リプレイ
フェミルダ・フォーゼル
「…大丈夫ですか?」
と声をかけ治療しましょう。私もサムライの端くれ、お互い様ですよ。
こっそり【生命のルーン】で【活性治癒】。
治療しながら事情を聞き出します。
「…·力が、欲しいですか?
一瞬で悪漢を斬り伏せ人質を無事に助けられる力が」
そっと問いかけます。彼の心にある、力への渇望を確認する様に。
「…例えば無類の名刀を持っていたとしても、結果は変わりませんよ。」
「刀を持ちながらも躊躇した貴方が、名刀を持ったからといって踏み出せますか?
全ては『出来るかどうか』ではなく『やるかやらないか』です」
小娘が生意気な事を言っていますね。でも、剣士として死線を越える為に必要なのは力ではなく、躊躇わない覚悟なのです。
ディア・モールァイ
必死で護って来た奴は報われるべきなんだよ。その手段も含めてな。
仲間が気を引いてくれている間に、眼に入る雑魚敵は片っ端から燃やす。邪魔だゴミ共。
「勇猛な護り手殿は此方か?」
活性治癒で傷を癒やし、礼を尽くそう
「心まで折れては敵の思う壺だろう。不覚を取る様な者ではないと見受けるが、何があった?」
共闘を申し出たい旨と、ひとまず此処は落ち着けない為、落ち着ける場所へ移動しようと意図を伝え、道中に戦った状況と敵の詳細を聞き出す。
敵は融刃舌で貫き焼き尽くす。信頼に繋がれば尚良いな。
シャナオウ・ナラシャ
お前さん、どうしたんだ…こんなところで?
身なりからして、武士か?
そんなしけた顔をしてさ、俺か?
旅の武芸者さ。
以前は、護衛として努めていたんだが
その時にな、守るべき民を守れず
腐ってやめちまって、逃げてきたんだよ
でもな、そん時にさ
俺を助けてくれた人が言ったんだ
例え、心が折れようとも、自分に負けてしまっては、意味が無いと。
確かに、お前は民を守れず見殺しにしてしまっただろ、それは事実だ。
だからと言って、貴様がそこで諦めてしまったら、殺された民は報われん。
貴様は全力で守ろとしたんだろ?
でも、力足りず守れなかった。なら、此処で立ち止まらず、その時の出来事を糧に、次に繋げてやるのが…死者への手向けだぞ。と
●
「……」
桜井・源十郎(さくらい・げんじゅうろう)は空を見上げたまま、まったく動けなくなっていた。
どうして、あの時……逃げてしまったのか。
人質だった少女の命を奪われ、我を失って斬りかかったところまでは、ハッキリと覚えている。
だが、それ以外の記憶は、断片的にしか覚えていない。
それでも、妖怪達との戦いで、愛刀が折れて使い物にならなくなり、命辛々逃げ出した事だけは覚えている。
だが、もう動けない。
……動きたくもない。
ただ、ぼーっと空を眺め、時が過ぎるのを待つ事だけが、源十郎の出来る事だった。
「勇猛な護り手殿は此方か?」
そんな中、ディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)が源十郎に駆け寄り、【活性治癒】で傷を癒やした。
「す、すまない。だが、無理をしなくていい」
源十郎が感謝の気持ちを述べつつ、複雑な気持ちになりながら、再び深い闇の中に気持ちが沈んでいった。
「私もサムライの端くれ、お互い様ですよ」
そんな空気を察しつつ、フェミルダ・フォーゼル(人間のカースブレイド・g04514)が【生命のルーン(ベオーク)】で生命力と肉体を操って【活性治癒】した。
「お前さん、一体、何があったんだ? 身なりからして、武士のようだが……」
シャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)が、源十郎の顔色を窺った。
源十郎は心ここに非ずといった感じで、ディアボロスではない『何か』を見ているようだった。
「……いまは放っておいてくれないか」
その問いにはあえて答えず、源十郎が気まずい様子で視線を逸らした。
「……力が、欲しいですか? 一瞬で悪漢を斬り伏せ人質を無事に助けられる力が……」
その事に気づいたフェミルダが、源十郎に対して問いかけた。
「力……か」
源十郎が自らの拳を見つめ、何やら考え事をし始めた。
おそらく、妖怪達によって、少女の命が奪われてしまった時も事を思い出しているのだろう。
その時の怒りと悲しみと絶望が蘇ってきたのか、源十郎の拳が小刻みに震えていた。
「……そこまでだ。心まで折れては敵の思う壺だからな。俺達で良ければ、話を聞くぜ!」
ディアが深い闇の中から、源十郎を引っ張り上げるようにして、詳しい事情を聞こうとした。
「た、確かに……、そうだな。だが……、少し時間が欲しい。考える時間が……、な」
源十郎が言葉を詰まらせながら、申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「やはり、力を求めているようですね。……ですが、いまのままでは、同じ結果を招くだけですよ」
フェミルダが源十郎を諭すようにして、優しく語り掛けた。
「ああ、その通りだ。だからこそ、間違った選択をするべきではない」
