【第一次東京奪還戦】渋谷区からの軍勢を叩け!(作者 かのみち一斗
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#TOKYOエゼキエル戦争  #【第一次東京奪還戦】六本木ヒルズファーストアタック  #第一次東京奪還戦  #渋谷区  #ヴァサゴ  #ファーストアタック 

●冬来りなば
 TOKYOエゼキエル戦争、港区。
 そこは繰り返された戦いの果てに廃墟がどこまでも連なる。
 瓦礫が山となし、割れた窓ガラス片が路上へと散らばり時折光を放つ。
 傍らに撃ち捨てられた自動車も最早、顧みられることはない。
 並木のイチョウや桜が寒々とした姿を晒し、ひび割れたアスファルト上を冷たい風が駆け抜ける。
 六本木――再開発が進められ、威容を誇っていたビル街は死に絶えていた。

 その一角、かつて六本木ヒルズクロスポイントと呼ばれていた建物の正面を埋め尽くす異形の姿があった。
 暗い毛並みに包まれた狼の頭に悪魔の角を生やし、背には闇の翼。
 両手には獣の爪を揃え口元の凶暴な牙から時折涎が滴るも、その瞳には邪悪な知性を感じさせる。
 アークデーモン、トループス級クロノヴェーダ『狼の悪魔・マルコス』――群れで行動し、統率の取れた動きで敵を追い詰める悪魔だ。だが、これ程の数は唯の群れではありえない。
「ハルファスの鳥頭野郎はもう居ないんだ、無様なもんだな。ひともみに踏み潰すぞ!」
「先遣隊はもう東京タワーに向かっている。我々は他の群れの合流を待って戦力が纏まり次第、進軍するのだ」
 マルコスの一人が叫べば、即座にもう一人が答える。
「まだ他の群れが到着するのは時間がかかりそうだ、大山、恵比寿、鍋島松濤……」
 渋谷区内のマルコスたちの群れの名前だろうか。続々と集合地点である六本木ヒルズへと向かっているのだろう。
「我等が主、ヴァサゴ様は確実な港区の確保をお望みだ。気になるのは――」
「ディアボロス、か……カボチャ頭がやられたようだが。周辺五区が一斉に動いているだろうからな」
「防戦一方さ、そうなりゃ袋叩きだ」
「だろうな。だが、警戒を緩める訳にはいかん」
 一人が言うなり、一部のマルコスが無言のまま即座に頷くや周辺へと散り始める。周辺警戒の斥候だろう。
 その迷いの無い動きは軍というより、群れ全体が一個のマルコスという悪魔であるかのようだ。

 港区へと決定的な破局が訪れようとしている。
 街の歴史を見続けた街路樹だけが、それを見届けていた。

●2021年、新宿グランドターミナル
 それは、突然だった。
 発車標の電光掲示板が一斉に更新され、偶然居合わせたディアボロスたちのどよめきが広がる。
 戦争が始まろうとしていた――。

 ホームに飛び交う喧騒、足早に目的のパラドクストレインへと向かうディアボロスたち。
 その一角、東城・リリカ(デーモンのレジェンドウィザード・g01222)が集まったディアボロスたちを見回し、
「とうとう、この時が来たわ……港区を――東京を取り戻す最初の戦争『第一次東京奪還戦』」
 静かに言い切る。
 そうして、真っ直ぐにディアボロスたちを見つめながら話始めた。
「港区の支配者であったハルファスを撃破した事で、最終人類史に奪還する【第一次東京奪還戦】が実行可能となったの」
 だが、それはディアボロスだけに与えられたチャンスではない。
「無主地と化した港区を狙って周辺五区が動き始めたことは、皆も知っていると思う。それをディアボロスの皆の力で食い止め続けていたことも」
 だが、遂に彼らは港区の直接占拠を目論見、一斉に軍勢を差し向けたのだ。
「区を挙げた大規模な軍勢よ。でも、同時にこれはチャンスなの。敵軍へと開戦直前に攻撃を仕掛けて弱体化させれば、戦争で有利に戦いを運べるようになる。そして軍勢を撃破すれば――」
 背後に存在するであろうジェネラル級をも、この戦争で打ち破れるかもしれない。
 それは港区に留まらず、さらに他区をも取り戻す可能性が生じるということなのだ。
「皆には渋谷区のアークデーモン『全て見通す者ヴァサゴ』が送り込んだ主力、トループス級『狼の悪魔・マルコス』の軍勢への攻撃をお願いしたいの」
 リリカが言いながら東京の地図の一点を指差す。
 渋谷区から港区への侵入を果たした軍勢が六本木ヒルズ周辺に到達、そこで全軍の集結を待ち、準備が整い次第港区への総攻撃を狙っている。そこへこちらから先手を打って攻撃し、戦争前に敵の機先を制するのだ。
「このアークデーモンたちは六本木ヒルズ北西、六本木ヒルズクロスポイントの前に先頭集団が到達して、そこで集結を待っているようね。敵は大戦力だから引き際を間違えず、十分な打撃を与えたらすぐに撤退する必要があるわ」
 軍勢である以上、周辺に小規模な斥候や見張りも配置されているだろう。
 そういった軍勢の目を狙うのも、ディアボロスたちの目的を達するという点では十分かもしれない。
 また、渋谷区からは群れ規模のマルコスたちが続々とやってくる。こちらを撃破し増援を絶つことを狙う手もある。
 他にも考えられる手段はあるかもしれない。
 どちらにせよ長引けば周囲のマルコスたちが集まり、包囲殲滅される危険があることは間違いない。
 速やかに離脱するべきだろう。

