リプレイ
嵐魔・京史郎
(トレインチケット)
慶永・林檎
(トレインチケット)
蟲将型アルタンを釜山拠点方向へと飛ばせているものは、規律よりも本能への刺激なのだろう。ディアボロスのある一団が、それらをやり過ごして大型種に接近する隙となった。
岩山にできた亀裂のなかで、慶永・林檎(カジツ・g01519)は両手両足を突っ張っている。
真上を素通りしていく、黒い大群。
「なあ? 拠点死守任務なんだろ。あたしらだけ突出しちまっていいのかよ」
きゅっと結んでいた唇をさらに尖らせ、猫めいた釣り目で睨む。
その先では、ボサボサ髪の痩せた男がくつろぐように足を組んでいた。小さな女の子を抱っこし、岩の壁に背中をべったりつけて身体を支えている。
「クハハ、心配いらない。吾輩がたてた、敵指揮官と配下の分断作戦である。……ほら、喉乾いてないか?」
白衣をまさぐって男、嵐魔・京史郎(虹色眼鏡サイエンティスト・g04327)は謎の飲料を少女、アンジェリー・ビーティリィ(インセクティアの航空突撃兵・g00570)に勧めた。
「うん、ありがと。……ゴクゴク、ふう、メロン味だね。ボク、大好きだよ」
「ンン? 虹色成分が、人によって違う味覚を刺激するのか? クハハ、吾輩が研究中の『ゲーミングドリンク』だからして」
「おいおい。そんなの飲ませるな。……蟲将型は、全部通過した?」
曇天だけが見える。
ツッコミをいれつつも林檎はこの、自称『過去をも破壊するマッドサイエンティスト・ドクター嵐魔』の予見どおりに進んでいることを認めざるを得ない。
釜山での戦いが続き、周辺の地形データが集積され、彼はこうした隠れ場所を思いつく。
敵の進攻速度のズレを利用し、拠点の仲間のために援護をすると言った。それが、間に割って入る策とは。
「クハハ、大型種が来た。林檎殿、『通信障害』である。吾輩は、『パラドクス通信』を配る」
「りょーかい、ドクター」
今回の敵部隊は連携が薄いから、これらの活性化はより効果があるかもしれない。確かに、援護になる。
「ねぇ、戦わないの?」
アンジェリーがペットボトルを返しながらたずねた。京史郎は首を横にふり、瓶底眼鏡を光らせる。
「せっかくだから、大型のうちの一体にだけ集中攻撃していこう。さあ君もレッツゲーミング!」
「ゲーミング♪」
「うわ、いきなり?! ……『にしき』、電磁槍!」
亀裂から飛び出す京史郎とアンジェリーを追って、林檎はメーラーデーモンからお揃いの武器を受け取った。
「悪いクロノヴェーダはやっつけちゃおう!」
『スラスティングフェザー』の鋭い翼が展開される。アンジェリーはジェットパックで飛翔した。
きりもみ回転をしながら、大型アルタン・ウルクを引き付ける。
「一点集中一点突破! これがツムガリの一撃である!」
京史郎の手元から超高速で何かが放たれた。
『殲刃絵巻「ツムガリ」(センジンエマキ・ツムガリ)』。極小のエネルギー弾だ。大型種はもっとも面積をしめていた眼球を破壊された。
すぐさま、残った眼球から光線を撃ってくる。
それを相殺する、瓶底眼鏡からのレーザー照射。光の押し合いをしている真上から、アンジェリーが急降下攻撃を敢行する。
「ファイブゲーミングヨーヨーアームだよ!」
下半身に取りつけられた5本のアーム。
それぞれに虹色に光るヨーヨーを持っている。大型アルタン・ウルクは『四狗虚牙』を使い、虚空より巨大な牙の群れを出現させたが、ゲーミングヨーヨーはそれらを砕きながら、本体に生えた牙もへし折った。
最後に緑の光が明滅する。
「やったぁ、メロン色!」