源十郎が真剣な表情を浮かべ、拳をギュッと握り締めた。
「……これは俺の話だ。別に聞き流してくれても構わない。俺は、以前……護衛をしていた事があるんだが、その時……守るべき民を守れず、腐って逃げてきたんだよ。でもな、そん時にさ。俺を助けてくれた人が言ったんだ。例え、心が折れようとも、自分に負けてしまっては、意味が無いと……。確かに、お前は民を守れず見殺しにしてしまっただろ、それは事実だ。だからと言って、貴様がそこで諦めてしまったら、殺された民は報われん。貴様は全力で守ろうとしたんだろ? でも、力足りず守れなかった。なら、此処で立ち止まらず、その時の出来事を糧に、次に繋げてやるのが……死者への手向けだぞ」
シャナオウが独り言を言うようにして、源十郎に語り掛けた。
「……死者への手向けか」
その言葉が心に響いたのか、源十郎の瞳に光が宿った。
「おやおや、随分と賑やかな事になっているようだねぇ」
そんな中、ディアボロス達の前に現れたのは、『天の魔焰』立烏帽子であった。
「わざわざ、余計な事をしに来たか。どうせ、話し合っても、無駄なんだろ?」
すぐさま、ディアが源十郎を守るようにして陣取りながら、立烏帽子をジロリと睨みつけた。
「ホッホッホッ、分かっているではないか。ならば、存分に殺し合おう。そして、示すがいい。どちらが正しいのか、証明するためにもな」
そう言って立烏帽子が不気味な笑みを浮かべ、源十郎に渡すはずだった妖刀を構えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV2が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
ヴェルゼ・バーガンディー
「あんたが・・・あの鈍刀の元凶かよ」
今まで関わった「妖刀・縁切り」を思い出しながら
「最初は解んなかったよ、俺はてっきり縁切りが自己満足でやったことじゃねぇか、そう思ってたんだ、だけどよ」
「縁切りすら!てめぇの!!被害者って事を!今知ったぁああ!」
頭に血管浮かばせて怒鳴り叫び、相手の気を引こうぜ
だけど相手はジェネラル級、俺一人じゃ流石に荷が重い、
攻撃を耐え抜けるかだけど、やるっきゃねぇ
攻撃は最大の防御、こっちの獲物は妖刀じゃなくて「獄刀」のみ
出来るところまで殺陣をやってやるよ、この身倒れるまでな!
中距離で惨華繚乱を放ち、近距離なら鍔迫り合い、あとは直感と
動体視力でどこまで耐えきれるか、やってやる
吉祥天・華瑞月
◆心情
『妖刀・縁斬り』…
聞き覚えがあると思うたら
以前遭遇したアレでござうんしたか
◆
なるほど…貴様が全ての元凶であったのじゃな
なら放置するわけにもいくまいて
【活性治癒】を保険にして
攻撃を防御するにあたって
拠点構築を召喚し
更に陰陽符で結界術を施して堪えてしんぜよ
攻撃を受けた際には
まずは倶利伽羅が妾を守るじゃろ
そして-流転氣-を纏い…すなわち闘気のことじゃ
更にオーラ操作と魔術障壁と忍耐力でもって凌いでくれようぞ
アドリブ連携、活性化中のアイテム等お任せじゃ
ディア・モールァイ
よォ、戦いぶりを見させて貰おうか。
防御訓練がてら只管に受ける事を狙う。様々な攻撃パターンや特徴を見る事が出来れば次に繋がるだろ。
仲間への負担も数ありゃ減るってモンだ。標的を分散させるぜ。
敵の足元や死角からの攻撃を意識して狙い、援護がてら活性治癒。
もちろん耐えるさ。攻防一体でな
●
「あんたが……あの鈍刀の元凶か?」
ヴェルゼ・バーガンディー(紫色の狂魔・g02195)は今まで関わった『妖刀・縁切り』を思い出しながら、立烏帽子を見つめて皮肉混じりに呟いた。
「鈍刀とは……随分と酷い言われようだねぇ。まあ、この刀の価値が分からぬ者にとっては、そう見えるのかも知れないけど……」
立烏帽子がまったく気にしていない様子で、ディアボロス達に答えを返した。
「……『妖刀・縁斬り』か。聞き覚えがあると思うたら、以前遭遇したアレでござうんしたか」
吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)が納得した様子で、立烏帽子の妖刀に視線を送った。
その妖刀と、まったく同じものなのか、遠くからでは判別がつかないものの、『妖刀・縁斬り』以上に、妖刀を使いこなす事が出来る可能性が高かった。
「最初は俺も、縁切りが自己満足でやった事だと思っていたが、まさか、縁切りすら! てめぇの!! 被害者だったとはな! それが分かっていながら、このまま帰らせると思っているのか?」
ヴェルゼが頭に血管を浮かび上がらせ、怒鳴りつけるようにして、立烏帽子の注意を引いた。
「……なるほど、貴様が全ての元凶であったのじゃな。……なら放置するわけにもいくまいて……」
華瑞月が攻撃を仕掛けるタイミングを窺いながら、少しずつ距離を縮めていった。
だが、立烏帽子は余裕な態度。
何か策でもあるのか、まったく警戒していなかった。
