【刻逆決戦】㉓超大和
このシナリオは【刻逆決戦】に関連する特別シナリオです。
500年後の未来から、人類改竄術式「刻逆」を使い、断片の王アル・カポネの歴史を奪った、『アル・カポネ』が、手に入れていた因子から再現した、断片の王『超大和』です。
因子に残った残滓と、アル・カポネの記憶から再現されている為、過去の断片の王とは別人格となっています。
再現断片の王は、宇宙の戦いを優位にする為、ディアボロスを地上に誘引するべく、一般人を人質に取るような作戦を実行しています。
「成功したシナリオ数×1%」だけ、追加で「㉓再現断片の王『超大和』」の敵残存率を追加で低下させます。
!特殊ルール!
このシナリオの主力は、明智光秀勢力の天魔武者となります。
天魔武者は、ディアボロスが手を貸さなくても、敵残存率を「25%」削り、一般人の虐殺を食い止めてくれます。
また、このシナリオに、再現断片の王『超大和』が登場する事はありません。
【刻逆決戦】太平洋に超大和来タレリ(作者 北瀬沙希)
#冥海機ヤ・ウマト
#【刻逆決戦】㉓超大和
#『刻逆』決戦
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●最終人類史:日本近海
夏の日差しが照り付ける太平洋の沖合に、突如冥海機が現れ、日本に向けて進軍を開始する。
その姿を何処かで目撃したのか、あるいは察していたのか、天魔武者の一群が冥海機に向け突撃し始めた。
冥海機側は、トループス級冥海機『特殊潜航艇『回天』』。
そして、天魔武者側は――トループス級天魔武者『足軽天魔武者』。
「天魔武者がなぜ、私たちの進路を遮るのですか!!」
クロノヴェーダに遮られ、特殊潜航艇『回天』の一部が非難の声を叩きつけるが、足軽天魔武者達はそれを打ち消す程の大声で反論した。
「我らは未来の一端を垣間見た。あの未来を覆させぬために、何としてでもここを護る!!」
「ディアボロスの未来を繋ぐためであれば、我ら天魔武者、滅んでも悔いはない!!」
「うおおおおおおおおお!!」
ディアボロスと共に未来で戦った記憶を持つ天魔武者達は、冥海機の進行を阻止すべく、鬨の声を上げながら真正面から槍を繰り出す。
未来を覆させぬとの強い意志を目の当りにした、再生断片の王に付き従う特殊潜航艇『回天』たちは、捨て身で天魔武者達への突撃を開始していた。
●新宿島グランドターミナル
「……大変複雑な状況になっておりますが、皆様、状況は理解しておられますでしょうか?」
慌ただしさを増す新宿島グランドターミナルの片隅で、時先案内人潮矢・鋼四郎(零式英霊機のボトムマリナー・g09813)が少々困惑気味の声でディアボロス達に説明を始めている。
「凄くわかりづらいのですが、かいつまんで説明いたします。現在は『イデアロゴスが刻逆を利用して、最終人類史のディアボロスを滅ぼしに来た』状況となっております」
――つい数時間前に、500年間の観察猶予期間を貰ったはずなのに、なぜ?
