リプレイ
ゼロファスト・ニーレイ
【奴崎組】(連携・アドリブ歓迎) 伏見逸さん(g00248)のことは『フシミ氏』
“ヤツ”に改めて会う道筋のためにも、まずはこの防衛を突破しなければな
……と。下手に轟音を轟かせては向こうの警戒をいたずらに促してしまうだけか
ここは『舞人血志:争葬の武闘』で血に魔力を巡らして、間合いを詰めて切り込んでいくとしよう
『戦地と言う舞台で俺とお前が繰り広げる唯一の武闘(舞踏)だ――存分に踊ってもらおうか』
右手に銃、左手に剣といういつもの構えでトループスに対峙
……奥に控える“ヤツ”についてわずかに思考を巡らしていたら自然と嗤っていたようだが、周りの反応は知らん。今は目の前の敵の殲滅に集中する
(相手を煽るような狡猾な笑みを浮かべながら)
娘御ども。貴様らには特別怨恨は無いが……いや、クロノヴェーダということで殲滅の対象ではあるのだが
こっちも奥にいるだろう“ヤツ”に少しでも早く鉛弾を贈りつけたいのでな、なるべく手早いテンポで散ってくれ
伏見・逸
【奴崎組】で参加(仲間は苗字呼び)(アドリブ歓迎)
必要に応じ、仲間をディフェンス
「宿敵主が望むように事を運ぶ」を最優先目標とし、行動を合わせる
因縁か、後悔か。ぶちのめしてえもんがあるんなら、その為に手が必要なら…俺の事は、好きに使え
仲間と声を掛け合い連携。敵の残数や動き、敵味方の消耗状況等の情報を共有する
自分の体を足場に使わせ、【エアライド】も利用して、味方を壁の上に乗せる
その後自分も壁に登り戦闘
【禍竜の雷霆】使用、【エアライド】を使用して敵の上から攻撃を叩きつける
撃破可能な敵を倒し数を減らす>敵側の連係の妨害>他、の順に優先して攻撃先を選ぶ
敵の砂嵐は羽ばたいて振り払う・翼を盾代わりにして防御
自分の負傷はそれほど厭わないが、動けなくなる程の無茶は避ける
恨みがあるかねえかとか、別に関係ねえ。ぶちのめす理由なんざ、「邪魔だから」だけで充分だ
お前の「用事」はこの先にあるわけだろ
だったら何も遠慮なんざ要らねえよ
…なんて、わざわざ俺が言う事でもねえか。「因縁の相手に会うのが楽しみ」ってツラしてるし
●
「おー。居やがるな。壁の上ってのがちと面倒そうだが」
バラナシの街を守る壁をディアボロスたちが複雑な思いで眺めていた。
伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)の気楽そうな声はここまでだった。ここにはもう一人が居る。
「ヤツに改めて会う道筋のためにも、まずはこの防衛を突破しなければな」
ゼロファスト・ニーレイ(漆黒(くろ)の彼岸・g11308)は我知らず拳を握り締めていた。それに気が付いた時、盛大なため息が漏れる。
「……と。下手に轟音を轟かせては向こうの警戒をいたずらに促してしまうだけか。ここは間合いを詰めて切り込んでいくとしよう」
手を開いて、再びゼロファストは拳を握り直した。
先ほどの拳は溢れ出る想いの吐露で、今の拳は制御された意思の表れだ。
それは彼が新宿に流れ着いた時よりも、変わったことを示している。
「因縁か、後悔か。ぶちのめしてえもんがあるんなら、その為に手が必要なら……俺の事は、好きに使え」
「済まないな、フシミ氏。かたじけない」
逸は己の道具として動いてくれると告げていた。
その心意気をゼロファストは無駄にする気はないし、それを頼りに無為な突撃をする気もない。助力への返礼は無駄に傷付かず、任務と共に復讐を無事に果たし、みんなで戻るという結果で示すべきだろう。
「踏み台はこっちで用意した。いつでも行けるぞ」
そして逸には自分自身を踏み台にする覚悟もあったが、実際には冷静にエアライドを設置。ここのトループス防衛ラインは壁の上に居ることで高さを利用して有利に戦う為、壁に乗ってしまえばその優位を奪えると判断してのことである。
こうして二人はバラナシの壁を守るアーディティヤと戦いを始めることにした。
「娘御ども。貴様らには特別怨恨は無いが……いや、クロノヴェーダということで殲滅の対象ではあるのだが。
ゼロファストは猛り狂う血潮を媒介に魔力を急速に巡らせた。
それは全身を駆け巡ることで、身体能力を急激に向上させる。
そして壁に飛び乗るとそこに居る敵へ攻撃を仕掛けたのである!
