リプレイ
ジェーン・コーネリアス
フライング・ダッチマン号はいい船だ
象徴である「境界を超える能力」がなくてもね
戴冠の戦は近い。境界を超える能力自体は無用になる可能性があるけど、この後どうするべきかは考える必要はあるだろう
けど、それもこの作戦が無事に終わってからの話だ。さぁ切り込むよ!
船の上から迎撃してたんじゃ戦闘の余波でフライング・ダッチマン号が破壊される可能性もある
【水面走行】で敵が敷く防衛網に接近、こっちから攻撃を仕掛ける
この戦いは奇襲だ
防衛網は敷いてても、こっちから来るとは思ってなかったろう
なんせリヴァイアサンもそうなんだから
この戦い、突破に必要なのは慎重さじゃなく勇猛さだ
1人なら蛮勇でも、こうして一緒に切り込む仲間もいる。まず最初に積極的に攻めて防衛線に穴を空け、そこから切り崩してやろう
二振りのカトラスを抜いて『輝剣薙ぎ』。遠距離からでも届くオーラの刃でデイヴィ・ジョーンズの囚人を切り裂いていく
反撃の大波に足をとられても直ぐに浮上、敵のしがみつきに両手を封じられないようにし、しがみついた奴を反撃で切り裂くよ
クローディア・ベネット
奪還戦で道を封鎖する奴は放置したくない大物が大半だ
そいつらを無視するためにダッチマン号をバラしちまうのは、割に合わないと私は思うね
ま、結論を出すのは後でいい。今はリマに乗り込むのが先決だ
――派手に暴れるぞ、ついてきな!
【水面走行】を借りてダッチマン号より先行して戦う
敵が「海中から船底に張り付いて壊した方がいい」と判断した場合に備えて【水中適応】も用意しておこう
これで必要に応じて、海中での船の防衛と海上航路の開通で役割分担することも出来るようになる
飽くまで防衛線を固めて来るだけなら水中のことは変に意識せず、仲間と火力を投射する方向を合わせて進もう
来な、『戦慄の鮫嵐』!昼飯の時間だよ!
吹き荒れる大嵐と共に巨大なサメの霊を呼び出し、ダッチマン号の針路を塞ぐ敵を襲わせる
牙で噛み砕いて仕留められればベスト。倒しきれなかった場合も暴風で吹き飛ばして時間を稼ぐよ
敵が引き起こす大波は【水中適応】で泳いで抗い、しがみつきは腕を掴み返して妨害しよう
この船を一番うまく使えるのは私達だ。作ったあんた達よりもな!
アンゼリカ・レンブラント
戴冠の戦を迎えディヴィジョン境界がなくなれば
ダッチマン号の唯一性はなくなるかもしれない
でも私達の船中最速に変わりはなく
沢山付き合ってくれた船。解体せず運用したいかな
考えるのもこの難局を突破してからだね
リマの海岸に辿り着くまでは安全に近付き
そして敵の防衛網を強行突破だよ!
【水面走行】で海面に立ち、
仲間と攻撃タイミングを合わせ、
パラドクスの魔力砲撃を叩き込むっ!
進撃速度を落とさないよう
ダッチマン号の進行方向を塞ぐ敵を優先して狙い、
確実に倒すように撃ち込んでいくね
狙う対象や、進行方向を塞いでいる対象は
仲間と声がけをしつつ狙いを合わせていくよ
水中に引きずり込もうとする敵の攻撃には
動揺せずに障壁を全開に振り払い水面に立ち続けるね
あいにくと、海水浴はのんびりやる主義だからねっ!
ディフェンスも仲間に積極的に行い、
反撃の機を得て痛撃を返していくね
今こそエルドラードの急所に噛みつく時だよ
復讐者の勢いを止められるもんかっ
《獅子輝星砲》よ、食らいつけぇーっ!
ダッチマン号は無事かな?
やっぱりキミは最高の船だね!
シル・ウィンディア
フライングダッチマン号、すっごく活躍してくれているし、今もこうやって重要局面に一緒に来てくれている。
そんなわたし達の相棒を沈めさせやしないっ!
水面走行の効果を借りて海上戦を行うよ。
つかうのは竜雪光風撃!
ターゲットは味方に合わせて、ダメージを確実に与えるのと、撃破優先で行くよっ!
…竜の息吹、遠慮せず受けてみてっ!
初撃後は、フライングダッチマン号に意識が行かないように、水面走行で海面を走り回って攪乱を。
移動砲台のように動いては撃ち、動いては撃ちを繰り返して攻撃を行うよ。
ほらほら、お船よりわたしの方をしっかり見てねっ!!
味方とは攻撃対象を合わせて確実に敵数を減らしていくように攻撃行動を行うよ。
敵パラドクスは、沈められるより爆発の方がましっ!
無理やりにでも外して沈められること自体は阻止するよ。
水中戦は向こうの方が上手ではあるからね。
ダメージはかさむけど、こっちもグロリアスを用意してきているんだ。
だから、こんなダメージへっちゃらだよっ!!
…ダッチマン号、しっかり離脱できたかな?
さ、次行こうか。
「戴冠の戦を迎えディヴィジョン境界がなくなれば。ダッチマン号の唯一性はなくなるかもしれない」
フライング・ダッチマン号の船上でそう呟くのは金髪に金の瞳が美しい美形な人間のディアボロス、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だ。
「でも私達の船中最速に変わりはなく。沢山付き合ってくれた船。解体せず運用したいかな」
アンゼリカが言うのは、攻略旅団から提案が出ており、時先案内人もその件に触れていたフライング・ダッチマン号を解体し、研究を行う、という提案についてだ。
「フライング・ダッチマン号はいい船だ。象徴である『境界を超える能力』がなくてもね」
そう頷くのは赤と青のメッシュが入った銀髪が特徴的なスタイルの良いセイレーンのディアボロス、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)だ。
「戴冠の戦は近い。境界を超える能力自体は無用になる可能性があるけど、この後どうするべきかは考える必要はあるだろう」
「奪還戦で道を封鎖する奴は放置したくない大物が大半だ。そいつらを無視するためにダッチマン号をバラしちまうのは、割に合わないと私は思うね」
ジェーンの言葉に応じるのは色黒の肌を持つ眼光鋭い人間のディアボロス、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
「ま、結論を出すのは後でいい。今はリマに乗り込むのが先決だ。――派手に暴れるぞ、ついてきな!」
だが、クローディアはすぐに話を切り替える。
フライング・ダッチマン号の進路を塞ぐように、トループス級アビスローバー『デイヴィ・ジョーンズの囚人』が立ち塞がる。
「うん。フライングダッチマン号、すっごく活躍してくれているし、今もこうやって重要局面に一緒に来てくれている。そんなわたし達の相棒を沈めさせやしないっ!」
クローディアの言葉に大きな青い瞳が目を惹く人間のディアボロス、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が気合いをいれる。
「うん。考えるのもこの難局を突破してからだね」
「あぁ、さぁ切り込むよ!」
その言葉にアンゼリカとジェーンも頷く。
「船の上から迎撃してたんじゃ戦闘の余波でフライング・ダッチマン号が破壊される可能性もある」
そう言うジェーンの言葉に残る3人も頷き、4人は【水面走行】を有効にして、海面に降り立つ。
「念のため、敵が『海中から船底に張り付いて壊した方がいい』と判断した場合に備えておこう」
そう言って、クローディアが【水中適応】の効果も有効にする。これで、敵が海中線を仕掛けても対応出来ると言う寸法だ。
「よし、行こう。
この戦いは奇襲だ。防衛網は敷いてても、こっちから来るとは思ってなかったろう。なんせリヴァイアサンもそうなんだから」
故に、とジェーンは言う。
「この戦い、突破に必要なのは慎重さじゃなく勇猛さだ。1人なら蛮勇でも、こうして一緒に切り込む仲間もいる。まず最初に積極的に攻めて防衛線に穴を空け、そこから切り崩してやろう」
「うん。……竜の息吹、遠慮せず受けてみてっ!」
ジェーンの言葉を受け、最初の一撃を放ったのはシル。
凍てつく吹雪が敵陣の中心で発生する。光と水と風の3属性を混合した混合精霊魔法パラドクス『竜雪光風撃』だ。
「敵! リマには近づかせてはならない!」
『デイヴィ・ジョーンズの囚人』も素早くこれに対応。水で出来た呪いの手枷と足枷を使って、シルを拘束に動きを封じて水底に沈めようとする。
「沈められるより爆発の方がましっ!」
シルはこれに抵抗することを選ぶ。パラドクスの効果により枷が爆発し、シルの四肢に痛みが走るが、敵の方が上手そうな水中戦を強いられるよりは良いと言う判断だ。
「ほらほら、お船よりわたしの方をしっかり見てねっ!!」
攻撃を終えたシルは素早く海面を駆け回り始め、その注意をフライング・ダッチマン号から自分へと向けようとする。
全員が素早く下船したことで、戦闘の開始を確認したフライング・ダッチマン号は転進、この海域から離脱するコースに入る。
こうなると、『デイヴィ・ジョーンズの囚人』は困ってしまう。フライング・ダッチマン号は抑えたい。だが、こちらに接近しつつあるディアボロスは見過ごせない。
元々人語を介さない個体もいる程度には知能の高くない『デイヴィ・ジョーンズの囚人』達にこの状況で柔軟な判断を下せと言うのは難しい注文だった。
「よし、上出来だ。来な、『戦慄の鮫嵐』! 昼飯の時間だよ!」
その隙を逃す手はない。素早くクローディアがパラドクスを発動する。
クローディアの大嵐に巻き上げられて死んだホオジロザメの魂を呼び出す死霊術により、突如凪いだ海に暴風吹き荒れる大嵐が発生する。
