アルタン・ウルク、中東遅滞戦闘

 攻略旅団の提案にもとづき、中東地域を緩やかに南下するアルタン・ウルクの群れに対して攻撃を仕掛け、アルタン・ウルクの中東都市部への進行を遅らせます。
 アルタン・ウルクが中東の都市部に到達した場合、戴冠戦線に『中東戦線』が追加されます。
 この作戦が成功する毎に『中東戦線』の開始時期が3日遅延します。

!特殊ルール!
 この事件には、タイトルに【チケット優先】がつくシナリオがあります。
 それらのシナリオは、トレインチケットによる参加者を優先的に採用するシナリオとなります(通常参加者を採用する場合もあります)。

『中東戦線』開始予定日:10月1日+中東遅滞作戦の成功数×3日

【チケット優先】荒野の迎撃戦(作者 寅杜柳
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#融合世界戦アルタン・ウルク  #アルタン・ウルク、中東遅滞戦闘  #中東 


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●その侵攻を遅らせて
 新宿駅グランドターミナル。
「攻略旅団提案の偵察作戦で、サマルカンド方面に集結していたアルタン・ウルクが《戴冠の戦》開始後に中東方面に南下を開始した事が判明したよ」
 ハーバート・コールフィールド(奏で語る竜・g03385)というドラゴニアンの時先案内人は、集まった復讐者達にそう切り出した。
「アルタン・ウルクは周囲を偵察しながらゆっくりと移動してるから、緩衝地帯を抜けて都市部に到達するまでにはまだ余裕があるみたい。だけど、このままだとそう遠くない内に都市部に到達してアルタン・ウルクと『中東戦線』で戦う事になっちゃうから、南下してきてる偵察部隊を狙って撃破して、アルタン・ウルク達の中東の都市部への到達を遅らせるのが今回の作戦になるよ」
 そして竜の少年は作戦についての解説を始める。

「今回の戦場は中東地域の荒れ野、『アルタン・ウルク蟲将形態』の哨戒部隊が周囲を探索しながらゆっくり南下してきてるから、その侵攻方向である程度有利に戦える地形で待ち伏せして撃破するのがよさそうだよ。先に発見されたら奇襲攻撃を受ける事になるけども、有利な地形で待ち伏せすればその奇襲効果も相殺して戦う事ができるだろうしね」
 その上で最終人類史での戦いだから最初から残留効果は最大限に活かして戦える、とハーバートは説明する。

「『戴冠戦線』で多方面に戦線が発生してしまうと、戦線を支えきれなくなる危険性が懸念されてるしね。他の戦線の状況とか戦況も考えながら中東戦線の発生を抑えたい所だけど……戦線は今後も増えていく可能性が高い。状況によっては、戦線を放棄する必要なども必要も出てくるかもしれないよね。ともかく、今はできるだけ戦線発生を遅らせる為に頑張っていこうね」
 そうハーバートは締め括ると、黒いメーラーデーモンと共に中東の荒れ野へと向かうパラドクストレインへと復讐者達を導いたのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【フィニッシュ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

寅杜柳
 オープニングをお読み頂き有難うございます。
 さくっと迎撃しましょう。

●成功条件
 『アルタン・ウルク蟲将形態』の撃破。

●戦場
 最終人類史中東の荒れ地。戦闘に支障はありません。
 また最終人類史なので残留効果はすべて最初からLV10で使用可能です。

●『アルタン・ウルク蟲将形態』
 緩やかに南下してきているようです。

●諸注意
 必要成功数を大幅に上回る採用はせずに早めにお返しする予定です。
 基本的にチケット採用で執筆予定ですが、通常参加のプレイングがあればそちらを採用する可能性もあります。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
23

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ナディア・ベズヴィルド (トレインチケット)



