近江国、明智勢力との戦後会談

 天正大戦国奪還戦に勝利した事で、近江国は天正大戦国から独立したディヴィジョンとなりました。ここに残された天魔武者の残党、明智光秀勢力との会談を行います。
 明智光秀はディアボロスに降伏する事、家臣を養えるならば、国替え(居住地の移動、縮小)も厭わない事を打診してきています。
 彼らと会談を行い「明智勢力を、今後、どう扱うべきか」を決めるための情報を集めてください。
 明智勢力の最終的な扱いは、この会談の結果を踏まえた上で、攻略旅団で決定を行います。今回の会談では具体的な約束などは行いません。

近江国、明智勢力との戦後会談(作者 一本三三七
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「皆、天正大戦国奪還戦の勝利、お疲れさまでした。ですが、天正大戦国には、まだやらなくてはならない事が残っています」
 グランドターミナルに集まったディアボロスを、迎え入れた綿抜・カスミ(サイボーグのサウンドソルジャー・g01177)は、一つのパラドクストレインを指さした。
「このパラドクストレインは、近江坂本城に向かうパラドクストレインです。
 皆さんには、このパラドクストレインで、近江国に向かって欲しいのです。
 天正大戦国奪還戦の後の近江国は、ジェネラル級天魔武者『明智光秀』を王とする小ディヴィジョンとなりました」
《戴冠の戦》開戦後、初めて新たなディヴィジョンが誕生したことになる。
 といっても、中身は天正大戦国の近江国そのままで、明智光秀が断片の王となり、勢力内の上下関係がはっきりした以上の変化は無いようだ。
「明智光秀は、ディアボロスへの降伏を申し出ています。
 光秀が、ディアボロスをだまし討ちにする可能性は0ではありませんが、徳川家康が奪還戦で討ち取られた状態で、ディアボロスに対して攻撃を仕掛ける可能性は低いでしょう。
 戦争中も同盟を守り、最終人類史への攻撃は行いませんでした。降伏を望んでいるのは間違いなさそうです」
 そう説明したカスミは、ディアボロスに向き直ると、一息入れて、言葉を続ける。
「勿論ですが、ディアボロス側に、明智勢力の降伏を受け入れなければならない理由はありません。
 彼らの効果的な使い道があるのならば、使えば良いですし、そうでなければ、決戦によって討ち果たしても問題ありません。
 彼らに対する対応の最終決定は、攻略旅団で行います。降伏を認めるか滅ぼすか……といった決定を下すための、判断の材料を集めて来て欲しいのです」

 作戦の目的を説明したカスミは、次に、会談の手順についてディアボロスに説明をしていく。
「まずは、パラドクストレインで近江坂本城に向かい、会談を始める事になります。
 近江坂本城は移動可能な城ですが、現在は本来の琵琶湖西岸へ戻ってきているようです。
 明智勢力は、降伏を準備しているようで、城門は開け放たれ、ディアボロスを受け入れる準備を整えています。抵抗なく会談を始める事が出来る筈です。
 会談の席につく前に、挨拶や雑談などを行い、相手の様子を伺ったり、光秀以外の天魔武者の様子を伺ったり、反応を試すなどを行うと、会議に有益な情報を得られるかもしれませんね。
 会談は、明智光秀と行う事になりますが、相手が認めるならば、別のジェネラル級などを、会談の席に呼ぶ事も出来るでしょう。
 相手は、降伏する側なので、かなり無茶な申し入れでも従ってくれるでしょう。
 ただ、天魔武者も武者なので、屈辱を与えすぎると、暴発して降伏交渉が台無しになる危険性は存在します。
 最終的な結論は、攻略旅団で行うので、致命的な結果が出ないように、ある程度の配慮は必要でしょう。
『明智勢力がどの程度の要求ならば受け入れるか』を見極めると共に『降伏の狙い』をある程度予測できるように、会談を進めていければよいでしょう」

 最後に、カスミは、
「会談前と、会談後には、ディアボロスでの内輪の話し合いを行う事も出来るます。
 決戦をするという場合は、特に考える事はありません。
 ですが、降伏を認める際に、『降伏後に、明智勢力をどう扱うか』の選択肢を考えておくのは、交渉の時に必要かも知れません。
 逆に会談後は、会談の結果を受け、会談参加者として『こんな選択肢があるのでは』といった、意見を表明する事も可能です。
 この意見は、会談最中者の貴重な意見として、攻略旅団の話し合いの参考になると思います」
 カスミは、会談に参加するディアボロス達を、
「いろいろ面倒そうですが、宜しくお願いしますね」
 と言って送り出すのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
2
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【寒冷適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

一本三三七
 天正大戦国奪還戦、お疲れさまでした。一本です。
 今回は、奪還戦で、同盟を破棄しなかった事で、降伏を申し出て来た明智光秀とその一党を、どうか使うべきかを考える為の、会談シナリオを行います。

 奪還戦後、明智光秀とその一派は、近江国を独立させ、明智光秀を王とする小ディヴィジョンを成立させていますが、その勢力は小さく、ディアボロスにとって、大きな脅威ではありません。
 大きな脅威では無いので、降伏を受け入れる事も出来ますし、決戦を挑む事も可能な状態です。

 明智勢力をどうするかは、攻略旅団の提案によって決まりますので、その提案を考える為の情報を、この会談で引き出せると良いかと思いますので、気軽に、ご参加いただけますようにお願いします!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


文月・雪人
明智光秀との再々会談、今はそれが実現した事に安堵を感じるよ。
とはいえ降伏の受け入れには賛否両論あるのも事実。
挨拶と共にその事実を伝え、お互いの妥協点を擦れ違いなく見つけられる様に、
引き続き誠実な態度で臨んで欲しい事を伝えたい。

俺自身の態度はこれまで通り、友好的に穏やかに。
光秀側の緊張を解す役回りを担えればと。

光秀殿、またお会い出来て嬉しいです。
西国攻略への助力、そして最終人類史への襲撃を避けて頂けた事、感謝します。
降伏の申し出に関して、お話を聞きに来ました。

ディアボロスと天魔武者では価値観が大きく異なります。
それ故に私達の中には、降伏など信用ならないと受け入れに否定的な者も居る。
その一方で、歩み寄れる道があるのなら、共に在れる形を模索したいと考える者も居る。
この多様性こそが、私達ディアボロスの持つ強みの一つです。

全てはこの会談の内容にかかっています。
受け入れには、賛成派だけでなく否定派も納得できるような道筋が必要です。
現実として何が出来て何が出来ないのか、率直に話し合える事を希望します。


音羽・華楠
――会談前に、黒田官兵衛と池田恒興に会話を臨みます。
……必要以上に高圧的になる気はありませんが、礼儀作法は守りつつも挑み掛かる心持ちで。

――私は音羽華楠。
豊臣秀吉を討った復讐者の一人です。
止めを刺したのは別の方ですが。

……かつて秀吉の配下だった官兵衛と恒興が、元主君を討った復讐者を本当はどう思ってるか、確認したく。
特に官兵衛は明智光秀に次ぐ立場と見て取れますし、その内心は会談に臨む上で有益な情報になるかと。

割と挑発的な言葉を投げ掛けます。

私は秀吉に良い印象を全く持ってません。
それ以上に、淀殿への印象が最悪です。
そして、淀殿を、一応は同胞であった於犬の方の死さえも笑いものにしたあの女を黙認してたあなた方を、一切信用出来ません。

他の方は本気で私たちに下ろうとしてるのかもしれませんが、あなたたちは腹に一物抱えて……それこそ秀吉の仇討ちでも狙って私たちに近付いてるんじゃないですか?

