【第一次東京奪還戦】天空掃討電波塔(作者 志稲愛海
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#TOKYOエゼキエル戦争  #【第一次東京奪還戦】東京タワー掃討戦  #第一次東京奪還戦  #ファーストアタック  #港区  #東京タワー掃討戦 

 長らく東京のランドマークとして圧倒的な存在感を誇っている東京タワー。
 その周辺の勢力が今、一斉に動きを見せ始める。
 ハルファスがディアボロスの手によって滅ぼされた今……港区の新しい支配者になるべく。
 港区の要である、この場所を制圧するために。
 けれど、真っ先に東京タワー制圧に手を掛けたのは、攻略旅団の調査や探索提案に従ったディアボロス達だ。
 そして江東区のアークデーモン・グラシャラボラスもまた、東京タワーを制圧するべく先遣隊を差し向けるのだという。
『カチコミだ!!』
『よっしゃ気合入れていくで!』
『全員ぶっ殺したるわ!』
 ちょっぴり昭和な香りがする、血気盛んなヤンキーデーモンの群れを。

●東京タワー掃討戦
「みんながこれまで頑張ってくれたから……港区を最終人類史に奪還できるかもしれないチャンスがきたよ」
 逢海・凪都(黒焔・g03331)はそうぐっと密かに気合が入ったように皆を見回してから。聞きに来てくれてありがとう、とぺこり頭を下げた後、今回の依頼内容を語り始める。
「俺たちディアボロスが港区の支配者であったハルファスを撃破した事で、港区を最終人類史に奪還できるかもしれないんだ。その奪還の鍵となるのは……港区の象徴である『東京タワー』だよ」
 そして、この港区を支配しようと。隣接5区の大天使やアークデーモンも、港区の要であるこの東京タワーを制圧するべく軍勢を差し向けるのだという。
「攻略旅団の探索と調査提案のおかけで、他のクロノヴェーダ勢力に先駆けて、俺たちディアボロスが東京タワーの制圧に成功したから。このまま、東京タワーを守り切れば……港区を最終人類史に奪還することが出来ると思う」
 なのでまずは、東京タワーに攻め寄せるクロノヴェーダの先遣隊を迎撃して。
 来たる【第一次東京奪還戦】への準備を整えよう、というわけだ。
「そして今回みんなに迎撃してもらうのは、江東区のアークデーモン・グラシャラボラスが差し向けた、ヤンキーデーモンの群れだよ。何か……ちょっぴり参考資料が古かったのか、暴走族とか不良とか……昭和な感じ?」
 こてりと首を傾げつつも凪都が言うように、今回撃退して貰うのは、一言でいえばヤンキーな敵の群れ。
 釘バットやチェーンをヒャッハー振り回してガンつけてくるような、暴れん坊の集団的である。
「敵の群れを迎え撃つのは、東京タワーの下の広い場所になるから……広さとか障害物とか気にしないで、心置きなく、このヤンキーたちのことぶん殴っていいと思う」

 それから凪都は、改めて皆を見回して。
「地球規模で考えれば、港区は小さな地域かもしれないけど……でも、最終人類史に残された人類と俺たちディアボロスにとっては、大きな一歩になるよね」
 だから……頑張ってみんなで東京タワーを守ろうね、と。
 余り表情にこそ出てはいないが、そわりと尻尾を揺らして。
 凪都は決戦の前哨戦となる大事な戦いへとディアボロスたちを送り届ける。
 時逆の列車、パラドクストレインで。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
6
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【使い魔使役】
2
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV4 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

志稲愛海
 マスターの志稲愛海と申します。
 よろしくお願いいたします!

 港区を最終人類史に奪還すべく戦いがいよいよ始まります!
 このシナリオは【第一次東京奪還戦】に関連する特別シナリオです。

 今回は、東京タワー周辺に現れる敵勢力の先遣隊を撃破し掃討して頂く内容となっております。
 掃討に成功すれば、戦争において敵の軍勢が東京タワーを制圧するまでの時間が長くなり、有利な状況で戦えます。

 選択肢は、①👾大群のトループス級『ヤンキーデーモン』のみです。
 シナリオの進行状況の詳細などは、マスター個別ページにてお知らせします。
 参加人数によっては、問題のない内容のプレイングもお返しする可能性がありますが。
 どうぞお気軽に思いのまま、カチコミしてくるヤンキーを掃討するべく、皆様らしく戦って頂ければと!

 ご参加お待ちしております!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


エトワール・ライトハウス
ディヴィジョン奪還の第一歩、躓かないよう仕事をこなそう!

無双馬レオンに乗って敵を迎え撃つ
やんきー、はよく分からんがあの鎖は厄介だな、馬の足を止められかねん
幸い、迎撃側だし遠くにいるうちからマスケット銃の電磁加速弾で狙い撃っていきたい……が、全滅させるのは流石に苦しいか

よし、敵が肉薄してきたら、『敵の最後列』目掛けてパラドクスを使う
障害となる近くの敵をすり抜けて、レオンの蹴りを食らわせた相手に持ち替えたマシンピストルを連射だ!

足を止めずに敵を振り回す事こそ騎馬兵の本領!
戦場を全力で駆け抜けて、相手をかき乱してやる!


鵙目・隆尋
化石……?天然記念物……?
あ、どっちでもいいか……あんまり変わんないよね

契約召喚でアークデーモンを召喚
俺から一番近い対象に攻撃を指示

デーモンVSデーモンとか中々に面白い図かなぁって思うんだよね
精神攻撃として敵にダメージ入ってくれたらいいけど
それは流石に望み過ぎかな?

天の廻りも投擲したら
攪乱くらいには使えるでしょ

俺自身はダッシュで接近して魔晶剣で斬撃と貫攻撃を用いて攻撃
一撃離脱で戦力を削いでいくよ
ダメージの大きい敵に対峙する時は解体も乗せて行こう

敵の拘束はダッシュや残像を使って回避
拘束されて逆にボコボコにされるのは避けたいもの

必要なら狂獄の檻も使っていく
攻撃を相殺出来ればいいんだけれど、どうかな


ノスリ・アスターゼイン
ヤンキーって何?
…よく分からないけど
シマを賭けて争うってことなんだろうな

牛頭達と対峙し合えば
一触即発の空気
緊迫感があって嫌いじゃないよ

いや
重そうな筋肉の奴に拘束されるのは
真っ平ゴメンだけども!

向かってくる牡牛を
飛翔でひらり躱して背後に回り
砂嵐で捕縛

禍々しい目を見なきゃいいんでしょ

振り向かせもしないよう
砂の檻に閉じ込めてしまおう

ほらほら
そんなに目を見開いたら
砂が入って痛いじゃない?

あいたたー
なんて同情するフリは口ばかりで
砂塵を止める気など毛頭無い

仕留めはナイフ
或いは
仲間と連携を図って
始末を委ねる

殴り合って深める友情――ごめん、無いわ

掃討戦って大掃除ってこと?
年の瀬らしく煤払いに駆け回ろうじゃない


諷和・もこ
ん、ボク、知ってるんだよ
カチコミってやつなんだよ!

入口付近を陣取って、近くに来た牛さんたちを「まくら」でカキーン!とホームランしていくんだよ
牛さんたちを打って打って一か所に纏めたら
【マーチオブシープ】でドドドドーって押し流しちゃうんだよ

もし他に苦戦してそうな復讐者さんがいたら、妖精さんを派遣するね
うちの妖精さん、肉食で……特に牛肉が大好物だから……
きっと喜んで襲いに…もとい、助けになると思うんだよ

……なんでボクのところの妖精さんは、こんなにかわいくないんだろう?
(見た目はかわいいけど、豹変してクワってするタイプ)