「林檎殿、任せたのである!」
「にしき、『雷槍乱れ突き』!」
二本の槍から電磁波がスパークして、大型種を包み込んだ。それがトドメとなり、狙った一体を撃破する。
触手を振り乱して、二体の大型アルタン・ウルクが猛進してきた。
「クハハ、仕上げだ! 拠点から逆方向に逃げる!」
この陽動でまた、大型種の到着は遅れるだろう。
「わかったよ、ドクター。アンジェリーは……」
翼もアームも折りたたまれて、少女はすぽっと痩せ男の腕に収まっていた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
今回は少し統率が乱れているようだな
『アルタン・ウルク蟲将形態』の数が多すぎるのか、大型がゆえに指示系統が煩雑になってしまっているのか…
いずれにせよ、大型を攻め立てる仲間に蟲将形態が合流しないよう、素早く攻め入ろう
朱殷の闘気と戦意を混ぜ合わせて形成した怒龍を天に放ち、雷雲を呼ぶ
烏合の衆となっているのであれば、このまま分断を狙う
大型の方へ引き返そうという素振りのものを優先し、雷の砲撃を叩き込めば、同時に【通信障害】を展開し、遠くから横槍が入るのを防ぐ
シャムスとラズロル殿が来てくれたのなら、百人力だな
何度も共に戦った友らとの共闘は、それぞれの役割分担が自然と成され、連携力も自ずと底上げされる
2人の戦意に感化されて己の武も昂れば、左手に携える黒龍偃月刀に紫電が走り、蟲将形態らの攻撃に返す刃に【反撃アップ】の威力を上乗せて、確実に撃破していく
反撃の触手の連打は、戦花護紋で弾き、偃月刀で叩き伏せてダメージの軽減を
派手に動き、他二人が動きやすくなる立ち回りを
残るは大型。畳み掛けよう
シャムス・ライラ
分断はなった!
先鋒の仲間達に感謝しつつ
我らは蟲将の大軍を速やかに片づけるのが良策
ラズ、錬晏、行こう!
アルタン・ウルク戦ではすっかりなじみになったメンバーで
《パラドクス通信》も利用し、息の合った連携を
蟲に近い
光を見ると寄ってくる、とか
そう言えば、以前同じ旅団の仲間から貰ったものがあったが
アレを使ってみるか
アイテム《謎の発光体》を放り投げ
そちらに敵の注意を引きつける
そこを《先行率アップ》の力も借りつつ
側面、または背後から急襲
デメリットがないなら《飛翔》も使い
縦横無尽に攻め立てよう
【サルガッソー・ディスターバー】の触手で蟲将形態を叩き落とし
敵の攻撃は跳ねのけるようにして間合いをとり
直撃を避けるようにして損害を減らす
お互いの位置関係を予め打ち合わせて置き
背中を敵に取られぬよう
また、死角が出来ぬようにお互いにフォローしつつ動く
狙いを合わせ、一体ずつ確実に仕留める
(というか二人とも無茶をしがちなので
その辺りは策も駆使しつつフォローというのが
私の役割のような気がしている今日この頃)
アドリブ等歓迎
ラズロル・ロンド
連携アドリブ歓迎
分断、ありがたい!
蟲将形態を一気に叩くチャンスだね
あっちこっち動いてるし…意外と統制取れてない蟲将形態だね
シャム兄が引きつけ、錬晏君が大型との合流を遮るなら
僕は逸れた個体を追って仕留める役、やらせてもらおう
アーセファ・ハーティムを使い、
練り上げた風を小さな嵐の輪にして、離れる個体・止めが刺せそうな個体を選んで攻撃を放つ
数を確実に減らしつつ、逃がさず倒しし尽くすよ
敵の熱線には反射で横跳びを
避け切れない時は魔力障壁で受け流して耐える
時には【飛翔】も使い追って、光と動きで注意を引きつける
こっちこっち、戦場はここだよ!
