下野国国境、佐野城の決戦

 下野国の国境を守る塹壕陣地を突破したディアボロスは、防衛の指揮を執っていたジェネラル級天魔武者『里見義堯』を撃破する為、佐野城へと向かいます。
 里見義堯は、塹壕陣地を突破された失態を取り戻すべく、配下の軍勢を国境陣地に向かわせていますので、手薄になった佐野城に攻め込み、決戦を行ってください。

 佐野城の戦力は大きく減少している為、下野国国境に配備された『千早城改』或いは『巨大神像』を使えば容易に制圧可能ですが、現状では温存しての攻略となります。

里見義堯

下野国国境、佐野城の決戦(作者 ゆうきつかさ
8


#天正大戦国  #下野国国境、佐野城の決戦  #下野国  #下野国国境塹壕戦 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#天正大戦国
🔒
#下野国国境、佐野城の決戦
🔒
#下野国
🔒
#下野国国境塹壕戦


0



●佐野城
「マズイ、マズイぞ。ディアボロスが国境の塹壕陣地を抜け、その先で偵察を行っていたらしい。万が一、奴らが佐野城を無視して日光東照宮の側に向かうような事があれば、儂の面目は丸つぶれだ」
 里見義堯が悲鳴にも似た叫び声を上げ、困った様子で頭を抱えた。
「かといって、家康様から預かった佐野城をディアボロスに奪われる訳には行かぬ! それでも、倍の戦力があれば、どちらにも対応できる……はず。だが、佐野城の戦力を半分に分けてしまえば、ディアボロスに対抗できぬ」
 考えれば考えるほど、キリキリと胃が痛む。
(そもそも、胃袋なんてあったっけか)
 何となく、あったような気がする。
 いや、ある。
 おそらく、ある。
 きっと、ある。
(何だか、俺も胃が……)
 安房国から従ってきた直臣の『水陸両用天魔武者・尖角』も、同じような部分が痛むのか、胃袋がありそうな部分を押さえた。
「……とは言え、ディアボロスが偵察を行っていた事を考えると、敵は佐野城を無視して日光東照宮に向かう可能性が高い。供回りを除き、城の全戦力を日光東照宮に向かうディアボロスの迎撃に割り振るのだ」
 そんな不安を振り払うようにして、里見義堯が水陸両用天魔武者・尖角に命令を下した。
「あとは、付近の農民を集めて来い。村人達に槍を持たせて城壁の上を歩かせ、篝火を焚き、城内で鬨の声を挙げさせろ。ディアボロスが万が一、佐野城に来たとしても、城の戦力が充分だと思えば、すぐには攻めてこれない筈だ。それに、村人達の命を奪ってまで、攻め込む事などないだろう。さあ……、行け! 安房国を我らの手に取り戻す為には、失態は許されぬのだ」
 そして、里見義堯は興奮気味に、佐野城の防衛策を指示するのであった。

●アヤメからの依頼
「みんなのおかげで、断片の王『徳川家康』のいる下野国の国境を守っていた『塹壕陣地』を突破する事に成功した。このまま、国境防衛の要である『佐野城』に向かい、佐野城を守るジェネラル級天魔武者『里見義堯』の撃破を行って欲しい。里見義堯を撃破し、佐野城を制圧すれば、下野国内に確固たる拠点を築くこと立出来るだろう。ただし、断片の王『徳川家康』との戦いは、《戴冠の戦》の開戦後も続く事が予測される。下野国内にディアボロスの拠点を用意出来れば、作戦の幅が広がるだけでなく、武蔵国の安全にも寄与する事となるだろう」
 鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)がディアボロスに対して、今回の依頼を説明した。

●今回の目的
「攻略旅団の作戦により、塹壕陣地の浸透調査作戦を実行した影響なのか、里見義堯はディアボロスが佐野城を無視して日光東照宮に向かうと予測、佐野城の戦力のほぼ全てを、北進するだろうディアボロスの迎撃に向かわせたようだ。激減した佐野城の戦力についてあ、近隣の農民立を徴用し、戦力が残っているように見せかける、擬兵の計も行っているのだが、ディアボロスに、擬兵の計は通用しないので、佐野城に攻め込む絶好の機会になっている。まずは、佐野城に集められている農民の中に紛れ込み城内に潜入した後、里見義堯のいる天守閣に攻め込んでくれ。佐野城には、少数の供回りしか残っていないので、撃破は難しく無いだろう。ただ、史実の里見義堯は、里見氏の全盛期を築いた戦国大名であるので油断は禁物だ」
 アヤメの話では、佐野城の防衛には村人達も関わっているため、なるべく殺さないようにしてほしいという事だった。

●アヤメからの言葉
「幸い、今回の作戦では千早城改や巨大神像は使用せずに済みそうだ。下野国には、多数のジェネラル級天魔武者が集結しているだろうから、日光東照宮を攻略する為にも、千早城改や巨大神像は必要になる。だが、これらのクロノ・オブジェクトは強力な分、使えばその分だけ対策されてしまう。これらの兵器を、いつ、どのように使うかは、下野国攻略の肝になる。作戦案などがあれば、攻略旅団で提案してくれ。また、安房国の大名であった里見義堯ならば、安房国のTOKYOエゼキエル戦争勢力についての情報も持っている可能性が高い。義堯が安房国を出た後の事までは分からないと思うが、何か情報を得る事が出来るかもしれない」
 そう言ってアヤメがディアボロス達に対して、里見義堯の撃破を依頼した。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【モブオーラ】
2
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

ゆうきつかさ
 どうも、ゆうきつかさです。
 今回の目的は、防衛の指揮を執っていたジェネラル級天魔武者『里見義堯』を撃破する為、佐野城に向かいます。
 里見義堯は、塹壕陣地を突破された失態を取り戻すべく、配下の軍勢を国境陣地に向かわせていますので、手薄になった佐野城に攻め込み、決戦を行ってください。

 佐野城の戦力は大きく減少している為、下野国国境に配備された『千早城改』或いは『巨大神像』を使えば容易に制圧可能ですが、現状では温存して攻略する事になります。
75

