新宿島のクリスマスパーティ

 第一次東京奪還戦に勝利した事で、新宿島の人達は、大きく盛り上がっています。
 そして、クリスマス直前の勝利を讃え、祝う為、盛大なクリスマスパーティを行おうと提案してくれたようです。
 この新宿の人々の心意気に応えようと、時先案内人たちが、様々なクリスマスパーティを企画しているようです。
 様々な趣向をこらしたクリスマスパーティに参加して、素晴らしい聖夜を過ごしてみましょう。

 新宿島の住民達は、時先案内人と共に、ディアボロスを楽しませる為のパーティの準備を手伝ってくれています。
 彼らは自分が楽しむのでは無く、ディアボロスを楽しませる事を希望してくれましたので、彼らの心意気を無駄にしないように、全力で楽しみましょう。

 その上で、新宿島の人達を楽しませる余興をするのも良いかもしれません。

 このシナリオはクリスマスパーティを扱う2章シナリオです。

クリスマスの雪合戦(作者 天木一
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#最終人類史(新宿島)  #新宿島のクリスマスパーティ  #クリスマス2021  #雪合戦 


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●学校の雪合戦
「うー、さむさむっ。あー、こっちこっち」
 新宿駅前で、白い息を吐くジャージ姿の音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が寒そうに縮こまりながら手を振った。
「第一次東京奪還戦おつかれさまー。みんながめちゃがんばって大勝利を掴んだから、新宿島の人たちもめっちゃ盛り上がってるよ」
 勝利に喜ぶのはディアボロスだけではない。新宿島でディアボロスを応援する一般の人々もその勝利に喜び興奮していた。
「それで、お祝いにクリスマスパーティをしようと思ってたら、会場として中学校をまるまる貸してくれるって。めちゃ太っ腹だね」
 学生たちがクリスマスパーティらしく飾りつけをした学校を借してくれるのだという。
「学校をまるまる使った派手派手なパーティを考えたんだけど、寒いし体を動かすようなのがいいなーって。だからみんなで雪合戦をすることにしたよ」
 何故雪合戦とか、雪はどうやって調達するのとか疑問が浮かぶ。
「え、ほら、冬で運動っていったら雪合戦かなって。イメージ的な? 雪は学校を【迷宮化】して雪のダンジョンにして作っちゃおう。学校の形はそのままで、中にまで雪が積もった感じかな」
 学校の敷地全てがダンジョン化し、雪がたっぷり積もった状態となる。雪合戦に使う雪玉なんて幾らでも作れるだろう。

「雪合戦だから動きやすい服がいいかも。こんな感じで」
 遥風が自分の姿を見下ろす。その服装は学校のジャージ姿だった。
「でもちょっと……かなり寒い。ジャケットもいるかも……」
 防寒具が欲しくなると、冷たくなった手に白い息を吐いた。
「友達と一緒に参加してバトッてみたり、知らない人とわいわい勝負するのも楽しいよ。勝っても負けても、終わったら中庭であったかくてあまーいココアを配ってくれるよ。それで冷えた体をあっためてね」
 中庭では生徒や教師たちが協力してホットココアを用意してくれている。
「私も呼ばれたり人数合わせに参加するから、その時はよろしくよろしく」
 今回はパーティなので自分もみんなと一緒に参加できると遥風は嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ参加する人は中学校に現地集合で! みんなでクリスマス雪合戦をたのしもー」
 楽しそうな顔で遥風は手を振り、一足先に会場の準備に向かった。

●雪の積もる学校
「わぁ、雪……」
「ホワイトクリスマスだな!」
 中学校全体が【迷宮化】され、学生たちが校門を潜ると校舎の中も外も雪が積もって白く染まっていた。
「えー、それでは、雪合戦の準備をするから、雪玉作りを手伝ってくれる子ー」
「はいはーい!」
「俺も雪玉作る!!」
 遥風が手伝いに集まってくれた子達に尋ねると、元気な生徒たちが手を上げた。
「おー、元気だねー。じゃあココアを作ってくれる子ー」
「はーい」
「寒いからわたしもこっちで」
 班別けをして、学校中に雪合戦に使う雪玉を作って配置していく班と、中庭で大鍋にココアを作っておく班に別れて行動を始めた。
「おぉ、手が冷たい」
「雪玉作ってると投げたくなるよな」
 少年たちが作った雪玉を見てうずうずとしている。
「んー、えいっ」
「うわっ!?」
 そこへ遥風が作ったばかりの雪玉を投げつけて顔に当てた。
「ふふ。ほら、雪玉がちゃんと使えるかテストもしておかないと」
 遥風が悪戯っぽく笑って作ったばかりの雪玉をまた投げる。
「なるほど!」
「じゃあ俺も試してみる!」
 それを見た生徒たちも笑って作った雪玉を投げ合い、雪合戦のテストを楽しんで準備を万端に済ませた。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
2
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【神速反応】
2
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
3
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【平穏結界】
2
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
3
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
3
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV7 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV4 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV4 / 【アクティベイト】LV3(最大) / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

天木一
 こんにちは天木一です。
 クリスマスに雪合戦をして遊びましょう!
 お誘いがあれば音葉・遥風も一緒に雪合戦に参加します。お気軽にどうぞ。

 ①新宿島のクリスマス。
 場所は中学校の校舎や校庭。屋上のプールは凍っていてスケートリンクになっています。
 雪玉は学校のあちこちに作って置かれています。足りなくなったら自分で作ってください。雪だるまなんかも置かれていて、投げる事も可能です。
 ルールは当たったら負けのベーシックな遊びから、自分達でルールを決めたりして好きに遊んで構いません。
 寒くなったり休憩したくなったら、中庭では生徒たちがホットココアを感謝の気持ちと共に振舞ってくれます。

 ②クリスマス・クライマックス!
 みんながたっぷり遊び終わったらパーティの締めとなります。

 それではクリスマスの雪合戦をお楽しみください!
117

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


姫乃・葵
【公園】で参加!

わーい雪合戦だー!
はるかお姉ちゃんもあーそーぼー!
シロの参加は反則なっちゃう?
しょうがないからシロはクロ(ぬいぐるみ)持ってまっててね

雪合戦好きだけど
妹とやったことあるだけでルールは知らない
とりあえず雪玉当てればいいんだよね?
しょーぶだー!

さつきちゃんにもはるかお姉ちゃんにも雪玉投げて
反撃されたら年齢の割に幼い仕草で無邪気に逃げる!
きゃーにっげろー♪

小柄な体を活かして地形内の至る所を動きまわる
たまに窓や壁のところから顔を出しては
こっちだよー♪と挑発してぴゃっと逃げ
隙を見て雪玉アターックします!
わーい当たったー!
ガッコ―も初めて来るけど、広くて迷路みたいでとっても楽しいね!


瀧夜盛・五月姫
【公園】だよ。
連携、アドリブ、歓迎、遥風さん、一緒にどう、かな。

雪……そっか。もうすぐ、年の瀬、なんだね。
でも、雪合戦?
姫、もう元服、してるし。こどもじゃない、し。
そこまで、アグレッシブ? に、なれないのです、ふふん。

だから、姫、のんびり、観戦を……ねえ、葵さん、今、姫に雪、当てた?
ふ、ふふふ、ふふ。
――怪怨召喚『丑三つ刻』
さあ、みんな(怨霊たち)……姫に、雪を当てた、みんな(仲間)、雪だるまにする、よ(ニコリ)

怨霊たちに命じて、雪玉、投げる。ポルターガイスト、だね。
多分隠れただろう、ところから、狙っていくよ。
な、なかなか当たらない……あれ、あっち……? こっち……かな?
あはははは。ん、楽し。


●雪合戦
「わーい雪合戦だー! はるかお姉ちゃんもあーそーぼー!」
「遥風さん、一緒にどう、かな」
「おー、お誘いめちゃ嬉しい。うん、いっしょにあそぼ」
 楽しそうに笑顔を浮かべる姫乃・葵(青の純真・g01627)と瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)の誘いを受けて、遥風も笑顔になって3人は仲間で雪が積る真っ白になった学校に入る。
「その子もいっしょに遊ぶ?」
 遥風がついてくるスフィンクス『シロ』に目を向けると、シロは寒そうにぷるぷると首を横に振った。
「シロの参加は反則なっちゃう? しょうがないからシロはクロ持ってまっててね」
 葵はシロに黒猫のぬいぐるみのクロを持たせて中庭で待っててもらう。
 ざっくざっくと足跡を刻み、雪が積もりクリスマスの飾りを施された校舎の中を3人は見て回った。
「雪合戦好きだけど、妹とやったことあるだけでルールは知らないんだけど」
「あー、うん。なんか雪玉当てればいいんじゃないかな。たぶん」
 葵が尋ねると、遥風も自信なさげに適当なことを言った。
「とりあえず雪玉当てればいいんだよね? しょーぶだー!」
 シンプルなルールでいこうと葵が拾った雪玉をぽいぽいっと投げ飛ばす。
「雪……そっか。もうすぐ、年の瀬、なんだね」
 五月姫は雪の積もった白銀に染まる学校を見て、戦いに明け暮れて年末だというのを忘れていたとほっと白い息を吐く。
「でも、雪合戦? 姫、もう元服、してるし。こどもじゃない、し。そこまで、アグレッシブ? に、なれないのです、ふふん」
 大人ぶって雪合戦なんて子供の遊びだと笑ってみせる。
「だから、姫、のんびり、観戦を……ねえ、葵さん、今、姫に雪、当てた?」
 そして葵と遥風が勝負するところを眺めようと思っていたところに、上から降って来た雪玉がぽすっと当たった。
「冷たっ。やったなー」
「きゃーっ」
 遥風にも葵の投げた雪玉が当たり頭が白く染まる。笑みを浮かべて遥風も雪玉を投げ返すと、葵は元気にぴょんっと跳んで避けた。その流れ弾が五月姫に再び当たる。
「ふ、ふふふ、ふふ。――怪怨召喚『丑三つ刻』」
 大人の仮面をかなぐり捨て、五月姫はパラドクスを使って八百万の怨霊を召喚した。
「さあ、みんな(怨霊たち)……姫に、雪を当てた、みんな(仲間)、雪だるまにする、よ」
 ニコリと怖い笑みを浮かべた五月姫が命じると、怨霊が葵と遥風に向かって雪玉を一斉に投げつけた。
「きゃーにっげろー♪」
「にげろー」
 葵は無邪気な子供のように教室に飛び込み、それに遥風も続いて扉や壁に雪玉が叩きつけられた。
「教室に、隠れた、ね。雪玉、投げる。ポルターガイスト、からは、逃げられない、よ」
 それを追って五月姫が教室に踏み込む。だが2人の姿は見当たらない。
「隠れても、足跡は、残ってる、ね」
 雪の上に刻まれた足跡を辿ると教卓の下に続いていた。そこへ怨霊が雪玉を叩き込む。
「わぷっ、やられたー」
 教卓の下から雪塗れになった遥風が現れる。
「葵さん、は」
 残る葵さんを探そうとすると、上から雪玉が顔に当てられた。
「わーい当たったー!」
「ふふふ、ふふ、ふ」
 入ってすぐに上の天井に貼り付いていた葵が無邪気に喜ぶのと対象に、五月姫は強張った笑みで固まっていた。
「姫に、二回も当てた。やり返す、よ」
 五月姫の怨霊が葵に雪玉を投げると、すぐに葵は着地して逃げ出し後ろの扉から逃げ出した。
「こっちだよー♪」
 挑発しながらあちこちの教室の窓から顔を出し、雪玉が飛んで来るとぴゃっと逃げる。
「な、なかなか当たらない……あれ、あっち……? こっち……かな?」
 翻弄された五月姫は疲れて足を止めてしまった。
「もう終わりー?」
「まだだー」
 ひょこっと葵が終わりかと顔を出すと、そこへ背後に回り込んでいた遥風が雪玉を投げて葵の後頭部に当てる。ひゃっと振り返って意識が逸れたところに五月姫の怨霊が一斉に雪玉を投げつけて全身を真っ白に染めた。
「あはははは。ん、楽し」
 ようやく一矢報いた五月姫は、3人とも真っ白になった姿を見て子供らしく無邪気に笑う。
「んー、寒くなってきたね。ココアもらいにいこっか」
「そう、ね。温かい、飲みもの、ほしい」
 遥風が冷たくなった手を擦り、五月姫も寒さを思い出したように白い息で手を温める。
「ココアココア! ガッコーも初めて来るけど、広くて迷路みたいでとっても楽しいね!」 
 一人元気が有り余っている葵があっちこっちを物珍しそうに見ながら、3人は温まろうと甘い香りのする中庭に向かった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

タオタオ・ザラ
ヴィバルス(g05064)と

此処で会ったが100年めとはよぅく言ったもんだ!
タオが氷像になったら美しすぎて目が焼けるぞ、焼けちまえ

ルール?最後まで立ってた方が勝ちだろ?
雪玉だけだったのが徐々にヒートアップ
雪だるまはギリギリ回避
……やってくれるじゃねえか莫迦野郎
雪を蹴り上げて目眩し、距離を詰めてラリアット
うるせェ、雪玉なんか捨てて掛かってきやがれ!!(本末転倒)

……ってお前まじで殺す気か!?寒ィっての!!
くっそ最低だな何が英雄だこの大莫迦野郎
負けじとパラドクス発動
【ガードアップ】で対抗、財宝に隠れた落とし穴を【トラップ生成】
落ちたら雪玉を力の限り投げつける
お前の墓だ、お前が眠れ!!永遠にな!!!


ヴィバルス・リルアバード
タオタオ(g05073)と

ハァ〜〜〜?この寒い日に何が哀しくて金メッキと戯れねばいかんのだ!
100年雪に埋まってろ!何だったらそのまま氷像になれ!!

は?ルール?ああ分かった。死んで耳が腐ってるなお前。
雪玉は氷の塊位に固め手加減抜きで投げる。
躱すならば手製の雪達磨を食らうが良い。
はっはっは、これで子供達の人気者だぞ良かったなあ!

