リプレイ
相原・相真
やっとバイカル湖に到着!、…といっても敵をかいくぐっていかないといけないのは相変わらずですね
まあ、あくまでここは途中の目的地
何とか突破して先を目指すとしましょうか
事前に準備するのは水中用のコンパスと深度計、水中用の集音マイク。あとは隠密用のウェットスーツにゴーグルと足ヒレ
現地でそれらの装備を身に付け【水中適応】を使用し、いざバイカル湖へ潜ります
視界が効かないのでコンパスを頼りに南へ
ある程度の深度を維持し水の濁りで姿を隠し敵を避けながら静かに泳いで進んでいきましょう
視界が効かない以上索敵に使えるのは音
なので移動中、時々泳ぎを止めて集音マイクで周りの音を聞き敵の動きを探ってみます
音波を出すソナーでは逆に敵に気づかれかねませんが、マイクで敵の移動音を拾うのなら気づかれにくいかと
実際に有効かはわかりませんが、それを知るためにもまずは実際にやってみて試してみましょう
マイクが無理なら、あと頼れるのは自分の聴覚と視覚
シュゴシュゴ言っててくれたり目が光ってたら見つけられそうですけど、どうですかねぇ…?
●水中隠密行
――やっとバイカル湖に到着!
相原・相真(銀腕・g01549)は長い道のりを経て到達した湖畔に立った。本当に大変な道程だったが、この先もまだ道は続いている。
(「……といっても敵をかいくぐっていかないといけないのは相変わらずですね」)
あくまでここは途中の目的地、何とか突破してその先を目指さなければと相真は改めて決意する。
相真は持参した装備品を確認しながら、手早く身に着けていった。水中用のコンパスと深度計、水中用の集音マイク。あとは隠密用のウェットスーツにゴーグルと足ヒレ……。
(「準備はこれで大丈夫。いざ、バイカル湖へ!」)
準備を終えると、相真は静かに湖水へと沈んでいった。
想定通りに水中の視界は悪いが、相真はきちんと対策を行っていた。
深度計を確認してある程度潜ったところで、コンパスを確かめ、方角のあたりをつけて進み始める。
すいすいと相真は水中を進み始めた。
もちろん、どこかにいるはずのアルタン・ウルクの存在を忘れたわけではない。
(「視界が効かない以上索敵に使えるのは音……」)
相真は時々、泳ぎをとめて集音マイクで回りの音を聞いてみた。この方法なら敵の注意はひかないだろうが、特に怪しい音を聞くことはなかった。
(「まあ今回は敵は潜んでいて向こうから接近したり襲ってこない状況ですし……集音マイクでの索敵は余り効果がないのかもしれませんね」)
相真は自分の聴覚と視覚もフルに活用してバイカル湖の湖中を進んでいく。
ここは深い湖だから何かの拍子に水面に出てしまう危険はない。暗い湖中を孤独に相真は進んでいった。
(「さて。シュゴシュゴ言っててくれたり目が光ってたら見つけられそうですけど、どうですかねぇ……?」)
ここまで邪魔ははいらず進行はスムーズだった。この湖にアルタン・ウルクが少ないというのは本当らしい
ある程度距離を稼ぐと、相真は一旦進むのをやめた。
敵がどこかに潜んでいるなら、この辺りでこちらから【通信障害】を持ち込んだ上で索敵・撃破する必要があるかもしれない。
(「すぐ近くにはいないようですが、向こうに岩場もあるようだし、探ってみますかねぇ……」)
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎
索敵と撃破に専念し、静かにアルタンを屠りに行こう
【通信障害】を使いてアルタン同士の遠距離伝達を封じ、情報統制
【水中適応】を借りて
ウェットスーツに不明瞭な水中に馴染む迷彩を着てフィンで静かに泳ぎながら相真君の進行ルートの先を索敵していこう
岩場は確かに怪しいね
何処から出て来るかわからないので、自分も岩場に潜みつつ
視界が効かない分、冥海機形態の目の赤い明滅や、耳をそばだてシュゴォの声や水が移動する音を頼りに
息を殺し索敵しよう
発見したら、見つかる前にライオニックサンダーを使い獅子の電撃塊を瞬時に走らせ攻撃
逃げだす可能性が高いので、その前に追いすがり追撃し確実に止めを刺そう
反撃は横跳びや魔力障壁で切り抜け、耐え抜き
倒し切れたら一息安堵
さて、他にも居るかな…
コンパスを頼りに南へ向かい索敵を継続し発見次第不意打ちで倒していくよ
相真君の背を預かるつもりで
最後まで逃がさず撃破していこう
●索敵のち撃破せよ
バイカル湖のアルタン・ウルク戦は通常の戦闘とは毛色が違った。敵は情報伝達を優先し、隠れているのである。
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は作戦に合流すると、索敵と撃破を担った。
彼はまず、【通信障害】を発動する。これでアルタン・ウルク間の遠距離情報伝達を封じるのだ。
装備は水中環境になじんだ迷彩ウェットスーツ、フィンも準備している。
ラズロルは静かに索敵行動にうつった。
(「相真君の進行ルートの先を索敵していこう。岩場は確かに怪しいね……」)
まず、彼は近くの岩場に寄り、その陰に潜むように索敵を開始した。
湖水を見通すことは厳しい。