そう、言いたげなディアボロス達を前に、鋼四郎は徐々に声音を戻しながら説明を続ける。
「今回攻め込んで来たイデアロゴスは、『500年後のイデアロゴス』です。つまり、イデアロゴスから見て『500年間の観察猶予期間』は経過している……という事になるようです」
なお、攻め込んで来た理由については、『500年間の観察猶予期間』の間に、最終人類史のディアボロスの行動により、イデアロゴスが滅びに瀕したという事らしい。
一見すると、未来のディアボロス凄いな……で済む話かもしれないけど。
「ですが、考えてみれば当然かもしれません。『復讐心は歴史を進める原動力』なのですから」
おそらく、『復讐心』を持たないイデアロゴスにとって、500年と言う時は瞬きする間のことなのだろう。
一方、『復讐心を持つディアボロスにとっての500年は、不可能を可能にする』だけの長大な時間だ。
復讐心を持たない猿がホモ・サピエンスに進化するのに掛ったのは推定1300万年。
ホモ・サピエンスが現れてから、現在までは4万年。
さらに言えば、2026年の500年前の1526年は……戦国時代の初期。
後に徳川幕府を開いた史実の徳川家康の父親、松平広忠が生まれたのが1526年となる。
「一般人レベルの復讐心でさえ、500年あれば、これだけ歴史を進めるのです。より強い復讐心を持つディアボロスであれば、イデアロゴスを滅ぼしたって、不思議は無いでしょう」
なるほど? と納得したようなそうでないような表情を浮かべるディアボロス達に、鋼四郎は少しだけ語気を強める。
「しかし、その未来も、目の前に迫るイデアロゴスに敗北すれば、全て失われてしまいます。500年後のイデアロゴスによる歴史の改竄など、許せるはずもありません!!」
だから、と鋼四郎は珍しく拳を振り上げ、力説する。
「これが、最後の戦いとなります。皆の力を集めて、絶対に勝利しましょう!」
珍しく檄を飛ばす鋼四郎を見て、ディアボロス達もまた、呼応するように声をあげていた。
「皆に向かっていただきたいのは、地上に現れた『再現断片の王『超大和』』の戦場です」
世界6カ所に現れた『再現断片の王』は、500年後の未来からやってきたアル・カポネREDが、回収していた『因子』と『記憶』、そして最終人類史のディアボロスへの『復讐心』に加えて、イデアロゴスから得た膨大なエネルギーにより、再現された『断片の王』となっている。
その強さは、かつて戦った『断片の王』を凌駕する程だが、アル・カポネREDの復讐心により、真の敵ではある『イデアロゴス』では無く、『最終人類史のディアボロス』に対する復讐心に囚われた、全く別の存在となっている。
「『再現断片の王』は、宇宙の戦いを有利にするために、地上にディアボロスを引き付けようとします。よって、ディアボロスが来なければ、周囲の一般人を虐殺するという戦術を取るようです」
――一般人を守る事は、最終人類史のディアボロスにとって譲れない事。
となれば、今為すべきことは、自然と定まるだろう。
「そこで皆様にお願いがあります。急ぎ、『再現断片の王』の戦場に向かい、一般人の虐殺を防いでください」
いつに増して深々と頭を下げる鋼四郎を見て、ディアボロス達はそれぞれの想いを胸に頷いた。
「戦場付近では、天魔武者達が冥海機との交戦を開始しております。皆様には天魔武者とともに、戦力の漸減を進めて下さい」
天魔武者が撃ち漏らした、ないしは天魔武者の死角を取ろうとする冥海機を、ディアボロス達が相手取ることになるだろう。
「ちなみに、断片の王『超大和』になった絶滅人類史のディアボロスは、親族全てを皆殺しにされた怒りで覚醒した、老齢の元自衛官のようです」
その事実に、どこか複雑な想いを抱いているのか、鋼四郎の表情が少しだけ沈むが、直ぐ元に戻して。
「それならば、なおのこと一般人を虐殺させるわけにはいきません。そのためにも皆様、冥海機たちを――止めて下さい」
では、どうかお気をつけて、と頭を下げる鋼四郎に見送られながら。
ディアボロス達はパラドクストレインに乗り、冥海機と天魔武者が激突する戦場へと向かった。
リプレイ
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
天魔武者との共闘は函館でも行いました。
今更抵抗などありません。……存外単純ですね、自分も。
しかし冥海機の、それも奴ら自身にとってさえ本来の敵であるはずのイデアロゴスの下僕としての再現など、あまりにも趣味が悪い。
介錯などとは言いません。が、せめて敵の下僕としての生が極力短くなるようにして差し上げます。
天魔武者の方々の援護とするなら、次元干渉式に拘るよりはこちらの方がよいでしょう。
【飛翔】と【ガードアップ】を共有した上で、戦場全体を俯瞰しながら適宜光輪を放ち、状況に対処します。
天魔武者に隙が出来たならそこを突かれないよう回天の体勢を崩し、出鼻をくじく。
討ち漏らしを確実に仕留める。
あるいはこちらから仕掛けることで回天たちに隙を作り、天魔武者が仕留めやすくするのも手ですね。
戦場をすり抜け、一般人の虐殺に向かおうとする者がいれば優先的に討ちましょう。
敵の自爆には、一気に距離を開けるかそもそも近づけさせないことで爆発の中心を外れて被害を軽減し、結界での防御も行います。
獅子城・羽鳥
(クソ、天魔武者どもめ、泣かせる真似しやがって‥…使い潰す案止めようと言ってよかったよ
と、人に見られないように涙を拭く)
未来へは一緒に行くんだ!