ラリアットくらったら即応でドロップキック。
やってやろうじゃねえかコノヤロウ!(泥仕合)
埒が明かない時はパラドクス発動。
ははははは骨まで凍れバカメッキ!英雄に逆らった後悔と共に華麗に散れ!

とかやってたら何か落とし穴に落とされ埋められた。
大人気ないにも程があるだろ凍死するわ!


「此処で会ったが100年めとはよぅく言ったもんだ!」
 雪の積もる学校の廊下でタオタオ・ザラ(大喰らい・g05073)が出合い頭に啖呵を切って、手にした雪玉を投げつける。
「ハァ〜〜〜? この寒い日に何が哀しくて金メッキと戯れねばいかんのだ!」
 その雪玉をヴィバルス・リルアバード(不死身の英雄・g05064)は躱し、そこらに置いてある雪玉を拾い上げた。
「100年雪に埋まってろ! 何だったらそのまま氷像になれ!!」
 全力で雪玉を投げ返すと、今度はタオタオが身を翻して躱す。
「タオが氷像になったら美しすぎて目が焼けるぞ、焼けちまえ」
 言い返しながらタオタオもまた新たに雪玉を投げ、互いが当てようと熱中してどんどんマジになっていく。
 神経が冴えわたってくるとどこか違う場所からの声も耳に入って来る。
「ルール? 最後まで立ってた方が勝ちだろ?」
 タオタオがそう言って雪玉を連続で投げつけた。
「は? ルール? ああ分かった。死んで耳が腐ってるなお前」
 大きく跳んで躱しながら何言ってるんだとヴィバルスが呆れた顔をして、雪玉を氷の塊のようにカチコチに固め手加減抜きの全力で投げた。
 びゅんっと風を切る音と共に飛んで来た氷玉をタオタオはギリギリで回避する。すると壁にぶつかった雪玉がバキッと割れた。それを見て思わずこいつマジかといった様子でタオタオの動きが止まる。
「手製の雪達磨を食らうが良い」
 そこへ続けて大きな雪だるまを投げつける。慌ててタオタオは飛び退くが、砕け散った雪だるまの顔が頭に乗った。
「はっはっは、これで子供達の人気者だぞ良かったなあ!」
「……やってくれるじゃねえか莫迦野郎」
 ヴィバルスが愉快そうに笑うと、頭の雪をはたいたタオタオがイラっとヒートアップして睨みつけ。雪を蹴り上げて目眩しにすると、一気に距離を詰めてプロレスのごとくラリアットをかました。
「やってやろうじゃねえかコノヤロウ!」
「うるせェ、雪玉なんか捨てて掛かってきやがれ!!」
 即座に跳び起きたヴィバルスがドロップキックを返すと、よろめいたタオタオは足を掴んでジャイアントスイングで放り投げ、子供には見せられない子供じみた喧嘩をして泥仕合に嵌り込む。
「ははははは! 骨まで凍れバカメッキ! 英雄に逆らった後悔と共に華麗に散れ!」
 熱くなったヴィバルスがパラドクス『ネフティスの凍夜(ネフティスノヨル)』を発動し、周囲一帯の温度を低下させて動きを鈍らせていく。
「……ってお前まじで殺す気か!? 寒ィっての!! くっそ最低だな何が英雄だこの大莫迦野郎」
 タオタオも負けじとパラドクス『寄る辺なき英雄の墓標(ヴィバルス・リルアバード)』を発動し、【ガードアップ】で冷気に耐えながら財宝に隠れた落とし穴を【トラップ生成】する。
「氷像にして永遠に眠らせてや――」
 頭に血の上ったヴィバルスはそれに気付かず、止めを刺そうとして落とし穴に落ちてしまう。
「お前の墓だ、お前が眠れ!! 永遠にな!!!」
 そこへタオタオが雪玉を力の限り投げつけて穴をみっちりと埋めてしまった。
「大人気ないにも程があるだろ凍死するわ!」
 叫んだヴィバルスが積もった雪を吹き飛ばし、2人とも全身雪まみれになって頭を冷やされ、揃ってくしゃみをした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

レイ・シャルダン
【カラフル】で参加。
雪合戦?
あっはっは、ボクはもう大人ですよ?
この年になってゆきが…ぷぇっ!?

誰です!今投げたのは!
まだ始まってないって言うのに許しませんよ!!
ぷぇつ!?

怒りました!
やってやりますよ!

夜明ちゃんと一緒にチームを組んで
忽ちゃん&響君チームと雪合戦勝負です。

さぁ行きますよ夜明ちゃん!ボク達の連携プレーを見せつけてあげよう!
響君が面白いほどに突っ込んで来るのでこんなの狙い撃ちです
とぉ~~。(ぽいっ)
ぬぬっ…?あんまり効いてない?
でもこの隙に夜明ちゃんが忽ちゃんの引き抜きに成功!
3対1でボコします!

わっわっ
ちょっと響くん落ち付いて!そんなの投げないで!
ボク達がわるっ…あぁぁぁーーー!!


赤薙・夜明
【カラフル】で参加します

響さんは魔術を使うのですか! 大したものですね!(真に受ける)

はっ、今の雪玉はまさか! 忽さん?(誤解)

もう勝負は始まっているというわけですか! 私達も行きましょうレイさん!
レイさんが前に出て私が援護! 私達のチームワークを見せます!

時に忽さん。お好み焼きとか食べません? こちら側に付けば奢ってしまってもいいんですよ!
(などと買収を仕掛けます)

響さんは……はあ? なにをやってるんですか!?
やっ、やめてください!? いりませんよ! 丸めた雪はけっこう重くて――!! 
(等と言いながら雪玉に巻き込まれます)


風間・響
【カラフル】

ほぅ、雪合戦ですか。雪上の魔術師と呼ばれた私に挑もうなど、100年早いですね。
それ、やってしまいなさい忽さんや。戦いは先を取った者が有利なのが世の常ですぞ。
……って、軍師っぽいことやってみたけど、やっぱ俺には無理だわ!

つーわけで、つっこみまーす!忽は援護よろしく!
うわっぷっ、つっめてぇ。けど、俺はそんな軽い雪玉じゃダウンしねぇぜ?
って、なぜ背後から!?はっ!?忽、裏切ったのかお前!!?

くっ、こうなれば。
雪玉の嵐にさらされながらも、ごろごろ。ごろごろ。
くくく、できたぜ巨大雪玉。ほーら、夜明、レイ、忽。受け取れ、俺からのクリスマスプレゼントだ!!!
鬼人の膂力全開でぶん投げてやらぁ!


遠遠・忽
【カラフル】で参加

雪合戦が子供っぽいって?
うちは子供やからええねーーん!
と(丁度目に付いた)レイちゃんに雪玉投げつけて開戦の狼煙にしたろ

……風間さん、なんで有名漫画の悪役みたいな喋りなっとおん?

自然と分かれたチーム戦やけど、風間さんの頼れる(隙だらけな)背中を見てたらうち……
そんな中出された引き抜き条件……乗るしかない!
「夜明ちゃん、ぼっかけモダン3枚なーー!!」
後で風間さんに謝る時の賄賂も確保や
隙だらけの背中に雪玉の嵐!雪だるまにしたるわ!!

風間さんからの嬉しくないプレゼントで、逆に雪だるまになるのでした

裏切り者の末路や……


 グラウンドにも深く雪が積もり、真っ白な世界は広がっている。
「雪合戦? あっはっは、ボクはもう大人ですよ? この年になってゆきが……ぷぇっ!?」
 子供じゃあるまいしとレイ・シャルダン(蒼空を駆ける・g00999)が子供っぽく笑っているとその頭に雪玉が直撃する。
「雪合戦が子供っぽいって? うちは子供やからええねーーん!」
 遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)が反論しながら(丁度目に付いた雪玉をこちらに背を向けているレイに投げつけて開戦の狼煙とした。
「誰です! 今投げたのは! まだ始まってないって言うのに許しませんよ!!」
「はっ、今の雪玉はまさか! 忽さん?」
 振り返ったレイが問いつめ、飛んで来た方向から判断した赤薙・夜明(白蛇の手の後裔・g00805)が誤解する。
「ほぅ、雪合戦ですか。雪上の魔術師と呼ばれた私に挑もうなど、100年早いですね」
 無駄に偉そうに風間・響(一から万屋・g00059)が疑いの目を向けられながらふんぞり返る。
「それ、やってしまいなさい忽さんや。戦いは先を取った者が有利なのが世の常ですぞ」
「響さんは魔術を使うのですか! 大したものですね!」
 真に受けた夜明は感心してスゴイと褒める。
「……風間さん、なんで有名漫画の悪役みたいな喋りなっとおん?」
 忽が悪い物でも食べたのだろうかと心配そうな顔を響に向ける。
「……って、軍師っぽいことやってみたけど、やっぱ俺には無理だわ!」
 冷静沈着な軍師っぽい真似事をしてみようかと思っていたが、我慢できずに響はすぐに素を出した。
「いつもの調子に戻ったみたいやね。もう勝負は始まっとるで!」
 新たな雪玉を忽が投げつけ、またレイの顔に命中させた。
「ぷぇつ!? ……怒りました! やってやりますよ!」
 こうなれば子供だろうと関係ない戦ってやると、レイも雪玉を手に取る。
「さぁ行きますよ夜明ちゃん! ボク達の連携プレーを見せつけてあげよう!」
「もう勝負は始まっているというわけですか! 私達も行きましょうレイさん!」
 レイと夜明は共に息を合わせて雪玉を投げ、相手を引かせるとレイが前に出る。
「レイさんが前に出て私が援護! 私達のチームワークを見せます!」
 夜明がそれをフォローするように雪玉を連続で投げて牽制した。
「もう投げてきたぞ!」
 慌てて響は飛び退いて雪玉を躱し態勢を立て直す。
「つーわけで、つっこみまーす! 忽は援護よろしく!」
「任せといて!」
 後ろは頼むと響が雪玉を手に突撃を開始した。

 自然とレイと夜明チーム、響と忽チームに別れて雪合戦が始まる。
「響君が面白いほどに突っ込んで来るのでこんなの狙い撃ちです。とぉ~~」
 レイが正面から突っ込んで来る響にぽいっと雪玉を簡単に叩き込む。
「うわっぷっ、つっめてぇ。けど、俺はそんな軽い雪玉じゃダウンしねぇぜ?」
 顔が雪塗れになろうとも止まらずに響は前に踏み出す。
「ぬぬっ……? あんまり効いてない?」
 効果がないことにレイが首を傾げながらも、近づかせまいと投げ続ける。
「風間さんの頼れる(隙だらけな)背中を見てたらうち……」
 忽は自分を信じて隙を晒す響にうずうずと悪戯心が湧き上がっていた。
「時に忽さん。お好み焼きとか食べません? こちら側に付けば奢ってしまってもいいんですよ!」
 そんな心に付け込むように夜明が買収による盤外戦を仕掛ける。
「夜明ちゃん、ぼっかけモダン3枚なーー!!」
 後で謝る時の賄賂も確保して交渉は成立し、引き抜かれた忽は笑顔で隙だらけの響の背中に雪玉を投げつけた。
「いくぜ!!」
 響が至近距離から必中の雪玉を投げようとする。だがそこへ後頭部に雪玉が直撃した。
「って、なぜ背後から!? はっ!? 忽、裏切ったのかお前!!?」
 振り返ると、そこには仲間だったはずの忽が裏切り、自分に向けて雪玉を投げる姿があった。
「これもお好み焼きのためや! 悪う思わんとってな!」
 先程まで味方だったとは思えぬ容赦のない忽の雪玉が嵐の如く襲い掛かる!
「雪だるまにしたるわ!!」
「夜明ちゃんが忽ちゃんの引き抜きに成功! ここからは3対1でボコします!」
「手加減はしません!」
 忽の攻勢にレイと夜明も加わり、3人が集まって一斉に雪玉が響に浴びせられた。
「くっ、こうなれば……」
 全身を白く染めながら覚悟を決めた響は、雪玉の嵐にさらされながらも、ごろごろ……ごろごろ……と雪玉を転がしてグラウンドの雪を集め自分の体よりも巨大な雪玉を素早く作り上げる。
「くくく、できたぜ巨大雪玉」
 にやりと笑う響が鬼人の膂力全開で持ち上げた。
「わっわっ」
 レイがそれを見上げてぱくぱくと口を動かす。
「響さんは……はあ? なにをやってるんですか!?」
「ちょっと響くん落ち付いて! そんなの投げないで!」
 雪玉の補充をしていた夜明もその暴挙に気付いて慌てた声を上げ、レイが落ち着かせるように声をかける。
「ほーら、夜明、レイ、忽。受け取れ、俺からのクリスマスプレゼントだ!!!」
 巨大雪玉を持った響が投げるモーションを取った。
「待ってえな! お好み焼き1枚……いや、1枚半あげるから!」
 賄賂すらも値切ろうとする忽に、響がにっこりと笑みを返して巨大雪玉を投げつけた。
「やっ、やめてください!? いりませんよ! 丸めた雪はけっこう重くて――!!」
「ボク達がわるっ……あぁぁぁーーー!!」
 命乞いをする夜明とレイも巻き込んで容赦なく巨大雪玉が叩きつけられ、3人が仲良く雪に埋もれた。
「ぶはっ、これが……裏切り者の末路や……」
 雪玉からまるで雪だるまのように顔を出した忽がお天道様を見上げた……。
 雪合戦の決着がつくと、くしゅんと4人ともがくしゃみをして笑い合い、寒い寒いと中庭にココアを貰いに向かった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!