『敵襲だと!?』
「こっちも奥にいるだろう"ヤツ"に少しでも早く鉛弾を贈りつけたいのでな、なるべく手早いテンポで散ってくれ。
右手の銃で体の中央を撃ち抜く。
それを避けようと回避たところで、左手に構えた剣を振り抜いた。
強化された身体能力に寄る一連の動きは、計算された流れであることも踏まえて、まるで舞踏のようであった。そしてそのうごきひゃ敵を葬るまで止む事は無い。
「戦地と言う舞台で俺とお前が繰り広げる唯一の武闘(舞踏)だ――存分に踊ってもらおうか」
『ええい! 不埒者めが! 嵐よ在れ!』
ゼロファストはようやく訪れた怨敵への思いに煽る様な笑みを浮かべるが、その笑みを邪悪なものと断定して敵は風を放った。風に吹かれて炎の如き熱砂の嵐となるが、心のままに動くゼロファストは痛みなど感じないように動き続けたのである。
『こやつはやるぞ! 増援を呼べ!』
「やらせるわきゃねえだろ。こいつで死んでくれや」
このタイミングで逸は攻撃を仕掛けた。
仲間と連携して攻撃するため、壁よりも上にジャンプして様子を見ていたのだ。
当初目標としては、二人で確実に一体ずつ葬る為である。
「砕けて裂けて、塵にでもなれ」
逸は傷ついた敵に向けて、頭上から翼を広げて降下。
まるで稲妻のような勢いで敵へ両の拳を振り下ろした。
両手を組んで叩きつけるハンマーブローを浴びせた後、回し蹴りならぬ尻尾を顔面に叩き込んだ。
『何の目的化は知らんが、この街を、この街を汚させ馳せぬぞ!』
「恨みがあるかねえかとか、別に関係ねえ。ぶちのめす理由なんざ、『邪魔だから』だけで充分だ」
激昂して風を操り熱砂を叩きつけて来る敵に対して、逸は避けるのではなく両手をクロスして受け止めることで直撃を避けた。目をやられたり心臓なり腹を狙われなければ動けるからだ。そしてドラゴニアンである彼ならば、仮に手が焼けついても、蹴りを浴びせ尻尾を叩きつければ戦えるだろうと、ちょっとやそっとの痛みなど無いように戦うのであった。
「ふう……ようやくか。手を掛けさせてすまないな」
「お前の『用事』はこの先にあるわけだろ。だったら何も遠慮なんざ要らねえよ」
やがて敵を殲滅し、街へ忍び込めようになったところでゼロファストが声を掛けた。
逸は今からが重要な用事だろうと肩をすくめた。
(「……なんて、わざわざ俺が言う事でもねえか。『因縁の相手に会うのが楽しみ』ってツラしてるしな」)
その先を逸は告げなかった。
使命に凝り固まって、『刺し違えてでも倒す!』などという段階を越えているようだ。
出逢って倒したい、因縁を断ち切りたいとは思っていても、気負い過ぎてはいないのだろう。
「そうだな。なら全て終わった所で酒でも奢らせてもらおう」
「そいつは嬉しい話だが……覚悟しとけよ? おせっかいは俺だけじゃねえからな」
ゼロファストの言葉に逸は不敵な笑みを浮かべて、街の方へと歩いて行った。
そして……そこでは戦いなど知らぬように、平和な街並みが続いていたという。
こうしてディアボロスたちはバラナシの街へと潜入し、まずは情報収集を始める事にしたのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ゼロファスト・ニーレイ
【奴崎組】(連携・アドリブ歓迎) 伏見逸さん(g00248)のことは『フシミ氏』
無事、内部には進めたか……
――だいぶ隔絶された生活が続いてたのであろうな、中は随分と平穏としているようだ。花を話題に随分と盛り上がっておる
行商が存在するか……ならば、それに扮して調査を進めるとしよう
『貴奏:魅了眼聲』でこちらに好感を抱くよう仕向け、街の概要やめぼしい地理情報を確保していくか
――あちらは花に興味があるようだ。その辺を引き合いにしつつ世間話の形で会話していくとしよう
(微笑を浮かべて)
失礼
私、行商として転々としている身ですが……こちらに伺うのは初めてでございましてな。今後の取引のためにこちらもこの街のことを教えていただきたく
行商を行う上で地理と周辺の人々の情報は、どれだけあっても損は無いので――
……おや、こちらは花を趣味とする御仁が多くいるのでしょうか? 庭に美しい花が
花か……花ですか……
私、以前に黒色に咲いた彼岸花を見た覚えが――興味がわいたのでしたら、街のことを聞きつつ、こちらもお話しましょうか
●
「無事、内部には進めたか……」
ゼロファスト・ニーレイ(漆黒(くろ)の彼岸・g11308)はバラナシの街を進んでいた。向かう先は裕福な町民たちの屋敷があるエリアだ。
「この花を知っている人もおられるやも。しかし花を活かして持ち込むのは難しいのですよ」
(「――だいぶ隔絶された生活が続いてたのであろうな、中は随分と平穏としているようだ。花を話題に随分と盛り上がっておる」)
ゼロファストは屋敷で行われている話に耳を聴いてみた。
詳細までは聞こえないが、予知もあるのでおおよそで分かればいい。
「花を摘んだ者全てに何をやったかを尋ねさせたのです。行商なら聞けますからね」
(「なるほど。行商が存在するか……ならば、それに扮して調査を進めるとしよう。――あちらは花に興味があるようだ。その辺を引き合いにしつつ世間話の形で会話していくとするか」)
ゼロファストは借りの身分として行商を選んだ。
話を合わせ易いし、急な飛び込み営業をしてもおかしくはないからだ。
適当にタイミングをずらして屋敷へと向かったのである。
「失礼。私、行商として転々としている身ですが……」
「おや? お客さんだね。ちょっとまっておくれ」
ゼロファストは保保身を浮かべながら友達催眠を使った。
この残留効果は友人の要請であれば応えレベルの能力がある。
流石に家族にも告げないレベルの秘密は駄目だが、今回は地理を聴くだけなので問題はなかった。
「こちらに伺うのは初めてでございましてな。今後の取引のためにこちらもこの街のことを教えていただきたく。行商を行う上で地理と周辺の人々の情報は、どれだけあっても損は無いので――」
「はあ……そうかね。それは大変だね」
ゼロファストの斬り出した話を屋敷の主人は適当に聞いている。
興味の無い言葉ではあるが、友達催眠もあるので切り上げた利せずに色々考えているようだ。
「……おや、こちらは花を趣味とする御仁が多くいるのでしょうか? 庭に美しい花が」
「おおっ! その通りだよ! 今も友人と話をしていてね」
話を切り替えると覿面に聞いた。
