リプレイ
傅・夕月
まだ駆け出しのディアボロスの私ですので、他の方の足を引っ張らないように頑張りたいと思います。
事前に刀を(できれば質のよいものを)調達できれば持っていきたいと思います。彼に折れていない刀を渡すことができれば、立ち直るきっかけになると思いますので。
街はずれで対象の方を探しましょう。
様子を心配に思った通りがかりを装って声をかけて、どうしてそんなに深酒を…という感じで話をもっていきます。事情を聞きつつ、ひどいですね…と、彼の話を肯定して相槌を打ちましょう。とにかく愚痴を心済むまで吐いてもらって、それに付き合うようにします。
刀を用意できたら、名のある剣士の方に使ってほしい…と渡しましょう。
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
自棄になって酒に溺れては立ち直るものも立ち直れない事は知ってる。多少強引だが、目を覚まさせないとな!
【行動】
千鳥足の男を見つけて落ち込む事情を聞き、まずは話しやすい雰囲気を作る。
そしてある程度愚痴を聞き終えてから煽るように挑発。
「今のお前はダメダメだ。そんなだから女が逃げ、酒に溺れる。
こんなガキに好き勝手言われて恥ずかしくないのか?
悔しかったら、やり返してみろ負け犬!」
殴るなら顔で受け、折れた刀で斬るなら刀で受けよう。
「そうだ、その根性を忘れるな。お前は男であり剣士。
腕を磨けばきっと女も名誉も寄ってくるはずだ。私も強いヤツは好きだしな!」
これが私に出来る励まし方だ!
一騎塚・喜一
今までに会った妖刀を授けられた人たちは救えなかった
でも、今度こそ間に合うなら
動かない理由はありません。お救いします、絶対に
先ずは武士と接触するため町はずれへ
随分と酔っておられますが、大丈夫ですか?
飲み過ぎは体に毒なので体調を気遣いつつ接触してみます
これだけ絶望しているということは裏を返せば心から他人を信じることが出来る人ということ
そんな人の手に妖刀は相応しくないです
ご自分には何もないと仰いますが私も武士のはしくれ、見れば分かります
貴方は強い、相当な鍛錬を積んでおられたのでしょう
その努力を、自分自身をどうか否定しないで下さい
刀が折れたとしても、心さえ折れていなければ人間どうにかなるものです
エアハルト・ヴィオレ
ああ、妻子がいた私にとっては身がつまされる話ですね・・・私は死別で妻子を失いましたが、彼は裏切りで失ったんですね。でもこのまま人生を終わらせる訳にはいきません。同じ挫折を体験した身として、何とかしましょう。
【友達催眠】を使い、件の彼に接触。酒を飲む彼の隣に座り、言いたいことを全て聞きましょう。辛さは良く分かりますから。
そして私も全てを失った事を話し、自分の武の力で身を立てることを志したことを示し、男なら、自分の武の道で身を立てることもいい人生だ、と話します。それで新しく見えてくる道もあるでしょう。辛抱強く、諭すように説得します。
挫折した後立ち直った身として出来るだけの事はしたいですね。
●折れた刀と男の想いと
今、ディアボロス達は、自暴自棄になってしまった男のいる町はずれにきていた。
「自棄になって酒に溺れては、立ち直るものも立ち直れない事は知ってる。多少強引だが、目を覚まさせないとな!」
そう強気の姿勢をみせるのは、染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)。
「今までに会った、妖刀を授けられた人たちは救えなかった……でも、今度こそ間に合うなら……動かない理由はありません。お救いします、絶対に」
決意を滾らせるのは、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)。少し前までの無念も相まって、その想いは計り知れない。
「ああ、妻子がいた私にとっては身がつまされる話ですね……私は死別で妻子を失いましたが、彼は裏切りで失ったんですね。でも、このまま人生を終わらせる訳にはいきません。同じ挫折を体験した身として、何とかしましょう」
同じ妻子を失った者同士、通じるものがあるらしく……エアハルト・ヴィオレ(宵闇のエヴァンジル・g03594)もその強い信念で立ち向かう様子。
最初に男を見つけたのは、四四乃だった。
「どうしたんだ、そんなところで……」
「どうもこうもない……俺は……俺はもう……」
酒に手を付けようとする男をなだめつつ、男の愚痴を聞いていた。
最初はとても仲が良かったが……いつしか、心が離れていき、気が付けば、男は裏切られ、妻子を奪われたのだと、ユークの言っていた話、そのままをなぞる様に話してくれた。しかし、彼に必要なのは慰めではないと四四乃は考えた。
「今のお前はダメダメだ。そんなだから女が逃げ、酒に溺れる。こんなガキに好き勝手言われて恥ずかしくないのか? 悔しかったら、やり返してみろ、負け犬!」
「な、なんだとっ!!」