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


宇都宮・行
長期間かけて塹壕陣地を突破した先に居たのが、胃痛のクロノヴェーダとは思いませんでした
ある意味哀れですが、赦すわけにはいきません
佐野城を奪還するためにも、ここで確実に倒しましょう

◆方針
仲間と協力して行動
敵の注意を引かないよう、派手な行動は控える
敵の防衛状況、特に一般人の兵の守備配置と、天守閣への侵攻ルートを調査
一般人を巻き込まずに済む方法やルートを検討

◆行動
この時代の一般兵と似た恰好をして【プラチナチケット】を用い、紛れ込みます
クロノヴェーダとは接触しないよう細心の注意を払いつつ、適宜【モブオーラ】を用いて、城の防衛や巡回をする振りをしながら情報収集を行います
周囲に人気がない時は、小型情報端末『高原』で隠し撮りして突入時のルート分析の参考にします

ある程度目星がつけば、戦闘に巻き込まないように一般兵を誘導します
我々が突入する見込みの場所とは異なる場所を示し、
「この箇所から敵が侵入する恐れがあるらしいから、戦力を集中した方がいいかもしれない」
等と伝え、戦場から離します

※アドリブ、連携歓迎します


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

天魔武者でも胃が痛くなることがあるのだね。
何となく同情したくなる様な……いや、しないけども。
ここは確りと倒すべく、そして人々を戦渦に巻き込まない為にも、
仲間と協力して慎重かつ確実に作戦を進めていこう。

この地の農民達と同様の服装を着用。
【プラチナチケット】使い、徴用された農民兵の一員として紛れ込む。
天魔武者達には絶対に気付かれないように、直接接触しないように注意しつつ、
どうしても避けられない場合は仲間の【モブオーラ】も使ってやり過ごす。

周りの兵達の動きに合わせて、目立たない様に立ち回りつつ、
兵の配置や警戒の状況、巡回のタイミングなど、情報収集を進めていこう。
また佐野城自体に大きなギミックが無い事や、
人々が人柱にされていない事も確認しておきたい。

十分な情報が得られたら、愈々手引きの準備を進めていこう。

一般人兵を戦いに巻き込まずに逃がす事が出来るよう、
彼らが安全に避難出来るルートも考え合わせつつ、
仲間の引き入れに適した時間とルートを導き出し、
仲間と協力して実行に移していこう。


●一般の兵士達
(まさか長期間かけて塹壕陣地を突破した先に居たのが、胃痛のクロノヴェーダとは思いませんでしたが……。ここで赦すわけにはいきません。佐野城を奪還するためにも、ここで確実に倒さねば……)
 宇都宮・行(一般的な地方公務員・g03895)は自分自身に気合を入れ、この時代の一般兵と似たような恰好をした後、プラチナチケットを使って紛れ込み、モブオーラを漂わせた。
 おそらく、敵側にとって塹壕陣地を突破される事は、想定外だったのだろう。
 いくらディアボロス達が強かったとしても、塹壕陣地を突破される事など、あり得ないと思い込んでいたのか、周囲の空気がピリついていた。
 佐野城の防衛には無駄がなく、まんべんなく一般の兵士達が配置されているものの、警戒していると言うよりも、水陸両用天魔武者・尖角達に脅されて、ビクついている感じであった。
(どのルートも、警備は厳重……。場合によっては一般人に協力を求める必要があるかも知れませんね)
 だが、尖角達に逆らえないため、事情を話したとしても、協力を得る事が出来ず、告げ口されてしまう可能性も捨て切れなかった。
 それでも、説得の仕方によっては、心強い味方になってくれるため、デメリットがあるものの、それ以上にメリットがあった。
 幸い、一般人の兵士として紛れ込む事が出来たおかげで、小型情報端末『高原』で隠し撮りしつつ、敵の防衛状況、一般人の兵士達の守備配置、天守閣への侵攻ルートなどの情報を入手する事が出来た。
「この箇所から敵が侵入する恐れがあるらしいから、戦力を集中した方がいいかもしれない」
 それに加えて、尖角達に対する忠誠心を示しながら、戦闘に巻き込まないように一般の兵士達を誘導した。

●農民達
(天魔武者でも胃が痛くなることがあるのだね。何となく同情したくなる様な……いや、しないけども。ここは確りと倒すべく、そして人々を戦渦に巻き込まない為にも、仲間と協力して慎重かつ確実に作戦を進めていかないと……)
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は農民達と同様の服装を着用した後、プラチナチケットを使って、徴用された農民兵の一員として紛れ込んだ。
「お前達の命は、我々が預かっている。死にたくなければ、我等に従え!」
 水陸両用天魔武者・尖角達が農民達を囲むようにして、力強い口調でプレッシャーを与えつつ言い放った。
 その間、雪人はモブオーラを漂わせ、なるべく目立たないようにしていたものの、尖角達が一方的に条件を伝えてきたため、思わず殴りたくなった。
(とりあえず、今は我慢しておかないとな)
 自分自身の拳に言い聞かせるようにして、ゆっくりと下ろし、まわりにいる農民達の動きに合わせて、目立たない様に立ち回り、兵の配置や警戒の状況、巡回のタイミングなど、情報収集を収集した。
(情報自体に制限はナシか。まあ、農民達が外部に出る心配もないから、当然と言えば当然か)
 幸い、佐野城には大きなギミックが無く、誰かが人柱にされている事もないようだが、尖角達に怯えて農民達は言いなりになっていた。
(……農民達の説得は、何とかなりそうだね。逆に、一般の兵士達は人質でも取られているのか難しそうだけど……)
 雪人が隙を見て、仲間達と連絡を取りつつ、安全に避難出来るルートを導き出した。
 その上で、一般の兵士達は仲間に任せ、農民達の避難を優先した。
 農民達も最初は戸惑っていたものの、雪人の説得に応じて、指示に従う事を約束してくれた。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

御守・樹
アドリブ連携歓迎

子供の頃読んだ里見八犬伝。それで有名なあの里見家。正直実在してたとは初めて聞いた時は驚いたさ。
ただ実在として有名だから物語では使われたのかもなぁ。

一般人を巻き込まないように守備配置を避ける所で攻撃を仕掛ける。目立つ動きをすることで一気にこちらに目を惹き避難をしやすいように。
水中より空気中の方が抵抗が少なめだろうから推進器の力は侮れないかも。だが奇襲だからこそその威力は生きるものだと思う。あとその体形は咄嗟に向きを変えるのに不都合ではないかな。
丸みを帯びたその体躯は飛び出したらそのままの弾丸と変わらないとみる。
わざと突進を誘いその攻撃の隙にディテクティブアーツを叩き込む。倒しきれるならいいが、そうでないなら可能なら推進器を狙い高速機動を奪うようにする。いくら鋭角で強力な角でも動かなければただの置物。
そうして確実に一体ずつ倒していく。


無堂・理央
潜入と一般人対策は味方が上手くやってくれたね。
なら、守りに就いてる敵は速攻で轢き倒しちゃおー!


