リプレイ
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
悪鬼在る所に鬼狩人有り、刀を持った死神がやってきたぞ。
敵の数はいち、にぃ、さん…まあ沢山でいいか。僥倖僥倖、斬り甲斐があって喜ばしいことだ!
さあ行くぞ、染・四四乃推して参るッ!!
【戦闘】
強化された黄金餓鬼に囲まれる(WIZ攻撃)と厄介なので「桜花一刀流・七転抜刀」を発動して自身も強化。
【殺気】を込めた眼光と咆哮で【斬撃】で斬り伏せ、黄金餓鬼の恐怖心を煽ってみる。士気を削れば多少は仲間も動き易いだろうからな!
それでも囲まれた場合は効果の【怪力無双】で無理矢理にでも弾き飛ばそう。
雫石・紫乃
勇気ある人々を放っておくわけにはいかないな
私にできる限りで協力をしよう
妖刀【花散里】を抜き、一気に接敵
呪詛を振りまきながら背後から急襲するな
しかし、このあたりに黄金などあるのか?
敵ながら変わった習性を持っているな
無差別に攻撃する敵を仕留めていく
素早さなら自信があるんだ
間を縫い、隙を見て葬っていこう
さあ、花散里、遠慮なく呪いを振りまいていいぞ
我侭な妖刀の姫にそう囁きかけて
一般人を襲おうとしているのがわかったら、その人の盾になるな
「助けに来たんだ。少し話をさせてもらえないか」
アドリブ、連携歓迎です
ロロス・ペタルロベル
黄金餓鬼というくらいなので硬かったり熱に強かったりするのかと思いましたが……どうやらただの黄金狂いだったようですね。
それなら一体一体を確実に斬り捨てるまでも無さそうです。でもこの数は流石に厄介ですね。
憂いを断つために本当なら殲滅してから進みたい所ですが、長岡京を守っている方々の状況的にそんな猶予はありません。
まずは長岡京を守っている方々への合流を優先します。
奇襲による不意打ちや突破するための一撃離脱はこちらの得意とする所です。
強行突破する上で邪魔になる黄金餓鬼は『振刀炎影構』による二刀流で次々とを斬り捨てながら一気に駆け抜けていきましょう。
……この揺らぐ炎ですら黄金に見えているのでしょうか?
●
「金や! 金やで!」
「ちんぴかの黄金様やでぇ!」
爛々とした目が見ているものは幻影。黄金餓鬼たちには、長岡京が金に輝いて見えるのだ。
急ぎ駆けつけたディアボロス達がその背後を取る。
「もう始まってる!」
雫石・紫乃(咲かせや咲かせ・g03908)が妖刀『花散里』の鞘を握り、抜刀の構えを維持しながら走ると、ロロス・ペタルロベル(妖艶な焔刃納刀術使い・g02535)もそれに続いて二刀を抜いて追いかけた。
「まずは長岡京を守っている陰陽師に合流を試みましょう! 紀さんを探さないと……」
その後ろから染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)が追い抜かし、口元に軽く笑みをつけてから、歯切れのいい言葉で勢いよくまくしたてた。
「悪鬼在る所に鬼狩人有り! 刀を持った死神がやってきたぞ!」
ざっと周囲に視線を流し、溢れるクロノヴェーダの数をひのふのと数えたが、きりが無いとそれを途中で放棄。
「さあ行くぞ、染・四四乃推して参るッ!!」
言うや背にした大ぶりの日本刀を猛烈な勢いで抜き、空を垂直に撫でるが如く振り抜いた。
風が刃に絡んで逃れ、その音に恐怖した黄金餓鬼が背後を振り返る。
「唸れ、七転抜刀ーーーッ!!!」
時すでに遅し、一刀両断。炸裂したるは桜花一刀流・七転抜刀、餓鬼は真っ二つに分れてその場に染みを残す。
それを見たロロスが『おや』と一言。
「黄金餓鬼というくらいなので、硬かったり熱に強かったりするのかと思いましたが……どうやらただの黄金狂いだったようですね」
それならばと刀に念を送り、刃を発火させると、身も軽く演舞するように振刀炎影構を喰らわしていった。
「わあ、ちんぴか!」
そうきらきらした眼で二体に見つめて来られたが、それを最期に土塊となる。
ロロスは演舞を止めると『はて?』と首を傾げ。
「……この揺らぐ炎ですら黄金に見えているのでしょうか?」
再び軽くステップを踏みだし、次の獲物に視線を投げる。
入れ替わるように紫乃が花散里を抜き、呪詛を振りまきながら背後を向ける2体に急襲を始める。
急角度で方向転換し、他の敵の攻撃を避けつつ、先に見える無法者だろう一人に近寄った。
攻撃を受けようとしているそれを弾き、神蝕呪刃、武器に宿る呪いを解放し、敵の肉体にぶつけてやる。
呪詛に侵食された黄金餓鬼は転げて苦しみ、乾いた土地に横たわった。
「だ、誰だか知らねえが、助かった……!」
「助けに来たんだ、ここの指揮を執る紀智保って陰陽師を探してるんだが……」
「うわっ!」
重なるように黄金餓鬼が飛びかかり、それを払いのける。
「あ……あっちだ!」
雪崩のように次から次へクロノヴェーダが現れる。会話をしている暇はない。
おおよその方向を示され、じりじりとそちらの方向に道を開いていく。
ロロスが黄金餓鬼を蹴り倒し、距離をとる。
無法者たちが怪我人を引いていく方向へ顔を向けると、バリケードの向こうに立つ陰陽師の男を見つけた。
「あそこまで切り開かないと」
「まかせろ」
四四乃が体当たりで周囲の敵を散らせ、そこを突き進んでいく。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
南雲・葵
1体でも多く数を減らせば良いんだな。
任せとけ!
行こうぜ姉貴、歴史奪還の第一歩ッ!
戦闘前に姉貴から託されたオラトリオフラワー(ノイバラ)を餓鬼の居る戦線に撒く
「そんじゃあ、いっちょやりますか!」
姉を背に庇うようにバールを持って敵と対峙
殴る、薙ぎ払う等で詰め寄る敵と距離を取り、その間に聖花光臨で攻撃&植物活性でイバラを急速に育て簡易防御柵に。
「次から次へと切りがねェな。 ヘバんなよ姉貴。 乗り切るぞ!」
他のディアボロスと連携できれば協力して1体でも多くの敵を倒す。
狛玉・タマ子
ひとつ役立ってやるのもやぶさかではにゃいが。
タマも妖怪の端くれにゃ。
あまり人間共に干渉するのも如何なものかのう?
まあ、彼奴らを蹴散らすだけにゃら邪魔にはにゃらんじゃろう。
では餓鬼共の群れへ割って入り、人間を巻き込まぬよう、そして餓鬼共に囲まれぬように跋扈しにゃがら火焰猫風術で蹴散らしてやるとするかにゃ。
呵呵呵、餓鬼の素焼きじゃ!臭そうじゃのう!不味そうじゃのう!