「……随分と余裕だな? それじゃ、戦いぶりを見させて貰おうか。そこまで余裕なんだから、何か大技を隠し持っているんだろ?」
そんな中、ディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)が、立烏帽子に攻撃を仕掛けていった。
「よく分かっているじゃないか。そうさ、その通りさ! だったら、喰らいな!」
次の瞬間、立烏帽子が妖刀を勢いよく放り投げ、無数の妖刀に分裂させた。
それが自在に宙を舞いながら、妖刀の豪雨となって、ディアボロス達に襲いかかった。
それは避ける事が出来ないほど無数で、身を守らなければ肉の塊になってもおかしくないほどの破壊力を秘めていた。
「……!」
すぐさま、華瑞月が陰陽符で結界術を施し、倶利伽羅で複数の炎を模り、ある程度の攻撃を防ぎ、-流転氣-で闘気を纏いつつ、オーラ操作と魔術障壁と忍耐力で何とか耐えた。
それでも、予想以上にダメージは大きく、立っていられるのが、やっとであった。
「マ、マジか!」
その横で、ディアも自らの身を守りつつ、【活性治癒】で妖刀の豪雨で負った傷を癒した。
しかし、反撃を繰り出す余裕はなく、迂闊に動けば致命傷は避けられなかった。
「はあはあ……、さすがジェネラル級……。意識ごと、あっちの世界に持っていかれると思ったぜ。だが、今度は、こっちの番だ」
ようやく妖刀の豪雨が止み、ヴェルゼが荒々しく息を吐きながら、朦朧とする意識の中、立烏帽子をジロリと睨みつけた。
「まさかアタシの一刀を耐え抜くなんてね。褒美として、その命、次に会う時まで預けておくよ」
立烏帽子が上から目線で、ディアボロス達を褒めた。
「……とは言え、このまま帰るのも面白くない。だから、こいつ等を置いていく。まあ、ここから生き延びる事が出来たら、また会おうじゃないか」
そう言って立烏帽子が『祟妖歌仙』斎宮女御と、大江山の巫女達に指示を出し、自分の代わりに戦わせるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
【活性治癒】がLV4になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV4になった!
テスラ・クルイーロ
お昼ごはんの時間だよ・・・♪・・・
今日も今日とておにぎり美味しいよ・・・♪・・・
?・・・なんか・・・敵さんがいるね・・・?
おにぎりはあげないよ・・・?
お昼休憩中だから・・・お昼ごはんのお邪魔はだめなんだよ・・・
え・・・?だめ・・・?そんなあ・・・
それなら・・・「飯テロ催眠ガスの舞い」で・・・強制的に・・・ご飯タイムだよ・・・
●
「そろそろ……お昼ごはんの時間だよ……♪ 今日も今日とて、おにぎり美味しいよ……♪」
そんな中、テスラ・クルイーロ(隠れエルフのブラックホール少女・g04486)が、おにぎりを美味しそうに頬張った。
「……って、なんだい、なんだい」
「まさか、この状況でメシを喰うなんて……」
「だったら、お望み通り、あの世に送ってやるよ!」
その事に気づいた大江山の巫女達が、不気味な笑みを浮かべた。
「おにぎりは……あげないよ……?」
即座に、テスラがおにぎりを隠し、大江山の巫女達に釘を刺した。
「ハッハッハッ! 一体、何の冗談だい?」
「おにぎりなんていらないよっ! だって欲しいのは、アンタの命だからねぇ!」
「分かったら、観念して、命を差し出しなっ! まあ、人生最後のメシを楽しんでも構わないけどねぇ!」
巫女達がケタケタと笑いながら、ジリジリと距離を縮めていった。
「お昼休憩中だから……お昼ごはんのお邪魔はだめなんだよ……」
それと同時に、テスラが【飯テロ催眠ガスの舞い(キリングフィールド)】を発動させ、強烈にお腹が空く香りを漂わせた。
「何だか、お腹が空いたねぇ……」
「……とは言え、仲間達に迷惑をかける訳にはいかないし……」
「だったら、みんなに迷惑をかけないようにすればいいんだよっ!」
そして、巫女達の一部が空腹の誘惑に負け、ドサクサに紛れて戦線から離脱し、大きな木の下で食事を始めるのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
ヴェルゼ・バーガンディー
褒美だと?舐めた事言ってんじゃねぇか
「だったらこっちもナメた真似してやるよ」
大斧を背負って仕舞い、獄刀も納刀し、素手で指をコキコキ鳴らしながら
大江山の巫女達と対峙
「女をいたぶる趣味は無ぇけど、今すげぇ機嫌わりぃんだ、
俺が何するか分かんねーぞ?」
向かってきた巫女の一人のみぞおち辺りを
パラドクスの牙拳で素早いストレートを放ち昏倒させる
そこから戦闘開始
相手のPOW技は左手の籠手で受けるか弾き、右手で巫女の手を掴み
そのまま投げるか空いた左手で牙拳を叩き込む
WIS技はただ受け止める、或いは仲間を庇う行動
SPD技に関しては色っぽいものだったら鼻血を出すが
その後キレてぶん殴りに行く
「ふざけてんのかてめぇ!」
吉祥天・華瑞月
こんなもの置いていかれても困るのじゃが?