無双馬『クロフサ』に騎乗して佐野城にダイナミックエントリー!
場内をクロフサが駆け回って見つけた敵から蹂躙しちゃえー!
全力で疾駆するクロフサによる踏み付けや体当たり、防衛施設で防ぐなら兎も角そのままで受けて無事で済むと思わないでね。
手当たり次第敵をクロフサが潰して行く轢き逃げアタックで佐野城の守将の元までまっしぐら!
はいはい退いた退いたー!ボクの愛馬は期間限定で凶暴だよー!!
駆け回る事で敵の反撃が直撃するのも避けてダメージ軽減に努めるよ。

今回はクロフサに乗ってるだけだから、ボク自身は楽ちん楽ちん。
一応、手持ちのダーツを投擲して敵へのけん制や隙作りを行うけど、暴れ馬になってるクロフサの援護は要るかな?
後、携えてる槍で敵の反撃をパリィ!って訳じゃ無いけど穂先で弾いたり柄で受けたり逸らしたりと負傷を少しでも少なくする努力はするね。


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

内部の状況は掴めたし、愈々突入作戦開始だね。
天守閣への侵攻に適していて、
かつ仲間の誘導で一般兵の警備の薄くなった場所で、
一般人の代わりに警備を担い、準備を整えよう。
一般人の逃走経路に問題ない事も確認し、
万端準備を整えて、仲間に突入の合図を送ろう。

【避難勧告】で一般人の速やかな避難を促しつつ、
迎撃に駆けつけた尖角達の攻撃が彼らに及ばない様に庇う。
一般人への被害は絶対に出させないよ。
攻撃によって敵の注意を引くとともに、
仲間と連携協力して、速やかに敵を殲滅していこう。

『着ぐるみ召喚・着ぐるみの森』のパラドクスを使用、
敵をゆるっと可愛いふわもこ着ぐるみで包み込む。
彼らは元々安房にいた里見氏の兵なのだよね。
ならばここは里見八犬伝に因んで、犬の着ぐるみがいいだろうか。
もふもふとしたパラドクスの着ぐるみの特性によって、
敵の高速突撃頭突きの威力を弱め、動きを縛り、気力と体力をごっそり奪う。
もふもふに包まれて、ゆっくり眠って貰うとしよう。

護衛を片づけ終わったら、
さあ、大将の元へ急ごうか!


●水陸両用天魔武者・尖角
(子供の頃読んだ里見八犬伝。それで有名な、あの里見家。正直実在してたとは初めて聞いた時は驚いたが……。ただ実在として有名だから、物語では使われたのかもなぁ)
 御守・樹(もゆる石蒜・g05753)は物思いに耽りながら、一般人達を巻き込まないように注意を払いつつ、佐野城の堀に潜む水陸両用天魔武者・尖角達に水中戦を仕掛けた。
「ま、まさか、俺達の存在に気づいていたのか!?」
 その事に気づいた尖角達が背中の推進器をフル稼働させ、次々と高速で突撃頭突きを繰り出した。
「……捨て身の特攻か。さすが推進器の力は侮れないな。だが、奇襲だからこそ、その威力は生きるものだ。丸みを帯びた、その体躯は飛び出したら、そのままの弾丸と変わらない。それで俺を倒せると思ったら、大間違いだ」
 すぐさま、樹が【ディテクティブアーツ】を発動させ、探偵の鋭い観察眼で尖角達の動きを看破し、残像を身代わりにしながら、瞬時に衝撃波を撃ち込んだ。
「し、しまった、推進器が……ぎゃああああああああ!」
 その一撃を喰らった尖角が悲鳴を響かせ、ブクブクと音を立て、堀の底に沈んでいった。
「驚いている暇があったら、自分の心配をした方がいいぞ」
 それに合わせて、樹が再び尖角達に水中戦を仕掛け、早業で衝撃波を放って、一体ずつ確実に仕留めていった。
「うぐぐ……、このままでは! お、お前等、周囲に展開しろ! 奴は推進器を狙っている」
 その事に危機感を覚えた尖角が、仲間達に対して警告した。
 それに合わせて、尖角達がオーラ防御を展開し、推進器を守るようにして陣取った。

●追う者
「みんなが上手くやってくれたようだね。だったら、守りに就いてる敵は速攻で轢き倒しちゃおー!」
 そんな中、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が無双馬クロフサに騎乗し、堀を飛び越えて佐野城に突入した。
「ちょ、ちょっと、待て! 俺達を無視して、城内を駆けまわれると思うなよっ!」
 その事に危機感を覚えた尖角達が、一斉に堀から飛び出した。
「ひょっとして、不意打ちを仕掛けるつもりだったの? だったら、残念だったね。ボクは待つつもりはないから……!」
 理央がクロフサに騎乗したまま、全力疾走で尖角達を撒こうとした。
「だから、そんな事をしたら、我等の立場がないっ!」
 尖角達が悲鳴にも似た叫び声を響かせ、ダッシュで連携を取りながら、滑り込むようにして理央の行く手を阻む。
「それって、メンツとか、プライドとか、その辺の問題かな? まあ、邪魔をするって言うのなら、相手をしてあげるけどね」
 それを迎え撃つようにして、理央がクロフサを操って、尖角達に体当たりを食らわせ、容赦なく踏みつけた。
「お、お前達、こいつを先に進めるなっ!」
 すぐさま、尖角達が壁の如く陣取り、理央達の行く手を阻んだ。
「はいはい、退いた、退いたー! ボクの愛馬は期間限定で凶暴だよー!! だから、そんなところにいたら邪魔だよー!」
 それと同時に、理央が【戦騎疾駆】でクロフサと共に疾走し、尖角達を突っ込んでいった。
「ぎゃああああああ!」
 その一撃を食らった尖角達が、為す術もなく宙を舞った。