これに官兵衛と恒興がどう反応するか、一挙手一投足を凝視します。
表面的な反応だけでなく、些細な仕草も見逃さないように。


ルチルーク・フレンツェン
●目的
トループス級が圧政をしないで無関心でいられるか探る

●理由・心情
淫魔より武者らしく我慢強くあってほしいですが、
クロノヴェーダにとって感情エネルギーを得ようとしないのは
現代人間に例えるととても苦しい状況らしいです。
断片の王やジェネラル級の目の届かない所で事故を起こされては
他ならぬ明智側こそ困りますから、事前に調査しておきたいです。

●方法
会談する場とは別の平伏しているトループス級の皆様に
「北九州や山陰・山陽の決戦で仲間がとても助けられました、感謝しています」
「最終的な結論は後で出ますが、なるべくトループス級の皆様の希望も知りたいです」
「かっこいい装備ですので、鉱石が豊富な場所でも見学してみたいですね」
「行ってみたい場所はありますか?海外の美しい景色もいいです」
「会ってみたい人間などいますか?」
と決戦で共闘して下さったのと外見で褒めまくって
『人間を圧政したい』関連をポロっと言ってしまったり
分かりやすく我慢していないか探ってみます。
これ位簡単なものでもせめて我慢しておいてほしいですがはてさて


●近江国、近江坂本城への入城
 近江坂本城に入場するディアボロスの一団を、平伏して迎える天魔武者の一団。
 この様子に、ディアボロスの中には、遂にここまでという感慨を覚える者も少なく無かった。
 戦闘の結果、命乞いをするクロノヴェーダがいなかったとは言わないが、この規模の勢力がディアボロスに対して恭順と服従の姿勢を示すというのは、初めてといって間違いない。
 この変化こそが、新宿島以外の世界全土を失った日から5年余の、ディアボロスの戦いの結果であるのだろう。

 天正大戦国の断片の王を討ち取った武威を示して、堂々と、城門を潜るディアボロス達から少し距離を取り、ルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)は、平伏する天魔武者達の様子に目を配っていた。

(「平伏する天魔武者の7割は、ディアボロスを恐れて心から平伏しているようですね。ですが、残りの3割は、ジェネラル級に命令されたから従っているだけ……という感じでしょうか。ただ、ここで、ディアボロスをだまし討ちにする事は無さそうです」)
 ルチルークは、そう判断すると、勝者らしく鷹揚に、平伏する天魔武者に声をかけた。

「北九州や山陰・山陽の決戦で仲間がとても助けられました、感謝しています」
 ルチルークの言葉に、ディアオボロスを恐れる天魔武者は恐縮したように更に頭を下げ、そうでない天魔武者は、こちらもぎこちなく頭を下げた。

(「さすが、光秀。配下の教育は行き届いているようですね」)
 ルチルークは、そう内心で思いつつも、柔らかい言葉で、話を続けていく。

「最終的な結論は後で出ますが……。なるべくトループス級の皆様の希望も知りたいで、話をしてくれますか? もし、あなた達が返答しないのならば、天魔武者は何か隠し事があると判断せざるを得ないのですが……」
 半ば脅すように会話するルチルークに、天魔武者達は慎重に会話に応じて来る。

(「こういった下位のクロノヴェーダは重要な情報は知らないでしょうが、隠し事は苦手なはず。ならば……」)
 ルチルークは、今後も天魔武者と同盟を組むと仮定した場合の障害となる『圧政』について、確認しようと、うまく話を誘導していく。
 かつて、ディアボロスは『淫魔』と同盟した事がある。
 しかし『淫魔』は、アヴァタール級やトループス級に至るまで『一般人を堕落』させるという欲求を我慢する事が出来ず、同盟を維持する事が出来なかったのだ。
 天魔武者が同様に『圧政』を我慢する事が出来ないのであれば、今回の同盟はかなり困難になるだろう。
 こう考えたルチルークが、誘導尋問のような会話術も駆使して情報を得た結果は、彼女が考えていたよりもだいぶマシという結果であった。

(「天魔武者は常に一般人を圧制するような行動を取らないと我慢できない……という事は無いようです。
 実際、天正大戦国では、一般人の村長が、圧政の代行をしていたので、自分の手で圧政をしたいという欲求は少ないのかもしれない。
 淫魔とは違い、制御は可能というところでしょうか」)

 ルチルークは、そう結論づけると、会話に応じてくれた天魔武者に時間を取らせたと礼を言うと、先に進んでいたディアボロスを追いかけ、速足で先を進んだのだった。

●接待役、黒田官兵衛
 ディアボロスが城門を潜って暫くと、平伏する天魔武者の中から、ジェネラル級天魔武者『黒田官兵衛』が姿を見せ、ディアボロスを歓迎する姿勢を示してきた。

「ようこそいらっしゃいました、ディアボロスの皆さま。我らが新たな王『明智光秀』も、皆さまを歓迎する事でしょう」
 黒田官兵衛がそう述べると、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が、礼節を守りながらも、挑むような眼差しで、官兵衛に対して自己紹介をして見せた。

「――私は音羽華楠。豊臣秀吉を討った復讐者の一人です」
 と。
 官兵衛は、その華楠の言葉に対して、
「それはそれは、それほどの武名を持つ方が、使者として来てくれましたことを、感謝いたしますぞ」
 と、華楠を褒めたたえるように答えて来る。

(「さすが、秀吉の両兵衛の一角。この程度の揺さぶりで動揺する事は無いですか」)
 華楠は、そう判断すると、更に、官兵衛の反応を引き出すべく、
「官兵衛さんは、元は秀吉の配下だったと聞きましたが、元主君を討った復讐者を本当はどう思っているのですか?」
 と言葉を継いだ。
 この直接的な挑発に、だが、官兵衛は丁寧な物腰を崩さずに、
「はてさて、勝敗は兵家の常といいますれば、秀吉殿の死に思う所などありませぬ。秀吉殿も一角の武将なれば、その死を悼む者が無いとはいいませぬが、そういう者こそ、秀吉殿を討ち取ったディアボロスの武を尊敬しているのですよ」
 と、対応してみせた。

 この対応には、官兵衛の反応を慎重に観察する華楠でも、一切の動揺を見出す事は出来なかったようだ。
(「ならば……、今度は更に切り込む……」)
「秀吉殿が一角の武将ですか。ですが、私は私は秀吉に良い印象を全く持っていないのですよ」
 華楠は、秀吉に敬意を見せた官兵衛の言葉を否定するように、言葉を続ける。
 挑発が過ぎるかもしれないが、駆け引きとしては有益な筈という判断だ。

「とくに、淀殿の印象が最悪ですね。あの女は、一応は同胞であった於犬の方の死さえも笑いものにしています。あの女を好き勝手に振舞わせていた、秀吉一党は、信用に値しないと思いませんか?
 それこそ、あなたたちは腹に一物抱えて……それこそ秀吉の仇討ちでも狙って私たちに近付いてるんじゃないですか?」
 鋭く切り込むような華楠の言葉の刃。
 だが、官兵衛は、首筋をペシと叩くと、頭を下げると、

「これは手厳しい。ですが、淀殿については、我々も頭を悩ましていたのですよ。秀吉殿の唯一の欠点は、女癖の悪さですからなぁ。あのような女に権力を持たせたのは、断罪されても仕方がありませぬ」
 華楠の言葉に迎合して、淀殿をこき下ろしつつ、

「秀吉殿も、最終的には我らの言葉を聞いて、大阪城から淀殿から追放したのですが……。
 いやぁ、悪妻は百年の不作とは、まさにまさに。
 秀吉殿がディアボロスの皆さまに討たれたのも、必定だったのですなぁ」
 と、淀殿と、自分達は違うのだと弁明してみせた。
 そして、この間も、華楠の目に、不審な動きは一切現れなかった。