 そこまで話したリリカ、
「ここで敵を少しでも削る事が出来れば【第一次東京奪還戦】で侵攻軍を撃破し、区の支配者であるジェネラル級を倒す可能性も生まれてくる。このチャンスを生かす為にも皆の力を貸して!」
 そう結ぶと、頭を下げるのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

かのみち一斗
こんにちは、かのみち一斗です。いよいよ最初の戦争ですね。
その前哨戦として、渋谷区の軍勢へのファーストアタックをかけるシナリオとなります。
六本木ヒルズクロスポイント周辺に存在するトループス級『狼の悪魔・マルコス』の軍勢を削ってください。
集合しているマルコスの集団か、斥候か、小部隊か、合流しようと六本木ヒルズへと向かう他の群れか、狙う対象なり方針を絞った方が良いかもしれません。

※注意※
今回のシナリオはクリア本数が重要になる為、成功度を極端に超える採用はしません。

以上、よろしくお願いします。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


佐島・真己
将を射んとせばってヤツだ
まずは相手を弱らせる必要がある
最初に潰すのは相手の目
斥候を叩いて状況把握を遅らせる
まずはそこからだ

六本木ヒルズへ向かう道の途中のビルに位置して窓から様子を窺う
敵の斥候を発見したら非常階段から一気に飛び出し斥候の部隊を急襲
炎を纏わせたナイフで敵を切り裂こうとする

敵部隊を全滅させるか敵が逃げたらその場を去り
どこかのビルから敵の動向を観察
敵の進軍ルートを把握したら同じように敵斥候を襲う

大事なことはそこに何かいると思わせること
進軍を遅らせること
敵が合流しきらないうちに混乱させ
仲間が倒しやすい状況を作ること

粘り強く堪え忍びつつ
網を張って敵に脅威を感じさせる

ここは通さない
命にかけて


白石・明日香
予め発煙弾を複数用意
端から潰していくとするか!
周囲の建物の陰に隠れながら忍び足で接近。敵集団の端っこにいる敵、やや離れている敵、斥候部隊を探し出して煙幕弾を投擲して視界を塞ぎ残像で撹乱しながらダッシュで接近。精神集中して相手の挙動を見切って攻撃を躱し間合いに入り込んだら呪詛、早業、捨て身の一撃で纏めて解体し薙ぎ払ってやる!
ある程度倒したら再度煙幕弾を投擲して視界を塞いでいるうちに逃げるとしよう。
ヴァサゴが出てきたら煙幕弾を投擲して視界を塞ぎ周囲の建物を利用して即座に逃げる!
相手にするのはまだ先だからな・・・