ホオジロザメが自身の死因となった嵐を連れて冥界から戻ってきたのだ。
激しい嵐が『デイヴィ・ジョーンズの囚人』達に襲いかかる。
「敵、見失うな」
だが、シルとフライング・ダッチマン号の2つ、どちらを狙うべきか逡巡していた彼らには本当の脅威が見えていない。
直後、暴風に惹き飛ばされる勢いのままに、ホオジロザメが『デイヴィ・ジョーンズの囚人』に襲いかかる。
「サメ!」
「サメだ!」
『デイヴィ・ジョーンズの囚人』はあっという間に混乱状態に陥る。
パラドクス『戦慄の鮫嵐』は見事にこの海域を敵にとっての地獄に変えて見せた。
「はっ、見たか。この船を一番うまく使えるのは私達だ。作ったあんた達よりもな!」
「そっちも上出来だ。僕らも続こう」
「うん。《獅子輝星砲》よ、食らいつけぇーっ!」
ジェーンは右手に赤いカトラスを、左手に青いカトラスをそれぞれ構える。
それぞれに帯びる魔力が元々の刀身を伸ばすように凝縮し、射程が一気に伸びる。
「あっち。まだ、距離。ある」
などと油断していた『デイヴィ・ジョーンズの囚人』に向けて、ジェーンの『輝剣薙ぎ』がその名の通り敵を薙ぎ払っていく。
それと同時、アンゼリカは両掌から光と雷を収束させた魔力エネルギーを撃ち出して『デイヴィ・ジョーンズの囚人』に向けて攻撃する。
撃ち出す時の構えは獅子の口。それ故、その魔力砲撃の様子はまるで獅子が襲いかかるかのようだった。
奇しくも共に「輝」の文字が使われた2つのパラドクスが、クローディアとシルが削った敵をさらに削り、そして砕いていく。
『デイヴィ・ジョーンズの囚人』は大波を発生させ、3人に反撃を敢行するが、3人に有効打を与えるには至らない。
「あいにくと、海水浴はのんびりやる主義だからねっ!」
引き摺り込もうとしてくる『デイヴィ・ジョーンズの囚人』に向けて、アンゼリカは笑う。
最初の交叉で戦いの結果が決まることは珍しくないが、今回はまさにそうだった。
4人の見事な連携攻撃の結果、『デイヴィ・ジョーンズの囚人』の陣はもはや陣としての意味を失った。
後は消化試合。4人それぞれのパラドクスが生き残った『デイヴィ・ジョーンズの囚人』達を確実に撃破していった。
「……ダッチマン号、しっかり離脱できたかな?」
「ダッチマン号は無事かな?」
シルとアンゼリカが振り返ると、既にフライング・ダッチマン号は海域を離脱し、敵の追撃を受けている様子もなかった。
「やっぱりキミは最高の船だね!」
そう言って、アンゼリカが微笑む。
「さ、次行こうか」
そうシルが促す。
此度の戦いは時間がない。急いで、リヴァイアサンの元へ向かわなくては。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV2が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
リマに上陸したディアボロスはそのまま一気に街を駆け抜け、ジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』の元へと辿り着いた。
「驚いたな、ディアボロス。まさか陸上の戦力を囮にして我が元まで辿り着くとは」
ディアボロスが『海皇リヴァイアサン』の元に辿り着いた時には、『海皇リヴァイアサン』は既に事情を承知していた。
「我が権能を使えない陸上を狙うとは考えたようだが、浅はかなり。荒ぶる海の化身たる我を簡単に倒せると思うなよ」
尻尾が大地を穿ち、周囲に水が満ち、太陽が輝く。
その周囲にはトループス級アビスローバー『海神の娘たち』が展開し、守りを固める。
次なる戦いの始まりだ。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
迅速な突入には乗り遅れたが、順調の証だ
ポルトガルに初めて侵入した日が懐かしくなる程に
荒波を乗り越え、追い詰めて来たのだな
俺は他に主戦場をもった身ではあるが、仲間達の活躍はいつでも轟いていたさ
この機を逃さぬよう、力を尽くそう
護衛を引き剥がし、道を切り拓く
仲間とは声を掛け合い連携を取ろう
援護する
海皇の護衛なら敵も精鋭だろう
仲間としっかり狙いを合わせ切り崩していこう
戦況を観察し、仲間との攻防する敵の足元の影から、無数の「影の剣」をあふれ出させ串刺しにPD攻撃
敵の動き出しを制しつつ、仲間との攻撃とは高低差や方向を散らし
一刻も油断はできぬと敵の注意を分散させよう
命中、ダメージアップで精度と威力を研ぎ、より負傷の大きい敵から確実に撃ち倒す
敵の攻撃には、水の槍を両手の籠手(Segen)に展開した魔力盾で防ぎつつ
体温はドライスーツと羽織った強化コートで保持し、反撃を鈍らせない
負傷の大きい味方一人をディフェンス
海皇リヴァイアサン、その名は聞き及んでいる
楽しいリベンジマッチと行こうじゃないか
ジェーン・コーネリアス
君が大物なのは確かだ。楽に勝つつもりもない
だけど、借りは返す
前の時はどうしようもなく追い返されたけど、今日は道を開けてもらうよ!
カトラス「Macha」「Mórrígan」を手に戦闘
遠距離からカトラスを振るい、回転する鋸刃状の風を起こし切り裂く『鋸風颯然』で攻撃を行う
海神の娘たちを鋸風で切り裂いていこう
あっちが守りを固めてるってわけじゃないけど、奇襲の利ももうない。正攻法でいこう
突出せずに他の復讐者と攻撃対象を合わせ、少数ずつ確実に仕留めていくよ
護衛は少数っていう話だったし、使用パラドクスも威力が高い2体攻撃
他の復讐者が近接戦闘をしている間に敵の側面に回り込むように移動。敵の意識の外から攻撃したり、他の復讐者の攻撃で隙ができたところを攻撃することで攻撃がより命中しやすいように
他の復讐者が攻撃を受けてるときに攻撃すればフォローにもなるだろう
竜を模した水槍の攻撃は二振りのカトラスで防御し、直撃は防ぐ
僕らもやるもんだろう?
また驚いてくれたかな
クローディア・ベネット
1月に初めてリマを目指した時はあんたらに門前払いされちまったな
そして今、同じ船で同じ街に向かい、同じ奴とやりあう
ただ一つ違うのは、私達はあの頃のままじゃないってことだ
――『野郎ども、襲撃を始めるぞ!』
号令と共に≪船長のサーベル≫を掲げ、銃と剣で武装した海賊の霊達を呼び出して戦う
攻撃に【命中アップ】を乗せ、直撃の機会を増やして撃破スピードを速めよう
まずは遠距離攻撃を行う仲間と狙いを合わせ、拳銃の一斉射撃で前線の切り崩しを狙う
敵陣に付け入る隙が生まれたらそこから突入し、海神の娘達と海賊の霊達が入り乱れる乱戦に持ち込もう
すぐ傍で暴れ回る私達に目を向ければ、遠くの復讐者が放つ射撃に対する防備は薄くなる
これで後衛組は私の背中を守ってくれると共に、効果的な攻撃を叩き込むことにもなるって寸法さ
水の槍は≪聖遺の護符≫の力を纏わせた剣で次々と打ち払い、なるべく多くを遠くに弾き飛ばして耐えよう
半年近く預けていた勝利を取り返しに来たぞ
地の上にあんたと並ぶ者は本当にいないか、確かめてみろよ。海皇リヴァイアサン!
アンゼリカ・レンブラント
ダッチマン号は海域を離脱したね
後は堂々やり切るだけ
心を強く持って海皇に相対するよ
辿り着けても、簡単に倒せるなんて元々思ってない
でも戦友と戦う限り突破できない壁はない
貴女を撃ち、断片の王へ辿り着くッ
護衛からしっかり片づけていくよ
仕掛けるタイミング仲間と合わせ
星形状のパラドクスを放出だよ
まずは接近戦を挑む味方に近い対象を
そして次は弱っている敵、倒せそうな敵を
数を減らしてこちらへの攻撃回数を減らす
迅速に片付けることと、
大物相手を前に消耗を抑えること、両立させないとだ
仲間と重ねる【ガードアップ】でダメージを抑え
敵の繰り出す水の槍をしっかり障壁で弾き盾で受け止める
海神の近くにいるのだから、その娘達も他よりも強いのだろう
でも!海皇がすぐそこにいて、ディヴィジョン奪還が傍!
私達の奪還の志はいつもよりもさらに燃えているよー!
この勢いを止められるもんかぁっ!
気を吐きながらパワー全開で敵を倒していくよ
心の焔を燃やし最大まで輝け、《天輪輝星》ッ!
護衛を全て片付けたらいよいよ本番だね
復讐者の勢いは止まらないよ!
シル・ウィンディア
ダッチマン号は無事。
そして、突入作戦は上々っ!
それなら、この勢いのまま行っちゃうよっ!
リヴァイアサンへ向かう前に、しっかり周りの敵を退治しないとね。
使う魔法は、六芒星精霊速射砲。
確実に仕留める形で行かせてもらうっ!
初撃の狙いは、接近する味方に一番近い敵から狙っていくよ。
倒せればそれでよし。
倒せなくても、倒す足掛かりになるからぅt!
初撃後は、移動して撃って、移動して撃ってで、移動と攻撃を繰り返し。
初撃以降のターゲットは、ダメージを負ってそうな敵を中心に狙っていくよ。
確実に弱っている敵から仕留める形で動くっ!
数が多いと、それだけで不利になるからね。
敵パラドクスは、マントで体をくるんで防御態勢を取るよ。
ガードアップの恩恵もあるから、多少は被弾ダメージは軽減できるでしょ。
直属の護衛だからさすがに強いけど…。でも、わたし達だって強くなっているんだっ!
それに、修羅場を潜り抜けてきたのは伊達じゃないっ!!
リヴァイアサン、その首はもらうからねっ!!
だから…。
覚悟してもらうよっ!!
白石・明日香
早いねぇ・・・・ま、これぐらい早くないと間に合わないからだけど護衛もさっさと片付けないとね!
