🚊クロノス級の事件に挑め

 クロノス級クロノヴェーダが行っている悪辣な事件を阻止する為、特別なパラドクストレインで過去に遡り、クロノス級と決着をつけます。
 宿敵が引き起こしている事件の一つに介入し、事件を引き起こしているクロノス級クロノヴェーダを撃破して、因縁に決着をつけます。

 クロノス級は、宿敵の性質に沿った事件を引き起こします。
 この事件を完遂させる事で、クロノス級クロノヴェーダは、新たな『アヴァタール級』を生み出し、戦力として基準時間軸に送り届けているようです。

※既に滅びたディヴィジョンのクロノス級について
 ディアボロスウォーなどで、滅びたディヴィジョンのクロノス級は、その事実を知る事が出来ていないようです。
 彼らが送り出した、新たな『アヴァタール級』は、本来の別のディヴィジョンに漂着し、漂着したディヴィジョンの戦力として使われます。

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ライブ出演を頼めますかしら?(作者 大丁)
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#宿縁邂逅  #🚊クロノス級の事件に挑め  ⊕


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#宿縁邂逅
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#🚊クロノス級の事件に挑め


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 2010年代初頭のことと思われる。
 照明や音響は、戦時中に調達できたなかでは最高の出来栄えであったろう。
 振られるペンライトには、たとえデザインが不揃いであっても、ステージ上のアイドルたちに届けと客たちの思いが込められていた。
 一般人の慰安のために、今夜限りで稼動させたライブハウスは盛況で、フィナーレを迎えようとしていたのだが。
「みんなー! 集まってくれて本当にありがとう! こんな世の中だけど、希望をなくしちゃいないよねー!」
 センターボーカルの呼びかけに、熱狂で応える人々。
「そこで僕から大事なお知らせだよ。人類には……『逃げ場などない』」
 アイドルの声が地獄の底から響いてくるかのように低くなり、容貌が獣じみたものに変わる。
 ステージのメンバーの全員に悪魔の翼と尻尾が生えた。
 客席は混乱に陥る。警護についていた、この時代のディアボロスたちが、応戦と救出に駆けつけるが、正体を現したクロノス級『変幻自在のシェイプシフター』の刃に幾人かが刺し貫かれてしまった。
 トループス級『メフィストフェレスの契約者』たちは一般人を追ってその手にかけるものの、大半はライブハウスから逃がした。
 アークデーモンの活動としては十分。
 この裏切りで抵抗する人々に絶望を与え、『畏怖』の感情エネルギーを得られるからだ。

「【刻逆決戦】、お疲れ様でした」
 ファビエヌ・ラボー(サキュバスの人形遣い・g03369)は、トレイン車内で深々と頭を下げた。
「現在は、最後の攻略提案を話し合っている最中です。アヴァタール級が漂着する心配はもうなくなりましたが、当列車は『クロノス級が活動する過去の時代』へ向かうことができ、クロノス級の撃破が可能です。未来への展望を語るなかで行う過去の清算には、きっと意味がありますわ」
 行き先は、『TOKYOエゼキエル戦争』ディヴィジョンにあたる。
 案内人が用意した時間表によれば、今回の事件は2010年代の豊島区でおこる。こののち、2013年8月15日に現地ディアボロスとクロノヴェーダによる『決戦』が行われたわけだが、最終人類史の戦いは、さらにそのあと。《七曜の戦》で東京23区のすべてを取り戻すまで続けられた。
 今回は『決戦』よりも前に、現地のディアボロスがアークデーモンたちに抵抗していた時代となる。
「繁華街だった場所に立てこもって戦っていたようです。この人類側のエリアに、クロノス級は侵入しました。変身能力をつかって平和なころに実在したアイドルに化け、慰安ライブを提案して、人を集めさせたのです」
 トループス級には、アークデーモンのなかでも容姿のいい『メフィストフェレスの契約者』を使い、一緒に出演させた。
「ライブの中で裏切ることで、より絶望を高めて畏怖を集めていたのですわ」
 畏怖エネルギーでディヴィジョンに、アヴァタール級を送っていたというわけだ。