男は折れた刀で飛びかかってきた。抜いて四四乃の刀に抑え込まれて気づいた。自分の刀は途中で折れていることに。言葉を失う男に四四乃は。
「そうだ、その根性を忘れるな。お前は男であり剣士。腕を磨けばきっと女も名誉も寄ってくるはずだ。私も強いヤツは好きだしな!」
そういって、豪快に笑って見せる。それが、四四乃の励まし方だった。
「俺にも……できるだろうか……」
折れた刀を戻し、男は呟く。それでも酒を飲んで……そこで声を掛けられた。喜一だ。
「随分と酔っておられますが、大丈夫ですか? 飲み過ぎは体に毒ですよ」
そう相手を気遣う声をかけた。
「お前には関係ないだろう? 俺にはもう……何もない」
酔っているようにも見えるが……幾分、何処か吹っ切れているようにも感じる。喜一は続ける。
「そうかもしれませんが……これだけ絶望しているということは、裏を返せば心から他人を信じることが出来る人ということ。そんな人の手に妖刀は相応しくないです」
その言葉に男は、酒を飲む手を止めた。
「ご自分には何もないと仰いますが……私も武士のはしくれ、見れば分かります。貴方は強い、相当な鍛錬を積んでおられたのでしょう? その努力を、自分自身をどうか否定しないで下さい。刀が折れたとしても、心さえ折れていなければ人間どうにかなるものです」
そう鍛錬を積んだ男の手を握る。
「そうだろうか……」
迷う男の隣に、今度はエアハルトが座った。
「言いたいことがあるなら、聞きましょう。聞かせてくれませんか? あなたのことを」
寄り添うように囁かれた優しい声色が、男の心を解していく。
「ああ、俺の話で良ければ……」
エアハルトは、最後まで男の話を聞いてあげた。それが今、必要だと思っていたから。
「辛さは良く分かります。私も……妻子を、失くしたことがありますから」
そのエアハルトの言葉に、男ははっとした。
「お前も……なのか……?」
「ええ」
男の言葉にこくりとエアハルトは頷き、続けた。
「私に残されたのは、この武の力。この力で自分の守りたいものを守りたい……その一心でここまで来ました。男なら、自分の武の道で身を立てることもいい人生だと思いますよ。現に私は、新たな守るべき存在に出会うことができました」
あなたはいかがですかと、尋ねられて男は、とうとう酒を横に置いた。
「俺も……あなたのように、なれるだろうか……」
縋るような瞳で男はエアハルトに尋ねる。
「ええ、あなたもなれますよ。その素質は十分備わっています」
「だが……」
煮え切らない男の前に、エルフの女性が何かを抱えてやってきた。傅・夕月(禍鎮久之森ノ娘・g05975)だ。
「遅れてしまいましたが……今はどのような様子ですか?」
エアハルトにそう尋ねると。
「まだ自信がないようですよ。もう少し何かきっかけが……」
「それならよかったです」
夕月が持ってきたものの包みを開けて、男に差し出したのは……一本の刀。
「これは……」
「本当はもう少し良い物を持っていきたかったのですが、私ができるのはここまででした」
名はないが、けれどしっかりとした刀だ。この刀を探すために、かなりの時間をかけてしまったのだ。
だが、それは男にとっても必要なもの。
「名のある剣士の方に使ってほしいのです……あなたも剣士のようですから」
「……ありがとう。大切に……使わせてもらおう……」
最後には嗚咽になっていた。
ディアボロス達の激励に、男は随分と立ち直った様子。まだ酒に手が伸びてしまうかもしれないが……だが、彼の行く末は変わったようだ。
「あらあら、折角良い具合に折れた武士がいると思ったのに、邪魔者が集まっているようね」
そこに現れたのは、あの件の『天の魔焰』立烏帽子。
「困るのよね、そういうの。だけど……」
柄に手を置き、立烏帽子は身構えた。
「無数に分裂して、宙を自在に舞いながら剣の豪雨と化す剣技……耐えられるかしら?」
後ろにせっかく立ち直った男がいる。避けるわけにはいかない。彼を守りながら、ディアボロス達はその一撃を受け止めきれるだろうか?
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
大和・恭弥
―俺は、大切な人たちを自分で護れるようになりたかった。
記憶を失ってもわかる。
俺は自分の意志でこの妖刀の呪いと契約を結んだ。
だけど、お前は幸せを望む人達の志を折って、なお…
お前みたいに人の心につけ込むやつを、俺は許しておけない。
すかさず藍雪花染を抜刀し、悲哀の呪いを解放
微力かもしれないが、結界術も張っておこう
同時に晴彦を召喚。
仲間に降りかかる剣を出来る限り妨害しダメージを抑えてもらう
更に相手を不意打ちの捕縛で抑え込み、勢いを削いでみる。
危ない仲間の援護もしよう
俺は呪詛と斬撃、両断や腐食を最大限に活かして剣技を受け流し、
呼吸法で攻撃を耐え抜く。
護りきるまでは…退く気はないよ。
アドリブ連携OK
瀧夜盛・五月姫
――やあやあ、姫こそ、姓は瀧夜盛、名は五月姫。だよ!