精鋭であろうとワタシにできることは一つだけ、狩るよ貴方達を
狙うは彼女達の首だけだから先手必殺とばかりに残像で攪乱しながらダッシュで接近。
相手が反応するよりも前に早業で呪詛を込めた捨て身の一撃で纏めて首を叩き切る!
反撃の水の槍は武器で迎撃して切り捨てて直撃は受けないようにするよ。
残るは海皇だけか・・・・海に戻る前に終わらせてあげる!
「君が大物なのは確かだ。楽に勝つつもりもない。だけど、借りは返す」
ジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』の言葉に、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)は毅然と言い返す。
「あぁ。1月に初めてリマを目指した時はあんたらに門前払いされちまったな」
ジェーンの言葉にクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が頷く。
「そして今、同じ船で同じ街に向かい、同じ奴とやりあう。ただ一つ違うのは、私達はあの頃のままじゃないってことだ」
「あぁ。前の時はどうしようもなく追い返されたけど、今日は道を開けてもらうよ!」
2人はそれぞれ近接戦用の得物を構える。即ち、クローディアは取り回しの良さと鋭さを兼ね備えたサーベルを、ジェーンは赤と青のカトラスを。
「ほう、ではその力、見せてみるが良い」
面白そうに『海皇リヴァイアサン』が笑う。
「ダッチマン号は海域を離脱したね。後は堂々やり切るだけ」
改めて海の方を見ると、もうフライング・ダッチマン号は見えない。それを確認し、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は拳を握る。
「うん、ダッチマン号は無事。そして、突入作戦は上々っ! それなら、この勢いのまま行っちゃうよっ!」
シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)もアンゼリカの言葉に頷く。
「迅速な突入には乗り遅れたが、順調の証だ」
そして、その側に青い髪に青い瞳の長身な天使のディアボロス、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が救援機動力を駆使して参上する。
彼は突入作戦から参加するつもりだったが、やってきた時にはもう終わっていた。その速度に彼は感心していた。
「早いねぇ……ま、これぐらい早くないと間に合わないからだけど。護衛もさっさと片付けないとね!」
同じくその隣には紫の瞳にピンクの髪をツインテールにまとめた人間のディアボロス、白石・明日香(弔いの狩人・g02194)が立つ。
(「ポルトガルに初めて侵入した日が懐かしくなる程に、荒波を乗り越え、追い詰めて来たのだな」)
エトヴァは『海皇リヴァイアサン』を前に独白する。エトヴァは他のディヴィジョンに主戦場をもった身ではあるが、仲間達の活躍はいつでも轟いていた、と認識している。
(「この機を逃さぬよう、力を尽くそう」)
そう考えて、エトヴァは戦闘体制を取る。覚悟はいつだって決まっているのだ。
「辿り着けても、簡単に倒せるなんて元々思ってない。でも戦友と戦う限り突破できない壁はない。貴女を撃ち、断片の王へ辿り着くッ」
「簡単に我らの守りを抜けると思うな!」
アンゼリカの言葉に、トループス級アビスローバー『海神の娘たち』が水の槍を構えながら、叫ぶ。
「海皇の護衛なら敵も精鋭だろう」
「あぁ、あっちが守りを固めてるってわけじゃないけど、奇襲の利ももうない。正攻法でいこう」
「うん、任せて。確実に仕留める形で行かせてもらうっ!」
エトヴァとジェーンの言葉に応じて最初に動き出したのはシル。
シルの周囲に火・水・風・土・光・闇の6属性エネルギーが集まり、一点に集中していく。
「世界を司る六界の精霊達よ、六芒星に集いてすべてを撃ち抜く力となれっ!!」
背中に二対の青白い魔力翼を出現させ、高出力の魔力砲撃を開始する。
複合精霊魔法パラドクス『六芒星精霊速射砲』。ベースとなった『六芒星精霊収束砲』より威力で劣るが、速射が可能なそれは、最も突出していた二体の『海神の娘たち』を捉える。
「私達も続くぞ、——『野郎ども、襲撃を始めるぞ!』」
クローディアもまたパラドクスを発動し、道半ばで倒れた海賊達の魂を呼び出す。
彼らはシルの射撃に続いて一斉にピストルで一斉射撃を開始し、前線の切り崩しを目指す。
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
裁きの光を纏う、星形状のパラドクスがアンゼリカから広域に放出される。
アンゼリカの勇気の結晶が如き輝く星々は、速やかに周囲の『海神の娘たち』を爆破し、燃やす。パラドクス『天輪輝星』である。
「正面からの撃ち合いなら、我々も負けん!」
三人に対し、『海神の娘たち』は竜を模した水の槍を無数に作り出し、周囲にばら撒くことで反撃を敢行する。
クローディアはこれを南米の遺跡で発見した護符の力を纏わせたサーベルで撃ち払い、可能な限りダメージを軽減する。
シルは風の妖精の加護を受けたマントを包んで防御姿勢を取る。水の槍は体温をも奪うが、マントでくるまっていれば多少はマシになると言う効果もあった。
アンゼリカは鎧のように頑丈なオーラで構築した防御障壁を展開してやはり、ダメージを軽減する。
ディアボロス達は重ねた残留効果により肉体が堅固になっているので、よりダメージは軽減出来ている。
正面からの撃ち合いという条件下で、ディアボロス側有利な結果を引き出せたのは間違いなく残留効果を重ねているおかげだろう。
「直属の護衛だからさすがに強いけど……。でも、わたし達だって強くなっているんだっ!」
シルが叫ぶ。
「精鋭であろうとワタシにできることは一つだけ、狩るよ貴方達を」
その攻防の隙を逃さず、明日香が独特の歩法で一気に間合いを詰める。扱いの難しく使い手も殆どいないとされるその技をパラドクスに昇華した『瞬歩・加速』である。
「……終わり……」
明日香の禍々しさと神々しさが同居した魔鎌が一閃され、『海神の娘たち』の首に襲いかかる。
「海賊は執念深いのさ。逃げ切れるなんて思ってくれるなよ!」
合わせて、クローディアの使役する海賊達も水の槍を切り払いながら進むクローディアを筆頭に『海神の娘たち』の元へ突入を開始する。
かくして、戦いはクローディア、明日香、海賊の霊、『海神の娘たち』が入り乱れる混戦状態に突入する。
「受け止めてみなよ!」
さらにその側面を突くように回り込んだジェーンが、手にした2振りのカトラスを振るい、風の刃を放つ。パラドクス『鋸風颯然』だ。
回転する鋸の如きその風の刃は、『海神の娘たち』の意識の外から放たれたことで、防御を確実に穿ち、その身を切り刻む。
先程説明した乱戦状態にさらにジェーンが加わった形で、『海神の娘たち』の意識は極端に目の前に敵に集中しているか、逆に極端に散漫になっているかの二極に別れた。
「今だな」
そして、その状態を見逃さず、エトヴァが仕掛ける。
パラドクス『シャドウロワイヤル』。
太陽の照る今この瞬間、絶対に『海神の娘たち』の足元に出現しているものがある。それは影。
その影から無数の「影の剣」が噴出し、『海神の娘たち』を滅多刺しにしていく。
「おのれ、ディアボロス! よくも!!」
『海神の娘たち』が手元に巨大な水の槍を作り出し、接近戦を敢行してくる明日香とエトヴァに応じつつ、やや遠くのジェーンに対しては竜を模した水の槍をばら撒いて対応する。
明日香は哀悼の刃と呼ばれる大鎌でその攻撃を受け止め、接近戦を継続する。
エトヴァは白銀のガントレットから魔力盾を出現させて、その攻撃を受け止めつつ、ドライスーツと羽織った強化コートを保持することで体温の低下を可能な限り防いで、反撃を鈍らせないように試みる。
ジェーンは飛んでくる水の槍をカトラスで防御する。カトラスから生じる風の刃と竜を模した水の槍がぶつかり合う。
「なるほど、海神の近くにいるのだから、その娘達も他よりも強い」
アンゼリカが頷く。
戦いはディアボロス有利に推移してはいるが、一分で決まるほど容易な相手でもない。
そもそも全員が威力優先で対象の少ないパラドクスを使っているので、殲滅しきるのが遅いのは想定出来たことではあるのだが、それを加味しても、敵の減りは鈍い。
「でも! 海皇がすぐそこにいて、ディヴィジョン奪還が傍! 私達の奪還の志はいつもよりもさらに燃えているよー!」
それでもアンゼリカの戦意は決して衰えない。アンゼリカの言葉に頷かないディアボロスもいない。
「うん、修羅場を潜り抜けてきたのは伊達じゃないっ!!」
シルも頷く。
「この勢いを止められるもんかぁっ!」
故に再びディアボロス達のパラドクスは輝くだろう。
「心の焔を燃やし最大まで輝け、《天輪輝星》ッ!」
アンゼリカの輝く星々に続き、ディアボロス達のパラドクスが発動し、乱戦状態にある『海神の娘たち』を確実に削っていく。
やがて、ディアボロス達は『海神の娘たち』の殲滅に成功した。
「僕らもやるもんだろう? また驚いてくれたかな」
「確かに。我が精鋭を殲滅してくれるとはな。やはり我が直接出るしかない、と言うわけか」
ジェーンの言葉に『海皇リヴァイアサン』が頷く。
「残るは海皇だけか……海に戻る前に終わらせてあげる!」
「なるほど、我が海に出れば自身の勝つ目はなくなる、とそう考えているわけか。よく分かっているではないか、ディアボロス」
明日香の言葉に『海皇リヴァイアサン』は満足気だ。
「海皇リヴァイアサン、その名は聞き及んでいる。楽しいリベンジマッチと行こうじゃないか」
「あぁ、半年近く預けていた勝利を取り返しに来たぞ。地の上にあんたと並ぶ者は本当にいないか、確かめてみろよ。海皇リヴァイアサン!」
「ふん、前回は戦いにもならなかったであろうに。此度は我を楽しませくれるのかな?」
エトヴァとクローディアの言葉に『海皇リヴァイアサン』が嗤う。
「リヴァイアサン、その首はもらうからねっ!! だから……。覚悟してもらうよっ!!」
「うん、復讐者の勢いは止まらないよ!」
「勝利の波に酔いしれるのは結構だが、同じ勢いで我に勝てると思うなよ。その波、さっさと打ち消してくれよう」
シルとアンゼリカの言葉に『海皇リヴァイアサン』が尻尾を地面に叩きつけ音を立てる。
いよいよ、『海皇リヴァイアサン』との決戦の時だ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【影忍び】LV1が発生!