ルナ・カンダチュラ
【箱Bチーム】

こちらには盾役の身代わり(猫)だって居るのですよ
負けるはずがな…身代わり待って行かないで助けなさいよ
(尻尾を掴んで押し留める)

…毒で固めた雪玉をひたすら錬成いたします
雪が解けてしまうならば、別の毒で逆に雪を固めて
はい、エトワール様。雪玉(氷)
しっかりと男に当ててきてくださいね

ドレスの布地にたっぷり雪玉を貯蔵し、身代わりの尻尾で弾いてもらい飛ばします
勝てば鮪の刺身をあげますからね

もし雪玉が近くに飛んできたならば心を鬼にして
投げた方にこちらが当てられるまで追いかけ回します
この私に雪玉を当てようなどと、良い度胸です
死ぬまで追いかける

そういえば、雪合戦のルールとはどのようなものですか?


アルテスティ・アルカーシャ
【箱Aチーム】

私の狙いはエトワールでいいのね。
紘希、私を守ってね。マティアス、あなたの攻撃にタイミングを合わせて命中率をあげるわ。

と言いつつ、蝶のように舞い、蜂のように刺すのが私のやり方。基本は回避に専念するわ。隙を見て
『エトワール、今は遊びの時間よ。狙う相手を選ぶなんて悪い子ね……それに』
そちらが数の有利? 冗談でしょう?
【光学迷彩】で隠れて念動力で操っていた人形、ノイジットが不意にエトワールのそばで姿を現し、大量に仕込んでおいた雪玉を回転しながら飛ばしてぶち当てるわ。それに紛れて私も距離を詰めて
『その綺麗な顔、吹き飛ばしてあげる』
と近距離で連撃顔面狙い。レオンには悪いけど、主は守らせないわ


マティアス・シュトローマー
【箱Aチーム】
※AとB、2つのチームに分かれて5人で対戦

旅団の皆と雪合戦
相手はルナとエトワールか……同じ上流階級出身として負けられない!
紘希とアルテスティは一緒に頑張ろうな

……待って?
ルナが作った雪玉が当たった地面、溶けてるんだけど
ふふん。自分からゲームの難易度を上げるなんて……後悔しても知らないよ、エトワール

紘希を危険な前線に行かせる訳には……俺が突撃するから、後ろからの援護頼んだ!
アルテスティはとにかくエトワール狙って!できればあの綺麗な顔!

サイドフリップとコークスクリューを織り交ぜたアクロバットで雪玉を躱しつつ、Bチームに接近
【エアライド】と【完全視界】もばっちり!負ける気がしないな


エトワール・ライトハウス
【箱Bチーム】
くっくっく・・・・・・
こちらは俺とレオンとルナとルナの猫!
戦争は数だぜ坊やたち。これは勝ちましたわ

さて、ルナに雪玉を作ってもらい、竜騎兵として【精神集中】力に優れる俺がひたすら投げて【弾幕】を張る完璧な作戦・・・・・・
えっ、この毒で固めたカチカチなやつを投げろとおっしゃる!?
ちょっと怖いが小さなレディの提案を断るノン紳士な俺ではない。やってやらぁ!
マティアスと不知火とマティアスとアルテスティにどんどん投げつける!
すまんなマティアス。年齢と性別的にお前が一番狙いやすいの

愛馬レオンが狙われた場合は身を挺して庇う
なんで連れてきたって? こんな楽しい遊びに仲間外れは可哀そうじゃない


不知火・紘希
【箱Aチーム】
箱の皆と雪合戦楽しみ!
頼もしい二人と一緒だし、僕も頑張るぞ!

えっ毒の雪玉…!?
と、とにかくアルテスティさんは絶対に守らないと。
マティアスお兄さん前よろしくね…!全力でサポートするから逃げて!

ダッシュでエトワールさんの雪玉を避けながら
Bチームの攻撃を観察と偵察。
不意打ちしやすい角度がわかるといいな
アルテスティさんに当たりそうな時は庇うよ。

動きまでしっかりわかったら相手のそっくりさんをアートで描き出して、
そのまま相手の攻撃をお返しするよ。
まずはルナさんをなんとかしないと…

仲間の二人に当たらないよう、誘導弾で定めて…よし、いけ!
雪を使って、出来ることは全部。勝ってココア飲みたいもんね。


 白銀の世界と化したグラウンドに集まった旅団【□Roomers.】のメンバー5人が、雪合戦をしようとAチームとBチームに分かれた。
「箱の皆と雪合戦楽しみ!」
 Aチームの不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は笑顔で真っ白な雪の上にざくざくと足跡を刻む。
「相手はルナとエトワールか……同じ上流階級出身として負けられない!」
 マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)は雪合戦という遊びであっても勝負には負けられないと熱く闘志を燃やす。
「紘希とアルテスティは一緒に頑張ろうな」
 そして同じチームの仲間に振り向いて笑顔を向けた。
「頼もしい二人と一緒だし、僕も頑張るぞ!」
 紘希が大きく頷いて元気に雪玉を持った腕を上げた。
「やるからには勝ちにいきましょう。私の狙いはエトワールでいいのね」
 アルテスティ・アルカーシャ(55番目の女・g06116)がちらりとエトワールを見て作戦を確認する。
「そうだね。俺は臨機応変に攻めようかな」
 頷くマティアスは相手の出方を見ながら攻めることにした。
「アルテスティさんは僕が守るよ!」
 ばっちり守ってみせると紘希が胸を張る。
「紘希、私を守ってね。マティアス、あなたの攻撃にタイミングを合わせて命中率をあげるわ」
 打ち合わせを終えると、守ってと言いつつ雪玉を手にアルテスティが前に出る。
「くっくっく・・・・・・」
 Bチームのエトワール・ライトハウス(掲げる感情の名は・g00223)がAチームを見てニヤリと笑う。
「こちらは俺とレオンとルナとルナの猫! 戦争は数だぜ坊やたち。これは勝ちましたわ」
 既に戦う前から勝負は決まっていると、エトワールは愛馬や猫を交ぜ数で勝る仲間を自慢気に紹介した。雪の投げれない馬と猫を仲間にしながらも根拠のない自信を漲らせる。
「その通りです。こちらには盾役の身代わり(猫)だって居るのですよ」
 その意見に同意したルナ・カンダチュラ(呪毒・g00277)が猫の『身代わり』を射線に置いて盾にする。
「負けるはずがな……身代わり待って行かないで助けなさいよ」
 そっと立ち去ろうとする身代わりの尻尾を掴んで押し留めると、嫌そうな声で鳴いて毛を逆立てた。
 そうしてやる気満々で互いのチームが向かい合い、雪合戦を開始した。

「はい、エトワール様。雪玉」
 ルナが毒で固めた雪玉をひたすら錬成していく。そのドレスの布地に、毒キノコのように禍々しくカラフルでカチカチな雪玉ならぬ氷玉がたっぷり貯蔵された。
「さて、ルナに雪玉を作ってもらい、竜騎兵として精神集中力に優れる俺がひたすら投げて弾幕を張る完璧な作戦……」
 考え抜かれた作戦にも隙はないとエトワールは雪玉を受け取ろうとして、ピタリと停止した。その雪玉は手に取るのを躊躇う毒々しいカラフルな色がついている。
「えっ、この毒で固めたカチカチなやつを投げろとおっしゃる!?」
「何か問題でも?」
 マジで?という顔を見せるエトワールに、不思議そうにルナが首を傾げた。
「ちょっと怖いが小さなレディの提案を断るノン紳士な俺ではない。やってやらぁ!」
 覚悟を決めたエトワールが毒々しくカチコチの毒々しい雪玉を手に取った。
「しっかりと男に当ててきてくださいね」
 ルナの声援を受け、もう後には引けないと狙いをマティアスと不知火とマティアスとアルテスティにつけ、エトワールはどんどん雪玉を投げつける!
「蝶のように舞い、蜂のように刺すのが私のやり方」
 対してアルテスティはひらりひらりと舞うように飛んで来る雪玉を躱した。
「……待って?」
 マティアスが足元にゴロゴロと転がってきたカラフルな雪玉を見下ろすと異常に気付く。
「ルナが作った雪玉が当たった地面、溶けてるんだけど」
 見ているとしゅわしゅわと湯気を立てて地面に積もった雪が溶け始めていた。
「えっ毒の雪玉……!?」
 それを見た紘希が目を丸くして、近づかぬように一歩下がった。
「と、とにかくアルテスティさんは絶対に守らないと」
 怖がりながらも勇気を胸に紘希が前に出て守ろうとする。
「紘希を危険な前線に行かせる訳には……俺が突撃するから、後ろからの援護頼んだ!」
 紘希を止めてマティアスが代わりに前に飛び出る。
「アルテスティはとにかくエトワール狙って! できればあの綺麗な顔!」
 呼び掛けながらマティアスは囮となり、サイドフリップとコークスクリューを織り交ぜたアクロバットな動きでBチームに接近する。
「マティアスお兄さん前よろしくね……! 全力でサポートするから逃げて!」
 それを援護するように紘希が雪玉を思いきり投げつける。そして観察と偵察を行いながら相手の役割分担を把握した。
「ルナさんが補給係みたい。だったらまずはルナさんをなんとかしないと……」
 雪玉を作るルナをどうにかしようと、エトワールのそっくりさんをアートで宙に描き出し、実態を持って雪玉を投げ返し始めた。
「身代わり、守りはお願いします。勝てば鮪の刺身をあげますからね」
 仕方ないなあといった態度で、身代わりが尻尾を振るって雪玉を弾く。
「この私に雪玉を当てようなどと、良い度胸です」
 ルナが雪玉を投げて来たエトワールのそっくりさんに向け毒々しい雪玉を叩き込んで粉砕した。

「すまんなマティアス。年齢と性別的にお前が一番狙いやすいの」
 謝りながらもエトワールはマティアスに向けて雪玉をガンガン投げる。
「ふふん。自分からゲームの難易度を上げるなんて……後悔しても知らないよ、エトワール」
 自信に満ち溢れた笑みを浮かべたマティアスが華麗に雪玉を回避した。
「エトワール、今は遊びの時間よ。狙う相手を選ぶなんて悪い子ね……それに」
 余裕の微笑みを浮かべたアルテスティが【光学迷彩】で姿を消す。
「そちらが数の有利? 冗談でしょう?」
 そして身を隠したまま念動力で操る人形〈ノイジット〉が不意にエトワールの傍に姿を現し、大量に仕込んでおいた雪玉を回転しながら飛ばした。
「伏兵を仕込んでいたのか!」
「その綺麗な顔、吹き飛ばしてあげる」
 慌ててエトワールが大きく跳んで回避行動を取ったところへ、姿を見せたアルテスティが接近して顔面狙いの雪玉を投げようとする。
 だがそこへ愛馬レオンが割り込んで身代わりになろうとした。
「レオンには悪いけど、主は守らせないわ」
 予想していたアルテスティが回り込んで雪玉を投げつけると、予想外にエトワールが飛び出して愛馬レオンを逆に身を挺して庇った。
「身を守らせる為に連れて来たと思っていたわ」
 隙だらけなところに雪玉を叩き込んだアルテスティが疑問を抱く。
「なんで連れてきたって? こんな楽しい遊びに仲間外れは可哀そうじゃない」
 雪の直撃を受けて顔を白くしながらも、清々しい顔でエトワールは笑った。
「エトワール様が倒されてしまったようですね。では私が二人分頑張りましょう」
「うぉっと」
 ルナが毒々しい雪玉を投げつけると、必死にマティアスが回避する。
「ここだよ……よし、いけ!」
 意識がマティアスに向けられている隙に紘希が雪玉を誘導弾で定めて投げ、大きく弧を描いて飛んだ雪玉はルナの背中に当たった。
「この私に雪玉を当てるなんて、お仕置きが必要ですね」
「わぁっ、待ってルナさん! もう勝負はついてるから!」
 死ぬまで追いかけるべく禍々しい気配を漂わせたルナが迫ると、思わず逃げながら紘希が必死に声を張る。
「そういえば、雪合戦のルールとはどのようなものですか?」
 今さらながらそんな根本的な問題に気付いたルナが立ち止まり、地に伏せた身代わりが呆れたように鳴いた……。
 勝負はAチームの勝利で終わり、勝敗を決したのは毒々しい雪玉に当たったらヤバイという危機感だった。
 5人は雪合戦を楽しむと、勝利を祝うココアと敗北を慰めるココアを味わいに中庭に向かった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【アクティベイト】がLV2になった!

御門・風花
【ヨアケ】チーム②で参加
感情を失った少女。
無表情で淡々と対応するが、マイペースな天然。

雪上を見まわし、相棒に話しかける。
「良い場所ですね。琥珀も参加しますか?」
足元で琥珀が二尾で器用に雪玉を作るのを見て
「なるほど、一緒に頑張りましょうか」

開始と同時に目を瞑り精神集中。
周囲の気の流れを読み取り神速反応で、飛んでくる雪玉をスローモーションのように捉えて回避、移動中に素早く作った雪玉を投げる。
「お返しです」
琥珀も素早い動きで雪玉を躱しつつ、二つの尻尾で作った雪玉を投げる
「琥珀、ナイスです」
物陰に隠れた相手も気の感知で捕捉する。
「視えていますよ」
闘気を解放し身体能力を向上する
「こちらも本気で行きます」


リディル・ヴェント
【ヨアケ】
チーム②

雪合戦対決!腕がなるわね、絶対負けないわ!
チームのみんな宜しくよ!

これが新宿の雪合戦スタイルね!(ジャージ着て、ででーんと構える)

アタシはやっぱり真正面から特攻するのが合ってるかしら?
SGDTを応用して雪玉を投げまくるわ!
とにかく投げれば投げるほど相手に当たる確率も高くなるってもんよ!
相手チームが投げてきた雪玉も雪玉をぶつけて相殺してやる勢いよ!
この雪玉《制圧射撃》避けられるかしら?
狙った相手は《追跡》でいつまでも追いかけてやるわ!
迷宮内はどうなってるか分からないけどひとまず【完全視界】で視界の確保は出来そうね。

終わったらみんなでココアね!
姫恋さん、誕生日おめでと!


