リプレイ
レイ・シャルダン
忽ちゃんと参加です
1人だとボクっ子
人と話す時は私っ子で敬語です。
絡みやアレンジも歓迎です。
流石に新宿外の地区には行った事無いからね、今は見る事も出来ないし全然わかんないや。
侵入口と目的地をスマートフォンに覚えさせて
『Lynx of Boeotia』と連携させてGPSで迷わない様にしよう。
海中でフライトデバイスを起動し、海中の侵入口まで時短
ささ、忽ちゃん、ボクにつかまって。
と言うかボクに身を任せて…。
忽ちゃんを抱きかかえてジェット噴射!
ひゃっほーーう!気持ちいいよーー!
目的地に近づいたら
ちゃんと慎重に進もう。
地上では私服に着替えて一般人に紛れ込み
周辺の様子とか例の教会の場所をチェックしようかな。
柳谷・凪
絡み・アドリブ歓迎
ふむむ、着衣水泳で水没した地下鉄の路線から侵入かぁ。着衣水泳は問題無いけど水はきれいかにゃぁ。汚水を潜水してとか全く気乗りはしないんだよ…」
地上に出たら小十字教会に行く前に服と体を洗える場所を探して身を清めるんだよ。
「むぅぅ、べたべたして気持ち悪いのだ…。」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
新宿の海……か
たしか、淡水の海だと聞いていた
ダイビングスーツとフィン、酸素ボンベを身に着けて潜水
荷物と着替えは防水バッグへ
完全視界で視界を確保
翼は、風使いや空中戦の感覚を活かして、水流をかき分ける推進力としよう
……海を泳ぐのはいつ以来なのだろう
遠い記憶にある海は、紺碧の色をしていた
透明な水の色と光と感触に、仄かな感傷が過る
偵察と観察を駆使し、道を確かめ
異変がないか警戒しておこう
障害物等には臨機応変に、協力して対処
トンネルに入れば線路を伝い
目立たない場所を見つけて上陸
髪の水気を拭って、身支度を整え
両腰のホルスターに銃を装着
……さあ、作戦開始だな
帰りの道程を記憶術し、地上へ向かう
遠遠・忽
絡み・アドリブ歓迎やで
レイ・シャルダン(g00999)と参加
移動はレイちゃんに頼ったらええんやな~
楽やで~
……へ?なにするきなん?
またこういうヤツなん?
ふぎゃあああああああああ!!(心の叫び/潜入なので叫ぶのは我慢)
来年の水着の季節のことを考えて現実逃避
侵入後はしっかりマッピングや
呉守・晶
11月も終わりに近づき、12月も近いってのに海中水泳かぁ
普通なら風邪引くぞ。俺らは普通じゃないけどな
さて、こんなこともあろうかと、ってなぁ!
いや、実際は冬に泳ぐことを想定してたわけじゃないが
自作した秘密魔導機械の中から水中活動なんかに適したもんやダイビングスーツとか用意しとくぜ
女性水着は嫌だが、今の俺が男物の水着着るのも不味いしな。ダイニングスーツ辺りで妥協だ
秘密魔導機械も使って潜水して見つからないように進んで地下鉄のトンネルから上陸だ
上陸後はさっさと何時もの服装と装備に着替えるぜ。ダイビングスーツとか目立つしな
まぁ新宿海は海と言いつつ真水だし、水も海を離れると消えるんだったか?
フィーア・オルリア
え、泳ぐの…
11月のこの寒い中?
え?本当に泳ぐの??
泳ぐ…荷物濡れたら大変
ノーパソくん壊れちゃうな…
それは困る、ちゃんと準備しないとね
着替えの服と荷物はちゃんと防水バッグに入れる
後着替えも用意しとこ…というか普通の服装だとだめだからダイビングスーツが良いのかな?
あ…尻尾…
こういう時、自分のもふもふした尻尾が恨めしい…
大分水分吸っちゃうや…
とりあえず準備が済んだら泳ごう
照明の効果を使って視界を確保
さっさと泳いで済ませよう
到達したらさっさと着替え
ノーパソくんは無事かな?無事だね
何処かにコンセント無いかな…
髪と尻尾乾かしたいな…
アドリブ連携等歓迎
「え、泳ぐの……11月のこの寒い中?」
新宿の海を前にして、フィーア・オルリア(大流行・g05428)が言った。これから潜る予定の海中を指差して、もう一度依頼の再確認。
「え? 本当に泳ぐの??」
「もう12月も近いってのに海中水泳かぁ。普通なら風邪引くぞ」
呉守・晶(TSデーモン・g04119)は腕を組み、呆れたように嘆息した。
「まあ、俺らは普通じゃないけどな。泳げというのなら泳いでやるか! こんなこともあろうかと、俺の秘密魔導機械は万能にできてるんだな、これが」
晶が異空間に収納された魔導機械に合図すると、ダイビングスーツ一式とその他潜水に必要そうな装備が至れり尽くせりで現れる。
まあ、この辺りが妥協のしどころか――晶は全身を覆うスーツを手にして頷いた。やはり、こういう場では良心的配慮という奴が必要であろう。
「よし、登録完了」
スマートフォンと連動したレイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)のサイバーゴーグルに目標となる場所が表示される。
「侵入口は現在位置から15mほど海中に潜った先か……。現在の地下鉄トンネルがどうなっているか分からないので、慎重にいく必要がありますね」
「障害物等があるかもしれない。その場合は、協力して対処しよう」
ダイビングスーツにフィンを履き、酸素ボンベを背負ったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は完全装備で海に入る。完全視界によって暴かれた海の底は透き通っていて、とても綺麗であった。
「大丈夫? ほんとに水はきれい?」
心配そうな柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)に向かって、エトヴァが親指を立てる。
「問題ありませんよ」
「でも、海なんだよね? べたべたして気持ち悪くならないかにゃぁ……」
凪は両腕を自分の手で擦った。着衣水泳だけならまだいいが、さっきからそちらの方が気になっている。「多分大丈夫だろ」と口に出したのは晶だ。ダイビングスーツに着替え、ゴーグルの位置を合わせる。
「新宿海は海と言いつつ真水だし、全部じゃないみたいだけど、海から離した水が消えちまったって話もあるみたいだからな」
「ほぇぇ、そうなんだ!? 不思議な海だにゃぁ……」
凪は長い睫毛に彩られた大きな瞳をぱちぱちと瞬いた。レイは海面の前に立ち、遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)に手を差し伸べる。
「ささ、忽ちゃん、ボクにつかまって」
「おおきに~」
忽は安心してレイの体に掴まり、友達を頼りきって身を任せる。こうやって抱きかかえられているだけで目的地へ着けるなんて、なんという役得だろうか。
「それじゃ、いくよ」
だが、潜る直前、レイがフライトデバイスを起動したので嫌な予感を覚える。
「……へ? なにするきなん?」
「早く侵入口まで突入できた方がいいでしょ?」
まさか、と忽の表情が変わってゆく。
「またなん? またこういうヤツなん?」
「それじゃ、潜水開始!」
