの攻撃を凌いだら
【グラップル】で相手を掴み攻撃を叩き込んで――
相手が弱るのが分かれば、【呼吸法】で力を整え
全力の《光剣収束斬》だ!
これが私の全力の斬撃だよ、どうだぁッ!!
サラカエルは傷ついた躰を引きずって、再び三日月の玉座へと戻っていた。
ルイーズ・アルベリス(会社の臨時役員のお姉さん・g00440)たちは、最後の決着をつけるべく王座に迫る。
「さて、後は変な玉座に乗ってる死神モドキだけか。そっちが月なら、こっちは太陽だな。太陽に代わって折檻してやる!」
抜いた長剣を引っさげて距離を詰めるルイーズを歓迎するのは、玉座から放たれる無数の糸のような、曲がりくねりながら飛来する光線である。
ルイーズは追いすがる光線をおちょくるように飛翔した。玉座へと一直線に近づくように見せては急ターンで距離を取り、次の軌道を読ませない動きで尻尾を掴ませない。
「ほらほら、もう限界なんじゃない? イッちゃう前に降参したら?」
そうやって常に動き続けながら、傷ついたサラカエルを煽り、玉座の周囲に嫌らしく纏わりついて気を引いた。
一方、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は、愚直なまでに真っ直ぐに玉座に近づいていった。迫る光線を顔の前に構えた2つの拳で弾き、少々の攻撃ならば受けることよりも、先へ進むことを選ぶ。
「何が慈愛だ、永遠の救済だ。お前たちのやってきたことを許しはしないぞ! いざ勝負!」
アンゼリカが突撃する勢いは、細い光線程度では揺るぎもしない。
(「人々の希望となるべく、私たちはここにいるんだ。こんなところで屈するなんて、できるものか!」)
心を熱くたぎらせるほどに、拳が纏うオーラが輝いていく。そしてついに、アンゼリカはサラカエルの玉座まで到達した。
それは同時に、サラカエルが振るう剣呑な大鎌の間合いに入ったことを意味し、妖気を纏った刃がアンゼリカの首を落とさんと振るわれる。
アンゼリカは迫る刃の前で、両手を揃えて高く掲げた。両手のオーラが重なって巨大な光剣が生まれ――、その光剣を刃へと叩きつけて弾く。さらに、弾かれた大鎌に引きずられて態勢を崩したサラカエルの胸元へと身体を滑り込ませた。
「――ッ」
アンゼリカは鋭く息を吸い、気を整える。力が漲り、握る光剣が一層輝きを増す。
機は熟した。サラカエルが次の行動に移る前に、魂を燃やして気合とともに光剣を振り上げる。
「これが私の全力の斬撃だよ。――どうだぁッ!」
至近距離から振るわれた一撃がサラカエルの身体を灼き、玉座から跳ね上げた。
そこにはルイーズが、先程までの曲線的なものとは異なる、直線的な動きで飛び込んできている。サラカエルが満足に動けずにいる瞬間を、見逃すわけがない。
最速で、最強の威力を叩き込むのだ。
ルイーズの長剣は流し込まれた魔力と念動力によって、淡く輝いていた。強化された武器と、ルイーズの筋力と、飛翔する勢いと。
「コイツの破壊力はかなりのモノだぜ。その身で受けて確かめてみろ!」
それらの要素があいまった、とっておきの剛剣を、ルイーズはサラカエルに向けて振り下ろした。
その斬撃は、江戸川橋での戦いを決定づけるものとなり、災厄のラッパのもとでディアボロスたちを押し返そうとしたクロノヴェーダの企みは、こうして灰燼に帰したのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】がLV3になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!
【リザレクション】LV1が発生!