●至福の時間
(随分と騒がしくなっているようだけど、陽動に成功したおかげか、何とかなりそぅだね)
 一方、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は城内に残っていた一般人達に避難勧告を行い、安全な場所まで誘導していた。
 その中には、一般兵の姿もあったが、この状況ではディアボロスに従った方が利口だと判断したのか、雪人に対して協力的な者も少なくはなかった。
「お、お前達、そこで何をやっている! 見張りは、どうした! 不審者がいたら、排除しないとダメだろう!」
 だが、一般兵の中にも友好的でない者もいたため、【着ぐるみ召喚・着ぐるみの森(ミンナキグルミニナアレ)】で、ここぞとばかりに格好良く呪符を放ち、一般兵をゆるっと可愛いふわもこ着ぐるみ(犬)で包み込んだ。
「こ、これは……!」
 一般兵にとって、それは至福の一時。
 あっという間に、ヘヴン状態に陥り、満面の笑みを浮かべていた。
 こうなってしまうと任務など、どうでも良くなってしまったのか、もふもふを堪能する無害な存在となった。
(まさか、ここまでとは……。やはり、犬の着ぐるみを選んだからかな)
 そんな事を考えながら、視線を落とすと、ドサクツサに紛れて、尖角達もスヤスヤと眠っていた。
 この様子ではストレスが溜まりに溜まったていたのだろう。
 寝顔が少し可愛かったので、放っておく事にした。
「さあ、ここも片付いた事だし、このまま大将の元に急ごうか!」
 そう言って雪人が仲間達と合流するため、天守閣を目指すのであった。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

文月・雪人
いよいよ里見義堯との対面だ。
安房国を奪ったエゼキエル勢に対しては色々不満も多そうで、
愚痴でも何でも彼らの情報を得るべく話を聞いてみたい。

里見義堯殿とお見受けする。
塹壕陣地の強固な護りには手を焼かされたけど、漸くここまで辿り着いた。
最後の一戦、どうぞ手合わせ願いたい。

でもその前に気になっている事がある。
義堯殿といえば安房国の大名と思いきや、まさかこんな所で戦う事になろうとは、
一体どういう訳なのか、お互い納得出来ない事は多そうだ。

安房国は今やエゼキエル勢の本拠地だけど、家康は何故あんな奴らを優遇するのか。
奴らの首魁は日輪のガルガリエルと月輪のオファニエルだった筈だけど、
彼らが一国を任されている事には違和感しかない。
元より天使悪魔との取引なんて碌なもんじゃなさそうだけど、
鬼妖達の様に各地で配下として使うのではなく、
義堯殿を解任してまで、どうして安房国を明け渡す必要があったのか。
そもそも天魔武者でもないのに大名になれるのかい?
天正大戦国を乗っ取る気満々に見えるけど、まさかそれでも構わないとでも?


●力を示せ!
「里見義堯殿と、お見受けする。塹壕陣地の強固な護りには手を焼かされたけど、漸くここまで辿り着いた。最後の一戦、どうぞ手合わせ願いたい」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が、里見義堯の前に陣取った。
 ……空気が重い。
 息をするたび、胸を締め付けられるような違和感を覚えた。
「いいだろう」
 里見義堯が静かに、言葉を吐き捨てる。
 途端に、凄まじい殺気が解き放たれ、身の危険を感じて足が竦む。
「ただ、その前にひとつ聞きたい事がある。義堯殿といえば安房国の大名のはずだ。それなの、どうしてこんな場所で」
 雪人にとって、それは納得できない事だった。
「……それが問題か? お前達を排除するのに、場所は関係ないだろ」
 里見義堯が、フンと鼻を鳴らす。
 理由があるとすれば、そこにディアボロスがいたから。
 ただ、それだけのように感じた。
「本当に、それでいいのか? 安房国は今やエゼキエル勢の本拠地だ。奴らの首魁は日輪のガルガリエルと月輪のオファニエルだった筈。彼らが一国を任されている事には違和感しかない。元より天使悪魔との取引なんて碌なもんじゃなさそうだけど、鬼妖達の様に各地で配下として使うのではなく、義堯殿を解任してまで、どうして安房国を明け渡す必要があったのか。そもそも天魔武者でもないのに大名になれるのかい? 家康は何故あんな奴らを優遇するのか、俺には分からん。このまま放っておけば、天正大戦国を乗っ取られると思うけど、まさかそれでも構わないとでも?」
 雪人が自分の気持ちを吐き出すようにして、里見義堯に対して訴えた。
「それで、こちらの動揺を誘うつもりか? だとしたら、止めておけ。本音が聞きたいのなら、瀕死に追い込んでみろ」
 そう言って里見義堯が、禍々しいオーラを漂わせた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!

