一滴の想い出(作者 残念矜持郎
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#獣神王朝エジプト  #オアシスを捨てて 

 その日はワニが降っていた。
「敵襲ー! 敵襲だー!! みんな急いで逃げ……」
 誰かが叫んでいる。けれどその声も水音に消えた。飛行能力を持ったエンネアドは上空から一気に降下して、人の頭を食いちぎる。真っ赤な水飛沫と共に、人が物言わぬ肉塊となり果てるその様を目の前で見せつけられ、足がすくめば最期。次の瞬間には自分も同じ道を辿ることになる。
「……」
 窓から外を見ていると、背後でけたたましい音がした。振り向いた先には、尾で扉を吹き飛ばした白鰐が、何かを咀嚼しながらじっとこちらをみている。
「こんな老いぼれ、食っても美味くはなかろうに……」
 ニッチャ、ニッチャ……粘り気のある音を立てるその顎は、噛みつき、身を捻り、引きちぎる捕食法を取るワニならではのもの。顎の力で嚙み砕く彼らの牙は比較的鋭さに欠ける。それ故に、咬合力に押しつぶされた骨と肉が、人の皮の中で鈍い悲鳴を上げているのだ。ゆっくりと開かれる大顎の奥を見つめ、ため息を一つ。
「せめて、静かに眠りたかったものだ……」

「皆様、お集まりいただきありがとうございます」
 一礼したファナン・トゥレイス(人間の風塵魔術師・g01406)はピラミッドが鎮座する砂漠の光景を映す写真を見せながら。
「獣神王朝エジプトの支配地域である北アフリカのうち、本来のエジプトの勢力圏では無い砂漠地域では、古代エジプトの神を信仰しない人々が、砂漠のオアシスなどで暮らしています。クロノヴェーダにとって、自分達を信仰しない一般人は不都合な存在らしく、マミーやリターナーの軍勢によって、滅亡させようとしているのです」
 ただ静かに暮らしている人々の平穏を踏みにじろうとする有様に、怒りを覚えたディアボロスも少なくない。拳を突き上げる彼らへ、しかしファナンは首を振った。
「軍の規模が全く違う為、戦ったところで彼らが勝つことはありません。皆様が手助けすれば『今回は』生き延びることができるでしょう」
 その言葉の残酷さが分からないディアボロスではない。敵を倒したところで、ディアボロスが帰還した後に次の軍勢が来るだけ……たとえ敵軍を撤退させようと全滅させようと、遠からずこのオアシスは滅ぶ事になるのだ。
「彼らが生き延びるには、砂漠の更に奥地へと逃れるしかありません。皆様は、パラドクストレインで砂漠に向かい、マミーとリターナーの軍勢からオアシスの街を守り、砂漠の民がオアシスを捨てて脱出する為の時間を稼いでいただきたいのです。彼らも生きてさえいれば、未来に希望を繋ぐこともできるでしょう」

 一度区切って、一呼吸入れたファナンの話は具体的な作戦へと進む。
「まずは、砂漠のオアシスの街に潜入しなくてはなりません。砂漠を渡る商人などを装えば、潜入する事は難しくありませんが、その後の、説得がしやすくなるような演出があるといいですね」
 具体的には「ちょっと苦労してそうな人」を演じるといいかもしれない。強烈な日光にさらされ、熱された砂漠に囲まれたここでは、人々は互いを助け合って生きている。そんな街に何やら大変そうな旅の商人が現れたとなれば、「大丈夫? 水飲むかい?」と町の人から会話のきっかけをくれる可能性もある。そこでバケモノを見て逃げてきた、とでも言えれば一先ず非常事態だということは示せるだろう。
「潜入後は、町の有力者など、キーパーソーンを見つけ出し、オアシスを捨てて脱出する事を説得する必要があります。誰をどのように説得するか、工夫のしどころですよ。故郷であるオアシスを捨てるという決断は、非常に厳しい決断であり、なかなか同意してもらえない事もありますから……」
 裏を返せば、町のまとめ役や信頼の厚い人物の説得に成功すれば、周囲の人々もオアシスを離れる決意をしやすくなる可能性もあるだろう。
「説得に時間が掛かれば、敵の先遣隊の襲撃があるかもしれません。この部隊はクロノヴェーダで編成されており、リスクを背負うことにはなりますが、この襲撃を見せることで、逃亡を受け入れやすくなるかもしれません。オアシスの民が撤退を受け入れた後は、彼らが逃げ出す時間を稼ぐためにも、先遣隊のクロノヴェーダを撃破する必要があります」

 まずは潜入、説得、そして敵の撃破。やるべき道筋は示された。
「今回の逃亡の鍵になる方々は、誰もが町を離れたくない理由があるようです。それこそ、たとえこのままオアシスと果てる事になろうとも……」
 目を伏せたファナンであったが、顔を上げればまっすぐにディアボロスの目を見つめて。
「どうか、彼らの未来を繋いで上げてください。お願いします……」
 これを。と、ファナンは一枚の紙を差し出した。

「町に着いたら、まずはこの方を探してください」
 紙にあったのは、穏やかな表情の老爺の似顔絵。
「彼の名はエイヌス。この町でまとめ役の立ち位置にある男性です。彼は元々建築を生業にしており、その技術をもって町の人々の困り事を解決してきました。時には全く関係ない事でも引き受ける人の良さからその人望は厚く、彼がこの地で死ぬのなら、彼と共に眠ろうとする人もいるほどです」
 もはや忠誠心にも近いそれは、彼の器量をこれでもかと示していた。問題は。
「そんな彼ですが、愛した妻に先立たれ、この町で最期を迎えようとしています。年老いて体の自由が効かず、逃げても足手纏いになると思っているようです」
 愛情と負担、その二つから動かないとなるとそう簡単には動いてくれなさそうだが。
「ですが、逃げ延びた人々が生きていくには、彼が必要なのです……!」
 オアシスを離れれば、そこは灼熱と極寒を昼夜で繰り返す砂漠地帯。何の備えもなしに生き残れる世界ではない。
「彼の知識と技術があれば、逃げ延びた人々が新たな安息地を探す手助けになるでしょう」
 それに、と、ファナンは続ける。
「奥様がこの事態をご覧になれば、きっとおっしゃるはずです……生きて、と」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【冷気の支配者】
2
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【ロストエナジー】LV4

