【刻逆決戦】㉓超大和
このシナリオは【刻逆決戦】に関連する特別シナリオです。
500年後の未来から、人類改竄術式「刻逆」を使い、断片の王アル・カポネの歴史を奪った、『アル・カポネ』が、手に入れていた因子から再現した、断片の王『超大和』です。
因子に残った残滓と、アル・カポネの記憶から再現されている為、過去の断片の王とは別人格となっています。
再現断片の王は、宇宙の戦いを優位にする為、ディアボロスを地上に誘引するべく、一般人を人質に取るような作戦を実行しています。
「成功したシナリオ数×1%」だけ、追加で「㉓再現断片の王『超大和』」の敵残存率を追加で低下させます。
!特殊ルール!
このシナリオの主力は、明智光秀勢力の天魔武者となります。
天魔武者は、ディアボロスが手を貸さなくても、敵残存率を「25%」削り、一般人の虐殺を食い止めてくれます。
また、このシナリオに、再現断片の王『超大和』が登場する事はありません。
【刻逆決戦】武士vs.サムライ(作者 天宮朱那)
#冥海機ヤ・ウマト
#【刻逆決戦】㉓超大和
#『刻逆』決戦
#ファーストアタック
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『いざ尋常に参られよ!』
『その言葉、そっくりお返し仕る!!』
トループス級冥界機『サムライロブスター』が刀を抜き、天魔武者が太刀を手に身構える。
共に機械の身を持ちながらにしてその心に抱くは武士道。
片や、再現され現世に蘇った断片の王への強き忠誠。
片や、未来まで共に歩んだディアボロス達への熱き心。
『我ら天魔武者を仲間と認めてくださり、未来まで共に戦う戦友達の為ならば!』
『応! そも、長らえた命なれば、ここで滅んでも悔いぞあらん!』
天魔武者達は奮戦する。日の本の国を守る為、ディアボロス達の力になる為なら命惜しまぬ、と。
●
袁・麗参(霊猿人の化身英雄・g11472)は頭を掻き毟りながら集まったディアボロス達に告げる。
「何か、ややこしい話だが……」
要約すると、だ。
『イデアロゴスが刻逆を利用して、最終人類史のディアボロスを滅ぼしに来た』
『500年後のアル・カポネが複数の断片の王を再現して地球上に被害を齎そうとしている』
この二点だけ抑えた上で話を聞いてくれ、と麗参は言う。
「皆に行って欲しいのは、その再現された断片の王のとこだぜ」
未来から来たアル・カポネが回収していた『因子』と『記憶』、そして最終人類史のディアボロスへの『復讐心』で再現した『断片の王』。今回赴く超大和もまたその一人。
「元々は日本の退役自衛官の爺さんだったんだろ? なのにお国を攻撃する側にさせるとか、敵もえげつねェ事しやがる」
しかし、日本を守る為に天魔武者が奮戦してくれていると言う。皆には加勢して共に戦って欲しいと麗参は言う。
「イデアロゴスを始めとした宇宙での戦いを有利にしようと一般人を虐殺するように仕向けたみてェだが……そんな企みごと、地上も宇宙も敵は潰すのみだろ」
向こうが復讐心で強化されてとしても。此方も許せないと言う思いは負けないのだから。
「幸い、超大和が戦場に出張ってくるこたァねぇ。天魔武者に胸を貸すつもりで行ってきてくれ」
向かうべきは、彼ら天魔武者が冥界機相手に大立ち回りしている戦場。誰か一人でも救援に向かえば敵部隊の一つを撃破出来るだろうから。
「未来の先も仲間として戦ってくれる彼らの恩義には応えねケとな。宜しく頼むぜ」
リプレイ
九重・古安
天魔武者との共闘、か。正直に言うならクロノヴェーダと轡を並べて戦うことに思うことはある。
……だが憤りだけを抱えて戦っていた俺がパートナーを得て数年でここまで変わったのだ。なら500年の間に彼らが変わる何かがあったとしても不思議ではあるまい。
故にこの場は、今と未来を勝ち取るために駆けるのみだ!
末端の前哨戦まで手を出してこないとはいえ断片の王を敵に回している以上、天魔武者の奮戦にも限度はある。ここは彼らより前に出るくらいで動こう。
水中適応を生かして相手の足元から強襲し一気に切り崩すぞ。生憎とここにいるのは侍ばかりでは無くてな。この助太刀を卑怯とは言うまいな!
