リプレイ
野本・裕樹
『紀伊国』は停戦する令制国には含まれていませんでしたから、侵攻の動きも必然だったのかもしれませんね。
ですがこうして動きを掴んだ以上は最終人類史を護ってみせます、奈良県に行かせはしません。
挑発を交えて私へ敵意を集め奈良県に入られないように戦います。
使う刀は《妖刀『鐵喰』》、
使うパラドクスは《走地刃・馬酔木》です。
妖刀の一振りでパラドクスの衝撃波を飛ばし攻撃。
同時に【泥濘の地】で移動を遅らせこの戦場から抜け出して奈良県へ向かわれないようにしましょう。
御仏の導きで攻め込もうとするとは……天正大戦国の仏教には不殺生戒は存在しないのですか、とんでもない導きもあったものですね。
最終人類史なら破戒僧まっしぐらだと思いますけれど。
そんな御仏の導きで大丈夫ですか?
●御仏の教え
(確かに、『紀伊国』は停戦する令制国には含まれていませんでしたから、侵攻の動きも必然だったのかも知れませんね。……ですが、こうして動きを掴んだ以上、最終人類史を護ってみせます。奈良県に行かせる訳にはいきません)
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は僧兵鬼達の注意を引くため、一斉に物陰から飛び出した。
「自ら死地に赴くとは……愚かなっ!」
僧兵鬼達が一斉に念仏を唱える。
それは裕樹に対して、向けられたもの。
「いわゆる御仏の導き……というヤツですか。天正大戦国の仏教には不殺生戒は存在しないのかも知れませんが、とんでもない導きもあったものですね」
裕樹が複雑な気持ちになりながら、【走地刃・馬酔木(ソウチジン・アセビ)】で妖刀『鐵喰』を地面に突き刺し、妖気を込めて振り抜き、地面に衝撃波を走らせた。
「御仏は言っている。それが、お前達の運命だと……! 故に、ここで死んでもらうっ!」
僧兵鬼達が気合と共に、衝撃波を回避しようとした。
「……!」
すぐさま、裕樹が泥濘の地を発動させ、僧兵鬼達の動きを鈍らせた。
「ま、まさか……これが御仏の答え……なのか!?」
次の瞬間、僧兵鬼達が衝撃波を喰らい、爆発に巻き込まれて吹き飛んだ。
「……と言うか、そんな御仏の導きで大丈夫ですか?」
裕樹が心配した様子で、僧兵鬼達に視線を送る。
「大丈夫だ、問題ない」
その問いに、僧兵鬼達が躊躇う事無く、答えを返すのだった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
山元・橙羽
お手伝いしますよー。
どのくらい効果があるかはわかりませんが、防衛ラインで少しでも敵の進軍を遅らせましょう。
パラドクスは1体ずつしか攻撃出来ないので、突出している敵や破壊活動に夢中な敵を優先的に、着実に狙います。
最終人類史には一歩も足を踏み入れさせないつもりで、頑張ります!
それにしても「御仏」かー…天正大戦国には信仰のエネルギーを糧とするクロノヴェーダってあんまり見当たらないですよね…神仏だと思ったらただの自分の思い込み、あるいは上位クロノヴェーダからの命令だった、みたいなオチでも有ったりして?
●祈り
「ええい、まだ邪魔をするのか! このバチ当たりめ!」
僧兵鬼達がイラついた様子で、山元・橙羽(夕焼け色の蝶・g01308)に吠えた。
どうやら、念仏の途中だったらしく、邪魔されて腹を立てているようだ。
「えーっと、それでは日を改めて、襲撃すると言う事で……」
橙羽が気まずい様子で、その場を後にしようとした。
「……待て! それはそれで、失礼に値する。お前だって、都合があるだろう。それに今日は死ぬのに相応しい日だ!」
僧兵鬼達が興奮気味に橙羽を凝視して、ブツブツと念仏を唱えた。
(……僕が死ぬ前提ですか)
橙羽が複雑な気持ちになりつつ、気まずい様子で汗を流した。
「安心しろ。必ず殺す。つまり……必殺だ!」
僧兵鬼達が瞳をキュピィーンと輝かせ、邪悪なる真言を唱え印を結び、妖気の炎を呼び起こして解き放った。
(まさか、これも御仏の導き……なのでしょうか? 何というか、色々と思うところはありますが……。天正大戦国には信仰のエネルギーを糧とするクロノヴェーダって、あんまり見当たらないですよね。……神仏だと思ったら、ただの自分の思い込み、あるいは上位クロノヴェーダからの命令だった、みたいなオチでも有ったりして?)