それに今日は生ごみの日ではありんせん
(あの背中の刺青が面倒そうかのう…)
パラドクスを放ち、続けざまに【雷撃使い】と【氷雪使い】による【高速詠唱と連続魔法】を使い追撃し
薙ぎ払いに対しては【陰陽符】と【結界術】、そして『倶利伽羅』が妾を守る様に動くじゃろ
そうじゃな…
【不意打ち】を狙えたのなら大江山の巫女『縛神帯』で【捕縛】し
【衝撃波】と【貫通撃】で攻撃しようかのう
アドリブ連携、アイテム使用はお任せ
シャナオウ・ナラシャ
おっと、流石に助太刀するか
あんたは安全な場所へ移動しておけ
(さっきまで源十郎と一緒に居た為。遠くで立烏帽子との戦闘を見ていて、置き土産に自分も参戦することに)
敵のパラドクスは
【オーラ操作】【残像】【フェイント】で対応し
ラフィスを使い【光使い】で目くらましを狙い【攪乱と時間稼ぎ】し
【忍び足と不意打ち】で背後から【貫通撃・破壊・衝撃波】で仕留めよか
なにせ俺のパラドクスは単体しかないからな
一体だけならいいが、こうも数が多いとな…
策を練らねばならん
アドリブ連携可
フェミルダ・フォーゼル
援護します。
後方からルーン魔術を使用して攻撃。
【遅滞のルーン】のパラドクスを使用。
「高速詠唱」し先手を取ります。「氷雪使い」で、敵の周囲の分子を遅滞させ冷気を発生させます。
「魔術知識」で魔術をアレンジ。「風使い」で冷気を竜巻にし敵を包み込み、凍りつかせると同時に打ち砕きます。
反撃に対しては、自身を包む「魔術結界」による「結界術」で対抗。
ドルイドの魔術による結界で大蛇の攻撃を受け流します。
●
「こんなもの置いていかれても困るのじゃが? それに今日は生ごみの日ではありんせん」
その途端、吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)が嫌悪感をあらわにしながら、大江山の巫女達を睨みつけた。
「……あらあら、これは失礼な!」
「今から、自分達が、そのゴミになるって言うのに……」
「いえ、ゴミではないか、肉塊か。まあ、どちらにしても、些細な事じゃ」
その途端、巫女達がケタケタと、不気味な笑い声を響かせた。
巫女達は戦う前から勝ったつもりでいるらしく、みんな自信に満ち溢れているようだった。
「……たくっ! これの何処が褒美だよ。舐めた事、言いやがって! だったら、こっちもナメた真似してやるよ」
ヴェルゼ・バーガンディー(紫色の狂魔・g02195)が苛立ちを隠せない様子で大斧を背負って仕舞い、獄刀・村雨を納刀すると、素手で指をコキコキ鳴らしながら巫女達の前に陣取った。
「おっ! ヤル気じゃな」
「だが、妾達は強いぞ、シャレ抜きで、強い」
「それでも、戦いたいのであれば、遠慮なく掛かってくるがいい」
巫女達が妙に上から目線で、挑発的に言葉を吐いた。
「そうやって挑発するのは良いが、今すげぇ機嫌わりぃんだ。女をいたぶる趣味は無ぇけど、この状況じゃ何するか分かんねーぞ? それでも……いいんだな?」
すぐさま、ヴェルゼが近くにいた巫女の懐に潜り込み、みぞおち目掛けて【狂魔三式・牙拳(キョウマサンシキ・ガケン)】を仕掛け、素早いストレートを放って昏倒させた。
「ま、まさか、一瞬で……」
「こんなの、まぐれじゃ!」
「こ、こんなはずでは……」
それを目の当たりにした巫女達が、動揺した様子で激しく目を泳がせた。
「流石に、この状況で見て見ぬフリをするって訳にも行かないか。その間、あんたは安全な場所に……って寝ているのか? それなら、まあ……しばらくそこで大人しくしていてくれ」
そんな中、シャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)が桜井・源十郎に声を掛けた後、複雑な気持ちになりつつ、巫女達との戦いに参戦した。
源十郎は、ホッとした事で気持ちに緩みが生じたのか、近くの木にもたれかかったまま、スヤスヤと寝息を立てていた。
「ええい、怯むなっ!」
「殺せ、殺せええええ!」
「キィシャアアアアアアア!」
次の瞬間、巫女達が一斉に舞い踊りながら、刃の如く鋭い爪を振り回した。
即座に、シャナオウがオーラ操作と残像、フェイントを駆使して、巫女達の爪を避け、スフィンクスのエニシェンラフィスに指示を出して注意を引くと、【光使い】で目くらましをして、巫女達を攪乱させた。
「確かに、美しい舞だったが、それだけだな」