●軍勢の目、潰す者
 六本木の市街。
 表通りから外れ廃ビル間の路地を歩く一体の『狼の悪魔・マルコス』がいた。
 油断無く視線を周囲に投げながら、僅かに進んでは瓦礫の影に身を潜める。
 港区に出撃したヴァサゴ配下の軍勢、その斥候だ。
 悪魔が路地の半ばを進んだ時。頭上の非常階段から、悪魔の背後へと飛び降りる影が。
 佐島・真己(暗闇の中の光・g01521)だ。
 ミリタリージャケットを翻し、同時に抜き放つコンバットナイフが炎を纏う。
「なっ!」
 即座に気づいた悪魔が振り返るも――遅い!
 真己が水平に振り抜いたナイフが、悪魔の喉元を正確に切り裂いた。溢れる血が焦げる匂いが立ち込める。
「……か、はっ……」
 悪魔が何か叫ぼうとするも、喉を切り裂かれ力なく息が漏れるだけだ。程なく瞳から光が消え崩れ落ちる。
 真己は悪魔の亡骸には一瞥もせず、周囲へ視線を投げるや、
(「次だ」)
 ダマスカス鋼の斑紋が鈍く光る刃を鞘に落とし、飛び降りた非常階段から離れたビルの内部へ潜む。
 そうして上階の窓から再び階下の様子を窺う。
(「将を射んとせばってヤツだ」)
 真己は渋谷区からの軍勢の目を潰すべく、斥候を撃破することを狙っていた。
 高所から斥候を先に見つけ倒す度に潜むビルを変えていく。しかも、倒した斥候の亡骸は放置したままだ。
 ディアボロスがいると気付かせ、警戒させ進軍を遅らせる。それだけ仲間たちが敵を倒す時間を作る為に。
 それは同時に、真己に危険を強いることでもある。
 時折聞こえていたマルコスたちの吼え声が消え、ビル街が完全な静寂に包まれた。真己の存在に気づき、排除するべく密かに動き出したのだろう。
 先に見つかれば――終わりだ。だが、我慢比べならば真己は負けるつもりは無い。
(「ここは通さない。命にかけて」)
 眼差しが、港区を……人々を守る決意の色を帯びる。
 と、突然、静寂が破られた。微かに空気を裂き、続いて軽い金属が跳ねる音。
 見ると大通り正面右手、やや離れた廃ビルの1階部分――コンビニエンスストアだったのだろう、道路に面したガラス越しに内部が灰色の雲に覆われる。
 煙幕に覆われた店内からマルコスたちの叫び声があがり、傍らのビルの陰から現れた銀髪の娘が駆ける。
 白石・明日香(体亡き者・g02194)だ。妖刀を抜き放つや白煙に覆われた店内へ突進し、真己も動く。

 明日香は店舗跡に数体のマルコスを見つけるや、迷わず煙幕弾を投げ込んでいた。
 白煙が立ち込める店内に飛び込んだ明日香の正面、倒れた陳列棚側の悪魔が気付くや警戒の声を上げる。
「敵だ!」
 それへと速度を落とさず明日香が突進、
(「端から潰させてもらう!」)
 その精神が研ぎ澄まされる。
 悪魔の動きがスローモーションに見え、牙から発する獣臭までリアルに捉え嫌悪感に目を顰める。
 次の瞬間、振り下ろす爪を掻い潜って右側面に抜けざま、《魔骸連刃》の刃が悪魔の左腕を斬りとばした。
 短い悲鳴を上げる悪魔を、振り返りざま妖刀で頚椎を断ち切りトドメを刺す。
 だが、明日香は止まらない。白煙の向こうに新たなマルコスの気配を感じるや突撃、回転の勢いのまま、
「せええぇぇぇぇい!」
 再び《魔骸連刃》の斬撃を放つも鈍い音が響き渡り、初めて明日香の動きが止まった。
 さすがは統率の取れた群れというべきか。混乱から早くも脱し、明日香の一撃を爪で受け止めたマルコスの狼の相貌が憎悪に歪む。
「お前か、ディアボロス!」
 薙ぎ払われた爪をギリギリで躱すも、浅く左腕を切り裂かれた。四筋の血が空中に尾を引き、明日香の眼差しが険しさを増す。
 この時、店内に存在していたマルコスの数は都合4体。
 明日香は煙幕弾で敵を分断し確固撃破を狙っていたが、パラドクスでは無い以上その効果は限られる。
 マルコスたちが薄まりつつある白煙を抜け、明日香の背後から襲いかかろうとした、その時。
 ドスッという鈍い音と共に、マルコスの首を背後から燃え上がるナイフが貫いた。無論、即死である。
「明日香さんっ!」
 駆けつけた真己がその背後を守りながら叫ぶと、明日香が小さく笑った。
 そうして、再び正面のマルコスへと挑む。

「……助けられたな」
 最後のマルコスを倒した明日香が言葉少なく礼を言うと、真己が小さく首を振って、
「いや、あのままなら俺が狩られていたかもしれない。むしろ助かったぜ。だが……」
 まだ戦いは終わっていない。
 斥候小隊を撃破し一時的に軍勢の目を潰したが、戻らなければ警戒される。
 味方が戦っている間の時間を稼げたことで十分と考えるべきだろう。
 頷き合うと、その場を離脱する。