 港区の新しい支配者を決める鍵となる場所、東京タワー。
 ハルファスを撃破し、この地をどの勢力よりも早く制圧したのはディアボロス達であった。
 そして他の区の勢力者たちもまた、虎視眈々と港区を手中に収めんと、東京タワーへと先遣隊を派遣しているという情報を掴んだのだが。
 江東区のアークデーモン・グラシャラボラスが差し向けたのは。
『オラオラァ! ヤキいれたろかぁ!』
『ツラ貸せやぁ!』
『シマを巡ってカチコミだ! エンジン暖まってきたぜ!』
 すごくレトロな、ヤンキーデーモンの集団であった。
 そんなイキりながら進軍してくる輩を見遣りながら。
「ヤンキーって何?」
 第一声で何気にその存在自体をぶった斬るのは、ノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)。
 だが、彼がヤンキーというものを知らないのも無理はない。
「化石……? 天然記念物……?」
 鵙目・隆尋(幼年期の終わり・g00735)の言う様に、ふた昔くらい前の時代の絶滅危惧種なのだから。
 隆尋も、化石だか天然記念物だかの、昭和の香りがする敵の群れをじいっと見つめてから。
「あ、どっちでもいいか……あんまり変わんないよね」
 化石でも天然記念物でも、どちらでも大して変わりません。
 ノスリは改めてヤンキー達の言動を見聞きして。
「……よく分からないけど、シマを賭けて争うってことなんだろうな」
 大雑把にそう理解する。大体合っています。
 そんな首を傾けている彼の傍で。
 皆と共に敵襲に備えている諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)は、ちょっぴりえっへん。
「ん、ボク、知ってるんだよ。カチコミってやつなんだよ!」
 そう、これはカチコミ! それを、もこは知っています。
 そして、敵を迎え撃つべく無双馬レオンに跨り、敵軍に視線を投げるエトワール・ライトハウス(執行人・g00223)も。
「やんきー、はよく分からんがあの鎖は厄介だな、馬の足を止められかねん」
 やんきーというものは正直、やはりよく分からないけれど。
 けれど、やんきーが振り回しているチェーンが騎馬兵である己の戦術にとって厄介であることは分かるから。
(「幸い、迎撃側だし遠くにいるうちからマスケット銃の電磁加速弾で狙い撃っていきたい……が、全滅させるのは流石に苦しいか」)
 もう間もなく戦地となるだろうこの場で、これからの展開を慎重に見極めながらも思う。
 ……ディヴィジョン奪還の第一歩、躓かないよう仕事をこなそう!
 幸せが何か見失い気味ではあるが。やんきーは、金にも酒にも女にも無関係な集団ということは一目瞭然であるし。きっとこの戦いに勝てば、幸福への第一歩になる気がするから。
『あぁ? なんか文句あんのかテメーら!』
『ぜってーコロす!』
 すぐそこまで迫ってきた敵軍に怯むことなく、いざ相対する。
 そんなヤンキーな牛頭軍団と対峙し合えば、ピリピリひりつくような一触即発の空気。
「緊迫感があって嫌いじゃないよ」
 ノスリはそう何処か愉快気に蜜色の瞳を細めながらも。
『ジロジロ見てんじゃねぇぞ、コラァ』
(「いや、重そうな筋肉の奴に拘束されるのは、真っ平ゴメンだけども!」)
 そう言いながらもガンつけしてくるヤンキーの姿に、思わず首を横にふるり。
 ぎゅうっと暑苦しい筋肉に拘束されないためにも、負けられない戦いが今始まる。
 そして、息巻いてメンチ切ってくるヤンキーどもにも構わずに。
「そこのイキってる化石を狙って」
 契約召喚をもって喚んだアークデーモンへと、一番己に近い敵への攻撃を指示する隆尋。
『誰が化石だァ!? 上等だ、タイマン張ろうってのか!』
(「デーモンVSデーモンとか中々に面白い図かなぁって思うんだよね」)
 街路樹もズタズタにしてへし折るという自転車チェーンをぶんぶん振り回すヤンキーデーモンと、強大な魔法を繰り出すアークデーモンの対決に、密かに少しだけわくわくしながらも。
(「精神攻撃として敵にダメージ入ってくれたらいいけど、それは流石に望み過ぎかな?」)
 ヤンキーの動向を観察するように見遣りつつ、天秤描かれし天の廻りを投擲し敵の攪乱を狙って立ち回る。
 そして敵が肉薄してくれば、エトワールもレオンと共に戦場へと颯爽と駆け出して。
 ――目標確認、仕留めるぞレオン!
 展開した新式騎馬突撃で狙い定めるは、眼前のヤンキーどもではなく――敵の最後列。
『なっ!?』
『く、このイカしたチェーンで巻きつけて……ぎゃあ!?』
 障害となる近くの敵を軽やかにすり抜けて。
 チェーンを放つ前の敵に容赦なく食らわせるのは、強烈なレオンの蹴り。
 さらにすかさず持ち替えたマシンピストルの銃口がよろめく相手へと向けられた刹那。
『オイ!? ヤンキーの喧嘩ではチャカはご法度……ぐあっ!』
 備えた連射機構をフル回転、容赦なく敵を蜂の巣にするエトワール。
 やんきーのことはそもそも、よく分かりませんから。
 そして最後列で騒ぐヤンキー達はお任せして。
 近くに来たヤンキー達へと、入口付近を陣取ったもこが全力のフルスイングするのは、ふわふわなまくら……?
 いいえ、まくらはまくらでも。
『は、喧嘩はお泊り会の枕投げじゃねぇぞ……え、うぎゃっ!!』
 ぶんっとぶん回せば、鋼鉄並みの強度が出るまくらです!
 そんな完全に舐めていたヤンキーを、カキーン!
 凶悪な得物と化したまくらで次々と打って打って、ホームランしていって……そして、一か所に纏めたら。
 ――羊さん羊さん、こっちなんだよー!
 もこもこーっと現れたのは、羊さんのように愛らしい妖精さん。
 いや、可愛いだけではありません。
『何というふわもこ……ぎゃあ!?』
 建物すら破壊するほどの勢いで、ドドドドーっと。
 一斉に突進し、ヤンキーをげしげしと蹂躙して押し流していく羊さん。羊さんは急には止まれない。
 さらに、ばさりと星斑燈す砂色の鳥が羽ばたけば、戦場に巻き起こるのは砂嵐。
 息巻いて向かってくる牡牛達をひらり、天へと舞い上がり躱したノスリは、すかさず敵の背後に回って。
「禍々しい目を見なきゃいいんでしょ」
 振り向かせもしないよう閉じ込める。
 身動きすら取らせぬ、砂の檻に。
『ぐぅっ、砂で目潰しとか舐めやがって! タイマンで正面から喧嘩しろゴルァ!』
「ほらほら、そんなに目を見開いたら、砂が入って痛いじゃない?」
 懲りずガンつけてくる相手の目に容赦なく入り込む砂に、あいたたー、なんて。
 同情するフリは勿論、口ばかり。
 ぽろぽろ目に砂が入って涙を流すヤンキーへと見舞う砂塵を止める気など毛頭無くて。
 さらにお見舞いするのは、仕留めるべく握られたナイフの閃き。
 アークデーモンが魔力をぶっ放し、勇ましく嘶くレオンが戦場を駆け、羊さんが敵をドドドッと蹂躙し、激しい砂嵐が巻き起こる……まさに戦場は開幕早々、乱戦の様相をみせて。
 隆尋も魔晶剣を手に一気に地を蹴って、敵前へと躍り出れば。
 貫攻撃を乗せた斬撃をヤンキーへとお見舞いし、すかさず距離を取る……そんな一撃離脱の立ち回りで敵の戦力を削いでいく。
 だって、チェーンでぐるぐる巻きにされるなんて、真っ平御免だから。
「拘束されて逆にボコボコにされるのは避けたいもの」
『あぁん? 男なら、拳と拳で友情を語り合うもんだろォ!』
「殴り合って深める友情――ごめん、無いわ」
 そうノスリに秒で断られつつ、あえなくナイフで叩き斬られるヤンキーを後目に。
 隆尋も狂獄の檻を成し、ダメージが目に見えるまた別の個体を解体するべく容赦なく刃を振るえば。
 ふよふよもふもふ、その姿は一見すると愛らしいのだけれど。
 特に乱戦になっている場所を見つけ、もこは妖精さんを差し向ける。
『あん? 可愛い羊さんじゃねーか……ぎゃ!?』
「うちの妖精さん、肉食で……特に牛肉が大好物だから……きっと喜んで襲いに……もとい、助けになると思うんだよ」
 刹那、クワッと表情が一変。
 豹変した妖精さんたちが、牛さんたちを美味しく頂くべく牙を剥く。
 そんな様子を見つめながらも、もこはぽつり。
「……なんでボクのところの妖精さんは、こんなにかわいくないんだろう?」
 いえ、見た目は可愛いのですけれど……ちょっぴり猪突猛進でたまに豹変する、食いしん坊さんなのです。
『くそっ、ちょろちょろと! 降りてきて勝負しやがれ……ぐあァっ!?』
 威嚇するようにじゃらりと鎖を鳴らし、煽ってくるヤンキーにも構わずに、パカーンッ。
 レオンの蹴りが見事に入れば、エトワールはその手綱を引いてさらに縦横無尽、マシンピストルをぶっ放しながら戦場を駆けまわる。
 足を止めずに敵を振り回す事こそ、まさに騎馬兵の本領。
 拘束せんと飛ぶチェーンにも捕らわれる余地すら与えないというように、相棒と一緒に勇敢に軽やかに。
 ……戦場を全力で駆け抜けて、相手をかき乱してやる!
 大きな一歩を今、皆と共に踏み出さんと、エトワールは敵を翻弄し掃討するべく駆けるのを決して止めない。
 そう……これは、東京タワーを守る掃討戦。
「掃討戦って大掃除ってこと?」
 ノスリはそう紡ぎつつも、大掃除するべきヤンキーどもへと蜜色湛える瞳を改めて向けてから。
 イキる敵の群れへと再び砂嵐を巻き起こし、握るナイフを閃かせる。
 ……年の瀬らしく煤払いに駆け回ろうじゃない、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

ミルフィ・ブランラヴィット
アドリブ連携歓迎

少しでも敵戦力を
削がねば
しかし
古風なヤンキーですわ…

味方と連携
敵に囲まれぬ様
【飛翔】も使い
【臨機応変】に行動

自身のアームドフォート
『アームドクロックワークス』
を展開
『クロックアームズ・マルチランチャー』も持ち
【砲撃】【誘導弾】の【連射】
【制圧射撃】の【弾幕】や
パラドクスで
釘バット等喰らわぬ様
距離をとり攻撃&味方援護
接近されたら
マルチランチャーの銃剣
『クロックハンズブレード』の
【斬撃】【薙ぎ払い】で対処

攻撃し空中などに離脱する
ヒット&アウェイで
戦闘

敵の攻撃は
【結界術】【残像】で
防御・回避

『ぶっ殺すとか乱暴ですわね☆』(砲撃)

もし
退き時な状況になったり
万が一
ジェネラル級出現時は撤退


ミシェル・ロメ
僕がディアボロスに覚醒して、初めての戦争……
生まれた国が、時代が違っても、奪われた故郷と尊厳を取り戻す、その意志に変わりはありません。
皆さん、頑張りましょう。

鋭い眼光になど怯むものか
僕たちはこれ以上の恐怖を……大切な人を失う悲しみと
明日をも知れぬ弾圧の日々を乗り越えてきたんだ
どんな恫喝にも拘束にも屈しない!

【無限の翼】を広げ、溢れる光輝を解き放つ(光使い)
この光は、穢れた世を浄化する祈りの力
敵の目を狙って眩き光を放ち、視界を奪い、焼き尽くす

ある程度敵を減らしたら、こちらが疲弊する前に「飛翔」し撤収
逃げ遅れた仲間がいたら逃走をサポート

自由への願いは、救済の意志は、誰にも縛られはしない


エヴァ・フルトクヴィスト
港区のシンボルと言えば東京タワーなんでしょうが。
ここを支配したものが、港区の支配者というのはどういう事なんでしょうか?
ドラゴン勢力が活用している地脈の様な力が各区であるという事なのでしょうか。
疑問は尽きませんが、それはそれ。
まずは大きな争い前に降りかかる火の粉を払って、時を稼がせて貰いましょう!

相手のガンつけにはこちらも目に殺気の魔力を込めて対応。
勿論こちらは結界術で身を護りながらですが!

高速詠唱で生み出した天槍を次々と投擲、吹き飛ばして相手を攪乱。
一方で相手の動きを観察しつつ、勇気を以って接近戦で天槍の斬撃や、
傷口に貫通の一撃を喰らわせたりと臨機応変に動きますよ!

港区の支配権は渡しませんよ!


アンダルシア・ノォヴェント
何だか見覚えのあるような、また別の個体かしら?
それとも、私たちが区別をつけられないだけかしら?
ともあれ、やることは単純明快、まあ戦争ですし、ね?

本来は魔法をこんなことに使うことはしたくはありませんが・・・
この力は本来の私の魔法とは異なりますしね?
刻逆によって奪われた魔法や知識、それを応用した「魔法風パラドクス」とでも言いましょうか?
ですので、この力で争うことに抵抗はありませんよ?

さて、魔女は魔女らしく、空から襲いましょうね?
ふふ、不良を気取るのでしたら、空ぐらい根性で飛んでみなさいな?
あらあら、太陽を背にされては、ご自慢の睨み付けもただの細目にしかなりませんか?
それが狙いですけれど、ね?