レイは海中へ飛び込むのと同時にフライトデバイスの出力を操作。ジェット噴射で大量の泡を吐き出しながら海中を一気に進んでゆくではないか。
(「ふぎゃあああああああああ!!」)
忽は必至で叫ぶのを堪え、レイの体にしがみついた。そんじょそこらの絶叫マシーンなんて目じゃないくらいの迫力である。
「よし、これで大丈夫……」
着替えや荷物と一緒に大事なノーパソくんを防水バッグの中にしまい込んだフィーアは、達成感のある顔でダイビングスーツの上からバッグを背負った。
「尻尾は……しょうがないか……」
諦念し、そっと海中へ――背中の九尾が幻想的に揺らめいた。照明効果のおかげで視界には困らない。
「(あっち?)」
フィーアは海中の奥を指差し、先行していたエトヴァが頷いた。幸いなことに、海中のどこにも異変はないようだった。
(「……海を泳いだのはいつ以来だろう」)
エトヴァの遠い記憶を水の皮膚感覚が呼び覚ます。あの紺碧色の海。胸が締め付けられるような、仄かな感傷……。ディアボロスたちは地下鉄の割れ目を見つけ、そこから線路内へ侵入する。そのまま真っすぐに100mも行くと次第に水の量が減り、駅に着くころには歩けるようにまで水位が下がっていた。
「ふぅー、ここが江戸川橋駅か」
晶は濡れた髪をかき上げ、崩れかけた看板を読み上げる。フィーアは水を吸ってしまった尻尾を両手でぎゅっと絞った。着替えを済ませてから真っ先にノーパソくんの無事を確かめ、ほっと肩の力が抜ける。
「何処かにコンセント無いかな、髪と尻尾乾かしたいな……」
きょろきょろと駅の構内を見回しながら、地上へ続く階段からぴょこんと頭を外に出してみた。それほど離れていない場所から聞こえる工事音やトラックの走行音。どうやら、この辺りは港湾事業が盛んでそのための労働者が集まってきているようだ。
公園の水道を見つけた凪は体を洗い流し、ようやく人心地ついた様子で水滴を拭い取る。
「すっきりしたにゃぁ。思ってたよりも全然汚れなくてよかったのだ……!」
「うぅ……はよ来年の夏が来てほしいなぁ……そしたら水着を新調するんや、とびっきり可愛いのをな~」
現実逃避しつつも、忽は周辺地区のマッピングを忘れない。私服に着替えたレイが器用に一般人へ紛れて集めてきた情報を「ふむふむ」と纏める。
「例の教会の場所、わかりましたよ。この辺の労働者には特に人気みたいで、知らない人はいないくらい」
レイの報告に、何時もの格好に戻った晶が頷いた。
「あとは、どうやって攻め込むかだな。正々堂々と正面からいくか、あるいは奇襲をかけるか……」
少し坂をのぼった高所にある教会は建物自体が十字架のような形をしており、明らかな異彩を放っている。正面入り口の他は僅かな窓が幾つかあるだけだ。側面の壁は急峻な角度をつけながら天井と一体化している。
エトヴァは髪の水気を拭った布を片付け、代わりに取り出した銃を両腰のホルスターへ装着する。突入のための装備を整え、目を閉じた。ここまでの道程は記憶した。帰り道に迷う心配はない。
「……さあ、作戦開始だな」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【完全視界】LV2が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
呉守・晶
さて、こっからは時間勝負だな!
警備を蹴散らし、さっさと天鎧を破壊しないとな
出来るだけ素早く、そしてウィリエルに教会の襲撃を気づかれないように……って、流石に後者は無理か
どうせ警備のトループス級と接敵した段階で何かしら連絡が行くだろうしな
なら、此処は任せて先に行け!ってとこだ
男としては一度は言ってみたい台詞とシチュエーションだな!
湾口労働者に紛れてギリギリまで近づいて、警備に止められた瞬間にランチャーボムスパイダーを召喚してぶっ放すぜ!
機械蜘蛛のランチャーからスフィアボムを発射しまくって警備や周囲を爆破して攻撃と同時に天鎧破壊に先行する仲間を隠す目晦ましにするぜ!
俺らもすぐ行くから無茶すんなよ!
「なんだ、お前も教会へ礼拝に行くのか? 見ない顔だが、新入りか」
「ああ、俺も救いってやつが欲しくてね」
呉守・晶(TSデーモン・g04119)は小十字教会へ向かう労働者と挨拶を交わし、そのまま一緒に建物の正門をくぐった。
(「おいおい、このままじゃ中まで入れちまうぜ」)
正門や正面玄関には警備中のトループス級である『撃滅のクヴァール』たちが武器を携えて立っているものの、こちらの正体にはまだ気づいていない。
どこまでいける――?
晶はできる限り、天鎧に近づいてみることにした。教会は中に入ってすぐに礼拝堂へ繋がっている作りだ。高い天井、荘厳なる祭壇。絨毯を踏みしめ、晶は真っすぐに天鎧が飾られている祭壇へ歩み寄る。
「お、おい……」
礼拝堂の席に着こうとしていた労働者が晶を止めようと声をかけた。
「どこまで行くんだ? おい、待てよ」
「生憎と、こっちは時間勝負なんでな」
天鎧まであと数メートルというところで、遂にクヴァールが動いた。
「お前、何をしている? その鎧に近づくな!」
「心配しなくても、俺の目的はそっちじゃなくて――」
刹那、晶の眼前に異空間より召喚されたランチャーボムスパイダーの爆撃に巻き込まれたクヴァールたちが悲鳴を上げる。
「お前らなんだよな!」
蜘蛛型のランチャーが放つスフィアボムの爆煙が礼拝堂に充満し、警備の目から天鎧へ迫るディアボロスたちの姿をくらました。
「敵襲だ、ウィリエルさまにご報告を!」
「そう来ると思ってたぜ」
晶はさらにランチャーをけしかけ、次々と繰り出す爆破で敵を足止める。
「此処は任せて先に行け! 俺らもすぐ行くから無茶すんなよ!」
大成功🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
新城・橙花
「固い鎧は一度思い切り叩いてみたかったんだよねっ」
大剣型呪刀【譲葉】を構えて気づかれるところまでは[忍び足]で近づく。
気づかれたら一気に[ダッシュ]+[突撃]で接近。
敵の攻撃は[光使い]で自分を隠しつつ[残像]で作った偽物に誘導して避ける。
そして接近出来たらパラドクス呪剣【護法一閃】
「天地神仏に願い奉る…我に邪を断ち切る刃を…斬!」
[両断][粉砕][強打][貫通撃]のセットで鎧の継ぎ目部分を力いっぱい叩きます。
もしかしたらエイティーンで成長した姿になっちゃうかも。
「待て、止まれッ!」
「残念、そんなこと言われたって止まれるわけがないじゃないっ!」
警備中のクヴァールが咎めると同時に、それまで忍び足だった新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)の動きが急に良くなった。教会へ踏み込んだ時からずっと構えていた呪剣を祭壇の天鎧へ差し向け、一気に突撃する。
「固い鎧は一度思い切り叩いてみたかったんだよねっ」
宙に浮かび、両腕を広げた天鎧の元から降りかかる火の粉。橙花は光を拡散して自分の身を見えにくくすると同時に残像を描いた。
「そっちは偽物だよ!」
火の粉に焼かれる分身を背に、護法一閃を発動――!