(「ヴァサゴ……」)
 明日香だけの思いと共に。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

リヴァル・アーク
東京を再び取り戻すために、まずは布石を積み重ねていきましょう。
オレは合流しようとする軍勢を叩きます。
物陰に潜みながら軍勢の様子を『観察』し、隙を見て『ドラゴンスペル・スケーター』を使用し『ダッシュ・突撃』してみます。
敵の爪牙を【双竜震撃破】で構築したオーラの足場を駆使し『オーラ操作』でアクロバティックに回避、『衝撃波・貫通撃・薙ぎ払い』の拳を叩き込みます。

お前達の好きにさせるわけにはいかない、ここで軍勢をある程度削り、足止めさせてもらうぞ!
状況を見て、雲行きが怪しくなれば撤退します。


花鶴・景臣
思う存分暴れるためには
軽いウォーミングアップが必要だろ?
そんな訳だ――喜べよ、犬ども
俺達が遊んでやるよ

俺が狙うのは増援予定の軍勢
死角から不意打ちの機会を窺う
攻撃を仕掛けるタイミングは他と極力合わせ、行動を心掛ける

先ずは操る炎で奇襲といこう
敵を撹乱したところで戦場に躍り出、鉄パイプで不意打ち
付近が瓦礫だらけなら隠れられる場所も沢山あるだろ
地形を有効に活用、背後から暗殺も仕掛ける
敵を潰せるなら何でも良い
武器が折れれば次を戦場で探す
敵の挙動は常に観察を怠らず、爪牙は地形を利用して回避を試みる
数が多いなら尚の事
復讐者との連携を密に死角を補い合うよう行動

ある程度暴れたら撤退を考慮
炎を使い、撤退し易くする


奴崎・娑婆蔵
【広報活動】
「記録した映像は広報活動で使うため戦争相談所旅団に持ち込む」
・定点にスマートフォンを設置、録画撮影の画角内で敵陣へ接敵


トン、トン、トンカラトン……
トン、トン、トンカラトン……(歌いながらエントリー)

トンカラトンと言え
言わねえ輩は八ツ裂きだ
なんだお前さん方、誂え向きに言葉を失っていやがる?

よござんす
八ツ裂きにしてやりまさァ


・敵勢の最先頭へ【トンカラ斬り】で斬り込む
・ダメージを入れてやれた相手に呪いの包帯を繁茂させ(呪詛)、周辺地形やその敵の仲間同士とで縛り付け、動き出しを少しでも鈍らせん

・敵頭数に包囲される前に離脱
・先のスマホは長短伸縮自在の『ダイダロスベルト』にて手元へシュッと回収


●増援を叩く者
 港区六本木、ヒルズからやや渋谷区寄りの廃ビルだ。
 大通りに面するセレクトショップの荒れ果てた店内。
 粉々になったショーウィンドー越しに、薄汚れた陳列棚の向こうに身を隠すリヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)が鋭い視線を投げる。
 そこへと先行して偵察していた花鶴・景臣(灰に帰すまで・g04686)が戻るや、待ち兼ねていたかのようにリヴァル、
「どうです?」
「マルコスの集団が10体って所だ、こっちへ向かってくる……て何をやってるんだ?」
 景臣が怪訝そうな声を上げる。
 その視線の先では奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)がスマートフォンを傍らの陳列棚の上に大通りへ向けて配置し、しきりに覗き込んで「うむ」やら「ふうむ」やら唸り声を上げているのだ。
 純和装の装束で身を固める侠客としては、実にシュールな光景である。
 苦笑を浮かべたリヴァルが説明する。戦争相談所旅団に広報活動として持ち込む為の記録映像を取得する為らしい。
「そうか、だったら……」
 景臣が言うなり通りに出るや道路の中心で身を低め、何かを調べるような仕草をした。そうして、足元のマンホールをこんこん、と拳で叩いてみせるや、
「派手な方が良いだろ?」
 不敵に笑う。