 押し寄せる敵の大群を迎え撃つディアボロス達が、いち早く制圧したこの場所。
 ここが港区の要となる地だと言われれば、納得はするのだけれど。
(「港区のシンボルと言えば東京タワーなんでしょうが。ここを支配したものが、港区の支配者というのはどういう事なんでしょうか?」)
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)にふと生じたのは、そんな疑問。
 そして思考を巡らせてみれば、思い当たったのは他のディヴィジョンの事象。
(「ドラゴン勢力が活用している地脈の様な力が各区であるという事なのでしょうか」)
 この場を制圧した勢力が港区の実権を握る、それには何らかの力がこの場所に働いているのかもしれない。
 そんな仮説を立てるエヴァとはまた違った疑問を抱くのは、アンダルシア・ノォヴェント(アンダルシアの魔女・g05231)。
(「何だか見覚えのあるような、また別の個体かしら? それとも、私たちが区別をつけられないだけかしら?」)
 その視線の先にあるのは、イキりながらも攻めてくる敵の群れ。
『オラァ!! ぶっころしてやる!』
『びびってんじゃねーぞォ!』
 何だかそんな昭和風なヤンキーデーモン達を見た気がする、アンダルシアであるけれど。
「ともあれ、やることは単純明快、まあ戦争ですし、ね?」
 息巻くヤンキー達の勢いにも決して臆することなく、見えている艶やかな唇に微か笑みを湛えつつも開く。
 そう……これは、来たる大きな戦争の前哨戦となる大切な戦い。
「僕がディアボロスに覚醒して、初めての戦争……」
 全てが奪われた、あの日。
 ミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)もまた、奪われた者。
 そして、この地や時間に己が在ったわけではないのだけれど。
「生まれた国が、時代が違っても、奪われた故郷と尊厳を取り戻す、その意志に変わりはありません」
 奪われたものを取り返す、初めての反撃のチャンスが今、訪れているのだ。
 この戦争の勝利はミシェルにとってもきっと、大きな意味を成す第一歩となるはず。
 だから、誰にも奪わせない。そのために、今のミシェルは歌うのだ。
 この世界に満ちる絶望を祓い、人々の希望を取り戻すために。
「皆さん、頑張りましょう」
 そんな美しくも強き決意を宿す彼の声に、こくりと頷くのはミルフィ・ブランラヴィット(メルティックリリスホワイトラビット・g01705)。
 そして迎え撃つ敵の群れを見遣り、ぐっと拳を握り締めて。
(「少しでも敵戦力を削がねば」)
 己のやるべき事をその心に改めて描きながらも、こう思わずにはいられない。
『ヒャッハァ! 血が騒ぐぜぇっ!』
『なんか文句あんのかテメーら!』
「しかし、古風なヤンキーですわ……」
 眼前に迫る相手は、都市伝説かとまで思ってしまうような、ふた昔ほど前のヤンキー集団である。
 エヴァも、釘バットやチェーンを手に進軍してくる敵を見遣って。
(「疑問は尽きませんが、それはそれ」)
 色々と気になることはあれど……今自分がやるべきことは、決して違えない。
「まずは大きな争い前に降りかかる火の粉を払って、時を稼がせて貰いましょう!」
『あぁ? やんのかコラ!』
 瞬間、鋭い悪魔の眼光でデモニックガンつけを飛ばしてくるヤンキーデーモン。
 でもエヴァだって負けていません。相手のガンつけに対抗して、円らな赤の瞳に殺気の魔力を込めてガンを飛ばし返します!
(「勿論こちらは結界術で身を護りながらですが!」)
 ディアボロス達はヤンキーではないので、付き合って身体張る必要はありません、ええ。
 そして睨みと共に、かわりに次々とエヴァが投擲するお返しは。
 ――世界を支える樹、天の光宿りしトネリコの枝よ。ここに顕現し、生命の輝きを示せ!
 高速詠唱をもって生み出し、戦場に枝葉を伸ばさんと生命の光を迸らせる世界樹の天槍。
 編み出された魔力の鋭撃で吹き飛ばし敵を攪乱しつつも、確りと相手の動きを観察し見極めれば。
『うおっ!? ぐぎゃっ』
 その心に勇気を灯し、果敢に接近戦へと持ち込むエヴァ。
 天槍の斬撃をお見舞いし、生じた傷口に貫通の一撃を喰らわせたりと、戦場を臨機応変駆け抜けて。
『あぁん? なめんじゃねーぞ、コノヤロウ!』
 ガンをつけてきた悪魔の瞳にも、ミシェルは真っ直ぐな視線を逸らしはしない。
「鋭い眼光になど怯むものか」
 だって、この程度の威嚇などなんてことないのだ。
 ぐっと密かに拳を握り締めてから、ミシェルははっきりと宣言する。
「僕たちはこれ以上の恐怖を……大切な人を失う悲しみと、明日をも知れぬ弾圧の日々を乗り越えてきたんだ」
 だから――どんな恫喝にも拘束にも屈しない! と。
 どのような困難が待っていても、決して折れなどしない。数多の可能性を湛える天へと広げた、この無限の翼は。
 そして信じる限り、どこへだって飛んでいける。未来を掴むために、奪われたものを取り戻すために。
 そんな翼から解き放たれし溢れる光輝は、穢れた世を浄化する祈りの力。希望の光は闇夜を照らす道標となるのだから。
『ぐあっ、このッ……!!』
 ガンつけてきたその目を狙い放たれた光が敵の視覚を奪い、そして焼き尽くし焦がせば。
「本来は魔法をこんなことに使うことはしたくはありませんが……この力は本来の私の魔法とは異なりますしね?」
 アンダルシアもまた、奪われた者。
 けれど今の彼女が扱うのは、刻逆によって全てを失ってしまった大いなる魔法とはまた違った力。
「刻逆によって奪われた魔法や知識、それを応用した「魔法風パラドクス」とでも言いましょうか?」
 ……ですので、この力で争うことに抵抗はありませんよ? って。
 だから躊躇なく、ぶっ放せるのだ。
「さて、魔女は魔女らしく、空から襲いましょうね?」
 ひらり、空へと舞い上がりながら。
『あっ、タイマン張るなら降りてこいや、このアマァ!』
「ふふ、不良を気取るのでしたら、空ぐらい根性で飛んでみなさいな?」
『あぁ!? なんだと……ぎゃっ!』
 ――光よ光よ、穢れを追いて切り裂きなさい。
 煽る不良の言動など相手にもせず、ガンをつけてくるヤンキーへと魔術により束ねた光の鋭牙を繰り出して。
 山猫の如く獲物を見据え回転しながらも、鎌のように飛んでは、敵の身を裂かんと牙を剥く。
 そして堪らず目つきの悪い瞳を逸らし手で覆ったヤンキーの姿に、アンダルシアは大きく首を傾けてみせる。
「あらあら、太陽を背にされては、ご自慢の睨み付けもただの細目にしかなりませんか?」
 ……それが狙いですけれど、ね? なんて。
 太陽を背負い味方につけつつも、口元にふっと笑み宿しながら。
 さらに地を大きく蹴り、空へと飛翔するのはミルフィ。
 敵に囲まれぬ様に心がけ、そして仲間と連携してぶち込む。
 各部が分離・変形する時計仕掛の兵装を展開し、すかさず多様な弾丸や射撃等が運用可能な携行砲も手にして。
 誘導弾の連射や制圧射撃の弾幕を張りながら、強烈な砲撃を。
 そして息巻くヤンキーの耳元でそっと囁きを落とす。
 ……目を閉じて――わたくしの愛で、貴方様の身も心も…蕩けさせて差し上げますわ……♡ って。
 そんな桃色の幻に敵が惑わされた隙に、ぶん回される釘バットを喰らわぬ様に距離をとってから。
『オラオラァ! ぶっころしてやる! ……っ!?』
 すかさず釘バットを振り上げ迫る別の個体へと見舞うのは、マルチランチャーの銃剣……クロックハンズブレードによる薙ぐような斬撃。
 そして攻撃を繰り出せばすぐに空中へと離脱する、ヒット&アウェイの立ち回りを心掛けるミルフィ。
 それから再び、しゃきんっとクロックアームズ・マルチランチャーを構えて。
「ぶっ殺すとか乱暴ですわね☆」
『っ、ちょっと待っ……うぎゃあっ!』
 容赦なく景気よく、ヤンキー目掛けて強烈な砲撃をどかんっ!
 そして皆で攻勢を崩さず、ヤンキー達を次々と退けながらも。
 揺らぐ敵の群れへと、ビシッとメンチを切るエヴァ。
「港区の支配権は渡しませんよ!」
 これは全員で掴み取る、奪還への第一歩。
 それに、この場に駆けつけている仲間は沢山いるから。
 ある程度押し寄せていた敵の数を減らせば、疲労が蓄積する前に無理はせずに。
 退き時を見誤らず深追いせず、撤収するミシェルやミルフィ。
 そしてミシェルは仲間に危険がないか周囲へと視線を巡らせながらも、天へと再び翼を広げる。
 ――自由への願いは、救済の意志は、誰にも縛られはしない、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV4になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

奉利・聖
品が無い…というか、不衛生です
ただでさえクロノヴェーダというのは存在するだけで世界を穢すというのに
おまけに振る舞いに品も無いとは、擁護のしようもなし
では、ゴミには消えてもらいましょうかね

あーあー、チェーンなんて振り回して
捕まらなければなんてことないんですよ──『軽気功』
シンプルに、加速するだけです。それだけでいい
<早業>で素早くチェーンを回避して、その隙を突く
スピーディに戦うと一撃は軽くなりがちですが…
急所を狙えばいいだけです

例えばその目に<貫通撃>の棒突きを叩き込めば、脳が破壊されるでしょう?
喉に心臓に…人体でなくても急所はあるもの
そこを壊せば動けなくなる…掃除はスマートにやるものですよ


古城・雪凪
相変わらず、古臭く品のないヤンキーだね
見てる分には面白いけれど…
ま、邪魔をするなら排除するまで

相手の動きを観察、情報収集をして
隙や弱点があれば積極的に活用
味方が近くにいれば連携、情報共有

連撃を繰り出し、時に早業とテンポを変えて
花葬ノ艶舞曲を踊るとしよう
相手の攻撃の動きに合わせ残像で惑わせ回避
…そのチェーン、錆び過ぎじゃないかい?
うまく飛んでないよ