【泥濘の地】LV2が発生!
【照明】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
さすが『海皇』の風格と、強さ
容易く勝利できる相手とは思っていないさ
周囲に満ちる水の余波は装備のドライスーツで耐水し、戦闘に支障のないよう立ち回り
仲間と声を掛け合い連携を取り、PD通信あれば併用
戦況を観察しつつ把握
Edelweiss(タワーシールド)、Liber(剣)を構えて対峙
仲間と角度をつけて立ち位置を取り、多角的な攻撃を仕掛けるように
高めた命中とダメージアップで、確実に攻撃を撃ち込んでいく
盾で攻撃を耐えながら押し込み、合間に剣の刺突の連撃
こちらに意識が向けば盾で惹きつけつつ応酬、仲間へ僅かでも好機を作り
味方との攻防の隙を逃さず、一撃を深く届かせる
敵の攻撃には、尻尾の動きを観察し、タワーシールドで防ぎつつ威力を受け流すように
強化コートで身を守り負傷を軽減、【ガードアップ】を重ね護りを固める
弾き飛ばされても返す刃で一撃を
油断を見せず、攻防ごとに全霊で立ち向かう
大きな波はうねりとなり、飛び地の島々を平らげ、南米の大地を押し流すだろう
仲間達と共に繋いできた道
この先へ届かせる!
リューロボロス・リンドラゴ
同名のジェネラル級が存在することは珍しくはないが。
よりによってリヴァイアサンとはの。
いや、ここは流石はリヴァイアサンだと褒めるべきか。
その強さはクロノヴェーダをも惹きつけるのだと!
くははははは!
だがの。リヴァイアサンが複数体おる、それそのものが。
リヴァイアサンへの、そして我が友レヴィアートへの侮辱である。
滅びよ、海皇。
その名、貴様には過ぎたものだ。
ガンドラ、ぬしの竜権、使わせてもらうぞ!
――たとえ山が、海が相手だろうと敵に非ず。巨躯を裂くは竜である。
竜権により巨大化させた我が神剣、【ダメージアップ】と【命中アップ】も乗せて叩き込んでくれるわ!
大洪水だと?
笑止!
海を征してこその竜よ!
滝を遡るのは鯉にもできるのだ。
洪水程度、遡らねば竜は名乗れぬよなあ!
我は龍、我らこそはドラゴン!
【ガードアップ】があるとはいえ無茶は承知!
捨て身の一撃、されど無思慮に非ず。
危機感、即ち命に届く刃という恐怖は、勝利、あわよくば情報取得にも繋がろうぞ。
時間との戦いだからの。
出し惜しみ無しよ!
レヴィアート・レクザット
アドリブ、連携歓迎
海と有らば当然居るとは思っていましたよ。
あらゆる可能性を内包する名と有れば、どの世界に居てもおかしくはない。
故に、その存在はあってはならない。リヴァイアサンの名は唯一無二。
その名、その身の消滅と共に消え失せなさい。
我が同胞たちと共に、貴女を倒しましょう。
荒波が何だというのですか。海竜の名において、この程度の大洪水は超えて当然。
睨まれて射竦む竜など何処に居ましょう、殴られて倒れる竜などそれは竜に非ず。
必ず貴女の喉元へ喰らい付いて見せましょう。
傷つくことを恐れることはない。全ては世界の海の為。
味方が重ねてきた残留効果を意識しながら。
我が身が繰り出すのは一瞬の奇跡。
貴女がリヴァイアサンを名乗るのならば、私は七つのレヴィアタンで真っ向から迎え撃ちましょう。
光も、熱も、魂すらも喰らいつくして見せましょう。貴女の未来を暗示するかのように。
努めて冷静に状況を見ましょう。決して慢心はせず、迅速かつ的確に行動をするのです。
味方、特に同胞のガンドラとリューロボロスとの動きは見ておきたい。
ガンドラ・ブラッディア
●連携・アドリブ歓迎
リヴァイアサンの名は、随分轟いていた、みたいではあるな。
海に属する者が、欲したくなるのも、無理は無いが。
しかしてそれを、看過するような、我輩らではない。
存在そのものが、特にレヴィアートには、不倶戴天。それに元より、奪還への道、その大きな障害にして、脅威なのだから。
竜呪剣『剣災』・竜之償を精製。
敵は強大。出し惜しみを、する必要もなし。我が最強の刃で、道を切り拓こう。
己が竜気、呪詛を溢れさせ、【能力値アップ】にて、自身を高め、他の残留効果も、重ねた上で斬り込む……!
ほう、尻尾で来るか。我輩も尻尾は、自慢ではあるが、此度は呪剣で、切り結ばせて、貰うとしよう。
【ガードアップ】を補助に、なんとか耐え抜き、攻めの【ドレイン】、【グロリアス】含め、少しでも長く、継戦できるように、戦い抜こう。
見事。使いこなせているな、リューロボロス。
我輩も負けては、いられない故。呪詛と竜気、その全てをーーこの剣矢に。
全ては世の、平和が為! 今こそ最強の刃を、全力投擲せんッ!
「さすが『海皇』の風格と、強さ。容易く勝利できる相手とは思っていないさ」
その風格を示すジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』に、ドライスーツを身に纏ったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は言い返す。
そんなエトヴァの元に三人のディアボロスが救援機動力により降り立つ。
「海と有らば当然居るとは思っていましたよ。あらゆる可能性を内包する名と有れば、どの世界に居てもおかしくはない」
そう呟くのは、レヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)。青い髪をポニーテールにまとめた海竜種のドラゴニアンのディアボロスである。
「なるほど、リヴァイアサンの名は、随分轟いていた、みたいではあるな。海に属する者が、欲したくなるのも、無理は無いが」
レヴィアートの言葉に頷くのは争いを好まず、平和を愛するドラゴニアンのディアボロス、ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)。
「同名のジェネラル級が存在することは珍しくはないが。よりによってリヴァイアサンとはの。いや、ここは流石はリヴァイアサンだと褒めるべきか。その強さはクロノヴェーダをも惹きつけるのだと! くははははは!」
と笑うのは、9歳にして大人びた様子のドラゴニアンのディアボロス、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)だ。
「ほう、お主ら、我を同じ名前のクロノヴェーダと会ったことがあるのか」
三人の女性ドラゴニアンの脳裏に浮かぶのはグアム追撃戦で交戦したアークデーモン。彼女もまた、リヴァイアサンの名を奪ったクロノヴェーダであった。
そして。
「その存在はあってはならない。リヴァイアサンの名は唯一無二」
「あぁ、それを、看過するような、我輩らではない。存在そのものが、特にレヴィアートには、不倶戴天。それに元より、奪還への道、その大きな障害にして、脅威なのだから」
「あぁ、リヴァイアサンが複数体おる、それそのものが。リヴァイアサンへの、そして我が友レヴィアートへの侮辱である」
レヴィアート、その名の由来の一つは七つの大罪のレヴィアタン。このまたの名を、リヴァイアサン。レヴィアートにとっては由来を同じくする相手だった。
「その名、その身の消滅と共に消え失せなさい」
「滅びよ、海皇。その名、貴様には過ぎたものだ」
故に、レヴィアートとリューロボロスはそれぞれ『海皇リヴァイアサン』にただ消滅を要求する。
「矮小なディアボロス風情がよく吠えた。どちらがリヴァイアサンの名により相応しいか、その目と体に見せてくれよう」
当然、そのような不遜な言葉を許せる『海皇リヴァイアサン』ではない。巨大な尻尾を地面に叩きつけ、前に出た四人を睥睨する。
「ガンドラ、ぬしの竜権、使わせてもらうぞ!」
「あぁ、行け、リューロボロス!」
先手を取ったのはリューロボロスとレヴィアート。
「――たとえ山が、海が相手だろうと敵に非ず。巨躯を裂くは竜である」
リューロボロスの手のうちにその幼い身体にはあまりに不釣り合いな、龍の巨躯に相応しい巨大な武器が創り出される。
「我が神剣、叩き込んでくれるわ!」
地面を蹴り、リューロボロスが一気に『海皇リヴァイアサン』に向けて突撃する。英雄が如きその勇姿はパラドクス『限定竜権・巨躯裂きの傷』。
「貴女がリヴァイアサンを名乗るのならば、私は7つのレヴィアタンで真っ向から迎え撃ちましょう」
レヴィアートは自身のネメシス形態を六体まで顕現させ、自身を含めた7人で『海皇リヴァイアサン』に突撃する。時空を歪めし逆説連鎖戦でしか見られない7つの頭での攻撃パラドクス『七頭暴竜』だ。
「ほう、その剣は確かに我を相手取るにふさわしい。
その七つ頭は我を食いにくるの相応しい。
ならば、我も全力で相手をさせてもらおう」
『海皇リヴァイアサン』は接近する2人、否、8人に対して一切の動きを取らなかった。
代わりに周囲に満ちた水が溢れ出し、洪水と化す。
全てを押し流すほどの膨大な洪水が突如として8人に襲いかかった。
「大洪水だと? 笑止! 海を征してこその竜よ!