磯富良・曹以
さて、初仕事だ……。
不安もあるし、恐怖もある。
でも今こうしてここにいるのは、他の誰でもない、私に託した誰かがいるからなんだ。
だから、立ち止まってなんていられない!
黄金かー……本物はないから、代わりにこれをあげるよ。
アメリカ人曰く、“大地の黄金”!
敵に囲まれないように【一撃離脱】を心がけながら、【魔滅打鬼遣】で攻撃するよ。
餓鬼も鬼の仲間ってことでいいのかわかんないけど、もし効果が薄くても、全部が黄金に見えるならまずは目先の物に反応するでしょ?
もしくは、蓄えられた「水」の気で南雲さんのイバラを更に強化できるかも。
どっちでも【時間稼ぎ】にはなると思うから、その時は他の皆さんにトドメをお任せするね。
伏見・しろがね
妖怪の王とな。
アヴァタール級を従えているのだから、クロノス級か、はたまたその上か。
まあ後にしよう。今この場には居らぬのだから。
統率も何もない、まさに烏合の衆ではないか。
とはいえ、これ程の数となると、ちと骨が折れるわい。
【狐変身】で移動しながら手近な黄金餓鬼にパラドクス「奪魂尾獣穿」で【一撃離脱】の【不意打ち】。
そしてすぐに【狐変身】しての逃走を繰り返す。
時折、狐火で石ころに輝きを与え、黄金に見せかけて混乱を招く(【撹乱】【計略】)。
これで烏合の衆を引っ掻き回しながら陰陽師や無法者達の所に近づいていく。
アレンジ、連携可
四四乃が回転した周囲で敵が避けて広がった。
そこへ滑り込んだのは南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)。
「そんじゃあ、いっちょやりますか!」
かけ声一つ、所持していたオラトリオフラワーを餓鬼のいる方向へ振りまいた。
白い筋が彼の背に流れ、よく見ればそれはサーヴァントのオラトリオのようで、よく似た髪色の容姿は葵に生き写しに見える。
その女性のオラトリオを背に庇うようにバールを持ち、思い切り振り抜いた。
薙ぎ払うように周囲を撫でつけ、群がろうとする黄金餓鬼を蹴散らしていると、攻撃を食らった4体が生き残り、こちらを向く。
「痛い!! ……お前……ハッ!?」
見えているのだろう、黄金餓鬼には。バールのようなものが黄金に。
「黄金持ってる!?」
「持ってる!!」
一斉に葵に向かって飛びかかってくる黄金餓鬼を前に、背に庇われていたオラトリオの娘が両手を前に突き出した。
それに呼応して、先程蒔いておいたオラトリオフラワーが発芽する。防御壁となったノイバラは勢いよく迫る餓鬼達を弾き返した。
「次から次へとキリがねェな。ヘバんなよ姉貴。乗り切るぞ!」
磯富良・曹以(霖雨蒼生・g01054)は任務自体が初めてで、パラドクストレインに乗る前から緊張がつきまとっていた。
(「でも今こうしてここにいるのは、他の誰でもない、私に託した誰かがいるからなんだ。だから、立ち止まってなんていられない!」)
恐怖と不安に心が弄ばれそうになるのを必死で払いのけ、できることを行うべしと自分に言い聞かせてみせる。
そうこうしているうち、葵の周囲で黄金餓鬼が集まり初めているのに目をとめると、咄嗟に身体が動いた。
葵のサーヴァントが発芽させたオラトリオフラワーの防御壁に意識を集中させ、清らかなる『水』の気を蓄えた大豆を投げつける。
「鬼は外っ!」
豆は当たるとはじけ飛び、中から水の気を放出する。と、近くにいた黄金餓鬼が浄化されて勢いよく消滅した。
魔滅打鬼遣。先程葵に攻撃されて残った4体をこの一撃で仕留められたのだ。自然に身体が動いた自分を褒めてやりたいと、曹以は少し自信がついた様子。
防御壁は更に大きく育ち、長岡京の手前で敵の侵攻を遅らせている。うっそうと茂った草木のおかげで、行動を隠しながら攻撃ができるようになった。
伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)は状況を確認し、黄金と錯覚して草にからみつく黄金餓鬼を見て眉をひそめている。
「統率も何もない、まさに烏合の衆ではないか。とはいえ、これ程の数となると、ちと骨が折れるわい」
そして狐変身すると、颯爽とその間を駆け抜けていく。
「お、黄金やで……はあはあ」
途中、引っかかる黄金餓鬼たちを見つけると、瞬時に狐変身を解いて不意打ちを喰らわせる。
「ほれ」
そのあたりの小石を拾って目の前に投げてやれば、餓鬼どもはまんまとそれに釣られて飛びついてくる有様。
よそ見しているところを見計らい、奪魂尾獣穿で貫けば、黄金の夢を見たままこの世からいなくなる。
一体、また一体と狐変身を繰り返し、先へと急いだ。
草の壁により少々見通しが悪くなったのは喜ばしいことで、あまり人前に姿を現したくない者にとっては好都合であった。
狛玉・タマ子(世田谷の怪・g04655)はどちらかと言えば、表だって人間に干渉するのも如何なものかと思うクチであったが、まあそうも言っていられない状況なので、こっそり出てきて裏で画策するつもりでいた。
戦っているうち、ありがたいことにいきなり草木の防御壁が生えてきてくれたので、『どこぞの誰か』のパラドクスに感謝し、そこに身を隠しながら戦に参戦しているというわけだ。
陰陽師の一人が草の中で足を取られ、息を切らせているのをみつけ、そこへ駆け込む。
「はあっ……はあ、何だこれは……これも妖怪の仕業か……?」
遠目から黄金餓鬼が迫っているのを目にし、タマ子はその群れへ割って入り、人間を巻き込まぬよう、そして餓鬼共に囲まれぬように跋扈しながら、火焰猫風術を発動する。
「ぎぇぇ……!!」
突然背後が燃え上がり、黄金餓鬼の悲鳴が聞こえると、その陰陽師は慌てて振り返った。
しかし誰もいない。
タマ子は草むらの中に隠れ、口元を押えて笑っている。
「呵呵呵、餓鬼の素焼きじゃ! 臭そうじゃのう! 不味そうじゃのう!」
その時だ、近くで草をかき分ける音がし、驚いてそちらに視線を移すと、目の前に狐のしろがねが現れた。
あっ! と思ったが、まあお互い似たもの同士。驚きはしたが特別支障も無い。
「あの陰陽師の後を追うぞ」
しろがねが言ったので、タマ子は『よし』と頷いた。
その陰陽師は命からがら防御壁を抜け出すと、積まれた障害物の向こうへと走り込み、烏帽子に大きく傷の入った男……戦況を見つめる紀智保の所へ辿り着いた。
「き、紀殿! 突然現れた草の壁は、幸か不幸か、我々の手助けになってくれている様子……!」
「どういうことだ……? 妖怪どもが出したものではないというのか……?」
近くにいた髪を高く結った女が勇ましく歩み寄る。垂水であろう。
「好都合いうなら、ちゃっちゃと怪我人を助けに行くよう伝えんかい」
「無理だ。相手の罠かも知れない場所に、仲間達を行かせるわけにはいかない」
「ほな、先陣は見捨てるちゅうのか、相変わらずの糞や!」
「そうは言っておらん! 得体の知れない物に命を向けろなどと、到底言えぬというだけだ!」
二人が言い争っていると、また一人陰陽師が滑り込んできた。
「伝令! 草で足止めされていた妖怪達がなだれ込んできます!」
垂水が舌打ちをする。
「あんたらが行かへんなら、うち達がいくで!」
「こ、こら待て! 勝手なまねをするな!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV2が発生!