1箇所に留まらず、そして囲まれないよう注意して
弱っている敵から優先して撃破を

これは一つの物語の序章に過ぎない
けれど、この一頁が結末へと影響を与えるなら
共に踊るには目つきも持ち物も品はないけれど
存分に踊ってあげようか、花葬姫


凪沙・悠璃
殺しに来るということは、殺される覚悟もあるのだろう?
ならば遠慮なく殲滅させて貰おう。恨むなら己の浅慮を恨むといい。


携える武装は拳銃と神刀。
重視するのは一撃の威力よりも速度と技巧、そして手数。
先見を織り混ぜつつ、研ぎ澄ませた合理性で戦闘を行う。

敵の一挙手一投足、常にその観察は怠らない。
言動や風体はともかく、危険な敵であるということには変わらないのだから。

……だが、その大振りな攻撃は致命的な悪手だ。

一撃の攻撃力において敵のパラドクスが優れるならば、こちらは技能と研鑽を極めている。
そして天凛の直観が組み合わされば、その攻撃を躱すことなどあまりにも容易い。

そして隙を晒せば必然、訪れるのは死のみ。


 ディアボロス達がどの勢力よりも早く制圧に動いた港区の要――東京タワー。
 そしてこの場所を奪わんと、江東区のアークデーモン・グラシャラボラスが差し向けたという敵軍は。
『オラァ! かちこみだ!』
『やんのかコラァ!』
『焼きそばパン買ってこいや、テメェ』
「相変わらず、古臭く品のないヤンキーだね」
 柔和な笑みこそ絶やさないが、ずばり言った古城・雪凪(繰創者・g01119)とは温度差が酷い、イキッている輩ども。
 いわゆる、雪凪も言う様に、ヤンキーという類の集団である。
 その名もヤンキーデーモンという、何の捻りもないがある意味わかりやすい大群へと金の瞳を改めて向けて。
「見てる分には面白いけれど……」
 化石感溢れる言動は確かに今の時代では物珍しく、見ている分には愉快であるが。
 あくまでそれも、見ている分には、であるし。
『あぁ!? じろじろみてんじゃねーぞ!』
「ま、邪魔をするなら排除するまで」
 焼きそばパンを買ってくる気など、毛頭もない。
 そんな、オラつくヤンキー達を見遣り、ふるりと首を横に振ってから。
「品が無い……というか、不衛生です」
 ……ただでさえクロノヴェーダというのは存在するだけで世界を穢すというのに、と。
 その存在自体を拒絶する言葉を投げる、奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)であったが。
『そこの兄ちゃんは、なかなか気合入ってんじゃねぇか!』
 一見すれば、ピアスバッチバチ、両腕と首元にはタトゥーまで彫っている姿に、ヤンキー達に一瞬だけ妙な親近感を持たれるものの。
「おまけに振る舞いに品も無いとは、擁護のしようもなし」
 秒でそれを一蹴する聖。
 時代錯誤に息巻くヤンキーデーモンとは、根本的な精神が違うのだ。
 そう……サロペット型作業着に身を包み、掃除用具を携えた彼は、他者へのクソデカ奉仕精神の塊。
 だから、日頃から清掃活動に熱意を注ぐ聖はいつも通り、速やかに実行する。
「では、ゴミには消えてもらいましょうかね」
 人に害を成し世界を穢す、品のない輩を綺麗さっぱり掃討するべく。
『なンだと、オラァ! 俺達とやるってのかァ?』
 だが、懲りずに息巻き続けるヤンキーデーモン達。
 そんな不躾な輩へと向けられるのは、落陽と黄昏のいろを凛と湛える視線と恬淡たる性質を綴る言の葉。
「殺しに来るということは、殺される覚悟もあるのだろう? ならば遠慮なく殲滅させて貰おう」
 そして凪沙・悠璃(束の間の運命・g00522)は微か蒼銀のいろを揺らし、情けなど微塵もなき耳に残るその声色で続ける。
 ……恨むなら己の浅慮を恨むといい、と。
 ヤンキーというものの流儀など知ったことはないが。
 だが、売られた喧嘩は買う。
 買って、そして返り討ちにするべく、ヤンキーデーモンどもを迎え撃つディアボロス達。
『死にたい奴から来な!』
 そう、ヒャッハァ! と。
 どこかからパクってきたっぽい自転車チェーンをイキがってぶん回してくるヤンキー。
 そんなベタすぎる相手に、ふうっとひとつ大きく溜息をついてみせてから。
「あーあー、チェーンなんて振り回して」
 聖は手早く確実に掃除していくべく、体内エネルギーと自然エネルギーを融合させた気功術を成す。
 己を拘束せんとじゃらり鳴る鎖だって、捕まらなければ、なんてことないのだ。
 だから。
「シンプルに、加速するだけです。それだけでいい」
 刹那展開した『軽気功』によって、肉体の運動性能が劇的に向上し、大幅に上がる行動速度と機動力。
 敵陣をかき乱す様に、投じられた鎖の回避を高速の早業をもって試みれば、次は一人ずつ仕留めんと攻勢に転じ動く聖。
『うぐ、ちょこまかと……っ! だがそんな攻撃、屁でもないわ!』
 そしてそう強がるヤンキーへと、ちらりと目を向けてから。
「スピーディに戦うと一撃は軽くなりがちですが……」
 ぐっと握るは、清掃人の聖剣。
 長柄武器として扱えるうえに掃除も出来ちゃう、最高のエクスカリバー……そう、デッキブラシ。
 瞬間、舐め切っているヤンキーに生じた隙を突いて。
 ――急所を狙えばいいだけです。
『え、ちょ、ぎゃあッ!?』
「例えばその目に、貫通撃の棒突きを叩き込めば、脳が破壊されるでしょう?」
 狙いすまし繰り出されたのは、容赦のない目潰しの連撃。
 いや、何も、ガンを飛ばしてくるその品のない目だけではない。
「喉に心臓に……人体でなくても急所はあるもの」
 重い一撃でなくても構わないのだ。
「そこを壊せば動けなくなる……掃除はスマートにやるものですよ」
 まさに掃除も戦闘も流麗に、手際良く片付けて綺麗にするだけ。
 そんな聖と共に敵前へと、文字通り躍り出るのは雪凪。
 相手の動きを確りと見極めながら、隙や弱点を探って。
『ヒャッハァ!! オイオイ、びびんなよ!』
 じゃらりと投じられたヤンキーの自転車チェーンが、雪凪の身を捉えた……かに見えたが。
『ヒャッハ……ァ!?』
「……そのチェーン、錆び過ぎじゃないかい? うまく飛んでないよ」
 捉えたのは、ヤンキーの攻撃に合わせ成された残像。
 そして惑う敵へと披露するのは、反撃の艶舞曲。
 ――舞い散る花のように、
 そう雪凪が紡ぎ手繰るは十指に結んだ糸。
 同時にくるりくるりと、戦場という名の舞台で軽やかに花葬姫が踊れば。
 黒いドレスが美しき花の如くふわりと咲き誇り、円舞曲のようなステップに合わせ舞う花弁と刃。
『このッ、舐めやがって……うぐっ』
 一箇所に留まらず、そして囲まれないよう地を蹴ってくるり。
 弱っている敵から優先して撃破を狙うべく、艶やかに雪凪は愛しき姫君を躍らせて。
 柔いように見えて心許した僅かな者以外を受け入れぬ金の瞳を向けた敵を、何処か愉快気に破壊していく。
 そして悠璃もまた、常に怠りはしない。敵の一挙手一投足を観察することを。
 その手に握るは、翳らぬ静寂纏う水底の神刀と速射と静音に優れる自動拳銃。
 戦況は敵味方入り乱れた、まさに乱戦。
 そんな激しい戦いの只中、悠璃は己の立ち回り方を瞬時に見極める。
(「重視するのは一撃の威力よりも速度と技巧、そして手数」)
 彼の武器は両の手に在る得物と、先見を織り混ぜつつ研ぎ澄ませた合理性。
 すかさず敵に生じた隙目掛け竜王ノ娘の刃を揮い、彼岸ノ雨の引き金を引いて敵を撃ち抜いていく。
(「言動や風体はともかく、危険な敵であるということには変わらないのだから」)
 いくら時代錯誤なヤンキーでも、相手は自分達から様々なものを奪ったクロノヴェーダ。
『ヒャッハァ!! チェーンでずたずたにしてやるぜぇ!』
 ぶんぶんと振り回した鎖で拘束してへし折らんと、力任せに放ってくるも。
 一撃の攻撃力において敵の方が優れるのならば。
「……だが、その大振りな攻撃は致命的な悪手だ」
 こちらが極めているのは技能と研鑽。そして天凛の直観が組み合わされば。
 ――その攻撃を躱すことなどあまりにも容易い。
 そして一瞬でも巨体を大きく揺らして隙を晒せば必然。
『!! ぐあァッ』
 神刀の斬撃が閃き、静かにでも確実に敵を撃ちぬく弾丸。
 そう――訪れるのは死のみ。
 これは掃討戦……文字通り敵を一掃することは、聖にとってお手の物。
「掃除に必要なのはこの身ひとつで十分。人の世を穢す、クロノヴェーダというゴミは不要です」
 そして、共に踊るには目つきも持ち物も品はないけれど、と紡ぎつつも。
「存分に踊ってあげようか、花葬姫」
 戦場に花葬姫を再び躍らせながら、雪凪は思うのだった。
(「これは一つの物語の序章に過ぎない」)
 けれど――この一頁が結末へと影響を与えるなら、と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面歩行】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!

風間・響
おいおいおい、敵さんはヤンキーなデーモンだって?だったら、こっちも引くわけにゃぁいかねぇよな。漢としてよぉ!!!

戦争だか、なんだかしらねぇが。今は目の前の敵を1人1人ぶっとばすことが先決ってな。
へっ、得物を使うなんざぁ、どうやら三流のヤンキーらしいな。
今どきはステゴロ上等!己の拳1つで全国制覇目指してみろや、半端モンがぁ!
≪鬼神変≫
俺のガッチガチな両腕をビッグにして、釘バットごと殴り飛ばしてやるわ!どうでぃ、拳が最強の武器なんだよ!!!


一角・實生
≪軍用ガスマスク≫を装着して彼らと対峙するに相応しい装いを
≪パニッシャー≫は近接用鈍器として使おう。≪哭戒≫がくっついていれば歪むこともないし
己の[戦闘知識]を活用し、敵の攻撃を斜めに受け威力を逃がしたり往なしながら応戦しよう

うーん、なんだか戦っていると既視感というか……妙な気持ちになる
記憶がある頃こんな体育会系の雰囲気を持った上官がいたのかもしれない

敵の鋭い眼光もそう思うと怯みそうになるが[記憶術]で乗り切る
俺の上官は人間だった筈、こんな牛じゃない
それを力に変え[ダッシュ]で接近しパラドクスを発動
圧倒的な力(石頭)の差を見せつければ今度は奴らが怯む番だ、そうしてその後の戦いを有利に運びたい


錣吹・しとら
あ”あ”!?誰が誰をぶっ殺すってぇ!?(ビキビキ)
上等じゃねえかカチコミ返してやらあ!いくぜ叔父貴ぃ!

そのちんけな得物でアタシをぶっ潰そうてのかあ?
力の差ってのを頭に叩き込んでやるぜ!
【衝撃波】で奴らをバットごと【破壊】してミンチにしてやらあ!

【地形の利用】で囲まれないように立ち回りながら大勢を巻き込める位置を確保するぜ!
そんだけ気を付けりゃああとは【大声】と【勇気】の見せどころよぉ!
スジモンの喧嘩はビビってイモ引いた奴からくたばるってのが世の常よ!

さあさあ!犬も食わねえくず肉になりて奴からかかってきな!!!

オラ


新城・橙花
(何か参考資料読みつつふむふむと頷いて)

迎撃ということは攻撃してくるところを待ち構えておけばいいんだよね?
[光使い]でカメレオンのように隠れて待つよっ。
敵が来たら大剣型呪刀【譲葉】を構えて突撃。
「たまとったるー」(←参考資料の影響)

ずんばらりんと斬りつつ
「押忍、つっぱりリーゼント改造制服の不良を成敗してラグビーで全国大会に行かせるんだよっ」(←参考資料の影響その2)

敵の攻撃は[残像]に任せつつ、パラドクスも使って力の限り殴りつけるねっ。


 どの勢力よりも早く東京タワー制圧へと乗り出したのは、ディアボロス達。
 そして今、港区の要である東京タワーを巡って……いや、新たなこの地の支配者の座を争って。
 周辺各区の勢力者達が、それぞれクロノヴェーダの大群を差し向けたというのだ。
 そんな状況から、自ずとディアボロス達は敵を迎え撃ち、東京タワーを守り抜く立場となる。
 それは、とどのつまり。
『オラァ! カチコミだァ!』
『俺達がテッペンとってやるぜ!』
 ちょっぴり何だか、ひと昔もふた昔も前のレトロ臭はするものの。
 迫るヤンキーデーモンどもの言うように、いわゆる、カチコミをかけられるというわけである。
「迎撃ということは攻撃してくるところを待ち構えておけばいいんだよね?」
 新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は何かの参考資料を読みつつ、ふむふむと頷いて言ってから。
 しっかりと色々と事前に予習しながらも、光使いを使ってカメレオンのように隠れて敵襲に備え待つ。
 そして、すちゃっと。
 一角・實生(あざよいの鷲・g00995)が装着するのは、軍用ガスマスク。
 これは人体に有害な物質や悪効果を及ぼす術式等をほぼ防ぐことのできる優れモノであるが。
 今回は何より、迫る彼ら……ヤンキーデーモンの群れと対峙するに相応しい装いをと、抜かりなく見た目から準備を怠らないどこまでも真面目な實生。
 そして敵も血気盛んにオラついているけれども。
「おいおいおい、敵さんはヤンキーなデーモンだって?」
 風間・響(一から万屋・g00059)は向かってくる敵の群れへと視線を投げ、声高に言い放つ。
 ――だったら、こっちも引くわけにゃぁいかねぇよな。漢としてよぉ!!! と。
 何せ自称何でも屋である響の持ち味は、情報を集めるその腕と足と頭。ええ、物理である。
 今回は、ディアボロスとクロノヴェーダがぶつかり合う大きな戦い。戦争であるのだが。
 そんなことは、響にとっては二の次。
「戦争だか、なんだかしらねぇが。今は目の前の敵を1人1人ぶっとばすことが先決ってな」 
 とにかく今は、売られた喧嘩はきっちりと買って。
 ぼこぼこに相手をぶっ飛ばして返り討ちにすること、それが第一である。
 そう……復讐者である前に、ひとりの漢として、響は戦場に立つのだ。
 そして東京タワーへとカチコミするべく、イキりながらも得物をぶん回すヤンキーども。
『あァん!? やるのかコラァ!』
『全員ミンチにして、ぶっ殺してやるぜぇ!』
 そんな息巻く輩の言葉に、ビキビキ。
「あ”あ”!? 誰が誰をぶっ殺すってぇ!?」
 聞き捨てならないのは、当然である。
 何せ錣吹・しとら(鬼門の姫・g00929)は、極道『獄門明王組』の一人娘にしてレディースお嬢であるのだから。
「上等じゃねえかカチコミ返してやらあ!」
 ……いくぜ叔父貴ぃ!
 その叔父貴が呪鉄で鋳造した鬼伽藍を手に。
 しっかりとメンチを切って、真正面からヤンキーどもへと直進するしとら。
『オラオラ! 死にたいヤツからかかって来なァ!』
『楽に死ねると思うなよ! オラオラァ!』
 ヤンキーデーモンもガンたれながら、釘バットをぶんっと振り回してくるけれど。
「そのちんけな得物でアタシをぶっ潰そうてのかあ?」
「へっ、得物を使うなんざぁ、どうやら三流のヤンキーらしいな」
 そんなレトロな釘バットごときで、怯むしとらや響では当然なく。
「今どきはステゴロ上等! 己の拳1つで全国制覇目指してみろや、半端モンがぁ!」
『なっ、がはァッ!』
 響が思い切りぶちかますのは、鬼の血によってビッグにしたガッチガチな両腕の拳。
 凄まじい膂力で、釘バットごとヤンキーを容赦なく殴り飛ばしてやれば。
「力の差ってのを頭に叩き込んでやるぜ!」
 ぶんっとぶん回したしとらの大金槌が衝撃波を生み、バットごと破壊するほどの勢いで唸りを上げて。
「てめーらこそ、全員アタシがミンチにしてやらあ!」
 地形を利用し囲まれないように立ち回りながらもすかさず確保する。
 一切合切、握るその槌で……より大勢の敵を巻き込める位置を。
 そして思惑通りに位置取れば。
(「そんだけ気を付けりゃあ、あとは大声と勇気の見せどころよぉ!」)
 戦場に轟かせるように声を張って、気合も十分!
 ――気張れや叔父貴ィ! 仕事だ馬鹿野郎ども! これで死に晒せぇ!
『!? ぐおォッ!』
 鬼伽藍の核でもある叔父貴がまとめた呪いが、『地鎮砕』の範囲と威力を跳ね上げ、衝撃波をまき散らして。
「スジモンの喧嘩はビビってイモ引いた奴からくたばるってのが世の常よ!」
 ビビった奴から狙い定め、強烈な鎚の一撃でぶっ飛ばしていくしとら。
 そして、しっかりと読み込んだ参考資料の教え通りに。
「たまとったるー」
 橙花はそう言い放ちつつ、身の丈ほどもある大剣型呪刀『譲葉』を構えて突撃!
『あン!? いい度胸してんじゃねーか……ふぎゃっ!』
 オラオラと釘バットを振るってきたヤンキーへと、ずんばらりんとお返しに斬りかかって。
 再びまた別の参考資料で学んだことを口にしてみる橙花。
「押忍、つっぱりリーゼント改造制服の不良を成敗してラグビーで全国大会に行かせるんだよっ」
『いや、俺達ヤンキーだけどラグビーは』
「天地神仏に願い奉る……我に邪を断ち切る刃を……斬!」
『オイッ、聞けコラァ! って……うぎゃあ!?』
 タイマンよろしく、容赦なく大地と大気を巡る気を集めた破邪の一撃で敵をぶった斬りつつも。
 そしてやはり、ヤンキーの喧嘩と言えば、いわゆるチャカは御法度。
 ということで。
(「パニッシャーは近接用鈍器として使おう。哭戒がくっついていれば歪むこともないし」)
 律儀にヤンキーどもをぶん殴ることにする實生。
 そして己の戦闘知識を活用し、デモニックガンつけをしてくる輩どもの攻撃を斜めに受けるよう試みて。
 威力を逃がしたり往なすように立ち回りながらも。
『舐めてるとヤキいれるぞ、ワレェ!』
『根性焼きしてやろうか、オラァ!』
「うーん、なんだか戦っていると既視感というか……妙な気持ちになる」
 何だか覚える奇妙な感覚に、ばさりと猛禽類の大翼を揺らすけれど。
 ……記憶がある頃こんな体育会系の雰囲気を持った上官がいたのかもしれない。
 そう思い立てば、つい敵の鋭い眼光に怯みそうになるけれど。
 真面目に思考し記憶のない過去と向き合ってみれば、ふるりと小さく首を横に振って。
「俺の上官は人間だった筈、こんな牛じゃない」
 記憶術で乗り切る實生。そう、牛が上官なわけありませんから!
 だとすれば、遠慮などいらない。切り替えた気持ちを力に変え、一気に地を蹴って接敵すれば。
『びびってんじゃねーぞ、ゴルァ……ふぐぅっ!?』
 ――ガツンッ、ドゴォッ!
 實生は圧倒的な力を見せつけ、イキる牛へと思い知らせてやる。
「銃と頭は使いよう、だ」
 鈍器と化したパニッシャーで思い切りぶん殴った後、すかさず見舞った強烈な石頭をもって。
 そして頭突きで逆に怯んだヤンキーどもへと、仲間達と共に一気に物理でたたみかける。
「さあさあ! 犬も食わねえくず肉になりて奴からかかってきな!!! オラ!」
「どうでぃ、拳が最強の武器なんだよ!!!」
「参考資料に書いてあった通り、力の限り殴りつけるねっ」
 完膚なきまでぼっこぼこにカチコミを返り討ちにしてやりながらも、その後の戦いを有利に運ぶべく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【リザレクション】LV1が発生!