「天地神仏に願い奉る……我に邪を断ち切る刃を……斬!」
身の丈ほどもある剣を叩きつけられた天鎧の継ぎ目が軋んだ音を響かせ、装飾の一部にヒビが入るのを確認。
「挨拶代わりとしては上出来かな?」
十八歳の姿になって大人っぽくなった橙花はにっこりと微笑み、戦果に満足したように頷くのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
橡・広志
(心情)
クロノヴェーダ…奴らが何を考えているのかはわからねえ
だが東京で奴らの好き勝手にはさせねえ
必ず追い払ってやるぜ…
(行動)
「カチコミじゃぁぁぁーーーッ!!!」
殺意を隠さずに突入
「東京は人間のもんだ!」
敵を見つけ次第叫びながらパラドクスで殴るぜ
屋内での戦いを選ぶ
中にある物を利用して【地形の利用】、敵を分断しつつ引きつけ殴っていくぜ
敵の掴み技を警戒しある程度の距離はとりたい
逃げ道は常に確保しておく
天鎧に向かう味方などのために敵の注意を引きつけるようになるべく派手に暴れるぜ
かといってヤバければ逃げるなんて気は毛頭ねえ
たとえ俺が倒れても仲間がこの作戦を勝利に導いてくれるなら
前のめりに倒れるぜ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
天鎧へ向かった仲間から護衛の注意を引き離す
あちらへ妨害が届かないように引き付けよう
【飛翔】を発動、高速で近づき、不意打ちの一撃を見舞う
あなた方の相手はこっちだ
慈愛天使が戻る前に済ませよう
観察で護衛の配置と、状況を確認
仲間と連携を取り
多方向、死角から牽制射撃を加えて、一対多に持ちこませないよう立ち回り撹乱し
隙を看破した個体から、リングスラッシャーを叩き込む
味方への接近動作あればフラッシュ弾で援護
移動には飛翔の速度を利用
スピードで的を絞らせないよう立ち回り
攻撃動作を見たら、魔力障壁を展開し
身のこなしでよける
臨機応変に、現地の状況に応じて対処
もしも信者に危険が及びそうなら避難勧告を
フィーア・オルリア
んー体冷えたし、ちょっと運動してこようかな…
という訳で、クヴァールと遊んで来るね
こっちに注意が集まれば儲けものだし
先ずは地上で戦おうかな
風を切るのも寒そうだし
それに相手がこっちに突撃してくるなら、やりやすいしね
相手の行動パターンを観測し『情報収集』
それを元に敵の右手に掴まれないように『ダッシュ』で予測回避しながら反撃準備
ノーパソくん、【戦技002】起動
近付いて来た敵を竜巻で攻撃
飛んで火に入る夏の虫…
…火でも夏でもないや…まあいっか
飛び回るなら、範囲で巻き込んで攻撃したら楽
それに君の動きや癖は把握したよ
よっぽど奇抜な行動パターンを今考えない限り、こっちが追い詰める
さあ勝負勝負
アドリブ連携等歓迎
奉利・聖
ゴミが信仰だの何だのと、随分なことを仰る
大した思慮も持ち合わせてない廃棄物が存在していられるだけで有難いと思って頂きたいものです
これ以上何かしようものなら、消えてもらうほかないですね
顔面に貫手、ついでに首も捥ぎ取って確実に処理
ゴミもたまに役に立ちますね
まぁ、その程度の価値しかありませんけどね
ああそう、貴方が警備しているゴミですか
大層な魔力をお持ちですね…少々ください、魔力には困っているので
──『奪気功』
そんなに魔力を溢れさせてどうしたんですか?
<早業>と<ダッシュ>で一気に距離を詰め、左腕を掴みましょう
根こそぎ奪い取って無力化して上げます…これは後で使いますか
あぁ、魔力は頂いたので用済みです
――敵襲だ、と叫ぶクヴァールたちの横っ面を叩いたのは、もはや瞬間移動にも等しき高速飛翔によって敵陣へと飛び込むエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)の鋭き光環であった。
「いつの間に……ッ」
「よそ見をしている余裕があるとでも? あなた方の相手はこっちだ」
派手な音がして窓ガラスが割れる。捻じ曲がった鉄棒で割り砕いた破片を踏み越え、橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)の殺気に満ちた叫びが教会内にこだました。
「カチコミじゃぁぁぁーーーッ!!!」
「なッ……」
あまりの殺気と形相に怯むクヴァールの顔面に振り抜いた鉄棒を食らわせる。とっさに手ごろなテーブルを足場にして跳躍、天井が高いことを利用した頭上からの強襲に対応しきれなかった相手は悲鳴と共に壁まで吹き飛んだ。
「……ふむふむ、どうやらあれがリーダーみたい?」
ノーパソくんの弾き出した敵の行動パターンを分析した結果、フィーア・オルリア(大流行・g05428)は指揮官らしき個体を特定完了。
「あれが指示を出して連携を取ってるってことか……わかっちゃえば、簡単簡単」
フィーアはあらかじめ予測していた攻撃をダッシュで躱しながら突破した。髪一本触れさせることなく駆け抜けた後でくるりと振り返り、ノーパソくんにパラドクスの発動を要請する。
「竜巻……ッ!?」
吹き荒れる暴風が螺旋を描きながらクヴァールを呑み込み、一緒に巻き上げた礼拝堂の装飾物ごと破壊する。
「飛んで火に入る夏の虫……自分で言ってて何だけど、火でも夏でもないや……まあいっか。冷えた体もあったまってきたし、もう少し遊んであげる」
「おのれ――」
頭に血が上ったクヴァールの巨大なる義手の右腕に掴まるより早く、奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)の右手が敵の左腕を捩じり上げた。
「馬鹿な、早過ぎる……ッ」
「生憎と、スピードには自信があるので」
一瞬の早業とダッシュで接敵を果たした聖はにっこりと微笑んだ。けれどそれは一瞬だけで、すぐに褪めた視線で敵を見据え直す。
「ゴミが信仰だのなんだのと、随分なことを仰る」
「なんだと?」
「貴方達は大した思慮も持ち合わせてない廃棄物だと言ったんです。存在していられるだけで有難いと思って頂きたいものです……ね!」
ぐっ、と腕を掴む手に力を込めると、一気に相手の生命力が流れ込んでくる。逃げようと暴れるのを押さえつけ、根こそぎ奪い取るまで離さない。
「うあ、あ……!」
「……これは後で使いますか」
聖は用済みの体を投げ捨て、エトヴァはフラッシュ弾を敵の足元へ撃ち込み仲間が取り囲まれないように支援した。
「くッ――」
「単調だな」
敵の本拠地だというのに、翼を使って縦横無尽に戦場を攪乱するエトヴァの方がこの場所に似つかわしい気さえしてくるから不思議である。
「ぼうっと見ている暇があるのなら、避難したらどうです?」
「え、あ……」