【おいしくなあれ】がLV2になった!
【狐変身】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【リザレクション】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
伏見・しろがね
即断即決で動ける垂水殿と、常に最善を望む智保殿。
その性質はまさに水と油。
うまく組み合わせれば大抵のことはやってのけるのじゃが。
どうすれば双方に一歩譲らせることができるかのう(【計略】)。
「目下のところ敵は黄金餓鬼、金棒鬼、蟒蛇のみ(【情報収集】)、他は全て我々の仕業じゃ。
金棒鬼と蟒蛇は我らでどうにかする。
智保殿、30秒で垂水殿好みの策を練れ。
垂水殿、30秒だけ待って聞いてやるのじゃ。
多少まどろっこしい策でも、そちらの方が人死には少ない」
無茶振り?ここは戦場じゃぞ?
「おぬしにできないなら、人死にが増えるだけじゃ」(【挑発】)
多少無茶でも垂水殿ならやってのける。
アレンジ、連携推奨
南雲・葵
……仲を取り持つって難しくね?
あの草の壁は俺と姉貴が皆を守るために使った術だ!!と宣言
助っ人に来た事を告げる
多少のダメージは覚悟の上、陰陽師や山賊に向かう攻撃を庇ったりして信頼を捥ぎ取ろう
「この危機を乗り切るのに言い合いしてても仕方ねェだろ!
頭で考えるのも大事だけど、心のままに飛び出すのだって必要なんだよ
守りたいって思いと信念が有んなら共闘しやがれ!!
陰陽師達は垂水達のフォロー!
垂水達はまず仲間の救出を優先ッ」
その場を仕切るように声を張って指示
それでも微塵も心が揺れなきゃ奥の手発動! 頼む姉貴!
情に厚い垂水には姉貴が身振り手振りで仲良くしてアピール!
子供が情に訴えればどうにかならねぇ、かな…?
狛玉・タマ子
仲を取り持つ役目は他の者がどうにかするじゃろうて。
タマは遠巻きに様子を眺めつつ必要にゃらば助け船でも考えておくかのう。
じゃが、にゃにもせぬのも些か手持ち無沙汰なのじゃ。
治療の心得も有らぬし、得手を挙げるとするにゃらば猫猫飯店で腹拵えさせてやるくらいじゃな。
妖怪がこしらえた飯を口にするのかは分からぬがの、選り好みは許さぬぞ。
さてはこの戦況、鎧袖一触だとでも思いあがっておるのか?
互いに主張は相容れぬとも、手を取り合う時ではにゃかろうか。
これが最後の晩餐となるやも知れぬがの、呵呵呵。(小声)
ロロス・ペタルロベル
まずは『振刀炎祓構』で陰陽師達や無法者達に襲い掛かろうとしている敵達を薙ぎ払って力を示しましょう。
その後も彼らを守るために戦いながら、それぞれの勢力を指揮する二人に語りかけましょう。
【プラチナチケット】を使えば訊いてもらい易くなるかもしれません。
紀智保さん、人々を守る事に専念するのであれば、貴方達の力でも十分に発揮できるはずです。
垂水さん、陰陽師の力を信じきる事ができなくても、貴方達自身が培った撤退技術は信じられるはずです。
一番の不安要素である「貴方達の倒せない敵」は私達が引き受けます。
どちらも長岡京を守ろうとする想いは同じはずです。
行動のベクトルさえ揃えられれば、必ず良い方向に向かう筈です。
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
説明や説得は仲間の皆がやってくれるだろう。
ならば私は悪鬼羅刹を斬り捨てる。口下手な私には腕で語るのが誂え向きだ!
【戦覇横掃】で陰陽師に襲いかかる敵を薙ぎ倒し、斬り伏せる。そうやって戦う事で味方や陰陽師の【士気高揚】に努めるとしよう。
それで私達が鬼達のような敵ではないと示せたのなら御の字。
雫石・紫乃
…話を聞いていると、双方が上手く手を組めば
足りないところを補え合える気がするのだが
それは承知しているのだろうか?
紀智保殿は知略がある
垂水殿は力がある
知略が上とか力が上とかそういう話ではなく
「ないものを相手から借りる」そういう発想はどうだろう?
知略は力を上手く使えるし
力は知略を守ることができる
長岡京を守りたいのだろう?
化け物は私たちが引き受ける
ここを守りきり、援護してもらえればいい
背後から襲われないということだけでも助かるんだ
此処は私たちに免じて手を組んではもらえないか
私たちも助力がなければ戦えないんだ
アドリブ、連携歓迎です
●
垂水が走り出そうとした時だ、追いついたディアボロス達がそこに割って入る。
「待て! あの草の防壁は、俺と姉貴が皆を守るために使った術だ!!」
南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)が滑り込んでそこで止まると、垂水と紀は首を傾げた。
「なんやあんた達は」
そこでロロス・ペタルロベル(妖艶な焔刃納刀術使い・g02535)のプラチナチケットの効果が発動。『皆を守るために使った術』という言葉を紀が受け入れた。
「助太刀に来たと申すか?」
「ああ、やったら丁度ええ。今は手ぇ足らんで大変なとこなんや。あんたたちも一緒に来なはれ」
「おい! 指揮は私だ! 戦場を混乱させるな!」
「あんたにまかせといたら、なんもしいひんまま全滅してまうわ!」
また火花が散り始めた。
伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)が呆れて口を開ける。
「水と油じゃ……」
横で聞いていた雫石・紫乃(咲かせや咲かせ・g03908)も頷いた。
「でも……話を聞いていると、双方が上手く手を組めば、足りないところを補え合える気がするのだが……」
お互い分かっているのだろうが、どうしても1つが解決できない。
智はある。速さもある。
力がないのだ。
黄金餓鬼の能力は大したことがないが、人にとっては大いにありだ。
ディアボロスが一撃、及び二撃程度で軽く撃破できても、人にはそれすらできない。
積んである障害物の後ろで覗いていた狛玉・タマ子(世田谷の怪・g04655)が、ひょいと顔を出す。
「全く……こんな時にきーきーきゃーきゃー。人間はどうしようもないのう」
言うや持っていた肉まんにかぶりつき、口福の伝道者でそれを一気に増やす。