朔・彗藍
【送櫻館】

カチコミ……?
なんだかレトロな香りがするヤンキーさんですね
でも此方も負けてはいません
ね、神樂と桜蘭号…!

あ、とっても睨まれてます!
睨めっこですか?受けて立ちます
ぷくーと精一杯のメンチをきって
足止めと目眩まし代わりに
初手で高速詠唱、身を刺すような雪を降らせましょう
皆さんに害為すオイタをするなら
氷漬けで反省ですよヤンキーさん

容赦無い見事な斬撃の雪璃格好良い…
轢き溢しは釘バット…ではないですが
私の杖でえいっと殴ってみます、ええ、物理です
隙が出来たら一掃のチャンスに
どうですか、私もちょっとワイルドに見えますか…!
ふふ、千景有難う。お父様の教え素敵です

弐珀、私にも描いたら見せて下さいね


咲樂・神樂
【送櫻館】

ふっ…カチコミをかけようってのね!
いいわよ
ヤンキーだかチンピラだか知らないけど、桜蘭号ではねとばして藻屑にしてやるわ!
この地に立ったことを後悔させてやるんだから!

もちろんよ!彗藍
桜蘭号も殺る気満々だから大丈夫!!
あらやだ
メンチきってきたわ

─ 鶱華・暴嵐桜蘭、衝撃波と運悪く轢かれる呪詛と共にはねて、はねたところに斬撃をお見舞し、両断してぶった斬ってやるわ!
撹乱するように動きいて隙をつくる
ほらやっちゃって!
雪璃や千景だってノリノリじゃない
いい感じに灸をすえてやってるわ
かぁいい乙女はおっかないのよ
なんて

弐珀、後でこの姿をしかと描いて頂戴な

さぁ仕上げよ
折れるのは東京タワーじゃなくてあなた達よ


茜來・雪璃
【送櫻館】

カチコミ?
私カチワリの方が好きだな、美味しいし

わあ…大きいカトラリー……
あはは、みんなヤル気満々だ!
彗も千景もかっこいいよ!
え、桜蘭号のやる気?わかるの?神樂すごいな!?

は?睨んで…?
へえ…良い度胸じゃん、バラバラに解体したげる
獲物みぃつけた、と口元だけ笑んで
みんなに結界術の守護を

釘バット、もろすぎるんじゃない?
そっちが先にカチコミかけたんでしょー?
情け容赦なんて、不要だよね
バットごと薙ぎ払い、麻痺毒込めた刃で斬撃放つ
チェーンは氷漬けにして使えなくしちゃおっかな

東京タワーは渡さないよ
いづの追跡と不意打ちで追い込んで
腐食した敵を一刀両断してしまおう

ね、お前達はどんな華燈りになるかなあ?


紫空・千景
【送櫻館】

ほう、カチコミとはいい度胸だ
つまり指を詰め、腹を切る覚悟は有るんだな
然と心得た

…神樂と桜蘭号は変わらんな
メンチでも啖呵でも切ってこそだろう?
私も得意な部類だと思う

彗は様になっているぞ
可愛らしいは喉元に於いて
刀を鞘から抜かぬ儘、さながらバットの様に薙いで
ヤンキーは灸を据え、しばき斃す物だと父親に教わった
ならば遠慮は無粋だろうと向けるは鋭い眼光
雪璃に合わせ結界術も重ねておこう

暫し鞘の侭で薙ぐも、矢張り此方かと星の鞘から夜明け色の刃を出して
殺気と呪詛乗せ放つ斬撃は軽くは無いぞ
虚閃一刀、あんたらの勢いごと帰してやるさ
光学迷彩で自身を曖昧にし
重い一撃は避けながら

加減?
生憎と知らん言葉だ、悪いな


灯楼・弐珀
【送櫻館】

カチコミ、成程……今時意外と視ないタイプのやんきーという奴ですね?

流石に神樂くんの様な乗り物は持ち合わせておりませんが
…鬼とは交戦したことは有ります故
パラドクスで事前に用意してた絵から巨大なナイフにフォーク、スプーンを創り
さてさてやんきー諸君、君達には特に恨み辛みは有りませんが…
まぁ運が悪かったという事で、諦めてくださいな、タワーも渡せませんしね
そんなにガンを付けても…絵の参考にしかなりませんよ?(元から恐怖心0)(逆に観察する)