ここから、先、進ませない、よ。絶対。
絶対に絶対、そう、絶対に、姫から目を逸らさせて、あげない。
姫は、【託されし願い】に応えないと、いけない、から、ね。
それともなに、かな。
姫、たった一人、抜けられない?(【大声】【挑発】)
まずはよく【観察】。
薙刀を振るい【衝撃波】で降り注ぐ剣を【吹き飛ばし】。
それでも向かってくる剣は、【臨機応変】に一本一本【薙ぎ払い】武士や後ろの仲間たちに届かせない、よ。
ふふ、偶然、かな。
同じような剣、“三明の剣”だったかな。
扱うクロノヴェーダ。姫、覚え、ある、な。
教えてくれない、かも、だけど。
是非、関係を知りたい、な。はは。
傅・夕月
あ、あれがクロノヴェーダ…めちゃくちゃ怖ろしいじゃないですか!?
あんなのと戦うなんて無理…て、助けた武士の方がいるから逃げるわけにはいかないんですね…うう…や、やってやりますよ…!
私の力、パラドクスは「現実を書き換え自分の周囲に森を顕現させる」もの。敵を捕らえる呪詛は通じなくても、深い森の木々はそう簡単には薙ぎ払えないだろうし、盾になって、木の陰に武士の方が逃げる姿を隠して見つからないようにできたら…いいのですが。
もし攻撃に耐えられたら精一杯煽ってやります。
こ、この中で一番弱い私すら倒せないんですね、じ、実はたいしたことないんじゃないですか? て。
怖くて声が震えそうですけど…。
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
お前が立烏帽子か、確かに弱った奴に付け込むようなゲスらしい顔付きだな。
耐えられる?いいや、耐えるね!
雑魚(オマエ)如きの攻撃で私達が倒れる訳ないだろうッ!!
【戦闘】
まずは男を安全な場所へ避難。味方が森を発生させてくれるので、それに乗じて『桜花一刀流・七転抜刀』で能力上昇しながら男の襟を掴んで木の後ろに投げるなり避難を手伝う
「確か夕月だったな、遮蔽物の用意感謝する!オッサンは絶対顔を出すな!」
あとは男の隠れた木の前に立って【斬撃】で剣の雨を叩き落す。【殺気】の流れで剣の動きを読み取れるかも試みよう。
無傷で済むとは到底思えない、ある程度の負傷は覚悟している。当然挫ける気もない!
エアハルト・ヴィオレ
今は敵わない敵とて、屈する訳にはいきません。二度と失わせません。私の目の前で。
敵の攻撃は強力無比でしょう。【戦闘知識】【情報収集】【観察】で少しでも敵の動きの軌道を見て、【号令】で味方にダメージが減る受け方などの【計略】を伝えます。
私自身は【勇気】と【情熱】を持って攻撃に耐え、【勝利の凱歌】で挫けそうな心を奮い立たせます。かつて私は、強大な力に屈し、守るべきものを失いました。あんな思いは二度としたくない。耐えて見せます。この力に。
●立烏帽子の一撃を耐え抜いて
刀を構える立烏帽子の前に立ちはだかったのは、5人のディアボロス達。
「あ、あれがジェネラル級のクロノヴェーダ……。めちゃくちゃ怖ろしいじゃないですか!? あんなのと戦うなんて無理……て、助けた武士の方がいるから逃げるわけにはいかないんですね……うう……や、やってやりますよ……!」
そう覚悟を決めているのは、傅・夕月(禍鎮久之森ノ娘・g05975)。ちょっと相手のとてつもない邪気を感じ、ちょっとびくびくしている。仲間の中でも新米の部類に入る夕月にとって、これは色んな意味でも試練とも言えるかもしれない。
(「――俺は、大切な人たちを自分で護れるようになりたかった。記憶を失ってもわかる。だから俺は、自分の意志でこの妖刀の呪いと契約を結んだ」)
かっと瞳を開け、敵を睨みつけるのは、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)。
失った記憶とその過程で得た力……今はそれでもって、戦うことができていた。もちろん、今回も引くつもりも負けるつもりもない。
「だけど、お前は幸せを望む人達の志を折って、なお……お前みたいに人の心につけ込むやつを、俺は許しておけない」
すかさず藍雪花染を抜刀し、悲哀の呪いを解放し、結界術を張った。
「今は敵わない敵とて、屈する訳にはいきません。……二度と失わせません、私の目の前で!!」
エアハルト・ヴィオレ(宵闇のエヴァンジル・g03594)もまた、背後にいる武士を守る為にもと、敵の動きに注視する。
掛け声とともに、自分の役目を果たすために、身構えながら……。
「――やあやあ、姫こそ、姓は瀧夜盛、名は五月姫。だよ! ここから、先、進ませない、よ。絶対。絶対に絶対、そう、絶対に、姫から目を逸らさせて、あげない。姫は、託されし願いに応えないと、いけない、から、ね。それともなに、かな? 姫、たった一人、抜けられない?」
そう大きな声で挑発するのは、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)だ。彼女は衆敵を一瞥すると声高らかに名乗りを上げた!(コレゾコノ・マホロバ・デントウ・イッキウチ・ナリ)の効果も相まって、立烏帽子はじっと彼女を見つめている様子。
挑発するのは、五月姫だけではない。