「どうせ物資もほとんどなくて、腹が減ってかりかりしておるのじゃろう。ほれ食え」
あっけにとられて口を開けている陰陽師たちの口に乱雑に肉まんを放り投げ、次に無法者達の方向に走って同じことを繰り返す。
すると、近くでわっと悲鳴が上がる。
すぐ側まで妖怪どもが来ているのだろう。悠長に会話をしていられない。
染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)が肩を回す。
「ゆっくりしてる時間はないぞ! 時間稼ぎはするが、さっさと白黒つけて何とかしてもらいたいもんだ!」
そう言い、障害物を飛び越えて刀を抜く姿に、垂水が喜んだ。
「おお、話の分かる娘や! うちも一緒に……」
「こら!」
叫ぶ紀と暴れる垂水を横目に、タマ子が言う。
「さてはこの戦況、鎧袖一触だとでも思いあがっておるのか?」
「……何?」
「互いに主張は相容れぬとも、手を取り合う時が、今ぞ」
葵も頷いた。
「この危機を乗り切るのに言い合いしてても仕方ねェだろ! 頭で考えるのも大事だけど、心のままに飛び出すのだって必要なんだよ。守りたいって思いと信念が有んなら共闘しやがれ!!」
「しかし、我々と妖怪では、力の差は歴然……無駄に命を粗末にしろなどと言えるはずもない……!」
ロロスが首を横に振る。
「紀智保さん、人々を守る事に専念するのであれば、貴方達の力でも十分に発揮できるはずです」
それから垂水に視線を移し。
「垂水さん、陰陽師の力を信じきる事ができなくても、貴方達自身が培った撤退技術は信じられるはずです」
「せやせや。融通の利かへん陰陽師は信じられへんでも、うちら山賊の逃げ足なら太鼓判や」
障害物に黄金餓鬼が群がり、一同が身構える。
その後ろから四四乃が顔を出し、餓鬼の首根っこを捕まえて引き戻した。
「まだか!」
「もうちょっと」
タマ子が返すと、再び四四乃は時間稼ぎに戻っていく。
ロロスが振り返り、凜とした口調で伝えた。
「一番の不安要素である『貴方達の倒せない敵』は、私達が引き受けます」
紫乃も頷いた。
「長岡京を守りたいのだろう? 化け物は私たちが引き受ける。ここを守りきり、援護してもらえればいい。背後から襲われないということだけでも助かるんだ」
士気高揚が後押しし、離れて聞いてた無法者たちと陰陽師が、ディアボロスたちの熱意に絆されている様子。
「『ないものを相手から借りる』そういう発想はどうだろう? 此処は私たちに免じて手を組んではもらえないか。私たちも助力がなければ戦えないんだ」
それを聞いた垂水が笑う。
「はははっ! 山賊に借るんか、あははは! おもろいやんか、紀! どないする!」
「はあ……もうむちゃくちゃだ……」
そこに、傷ついた無法者が数名飛び込んできた。
「姐はん……! 若い衆がやられて囲まれた……! おやっさんたちが残ってるけど、もう……あれじゃ長いこともたん!」
「紀!!」
目をつむって歯を食いしばる紀を前に、垂水の叫びを聞き、しろがねが顔を上げる。
「目下のところ敵は黄金餓鬼、金棒鬼、蟒蛇のみ、他は全て我々の仕業じゃ。金棒鬼と蟒蛇は我らでどうにかする。智保殿、30秒で垂水殿好みの策を練れ。垂水殿、30秒だけ待って聞いてやるのじゃ。不抜けて答えが出せぬようなら、見限って行くがよい」
とん、といきなり崖の前で背を押された。
紀は鋭く目を開き、息を吸って一気に吐き出す。
「……紀隊! 先の草を結べるだけ結べ! 罠を作って中央に退路を確保せよ! 山駆衆! 罠を頼りに逃げ遅れた者たちを救援に迎え!」
それからディアボロスたちに向き直り、眉をつり上げた。
「そなた達には、命をかけてもらう……。妖怪を抑え、皆が長岡京に逃げる時間を稼いで欲しい」
それから苦虫を噛みつぶした顔に戻り。
「……私の策は……非情で無謀か?」
しろがねが満足そうに言った。
「おぬしにできないなら、人死にが増えるだけじゃ」
葵が気合いを入れる。
「おっしゃー! 陰陽師達は垂水達のフォロー! 垂水達はまず仲間の救出を優先ッ!! 行くぞ!!」
「おうよ!! 野郎ども、聞いたかい、助けに行くで!! 気張りや!!」
「貸しやで陰陽師ども!」
「図々しい、貴方達も私たちから借りるのですよ!」
皆が一斉に動き始めると、肉まんをほおばるタマ子が、増やした肉まんをすれ違う者達に放り投げて渡しながらほくそ笑んだ。
「これが最後の晩餐となるやも知れぬがの、呵呵呵」
紀が土煙の上がる方角を向いて叫ぶ。
「鋒矢の陣をとれい!!!」
皆が動き出したのを見計らい、四四乃が最前線で戦覇横掃の構えを取り、雄叫びをあげた。
「長岡京防衛戦、紀隊、総勢で推して参る!!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【植物活性】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
白・マーブル
やはり初陣はドキドキしますね……落ち着いていかないと。えっと、メモリーをベルトに挿して……変身!
武器は……こう!パワータイプならきっと攻撃は直線的なはず。冷静に敵の動きを見ればきっと捌ききれます!まとめて相手にするより各個撃破を意識していきましょう。戦列の端から順番に。
あえて攻撃させて、一撃しのいでから反撃する感じで行きたいですね。弱点は……人型ですし、筋肉とかもなさそうな目かな……なんだか残酷ですが、マーブルエッジを思いっきり突き立ててやります!ごめんなさい!
磯富良・曹以
思ったよりは上手くやれてる……。
でも、あまり気持ちに余裕がないのは自分でもわかる。
こんなんじゃ、他人を説得しようとしても却って混乱させるかも。
紀さんや垂水さんの方は向かった人たちに任せよう……じゃあ、他は?
金棒鬼のいる場所に先行し、応戦している陰陽師さんたちを一人でも多く助けられるよう、【丸大豆自在陣】で他の仲間が来るまで足止めするよ。
小さい上に動く的なら、全部潰されるまでに充分な【時間を稼げ】るはず。
式神に気を取られた【不意を打て】るなら、私も短刀で【斬撃】だ!
ここにいる陰陽師さんたちも、本陣に合流してもらった方が戦力になってくれるんじゃないかな?
ここは引き受けるから、皆さんは紀さんの所へ!