宇都宮・行
「本音が聞きたいのなら、瀕死に追い込んでみろ」ですか
ならば、今は攻撃し続けて、私たちの力を見せる時でしょうね
いずれにしても、私の地元である栃木県奪還の為にも、微力を尽くさせていただきます

◆行動
流石に戦いとなれば、胃痛とやらはなくなって十全に動けそうですね
ならば、ジェネラル級の圧倒的な攻撃に備えましょうか
雷霆盾により【ガードアップ】を齎し、致命傷を負いにくくすることを狙います

勿論、私ひとりの攻撃でどうにかできるとは思いません
必要に応じて、パラドクス通信を用いて味方と情報を共有し、連携を試みます

残留効果を全て使い、パラドクスにより雷霆盾を創造して両手で構えます
敵の急降下を迎え撃つように突撃し、零距離射撃を雷霆盾で受け止めつつ、
敵の持つ魔導銃ごと、盾から高圧電流を浴びせましょう

「本当に排除されるべきは、本来の歴史には居ないあなた方です。速やかに佐野城を奪還させていただきます」

再び盾を構えつつ、確実に敵へダメージを蓄積させるよう試みましょう
※アドリブ、共闘歓迎です


●本音
「……『本音が聞きたいのなら、瀕死に追い込んでみろ』ですか。……ならば、今は攻撃し続けて、私たちの力を見せる時でしょうね。いずれにしても、私の地元である栃木県奪還の為にも、微力を尽くさせていただきます」
 そんな中、宇都宮・行(一般的な地方公務員・g03895)が、里見義堯の前に立った。
「いいだろう。だが、いいのか? 本当に……死ぬぞ」
 里見義堯が鋭い眼光を光らせ、ゆっくりと息を吐き捨てた後、素早く飛び上がって空から急降下し、火縄銃を模した魔導銃による零距離射撃を行った。
「流石に、戦いとなれば、胃痛どころではないようですね」
 すぐさま、行が【雷霆盾『夕顔』(ユウガオ)】を発動させ、雷霆で創り出した盾を構え、ガードアップしつつ、刃のように鋭い形状の魔力弾を防ぎ、音速のダッシュで突撃した。
「いや……正直、痛い。キリキリと。それでも、お前と戦うだけなら、問題ない」
 それに合わせて、里見義堯が魔導銃を構え、誘導弾を乱れ撃った。
「……勿論、私ひとりの攻撃で、どうにかできるとは思っていません」
 即座に、行が雷霆盾を構えて、誘導弾を防ぎつつ、勢いをつけて殴りつけ、里見義堯を感電させて離脱した。
「小賢しい真似を……」
 里見義堯を激しく声を震わせ、ガックリと膝をついた。
「そもそも、本当に排除されるべきは、本来の歴史には居ないあなた方です。速やかに佐野城を奪還させていただきます」
 その間に、パラドクス通信で仲間達と連携を取り、再び攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

文月・雪人
別に動揺させる気はないけれど、俺達が勝れば話してくれるという事かい。
逆に貴殿が俺達を撃退すれば家康から褒賞も得られよう。
力に力を示す事が、天正大戦国の武将のあるべき姿であるならば、
里見義堯という武将の戦いを、生き様を、
俺もまたディアボロスの一人として、この目でこの身で確かめたい。
文月雪人、いざ参る!

義堯が強敵であるのは間違いなく、戦いの流れを掴むには仲間との連携が重要だ。
先の会話によって此方に注意の向いている状況も、もし可能なら活かしていこう。
【先行率アップ】な攻撃で敵の注意を引き付けつつ、
【パラドクス通信】も活用して合図を送り、仲間の攻撃へと繋げたい。

雪月花の刀を手に【先行率アップ】で『朱鉄ノ舞』のパラドクスを使用する。
敵の急降下攻撃前に、壁も天井も足場として一気に距離を詰めて【命中アップ】。
パラドクスの力で見抜いた装甲の弱い継ぎ目に【ダメージアップ】な斬撃を行うと共に
敵の体すらも足場にして即座に距離を開け
零距離射撃を狙う敵の攻撃タイミングをずらして直撃避けつつ
仲間の攻撃へと繋げよう。


御守・樹
アドリブ連携歓迎

やけくそに見える気がするけど、その程度の人物ならジェネラルにはならんだろうなぁ。やっぱりそれだけの力があるって事か。
どっちにしろ。
戦国時代は嫌いじゃないが、どうしたって「里見」は読み物の八犬伝の方がちらつく。
そんな人物を相手できるんだから気合が入るってもんだ。

場所が場所だけに身を隠す場所はないだろうが、それは気配を断つことで対応。緩急によって逆に惑わしたり場合によっては仲間の派手な動きに隠れることも。
ギリギリまで気配を断ち悟られないうちに接近しアサシネイトキリングで攻撃。さらに反撃に対しては火縄銃の射程の内に入ってゼロどころか、火縄銃にとってはマイナスの距離になる事で射撃をさせない。
火縄銃が短筒使用であっても、適正射程距離を取ろうと離れようとしても組み付いて自由に銃は撃たせはしない。


野本・裕樹
『里見義堯』を追い込む、その一助となれればと思います。

使うパラドクスは《氷華刀・雪寄草》です。

八匹の巨大犬は南総里見八犬伝に肖ったものでしょうか。
物語に登場した刀である「村雨」は流石に無さそうですね。
刀の所持者は八犬士……今の状況なら巨大犬の方でしょうから仕方ないのかもしれません。
改竄された架空の刀であったとしても「抜けば玉散る氷の刃」などと云われた名刀、一目見てみたかったですが残念です。

「村雨」の代わりという訳ではありませんが氷の刃を今回は使いましょう。
パラドクスにより氷で出来た刀を創り出し勝負を挑ませてもらいます。
パラドクスで出来た刀故惜しむ必要はありません、時には虚をつく様に投擲も織り交ぜ接近し本命の一太刀を『里見義堯』に。

襲い来る巨大犬は噛みつかれると大変そうです、口を開かれる前に上顎と下顎を縫い付けるように氷の刃を刺すなどして襲われる被害の軽減を試みましょう。

本音が聞きたいのなら、でしたか。
ならば話したくなるくらい戦ってみせるまでです。


無堂・理央
本音を語らせたくば追い詰めろ、ね。
ジェネラル級ならあっさり倒されてくれるはずもないし、お望み通り追い詰めたげる!


引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して突っ込むよ!
パラドクスで長大な刃を生み出したら、切っ先がクロフサの斜め後ろで床を引っかくような形で構えて騎兵突撃開始ー!
敵の注意を引き付ける意味でも正面から突っ込んで行き、すれ違いざまに刃を起こして敵の胴を薙ぐように斬る!

