リプレイ
ハナ・フリードル
捜索範囲は狭められてきてるみたいっスね。
このまま虱潰しに空白を埋めていくっス。
雪中装備を準備するっス。防寒着にスノーシューズやアイゼン、ポール。照り返しで視界を奪われない為のゴーグル。
視認されにくくする為の雪中迷彩の外套。
地図とコンパスと測距機、双眼鏡等。
【平穏結界】で見つからない様にしながら慎重に探索していくっス。コンパスと天体で方角を常に確認しながら、地図に周囲の情報を書き込んでいくっス。歩数を数えたり、隆起した地形との距離を測距機て測ったりしながら地図の確度を高めていきつつ、現在地を確認。
高所から双眼鏡で周辺を観察するっス。アルタンの存在や移動の痕跡に注意っス。
予想や予断はいらんス。客観的な観測結果だけを記録していくっス。
アルタンどもと出くわしたら、なるべくなら隠れてやり過ごしたいっスね。気付かれたみたいなら、戦って切り抜けるしかないっス。
単独行動中に融合決戦型と遭遇するほど普段の行いは悪くねーっス。もし出くわしたら尻尾巻いて逃げ出すっスよ。
ハナ・フリードル(バルサミナ・g06921)は天山山脈の担当地域に降り立った。
「捜索範囲は狭められてきてるみたいっスね。このまま虱潰しに空白を埋めていくっス」
融合世界戦の土壌は変化し、アルタン・ウルクに削られて、黒々とした荒野となっていることが多い。だが、眼前に広がるのは、一面の雪景色。
その下には黒い大地が埋もれているのかもしれないが、他の地域とくらべてもここまで白いのは珍しい。
照り返しで視界を奪われないよう、ハナはゴーグルをかけた。
「雪中装備を準備するっス」
案内人から聞いていたから、防寒着に雪中迷彩の外套と数々の用意をしている。
特に気を使ったのが、足元だ。
軽く試すと、最近になって降雪があったらしく、アイスバーンのような硬さはない。爪の多いアイゼンはつけずに、スノーシューズだけとし、杖もトレッキングポールの先端に雪上用の覆いをつけたものを選択する。
地図とコンパスでコースを確認し、『平穏結界』をはってから出発した。
登りのさいにはつま先への荷重で多少は雪に沈み込む。なだらかな斜面はすぐに頂点を迎えた。ポールを突き立て、双眼鏡を目にあてる。
様子を伺うが、黒い触手の群れ、アルタン・ウルクの姿はない。
次の起伏までの距離を測距機で測り、見渡せる範囲の情報を地図に書き込んでから下り坂へと取り掛かった。かかとで掘る雪質に違いはなさそうだ。
こうした地道なデータ採りと攻略旅団での提案が分析に役立ち、開始した9月当初では考えられないほどパミール高原の北上が進んだのである。
上り下りを繰り返したところで、ハナは雪の上にひかれた溝に気が付いた。
稜線から稜線まで一本通っており、どちらの端っこも見えない。進行方向と直行するところまで降りていくと、けっこうな幅のあるもので、溝の底は踏み固められたように氷になっている。
「さては、最近になってからアルタンが移動した痕跡っスか? いやいや、予想や予断はいらんス。客観的な観測結果だけを記録していくっス」
その後も動くものには行き当らなかったが、こうした雪の溝は遠近でいくつも出くわした。
どうやって出来たかは、探索のしまいで判明する。やはり、アルタン・ウルクが移動した跡だ。溝の先端部分で、雪を押しのけながら黒い群れが進んでくる。ハナとは方角が対向しており、隠れてやり過ごせそうにはなかった。
「基本形態っスか。単独行動中に融合決戦型と遭遇するほど普段の行いは悪くねーっス」
幸運だったのは、群れのなかの個体の少なさも。
移動速度をみることができたので、たとえ援軍を呼ばれたとしてもすぐには包囲されない。慌てて逃げるよりも踏みとどまり、さっさと撃破したほうが良さそうである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