そんな事を考えながら、橙羽が地形を利用してフェイントしつつ、防衛ラインで僧兵鬼達の進軍を遅らせ、【山繭幻惑弓】で羽などから鱗粉状のオーラを舞い散らせ、次々と射抜いていった。
「ぐぬぬっ! まさか、素直に死なんとは……。御仏は怒っている! 天罰を与えねばっ!」
その事に腹を立てた僧兵鬼達が、怒り狂った様子で拳を震わせた。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
硯田・すずめ
(トレインチケット)
縊鬼・楓
(トレインチケット)
●御仏の導き
「これは、また面白い事になっているようね。御仏だか何だかと知らないけど、邪魔をするつもりなら、相手をするけど……」
そんな中、オルソニア・エリンジェミル(華羅血狂卿・g07314)が、僧兵鬼達の前に陣取った。
「ぐぬぬ、御仏を愚弄する気かっ! お前は万死に値するっ!」
僧兵鬼達がギチギチと歯を鳴らし、邪悪なる真言を唱えて印を結び、妖気の炎を呼び起こして解き放った。
その炎が渦巻きながら、ケモノの如く勢いで、オルソニアに襲い掛かった。
「……何か悪い事を言った?」
即座に、オルソニアが結界術を展開し、妖気の炎をフェイントしながら、残像を繰り出し、次々と僧兵鬼達を吸血した。
「ぐ、ぐぬっ! 高貴な我等の血を……よくも!」
その事に気づいた僧兵鬼達が、警戒した様子で飛び退いた。
「……あら? 面白い事を言うのね? これが高貴? 随分とタチの悪い冗談ね」
それと同時に、オルソニアが【Gloria in excelsis Deo(グロリア・イン・エクチェルシス・デオ)】を発動させ、僧兵鬼を撃ち抜いた。
「んなっ!?」
僧兵鬼達が驚いた様子で、身体を仰け反らせた。
「……覚悟は、いいか? これから、もっと驚く事になるぞ?」
ヴィクター・リントヴルム(ドラゴニアンのレジェンドウィザード・g01290)が、僧兵鬼達の逃げ道を塞いだ。
「き、貴様、卑怯だぞ! と、時には、戦略的撤退も必要だと言うのに! み、御仏も言っている。『今は、死ぬ時ではない』と……」
僧兵鬼達が動揺しながら、激しく声を震わせた。
「つまり、死にたくないから逃がしてくれ……と言う事か?」
ヴィクターが色々と察した様子で、僧兵鬼達に生暖かい視線を送った。
「い、いや、御仏が言っているんだ。こういうのは、良くないと!」
僧兵鬼達が大袈裟に焦りつつ、邪悪なる真言を唱えながら印を結び、妖気の炎を解き放った。
「……随分と都合がいいな?」
それと同時に、ヴィクターが【アイスエイジブリザード】を発動させ、僧兵鬼達を凍てつく吹雪で覆い尽くし、妖気の炎を飲み込んだ。
「ちょ、おま……ぐぬぬ、余計な真似を!」
僧兵鬼達が悔しそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
「御仏の言葉……、間違っていないかも知れませんね」
硯田・すずめ(天使のワールドハッカー・g03204)が、僧兵鬼達に視線を送った。
「そ、そうだ! 今は戦うべきではない。ここは穏便に……」
僧兵鬼達に、ぎこちない笑みを浮かべ、ジリジリと下がっていった。
「さすがに、それは……無理ですね」
すずめが僧兵鬼達を見つめ、小さく首を横に振った。
その後ろでメーラーデーモンのヴェーも、同じように首を振った。
「ならば、死ねぇぇぇぇぇぇぇ!」
次の瞬間、僧兵鬼達が鬼の剛力によって、すずめを掴み取ろうとした。
「そう言う考えだから、こんな目に遭うんですよ」