ゼット・ノアール
【ヨアケ】
チーム①と②で対決
俺はチーム①だ

「ルールは簡単だ
・5回当たったらアウト
・残留効果は使用パラドクスの効果だけ使用可能とする
 最後に残った者が所属するチームの勝ちだ」

始めの合図と共に【光学迷彩】を使用し観察させてもらう
生徒達が配置した雪玉を回収しつつ潜伏し
雪合戦の様子を記憶補助グラスで撮影する
ある程度撮ったら雪玉を二連ミサイルアームに装填
標的に不意打ちで砲撃する

アウトになりそうな味方を庇って退場したら撮影再開
生徒達と共に応援・観戦しよう

決着がついたら中庭でホットココアをもらいつつ
撮影したデータを皆に配るか

桜にしれっと苺のロールケーキが入った箱を渡す
「…誕生日プレゼントだ」

※アドリブ大歓迎


アイネリス・レナリィ
【ヨアケ】
アドリブ絡み歓迎
チーム①

雪合戦とは全員ぶっ転がせば勝ちなんです
そんじょそこらの素人と違うって所を見せてあげますよ
勿論ルールの上で

【念動力】を駆使して雪玉を圧縮
壁を作って盾に
常に身を隠せるよう沢山作っていきます
損傷は【修復加速】で直して
人鳥さんが敵を引きつけているうちに飛び出し
回り込み【不意打ち】を仕掛けます
いくら攻撃を読まれようが避け切れない程ぶつければ良い事

姫恋さん!
あの目は本気だッ!遊びじゃあないッ!
私達を本気で殺しに来ているッ!
『対処』しなければッ!

ココアは良い、甘いものは好きなので嬉しいです
皆さんで一緒に頂きましょう
姫恋さん誕生日とは、おめでとうございます
二重に楽しい日ですね


月見里・千隼
【ヨアケ】
チーム②
※連携、アドリブ歓迎
(上着はスキーウェア、黒ジーンズと滑り止め付きの靴と手袋装備)


雪合戦か、小さい頃以来だ懐かしいな。
こうやって仲間と雪遊びも良いものだ。

小細工は持ってないのでな真っ向勝負だ。
周りを【観察】しながらも物陰に隠れたり【神速反応】と【ダッシュ】と【地形の利用】で相手チームの雪玉を回避しながら、
的確に雪玉を【制圧射撃】や【連射】の如く数多く且つ素早く投げたり
【フェイント】で投げるフリをした後の隙に雪玉を投げる。
(北海道民らしい雪慣れした動き、年甲斐もなく楽しみ真剣に熱中してる)

雪合戦後に学生達が用意した温かいココアも頂くよ。
とても美味しい、ありがとうな。


アオイ・ダイアログ
【ヨアケ】チーム②
東京はそんな降らないしこの規模の雪合戦は初めてです🎵

ルールは理解しました
とりあえず障害物に身を隠しながら雪玉を拾って敵チームの人が見えたら投げてみますか
反応しきれず当たりそうな雪玉は隔離眼で消してすぐに離脱です!
追ってきたらいいタイミングで隔離眼を解除して雪玉をプレゼントです🎵

ところで、みんな本気過ぎません?
ガチな合戦はただの小娘には厳しいんですが!?
あと殺しちゃダメです!
姫恋さんもリア充になんの恨みが!?

勝っても負けてもココアで一服ですね🎵
そういえば姫恋さんの誕生日は24日でしたね、おめでとうございます🎵
ゼットさん用意がいいですね。雪合戦に巻き込んでないですよね?


三苫・麻緒
【ヨアケ】チーム①

私たちの戦争はこれからだー!…なんちゃって
遊びでも手は抜かないよ!

始まったらいざ突撃…の前に、雪玉をとりあえず2個作らないと
【平穏結界】を展開して少しでも雪玉づくりの時間を稼ぎたいな
1つは≪武器改造≫の要領でアレンジした雪玉
粉雪(なければ≪氷雪使い≫で作成)の周囲を固まりやすい性質の雪でまとめるよ
そうすると、何かにぶつかったときに粉雪が散って目くらましになるから隙が生まれるはず
そこをもう1つの普通の雪玉で狙い撃ち作戦!

完成したらあとは相手を見つけて、目くらまし雪玉→普通の雪玉の順で投げて、なくなったら一旦離脱して作り直してを繰り返すかな
もし近くに仲間がいれば協力プレーするね


眉立・人鳥
アドリブ・絡み歓迎
【ヨアケ】のチーム①で参加するぜ
ルールはゼットのやつで構わねェ

せっかく用意してくれたんだ、思いっきり楽しむとするかァ
光使いで目くらまししてる間にパパッと準備
魔力糸で網を作って大量の雪玉を一気にぶん投げるぜ!
そこにフライトドローンで投下の合わせ技だ
玉ァどんどん持ってこい!

アイネちゃんに飛んでくる玉は俺が叩き落とすぜ
格好つけられる時につけとかないとな
ってぐわーー!なんかずっと俺に投げてくるやつ居ねぇか!
ちょ……アイネちゃん……?

地元中学生の心がこもったあったけぇココアだ
皆、サンキューなァ……生徒全員と遥風ちゃんも寄ってこーい!
姫恋の誕生日のお祝いついでに皆で記念撮影しようぜ!


調月・野映
【ヨアケ】
チーム①
アドリブ絡み等◎

俺は元はと言えばあまり運動神経のないインドア人間だったもので、上手く立ち回れるか自信ないが
雪合戦だなんて小学生以来なので楽しみたい

ゼットくんのルールを遵守し、ヨアケ②のメンツに立ち向かう
戦場である校舎をよく〈観察〉し
相手の雪玉がどこから来るか【未来予測】で雪玉を回避出来ないものか画策
手元の雪玉は切らさないよう注意
俺も【飛翔】を活用して駆け回り雪玉で相手チームを〈蹂躙〉しよう

終わったらみんなでココアを
お疲れ様だ
チーム②のみんな対戦ありがとう
そういえば姫恋くんは今日が誕生日だったな
……すごい誕生日だ
おめでとう、健やかなよき一年を


桜・姫恋
絡み・アドリブ歓迎
【ヨアケ】
チーム②として参加
ルールはゼットのものを遵守


【飛翔】【光学迷彩】にて飛び回りながら相手チームに雪玉を投げつけていく。時折幻覚を見せて相手チームを混乱させ混乱している人たちを笑いながら狙っている。

ところで、そこの眼鏡かけている人たち(人鳥とアイネリス)はどこに行くにも本当に一緒ね?と言いがかりをつけ中心的に狙う
楽しまないとね?

『リア充は死すべし!』

後半は疲れ皆に見つからない所でかまくら作り1人雪だるまを作って遊んでいる

終わった頃にどこからともなくひょっこり現れさり気なく混ざってココアを頂く。
ところで苺はないのかしら?
ゼット!!ありがとう!
皆も誕生日のお祝いありがとう


ツキシロ・フェルドスパー
【ヨアケ】
チーム②
アドリブ/連携歓迎

よーし、今日は楽しむでー!!
雪合戦とかかなり懐かしいんちゃう? 住んでたとこ雪なんてあんま降らんもん……

さて、本番は
【飛翔】駆使して避けたり攪乱しつつ、雪玉投げたり。
かと思ったら物影に隠れたりしつつ、雪玉量産して、こっそり味方に渡したり、投げたり。

避けるんやったら得意やできっと! 多分!
精霊さん達もきっと楽しんでてけらけら笑ってると思うで!

終わったらホットココアのものも。
皆お疲れ様。


天夜・理星
【ヨアケ】のみんなと雪合戦やるぞー!
ま、やるからには全力で勝ちに行くか。
ゼットさんのルールに従って、チーム②でGO!

使う残留効果は光学迷彩。
目的は雪玉の被弾回数が少ない状態の維持。長い時間、誰よりも。
だから余裕を持って雪玉2個所持を維持し、乱戦に飛び込んでしまうことは避ける。

次の相手を主に狙おう。
・自分を死角ないし上空から狙ってくる
・完全視界を使う
・あと一回当たったらアウト

基本精神集中で気楽に、いざって時は早業で。
みんな勝てますようにってちょっとの幸運と勇気を。
揺らがぬ心を保つために情熱を。

王様、なめんなよ…?

ほんっと、楽しいね!
ココア飲んだらもっと元気出たよ。
またこうして来年もやろう♪


山岡・栄一
【ヨアケ】チーム②

仁義なき雪合戦。勝負するからには負けへんでー!チームの皆はよろしゅうな。

真っ向勝負は頼もしいチームメイトに任せて俺はサポートに回るで。
リアライズペイントで敵チームのメンバーを描いて実体化。
どうやどうやー!自分に攻撃されるってどんな気分?
非道でも何でも関係あらへん、勝たせてもらうでー。この猛攻撃を避け切れるか?
相手を煽りながら自分も混ざってその辺の雪をせっせと丸めて投げまくる。
数打ちゃ当たるってもんやで!どうやっ!?
攻撃には【反撃アップ】しつつカウンター攻撃やで!

雪合戦終了後は皆と勝利の美酒ならぬホットなココアや。
勝とうが負けようがやっぱ美味いな。学生の子らはおおきになー。


神山・刹那
【ヨアケ チーム②】

さて、雪合戦なんて何年かねぇ
戦と付いてる以上勝ちに行く!負けたときのことは考えねぇ!
受けてみろ!俺の豪速球!

有らん限りの力で振りかぶり、全力の一投をヨアケ(①)の相手目掛けてぶん投げる
ルールはヨアケに従う
投げる前に退場しないように、迷宮と化した学校の地形を利用し、遮蔽物の影から、見つけた相手目掛けて壁を貫通させる意気込みで投げる
「死にさらせぇぇぇ!」(心の中での咆哮)


百鬼・運命
【ヨアケ②】

「雪合戦準備を中学校の皆はありがとうな。観戦楽しんでいってくれ」

せっかくなのでドローンで中継映像を観戦者に

まず【アイテムポケット】に雪玉を大量ストック、仲間へ供給して手数で優位に
弾切れ注意で補充はこまめに

「戦いは数というやつだな」

敵攻撃への切り札はクイックアサルト応用で某金ピカ英雄王の如く雪玉連射。一発受ける間に数十発投げ返す

「切り札ってやつだ。一発アウトのルールなら危なかったな」

奥の手はアイテムポケットで相手の雪玉を吸収
コートを翻して包みこみ雪玉をアイテムポケットへ収納、此方の持ち弾に

「切り札を見せるなら奥の手をってね。ごちそうさま」

ココアが旨いな
メリークリスマス

絡みアドリブ歓迎


霧宮・悠希
【ヨアケ】チーム①で参加します!

「雪合戦、遊びだからこそ本気で楽しくがんばります!
 『復讐者の狩り』を見せてやる、なんて……!」

【飛翔】で飛んだり跳ねたりしながら雪玉をよけて、上空から相手チームの様子をうかがって……。
積極的に攻撃してくる人よりも、後ろでサポートしている人を狙って上空から雪玉を投げていきましょうか。
サポートが無くなれば前にいるひとも戦いづらくなっていくはず。たぶん。
相手チームが建物の中にこもったとしたら? どこか屋上から入り込んで不意打ちとか出来ないかな……?

ぼくと同じく【飛翔】できるひとが相手チームにいれば優先的に狙います。
雪合戦で空中戦、だなんて。まあ、これはこれで……!


黒城・廉也
【ヨアケ①】
アドリブ連携歓迎
二チームでの対決

寒い日にはココアが格別!期待で胸が…わ、わかってるッス!ちゃんと戦った後のお楽しみッスよね!

開けた平地ではないし、障害物を活かして隠れつつ攻めていくッス
やるなら本気ッスよ

雪玉は切らさないようにするッス
そして何よりいざという時の為に手ぶらは厳禁!周りの戦況を常に【情報収集】し【氷雪使い】で素早く雪玉を作成しつつ隠れる
隠れ場所に複数の敵が近づいてきたらその場にいた形跡を消して【モブオーラ】を使い次の隠れ場所へ

敵が一人で近づいて来たら【モブオーラ】を活かした【早業】で作成していた雪玉を使い一気に沈めるッス
あれ…今のくしゃみって…

桜さん誕生日おめでとうッス!


トバリ・ナイトライト
【ヨアケ①】
ヨアケのメンバーと2チームに分かれてバトルです!

服装はマフラーとコートでしっかり防寒

雪玉は現地調達で、迷宮を進みます
迷宮化の影響で死角は多いはず
うまく影に潜み、雪玉を作りながら対戦相手が来るのを待ちます
そして、相手が近付いてきたら不意を突いて相手を狙います
「今ですっ!」
見つかっても【友達催眠】で、仲間と錯覚させてしまいましょう
そのうえで、パラドクスを用いて意識の外から攻撃です
「やあ、首尾はどうです? なーんて」

それにしても……
「……くしゅん」
じっと待つのは思ったよりも寒いですね……コートをしていても……
今の声とかで気付かれたりしませんように……と

最後は暖かい飲み物で暖まりたいですね


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【ヨアケ】チーム①
ゼットさんのルールで2チーム対決
アドリブ、絡み歓迎

コートを着込み、手袋をして
ああ、新宿で初めてみる雪だ……
ここで雪遊びをすることになるなんてな

手ごわい仲間達のこと。気は抜かずに行こう

同チームの仲間と連携を取る
地形の利用して姿を隠しつつ、雪玉で狙いすまして狙撃
【完全視界】で偵察し、状況を観察
味方と交戦中の者を見定め、隙ができる瞬間を看破し、不意打ちを仕掛けて挟撃

上空には注意だな
見つからぬ間に次の場所へ移動しよう

あ、翼があると当たる面積が増える
どこからそんなに雪玉が……!

子供達からココアを頂けば
身体も温まり、胸に灯がともるような心地

姫恋さんにおめでとうを
生徒達へありがとうを伝える


メルキディア・セデクリエル
【ヨアケ】
チーム① アドリブ絡み大歓迎

雪合戦対決、やるからには全力全開絶好調ってね!