釜山死守作戦もいよいよ大詰め
もう一踏ん張り!
……と、あっ、シャム兄の視線がチクチク刺さる気がする…
無茶してないってば〜
手強いアルタン相手に全力投球なだけさ
最後に、嵐の輪を大きく広げ、降り注ぐ熱線を躱しつつ障壁でいなし、振り払うように前を睨む
残るは大型三体
いいね、ここからが本番だ
「ハァッ――」
朱殷の闘気と戦意を混ぜ合わせ、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は怒龍を天に放つ。
「烏合の衆となっているのであれば、このまま大型とは分断させておく!」
怒龍の呼んだ雷雲が、『アルタン・ウルク蟲将形態』に稲妻の砲撃を叩き込んだ。
電磁波により、『通信障害』も強化される。
「今回は少し統率が乱れているようだな。数が多すぎるのか、大型がゆえに指示系統が煩雑になってしまっているのか……」
疑問の答えは、シャムス・ライラ(極夜・g04075)が持ってきた。
「どうやら、先鋒の仲間達が大型種を引き離してるみたい。感謝だよ」
「ありがたい! 蟲将形態を一気に叩くチャンスだね」
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)も駆け付けた。
「そうだったか。ならば私は大群の奥に分け入り、再度の合流を阻もう」
3人が顔を合わせたのも束の間、錬晏は怒龍を引き連れ、攻め込んでいく。
彼の背を目で追いながら、ラズロルは敵群にも注意をとめる。
「あっちこっち動いてるし……こんな統制取れてない蟲将形態は珍しいね」
「蟲に近い……。光を見ると寄ってくる、とか?」
シャムスが思いつく。
「そう言えば、以前同じ旅団の仲間から貰ったものがあったがアレを使ってみるか」
アイテム『謎の発光体』を取りだした。
「シャム兄が引きつけ、錬晏君が大型との合流を遮るなら、僕は逸れた個体を追って仕留める役、やらせてもらおう」
ラズロルが先に駆けだし、シャムスが敵群をコントロールするようにアイテムを放り投げた。
うまい具合に謎の発光体へと、蟲将形態は進路を変えた。
もともと、大型種からの指令でなんとなく釜山に近づいていたトループス級だ。対アルタン用に強化された通信障害に、物理的な分断、そして習性の利用で拠点への進攻は停滞する。
もはや軍師の策など受けついでおらず、赤い眼球から放たれる熱線も、ラズロルは横跳びで軽く回避した。
「ひょっとすると、ディアボロス側も飛翔が使えるんじゃないかな。……こっちこっち、戦場はここだよ!」
跳躍からエフェクトを発動すると、蟲に紛れて丁度いい位置を空中にせしめた。接近したぶん、『赫眼火計』は命中しやすくなったが、魔力障壁で受け流して耐える。
空の戦いは、発光体を投げるシャムスからもよく見える。
「味方が死角をつかれないように、蟲を誘導しなくちゃ。……というか二人とも無茶をしがちなので、その辺りは策も駆使しつつフォローというのが私の役割のような気がしている今日この頃」
「力の圧縮、風を込め、風を込め。小さき嵐、乱し混ぜろ覆せ。『アーセファ・ハーティム』!」
いい位置からラズロルは、練り上げた風を小さな嵐の輪にし、はぐれた蟲を狙い撃ちにしていく。
「数を確実に減らしつつ、逃がさず倒し尽くすよ!」
嵐の輪は、命中するごとに蟲将形態をきりきり舞いさせて墜とした。光に惑わされない個体もいて、地上にいるシャムスを狙って自ら降下してくることもあったが、アルタンの触手が変形してできた長柄武器の振り下ろしを、海藻触手が跳ねのける。