(「やはり、交渉は一筋縄ではいきそうにないですね。会談の席で挑発して相手を怒らせるといった交渉術は、なかなか難しそうです」)

 華楠は、そう判断しつつ、官兵衛と会話を打ち切り、その案内で城の奥へと進んでいくのだった。

●新たな断片の王、明智光秀
 黒田官兵衛に導かれて、近江坂本城内に入り、広い座敷へと案内されたディアボロス。
 当然のように、上座をディアボロスに譲り、明智光秀は、臣下の礼をとって、ディアボロスに口上を述べる。

「この度は、我らの降伏を認めていただき、ありがとう存じます。降伏したからには、我らは、ディアボロスの皆さまの為に、犬馬の労を厭わないでしょう」

 この口上を受けた文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、この会談が実現した事は慶ばしいと鷹揚に頷きつつも、光秀の言葉を一部否定してみせた。

「おかしいですね、まだ、降伏を受け入れたわけでは無い筈ですよ。
 降伏を認めるか否かの条件を詰める事が、今回の会談の目的の一つなのですから」

 この雪人の言葉を、光秀は「然り、然り」と同意しつつも、

「降伏した以上、我らは、どのような裁定も受け入れる所存。であれば、降伏が成るのは、理の当然でございましょう」
 と、降伏は既定の事実であるように話を継いできた。

 雪人は、友好的で穏やかな態度で、その光秀の様子を慎重に観察する。

(「どうやら光秀は『戦国覇王ユニット』を継承してはいないようですね。まぁ、これは予測できました。であれば、本来の断片の王の知識を全て知っているという事も無さそうです」)
 晩節を穢した感のある徳川家康が最後に喋っていた情報なども合わせて、そう思考した雪人は、光秀の緊張を解すように、
「西国攻略への助力、そして最終人類史への襲撃を避けて頂けた事、感謝します」
 と、会釈してみせた。

 光秀は、雪人の謝意に対して、「降伏した我らはディアボロスの皆様の忠実な配下となるのです、感謝など必要ありません」と応じてくる。
 この反応を確認した雪人は、今後の会談の運び方について、ある程度目星をつける。

(「光秀側は、降伏を認めてもらう為に全力……という感じだね。なら、かなり無理な要求をしても、通るのだろう。ならば、可能な限りギリギリを攻めていけば良い」)

「さて、これから会談を始める事になるのですが、ディアボロスと天魔武者では価値観が大きく異なります。
 まずは、その違いを埋めなければ、降伏を受け入れる事は難しい事を理解してもらいたい。
 ディアボロスは勝者ですから、基本的には、天魔武者側に譲歩して貰う事になるでしょう。
 当然ながら、ディアボロスの中には、クロノヴェーダの降伏など信用ならないという者も多くいます。
 そういった意見を、どう覆せるのかも、天魔武者側の努力次第ですね。
 正直、この近江国の残党程度であれば、武力で押しつぶせば済むと考える者は少なくないので、降伏を受け入れるか否かは、皆さんの努力次第となるでしょう。
 隠し事無く、何が出来て何が出来ないか、率直に話し合える事を希望します」

 雪人は居住まいをただすと、この会談に関わるディアボロスの姿勢について、明智側に伝え、会談を開始を宣言したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

月下部・小雪
な、内緒話の時間、です。
とりあえずだまし討ちをしてくることはないので、お話に集中できそうですね。

まずはボク達の譲れないことを明確にするべき、です。
降伏を認める場合、ディアボロスや最終人類史のみなさんが不本意ながらも納得してくれるようにしていきましょう。

ボク達ディアボロスは奪われた歴史を奪い返すために戦って、きました。
たとえ降伏するとしても明智光秀さん達が奪った歴史は返してもらわないとダメだと思います。
天魔武者の明智光秀さんが奪ったもの……ボク達の歴史の本当の明智光秀さんにお名前を返すべきです。
どれだけ効果があるかはわかりませんが、歴史の偉人の名前を奪っている人は改性、改名してもらいましょう。
戦国大名さんは主君から賜ることもあったらしいので、ボク達から与えるという体裁を整えるくらいはいいかもですね。

あと、気になるのはクロノス級に関する事柄、でしょうか。クロノス級を討つことは止められないと思います。
でも、もしかすると、改性することで消滅を免れることができるかも、ですね。


●会談を始める前に
 雪人の宣言により、会談が始まろうとする所で、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、会談の間の設えを変えるように提案する。
「天魔武者さんの降伏の意志はきちんと受け取っているから、ここからの会談は、部屋の左右に分かれて対等に行ないましょう」
 と。
 ディアボロスは上座に案内されたが、上座は、部屋の奥手である為、会議中の出入りを行いにくい。
 会談に途中参加したり中座する者もいると考えれば、これはあまり宜しくない。
 また、上座から平伏する天魔武者を見下ろしての会談では、相手の様子を伺いつつ話をするのが大変になるだろう。
 この小雪の意見は、デイアボロスにも天魔武者にも受け入れられた事で、会談を一時中断して、会談の場が改めて準備されていく。

 だが、この提案の本当の目的は、会談の前にディアボロスだけで内緒話をする為の物だった。
 小雪は、このタイミングを狙って、小声で今後の会談の方針について相談を行う……。
「今回の会談では、はボク達の譲れないことを明確にすることが第一ですよね。
 交渉相手の光秀君たちの立場を考えて、そのあたりを曖昧にしてしまうと、一時的に降伏を受け入れても、後で、やっぱり相容れない……となるかもしれないでしょう」
 小雪は、ディアボロスだけでなく、一般人の人の心情も考えて、ハードルを高く設定する必要があると、皆に訴えた。
 その一つの例として、
「ボクは、明智光秀さん達が奪った歴史を返してもらわないとダメだと思うんです。つまり、奪った歴史の象徴である名前ですね。明智光秀といった武将の名前は、クロノヴェーダの物では無いのだから、名前を変えてもらいましょう」
 と、提案したのだ。
 この小雪の意見については、歴史上の人物の名前を名乗る事自体は、ディアボロスや一般人の反発も少ないのでは無いか? という意見もあったが、『新たな主であるディアボロスが新しい名を与える』という形であれば、体裁も整うので、攻略旅団で降伏の条件を決める際に検討するという事になったようだ。

 更に、小雪からは、
「あとは、クロノス級についてだね、クロノス級は、今も、過去の時代で圧政を敷いているのだから、撃破しなくちゃいけないよね
 と、クロノス級の撃破についても相談があったが、こちらについては、
『ディアボロスが、過去の時代のクロノス級を撃破できるという情報は、クロノヴェーダには伝わっていない筈。であれば、わざわざ、その情報を教える必要は無く、秘密裏に撃破すれば良いだろう』
 という事実確認が行われた為、小雪の意見の通り、明智勢力の降伏が認めらた場合でも天魔武者のクロノス級の撃破は継続するが、その事実は明智勢力には知らせず、会談の議題にもしない事が、確認されたのだった。

 会談前に確認したいことを確認できた小雪が、ほっと息をつくのとほぼ同時に、会談場の準備が整ったという連絡が齎される。

「それじゃ、会談場に向かいましょう。気を引き締めて、がんばらなくちゃ」
 ディアボロス達は、小雪に促されるように、準備の整った会談場へと向かうのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

マリリン・モンロー
降伏の意思や態度に偽りはないということは理解。
それじゃあ、まずは譲歩や努力……それ以前の大前提についてマリちゃんからは確認させてもらいたい。
これがそもそも不可能な場合は降伏は無理筋に近いと判断するしかない。