●
陣形は鋒矢。先端の尖った刃物を刺すが如く、黄金餓鬼の群れを崩しながら中央から突き進んでいく。
紀隊の陰陽師たちはそのどさくさに紛れ、葵と姉のオラトリオが作った草の防壁に身を隠す。手早くその房をまとめ上げ、堅く結んでを繰り返していった。
その隙間を縫うように山賊の山駆衆が滑り込み、逃げ遅れた怪我人達を探してひた走る。
途中、何体もの黄金餓鬼に襲われたが、それらをディアボロスの鉾先が蹴散らして行く。
そうこうしているうち、すぐに目につく巨大な赤い影。
金棒鬼4体が現れ、その光景に激怒する。
「小賢しい鼠どもガァァ!! 俺たち直々につぶしてくれよう!!」
木の幹ほどある金棒を振り回し、近くにいた黄金餓鬼どもを蹴散らして行く。
まあ運の悪いことに、初陣である白・マーブル(白の少女・g00690)と磯富良・曹以(霖雨蒼生・g01054)が、二人そろってそれを迎え撃つこととなった。
「あっ……あわわ」
先の戦いで、曹以は思ったよりうまくやれていると思ってはいたが、気持ちに余裕がないのも承知している。
きゅっと唇を噛み、落としそうになる大豆袋を持つ手に力を入れる。
緊張しているだろう曹以を横に、相乗効果で緊張が伝染しているような、そんな様子でマーブルも汗ばんでいた。
「……お、落ち着いていかないと」
確認。
「メモリーをベルトに挿して……変身!」
ガジェットが広がり、パーツの変形は吸着するように身体に列を成して装着を完了する。
確認。
「えーと……武器は……こう!」
先読みをし、一撃の大きい金棒鬼の金棒を避けてから、端の一体に目標をつけてマーブルスラッシュバイトを喰らわせた。
足下から垂直にジャマダハル型の武器・マーブルエッジを伸ばし、そのまま勢いよくジャンプして顔面、ついでに言えば目に思い切り切っ先を突き立ててから着地する。
「ぬうう!!」
金棒鬼の破壊衝動が具現化し、悪意のオーラが金棒にからみつく。力任せに振り抜き、それを直に喰らったマーブルは後方に吹き飛ばされた。
「きゃあ!!」
目に攻撃などと、なんだか残酷で申し訳ないような気持ちになっていたが、とんでもない。ここは戦場で、遠慮は必要ないのだ。
重ねて攻撃されそうになるマーブルの前に、曹以が立ちはだかる。
4本の指の間に色つやのよいむちむちとした大豆を挟み、それを鋭く放った。
「ええい! 豆は好かんのじゃ!!」
はたき落とされ、曹以が憤る。
「小さいからって甘く見ないでよね!」
落ちた周囲に魔法陣が画かれ、金棒鬼を中心にとらえた。
「丸大豆自在陣!!」
二本の指先を上に持ち上げると、大豆を依り代とした式神が、その陣から無数にわき上がる。
金棒鬼の周囲に群がる式神は一斉に攻撃を向け、鋭い刃でその身体を切り刻んだ。
「ええい! 邪魔だ!!」
複数の鬼たちが金棒を振り回し、式神共々曹以に攻撃を当てる。
受け止めきれず、全て喰らった挙げ句、風圧に煽られて尻から着地し、マーブルに受け止められた。
罠を作っていた陰陽師たちが草の影から心配してこちらを見ているのが目に入り、咄嗟に顔を横に振る。
ここは引いてなるものかと、お互い立ち上がり、鬼を睨み付けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【ダブル】LV1が発生!
伏見・しろがね
狐の状態で到着、人に戻る
「よう頑張った。後方はもう大丈夫じゃ」
金棒鬼4体の金棒を狐火で光らせて、黄金餓鬼を嗾ける(【計略】【攪乱】)
この体格差、力量の差では大した邪魔にもなっておらんだろうが、それでも小さな隙は生じよう
もっともイラついてこちらに向かってきた1体(【挑発】【観察】)の影にくろがね(クダギツネ)が喰らいつく(パラドクス「管狐影縛法」【捕縛】)
致命的なまでに大きくなった金棒鬼の隙に踏み込み、斬る!(【斬撃】【貫通撃】)
これで首を斬り落とせるかは状況次第じゃな
もちろんすぐにその場を離れる(【一撃離脱】)ぞい
黄金餓鬼に纏わりつかれるのも返り血塗れになるのも御免じゃ
アレンジ、連携可
南雲・葵
おっし、次はあのデカブツ4体だな。
任せとけ!
自分より体力の低い人は出来る限り庇いに行かねぇとな
ディアボロスなんだ、多少無理したって何とかなんだろ
「鬼さーんこっちらー!」
こんな感じで煽りゃ多少タゲ取は出来んだろ
基本は姉を背に守りながら行動
【ガードアップ】を使って武器で攻撃をガードしたりいなしてなるべくダメージ軽減を狙う
その間に【ダメージアップ】の効果を乗せて姉貴に聖花光臨で攻撃してもらう
戦闘中は周囲に気を配りピンチな人が居れば敵との間に割り込んだり
使えそうな草罠が有れば誘導したりする
他ディアボロスと連携や協力できれば共闘して戦う
すぐ近くに怪我をした陰陽師たちが倒れている。
必死に鬼の目を惹いていた曹以とマーブルに、あらぬ方向から攻撃が向けられた。
「そうはいかねーよ!」
間合いに滑り込み、南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)がバールのようなもので金棒を受け止め、思い切り弾き返す。
すると、二人の視界に白銀の狐がちらつき、次の瞬間伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)は人に変身を戻した。
「よう頑張った。後方はもう大丈夫じゃ」
一息つく間もなくしろがねが念を放つと、周囲にいた黄金餓鬼が突然金棒鬼の金棒に興味を示す。
「ちんぴか!」
金棒鬼が何事かと見れば、自らの金棒に狐火が灯り、奇妙な輝きが奴らの目に焼き付いている様子。
「くそ!! 邪魔だ!!」
苛ついた1体が金棒を振り回したのを見計らい、しろがねは低い体勢から般若湯の竹管を解放し、中からクダギツネのクロガネを呼び出した。
鋭く滑る影は瞬く間に金棒鬼の足下へ辿り着き、その影に牙を差し込む。
「ぐっ!?」
「隙あり」
動けぬ金棒鬼の間合いに踏み込み、空共々太刀で断ち斬り、返り血を浴びる前にその場から距離を取る。
「ぎゃああ!」
斬られた勢いで翻筋斗を打ち、黄金餓鬼を巻き込んで倒れた鬼を見て、他の金棒鬼たちが怒り狂った。
葵が勢いをつけて飛躍し、その目の前に躍り出る。
「そっちじゃねえって……言ってん、だ、ろ!」
怪我人達から遠ざけねば。
「鬼さーんこっちらー!」
「人ごときが、俺たちに刃向かおうってのか、ふざけんな!!」
「おっと」
金棒をかわし、黄金餓鬼が群れる場所へ誘導しつつ、挑発を続けてみせる。
先に出しておいた草の防壁に視線をやると、数名の陰陽師と無法者達が隠れて頷いているのが見えた。
葵は足を止め、身を低くする。
すると背にしたオラトリオの梓が白く発光し、頭上に大輪が開くと、聖なる光が拡散された。
それは葵を追って間合いに走り込んできた金棒鬼どもに降り注ぎ、そのうちの1体を浄化して消し去った。
盛大に将棋倒しになった鬼達の隙を縫い、無法者達が先へ抜ける。
傷ついた者達を手早く抱き上げ、風のように草の防壁へと姿を消すのを見届け、葵は一つ息をついた。
「次じゃ」
「ああ」
しろがねの言葉に頷き、散らばる黄金餓鬼に睨みをつける。
金棒鬼は残り2体。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【傀儡】LV1が発生!
【植物活性】がLV4になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV6になった!