それに合わせて、すずめがトラップを発動させて撹乱しつつ、【カタストロフィック・ライティング】を発動させ、毒を宿した言葉を空中に綴って、実体化した悪口で僧兵鬼達を貫いた。
「ぐぬぬ、もう許さん! どうやら、本気を出す必要があるようだな。この姿を見て、生き残った者は、ひとりもいない。うおおおおおおおおおおお!」
僧兵鬼達が半ばヤケになりつつ、自らの限界を突破し、肉体改造を施した後、裂帛の気合と共に薙刀を突き出した。
「いくら見た目が変わったところで、私達は倒せませんよ?」
それに合わせて、縊鬼・楓(風声鶴唳・g00708)が自らの封印を解き、肉体改造を施した後、早業で【阿吽(アウン)】を発動させ、貫通連撃で僧兵鬼達を粉砕した。
「ば、馬鹿なっ! 傷つく事も恐れず、向かってくるとは……」
僧兵鬼達が傷口を押さえながら、警戒した様子で飛び退いた。
「私も覚悟して、ここに来ていますからね」
それと同時に、楓が無双馬『琴』に騎乗し、再び連撃を繰り出しながら、僧兵鬼達を次々と粉砕した。
「か、覚悟だと!? そんなモノで御仏の意志を退ける事など不可能っ! 我等は強いっ! 誰よりも……強い!」
僧兵鬼達が禍々しいオーラを身に纏い、ケモノの如く吠えるのだった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【植物活性】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
伊佐沼・チカ
お坊さんの姿で悪さたぁ、見下げ果てた輩どもなのです!
大和で暮らしてる皆には、指一本触れさせません
チカも戦うのです!
残りの敵さんはそんなに多くないですが、ちっとでも残しといたら、街ん中入り込まれちまうかもしれねぇし……みぃんな、ぶっ潰しちまいます
【泥濘の地】をば重ねて、敵さんが前に進む速さをもっと落としながら、戦いましょう
いくぞぉ、『神懸・地竜之顎門』!
泥んこになった地べたの下から、槍みてぇに鋭く硬く固めた土を盛り上がらせて、敵さんを串刺しにしてやるのです
泥がいきなり固まって襲ってくるなんて、想像もつかねぇでしょうし……
下から突き上げる一撃なら、鎧に邪魔されねぇで体をブチ抜きやすいはず、なのです
おめぇさん達みたいな極悪人の骸は、串刺しで晒されちまうのがお似合い、です!
薙刀に対しては≪天魔鎚『山崩』≫をぶんと振って、大きな鎚頭で刃を払いのけるのです
そんな細ぇ得物で、チカの馬鹿力、止められると思わねぇでくだせぇ!
悪ぃおさむらいさん達の方には……もう、お仲間さん達が行っていますね。頼もしいです!
クローディア・ベネット
十字軍気取りのブリキ野郎どもか? はっはっは!東の果てには何とも笑える連中がいたもんだ
よし。あいつらが信じる仏だか何だかの導きが、全く見当違いの致命的な誤りだったと教えてやろう
恨むなら、うっかり海賊の縄張りに案内しちまった船頭を恨むんだな
突撃する仲間に敵が対応を強いられた所に追撃を仕掛けていこう
『連殺の技巧』を発揮し、≪アフリカ投げナイフ≫をフードから覗く顔や鎧の隙間に投げつける
静かに飛ぶ鋭く湾曲した刃は僅かな空間にも滑り込み、鋭く突き刺さるって寸法さ
反撃の錫杖は≪聖遺の護符≫の力を纏わせた≪船長のサーベル≫で受け止め、弾き返す
武器を弾かれて敵の姿勢が崩れた所で再び攻撃に回り、サーベルで素早く切り返したり、仲間に気を取られてる奴を≪ピストルセット≫で撃ち抜いたりしてやろう
そろそろ気づいたんじゃないかい? ここまで導いたのは神様なんかじゃなくて、悪魔だってことにね!