(スエニョも天魔武者達に向かってワンワン!と励ましてる)
諸悪の根源に叩き起こされ利用されてる冥海機のことは気の毒に思う
かつてクロノヴェーダに抱いてた怒りは全てイデアロゴスに向いてるが、だからこそ彼等に虐殺などさせたくない
天魔武者と俺たちで必ず止めて安らかに眠らせよう
蝦夷で一緒に戦った時は俺たちディアボロスが前面で天魔武者に援護してもらったが今回は逆か
しっかりサポートしよう
天魔武者達の高い士気を活かし、【グロリアス】を発生させてこまめに回復できるようにし、仲間の【飛翔】を借りて、地面スレスレでスピーディーに移動する
『ハウンドコンビネーション』で撃破する優先順位は、一般人へ向かう者>天魔武者の側面や背面を突こうとする者>>討ちもらした弱った者
味方の損害を抑えながら確実に敵の数を減らして行く
敵の反撃はスピードあろうと、魔力障壁を展開してダメージを抑える
●
日本近海で、トループス級冥海機『特殊潜航艇『回天』』とトループス級天魔武者『足軽天魔武者』が正面から激突している。
同じクロノヴェーダであるにもかかわらず、かたや再現断片の王『超大和』の意を受け日本を焦土と化さんとし、かたや垣間見た未来をディアボロスに託すべく立ち上がった両者は、真正面からぶつかり合い、激しく交戦していた。
「なぜ最終人類史のディアボロスの為に、クロノヴェーダが……!!」
「我らはディアボロスの為に身命賭すと決めたのだ。決して譲らぬ!!」
実質的に意を違えた形となる両者は、激しい言の葉をかわしつつ突撃し、機械槍を突き出していく。
その光景を目にした獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)の目から、涙が一筋零れ落ちた。
(「クソ、天魔武者どもめ、泣かせる真似しやがって……使い潰す案止めようと言ってよかったよ」)
バイナリー・イデアロゴスとの会談に臨む前、羽鳥は国際宇宙ステーションにて、『天魔武者を使い潰して滅ぼす案』を止めようと提案していた。
『彼らと共に成長する事が出来れば、未来の可能性もより大きくなるだろう』
状況が変化したならば可能か、と考えた羽鳥は、勇気を振り絞り会談の前に訴えかけたのだが……まさかこのような形で天魔武者たちが呼応してくれるとは。
「天魔武者たち! 未来へは一緒に行くんだ!」
「ワンワン!!」
そっと涙を拭いながら呼びかける羽鳥の横では、羽鳥のサーヴァントであるパンツァーハウンド『スエニョ』が、天魔武者を励ますように元気に鳴いていた。
そんなひとりと1匹を目にしつつ、靫負・四葉(双爪・g09880)もまた、天魔武者との関係性に想いを馳せていた。
「天魔武者との共闘は函館でも行いました。今更抵抗などありません」
……存外単純ですね、と己の思考を見つめながら、四葉は攻め寄せる回天に目を向ける。
「しかし冥海機の、それも奴ら自身にとってさえ本来の敵であるはずのイデアロゴスの下僕としての再現など、あまりにも趣味が悪い」
今、海域にいる断片の王『超大和』は、アル・カポネの持つ因子で再現された存在。
かつてディアボロスが撃破した超大和とは全く異なる存在であり、その思想も目的も――アル・カポネに都合よく改竄されていると言っていいだろう。
「介錯などとは言いません。が、せめて敵の下僕としての生が極力短くなるようにして差し上げます」
「ああ。天魔武者と俺たちで必ず止めて安らかに眠らせよう」
お互いの意を確認し、頷き合いながら。
四葉と羽鳥は其々の得物を手に、戦場へと駆け出した。
●
回天たちがひたすら突撃を繰り返し、足軽天魔武者たちが機械槍で迎え撃つ。
足軽天魔武者たちが槍から電撃を放てば、回天たちも己の力を爆発力として解き放つ。
電撃と爆発、槍と突撃が入り混じる戦場全体を俯瞰しようと、四葉は【飛翔】で飛び上がろうとするが、その直前、ぞわりと背筋に冷たいものが走った。
(「もし、下手に飛翔したら、自分が集中砲火を浴びかねません」)
――【飛翔】するディアボロスは、クロノヴェーダにとっては最優先で撃破する対象。
もし、ここで飛翔すれば、たとえ目的が戦場全体の俯瞰であっても、回天たちの攻撃は瞬時に四葉に集中し、あっという間に撃墜されてしまうだろう。