雫石・紫乃
後ろの備えはできた
私の覚悟もできた
けしてこいつらを、長岡京には入れない
そのためにも全力で推して参る
妖刀【花散里】を抜き放って
さあ、我侭なお姫様、周囲を呪い尽くせ
【未来予測】をお借りして、1秒だけ敵の攻撃の先を見る
1秒あればいい、急所は外せる
鬼を倒すほどの腕力もないからな、素早さで撹乱していくつもりだ
細かい傷でもじわじわと腐食されていけばいい
狙いは足だ
歩くことができなくなれば、後はこちらの攻撃を繰り出せる
これが本当の鬼ごっこか
手のなるほうへ来るがいい
アドリブ、連携歓迎です
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
この染・四四乃が眼前の脅威を斬り裂いてみせよう!
私は恐れぬ、臆しもしない。希望を持って前へ進むぞ!!
【行動】
味方がタゲを取ってる隙に、そのうちの一体に対して【斬撃】を与えつつ、鬼のSPD攻撃の対策として分断を試みる。
分断が出来ても出来なくても、そのまま「桜花一刀流・千日手」を袈裟斬りのように放つ。
腕や金棒で防御されても構わない。これは振るえば振るうほど威力が上がる剣技、止まらないし止まるつもりも皆無!
「ぜ っ た い に 叩 き 斬 っ て や る !!」
【殺気】を込めた怒声と形相を向け、文字通り一刀両断するまで刀を振るい続ける。
葵が金棒鬼の反撃を喰らい、後方に弾き返された。
「くっ……頼む!」
すかさず入れ替わり、雫石・紫乃(咲かせや咲かせ・g03908)が前へ出る。
見える先、倒された大木の影に追い詰められ、怪我をした無法者の若い衆を庇う山賊の男達が見えた。
「けしてこいつらを、長岡京には入れない……!」
退路の確保、自らの覚悟。共にそろい、紫乃は前のみを向いて攻撃態勢に入った。
左手に持った鞘から横一文字に妖刀『花散里』を抜くと、紫に発光した気が溢れ出す。
(「さあ、我侭なお姫様、周囲を呪い尽くせ」)
どこからかそんな気持ちに染められ、安定と不安定を天秤にかけたまま先を見通す。
相手の手を読もうと、諸動作に神経を集中させ、敵が間合いに入った瞬間を狙った。
(「1体は確実に仕留められる……」)
真正面から構え、次に視界から消えるべく滑り込む。
「神蝕呪刃!!」
2体を前に光の速さで振り抜いてから、残り1体の衝撃に備える。
「くっ、足を狙うか、小賢しい……!!」
金棒鬼は金棒を大きく回した遠心力で自らの体軸を移動させ、そのまま紫乃に1撃を叩き込んだ。
「うあっ……!!」
弾かれて叩き付けられた激痛に耐え、紫乃は息を整えて身を起こす。
残り1体。
そこで後方から救援に追いついた紀と垂水たちが、瞬く間の戦いを間近で目にし、息を呑んだ。
「何てことだ……彼らは妖怪に抵抗できている……」
散々叩きのめされ、手も足も出ないまま散っていった同胞達の姿が脳裏に過ぎり、紀はつぶやいた。
「勝てる……」
彼らがいれば、勝てる。
「紀!」
垂水の合図で、紀は大きく頷いた。
囮となって走り出す紫乃を追い、金棒鬼が場を離れた隙に、救援隊が大木にいる怪我人達に駆け寄り手を取った。
「彼らの邪魔をするな! 退けい! 戦場をあけろ!! 紀隊、山駆衆は長岡京へ戻れ!!」
「足手まといになるんやないで! 急ぎ!!」
その声で背後に群がる人間達に気がつき、金棒鬼が怒り狂う。
「小賢しい真似をおおおお!!」
紫乃を追うのをやめ、足を引き摺りながら紀と垂水たちに向かおうとする鬼の前に、染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)が立ちふさがった。
鋭い眼光から、何人にも負けぬという気迫が感じられる。
金棒鬼は一瞬それに怯んだが、怯ませた相手に怒りを覚え、牙を剥いて雄叫びを上げた。
大地を振動させながら攻撃をしかけてくる鬼を見据え、四四乃は背にした刀を握る。
(「私は恐れぬ、臆しもしない」)
相手が完全に間合いに入り込むまでじっと刀を握ったまま待ち、その一歩が踏み込まれたと同時に振り下ろす。
「ぜ っ た い に 叩 き 斬 っ て や る !!」
刃は光の筋を残して袈裟を斬り、金棒鬼の肩口から一刀両断。そして切っ先は天に向き、相手が倒れるまで剣技を食らわせ続ける。
声もなく断ち斬られた鬼は膝から崩れ落ち、その染みを大地に広げた。
金棒鬼撃破。
その光景を、遠目からじっと見つめていた赤い両目が揺れ動く。
「……人が、我らを、倒す……?」
神騙る蟒蛇『夜刀』は、しゅるると音を立てて舌を引いた。
「ヤマタノオロチ様がこれを聞けばお怒りになろう……不甲斐ないと」
ゆるりと、肢体が大地を滑り始める。
「貴様らの首を献上するしか、その怒りを収めることはできぬ……」
からからと軽い威嚇音がその尾から鳴り、それは徐々に大きくなっていった。
「死んで詫びよ」
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【腐食】がLV2になった!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】がLV2になった!
南雲・葵
水と油が混ざったんだ
後はあのでかい蛇を片付けて諸悪の根源を引っ張り出すきっかけを作るぞ!
必ず倒す信念をもって対峙
いざとなりゃネメシス形態にだってなってやんよ!
戦闘は使えるだけ残留効果を使う
オラトリオフラワーで新しく柚子の花を受け取り後方支援組の近くへ撒く
【植物活性】で急速成長させ、幹の棘と強い香りで簡易蛇除け+防壁に
「姉貴はそこで応援しててくれ!」
なるべく攻撃に当たらないよう立ち回る
夜刀の懐に潜り込み渾身の力で攻撃、一撃離脱を心がける
「死んで詫びるのはテメェの方だ。 『ヤマタノオロチサマ』とやらに伝えといてやるから、辞世の句でも詠んでみな!」
狛玉・タマ子
おお!これは美味そうな蛇じゃ!
しかし、蛇とは丸呑みする生き物と理解しておったが。
首だけ献上とはまっこと器用な蛇じゃのう。
はてさて、どうしたものか。
図体がよいし鱗も硬そうじゃにゃあ・・・火焰猫風術でじわじわと炙って様子を見るとするのじゃ。
彼奴の噛みつきなどにも注意せねばな、まだこちらが捕食者と決まった訳では有らぬ、油断はできまい。
弱ってきたらすぐさま強火じゃ!
蛇の蒲焼がっ1いや、塩焼きかの・・・ともかく美味が待っておるのじゃ!