義務的に聞いている、知って居たら答えるレベルだったのに、自分から話したくなっているようだ。
「花か……花ですか……。私、以前に黒色に咲いた彼岸花……曼殊沙華を見た覚えが――興味がわいたのでしたら、街のことを聞きつつ、こちらもお話しましょうか」
「何……だと!? 黒い曼殊沙華など聞いたことが無いぞ!」
ゼロファストの話に主人は食いついて来た。
今では彼の話を少しでも聞きたがっているようだ。
そのまま話し込むが、少しも戻る気配がなかったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
【友達催眠】を重ね、ニーレイの行商仲間を装う
見た目のイカツさや武装を見とがめられたら、護衛も兼ねていると説明しておく
…中は意外と普通ってか、穏やかなもんだな
壁で仕切られてれば、そんなもんか
ニーレイが街の住人と話すのを少し離れたところで眺める
…あいつ、ああいうの上手だよなあ…花がどうのとか、しっかりそれっぽく話してるじゃねえの
…さてと、俺はどうすっかな…ただ突っ立ってあいつを眺めてるだけってのも、なんか妙だしな…
【友達催眠】利用、街の住人に声をかけ情報収集
街の地理について、特に「街から外に出る道」がどれかを重点的に聞いておく
(ニーレイの因縁の相手、逃がすわけにはいかねえからな。道は出来るだけ把握しておきたい
…まあ、飛んでく可能性もあるわけだが…そっちの対策は別もんだな)
情けねえ事に、俺はどうにも道に迷いやすいタチでなあ
あいつ(ニーレイを示し)とはぐれて、よく怒られるんだ
とりあえずどっちに行けば出られるか、教えておいて貰えるか
近道とかあれば、とても有難い
●
(「……中は意外と普通ってか、穏やかなもんだな。壁で仕切られてれば、そんなもんか」)
伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は仲間の話を近くで聞いていた。
屋敷の主人との会話を聞きながら、適当なところで割って入る為である。
「最初は暗めの赤を見間違えただけかと思ったのです。しかし、その光景は続いたそうです」)
(「……あいつ、ああいうの上手だよなあ……花がどうのとか、しっかりそれっぽく話してるじゃねえの。……さてと、俺はどうすっかな…ただ突っ立ってあいつを眺めてるだけってのも、なんか妙だしな……」)
逸は仲間が機転を利かせて話を合わせているのを聞いて、ボンヤリと方向性を定めた。
友達催眠は要請が可能だが、ただ話しても意味がないからだ。
具体的にどんな情報が聴きたいかを指定する必要があるのだ(さっきの続きでも良いが、その場合は限られてしまう)。
(「やっぱここは移動経路か。ニーレイの因縁の相手、逃がすわけにはいかねえからな。道は出来るだけ把握しておきたい。……まあ、飛んでく可能性もあるわけだが……そっちの対策は別もんだな」)
逸が考えたのは街をどう移動するかの話である。
仲間の宿敵が逃げる可能性があるし、ジェネラル級相手の作戦に使うかもしれないので尋ねても無駄では無いだろう。
やがて逸は屋敷で近くに居る使用人に尋ねてみた。
「すまねえ。俺はあそこで話してる行商人の護衛なんだがな」
「はあ。なんでしょうか?」
逸は自分のイカつさも考慮して話を切り出した。
使用人は外に出歩いて居そうな相手を選んだこともあって、彼のイカつさを樹にした様子もない(友達催眠の影響かもしれないが)。
「情けねえ事に、俺はどうにも道に迷いやすいタチでなあ」
「なるほど。それで個人ではなく、護衛をしてるんですね」
逸の話を相手は信じたようだ。
特に不信感を持った様子はなく相槌を打ってくれているので、質問すれば教えてくれるだろう。
「あいつとはぐれて、よく怒られるんだ。とりあえずどっちに行けば出られるか、教えておいて貰えるか? 近道とかあれば、とても有難い」
逸は街の地理について質問してみた。特に『街から外に出る道』がどれかを重点的に聞いておくことで、敵が逃げた時に備える訳だ。知って居れば逃げられても追撃がしやすくなるし、またジェネラル級相手の作戦で脱出する時にも活用できるだろう。
「この街は素直な町割りをしていますから、普通に門から出れば良いと思いますよ」
「あー。特に近道とかコツはねえのか」
尋ねてみたところで、特に秘密のルートなどはないようだ。
つまり自分たちで見たままの地図を作製しておけば、その地図通りに相手は行動するだろうし、こちらも判断できるというわけである。
(「なら追い掛けるだけでなく、回り込むのも待ち構えるのも簡単だな。問題なのはジェネラル級相手に街中で仕掛ける時か……ま、それはそん時に参加する奴が判断するだろうよ」)
逸はひとまず頭の中で幾つかの状況を想定して見た。
今顔の敵が逃げたとしても問題無く追撃が可能だろう。
その上で二体居るらしいジェネラル級相手の作戦は、その時になって考えればよいと割り切ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
●
『怪しい奴が居るらしいのはこっちか?』
『おそらくな。暫く探せば見つかるだろう』
巡回部隊がディアボロスを探し始めている。
その動きは地形に沿ったもので、住民から聞いた『特に近道や隠し通路はない』との情報に一致していた。
『貢献し続けてせっかく掴んだ地位だ。こんなところで失敗してたまるか。必ず見つけ出すのだぞ』
『はっ』
この部隊を指揮するアヴァタール級は漂流してきた天使であり、頑張って地方の部隊長の一人にまで上り詰めたようだ。
種族差があっても信用されているようで、彼が知らないならばやはり隠し通路などはないのだろう。
もっとも巡回部隊や住民が知らないだけで、重要施設などに隠し通路が存在する可能性もあるが、それはジェネラル級に挑むチームや、特殊な制圧戦を旅団で提案する時に、改めて確認する作業であろう。
少なくとも、アヴァタール級ではなくクロノス級を召喚する、復讐召喚戦において逃走されても追いつくことは問題無く可能であった。
ゼロファスト・ニーレイ
【奴崎組】(連携・アドリブ歓迎) 伏見逸さん(g00248)のことは『フシミ氏』
……相手方も動き始めたか
一般市民に流れ弾を飛ばすのも問題だ。ここはあえて表に立って相手の注目を集めるとしよう
随分とものものしく動き回っているようだな。どうした、荒事の話でも出たのだろうか?