ジェネラル級が一撃で倒れる訳ないし、一撃加えたら反撃を回避する意味でも突き抜ける形で離脱。
敵との距離が出来たら旋回して再度騎兵突撃できっちり削り取ってく。
二度目以降の突撃ならすれ違いざまの攻撃も刃を薙ぎではなく振り下ろしたり、刃をランスに見立てた突きを見舞ったりと攻撃にある程度幅を持たせて読みにくくするよ。

敵の反撃はクロフサを縦横無尽に駆け巡らせて速力で振り切り、かわし切れなくても直撃を避けてくよ。
反撃じゃなくて攻撃になるなら、合わせる形で刃をぶん投げて反撃!
パラドクスで生み出せる武器なら手放したって再度作れば問題無し!


瀬鍔・頼門
語る舌無し…か。ならば是非もない。まずは我らディアボロスと天魔武者らしく馳せ合い組み討ち、屈跪させねばならぬ。

仲間との連携協力も重視。
無双馬を駆り、重藤の弓による【石清水ノ託閃】で攻撃。

八犬それぞれに取りつかれないよう人馬一体となって駆け回り、八犬と里見が一直線上に並んだ機を狙って【石清水ノ託閃】で八犬も里見も一度に巻き込みように射込む。

いかな犬であろうと追物の的にこそすれ、追い立てられるはつはものの恥。
今こそつはものの犬追物を見よ!八匹まとめて里見の影に返してくれよう!

それでも受けざるを得なかった犬の爪牙は大袖鎧や篭手で受け、太刀で斬り薙いで追い返したい。


●覚悟
「別に動揺させる気はないけれど、俺達が勝れば話してくれるという事かい? 逆に貴殿が俺達を撃退すれば家康から褒賞も得られよう。力に力を示す事が、天正大戦国の武将のあるべき姿であるならば、里見義堯という武将の戦いを、生き様を、俺もまたディアボロスの一人として、この目でこの身で確かめたい。……文月雪人、いざ参る!」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が名乗りを上げ、雪月花(白銀の刀)を手に先行率アップで、【朱鉄ノ舞(アカガネノマイ)】を発動させ、ありとあらゆる場所を足場にして、縦横無尽な立ち回りで里見義堯に接近し、強烈な一撃を繰り出し注意を引きつつ、パラドクス通信で連絡を取った。
「……グッ! 思った以上に、やるじゃないか。だから、胃が痛い。お前達が存在している限り」
 その一撃を食らった里見義堯が悪態をつきつつ飛び上がり、空中から急降下して火縄銃を模した魔導銃による零距離射撃を行おうとした。
「それじゃ、このまま胃に穴を開けてもらおうか」
 すぐさま、雪人が壁も天井も足場として一気に距離を詰め、パラドクスの力で見抜いた装甲の弱い継ぎ目にダメージアップで斬撃を行い、里見義堯を足場にして、即座に距離を開けた。
「うぐ……、これでは……狙いが定められんっ! よ、余計な真似をしおってからに……!」
 そのため、里見義堯は火縄銃を模した魔導銃を構える事が出来ず、バランスを崩してヨロめいた。
「随分と、やけくそに戦っている感じもするけど、ジェネラルになるくらいだから、それなりの実力があるって事か。戦国時代は嫌いじゃないが、どうしたって『里見』は読み物の八犬伝の方が、ちらつく。そんな人物を相手できるんだから気合が入るってもんだ」
 その間に、御守・樹(もゆる石蒜・g05753)が気配を断って、ギリギリまで悟られないうちに接近し、【アサシネイトキリング】で致命的な一撃を繰り出した。
「……クッ! そこまで思われるのなら、光栄だな。ならば、お前の魂に刻みつけるほどの一撃で、あの世に送ってやろう……!」
 里見義堯が激痛耐性で耐えつつ、残像を身代わりにして、樹を翻弄しながら、再び天高く飛び上がった。
「……そう簡単に撃たせるものか」
 すぐさま、樹が火縄銃を模した魔導銃の射程内に入り、里見義堯が引き金を引く前に組みついた。
「だったら、お前の生命力を奪うだけだっ! ちょうど腹が減っていたところだしなっ!」
 里見義堯が火縄銃を模した魔導銃を捨てて、樹の腕を掴み取り、生命力を吸収した。
「……クッ!」
 その拍子に、樹が里見義堯の腕を払い除け、射程外まで飛び退いた。
「なかなかの美味だったぞ、お前の生命力は……。出来る事なら、魔力も吸い取りたかったところだが……。まあ、いい。これで動ける。先程よりも、素早くな」
 里見義堯が不気味な笑い声を響かせ、全身から禍々しいオーラを漂わせ、火縄銃を模した魔導銃を拾い上げた。
「まさか、生命力を奪って強くなるとは……」
 野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)が、里見義堯に視線を送った。
「まるで化け物だ、と言いたいのか? まあ……別に、どう思われても構わんが……。お前達のおかげで、生命力が漲っているのだから、そろそろ礼をしてやらんとなっ! さあ、このまま糧となれ!」
 里見義堯が雄叫びと共に、八匹の巨大犬を魔力で生み出し嗾けた。
「グルルルルッ!」
 それに合わせて、八匹の巨大犬が連携を取り、次々と襲い掛かってきた。
「……随分な言われようですね。ところで、八匹の巨大犬は南総里見八犬伝に肖ったものでしょうか。物語に登場した刀である『村雨』は流石に無さそうですが……。刀の所持者は八犬士……今の状況なら巨大犬の方でしょうから仕方ないのかもしれませんね。改竄された架空の刀であったとしても『抜けば玉散る氷の刃』などと云われた名刀、一目見てみたかったですが残念です」
 裕樹がオーラ防御と結界術で身を守りつつ、【氷華刀・雪寄草(ヒョウカトウ・ユキヨセソウ)】を発動させ、八匹の巨大犬が口を開く前に、氷で出来た刀で上顎と下顎を縫い付けるように突き刺し、氷の華を咲かせて熱と生命力を奪い取った。
「ほお……、八犬士を黙らせるとは、やるじゃないか。だが、この程度で満足してもらっては困る。お前達の生命力を吸い尽くして糧にするまでは……!」
 里見義堯が感心した様子で、八匹の巨大犬を消し去った。
「ジェネラル級だけあって、なかなかしぶといね。だからと言って、あっさり倒されてくれるとは思っていなかったけど……。だったら、お望み通り追い詰めたげる!」
 その隙をつくようにして、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が無双馬『クロウサ』に騎乗したまま、【源流刀剣想戦技・構意太刀(ミナモトリュウトウケンソウセンギ・カマイタチ)】で長大な刃を生み出し、切っ先がクロフサの斜め後ろで床を引っかくような形で構え、里見義堯に正面から突っ込んでいった。
「そう簡単に思い通りになると思ったら、大間違いだ」
 即座に、里見義堯が禍々しいオーラを展開し、理央の攻撃を防ごうとした。
「……てりゃ」
 それと同時に、理央がすれ違いざまに刃を起こし、里見義堯の胴を薙ぐように斬りつけた。
「……クッ!」
 その事に危機感を覚えた里見義堯が残像を身代わりにして飛び上がり、空中から急降下して火縄銃を模した魔導銃で、零距離射撃を行った。
「やっぱりジェネラル級は強いね。でも、負けないよっ!」
 それに合わせて、理央が弾丸を薙ぎ払って弾き、刃をランスに見立てた突きで、里見義堯に不意打ちを仕掛けた。
「お前達こそ、思った以上に、しぶといな。速攻でカタがつくと思っていたが、どうやら考えを改める必要がありそうだ。まあ、それでも……こちらの勝利が揺らぐ事はないが……」
 里見義堯がフンと鼻を鳴らして、ディアボロス達と間合いを取った。
 まだ本気を出していないのか、だいぶ余裕があるように見えた。
「その割には、動揺しているように見えるのだが……。本当は虫の息で、それを気付かれないようにするため、あえて強がっているのではないか? いくら強がっても気配で分かる。いい加減、本音を口にしたら、どうだ……?」
 瀬鍔・頼門(あかとき闢く忌刀舎人・g07120)が無双馬『綾目草』に騎乗したまま、落ち着いた様子で里見義堯に語り掛けた。
「……本音か。確かに、お前達は強い。こちらの予想を上回るほどな。だが、それだけだ。もう少し圧倒的な強さを出してくれると思ったが……。これでは本気を出すまでも、ないな」
 里見義堯が胃の部分を押さえながら、強気な態度で言い返した。
 そう言いつつも、ディアボロス達の強さを認めているのか、先程よりも警戒心が強くなっていた。
「……ならば是非もない。馳せ合い組み討ち、屈跪させねばならぬな」
 頼門が仲間達と連携を取って、綾目草を駆りつつ、【石清水ノ託閃(イワシミズノタクセン)】で重藤の弓を構え、昂る闘志を弓矢に集束させた後、里見義堯を撃ち抜いた。
「うぐ……ぐっ! ア、アイツをやれ!」
 それと同時に里見義堯が魔力によって八匹の巨大犬を生み出し、頼門の命を奪うように指示を出した。
「今こそ、つはものの犬追物を見よ! 八匹まとめて里見の影に返してくれよう」
 すぐさま、頼門が精神を集中させ、八匹の巨大犬と里見義堯が一直線上に並んだ瞬間を狙って、再び【石清水ノ託閃(イワシミズノタクセン)】を発動させて撃ち抜いた。
「……し、しまった!」
 その一撃を食らった里見義堯が、呻き声を上げて膝をついた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!