●マスターより

残念矜持郎
皆さま初めまして、残念矜持郎と申します。

今回は砂漠のオアシスからの逃亡、及び襲撃部隊の撃破になります。

皆さまの説得、そして戦闘シーンを楽しみにお待ちしております。
40

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ラウム・マルファス
【心情】
命より大事な故郷も、改竄された歴史の中のモノであることを、彼らは知らないのだろうネ
教えるつもりはないケド
【行動】
演技力は自信が無イ
とりあえずマジメな口調にして、あとは砂漠を走って疲弊して来よウ
「あ、ヤバいホント死ぬ」
白衣の下に超小型ドローンを飛ばし、弱いミサイルを自分に撃って身体を冷やそウ
砂漠舐めてたネ

町についたら説明ダ
「み…ず…。ぁ、化け、物、が」
上手く声が出ないけど結果オーライ、カナ
神殿に向かう商隊に合流し、ワニの化け物に襲われてはぐれた一般人ってことにしておこウ
「商品が面白くて同行したが、神殿のことは知らない」
「エイヌスさんに取次を頼みたい。何かあれば頼るように言われていたんだ」


「命より大事な故郷も、改竄された歴史の中のモノであることを、彼らは知らないのだろうネ……教えるつもりはないケド」
 語ったところで意味はない。そう理解しているラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)だが、彼は砂漠を一人で歩いていた。
「演技力には自信がナイ……ちょっと疲れてから町に向かおうカナ」
 と、まっすぐ行けばすぐ着く町を視界に収めたまま、砂漠を走り始めるラウムであったが。
「あ、ヤバいホント死ぬ」
 天より注ぐは灼熱の光。地より絡みつくは熱砂の平原。前に進もうと脚に力を入れたところで、自身の重さによって砂の中に沈みそうになる。もちろんそのまま砂の中に消える事はないが、日光に晒され高温になった砂に足を包まれた挙句、前に進もうとした脚力を吸収されて思ったように進めない。そうしてまごまごしていると直射日光がじわじわと体を『日』炙りにする……。
「砂漠舐めてたネ……」
 白衣の内側にマイクロドローンを浮遊させて、殺傷能力を極限まで削ぎ落とした冷凍弾を放ち、熱を冷まそうとするが……。
「み……みず……ぁ、化け、物、が……」
 町に着くころにはすっかり干からびてしまっていた。そんな彼の様子を見た町の人々はラウムを左右から支えて、彼を町の中心の泉へと運んでくれた。
「危うく乾燥して骨になるところだったな……しかし、あんちゃんはなんで砂漠を一人で歩いてたんだ?」
 ラウムに水を飲ませてくれた男性が不思議そうに首を傾げると、ラウムはそっと目を伏せて。
「実は、僕は駆けだしの商人でね。面白そうな商品を扱う商隊があったから、下積みもかねて同行させてもらっていたんだ。けれど、神殿に荷物を運ぶ途中でワニの化け物に襲われて……」
 そこで口をつぐんでしまったラウムの様子から、男性は何かを察したらしく。
「さては水の神様の怒りを買っちまったな?」
「そうなのだろうか……あ」
 ふと、ラウムは何かを思い出したように。
「エイヌスさんに取次を頼みたい。何かあれば頼るように言われていたんだ」
 ひらと、両手を振って見せて。
「見ての通り、逃げるのに必死で何も持っていなくてね……あてになる人もいないんだ」
「そいつは大変だ。エイヌスの旦那の家はあそこだが……」
 男性は泉の傍らに立つ小屋を示したが。
「今日の所は一旦休みな。うちは宿をやってるんだ。一晩くらいタダで泊めてやるよ。砂漠を逃げて来たんじゃ、もう体もボロボロだろう」
「いいのかい?それは有難い……」
 男性に連れられて、ラウムは宿へと向かう。彼の代わりに、『目的地』へと向かうディアボロスとすれ違いながら……。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

天星・雲雀
予想されるのは度重なる襲撃、生き残った人には明日を生きる義務があります。まだ敵に目をつけられてない新天地が在るなら、そっちに移住した方が安全なはずです。

現状の防衛がままならないなら、なおさらですね。

説得対象はエイヌスさんです。襲撃を生き延びていてくれてると良いのですが。

「エイヌスさん、あなたが、町の人の心の支えです。思い出も歴史も人と共にあります。新しい土地で、第二の故郷を建設しましょう!エイヌスさんが動けば町のみんなも力を貸してくれますよ!」
「奥様の遺品も持っていきましょう、きっと、エイヌスさんの未来を応援してると思います」

移動手段なら、自分が狐に変身して背負っていきますよ。心配ご無用です。


「予想されるのは度重なる襲撃、生き残った人には明日を生きる義務があります。まだ敵に目をつけられてない新天地が在るなら、そっちに移住した方が安全なはずです」
 天星・雲雀(妖狐のシャーマン・g00400)は、とても戦闘に耐えうるとは思えない街並みを見つめて。
「現状の防衛がままならないなら、なおさらですね」
 足取りはやや速く、しかし行く先に迷いはなし。
「失礼、エイヌスさんのお宅ですね?」
 戸を叩けば、中から重い金属を思わせる返事があった。戸を開けば、安楽椅子で揺れる老爺が一人。
「見ない顔だな……旅人が何か困りごとか?」
「実は急を要する案件があり、町のまとめ役と伺ったあなたに真っ先にお話しなければならない事があるのです」
 雲雀の鬼気迫る様子に、エイヌスが片眉を上げれば。
「空を飛ぶワニの怪物がこの町に迫っているという報告がありました。私も旅の道すがら、その様子を見かけて進行方向にあったこの町へと伝令に参った次第です」
「ハハッ、自分も大変だったろうに、旅人がこんな辺鄙な所にわざわざねぇ……」
 穏やかに笑い、老爺は町の中心を示して。
「それなら町長に話を通してやれ。俺にできることなど、何もない……」
 そっと、エイヌスは自分の脚を撫で。
「もうすっかり歳でな……歩く事もままならん。町を一歩出りゃそこは砂漠だ。役立たずの老いぼれは、このまま置き去りにされるのがお似合いだ……」
「そんなことはありません!!」
 自嘲気味に微笑むエイヌスへ、雲雀が吠えた。突然の大声にゆっくりと、年老いて、されど鋭さを失わぬ眼光が振り向く。
「エイヌスさん、あなたが、町の人の心の支えです。思い出も歴史も、人と共にあります。新しい土地で、第二の故郷を建設しましょう!エイヌスさんが動けば町のみんなも力を貸してくれますよ!」
「……俺はもう、十分助けてもらったよ」
 ふと、老人の目は窓から日光を照り返す水面へ向けられて。
「この町で、嫁が死んだ。俺ももう長くはない……せめて、同じ土地で眠らせてくれ……」
「それなら奥様の遺品も持っていきましょう、きっと、エイヌスさんの未来を応援してると思います」
 一歩、踏み込んだ雲雀へ、しかし老爺は首を振る。
「移動手段なら、自分が狐に変身して背負っていきますよ。心配ご無用です」
 などと、自分の胸を叩いて見せる雲雀であったが。
「俺にはもう、思い出しかないんだ。遺品はあの日、沈めちまったからな……」
「沈めた……?」
 雲雀が聞き返しても、エイヌスはそれ以上語ろうとはしない。だが一つ確かな事は。
(彼はどうやら、何か大切な物を手放してしまったようですね……)
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【狐変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