残念だったな。あんた達はここで死ぬ運命だったようだ
一番いい装備を整えたのはいいが、相手が悪かったね
●僧兵鬼
「そんなに怖い顔をしてもダメですよ。お坊さんの姿で悪さたぁ、見下げ果てた輩どもなのです! 大和で暮らしてる皆には、指一本触れさせません。だから、チカも戦うのです!」
伊佐沼・チカ(土興しの鎚・g08514)が、僧兵鬼達の前に陣取った。
「……愚かな。どうやら、よほど死にたいようだな」
僧兵鬼達が小馬鹿にした様子で、フンと鼻を鳴らした。
「だいぶ数が減っているようですが、そんな事を言っていいんですか? まあ、ちっとでも残しといたら、街ん中入り込まれちまうかもしれねぇし……みぃんな、ぶっ潰すだけですが……。おめぇさん達みたいな極悪人の骸は、串刺しで晒されちまうのがお似合い、です!」
それに合わせて、チカが【神懸・地竜之顎門(カミガカリ・チリュウノアギト)】で野の神に念じ、で大地を操る念動力を活性化させ、泥濘の地で動きを鈍らせつつ、地面を鋭い槍のように隆起させて突き上げ、僧兵鬼達の身体を貫いた。
「き、貴様っ! よくもっ!」
僧兵鬼達が裂帛の気合と共に、薙刀を突き出した。
「泥がいきなり固まって襲ってくるなんて、想像もつかなかったよう、ですねぇ! ……ですが、そんな細ぇ得物で、チカの馬鹿力、止められると思わねぇでくだせぇ!」
それと同時に、チカが天魔鎚『山崩』を勢いよくブンと振るって、薙刀を軽々と弾き飛ばした。
「な、なんだと!? 馬鹿なっ! 馬鹿なっ! 馬鹿なっ! あ、あり得ない!」
僧兵鬼達が信じられない様子で、薙刀を拾いに行こうとした。
「はっはっは! 東の果てには何とも笑える連中がいたもんだ。十字軍気取りのブリキ野郎どもってか。それじゃ、あんたらが信じる仏だか何だかの導きが、全く見当違いの致命的な誤りだったと教えてやろう。恨むなら、うっかり海賊の縄張りに案内しちまった船頭を恨むんだな」
そこに追い打ちを掛けるようにして、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が【連殺の技巧(チェイン・アサシネイション)】を発動させ、アフリカ投げナイフをフードから覗く顔や鎧の隙間に投げつけ、鋭く突き刺した後、聖遺の護符の力を纏った船長のサーベルで薙刀を受け止めて弾き返し、ピストルセットで次々と僧兵鬼達を撃ち抜いていった。
「ば、馬鹿なっ! これが御仏の意志……なのか!?」
胸に風穴が開いた僧兵鬼が、信じられない様子で胸を押さえて、その場に崩れ落ちた。「……残念だったな。あんた達はここで死ぬ運命だったようだ。一番いい装備を整えたのはいいが、相手が悪かったね。そろそろ気づいたんじゃないかい? ここまで導いたのは神様なんかじゃなくて、悪魔だってことにね!」
クローディアが勝ち誇った様子で、僧兵鬼達に視線を落とした。
「うぐぐ、つまり途中から御仏ではなく、悪魔だったという訳か」
僧兵鬼達が悔しそうに、拳を震わせた。
だが、どんなに怒り狂っても、身体を動かす事が出来なかった。
そうしているうちに意識が闇に飲み込まれ、僧兵鬼達は完全に動かなくなった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
真月・真心
(トレインチケット)
●導き
「まさか、ここまで来る者がいるとは……。これも御仏の意志……という訳か」
坊官衆が複雑な気持ちになりながら、迷いを断ち切るようにして、御仏に祈りを捧げた。
「……愚かですわね。存在すらしていない神に祈りを捧げるなんて……」
マリー・アントワネット(人間のサウンドソルジャー・g09894)が、呆れた様子で溜息を洩らした。
「存在しない……だと!? ふざけるなっ! 御仏は確かに存在している! 間違いなく、な」
その言葉を否定するようにして、坊官衆が他の僧兵やその幻を召喚し、足並みを揃えて一斉に襲い掛かってきた。