冬用の私服にコートとマフラー纏って、いざ!
あ、ジェストは子供たちの護衛役をやってくれるわ。

ゼットさんのルールに従い閃機は使わないけど、自前の能力ならありよね。
というわけで、フリューゲルソーサーに念動力で雪玉を装填。

前線に出て【飛翔】しながら雪玉を投げるわ。
ソーサーに乗せてるのを、手にとって投げたり、ソーサーから直接雪玉を射出したり。
む、悠希くんを狙ってるヤツ発見! すかさず飛んで駆け付けて援護よ!

勝っても負けても思いっきり楽しめてよかったと思いつつ、暖かいココアを頂きます。
そして姫恋さん、誕生日おめでとう!


●純白のグラウンド
 旅団【ヨアケの星】の面々はチーム①とチーム②に分かれて雪の積もる学校のグラウンドに集まった。
「よーし、今日は楽しむでー!!」
 元気一杯にツキシロ・フェルドスパー(非日常に迷い込んだ漂流者・g04892)はチーム①のみんなと雪の積もる学校に足を踏み入れる。
「雪合戦とかかなり懐かしいんちゃう? 住んでたとこ雪なんてあんま降らんもん……」
 自分の住んでた地域では雪はほとんど降らず、積もることなんてなかったと珍しそうに雪を踏んで感触を楽しむ。
「ああ、新宿で初めてみる雪だ……」
 コートを着込み、手袋をしたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、真っ白な雪の校舎を見て感激の声を漏らす。
「ここで雪遊びをすることになるなんてな」
 きっとこの経験によって創作意欲が湧き上がるだろうと、エトヴァは口元に僅かに笑みを浮かべた。
「雪合戦対決、やるからには全力全開絶好調ってね!」
 全力で勝ちに行こうと、冬用の私服にコートとマフラー纏ったメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)はチームの仲間と共に気合を入れた。
「俺は元はと言えばあまり運動神経のないインドア人間だったもので、上手く立ち回れるか自信ないが……」
 調月・野映(ホリゾンブルー・g00586)は雪に染まった学校を見てワクワクと子供の頃に戻ったように気分を高揚させた。
「雪合戦だなんて小学生以来なので楽しみたい」
 皆と共に楽しもうと笑顔になって雪玉を手に持った。
「寒い日にはココアが格別! 期待で胸が……わ、わかってるッス! ちゃんと戦った後のお楽しみッスよね!」
 甘い香りが漂い、黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)は中庭の方へと意識が向かうのを我慢して雪合戦に参加する。
「私たちの戦争はこれからだー! ……なんちゃって」
 周りのやる気に満ちたノリに合わせ、三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)もテンションを上げて冗談を飛ばした。

「【ヨアケ】のみんなで雪合戦やるぞー!」
「「おーー!」」
 チーム②の天夜・理星(復讐の王・g02264)が気合を入れて腕を突き上げる。すると周りの仲間達を合わせて腕を上げた。
「仁義なき雪合戦。勝負するからには負けへんでー! チームの皆はよろしゅうな」
 雪合戦と云えども勝負なら負ける訳にはいかないと、山岡・栄一(おのぼりさん・g00962)はやる気十分で仲間と共に勝ちにいく。
「これが新宿の雪合戦スタイルね!」
 リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)ジャージ姿で、ででーんと雪玉を構えてみせた。
「雪合戦対決! 腕がなるわね、絶対負けないわ!」
 童心に戻ったようにはしゃいで真っ白なグラウンドにざくざくと足跡を刻む。
「チームのみんな宜しくよ!」
 そして共に遊ぶチームメイトを見渡し、共にやる気を漲らせた。
「東京はそんな降らないしこの規模の雪合戦は初めてです🎵」
 アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は真っ白な学校を見てうきうきした気分で、雪の積もったグラウンドに足跡を作っていく。
「さて、雪合戦なんて何年振りかねぇ」
 神山・刹那(梟雄・g00162)は以前に雪合戦をやった古い記憶を思い出し懐かしい気持ちになる。
「雪合戦か、小さい頃以来だ懐かしいな」
 上着にスキーウェア、下は黒ジーンズと滑り止め付きの靴。それに手袋を装備して準備万端な月見里・千隼(清風明月・g03438)が懐かしそうに雪玉を拾い上げる。
「こうやって仲間と雪遊びも良いものだ」
 今日はみんなと一緒に存分に遊ぼうと笑顔で雪合戦に参加する。
 御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)は真っ白な雪上を見渡し、相棒のクダギツネ『琥珀』に淡々と話しかける。
「良い場所ですね。琥珀も参加しますか?」
 行動で返事をするように、足元で琥珀が二尾を器用に使って雪玉を作り始めた。
「なるほど、一緒に頑張りましょうか」
 無表情ながらも風花は皆のやる気に乗って自らも雪玉を丸めた。
「雪合戦準備を中学校の皆はありがとうな。観戦楽しんでいってくれ」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)が準備をしてくれた学生達に声をかけ、ディアボロスの雪合戦を楽しんでくれと微笑んだ。
 学生達から頑張ってとヨアケの面々に声援が飛ぶ。
「せっかくなのでドローンで中継映像を観戦者に見せようか」
 運命はドローンを使って雪合戦の中継を中庭で見れるようにセッティングした。

●雪合戦開始
「ルールは簡単だ。5回当たったらアウト。残留効果は使用パラドクスの効果だけ使用可能とする。最後に残った者が所属するチームの勝ちだ」
 ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が両チームのメンバーに雪合戦のルールを説明して、皆に問題があるか確認する。
「ルールはゼットのやつで構わねェ」
 問題ないと眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)は頷いて周囲を見渡した。皆も問題はないと頷く。
「では始めよう」
 ゼットの告げる開始の合図として学校の備品であるスターターピストルをパーンッと鳴らした。皆が一斉に動き出し、盛大な雪合戦が始まる――。
 すぐにゼットは【光学迷彩】を使用し身を隠し静かに相手を観察する。
(「皆楽しんでいるようだな」)
 そのまま配置された雪玉を回収しつつ潜伏し、雪合戦の様子を記憶補助グラスで撮影する。

「さて、本番や。遊びでも本気でやるで!」
 チーム②のツキシロは【飛翔】して雪玉を回避し、さらに相手側に突っ込む様子を見せながらフェイントで迂回して攪乱し、隙を突いて雪玉を投げる。
「ま、やるからには全力で勝ちに行くか。チーム②のみんなGO!」
 理星は【光学迷彩】で姿を隠しながら、回避を優先して遮蔽物を利用して動き出す。
(「雪玉の被弾回数が少ない状態で生き残ることを優先しようか」)
 雪玉2個だけを持って、目立つ動きはせずに距離を取って理星は状況を窺った。
「まずは雪玉の準備だ」
 運命は【アイテムポケット】に雪玉を大量にストックし、仲間へ供給して手数で優位に立てるようにと考える。
「戦いは数というやつだな」
 戦争でも物資に勝る方が勝つのが常道だ。玉は多い方がいいとたっぷり集める。
「アタシはやっぱり真正面から特攻するのが合ってるかしら?」
 難しいことは考えず、闘気を高めたリディルは正面から運命の用意した雪玉を連続で投げつける。
「SGDTを応用して雪玉を投げまくるわ! とにかく投げれば投げるほど相手に当たる確率も高くなるってもんよ!」
 でたらめに飛ばしていて精度は低いはずなのに、数撃てば当たるとばかりに相手に命中させた。
「真っ向勝負は頼もしいチームメイトに任せて俺はサポートに回るで」
 空中に絵を描き、相手チーム①のメンバーを描いて実体化する。すると同じ姿をした者へ雪玉を投げ始めた。
「どうやどうやー! 自分に攻撃されるってどんな気分?」
 その様子を栄一は笑って眺め、煽って冷静さを奪う。
「非道でも何でも関係あらへん、勝たせてもらうでー。この猛攻撃を避け切れるか?」
 栄一もその攻撃に混ざって、雪玉を丸めては投げまくる。
「数打ちゃ当たるってもんやで! どうやっ!?」
 やったかと思い栄一が敵を確認する。すると反撃の雪玉が顔に当たった。
「やるやんか、簡単にはいかへんからおもろいちゅーもんやで!」
 栄一は面白くなってきたと、雪玉を投げ返してカウンターを決めた。

「雪合戦とは全員ぶっ転がせば勝ちなんです。そんじょそこらの素人と違うって所を見せてあげますよ」
 チーム①のアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)が玄人のやり方を披露しようと微笑む。
 勿論ルールの上でだがと付けたし、念動力を駆使して雪を圧縮し壁を作って盾にした。そんな盾を味方側に幾つも作り仲間の被弾を防ぐ。
「この盾は簡単には壊れませんよ」
 盾を壊されそうになっても【修復加速】ですぐに補修する。
「せっかく用意してくれたんだ、思いっきり楽しむとするかァ」
 打って出ようと人鳥はすぐに光使いで眩しい光を生み出し、目くらまししてる間にパパッと雪玉を確保する。
「こいつで一気にぶん投げるぜ!」
 魔力糸で網を作ると大量の雪玉を一気に放り投げた。
「まだ終わりじゃねぇ、フライトドローンとの合わせ技だ!」
 さらにはフライトドローンを使った雪玉爆撃を行って攻め立てる。被弾する者もいるが、多くは逃げ出して範囲から逃れていく。
「玉ァどんどん持ってこい!」
 手を休めずに雪玉を放ち続けようと人鳥は新たな雪玉を求めた。
「戦と付いてる以上勝ちに行く! 負けたときのことは考えねぇ!」
 雪合戦であろうと勝負なら勝ちを狙うと刹那は全力で挑む!
「受けてみろ! 俺の豪速球!」
 雪玉爆撃から逃れ、手に取った雪玉を大きく振りかぶり有らん限りの力で投げつけた。真っ直ぐに飛んだ剛球が、投げるのに夢中になっている人鳥の顔に直撃した。
「人鳥さんが敵を引きつけているうちに……」
 相手の注意が人鳥に向かっている隙に、アイネリスは盾から飛び出して側面に回り込み不意打ちを仕掛ける。
 開戦すると風花は目を瞑り精神集中して周囲の気の流れを読み取っていた。
(「来る」)
 そして雪玉が飛んで来るのを感知すると、神速反応で迫る雪玉をスローモーションのように捉えて回避した。そして駆け出しながら素早く雪玉を投げる。
「お返しです」
 風花が放つ雪玉は躱されるが、連携して琥珀が二つの尻尾で作った雪玉を投げてアイネリスに命中させた。
「琥珀、ナイスです」
 褒めながら移動し、狙われないように移動して場所を変える。
「いくら攻撃を読まれようが避け切れない程ぶつければ良い事」
 アイネリスは諦めずに雪玉による攻勢を継続して押し切ろうとした。
「小細工は持ってないのでな真っ向勝負だ」
 千隼は周囲を観察し、雪玉に当たらぬように【神速反応】で軌道を見切り、駆け抜けて相手の作った壁を利用して死角に入る。
「行くぞ」
 そして雪玉を回避しながら反撃に投げつけてチーム①を引かせると、そのまま次々と速射して制圧射撃に入る。
「ルールは理解しました。とりあえず障害物に身を隠しながら雪玉を拾って敵チームの人が見えたら投げてみますか」
 積もった雪の凹凸に身を隠したアオイは、千隼を援護しようと雪玉を拾って放物線を描いて投げ飛ばした。だが相手は雪の壁で防いでしまう。
「遊びでも手は抜かないよ!」
 本気でやるから遊びも楽しいのだと、麻緒はいざ突撃……しようとしてまずは雪玉作りを始めた。
「突撃の前に雪玉をとりあえず2個作らないと」
 【平穏結界】を展開して雪玉作りの時間を稼ぎ、安全に雪玉を作り上げた。
「完成!」
 出来上がった1つは普通の雪玉。そして本命のもう1つは武器改造の要領でアレンジした雪玉。粉雪の周囲を固まりやすい性質の雪でまとめたもの。
「この特別製の雪玉で隙を作るよ!」
 麻緒が特別製の雪玉を投げつけると、それがチーム②の近くで飛び交う雪玉に衝突してばふっと砕けた。すると粉雪が舞い散り目晦ましとなる。
「隙ありー!」
 そこへ麻緒が普通の雪玉を狙い撃ち、アオイの顔に命中させた!
「やった! 成功したよ!」
 喜びはしゃぐ麻緒の元に、結界に気付いたアオイが雪玉を投げつけ反撃の一撃を顔で受け止めた。
「冷たいっ、一旦離脱してまた雪玉を作らないと!」
 慌てて麻緒は逃げてまた安全な場所で雪玉を作り始めた。