「皆様はライブが始まるまえに会場に到着できますが、現地人から信用を得たり、説得したりしてイベントを中止させることは難しいでしょう。シェイプシフターの変身能力のほうが分があるからです」
 ファビエヌのこの説明でもう、勘のいいディアボロスは解決策を思いついている。
「はい。皆様でライブに出演しちゃってくださいませ。クロノス級は、皆様のライブに途中から割り込んでも畏怖への効果が薄いことをわかっています。戦時中なので、出演アイドルが変更になってもお客様は承知してくださるでしょう。ライブが盛り上がったまま終了し、お客様を満足いただいたまま帰してしまえば、あとはトループス級とクロノス級を倒すだけになります」
 この段階になればクロノス級も、ライブを行った者たちが時代への潜入者と認識できる。
 計画を潰されて怒りのままに、最終人類史のディアボロスへと攻撃を仕掛けてくる。
「皆様は事件を阻止していますから、クロノス級の力を一時的に弱め、有利に戦えますわ」

 ファビエヌは、特別な列車の注意点を念押しした。
「敵の撃破後は、クロノス級の支配する歴史が消滅しますので、パラドクストレインで速やかに脱出してください」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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POW  武器化変身

技能:武器改造/情報収集/解体 (各40LV)

瞬時に相手と同じ姿に化けて相手の間合いを外し、更に身体の一部を刃物等に変化させて武器化をする事で能力を底上げして強力なカウンターを放つ。先に仕掛ける時は攻撃直前で武器化を行う。
(元パラドクス:ハンティングフォーム)

SPD  多段変身

技能:薙ぎ払い/残像/情報収集 (各40LV)

瞬時にその場にいる何人もの姿に止まる事なく変身する事で幻惑しながら攻撃をしていく。コロコロ変わり続けるので対策も間合いも掴み難い。
(元パラドクス:無明轟刃)

WIZ  隠密変身

技能:暗殺/忍び足/情報収集 (各40LV)

相手の情報を一時的にトレースし、本物に限りなく近い状態に化ける事で敵陣営を惑わし混乱させた隙に強烈な一撃を与える。ただしトレースは一時的なので得た情報は長くはもたない。
(元パラドクス:アサシネイトキリング)

特殊ルール 【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑11

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

大丁
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 マスターの大丁です。

 今回は、TOKYOエゼキエル戦争の過去にて、ライブに乗り込み、クロノス級アークデーモンと戦う、宿縁邂逅シナリオとなっております。

 『①クロノス級が起こす事件を解決する』の部分は、まるごとライブシーンになる予定です。元は男性アイドルユニットの出演予定でしたが、アークデーモンとの戦いで疲弊した人々を励ましてくださるのなら、どんな方のどんなパフォーマンスでもかまいません。
 その後は、トループス級『メフィストフェレスの契約者』、クロノス級『変幻自在のシェイプシフター』と順番に戦って撃破してください。
 クロノス級の撃破により、シナリオは成功で完結します。

 戦いに、冒険に。そして、ドキドキを。
 みなさまの素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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 現在、挑戦者はいません。
 シナリオに挑戦してみよう!

❓

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


システムメッセージ  9月6日14時
大崎・朔太郎(g04652)が、①クロノス級が起こす事件を解決するに参加しました。

システムメッセージ  9月7日08時
大崎・朔太郎(g04652)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  9月7日21時
佐伯・みゆ(g08231)が、①クロノス級が起こす事件を解決するに参加しました。

システムメッセージ  9月7日21時
アルラトゥ・クリム(g05088)が、①クロノス級が起こす事件を解決するに参加しました。

システムメッセージ  9月8日08時
佐伯・みゆ(g08231)、アルラトゥ・クリム(g05088)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  9月9日15時
マスターが、アルラトゥ・クリム(g05088)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月9日15時
マスターが、佐伯・みゆ(g08231)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月9日15時
マスターが、大崎・朔太郎(g04652)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月17日00時
大崎・朔太郎(g04652)、佐伯・みゆ(g08231)、アルラトゥ・クリム(g05088)が登場する、①クロノス級が起こす事件を解決するのリプレイが公開されました。
①クロノス級が起こす事件を解決するをクリアしました。

システムメッセージ  9月26日20時
大崎・朔太郎(g04652)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月26日20時
南雲・葵(g03227)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月26日21時
遠原・いぶき(g01339)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月26日21時
佐伯・みゆ(g08231)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月26日21時
アルラトゥ・クリム(g05088)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月27日03時
花園・翠(g02726)が、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』に参加しました。