「お前が立烏帽子か! 確かに弱った奴に付け込むようなゲスらしい顔付きだな。耐えられる? いいや、耐えるね! 雑魚(オマエ)如きの攻撃で私達が倒れる訳ないだろうッ!!」
染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)もそう叫び、敵を焚きつける。
「ふふふ、それが言葉だけでないことを……ちゃんと示しなよ!! 三明の剣が一振り……『大通連』!!」
立烏帽子の叫んだ通りの刃が降り注ぐ、その直前に。
「皆さん、今です!!」
エアハルトが声を張り上げた。と、同時にレボルシオスラッシュで、目の前の刃を切り伏せた。
「かつて私は、強大な力に屈し、守るべきものを失いました。あんな思いは二度としたくない……耐えて見せます、この力に!!」
そう自分を奮い立たせながらも、皆にタイミングを知らせて。
「深き夜に!!」
とっさに夕月も神儀『禍森召誕』(シンギ・カシンショウタン)を発動させ、自分の周囲に森を生み出した。木々で刃を盾にするつもりだ。
「護りきるまでは……退く気はないよ」
恭弥がクダギツネ『晴彦』を呼び寄せ、神蝕呪刃で降りしきる刀を薙ぎ払っていく。
五月姫も同じく、薙刀を振るい、衝撃波で降り注ぐ剣を吹き飛ばしていく。
「確か夕月だったな! 遮蔽物の用意感謝する! オッサンは絶対顔を出すな!」
「あ、ああ……」
木々を出した夕月に礼を述べて、四四乃は武士を木々の下へと動かした。
木々があれば、多少の刀が降ってきても、枝がクッションとなり、少しはカバーできるはずと考えたからだ。
もちろん、四四乃も仲間達と共に、斬撃で剣の雨を叩き落とす。
敵の一撃が去った後、ディアボロス達は、傷だらけになっていた。
だが、幸いなことにあの武士は森のお陰か、擦り傷程度で守り切ることができた。
「くっ……」
ディアボロス達はそれでも立って、敵を睨みつける。
「ふふ、偶然、かな。同じような剣、“三明の剣”だったかな? 扱うクロノヴェーダ。姫、覚え、ある、な。教えてくれない、かも、だけど。是非、関係を知りたい、な。はは」
そう声をかけると。
「そのような戯言に答えるつもりはないね」
ぱちんと刀を鞘に戻して、立烏帽子は答えた。
「が、アタシの一刀を耐え抜くなんてね。褒美として、その命、次に会う時まで預けておくよ」
「こ、この中で一番弱い私すら倒せないんですね。じ、実はたいしたことないんじゃないですか?」
その夕月がそう……震えながらも言い放つと。
「その言葉、覚えておけよ……次は確実に殺してやる! 貴様と貴様もだ!」
立烏帽子は、夕月だけでなく、四四乃と五月姫をも指さした。
「……まあいい。お前達、こいつらと遊んであげなっ!!」
ボロボロのディアボロス達の前に、今度はトループス級とアヴァタール級のクロノヴェーダ達が姿を現す。
「まあ、そんな怪我でそいつらに勝てるとは思えないがね……」
そう哂うと同時に立烏帽子は、姿を消していったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV2になった!
【怪力無双】がLV2になった!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
庵泥芽・寿珠
「ジュジュ、見参」
影踏みか。初めてやる遊びだけど何を隠そうジュジュってば遊ぶことにかけては天才的そしてそして妖刀二刀
「亀の甲より年の功。陰陽、太極。教えてよ、鬼の斬り方を」
足元は見ない。
遊び相手だけを見る。
ジュジュのやることは二つ。
一つ「妖刀達の導きに従って躍る」
たたたん、たたたん、拍子をつけて、たたたん、たたたん、刃の鳴るほうへ
妖刀達に目はないし、ジュジュは遊び相手に目がないんだ。
いいよ陰文鬼、踊ってあげる
一つ「斬る」
どんな遊びも終わりは来る。
隙間を縫うようにして近づいて踊りが最高潮に達したら
「……ぶっ殺した」
君はほら、手の届くところにいる。
さあさ終わりの店じまい
「鴉がなくから帰りましょう」
傅・夕月
…みなさん、怪我は大丈夫でしょうか?
な、何か敵がやってきましたね…影?
相手の正体が何かわからず、化け物の影を思わず見てしまったり、影への攻撃に対して無防備で、大変なことになりそうです。
うう…他の方に迷惑かけてすみません…。
とりあえず仕組みとしては攻撃のために実体化したところを狙うか、反射されても平気な攻撃で影を直接攻撃すればいい…のでしょうか?
なら、今使える能力のうち、1番広範囲で多数に効果が及ぶパラドクスを準備します。
これなら私の周囲に桜の花に似た花が多数顕現し、敵の動きで揺れた空気で散ると自動的に敵に襲い掛かります。
影を見て多数実体化させながら、まとめて攻撃してしまいましょう。
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
チッ、逃げられたか…。大見栄を張ったのはいいが、雑魚とは程遠い強さだな。
だが次は逃がさん、絶対に斬ってやる!
…よし、この怒りを彼奴の置き土産にぶつけるとしよう。
覚悟しろ鬼共、今日も明日も私は絶好調だ!!