「いざ! あ、ジェストは子供たちの護衛役をやってくれるわ」
 メルキディアはミニドラゴン『ジェスト』に流れ弾が学生に当たらないように護衛を頼んだ。
「ゼットさんのルールに従い閃機は使わないけど、自前の能力ならありよね。というわけで、フリューゲルソーサーに念動力で雪玉を装填するわ」
 天使の翼を羽ばたかせ、舞い落ちる羽根が4つのソーサーへと変化する。それに雪玉を乗せて自らの周囲を浮遊する台として利用した。
「このまま前線に出て雪玉を投げるわ」
 【飛翔】すると一気に接近し、チーム②の頭上から雪玉を投げつける。
「隔離眼で消してすぐに離脱です!」
 アオイは【隔離眼】を使い降って来る雪玉を消し去る。そして後ろに逃げ出すとメルキディアが降下して加速しながら追って来る。
「追って来ましたね。隔離眼を解除して……雪玉をプレゼントです🎵」
 タイミングを見計らい隔離眼を解除してさっき消した雪玉が現れて相手の後頭部にぶつかった。
「雪合戦、遊びだからこそ本気で楽しくがんばります!」
 霧宮・悠希(小さき復讐者・g02383)は楽しむために勝負に拘ろうと気合を入れる。
 『復讐者の狩り』を見せてやる、なんて……!」
 皆のノリの合わせ、悠希は存分に雪合戦を楽しもうと【飛翔】してチーム②の様子を上空から窺う。
「積極的に攻撃してくる人よりも、後ろでサポートしている人を狙って上空から雪玉を投げていきましょうか」
 悠希は後方で雪玉を作ったりしている人を狙い空から急襲する。
「サポートが無くなれば前にいるひとも戦いづらくなっていくはず。たぶん」
 こちらに意識が向いていない相手に雪玉を投げつけた。すると後方で雪玉作りを熱心にしていた運命の頭に当たった。
「当たりましたね。反撃の前に退避しましょう」
 すぐに悠希は回避行動を取ってヒット&アウェイを繰り返す。
「上から狙ってくるのは厄介だね。撃ち落すよ!」
 頭上を抑えられるのは拙いと、隠れていた理星は雪玉を投げつけて悠希の胴体に叩きつけて追い返した。
「数の力で蹂躙してみせよう」
 雪玉を喰らって頭を白くした運命が不敵に笑い、お返しだとアイテムポケットから無数の雪玉を宙に取り出し、某金ピカ英雄王の如く雪玉を連射した。蜂の巣にするような勢いで数十発の雪玉がチーム①に襲い掛かる。
「よっしゃ! このまま押せ押せでいくで!」
 そこへ空を飛ぶツキシロが上からも雪玉で爆撃していった。
「空か、厄介だな。校舎に隠れるとしよう」
【完全視界】で偵察したエトヴァが上空から攻めて来る相手に気付き、校舎の中へ移動することを提案してチーム①の皆と共に移動した。
(「撮影はこのくらいでいいな。ではこちらも参戦しよう」)
 同じく校舎に向かうゼットが雪玉を二連ミサイルアームに装填し、狙いを付けて不意打ちで砲撃する。雪玉が命中し盛大に砕け散って仲間が校舎に安全に入れるように相手の脚を止めた。

●校舎
 攻撃を避け態勢を立て直そうとチーム①が校舎の中に逃げ込み、それを追いかけてチーム②も入り込み合戦の場が室内戦に移っていく。
「建物の中にこもりましたね。どこか屋上から入り込んで不意打ちとか出来ないかな……?」
 校舎の中に戦いが移行し、悠希は奇襲する方法を考えて単独で屋上から入り込むことにした。
「校舎は隠れるところが沢山ある。気を付けていこう――」
 野映が注意深く観察してチーム①の仲間に止まるように手を上げて指示する。それに僅かに遅れて窓が開き、中から雪玉が飛んで来た。
「回避だ」
 【未来予測】に成功した野映は雪玉を紙一重で避け、反撃に投げつけ距離を取る。
「雪玉は確保した。今度はこちらから仕掛けよう」
 置かれた雪玉を補充した野映は【飛翔】して廊下の中を所狭しと駆け回り、相手に狙いをつけさせず雪玉を投げて蹂躙する。被害甚大で②チームが散開していった。
「逃がしはしないわ!」
 逃げる相手をリディルは追跡し、追いかけ回して息をつく暇を与えない。
「私を捉えられるかしら?」
 対抗するように残った桜・姫恋(苺姫・g03043)が【光学迷彩】で視認性を下げ、【飛翔】して校舎内を飛び回って空中戦を仕掛け雪玉を躱す。そこへ軌道を予測した野映が狙い澄ました一撃を叩き込む。しかし姫恋の身体を通り抜けて壁にぶつかって弾けた。
「外れた?」
「ふふ、残念。それは幻よ」
 姫恋を狙った雪玉は幻をすり抜け、本物の姫恋が頭上を取り笑いながら雪玉を叩きつけた。
「校舎内では飛んでもそれほどの脅威ではない」
 エトヴァが仲間と交戦中の姫恋を狙撃し、狙い澄ました雪玉をぶつけた。
「みんな勝てますように」
 ちょっとの幸運と勇気を持って理星は仲間の力になろうと駆け出し、揺らがぬ心を保つための情熱を胸に雪玉をエトヴァに叩きつけた。
「チャンスです……!」
 そこへ悠希が上階から階段を急降下して飛び出し、近距離から雪玉を理星に命中させた。そこで互いに雪玉を切らし、補充の為に各教室に置かれている雪玉を取りに向かった。
「迷宮化した校舎は中まで寒いですね……」
 マフラーとコートでしっかり防寒対策をしたトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)が、教室に置かれた雪玉を確保していた。
「雪が積もっていれば死角も多くなります」
 うまく雪の積もった教卓の物陰に潜み、じっと対戦相手が来るのを待っていた。そこへ姫恋と理星が現れる。
「今ですっ!」
 トバリが不意を突いて雪玉を投げつけ驚く2人に当てる。そしてすぐに教室から飛び出し、雪玉を補給した2人から反撃を受ける前に違う場所へと身を隠した。
「上手くいきましたね……次の相手を待ちましょう」
 相手との戦いというより寒さとの戦いだと、トバリは白い息を吐いた。

 両チームが廊下で激しい攻防を始める。互いに雪玉を投げて一歩も近づかせないと攻撃の手を休めない。
「雪玉には雪玉をぶつけてやればいいわ!」
 リディルは相手チームが投げてきた雪玉に雪玉を当て、手数で押し切ろうと弾幕の如く投げまくった。
「雪玉の補給や!」
 こっそり隠れて雪玉を量産したツキシロがこっそり近づいて味方に渡す。
「これでやってまうで!」
 リディルと共に笑顔で相手に向かって雪玉を投げ飛ばした。
「この雪玉《制圧射撃》避けられるかしら?」
 そのまま圧倒してしまおうとリディルは雪玉の弾幕を張り続け、チーム①を後退させていく。
「任せてくれ、アイネちゃんに飛んでくる玉は俺が叩き落とすぜ!」
 ここぞと格好をつけた人鳥が雪玉を防ごうと前に出る。すると違う方向からアイネではなく人鳥を狙う雪玉が飛んできて直撃した。
「ってぐわーー! なんかずっと俺に投げてくるやつ居ねぇか!」
 明らかに狙われていると人鳥が当たりを見渡す。すると校舎の陰に気配無く立っていた姫恋の姿が目に入った。
「ところで、そこの眼鏡かけている人たちはどこに行くにも本当に一緒ね?」
 口元は笑いながらも目は全く笑っていない姫恋が、人鳥とアイネリスの仲良しコンビに言いがかりをつけ雪玉を投げつけた。それを身を挺して人鳥が盾になって受け止める。
「庇うの? どこまでそうやって恰好をつけられるかしら?」
 嗜虐的に笑う姫恋は、『リア充は死すべし!』と雪玉に強い負の念を込めてブチ込んだ。
「姫恋さん! あの目は本気だッ! 遊びじゃあないッ!」
 アイネリスはあれはガチの目だと驚愕する!
「私達を本気で殺しに来ているッ! 『対処』しなければッ!」
 慄くような恐怖を感じ、必死になったアイネリスは雪玉を殺すつもりで投げつけた。
「楽しまないとね?」
 姫恋は笑みを深くし、アイネリスを狙って殺気を籠めた雪玉を飛ばす。
「ちょ……アイネちゃん……?」
 そんな女性陣のヒートアップについて行けず、人鳥は挟まれた壁と成りあっという間に雪玉を叩き込まれてアウトになり、姫恋とアイネリスは激しいデッドヒートを繰り広げた……。
「ところで、みんな本気過ぎません?」
 アオイが周りを見れば敵も味方も燃えるように熱くなり、雪玉なのに凶器に感じるような速度で飛び交っている。
「ガチな合戦はただの小娘には厳しいんですが!?」
 風を切る音がしてアオイが咄嗟に屈むと、先ほどまで顔のあった場所を雪玉が猛スピードで通り過ぎていった。
「あと殺しちゃダメです! 姫恋さんもリア充になんの恨みが!?」
 ガチで雪合戦をする姫恋を止めようとしたところでアオイの顔に姫恋とアイネリスが投げた雪玉が当たって仰向けに倒れ、ぼすんと雪に人型を作った。

「開けた平地ではないし、障害物を活かして隠れつつ攻めていくッス。やるなら本気ッスよ」
 校舎に入れば機動力よりも隠密性だと、廉也は教室に隠れて有利な場所を確保して不意をつくように雪玉を投げつけた。
「避けるんやったら得意やできっと! 多分!」
 楽しそうに笑いながらツキシロは雪玉を回避する。しかし連続で飛んで来る雪玉が頭に命中してしまった。
「あー、当たってもうた。でも精霊さん達もきっと楽しんでてけらけら笑ってると思うで!」
 やられても笑顔で、きっと周りで見物してる精霊達も笑って楽しんでいるだろうと想像して、余計に愉快な気分になった。
「正面からやり合ってるとすぐに退場しちまうな」
 刹那はそっと教室に入って壁を利用して雪玉を防ぎ、壁の向こうを歩く相手チーム①の人影を確認した。
「死にさらせぇぇぇ!」
 心の中で咆哮したつもりが、思わず口に出してしまいながら刹那は雪玉を壁に叩き付ける。すると壁を貫通して雪玉が襲い掛かった!
「おわっ!? ちょっと! 洒落にならないッスよ!」
 廉也の眼前を通り抜けた雪玉が壁に叩きつけられぼろぼろと崩れる。それを見た廉也は慌てて逃げ出した。
「外したか、やはり直接視認しなくてはな」
 刹那が廊下に飛び出し廉也を追いかける。
「ここは俺に任せろ」
 ゼットが身を挺して庇い、同時に雪玉を放つ。相討ち狙いで相手にぶつけ合い至近距離からお互いに雪玉をぶつけ合った、刹那と一進一退の激戦の末にお互いだ同時にアウトとなる。
「やられたか、なら後は生徒達と共に応援に回ろう」
「そうするか」
 ゼットと刹那は体の雪をはたき、中庭からディアボロスの派手な雪合戦に声援を送っている学生達と合流して共に観戦した。

「敵が近づいて来るッス! ここは隠れて不意打ちするッスよ!」
 追って来る足音に気付いた廉也は【モブオーラ】を活かして、形跡を消しながら隠れて近づくと一斉にチーム①の仲間と共に雪玉を投げつける。
「見つかったみたいだね」
 被弾した理星は距離を保って反撃する。その雪玉がエトヴァの翼に命中した。
「あ、翼があると当たる面積が増える」
 今さらながらにその事に気付いたエトヴァは翼を出来るだけ畳む。そして反撃に雪玉を連続して投げた。
「雪玉は切らさないようにするッス」
 廉也は雪玉が切れる前に氷雪使いで素早く雪玉を作成して補充する。そして雪玉を投げ続けた。
「協力するね!」
 麻緒が特別製雪玉を投げ粉雪を散らして煙幕にする。
「今だよ!」
 そこへ仲間と共に雪玉を投げ込んだ。
「面白い」
 被弾しながらもニヤリと笑うと、千隼は回避行動を取りながら雪玉を拾い投げるフリをしてフェイントを掛け、隙を作り出して雪玉を麻緒に叩き込んだ。北海道民らしい雪慣れした動きで、年甲斐もなく雪合戦を楽しみ真剣になって熱中していた。
 それに対して飛翔する悠希が迎撃に向かう。すると千隼は壁を蹴って跳躍した。
「雪合戦で空中戦、だなんて。まあ、これはこれで……!」
 楽しそうに空中機動で悠希は雪玉を投げ相手の攻撃を躱す。
「む、悠希くんを狙ってるヤツ発見! すかさず飛んで駆け付けて援護よ!」
 メルキディアは飛んでソーサーに乗っている雪玉を手に取り、さらにソーサーから直接雪玉を射出しながら投げつけた。
「室内戦では回避しながら近づくのは困難か、なら被弾覚悟だ」
 千隼は隠れる相手にダッシュで距離を詰め、至近距離から雪玉をぶつけ悠希との相討ちに持ち込んだ。
「負けへんで!」
 潜んでいた栄一が飛び出し雪玉を投げる!
「これでどうや!」
 メルキディアに叩き込むと同時に、自分も顔に連続して雪玉を喰らって倒れた。
「仕掛けるか」
 運命がアイテムポケットの雪玉を一気に消耗させるつもりで弾幕を張る。
「どこからそんなに雪玉が……!」
 目を僅かに見開いたエトヴァに、幾つもの雪玉が飛び込んできた。覚悟を決めてこちらも攻めようと、被弾しながらも運命に雪玉を投げる。命中すると思った瞬間、雪玉は消え去った。
「切り札ってやつだ。一発アウトのルールなら危なかったな」
 運命が奥の手を使い、アイテムポケットで相手の雪玉を吸収した。そしてコートを翻して包みこみ雪玉をアイテムポケットへ収納、自身の持ち玉にしてしまった。
「切り札を見せるなら奥の手をってね。ごちそうさま」
 その雪玉を放ち、エトヴァの顔に叩き込んだ。だがそこへ教室から流れ弾のように雪玉が飛んで運命に命中する。
「どこからだ?」
 運命は驚いて視線を向けるが、既に人影はなかった。不意打ちを成功させたトバリは既に場所を変えていた。
「悠希くんの分も頑張るよ!」
 メルキディアがソーサーから理星に向けて雪玉を放つ。
「王様、なめんなよ……?」
 理星は覚悟を決めて突撃し、至近距離から雪玉を顔に向かって投げつけた。
「やるね!」
 メルキディアは回避行動を取りながら雪玉を投げる。
「ほんっと、楽しいね!」
 満面の笑顔で理星は雪を投げ返し、どちらかが残るまでの激しい雪合戦を楽しむ。
 だが楽しいバトルにも終わりはくる。互いの雪玉が命中し同時にアウトになった。