その隙をつくようにして、シャナオウが忍び足で不意打ちを仕掛け、貫通力の高い衝撃波を放って、黒髪短髪の巫女にトドメをさした。
それに合わせて、フェミルダ・フォーゼル(人間のカースブレイド・g04514)が高速詠唱で【遅滞のルーン(イス)】を発動させ、極低温状態の安定維持による氷結で、巫女達の周囲に冷気を発生させた。
「こ、これは……一体!?」
「か、身体が動かぬっ! なんじゃ、何が起こったというのじゃ!?」
「こ、このままでは、何も出来ずに……。そんなの嫌っ! 嫌、嫌、嫌っ!」
その途端、巫女達がパニックに陥った様子で、あたふたとし始めた。
だが、その気持ちに反して身体が動かず、無駄に時間ばかりが過ぎていった。
その事が原因で、巫女達が余計に焦り、みんな鬼のような形相を浮かべていた。
「じゃが、妾達には、まだ背中の入れ墨があるっ!」
それと同時に、巫女達が背中の入れ墨を実体化させ、そこから出現した八岐大蛇を操り、ディアボロス達に攻撃を仕掛けてきた。
(あの背中の刺青が面倒そうかのう……)
それを迎え撃つようにして、華瑞月が【龍蒼水(リュウソウスイ)】発動させた。
その呼びかけに応えるようにして、『四神獣皇彩』と名付けられた刺青が実体化し、膨大な流水と共に巫女達を飲み込んでいった。
「お、驚かせやがって! 今度は、こっちの番だからなっ!」
ヴェルゼが視線のやり場に困りながら、なるべく巫女達の背中を見ないようにしつつ、手当たり次第に殴り倒していった。
その間に、華瑞月が【雷撃使い】と【氷雪使い】による高速詠唱と、連続魔法で巫女達を追い詰め、フェミルダが【風使い】で冷気を竜巻に変化すると、その場にいた巫女達を凍りつかせて破壊した。
「……まったく乱暴な奴等じゃなあ。これでは、おちおち歌を詠む事も出来ぬではないか」
そう言って『祟妖歌仙』斎宮女御が苛立ちを隠せない様子で、ディアボロス達に冷たい視線を送るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
ジョン・エルバ
(サポート)
『お前も感じるか?オレの最高のロックを!』
鬼人のサウンドソルジャー×デストロイヤー、24歳の男です。
普段の口調は「ROCK(オレ、相手の名前、だ、だぜ、だな、だよな?)」、独り言は「割とでかい(オレ、相手の名前、だ、だぜ、だな、だよな?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
リナフローリィ・エレオノール
(サポート)
『この世界は強烈に残酷で理不尽な世界、だね…』
妖狐の時間神官×妖精騎士、18歳の女です。
普段の口調は「Weiß(ワタシ、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、心を許したら「Schwarz(ボク、あなた、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
郷見・竜治
(サポート)
『やれやれ。世の中、侭ならないな……』
どこか草臥れた雰囲気を放ちながら、しかし心に燻る火を持つ男。
調査系の際は【情報収集】【観察】などの技能を用いて効率を重視する。
【幸運】や知識系技能と併せ、事態の考察に頭を働かせます。
戦闘系の際は【ダッシュ】で一息に敵の懐に潜り込み、可能な限りの大威力の攻撃を叩き込む。
また、【フェイント】や【地形の利用】を活かしたトリッキーな戦い方も得意とする。
敵の反撃に関しては、その性質をしっかり見極め【看破】し、致命傷だけは避ける。
他の参加者に迷惑を掛ける様な行動や、故意に依頼の達成を妨げる様な行動は絶対にしない。
また、アドリブや連携等は歓迎です。
●
「やれやれ。世の中、侭ならないな……」
そんな中、郷見・竜治(今は燻る火が如く・g01084)が仲間達と共に姿を現し、困った様子で溜息を洩らした。
ここに来たのは、単なる偶然。
騒ぎを聞きつけて、近づいたところ、大江山の巫女達に襲われ、蹴散らしていった結果、これである。
まるで死亡フラグを高々と掲げたまま、『祟妖歌仙』斎宮女御に遭遇してしまったため、不幸の女神に愛されているような錯覚を覚えた。
「ほっほっほっ、飛んで火にいる何とやらとは、この事のようじゃなァ」
その事に気づいた斎宮女御が、皮肉タップリに言葉を吐いた。
「ひょっとして、お前も感じたのか? 最高のロックってヤツを!」