早業が如くナイフやフォークを飛ばして、時に切り裂き縫いとめて
スプーンを振って強打を入れましょう

おや、雪
皆の動きも素晴らしいですし、描きたくなってきますねぇ…


 ディアボロス達が制圧した東京タワーへと押し寄せ、暴れんとイキッているのは。
『オラオラァ!』
『全員ぶっ潰して、ここもオレたちのシマにするぜ!』
 何だか昭和の香りが漂う、ヤンキーデーモンの大群。
 その手に握る釘バットやチェーンの得物をぶん回しては、ヒャッハーと奇声を上げている。
 そう、これは俗にいうアレです。
「ふっ……カチコミをかけようってのね!」
 シマを巡って抗争する、ヤンキーどものカチコミ!
 けれど勿論、そんなカチコミに怖気づくようなディアボロス達ではない。
 咲樂・神樂(離一匁・g03059)は、ずいっと愛用のチャリこと愛車の桜蘭号を携え、ヤンキー達の前に立ちふさがって。
「いいわよ、ヤンキーだかチンピラだか知らないけど、桜蘭号ではねとばして藻屑にしてやるわ!」
 ――この地に立ったことを後悔させてやるんだから!
 びしいっと、返り討ち宣言!
 そして、神樂と共に並び立って。
「ほう、カチコミとはいい度胸だ」
 ぐるりと巡らせた紫空・千景(暁の切り札・g01765)の紅と紫のいろがヤンキー達を射抜けば。
「つまり指を詰め、腹を切る覚悟は有るんだな」
 ……然と心得た、と。
 紡がれた言葉とその眼光に、一瞬だけ怯むヤンキーであるけれど。
『ハ、ハラキリもユビツメも上等だァ!』
『そっちこそ、負けたら落とし前をつけてもらおーじゃねぇの!』
 引き続き息巻いては、得物をぶんぶんと威嚇するように振り回す。
 そんなやる気満々な神樂や千景と共に、東京タワーの袂へとやって来た灯楼・弐珀(絵師お兄さん・g00011)は、いつも通りのんびりとした雰囲気で。
「カチコミ、成程……今時意外と視ないタイプのやんきーという奴ですね?」
 ふよりと傍らに羊ぬい的なものを浮かせつつも、むしろ興味深そうに眼前のやんきーとやらをじいっと見つめて。
 彼の言葉に、茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)はこてりと首を傾げて、お耳をぴこり。
「カチコミ? 私カチワリの方が好きだな、美味しいし」
「カチコミ……? なんだかレトロな香りがするヤンキーさんですね」
 朔・彗藍(ベガ・g00192)も馴染みのないカチコミとやらに、薄紫華の双眸をぱちくりと瞬かせるけれど。
 頼もしい皆へと視線を移し、すぐにこう続ける。
「でも此方も負けてはいません。ね、神樂と桜蘭号……!」
「もちろんよ! 彗藍、桜蘭号も殺る気満々だから大丈夫!!」
 ヤンキーどもなんかに負けずに、此方もブイブイいわせます!
 そんな気合充分な神樂と桜蘭号へと、ちらりと千景が目を遣れば。
「……神樂と桜蘭号は変わらんな」
「彗も千景もかっこいいよ! え、桜蘭号のやる気? わかるの? 神樂すごいな!?」
 青い瞳を瞬かせつつも、ゆるゆら二本の尾を揺らす雪璃。
 そして、わかるわよ! と、すちゃり桜蘭号に跨って、開戦の景気づけに愛車のベルをリンリン鳴らす神樂の姿を見てから。
「流石に神樂くんの様な乗り物は持ち合わせておりませんが」
 ……鬼とは交戦したことは有ります故、と。
 弐珀が刹那、事前に用意していた絵から創り出したのは。
「わあ……大きいカトラリー……」
 雪璃がそう声を上げるほど巨大な、ナイフにフォーク、スプーン。
 そんな具現化させる悪魔の創造力によって熱と命を吹き込まれた得物たちが鋭く閃けば。
「さてさてやんきー諸君、君達には特に恨み辛みは有りませんが……」
『……!?』
「まぁ運が悪かったという事で、諦めてくださいな、タワーも渡せませんしね」
 得た実体と力をもって、ヤンキーどもを料理し返り討ちにするべく襲い掛かる。
 目に見えて殺る気である他の皆よりも先に、一見するとのんびりしているように見えた弐珀からの攻撃に、ヤンキーたちはちょっぴり虚を突かれながらも。
『ぐ! 上等だ、コラァ!』
 鋭い悪魔の眼光で、デモニックガンつけを飛ばしてくるけれど。
「そんなにガンを付けても……絵の参考にしかなりませんよ?」
 元から恐怖心ゼロな弐珀にとっては、逆に興味深い観察対象でしかない。
 そして威圧的なガンをヤンキーに飛ばされても、他の皆も同じく。
「あらやだ。メンチきってきたわ」
「メンチでも啖呵でも切ってこそだろう? 私も得意な部類だと思う」
「あはは、みんなヤル気満々だ!」
 きゃっきゃと、怯んだ様子など皆無。
 逆にヤンキーの集団へとメンチを切り返して。
「あ、とっても睨まれてます! 睨めっこですか? 受けて立ちます」
 彗藍も精一杯のメンチをきって、ぷくー。
「皆さんに害為すオイタをするなら、氷漬けで反省ですよヤンキーさん」
 あっぷっぷと高速詠唱しながらも、身を刺すような凍てつく雪を降らせてお返しを。
 そして、吹雪に見舞われながらも尚、ガンつけてくるヤンキーの視線に。
「は? 睨んで……?」
 薄い金毛の二尾が、ゆうらり。
 雪璃は、皆へと結界術の守護を施しながらも。
「へえ……良い度胸じゃん、バラバラに解体したげる」
 口元だけ笑んで紡ぐ――獲物みぃつけた、って。
 そして。
『くそ、やっちまおうぜ……ふぎゃっ!?』
『舐めんじゃねーぞ、コラァ……ぎゃあ!!』
 ――とめられるものなら、止めてみせなさい!
 瞬間、げしげしぃっ! と、衝撃波と運悪く轢かれる呪詛を振り撒きつつ、ヤンキーどもを豪快にはね飛ばし蹂躙するのは。
 鶱華・暴嵐桜蘭……疾風のように、桜嵐のように、戦場を駆け抜ける神樂の桜蘭号。
 さらには抜き放った桜龍の牙で、血桜の一太刀をはねたヤンキーへとお見舞いして。
「ほらやっちゃって!」
 敵を両断しぶった斬っていきながら、撹乱するように動き隙をつくるべく神樂が立ち回れば。
「釘バット、もろすぎるんじゃない? そっちが先にカチコミかけたんでしょー?」
 ……情け容赦なんて、不要だよね。
『うおぉぉおっ、!?』
 瞬間、振り上げられた釘バットごと薙ぎ払ったのは雪璃が繰り出した斬撃。
 麻痺毒込めた刃でイキるヤンキーをまた1体、鮮やかに叩き斬れば。
「チェーンは氷漬けにして使えなくしちゃおっかな」
 ぶんぶん振り回してくるチェーンは氷漬けにして、使い物にならなくしちゃいます。
「容赦無い見事な斬撃の雪璃格好良い……」
 彗藍はそう、ヤンキーを斬り伏せた太刀筋に惚れ惚れしながらも。
 ぐっと気合を入れ、桜蘭号が轢き溢した敵を見遣ってから。
「釘バット……ではないですが」
 ……えいっ!
『!? ぎゃっ』
 現世を灯し運命を決定する女神の名を冠する彷徨の杖で、ぼこんっ!
 思い切りヤンキーへと振り下ろして、タイマンよろしくぶん殴ってみる。
「ええ、物理です」
 そして物理をもって生み出された隙は、一掃のチャンス。
「どうですか、私もちょっとワイルドに見えますか……!」
 そう胸をちょっぴり張って、えっへんと言った彗藍に、こくりと頷いて返す千景。
「彗は様になっているぞ」
 得意げなその様子に、可愛らしいは喉元に於いて。
 そして刀を鞘から抜かぬ儘、さながらバットの様に敵群を薙いでいきながらも。
「ヤンキーは灸を据え、しばき斃す物だと父親に教わった」
 ……ならば遠慮は無粋だろう。
 雪璃に合わせ結界術も重ねつつ、千景はヤンキーたちへと向ける。
 夜明け空のいろを纏う、鋭い眼光を。
「ふふ、千景有難う。お父様の教え素敵です」
 彗藍はぽかぽか物理でヤンキーたちを殴りつつも、千景の父の教え通りに再び激しく降らせた雪でイキる暴れん坊たちに灸を据えて。
『チイッ! オラオラァ!』
「……矢張り此方か」
 重い釘バットの一撃を避けるように身を翻しながらも。
 千景がスラリと星の鞘から抜き放つは、ジョーカー《切り札》の剣気。
「あんたらの勢いごと帰してやるさ」
 断ち切り、無へ帰す――虚無の力宿す斬撃は軽くは無いぞ、と。
 光学迷彩でその身の存在を曖昧にしつつも、容赦なく千景が敵へと見舞うは、殺気と呪詛乗せた強烈な虚閃一刀。
 星鏤む鞘から解き放たれた刃が喰う命は敵ごと。
『ガ、ァァァッ!』
「加減? 生憎と知らん言葉だ、悪いな」
「東京タワーは渡さないよ」
 ――刻は満ちた。いま、終の鐘が鳴る。
 千景がヤンキーをまた1体叩き斬ったと同時に雪璃が響かせるは、玻璃の華音。
 絶え間なく音が鳴る中、舞い上がるは玻璃の花弁、そして目まぐるしい景色の移ろいが敵へと訪れれば。
「ね、お前達はどんな華燈りになるかなあ?」
『……! グアァッ!』
 ぴょこりと戦場を駆けるいづの追跡と不意打ちで追い込んだヤンキーへと、雪璃は一閃。
 最期の一音と共に振り下ろした刃で、腐食した敵を一刀両断。
 玻璃の如くヤンキーを散らせれば。
 神樂が散らせるのは、喰らった敵が変じた桜吹雪。
 暴風雨が吹き荒れるが如く桜蘭号で戦場を疾走し、敵をブイブイ轢き飛ばしながらも。
「雪璃や千景だってノリノリじゃない。いい感じに灸をすえてやってるわ」
 神樂は逢魔が時の空色の双眸を細め、くすりと笑みを咲かせる。
 ……かぁいい乙女はおっかないのよ、なんて、って。
 そんな可愛くも頼もしすぎる乙女達の見事な戦いっぷりに、神樂同様、弐珀も目を向けて。
「おや、雪。皆の動きも素晴らしいですし、描きたくなってきますねぇ……」
 そわりと沸き上がるのは、絵描きとしての創作意欲。
 そして襲いかかるヤンキーへと素早い動きでナイフやフォークを飛ばし、時に切り裂き縫いとめながら。
『ぐぅっ、男ならタイマンの殴り合いでカタを……ふぎゃっ!?』
 瞬間、ぶんっと巨大なスプーンを大きく振れば。
 ガツンッと、お望み通りヤンキーをぶん殴り、強打を入れて伸す。
 そんな、物理も芸術的な絵描きのお兄さんに。
「弐珀、後でこの姿をしかと描いて頂戴な」
「弐珀、私にも描いたら見せて下さいね」
 神樂は彗藍と顔を見合わせ笑みつつも、言った後。
 皆にぼこられているヤンキー達へと、颯爽と言い放つ。
「さぁ仕上げよ」
 ――折れるのは東京タワーじゃなくてあなた達よ、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ダブル】がLV2になった!

ラルム・グリシーヌ
【藍花】

八千代から楽しげに零れる
東京タワーの話に笑み燈して
そんなに素敵な場所なら此処を必ず守らないとね
紡がれるはずだった明日を共に取り戻そう

死角を利用して敵の命を散らす姿に
忍者みたい!なんて言い乍ら
彼の放つ一撃に
重ね、累なる様に紅葩を奏でる

天使と悪魔に奪われた地が、空が
希望の明日へと生まれ変わる歌を朗々と唄おう

さあ、鮮やかな共演と洒落込もうか
戦場を爆ぜる花色で塗り変えてあげる
昭和の暴走族だか知らないけど
軽口や睨む余裕を与える気はないよ

連携重視
弱った敵を狙い確実に数を減らす
四肢を凍らせ捕縛し仲間が攻撃する隙を作り
仲間を狙うなら魔力紡ぎ氷槍の誘導弾で牽制

回避には飛翔
周囲が突出して孤立せぬよう留意


四十万・八千代
【藍花】

港区を取り戻せれば東京タワーは勿論、お台場、美術館、展望台から見る夜景……
盛り上がれそうなスポットが沢山あるからな
何としてでも奪還戦成功させよう

しかしこのデーモン……今時漫画でも見ない不良だよなぁ……

【モブオーラ】で此方側への認識を甘くさせ、
敵の死角から【小拳銃】を使用して
【アサシネイトキリング】を使い一体ずつ【暗殺】を行う
【情報収集】で敵の動きを予測し、仲間を狙う相手を優先的に攻撃対象とする

支援どうも。君の歌をこんな形で聴けるとはね
思い描いたモノとは少し違ってしまったけれど、共演させて貰おうか

回避、移動には【飛翔】を使用
仲間達から離れ過ぎないよう留意


 天高く聳え立つ電波塔、それは港区だけでなく近隣のどこからも見える、まさに東京のシンボル。
 そんな東京タワーを制圧した勢力こそ、次の港区の支配権を握れると。
 来たる大きな戦いに備え、どうしても真っ先に制圧に乗り出したこの場所を守り切りたいというのも、勿論なのだけれど。
 でもそれ以上に、四十万・八千代(悪食ハッカー・g00584)は知っているから。
「港区を取り戻せれば東京タワーは勿論、お台場、美術館、展望台から見る夜景……盛り上がれそうなスポットが沢山あるからな」
 どこまでも眼下に広がる人の営みが齎す輝きは、まるで星の海の様でもあり、宝石箱をひっくり返したような煌めきたちでいっぱいで。
 この港区を取り戻せば……そんな景色も遊びも芸術も、今よりももっともっと楽しめることを。
 だから、八千代はどこか気だるげないつも通りの雰囲気ながらも、藍色の瞳に決意のいろをそっと纏わせる。
 ……何としてでも奪還戦成功させよう、って。
 そんなふと見上げてみた東京タワーから望める景色を、ラルム・グリシーヌ(ラメント・g01224)はまだ知らないけれど。
 春めく彩りが満ちて咲くペリドットの眸を細め、燈すのは淡やかで柔い笑み。
「そんなに素敵な場所なら此処を必ず守らないとね」
 八千代から零れる東京タワーの話は、聞いただけでも楽し気だから。
 そして改めて、迫る敵の大群の気配へと瞳を向け、八千代へと言の葉を返す。
 ……紡がれるはずだった明日を共に取り戻そう、と。
 大きな戦いの前の、大切な前哨戦。そして迫る敵の群れはといえば。
『オラァ! カチコミだ、てめーら!』
『この釘バットでぶっ潰ーす!』
「しかしこのデーモン……今時漫画でも見ない不良だよなぁ……」
 思わずまじまじと見てしまうほど、時代錯誤がすぎるヤンキーなデーモンである。
 正直ヤンキーとか苦手な存在なのだけれど、相手がオラついてイキっているヤンキーならば。
『ヒャッハァ! ビビってんじゃねェぞォ……っ、!!?』
 スッと纏ったモブオーラも利用して己の存在の認識を甘くさせ、八千代は敵の死角から構えた小拳銃の引き金を引いて。
 気配を消し敵に密かに近付いては、一体ずつ暗殺するべく撃ち抜いていきながらも。
 得た情報をもとに敵の動きを予測し、優先的に攻撃対象とするのは、仲間を狙う相手。
 そんな死角を目一杯活用し、確実に敵の命を散らしていく八千代の姿に、ラルムは瞳を輝かせながらも。
 相手がヤンキーならば、彼はさながら――。
「忍者みたい!」
 気配も音も消して素早く相手を仕留めていく、忍者のよう。
 そしてラルムは、彼の放つ一撃に重ね、累なる様に爪弾く。
 ……紅葩に導かれ、永き夢の涯てに――おやすみ、って。
 重鳴り音の花を紡ぎ咲かせる、紅葩の暁焔を鮮烈に。
 同時に朗々と唄い、戦場に響き渡るのは。
 天使と悪魔に奪われた地が、空が――希望の明日へと生まれ変わる歌。
 戦場を爆ぜる花色で塗り変えてあげる、そうラルムは紡いだ後、八千代へと誘いの声を掛ける。
「さあ、鮮やかな共演と洒落込もうか」
「支援どうも。君の歌をこんな形で聴けるとはね」
 ヤンキーたちがカチコミにきた戦場という舞台は、ちょっと意外過ぎたし。
 思い描いたモノとは少し違ってしまったけれど……でも。
「共演させて貰おうか」
 八千代はラルムの誘いに頷き、鮮やかな彩りが咲き燃ゆる戦場を彼と共に駆ければ。
『ぐっ、舐めんな!!』
『くそ、堂々と正面からタイマン勝負しろ……、!!』
「昭和の暴走族だか知らないけど。軽口や睨む余裕を与える気はないよ」
 ラルムが編み上げた魔力が敵の四肢を凍らせ、捕縛する氷の魔法となって。
 ふたりタイミングを合わせ、弱った敵を狙い確実にその数を減らしていく。
 そして、ぶんぶん振り回された鎖が放たれ、鋭い悪魔の眼光ガンつけてくる相手の攻撃も。
『ヒャッハァ!! って、何っ』
『あァん? なんか文句あんのか……って、びびってんじゃねェぞっ』
 ひらり天へとふたり飛翔し、すかさず躱す。
 背に護る東京タワーを、奪われた様々な煌めきたちを取り戻す第一歩となる、大きな戦いに備えて。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV5になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!