信者たちはどうしていいのか分からない様子で顔を見合わせ、それでも気圧されたように祭壇から遠ざかった。別の場所を警護していたクヴァールの集団が礼拝堂内へと雪崩れ込むのを捉えたエトヴァが、青い瞳を細める。
「どうやら、あれが最終便のようだな」
「掃除のし甲斐があります」
聖は敵の勢いを殺すように、戦場へと飛び込んだクヴァールの顔面へ貫手をお見舞いする。もぎ取られた首が赤い絨毯の上を毬みたいに跳ねた。
「お次はどなたです? これ以上何かしようものなら、消えてもらうほかないですね」
「――くそッ!」
「おいおい、大雑把な攻撃だなあ?」
広志の頭上を巨大な義手が空振ってゆく。近づき過ぎなくて正解だな、と。敵の注意を引き付けるのに最適な間合いを保ちつつ、派手に動き回って敵の目を引き付け続ける。
「東京は人間のもんだ!」
正直、クロノヴェーダが何を考えているのかは未知数だ。けれど、そんなものはどうでもいい。ただ、むかつくのだ。
「何の権利があってこの東京を荒らしてやがる? これ以上好き勝手にはさせねえ、出て行けよこの街からよ……!」
圧倒的な気迫、東京とアートへの矜持に突き動かされる広志の叫びはそれこそ心底から轟く魂の叫びであった。
(「たとえ俺が倒れても仲間がこの作戦を勝利に導いてくれるなら」)
俺は喜んで、前のめりに倒れるだろう。
スイングした鉄棒がなぎ倒すクヴァールを追撃するエトヴァの光輪。殺到するそれらが直撃するス寸前、敵の左腕が膨張して魔力の奔流を為して襲いかかる。
「もう、君の動きも癖も把握済み」
フィーアはちょっとだけ呆れたように唇をとがらせ、ダッシュで迂回。エトヴァは魔力を壁代わりに構築し、受け流すような身のこなしで難を逃れた。
「ノーパソくんの分析を上回るほどの奇抜な行動パターンをアドリブできる対応力が、果たして君にあるかな……?」
フィーアの竜巻が天井付近まで一気に渦巻いた。傍若無人な風が止んだ時、動いているクヴァールはいない。フィーアはノーパソくんを抱えたまま小首を傾げ、呟いた。
「勝負あり、と」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【避難勧告】がLV2になった!
【狐変身】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV2が発生!
柳谷・凪
寒中水泳までしてここまで来たんだからさっさと目標の厄介な天鎧を破壊しておくんだよ。
自立行動されると厄介だから速攻で弱点の継目を狙って全力攻撃するんだよ。
「今のボクの全力の一撃なのだ。」
完全に壊れるまで連撃を叩き込むのだ。
「これで天鎧破壊は完了だね。あとはボスと取り巻きを倒して帰るんだよ。」
レイ・シャルダン
引き続き忽ちゃんと一緒に。
1人だとボクっ子
人と話す時は私っ子で敬語です。
絡みやアレンジも歓迎です。
あれが、天鎧!
イメージが付かなかったんだけど、まんま鎧なんだね。
自分で動いて、守って攻撃して…。
ハッキリ言ってほしいです!
です!
天使のやつがうらやましい…!
とか言ってる場合じゃないか、それじゃあ行くよ!
フライトデバイス『アクロヴァレリア』含む全ての武装を起動する。
宙を駆けながら天鎧に対し一斉掃射
【情報収集】により天鎧の行動パターンを読み取り
スカイレイダーを発動させ弾幕の矢を降らせよう!
チャンスがあれば破片を持ち帰ろう。うん。
遠遠・忽
アレンジ・絡み歓迎や
今回もレイちゃんといくでー
羨ましがるんかーい!
欲しいんかーい!!
……ちゃんと本気で攻撃するんやで?
折角やから連携攻撃や!
「私の弾幕に合わせて忽ちゃんが継ぎ目を狙撃するとか」
狙撃?うちが?(全身図で持ってる武器がメインウェポンです)
……。
継ぎ目に!柄の先を!どーん!
あかん、牽制と本命、これ逆の方がええんちゃうか!?
クラマ・レインコート
隠密作戦で、その上に相手は鎧ね……ふーん。
確かに俺は非力な方さ。真正面からカチあったら力負けする程度にはな。
でもな、そんだけなんだよ。お前さんらが俺に勝ってるのは。
陽動は他に任せ暗殺者らしく闇に紛れて背後より忍び寄り、弱点を突き刺す。
気付かれたのならば、そのまま組み伏せて継ぎ目を狙う。
無駄な場所を狙う理由は皆無、暗き刃を疾らせる。
介者剣術って知ってるか?
簡単に言えば対甲冑に特化した剣術でな。
俺の[介者崩]は、それを柔術に落とし込んだ技なんだよ。
天下無双の達人でも入ってるならまだしも、自動操縦如きなら目ぇつぶってても何とかできる自信あるぜ?……じゃ、大人しくブッ壊れてもらうぞ。
アドリブ・連携歓迎
「おぉ……!」
レイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)の零す感嘆の吐息は、中が空洞のままに戦い動く天鎧への賛辞であった。
「ハッキリ言ってほしいです!」
「って、羨ましがるんかーい!」
突っ込む他ない遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)の気持ちはさもありなん。レイは真顔で頷くのだ。
「です!」
「そこまで欲しいんかーい!!」
息荒くしつつ、忽は眼鏡の位置を両手で直す。まずい、このままでは戦う前に疲労感が限界を突破してしまうのではないか。
「……ちゃんと本気で攻撃するんやで? 約束やで?」
「はい! それじゃあ行きますよ!」
レイの背中でアクロヴァレリアが目覚め、宙に浮かぶ天鎧の更に上を取る形で制空権を取った。クラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)の姿は戦場のどこにも見つからない――否、既に闇へ紛れているのである。
(「ふーん……隠密作戦の上に相手は鎧、ね」)
隙だらけの背中を眺め、クラマは意味深に独り言つ。他のディアボロスが同時に陽動へ回ったおかげで、警備のクヴァールたちにはこちらを迎撃する余裕がない。
「――チャンスなのだ」
柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)の全身を闘気が包み、激しい踵落としが炸裂する。不意打ちを食らった天鎧はよろめき、クラマは一切の迷いなくガンブレードを突き刺した。狙うは弱点のみ。あまりにも迷いのない、必要最低限の動きだけで穿つ技であった。
「なあ、介者剣術って知ってるか?」
中身のない鎧は軽く、軽々とクラマの柔術によって地面へと組み伏せられてしまった。
「簡単言えば、対甲冑に特化した剣術……俺の介者崩は、それを柔術に落とし込んだ技なんだよ」
そして、二段構えの“本命”が天鎧に襲いかかる。クラマは引き伸ばした敵の関節、即ち鎧の継ぎ目に狙いをつけるなりひと思いに刃を振るった。