海藻はいつのまにか、サルガッソー海を思わせる膨大な量になってシャムスを守っていた。
発光体を投げているのも海藻だ。
ラズロルが敵を狙いやすいように。嵐の輪がまた飛ぶ。
「釜山死守作戦もいよいよ大詰め、もう一踏ん張り! ……と、あっ、シャム兄の視線がチクチク刺さる気がする」
フォローにも気がついて、上から手を振った。
「無茶してないってば〜。手強いアルタン相手に全力投球なだけさ」
息の合った連携には違いない。アルタン・ウルク戦ではすっかりなじみになったメンバーだから。
シャムスは『パラドクス通信』をとった。
「蟲将戦は優勢。ラズ、錬晏、続けていこう!」
「シャムスとラズロル殿がいてくれたのなら、百人力だな」
彼方の錬晏から応答がはいる。
何度も共に戦った友らとの共闘は、それぞれの役割分担が自然と成され、連携力も自ずと底上げされる。
先行をとれるようになり、シャムスの『サルガッソー・ディスターバー』は投擲をほどほどにし、敵に直接絡みついて地面へと叩きつけた。
側面、または背後からの急襲だ。
蟲将形態には蟲っぽくない技もあって、全身を構成する触手からの連打であるが、錬晏の昂る武は左手に携える黒龍偃月刀に紫電を走らせ、返す刃に反撃の威力を上乗せて、触手を叩き伏せ、痩せた蟲を確実に撃破していく。
仲間の戦意に感化されたと、錬晏は思う。
黒い靄のようだった大発生が晴れていくと、3人はまた顔を合わせた。
「デメリットがないなら私も、ってね」
終いにはシャムスまで飛翔しており、海藻触手が叩き落とした個体が、地面でぽーんと跳ねる。
「残るは大型。畳み掛けよう」
錬晏は、例の亀裂の入った岩山のほうを見る。
ラズロルが嵐の輪を大きく広げ、蟲の残骸を振り払って視界を広げた。
「いいね、大型二体。ここからが本番だ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
釜山を目指し進み続けるアルタン・ウルクの大型2体
亡き司令拠点の命令を実行し続ける機械的な前進
にも見えるけど…その司令拠点がいなければ統率もここまで崩れる今なら倒し切れる
シャム兄、今回は派手にいこうか!
止めそ刺しに!!
【パラドクス通信】で位置を共有しつつ
引き続き【泥濘の地】を展開。前進を鈍らせながら
風と砂塵を集めた破壊槌タドミールマルトゥを作りあげ
渦巻く螺旋の一撃で胴体を貫き破砕!
反撃の光線は横跳びと魔力障壁で受け流しつつ耐え凌ぎ
シャム兄の聖鎧と交差するように、連撃で一体を確実に仕留めよう
2体目も同様に動きを制しながらの破壊槌で対応。畳み掛ける
忘れられない命令だろうと、進撃を許す理由にはならない
ここで終点だよ
釜山には行かせるものかっ
シャムス・ライラ
大型二体に、「いいね」と闘志を燃やすラズに
やれやれと苦笑しつつ
強敵に自らも高揚する気持ちを抑えきれない
よし、この調子で押し切ろうか
ラズに大きく頷いて
とは言え、2体
大型の個体は強力だ
一気にかかって来られるのはまずい
《パラドクス通信》で情報共有しつつ
先んじて打っておいた《泥濘の地》で幾分かでも機動力を削ぎ
《通信障害》で連携を防ぐことは忘れない
倒した蟲将型の残骸の山や岩等が邪魔で
巨躯では動きづらくなるような
戦闘に有利な場所へ位置取りし迎撃と行こう
二体同時に攻撃されないような工夫は必要だからね
【聖鎧・赤】を発動
ラズと息を合わせ
身体強化で敵に渾身の攻撃を!