システムメッセージ  9月27日08時
大崎・朔太郎(g04652)、南雲・葵(g03227)、遠原・いぶき(g01339)、佐伯・みゆ(g08231)、アルラトゥ・クリム(g05088)、花園・翠(g02726)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、大崎・朔太郎(g04652)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、南雲・葵(g03227)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、遠原・いぶき(g01339)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、佐伯・みゆ(g08231)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、花園・翠(g02726)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  9月27日15時
マスターが、アルラトゥ・クリム(g05088)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  10月1日00時
大崎・朔太郎(g04652)、南雲・葵(g03227)、遠原・いぶき(g01339)、佐伯・みゆ(g08231)、アルラトゥ・クリム(g05088)、花園・翠(g02726)が登場する、②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』のリプレイが公開されました。
②👾一般人を襲うトループス級『メフィストフェレスの契約者』をクリアしました。


リプレイ


大崎・朔太郎
アドリブ連携可
全て終わった後ですが、
終わった後だからこそ夢や願望じゃなく心から
「絶対僕達はこの苦境を乗り越えられる」と歌える訳で。
なので思いっきりライブをやって無意味な苦しみから
助けれるように頑張りましょう。

ライブハウスに入り、【誘惑】でアイドルとして認めさせて
若手アイドルとして先にやらせて貰う。
元はおじさんなんですけど、まあこの際いいか。
音響さんに新宿島で作った音源を渡して客席へ。

ここでは知られてない事を利用して、
客席からステージに駆け上がると笑顔で挨拶と自己紹介。
お近づきの印にこの時代の曲なんかを歌ってみたり、
元がおじさんなのでこの年代は普通に覚えてますしね。

実はディアボロスの中ではダンス技能はトップクラス、
ルアーダンスも使って歌と踊りで盛り上げていく。
最後はパラドクスにもなってる持ち歌のBravesを普通に歌う。
下手にパラドクスとして歌うと
敵が反応しちゃう可能性があるので一応今は抑える。

最後はちゃんと一礼して
「生き残ってまた会いましょう」と笑顔で。
戻った時にのもしかしたらを信じて。


佐伯・みゆ
アドリブ、連携歓迎です。

ライブに飛び入り参加を。

どうか皆さん、一曲だけ、私に歌わせてください。

観客の皆様にお願いと挨拶を。

熱狂の中の、クールダウンの意味を込めて、
クラシックが元になっている曲をピアノの弾き語りで歌います。
アイドルさんが歌うものとは、畑違いになってしまうことはわかっているけれど。
それでも、みんなを助けたい思いは同じだと思うから。

鍵盤に指を滑らせ、息を吸い込み、紡ぐメロディ。
歌うのは、傷ついた人に寄り添い、孤独に震える人を抱きしめるような歌。
私たちは、必ず皆を守るという、メッセージを込めて歌う。

静かなピアノから、強弱をつけて、力強いクライマックスへと。
歌の最後はフェイクを入れ、コーダ……アウトロ? は、メインメロディをアカペラで。

……こんな感じで、大丈夫、だった、かな?

曲が終わった後は、観客の皆様に、一礼を。

今の私が歌える、精一杯の歌、みんなに響いてくれたらないいな。


アルラトゥ・クリム
ほう…随分セコい事考えたもんだ。
だったら正攻法!魂の音楽で絶望を上書きしてあげよう!

色々考え始めるとややこしい事になっていくから…
ここはアークデーモン相手してた時のノリで、思いっきりアゲていく!

「さあ…今は細かい事考えるのは止めだ!思いっきり楽しんでって!
私も全力でぶち上げるよ。さあ、ショータイムだ…私の歌を聴け!」

舞台の裾から、可能ならステージの天井から飛び降りて登場
コネクトでサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備したら
思いっきりノリの良い曲をぶち上げて、客席に届けよう!
(IS:DYNAMITE EXPLOSION(マクロス7)

一曲目が終わったら曲調はノリノリながら
歌詞はメッセージ性の強い曲を歌い上げる
(IS:ライオン(マクロスF)

ライブ終了後は手を振りつつお客を見送る
「みんな、ありがとー!」

悪魔が残ったら、思い切り啖呵切ってやる
「残念だけど、人間って奴は存外しぶといんだ。
そう簡単に滅ぼせるたぁ、思わない事だね!
さあ、ここからが本当のショータイムだ!」

