リプレイ
夏候・錬晏
※アドリブ歓迎
ようやく、この世界も探索が進んできたな
それに"将"のような塊も
だがまだ不確定要素が多い謎の存在
油断は禁物と、こちらの動向がウルクに伝わらないよう、地の色の外套を被り、姿勢を低く移動
進む方角を意識しつつ、風上を進んでいく
奴らの目印は赤く光る無数の目に、唸り声、進む足音
【完全視界】と<精神集中>で五感を研ぎ澄ませて、ウルクの痕跡を見逃さぬよう、時折地に耳を押し付けて振動の有無を確認する
こうして敵の方角をおおよそでも掴むのは、生前の戦場での経験で培ったもの
地に足を付けて移動する以上は、これで捕捉できるだろう
痕跡を見つけたら、ありのままを記憶
場所、方角、規模、それに足跡の種類
そこでふと、奴らに臭いの類はあっただろうか?と思い返す
数多斬り伏せてきたが、記憶に残らないという事は無臭なのか、気にならない程度なのか
ただ、叩き斬った返り血から、温度は感じられたように思える
…あくまで俺の体感でしかない。想像力が先行した憶測が過ぎると危険だ
確証が得られた情報のみを、着実に積み上げていこう
『融合世界戦』の大地は、アルタン・ウルクのように黒い。
しかし、天山山脈では雪が降り積もっていて、その暗色を白銀が覆い隠していた。場所によっては氷に閉ざされている。聞けば、『吸血ロマノフ王朝』奪還直後には、やはり雪景色のシベリアでヴァンパイアノーブルを追うことになったという。
「ようやく、この世界も探索が進んできたな。それに"将"のような塊も」
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は事前に聞いていたとおり、現地に合わせた白い外套を被って姿勢を低くした。
「だがまだ不確定要素が多い謎の存在。油断は禁物だ。こちらの動向が伝わらないよう……」
体勢を維持したまま、ゆっくりと進んでいく。
おそらくは、生前の戦場での経験で培ったもの。
「奴らの目印は赤く光る無数の目に、唸り声、進む足……」
精神を集中させて五感を研ぎ澄まし、『完全視界』を加え、時には地に耳を押し付けて振動の有無を確認する。
方角については分担の範囲が決まっているから、さほど迷うことはない。ただし、風上をとろうとすると、すこし不自由した。
「奴らに臭いの類はあっただろうか?」
ふと、思い返す。
「数多斬り伏せてきたが、記憶に残らないという事は無臭なのか、気にならない程度なのか。ただ、叩き斬った返り血から、温度は感じられたはず」
出くわしたり、襲ってこられたりすれば、すぐ戦いになっていた。
アルタンの生態について考える暇などない。
「……あくまで俺の体感でしかないか。想像力が先行した憶測が過ぎると危険だ。確証が得られた情報のみを、着実に積み上げていこう」
発見しても観察だけする任務だ。
取り組みかたを変える。
すると平らな積雪に、黒いすじが見えてきたのだ。慎重に近づいてみると、アルタン・ウルクの蹄が何体分かで踏みつけていった痕跡だった。足跡である。
「よし、奴らの規模も移動した方角もわかるぞ。分析はデータを持ち帰ってからだ」
ありのままを記憶することに務めた。
担当範囲内をくまなく調べるのには時間がかかったが、同じような黒いすじの例をいくつか得られる。
「これは、新しいな。振動は……近い!」
身を起こす。
じっくり行くのは終わりと、錬晏は身構えた。基本形態のアルタン・ウルクがその場に戻ってくるまで時間はかからなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
来たか
地面に伸びている『アルタン・ウルク』の痕跡の観察もそこそこに、黒龍偃月刀を構えて臨戦態勢に
やつらは既にある足跡を辿っているのか?…"戻ってくる"という習性でもあるのだろうか
見た目が同じため個体を識別するのは難しそうだが、検証する機会が得られれることを願おう
まずは、得た情報を持ちかえるため、迫るウルクを殲滅する
<精神集中>を切らさず戦意を練り上げれば、朱殷の闘気で怒龍を形成し、天へ放つ
それは雷雲を呼び、怒龍の唸り声が周囲に轟く