ラズロルは冥海機形態の目の赤い明滅や、耳をそばだてシュゴォの声や水が移動する音を頼りに、息を殺して索敵を行った。
忍耐の必要な時間が経ち、自分も岩場に沿って慎重に移動することで、彼はついに冥海機形態らしい姿を発見した。
同じ岩場に潜む者同士だが、図体は敵のほうが大きい。濁った水を通して例の赤い眼玉がチラリと見えた。
アルタン・ウルクは微動だにせず、不気味な巨大海藻のように佇んでいる。
ここは先手必勝。
見つかる前に、ラズロルは攻撃に出た。
瞬時にライオニックサンダーを発動し、電撃塊を冥海機型に走らせる。閃光が爆発した。
(「よし、一撃目は命中」)
刹那、静かだった湖に逆説連鎖戦が展開した。
電撃が炸裂、反撃の真紅の光線が水中を斬る。ラズロルは魔力の障壁を起動し、岩場を蹴って横に跳んだ。
(「逃げ出す可能性が高いと思っていたけど、そんなことはない、か……」)
冥海機型は迎撃しようと向かってくる。
(「こちらとしても逃がすわけにはいかないけどね」)
……長く感じた戦闘はラズロルの勝利で終わった。
まずは一匹を狩って、彼はほっと息をついた。
(「さて、他にも居るかな……」)
彼はコンパスで方角を確認し、南へむかって索敵を継続した。発見次第、不意打ちで倒していくつもりだ。
(「相真君の背を預かるつもりで、最後まで逃がさず撃破していこう」)
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
相原・相真
ラズロルさんが道を開いてくれる、ありがたい限りです
それを活かせるよう、こちらは先を目指していくとしましょうか
装備は変わらず、【水中適応】【通信障害】に加えて【完全視界】も使用
引き続きある程度の深度で南を目指して進んでいきます
【完全視界】があれば索敵にはこちらがだいぶ有利をとれそうですが、油断は禁物ですね
湖底の岩陰には敵が潜んでいる場合があるようですし、その辺を避け巡回している敵を主に警戒しながら進んでみましょう
赤い目の光や動いている姿がないか注意していきます
警戒もしないで進めば敵に発見されて南端で待ち伏せされる。とはいえ警戒しすぎれば進みが遅くなる
どうやって進むのが正解かわからないですから、色々試してみるしかないですかねぇ
あとは他の皆さんが試したやり方も真似させてもらいます
水流を利用できるところではそれに乗って進んでスピードをあげる、水の濁りを利用して進む+【完全視界】、とかですね
うーん、【パラドクス通信】やら【イルカ変身】やら使いたい効果は多いんですが
何とかうまくやるしかないですねぇ…
●進行するディアボロス
一方、相原・相真(銀腕・g01549)は確りと距離を稼ぐことに専念した。
(「ラズロルさんが道を開いてくれる、ありがたい限りです。
それを活かせるよう、こちらは先を目指していくとしましょうか」)
ここまで、相真は入念な準備で手堅く距離を稼いでいたが、ここにきてさらに【完全視界】を発動した。
これにより、濁った湖水の問題は解決されて、さらに進行は加速された。
ある程度の深度を保ち、相真は南を目指して一路進んでいく。
(「やはり完全視界があれば、索敵にはこちらがかなり有利をとれそうですが……油断は禁物ですね」)
岩陰が見える辺りには近寄らず、巡回中の敵を警戒しながら進んでいく。
(「赤い眼の光や、動く姿がないか、注意ですね」)
バイカル湖には生き物の姿は全くないということが判明している。だからもし、動く何かがいるとすれば、それはアルタン・ウルクに違いないのだ。
警戒のかいあってか、相真は順調に湖中を泳いでいた。
生命のしるしのない水は冷たく沈黙をたたえており、相真の思考を妨げるものはない。
(「警戒もしないで進めば敵に発見されて南端で待ち伏せされる。とはいえ警戒しすぎれば進みが遅くなる。
……どうやって進むのが正解かわからないですから、色々試してみるしかないですかねぇ」)
相真は他のディアボロス達が試したという方法を真似することも考え、水流の利用など少しでも有利にするために模索した。
今回、完全視界の発動は確実に作戦を有利に導いた。おそらく索敵にも、この残留効果はとても役立つはずだ。
相真はさらに作戦を有利にするために思考を重ねる。
(「うーん、【パラドクス通信】やら【イルカ変身】やら使いたい効果は多いんですが。何とかうまくやるしかないですねぇ……」)
ともあれ、進行は順調である。一定の距離を稼ぎ、ディアボロス達は再び敵の捜索に移ることになる。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎
効果も増えてきて、だいぶ進みやすくなったね
僕は【平穏結界】を展開し、30m以上先からは僕らの動きを解りにくくするよ
ただ万能じゃないから、水の濁りや湖底の陰に伏せ、岩を模した模造盾で体を隠しながら泳ぎ進もう
索敵は僕の担当
赤い目の明滅、水を切る音、シュゴォォの声……怪しい気配があれば足を止めて慎重に探る
回遊している個体もいそうだね
別の場所でも岩陰に潜んでいるのもいるだろう
そうした敵を先に見つけ、相真君が見つからないよう迂回や隠れて待機などやり過ごしてもらっている間に、僕は不意打ちの位置取りへ
背中は任せて!