●先手は派手に叩きつけて
 中東の荒野を数体の異形の怪物の群れが南下していく。
『シュゴォォォォォ……!』
 人型――蟲将の形を模したそれらはアルタン・ウルク蟲将形態。ゆっくりと、しかし確実に最終人類史の都市部へと近づいていくこの群れを撃破できれば数日――僅かではあるが中東都市部を守るための戦線発生を遅らせる事はできる。
 故にパラドクストレインより降車してきた復讐者達は、このアルタン・ウルクの群れを殲滅すべく進行方向に先回りして岩陰に身を隠しタイミングを窺っていた。
「有象無象に湧いて出てくるアルタン・ウルク共め……」
 好戦的に呟く妖狐のナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は、憎悪に満ちた目で異形の群れを岩陰から睨みつけていた。
 脳が存在しているのかは不明だけれども、同族同士での生体通信で統率の取れた行軍を行っているようにも見えるけれども、所詮は見境なしに蹂躙し取り込んでいくだけの虫並みのしょうもない思考だと、ナディアは容赦なく断じている。
「全てのクロノヴェーダは我が怨敵! 一体残らず消し去ってくれようぞ!」
 この地は最終人類史、即ち全ての残留効果を最大限に利用できる。その恩恵を受けながら彼女が『破天の詠歌』を構え発動するパラドクスは暗夜の天號。
「天光の満ところに我はあり、黄泉の門開く所に汝あり。雷竜の雄叫び――轟け咆哮! 我が敵を貫き滅せよ!」
 怒りを叩きつけるような詠唱と共に、天の怒りそのもののような黄金色と轟音が荒野を一瞬満たす。
 蒼天穿つ雷光に撃たれ焼かれるは一体の蟲将型のアルタン・ウルク。全身から焦げた臭いと煙を立ち昇らせながら即座に赤い眼球をぎょろぎょろと動かし熱線をナディアに向けて振り上げるように放つ。
 熱線に伴い荒野の地面が炎上、ぐるりとナディアを囲むように燃え広がり包み込んでいくが、残留効果で肉体が堅固になっている彼女はその炎と痛みに耐え抜き、更なる憎悪を瞳に宿しアルタン・ウルクの群れを睨みつける。
 襲撃はすぐさま他の蟲将型のアルタン・ウルク達も察知し赤の瞳を明滅させているが、それはナディアの望むところ。派手に仕掛けて注意を惹きつければ近くに潜んでいる他の復讐者が仕掛けやすくもなるだろう。
 そして、
「死骸すら残さず砕いて塵にしてくれるわ!!」
 普段秘めている激情を解放しながら、更なる怒りの雷光のパラドクスを叩きつけていくのだった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

クルドール・プリスカード (トレインチケット)



●眠りの裏には苛烈なる
 天を裂く黄金の雷光が蟲将形態のアルタン・ウルクの群れに撃ち込まれた瞬間、人形のように美しい金髪碧眼のクルドール・プリスカード(壊れかけた・g01966)という少女の復讐者も岩陰から飛び出し攻撃を開始する。
「罪には罰を与えましょう」
 彼女の手には眠気羊『すやすやひつじさん』という可愛い羊のぬいぐるみ、何故かぶるぶる震えているそれを狂気を凝縮したかのようなアルタン・ウルクの傍に投げつけて。
「おやすみなさい、良い夢を」
 ――そして二度と起きないで。
 小さな口から紡がれた言葉と共に発動するパラドクスは夢に誘うひつじさん、震える動作でぬいぐるみに染みこませていた睡眠剤は増幅されてふりまいて、霧状に周囲に放出し二体の蟲将型のアルタン・ウルクの瞳の明滅が僅かに鈍らせているようにも見える。
『シュゴォォォォォ……』
 ――処刑人の彼女としては安らかな眠りのまま終わらせる、というのはこの異形の蹂躙者には適していないようにも感じている。
 ただ言語も通じずただこの奇怪な鳴き声を繰り返すばかり。恐怖心や痛みを感じているのかも少々判別し辛いけれども、為している事は手当たり次第に蹂躙し融合していくという、とても赦せるようなものではなく苛烈な刑の執行が必要に思えるほどだ。
 反撃に放たれた明滅する赤目からの熱線と火炎がクルドールを包み込み、吸い込んだ熱が肺腑を痛めつけてくるが、それでもクルドールは最終人類史の影響下で最大化している残留効果で高まった耐久力、そして攻撃で吸い上げた生命力で傷を癒し耐え抜いた。
「まだ、足りない」
 受けたダメージにより活動停止したアルタン・ウルクを冷ややかに一瞥しながら再び可愛いぬいぐるみを取り出して、その可愛さには見合わぬ苛烈な復讐心からのパラドクスを次のアルタン・ウルク蟲将形態へと叩きつけていくのだった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

ストロベリー・メイプルホイップ (トレインチケット)