鋼の割れ砕かれる音は、思いのほか鈍く響く。
たとえこの身が非力な方であろうと、己を生かし敵を殺すことは十分過ぎるほどに可能であるのだと。力負け? 正面からやり合えば確かにその通りかもしれない、が――クラマは微笑み、いいことを教えてやる。
「逆に言えば、お前さんらが俺に勝ってるのはそれだけってことさ。残念だったな、中に天下無双の達人でも入ってるならまだしも、自動操縦如きなら目ぇつぶってても何とかできる自信あるぜ?」
その証拠に、天鎧がいくら暴れようとも技を極めたクラマの体はびくとも動かない。
「今のボクの全力の一撃なのだ!」
組み敷かれ、身動きの取れない敵へと凪は手加減なしに攻撃し続ける。一発入るごと、天鎧の装甲に走る割れ目が無数に広がっていった。
「時間だ、そろそろブッ壊れちまいな」
クラマが告げると同時、空中で全武装を解き放ったレイの影がまるで巨大な要塞のように礼拝堂の床に描き出される。スコープに表示された情報分析の結果は上々。
「なるほどー、ほんとに大天使そっくりに動くんだね。うらやましい……! 忽ちゃん、息の合った連携というものを今こそ見せつけてやりましょう!」
「よっしゃ! どないするん?」
「そうですね、私の弾幕に合わせて忽ちゃんが継ぎ目を狙撃するというのはどうです?」
「狙撃? うちが? これで?」
忽はきょとんと謎の巨大球体武器を手に首を傾げた。
「いきますよ!」
「え、ちょ、待ッ……」
制止を振り切り、天井ぎりぎりまで飛翔したレイの番えた矢が標的を捉える。その目が獲物を狙う鷹の眼になっているのを忽は見た。隙あらば、破片だけでも自分のものにしようという野心に満ちた視線であった。
「それゆけ、スカイレイダー!」
レイの手元を離れた一本の矢は無数に分裂して嵐が如く地上へと降り注ぐ。激しい矢嵐が立て続けに天鎧を襲い、釘付けにする最中に忽が動いた。
「ええい、継ぎ目に! 柄の先を!」
――どーん! と破れかぶれでぶっ刺した。
「あかん、これ逆の方がええんちゃうか!?」
「のーぷろぐれーむ! 見てください、鎧が!」
ほんとだ、と凪が声を上げた。
「一気に砕けてく……!! これで天鎧破壊は完了だね。あとはボスと取り巻きを倒して帰るんだよ」
「あれは……!?」
敵襲の報告を受け、急ぎ教会へ戻ったウィリエルもまた同じ光景を見ていた。天鎧が破壊される輝きは教会の天井や壁をすり抜けて空へと放射される。
「ウィリエル様!」
「ああ、何ということでしょう……」
「しっかりなさってください、ウィリエル様!」
「……大丈夫です。ええ、私がしっかりしなければ……それで、ならず者は何処に?」
信者たちが縋り付くのを怒鳴りつけたい気持ちを抑え、ウィリエルは弱弱しく微笑みかけながら尋ねた。信仰心を喪うような行為は命取りだ。
慈愛天使はいつどこでも、穏やかな微笑みを浮かべていなければならない。嘘も涙も駆使して、情を引く。それがウィリエルの力の源なのだから……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【完全視界】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
レイ・シャルダン
最後も忽ちゃんと一緒だよ。
アレンジや絡みも大歓迎です。
ふふ、一生懸命取り繕うとしても
君の怒りはビンビン感じるね!
ボクが君の立場だったら叫び声あげてたよははは。
ちなみにあの素敵な鎧は自作ですか?
皆着てみたいよね?
(コホン)
引き続き空を駆けて敵と戦おう!
忽ちゃんに敵が引き付けられている間に
敵とボクの間に3つの魔法陣を描く
そして中心に向かって渾身の矢を放つ。
【eins】どこまでも敵を追う、追尾の加護
【zwei】矢の魔力量を肥大化させる力の加護
【drei】流星の如き加速の加護
ボクの特別だ!
ドンナーランツェ!!
敵の攻撃には【一撃離脱】を使用し
攻撃範囲からの退避を試みる。
奴崎・娑婆蔵
●SPD
天鎧とやらはオシャカになりやしたか
せいぜい身一ツでの喧嘩を愉しもうじゃァありやせんか、そちらさん
手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
八ツ裂きにしてやりまさァ、天使様よ
・『トンカラ刀』を抜刀、妖刀の宿す呪いの囁きへと深く意識を沈ませる(呪詛+精神集中)
・この妖刀は、担い手へと只々「トンカラトンと言え……トンカラトンと言え……」と語り掛けて来る
・なんなら「トン、トン、トンカラトン……」って歌いもする
・己以外が手に取ればたちまち狂気に見舞われよう、この妖刀――
・この呪いを以って敵の歌声をシャットする!
・剣で斬り掛かるに交え、出し抜けに足元より繰り出す【斬影刃】で不意を突かん
遠遠・忽
アドリブ&絡み歓迎や!
今回もレイちゃんといーくーでー!!
「意外と上手く行ったので柄で突くという戦法に目覚めた遠遠・忽です」
かーらーのー!
「まあ、ぶん殴った方が速い&強いけどなぁ!!」
閃光で目を焼いて来るっちゅーハナシやから、最初から仕込みを入れとるねん
【完全視界】で対応や
……まあパラドクスの効果やから完全に防いだりはできへんやろけど
演出的には!いや、気休め的には!
さっきはトドメもらったから、今度はレイちゃんの援護に回るで
大技の時間稼ぎして決めやすいよーにぺちぺちっと気を逸らすんや
新城・橙花
他の人と共同して攻撃開始。
最初から戦闘だから口調は冷酷モード。
「残りは貴方だけですね」
火を飛ばしてくるみたいだから[衝撃波]で弾き飛ばしつつ[オーラ操作]+[結界術]で防御。
延焼は[火炎使い]で鎮火させます。
後は[ダッシュ]+[突撃]で接近、大剣型呪刀【譲葉】を抱えて[両断]。
後は隙を見て
「翼持ちし者は地に落ちるが定めです」
と言いながらパラドクス呪剣【金剛豪閃】。
「我纏うは金剛力士が剛力。吹き飛べっ!」
武器をフルスイングして全力で吹き飛ばします。
石心・リーリャ
・仲間との連携、アドリブ
大歓迎!
・心情
やっかいな天鎧も仲間が破壊してくれたし、後はボスキャラだけってわけね!
殴り合いならうちも混ぜてよね!
・行動
大天使ウィリエルの姿を見つけたら、まずは一発お見舞いするよ!
パラドクス【朧星】で、グラップルチェーンを壁や柱に打ち付けて、勢いをつけてから一気に突っ込んでいくよ。
「泳いできたから身体がちょい冷えててさ。ウォーミングアップがてらまずは一発ぶった斬らせてもらうし!」
大天使ウィリエルとの戦闘のついでに、鎖鋸で壁や柱も切り刻んで教会も破壊していくよ。
「あとは大天使サンをぶちのめして、ついでにここをぶっ壊せばいいんでしょ!楽勝じゃん?」
呉守・晶
よぉ、少しばかし遅かったな!