「でしたら、妾を倒してみなさい。御仏の導きがあるなら、負ける事などないはずですわ」
マリーが坊官衆を挑発しながら、【白き薔薇は気高く清く(クイーンズ・ノスタルジア)】で音楽に合わせ、舞うように無数の蹴打を繰り出し、次々と蹴散らしていった。
「ば、馬鹿なっ! こ、これも御仏の試練……なのか!?」
坊官衆が信じられない様子で、ジリジリと下がっていった。
「やはり、御仏は存在しなかった……と言う事では?」
シルヴァーナ・ガラッシア(ファルファラ・g02348)が、坊官衆の間違いを正そうとした。
「い、いや、御仏はいる。いる……はずだ」
坊官衆が動揺した様子で、言葉を何度も詰まらせた。
それまでは御仏がいると確信していたものの、次第に不安が膨らみ、その考えに迷いが生じているようだった。
「わ、分かったぞ! お前達は我等を惑わせ、御仏との繋がりを断とうとしているのか! ぐぬぬ、ふざけた真似を……! だが、これも御仏の試練であるのなら、我等も負けん」
坊官衆が相手を正して徳を積むという強い意志を込め、錫杖による強烈な一撃を繰り出した。
「わたしも負けるつもりはありません」
それに合わせて、シルヴァーナが【水月(スイゲツ)】で精神統一をした後、滑るような足取りで納刀したまま坊官衆に迫り、抜刀による居合斬りを行った。
次の瞬間、坊官衆の身体が両断され、錫杖が音を立てて地面に落ちた。
「ええい、何をやっている! これ以上、惑わされるなっ! 御仏は言っている。『この試練を乗り越えろ』と!」
その事に危機感を覚えた坊官衆が、動揺した気持ちを誤魔化すようにして、吠えて、吠えて、吠えまくった。
そんな事をしても、無駄だと分かっていても、叫ばずにはいられなかった。
そうしているうちに気持ちが落ち着いてきたのか、心の迷いが消え始めた。
「やはり、そうか。お前達の言葉は、すべて偽りだ」
坊官衆が雄叫びと共に限界を突破し、肉体を変化して禍々しい姿になった。
「そんな姿になっても、全然……怖くないべ!」
真月・真心(道産子田舎娘・g03219)が薄っすらと涙を浮かべ、ドン引きした様子で仰け反った。
見た目だけなら、気絶級。
身体が危機感を覚えて、震えが止まらなくなった。
だが、ここで逃げる訳にはいかない。
……逃げられない!
「タロウ、けっぱれぇ!」
次の瞬間、真心が覚悟を決めて、【タロウインパクト】を発動させ、消えてしまった故郷の牧場で大切に育てていた牛のタロウを呼び寄せた。
それに合わせて、タロウが念動力を纏ったまま、激しい体当たりを食らわせ、坊官衆を弾き飛ばした。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
アンネリーゼ・ゾンマーフェルト
贖宥状で大儲けする説教師が可愛く見えるほどに終わってる僧侶たちだわ
最終人類史に侵入されたら、何をされるか分かったものじゃない
天正大戦国から抜け出る前に纏めて処理しなきゃね
僧兵鬼壊滅の余勢を駆って、残った坊官衆に立て直しの暇を赦さず攻め立てるわ
『リュミエール・コメット』で急速に突撃しながら≪対ゾルダート電磁銃≫を連射
敵は天魔武者だけれど、機械なのはゾルダートと同じ
すれ違い様の銃撃で内部機構を破壊しつつ、突撃の勢いのままに包囲される前に敵陣を抜け出すヒットアンドアウェイ戦法で戦力を削りましょう
敵の密度が高いままの所に留まらずにいれば、僧兵の幻と共に連携攻撃を仕掛けられてもまだ対処しやすい
錫杖の柄を掴んで明後日の方向に引っ張ったり、ステップや咄嗟のスウェーで射撃の当たり所をずらすことで、次に自分が攻撃を仕掛ける好機まで耐えきりましょう
はぁ、「進む先は彼岸」ね。どちらかというと、善悪の彼岸を越えちゃってるけど……
地獄に落ちる覚悟があるなら、今にその通りにしてあげるわ!