(構える相手に対して)そう殺気立つでない、貴様らを信ずる民衆が慌ててしまうだろう
――舞台を用意してやるからこっちへ来い
『展開するは忠誠の黒彼岸』――民衆に話した黒の曼殊沙華は此処にあるぞ
どうだ? 花に関心を向けている民衆の信仰を強固とするために一つ二つ手折ってみては……出来ればの話だが、な
敵勢力を『領域具現:彼岸の内海』の中に引きずり込み、民衆を巻き込まない方向で無力化を試みよう
少々視野は暗くなるが、敵の攻撃が良い証明代わりにはなりそうだ
奥にいるだろう“ヤツ”を視線で探しつつ、捉えたのであれば笑んでおくか
見つけたぞ。……逃げられると思うなよ? 我が宿敵(ヴィオローゼ)
伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
必要に応じ、仲間をディフェンス
「宿敵主の望むように事を運ぶ」を最優先目標とする
…ああ、来たみてえだな。荒事の気配だ
俺には、こっちの方が向いてるんでな。楽しませて貰おうか
仲間と声を掛け合い連携、敵の配置や残数等の情報を共有
仲間の隙や死角をカバーする立ち回りを心掛ける
【禍竜の凶舞】使用、足技と尻尾による打撃メインの喧嘩殺法
戦闘に巻き込まれそうな一般人がいれば守り、退避させる
後は「撃破可能な敵を倒し、数を減らす>敵の攻撃や連携の妨害>他」の順に優先して攻撃先を選ぶ
敵を手早く殲滅する事で、味方や周囲への損害をできるだけ抑える
ニーレイは、獲物を前に焦ったり逸ったりするタチとも思えねえが
存分に動けるように、守りは固めておくか(【ガードアップ】)
自分の負傷は基本的に気にしないが、敵の攻撃は長ドスや尻尾で受け流すか、翼を盾代わりにして、急所への直撃や動けなくなる程の負傷を避ける
(ヴィオローゼの姿が見えたら「あいつか。確かに、見た事のあるツラだ」と反応(交戦経験有))
●
平和なバラナシの街で何かが起きている。
それは巡回部隊の動きである程度は分かるものだった。
「……相手方も動き始めたか」
「……ああ、来たみてえだな。荒事の気配だ」
ゼロファスト・ニーレイ(漆黒(くろ)の彼岸・g11308)と伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は敵部隊が動くのを遠くから垣間見た。
「俺には、こっちの方が向いてるんでな。楽しませて貰おうか」
逸は先ほどまで潜り込んでいた屋敷を振り返った。
お花がどうのこうのという話には付き合い切れない。まだ美術館巡りでもする方が有意義だろう。
「一般市民に流れ弾を飛ばすのも問題だ。ここはあえて表に立って相手の注目を集めるとしよう。見たところ、それほど街の情勢にも詳しくなさそうだしな」
ゼロファストは敵の動きが通り一辺倒の聞き込みや、空からの確認であることを理解した。おそらくは住民と同じレベルでしか街の事を知らないのだろう。この街は見た目通りで近道もないように感じるし、重要拠点でもなければ隠し通路など無いように思える。巡回部隊という事はそう言った場所を任されない『ほどほどの信用』であると思われた。ならば相手の性格を考えれば、誘導できるとゼロファストは踏んだのである。
「そう言う事なら俺は近くに誰か居ないか見ておくさ。避難誘導も必要ならやっとくぜ」
逸はゼロファストのフォローをする事にした。最初は死角を守って囲まれないようにするくらいだが、途中からは一般人が近づいて何かしないように留意すると告げた。
『居たか?』
『いや。まだだ。いかんな……』
敵は焦りを浮かべて捜索していた。
そういえば天使をあまりリグ・ヴェーダで見たことがない。
巡回部隊程度とはいえ、おそらく下積みを何度も繰り返し、努力を重ねて今の待遇まで来たのだろう。その立場を失いかねないとすれば必死なのも頷ける。つまりは予定通りという事だ。
「随分とものものしく動き回っているようだな。どうした、荒事の話でも出たのだろうか?」
『なんだ貴様!? もしや貴様らが侵入者か!』
ゼロファストが逸を連れて姿を現し声をかけると敵は余裕なさそげに反応した。
実際に驚いているのもあるだろうが、ディアボロスがこの地に居ることも知らないので、どう反応すべきかと当惑しているのだろう。
「そう殺気立つでない、貴様らを信ずる民衆が慌ててしまうだろう。――舞台を用意してやるからこっちへ来い」
それともここで戦って、失点を重ねたいのか?
ゼロファストがそう暗に告げると敵は如実に反応を変えた。
『ちっ……我々を舐めるなよ』
『ただで済むと思うな』
天使たちは渋々ながらついて来るが、何人以下が周囲をきょろきょろと罠が無いかを見渡すが、ゼロファストの背中を守る逸以外に何もある筈がない。正面から戦う事を是としているのであって、特に罠に掛ける予定ではないのだ。
ゆえに広々とした場所に連れてきたところで戦闘を開始する。
「さあ、見るが良い。『展開するは忠誠の黒彼岸』――民衆に話した、幻の花。黒の曼殊沙華は此処にあるぞ。どうだ? 花に関心を向けている民衆の信仰を強固とするために一つ二つ手折ってみては……出来ればの話だが、な」
『舐めるなと言った!』
ゼロファストはあえてパラドクスをゆっくりと解放し始めた。
待機状態など存在しないからだが、こうすることで奇襲する心算など無いと示したのだ。パラドクスの初期状態である、迷宮化で敵の周囲を覆い始めた。
「舐めてなどいない、心を込めて倒すとも。世界に迷い、囚われ、散るがいい!!」
ゼロファストは掌を開き、そこに暗黒の世界を想起した。
その意思のままに世界は変異し、黒き彼岸花が咲き誇る。
そしてこの世界の中心はゼロファストではない。彼が亡き主人に向けた忠誠心こそがベクトルの中心であり、変転する世界そのものが天使たちを歪ませて傷つけるのだ。
『お、おのれ……。異端が、天の摂理を知れ!』
敵はこの攻撃に対して、神の叡智を元にした精神波を放って来る。それはゼロファストの世界を歪め直し、世界を染め直すために侵食し始めた。
「少々視野は暗くなると思っていたが、良い照明代わりにはなりそうだ」
世界を歪ませ合う力、精神力と精神力のぶつかり合い。
その戦いに際してゼロファストはこともなげに笑った。