頼みの綱の天鎧は破壊したし、此処を護衛してた部下も全滅したぜ
後はお前だけだが、それでもやるのか?
まぁどの道、逃がしはしないけどな!
チッ、小さな火の粉だが、それだけに避けづらいな
なら、こうだ!
礼拝堂の椅子をぶん投げたり、スフィアボムやバグ・ソーを放つぜ
パラドクスでないからこれらがダメージを与えることはないが、火の粉を散らしたり無駄撃ちさせたりは出来るはずだ
火の粉が減ったら突撃だ!
スカジャンを脱いで片手で広げ投げて火の粉への最後の盾にして、同時に魔晶剣アークイーターの封印を一部解いて巨大な牙や口のような異形の大剣に変異させて斬りかかるぜ!
喰い千切れ、アークイーター!
奉利・聖
…天使、天使ねぇ
どれだけそれらしく振舞おうと、結局は人の文明を侵略するゴミでしょうに
綺麗な言葉でそれらしくするの、センス無いですよ
ご自慢の天鎧が無いなら、そこらのゴミと変わりありません
綺麗にして差し上げます
……あぁ、そう。歌ですか。
じゃあいいです、聴覚を潰して聞かないようにします
別に苦痛の類は感じないので、構いませんよ
終われば治りますし…ゴミの鳴き声は不愉快ですので
【飛翔】で一気に距離を詰めて、その身体に<連撃>
触れる度にその身は滅びに近づいていきますよ──『朽気功』
身体の端から消えていく感覚を、存分にお楽しみください
それでは、さようなら…不愉快なお姿を見られなくなって、爽快な気分ですねぇ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
――裁きは誰に下されようか
駆け込んできたウィリエルのその表情を見る
……『天使』には程遠いな
ああ、人々を惑わし
信仰を利用することだけは
看過できないのだと、対峙する
自然の光浴びて
慈愛天使を見据え、歌う
透徹の眼差しと真摯に秘めるは、胸の底にある怒り
地の底より来る軍勢を以って裁きを
相手に攻撃動作あれば、己の歌声で相殺を
両中指の指環から展開する魔力障壁の黄金の荊と
ピアスの囁きが正気を保ってくれるだろう
信者達よ、目を啓け
あなた方はその目に何を見る?
こちらは多勢だが、油断せず戦況を観察し、両の銃を手に
誰一人深手を負わぬよう、戦闘が終わるまで仲間の援護に回ろう
柳谷・凪
絡み・アドリブ歓迎
切り札の天鎧も破壊したし、あとはウィリエルを倒して凱旋するのだ。
まさか空っぽの天鎧より弱いなんてことは無いよねぇ?気合い入れていくんだよ。相手が怒り狂ってたら容赦なくその隙を突いていくのだ。
そっちが歌声で戦うならボクは奉納艶舞で戦うんだよ。天使であろうとボクの舞で魅了して見せるのだ。
「ボクの舞に見惚れてる間に皆で畳みかけて欲しいんだよ。」
橡・広志
「黒幕はてめぇか!
天鎧なんて、妙なモンを持ち込みやがって…
てめぇは俺と、ディアボロスが倒す!
その目論見もここまでだ!」
まず勢いのままに肉薄し打ちかかる
だが、少ししたら一旦距離をとるぜ
今回は仲間も多い
自分への注意もそれだけ少ないはずだ
ヒット&アウェイで隙を突いて攻撃を入れていくぜ
【エアライド】で跳躍しつつ空中の【フライトドローン】に身を隠し
その隙に死角へと回りこみ一撃
その際【強運の加護】も当てにするぜ
【落下体勢】もあることだし可能な限り高くまで跳ぶ
敵から狙われたらドローンやその場にある障害物に身を隠して凌ぐぜ
「俺達がいる限り、東京で好き勝手はさせねえ!」
フィーア・オルリア
あざとい系…
守りたい系で信者ゲット作戦
それなのに翼は黒いんだ
胡散臭いね
まあ、どうでもいいや
あとは君を倒したらお仕事終了
さっさと倒して帰って体温めたい
目を焼く光
面倒臭いから…フライトドローン使用
物陰に隠れるように戦場を移動しながら、ウィリエルとは直に対峙しないように私は移動
フライトドローンにはウィリエル周辺の位置情報をリアルタイムで『情報収集』させよう
前衛は皆にお任せ
ノーパソくん、フライトドローンとリンク
敵の位置情報把握、【戦術術式03】起動
圧縮した風の塊を生成、フライトドローンが収集した情報を利用して軌道を設定
設定に合わせて術式を走らせ、風の『誘導弾』でアタック
偽物の涙ほど醜いものは無いよ
クラマ・レインコート
いつでもお手軽に使える最強の手段。
そんな手段を持ってるやつほど「不測の事態が起こって使用不能になったら」を考えて、入念な対策しとくもんさ。
カハハッ!お前さんはそれを怠って、箱庭でサル山の大将気取ってたわけだ。
そんな間抜け晒すやつなら、死んでも仕方ないわな。
ひたすら怒りを煽って、慈愛の天使の化けの皮を剥がしてやる。
もっと醜い本性を晒しな。信仰に殉じる使途のままじゃ死なせねぇよ。
思考を蕩かせようが体に染みついた技巧は、抜けやしねぇもんでな。
こうなった場合の無意識の戦い方も散々仕込まれてきたもんでな。
誰も[死神の影は捉えられない]で背後から【忍び足】で闇討ちの【暗殺】だ。
あばよ。
【連携アドリブ歓迎】
「黒幕はてめぇか! 天鎧なんて、妙なモンを持ち込みやがって……」
多数の信者を引き連れ、礼拝堂へと駆け込む黒翼の大天使がウィリエルであるのは橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)にとっても一目瞭然であった。
「てめぇは俺と、ディアボロスが倒す! その目論見もここまでだ!」
――跳ぶ。
エアライドで空中に足掛かりを作り、フライトドローンの陰に入ることでウィリエルの撒き散らす火の粉の直撃を躱す。
「礼拝堂という場所が仇になりましたね……こう天井が高くては、とても追いきれない」
「仇だって? ハッ、逆さ。俺はどこでだって何でだって、自分のメリットに変えてテメェの意表を突いてやっただろうよ!」
広志は出会い頭の一発を見舞って即座に離脱、入れ替わりで呉守・晶(TSデーモン・g04119)の投げつけた椅子がウィリエルの手元を打ち据えた。
「そのようなものが効くとでも?」
「でも、ちゃんと気は引けただろ?」
晶は不敵な笑みを浮かべ、スフィアボムという自走式の爆弾とバグ・ソーという円盤ノコギリをけしかける。こいつらは利口な発明品だ。
「戻ってくるのが少しばかり遅かったな! 見ての通り、頼みの綱の天鎧は破壊したし、護衛してた部下も全滅したぜ。後はお前だけだが、それでもやるのか?」
「小癪なことを……ッ」
それは鋭い脚でウィリエルに張り付くと、次々に爆発。爆風で火の粉が払われ、僅かな道が開ける。その花道を石心・リーリャ(アンチェインド・サイレンス・g04371)が鎖鋸を手に駆けた。