●それは竜の極楽
 苛烈なる復讐者達のパラドクスを受けながら、蟲将型のアルタン・ウルクは激しく応戦する。
『シュゴォォォォォ……!』
 しかし最終人類史における最大の残留効果の恩恵を受けた復讐者達の攻勢は容赦なくアルタン・ウルク達を捻じ伏せ、一体ずつ確実に仕留めて数を減らしつつあった。
「気持ちよく昇天させちゃうよ!」
 新たにやってきたドラゴニアンのストロベリー・メイプルホイップ(デンジャラスデカメロン・g01346)は体型が多少、いや豊満に寄っているがシルエットで見ればほぼドラゴンそのもので人間にとっては異形であろう。
 しかし彼女もまた復讐者であり、アルタン・ウルクによる中東戦線の発生を先延ばしにする為に助力に来てくれた存在であることは間違いない。
「ん~……人型だけど、ちょっと暴力的過ぎるかな?」
 品定めするように蟲将形態のアルタン・ウルク達に視線をやりつつ、しかしどれも違いが分からない位に形は同じで意思疎通等も論外だろう。
 もっと好みを言うなら狭い空間の方がいいが開放的なこの荒野にはそんな場所はない――理由としてはブレスが拡散しにくいからとか戦闘上の理由なのだろう、きっと。
(「まあ大型の獣っぽい相手も嫌いじゃないけど!」)
 気を取り直しつつ彼女が得物に定めたのは混戦状態で丁度一体集団から離れた個体、奇怪な鳴き声を上げ赤目を明滅させているその異形にストロベリーは近づいてパラドクスを発動する。
「これより先は快楽天国、私と言う女に溺れてちょうだい♪」
 甘い声で囁きながらアルタン・ウルクへと肉薄し、体のあちこちに開いた口の一つにドラゴニアンが注ぎ込むのは誘惑の吐息。
 濃縮された強力なそれを受けたアルタン・ウルクの赤眼が激しく点滅、肉体と精神を絶頂させ骨抜きにする竜の魅惑の吐息の影響を強烈に受けてしまっている。
 がくがくと全身を痙攣させつつも吐息を注がれたアルタン・ウルクは誘惑を拒絶するように赤眼から熱線が放たれて、ストロベリーの周囲を包み込むように業火が広がる。
 襲い掛かる炎――だがドラゴニアンの頑丈な体と桃色の皮膚は痛みこそあれど炎熱に耐え抜いて、直後に勝利の栄光が負傷を癒した。
 しかしまだ彼女は満足していない。敵の群れは随分減っているから、少し急いだほうがよさそうだ。
 豊満な竜の肢体を惜しげもなく晒しつつ、淫蕩なる竜は次の獲物へと攻撃を仕掛けていく。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

サティニフィア・ネイバーライト (トレインチケット)



●情報屋もやるときゃやる
 南下していたアルタン・ウルクの群れは待ち伏せしていた復讐者達の猛攻にあっという間に数を減らし、残すはたった一体のみ。
『シュゴォォォォォ……! シュゴォォォォォ……!』
 全身を構成する触手をうねらせながら奇怪な鳴き声を上げて牽制するアルタン・ウルクの赤き瞳に一人のキャスケット帽の少女が映り込む。
「このサッちゃん、情報屋であって戦闘は得意じゃねぇんだが……」
 和の装いの黒い毛並みのメーラーデーモン『ゴートリッパー』を連れた彼女はデーモンのサティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)、少女ながらに情報屋である彼女はその言葉通りの自認ではあるけれども。
「そうも言ってられねぇんだよな、ザンネンなことに!」
 彼女もまた復讐者、いつまでも後ろにいてはならず、戦いが必要になる事は覚悟済みだ。
 サティニフィアが発動するパラドクスはアサシネイトキリング。気配を消して荒野に立ち昇る砂煙や岩陰に身を隠しながら密かにアルタン・ウルクへと接近する。
 手にしているのは一対の刃『The Ripper Knife』、切り裂きナイフを握り込んで静かに赤き瞳の死角へと飛び込んで触手で構成されたアルタン・ウルクの首を象ったらしき部位を切断する。
 その部位は中程まで切断され、しかし背の翅――そのように形作った異形の肉の羽を震わせて、アルタン・ウルク蟲将形態は跳躍、触手を長柄の武器に変形させてサティニフィアへと全力で振り下ろす。
 見上げた少女の視界に翼を生やした幸ノ鳥が飛び込んできて武器の直撃から彼女を守る。衝撃こそ伝わってくるがダメージは幾分か軽減され、それも勝利の栄光によりあっという間に癒される程度だ。

「これで少しは中東戦線の発生は先になったはずだぜ」
 南下していたアルタン・ウルク蟲将形態の群れの殲滅を確認したサティニフィアは、ゴートリッパーと共に勝利を感じながらそう呟く。
 戦線の発生は回避できなくとも、時期がずれればよりよい対処が行える可能性はある。
 そう考えながら、復讐者達はパラドクストレインへと帰還したのだった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2025年10月01日