痛みも何もかも、かつての喪失感に比べれば何でもない。これから始まる復讐ゆえに、この程度は我慢できると笑ったのだ。
『殺してやるぞ!』
「そう急ぎなさんなって。ま、どうしてもてんなら俺と先に戦ってもらおうか」
敵が風の短剣を操って襲い掛かろうとすると、逸が割って入った。
ローキックを浴びせながらステップを踏み、尻尾を硬化させて叩きつけたのだ。
回転運動を掛けて敵を跳ね飛ばしながら、ゼロファストに群がろうとした敵との距離を強引に空ける。
「やられっぱなしってのも気分割るよな? 分かるぜ。さあ、存分に踊ろうか」
『貴様から先に殺してやる!』
逸としては殺るも殺されるもいつもの事だ。
その戦いを渡り歩き、精々死なないように努力する。
風の短剣を長ドスで受け流し、あるいは翼を広げて背中から襲い掛かる敵を押さえつけた。もちろんただでは済まないが、直撃するよりは良いと割り切っている。
「そういや一般人は近づいて来なかったぜ、ニーレイ」
「フシミ氏に任せた事である。その辺りは気にしていない」
逸はゼロファストが復讐相手を相手に焦らないとは思っていたが、念の為にガードアップを設置しながら背中合わせにポジションを固めた。ゼロファストの方も彼に背中を任せ、並みいる敵を暗黒の世界にへと引き釣り込んでいくのであった。
「見つけたぞ。……逃げられると思うなよ? 我が宿敵」
(「あいつか。確かに、見た事のあるツラだ」)
そして奥の方に居る敵に向けてゼロファストは不敵に微笑み、逸はトループス級を殲滅するまでの間、仲間を見守るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【迷宮化】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
●
敵の姿を、ヴィオローゼの姿を見た時から周囲に力が集まり始めた。
正確にはもっと前からなのだろうが、『仇が居る』と認識した時から如実に変化し始める。
アヴァタール級であるヴィオローゼはリグ・ヴェーダに流れ着いてより、必死になって功績を重ねて巡回部隊の長まで上り詰めた。ようやくといったところで、これから……と『アヴァタール級のヴィオローゼ』は思った事だろう。だがしかし、この先からは違ったものになるのだ。
『……なんだ? 意識が……』
『ここはどこだ? ……私の世界ではない?』
アヴァタール級とクロノス級の意識が混濁し、ブレ始める。
やがて『ゼロファスト・ニーレイと名乗る男』が退治する時には、クロノス級へと完全に置き換わるだろう。
その時は……もう直ぐそこであった。
ゼロファスト・ニーレイ
(アドリブ歓迎)
――あちらも“本体”が徐々に引きずり出されているようだな
動揺している様子が見てとれる。これはこれで愉快な様相だ
……久しいな、ヴィオローゼ
こうして本体と相まみえるのは、貴様が我が主を裏切り、俺にその罪をなすりつけて以来か
(チョーカーが巻かれた首元を指差し)あの時は、俺自身も主なき世界に一切の未練が無かったので死を受け入れたが――復讐者(ディアボロス)として新たな生を得たのは想定外であっただろうな
貴様からしても、俺からしても
これについては『どうやら我が主は、貴様のことを許せずにいたらしい』……そう、俺は解釈させてもらった
ならば、あの方の臣下として。こちらがやるべきことはただ一つ
『忠義の赤刃』で己に剣を突き立て、その血を刃に伝わせる
剣を引き抜いた後は改めて銃を手に取り、いつでも対峙できるように佇もう
剣も、銃も。どちらも奴にとって脅威と認識させるために
――我が主より賜った、この銃で。貴様に最上の鉛弾をくれてやろう
表舞台に立ったならば、覚悟を決めろ
●
(「――あちらも"本体"が徐々に引きずり出されているようだな」)
ゼロファスト・ニーレイ(漆黒(くろ)の彼岸・g11308)はアヴァタール級のクロノヴェーダが、大元であるクロノス級に置き換わっているのを見た。彼が遠目に見据えた直後からだ。
(「動揺している様子が見てとれる。これはこれで愉快な様相だ」)
もしあの時点で呼びかけていたらハッキリと召喚されていたのではないだろうかとすら思える。だが、呼びつけなかったことで、敵は混乱が助長されて居るような気がするのだ。彼に苦しめられた(正確には主人を殺されて、絶望させられた)ゼロファストとしては、奴が苦しむ様を見て心地よいとすら思えて来る。
「……久しいな、ヴィオローゼ」
『何? 貴様は……』
だがゼロファストはここではっきりと呼びかける事にした。
決着を付けたいと思うのと、奴と同レベルの争いをすることは、そんな醜い気持ちを抱くことは主人に失礼ではないかと思ったからである。怒りも憎しみも消せないが、まずはケリを付けようと思い至ったのである。
「こうして本体と相まみえるのは、貴様が我が主を裏切り、俺にその罪をなすりつけて以来か」
『な、何を言うか。あの件は確かに……』
過去の事件を指摘すると、ヴィオローゼは慌てふためきながらも周囲を見渡した。他の者が居れば濡れ衣問題を主張することに意味があるが、第三者が居ないならば意味がないからだ。ゆえに今は逃げることが優先だと、この場がどこなのかを確認しているのだろう。
『ちっ。誰も居ないのか……それはそれでやりようはある……』
(「最後に視線を斜め上に向けた。言い訳のメタファー? いや、空か。奴は翼を露出しているしな。だが……迂闊に飛ぶな、飛べばかえって目立つ。そのセオリーを知らんと見える。所詮は閉じた時間に籠ったクロノス級だな」)
その姿にゼロファストは敵は空を飛んで逃げようとしていることに気が付いた。
リグヴェーダの街に限らず、『天使や悪魔の告げ口で』空を飛ぶものは減った。
ディアボロスが空を飛んでの機動戦をし足り、動物を利用して情報戦に使う事を亡命した連中が触れ回ったからだ。だがクロノス級はそのこと自体を知らないし、なんだったらこの地で苦労して功績を積み上げて地位を貰ったアヴァタール級の事すら知らないのだろう。
「あの時は、俺自身も主なき世界に一切の未練が無かったので死を受け入れたが――復讐者として新たな生を得たのは想定外であっただろうな」
ゼロファストはチョーカーが巻かれた首元を指差して苦笑した。