「殴り合いならうちも混ぜてよね!」
唸りを上げてオーバーロードする鎖鋸がジェット噴射の代わりとなって、リーリャの背を前へと押し出す。勢いに任せて射出した無数のパズソー付きグラップルチェーンを教会の壁に取り付かせ、たんっ、と壁に足の裏をつける。
「泳いできたから身体がちょい冷えててさ。ウォーミングアップがてらまずは一発ぶった斬らせてもらうし!」
「く――!」
まさしく、一瞬で音速を超えた乱舞がウィリエルを中心にして実行されたのだ。
「なんて、禍々しい――赤黒い、光だ……ッ」
新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は素早く、最短距離を駆けてウィリエルの元へ向かう。襲いかかるはずの火の粉は橙花の操る衝撃波によって矛先を変えられ、残滓だけが結界のように展開した気膜の表面を僅かに掠めてゆくのに過ぎない。
「残りは貴方だけですね」
両手で掴んだ大剣を、橙花は豪快に振るった。真一文字の剣閃はウィリエルを両断するかの如き激しさで彼を屠り、甲高い悲鳴を上げさせるのだった。
「あぁッ……」
「ウィリエル様!!」
わざと涙ぐむその面を、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はひどく冷めた眼差しで見る。
「……『天使』には程遠いな」
「なッ、もう一度言ってみろ!」
反論した信者にエトヴァは言った。
「ああ、人々を惑わし信仰を利用する……果たして裁きは誰に下されるべきなのか、今ここではっきりさせようじゃないか」
ウィリエルは品定めするかのような眼差しでエトヴァを見つめ返し、呟く。
「ほう、あなたも天使なのですか。しかし、この教会にそれは私ひとりいればよいのですよ」
「そうだそうだ!!」
斉唱する信者たちの顔色はすぐに変わった。エトヴァの――教会の窓から差し込む自然の光を浴びながら歌い紡ぎあげる物語の荘厳さに“本物”を見てしまったからだ。
「信者達よ、目を啓け。あなた方はその目に何を見る?」
「う……」
怖じる彼らをウィリエルの縋る声が引き留めようと、なじる声色で被せにかかった。
「皆さん、まさか……私よりもその者を信じるというのですか?」
ぎくりと信者たちが互いの顔を見合わせた時、クラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)の哄笑が礼拝堂に響き渡る。
「――誰だ!?」
「いつでもお手軽に使える最後の手段」
それが、例の天鎧を指すのは明白であった。クラマはわざと煽るような流し目をウィリエルに投げかけて曰く。
「そんな手段を持ってるやつほど、『不測の事態が起こって使用不能になったら』を考えて、入念な対策しとくもんなんだがねぇ……カハハッ! それを怠ったお前さんは箱庭でサル山の大将を気取ってたも同然ってわけさ」
「……ッ」
ウィリエルの白磁の頬に朱が走った。
「な、なんですって? サ、サル山の……何と言いました?」
わなわなと震え出すのを、クラマはおかしそうに笑い飛ばす。
「そんな間抜け晒すやつなら、死んでも仕方ないわな。なあ、サル山の大将――」
見る間にウィリエルの顔が歪み、それを抑えようとする表情の筋肉がぴくぴくと震えた。
「……いますぐに撤回しなさい。そうすれば、赦してあげましょう」
「撤回? 面白いことを仰る。むしろもっと思い知らせてあげましょうか」
奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)は顎に手を当て、口ずさむように呟いた……天使。浅はかな策略には吐き気さえ禁じ得ない。
「どれだけそれらしく振舞おうと、結局は人の文明を侵略するゴミでしょう? 綺麗な言葉でそれらしくするの、センス無いですよ」
「貴様らっ、ウィリエルさまを侮辱するな――」
「おどきなさい!」
憤慨して庇いに入った信者を、ウィリエルは乱暴に突き飛ばした。こめかみに青筋が立っている。牙を剥いた形相は天使というよりも鬼のようだ。
「カハハッ! 化けの皮が剥がれたな。どうせならもっと醜い本性を晒しな。さあ、もっとだ! 信仰に殉じる使途のままじゃ死なせねぇよッ」
「おのれ、私を侮辱したこと、絶対に、後悔、させてやる」
迸った無数の羽根を、フィーア・オルリア(大流行・g05428)はフライトドローンの背後を通り抜けることで器用に躱しつつ呆れたように肩を竦める。
「あざとい系……守りたい系で信者ゲット作戦もおしまいだね、くわばらくわばら」
ウィリエルの本性を目の当たりにした信者たちの動揺はフィーアから見てもかわいそうなくらいだった。最初から翼の黒さが胡散臭さ満載だったでしょ、とため息をついて。
「まあ、どうでもいいや。さっさと倒して帰って体温めたいし、お仕事しよっと。ノーパソくん、いつものやつお願い」
フィーアはフライトドローンにノートパソコンをリンクして情報を共有。礼拝堂の至るところに浮遊するドローンのカメラがウィリエルの所在をつぶさに捕捉していた。障害物を見通し、即座に割り出した座標が画面に映される。
「どうしました? 逃げてばかりではいつになっても私は倒せませんよ」
なんとか怒りを堪えようとするウィリエルだが、取り繕おうとすればするほどボロが出るだけだ。レイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)は怒りの火種をくすぐるような笑い声を立てた。
「ふふ、無駄ですよ。君の怒りはビンビン感じます! ボクが君の立場だったら叫び声をあげてたに違いない! ははは!」
「ぐッ……」
「ちなみにあの素敵な鎧は自作ですか?」
「あ、あれはこの小十字教会が賜った大切な象徴で……」
「あれかっこいいですよね、皆も着てみたいですよね?」
「私の話を聞きなさい!」
「あ、あかん……レイちゃんてば無自覚に敵を煽り過ぎやろ……お、おーい! 引き付け役はうちの番やでー!?」
こっちやこっち、と遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)は巨大な球のついた鈍器を逆さに持ってウィリエルと対峙する。
「意外と上手く行ったので柄で突くという戦法に目覚めた遠遠・忽です」
きちんと自己紹介してから、「たぁッ!」と騎兵よろしく柄の方を突き出して攻撃――とみせかけてかーらーのー!