ルナ・カンダチュラ
【Nyx】

緋身様との初めての共闘ですね
息を合わせられるようによく彼女のことを見ます
「高速詠唱」で真っ先に毒薬をばら撒きます
何なら使い魔という名の身代わり(デブ猫)に手伝っていただこうかしら

殴るだなんて物騒なことはいたしません
代わりに毒をばらまいているのですけれどもね
睨みつけられれば「殺気」を大いに前面に出して睨み返しましょうか

そして蕩けるような笑みで毒を回します

緋身様にとどめはお願いします
私の役目は「撹乱」ですね

ねえ、私を見て
見えますか
見るのです

こちらに注意を向けていれば狙いやすいはず

大丈夫ですよ、敵は痛みも感じないはずです
毒――惚れ薬によって、蕩けているはずですからね

アドリブ等歓迎


一方・緋身
【Nyx】
(アドリブ可)
ルナちゃんとは喋った事しか無いけれど……まあ何とかなるよね!ふふ、歳上の矜持ってやつを見せようじゃないか。(スカートを翻し)

さてさて、本音は敵の横っ面ぶん殴りに行きたいところなのだけれど。まあ一体でも多くくたばって貰うほうが大事だよね。手持ちの人形達は……飛ぶとき邪魔だし頃合い見てその辺に適当に転がしとこうか。
双翼魔弾。お膳立てはされているのだし、確実に撃ち抜きにいくよ。その立派な白い学ランを血の色に染めてあげようね。……それにしても。どういう趣味をしているのかな、向こうは。(自分の事を棚に上げて)

…………はあ。こんな事の為にじゃなくて修学旅行とかで来たかったな……。


 どの勢力よりも早く、制圧にディアボロス達が乗り出した東京タワー。
 此処を守り切れば、港区の支配権を得ることが出来、最終人類史へと取り戻すことができるのだという。
 そのためにも、虎視眈々と新しい支配者として君臨するべく近隣の区の勢力者が差し向けた敵の群れを掃討する必要がある。
 そんな大切な戦争の前哨戦であるが。
(「ルナちゃんとは喋った事しか無いけれど……まあ何とかなるよね!」)
(「緋身様との初めての共闘ですね」)
 互いに会話を交わすことはあっても、共に並び立って戦いに身を投じるのは初めて。
 けれど、ひらりと長めのセーラー服のスカートを翻す一方・緋身(行き場を失った枷・g04469)は、そんな共闘にさほど不安はなく。
 ……ふふ、歳上の矜持ってやつを見せようじゃないか。
 むしろお姉さんな振舞いや立ち回りをせんと、密かに張り切るようにそう微か笑んで。
 息を合わせられるように、しっかりと彼女のことを赤の瞳で追っては見つめるルナ・カンダチュラ(呪毒・g00277)。
 そんなふたりが対峙する敵の集団はといえば。
『は、東京タワーも俺達のシマにしてやるぜェ!』
『あん? 喧嘩にアマは引っ込んでなァ!』
 妙にイキっている、天然記念物な昭和の香りがするヤンキーデーモンたちである。
 そして馬鹿でかい声を出しつつ、これまたレトロな得物を振り回す敵達を前にしてにも、その表情を変えることなく。
 高速詠唱したルナが真っ先にばら撒いたのは、甘やかさと痺れが共存する毒薬。
 何ならいっそのこと。
『ちょ、もふもふ……じゃなくて!?』
 使い魔という名の身代わりが、ふっくら肥えた身体でヤンキーへとぼふんっ。
 毒薬を撒くルナのお手伝いをすれば。
「さてさて、本音は敵の横っ面ぶん殴りに行きたいところなのだけれど。まあ一体でも多くくたばって貰うほうが大事だよね」
 緋身はそれから、己の手持ちの人形たちをちらりと見てから。
 ……飛ぶとき邪魔だし頃合い見てその辺に適当に転がしとこうか、と。
 そういつものようにわりと雑に、ころんと人形たちを地に転がしておく。
『拳と拳のタイマンでサシつけようぜ、オラァ!』
 そしてヤンキーも、悪魔の鋭い眼光ことデモニックガンつけをしてくるけれど。
「殴るだなんて物騒なことはいたしません」
 殴り合いは即、丁重にお断りするルナ。
 ……代わりに毒をばらまいているのですけれどもね、なんて、艶やかに笑みながら。
 けれど、相手がメンチ切って睨んでくるというのならば。
 ルナも負けじと睨み返してみる。迸る「殺気」を、大いに前面に出して。
 だがすぐに再び宿しヤンキーへと向けるのは、蕩けるような笑み。
『なんだァ? 何か文句でも……うぐっ!?』
 相手の巨体に毒を回しながら。
 初めて今回、緋身と共に戦いで肩を並べるけれどでも、ルナはすぐに把握する。
(「緋身様にとどめはお願いします。私の役目は「撹乱」ですね」)

 ――ねえ、私を見て。
 ――見えますか。
 ――見るのです。

 ……私が見える? って。己が今、成すべきことを。
 そんなルナが無差別に敵へと振り撒くのは、自身の虜にさせる、蕩けるような惚れ薬。
「こちらに注意を向けていれば狙いやすいはず」
 心を蕩かされた者は自ら身体を差し出し、もたらされる苦痛すら悦びと感じて。
 完全にルナへととろんと意識が向いているそんなヤンキー目掛け、緋身はすかさずぶち込む。
「その立派な白い学ランを血の色に染めてあげようね」
 ……お膳立てはされているのだし、確実に撃ち抜きにいくよ、と。
 ばさりと悪魔の翼で天へと飛翔しながらも放った、敵を追い掛ける魔力の弾丸を。
『何だか気持ちがほわんと……ぐ、ぎゃあっ!?』
 そして狙いすまされた弾丸で撃ち抜かれたヤンキーがそう声を上げるのを後目に。
 緋身はこてりと首を傾け、まじまじと眼前の昭和風な敵の格好を見遣りつつもこう呟く。
「……それにしても。どういう趣味をしているのかな、向こうは」
 自分の事は、棚に上げて……?
 そして恐らくもうすぐ事切れるだろうヤンキーへと目を遣れば。
「大丈夫ですよ、敵は痛みも感じないはずです」
 ルナは再び微笑みを湛え、そして続ける。
 ……毒――惚れ薬によって、蕩けているはずですからね、って。
 そう笑む、今回初めての連れの姿を改めて見つめた後。
 ルナの毒に蕩け、己の向けた攻撃にぶち抜かれたヤンキーを見遣り、大きくひとつ溜息をつきながらも。
 ふと東京タワーを見上げつつ、つくづく緋身はこう思うのだった。
 …………はあ。こんな事の為にじゃなくて修学旅行とかで来たかったな……、なんて。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【使い魔使役】がLV2になった!
【飛翔】がLV6になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

坂登・悠日理
惺音g03409と

この戦争に勝ったら東京タワー上り放題って事か…
惺音との約束早くも果たせるな!
…ん?これフラグか?

いやーしかし今時ヤンキーか
この時代だと生息して…いや絶滅危惧種だよなぁ
まぁ悪魔なら何でもありなのかな
いや惺音心配しなくてもあれとは絶対に違うからな
さすがに人種が違いすぎるわ
思いっ切り挑発しつつも観察は忘れず

更にレオと読まれないように臨機応変に動き交互で槍で攪乱
頭に血を上らせて隙を作る
ほら惺音攻撃し放題だぞー

さっすが惺音やるぅ
指示あれば攻撃しつつも一撃離脱
ユキミも格好いいじゃん

こういう奴って簡単に挑発されてくれてやりやすいわ
見え見え
全力すぎるぜ
攻撃看破し避け
レオ
俺たちもやるぞ
人魔双撃


森瀧・惺音
ゆぅ君g04140と

東京タワーだ…
うん、一緒に上ろうって約束したね
フラグは聞こえないふり

悪魔…
もしかしたら私もああなってたのかなぁと
胸の奥で不安がぐるぐる
うん…
意識さえあれば、私もヤンキーはしないね
参考資料に従うあたりは、少し微笑ましいけど