アドリブ絡み連携歓迎


 奪還戦とは別の時間軸に、トレインは到着する。
「全て終わった後ですが……」
 大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は暗い路地に足を踏み入れ、つぶやいた。
 『刻逆』の決着が思い起こされるのは、当然だ。
「終わった後だからこそ夢や願望じゃなく心から『絶対僕達はこの苦境を乗り越えられる』と歌える訳で」
「ですね。私も、自分の気持ちをこの時代の皆さんにお伝えしたいです」
 佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)は胸の前であわせた手を、キュッと握る。その顔が半分影に隠れて見えないのは、街全体の明かりが少ないから。
 エゼキエル戦争時よりも、荒廃している。
 改竄者による支配が確定していないがゆえだ。そう気が付いたアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は、唸る。
「ほう……過去世界のアークデーモンも、随分セコい事考えたもんだ」
 敵は、より効率的に畏怖エネルギーを集めようとしている。ただ、クロノス級と当時のクロノヴェーダとのあいだにも時間軸のズレがあるのだ。
 アルラトゥの視線がきょろきょろしだして。
「色々考え始めるとややこしい事になっていくから……ここはTOKYOでアークデーモン相手してた時のノリでアゲていく!」
 段取りはできている、と思いなおす。
 そのおおよそは、会場の裏手につくまでに、朔太郎が明かした。
「結末を知るからには思いっきりライブをやって、無意味な苦しみから助けられるように頑張りましょう」
 整理スタッフに誘惑を仕掛けて入りこみ、音響担当には新宿島で作った音源を渡して準備を整える。
 顔を知られていなくとも、若手アイドルだとかなんとか言ってごまかした。
「元はおじさんなんですけど、まあこの際いいか」
 楽屋にいたはずの『本物の出演者』は姿を消していたと、アルラトゥ。
「いちおう、たくらみがあるといけないから、交代で出演しよう。最初は朔太郎さん、頼んだよ!」
「行ってきます!」
 サキュバスのレジスタンス諜報員が、アイドル活動をはじめたのは新宿島からだが、中身の実年齢のお陰で、2010年代の曲は普通に覚えている。
 イントロに合わせて華々しくステージに立つと、朔太郎は笑顔で挨拶と自己紹介をし、テンション高く、歌と踊りを披露した。
 『ルアーダンス』の誘惑効果もはいっているものの、トップクラスのダンス技能は一発で客たちをとりこにする。
 出演者を知る知らないは関係ない。
 厳しい時代への反抗かのように、一般人たちは歓声をあげ、ボロボロのペンライトをふった。
 ヒットナンバーを続けたあと、みゆのピアノに交代する。熱狂の中のクールダウンの意味を込めて、クラシックが元になっている曲を弾き語りにした。
「どうか皆さん、一曲だけ、私に歌わせてください」
 アイドルさんが歌うものとは、畑違いになってしまうことはわかっているけれど。
 それでも、みんなを助けたい思いは同じだと思うから――。
 鍵盤に指を滑らせ、息を吸い込み、紡ぐメロディ。
 歌うのは、傷ついた人に寄り添い、孤独に震える人を抱きしめるような歌。私たちは、必ず皆を守るという、メッセージを込めて歌う。
 静かなピアノから、強弱をつけて、力強いクライマックスへと。
 歌の最後はフェイクを入れ、コーダ……アウトロ? は、メインメロディをアカペラで。
「……こんな感じで、大丈夫、だった、かな?」
 みゆは、一礼しようと起立し、客席を見渡して驚かされる。
 皆が涙を流していた。それも笑顔でだ。
 自分が歌える、精一杯の歌が、しっかりと響いていたのだった。深く頭を下げると、大きな拍手を浴びることとなった。
 暗転ののち、派手なギターのフレーズ。
 アルラトゥがステージの天井から飛び降りて登場する。
「今は細かい事考えるのは止めだ! 思いっきり楽しんでって! 私も全力でぶち上げるよ。さあ、ショータイムだ……私の歌を聴け!」
 コネクトでサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備し、思いっきりノリの良い曲をぶち上げる。
 爆発力のある歌唱、魂の音楽で絶望を上書きするかのように。
 客席も応えて、アイドルファンというより、ロックバンドにするように縦に跳ねてハウスを揺らした。
 曲調はノリノリながら、歌詞はメッセージ性の強い曲へと移行する。
 舞台袖から朔太郎が登場し、デュエットも披露した。最後は彼が、パラドクスにもなっている持ち歌の『Braves』を歌う。
 下手に本気出すと、敵が反応する可能性があるので一応は抑えた。
 それでも、一般人たちの満足さは十分に得られたのだ。
「生き残ってまた会いましょう」
 と、笑顔の挨拶でライブは締めくくられた。
 朔太郎は、戻った時のもしかしたらを信じる。
 イベント終了後は、アルラトゥが手を振りつつ一般人を見送った。
「みんな、ありがとー!」
 お客さんがすっかり退場するまで、敵は控えていたようだ。
 がらんとしたステージにクロノス級をはじめ、アイドルに化ける予定だったアークデーモンたちが上がってくる。
「どうやら、普通のディアボロスとは違うようですね」
 呼びかけてくる、『変幻自在のシェイプシフター』。
「人間たちを傷つけてはこちらの計画が狂う。ですが、あなたたちは始末しておかないと、困ったことになりそうな予感がするのです……」
 クロノス級には、歴史改竄の全貌について知識がない。
 だが、この時間への侵入者を感知できるのと、互いに滅ぼし合う存在だとは理解しているようだ。トループス級『メフィストフェレスの契約者』たちを戦闘モードで配置させる。
 応えて、再登壇する最終人類史のディアボロス。
 アルラトゥが啖呵をきった。
「残念だけど、人間って奴は存外しぶといんだ。そう簡単に滅ぼせるたぁ、思わない事だね! さあ、ここからが本当のショータイムだ!」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