 大通りをマルコスたちの集団が進む。目指すはヒルズ。渋谷区の軍勢、その増援だ。
 それは突然に。
 肌を差す冷たい風と共に歌声が響き渡る。
「トン、トン、トンカラトン……」
 ゆらりと、歌いながら増援のマルコスたちの集団先頭へと現れる影――娑婆蔵。
 妖刀を腰に携え、身を包むは和装。桐紋の黒羽織が風に揺れる。
 だが、何より目を引くのはその相貌を口元まで――いや、開いた胸元、両手にも見えることから全身を覆っているのであろう呪装帯だ。
「トン、トン、トンカラトン……」
 黒髪の下の鋭い眼光だけがマルコスたちを睨み据える。
「なんだこいつは……?」
 先頭のマルコスが怪訝そうな声を上げて爪を振りかざした刹那、娑婆蔵が動いた。
 電光石火。
 妖刀『トンカラ刀』を居合いに抜き撃ち、先頭のマルコスを逆袈裟に叩き斬る。だが吹き出る流血は無い。傷さえもが『呪いの包帯』と化して、斬られたマルコスを呪詛で覆い尽くす――娑婆蔵のオリジナル・パラドクス《トンカラ斬り》だ。
「ア……、ガ……」
 口まで覆われたマルコスが反撃も出来ず苦悶のうめきだけを漏らし、ドサリと崩れ落ちる。
 娑婆蔵がヒュンと刀を払うや、
「トンカラトンと言え。言わねえ輩は八ツ裂きだ」
「グルルルルゥゥゥゥアアア!!」
 傍らのマルコスが獣の叫びをあげた。言語を捨て、野生の本能を開放し真の獣と化す。
 そのまま襲いかかるが、娑婆蔵は一歩も動かず僅かに動かした刀だけで突進する爪を捌く。
 二度、三度。黒髪が一房だけが断ち切られ、娑婆蔵の無造作な一撃に『呪いの包帯』を負ったマルコスが後方に飛んで間合いを取り直した。娑婆蔵が手ごわいと見るや悪魔たちが一様に殺気立ち、獣の唸りを上げて次々と野性を開放する。
「なんだお前さん方、誂え向きに言葉を失っていやがる? よござんす……」
 それを冷ややかに見返す娑婆蔵もまた、瞳に殺気が帯びる。
「――八ツ裂きにしてやりまさァ」
「「「「ガアアアアアッ!!!」」」
 その言葉を合図に、マルコスたちが一斉に獣の叫びをあげた。四足と化して地を蹴るや近場の悪魔は直接、遠くの悪魔は翼で飛び、一斉に娑婆蔵へと襲い掛かろうとした、その時。
 マルコスたちの群れの中央、足元のマンホールが突然爆発した。
 一瞬だが激しい炎が巻き上がり、運の悪い空中のマルコスへと鋼鉄の蓋が直撃し、悲鳴を上げ地面へと叩き落とされる。
 突然の爆発に驚愕を浮かべるマルコスたち。そこへと死角からディアボロスたちが仕掛けた。
 まず廃トラックの下から、景臣。
 振りぬく鉄パイプがまともにマルコスの側頭部を捉え、
「ギャン!」
 悲鳴をあげて傍らの電柱へと叩きつけられ、動かなくなる。
「思う存分暴れるためには軽いウォーミングアップが必要だろ?」
 《ストリートストライク》――景臣は予めマンホール内部に可燃ガスが蓄積していたことを知っていた。そうして、炎使いでもある景臣がタイミング良く発火させたのだ。
「そんな訳だ――喜べよ、犬ども。俺達が遊んでやるよ」
 ニヤリと景臣が嘯く。
 同時に反対側のビルの陰から『ドラゴンスペル・スケーター』を駆るリヴァルが突進、その拳が不意を付かれたマルコスの胸を正面から貫く。唸る拳から放たれた竜の双頭めいた破壊の波濤が直撃し、
「ギャフッ!」
 ひとたまりも無く悲鳴と共に吹き飛ばされる。
 だが、不意打ちはそこまでだ。迎え撃つ二体のマルコスが同時に襲いかかる。
 一体が左から、飛び掛りざま斬り払う爪をリヴァルが右上方へと大きく跳んで回避した次の瞬間、待ち構えていた逆方向のマルコスが空中を跳ぶリヴァルを爪で一息に貫こうと身体ごと突っ込む。
 勝利を確信したように唸るマルコス、だが、空中で無防備なはずのリヴァルが空を蹴ってさらに高く跳び、狼の相貌が驚愕に歪む。なすすべなく身体ごと泳ぐ悪魔の頭上からリヴァル――、
『喰らえ、双竜震撃破!』
 繰り出す拳から、再び放たれる竜の双頭めいた破壊の波濤が、まともに悪魔を捕らえた。
「ガハッ!」
 悲鳴を上げてマルコスが地面へと叩きつけられる。薄れ行く意識が途切れる寸前、悪魔は気づいた。
 頭上から差す冬の光に朧に浮かぶ極小さな力場。それがいつのまにか頭上、左右に展開していることを。
『ドラゴン・ソウル』――リヴァルの体内に宿る竜の因子だ。変幻自在な力場を形成し周囲に存在する物質を変質させる。
 それを励起させオーラの足場とするリヴァルのオリジナル・パラドクス――《双竜震撃破》(ソウリュウシンゲキハ)
 地上へと降り立つリヴァルが、マルコスたちへ視線を投げるや再びカ場を足場にして上下左右に跳ぶ。
「お前達の好きにさせるわけにはいかない、ここで倒させてもらうぞ!」