マティアス・シュトローマー
恐怖でしか信仰心を得られないなんて邪神そのものだな。何を信じてどう生きていくかは、他者の悪意によって脅かされていいものじゃない。
オアシスの人達を救う為には説得が必要不可欠。ただ、生まれ育った故郷を離れて厳しい砂漠を進む決断をする事はとても難しいだろう。
俺はまず、街に潜入して有力者の情報と砂漠の奥地の情報を得ようと思う。アサシネイトキリングのモブオーラで街に馴染めば、情報収集と記憶術でいくつか有力な情報は得られるはず。
有力者が絶対に生き延びたいと思えるような言葉・出来事とか、砂漠の奥地にある人の生活できそうな場所とか……。
その後は説得側に合理。得た情報を共有してオアシスの人達を説得する。


(恐怖でしか信仰心を得られないなんて邪神そのものだな。何を信じてどう生きていくかは、他者の悪意によって脅かされていいものじゃない)
 マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)は事前に聞いていた情報に憤りに似た感情を抱きながら、町の中を往く。
「おい、聞いたか?あの噂……」
「あぁ、砂漠の向こうに湖が見えたってやつだろう?」
(……?)
 気配を殺し、人々の日常に溶け込んで何気ない会話を拾ったマティアスは、二人の後をつけていく。
(見た所、商人のようだな……)
 二人の服装を眺め、砂漠を渡る商人と踏んだマティアスが耳をそばだてていると。
「でも、どんなに進んでも近づけないって話だろう?とてもじゃないが、そんな場所、たどり着く前に水が尽きちまう」
「そこでエイヌスの遺産ってやつの出番さ」
 話題にあがった単語に、マティアスの眉根が寄る。
(遺産……?エイヌスはまだ生きているはずだろう?)
「そのエイヌスってのが、天才建築家と謳われたじいさんなんだが、嫁さんが死んですっかり老け込んだらしくてな……」
 だからなんだと、相棒と思しき商人は怪訝な顔をしているが。
「なんでも、自分が死んだら引き取ってくれって言われてたペンダントを、遺体と一緒に泉に沈めちまったらしい。噂じゃ、そのペンダントにエイヌスの遺産と呼ばれる代物の在処のヒントがあるとか……」
「ただの噂だろう?第一、その爺さんまだ生きてるよな?」
「だから面白いんだろう!?」
 夢と浪漫にあふれた空想を語り始めた商人を尻目に、マティアスは思案する。
(もし、今の話が本当だとすれば……)
 ちらと、視線は町の中心の泉へ。
(潜ってみる価値はあるか……)
 オアシスを中心に形成されたこの町では、死後、暑さと乾きに苦しまないようにと遺体は水底へと沈められる。そして朽ちていく遺体は少しずつ砂漠へと還っていくのだが……。
(あった!)
 だからこそ、遺体と共に沈められた貴金属は降り注ぐ日の光を、水の中で照り返していて。
「しかし、こんなものに何が……ん?」
 ペンダントには小さな収納が隠されていた。そこには折り畳まれた紙が収まっていて……。
「愛する我が夫、エイヌスへ……か」
 それは、彼の妻が自らの死期を悟り、書き残していた手紙だった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

十六夜・ブルーノ
皆には生き延びてほしいな

まずはまとめ役のエイヌスのところへ行こう

エジプト神の軍勢が攻めてくるって話は聴いてるよね
そして奥地へ逃げれば助かる見込みはある

あなたはこのオアシスの皆から
とても慕われているようだ
だから貴方が逃げないなら
大勢が共に残って命を落とすだろう
そして奥地への過酷な旅路には貴方の知恵が必要不可欠だ