まずは近江国というディビジョンの放棄。
ディアボロスの目的は最終人類史に全ディビジョンを統合することである。
よって、仮に貴方たちが近江国から移動しても近江国がディビジョンとして残り続けるというのは困る。
ただし、これらは似たような譲渡などのケースを確認したことがあるので必要なら一旦研究するというのも構わない。

次にクロノヴェーダが人間からの感情エネルギーなしで生存することができるか。
天魔武者で言うなら圧政。
多くのディアボロスは故意に人間が苦しめられることを容認しない。これは最終人類史だけでなく、敵対ディビジョンの人間であっても同様。
一旦話を分かりやすくするためにあらゆる人間やケースを対象に圧政を禁じた場合にどうなるかを確認したい。
併せて、代替手段などがあるならそちらの話も聞いておきたいよ。


●会談の最初の一手は……
 小雪の提案で、対面で会談するように変更された会談場に入った、マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)は、早速、『譲れない条件』について、明智光秀に突き付ける事とした。
(「光秀が、この質問にどう答えるかで、今後の会談の流れは大きく変わるの間違いない……。責任重大だよねぇ」)
 マリリンは、そう気を引き締めて、条件を提示する。

「まず大前提は、近江国というディヴィジョンの放棄だよ」
 その条件は当然のものなので、光秀は「是非もありません」と同意を示した上で、「土地は引き渡しても、ディヴィジョンとして残るのはナシだよ」というマリリンの釘刺しにも、

「断片の王である私が、近江国から退去した上で、ディアボロスの皆様が近江国を制圧すれば、奪還戦のルールに従い、近江国はディアボロスのディヴィジョンとなるでしょう。これは、《戴冠の戦》のルールですので、まず、間違いないかと」
 と、明確に答えて見せた。
 その上で、
「ただ、代替え地が無ければ、移動は出来ませぬので、その点は……」
 と、移動する先の土地については、要望を出してくる。
 この土地についても、
「天魔武者が一時的に滞在したとしても、その場所が、天魔武者の物になるという事はありません。あるとすれば、ディアボロスの皆様が、敗北してディヴィジョンを失う際に、制圧した地域を独立させられるかもしれないくらいでしょう」
 と、代替え地のディヴィジョン化は行えないという、説明を加えてくれた。

「代替え地は何処でも良いのかい?」
 このマリリンの確認に、光秀は、周囲のディアボロスの様子を見つつ、慎重に答えを返す。
「必要十分の広さがあれば、砂漠・山岳・絶海の孤島などの不毛の地でも構いませんし、一般人が一人も住んでいなくても構いません。ディヴィジョン境界の警戒を行えというのならば、ディヴィジョン境界に近い代替地でも問題ありません」
 このあたり、ディアボロスが確認したいことを先回りして、答えてみせた光秀が優秀なのは間違いないだろう。

「一般人が一人も住んでいない場所では『圧政』が行えないので?」
 マリリンが確認するが、
「降伏した以上、ディアボロスの皆様の意に沿わぬ行動は行なうつもりはありません。新たなエネルギーを得る事は出来なくなりますが、現状を維持できるのならば、お釣りがくるでしょう」
 とそつなく答えを返す。
 実際、ディアボロスと衝突してアヴァタール級やクロノス級が殺されてしまえば、圧政で多少のエネルギーが得られても、収支はマイナスとなるだろうので、光秀の言い分は理が通っているだろう。

 ここまでの返答が、ディアボロスに概ね受け入れられたと見た光秀は、ここで初めて、天魔武者側の希望を提示してきた。
「もし、ディアボロスの皆様が、我らを戦力として十全に使いこなし、《戴冠の戦》に勝利しようというのであれば、『敵対するディヴィジョンの制圧した地域』に、代替地を用意するという事も検討して頂きたい。
 この場合、我らが裏切って敵対ディヴィジョンにつく危険性も考慮する必要が出て来。
 ですが、我らは『ディアボロス』の強さを知っているのです。
 『ディアボロス』が《戴冠の戦》の勝者になる可能性が高い限り、我らが裏切るメリットは皆無と思っていただきたい」

 そして、更に、
「もし、代替地が『暗黒世界蝦夷共和国』であり、かつ、ディアボロスの皆様が認めるならば、『暗黒世界蝦夷共和国』のエネルギーの源である『幸福』を一時的に減らす役にも立てるはずです。
 皆様が『暗黒世界蝦夷共和国』を滅ぼすまでの短い期間、圧政によって、一般人が幸福では無くなってしまいますが、圧政のレベルを調整する事で、丁度良い塩梅とする事ができるでしょう。
 少なくとも『一般人を誰も死なせない圧政』を行う事は、それほど難しく無いのですから」
 この光秀の提案を聞いて、マリリンは『それって、生かさず殺さずって事じゃないのかい?』とツッコミを入れたが、言っている事は、やはり理に適っていた。

(「まずは、ここまでの話を整理した方が良いかな?
 光秀は、代替地があれば近江国をディアボロスが奪還する事を認めている。
 代替地は不毛の地でも良く、一般人がいない土地でも良い。
 光秀の最善手は『暗黒世界蝦夷共和国』のディアボロスが制圧した地域を領地とする事。
 その場合は、暗黒世界蝦夷共和国のエネルギーの源である『幸福』を減らす事ができるとアピールしている。
 当然、領地とした地域に新選組が攻め込んでくれば、防衛も押し付ける事が出来るのだろうね。
 暗黒蝦夷共和国について詳しすぎる気もしないでもないけれど、隣接ディヴィジョンであるし、おそらく『手を組もうとしたが、性質が水と油過ぎて同盟に失敗した』みたいな事があるのかもしれないね」)
 マリリンは、そう考えを整理すると、

(「おそらく、攻略旅団での話し合いは、降伏を認めるか否か。降伏を認めるとすれば、明智勢力を何処に配置するかを決める物になるだろうね。つまり、この後の話し合いでは、その攻略旅団の判断材料を作るば良い……筈だね。続きの交渉は、頼んだよ」)

 と結論付け、他のディアボロスに席を譲るのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
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野本・裕樹
降伏の受け入れが可能なのか、難しい事です。
感情の面でもそうですが彼らを生かすリスクを把握しておきたいと私は思います。

当然の事と認識しているのか、それとも意識的に話していないのか判断がつかないので質問させていただきます。

仮に降伏が成った後の話ですが、明智光秀殿の断片の王としての権限や力についてどうお考えでしょうか。
嘗て『平安鬼妖地獄変』の断片の王であった安倍晴明は『天正大戦国』に降伏しディヴィジョンを譲渡、自分はジェネラル級となる事で生き残りを図りました。
降伏とは安倍晴明と同じくジェネラル級となり断片の王としての権限や力を捨てるという事でよろしいですか?

そしてそうなった時、断片の王不在で『暗黒世界蝦夷共和国』と防衛戦になった場合、『暗黒世界蝦夷共和国』側から新たに『命令』され意図せず裏切る可能性は無いのかも合わせて教えていただきたいです。

貴方方の降伏を受け入れるにあたり代替地の判断には欠かせない情報だと思いますがいかがでしょうか。


呉守・晶
む?すまん、今の暗黒世界蝦夷共和国を代替地とした場合の例で気になることが出来たから質問をしたいがいいか?
今の例からすると明智光秀、お前達にはディヴィジョンの強奪を行う能力は既にないのか?
他ディヴィジョンの土地で敵対種族がおらずジェネラル級などが一定期間制圧を行えば、その土地を強奪出来たはずだ
最終人類史の土地や他のディヴィジョンの土地を代替地として与え場合はその土地を新たな天正大戦国としてディヴィジョンの上書きが起こると思っていたが……違うのか?