パルトロメウ・ローレン
白銀の山脈を渡る風が、少しだけあの日と似ているのです。
あの時も、誰かの声がボクの心をあたためてくれたように、
パルも、あの温もりを胸に進むのです。
勇気を出して、探索をする仲間を援護するのです。
【冷気の支配者】を発動し、アルタンの動きを鈍らせ追い付きにくくさせるのです。
アルタンを見つけたら冬将軍結界を使い、氷の結界に閉じ込めるのです。
敵の熱を奪い、視界を閉ざすのです。
仲間達が観測を続ける間、パルは吹雪の中で魔力を注ぎ続けるのです。
冷たい風に乗って、小さな歌声が響く。
「帰り道が……ちゃんと見えますように……」
その声が風と混ざり、白い光となって道を照らすのです。
反撃の光線が閃き、氷壁が砕け散れば転がって避け、
魔力障壁で身を包むのです。
それでも笑みを零して、結界を維持するのですぅ。
「大丈夫……ボクは、もうあの時より強いのです。」
ハナ・フリードル
隠れてやり過ごすのは無理そうっスね。
だったら全員ブチのめした方が楽ってもんスな。いっちょやってやるっス。
手早く周囲の地形を確認っス。隆起を戦闘中の遮蔽に出来そうなら使うっス。
増援を呼ばれても面倒っスな。【通信障害】を使っておくっス。
仲間が駆け付けてくれるなら連携して仕留めるっス。
包囲されてもマズいし、出来るだけ距離のある内に攻撃開始したいっスね。
【東南の風】を使うっス。周囲にパラドクスの風を巻き起こして降雪を巻き上げるっス。
こっちに気を引いておいて、頭の上から火矢の雨を降り注がせるっスよ。喰らえおらぁ!
反撃の光線は、パラドクスの旋風で吹き散らすっス。雪混じりの風で光を屈折させて直撃を避けて、身に纏った「サイコバリア」でダメージを軽減させて耐えるっス。
ここまでの移動で慣れた雪上移動のコツで走って位置を変えながら攻撃を続けるっス。隆起を利用して敵からの射線を遮蔽して、一度に攻撃される敵の数を減らすっス。
倒したらとっとと撤退っス。持ち帰ったデータを賢い人達に渡せば取り敢えず仕事は終わりっスな。
ソラス・マルファス
敵を殲滅して撤退だな。手伝うぜ。
まずは通信障害を起こし、敵の連携を遮断する。その後は味方と連携し、1体ずつ確実に仕留めよう。
敵の突進は怪力無双も使い、大剣の腹で受け止めて威力を殺そう。周囲から攻撃が来るようなら、突進を途中でいなして大剣を振るい触手を切り払うぜ。追撃するように大剣に風を纏い、突進してきた個体を斬り伏せる。
戦い慣れた相手ではあるが、アルタンも学習しているようだからな、油断はしない。囲まれないよう立ち回り、味方と攻撃タイミングを合わせて敵の連携を崩していこう。
殲滅するなら問題は無いと思うが、撤退するときは殿を務めよう。データは無事持ち帰らねぇとな。
「隠れてやり過ごすのは無理そうっスね」
ハナ・フリードル(バルサミナ・g06921)は手早く周囲の地形を確認する。やはり、一面が雪に覆われていて、あの特徴的な黒い岩肌の突出はない。全体はやや傾斜しているものの、なだらか。
遮蔽はとれないが、なにより積雪そのものがアルタン・ウルクの動きを制限していた。
「だったら全員ブチのめした方が楽ってもんスな。いっちょやってやるっス」
パラドクスで風を巻き起こし、触手の固まりにむかって雪をさらにぶち当てる。通信障害も混ぜたから、アルタンの増援がくる可能性も断ち切った。
「敵を殲滅して撤退だな。手伝うぜ!」
ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)が背後の斜面を駆け下りてくる。
「白銀の山脈を渡る風が、少しだけあの日と似ているのです」