別々の方角から攻撃することで死角を作り
確実にダメージを蓄積し
素早く倒す
敵の猛進は
障害物(死骸、岩等)の方向へ引きつけ
それらと《星銀障壁》、身体強化を上手く使っていなし
直撃を防ぐ
もう一体も障害物等を利用し
敵の動きを阻害しつつ
多方向から連携して攻撃
命令に従うだけでは
戦場で生き残ることは難しいのだよ
潔くここで土にかえるのが良い
アドリブ等歓迎
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)らが先鋒の仲間に追い付くころには、アルタン・ウルクの移動方向は訂正されつつあった。
いまは釜山を目指し、進み続ける二体の大型。
「亡き司令拠点の命令を実行し続ける機械的な前進、にも見えるけど……その司令拠点がいなければ統率もここまで崩れるのか」
実のところ二体には、守りあったり連携したりするそぶりがなかった。
向きは少しずれていて、左右に別れたうちの右側がわずかに先行する。『通信障害』の効果が出ているのかもしれない。
「今なら倒し切れる!」
闘志を燃やすラズロルに、シャムス・ライラ(極夜・g04075)はやれやれと苦笑しつつ、自らも高揚する気持ちを抑えきれない。弟分が振り返って号令するのを楽しみに待つ。
「シャム兄、今回は派手にいこう! 止めを刺しに!!」
「よし、この調子で押し切ろうか」
案の定の宣言に、シャムスは大きく頷いた。
『聖鎧【赤】(パランギーナ)』、古の英霊を下ろして身体を強化する。
先の観察のとおり、強力な二体に揃って来られる心配はないだろう。ディアボロスのふたりは『パラドクス通信』で情報共有しつつ、『泥濘の地』で幾分かでも敵の機動力を削ぎ、まずは……。
「右だね?」
「そう、右!」
片方に狙いを集中する。
走りながらランダムに交差して、黒い触手の塊へと近づいた。
その大型アルタン・ウルクだけが反応し、各部の眼球から『赫眼閃光』を放ってくる。飛び越えて避ける、ラズロル。
「忘れられない命令だろうと、進撃を許す理由にはならない」
風と砂塵を集めた破壊槌、『タドミールマルトゥ』を作りあげ、渦巻く螺旋の一撃をアルタンの胴体に当てる。
「操るは破壊、貫き穿て阻塞を破れ!」
命中部位の触手がほどけて渦のかたちに穴があき、大型種の一体は大地にべったりと四肢を広げて止まった。
亡骸を見上げたシャムスは。
「指示に従うだけでは戦場で生き残ることは難しいのだよ。潔くここで土に還るが良い。……いや、その前にもうひと働き」
また工夫を思いついたようだ。
指をちょいちょいと刺し、ラズロルに伝える。大型種の二匹目が、小山のように盛り上がっているから、その陰から三匹目を狙うというのだ。
ふたりは別れて、巨体の亡骸を逆回りに周る。
遮蔽や障害物として利用し、巨大な蹄で加速してきた存命なほうを迎え撃つ。
「ここで終点だよ。釜山には行かせるものかっ」
ラズロルが破壊槌を振り上げてみせる。触手で受け止めようとした大型アルタン・ウルクは、目のすべてを砂塵の武器に集中させてしまう。
がら空きになった反対方向から、シャムスが飛び掛かった。
もっとも、基本形態に前後の意味はあまりない。眼球のひとつでもチラと動かせれば、触手の束を襲わせることができる。
その一動作を、ラズロルとの息のあった攻撃で鈍らせ、死角をつくったのだった。
「『英霊の御霊の宿りしままに』!」
シャムスの聖鎧は、武器防具も含めて強化されている。
いくばくかの触手に『星銀障壁』を抜くことはかなわない。身体能力を高めてはなった渾身の殴打が、大型種の全体を真っ赤に染めた。
右にいたものも含めて、消滅していく。
英霊は去り、シャムスからも『赤』が抜ける。
作戦の成功に、互いに駆け寄るディアボロスたち。釜山死守作戦の地図が埋まるだろう。あとわずかで。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!