本当は頭を切り落として血抜きをしたほうが臭みが残らぬのじゃが、致し方あるまい。
これだけの大きさにゃら、切り分けて持って帰るのも良かろうなのじゃ。
伏見・しろがね
「つまり、おぬしが帰らねば、ヤマタノオロチを引っ張り出せるということじゃな」
できると思うか的な問いには
「わらわを丸呑みして、内側から腹を割かれた事を覚えておらぬか。
まあ刻逆前の事ゆえ、覚えておらぬのも仕方がない」(ハッタリ【精神攻撃】【挑発】)
蛇の身にあるなら、果たして空と地上の双方に注意を向けることが出来ようか
狐竜と化して空から首筋に喰らいつく
上空から【不意打ち】そして【一撃離脱】の【貫通撃】を繰り返す
うまく【捕縛】できれば、持ち上げて上空から叩き落とすことも
アレンジ、連携可
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
確かに食い甲斐はありそうだ。邪気や毒気で灰汁は強そうだが…まずは、その偉そうな首をぶった斬らせてもらう!!
【行動】
宣言通り、狙うは首級。得意の【斬撃】で討つ。
敵の攻撃は効果の【未来予測】で察知し、【斬撃】で受け流す。特に【SPD】【WIZ】攻撃の呪い付与は危険なので【殺気】の流れを感じて一層の警戒を行う。
蛇の身体というのは、水流のようにしなやかで鋼鉄の如く頑丈だと聞く…だから何だと云うか。己が腕を信じず何を信じる、折れては桜花一刀流の名が泣こう。
故にこそ、だからこそ。全身全霊の【桜花一刀流秘剣・雀刺し】で挑む。
「これが貴様が侮った人間の一撃だ、とくと思い知れ!」
白・マーブル
ひっ……へ、蛇です……怖いですけど、ここで引くわけには行きません!
突き刺すのは難しそうですし、私の武器はこれしかありませんから……無理に攻めるよりは防御に徹します。注意すべきはあの牙……あんなのに貫かれたらひとたまりもありませんよね……
そうだ!牙で攻撃しようとするなら必然的に噛みつきになるはず……タイミングを合わせて、あえて飛び込めば牙をかいくぐって体内に入り込めるかもしれません。体の内側であればきっと私の牙も通る!体内も危険でしょうが、やるだけの価値はあります!吠えろ、マーブル!
雫石・紫乃
死んで詫びるのはそっちのほうだな
ここは私たちが勝つ
後ろに長岡京がある限り、負けはしない
角を刀にするとは器用な真似をする
一度切り結ぶも、こちらに不利とわかれば
すぐさま距離を取って回り込むぞ
敵の攻撃は【未来予測】で回避
なに、1秒あれば死ぬほどの直撃は避けられる
蛇の鱗は【一刀両断】で切り崩すつもりだ
中に復讐者が入っているらしいので
そのあたりは気をつけて外側から攻める
神を騙るならもう少し神々しい体躯で出直してくるんだな
食べる復讐者もいるとのこと、
捌くのの邪魔にならないように斬ろう
アドリブ、連携、歓迎です
磯富良・曹以
さっきは危なかった……ちょっとタイミングがずれてたらヤバかったかも。
それに比べて皆さんすごいな、なんか食べる話してる人たちもいるし。
……っと、関心してる場合じゃないね。
ここの人たちを苦しめた報い、受けてもらうよ!
自分の実力はまだまだだってわかったから、今回は援護に回るよ。
敵に狙われてもいいように、短刀は常に構えておく。
角の攻撃はできれば避けたいけど、無理なら二刀で受けて防ごう。
角に宿っている呪いの力は……「お守り」が【浄化】してくれてる……?
こっちは【黒豆縛影陣】で敵の動きを封じて、仲間が攻撃する隙を作る!
よし、止まった……!今がチャンスです!
一応こっちはドラゴンなんだ、蛇なんかに負けるかっ!
●
禍々しく黒光りして近づいてくる大蛇を前にし、戦慣れしていない白・マーブル(白の少女・g00690)は腰が退けてしまう。
「ひっ……へ、蛇です……」
同じく磯富良・曹以(霖雨蒼生・g01054)も喉が渇く感覚を覚え、先程ひやりとした立ち回りを思い出して汗をかく。
そこへ狛玉・タマ子(世田谷の怪・g04655)の一言が緊張を破った。
「おお! これは美味そうな蛇じゃ!」
え、と初陣二人が振り返り、目を点にする。
「確かに食い甲斐はありそうだ。邪気や毒気で灰汁は強そうだが……」
続けて染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)がその話に乗り、初陣二人が180度回転でそちらに振り返る。
本気か冗談かは計り知れなかったが、気後れしてはいかんとばかりに両手で頬を叩く。
「こ、怖いですけど、ここで引くわけには行きません!」
「そう! ここの人たちを苦しめた報い、受けてもらうよ!」
マーブルが気合いを入れ、曹以が頷き、皆が体勢を整えた所で、土煙を上げて飛び込んできた神騙る蟒蛇『夜刀』が、しなやかな肢体をよじって周囲を薙ぎ払った。
「避けろ!」
誰かの声が発せられる前に四方に散ったディアボロスたちは、着地と同時に各々が攻撃に入る。
「まずは、その偉そうな首をぶった斬らせてもらう!!」
はじめに四四乃が飛び込んだ。
斜めから仕掛けたが、蟒蛇の身体が思いの外長く、狙った首に届きそうにない。無理強いすれば相手の攻撃を食らうと察し、呪いを回避すべく力業で行くと決めた。
(「水流のようにしなやかで、鋼鉄の如く頑丈……」)
どこかで聞いた話を思い出し、それを蹴散らすように太刀を抜く。
長い蛇の背に足をつけ、そこを上へと走りて頃合いを見る。これ以上は深追いだときりをつけ、首の手前で刃を振るった。
「これが貴様が侮った人間の一撃だ、とくと思い知れ!」
握る手に力が入り、それが腕へと向けられる。縮む筋肉が勢いを増し、次の瞬間刃へ流れ込む。それは振り切りと同時に真空波を生じさせ、白い筋が見えるほどの鋭さで蟒蛇の鱗を切り裂いた。
クリティカルとなった桜花一刀流秘剣・雀刺しは、桜の花弁を散らすが如く、一撃の火花を散らす。
夜刀は冷静で、静かに、ゆっくりと振り向いて四四乃をその赤い目で捉えた。
「しゅるる……ほう、人にそのような力があるとは……」
自らの身体についた傷を眺め、それから大きく肢体を揺り動かす。
四四乃は飛び退き、頭上に踊る夜刀を見上げる。隣で伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)が『ふむ』と頷いた。
「ここでおぬしを倒せば、ヤマタノオロチを引っ張り出せるということか」
「それはオロチ様次第……だが、その狂言、おもしろいではないか……」
「その傷を見て、倒せないとでも思うたか」
四四乃のつけた傷から黒い体液が身体を伝う。蟒蛇の口元でしゅるると音が鳴った。
「ふむ……小さき者も侮るべからずということか……では、貴様らがそう望むのであれば、加減なく葬ってやろう……」
言うや一気に距離を縮め、夜刀が飛躍した。