ジョン・エルバ(ロックスター・g03373)がEndorphin(ギター)を掻き鳴らし、魂の叫びを上げた。
「いや、妾には、よう分からぬ。正直、雑音にしか聞こえぬのじゃが……」
『祟妖歌仙』斎宮女御がまったく興味がない様子で、皮肉混じりに答えを返した。
「だったら、オレが教えてやるよ! ロックの素晴らしさって奴を、な!」
それでも、ジョンがまったく気にせず、勢いよくギターを掻き鳴らした。
「やれやれ、そんな事をしたところで、無駄だと思うのじゃが……。それでも、やりたいというのであれば、好きにするがいい」
斎宮女御が説得する事を諦め、深い溜息を洩らした。
「まあ、乗り掛かった船ですし、ワタシも頑張りましょうかね」
その流れに乗るようにして、リナフローリィ・エレオノール(偽物ワールズエンド・g03639)が、斎宮女御の前に陣取った。
「まったく……、こうも命知らずが多かったとは……。まあ、いいじゃろう。このまま生かしておいたとしても、妾達にとって害にしかならないのだから……」
斎宮女御が凍るように冷たい視線を送りながら、憑り殺した犠牲者の怨霊を呪詛に込め、言霊で使役し祟る事で、ディアボロス達の命脈を断とうとした。
「まさか、その程度の呪詛で、オレ達の命を奪おうって言うのか? それはさすがに無謀過ぎると思うぜ! 何故なら、オレのギターは、運命すら変えるからなっ!」
すぐさま、ジョンが【Immortal Rock Fes(イモータルロックフェス)】を発動させ、超絶ギターソロを披露した。
次の瞬間、大型ステージの幻覚が視え始め、強制的に周りのテンションをブチ上げる事で、斎宮女御の攻撃に対抗した。
「キィィィィィィィィィ! このまま大人しくしていれば、命を奪う事が出来たものを!」
斎宮女御がイラついた様子で、猛毒の呪詛を帯びた毒爪を振り回し、飛び跳ねるようにして距離を縮め、ジョンに襲いかかっていった。
「……俺がいる事も忘れないでくれよ」
その邪魔をするようにして、竜治が【ストリートストライク】で閃きと幸運に任せ、茂みの中を駆け抜け、斎宮女御の意表をつくと、道端に転がってる廃材を握り締め、容赦なく攻撃を繰り出した。
「クッ! 妾とした事が……!」
その一撃を喰らった斎宮女御が悲鳴を上げ、崩れ落ちるようにして膝をついた。
「……今、楽にしてあげる」
その間に、リナフローリィが【金陰流・カノト(キンインリュウ・カノト)】を発動させ、所持しているアイテムを巧みに利用して足場を作ると、空中に舞い上がって、そこから急降下しながら、妖刀「虎生」で斬りつけた。
「ぐぬっ! ぐぬぬぬっ! わ、妾の顔に傷がァァァァァァァァァァ!」
その一撃を喰らった斎宮女御が悔しそうな表情を浮かべ、ギチギチと歯を鳴らすのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【強運の加護】LV2が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
ヴェルゼ・バーガンディー
俺らを前にしてのんびり歌を詠むたぁ余裕だな
「あいにく俺にはそんな文化的な趣味はねぇ」
素手でやりあおうかと考えたが、さすがにアヴァタール級を
舐めてかかるわけにはいかねぇ、獄刀を抜刀して戦闘に突入
相手のPOW技は、籠手と獄刀で防御、もし1~3回喰らったら毒が回る前に該当箇所を包帯で縛り血を止め獄刀で患部を切って血を少し出して毒を無理やり出す
SPD技は【呪詛】技能を応用して呪詛返しを行い、毒蛇を仲間割れ、もしくは自害するように仕向けてみる、出来ないなら獄刀で薙ぎ払う
WIZ技に対しては元となった技と同じな為、惨華繚乱で相殺を試みる
トドメが出来るなら心臓辺りを獄刀で串刺しにしてやるぜ
アドリブ連携等歓迎
フェミルダ・フォーゼル
私の妖刀がこの者達に通用するものか、試してみましょう。
妖刀を抜き、構えます。妖しの刃を抜き放つ以上、必殺が義務。己か敵の何れかが死ぬ覚悟を刃に込めます。
【月輪の太刀】を使用します。
「ダッシュ」「強打」「両断」
霞の構えから、一瞬で間合いを詰め、月輪の軌跡の斬撃で敵を切り伏せます。
反撃の髪は刀で切り払います。刃に込めた「呪詛」で敵の呪詛に対抗し、打ち消します。
プニ・プティフルニエ
■外見
笑顔(糸目)のシスター
一人称は「プニ」
■心情
(敵を見つけて)なにこれなにこれー!おもしろーい!妖怪みたいだねー!