…もし奥様がここにおられたら何て言うだろう?
その思いに応えることが
残された、今を生きるもののすべきことって思うよ

そしてある人も言ってた
奥様はきっとあなたに生きてほしいって
希望は必ずある

エイヌスと共に町長や住民を説得
俺たちが必ず守る
勇気をもって決断してほしい


「エジプト神の軍勢が攻めてくるって話は聴いてるよね。そして砂漠の奥地へ逃げれば助かる見込みはある」
 エイヌスの下を訪れていたのは一人ではない。十六夜・ブルーノ(人間のサウンドソルジャー・g03956)もまた、彼の説得に赴いていた。
「あなたはこのオアシスの皆からとても慕われているようだ。だから貴方が逃げないなら、大勢が共に残って命を落とすだろう。そして奥地への過酷な旅路には貴方の知恵が必要不可欠だ」
「だからなんだ。老いぼれと最期を共にする物好きがそうそういてたまるか」
 けっ、と。鼻で笑うエイヌスは窓の外を示して。
「どいつもこいつも、一緒に暮らす家族がいる。例え俺とここで死ぬなんて馬鹿を言う奴がいても、その家族が引きずってでも連れていくだろうよ」
「それは、あなたも同じだろう?」
「生憎、俺は独り身でね」
 おどけるように肩をすくめて見せるエイヌスだが、ブルーノは眉間にしわを寄せた。
「……もし奥様がここにおられたら何て言うだろう?」
 ヒタ、喉元にナイフを突きつけられたような寒気が背筋を駆け抜ける。ディアボロスであるはずの、身体能力であれば劣る道理のないブルーノが、エイヌスの視線に恐怖を覚えた。それほどまでに鋭い目に射抜かれてなお、言の葉を紡ぐ。
「その思いに応えることが、残された、今を生きるもののすべきことって思うよ」
「それはな、未来ある若造に言えることであって、俺ら年寄りが付き合うもんじゃねぇ」
 老い、冷え切った眼光と、若き熱い眼差しが交差する。重なることのないその心の先。口を開いたのはエイヌス。
「放っておいてくれ。俺の家内はこの町で死んだ。二人で切り開いた、この町で、だ」
 睨み合っていた目を逸らし、窓から覗く青空を見つめて。
「俺たちはこの町で始まったんだ。この町で終わらせてくれ……」
 そっと、目蓋を降ろしたその姿に先ほどまでの圧はない。そのまま眠りについてしまうのではないかと思うほど、静かになってしまったエイヌスへ。
「ある人が言っていた」
 まだ続けるのかと抗議するためか、ゆっくりと目を開いた老爺へブルーノは告げる。
「奥様はきっと、あなたに生きてほしいって。希望は必ずある。だから……」
「うるせぇ!!」
 怒号が響く。けれど、ブルーノは感じていた。その声に込められていたのは怒りではなく……。
「……最期くらい、嫁の隣にいさせてくれや」
 途方もない、悲しみだった。
(なんて悲しい響きだろう……それほどまでに、彼は奥様の事を愛していたんだな……)
 だが、だからこそ決定打が足りない。
(何か……奥様の遺した想いを伝えられる物さえあれば……)
 ブルーノはじっと、何もない己の手のひらを見つめた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

ラウム・マルファス
戦闘に赴く前に、お世話になった村人に声をかけておこウ
「そろそろ化け物がここに来るハズだ。僕達が襲われたときも、こっちへ向かっているようだったからね」
「時間稼ぎをしてくるよ。一宿一飯の恩ってやつさ」
「危なくなったら逃げるから、キミたちもなるべく早く逃げてね。ボクが干からびる前に、さ」
汎用ドローンに冷気ミサイルを搭載し、ボクが乗れるように換装するヨ。冷気の支配者で気温を下げておこウ。
村の外で迎えうつヨ。ドローンの移動で可能な限り攻撃を避けよウ。避けきれなければドローンを食わせてなんとかかすり傷で済ませ、即座に次のドローンを換装する。大口を開けたところへミサイルをお見舞いしてあげるヨ。


「……彼はまだ動かない……か」
 エイヌスはその腰を上げなかった。ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)の伝えた情報が町の中を広まって、人々が慌ただしく動き始めた頃、ラウムは遠方の空を見つめてため息を一つ。
「そろそろ化け物がここに来るハズだ。僕達が襲われたときも、こっちへ向かっているようだったからね」
「あ、あぁそうだろうが……」
 水瓶を抱えていた宿の主人が、逃げるでも慌てるでもなく、遠くを見つめるラウムに困惑していると。
「時間稼ぎをしてくるよ。一宿一飯の恩ってやつさ」
「はぁ!?」
 薄く笑うラウムの横顔に目を剥いた主人が彼の肩を掴んで止めようとするが、零れ落ちる水のようにするりと抜けて。
「危なくなったら逃げるから、キミたちもなるべく早く逃げてね。ボクが干からびる前に、さ」
「おい待てって!?」
 おどけて笑うラウムを止めようにも、自分もまた避難の準備を進めねばならない宿の主人。大きな水瓶を抱えていては、追いかける事もままならない彼を置き去りにしてラウムはふらり、町を出る。
 未だ遠くあれど、確かに迫りくる白雲。その正体は水蒸気の再凝集した微細な水滴なぞではない。
「さて、空飛ぶ爬虫類には冬眠してもらおうか」
 展開するは無数の浮遊機。互いを連結したそれは楕円形のボードを形作り、飛び乗ったラウムと共に低空を滑る。風に白衣をはためかせて、見上げるは上空を泳ぐ無数の白鰐。あちらもラウムの姿を認識したのだろう。一部が高度を下げ始めて。
「わざわざこんな遠くまでご苦労さま。少し涼んでいかないかい?」
 ボード後方を蹴りつけてドローンの先端を起こしわずかに上昇。同時に体を倒してドローンの底面を向ければ、そこには冷気で白煙を吐く発射口が白鰐へ照準を合わせていて。
「ファイア……いや、フリーズかな!?」
 撃ちだされた凍結弾は空中分解して無数の氷片に姿を変えて、メインターゲット左右まで飛散。三体の白鰐の鱗を穿ち、氷柱へと成長を遂げて浮遊する巨躯を砂地へ落とす。その直後、白鰐の姿が消えて……。
「来る!」
 時間を捻じ曲げて、至近距離に顕現した白鰐がラウムの真横から大きく口を開けた瞬間、ボードを掴んで全身を大きく横倒しに、凍結弾を生成。弾頭としてではなく、目くらましの白霧としてチャフ。しかし、空振りになった噛みつきを避けた背後に、二匹目の白鰐が次元の歪みから牙を覗かせて。
「チィ!」
 連結したドローンを分解、その一機を足場に跳躍、連結ドローンを食わせて緊急回避した彼だが、跳んだ先に回り込むように巨大な顎が……。
「こいつは使いたくなかったんだがね……!」
 分解したことで食いつぶされなかった浮遊機から、パラドクスにもならない微弱な凍結弾を自分に向けて撃ち、自分で自分を吹っ飛ばし牙の直撃をギリギリ躱す。頭から熱砂に突っ込む事になったラウムはすぐさま跳ね起き、再連結させた浮遊機に飛び乗って一旦距離を取るのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!