【行動】
触れるのも危険、触れられるのも危険。これでは迂闊に近付けない…否、知ったことか!
要は敵の攻撃圏外で斬ればいいだけのこと。私の『桜花一刀流秘剣・雀刺し』は真空波を起こす剣技ゆえ、遠くからでも【斬撃】を行えるのだ。
接近してきたらヒットアンドアウェイ戦法を行い、無理はせず適度な距離を保つ。
「桜花の秘剣、手向け花として散るがいい!」
大和・恭弥
耐え抜いた…か。
気を惹いてくれた仲間の傷が心配だけど…気は抜けないみたいだ。
男性は引き続き、巻き込まないよう結界術や仲間の術で避難させる。
「童遊びなら、身内に散々付き合わされてるからな、俺も乗ろう」
庵泥芽さんが相手してくれている鬼の残りを煽って
わざと背を向けて影を触れさせる
―背を向けたら死角ができるなんて思い込みなんだよ
「晴彦、見えてるか」
敵の攻撃が発動した瞬間、
竹管に戻らせていた晴彦を飛び出させ不意打ち
隙を突いて一撃離脱と刀で避け払う
同時に実体化した影…鬼達を両断、呪詛を侵食させる。
縦横無尽に流れるように斬り、逃れたものは殺気と呪いで捕える
仲間の動きに合わせて俺も走り抜こう
アドリブ連携は歓迎
エアハルト・ヴィオレ
手傷は負いましたか、ここで引く理由はありません。屈した事で失った経験があるからこそ、ここで後退すれば必ず失う。もう二度と、あんなことは。
変幻自在の影の動きを【戦闘知識】【観察】で分析、影の動きの隙を【看破】したら【号令】で仲間に知らせます。
私自身は迫ってくる影を【両断】と【斬撃】を併せた屠竜撃で迎撃します。【残像】で回避も試みますか。【勇気】と【情熱】をもってこの底知れぬ影に対抗しましょう。
●立烏帽子が残した影達と
消えた立烏帽子が残したのは、多数のトループス級『陰文鬼』とアヴァタール級の恋ひ侘ぶ媿『鈴鹿御前』だ。
ただ、不思議なことにアヴァタール級の恋ひ侘ぶ媿『鈴鹿御前』は。
「田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま……」
そう呟くだけでディアボロス達のことはきにしていないようだ。
今のうちに彼女を守ろうとするトループス級『陰文鬼』を倒さなくては。
「ふふふ……」
「あははは♪」
陰文鬼は、子供の姿を使って、ディアボロス達を陥れようとしているようだが……。
「……みなさん、怪我は大丈夫でしょうか?」
そう声をかけるのは、傅・夕月(禍鎮久之森ノ娘・g05975)。
「手傷は負いましたか、ここで引く理由はありません」
夕月の言葉にそう返答するのは、エアハルト・ヴィオレ(宵闇のエヴァンジル・g03594)だ。
「耐え抜いた……か。気を惹いてくれた仲間の傷が心配だけど……気は抜けないみたいだ」
そう呟くのは、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)。
「チッ、逃げられたか……。大見栄を張ったのはいいが、雑魚とは程遠い強さだな。だが次は逃がさん、絶対に斬ってやる!」
ボロボロになってはいるが、まだ戦えると言わんばかりに、染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)が叫ぶ。先ほどの戦いの熱がまだ残っている様子。幸いなことに目の前にはうってつけのトループス級とアヴァタール級がいる。
「……よし、この怒りを彼奴の置き土産にぶつけるとしよう。覚悟しろ鬼共、今日も明日も私は絶好調だ!!」
と、そのときだった。
「ジュジュ、見参」
新たな仲間として、庵泥芽・寿珠(白黒紅白・g03154)が駆け付けてきた。
「来てくれたか、助かる」
そう声をかけるのは恭弥だ。
「あのクロノヴェーダをぶっ殺せばいい?」
ぼんやりした顔で寿珠が確かめる。
「ああ……準備はいいか」
「もちろん! 影踏みか。初めてやる遊びだけど、何を隠そうジュジュってば、遊ぶことにかけては天才的」
ふわふわしているが、戦いとなれば話は別だ。だが、その前に敵が動いた。
「あははは……」
近づく陰文鬼に夕月は気づくのが遅かった。
「な、何か敵がやってきましたね……影!?」
思わず反射的に攻撃してしまったのだ。そのため、その影が夕月と同じ攻撃で返してきたために驚き、その攻撃をもろに受けてしまった。
「きゃああ!!!」
「夕月さん!?」
それに勢いづいたのか、敵達が一斉に攻撃してきた。
「皆さん!!」
短く叫びながら、エアハルトが皆に知らせる。お陰で敵の不意打ちを凌ぐことができた。しかし、このままでは、それも長くは続かない。
「亀の甲より年の功。陰陽、太極。教えてよ、鬼の斬り方を」
陰陽と太極、2本の妖刀を引き抜き、寿珠は足元にある影ではなく、敵の子供部分を見て、動いていく。
寿珠のやることは二つ。
一つ、妖刀達の導きに従って躍る。
たたん、たたんと拍子をつけて。
「刃の鳴るほうへ。……妖刀達に目はないし、ジュジュは遊び相手に目がないんだ。いいよ陰文鬼、踊ってあげる」