文月・雪人
改めて義堯と話をしたい。
彼にも武将としてのプライドがある様子。
防衛の要として最前線で戦う彼に敬意を表しつつ、
エゼキエル勢への不満を吐き出す流れを作り、彼らの情報を探りたい。

そろそろ話をする気になったかい?
本来の領地を離れての防衛線、心労は相応に大きかった様子だね。
万全な体制でなかったのは幸いだ。
それもまた奴らが安房国に居座っている所為でもあるだろうか。

エゼキエル勢の狙いとしては、戦争時に俺達の飛行拠点を狙おうとしているのだろうかね。
家康的には、厄介な者同士潰し合えばそれでいいぐらいに思ってそうだけど、
貴殿からしてみれば、完全にとばっちりだな。

まあ潰し合うどころか実際は、上総国の奥に隠れて戦力温存している訳で、
代わりに最前線で戦う貴殿の目には、奴らの事はどう映っているのだろうか。

俺達も放置はしたくないが、直接侵攻出来ないのだから仕方ない。
もし早期に討てる見込みがあれば、向こうに戦力を割く可能性もあるが、
現状はそんな事も無く、覇王家康を討つべく進撃するのみだ。
それとも何か情報でもあるのかい?


●独り言
「本来の領地を離れての防衛線……、心労は相応に大きかった様子だね。万全な体制でなかったのは幸いだ。それも、また奴らが安房国に居座っている所為でもあるのかも知れないけど……」
 そんな中、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が防衛の要として最前線で戦う里見義堯に敬意を表しつつ、エゼキエル勢に対する不満を吐き出す流れを作ろうとした。
「……何が言いたい」
 里見義堯は未だに警戒しているようだが、先程の戦いで疲れ果てているのか、だいぶ殺気は薄れていた。
「おそらく、エゼキエル勢の狙いとしては、戦争時に俺達の飛行拠点を狙おうとしているのだろうかね。家康的には、厄介な者同士潰し合えば、それでいいぐらいに思ってそうだけど、貴殿からしてみれば、完全にとばっちりだな。まあ、潰し合うどころか実際は、上総国の奥に隠れて戦力温存している訳で、代わりに最前線で戦う貴殿の目には、奴らの事はどう映っているのだろうか? 俺達も放置はしたくないが、直接侵攻出来ないのだから仕方ない。もし早期に討てる見込みがあれば、向こうに戦力を割く可能性もあるが、現状はそんな事も無く、覇王家康を討つべく進撃するのみだ。それとも何か情報でもあるのかい?」
 まるで独り言のように雪人が呟いた後、里見義堯に視線を送った。
「何もかも御見通しって訳か。まあ、いい。エゼキエル勢に対しては、確かに思うところがある。安房国に来たジェネラル級は『月輪のオファニエル』『日輪のガルガリエル』『創魔のエキドナ』の3体。奴らは、家康様の命令で『げんだいへいき』とやらを開発する為に、安房国に拠点を構えていた。暫くすると『創魔のエキドナ』が、別の場所に向かった。確か……安房国では不可能な何かがあると言っていた。その後、奴らは研究成果を輸出して、大きな功績を得たため、安房国の全てを任された。その結果、こうやって国を追われる事となった。まあ……、ただの独り言だ。それでも、お前達が奴らを倒してくれるなら……と言う気持ちはある。それだけの屈辱を味わっているからな」
 そう言って里見義堯が、フンと鼻を鳴らすのだった。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