セレグラ・ウィッシュスター
遺品はみつかったかえ?
では実際に迫り来る悲劇を蹴散らして避難してほしいところじゃのう
己が命を惜しむが良い良い

さてワニとやら俺はお前らに容赦はせなよ
楽器(クラシックギター)を取り出して一つ演奏しよう

懐かしの家々あれど
恐怖が襲いくる今日に
まだここにと思い出が足を止めるかもしれぬ
けれども命あれば戦える 未来は繋がる
さぁ英雄の背後を行くが良い
俺がこの場を凌いでやらう

一般人を庇いながらなるべく面でに攻撃するのじゃ
懐かしさも恐ろしさも今は時間がない
心の整理をつけるにはあまりに…
否、材料は揃った
決断するなら今がそのとき
音楽には人の心を動かす力があると信じておるよ


「はてさて、探し出すべき『何か』は見つかったかえ?」
 町の事を先行したディアボロスに任せ、セレグラ・ウィッシュスター(墓場の唄歌い・g00218)は砂漠に立っていた。背にした町へ届くはずのない問いを投げかけて、取り出したるはクラシックギター。
「さてワニとやら、俺はお前らに容赦はせぬよ」
 セレグラの指先が弦を弾く。乾いた砂漠に、その音色はどこまでも遠く……。

――懐かしの家々あれど 恐怖が襲いくる今日に

 響く音色、奏でる歌声。それはただの大気の振動ではない。

――「まだここに」と思い出が足を止めるかもしれぬ

 自らの想いを声に、音に重ねて……。

――けれども命あれば戦える 未来は繋がる

 紡ぎあげたその一曲は、己が背にある人々の為に。

――さぁ英雄の背後を行くが良い

 瞳を閉じて、自らが奏でる旋律に集中していたセレグラが、その双眸を開けば白鰐の軍勢がある。されど、彼は一歩たりとも引きはしない。
「俺がこの場を凌いでやろう」
 直後、三つの影が走る。短刀を手に砂を蹴り上げるそれは、強烈な日差しから身を守る厚手の布に姿を隠した砂漠の英雄。一度刃を振るえば白鰐の腹を引き裂き鮮血を舞わせて、二度振るえば下顎から上顎まで得物が貫き、三度振るえばその身を交差。すり抜けざまに尾に突き立ててぶん回し、熱砂に巨躯を叩きつける。
「懐かしさも恐ろしさも、今は時間がない。心の整理をつけるにはあまりに……否、材料はそろった」
 目を細めて、敵前にあっては振り向く事も叶わぬ町の人々を想う。
「決断するなら今がそのとき」
 不意に、影が落ちる。見上げれば三匹の白鰐は巨大な水球を掲げていて。
「音楽には人の心を動かす力があると信じておるよ」
 ポロン……一撫での音色を響かせて、英雄と入れ替わるように後方へ大きく跳び、直撃を回避する。願わくば、己が旋律が人々の心へ届くように……。
「さぁて、二曲目と参ろうか!」
 セレグラは再び、ギターの弦へ指を添えるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

マティアス・シュトローマー
説得を聞き入れてもらえるよう、メテオールで場の士気を高める。

良かった、間に合った……!
エイヌスさん、これを。大切な遺品を勝手に泉から持ち出してしまった事、まずは謝らせてほしい。

ただ、この町には確実に危険が迫っていて、町の人達が生き延びるためにはエイヌスさんの力が必要なんだ。
砂漠の奥には湖があるという噂もある。どうか、そこまで町の皆を導いてあげてほしい。

思い出の詰まったこのオアシスを離れるのは、重い決断かもしれない。
けれど、死んでしまったらそれでおしまいだ。生きていればまた新しい思い出を作っていく事ができる。

エイヌスさんも本当はわかっているはずだ。今ここに奥さんがいたら、あなたに何を望むかを。


「まずい、始まった……!」
 人々の悲鳴が響く。町の中にこそ敵の姿はないが、既に戦闘が始まっているのだろう。急がねば、その焦燥がマティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)の背を押し続ける。
「エイヌスさん!」
 良かった、間に合った……!その安堵を言葉にはせず、外の喧騒とは裏腹に、静かに安楽椅子を揺らしていたエイヌスの家へと転がり込んだ。
「なんだ騒々しい……やかましいのは外でやってくれ」
「エイヌスさん、これを」
 怪訝な顔をする彼がマティアスの手にある物を見た途端、般若の形相と化す。
「てめぇ……自分が何をしたのか分かってるのか!?」
「大切な遺品を勝手に泉から持ち出してしまった事、まずは謝らせてほしい。ただ、この町には確実に危険が迫っていて、町の人達が生き延びるためにはエイヌスさんの力が必要なんだ。砂漠の奥には湖があるという噂もある。どうか、そこまで町の皆を導いてあげてほしい」
「黙れ!!」
 家屋を震わせるほどの怒号と覇気。民間人とは思えぬ圧を前にして、マティアスは一通の手紙を差し出す。
「エイヌスさんも本当はわかっているはずだ。今ここに奥さんがいたら、あなたに何を望むかを」
「何を……あ?」
 エイヌスが宛名を見て、呆けた声を出す。その筆跡を見間違えるはずがない。
「家内の字だ……」
「ペンダントに施された細工の中に入っていたものだ」
 マティアスが手紙を握らせれば、エイヌスは震える手でそっと畳まれた紙を開く。そこに記された文字列を視線でなぞり、少しずつ体を震えさせて……。
「馬鹿野郎……!」
「……」
 マティアスはそっと背を向ける。老爺の頬を伝う雫から目を逸らすため、最愛の人を亡くした男の口から零れる嗚咽を聞かぬため……。
「……思い出の詰まったこのオアシスを離れるのは、重い決断かもしれない」
 背中越しに聞こえていた声が止まると、マティアスはぽつり、声を落とす。
「けれど、死んでしまったらそれでおしまいだ。生きていればまた新しい思い出を作っていく事ができる」
 振り向いて、目元を覆ったままの彼を、じっと見つめて。
「改めてお願いしたい。町の人達の為に、あなたの力を貸してくれないか?」
「……町の中心にでかい建物があっただろう」
 すっと、片手の仮面が剥がれ落ちれば抜き身の眼光がマティアスを射抜く。
「あれは町役場だが、同時にこの町の事情をしらねぇ商人が勝手に信じてる噂の正体でもある」
「噂の正体……?」
 ふと、マティアスの脳裏にフラッシュバックした単語は。
「まさか……」
 驚愕に目を見開く少年へ、老爺は口角を上げた。
「見せてやるよ……『エイヌスの遺産』ってやつをな」
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