その様子はとても楽しげで。だが、楽しい遊びにも必ず終わりは来る。隙間を縫うようにして近づいて踊りが最高潮に達したら。
「……ぶっ殺した」
ざんと一刀両断してみせる。
「君はほら、手の届くところにいる。さあさ終わりの店じまい……鴉がなくから帰りましょう」
そういって、次々と寿珠の元にやってくる陰文鬼を斬っていった。
「童遊びなら、身内に散々付き合わされてるからな、俺も乗ろう」
武士の男が遠くへと逃げていったのを見て、恭弥も本格的に攻撃へと転進する。
寿珠が引き付けられなかった分の敵を狙って、先ほどの言葉で煽りながら、わざと背を向けて影を触れさせる。
――背を向けたら死角ができるなんて思い込みなんだよ。
それは織り込み済みだ。
「晴彦、見えてるか」
竹管に戻らせていた晴彦を飛び出させ不意打ちを食らわすと。
「はあっ!!」
恭弥もその隙をついて、刀の一撃を食らわし、さっと離脱して見せる。その繰り返しで数を減らしていった。
「触れるのも危険、触れられるのも危険。これでは迂闊に近付けない……否、知ったことか!」
四四乃も動き出す。陰文鬼の攻撃範囲外から。
「秘剣――雀刺し!!」
桜花一刀流秘剣・雀刺し(スズメサシ)を使って、遠くから斬撃を放っていく。
「桜花の秘剣、手向け花として散るがいい!」
敵が接近したら、すぐに引いて距離を置く。またそこから距離を取りながら、次々と斬撃を放っていった。
「屈した事で失った経験があるからこそ、ここで後退すれば必ず失う……もう二度と、あんなことは!!」
そう強い意志でもって、エアハルトも戦いに加わる。
仲間が放った攻撃と息を合わせて屠竜撃を、敵の隙を作り、竜をも屠るような一撃を放って数を減らしていく。
そんな仲間達の攻撃を見て、先ほど油断した夕月も。
「うう……他の方に迷惑かけてすみません……」
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも、戦いに参加。
「とりあえず仕組みとしては、攻撃のために実体化したところを狙うか……反射されても平気な攻撃で影を直接攻撃すればいい、のでしょうか?」
そう分析して、彼女が選んだのは、咲儀『千片万花』(ショウギ・センペンバンカ)。
「誰そ彼に、花や咲耶と、十重二十重、緋が紅に、染まりては散る」
旧き禍神の眠る禍鎮久之森に咲く紅花を顕現させ、その花は敵へと襲い掛かっていく。次々と敵の血と精気を吸い上げ、次々と陰文鬼を葬っていった。
気が付けば、あれだけいた陰文鬼の姿は全て消え去り。
「田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま
…………」
と、鈴鹿御前の声がぴたりと止んだ。
「……田村麻呂さまはどこ?」
何やら正気に戻ったのか、敵意むき出しで、鈴鹿御前はディアボロス達を睨みつけたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【腐食】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
エアハルト・ヴィオレ
田村麻呂なる人物を探しているのですか?もう妄執と化しているようですが。
私も妻子を失っているので、気持ちは分からないでもないですが、周りに害を及ぼすなら止めないと。彼の人との再会は冥府でどうぞ。
後先考えない攻撃は脅威ですね・・・【戦闘知識】【観察】で敵の動きを見て、隙を【看破】で見抜き、【号令】で仲間に伝えます。
私自身は【残像】で攻撃を回避しながらヴィオレ流戦術を用いて【弾幕】【制圧射撃】【連射】で攻撃します。暴走している敵の攻撃は油断なりません。念の為、【光使い】で目くらましもして置きましょう。
庵泥芽・寿珠
「たむらまろ? 誰だそれ」
意味がわからないしわかるつもりもない。
そもそも心ここに在らずで戦うのはお互い様なんだから責める気も無いけど攻める気はアリアリだよ。
「行くぞ陰陽、太極」
ぶっ殺すぞ……ぶった斬るぞ!
鈴鹿御前の攻撃は断じてデタラメじゃない。
狂しているようで合理的。染み付いた達人としての技の冴えが、非人道的な鋭さを彼女の剣に与えてるんだ。
「貴女が恋だけを見ていても、武は貴女を見放してないみたい」
でもそれが仇だよ
陰陽と太極は、そういった合理の剣をよく知ってる。
どれほど戦を超えたか知れない二刀に身を任せて【空】の心で剣戟を掻い潜る。
「嵐でも炎でも貴女の剣でも恋心でも」
ジュジュの心は揺らがない
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
田村麻呂なんて知らん、お前の彼氏か?
まあどうでもいいか。そんな奴は此処に居ないし、聞いたこともないぞ!
そしてアイツ(立烏帽子)の手下のお前はここで斬る。ついでに田村麻呂って奴も敵だったら斬る。よし完璧だな!!