(「気配を感じます」)
 風花は物陰に隠れて不意打ちを狙う相手の気を感知して捕捉すると、飛び退いて開いたままの窓から不意打ち狙いの雪玉を躱した。
「視えていますよ」
 闘気を解放し身体能力を向上させ、相手が隠れている教室に突撃する。
(「見つかってしまいましたか……なら試してみましょう」)
 トバリはすっくと立ち上がって姿を見せる。
「やあ、首尾はどうです? なーんて」
 トバリは【友達催眠】で仲間と錯覚させ、普通に挨拶をして油断させた瞬間に雪玉を至近距離から叩きつけた。
「こちらも本気で行きます」
 我に返った風花は近接戦での攻防に入り、互いの雪玉が命中した。そして互いの雪玉が切れたところで琥珀が追撃すると、慌ててトバリは撤退した。
「それにしても…………くしゅん」
 隠れたトバリがくしゃみをする。
「じっと待つのは思ったよりも寒いですね……コートをしていても……」
 動かないと雪の冷たさが体の芯まで冷やすようだった。
(「今の声とかで気付かれたりしませんように……と」)
 トバリはじっと誰にも見つかっていないようにと祈り、息を殺して潜む。だがその祈りは届かずに足音が迫る。しかし祈りは違うところへ届いていた――。
「あれ……今のくしゃみって……」
 廉也は音の聞こえた教室に向かって駆け込む。すると顔を雪で白くしたトバリに向かって雪玉を投げつた風花の姿を発見し、その仇とばかりに持っていた雪玉をまとめて投げつけ風花の頭を真っ白に染めた。

「みんな頑張ってるわね」
 アイネリスと相討ちとなってはしゃぎ疲れた姫恋は、校庭の片隅でかまくらを作り、中で雪だるまを作って遊んでいた。
 そうしていると、暫くして静かになり。決着がついたと報せるピストル音がパンパンッと響いた。

●ほっとココア
「最後に残ったのは……廉也だ。よってチーム①の勝利となる」
 中庭に集まった皆に、ゼットがチーム①の勝利を宣言し、勝った方が飛び跳ねて喜び、負けた方は悔しそうにする。
 そして周囲の学生達がヨアケのみんなに温かなココアを配り始めた。
「ココアは良い、甘いものは好きなので嬉しいです。皆さんで一緒に頂きましょう」
 先程までの鬼気迫った様子が嘘のように、アイネリスは穏やかにココアを楽しむ。
「みんなでココアね!」
 リディルは嬉しそうにココアを受け取り、ふーふーと息を吹きかけてから飲む。
「ココアですか、ではいただきます」
 風花もココアを受けとり、心なしか穏やかな表情で口を付けた。
「楽しかったね!」
「はい、楽しかったですね」
 ご機嫌なメルキディアとのんびりと暖を取る悠希は、温かいココアを手に仲間と雪合戦について語り合う。
「はー疲れたわ。ホットココアであったまろか」
 疲れたとツキシロは冷たくなった手を温めながらホットココアを飲む。
「皆お疲れ様」
 ツキシロが紙コップで乾杯する。沢山遊んで疲れたがみんな満足そうに笑顔だった。
「ココア美味しいね」
 麻緒は勝利に喜びながら、ココアの甘い味を堪能する。
「ココアで一服ですね🎵」
 アオイもココアを受け取り、勝負が終わればノーサイドと勝った側も負けた側もココアを楽しむ。
「お疲れ様だ。チーム②のみんな対戦ありがとう」
 楽しかったと野映が礼を言いながら紙コップに入ったココアを掲げ、一口飲むと雪で冷たくなった体に温もりが伝わった。
「ココアが旨いな……」
 運命もココアをちびちび飲んで温かな気分になる。
「疲れた時のココアは効くッス!」
 廉也も嬉しそうに受け取ったココアを飲む。
「胸に灯がともるような心地がする……」
 ココアを飲んだエトヴァは、冷え切った体に温かな灯が宿ったように感じた。
「俺も温かいココアも頂くよ」
 千隼が学生からココアをもらい、その温かさで冷えた体をほぐす。
「とても美味しい、ありがとうな」
 微笑んで礼を言うと、きゃーきゃーと少女達が黄色い声を上げた。
「皆と勝利の美酒ならぬホットなココアや」
 まあ残念賞やけどなと栄一がココアの入った紙コップを掲げ、口を付けるとあちちっと火傷しそうになる。そしてふーふーと冷ましながらちびちび飲んで甘く温かな味わいで口を満たす。
「勝とうが負けようがやっぱ美味いな。学生の子らはおおきになー」
 ほっと一息ついた栄一が用意してくれた中学生達に手を振って感謝を伝えた。
「ココアは温まるな。ありがとうよ」
 刹那もココアを飲み、学生たちに軽く手を振って感謝する。
「冷えた体には最適の飲み物ですね」
 トバリも甘いココアで冷え切った体を温めた。
「ココア飲んだらもっと元気出たよ。またこうして来年もやろう♪」
 理星はココアで体を温め、楽しいクリスマスをまた来年もみんなで過ごしたいと微笑んだ。
「地元中学生の心がこもったあったけぇココアだ」
 雪で冷え切った人鳥がココアを受けとって味わう。何か恐ろしいものを見たような気がするが、そんな心の傷を癒してくれるようだった。
「皆の雪合戦の活躍を撮影しておいた。データを配っておく」
 ココアで一息ついたゼットが、仲間達に撮影データを配っていった。それを見てみんなが楽しそうに笑い感想を言い合う。
「今日はとても楽しめた。ありがとう」
 エトヴァは生徒達に感謝の気持ちを伝える。
「こちらこそディアボロスの皆さんのお蔭でこうして暮らせるんです。尊敬してます!」
 学生たちはディアボロスに尊敬の念を抱き、憧れの目を向けていた。
「ところで苺はないのかしら?」
 勝負が終わるとひょっこりと現れた姫恋が、当たり前のようにみんなに混ざってココアを手に取る。

●誕生日
 ゼットはしれっと用意しておいたプレゼントの入った箱を姫恋に渡す。
「……誕生日プレゼントだ」
 中には美味しそうな苺のロールケーキが入っていた。
「ゼット!! ありがとう!」
 笑顔になった姫恋からクリスマスを呪う負の念が消え去っていく。
「そういえば姫恋さんの誕生日は24日でしたね、おめでとうございます🎵」
 アオイもおめでとうと言いながらケーキの箱を心配そうに見た。
「ゼットさん用意がいいですね。雪合戦に巻き込んでないですよね?」
「大丈夫だ」
 ゼットが自信ありげに頷くと、中から取り出したケーキはしっかりと元の形状を保っていた。
「姫恋さん誕生日とは、おめでとうございます。二重に楽しい日ですね」
 アイネリスも祝いの言葉を送り、今日という楽しい日を記憶に刻んだ。
「桜さん誕生日おめでとうッス!」
「姫恋さん、誕生日おめでとう!」
「姫恋さんおめでとう」
「姫恋さん、誕生日おめでと!」
 廉也、メルキディア、エトヴァ、リディルも一斉に、それに続いてヨアケの皆がおめでとうと誕生日を祝ってくれる。
「そういえば姫恋くんは今日が誕生日だったな」
 野映が姫恋へと視線を向ける。すると皆がお祝いしてクリスマスが盛大な誕生パーティとなっていた。
「……すごい誕生日だ。おめでとう、健やかなよき一年を」
「「おめでとうございます!」」
「おー、誕生日めちゃめでたいね。おめでとー」
 笑みを浮かべ誕生日を祝い、学生たちと遥風も一緒にお祝いの言葉を贈る。
「皆も誕生日のお祝いありがとう」
 憑き物が落ちたようにこういうのも悪くないと、姫恋は楽しそうに仲間との誕生日&クリスマスを楽しんだ。
「皆、サンキューなァ……生徒全員と遥風ちゃんも寄ってこーい!」
 人鳥は感謝の気持ちを籠めてクリスマスパーティを開いてくれた生徒や遥風を集めた。
「姫恋の誕生日のお祝いついでに皆で記念撮影しようぜ!」
 中庭に集まったみんなで記念撮影をしようと並び、綺麗な雪景色を背景に笑顔でクリスマスの集合写真を撮影する。
「おめでとう。そしてメリークリスマス」
「「「メリークリスマス!!!」」」
 運命が紙コップを掲げ、みんなも乾杯するように紙カップを手にメリークリスマスと声を響かせ、賑やかなクリスマスのワンシーンが切り取られた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【神速反応】LV2が発生!
【完全視界】がLV3になった!
【光学迷彩】がLV3になった!
【修復加速】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV2になった!
【液体錬成】がLV3になった!
【現の夢】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【アクティベイト】がLV3(最大)になった!

唯木・めぐる
【ガレージA】Bチームと3:3の雪合戦で対戦!

うわー!中学校か〜懐かしい感じ。けど雪の迷宮が本格的で凄いな…。つい呆気に取られ

さあ、大人の本気の雪合戦スタート!と合図を切る。
俺の戦法は…雪だるまに隠れながら雪玉溜めて数撃てば当たる作戦!

向こうはクゥの兄貴が1番大きくて当てられそうだから狙い目かな…?よっし、いまだ…と出た瞬間にザクッと雪に足を取られて前のめり。うわ!待って!タンマタンマー!

普段、インドアなんだけど久々に走り回ってくたくた〜。最後はみんなでホットココアを飲んで一服。
大人の雪合戦、なんて言って皆んなのはしゃぐとこ見れて楽しいクリスマスを過ごせたな!


宵・春燕
【ガレージA】Bチームと雪合戦
ニックネーム:ちゅん
めぐるとイッカは宜しくね!

雪合戦、『合戦』と名の付くもの火がつくね!
ちょっと目の色変わってるって?
昔は良くなんでも競っていたからねぇ。

おれはスピード重視、避けながら確実に当てる戦法で。
なご、良い球だね!でも真っ直ぐは避けやすいよ!
っと、クゥ!そんな大きいの…飛散弾がすごい!
イッカもめぐもまさかの隠れ戦法…!?

はー。身体は温まったけど、顔や手が冷たい。
皆んなで一服しようかねぇ。
童心に戻って夢中になっちゃったな。
また来年もやりたいね。


クーガ・ゾハル
【ガレージB】Aチームと対戦

あちらもこちらも見わたすかぎり、まっ白なせかい
つもった雪も、それを投げあうのも、はじめてだ

全力の合戦ということらしい
わかった
いくぞ、シィ、ナゴ
しかし盾と的にされている、とは額ではじけた雪玉で知る
やるな、めぐる…
やられたぶんは、やりかえさないとな

次々とつかんでは投げてみるが
…小さい雪玉、小さいやつには当てにくい
それなら、こうか
てきとうにそこらの雪を抱えあげ、大きなかたまりのまま投げつける
ばらばらになりながら飛ぶ雪爆弾

赤く、かすかにしびれた指
つめたいような、あついような
わるくない――という事は分かって小さく笑う

ああ、またやれたらいい


篝・子火
【ガレージB】Aチームと対戦
子火はBチーム。なご(和月)と兄貴(クーガ)と同じチームだ。
遠慮はいらない。合戦というからには全力で雪玉と向き合おう。

めぐの合図が開始だな。
遠慮はいらないといったが…チーム戦だとやはり行き交う雪玉が多いな!
ちゅん(春燕)の素早い雪玉には注意して…相殺するように、同じく素早く投球することに専念しよう。
2人とも無事か。子火は手がかじかんできた。

イッカがキットを寄越してきたが…やはりふわふわで可愛らしいな――ぶはっ…見事な腕前。みんなの普段と異なる一面を見たようだ。

さて、そろそろココアを貰いに行かないか。
おなかもぺこぺこだ。暖まりに行こう。


イツカ・ユメ
【ガレージA】Bチームと雪合戦だよ!

きゃーっ!雪!つめたーい!さむーい!
よし、ここは思いっきり運動してあったかくなっちゃおう!
……めぐくん、ちゅんちゅんくん。か弱いわたしを守ってね?(味方を盾にする気満々の顔)

ころころ転がして、大きめの雪玉を用意して。
いざ投げるタイミングで、モーラットのキットをけしかけるよ!
ふふーん、そっちは囮!本物の雪玉はこれ……ぁ、結構、重い、(モーラットサイズの雪玉をBチームの方へぶん投げ)

なごくん、今の惜しい!もうちょっとで当たるよ……つめたっ!?やーん!背中に入ったーっ!お返しだよ、兄貴!