「まあ、ぶん殴った方が速い&強いけどなぁ!!」
「な――」
直前で軌道を変えた全力のフルスイングがウィリエルを豪快に殴り飛ばした。
「く、このッ……」
「おや、天鎧とやらはオシャカになりやしたか」
破片が飛び散る絨毯を、奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)は肩で風を切るような風情で歩み寄る。
「ならばせいぜい、身一ツでの喧嘩を愉しもうじゃァありやせんか、そちらさん」
娑婆蔵が抜き払った刃が照明を反射して閃いた。どこからか呪いの囁きが聞こえてくるのが、わかるだろうか……トン、トン、トンカラトン……。
「トンカラトン?」
うっかりと、ウィリエルがその詞を口にした。
「仰る通りでさァ」
頷き、名乗るは剣鬼の異名だ。
「手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』。八ツ裂きにしてやりまさァ、天使様よ」
それはまさに奇妙な光景であった。ウィリエルの歌声に混ざって時折聞こえる妖しの囁き……トンカラトンと言え……トンカラトンと……。
「そら、トンカラトン――」
嘯くように歌う娑婆蔵に刀傷を負わされたウィリエルは負けじと声を張り上げる。
「くッ、私の慈愛の歌声がこのような奇怪な歌に押されるはずがない……! ええい、その刀を黙らせなさい!!」
怒りに我を失ったが最後、柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)はその隙を逃さなかった。薄衣だけを身に着けた煽情的な衣装で軽やかに戦場を舞い踊る。
――奉納艶舞。
凪は薄っすらと微笑み、ウィリエルは魅入られまいと唇を噛み締めた。
「まさか空っぽの天鎧より弱いなんてことは無いよねぇ、大天使さま?」
「当然ですッ!」
「頭に血がのぼってっと、何も見えなくなっちまうぜ!」
とっさに振り返るウィリエルが思っていたよりも高く、遠く広志は跳んでいた。“強運”を証明するようにちょうど窓から日が差して敵の目をすがませる。
「俺達がいる限り、東京で好き勝手はさせねえ!」
「ぐッ……」
落下の勢いを乗せたバールを死角から食ったウィリエルはもんどりうちながらも火の粉を迸らせた。これを広志はあらかじめ後方へ退いておくことで回避し、前転しながら机の下に潜り込んで難を逃れる。晶は脱いだスカジャンを盾に変え、一気に敵の懐へ飛び込んだ。
「目覚めろ、アークイーター!」
貪るような牙に肩を食いつかれ、ウィリエルが苦悶の呻きを上げる。容赦するつもりなどさらさらないので、晶はさらにそいつをけしかけた。
「骨ごと食い千切ってやれ!」
「ぐあッ!!」
「そこだ、くらっとき――ッ!!」
鋭い弧を描き、至近距離へ飛び込んだリーリャの手元で闇のように暗い赤光を纏った鎖鋸が荒ぶった。柱ごとウィリエルを薙ぎ払い、壁に切り取り線のような傷痕を刻み付ける。
「うわあ!!」
「巻き込まれなくなかったら、さっさと逃げる! あとは大天使サンをぶちのめして、ついでにここをぶっ壊せばいいんでしょ! 楽勝じゃん?」
リーリャは信者たちを追い払い、徹底的に教会を破壊し始めた。半ば穿たれた状態の壁はチェーンを射出しただけで崩れ落ち、崩落した天井から降り注ぐ柔らかい太陽の陽射しが呆然と立ち尽くすウィリエルの所在なさをより強調するのだった。
「な、なんということを……」
「翼持ちし者は地に落ちるが定めです」
ウィリエルに皆まで言わせず、呪剣を振りかざした橙花はそれをぐっ、と一瞬だけ力を溜めた後で豪快に叩きつけた。
「我纏うは金剛力士が剛力。吹き飛べっ!」
「くッ――」
壁に背をぶつけ、呻くウィリエルに襲いかかる忽の鈍器。
「やっぱ殴るんが性に合っとるわ! って眩しッ!? いや、何もせんよりはきっと演出的にあるいは気休め的にマシなはず――ッ」
少なくとも、逆光で何も見えないというような事態とは縁がない完全視界の恩恵を信じて忽は「この、このッ!」と殴りかかった。
「こ、こいつ……しつこいッ――」
「お褒めの言葉をおおきに!」
忽が奮闘している頃、レイは上空にいた。穴の開いた天井から外へ出て、空を背に咳払いをひとつ。弓を構えると同時に――【eins】どこまでも敵を追う、追尾の加護――1つめの魔法陣が展開。
「【zwei】――矢の魔力量を肥大化させる力の加護」
矢を番え、打ち起こすのに合わせて2つめが始動。
「そして、【drei】流星の如き加速の加護――」
限界まで引き絞り、放つは閃星の一矢。
「ボクの特別だ! ドンナーランツェ!!」
「な――」
すたこらさっさと逃げる忽と、取り残され流星の如き一撃に呑まれるウィリエル。ぼろぼろになりながら立ち上がるその目に凪の凛として舞う姿が映った。
「そろそろ観念したら?」
「それはこちらのセリフですよ……!」
だが、口ほどにはウィリエルの歌声には力がない。凪は力強く舞い続け、エトヴァも己の歌声を高めつつ、指輪から解き放たれる黄金の荊で魔力障壁を編み上げる。
「ボクの舞に見惚れてる間に皆で畳みかけて欲しいんだよ」
「援護します。誰一人とて、深手を負わせたりはしない」
両手に銃を携えたエトヴァは、ピアスの囁きに耳を傾けながら請け負った。
そして聖は現在、ほとんど無音の世界にいる。ウィリエルが悔し紛れに何かを叫んだようだったが、物理的に聞こえないし興味もないので聞こえないのは都合が良かった。どうせ戦いが終われば治るものだし、苦痛の類は感じないので問題ない。
「!?」
ひとっ飛びに距離を詰められたウィリエルの驚愕に歪む顔。聖が拳を打ち込む度にそれは苦悶の様相へと移り変わる。
……朽ちる。
その現象は本能的な恐怖を与えるようだった。最初は指先、次第に腕を這い上がってすぐに心臓まで朽ち果てる。聖の唇が微かに動いた。
「――れでは、さようなら」
「があッ……」
前触れなく、娑婆蔵の足元から躍り上がった影刃が朽ちたウィリエルの両腕を狙って斬り飛ばす。本体へ襲いかかるのは本命の剣閃だ。八つ裂きの名に恥じぬ乱れ斬りの裏でクラマが忍び寄っている。ウィリエルの血を吐きながらの歌声もその歩みを止めるには至らず。
「な、なぜ……なぜ動けるのですか……!!」
にやり、とクラマが笑った。
「お前さんには分かるまいさ。他人を口先だけで支配し、自分はのうのうと楽をして教主を気取るようなやつには一生、な。体が覚えるまで散々仕込まれてきた技能は無意識にだって扱える」
闇より放たれる暗殺の一撃、素早く斬り上げられた刃がウィリエルの首を抉って血潮が噴き出す。
「あばよ」
ノートパソコンの解析が間に合った。フィーアは戦術術式03を起動、データの集大成として生み出された風の塊を誘導弾に変え、ウィリエルを討った。
「ぐッ――!?」
黒い羽根が散る。
フィーアはノートパソコンを閉じて、幕引きの言葉を紡いだ。
「偽物の涙ほど醜いものは無いよ。それじゃ、おやすみなさい」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【託されし願い】LV2が発生!
【書物解読】がLV2になった!
【怪力無双】LV2が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
【フライトドローン】がLV2になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!