●坊官衆
「よ、よくぞ、ここまで来た……と褒めるべきか。まあ、ここで死ぬのだから、お前達にとっては喜べないかも知れないが……」
坊官衆が上から目線で、口汚く言い放った。
どうやら、先程まで他のディアボロスと戦っていたらしく、みんなズタボロになっていた。
それでも、強気な態度は崩しておらず、堂々と胸を張っていた。
「贖宥状で大儲けする説教師が可愛く見えるほどに終わってる僧侶たちね。最終人類史に侵入されたら、何をされるか分かったものじゃない。天正大戦国から抜け出る前に纏めて処理しなきゃダメね」
すぐさま、アンネリーゼ・ゾンマーフェルト(シュタールプロフェート・g06305)が【リュミエール・コメット】を発動させ、彗星の如き光を全身から放ち、急速に突撃しながら、対ゾルダート電磁銃を連射した。
「な、なんのっ!」
その事に危機感を覚えた坊官衆が禍々しいオーラを展開し、両足に力を入れて、自分の身を守ろうとした。
だが、アンネリーゼの突撃を防ぐ事は出来ず、激しい銃撃で内部機構が破壊された。
「ええい、ナマイキな!」
坊官衆がイラついた様子で、他の僧兵や、その幻を召喚し、アンネリーゼに攻撃を仕掛けた。
「地獄に落ちる覚悟があるなら、今にその通りにしてあげるわ!」
それと同時に、アンネリーゼが錫杖の柄を掴んで引っ張ったり、捨て身の覚悟で対ゾルダート電磁銃を連射し、坊官衆にトドメをさした。
それに合わせて、他の僧兵や、その幻が蜘蛛の子を散らすようにして消し去った。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
新城・橙花
(トレインチケット)
巫楽・花鶏
(トレインチケット)
●御仏の導き
「愚か、愚か、愚か、このバチ当たり共め! こんな事をして、許されると思ったら、大間違いだ! 罪を償うため、その命を差し出せ!」
下間頼照が苛立ちを隠せない様子で、ディアボロスの前に陣取った。
「そうやって脅しても、無駄だよっ! 全然、怖くないんだから!」
新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)が、下間頼照に対して反論した。
「……怖くないか。ならば、恐怖しろ! そして、絶望しろ……! そうしたら、苦しまず逝かせてやる……!」
下間頼照が橙花の守りを崩す鋭い振り上げから、即座に渾身の振り下ろしに繋ぐ二連撃を繰り出した。
「鞍馬の峰に座する僧正坊。仏法の声を聴き、正しきを貫く王道を守護し給え」
それと同時に、橙花が誘導弾を爆破して牽制した後、呪法【天狗舞風】(ジュホウ・テングマイカゼ)で、大天狗配下の烏天狗の一団を召喚し、鋭い爪を振るって、連撃を繰り出しながら、風が舞うようにして距離を縮め、下間頼照の身体を切り裂いた。
「素直に逝けば、いいものを……。よほど苦しみたいようだな」
その一撃を食らった下間頼照が、悔しそうに拳を震わせた。
「だったら、どうする……? 力で黙らせるか?」
ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が地形を利用して、次々と罠を設置していった。
「ああ、力と愛で、お前達を導いてやる! これも御仏の導き……と言うヤツだ!」
下間頼照が再び薙刀を振り抜き、衝撃波を伴う斬撃を放とうとした。
「……クッ!」
次の瞬間、ゼットの仕掛けた罠に掛かり、下間頼照が罠に掛かって尻餅をついた。
「全エネルギー収束。最大パワー……吹き飛べ!」
それに合わせて、ゼットが【ゼットン】でサイボーグ化した己の身体に流れる全ての力を体外に高熱の球体として発生し、力を一点に集めて放ち、着弾した瞬間一気に広がって爆発した。
「……うぐぐっ! まさか、ここまでとは……!」
下間頼照が禍々しいオーラを展開し、フラつきながら後退した。
「さすがに、予想外でしたか? こんなはずではなかったと言いたいように見えますが……」
巫楽・花鶏(天使のデーモンイーター・g07525)が、下間頼照に視線を送った。
「ま、まあ、思ったよりも、しぶといとは思ったが……。ただ、それだけ、だ」
下間頼照が気まずい様子で、花鶏から視線を逸らした。
だが、そのまま黙っていても気まずいため、不意打ちを仕掛けるようにして、一気に間合いを詰めながら、薙刀を素早く振り上げ、渾身の振り下ろしで、衝撃波を飛ばしてきた。
「それで勝ったつもりですか?」
花鶏が早業で【ダンスマカブル】で十指に結んだ糸を用いて、人形を踊るように操って、下間頼照に貫通連続攻撃を仕掛けて、胸部装甲を破壊した。
「うぐ……ぐっ! やるではないか。実に腹立たしいっ! 本来ならば、もうカタがついていたはずだが……ぐぬぬ」
その怒りを原動力にして、下間頼照が限界を突破し、イラついた様子で禍々しいオーラを漂わせた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
【建造物分解】がLV3になった!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
クローディア・ベネット
手下が皆くたばっちまったな、十字軍の大将殿!