その前提でアルタン・ウルクの上都(ザナドゥ)や蝦夷共和国の松前、コーサノストラのカナダ、あるいは今だ住民の帰還がされていない最終人類史の対アルタン・ウルクの最前線、それらの中でいずれかを代替地としてディヴィジョンの強奪と上書きをした場合、どうなるかの推測とメリット・デメリットが聞きたかったんだが

明智光秀は断片の王にあらず、王なき種族にディヴィジョン強奪のルールは失われる……という認識でいいか?
他の残党の亡命先での支配地で強奪が起きていないのと同じで


●暗黒蝦夷共和国を代替地とした場合の疑問点
 マリリンが引き出した情報では、明智光秀勢力は、暗黒蝦夷共和国のディアボロスの制圧地を代替地とする事が最大の望みであるのは間違いないようだ。
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)は、そう考えると、少し思案顔で腕組みをすると、マリリンから譲られた席に立ち、光秀に疑問をぶつけた。

「む? すまん、今の暗黒世界蝦夷共和国を代替地とした場合の例で気になることが出来たから質問をしたいがいいか?」
 そう問われた光秀は、当然問題無い、なんでも聞いて欲しいと、晶の質問を促す。
 それを確認して晶は、
「俺の認識としては、《戴冠の戦》では、ディヴィジョン間の領土の奪い合いが発生する……と考えていた。
 最終人類史の土地や他のディヴィジョンの土地を代替地として与え場合はその土地を新たな天正大戦国としてディヴィジョンの上書きが起こると思っていたが……違うのか?」
 この晶の質問に、光秀は痛い所を突かれたかのように、一瞬言葉に詰まるが、表面上は穏やかに返答を返してきた。

「私は、断片の王といっても、その権能の全てを得ているわけではありませぬゆえ。
 他のディヴィジョンの土地を奪う事はできません。
 ですが、それは、ディアボロスの望みとも合致するのではありますまいか」
 自分の力不足に忸怩たる思いもあるのだろうが、その力不足を利用して、ディアボロスとの軋轢を避ける手段としようという交渉力は、さすが光秀だと、晶は感じ入る。

 が、交渉力ならば、晶も決して負けてはいない。
「なるほど、それは残念だ。お前達に、その力があるのならば、アルタン・ウルクの上都や蝦夷共和国の松前、コーサノストラのカナダ、あるいは今だ住民の帰還がされていない最終人類史の対アルタン・ウルクの最前線を仮の代替地としたうえで、敵ディヴィジョンを『切り取り次第』とする事もできたのだがな」
 と、おそらく天魔武者が最も望むだろう恩賞について言及し、話を聞いた天魔武者を悔しがらせる。
 この晶の一言は、おそらく、天魔武者達の断片の王明智光秀への信頼や忠誠を低下させる事となっただろう。
 切り取り次第でディヴィジョンを手に入れるチャンスを力不足で失ったとなれば、それも、むべなるかなである。

 晶に続いて、光秀に言葉を掛けたのは、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)であった。
「なるほど、光秀さんの立場や状況は理解させていただきました。断片の王としての権能は限定的という事なのですね」
 狐耳を揺らしてうんうんと頷く裕樹に、光秀は感情を隠して、その通りですと応じる。

「でも、でしたら、降伏の受け入れは難しくなるかもしれません」
 裕樹は、穏やかな口調で、厳しい言葉をかける。
「感情的な面や、メリット・デメリットなど、詰めるべき点は多々あるのですが、それらが些事となる、問題点があうのですから」
 裕樹の言葉に、天魔武者達は大きく動揺する。
 光秀も、「それは、いかなることでしょうか」と、少し焦り気味に聞き返してくる。

「嘗て『平安鬼妖地獄変』の断片の王であった安倍晴明は『天正大戦国』に降伏しディヴィジョンを譲渡、自分はジェネラル級となる事で生き残りを図ったという事例があります。
 光秀さんは、断片の王でを名乗っていますが、正式な断片の王の権能は無い。
 つまり、光秀さんの能力は『ジェネラル級以上、断片の王以下』となるわけですね」
 裕樹の確認に、光秀は頷くが、裕樹が何を言おうとしているかは理解していないようだ。

「ご存じの通り、ジェネラル級は、断片の王の直接の命令には逆らえません。
 では、光秀さんはどうでしょう?
 天魔武者の皆さんを、暗黒世界蝦夷共和国に配置したとして、蝦夷共和国の断片の王が直接現れれば、光秀さんは、蝦夷共和国の断片の王に従属してしまう可能性があるのでは無いですか?
 もし、そうであるならば……、信頼するしない以前の問題になってしまいます」
 確かに、裕樹の懸念は、非常に重要であり、今回の降伏を受け入れるかどうかの大きな要素になる。
 光秀も、それを察知したのか慎重に口を開いた。

「ディアボロスの皆さまから見れば、その懸念はもっともな事です。
 ですが、それは大きな問題では無いと進言いたしましょう。
 ただのジェネラル級であっても、断片の王からの直接命令されない限りは、その命令に強制力は発生しません。
 断片の王からの命令だといえば、伝聞であろうとも従う事が多いが、これは『強制力』によるものでは無く、主従関係に根差しています。
 反抗しても、最終的に、断片の王の前に引きづり出されて強制的に命令を下される事になるのだから、無駄な抵抗はしない……と考えて貰っても構いません。
 更に『断片の王からの直接命令』であっても、抜け道があります。
 断片の王の命令に背かない範囲で、自分の裁量で行動する事が出来るのです。
 天正大戦国奪還戦では、家康は、我々に対して『京都に攻め込み全滅するまで戦わせる』意図で、ディアボロスの戦力を引き付けるよう命令を出してきました。
 あくまで『主君の為に自発的に全滅する』ような体裁を整えたのです。
 これに対して、我々は、尼子勢力をディアボロスが攻めるお膳立てをする事で、『ディアボロスの戦力を引き付ける』事で、生き延びてみせたのです」
 光秀は、ジェネラル級であっても、断片の王の命令も絶対ではないという事を説明しつつ、裕樹の問いへの返答を行った。

「私は曲がりなりにも、断片の王ですから、断片の王の命令に従う謂れはない……。と断言したいところですが、それを証明する手段は、ありません。
 もしかしたら、直接目の前に断片の王が現れれば、従わされるかもしれません。
 が、それは、ディアボロスの皆さまにとっては絶好のチャンスとなるでしょう。
 ディアボロス勢力圏に、断片の王がわざわざやってきてくれるのですから。
 蝦夷共和国の断片の王が少数で潜入して来るのであれば、撃破するのは容易いでしょう。
 断片の王が軍勢を率いて来るのならば、私が前線に出ずに後方に下がっていれば『直接の命令を受ける事が無い』ので、やはり、断片の王撃破のチャンスとなります。
 もし、ディアボロスの皆様が、断片の王を引きづり出す作戦の囮に私達を使うのであれば、その囮役を立派に勤めて見せましょう。
 その上で、『断片の王に私が従属してしまうかどうかは未知数』ですから、万が一囮作戦に失敗して、私が断片の王の前に引きづり出されたとしても、従属させられるとは限らないのです。いかがでしょうか?」
 ここで説明に失敗すれば降伏は無くなるとばかりに饒舌に喋る光秀の言葉に、裕樹は、一応の納得を見せる。

「その説明は適切ですね。危険性を鑑みて断片の王との決戦には参加させられないでしょうが、ディアボロスが制圧した地域に配置する分には問題無いでしょう」
 この裕樹の言葉に、光秀と背後の天魔武者達は、安堵のため息をついたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
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効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!