決して目の前の敵に抗えなかったわけではない。
もちろん容易いわけではないが、それこそ逃げる位なら自分も出来たのだから。だが、その未来に希望が持てなかったがゆえに、逃げる気など無かったのである。
(「もしも太陽が無ければどうだろうか? この地はたちまち凍り付き、花は枯れて空を捨てるであろう。当時の俺の気分としては、まさにソレだ。その気持など……欠片も分かるまいがな」)
ゼロファストは笑った。苦笑ではあるが、侮蔑では無く悲しみに満ちた笑みだ。
『な、何が言いたい……』
「貴様からしても、俺からしても。これについては『どうやら我が主は、貴様のことを許せずにいたらしい』……そう、俺は解釈させてもらった」
ヴィオローゼは穴氏をするフリをしながら、ゆっくりと翼に力と意識を移している。
週にゼロファストの仲間は居ないか、駆けつけるのが遅れていると見たのだろう。
もしかしたら空を飛んで逃れ、この地の民でも人質に取る気だろうか? いっそのことそうさせて見れば自滅する……とすら思ったが、その考えを即座に破却した。まさに主人であれば選ばない選択だからだ。
「ならば、あの方の臣下として。こちらがやるべきことはただ一つ」
『貴様……』
ゼロファストは居場を己に突き立て、その血を刃に這わせて強化した。
決して奇襲して攻撃などしない。我が手で決着を付けようと示したのである。
本当ならば……その指で、己の心臓を掻きむしりたいほどであったのだけれど。
「――我が主より賜った、この銃で。貴様に最上の鉛弾をくれてやろう」
『ははは。勝てる気なのか? 貴様一人で? 大した増上慢だな』
敵はゼロファストが脅威であると示した刃と銃を見て笑った。
一人だから……ではなく、戦いが最善手だと思っていることにだ。
おそらくは一撃離脱で脱出を選び、増援がおらずに勝てるなら踏み留まって戦う。仲間が居るならば囲まれる前に逃げる算段であろう。
「表舞台に立ったならば、覚悟を決めろ」
だがゼロファストには仲間がいる。
きっと奴が逃げたならば、回り込んで留めてくれるはずだ。
ならばゼロファストがすべきことは唯一つ、宣戦布告をして真正面から叩き潰すと告げることであった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
エイレーネ・エピケフィシア
アヴァタール級が本来生まれたディヴィジョンの外に流れ着いても、クロノス級は復讐召喚を免れ得ないようですね
ここはあなたにとっては遥か遠き天空の大地
されど大天使と同じく信仰を糧とする偽神が蔓延り、あなたにとっては悪くない環境と言えるでしょう
だからこそ……ここで必ず討ち滅ぼします
召喚されたクロノス級の力はアヴァタール級と同等とはいえ、万に一つも生かしてはならない相手です
そして、彼の者との宿縁を抱く仲間がいる以上は……わたしも出し惜しみはしません
≪神護の長槍≫を敵に向け、その穂先より『勝利齎す女神の威光』を放ちます
黄金色に輝く聖光の奔流で敵の身を灼き、羽根を燃やして動きを鈍らせることで仲間の技に繋げましょう
反撃の剣は≪神護の輝盾≫で受け流し、攻撃後に敵が後ろに退いたなら再び光を浴びせる機会を伺いましょう
攻めかかる度に後退を繰り返す戦術のようですが……あなたにはもう、逃げ場などありませんよ
ここまでの作戦を通じて、バラナシの防備に浅からぬ罅が入ったことでしょう
もう間もなく次の作戦を実行できそうですね
ゼロファスト・ニーレイ
【奴崎組】(連携・アドリブ歓迎) 仲間のことは苗字呼び、伏見逸さん(g00248)のことは『フシミ氏』
復讐召喚(舞台)は整った。奴を討つのに、改めて協力を願うぞ
普段はどちらかが囮でもう片方を確実に当てていく戦法を取っているが、先に『最上の鉛弾をくれてやる』と言ったからな……相手も銃の方は警戒するだろう
俺としても鉛弾を贈りつけるという意志には変わりないので、ここは『どちらも囮にしない』戦い方を仕掛けるとしようか
「『偽りを重ね、真を含めた混沌の乱撃。――しかと喰らえ』」
『銃剣:鳴乱』で、剣と銃を使った乱撃で奴に応戦。好機をうかがいつつ、機を見て奴を撃ち抜きにかかる
どうした、たった一発で苦痛を覚えているのか? 我が主が貴様によってもたらされた苦痛は、これよりも大きく上回るはずだが?
貴様が裏切ってクロノヴェーダにもならなければ、知ることもなかっただろうがな
痛みも、苦しみも、絶望も。全てない交ぜにされたものをよく味わっておくが良い
これは貴様が始めた物語なのだからな
――その結末を、その身で刻み込め
伏見・逸
【奴崎組】で参加(連係アドリブ歓迎・仲間は苗字呼び)
(「宿敵主の望むように事を運ぶ」を最優先目標に)
必要に応じ仲間をディフェンス。特に宿敵主は倒れさせないよう注意
(自分の負傷は気にしないが、仲間の負傷には割とわかりやすくキレるタチ)
…さて。後はお前が望むままに、気が済むまで…ってとこだな、ニーレイ
好きなように動け。俺の事も、好きなように使え
(ニーレイが銃と剣どっちも囮にしねえなら、囮は俺がやろう
わざわざ声には出さねえが、あいつなら察して動くだろう)
前に復讐、後ろに禍。てめえはもう逃げられやしねえよ
ここで潰れろ、羽野郎
仲間と声を掛け合い連携、互いの位置の把握に努める
上も含めた立体的な包囲を意識し、敵の逃走を防ぐ
【エアライド】利用で敵の周りを動き回り、飛ぼうとするなら蹴りや長ドスで叩き落とす(【禍竜の雷霆】)
敵の攻撃は長ドスで受け流す・翼を盾代わりにしてダメージを減らすが
「仲間が深手を負うのを防ぐ」或いは「仲間が攻撃する為の隙作り」に有効と判断した時は防御を棄てる
敵へのトドメは宿敵主に任せる
リューロボロス・リンドラゴ
【奴崎組】
どうやら一撃離脱を狙っておるようだが……。
愚かよな。誰を敵に回したのかも分かっておらぬのは。
閉じた時の中にいたヴィオローゼは今のゼロファストを知らぬ。
奴崎組の組員たるゼロファストをの。
【トラップ生成】による仕込みは十分。
逃走防止の視認しにくいワイヤートラップよ。
ゼロファストに意識が向いておる以上、気付けぬであろう。
動揺しまくっておるしの。
街を覆う壁のお陰で地上だけでなく空であろうが仕掛けやすかったわ。
ふん。一人で、だと?