「おらぁ!気合入れて引け!!男なら根性見せろ青二才共!!」
『応ッ!!』
 目と鼻の先で戦闘が始まっているオアシスの町。そこに暮らしていた人々は町から離れるどころか、その中心に建てられた建物へと集められていた。ある程度の高さがあるその建築物は町の人々を収容してなお余裕を持ち、その外周の壁に沿って廊下に隠されていたロープを若い男たちが一斉に引く。
「これなるは天才と謳われた建築家、その最高傑作のお披露目よ!!今でこそ枯れ枝みてぇなクソジジィだが、俺のかつての栄光、情熱、その全てをコイツに注ぎ込んだ!!」
「な……ッ!?」
 その様を、建物の外で見ていたディアボロスは絶句した。ロープは床下を複雑に張り巡らされており、家屋の基礎部分を丸めるようにして、子どもや老人でも登りやすいように、と緩やかに備えられたスロープを跳ね上げる。建物全体が空へ吸い込まれていくように丸みを帯び、町のシンボルともいうべき塔を這い上がるように巨大な布が広げられて。
「こ、これは……巨大な船!?」
「……俺のとこに来た時、俺を乗せていくとか言ってたな」
 目を丸くするディアボロスへ、エイヌスは意地の悪い笑みを浮かべる。
「それはつまり、俺『以外』のジジババや、歩くのもおぼつかないガキを置き去りにするって事か?」
 オアシスを中心に作られた小さな町とはいえ、その人口は少なくない。その中にはもちろん、自力では逃げられない人や、砂漠の旅に耐えられない人もいる。
「この町を離れなきゃなんなくなった時、誰一人見捨てない。そのために作り上げたのがこの砂塵踏破船、オアシス号よ!!」
「で、でも、なんで遺産なんて……?」
 着々と『出航』に向けて形を整えていく船を前に、目を白黒させるディアボロスへ、エイヌスは鼻で笑い。
「神サンが攻めてくるかとか、とんでもない砂嵐で町が壊滅するとか、そんな未来の話、いつになるか分かんねぇだろ?俺が死んだ後でも、残された世代が生きていくために残した代物。それがコイツってわけだ」
「死後を見越していた作品……だから遺産だったのか……!」
 ようやく合点がいったディアボロス達を見下ろして、エイヌスは問う。
「お前たちは、いいんだな?」
「はい、自分たちにはやることがありますから」
「エイヌスさん達は、どうかお達者で!」
「お前らこそ、つまんねぇくたばり方するんじゃねぇぞ!!」
 お互いの健闘を祈り、ディアボロス達は戦場へ、町の人々を乗せて砂漠を渡る船は新天地へと向かっていくのだった……。
ラウム・マルファス
逃げない、カ。町に被害を出さずに食い止められるかナァ。もしかしてホントに死ぬカモ。
生活の煙が消えない町を眺め、ドローンの上でそんなことを考えていたら、【勝利の凱歌】が聞こえてきて、町が船になって移動し始めタ。
「アハ、アッハハハハハ!!」
ヤバいナ、なんだアレ。笑うしかないよあんなノ。こんな光景が見れるなんて夢にも思わなかっタ。ウン、ヘタレてる場合じゃないネ。大物が来ればあの素敵なオモチャすら落ちかねなイ。ワニなんかに苦戦している場合じゃなかっタ。
ココは砂漠。なら砂嵐の1度くらいは起きたハズ。ワニの動きは既に見タ。戦うための情報収集には十分ダ。何匹居ようとまとめて砂嵐に呑み込んでやル。


「逃げない、カ」
 町へと迫りくるクロノヴェーダの軍勢を押しとどめ、しかし後退を余儀なくされて前線を下げてきたラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)。ぽつり溢した呟きの背後、自身の後ろに控えた街並みから消えぬ喧騒に頭痛を覚えた。
「町に被害を出さずに食い止められるかナァ。もしかしてホントに死ぬカモ」
 ラウムは傷一つない体でため息をつくが、彼は無傷なだけで、無事ではない。ディアボロスは時間を歪める力を持ち、それによって大抵の負傷はなかったことにできる。だが、事象改竄は世界の歴史と言う名の書き上げたばかりの小説を書き直すようなもの。その内容が大きく複雑になればなるほど、ディアボロスにかかる負荷も大きくなる。いずれ、改竄能力を振るえなくなれば……。
「……!」
 ふと、耳朶を叩く歌声がある。戦場の歌い手など、ディアボロスしかいないはずだが。
「多いナ」
 十や二十ではない歌声に耳を傾けていると、ギギィー……!
「なにッ!?」
 木製の悲鳴が響き渡る。敵を殲滅していたつもりが取りこぼしたのかと、慌てて振り返れば。
「アハ、アッハハハハハ!!」
 目の前の光景に、腹を抱えてしまった。町の中心に鎮座していた役場が巨大な船に姿を変えて、戦場とは逆方向へと進んでいくではないか。
「ヤバいナ、なんだアレ。笑うしかないよあんなノ。こんな光景が見れるなんて夢にも思わなかっタ」
 大笑いした視界の先。たった一人の声など届くはずもないが、世話になった宿屋の主人が拳を突き上げている。唇の動きが届けるその言の葉は『負けんじゃねーぞ!!』。
「ウン、ヘタレてる場合じゃないネ。大物が来ればあの素敵なオモチャすら落ちかねなイ。ワニなんかに苦戦している場合じゃなかっタ」
 応えるように拳を突き上げて、背中で見送る巨大な船。向き直った白鰐の群れを前に、呼吸を一つ。
「ココは砂漠。なら砂嵐の一度くらいは起きたハズ。ワニの動きは既に見タ。戦うための情報収集には十分ダ」
 スラリ、ラウムの目元を覆う眼鏡のレンズに奇妙な文字列が走った。それは見るものが見れば分かる、特異な術式。
「それがかつて起きた事象だと言うのなら、今ひとたび起こして見せようカ」
 レンズに走る文字列は複雑化、高速化しラウムの手元には一冊の光り輝く本が生成される。ページをめくり、ある一節を指先で辿れば。
「舞台の幕は上がっタ。さぁ、歴史の再演を始めよウ!」
 閉じた本が虚空へ消え去り、ラウムは両手を広げて天を仰ぐ。隙を晒す彼めがけて白鰐が水球を叩きつけようとした瞬間、横薙ぎの突風が水分を奪っていった。砂を巻き上げて荒れ狂う風の暴虐はその内に砂が秘めた熱を放ち、戦場を熱波に閉ざす。四方八方から迫る砂に焼かれ、微細な粒子にその身を削り潰されていく白鰐が無残な肉片と散っていく。
「しかし、さすがに大物までは都合よく倒れてはくれないカ」
 フッと、砂嵐が消えた向こう。のそり、のそり、ゆっくりと、だが重い一歩を踏み込んでくる巨影を前に、ラウムはやれやれと首を振るのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