ルチルーク・フレンツェン
会談を中断させて内緒話して仲間に申し訳ないです

今の所はトループス級アヴァタール級の暴走は無い、
光秀やジェネラル級達の求める降伏を受け入れるか受け入れないかは
ディアボロスや人類の“心情だけ”に一見見えます
力ずくで決戦するなら今でも後でも楽に一見見えます

しかし、本当に『最終人類史への圧政』が無いと言い切れない気がしています
圧政の意味は権力で押さえつける政治
「対クロノヴェーダ防衛戦力としての権力を担っているディアボロスがクロノヴェーダの存在を赦している窮屈感」を圧政として曲解して、
少量ずつだろうとも効率が悪かろうともこっそり圧政エネルギーを得ようとしていないか気がかりです

竜血卿ドラキュラは独立する時にディヴィジョンを吸血ロマノフ王朝から変えられるのを示唆していました
光秀が最終人類史の遠方の会っていない、会っていない人間達からでも圧政と感じた感情をエネルギーで獲得すると己や天魔武者達を変えていてもおかしくないと思いました

証拠が無い仮説ですし、強くなるなら極限まで使い倒すのも手と思います、以上です


●休憩と認識の擦り合わせ
 晶と裕樹との話し合いの後、光秀の提案で、会議の休憩が提案された。
 ディアボロスからの追求が激しいという事で、軍師の黒田官兵衛などと相談しておきたい事ができたのかもしれない。
 もっとも、この休憩は、光秀側に有利になる……という物では無い。
 ディアボロスは、光秀勢力の総意としての情報を求めているので、光秀勢力内での情報のすり合わせや内輪の話し合いは、積極的にしてもらい所なのだ。

 勿論、ディアボロスも、この休憩時間を無為に過ごす理由は無い。
 この時間を利用して、ルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)の差配で、ディアボロス側も認識のすり合わせを行なう事になったのだ。

「今の所はトループス級アヴァタール級の暴走は無く、光秀勢力を配置した地域が、ディヴィジョン化してしまう恐れも無いだろうという事ですね。
 また、光秀勢力が他のディヴィジョンのジェネラル級の命令に従ってしまうかは不明ですが、断片の王が直接乗り込んで来るのならば、逆に好機なので、問題は無さそう……という所でしょうか」
 ルチルークの確認に、皆は大きく頷いた。
 ディヴィジョン化の恐れが無い事、光秀が敵に強制的に寝返る可能性が低い事を聞きだせたのは、とても有意義な情報であっただろう。

 が、ここで、ルチルークは、一つの懸念点を口にする。
「さて、天正大戦国のエネルギー源は『圧政』です。
 光秀勢力は、自分の支配地域に『一般人』は必要ないと言っています。
 が、これは本当に『圧政』によるエネルギーの奪取を目論んでいない事になるのでしょうか?
 彼らは、天魔武者が直接『圧政』を行わなくても問題は無いと言っていました。
 これは、一般人の村長や代官が圧政をする事で、天魔武者はエネルギーを得られるという文脈ではあったのですが……。
 極論すれば『ディアボロスが圧政』を行ったとしても、天魔武者はエネルギーを得られる……という可能性は否定できないでしょう。
 勿論、やってみなければわかりませんから、会議で確認しても、意味は薄いでしょうが、その可能性を踏まえて考える事は必要だと思うのです」

 ルチルークの提示した懸念点に、集まったディアボロスが思案顔になる。
 勿論、ディアボロスが『圧政』を敷く事などありえない。
 だが、ディアボロスの施策を『圧政』だと感じる一般人が皆無であるとも断言できないのが現実なのだ。
 特に、刻逆が発生する前に『特権階級』であった者達は、ディアボロスの平等な施策を『圧政』だと感じる可能性は高いのかもしれない。
 また、ディアボロスは『一般人同士の戦争』を禁止している。
 圧倒的な武力でもって、犯罪活動やテロ活動、戦争に繋がるような行動を抑止している。
 こういった行動も『圧政』と考えるものは、きっといるのだろう。
 暫しの間、ディアボロス同士で、様々な可能性について討論を行うが、結論というべき結論を出す事はできなかった。

「そろそろ、休憩は終わりですね」
 そして、そろそろ休憩の時間が終わりという頃に、ルチルークがそういって、討論を取りまとめると、会議場への移動するように提案したのだった。

「証拠が無い仮説ですし、天魔武者が多少強くなる程度ならば、ディアボロス側の戦力増強になるので悪い事では無いのでしょう。
 あとは……あまり良い話ではありませんが、ディアボロスの施策を圧政と感じる人からエネルギーが奪われる事は、ディアボロスにとってもメリットかもしれません。
 圧政によりエネルギーを奪われていた天正大戦国の一般人は、圧政に反抗する意志の力を持ちえませんでした。
 つまり、圧政で奪われるエネルギーは、圧政に反抗しようとする一般人の意志の力であったと考えられるからです」
 ルチルークは、それ以上の説明はせずに、会議場に向かったが、この会議に参加している政治関連の知識のあるディアボロスは、その意図を理解した。

 もし、天魔武者が最終人類史の『圧政』のエネルギーを奪う事が出来たのならば、ディアボロスの施策に反抗する勢力から、反抗しようとする意志を奪う事になるので、治安が安定する……。
 仮定に過ぎないが、それは確かに、ディアボロスにとってのメリットとなりうるものであるのだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
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一ノ瀬・綾音
革命淫魔の時から今に至るまで……ディアボロスとクロノヴェーダの共存は綾音ちゃんも考えてきたことだ
でも、今こうして目の前にそれが実現しようとしているのが見えると……少し気合も入る

よろしいでしょうか?
先程ディアボロスが戴冠の戦の勝者になる可能性が高い限りは裏切るメリットは皆無とおっしゃいました。
ということは、仮にディアボロスが戴冠の戦で負ける可能性がある場合、裏切るメリットはある、ということでしょうか?
勿論勝者になるだろう方へつく方がいいということは承知しています。ですが、天魔武者の中には最後まで自陣の為に残っている方もいました。
ディアボロス陣営がそのような『いかなることがあろうと最後まで残る』と断言できない理由は何かあるのでしょうか?
皆様がディアボロス陣営に感じた何かがあったりするのでしょうか?

ぶしつけな質問でしたら申し訳ございません、ですがディアボロスとしても皆様の真意を聞けない限りは処遇について厳しい判断をせざるを得なくなってしまうので。
どうか包み隠さず教えてくださると幸いです。


音羽・華楠
これは、絶対に話しておくべきことです。

復讐者が明智勢力の降伏を受け入れたとして。
……その後に明智勢力の裏切りが判明した場合、当然ですがその報いは受けてもらいます。
最終人類史への攻撃、他の改竄世界史との密通など、色々と例は思い浮かびますが――

――仮に、それをやったのが誰か一人だけだったとしても、他の者は何も知らなかった、何も関わっていなかったとしても、明智勢力全員に責を負ってもらいます。

場合によっては、明智勢力全員の命が対価となるでしょう。

……実のところ、復讐者の中にはあなた方の降伏に懐疑的な者も数多いです。
彼らを納得させる為にも、裏切りの対価は相当厳しくしておかないと、反対多数で降伏が成り立たない可能性もあるんですよ。

……とはいえ、これらは降伏後のあなた方の行動次第とも言えます。
懐疑的な復讐者たちにも信頼をしてもらえるように行動を積み重ねていけば、いずれは緩められるはずのことですから。

本来、絶対的な敵対関係である復讐者に降伏しようというわけです。
これくらいは想定内ですよね?