敵の斬撃には戦槌で、砲撃は衝撃波で捌いて進路を切り拓く!
敵部隊を撃破したら深追いはせず天魔武者たちと引き上げを。
この後のことを考えるとこれが彼らとの今生の別れになるかもしれん。だが
その覚悟に応えるためにも立ち止まりはすまい。ただ、未来をかけて共に戦ったことだけは覚えておこう。
「天魔武者との共闘、か――」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は此度の戦いを前にして瞑目する。
正直に言うならば、だ。怨敵たるクロノヴェーダと轡を並べて戦うなぞ、思う事は山程ある。
(「……だが。憤りだけを抱えて戦っていた俺が……」)
愛しい彼女の顔を思い浮かべる。パートナーを得て数年、たった数年で自分という人間は、でここまで変わった。ならば――。
「この先、500年の間に彼らが変わる何かがあったとしても……不思議ではあるまい」
故にこの場は。駆けるのみだ。今と未来を勝ち取る為に。
「戦況は!」
駆けつけた古安の姿に天魔武者達は驚愕と歓喜の声を上げる。
『ディアボロス殿! 今の所は五分と申し上げたいところではありますが……』
『彼奴等もなかなか手強く。防戦一方では埒があきませぬ』
クロノヴェーダは種族が違えども、例えジェネラル級の武将達であっても、断片の王の命には逆らえぬ。迂闊に近付き命令されてはマズい、と迂闊に攻め込めもしない。
そして超大和自身も日本を狙う砲撃の準備に徹しているのか、末端の前哨戦まで手を出して来ない。とは言えど。古安の目から見て、天魔武者の奮戦にも限度があると思えた。消耗戦になる前に何とか風向きを変えねばなるまい、と。
「向こうは海戦を得意としているつもりだろうが――こちらも出来ないと思ったら大間違いだ」
そのまま交戦を続けてくれ――と古安は言い残し、彼はそのまま船底を蹴って荒波に飛び込んで行った。
その間も、前線ではサムライロブスターが伊勢海老型海戦装に騎乗したまま突撃し、刀で天魔武者達と斬り結ぶ。
『ぐぬぬ……おなごのくせにやりおるわ』
『戦国の世から来た骨董品に捌ける剣術と思うなかれ……!』
水面の機動を活かしながら船上の天魔武者に襲い掛かるサムライロブスター。天魔武者はこれ以上、先には進ませぬと強い意志でそれに立ち向かっていく。
拮抗する戦い。その均衡を崩したのは、サムライロブスター達の真下より、火山の噴火の如く海中から弾けた強烈な衝撃波であった。それは、残響の嘆奏――古安が強き感情を込めて力の限り振るった戦鎚より放たれし強烈な音波が弾けたもの。
『なぁっ!!??』
『下から、だと……!?』
足元からの強襲にサムライロブスター達は水柱と共に空中に放り上げられ、そのまま水面に叩き付けられていく。陣が大きく乱れ、敵が動揺したその隙に天魔武者達は一気に猛反撃を開始して確実に冥界機達を轟沈させていく。
「生憎とここにいるのは侍ばかりでは無くてな。この助太刀を卑怯とは言うまいな!」
水面に現れた古安は襲い掛かって来る冥界機の斬撃を戦鎚で受け止め捌き、再び衝撃波を敵陣のど真ん中で叩き込む。
『行くぞ、ディアボロス殿が作ったこの機を逃すまい!』
鬨の声と共に戦意を高揚させ、古安が中心から穿って混乱の中に叩き込んだ敵部隊を一気に攻め立てていく天魔武者達。そこから冥界機の部隊を撃破するまでは最早時間を必要とはしなかった。
『敵の冥界機めは全て撃沈あるいは逃亡したものかと』
『全て、ディアボロス殿――九重殿のお陰に御座いまする』
「礼には及ばん。此方こそ、感謝している」
引き上げようと古安は促す。そして、ふと……この後のことを彼は考える。
(「これが、彼らとの今生の別れになるかもしれん」)
死ぬことと見つけたり――武士(もののふ)としての生き様は、戦場でその命を散らす事すら惜しまない。恐らく、未来の為なら彼らは喜んで死地を引き受けるのであろう。
その覚悟に応える為にも。
(「立ち止まりはすまい」)
ただ、未来をかけて共に戦った事だけは覚えておこう。その命は尽きる日まで。
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効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!