 ここまで1分。それで大勢は決した。
 半ば奇襲の初撃に加え技量でも上回れば、集団戦に秀でたとしても抗するのは不可能だ。
 鉄パイプを戦闘で失った景臣が、
「喰らえっ!」
 半ばで折れた標識を槍代わりに最後のマルコスの腹部に叩き込んでトドメを差すや、冷静に周囲を確認する。
 既に動く者は無く、遠くから微かに戦闘音が聞こえるだけだ。
 斥候を抑えられたマルコスたちの本隊は動いていないのだろう。次の増援は仲間たちが対応しているはず。
 だが、それでも全てではない。長く留まれば危険だ。
「十分だ、引き上げるぞ」
「長居は無用ですね」
 撤退の助けにと周辺に火を放つ景臣が言い切ると、リヴァルも応じて駆け出す。
 妖刀を納めた娑婆蔵も続こうとして、
「おっと、あっしとしたことが。うっかり忘れるわけにはいきやせん」
 言うなり撮影を続けたスマートフォンを振り返りざま手元から伸ばした『ダイダロスベルト』で回収するや、
(「とは言え、空間を歪めて戦うあっしらの姿ですからねェ……さて……」)
 そうして、ほんの少し口元を歪める。

 そんな彼の笑みを見届けたのは、六本木の並木たちだけであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

百鬼・運命
【ヨアケ】

「さて、復讐者を脅威として周囲に共闘を呼び掛けているヴァサゴはこの戦争で確実に落としておきたい所だな」

まず【飛翔】で高空へ太陽の中に隠れて(あるいはドローンを飛ばして)マルコスたちの配置を確認

「集合場所にいる敵には他の群れが合流してくる危険性がある。斥候を狙うのもいいが効率が悪い。なら合流しようとしている群れを襲うのが一番リスクとリターンがいいな…」

今咲さんの弾幕で抑え込まれた敵に急降下で突っ込み、斬れるだけ斬ったら、三苫さんの援護を受けつつ(というか攻撃に誘導するように)離脱。

「…潰れてなかったらどうしたのかは聞かない方がいいだろうなあ」

これを繰り返して敵を削ります

絡みアドリブ歓迎


今咲・栄華
【ヨアケ】アドリブ好き
六本木…それは(ステシ背景でお馴染みの)ブラックな弊社のあった場所。
アタシは帰って来た!完膚なきまでにバキバキに叩き潰してやンよ!
あっ、悪魔の方をな。

斬撃なら負けねェ。パラで弾幕を張る。
アタシ一人じゃあ不利だがな。こいつァ足止めだ。
行ったれ!

アイテムのスイッチ(爆破、撹乱)で爆発を起こして離脱の号令や攪乱に使おう。…弊社もついでに!駄目?
ここはパンプスでよく走った場所で案内できる。
離脱はビルの合間を縫って低空飛行で飛んで逃げっぞ
余裕あったら弊社どうなってるか見ていい?もしや物理的に潰れてる?
ま、どちらにせよアタシの戦場はもうここじゃない
怒りをぶつけるのも弊社じゃねーよォ


三苫・麻緒
【ヨアケ】アドリブ等歓迎

ひともみに踏み潰す、ねぇ
数の暴力はたしかに脅威だよねー
だから先に踏み潰させてもらうよ
…え、ブラック企業?どさくさに紛れてどかーんといった方がいい?