強そうだから、丈夫そうだね!
だから、耐えてね!
■行動
パラドクス【罪と罰】で呼び出した巨大な鎚で、殴りかかります。
「プニ、意外とやるんだよー♪」
■その他
アドリブや連携歓迎です。
シャナオウ・ナラシャ
ようやく大将のお出ましか?
所詮は代理だがな…
それに、呑気に詩なんぞ詠めると思っているんか?
(殺気だっている仲間を見回して)
おっと、それを受けるのは避けたいな?
(もとより距離を取りつパラドクスを放ち、その隙に間合いを詰めては、特殊金属製の籠手に取り付けたジャマダハルの貫通撃と竜爪篭手での斬撃での攻撃。その際には、ラフィスにはリドルロッドから浄化を含む光使いで俺のサポートに回ってもらう)
吉祥天・華瑞月
ふむ、おぬしで最後でささんすか
雅に歌と詠んでいるという雰囲気ではなさそうでありんすが
なんざんしょう…その纏う怨霊的な
まあ、よいでござんしょう
さて、おぬしを捌いて…甘味処で小休止で行きなんしょ
【水源】を敵の足元に出現させて
【高速詠唱+連続魔法】による雷撃使い⇒氷雪使い⇒風使い+火炎使いでの攻撃を仕掛け、最後にパラドクスを放つ
敵の攻撃には
オーラ操作・結界術・魔力障壁・-流転氣-(闘気)などで相殺
もしくは、陰陽符を使い風使いと砂使いで敵を攪乱するのもよいか
アドリブ連携、お任せ
●
「ねえねえー、どうしたのー? ひょっとして、怒っているのー?」
そんな気まずい空気をブチ壊す勢いで、プニ・プティフルニエ(花蜘蛛・g06025)が面白がって駆け寄った。
「ああ……、その通りじゃ! お前等をどう料理しようか考えながら、堪忍袋の緒をブチ切っておるからな。だから、お前達を倒して、最高の歌を詠んでやろう」
だが、『祟妖歌仙』斎宮女御は、爆発寸前ッ!
今にもブチ切れて暴れ出しそうな勢いで、こめかみを激しくピクつかせた。
「俺らを倒して、歌を詠むつもりとは……随分と余裕だな? あいにく俺には、そんな文化的な趣味はねぇ」
ヴェルゼ・バーガンディー(紫色の狂魔・g02195)が、呆れた様子で獄刀を抜刀した。
「ククククク……、お前達が悪いのじゃ。妾を怒らせた、お前らが、な! どうれ、どんな歌にしようかのう」
斎宮女御が文字通り鬼のような形相を浮かべ、不気味な笑い声を響かせた。
「……なんざんしょう、この不気味な雰囲気は……。とても、雅に歌を詠むような場合ではなさそうでありんすが……」
その途端、吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)が、警戒心をあらわにした。
「ホッホッホッ、なぁに、そこまで怯える事はない。妾がサクッと殺してやるから、遠慮なく首を差し出すがよい」
斎宮女御がディアボロス達を品定めしながら、舌舐めずりをし始めた。
「ならば私の妖刀が、どれほど通用するものか、試してみましょうか」
そんな中、フェミルダ・フォーゼル(人間のカースブレイド・g04514)が妖刀「虎生」を構え、斎宮女御の前に陣取った。
「ホッホッホッ、これは愉快、愉快! 妾を倒すのに妖刀とは、実に滑稽」
斎宮女御が小馬鹿にした様子で、大袈裟に笑い声を響かせた。
だが、フェミルダはまったく動揺しておらず、攻撃を仕掛けるタイミングを窺うようにして少しずつ間合いを取った。
「そっちこそ、呑気に歌なんぞ詠めると思っているんか?」
シャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)が殺気立っている仲間を見回した後、斎宮女御に警告するようにして呟いた。
「もちろん、その通りじゃ!」
斎宮女御が不気味な笑みを浮かべながら、憑り殺した犠牲者の怨霊を呪詛に込め、言霊で使役し祟る事で、ディアボロイス達の命を奪おうとした。
「それでは、おぬしを捌いて……甘味処で小休止と行きなんしょ」