射程に収めたら印を結び、不動降魔印で
「調伏せよ、アルタン!」
一撃を叩き込み、南へ向かうかもしれない逃げ道を塞いで追撃を重ねるよ
向ってくるのなら、そりゃ大歓迎だ
反撃で砲門が開いたら、即座に横跳びか魔力障壁で衝撃を緩和
ダメージに耐え忍びながらも
油断せず撃破し、相真君が安全に進めるように更に道を開こう
●二匹目
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)によるアルタン・ウルクハントも続いている。
(「効果も増えてきて、だいぶ進みやすくなったね」)
ラズロルがこの段階で展開したのは、【平穏結界】である。ただ、彼は効果を過信するつもりはなく、水の濁りに紛れあるいは物陰に伏せ、また岩を模した模造盾で体を隠しながら探索を行った。
(「索敵は僕の担当……」)
その為の心づもりはある。
留意すべきは、赤い目の明滅、水を切る音、シュゴォォの声……。ラズロルは怪しい気配があれば足を止めて慎重に探った。
(「回遊しているか、岩陰にまた潜んでいるか……」)
そして発見はあった。
一度目。
ラズロルはかなり遠くに何かが動いたような気がした。これを発見できたのは【完全視界】のたまものだろう。
仲間に合図を示して、彼はその方向にじっくり近づいていったが。
二度目。
その途中、別方向の離れた岩場でも何か影が差したように感じた。これが別のディヴィジョンならただの魚かもしれないが、ここには生きて動いているものは敵以外いないのだ。
(「んー……。かなり離れているし、向こうには気づかれていないよね。なら最初のやつをまず片付けるか」)
ラズロルは巡回中らしい1体を視認すると、印を結んだ。「背中は任せて!」そう心で呟き、不動降魔印を放つ。
「調伏せよ、アルタン!」
光り輝く神気が湖中を走る。鮮やかに不意打ちが決まる。
ラズロルは最初の一撃を放つと、南への逃走を防ぐように攻め、アルタン・ウルクはラズロルを迎撃すべく向かってきた。
(「向ってくるのなら、そりゃ大歓迎だ」)
既に【通信障害】は発動済みで、遠距離通信は妨害できる。
あとは全力で倒すだけだ。
敵の反撃、赫眼光線砲の巨大な砲門の形成を見たとき、ラズロルは横に跳んだ。金と黒の手甲から障壁を展開する。
(「油断せず撃破し、相真君が安全に進めるように更に道を開こう」)
ラズロルは何とか今回も一体を撃破した。
しかし途中で見た別の個体の存在の気配が、ここは気になるところだった。
続けてもう一体索敵・撃破するか、あるいは無視してバイカル湖南端へ進むか、考えなければならない。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
ソラス・マルファス
ラズロルがみつけたっていう1体を仕留めに行こう。戦闘の気配にきづかれたかもしれねぇし、警戒するに越したことはねぇだろうからな。
平穏結界と暗い青茶色の服で目立たないようにしつつ、水中適応を使用。完全視界も使い、アルタンを見かけたって場所へ接近するぜ。気づいていないようならギリギリまで近づいて不意打ち、気づかれて撤退に移っているようなら、他の個体に気づかれねぇようにだけ気をつけて、追いつくことを優先しよう。近づいたら通信障害も使っておく。
攻撃はパラドクスで先手必勝。ついでに湖底の沈殿物を不自然じゃない程度に巻き上げて、姿や戦闘の余波が他の個体に気づかれねぇようにしておこう。敵は水中が得意な冥界機形態だ、無理して引きずりこまれねぇよう、確実で隙の少ない攻撃を心がけるぜ。
●三体目の敵
……が、迷う隙もなく、バイカル湖の深い水の中でディアボロス達の作戦は静かに進んでいく。
平穏結界に加えて工夫を凝らすことで、残留効果を存分に活用し、隠密に活動を続けるディアボロスが、此処に一人。
ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)は、湖水に溶け込むよう暗い青茶色の服を身に着けて、仲間が見つけたという1体を仕留めに向かっていた。
(「戦闘の気配にきづかれたかもしれねぇし、警戒するに越したことはねぇだろうからな」)
バイカル湖の水は濁っていたが完全視界のおかげで視界良好だし、水中適応で行動にも問題はない。彼の金髪が水流にさやと揺らめいた。
仲間はかなり離れた位置から、アルタン・ウルクの気配に気づいたようだ。そして今のところ、敵がディアボロスに気づいた様な兆候は見られない。
(「気づかれてないなら不意打ち。もし逃げたり、移動しているなら追いつくことを優先だな」)
頭の中で作戦を組み立てながら、ソラスはアルタン・ウルクが隠れていると思われるポイントに近づいていった。
この湖には生物はいないが、深い湖底には起伏もあり、岩場もあるようだ。
そしてソラスは探索するうち、冥海機型の存在を確信するに至った。
岩の向こうに蠢く異形の一部、その赤い瞳がこちらをとらえる前に――先手必勝!