【行動】
事前に『桜花一刀流・七転抜刀』を発動させておき、即座に対応出来る状態にする。
敢えて逆撫でするような言い方で問答を行い、【殺気】を放ってきたらすぐに肉薄して【斬撃】を振るう。
狙うは先手必勝、不気味な奴ほど好き勝手にさせると厄介だ。先に動いて場の流れを此方に傾かせるよう試みよう。
上手くいったら、後は攻め続けるのみ!
「貴様のような奴に好かれて田村麻呂も大変だな!」
大和・恭弥
恋は盲目とは、確か西洋の人が言ったんだったか。
この時代で言うなら「逢いたいが情、見たいが病」かな
生憎と、ここにお前の呼ぶ人はいないけどな。
どちらにせよ、目前も見えなくなる病なら―。
藍雪花染はただの妖刀じゃない。悲哀と絶望を喰ってきた刀だ。
感情の激しさによって強い力を得られることをわかってる。
その感情から来る呪いと、こいつの喰ってきた呪い…
どっちが強いか、やってみようか。
攻撃は結界術で抑えつつ呪詛で受け止め、光学迷彩で気配を消す
刹那でいい。殺気を放って現れ、不意打ちからの斬撃。
【花染雪ノ抹消】で空間ごと一文字に斬り抜く
目前も見えなくなる病なら、その病ごと葬り去ってあげるよ。
アドリブ連携可
傅・夕月
田村麻呂…坂上田村麻呂?
一応、高校で日本史を勉強してたので聞いたことはありますね。
確か、征夷大将軍になって東北地方を平定した人ですね?
時代的にはあってそうですけど、いるんでしょうか。
みなさんやる気満々ですし、後ろで見てるわけにも…といかないでしょうから後方からパラドクスで支援します。
地面より木の根を出現させ、絡みつかせ相手の動きを封じる…あ、真剣勝負の邪魔をするな、とか言われないですよね…?
そういえば坂上田村麻呂と鈴鹿御前と言えば、そのおとぎ話?の元になった話の一つに鈴鹿山の女盗賊立烏帽子の話というのがありますね。
クロノス級とジェネラル級で同一人物ぽいのですが別人なんでしょうか?
瀧夜盛・五月姫
アドリブ、連携、歓迎、だよ。
ふふ、立烏帽子に覚えてもらえる、なら、光栄、かな。
さて、あなた。見覚えある、ね。『鈴鹿御前』、だった、かな。
アヴァタール、だから、あなたは姫のことわからないかも、だけど、姫は、忘れてない、よ? 嗚呼、忘れまい、忘れるものか。
【ダッシュ】で間合いまで接近、鈴鹿御前が振るう一撃を薙刀で【薙ぎ払い】、放つよ。
――我流薙刀術・奥義『愛姫水薙』
この【斬撃】は、あなたの“縁”、断つ。そう、田村麻呂との、ね?
おとなしく、絶たれて欲しい、な。
●恋に狂う鈴鹿御前と
「……田村麻呂さまはどこ?」
何やら正気に戻ったのか、敵意むき出しの鈴鹿御前は、改めてディアボロス達を睨みつける。
「あなた達が隠したの?」
勝手にそう思い込んでいるようだ。
「田村麻呂なる人物を探しているのですか? もう妄執と化しているようですが」
そう憐む様子でエアハルト・ヴィオレ(宵闇のエヴァンジル・g03594)は見つめる。
「たむらまろ? 誰だそれ」
庵泥芽・寿珠(白黒紅白・g03154)にとっては、意味が分からない様子だ。
「田村麻呂なんて知らん! お前の彼氏か? まあどうでもいいか。そんな奴は此処に居ないし、聞いたこともないぞ!」
そう強い口調で告げるのは、染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)だ。
「田村麻呂……坂上田村麻呂? 一応、高校で日本史を勉強してたので聞いたことはありますね。確か、征夷大将軍になって東北地方を平定した人ですね?
時代的にはあってそうですけど、いるんでしょうか」
傅・夕月(禍鎮久之森ノ娘・g05975)は、学校で学んだ知識を思い出しながら、そう指摘してみる。
「……うるさい」
鈴鹿御前は動き出した。
「知らないなんて言わせない……田村麻呂さま、田村麻呂さまっ!!」
粉砕をともなう大通連(とめてとまらぬこひのみち)を放ってきた。
「恋は盲目とは、確か西洋の人が言ったんだったか。この時代で言うなら『逢いたいが情、見たいが病』かな?
生憎と、ここにお前の呼ぶ人はいない。どちらにせよ、目前も見えなくなる病なら――」
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)もまた、呪われし妖刀『藍雪花染』(アイセツハナソメ)を引き抜く。
「藍雪花染はただの妖刀じゃない。悲哀と絶望を喰ってきた刀だ。その感情から来る呪いと、こいつの喰ってきた呪い……どっちが強いか、やってみようじゃないか!」
敵の攻撃を結界術で抑え、呪詛で受け止め、光学迷彩で気配を消すと。
「目前も見えなくなる病なら、その病ごと葬り去ってあげるよ!」
秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」(ヒギ・キョムケン・ハナソメユキノマッショウ)だ。不意に現れた恭弥の攻撃に鈴鹿御前は隙を見せていた。
「あああああっ!!」
藍雪花染に切り裂かれた血が、牡丹雪のように白く舞った。
「ふふ、立烏帽子に覚えてもらえる、なら、光栄、かな」
そう熱に浮かされた様に呟くのは、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)。
「さて、あなた。見覚えある、ね。『鈴鹿御前』、だった、かな?