●降伏は無条件に受け入れられる事では無いという前提について
 休憩が終わり、明智勢力とディアボロスが共に会議場に戻るのを待ち、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は、会議の仕切り直しとして、明智勢力に、一発かましす発言を行って見せた。

「仮に、ディアボロスが、あなた達明智勢力の降伏を受け入れたとして、その後に明智勢力の裏切りが判明した場合、当然ですがその報いは受けてもらいます」
 こう断言した華楠は、不敵な笑みと共に、更に言葉を続ける。

「光秀さんなら理解していると思いますが、私達ディアボロスは、超常的な手段で情報を集める方法があります。最終人類史への攻撃、他の改竄世界史との密通など、色々と例は思い浮かびますが――、その計画を実行する前に、その計画はディアボロスに漏洩すると考えてもらいたいですね」
 この華楠の言葉が、おそらく事実であろうと理解できる、光秀は「そのディアボロスの力こそ、ディアボロスの勝利を確信する理由の一つゆえ、重々弁えております」と、かしこまって応える。
 が、華楠は更に、
「――仮に、それをやったのが誰か一人だけだったとしても、他の者は何も知らなかった、何も関わっていなかったとしても、明智勢力全員に責を負ってもらいます。場合によっては、明智勢力全員の命が対価となるでしょう」
 と続けると、さすがにそれはと、抗弁して来る。

「我々は、全力をもって問題を起こそうとする者を取り締まる所存です。が、断片の王の命令をジェネラル級が抜け道を探せるように、アヴァタール級やトループス級もまた、同様の事が出来ます。
 さらに言えば、トループス級の中には、命令を正しく理解できない知能の低いものも存在しています。
 動物程度の知能のトループス級が存在する事は、いまさら説明する必要は無いでしょう。
 野犬が一匹、嚙みついただけで、勢力全員の責だというのであれば、我らは、ディアボロスに滅ぼされる事を理解した上で、決戦を挑まねばなりません。
 ディアボロスのディヴィジョンの一般人が一人でも犯罪を犯せば、ディヴィジョンを滅ぼすぞると言われれば、それが、如何に無体な条件かお分かりになるでしょう。
 そもそも、罪を犯す前に、ディアボロスの皆様ならば、事前に防げるのではありませんか?」
 この光秀の主張は当然の主張ではある。
 第二次世界大戦後、無条件降伏した日本はGHQの統制下に置かれたが、GHQであっても『日本人が一人でもアメリカ兵に対して犯罪行為を行えば、日本人は全員殺す』みたいな事は言い出していない。
 もし、GHQがこんな事を言い出したならば、日本人は最後の一人になるまで連合軍と戦い玉砕せざるを得なかっただろう。

 この正論に、華楠は、
「……実のところ、復讐者の中にはあなた方の降伏に懐疑的な者も数多いのです。
 彼らを納得させる為にも、裏切りの対価は相当厳しくしておかないと、反対多数で降伏が成り立たない可能性もあるんですよ」
 と、主張を譲らない。
 だが、勿論、この条件をそのまま盛り込んだならば、即決戦して明智勢力を滅ぼすという選択と同じだという事も理解できている。
 なので、
「……とはいえ、これらは降伏後のあなた方の行動次第とも言えます。
 問題を起こした者とその関係者は処刑するとして、その後、その失点を取り戻す働きをすれば、功罪を相殺する事は出来るでしょう」
 と、フォローを入れて話を締めるのだった。

 厳しい意見を突きつけた華楠から会話を引き継いだ一ノ瀬・綾音(色彩に溢れし少女・g00868)は、冷や汗を搔いたであろう光秀をねぎらうように、「よろしいでしょうか?」
と優し気に言葉をかける。

「華楠の先ほどの話は、そういう意見もあるという話ですので、必ずそうなるという事では無いのですよ。
 全ては、今回の会談の内容を元に、ディアボロス全体の話し合いで決定する事なのだから。
 もし、華楠の話の前半のような極端な結論となったならば、決戦するしかないのかな?
 でも、君達明智勢力と共存しようという意志を持つディアボロスも少なくない事も忘れないで欲しいんだよね」
 そして、綾音は、その為にも、腹を割って話をする必要があるとして、彼女が疑問に思っている点を、光秀に問いかけるのだった。
 光秀は「であるのならば、誠心誠意、正直にお答えさせていただく」と、綾音に向き合ってくれる。
 綾音は、光秀の言葉にうなずきで答えると、ぶしつけながらと、
「先程ディアボロスが戴冠の戦の勝者になる可能性が高い限りは裏切るメリットは皆無とおっしゃいました。
 ということは、仮にディアボロスが戴冠の戦で負ける可能性がある場合、裏切るメリットはある、ということでしょうか?」
 こう質問を投げかけた。
 光秀は、綾音の言葉を真剣に聞くと、真摯な口調で返答を返していく。

「そうですね、口先だけであれば、ディアボロスの皆様が如何に不利な状況となろうと最後まで忠誠をつくしますと言う事は出来るでしょう。
 ですが、それは、皆様の望む返答では無いと確信しています。
 しかし、私達は『ディアボロスが《戴冠の戦》に負ける可能性がある』程度で、裏切る事はありません。
 我々が裏切るのは『ディアボロスが《戴冠の戦》に負ける可能性が51%以上』となった場合のみと考えていただきたい。
 勿論、敗北の可能性が51%以上であったとしても、必ず裏切るわけではありません。
 例えば、アルタン・ウルクが相手であれば、降伏したとしても、アルタン・ウルクに喰われて滅びるだけですから、裏切るメリットはありません。
 アルタン・ウルクが相手であるのならば、勝利の可能性が1%でもあるのならば、ディアボロス側に全掛けさせていただくでしょう」

 光秀の言葉に嘘は無いと、綾音は感じつつ、
「勿論勝者になるだろう方へつく方がいいということは承知しています。ですが、天魔武者の中には最後まで自陣の為に残っている方もいました。
 ディアボロス陣営がそのような『いかなることがあろうと最後まで残る』と断言できない理由は何かあるのでしょうか?
 皆様がディアボロス陣営に感じた何かがあったりするのでしょうか?」
 と質問を重ねた。
 この問いに対して光秀は『天正大戦国奪還戦で散った者達は、徳川家康、或いは、家康に従うジェネラル級の命令によって戦っていただけ』であると答えを返すが、これもまた、嘘の無い返答だと、綾音は感じ取る事が出来た。

 天正大戦国奪還戦では、ジェネラル級でも、目端の利く伊達政宗などは『逃げられるならば逃げたい』という立場であったので、まず間違いは無いのだろう。

 綾音は、正直に答えてくれた光秀に礼を言うと、この会談の結果が、攻略旅団の決定にどう影響するのか期待しつつ会談を終えるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
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野本・裕樹
これまでの会談内容からは『ディアボロス』の《戴冠の戦》勝利を望んでいるように感じられますが……見方を変えれば降伏という形をとりながらも『ディアボロス』を他のディヴィジョンの防壁、そして刃に出来るという事にもなります。
私たちが勝利した場合、《戴冠の戦》の碑文にあった「唯一絶対の全なる王」には光秀さんがなるのでしょうか。
狙いというには弱いかもしれませんがそこに天魔武者の勝ち筋が僅かでもあるなら、そこに賭けているのかもしれませんね。

純粋にただ生き延びたい、というなら一番良いのですけれどね。
まだ楽観視は出来ません。

光秀さんが現在の状態になってしまった原因についても少し考えておきたいです。
代替わりで力を損なわない為の策、天正大戦国としては『天下統一』を介さず『戦国覇王ユニット』を持たない者が断片の王となる事自体が想定外、それ故に権能が限定的となってしまったのではないでしょうか。
限定された残りの権能の行先……『戦国覇王ユニット』、もしやまだ消滅していない可能性があるのでは?