大崎・朔太郎
【安らぎの館】で参加
連携アドリブ可
さて、楽しいライブは終わりました。
後は禍根を断っておきますか。
後、こちらがステージだけに居るとは
思わない方がいいですよと出なかった他の仲間を呼び込む。

そして【エンヴィーアイドル】で引き寄せながら攻撃。
一応僕起点の敵みたいなので、
皆よりも僕が敵を引き寄せないと…。
それで皆がやりやすくなってくれるなら
囮や的、どんとこいで!

コレへの返しに誘惑と催眠のパラドクスを仕掛けてくるという事は
こっちを見ている事、何よりさっきのライブをあっちも邪魔されて
大分悔しい思いや嫉妬は少なからずあるはず。
それを力に変えてしっかりやっつけてやりますか。

多少食らっても攻撃で触れた瞬間に
エンヴィーアイドルの力が相手を侵蝕するでしょうし、
やばくなる前に皆がぶっ叩いてでも助けてくれるはず。

配下を倒したら後はボスのみ、
「残るは貴方一人です。下手でもモノマネ芸ならまだいいですが、
偽者はステージには立たせられないんで、これでさよならです。
皆強いですからね」


南雲・葵
【安らぎの館】

3人ともライブお疲れ様!
さーて、こっからは俺達も出番だね
俺も梓(オラトリオ)も準備はバッチリ
さ、行こう!

梓との連携もだけど、ここのみんなとの共闘も息が合って来たよねっと
さーて、次は俺達の番、任せたよ梓!!

巨大な両手の攻撃をバールのようなもので凌いだら、梓の『聖花光臨』で攻撃
複数体を巻き込みながらオンシジウムの花弁で敵を浄化


続いた連携に口笛を送ってから、気合を入れなおして仲間の攻撃の補助やダメージの肩代わりに回る



前座はここまでかな?
さ、フィナーレに向かいますか!


遠原・いぶき
【安らぎの館】
アドリブ、他連携◎

さてと、そろそろ俺の出番も必要か?
と朔太郎の呼びかけで舞台に立つとしよう
PD発動、ハルバードを敵へと振るう
ここは舞台だ
観客はいなくとも、お前たちを屠る為に踊ってやるさ
皆だってそうだろう?

敵が集まった所で脚を狙いつつ攻撃
敵の動きを鈍らせてまずは下準備、皆への攻撃へと繋げていこう
言葉でも通信でも、それこそアイコンタクトも使いながら
それぞれが作る好機を逃さないようにするぜ

朔太郎が囮役やってるの見れば、少し対抗心燃やすかもなー
アイドルではなくても俺は役者だし?人を惹きつけるって点では同じだ
ま、かなりの敵数が向かっていたら助太刀するぜ
敵の注目は俺が奪うぜ!…的な!

何度も共に戦ってきた俺達全員も、お前たちに負けない強さを持ってると思うんだ
数の力だけで勝てると思わないでくれよな


佐伯・みゆ
『安らぎの館』で参加です。
アドリブ、連携歓迎。

人々は皆、帰りました。
あなた方の思惑を潰してしまったこと、謝りはしません。
だって、私達には許せないことだったのだから。

さぁ、次はどうされます?

アイドルグループさんは、其々の力を集めて素敵なステージを作る。
でも彼らはそれだけじゃない、一人一人個性がある、それを煌めかせることができる。

貴方たちにはそれがない。

一人になると、何もできないのでしょう。

そう挑発をして、彼らの攻撃の邪魔をします。

集まろうとする敵には「世界の旋律」(ショルダーキーボード)を召喚し攻撃。
奏でるのは断罪の歌。
仲間の動きを確認しながら、敵を撹乱するように動く。

皆の足手まといにならないように、自分が置かれた状況と仲間の動向は常に確認。

あなた方のパフォーマンスは、私たちには及ばない。
誰かの力を借りるのではなく、私たちは自身の力で戦うから。

その違いを、最期までその目に焼き付けなさい!