(「ならば、あえて自分から仕掛け、天魔武者が仕留めやすくするのも手でしょうか?」)
そんなことを四葉が考えていると、回天が足軽天魔武者に向け、突撃し始める。
彼らの隙を少しでも埋めるべく、四葉もパラドクスを発動し、回転する無数の光の輪を敵群へと放った。
四葉に気づいた回天の一部が、全身を斬り裂かれつつ目標を足軽天魔武者から四葉に変更し、突撃する。
「蝦夷で一緒に戦った時は、俺たちディアボロスが前面で天魔武者に援護してもらったが、今回は逆か」
ならば、しっかりサポートしようと決めた羽鳥は、己が相棒のスエニョに呼びかける。
『背中は任せるぜ、スエニョ!』
「ワン!」
スエニョが四肢を踏ん張り、背中の砲から四葉が切り裂いた回天たちに向け発砲する。
同時に、羽鳥も長剣を手に、回天たちに向け走り出した。
砲弾が着弾し爆発すると同時に、長剣を振り下ろし、回天に一太刀浴びせる。
回天も己の肉体能力を強化した上で、羽鳥に体当たりを敢行するが、羽鳥も魔力障壁を展開し衝撃を緩和する。
爆煙が薄れる頃には、四葉の光輪とスエニョの砲撃、そして羽鳥の剣を受けた回天たちは、海ではなく陸に沈み、事切れていた。
●
足軽天魔武者と回天の戦いは、ディアボロスの加勢により、足軽天魔武者優位に進んでいる。
「ディアボロス殿!! かたじけない!!」
「我らも共に未来を生きるため、全力を持ってここを守り通す!」
四葉と羽鳥の援護を受けながら、足軽天魔武者たちが回天に槍を突き出し、あるいは槍の穂先から電撃を浴びせてゆく。
未来を繋ぐと決めた天魔武者らの槍は、鋭さを増しているようにも見えた。
(「天魔武者の方々の援護とするなら、次元干渉式に拘らなかったのは正しかったようです」)
四葉は足軽天魔武者たちをすり抜けようとする回天に光の輪を放ち、切り裂く。
回天も劣勢を覆すべく、一斉に突撃し四葉の至近距離で爆発するが、四葉も咄嗟に結界を展開し、爆発の勢いを軽減した。
「スエニョ!! 砲撃だ!」
羽鳥もスエニョに再度発砲させながら、回天の目前で身を深く沈め、伸びあがるように斬りつける。
真下から斬り上げられた回天は、爆発することなく地に伏し、海へと還っていった。
そんな回天たちに、羽鳥はほんの少しだけ同情の視線を向ける。
(「諸悪の根源に叩き起こされ、利用されてる冥海機のことは、気の毒に思うさ」)
羽鳥自身、かつてはクロノヴェーダに怒りを抱いていたが、今やその怒りは全て、イデアロゴスに向けられている。
一方、目前の冥海機たちは、己が意思で断片の王に従っているように見えるが、実際はアル・カポネが呼び出した、全くメンタリティの異なる再現断片の王の命に従わされているだけだ。
――だから、冥海機たちに虐殺などさせたくない。
羽鳥が抱くその想いは……四葉も同じく胸に秘めるもの。
「ここで確実に仕留めます」
四葉は回天の爆発に巻き込まれぬよう距離を取りながら光輪を投擲し、回天の全身を斬り裂く。
「いけーっ!!」
四方八方から斬りかかる光輪に回天たちが怯んだところで、足軽天魔武者が一斉に機械槍を突き出し、トドメを指した。
槍を引き抜いた足軽天魔武者に、別の回天たちが迫る。
「スエニョ!!」
「ワン!!」
羽鳥と想いは同じだと告げるように、そして天魔武者を励ますように吠えながら、スエニョは迫る回天たちに向け背中の砲を発射。
砲弾の爆発と同時に、羽鳥と足軽天魔武者がそれぞれの得物で回天を斬り、突き、電撃を浴びせる。
それがトドメとなったか、生命と命令の軛から解き放たれた回天たちは地に沈み――動かなくなった。
●
「ディアボロス殿、助太刀感謝する」
回天の姿が消えた戦場で、足軽天魔武者達が羽鳥とスエニョ、四葉に向けて折り目正しく一礼する。
「天魔武者達もありがとう。一緒に未来に行こう」
「その言葉だけで有難きことよ」
羽鳥の願いに応じる言の葉から、天魔武者の決意を感じ取りながら。
ディアボロス達は次なる戦場へ向かうべく、一端新宿島へと帰還した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!