アヴァタール、だから、あなたは姫のことわからないかも、だけど、姫は、忘れてない、よ? 嗚呼、忘れまい、忘れるものか」
そう告げ、五月姫は彼女との間合いを一気に詰めると。
「――我流薙刀術・奥義『愛姫水薙』」
水神の呪いが宿りし一薙ぎ。しかし、その一太刀は。
「この斬撃は、あなたの“縁”、断つ。そう、田村麻呂との、ね? おとなしく、絶たれて欲しい、な」
「い、いやあああああああ!!!」
悲しみに満ちた声で叫びながら、鈴鹿御前は体を斬られながらも、まだ生きていた。
「みなさんやる気満々ですし、後ろで見てるわけにも……といかないでしょうから」
夕月はそっと、縛儀『呼根討罪』(バクギ・ココントウザイ)を発動させる。
「ちが下に、しのびはうるは、あまた根の、積みてはほろぶ、賽の石塚……」
旧き禍神の眠る禍鎮久之森の樹呪の根を顕現させ、鈴鹿御前の足を捉える。
「な、なに!?」
「……あ、真剣勝負の邪魔をするな、とか言われないですよね……?」
それに怒る者など、ここにはいない。いるとすれば、捕らえられた鈴鹿御前くらいだろうか。
「行くぞ陰陽、太極」
その隙を狙って、寿珠が動いた。
「田村麻呂さま田村麻呂さま!!」
小通連(こひはやみ)でもって、寿珠を切り伏せようとする。鈴鹿御前の攻撃は断じてデタラメじゃない。狂しているようで合理的。染み付いた達人としての技の冴えが、非人道的な鋭さを彼女の剣に与えてる……のだが。
ぴっと切れたのは、寿珠の頬と僅かな髪。先ほどの仲間の攻撃が祟っているようだ。
「貴女が恋だけを見ていても、武は貴女を見放してないみたい……でもそれが仇だよ」
寿珠の持つ陰陽と太極は、そういった合理の剣をよく知ってる。どれほど戦を超えたか知れない二刀に身を任せて空の心で剣戟を掻い潜る。
「嵐でも炎でも貴女の剣でも恋心でも……ジュジュには見える。ジュジュには分かる。……ジュジュなら出来る!!」
陰陽自在(オンミョウジザイ)で、鈴鹿御前を二振りの刀で切り裂いて見せた。
「あああああっ!!」
攻撃はなおも止まらない。
「私も妻子を失っているので、気持ちは分からないでもないですが……周りに害を及ぼすなら止めないと。彼の人との再会は冥府でどうぞ」
エアハルトは、少し不本意ながらも。
「まさかこれを紐解く機会が来るとは……」
小さく呟き、自身の最高の戦術……ヴィオレ流戦術(ヴィオレリュウセンジュツ)にて、光でもって目くらましをしてからの、覚悟の銃剣での強烈な連射でもって、鈴鹿御前を追いつめていく。
「……そしてアイツの手下のお前はここで斬る。ついでに田村麻呂って奴も敵だったら斬る。よし完璧だな!!」
アイツというのは、立烏帽子のことだ。既に四四乃は、桜花一刀流・七転抜刀(シチテンバットウ)をいつでも放てる状況に入っていた。
「貴様のような奴に好かれて、田村麻呂も大変だな!」
「うるさい、だまれぇ!!」
血まみれで叫ぶ鈴鹿御前に、四四乃は。
「唸れ、七転抜刀ーーーッ!!!」
誰よりも先に妖刀【絶一門】を引き抜き、鈴鹿御前を一閃。
「い、いやああ、田村……麻呂さま……」
ずるりと倒れると、そのまま雪のように消え去っていった。後に残るは静寂のみ。
「…………お、おわった……のか……?」
酒瓶を持っていた武士が、震えながらも尋ねた。
「ええ、終わりましたよ」
エアハルトが優しくそう答えた。
「そういえば……坂上田村麻呂と鈴鹿御前と言えば、そのおとぎ話? の元になった話の一つに、鈴鹿山の女盗賊立烏帽子の話というのがありますね。クロノス級とジェネラル級で同一人物ぽいのですが、別人なんでしょうか?」
思い出したかのようにつぶやくのは、夕月だ。それに答える相手は、もうない。
そう、敵は全て倒れた。
武士を救い、妖刀を受け取ることなく、死ぬことなく今、彼はここにいる。
ディアボロス達は任務を無事終えたことを確認すると、ゆっくりとその場を後にしたのだった。
後日。ある男が新しい道場を作り、新たな道を歩んだと噂が届くのだが、それはまた別の話。
今は、無事、役目を果たせたことを喜ぶとしよう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
【怪力無双】がLV3になった!
【光学迷彩】がLV2になった!
【土壌改良】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV5になった!
【ダブル】がLV2になった!