アルラトゥ・クリム
【安らぎの館】
アドリブ絡み連携歓迎

『普通のディアボロス』ね…私達にとっては自分達が『普通のディアボロス』なんだけど。
まあ今は、未来の原因としての現在に、全力を尽くすさ。

「さて…誰に喧嘩売ったか、教えてあげよう。
魂の輝き、個性の煌めきを魅せてあげるよ。
さあ、ショータイムだ!冥土の土産に、私の歌を聴け!」

コネクトを用いてサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備し
みゆさんの挑発を利して敵を激させつつ
敵が集まり一斉に念じ始めた所で、歌声とそれに載せた情報ウィルスを敵集団へ纏めて叩き付ける
(IS:NEW FRONTIER(マクロス7)
敵の思考中枢内へ侵入させたウィルスで、中枢を破壊しつつその思考や集中を乱し
敵の巨腕召喚やそのコントロールを撹乱してその攻撃の精度を乱す
「そんな寝ぼけた連携が、通用するかあ!」

葵さんのバールと一緒に変換した衝撃波で敵の巨腕を受け止め逸らし
梓さんや他のメンバーの攻撃に繋げて叩き込む
「『連携』ってーのは、こうやるんだ!」


花園・翠
【安らぎの館】
アドリブ連携歓迎

一人称:僕
二人称:名字(カナ名はファーストネーム)呼び捨て
※例外:佐伯みゆ→みゆ

…まぁ、そういうことだ
大崎の言葉に応じるようにステージへ
ぶっちゃけ目立つ事とか得意ではないから…というのは恥ずかしくて言えない
なるほど、アイドルに化けて、裏切って絶望させる…と
他力本願以外の何者でもないだろ、それ…

挑発しまくるみゆを内心心配しつつ、召喚した大天使(エティエンヌ)と共に仲間の妨害で動きが鈍った敵から確実に倒す
敵の動きを見つつ仲間の撃ちもらしや隙を埋めるフォロー役として立ち回る
敵の大技や不意打ち等注意喚起にはパラドクス通信を活用
集中攻撃や大ダメージを受けた仲間は結界術も併用し積極的にディフェンス
気持ちは分かるけどまだ先もある…大崎、無理はするなよ?

…僕、ぶっちゃけ一番苦手なんだよな…そういうの
南雲も思いっきり叩きのめしてやってくれ
無敵だのなんだのと徒党を組んで調子に乗る敵に【MODE:AST】を発動、アルラトゥや遠原が作ってくれた隙に光輪と剣による連続コンボを叩き込む