通信障害は発動済みである。
『風纏い、旋風!』
ソラスの大剣が旋風を巻き起こす。
不意打ちは成功、逆説連鎖戦が展開する。
アルタン・ウルク冥海機型を相手に、隙を生じないよう、ソラスは畳みかける。水底に渦巻く旋風が湖底をかき回し、沈殿物を巻き上げる。
(「敵は水中が得意な冥界機形態だ、無理して引きずりこまれねぇようにしねえとな」)
触手から変じた手が無数にのびてソラスとの融合を求めるが、彼はなんとか凌いで、攻勢にでる。
そして戦闘が終わったとき、立っていたのはソラスだった。
これでディアボロス達は3体のアルタン・ウルクを倒したことになる。
あとは出来るだけ距離を稼いでバイカル湖の南を目指すのみである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
ラズロル・ロンド
あとは前へ進むだけ!
しっかり距離を稼ぐために【イルカ変身】で水を切り、可能な限り南端へ近づいていこう
【水中適応】で圧や抵抗を無視し
【通信障害】で情報は遮断
【平穏結界】で遠目に発見される確率を落とす
更に【完全視界】で濁りや暗さを払って、索敵もしやすくしておくよ
とはいえ油断は禁物
水の濁りが強いルートを優先して進み、視界が開ける所では湖底すれすれを移動し、影に紛れて目立たないよう心掛けよう
「見られなかったはず」が通用しないのがアルタンだしね
目指すはバイカル湖南端
推進を得てバシュッと駆け抜けるよ
……もしイルカジャンプを決められたら爽快なんだろうなぁ
でも見てるのがアルタンなら残念すぎるか
それでも、進んだ先に広がる光景を楽しみに
今は黙々と進むのみ!
●前進
(「あとは前へ進むだけ!」)
この作戦も終わりが見えてきた。目標数のアルタン・ウルクを撃破し、あとはひたすらバイカル湖南端を目指すのだ。
ここにきて、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は【イルカ変身】を発動した。これでしっかり距離を稼ぐつもりだ。
かくして濁ったバイカル湖をラズロルは突き進んだ。
水中適応、通信障害、平穏結界、完全視界。これらの残留効果は全て有効に活用している。
(「とはいえ油断は禁物。「見られなかったはず」が通用しないのがアルタンだしね」)
ラズロルは水の濁りが強いルートが感じられた場合、そちらを優先して進んでいくつもりだった。
もしも視界が開けた場合は湖底すれすれを移動するつもりで、かなりの深度を進んでいる。何しろここはとても深い湖なのだ。
けれども今のところ、幸いなことに視界が開けるほどのクリアな部分には遭遇していない。
冷たい水を切り裂くように、イルカとなったラズロルは猛進した。人の姿の時よりも泳ぐスピードは断然早い。暗色に沈む水の中を完全視界の助けを借りて征く。
――目指すはバイカル湖南端。
そしてその先の国境だ。
ただ水の感触だけを感じながら、イルカのラズロルはいつしか思考する。
(「……もしイルカジャンプを決められたら爽快なんだろうなぁ」)
この暗い水を突破して空に駆け上がればどんな気分だろう、と想像してラズロルは現実を思う。
融合世界戦のバイカル湖が史実とは真逆の濁った湖であるように、このディヴィジョンで待ち受ける空も陰鬱だろう。
そして……見てるのがアルタンなら残念すぎるか。
ラズロルは南へ向かって懸命に泳ぎ続けた。
進んだ先に広がる光景を楽しみに、今は黙々と進むのみ!
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【イルカ変身】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!