滝を遡るのは鯉にもできるのだ。洪水程度、遡らねば竜は名乗れぬよなあ! 我は龍、我らこそはドラゴン!」
膨大なる大洪水を掻き分け、リューロボロスの刃が『海皇リヴァイアサン』に伸びる。
レヴィアートの七人も、徐々にその数を減らされつつも、しかし、最後の一人、即ちレヴィアート本人の一撃が『海皇リヴァイアサン』に届く。
真正面からのぶつかり合い、しかし相手はジェネラル級で、しかも断片の王に次ぐ実力を持つと言われる実力者。海の上でないとはいえ、あまりに無謀なぶつかり合いだ。
結果は反撃側優勢に終わるかと思われた。
しかし、その時、リューロボロスとレヴィアートは見た。確かに彼女らにしか見えない光が攻撃を導くのを。
そう、積み上げた【命中アップ】が二回連続で発動し、二人の戦況を拮抗にまで押し戻したのだ。
「な、なんだ。この威力は……」
自分が打ち勝つと思っていた戦いに打ち負け、衝撃を受ける『海皇リヴァイアサン』。
「見事。使いこなせているな、リューロボロス。」
その様子に頷くのはガンドラ。
相手が衝撃を受けているなら、その隙を逃す理由はない。
「今がチャンスだ。行こう」
エトヴァが宣言すれば、ガンドラもそれに否はない。
「! 我に触れるな!」
エトヴァとガンドラがパラドクスを発動すると同時、『海皇リヴァイアサン』もそれに対応し、強靭でしなやかなる尻尾の一撃で相殺を試みる。
「来たか」
エトヴァはパラドクス『双狼猛襲』を発動し、白のタワーシールドで攻撃を受け止める。
「ほう、尻尾で来るか。我輩も尻尾は、自慢ではあるが、此度は呪剣で、切り結ばせて、貰うとしよう」
ガンドラは様々な刀剣の形状と能力を持つ竜呪剣の力を収束、融け合わせ、巨大なる純粋な呪詛の魔力光剣として精製し、その攻撃を受け止める。
尻尾とタワーシールド、尻尾と魔力光剣、それぞれがぶつかり合い時空が軋みを上げる。
「大きな波はうねりとなり、飛び地の島々を平らげ、南米の大地を押し流すだろう
仲間達と共に繋いできた道。この先へ届かせる!」
強靭なる尻尾の一撃を受け止めながら、一気にエトヴァが『海皇リヴァイアサン』に肉薄し、真直ぐな銀光に輝く剣で以て連続の刺突を浴びせる。
「リューロボロスがあれだけやってみてたのだ。我輩も負けては、いられない故に。呪詛と竜気、その全てをーーこの剣矢に。全ては世の、平和が為! 今こそ最強の刃を、全力投擲せんッ!」
ガンドラもまた、尻尾を剣で弾き返したその隙を逃さず、魔力光剣を矢のような形状に変化させ、投擲する。
それは弾着と同時に炸裂し、『海皇リヴァイアサン』にダメージを与えることに成功する。
一瞬の隙を突いたにも関わらず、それでも拮抗止まりなのは『海皇リヴァイアサン』の能力の高さを示していると言えるだろう。
「よくもやってくれたな。この我にここまで傷を負わせるとは。だが、次はこちらの番だ。消えるのはどちらなのか、はっきりさせてくれるわ」」
再び洪水がディアボロス達に襲いかかる。
重ねた【ガードアップ】がディアボロス達を守り、重傷は避けられたが、このまま正面からの攻防が続けば、先にダウンするのはディアボロスの側だろう。
だが、ディアボロス達、特にリューロボロスとレヴィアートが『海皇リヴァイアサン』に放った言葉と活躍は、確実に『海皇リヴァイアサン』の注意を彼女らに集中させることに成功させており、これは、他のディアボロスが攻撃するチャンスを作り出すことに成功した、ということでもあった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
ネメシスモード発動。
銀目銀髪の天使モードに変身っ!!
同じ勢いで勝てるとは思ってないよ。
だから、リヴァイアサン。
わたしの今出せる全力でお相手するよ。
さぁ、やりましょうかっ!
世界樹の翼type.Bを構えて前を見据えるよ。
…今のわたしの役目は、ダメージを重ねること。
そして、前に出る人達の援護砲撃っ!!
高速詠唱で隙を減らしてからの七芒星精霊収束砲っ!!
敢えて動かずで固定砲台のように立ち回わり、味方が前に出やすいようにして撃ち抜いていくよっ!
味方が喰らいついても行動は変えず。
わたしに注意が行くのなら、代わりにほかの人への注意は少しは外れると思うしね。
一瞬でも隙を見せたら痛い目あうのは、わたし達もあなたも同じだよっ!
敵パラドクスは、六芒星精霊盾で視線を遮るようにして構えるよ。
炎の強さ、それはわかった。
でも、耐えられないほどじゃないんだ!
波を消すっていったけど…。
そんな視線で消されるような弱い波じゃないんだよっ!
全てを奪い返す大波だからね、わたし達っ!!
…まだまだ元気だね。
もうちょっと頑張るかぁ~
アンゼリカ・レンブラント
ネメシスモード発動っ
戦乙女の姿となりて相対するよ
勝利の波に酔いしれる
そんな暇があったら奪還の為1つでも積み上げていくよ
全ては貴女を越えた先にあるのだからね!
楽な相手ではないことは良く知っている
でも!気持ちで負けたら決して勝てないとも
勇気を心に燃やし、友の援護砲撃を受けつつ
ダメージアップの恩恵を受けたパラドクスの手刀での斬撃!
力いっぱい叩き込んだら反撃を凌ぎつつ
そのまま近接戦で立ち回るよ!
仲間と挟撃を狙いで斬りつけ、
絶えず動き小回りを生かして左右に揺さぶりつつ
少しでも隙を作り出し攻撃を重ねるよ
近接戦で敵の注意を惹くけど、
遠方は別方の仲間に注意が行くなら、そこを思い切り痛撃するね
海皇の引き起こす大洪水には
ガードアップで強固になった障壁を押し出して凌ぎ、
近接戦を維持していくね
取りついたらけして離れない
貴女を下し、海神への道を切り拓くっ
志と共に最大まで輝け、《神焔闘獅子断》!
勝利への一歩を、積み上げろぉーっ!
全力で叩き込むけれど、きっとまだだね
でもこちらも「まだこれから」さぁ!
さぁ次々に行くよっ
ジェーン・コーネリアス
くっくっ、僕らは戦闘狂じゃないからね
戦うことや勝つこと、相手を痛めつけることに価値を見出すやつが全くいないってわけじゃないけど、勝てない相手、面倒な相手、得られるものがない相手とは戦いを避けるのも海賊の生き方だ
けど、今はこうして君の目の前に現れたんだ
当然その首を頂戴する算段はつけてるさ!
カトラス「Macha」を手に戦闘
刀身に纏う赤いオーラを高熱に変え敵を切り裂く『真赤の女神』で攻撃を仕掛ける
会話をするならほどほどのところで生かしておく必要があるけど、そんな甘っちょろいことを言える相手じゃない
首や胴体を狙って仕留める気で戦う
近接戦を行う他の復讐者とは挟撃を行い、あっちが攻撃に対処しづらいような位置取りを
後方で戦う仲間の援護も受け、他の復讐者の攻撃が敵に隙を作れば、その隙は逃さず追撃
反撃の大洪水は【ガードアップ】で少しでも押し流されないように踏ん張り、すぐに戦線へと復帰
後衛で戦うやつらに近づけさせないようにする
倒れちゃいないのはこっちも同じだ
どっちかがくたばるまで、付き合ってもらうよ
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
あれが『海皇リヴァイアサン』…手強そうです
しかし乗り越えれば断片の王に迫る事が出来るかもしれないのですね
今日までに皆さんが重ねて来た努力を想像するだけでも気が遠くなりそうです
救援機動力で味方の戦線に合流します
陣形の後方を位置取り遠距離攻撃の用意を
【パラドクス通信】をお借りして、味方とは積極的な情報共有と連携に努めます
ヤ・ウマトの奪還は叶いましたが、全ての海を取り戻せた訳ではありません
海を略奪の恐怖から解放する為の戦いに、僅かでも力になれたら…!
世界の奪還と仲間の勝利への願いを込め「祈想式徹甲弾」を発動
可能であれば別の位置から援護砲撃に徹する味方とタイミングを合わせ
間を繋ぐように〈砲撃〉を放ちます
攻撃をより効果的に通す為、更に【命中アップ】を重ねましょう
〈吹き飛ばし〉の威力で対象の動きを抑えつつ
負傷した箇所を観測すれば通信で味方へと知らせます
反撃には生成した「氷盾」を構え視線を遮り、冷気で熱の軽減を試みます
この場に立ち続けられる限り果敢に迫り、着実に追い詰めてみせます!
クローディア・ベネット
はっ。海神の野郎を地獄に沈めるまでは、勝利の美酒に酔い潰れる気なんかないよ
舵から手を離すのは全てが終わってからだ
そのためなら、例えあんたが神の作った無敵の獣だろうと仕留めてやるさ
水揚げしたとはいえ、相手は並みのジェネラル級を鼻で笑う強さだろう
後衛から戦況をよく観察して、敵の動きやパラドクスによる波や高熱の発生を的確に察知
【パラドクス通信】で仲間に注意を促したり、敵に隙が生まれたタイミングを見逃さずに伝え合いながら戦おう
――『野郎ども、全ての砲門を開け!』
敵の動きの掣肘や確実な削りを重視する段階では、敵と離して砲台を配置して拡散する弾を広く撒き散らす
逆に大ダメージを狙うべきチャンスの局面には、相手の近く、それもできれば側面や背後に大砲を召喚
接射で命中弾の数を無理やり増やして穴だらけにしてやる!
高まった【命中アップ】も格上にいい一発を当てる助けになるな
【水中適応】状態で大波を泳ぎ、漂流物を回避
壁や建物に叩きつけられる前に脱出して反攻を仕掛けよう
まだ終わりじゃない。本当のお楽しみはここからだ!
ジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』の注意がレヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)達の方へ向いている間に、攻撃の準備を整えているディアボロス達がいる。
「あれが『海皇リヴァイアサン』……手強そうです」
そう呟くのは救援機動力で駆けつけてきた三間・勲(漁火・g10186)。ディヴィジョン『冥海機ヤ・ウマト』出身の大人びた人間のディアボロスだ。
「しかし乗り越えれば断片の王に迫る事が出来るかもしれないのですね。ヤ・ウマトの奪還は叶いましたが、全ての海を取り戻せた訳ではありません。海を略奪の恐怖から解放する為の戦いに、僅かでも力になれたら…!」
そう気持ちを決めて、彼はここに来た。
無論、海を、そしてこの『黄金海賊船エルドラード』を取り返したいという気持ちはこの場で敵に向き合っている5人全員が同じ気持ちだ。
「やっぱり、水揚げしたとはいえ、相手は並みのジェネラル級を鼻で笑う強さなようだな」
レヴィアート達4人の戦いを見て、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が呟く。
「うん、楽な相手ではないことは良く知っている。でも! 気持ちで負けたら決して勝てないとも」
その言葉にアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が頷く。そして、それでも、と強く意志を持ち続ける。
「そうだね。……今のわたしの役目は、ダメージを重ねること。そして、前に出る人達の援護砲撃っ!!」
ネメシス形態を取り、美しい銀の瞳に銀髪の姿をとったシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)がアンゼリカの意志に同調する。
「六芒星に集いし六界の精霊達よ、過去と未来を繋ぎし時の力よ…。七芒星に集いて虹の輝きとなり、すべてを撃ち抜きし光となれっ!!」
シルの周囲に火・水・風・土・光・闇の6属性が集まり始め、一点に収束する。そこに時の力が乗せられ、四対の魔力翼を展開しながら、超高出力の複合魔力砲撃が放たれる。
先程シルが放った速射砲の本来の撃ち方、複合精霊魔法パラドクス『七芒星精霊収束砲』だ。
「私も続くぞ。――『野郎ども、全ての砲門を開け!』」
道半ばで倒れた海賊砲手達の魂を死霊術で呼び出し、横一列に並べたたい砲からぶどう弾を放つ。
「僕も合わせます、活路を開く為に!」
勲の奪われた歴史の奪還や仲間の勝利を願う気持ちが極大の砲弾へと代わり、放たれる。
「チッ、我としたことが、側面を留守にしてしまうとはな!」
『海皇リヴァイアサン』は自分が側面を留守にしていた事に気付き、素早く反撃を開始する。
まずはシルと勲を睨み、太陽が輝く。
「同じ勢いで勝てるとは思ってないよ。だから、リヴァイアサン。わたしの今出せる全力でお相手するよ」
シルは真正面から『海皇リヴァイアサン』に立ち向かう。魔力砲撃と『海皇リヴァイアサン』の視線がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
「波を消すっていってたけど……。そんな視線で消されるような弱い波じゃないんだよっ! 全てを奪い返す大波だからね、わたし達っ!!」
「その快進撃もここまでだ。我らからこのディヴィジョンを取り返すことは叶わぬ!」
結果は拮抗。
「炎の強さ、それはわかった。でも、耐えられないほどじゃないんだ!」
それでも、シルの心は決して折れない。
一方、勲もまた砲弾と目線をぶつかり合わせ、時空を揺らしていた。
「これほどの敵と戦えるまで、今日までに皆さんが重ねて来た努力を想像するだけでも気が遠くなりそうです」
それと比べれば、今この一瞬の交錯など苦にならない、と勲はさらに砲弾に想いを載せる。
さらに氷盾で視線を遮り、冷気で熱を軽減する。
「この場に立ち続けられる限り果敢に迫り、着実に追い詰めてみせます!」
やはり、勲の心も折れない。
続いてクローディアに向けては大洪水が襲いかかった。
それは道半ばで倒れた海賊砲手達の魂を蹂躙しながら、クローディアに襲いかかる。
「はっ。海神の野郎を地獄に沈めるまでは、勝利の美酒に酔い潰れる気なんかないよ。舵から手を離すのは全てが終わってからだ。
そのためなら、例えあんたが神の作った無敵の獣だろうと仕留めてやるさ」
襲いかかる洪水をなんとか凌ぎながら、クローディアは告げる。こちらも心が折れる様子はない。
「なぜだ、前回のようになぜ逃げぬ。どこに勝機を見出す? このまま戦い続ければ、勝つのは我ぞ」
拮抗しているということは両者同じようにダメージを受けているということ。そうなれば、体力の多い『海皇リヴァイアサン』の方が有利だ。彼女にはディアボロス達の考えが分からなかった。
それもそうだろう。彼女には遠距離攻撃でこちらを攻撃してくる3人しか見えていないのだから。
「くっくっ、僕らは戦闘狂じゃないからね。戦うことや勝つこと、相手を痛めつけることに価値を見出すやつが全くいないってわけじゃないけど、勝てない相手、面倒な相手、得られるものがない相手とは戦いを避けるのも海賊の生き方だ。
けど、今はこうして君の目の前に現れたんだ。当然その首を頂戴する算段はつけてるさ!」
「うん、勝利の波に酔いしれる。そんな暇があったら奪還の為1つでも積み上げていくよ
全ては貴女を越えた先にあるのだからね!」
『海皇リヴァイアサン』の意識の外から、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)とアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が飛び出した。
そもそもレヴィアート達に意識を逸らされていた『海皇リヴァイアサン』はその後に攻撃してきた、3人を見て、それが残る攻撃してきた面々だと考えた。
だが、それは大きな誤りだった。レヴィアート達と『海皇リヴァイアサン』が戦っているその間に、2人のディアボロスが大きく『海皇リヴァイアサン』の背後に回り込んでいたのだ。
「焼き斬れ、Macha!」
「志と共に最大まで輝け、《神焔闘獅子断》! 勝利への一歩を、積み上げろぉーっ!」
ジェーンのカトラス・Machaが纏う赤い魔力を刀身に凝縮することで刀身に高熱を持たせ、『海皇リヴァイアサン』を切断する。傷口から発火した炎が、『海皇リヴァイアサン』を焼き始める。
アンゼリカの魔力とオーラ操作で収束した光と、恋人が得意とする神火を己の四肢に収束させた手刀が『海皇リヴァイアサン』を切断する。
「おのれ、海の上なら、このような屈辱を受けることもあるまいに!」
強烈な一撃の結果は見事にアサルト。『海皇リヴァイアサン』に着実なダメージを与えた。
「よくもやってくれたな! ディアボロスども! だが、我はまだ倒れておらん! まだこれからだ!」
激昂した『海皇リヴァイアサン』が大洪水を発生させながら、吠える。
「こちらも『まだこれから』さぁ! さぁ次々に行くよっ」
「倒れちゃいないのはこっちも同じだ。どっちかがくたばるまで、付き合ってもらうよ」
その言葉にアンゼリカとジェーンが応じる。
「その通り。まだ終わりじゃない。本当のお楽しみはここからだ!」
二人の言葉にクローディアも叫ぶ。
「……まだまだ元気だね。もうちょっと頑張るかぁ~」
シルもまた、諦めるつもりなど毛頭なかった。
とはいえ、『海皇リヴァイアサン』が追い詰められているのはどう考えても間違いない。
会話で情報を得るなら、そろそろ頃合いかもしれない。
だが、時間が味方だと分かっている『海皇リヴァイアサン』は引き伸ばしに出るだろう。激昂したように見えても、その程度の理性はあるはずだ。
このまま戦うか、情報収集を試みるか、選択の時かもしれない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【一刀両断】LV2が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
クローディア・ベネット
【通信障害】使用
今までのディヴィジョンの多くは、戴冠の戦用に温存してた切り札を決戦で持ち出した
エルドラードも隠し玉があるとして……勘だが海賊島の宝や迷宮絡みだと思う
もし海賊島に切り札があるなら情報を掴みたい
髑髏迷宮の陥落を知らない敵は島の安全性を見誤るだろ
崖っぷちのペルーから矛先を逸らすため、話す見込みがあると見た
全く、本調子じゃないNo.2に守られる海神はどれだけ弱い断片の王なのやら
これじゃ私達を追い返しても戴冠の戦が思いやられるな
残った他のディヴィジョンはどれも精強だ
特に「海賊島の客人」ことコーサノストラはサルガッソーなしじゃ手に負えないぞ
リマの戦いを睨み合いに引き戻した傍から、海賊島をワイズガイに根こそぎ略奪されるだけさ
それとも、海賊島に秘密の切り札でもあるのかい?