高く高く首を上げ、そこから一気に滑空する。四四乃としろがねは左右に飛び退き、しろがねが攻撃に移る。
白い光がしろがねの身体を流れ、それが徐々に線を引き始めると、その姿を狐竜へと変えていく。滑空してくる蟒蛇に対し、下から滝を昇る竜の如く構え、そのまますれ違うと、今度は自らが天より化身狐竜翔を放った。
その首に牙を立てたが、夜刀の壊滅の尾撃が橫腹を叩き付ける。
双方距離を保ち離れると、蟒蛇は興を示した。
「凌駕するとは……なるほど、人にあって人に非ず……ヤマタノオロチ様の邪魔にならぬよう、我が手で今、その芽を摘もうぞ……」
南雲・葵(お気楽姉弟の弟の方。・g03227)が舌打ちをした。
「くねくねくねくね……でかい図体で暴れられたら掴み所ねえだろ……!」
肢体が叩き付けられ、それを飛び退けた後、援護に回るべく大回りで走り出す。
走りながら片手で空を素早く撫でると、そこに柚子の花が咲き溢れ始めた。
「姉貴はそこで応援しててくれ!」
柚は急成長しながら上へ横へと幹を伸ばし、最後に根を大地に届かせ、土に潜り込んでいく。
離れた場所にいた曹以が、それを目にしてはっと息を呑んだ。
ぎゅっと唇を噛み、短刀を持つ両掌に力を込める。
(「自分の実力はまだまだだってわかった……だから、私が今、できることをする!」)
思った瞬間、身体が動いていた。
曹以が走り出したのを見計らい、蟒蛇が肢体を滑らせ始めたところで、その外周目がけて彼女が黒豆を投げる。すると、落ちた黒豆の付近に黒い影が伸び、忍びの形をした式神が現れ出た。
夜刀の視線がそちらに向く前に、黒豆縛影陣が発動。一瞬滑る肢体が動きを止める。
「よし、止まった……! 今がチャンスです!」
葵がその隙を頂戴し、夜刀のとぐろの中央に向かって飛躍、そして体重をかけた渾身の力で一撃を喰らわせた。
「死んで詫びるのはテメェの方だ。『ヤマタノオロチサマ』とやらに伝えといてやるから、辞世の句でも詠んでみな!」
バールのようなものが蟒蛇の鱗ごとめり込み、身体を踊らせた夜刀に弾かれた葵目がけて壊滅の尾撃が伸びる。
「ぐわ!!」
尾で叩き付けられた衝撃で土に投げつけられ、それを目にした曹以が走り出す。
「いけない……!」
「祟りそ……」
ささやくような呪いの声がどこからか響き、曹以が身構えるより早く夜刀の角が刀となってこちらに向いた。
「きゃあ!!」
鋭い衝撃を喰らい、その場に倒れ込む。
追撃を喰らわせようとする蟒蛇の前に滑り込んだのは、タマ子だ。
「はてさて、どうしたものか」
ひらりと身軽く回転し、蛇の首をかわすと、うーんと考え込む。
(「図体がよいし、鱗も硬そうじゃにゃあ……」)
ちらりと柚の木の壁に目をやり、葵と曹以の連携が作った防壁が完全に根付いているかを確認する。
追って蟒蛇の首がこちらを向き、口を開けた。
下で注意深く観察していたマーブルが、ごくりと息を呑む。
(「私は実戦経験がありませんからね……何とか打開策を考えて仕掛けないと……」)
逃げるタマ子を追う首が右へ左へ流れ、それを追うマーブルの視線も右へ左へ揺れ動く。
(「注意すべきはあの牙……あんなのに貫かれたらひとたまりもありませんよね……」)
夜刀が口を開けた瞬間牙が光り、マーブルもまた閃いた。
「そうだ!」
ぐっと身体に力を入れ、じりっと足を鳴らして身構える。
(「危険でしょうが、やるだけの価値はあります!」)
何かのチャンスを狙うように注視し、タマ子と夜刀の追いかけっこを視線で追う。
次にタマ子が飛躍し、蟒蛇の身体を駆け上ると、至近距離で火焰猫風術を放った。
「ふにゃーーっ!!」
威勢の良い声に乗り、業火が渦を巻いて夜刀に絡みつく。
クリティカルでヒットした一撃に夜刀は悲鳴を上げたが、その身体をよじって業火から逃れようと身を滑らせた。
ところが柚の防壁に引火した炎がそれを遮った挙げ句、棘がその肢体へ突き刺さり、からまるだけで逃げられない。
「貴様ァ……小賢しい真似を……!!」
雫石・紫乃(咲かせや咲かせ・g03908)がその隙を見て走り出し、距離を縮めていく。
炎の盾を使い、敵から視線を外して進むと、遠目にマーブルがじっと構えて動かない姿が見えた。
(「……彼女……何か……」)
策があるのだろうと察し、広がる炎の中、蟒蛇の注意を惹いてやる。
「こっちだ!!」
その声に反応した夜刀が、ちらつく炎の向こうに紫乃を見つけた。
「おのれェェ……!!」
紫乃は向けられた敵視を拾ったまま、ただ一つの隙を狙っているマーブルの後ろに走り込む。
初陣で、恐怖に打ち勝とうとしているもののふの姿に、自分の初陣を重ねた紫乃が言ってやる。
「私たちは、後ろに長岡京がある限り、負けはしない」
そうつぶやく声に、マーブルが小さく頷いた。
その瞬間、燃えさかる炎の中から蟒蛇が飛び出し、紫乃を狙って口を開いた。
「吠えろ、マーブル!」
「うっ!?」
叫び声と共に蟒蛇の巨大な口の中に飛び込んだマーブルに、夜刀は不意を突かれて身をよじる。紫乃に飛びかかったつもりが、その手前で炎に紛れていたマーブルを飲み込んでしまったのだ。
紫乃は前で構えていた刀を握り直し、横に持ち直すと、暴れる大蛇目がけて間合いを詰めた。
一刀両断。
「斬妖閃!!」
先の攻撃で鱗に穴が空いた部分を狙い、その弱った場所目がけて一刀を振り抜く。
「がああああアアァ!!」
千切れる寸前の肢体をよじり、頭を振った勢いで紫乃に斬りかかると、その巨体の重みをのしかける。
「ぐっ……!!」
刀で受け止めはしたが、衝撃と重みで後方にはじき飛ばされた。
すると紫乃の視線の先、蟒蛇の千切れそうな部分の内部から、光が1本。2本、6本、8本……発光した後に、破裂するように斬撃が外へと放出された。
この牙はすべてを貫く。
「必殺! マーブルスラッシュバイト!」
神騙る蟒蛇『夜刀』の断末魔の声が響き、それは長岡京にいる陰陽師と無法者達にも伝わった。
守り抜いた背後から大歓声が返るのを耳にしながら、ディアボロスたちは夜刀の生命力の強さを思い知る。
蟒蛇の頭はとうに事切れていたが、大蛇の尾は最後までのたうち回っていた。
そのうちそれも大人しくなり、動かなくなった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【おいしくなあれ】がLV3になった!
【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【平穏結界】がLV2になった!
【一刀両断】がLV3になった!
【傀儡】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【リザレクション】がLV3(最大)になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV7になった!
【命中アップ】がLV3になった!