●会談で得られた情報と考察、ディアボロスの擦り合わせ
 会談を終えたディアボロス達は、近江坂本城から退去する前に、ディアボロスだけで集まると、今回の会談について、話し合いの場を持った。
 この後、明智光秀などに、最後の挨拶をして帰還する事になるが、その前に、得られた情報を精査し、考察とすり合わせをする必要がある。
 この話し合いは、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)を中心として進められた。

「これまでの会談内容からは、明智勢力は『ディアボロス』が《戴冠の戦》勝利する事を望んでいるように感じられますね……」
 この裕樹の印象を否定する者はいない。
 ディアボロスが敗北するならば、明智勢力も同時に滅ぼされる可能性が高く、そうであれば、明智勢力が『ディアボロス』の勝利を望むのは理屈にも合うだろう。

「ディアボロスに対して譲歩を重ねている……ように見えすぎます。降伏するというのならば、おかしくはないでしょうけれど……何か別の狙いがある可能性は考えられないでしょうか……」
 そういった危惧も出たが、これまでディアボロスが『一時的に手を結んだクロノヴェーダの全てを最終的に滅ぼしてきた』事を鑑みれば、おかしくは無いという意見が多くでたようだ。
 光秀は優秀な頭脳で、ディアボロス相手に下手な交渉をすれば、滅ぼされるだろう事を予測しているのかもしれない。

 この意見には、裕樹も同意を示したが、
「純粋にただ生き延びたい、というなら一番良いのですけれどね。まだ楽観視は出来ません」
 と、慎重姿勢を示して、懸念点を述べる。

「たとえば、私たちディアボロスが勝利した場合についてです。仮に《戴冠の戦》の勝者『唯一絶対の全なる王』が、最後に生き残った断片の王を指すのであれば、光秀さんになる可能性はあります」
 光秀さんは、断片の王の知識を正しく継承していないようなので、確証は持っていない筈ですがと、裕樹は続けたが、この可能性は否定しきれないだろう。
 だが、
「その場合、明智勢力が役に立つうちは、使っても問題無いのでは? さっきの懸念が正しかったとしても、処分するのはまだ先で良いだろうからね」
 という意見が出たため、当面は様子見でも良いかという雰囲気になる。
 この懸念を回避するだけならば、最期の断片の王を撃破する直前に処分しても構わないのだから。

「それでは、今回は、友好的な雰囲気で別れて、攻略旅団で話し合うという事で良さそうですね。帰還後に、攻略旅団で評決を取るとすれば……」
 裕樹は、他の面々ともよく話し合い、攻略旅団で行う評決の選択肢などについても話し合っていく。
 その結果、
「選択肢の1つは『いますぐ明智勢力と決戦を行う』で確定ですね。
 決戦を行わない場合でも、近江国から退去してもらうのは確定ですので、代替地をどこにするかの選択が重要です。
 代替地の候補については、皆さんの意見を総合して『コーサノストラのアラスカに領地を与えて、アルタン・ウルクに備えさせる』『最終人類史のアルタン・ウルクの戦線(ロシア戦線、中東戦線、中国戦線)を担当させる』『未帰還の青森県を与えて、暗黒世界蝦夷共和国に備えさせる』『暗黒世界蝦夷共和国の一部(歯舞群島、網走、根室など)に領地を与えて、蝦夷共和国に備えさせる』『サハラ砂漠などの無人の地域に隔離して飼い殺しにする』などがありそうです。
 どの戦線を幾つ任せるかや、領地の広さをどうするか等は、大方針が定まった後の調整する感じですね」
 という方針がまとめられた。
 この話し合いでは、明智勢力の天魔武者を代替地に移動させる方法としては、大型タンカーなどを利用して海路で運ぶ事も提案されている。
 既に帰還済の地域に天魔武者の軍勢を入れる訳にもいかないので、これは妥当な提案となるだろう。

 そして最後に、
「選択の結果がどうであれ、特殊案件攻略旅団ワイルド・カードで『明智勢力と決戦する』という選択がなされれば、すぐさま決戦を行うという条件も必要ですね。
 この取り決めがあるならば、状況に応じた臨機応変な対応も出来る筈です」

 そう確認をして、ディアボロス達は、話し合いを終わらせたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エイティーン】がLV2になった!
効果2【リザレクション】がLV2になった!

文月・雪人
そろそろ会談も終了だね。
光秀達に対して改めて挨拶を。
とても率直に話してくれた事に感謝の意を示しつつ、
年明けの最終結果が出るまでの間にお願いしたい事を伝えたい。

先ず一つ、近江国の圧政は即刻停止して下さい。
その上で、これまで圧政に耐えてきた人々を労って、救援活動を行っていただけませんか?
私達にとって人々は単なるエネルギー源ではありません。
共に勝利を目指す仲間であり、友人です。
それは最終人類史の中だけではなく、各ディヴィジョンの住民達に対しても同じです。
或いはクロノヴェーダに虐げられてきた人々に、
嘗ての自分達を重ねている部分もあるのかもしれない。

光秀殿とは不可侵の協定を結んでいましたが、
近江国への救援を行えていない事は、大きな気がかりの一つでした。
頼む事は出来ますか?

奪還と共に消えゆく命と思われるかもしれません。
しかし彼らの生きた証は、最終人類史の人々の中に受け継がれていきます。
これから私達と人々と共に生きていく事を願うなら、
彼らの声を聞き、寄り添う努力をして欲しい。
どうか宜しくお願いします。


●明智勢力との会談の終了と帰還
 話し合いを終え、帰還後の攻略旅団での話し合いの概略を纏め終えたディアボロスは、近江坂本城から退去するべく、明智光秀らに挨拶に向かう。

 まずは、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、ディアボロスを代表して、とても率直に話してくれた事に感謝の意を示しつつ、年明けの最終結果が出るまでの間にお願いしたい事を伝えると、光秀たち天魔武者は、この雪人の言葉にたいして、宜しくお願いしますと最敬礼で受け入れてみせた。

 これで挨拶は終わりではあるが、続けて、雪人は、
「先ず一つ、近江国の圧政は即刻停止して下さい。その上で、これまで圧政に耐えてきた人々を労って、救援活動を行っていただけませんか?」
 と、追加の要求を伝達する。
 近日中に近江国から明智勢力はいなくなり、最終人類史に奪還するので、現在の住民の救援については、喫緊の課題とは言えないかもしれない。
 しかし、ディアボロスとしては、決して疎かに出来ない問題なのだと、雪人が念を押すと、光秀は「可能な限り意に沿いたい」と返答を返したが、

「しかし、ディアボロスの皆様が満足できる救援活動を行う知識が、天魔武者側にはありません。知識不足による救援の失敗で、皆様の不興を買うのは避けたいですので、救援の手順などを指導していただけないでしょうか」
 と、注文をつけてきた。

 雪人も、この懸念は当然だと考えて、指導する者か或いは指導書などを手配する事を約束する。
 もともと、この提案は『天魔武者が本当に圧政に拘りが無いのか』を確認すると共に『天魔武者の意識改革』という意図があるので、この対応で問題は無い。
 救援の実務に関しては、自衛隊でも対応できるので、帰還までの短い間ではあるが、近江国の一般人の生活は保障される事だろう。

 更に、雪人は、
「近江国から代替地に出る際は、クロノ・オブジェクトの持ち出しは認められないだろうが、それで問題無いだろうか?」
 と、他の参加者から話が出ていた懸念点についても確認を行った。
 この確認に対しても、光秀は、代替地への移動などの手配があるのであれば問題は無いと受け入れる事を表明する。
 その反応を見る限り、明智勢力が居城としての近江坂本城に拘ったり、秘密のクロノ・オブジェクトを所持している可能性は、低いとみて良さそうだと、雪人は推測して、改めて、退去の挨拶をして、城門に向かったのだった。

 明智勢力との会談は、無事に終了した。
 明智勢力をディアボロス傘下に加えるか否か、その結論は、攻略旅団の話し合いによって決定する事になる。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2025年12月25日