そして、パルトロメウ・ローレン(星巡り・g10813)が傾斜の頂点に立ち、風力を高めてくれる。
「あの時も、誰かの声がボクの心をあたためてくれたように、パルも、あの温もりを胸に進むのです」
ディアボロスには連携があった。
手前の敵から集中して攻撃する。ハナを追い抜き、ソラスが前に立った。少しばかり足をとられたが、武器を構えて踏ん張る。
「風纏い、『旋風(センプウ)』!」
大剣を中心に空気の渦を巻き起こし、敵に叩きつける。
すべての風攻撃が効いて、まずは一体を撃破した。続くアルタンは、蹄の力で無理矢理に通ろうとする。
「シュゴオ!」
「そりゃああ!」
『怪力無双』を発揮して、ソラスが大剣の腹で受け止めた。
押し合いになっている個体の後続が、加勢しているようだ。ますます沈んでいく、両脚。
「戦い慣れた相手ではあるが、アルタンも学習しているようだからな、油断はしない」
確かに、散開して囲むには足場が悪い。向こうも一点集中するつもりである。
そうであるならば、ディアボロス側の連携の仕方は、ソラスの壁役を活かすことだ。ハナの風は、巻きあげた雪をアルタン全体に降らせた。
パルトロメウは、『冷気の支配者』を発動する。
温度がさらに下がった。降らせた雪が凍結していく。これは敵種族の弱点をついており、埋まった足を引き抜いたソラスが一歩、また一歩と押し返しはじめたのだ。
力の勝負にも不利を悟ったのか、被せられた雪を振るい落すようにして、基本形態各部の『眼』が赤く輝きだした。
「大丈夫……ボクは、もうあの時より強いのです」
パルトロメウが笑みを零す。
光線の発射に先んじて、能力を上げた。風は嵐となり、雪は氷となる。『冬将軍結界』に閉じ込められた敵の群れは、熱を奪われていく。
不完全な状態で発射された『赫眼閃光』も、 ハナの放った雪混じりの風が屈折させ、ディアボロスへの直撃を避けた。各々には、サイコバリアや魔力障壁などの防御手段もある。
押し切ったソラスは、再び大剣を構えて、抵抗する触手を片端から斬り飛ばしていった。
アルタン・ウルクが雪を踏み固めてつくった溝にまで至り、足場は凍っていて今度は滑っての転倒に気を付けねばならない。
いっぽうでハナは、ここまでの探索で得た雪上移動のコツで、走って位置を変えながら攻撃を続けた。
敵は一段低いところにいる。
射線はもう通らない。ハナとパルトロメウの風と嵐は、相手の上から降らせられる。
「帰り道が……ちゃんと見えますように……」
冷たい風に乗って、小さな歌声が響く。その声が風と混ざり、白い光となって道を照らす。
パルトロメウは背後の傾斜にも嵐を起こして、退路の確保をはじめていた。いくら優勢であっても、これ以上の進軍は無理だし、探索の役目も果たし終えている。
時間をかければ、別の群れとの遭遇もありえた。
「そろそろ、トドメを刺しておくっスよ。……喰らえおらぁ!」
ハナは『東南の風』で仕上げを行う。
アルタン・ウルク基本形態の上方から、火矢の雨が降り注ぐ。ソラスは、雪の溝から出て様子を伺った。殲滅できれば問題ないが、生き残りがでて追跡されたら面倒だからだ。
「データは無事持ち帰らねぇとな」
火矢は、まんべんなく刺さったようだ。パルトロメウはトレインまでの道案内にたつ。動いている触手がないことを確認し、ハナは片手を掲げた。
「みなさん、ありがとっス。撤退っスよ!」
防寒着の胸元には、記録をとった地図が大事にしまわれている。
トレッキングポールを回収し、小脇にかかえて走った。迎えの停車位置はすぐそこだ。天山山脈の到達位置によって、ディアボロスの進める範囲は伸びていく。
「あとは、賢い人達に生データを渡せば取り敢えず仕事は終わりっスな」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!