合流しようとしているマルコスたちを中心に狙っていくよ
こっちである程度意識を引いておけば、運命さんの空からの一発も綺麗に入るんじゃないかな
爪と牙持ちが相手なら、こっちも腕から刃を生やしてお相手しちゃおう
切り裂かれるのは痛そうだから、≪氷雪使い≫で吹雪かせて私たちの気配を誤魔化したり、爪や牙を凍らせて切断力の低下を目指しておきたいな

撤退時は追いかけられないよう【飛翔】しつつ≪爆破≫で威嚇しながら離脱するね


 各所でディアボロスたちの戦いが続き。
 【ヨアケの星】も動く。

 ――六本木上空。
 目を凝らせば、師走の弱々しい光を投げかける太陽の中に人影が見えただろう。
 吹き荒ぶ風が黒のコートをはためかせ、背中の神刀が覗く。
 地上へと視線を投げていた百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)が眼鏡の位置を直しながら、
(「復讐者を脅威として周囲に共闘を呼び掛けているヴァサゴは、この戦争で確実に落としておきたい所だな」)
 小さく呟く。
 運命はパラドクスで空高く飛び、マルコスたちの動きと配置を確認することを狙っていた。
 無論、この高さでは大まかな動きだけだ。だがそれで十分。
 本隊に動きは見えない。斥候の撃破が成功している証だ。後はリヴァルたち同様、増援を叩くのみ。
 彼らの狙い。それは運命がパラドクストレイン内で事も無げに語った、次の一言で表される。
「集合場所にいる敵には他の群れが合流してくる危険性がある。斥候を狙うのもいいが効率が悪い。なら合流しようとしている群れを襲うのが一番リスクとリターンがいいな……」
 と、微かな銃撃音。眼下のマルコスたちへ仲間たちの攻撃が始まったのを見て取るや、運命は身を翻す。

 一方地上では。
 突然浴びせかけられた弾幕に、傷つきながらも即座に反応して散開したマルコスの群れの正面。
 アサルトライフルを片手にスタイリッシュ登場を決める今咲・栄華(ゲットワイルド退職・g00910)、
「六本木……それはブラックな弊社のあった場所!!」
 キっと拳を握りしめるや、
「アタシは帰って来た!! 完膚なきまでにバキバキに叩き潰してやンよ!」
「……え、ブラック企業? どさくさに紛れてどかーんといった方がいい?」
 と、初めて知ったかのように、傍らでキョトンと聞くのは三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)だ。
 ツッコミ不在の危険な状況だが、ハッとした栄華が、
「……あっ、悪魔の方をな」
 言うなり正面を睨みすえるや、
「行ったれ!」
 アサルトライフルを連射、マルコスの群れの只中目掛けて突撃する。
 勿論、栄華一人では不利なのは百も承知。
(「こいつァ足止めだ、それに」)
 一人ではない。
「ひともみに踏み潰す、ねぇ。数の暴力はたしかに脅威だよねー だから先に踏み潰させてもらうよ」
 栄華に続き、麻緒も敵のど真ん中へと飛び込む。
 見るからに華奢な娘たち――麻緒に至っては無害な少女にしか見えない――小細工なしの正面突撃に、
「舐めるな、小娘が!」
 怒りに我を忘れたように、マルコスの一体が麻緒へと飛びかかる。
「無謀だよ、そんなの」
 僅かに怒りさえ滲ませた麻緒の呟き。少女の喉笛を狙って噛み付くマルコスの荒い動きは見切られていた。
「なんだと……消えた!?」
 麻緒が下方へと滑り込みざま左腕から《魔骸連刃》の刃が閃くや、驚愕を張り付けたままマルコスの首が飛ぶ。
 首が転がり、ややあって胴体が倒れる。
 その鮮やかな手並みは悪魔たちを慎重にさせるのに十分な衝撃を与えた。
「ディアボロスだ! 個々では行くな。陣形を組め!!」
 リーダー格らしいマルコスが叫ぶや、分散していた群れが等距離を取り、囲むように走り始める。
「恐れるな、奴らも腕は二本、目は前にしかない!」
「後は度胸だ!」
 叫びあうマルコスの揺れる両手の爪は栄華と麻緒を狙い、少しでも二人が動いたら即座に襲い掛かろうとする構えだ。
 油断無く包囲の輪を縮め、必殺の間合いになるや一斉に襲いかかり八つ裂きにする、マルコスたちの決死の陣形。
 その囲みの中心では。
「こういう連中は手ごわいンだよね」
 事も無げに言う、死地こそが日常である栄華は元より、《魔骸連刃》の刃を構える麻緒にも怯えは無い。
 それは麻緒が恐怖心を奪われ、戦うことも自身が傷つくことも厭わないから、だけでは無い。それは――。
(「これだけマルコスたちの意識を引けば……」)
 と、頭上から微かに何かが風を切り裂く音が聞こえた刹那、麻緒が叫ぶ。
「栄華さん!」
 次の瞬間、沢山のことが一度に起こった。