いつからゼロファストが一人だと言った?
いつからこやつの友が逸だけだと言った?
我は龍、我こそはドラゴン。リューロボロス・リンドラゴ。ここに見参!
ああ、ちなみに。
我ら奴崎組、二百人は超えておるぞ?
その全てが貴様の敵よ。
それでも笑っていられるか?
ハッタリ?
違うな。貴様なぞ、我らだけで十分ということよ!
――死よ、笑え。破滅もたらすは竜である。
ゼロファストの方向へ押し流してくれようぞ!
貴様はゼロファストの宝を奪った。
貴様の命なぞでは釣り合わぬ宝を奪った。
報いを受けよ。
●
「どうやら一撃離脱を狙っておるようだが……」
『だ、誰だ!?』
リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が放った言葉に敵が驚いたような声を上げる。敵はクロノス級であり、それは滅多にない言葉である筈だった。
「愚かよな。誰を敵に回したのかも分かっておらぬのは」
「アヴァタール級が本来生まれたディヴィジョンの外に流れ着いても、クロノス級は復讐召喚を免れ得ないようですね」
飽きれたようなリューロボロスの呟きをエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)が補足する。敵は現状の事を全く理解しておらず、それはこの地で功績を積み上げたアヴァタール級では無く、本来は閉じた時間軸を我が物としているクロノス級であることに起因していた。
「ど、どういうことだ!?」
(「閉じた時の中にいたヴィオローゼは今のゼロファストを知らぬ。奴崎組の組員たるゼロファストをの」)
今の言葉で理解できないならば、ワザワザ説明してやる義理はない。
リューロボロスは溜息を吐くと、戦意を高めつつもこの戦いの『主催』に任せる気でいた。
「ふん。一人で、だと? いつからゼロファストが一人だと言った? いつからこやつの友が逸だけだと言った? 我は龍、我こそはドラゴン。リューロボロス・リンドラゴ。ここに見参!」
此処に来るまでに準備を終えたリューロボロスは、ゆっくりと姿を現し自らの名前を唱えた。彼女にとって自らの所在を明かし、その立ち位置を明かすのは息をするのも同然である。
(「ここはあなたにとっては遥か遠き天空の大地。されど大天使と同じく信仰を糧とする偽神が蔓延り、あなたにとっては悪くない環境と言えるでしょう。だからこそ……ここで必ず討ち滅ぼします」)
対してエイレーネは信仰の在り様と、種族の在り様について思いを馳せていた。
アーディティヤも天使も信仰を元にし、天井の存在の名前を奪った連中だ。許せるわけがないし、エネルギーとしては爆発力が弱いながらも、やり方によっては無制限に得られるその脅威を誰よりも知っていた。それゆえに敵を必ず倒すと心に決めていたのである。
「……さて。後はお前が望むままに、気が済むまで……ってとこだな、ニーレイ」
「言われるまでもないのであるフシミ氏」
もはや語る事は無いだろうと伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)が視線を向けると、ゼロファスト・ニーレイ(漆黒(くろ)の彼岸・g11308)は頷いて中央に位置した。今回の敵であったはずのアヴァタール級に対して、復讐召喚をしてクロノス級を呼びつけたのは他ならぬ彼である。戦いの口火を切るとしたら、彼の言葉が相応しかろう。
「舞台は整った。奴を討つのに、改めて協力を願うぞ」
「「「……」」」
改めてゼロファストが皆を見回すと、三人は躊躇いなく頷いた。
クロノヴェーダを倒すのはディアボロスにとって当然のことであり、宿縁を結んだのが同じ旅団の仲間となれば猶更であろう。奴崎組の四人は心合わせ力を合わせてヴィオローゼを討伐する。
「好きなように動け。俺の事も、好きなように使え」
逸は仲間たちの前に立ち前衛を担った。
長ドスを構え翼を広げ、いつでも飛び掛かれるような姿勢に見える。
(「ニーレイが銃と剣どっちも囮にしねえなら、囮は俺がやろう。わざわざ言わなくとも、あいつなら察して動くだろうさ」)
だがそれは守るだけではなく、逸がその姿をもって囮となる心算である。そしてディアボロスにとって強者に対し、連携して挑むのはもはや常識。語り変えて情報を敵にばらさずとも、狙いは通じていると判断したのである。
(「この借りはいずれ何処か因果の交わる運命の果てで。さて……普段はどちらかが囮でもう片方を確実に当てていく戦法を取っているが、先に『最上の鉛弾をくれてやる』と言ったからな……相手も銃の方は警戒するだろう」)
ゼロファストもその心意気を理解しており、作戦に組み入れた。
ディアボロスに大仰な謝礼は必要ない。
同じような宿縁との邂逅があれば、手が空いた者が協力するのもまた当然だからだ。もしそれでも気になるなら、酒の一杯(またはケーキ)でも奢ってくれというのが定番ともいえる。
やがて四人は牽制とも言える初劇を放ち、同時に本命に向けて攻撃を始めた。
「さあ『偽りを重ね、真を含めた混沌の乱撃。――しかと喰らえ』ヴィオローゼ」
まずはゼロファストが銃と剣を交えて軽く襲い掛かる。
敵が逃げ出すと見て、動きを牽制しつつ己のこだわりを……復讐心を先に満足させるためだ。
『ふ、不敬な! いかな経緯があれど私が上長なのだぞ! 跪け!』
敵は慌てふためきながらも魔術を行使した。
後光を輝かせながら、下に吸い込むような魔術を放ってゼロファストを押さえつけ、その間に飛ぼうとする。
「どうした、たった一発で苦痛を覚えているのか? 我が主が貴様によってもたらされた苦痛は、これよりも大きく上回るはずだが?」
『う、うるさい! お前に何が分かる!』