いっぱい遊んだら、皆仲良く真っ白け。
しぃちゃーん、わたしもココア貰いに行くーっ


霧崎・和月
【ガレージB】Aチームと対戦
しぃ(子火)さん、クゥ(クーガ)さんと一緒に
頑張り、ます

しぃさんの素早い投球を真似して、拳サイズの雪玉を、全力投球…!
あっ…(地面に叩きつける)
…そっと、クゥさんの陰に、隠れます

でも投げぬわけには、いかない、ので
イッカ(イツカ)さんへ、放物線を描くように、投げてみたり
ちゅんちゅん(春燕)へ、全力投球再トライ…!
あっ…!(体勢を崩しためぐ(めぐる)さんの足元に一直線)
……俺、向いてない、みたいです

さすがに、雪にずっと触れてると、寒いです…ね
すごく、楽しかったです、けど
ホットココアを飲んで、ホッと一息
今日は、忘れられない日になりそうです


 旅団【noraneko garage.】の面々が3人ずつのAチームBチームに分かれて雪合戦をしようと、真っ白な学校に足を踏み入れた。
 あちこちに学生の作った雪玉や雪だるまが置かれ、この場所だけの特別なホワイトクリスマスを賑やかしている。
「うわー! 中学校か〜懐かしい感じ。けど雪の迷宮が本格的で凄いな……」
 懐かしく唯木・めぐる(ワールドハッカー:meg・g05855)が校舎を見ていると、深い雪に染まった光景につい呆気に取られる。
「きゃーっ! 雪! つめたーい! さむーい!」
 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)が雪の積もるグラウンドに入ると、外よりもずっと冷たい風が吹いて体が凍える。
「よし、ここは思いっきり運動してあったかくなっちゃおう!」
 寒さを忘れるくらい動き回ろうと張り切って同じチームの仲間達へ振り向く。
「めぐるとイッカは宜しくね!」
 頷く宵・春燕(飛燕・g06060)は同じAチームのめぐるとイツカに笑顔で声をかける。
「……めぐくん、ちゅんちゅんくん。か弱いわたしを守ってね?」
 味方を盾にする気満々でイツカはニッコリ笑い返した。

「あちらもこちらも見わたすかぎり、まっ白なせかい」
 クーガ・ゾハル(墓守・g05079)は不思議そうに冷たい雪に覆われた学校を見渡す。
「つもった雪も、それを投げあうのも、はじめてだ」
 そっと雪を拾い上げると、手の中でゆっくりと溶けていく。
「なごと兄貴が同じチームだな」
 篝・子火(天高し・g02594)が同じBチームの頼もしい味方によろしくと声をかける。
「しぃさん、クゥさんと一緒に、頑張り、ます」
 霧崎・和月(彷徨う器・g06070)は仲間と共に雪合戦を頑張ろうと、楽しそうに微笑んだ。
「遠慮はいらない。合戦というからには全力で雪玉と向き合おう」
 子火は全力で勝負と堂々とBチームの仲間と共に相手チームと向かい合う。
「雪合戦、『合戦』と名の付くもの火がつくね!」
 遊びであろうと合戦なら勝ちにいこうと春燕は闘志を燃やす。
「ちゅんちゅんくん、やる気だね!」
 イツカが目の色が変わるくらいに燃えている春燕を珍しそうに見る。
「ちょっと目の色変わってるって? 昔は良くなんでも競っていたからねぇ」
 だから雪合戦も全力だと、春燕は寒さに負けぬような熱を宿していた。

「準備はいいかな? さあ、大人の本気の雪合戦スタート!」
 めぐるがみんなに聞こえるように大きな声でと合図を切る。
「めぐの合図だ。開始だな」
 合図を聞いた子火は置かれていた雪玉を手に取る。
「全力の合戦ということらしい。わかった」
 クーガも頷き用意されている雪玉を手にした。
「いくぞ、シィ、ナゴ」
 Bチームの仲間に呼びかけて、前に出るとAチームに向かって雪玉を投げつけた。
「俺の戦法は……雪だるまに隠れながら雪玉溜めて数撃てば当たる作戦!」
 Aチームのめぐるは置かれてある雪だるまに隠れ、大量の雪玉作りに専念し始めた。
「おれはスピード重視、避けながら確実に当てる戦法で!」
 それとは対照的に春燕は駆け出して雪玉を避け、狙いを絞らせず相手が隙を見せたところを狙うことにした。
「がんばろー!」
 そんな2人を囮にするようにイツカはこっそりと後方に陣取った。
「イッカもめぐもまさかの隠れ戦法……!?」
 そんな仲間の様子に春燕は戦慄しつつ、自分が頑張らなくてはと雪玉を連続で仲間の分まで投げた。
「遠慮はいらないといったが……チーム戦だとやはり行き交う雪玉が多いな!」
 子火は屈んで雪玉を避けると、相手チームの動きを観察する。すると春燕からの雪玉が一段と速いのに気付いた。
「ちゅんの素早い雪玉には注意して……」
 春燕から飛んで来る鋭い雪玉を相殺するように、同じく素早く投球することに専念して対抗する。
「しぃ、良い球だね! でも真っ直ぐは避けやすいよ!」
 春燕は雪玉を回避して、自分も投げ返して雪玉の高速戦を繰り広げる。
「こう……かな」
 和月は子火と春燕の素早い投球を真似して、拳サイズの雪玉を春燕に向かって全力投球した!
「あっ……」
 だが想像通りにはいかず、力み過ぎた一投は自分の足元に叩きつけられた。
「…………」
 子火や春燕のようにカッコよく投げるつもりだったのにと自信を失い、無言になった和月はそっとクーガの陰に隠れた。

「向こうはクゥの兄貴が1番大きくて当てられそうだから狙い目かな……?」
 雪だるまの陰で大量の雪玉を作っためぐるはBチームの中で一番目立っているクーガに狙いを付ける。
「よっし、いまだ……」
 相手の攻撃の合間に反撃しようと、めぐるが雪だるまから飛び出した瞬間、ザクッと雪に足を取られて前のめりになる。その隙だらけなところへ雪玉が投げつけられた。
「うわ! 待って! タンマタンマー!」
 慌てて転がるようにめぐるは雪だるまの陰に戻った。その姿は雪玉を受けるよりも白く染まっていた。
「もう一度! 今度こそ上手くやってみせる!」
 気を取り直して、めぐるは足元に気を付けながらクーガに幾つも雪玉を投げていく。
「……なぜか、おればかりがうけている?」
 雪玉を回避しながらクーガが首を傾げる。そして仲間の様子を窺うと、和月が自分の背に隠れるようにしていた。思わず足が止まり額でめぐるの投げた雪玉が弾けた。
「クゥさんの、後ろに隠れてると、安全。でも、投げぬわけには、いかない、ので」
 和月は覚悟を決めて雪玉を拾い、イツカに向けて放物線を描くように山なりに雪玉を投げてみる。すると上手くイツカの元まで届いた。
「なごくん、今の惜しい! もうちょっとで当たるよ……つめたっ!?」
 イツカが相手チームの和月に声援を送って油断していると、クーガの投げた雪玉が頭に当たった。
「やーん! 背中に入ったーっ! お返しだよ、兄貴!」
 背中に入った雪を取り出そうとして余計に余計に冷たい目に遭ったイツカは、クーガに向けて次々と雪玉を投げつけた。
「ちゃんと、飛んだ……なら、次は……」
 自信を取り戻した和月が再トライしてみようと、もう一度全力投球で春燕に向かって投げる。
「あっ……!」
 だが踏み込みが強すぎ、足がずるっと滑って体勢を崩して雪玉は一直線にめぐるの足元に叩き込まれた。
「……俺、向いてない、みたいです」
 思い切り投げるとどうしても失敗してしまうと、和月は全力投球を諦めて山なりの牽制で仲間をフォローすることにした。
「なごは慣れてないだけだから、すぐに速球も投げれるようになるよ!」
 春燕が雪玉を回避しながらちょっぴりへこんでいる和月をフォローする。
「やるな、めぐる……やられたぶんは、やりかえさないとな」
 クーガは次々とつかんではめぐるに向かって投げてみるが、思ったように当てられずに雪玉は地面で砕ける。
「……小さい雪玉、小さいやつには当てにくい」
 手元の雪玉を見れば手の平に収まるようなサイズ。これでは当たらないのも仕方ないと思い至る。
「それなら、こうか」
 適当にそこらの雪の塊を抱え上げ、そのまま思い切り投げつけた。
「っと、クゥ! そんな大きいの……飛散弾がすごい!」
 驚く春燕が回避行動に移る。だがそれよりも先に大きな雪塊が宙で弾けた。
 固めていない雪塊は空中でばらばらになりながら飛ぶ雪爆弾となってめぐるに降り注ぎ雪塗れにした。だが無理に回避した春燕の顔にも子火の投げた雪玉が命中した。

「2人とも無事か。子火は手がかじかんできた」
 子火が雪を持ちすぎて赤くなった手を見せた。
「さすがに、雪にずっと触れてると、寒いです……ね」
 和月も赤い手を開いて、同じようにかじかんでいると見せ合った。
 それを見てクーガも手の違和感に気付いて見下ろす。そこには赤く、かすかにしびれた指があった。
「つめたいような、あついような」
 不思議な感覚だと冷えた手を握ったり開いたりしてみる。
「わるくない――」
 雪を触った感覚が悪くないと分かって小さく笑った。
「ころころ転がして、大きめの雪玉を用意して……」
 その間にも味方の陰に隠れたイツカは雪玉を大きくしていた。
「できた! よーし、いっくよー!」
 それを思い切り投げるタイミングで、モーラット・コミュ『キット』をけしかける!
「イッカがキットを寄越してきたが……やはりふわふわで可愛らしいな――」
「ふふーん、そっちは囮! 本物の雪玉はこれ……ぁ、結構、重い……」
 子火が思わず見惚れてしまった隙に、イツカがモーラットサイズの雪玉を必死にぶん投げて、子火の顔面に雪玉が直撃して視界を白く染めた。だがそれと同時に、大きく放物線を描いた雪玉がイツカの顔に命中する。
「あ、当たった……」
 和月が投げた雪玉が偶然にも当たっていた。
「つめたーい! なごくんやったなー!」
 お返しとイツカも雪玉を和月にぶつけ、お互いに雪を頭に乗せた。
「ぶはっ……見事な腕前。みんなの普段と異なる一面を見たようだ」
 遊びならではの皆の素の表情に、顔の雪を落した子火は楽しそうに笑った。

「皆仲良く真っ白けだね!」
 いっぱい遊んだみんなの雪に染まった姿を見てイツカが無邪気に笑う。
「はー。身体は温まったけど、顔や手が冷たい」
 運動して体温は上がった感じがするが、剥き出しの部分は寒さで麻痺しているようだと春燕は冷たい手で同じくらい冷えた顔を触った。
「さて、そろそろココアを貰いに行かないか」
 冷たくなった手に息を吐きかけた子火がチーム関係なく仲間達を誘う。
「いきます。体が冷たく、なりました。すごく、楽しかったです、けど」
 寒そうにする和月が頷き、北風にぶるっと体を震わせた。
「くちびるがあおい、あたたまりにいこう」
 そんな様子を見たクーガは早く温まった方がいいと、火を使っている中庭の方へ視線を向けた。
「しぃちゃーん、わたしもココア貰いに行くーっ」
 イツカが元気にぴょんと跳ねるように手を上げて走って先頭に立つ。
「みんなで一服しようかねぇ」
「そうしようそうしよう。もう手がカチコチだよ」
 春燕とめぐるも賛成してその後を追う。
「おなかもぺこぺこだ。暖まりに行こう」
 子火が微笑み仲間と共に中庭に向かった。
「どうぞ!」
「ホットココアです!」
 甘い香りに包まれ、学生達からココアの入った紙コップを受け取る。
「普段、インドアなんだけど久々に走り回ってくたくた〜」
 いい汗かいたとめぐるはホットココアを飲んで一服し、楽しかったとみんなと笑い合う。
「大人の雪合戦、なんて言ってみんなのはしゃぐとこ見れて楽しいクリスマスを過ごせたな!」
 めぐるはご機嫌にみんなと過ごすクリスマスを喜ぶ。
「童心に戻って夢中になっちゃったな。また来年もやりたいね」
 手に持ったココアで温かさを取り戻しながら、春燕はまた来年もこのメンバーで遊びたいと口にする。
「ああ、またやれたらいい」
 初めての雪合戦を楽しめたクーガは、またみんなとこうして遊びたいと思った。
 その思いに同調し皆も笑みを浮かべて頷く。
 和月もホットココアを飲み、冷え切っていた体に熱が戻りホッと一息つく。
「今日は、忘れられない日になりそうです」
 雪の寒さもココアの温かさも。そして何よりみんなの笑顔がクリスマスの思い出として記憶に深く刻まれた……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
【平穏結界】がLV2になった!
【建造物分解】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV7になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!

ゼット・ノアール
「皆楽しんでくれたようだ。迷宮化までしてくれた学校関係者や生徒には感謝しきりだ」

最後に何かしらできないか……

ゼットエイビスに花火をつけて空に文字でも描こうか

「アリガトウ」

難しい文字は無理だな…すまない
今はこれが精一杯、というやつだ

そのまま去るとしよう…
必ずや奪還を成し遂げる事を誓って。

※アドリブ大歓迎です。


●メリークリスマス
 雪合戦を楽しんだ後も、ディアボロスに生徒達も交って東京では珍しいしっかりと積もった雪の上を駆け回ったり、雪だるまを作ったりと遊んでいると、すっかりと日が落ちそうになっていた。
 冬の日が沈むのは早い。ディアボロスも生徒達も皆がなんとなく名残惜しく思い、クリスマスをもう少し一緒に楽しみたいとココアを手におしゃべりに興じていたが、そろそろお開きという時間になった。
「あー、寒い。冷えてきたね。そろそろクリスマスパーティも終わりかなー」
「「えーー!」」
「んー、残念だけど。そろそろ帰らないと、真っ暗だし」
 冷え冷えとした夜空に星が瞬くのを見上げた遥風がパーティの終わりを告げると、ディアボロスだけでなく学生達も残念そうに声を上げる。
「皆楽しんでくれたようだ。迷宮化までしてくれた学校関係者や生徒には感謝しきりだ」
 パーティに仲間を誘ったゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)は、みんなが雪合戦をたっぷりと楽しめたようで安堵し、パーティ会場の準備をしてくれた生徒達や遥風に感謝の気持ちを伝えようと考える。
「最後に何かしらできないか……」
 暗くなった夜空を見上げ、そうだと思いつく。
「ゼットエイビスに花火をつけて夜空に文字でも描こうか」
 飛行補助ユニット〈ゼットエイビス〉に花火をつけて飛翔する。
「あ、花火!」
「綺麗!」
「おー、花火が空に昇ってくね」
 学生達や遥風がその様子を見上げると、夜空に花火で文字が描かれる。
『アリガトウ』
 花火の文字が溶け込むように夜空に消えていく……。
「難しい文字は無理だな……すまない。今はこれが精一杯、というやつだ」
 夜空に文字を描いたゼットが生徒達の反応を見下ろす。
「こっちこそありがとー!」
「ディアボロスの皆さんが頑張って街を取り戻してくれたから、友達に再会できましたー!」
「「ありがとーーー!!」」
 生徒達がゼットや他のディアボロス達みんなにありったけの感謝の気持ちを伝えた。
「メリークリスマス」
 ゼットは必ずや奪還を成し遂げる事を誓って手を振り返すと、そのまま光の尾を伸ばして飛び去る。それはまるでサンタが去っていくようにも見えた。
「「「メリークリスマス!!!」」」
 みんなが笑顔で夜空に響くほど大きな声で聖なる夜を祝う。
 希望の光が胸に灯るような温かさを感じ、最高のプレゼントもらった気分でクリスマスパーティが楽しげな笑い声と共に幕を閉じた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!

最終結果:成功

完成日2022年01月05日