人が大事にしている土地に迂闊に手を出したからこうなるのさ
うん?海賊から説教をされるのは腹が立つかい?
ははは!だからこうしてわざわざ聞かせてやったんだよ!
雑魚を一匹でも見逃して最終人類史に侵入されたら大事だったが、これでボスを片付けるのに集中できるね
――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』
≪船長のサーベル≫を掲げ、号令の下にカトラスを手にした海賊の霊達を呼び出す
私と海賊達とで一斉に雪崩れ込み、多方向からの斬撃を浴びせてやろう
得物のリーチじゃ敵の方が勝っているが数じゃ圧倒的にこっちが上だ
捌ききれなくなるまで何度も斬り付けて、決定的な隙が出来た所で私がサーベルでの鋭い一撃を見舞うよ
あんた達はいつもトループス級を引き連れて威張ってるよな。たまには自分が無勢に回る苦しみを味わうといい!
敵が振るう薙刀は≪聖遺の護符≫の力を纏わせたサーベルで弾き、衝撃波の勢いを弱めると共に斬撃自体も急所から外させよう
仏とやらは地獄にはいないだろ。最後に別れの挨拶を済ませておきな!
●下間頼照
「随分と盛り上がっているじゃないか。……とは言え、手下が皆くたばっちまったな、十字軍の大将殿! 人が大事にしている土地に迂闊に手を出したから、こうなるのさ」
そんな中、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が、下間頼照の前に現れた。
「おぬしも我の邪魔をするのか。……このバチ当たりが!」
下間頼照が激しい怒りをあらわにしながら、呪詛混じりの言葉を吐き捨てた。
「……ん? 海賊から説教をされるのは腹が立つかい? ははは! だから、こうしてわざわざ聞かせてやったんだよ! 雑魚を一匹でも見逃して最終人類史に侵入されたら大事だったが、これでボスを片付けるのに集中できるからね」
クローディアが自らの封印を解いて、肉体改造を施した後、呪詛を耐えつつ、キッパリと言い放った。
「ぐぬ、ぐぬぬぬっ! ナマイキな奴め! 死ぬほど辛いめに……いや、死ななければ、理解出来ぬようだなっ!」
下間頼照が風を断つほどの威力を以て薙刀を振り抜き、衝撃波を伴う斬撃を解き放った。
「――野郎ども、大騒ぎの時間だ!」
次の瞬間、クローディアが船長のサーベルを掲げ、【野郎ども、大騒ぎの時間だ!(デッドリー・テンペスト)】を発動させ、号令の下にカトラスを手にした海賊の霊達を呼び出し、一斉に雪崩れ込んだ。
「こ、こいつ等、死ぬ気か!? いや、死んでいるから、怖くないのか! う、うわああああ!」
その勢いに圧倒され、下間頼照が悲鳴を上げた。
「あんた達は、いつもトループス級を引き連れて、威張ってるようだが、たまには自分が無勢に回る苦しみを味わうといい! そもそも、仏とやらは地獄にはいないだろ。最後に別れの挨拶を済ませておきな!」
そこに追い打ちを掛けるようにして、クローディアが聖遺の護符の力を纏わせた船長のサーベルで薙刀を弾き、衝撃波の勢いを弱めて、斬撃を外した後、下間頼照に致命的な一撃を繰り出した。
「……先に地獄で待っているぞ」
そう言って下間頼照が呻き声を上げ、地面に突っ伏した。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!