もしそうならワイズガイとの争奪戦も吝かじゃないが……曖昧な噂で針路を変えるには局面が進みすぎたな
「あるかないか」じゃなくて「どんな力を持つ何なのか」が最低条件だ
情報の確度次第で海賊島への攻撃先変更を仄めかし、反応を伺おう
(「今までのディヴィジョンの多くは、戴冠の戦用に温存してた切り札を決戦で持ち出した」)
密かに念のため【通信障害】のパラドクス効果を起動しつつ、そう独白するのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
これまでディアボロスは何度となく奪還戦を行ってきた。その結果、様々なディヴィジョンの切り札を見てきた。その上で、クローディアは考えた、きっと、このディヴィジョンにもあるはずだ、と。
(「エルドラードも隠し玉があるとして……勘だが海賊島の宝や迷宮絡みだと思う」)
そう決めうちし、クローディアはさらに思考を進める。
(「もし海賊島に切り札があるなら情報を掴みたい。髑髏迷宮の陥落を知らない敵は島の安全性を見誤るだろ。崖っぷちのペルーから矛先を逸らすため、話す見込みがあると見た」)
ディアボロスは海賊島を攻撃する準備を整えつつある。既に髑髏迷宮の奥に一度きりの出撃地点も準備済みだ。だが、それをアビスローバー達は知らないはずだった。
ならば、情報を見誤る可能性は多いにあると言えるだろう。
「全く、本調子じゃないNo.2に守られる海神はどれだけ弱い断片の王なのやら。これじゃ私達を追い返しても戴冠の戦が思いやられるな」
そこまで考えて、クローディアはついに話始める。
「……ほう?」
クローディアの言葉に興味深げにジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』が応じる。
本来なら今すぐに怒っても良いところであったが、『海皇リヴァイアサン』にも現状が不利であることは自覚出来ている。
しかし、あと少し耐えれば増援が来ることもまた、分かっている。
ならば、この会話に応えるのは時間稼ぎになるはずだ、と『海皇リヴァイアサン』は怒らず、傾聴の姿勢を示すのだった。
「残った他のディヴィジョンはどれも精強だ。特に『海賊島の客人』ことコーサノストラはサルガッソーなしじゃ手に負えないぞ。リマの戦いを睨み合いに引き戻した傍から、海賊島をワイズガイに根こそぎ略奪されるだけさ」
話に乗ってきたことを確認した、クローディアは話を続ける。
「それとも、海賊島に秘密の切り札でもあるのかい?」
本題に入る。
「もしそうならワイズガイとの争奪戦も吝かじゃないが……曖昧な噂で針路を変えるには局面が進みすぎたな。『あるかないか』じゃなくて『どんな力を持つ何なのか』が最低条件だ」
「なるほど。面白い。情報次第では海賊島へ標的を変えても良いぞ、とそう言いたいのだな」
面白そうに『海皇リヴァイアサン』は笑った。
「だが、お前は少し勘違いしているようだ」
「何?」
『海皇リヴァイアサン』の言葉にクローディアは思わず聞き返す。
「認めよう。コーサノストラは確かに脅威だろう」
だが、と『海皇リヴァイアサン』は続ける。
「冥海機が滅びた今、《戴冠の戦》が始まれば、世界の七つの海を『海神』様が支配する事となる。世界の7割を占める海を制覇とする事が出来れば、最後の勝者がエルドラードとなるのは、疑いない。
海賊だと? そんなもの、それまでの時間稼ぎに過ぎぬのだよ」
そう言って、『海皇リヴァイアサン』は笑った。
(「なるほど、それがアビスローバーが冥海機を積極的に滅ぼそうとしていた理由か」)
とクローディアは考える。
どうやら、《戴冠の戦》後、長く『黄金海賊船エルドラード』を放置するのは危険なようだ、とクローディアは考えた。
(「そう考えれば南極世界会議で奪還宣言がされたのは正解だったかもな」)
と、クローディアは得られた情報を咀嚼する。
想定していた答えとは違ったが、十分な成果と言えるだろう。
「さぁ、話は終わりか? 我はもっと喋っても構わんぞ?」
そう言って『海皇リヴァイアサン』は笑って見せる。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
レヴィアート・レクザット
アドリブ、連携歓迎
「シャーリー。ここは好きにして構わないわ」
ネメシス形態に移行。下半身が大きく伸びた尾、左右の翼は属性が違う別人格が現れる。
全ての海を支配するとは大きく出たな。だが気持ちは理解できなくもない。
海は全ての源。海こそすべて。それに勝るものは無い。
そして海に適応したものは決して多くは無い。その考えも理解出来よう。
だが賛同はせぬ。海は万人のモノ。
リヴァイアサンの名を騙るなら、これからの行く末は理解できるだろう?
祈るがいい。少なくとも貴様の破滅はすぐそこだ。
貴様の時間稼ぎもここまでだ。二度と海に帰ることは叶わん。
されどそれでは心残りであろう?せめて溺れて死ね。そして同胞たちに食い付かれて死ね。
……ついでだ。目の前で息絶えられては気分が悪い。護りの加護を増しておこう。
所詮貴様は海しか生きられぬ名に縛られた哀れな獣。境界を定めている様では結果は知れている。
我が身こそ、自由なるレヴィアタン。縛られる事なき獣よ。
それを証明して見せよう。我が同胞たち竜の牙、其の魂に届くまで倒れてくれるなよ。
リューロボロス・リンドラゴ
ふん。世界の七割を征するから最強、とはの。
何とも単純な、馬鹿げた理論だ。
だが。幼子、派手で分かりやすいのは嫌いではないよ。
ああ、そうだ。
我らは竜、我らこそドラゴン。
速くて、硬くて、大きい!
強いとはこういうことだと知らしめる存在なれば!
真体降臨。水竜激臨!
蒼き水竜のネメシスにて、我が同胞、シャリーディア(レヴィアート)、ガンドラと並び立とう。
思い知れ。
エルドラードの敵は我ら三竜だけに非ず。
ディアボロスだけに非ず。
貴様たちが奪いし歴史、その全てが、貴様たちの敵である。
リヴァイアサンを、全竜を騙る者が、七割程度で勝った気でおるなどと片腹痛いわあああああああああ!
戦友達のエフェクト束ね!
十割という限界を我らは超える!
百、千、万!!!
幼子、インフレ大好きであり、その極致こそドラゴン!
ルゥオオオオオオオ!
――死して生まれ変われ。“無限”を象るは竜である。
太陽の如き邪眼?
我を焼き尽くす?
ならば焼き尽くされる前に穿つまでよ!
この身が燃えるというのなら丁度良い。
炎の螺旋となりて貫こう!
捨て身の一撃よ!
ガンドラ・ブラッディア
(成程な。『海神』とは、よく言ったものだ。支配する海が、広ければ広いほど、何らかの干渉をし、他を圧倒するほどの、力を示せるか。他の切り札のように、恐らく発動自体は、時間を要するだろうが……看過は出来ん!)
話は結構。一刻の猶予すら、与えるに惜しい。
リューロボロス、そしてレヴィアート……いや、シャリーディア。海を解放する、大きな一歩を、共にいざ往かん……!
(咆哮と共にネメシス形態・巨躯の黒竜へ)
竜呪剣『幻想』・竜鼓動を発動。
剣持ちし、巨竜のオーラを纏い、この大障害を突破する……!
【パラドクス通信】を用い、仲間達と連携し、別方向から襲撃、我が巨剣のオーラを、竜爪と共に放ち、斬り砕くまで。
大洪水を放たれれば、【ガードアップ】にて、少しでも軽減しつつ、我が巨剣にて、負けじと返そう。
これ程の洪水を、一息に放つとはな。
しかして大災害を、突破出来ずして、何が竜か!故に我輩は、竜の矜持にかけて!この洪水を切り拓く!!
皆が重ねた力を、その想いを、甘く見てくれるな。
取り戻すが為、人も幻想も今、脈動する……!
シル・ウィンディア
銀髪青目の白黒翼の天使ネメシスモードにさらに変身。
さて、おしゃべりはここまで。
ここであなたを討って、海神へ挑ませてもらうよっ!!
世界樹の翼type.Aをくるっと一回転させてから構えるよ。
敵を中心に円を描くようにして移動を開始。
味方と挟撃になるような位置に来たら、高速詠唱で隙を減らした、十芒星精霊収束砲を撃つよっ!
さぁ、さっきとは一味違うよっ!いっけーーーっ!!
撃った後も、足は止めずに行動を。
初撃以降は、敢えて手薄な位置に配置して、孤立しているように見せかけるね。
これで、こっちに釣られてくれるならそれでいいし、釣られなかったら、他の人に意識が行っているから、敵の意識外から全力魔法での十芒星精霊収束砲で撃ち抜いてあげるっ!!
敵攻撃は、六芒星精霊盾で視線を遮るように防御
ふふ、さっきより痛くないね。
わたし達の強さ…。
それは、積み重ねた絆の強さでもあるっ!
…フィナーレに行こうか。
一斉攻撃するタイミングで叫ぶよ。
さぁ、わたしの全力全開、遠慮せずにもってけーーーっ!!
…これで一つの関門はクリア、だね。
アンゼリカ・レンブラント
ネメシス形態は聖女風姿へ
世界の七つの海を『海神』が支配する
それまでの時を稼ぐのが狙いか
でも「時間稼ぎ」をしてるのはこっちもそう
海賊島や他方面のジェネラル級が集う前に、
貴女を倒し海神に辿り着いてみせる!
仲間と足並みを揃え攻撃の機を合わせて、
必殺の神焔剣で斬りこむよ
私のありったけ、受け取れーっ!
敵からの反撃をしっかり堪えて一撃離脱、
相手の隙を窺い仲間の攻撃に合わせ再度切り込んでいくよ
【パラドクス通信】を駆使し
海皇をフリーにさせず、誰かは必ず攻撃を入れていくよう
間断なく攻めていき追い込んでいこう
流石に海皇、超強敵だね
でも先程よりさらに重ねた残留効果の恩恵を生かし、
盾と障壁で相手の攻撃を受け、痛撃を返していくね
未来が味方になるのはいつだって私達だ
今の私達は、先程までの私達と同じじゃないもの!
仲間のラッシュに合わせ最後の一撃を
捨て身の覚悟を胸に、全てを込めた
《神焔収束斬》で両断を狙い、勝利を掴むよッ
私達の積み重ねし幾多の絆よ
奪還を目前とした今こそ、最大まで輝けぇーっ!