 直上から戦場へと飛び込んだ運命の神刀が閃いた。何が起きたか理解できないままマルコスのリーダー格の首が飛んだ。栄華と麻緒がそれぞれ囲みの反対方向へ突撃した。運命が飛翔ではありえない動きでサイドステップ、もう一体の腕を切り飛ばした。栄華が迎え撃つマルコスの牙を銃剣で受け止めるや、振り払いざま口内へと銃口を向け連射した。麻緒が振りかざすマルコスの爪ごと《魔骸連刃》で斬り込むや掌、腕、肩、そして身体ごと両断して後方へ抜けた。
 ――それだけのことが、一度に起きたのだ。

 大勢は決した。
 リーダーは倒され、陣形は破られた。そして個々の技量、力量さえディアボロスが上回る。
 そうなれば、集団戦に秀でたとしてマルコスたちが抗するのは不可能だ。
 この時、最も戦果を挙げたのは運命だった。
(「三つ……、これで四つ」)
 空を翔け神刀を振るう運命が、数える度に悪魔たちが絶命していく。
 栄華、麻緒たちの助けによる完全な不意打ちに加え、《浮舟》による飛翔ではありえない動きで空を疾駆する。
 その上、地上の二人の攻撃へ誘導する動きまで加われば、再び突入する栄華と麻緒になすすべ無く倒されていく。
 マルコスたちは最後まで戦い、全滅した。
 最後の一人が栄華の銃剣を胸に受け、絶叫を上げて崩れ落ちる。
 それを麻緒はただ見つめていた。
 恐怖心は失われても。
 残る心は少女のままだったから。

   ※

「……そりゃ、そうだよなァ……」
 その建物を見上げる栄華。言葉はそれだけだった。
 それは何の変哲も無い、打ち捨てられ、廃墟となった高層ビルでしかなかった。
 栄華の言う『弊社』であること以外は。

 ビルの合間を縫って飛翔し、撤退する道すがら、
「弊社どうなってるか見ていい? もしや物理的に潰れてるかも、だけど」
 栄華がそう言えば、撤退ルート上にあるなら何ら問題はない。
 飛翔しながら、いつになく饒舌に話し続けていた栄華が、ただ黙って見つめ続ける。
 麻緒が何か言いかけ、それを運命が止めた。黙って小さく首を振る。
 二人、気遣う表情でじっと見守る。
 しばらくして、栄華がポツりと呟いた。
「無事だったら、弊社もついでに爆破してやンよ! とか思ってたけど」
「どかーん、とか出来なくて残念?」
「……潰れてなかったら、どうしたのかは聞かない方がいいだろうなあ」
 麻緒が安心したような笑顔を浮かべて。運命が肩を竦めて見せて。
 そうして栄華、どこかすっきりとした表情で、
「ま、どちらにせよアタシの戦場はもうここじゃない。怒りをぶつけるのも弊社じゃねーよォ。とっとと逃げっぞ!」
 言われた運命、すぐに麻緒も飛び立つ。
 栄華も続こうとして、代わりにもう一度だけ振り返った。
 思った。
 並木越しの暖かな日差し、後輩と一緒にパンプスで走った街路。
 同僚と一緒に食べたクレープの移動販売、お気に入りだったカレー屋さん。
 あの暮らしは非日常、束の間の――。
(「全部が嫌いじゃ、なかった、よねェ……」)

 そうして今度こそ振り返らず。
 運命たちを追い、栄華も飛翔するのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【水面歩行】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2021年12月18日

【第一次東京奪還戦】六本木ヒルズファーストアタック

 このシナリオは【第一次東京奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 港区の東京タワーに攻め寄せる隣接区のクロノヴェーダの軍勢に戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、六本木ヒルズ周辺に集結しつつある、渋谷区のアークデーモン、全て見通す者ヴァサゴの軍勢で『狼の悪魔・マルコス』と戦闘を行います。
「成功シナリオ数×5%」だけ、「⑦全て見通す者ヴァサゴ」の敵残存率を低下させます。


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#ファーストアタック


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選択肢👾大群のトループス級『狼の悪魔・マルコス』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。