白の外套で息を潜めて【完全視界】でギリギリまでウルクの行動を観察。引き寄せ、間合いに入った瞬間にパラドクスを発動
【能力値アップ】で威力を底上げした、怒りの雷を穿つとともに【通信障害】を展開して、増援を防ごう
二つの見知った気配に戦意が昂る
反撃の突撃に吹き飛ばされないように立ち回り、触手は刃は雷が迸る偃月刀で切り払ってダメージを軽減
止まらず【反撃アップ】の刃を穿ち、1体1体確実に討つ
シャムスの視線に、深手を負えば説教だと察する
……油断せずに戦おう
ラズロル・ロンド
連携アドリブ歓迎
シャム兄(g04075)と錬晏君の加勢に来たよ
ここは急いで撤退しなきゃね
倒せる敵は倒しつつ、撤退を優先して動こう
使うのは雪国の娘
【冷気の支配者】を使い、全体的にアルタンの行動を鈍らせる
自分の周囲に次々と雪だるまを召喚
丸くて小さな雪だるま達がトテトテ歩いて前線へ
寒波攻撃でアルタンの進行に待ったをかけるよ
後から来るアルタンの妨害になるよう
手前の敵から凍らせ、後ろから構わず突っ込んでくる奴も、それごと凍らせてアルタン壁を作るんだ
寒がりとしてはあんまり使いたくない技能なんだけど…
極寒コートを着込んでるし、何よりアルタンの攻撃のためなら仕方ないね
光線の反撃が飛んできたら、横跳びや転がって回避
仲間との距離や遮蔽を利用し、魔力障壁で受け流してダメージを抑えよう
シャム兄とは、もう何度も並んで戦ってきた仲
息を合わせられるように立ち回るよ
ここで無理に踏みとどまる理由は無い
最優先は撤退、でも誰も置いていく気もない
冷たくて、しつこくて、ちょっと可愛い攻撃で
敵の動きを止めながら、みんなで帰ろう
シャムス・ライラ
※基本は~です、~ます口調だが
ラズ(g01587)と錬晏(g05657)は親しいので
~だ、等の砕けた口調を使用
アルタン・ウルクは寒さに弱いと聞くが
この積雪
動きが鈍ったりはしないのだろうか
それに、融合型
「移動できない」というが
寒い中でも寒さを凌げるような場所にいるとか…
いや、憶測は憶測だ
データを積み上げ、確実に
そして今は戦う時だ
ラズと錬晏の助っ人に参戦
場所に合わせた迷彩服着用
まずはデータを持ち帰ることが最優先
敵を蹴散らして速やかに撤退を
《通信障害》を使用
増援は遠慮したいところ
仲間とタイミングを合わせ
【ライオニックサンダー】
ラズの攻撃で動きが鈍ったところを雷撃で攻撃
雷のライオンで雪だるま部隊を援護だ
感電させてさらに動きを鈍くさせよう
仲間と狙いを合わせ
確実に敵を押しとどめよう
雪だるま可愛い、強い!
敵の攻撃は
予備動作で行動を読み
光線が発射されるタイミングや方向を測って
間合いを取り回避
無理な時は防御して可能な限り損害を減らす
前線に立つ錬晏に目顔で「無茶は禁物」と
多分通じていると思う
アドリブ等歓迎
「来たか」
地面に伸びている『アルタン・ウルク』の痕跡の観察もそこそこに、黒龍偃月刀をとる夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)。
臨戦態勢はできているが、少し違和感もある。
「やつらは既にある足跡を辿っているのか? ……戻ってくるという習性でもあるのだろうか。見た目が同じため個体を識別するのは難しそうだが、検証する機会が得られることを願おう」
地面に耳を当てずとも、もうこの振動は巨大な蹄、『四駿蹄駆』の猛進と判別がつく。
得た情報を持ちかえるため、まずは迫るウルクを殲滅すると決めた。白の外套で息を潜め、ギリギリまで引き付けるのだ。
「……なんだ?」
違和感が消えない。
集中を切らされるとはよほどのことだ。錬晏がこれまでに戦ってきたアルタン・ウルクの数を考えれば、いくら謎多き存在でも対処くらいはできるはずなのに。
新たに強化された残留効果を使ってみる。
雪の下は黒き大地のまま。それでも世界は祝福してくれる。錬晏の能力が上昇し、戦意もあがった。完全視界で見定めた敵は、真っ直ぐに向かって来ていた。
「『震波襲雷(シンパシュウライ)』!」
底上げした威力で、朱殷の闘気で怒龍を形成し、天へと放つ。