エゼキエル勢への復讐心、その思い確かに受け取った。
奴らの思い通りになんてさせはしない、必ずや俺達の手で倒してみせよう。

最後の決着をつけるべく、雪月花の刀を改めて構える。
会話に応じてくれた事、そして雪辱への思いを託してくれた事に感謝の念を抱きつつ、
だからこそ、武将として最後の戦いに臨む彼の覚悟を受け止めて、此方も最後まで戦いたい。

『光明一閃』のパラドクスを使用する。
パラドクスの力で高めた観察力と洞察力、そして【反撃アップ】の力も使って義堯の動きを見極める。
急降下に合わせて此方も踏み込んで、零距離射撃のタイミングをずらしつつ、
刀で魔力弾を弾き返し、それでも擦り抜けた弾を【ガードアップ】で凌いで、
更に踏み込み【命中アップ】、前の攻撃で仲間と付けた傷に向け、渾身の力で『光明一閃』!
【ダメージアップ】な斬撃により、仲間と共に撃破を狙う。

戦いの終わりに、彼は何を思うのだろうか。
周囲の状況に翻弄されながらも、天正大戦国を護るべく戦い続けた、
里見義堯という武将の、その最期を見届けよう。


御守・樹
アドリブ連携歓迎

あんだよ、生命力吸い取るとか聞いてねぇよ!それでも胃痛持ちなのは若干同情しちゃうとこはあるが。

改めて距離をつめ暗夜の一撃で攻撃を。できればいつも通りの不意打ちをしたいとこだが場所がな…。
さっきは近づいたらなんか吸われたし今回は攻撃を避けるために組み付くのはやめとこう。
昔見学した再現された天守閣って板張りで薄暗いものだったけどそれならその薄暗さを、畳敷きなら畳みひっくり返すとかして身を隠したり反撃の弾除けに利用する。物陰が無いなら作るまで。
正直遮蔽物ないとあんまり俺の攻撃って通しにくいんだよなぁ。
まぁそれならそれでやりようはある。
物陰などに利用できそうなものがあれば、無くとも手当たり次第に利用して攻撃を仕掛けることで、仲間の攻撃の隙を作る。
本命に見せかけた陽動は、わざとらしい動きはせず本気で行くこと。それが下手に見破られないコツだと思ってる。


●里見義堯
「エゼキエル勢への復讐心、その思い確かに受け取った。奴らの思い通りになんてさせはしない、必ずや俺達の手で倒してみせよう」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が雪月花(白銀の刀)を握り締め、会話に応じてくれた事、そして雪辱への思いを託してくれた事に感謝の念を抱きつつ、里見義堯の前に陣取った。
「その言葉……、期待していいのだな? だからと言って、手加減をするつもりはないが……。お互い、悔いがないように、殺し合おうではないか」
 次の瞬間、里見義堯が空に飛び上がって急降下し、火縄銃を模した魔導銃による零距離射撃を行おうとした。
「……!」
 それに合わせて、雪人が【光明一閃(コウミョウイッセン)】を発動させ、鋭い観察眼と洞察力で相手の本質を読み取って、隠された僅かな隙を見出し、急降下に合わせて踏み込むと、零距離射撃のタイミングをずらし、雪月花で魔力弾を弾き返して更に踏み込み、全身全霊の力を込めた渾身の力で斬撃を食らわせた。
「さすが……、だな。こんな出会い方さえしていなければ、友になれたかも知れん」
 その一撃を食らった里見義堯が、傷口を押さえて後ずさった。
「一応、誉め言葉として受け取っておくよ。ただ、この状況で見逃すつもりはないけど……」
 雪人が間合いを取りつつ、里見義堯に視線を送った。
 普通であれば、立っている事さえ出来ないほどのダメージを受けているものの、気合と根性で何とか立っているようである。
「だからこそ、ここで倒れる訳にはいかない。例え、どんな手を使ってでも!」
 里見義堯が雪人から生命力を奪うため、怒涛の如く勢いで手を伸ばした。
「……あんだよ、生命力吸い取るとか聞いてねぇよ! それでも胃痛持ちなのは若干同情しちゃうとこはあるが……」
 その間に、御守・樹(もゆる石蒜・g05753)が一気に距離を詰め、【暗夜の一撃】を繰り出した。
「同情、感謝する。ならば、同情ついでに……その命を寄越せぇぇぇ!」
 すぐさま、里見義堯が残像を繰り出し、今度は樹の生命力を吸収しようとした。
「……って、どういう流れだよ。まあ、さすがに、一撃で、どうにかなる相手ではないか。さっきは近づいたら、なんか吸われたし、微妙にネチャッとしたから、近づくのは止めておくか」
 樹がゾワゾワッと鳥肌を立てながら、残像を身代わりにして、ダッシュで距離を取った。
「なるほど、人によっては、そう感じるのか。前に生命力を奪った奴は、全身にミミズが這い回るほど心地良かったといっていたが……」
 里見義堯がフンと鼻を鳴らした後、勢いをつけてジャンプしようとした。
「それって、かなりの皮肉だろう。まあ、それでも……隙を作ってくれた事には感謝するが……」
 樹が再び【暗夜の一撃】を発動させ、闇に紛れて忍び寄り、急所に鋭い一撃を放って、里見義堯にトドメをさした。
「み、見事だ」
 そう言って里見義堯が、地面に突っ伏して息絶えた。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2025年07月28日
宿敵 『里見義堯』を撃破!