 客のいないライブハウスに、スマートなシルエットがいくつも重なる。
 クロノス級のダンサーを務めるように、『メフィストフェレスの契約者』 が選ばれたのは、一般人への誘惑能力を見込まれてのことだった。
 いまは、彼らにとっては謎の妨害者へと向き合っている。
 ゆっくりとした足取りとともに、ところどころでピタッ、ピタッとポーズをきめて静止する。
 そしてまた、なまめかしく指先を揺らしながら、にじり寄ってきた。
「『俺達のモノになれよ』、でしたか」
 大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は、トループス級のパラドクスを言い当てる。
 直接手を触れて魔力を注ぎこんでくる技だ。
 奴らのダンスやポーズは、接触までの隙をつくるための見せかけである。
「楽しいライブは終わりました。あとは禍根を断っておくだけでしたが、もうすこしお付きあいしましょう」
 近づく敵のまえで、朔太郎はつま先をそろえて、くるりとターン。
 右腕を伸ばし、指を慣らす。
「僕たちが、ステージに居るだけとは思わない方がいいですよ」
 新たに3人のディアボロスが、呼び込まれてくる。
「……まぁ、そういうことだ」
 花園・翠(見護る者・g02726)は、ふてぶてしさを誇るかのように悠々と、フロアの後ろから歩いてきた。
「なるほど、アイドルに化けて、裏切って絶望させる……と」
 だるそうに掲げた手で拳銃のかたちをつくり、クロノス級を指さす。
「他力本願以外の何者でもないだろ、それ……」
「むむ」
 この挑発に、相手は反応した。あまりとられたことのない態度なのかもしれない。
 いっぽう、翠は見た目とうらはら。
(「なんで、こんなキャラ付けしたんだろう? ぶっちゃけ、目立つ事とか得意ではないのに!」)
 恥ずかしさで、心中ではのたうち回っていた。
 見破られずにすんだのは、ステージのトループス級にハルバードの斧が振るわれたからである。
「さてと、そろそろ俺の出番も必要か?」
 斬撃を仕掛けたのは、遠原・いぶき(開幕ベルは鳴り響く・g01339)だ。
 ワールドスターは堂々としている。
「ここは舞台だ。観客はいなくとも、お前たちを屠る為に踊ってやるさ」
 リアライズペインターでもある彼女は、描いたものを実体化できる。自分の背丈程ある長柄武器は、小道具のように軽々と舞った。
「皆だってそうだろう?」
「ああ、ショータイムと言ったはずだ!」
 アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は引き続き、コネクトを用いてサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備している。
 翠の召喚した大天使『エティエンヌ』が、いぶきと共にステージで戦いはじめた。
 クロノス級は、あらためて周囲をみわたす。
「新手のディアボロスもやはり、普通ではありません……」
 いらだちの理由のひとつなのだろう。アルラトゥは、少しだけ肩をすくめる。
(「『普通のディアボロス』ね……私達にとっては自分達が『普通のディアボロス』なんだけど。まあ今は、未来の原因としての現在に、全力を尽くすさ」)
 素早いリフのギター音で、前奏を響かせる。いぶきのハルバードもリズムに乗った。
「3人ともライブお疲れ様!」
 南雲・葵(バールの人・g03227)がオラトリオの『梓』を連れて、佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)のそばに現れる。
「まだ、演奏は続きそうですけれども」
 みゆは、ショルダーキーボード型魔楽器『世界の旋律』を召喚し、音を合わせている。
「うん、こっからは俺達も出番だね。俺も梓も準備はバッチリ! さ、行こう!」
 葵は『バールのようなもの』を手に、オラトリオともどもステージに向かった。人数が増えるごとに、クロノス級は顔をしかめている。
 歌と踊りを得意とするトループス級が押されているのだ。
「このような力は、聞いていません。あなたたちは誰なんですか!?」
「『安らぎの館』……と、名乗っておきましょうか」
 朔太郎は、メンバーが所属する旅団を告げた。もちろん、意味は分かるまい。
 彼のパラドクス、『エンヴィーアイドル』もまた、相手を惑わす歌と踊りなのだ。
(「一応僕起点の敵みたいなので、皆よりも僕が敵を引き寄せないと……。それで皆がやりやすくなってくれるなら、囮や的、どんとこいで!」)
 敵の接触型魔力攻撃を逆に利用している。
(「コレへの返しに誘惑と催眠のパラドクスを仕掛けてくるという事は、こっちを見ている事、何よりさっきのライブをあっちも邪魔されて大分悔しい思いや嫉妬は少なからずあるはず。それを力に変えてしっかりやっつけてやりますか」)
 さらには、朔太郎を触りにいく隙を、仲間が突いて攻撃していた。
 バールのようなものが、トループス級の呼び出した巨大な掌を弾き返す。
「梓との連携もだけど、旅団のみんなとの共闘も息が合って来たよねっと。任せたよ梓!!」
 葵は、『聖花光臨』を発動させる。
 オラトリオの髪にあるのは洋ラン、オンシジウムの花弁。