街路樹が可哀想だし、それバイクのチェーンだよね
使い方が違うよ、と魔力障壁で弾いたり
魔力槍のセクアナで払い落とそう

ゆぅ君たちの作ってくれた隙を見て
近ければ槍で穿ち
距離があれば魔力で作った短剣を撃ち出していくよ

あと、チェーンなら金属製かな
…導火線みたいに持ってるよね
ゆぅ君ちょっと下がってて
ユキミ、ごー
と、ワイファイスパーク

悪いけど…
私達も取り返す為に、頑張るから


 二人並んで見上げてみるのは、うんと天高く伸びる電波塔。
「東京タワーだ……」
「この戦争に勝ったら東京タワー上り放題って事か……」
 森瀧・惺音(眠れる森の魔女・g03409)の落とした呟きに、坂登・悠日理(叡智の眼・g04140)もそう続いた後。
 空から隣の幼なじみへと視線を移し、悠日理はこう紡ぐ。
「惺音との約束早くも果たせるな!」
 けれどすぐに、一瞬ぱちりと瞳を瞬かせ、小さく首を傾ける。
 ……ん? これフラグか? なんて。
「うん、一緒に上ろうって約束したね」
 そんな彼に、惺音はこくりと頷いて返しながら。
 フラグ云々はそうっと聞こえないふり。
 けれど約束を果たす為には、やらなければいけないことがある。
『ぜってーてめーらはコロす!』
『あァ? なんだコラ、じろじろみてんじゃねーぞ!』
「いやーしかし今時ヤンキーか。この時代だと生息して……いや絶滅危惧種だよなぁ」
 まずは江東区の江東区のアークデーモン・グラシャラボラスが差し向けた、眼前に迫るヤンキーデーモンの集団から東京タワーを守り抜く。
 そして来たる大きな戦いに勝利すれば……東京タワーを、港区を、最終人類史へと奪還できるのだ。
 とはいえ、時代錯誤がすぎる敵の群れ。
 このヤンキーたちは、デーモンであるというが。
「まぁ悪魔なら何でもありなのかな」
「悪魔……」
 惺音の胸の奥がふと、ぐるぐるしてしまう。
(「もしかしたら私もああなってたのかなぁ」」)
 そんな不安を抱いてしまって。
 けれどそんな横顔を見て、悠日理は即大きく首を横に振る。
「いや惺音心配しなくてもあれとは絶対に違うからな」
「うん……意識さえあれば、私もヤンキーはしないね」
『あン!? 舐めてんのか、てめーら!』
「さすがに人種が違いすぎるわ」
「参考資料に従うあたりは、少し微笑ましいけど」
『! ほ、微笑ましいって……クソッ、調子狂うだろコラァ!』
 ヤンキー達を思いっ切り挑発しつつも、観察は忘れずに。
 相手の様子を悠日理が見遣ってみれば。
 惺音の言葉に何だか照れているその姿は、参考資料に従う謎の純粋さにも通じる気がしないでもない……?
 けれど単純だからこそ、こちらの思惑通り。
「コロす、とか息巻いて言ってなかったか?」
 悠日理はさらにレオと共に戦場を駆け、付いている鎖を鳴らしながら槍を揮って。
 交互に攻撃を見舞っては、敵を攪乱しつつも。
『んだとォ! 楽に死ねると思うなよテメー!』
 煽る言葉を投げ、ただでさえ血の気の多いヤンキーの頭に血を上らせて。
「街路樹が可哀想だし、それバイクのチェーンだよね。使い方が違うよ」
 光と水で形を成す魔力槍セクアナで、ヤンキー達がぶん投げて来る自転車チェーンをばしっと払い落としながらも。
 使い方が間違っていることを教えてあげる惺音。
 そして、ムキィッとぷんすかする敵に隙が生じれば。
「ほら惺音攻撃し放題だぞー」
 悠日理が作ってくれた隙を見逃さず、惺音は握るセクアナで容赦なくヤンキーの巨体を穿つ。
『ぐうっ、こんのアマァ!』
 その鋭撃に堪らず呻くヤンキーだけれど。でも、それだけでは終わらない。
 じいと改めて敵を見つめ、惺音はこう続ける。
「あと、チェーンなら金属製かな……導火線みたいに持ってるよね」
 ……ゆぅ君ちょっと下がってて、って。
「さっすが惺音やるぅ」
 悠日理は強烈な槍の鋭撃をヤンキーへと追い打ちで見舞った後。
 そう笑みと共に幼馴染みに向けながら一撃離脱、届いた声に従いレオと共に下がって。
 ――ユキミ、ごー。
『あァ? かわいいもふもふじゃねェか……って、うぎゃあっ!?』
 刹那、突入してきたユキミが、パチパチと火花を散らす強烈な電撃でビリビリッ。
 惺音の読み通りチェーンを持っているのが仇になって、余計にビリビリしてしまっている哀れなヤンキー。
「ユキミも格好いいじゃん」
「悪いけど……私達も取り返す為に、頑張るから」
 優しく真面目な相棒と共に、ちょっぴりえっへん。
 惺音はびしっと、そうヤンキーへと言い放って。
「こういう奴って簡単に挑発されてくれてやりやすいわ」
『あ!? ぶっころすぞ、オラオラァ!』
 今度は釘バットを大きく振り上げてくる敵へと、悠日理は向けた瞳を細め笑う。
 ――見え見え。全力すぎるぜ、って。
 そして大振りな攻撃をすかさず躱せば、今度はお返しをぶちかます。
「レオ、俺たちもやるぞ」
 惺音とユキミだけに、格好良い役割を任せてばかりじゃいられないから。
 レオと一瞬視線を交わした刹那、悠日理は瞬時に理解する。
『ぐ、うぐぅッ!!』
 ――これが俺たちの最適解だ、と。
 互いに最も効果的なダメージを与える一撃を、敵へとレオと同時に繰り出して。
 あれほど息巻いていたヤンキーどもを黙らせていく。
 今守っている東京タワーに、一緒に……ふたりで、その約束を果たす為に。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!

エレノア・グローア
【陽焔】
アドリブ◎

あら?荊。あの大きな塔はなにかしら?
とうきょうたわー?ええ、初めてよ
地上に広がる星の海…ふふ、すごく綺麗なんでしょうね

あらあら。随分と血気盛んなひとがいるみたい
荊、観光はまた今度ね
キミたち暴れまわってはダメよ?
うーん、お願いを聞いてくれそうにないわね
それじゃあ悪い子はお仕置きっ

タロットを翳せば秘められた魔術が風となり吹き荒ぶ
ウインドオーブの力も借りて手際よく幻惑の風を広げましょう
甘い花の薫りを漂わせ敵を夢へと誘う

さあ、意識を深く落としなさい
悪い子さんみたいだから、夢の中できついお仕置きをしてもらってね

全てを許せるほど御人好しじゃないもの
ふふ、荊もしっかりお灸を据えてあげてね


逢魔・荊
【陽焔】
アドリブ◎

東京タワーは初めてか?
…お前は確かエジプト出身だったもんな
あの上はすげぇぜ
最上階で眺める夜景はまるで地上に星が散らされた風景が一望できる

…あ?世間話してる場合でもねぇってか?
野暮な野郎共に用はねぇんだよ
紅蓮に色めく瞳の眼光鋭く、敵に視線をくれてやる

くははっ
随分強めの仕置きじゃねぇか
天使は見かけによらずかぃ?

ま。その仕置きに乗っかった
覚悟しやがれ、野郎共
”クイックアサルト”
異空間より紅蓮の焔が如く鋭く剣光瞬く魔晶剣を顕現

――劫火に焼かれて、派手に散れ

己が内に宿す焔を刃に纏って斬撃
弾丸が如く速く、敵を焼き滅ぼす焔の一撃

はっ。誰に言ってんだよ?
元々容赦なんざしねぇよ


 うんと真下から目一杯首を伸ばしてみても、その頂きは見えないくらい高い空の上。
 白から桜彩へと移ろう髪をふわり揺らしながら、エレノア・グローア(ソレイユ・g00058)は甘く優しいいろを湛える瞳をぱちくり。
 天空から少しだけ視線を下ろして、今度は隣に在る逢魔・荊(Dusk・g05721)を見上げながら訊ねてみる。
「あら? 荊。あの大きな塔はなにかしら?」
 彼女の言う大きな塔とは――今回守るべき港区の要、東京のシンボル。
「東京タワーは初めてか?」
 荊が口にした通り、ふたり見上げる天空に聳え立つのは、東京タワー。
 それから問いを投げてきたエレノアへと、荊が逆に訊き返せば。
「とうきょうたわー? ええ、初めてよ」
「……お前は確かエジプト出身だったもんな」
 こくり頷く姿を見つつ、荊はそう納得してから。
 紅蓮の瞳を細め、教えてあげる。
「あの上はすげぇぜ。最上階で眺める夜景はまるで地上に星が散らされた風景が一望できる」
 天空から望める景色のことを。人々の営みが瞬く、星の如き無数の煌めきのことを。
「地上に広がる星の海……ふふ、すごく綺麗なんでしょうね」
 大きな大きな塔の上から眺める星の海、それは思い描いてみるだけでもエレノアの心を躍らせて。
 ほわりと笑み零していたのだけれど。
『くそッ、全員ミンチにしてやるぞ、オラァ!』
『尻尾巻いてトンズラするなら今のうちだぜ……!』
 突然響くのは、先行している他のディアボロス達に随分ぼこられつつも、懲りずにイキがるヤンキーデーモン達の声。
 そんなオラつくヤンキー達へと、こてりと首を傾けつつ。
「あらあら。随分と血気盛んなひとがいるみたい」
 ……荊、観光はまた今度ね、と。
 言ったエレノアの傍で、ギラリと色めく紅蓮の瞳。
「……あ? 世間話してる場合でもねぇってか?」
 そして鋭い眼光で射抜くような視線を、ヤンキーにくれてやれば。
『あァン? やんのかコラ』
 すかさず負けじとメンチ切ってくるヤンキーども。
 そんな荊と息巻くヤンキーデーモン達をきょろり、交互に見てから。
「キミたち暴れまわってはダメよ?」
 自分達を睨みつけながらも、釘バットやチェーンを振り回すヤンチャなデーモンへとエレノアは注意するけれど。
『うるせー! アマはすっこんでろ!』
『ヤンキーはヤンチャしてなんぼだろォッ』
『てか、俺らの仲間ぼこぼこにして暴れてんの、てめーらじゃねェか!』
「うーん、お願いを聞いてくれそうにないわね」
 ぎゃーぎゃーと騒ぎ立てるばかりで、お願いしたことを全然聞いてくれないのならば。
 エレノアはタロットをすちゃっと手にし、ヤンキー達へとこう言い放つ。
 ――それじゃあ悪い子はお仕置きっ。
 刹那、翳したタロットの秘められた魔術が風となり、戦場を吹き荒んで。
 ウインドオーブの力も借りて、ぶわっと手際よく、さらに幻惑の風を広げれば。
 ふわり鼻を擽るのは、風に乗って漂う甘い花の薫り。
 けれどそれはただの甘い香でも吹き抜けるだけの風でもない。
 敵を夢へと誘い惑わせる甘香と幻楼の風。
「さあ、意識を深く落としなさい」
 そうなれば千夜一夜の幕は下りることなく、花の香りを嗅いだ者は夢の中でただ惑うのだ。
 そして深い夢への誘いに抗えないヤンキー達を見遣りながら。
『ぐぉぉ、何だ、半端なく眠ィ……』
『ぐぅ……俺が今日から総長だ、むにゃあ……』
「悪い子さんみたいだから、夢の中できついお仕置きをしてもらってね」
 エレノアが強制的に息巻いていたヤンキーどもを纏めて黙らせれば。
「くははっ、随分強めの仕置きじゃねぇか」
 ……天使は見かけによらずかぃ? なんて。
 愉快気に笑った後、荊は再び紅蓮の瞳を燃え上がらせる。
「ま。その仕置きに乗っかった」
 ――覚悟しやがれ、野郎共、って。
 そして異空間より顕現させ、その手に握るは……紅蓮の焔が如く鋭さを持つ、剣光瞬く魔晶剣。
 その刃に己が内に燃え盛るいろを纏わせ、そして容赦なく揮う荊。
 ――劫火に焼かれて、派手に散れ。
 あの日から渦巻く苛烈な紅蓮の焔の彩で、眼前の敵をぶった斬るべく。
 弾丸が如く速く、敵を焼き滅ぼす焔の一撃をもって。
 そして手繰り寄せる未来は笑顔で溢れていると、今日も笑顔咲かせるその心に揺るぎはないのだけれど。
「全てを許せるほど御人好しじゃないもの」
 柔くほわりとした笑みはそのままに、そっと蜂蜜色の瞳を細め告げるエレノア。
 天使は見かけによらず……まさにそうかもしれない。
 より深く深く、終わらぬ夢へとヤンキー達を導き落としながら。
「ふふ、荊もしっかりお灸を据えてあげてね」
 そう笑み向けられれば、荊も紅蓮の瞳を細めてみせて。
「はっ。誰に言ってんだよ?」
 ――元々容赦なんざしねぇよ。
『ぐうぅっ、ちくしょー覚えとけよ……ぐあッ!!』
 最後までベタな捨て台詞を吐くヤンキーどもを、一体残らず燃やし尽くせば。
 東京タワーへと攻めてきた先遣隊をまたひとつ。
 ディアボロス皆で協力し合い、完膚なきまでに叩き潰し返り討ちにして、退けたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【先行率アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2021年12月18日

【第一次東京奪還戦】東京タワー掃討戦

 このシナリオは【第一次東京奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 ディアボロスにより、ハルファスが滅ぼされた事で、周辺の勢力が、港区の要である東京タワーを制圧しようと動き出しました。
 東京タワーを制圧した勢力が、港区の新たな支配者に大きく近づくのです。
 しかし、真っ先に東京タワー制圧に手を掛けたのは、攻略旅団の調査・探索提案に従ったディアボロス達でした。
 ディアボロス達は、東京タワーを拠点に、攻め寄せる隣接区のクロノヴェーダを迎え撃ち、港区を最終人類史に奪還すべく戦いを開始します。

 東京タワー掃討戦では、東京タワー周辺に現れる敵勢力の先遣隊を撃破し掃討していきます。
 掃討に成功すれば、敵の軍勢が東京タワーを制圧するまでのタイムリミットが長くなり、有利な状況で戦えます。
(敵が特殊ルール『東京タワー制圧』によって東京タワーを制圧するタイミング、1ターン遅れます。この結果、制圧するのが第9ターン以降になった場合、そのクロノヴェーダは戦争中に東京タワーを制圧できません)。

タグの編集

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 🔒公式タグは編集できません。

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#TOKYOエゼキエル戦争
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#【第一次東京奪還戦】東京タワー掃討戦
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#第一次東京奪還戦
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#ファーストアタック
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#港区
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#東京タワー掃討戦


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選択肢👾大群のトループス級『ヤンキーデーモン』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。