すぐさま、華瑞月が【水源】を斎宮女御の足元に出現させ、高速詠唱で連続魔法を繰り出し、雷を落として、身体を凍らせ、風で吹き飛ばした後、炎に包み込んだ。
「な、なんじゃ、これは……」
続けざまに攻撃を喰らった事で、斎宮女御が悲鳴を上げ、その場にペタンと尻餅をついた。
「これはおまけでありんす」
そこに追い打ちをかけるようにして、華瑞月が【一心光明(ジェネシック・ジャベリン)】を発動させ、凄まじき創世の光を槍の形に凝縮し、斎宮女御に投げつけた。
「ギャアアアアアアアアア! 痛いっ! 痛いっ! 痛いィィィィィィィィィィ!」
その一撃を喰らった斎宮女御が両目を血走らせながら、美しい黒髪に呪詛を帯びさせた。
それが毒蛇の群れとなって地面を這い、ディアボロス達に襲いかかってきた。
「まさか、私達が蛇に怯えて、攻撃を躊躇うと思っていましたか」
次の瞬間、フェミルダが躊躇う事なく間合いを詰め、飛び掛かってきた毒蛇の群れを斬り捨てた。
「プニ、意外とやるんだよー♪」
その流れに乗るようにして、プニが【罪と罰(フォールン)】で巨大な十字架状の鎚を呼び出し、毒蛇の群れを叩き潰して、グチャグチャにした。
「わ、妾の蛇が……!」
それを目の当たりにした斎宮女御が、唖然とした表情を浮かべた。
「あれあれ? もう終わり? でも、まだ髪が残っているよな?」
プニが斎宮女御を見つめてニコっと笑い、巨大な十字架状の鎚を振り上げながら、ハイテンションで距離を縮めてきた。
「ちょっ! まっ! こ、これは駄目じゃ! ハゲて、ハゲて、照り輝いてしまう……!」
その事に危機感を覚えた斎宮女御が、脱兎の如く逃げ出した。
「このまま逃がすと思いましたか?」
即座に、フェミルダが【月輪の太刀(モーナトシュトライテン)】を発動させ、霞の構えから初動を掴ませぬ神速の踏み込みで間合いを詰め、月輪の軌跡の斬撃で斎宮女御を斬りつけた。
「うがっ……、ががっ!」
その一撃をモロに喰らった斎宮女御が、口をパクパクさせながら、恐怖に怯えた表情を浮かべたまま、猛毒の呪詛を帯びた毒爪を狂ったように振り回した。
「おっと、それを受けるのは避けたいな?」
その事に気づいたシャナオウが【ライク・キッス(ストリートストライク)】を発動させ、閃きと幸運に身を委ね、斎宮女御を泥濘に誘い込み、足を滑らせた瞬間を狙って攻撃を繰り出した。
「……残念だったな。思い通りにならなくて……!」
ヴェルゼが軽く皮肉を言いながら、獄刀で斎宮女御を斬りつけた。
「だが、わざわざ毒を喰らう訳にはいかないんでな」
その間に、シャナオウが一気に間合いを詰め、ジャマダハル(広く平たい刃を持つ刺突用の特製籠手)で貫通撃を繰り出しつつ、竜爪篭手で引っ掻いた。
それに合わせて、スフィンクスのエニシェンラフィスが、リドルロッドから浄化の光を放ち、シャナオウをサポートした。
「な、何故じゃ! 何故……」
斎宮女御がブクブクと血の泡を吐きながら、恨めしそうにディアボロス達を睨みつけた。
「答えるまでもないだろ。いや、既に答えが出ていると言った方が分かりやすいか。それじゃ、あの世で先に待っていな。すぐに、仲間達を送ってやるからさ」
次の瞬間、ヴェルゼが【狂魔五式・惨華繚乱(キョウマゴシキ・サンカリョウラン)】を仕掛け神蝕呪刃をベースに獄刀の呪いと自らの狂った血液を織り交ぜ、呪術を暴走させて自らの精神を一瞬狂気に陥れながら、斎宮女御の心臓を貫いた。
「ならば……、先に待っているぞ。あの世で、お前達が来るのを、な」
そう言って斎宮女御が不気味な笑みを浮かべた後、鮮血を撒き散らして、色取り取りの花を赤く染めるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
【強運の加護】がLV3になった!
【活性治癒】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ドレイン】がLV5(最大)になった!