マティアス・シュトローマー
助けなくては、と思っていた人達にこんなに勇気をもらえるとは。
……絶対に、負けたくない。

アヴァタール級と交戦。すでに町に侵入しているようならそのまま戦闘。まだ砂漠にいるようなら、障害物の多い町へ誘き寄せる。市街戦ならこちらにも武がある。
良心が痛むが、まずは勝つ事を考えたい。

忍び足で敵に悟られないよう物陰に潜む。地形を利用しつつ、バレットレインで攻撃。
残留効果のダメージアップで、広範囲攻撃でも威力はあるはずだ。

相手が攻撃する素振りを見せたら、アイテムのM24で周囲を爆破、目眩しにする。
完全視界の効果を使い、土埃の中でも攻撃を続ける。敵のダメージが蓄積した頃を見計らって身を隠しながら接近する。


天星・雲雀
連携アドアレ歓迎。

砂塵踏破船:オアシス号に乗っての旅というのもしてみたい気はしますが、目の前の敵の始末が先です。

カバさんの川神サマでしょうか?ひとまず、ハンマーを避けるように戦います。舞うように、流れるように。
パラドクスは、サンドストーム。自分にしかできないことは思いつく限りやりますよ!

反撃対策は【土壌改良】で、植物が育つのに適したスポンジのような浸透力を持った土壌に変えて、敵の水流を全部吸い取ってもらいます。土壌は深く膨大ですよ。下の方は地下空洞につないでジャンジャン排水です!

残留効果のいろいろなアップ系とロストエナジーは全盛りで、敵の動きを封じて町に足止めです!町の人達の後は追わせません!


十六夜・ブルーノ
無事に出発したみたいだ
これで心置きなく戦える

カバの女神さまか
カバは獰猛なんだって?
だから女性相手だけと遠慮なしだ

パワーと間合いは脅威だけど
その分素早い動きは苦手だろうし
巨体故の死角もあるよね
勇気と希望を胸にいざ!

ドゥーと二手に分かれて攻撃
無茶が必要な相手だけれど…気を付けて

落ち着いて対峙
液体を槍を回転させて防御
盾や鎧の隙間を狙う…と見せかけて
盾めがけて一撃

ビリビリ⚡

帯びた電気で一瞬でも痺れれば
その隙にエイヌスはじめ
街の皆から託された思いを込めて
スマイト!

序でに盾の液体を放つ機構?が誤作動を起こすかも


事後にブズーキを奏でる

旅路の無事を願って
そしてこれまでの犠牲者と
鰐&河馬への鎮魂も込めて

よい旅を


ラウム・マルファス
アハ、次から次へと手強そウ。でも、相手も手札切れでショ?
敵の力は強そうダ。だから、みんな最初は撹乱と阻害を狙うハズ。ボクも出来る範囲で協力しよウ。
ボクの攻撃は黒の束縛。悪魔の羽に隠した大量のナノマシンを飛ばしを相手に纏わりつかせル。無理に潰そうとせず、まずは相手の動きを封じよウ。
敵の攻撃は液体、つまり薬品ダ。手持ちの薬品で減衰出来そうなら投げつけル。
無理にボクから攻撃はしなイ。敵の動きを見て情報収集し、少しでもみんなの攻撃が有利になるよう立ち回るヨ。