それは雷雲を呼び、怒龍の唸り声が周囲に轟く。
突進してきたアルタンの基本形態は、触手状の物質を繰り出してきた。雷雲から矛が降ってきて、触手ごと敵の身体を貫く。激しい放電がおこり、『通信障害』も発生させた。
相当数を撃破できたし、増援も防いでいる。
「く……、これは!」
よく戦っていたにもかかわらず、偃月刀を握る錬晏の腕が、触手にきつく縛りあげられていた。
そのころ、シャムス・ライラ(極夜・g04075)とラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は、迎えのトレインから降りたばかりだった。
「アルタン・ウルクは寒さに弱いと聞くが、この積雪。動きが鈍ったりはしないのだろうか」
「シャム兄、この辺りの一面が触手に覆われてないぶん、活動が抑えられてるような気がしない?」
このふたりも、多くのアルタンと戦ってきた。
天山山脈は探索しきるには相当かかりそうだが、融合世界戦の各地で調査が進んでいる手応えならある。
「確かに。ならば、融合型だ。『移動できない』というが、寒い中でも寒さを凌げるような場所にいるとか……」
「うん、僕もその融合型の動きには疑問があって……あ」
声をあげると同時に、シャムスも振り返る。
「ラズ……今!」
「錬晏君だよ、加勢にいかなきゃ」
危機を感じてさきを急いだ。その錬晏は、二つの見知った気配に戦意が昂る。
触手に巻き付かれた腕は、偃月刀を逆の手で扱うことで、すでに開放している。しかし、斬り払い続けないと触手を防ぐことができない。撤退のタイミングがつかめずにいた。
『冷気の支配者』が流れてきて、アルタンの行動が鈍ったのは、ラズロルたちが到着してからだ。
「『雪娘の国』……。ふわぁっ!」
ラズロルは、横っ飛びから転がった。アルタン・ウルクの眼球から、『赫眼閃光』が放たれたのだ。
雪から顔をあげる。
「寒がりとしてはあんまり使いたくない技能なんだけど……仕方ないね」
着こんだ極寒コートのまえを押さえる。自分の周囲に次々と雪だるまに似た雪精の群れを召喚した。
丸くて小さな雪だるま達がトテトテ歩いて錬晏のそばまでいく。
「寒波攻撃でアルタンの進行に待ったをかけて。後から来るアルタンの妨害になるよう手前の敵から凍らせ、後ろから構わず突っ込んでくる奴も、それごと凍らせてアルタン壁を作るんだ」
雪精に指示を出しているうちに、ラズロルにもいつもと違う感じがしてきた。
「シャム兄!」
「ラズ、謎解きはあとだ。みんなで同じタイミングの攻撃をして、いっきに引き離そう!」
シャムスは、錬晏にも目線で伝える。
最初はまだ戦いたそうな顔をしていたのだが、すぐに頷きを返してくる。深手を負えば説教だと察したらしい。
ラズロルはすでに、息を合わせられる。
『赫眼閃光』の発射を、シャムスは黒い塊の予備動作から読んだ。
敵の攻撃をいったん避けたあと、自分の頭上に獅子の形をした電撃塊を出現させた。
「『ライオニックサンダー』!!」
「『雪娘の国』……!」
「『震波襲雷』ッ!」
落雷のような矛、雷のライオンが雪だるま部隊を援護して、アルタン・ウルクの温度をいっきに下げた。
「雪だるま可愛い、強い!」
シャムスの叫びが合図であると、打ち合わせなしで理解した皆が、トレインのある方角へと走りだした。最優先は撤退だ。
みんなで帰れることになったし、もちろん集めたデータは攻略旅団に届けられるだろう。
「いや、憶測は憶測だ。まだまだデータを積み上げ、確実にしていかないと」
なんだかいつもより手間取った感じがして、シャムスは隠れた融合型という推測をまた持ち出した。
錬晏は深く頷いて、基本形態がより正確に攻撃してきたことを理由にあげた。
防寒着の雪を払いながら、ラズロルも感じたことを述べる。
「天山山脈の広さもだけど、なにか追加の提案がいるかも。今日の雪だるまみたいなしつこさも大事だけどね」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV2が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!