 聖なる光の花が、照明器具の間から降ってきて、複数のアークデーモンどもを巻き込みながら、浄化させる。
 見事な合わせ技だ。
 みゆは、こうした連携にもクロノス級が驚いているのを見た。キーボードを弾いてトループス級を攻撃しながら、彼へと徴発の言葉を投げかける。
「人々は皆、帰りました。あなた方の思惑を潰してしまったこと、謝りはしません。だって、私達には許せないことだったのだから」
「な、なにを言って……」
 困惑する相手に、みゆは語気を強める。
「さぁ、次はどうされます? アイドルグループさんは、其々の力を集めて素敵なステージを作る。でも彼らはそれだけじゃない、一人一人個性がある、それを煌めかせることができる……」
 密かに、翠がハラハラしていたのは、秘密だ。
「貴方たちにはそれがない。一人になると、何もできないのでしょう!」
 護衛でもない契約者たちも、さすがにクロノス級のもとに戻ってきた。
 集まったところを、みゆは『世情(ムジュンノウタ)』で始末する。
「進化と堕落を同一視してはいけない。あなたが辿ったのは時代や社会、それらに付随する全てに対する責任転嫁であることを知りなさい。変わらないことを慈しむ者、変わることを求める者、彼らが持つ哀愁と怒りは、あなたのような堕落を受け入れた者には決して解らぬこと。さあ、今こそ断罪の歌を奏でん」
 これには、誘惑を得意とするアークデーモンであっても、心を摺りつぶされた。
 一部のトループス級『契約者』は、躍起になって『巨大掌』を召喚している。
「これがメフィストフェレス様の力だぁぁぁっ!」
 主が存在すると信じて。
「じゃあ、誰に喧嘩売ったか、教えてあげよう。魂の輝き、個性の煌めきを魅せてあげるよ」
 アルラトゥが、みゆの挑発にのった集まりに、歌声とそれに載せた情報ウィルスを纏めて叩き付ける。
「冥土の土産に、私の歌を聴け!」
 侵入させたウィルスで、中枢を破壊しつつその思考や集中を乱し、敵の巨腕召喚やそのコントロールを撹乱してその攻撃の精度を堕とした。
「そんな寝ぼけた連携が、通用するかあ!」
 バールと一緒にアルラトゥが変換した衝撃波が、敵の巨腕を受け止め逸らす。
「『連携』ってーのは、こうやるんだ!」
「ひゅー、いいねぇ」
 葵が、続いた技に口笛を送った。
 すぐさま、いぶきが後を引き継ぐ。
 いまや乱れた悪魔ダンサーたちの脚を狙い、ハルバードの斧が横に薙ぐ。チラとみれば、朔太郎から敵が引いて、フリーになっていた。
(「囮役って、少し対抗心燃やしてたかもなー。アイドルではなくても俺は役者だし? 人を惹きつけるって点では同じだ」)
 目立つように、いぶき自身のステップ。
 朔太郎には翠がフォローをいれている。
「気持ちは分かるけどまだ先もある……大崎、無理はするなよ?」
 登場時のふてぶてしいキャラはまだ続いていて、パラドクス通信までいれてきた。
「南雲と、遠原も思いっきり叩きのめしてやってくれ」
「もちろんだ! この世の全ては俺の舞台。遠原・いぶきは此処に在り!」
 いったんは減らした敵の数だが、奴らだけで増殖するパラドクスを持っている。
 だんだんアイドルからかけ離れていく契約者たちに、いぶきはテンポをくずさず挑んだ。
「何度も共に戦ってきた俺達全員も、お前たちに負けない強さを持ってると思うんだ。数の力だけで勝てると思わないでくれよな、『血塗れた呪いは消えることなく(ブラッディ・シューズ)』!」
 斧刃に斬られた悪魔の足から鮮血が、床へとはねた。
「よ、……よし!」
 思わず呟いた翠に、介抱されていた朔太郎が無事だと伝える。
「わかっていましたよ。やばくなる前に皆がぶっ叩いてでも助けてくれるはずって」
「ゴホン。……じゃあ今度は、遠原たちがつくってくれた隙に、僕らでとどめを刺そう」
 照れ屋がよく言った。
 もう一度、咳払いし、眼鏡をなおす。
 メフィストフェレスのもとで、無敵だのなんだのと徒党を組んで調子に乗る敵に、『MODE:AST(ガチゲーマーモード)』を発動する。
「ゲーマーの本気……なめるなよ」
 ゲームプレイで磨き上げられた集中力と反射神経を生かし、光輪と剣による連続コンボを叩き込む。
 弱ったトループス級『メフィストフェレスの契約者』たちに、朔太郎のほうから手を伸ばす。
「僕を奪い、呪いたくなる位まで愛してください」
 羨望や嫉妬。
 アイドルの負の側面を使ったパラドクスが、触れた瞬間に敵へと呪詛を返し、全滅させた。
「残るは貴方一人です。下手でもモノマネ芸ならまだいいですが、偽者はステージには立たせられないんで、これでさよならです。皆強いですからね」
「前座はここまでかな? さ、フィナーレに向かいますか!」
 と、葵。
 アルラトゥに、いぶきも、ステージに居残っていた。みゆが畳みかける。
「あなた方のパフォーマンスは、私たちには及ばない。誰かの力を借りるのではなく、私たちは自身の力で戦うから。その違いを、最期までその目に焼き付けなさい!」
「……くぅ」
 クロノス級にも焦りが濃く見えてくる。
 ゆえにか、あえてか、宙に浮いたままのセリフを吐く。
「本当にしぶといな……。僕からあなたたちに大事なお知らせだよ。人類には……『逃げ場などない』」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!