戦闘後、可能なら手持ちのドローンを鳥の形に換装し、【過去視の道案内】に連れていかせよウ。宿の主人へ、勝利の報せを。


「アハ、次から次へと手強そウ。でも、そっちも手札切れでショ?」
 見た目には無傷なれど、その本質的には既に満身創痍に追い詰められているラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は不敵に笑う。無数に連れていた配下を殲滅されて、カバを模した獣神が最前線へと押し出されてきたのだ。
「砂塵踏破船オアシス号に乗っての旅というのもしてみたい気はしますが、目の前の敵の始末が先です」
 今回の襲撃を指揮していたと思しきアヴァタール、タウエレトを前に天星・雲雀(妖狐のシャーマン・g00400)が片手を伸ばす。天に向けられた掌には浮遊する宝珠が一つ。
「カバさんの川神サマでしょうか?」
 ふわり、宙を舞う宝珠を逆の手へ渡し、一礼。
「神には神楽、邪神には供物。例え敵であろうとも、最低限の礼儀は憑くします」
 微かに不思議なイントネーションを残した雲雀が顔を上げると、二コリと微笑みを浮かべて。
「舞うように、流れるように……」
 シャン、シャン、シャン……娘の肩と腰を彩る金細工。踊る雲雀に合わせて揺れる装飾が音色を奏でる。舞に靡く袖飾りは、彼女の動きに合わせて少しずつ荒ぶり……否。それは雲雀の動きによるものではない。
「あ、これ全部巻き込むやつダネ?」
 自分もさっき使った戦法だったためか、何かに気づいたラウムが搭乗したままの浮遊機をそっと後退させれば。
「風よ、砂よ、舞い上がれ!」
 地より昇るは螺旋の風。巻き込まれて吹き荒ぶは無尽の砂。タウエレトを中心に巻き起こる砂塵の竜巻は徐々にその身を細めていき、ついには神の皮膚を削ぎ落とす。血飛沫が竜巻を真っ赤に染めるが、雲雀に勝利の確信はない。
「来ます!」
 まだそこにいると思っていたラウムは既に喧騒を失った町に消え、そうとは知らず身構えた雲雀に迫るは、津波。
「さすがは川の神様ですね……!」
 咄嗟に両手を砂漠について、何かをなそうとしたようだが雲雀は迫りくる水流に飲み込まれてしまう。押し流されるまま町の中まで運ばれて、民家に叩きつけられようやく止まると、咳き込み喉に入った水を吐き出した。
(助けなくては、と思っていた人達にこんなに勇気をもらえるとは……絶対に、負けたくない)
 地に伏した雲雀を横目にマティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)は先の水流で崩れた民家の陰を渡る。まずは雲雀を潰そうと、タウエレトがのそり、彼女の前で立ち止まり武器を振りかざすと。
(もらった!)
 倒壊して斜めに傾いた家屋の壁を足場にして駆け上がり、跳躍。捻りを加えて頭を下に、眼下のタウエレトへハンドガンより九発の弾丸を撃ち込みながら、逆の手に握った柄つき手榴弾の紐を噛み、一気に引き抜いた。
「こいつも持っていけ!」
 タウエレトが弾丸の直撃を食らいながらも振り返り、反撃に盾を構えるが。
「あれ?いいんですか?空ばっかり見つめて……」
 背後から雲雀が囁く。目の前には迫る手榴弾。だが、パラドクスですらない通常兵器など、クロノヴェーダには何の意味もないのだ。だからこそ、タウエレトもハッタリだと判断したのだろう。構わずマティアスへ盾を向けた瞬間、炸薬内の燃焼が完了し、起爆した手榴弾の爆風が降り注ぐ。
「ざっぱーん!!」
 通常兵器を無効化するのはディアボロスも同じだが、何故か雲雀は楽しそうにバックステップ。防ぐまでもない熱風が、距離を取った狐幼女の笑い声をかき消し……地面に大穴を開けた。
「ッ!?」
 突如足場を失ったタウエレトは落下と同時に、上空へと噴き上がる水柱に打ち上げられてしまう。
「ふふっ、大成功です!こーんこんっ♪」
 両手の中指、薬指、親指を重ねて片足を上げた雲雀はいたずらに成功した子どものように無邪気だが、上空でその一瞬を見届けたマティアスは苦笑しか出ない。
「まさか、土壌そのものが罠になっているとはな……」
 雲雀がタウエレトの反撃をもろに食らった瞬間、彼女は砂漠の下に水はけが『良すぎる』土壌を生成していた。ここはオアシスを周辺に築き上げられた町。即ち、そのオアシスを形成するための地下水が存在している。そんな水脈の上に通水性が高い地層が作られて、更にパラドクスによって大量の水が浸透させられれば、戦場は薄氷の張った湖に等しい。そこへマティアスの弾丸と発破である。衝撃を受けた薄い地面が吹き飛び、水が噴き出すのは明白だったであろう。
「おっと、このチャンスを逃す手はないよネ!」
 黒翼を広げたラウムが大きく羽ばたく。巻き起こる風に乗って無数の羽がタウエレトへ突き刺さると溶けて肉体の表面を覆い、絡みついて拘束。ラウムが薬液の詰まった試験管を構えれば、それを追撃ととったのだろう。時間を捻じ曲げ、羽を模したナノマシンを振り払ったタウエレトが今なお戦場に降り注ぐ水を浴びながら、ラウムへ盾を向けたその背後。
「カバの女神様か。カバは獰猛なんだって?だから女性相手だけど遠慮なしだ」
 十六夜・ブルーノ(人間のサウンドソルジャー・g03956)とその相棒、ドゥーが左右から回り込む。手にしたそれは帯電した槍。だが、時間を捻じ曲げるクロノヴェーダにとって挟撃に意味はない。同時に攻撃されたところで、歴史を捻じ曲げそれぞれに反撃するだけの事……ただし、それは反撃という『未来』があればの話。
「彼らの決死の想いを、踏みにじらせはしない……!」
 振るわれる二振りの槍。一つを盾、一つを鎚で受け、弾き返しながら反撃に打って出ようとしたタウエレトであったが。

 バヅンッ!!

「……!?」
 突然の爆発音に、両耳を押さえて右目だけ瞑った雲雀が敵のいた場所を見るが、そこには黒炭の像が残されていて。
「あらら、全身に電流が回って焼け焦げちゃったみたいだネ」
「と言うことは……!」
 ラウムの目測に、マティアスはゆっくりと歓喜に目を見開いていき。
「俺たちの勝ち、だな」
 腰を降ろしたブルーノはブズーキを奏でる。その視線は船の去っていった方角に向けられて。
「よい旅を」
 穏やかな旋律は、町の跡地へ響き渡っていった……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!

最終結果:成功

完成日2021年08月27日

オアシスを捨てて

 マミーやリターナーの軍勢によってオアシスに追い詰められて滅ぼされようとしている砂漠の民がいます。
 ディアボロスが戦う事で、侵攻を遅らせる事は可能ですが、長期間このオアシスをディアボロスが守り続ける事はできません。
 マミーやリターナーの軍勢が来る前に、オアシスを捨てて逃げ出すように説得をしましょう。
 彼らが逃げ出す事を受け入れてくれた後は、彼らが逃げ出す時間を稼ぐためにクロノヴェーダを撃破してください。
 先行部隊の指揮官(👿)を撃破する事ができれば、砂漠の民が逃げる為の時間を稼ぐ事が可能です。

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🔒
#獣神王朝エジプト
🔒
#オアシスを捨てて


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選択肢『故郷を捨てて』のルール

 クロノヴェーダの襲撃により町が滅びるなどの状況で、人々に故郷を捨てて逃げ出すように説得します。
 この決断を受け入れてもらえなければ、一般人に相応の死傷者が出てしまいますが、故郷を捨てる事に強い抵抗を示す人も多いため、説得は難しいかもしれません。
 決断をしてもらう内容や、交渉相手などは、オープニングやリプレイで確認してください。
 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『街に潜入して情報を得る』のルール

 街に潜入して必要な情報を得ます。
 情報は必ずしも必要ではありませんが、情報がある事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 潜入する街の情報や、必要とする情報の種類、情報を得る為のヒントなどは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾一般人を襲うトループス級『白鰐神群』のルール

 周囲の一般人を襲撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『タウエレト』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。