ゼロファストはその流れに逆らわず、加点するような動きで剣を振り回した。敵の反撃も利用して一回転する様な一撃を放ち、残る銃で追撃を天にへと放つ。敵が飛び立った時に顔をしかめるが、それは逃がした事への焦りでは無く、単にパラドクスの痛みを耐えているだけである。
「無駄だ。ああ、ちなみに。我ら奴崎組、二百人は超えておるぞ? その全てが貴様の敵よ。それでも笑っていられるか?」
敵が逃げ出した先には、リューロボロスが配置した黄金の煌めきが幾つも輝いていた。それは彼女が事前に設置したトラップであり、無数の財宝を十把一絡げに括りつけた縄代わりのワイヤーであった。リューロボロスは龍がゆえに無数の財宝を所有しているが、彼女にとって財宝など適当に放置し、仲間との会食に浪費する程度の物でしかない。、しかし余人にとっては本流の如き財貨であろう。
『ば、馬鹿め! 手下が幾ら居ようとも役立たぬわ! 我が前には無力!』
「ハッタリ? 唯人の群れかと思ったか? 全員がディアボロスよ。この場に居らぬのは、貴様なぞ、我らだけで十分ということよ! ――死よ、笑え。破滅もたらすは竜である」
敵は人形の部隊を作り出し、時間稼ぎに利用しとうとしていた。
だがリューロボロスはその攻撃には構わず、敵をゼロファフトの元へ押し込むことを優先している。
「召喚されたクロノス級の力はアヴァタール級と同等とはいえ、万に一つも生かしてはならない相手です。そして、彼の者との宿縁を抱く仲間がいる以上は……わたしも出し惜しみはしません。アテーナー様!」
エイレーネは槍を構えて自らが信じる女神に祈願した。
求めるのは信念を貫き、守り抜く力! 敵を倒す為では無く、仲間の思いを届かせる為に行使する! 溢れ出る光が敵を焼き、特に翼を焼くことで仲間の攻撃を当て易くする。部位狙いの効果はないので翼の機能は消せないが、逃げる前に倒す事が出来るので問題無いだろう。
『よ、寄るな下郎! 寄るなと言っておろうが!』
敵は手に持つ剣で進路に立ち塞がるモノを突き、一度引いては一撃離脱で隙のある場所を探すように突撃していた。
「攻めかかる度に後退を繰り返す戦術のようですが……あなたにはもう、逃げ場などありませんよ。アテーナー様! 大神ゼウス様の姫神にして、勝利を齎す女神よ! どうかこの槍に、人々の敵を撃ち破る力をお与えください!」
迫りくる敵の刺突に対し、エイレーネは盾で対抗しながら槍から放たれる光を制御し続ける。もし槍も使って防御したら威力が減る、あるいは空へ飛ぶ時間を許してしまう訳にはいかないとでも言わんばかりである。
「もういいぜ、俺が変わる! 前に復讐、後ろに禍。てめえはもう逃げられやしねえよ。ここで潰れろ、羽野郎」
ここで逸が上から飛び込んで敵の上に覆い被さった。
翼を広げて飛び掛かり、全力で長ドスを振り下ろしたのだ。
それは敵が繰り出す剣を打ち落とし、そして大仰な動きで『これがトドメの一撃だ』と誤認させる為である。
『ど、どけえ! 私は、私が下郎の手に掛かる筈がない。そうだ! 私はまだ……』
「逃がすかよお!」
敵が剣を強引に振り上げて空を飛ぶが、逸は長ドスを振り回し翼を広げて威嚇する事で逃がすまいとした。無論、彼だけから逃げても意味はないであろう。だが、必死になって見せることで敵を油断させ、そして囮として最後まで行動するつもりだったのだ。
『よし。これで……何ぃ!?』
「貴様が裏切ってクロノヴェーダにもならなければ、知ることもなかっただろうがな。痛みも、苦しみも、絶望も。全てない交ぜにされたものをよく味わっておくが良い」
敵が囲みを破った時、その先でゼロファストが待っていた。
最初に行動した彼は、仲間が足止めしてくれると信じて回り込んでいたのだ。空を飛んで逃げる以外に方法がないことで、一足早く上を取れば回り込むのも難しくはなかった。
「これは貴様が始めた物語なのだからな。――その結末を、その身で刻み込め」
ゼロファストの放った斬撃が敵を地に叩き落とし、動きを鈍らせたところを弾丸が敵の体を貫いた。連続で放つ攻撃ゆえに、心臓も脳天も貫くほどではない。だが、それでいい。苦痛無く安らかに死為せるような慈悲など必要もなかった。
『馬鹿な。私は、私は……まだ……』
「貴様はゼロファストの宝を奪った。貴様の命なぞでは釣り合わぬ宝を奪った。報いを受けよ」
苦痛で転がりながら消え失せていく敵に対し、最後にリューロボロスはそう吐き捨てた。ヴィオローゼが奪ったのは領主の地位などではない。良き人々との充実した日々を奪った。それは楽しくも苦しい歩みであり、それが歴史を奪う事であるとも言える。
「終わったな。これからどうするよ?」
「変わらない。歴史を奪還する戦いに参加続けるのである」
逸の問いにゼロファストは肩をすくめてみせた。
ヴィオローゼを討ったことで彼の主が戻ったとしても過去の事だ。
その子孫が記憶を継いでいるかもしれないが、一般人かもしれないしディアボロスかもしれない。どちらにせよ戦い続け、歴史を奪還し世界を奪還して良き世界にしないと明日はないのだから。
(「ここまでの作戦を通じて、バラナシの防備に浅からぬ罅が入ったことでしょう。もう間もなく次の作戦を実行できそうですね」)
仲間達の会話を邪魔しないように、エイレーネは内心を秘めながらバラナシの街を振り返った。
敵の防備が間に合って居ない以上は連続で大規模作戦は不要な可能性の方が高い。ならばいずれ、二体のジェネラル級を討つための作戦が始まるであろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
最終結果:成功 |
| 完成日 | 2025年12月20日 |
| 宿敵 |
『紫薔の君主『ヴィオローゼ』』を撃破!
|