さぁ、海神の顔を拝みにいこうか
(「成程な。『海神』とは、よく言ったものだ。支配する海が、広ければ広いほど、何らかの干渉をし、他を圧倒するほどの、力を示せるか。他の切り札のように、恐らく発動自体は、時間を要するだろうが……看過は出来ん!」)
そう、ジェネラル級アビスローバー『海皇リヴァイアサン』の言葉を咀嚼するのはガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)。ネメシス形態を取り、巨躯の黒龍へと姿を変えている。
「ふん。世界の七割を征するから最強、とはの。何とも単純な、馬鹿げた理論だ。だが。幼子、派手で分かりやすいのは嫌いではないよ」
その横で、蒼き水竜が笑う。彼女はネメシス形態を取ったリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)である。
「話は結構。一刻の猶予すら、与えるに惜しい」
「流石に時間が汝らの味方ではないことくらいは分かっているようだな」
そして、ガンドラがそう言うと、『海皇リヴァイアサン』は残念そうに大仰に肩を落として見せる。
「リューロボロス、そしてレヴィアート……いや、シャリーディア。海を解放する、大きな一歩を、共にいざ往かん……!」
「なら、始めましょう。シャーリー。ここは好きにして構わないわ」
ガンドラが咆哮すると、下半身に大きく伸びた尾と左右に翼を持つネメシス形態を取るレヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)も応じる。
「全ての海を支配するとは大きく出たな。だが気持ちは理解できなくもない。海は全ての源。海こそすべて。それに勝るものは無い。
そして、海に適応したものは決して多くは無い。その考えも理解出来よう。だが賛同はせぬ。海は万人のモノ。リヴァイアサンの名を騙るなら、これからの行く末は理解できるだろう? 祈るがいい。少なくとも貴様の破滅はすぐそこだ」
レヴィアートがそんな言葉を『海皇リヴァイアサン』に告げる。
「ふん、我にそんな口を聞く貴様らは何者だ?」
「答えよう。我らは竜、我らこそドラゴン。速くて、硬くて、大きい! 強いとはこういうことだと知らしめる存在なれば!」
『海皇リヴァイアサン』の言葉にリューロボロスが応じる。
三人の女性ドラゴニアンはいつでも戦える状態にあった。
「うん。おしゃべりはここまで。ここであなたを討って、海神へ挑ませてもらうよっ!!」
風翼の装飾と杖頭に藍鉱石の蕾を鏤めた白銀の長杖をくるりと一回転させてから構える銀髪青い瞳に白黒翼を持つ少女はネメシス形態のシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)だ。
「だね。海賊島や他方面のジェネラル級が集う前に、貴女を倒し海神に辿り着いてみせる!」
聖女風のネメシス形態を取るアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)もその言葉に応じる。
「ふん、ディアボロス風情が、雁首を揃えれば我を討ち取れるなどと思ってくれるなよ!」
『海皇リヴァイアサン』がディアボロスを笑う。盛大に尻尾が地面を打ち鳴らし、今この場に立っているディアボロス達を睥睨する。
先ほどまでのような誰かを見逃したが故に、と言った失態は犯さない、という意図が見える。
まず動き出したのは、シルとアンゼリカ。
『海皇リヴァイアサン』を挟撃するため、左右に走り出す。
「私のありったけ、受け取れーっ!」
アンゼリカも、魔力とオーラ操作で光の巨大剣を構築し、そこに神火を加えた必殺剣とする。
一気に地面を蹴り、『海皇リヴァイアサン』へ肉薄する。パラドクス『神焔収束斬』。
「さぁ、さっきとは一味違うよっ!いっけーーーっ!!」
一方のシルの周囲に火・水・風・土・光・闇の6属性が集い、ぶつかり合って消滅エネルギーへと変わる。それが純魔力エネルギーへと変換されると同時、太陽・星・月の魔法陣が魔力エネルギーを増幅し、時属性の魔法陣がそのエネルギーを収束させる。
結果、放たれるのは極めて高出力なエネルギーを無理矢理収束させて放つ限界突破の超出力エネルギー砲撃。
大型の一対の光の翼を展開しつつ、それは放たれる。パラドクス『十芒星精霊収束砲』。
「多少手を変えたところで我に勝てるなどと思うな!」
『海皇リヴァイアサン』はまず肉薄してくるアンゼリカの迎撃のため、大洪水を引き起こし、アンゼリカに差し向ける。
アンゼリカの必殺剣と『海皇リヴァイアサン』の大洪水がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
その状態のまま『海皇リヴァイアサン』は視線を巡らせ、シルに向けて睨みを効かせる。 シルの魔力砲と『海皇リヴァイアサン』の睨みがぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
結果は、拮抗。両者痛み分けの結果に終わる。
「流石に海皇、超強敵だね」
「うん、でも、ふふ、さっきより痛くないね」
アンゼリカの言葉にシルが笑う。
「だね、残留効果の恩恵を生かしていこう」
「わたし達の強さ……。それは、積み重ねた絆の強さでもあるっ!」
「戦いの最中におしゃべりか!」
二人の攻撃そのものはそこまで劇的に『海皇リヴァイアサン』を削るものではなかったが、しかし、確実に『海皇リヴァイアサン』の注意を二人だけに惹きつけた。
そして、その隙を逃すディアボロスではない。
「思い知れ。エルドラードの敵は我ら三竜だけに非ず。ディアボロスだけに非ず。貴様たちが奪いし歴史、その全てが、貴様たちの敵である。
リヴァイアサンを、全竜を騙る者が、七割程度で勝った気でおるなどと片腹痛いわあああああああああ! 戦友達のエフェクト束ね! 十割という限界を我らは超える! 百、千、万!!! 幼子、インフレ大好きであり、その極致こそドラゴン!」
リューロボロスの咆哮が響く。
龍の巨躯に相応しい巨大な角による回転突撃が、『海皇リヴァイアサン』に向けて突撃する。パラドクス『竜王螺旋大衝角』だ。
「チッ、しまった。やはり数が多いと厄介よのう!」
『海皇リヴァイアサン』は咄嗟に自身の失策を悟り、能動的な攻撃も振り分けて、リューロボロスを睨んで迎撃する。
それは太陽の如き一睨み。
「太陽の如き邪眼? 我を焼き尽くす? ならば焼き尽くされる前に穿つまでよ! この身が燃えるというのなら丁度良い。炎の螺旋となりて貫こう! 捨て身の一撃よ!」
リューロボロスの体が発火し燃え始めるが、リューロボロスはそれを意に解することなく突撃する。
元々一番槍を担った関係もあり、ダメージが積み重なっていたため、その捨て身の攻撃により『リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は重傷を負った』が、鋭い巨大な角が『海皇リヴァイアサン』を貫いた事実は変わらない。
「しまった。動けぬ!?」
『海皇リヴァイアサン』はリューロボロスの巨大な角に貫かれ、一時的に身動きが取れなくなる。
「リューロボロスの作ったこの隙を逃しはしない。剣持ちし、巨竜のオーラを纏い、この大障害を突破する……!」
ガンドラは自分自身を竜呪剣と定義し、魔力と呪詛を注ぎ込んで創った『巨剣を持った巨竜』を象ったオーラを纏って特攻を開始する。パラドクス『竜呪剣『幻想』・竜鼓動』だ。
「まずい!」
この時、『海皇リヴァイアサン』は本当の意味で初めて焦りという感情を見せた。
『海皇リヴァイアサン』は咄嗟に大洪水を放つ。
「これ程の洪水を、一息に放つとはな」
虚を突かれてなお、これほどの大洪水を放つ『海皇リヴァイアサン』を、ガンドラは素直に称賛していた。
「しかして大災害を、突破出来ずして、何が竜か! 故に我輩は、竜の矜持にかけて! この洪水を切り拓く!!」
だが、残留効果を重ね、ネメシス形態を取り、仲間の作った隙を突く彼女に、その程度の障害など今や問題にならない。
ガンドラが『海皇リヴァイアサン』に巨大な一撃を叩き込んだ。
「貴様の時間稼ぎもここまでだ。二度と海に帰ることは叶わん。されどそれでは心残りであろう?せめて溺れて死ね。そして同胞たちに食い付かれて死ね」
そして、さらにレヴィアートが動く。
パラドクス『竜往無沈』。
一時的に陸と空をまるで海の中であるかのように縦横無尽に泳ぎ出したレヴィアートは、それにより竜気の渦を発生させ、そこに『海皇リヴァイアサン』を沈める。
「我を沈めると!? この海皇たる我を!? 舐めるな!」
『海皇リヴァイアサン』は尻尾を大きく振って、その竜気の渦の対抗する。
竜気の渦と尻尾がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。だが、受け流しに優れたそのパラドクスは簡単には打ち消せない。
「レヴィアートさんを援護しよう。……フィナーレに行こうか。さぁ、わたしの全力全開、遠慮せずにもってけーーーっ!!」
「うん。私達の積み重ねし幾多の絆よ、奪還を目前とした今こそ、最大まで輝けぇーっ!」
さらにそこにシルとアンゼリカのパラドクスがさらに重ねられる。
「バカな。この我が水に溺れて死ぬだと!? 認められぬ、認められぬぞこのようなこと! おのれ、おのれ、おのれ! 海の上でなら、このような屈辱を受けることもなかったであろうに!!」
「所詮貴様は海しか生きられぬ名に縛られた哀れな獣。境界を定めている様では結果は知れている。我が身こそ、自由なるレヴィアタン。縛られる事なき獣よ。それを証明して見せよう。我が同胞たち竜の牙、其の魂に届くまで倒れてくれるなよ」
『海皇リヴァイアサン』が抵抗しようともがくが、レヴィアートの視界にレヴィアートにだけ見える光が攻撃を導く。レベル5にまで押し上げた【命中アップ】が最後に味方したのだ。
レヴィアートの展開する竜気の渦が消えた時には、もうそこに『海皇リヴァイアサン』の姿は残されていなかった。
ディアボロス達の勝利である。
「……これで一つの関門はクリア、だね」
そう言って、シルが笑う。
「うん。さぁ、海神の顔を拝みにいこうか」
それにアンゼリカも頷く。
ここでの戦いは終わったが、『黄金海賊船エルドラード』での戦いはまだ終わらない。奪還する時まで、その戦いは続くのである。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【水中適応】がLV2になった!
【土壌改良】LV1が発生!
【壁歩き】がLV2になった!
【断末魔動画】がLV2になった!
【一刀両断】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
最終結果:成功 |
| 完成日 | 2025年06月24日 |
| 宿敵 |
『海皇リヴァイアサン』を撃破!
|