ポルトガルの大元帥
攻略旅団の提案の成果もあり、火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦で生き延びたジェネラル級キマイラウィッチ『大元帥アルテュール3世』が、その軍勢と共に黄金海賊船エルドラードのポルトガルに漂着した事が判明しました。
アルテュール3世は、現在、ヴァスコ・ダ・ガマとの決戦が行われているリスボンに軍を進めており、このままでは、決戦中のヴァスコ・ダ・ガマを救出し、リスボンを制圧してしまうかもしれません。
アルテュール3世の軍勢のリスボン到達を遅らせるべく、遅滞戦術を行いつつ、キマイラウィッチの軍勢の撃破を行ってください。
!特殊ルール!
『リスボン総督府の決戦』完結時に、遅滞戦術の選択肢を『6』以上クリアしていなかった場合、ヴァスコ・ダ・ガマは『大元帥アルテュール3世』に救出され、生き延びてしまいます。
『リスボン総督府の決戦』完結時に、クリアした遅滞戦術の選択肢が『3』未満であった場合、『大元帥アルテュール3世』によってリスボンは制圧され、ヴァスコ・ダ・ガマと決戦を行っていたディアボロスは敗北してしまいます。
大元帥アルテュール3世
リスボン威力偵察部隊(作者 大丁)
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ポルトガル東部の海岸地域に漂着したジェネラル級キマイラウィッチ、『大元帥アルテュール3世』はただちに軍の再編成を行う。
「火刑戦旗ラ・ピュセルは敗北し、ディヴィジョンの大地はディアボロスに強奪された。更には、伏魔殿パンデモニウムも撃破され、生き残ったキマイラウィッチは散り散りとなってしまっている」
演説を聞くのは、すでに準備を整え終わった軍勢だ。
「だが、嘆く事は無い。この大元帥アルテュール3世がいる限り、我らが復讐は必ずや成し遂げられるだろう。漂着するキマイラウィッチを回収する為の部隊を残し、我らは、ポルトガルのリスボンへと向かう。かつては敵であったアビスローバーだが、ディアボロスへの復讐戦においては戦友となるだろう。リスボンのヴァスコ・ダ・ガマは知らぬ仲では無い。共に手を携える事に問題は無いだろう。……全軍、出撃! リスボンに向け、進軍を開始する」
「おーー!!」
鬨の声を上げ、再編成軍は部隊ごとの任務に取り掛かる。
「改めて申し上げます。『火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦』、お疲れさまでした」
ファビエヌ・ラボー(サキュバスの人形遣い・g03369)は、時先案内に先立ち、深々と頭を下げた。
車内への資料の掲出は済んでいる。
ポルトガルの地図、トループス級『ジャンダルム・スパッドール』のデータ、そしてジェネラル級『大元帥アルテュール3世』の画像だ。
大元帥は、断片の王ジャンヌ・ダルクに次ぐ強さを持つ、非常に強力な相手であった。
「『キマイラウィッチ残党』の動きは攻略旅団で警戒されており、一部がポルトガルに漂着したと確認されておりますわ。このジェネラル級については、特に警戒を強めておりましたから、漂着した配下の軍勢を再編した上で、アビスローバーの総督府があるリスボンに向かう事まで判明しております」」
これを放置すれば、現在行われているジェネラル級アビスローバー『ヴァスコ・ダ・ガマ』との決戦に、キマイラウィッチの乱入を許してしまう。
資料を眺めながら、依頼参加者の多くが危機感を抱いた。
同意し、頷く時先案内人。
「そうです。リスボンでのヴァスコ・ダ・ガマの撃破が難しくなるだけでなく、最悪、現地をキマイラウィッチに制圧されてしまう事態も考えられますわ。皆様、この軍勢の進軍を邪魔して到着を遅らせてください」
今回の作戦目的は、遅滞戦術を成功させ、ヴァスコ・ダ・ガマを撃破するまで、キマイラウィッチの軍勢をリスボンに寄せ付けない事となる。
それを達成した上で、多くの敵を撃破できれば、その後の大元帥アルテュール3世の軍勢との戦いが有利になるかもしれない。
ファビエヌは、ぬいぐるみを使って地図のあちこちを指し示させる。
「トループス級『ジャンダルム・スパッドール』は、航空騎兵型の魔女化自動人形です。大元帥アルテュール3世は、軍人系のクロノヴェーダを指揮することに長けておりますわ。この人形には先行してリスボンへの威力偵察を仕掛けるように命令を与えています。皆様には特に、この部隊への遅滞戦術をお願いします。ヴァスコ・ダ・ガマとの決戦が終わるまでに済ませる必要がございますから、ご注意くださいませ」
敵は飛行しているため、『飛翔』での不利はなくなり、『防空体制』は有利になるとのことだった。
プラットホームに降り、依頼参加者たちを見送るファビエヌ。
「大元帥アルテュール3世は真の力を取り戻し、多数の軍団員を得ました。その脅威は非常に大きくなっていると申し上げねばなりません」
リプレイ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
リスボン、そしてポルトガル解放のための戦いの邪魔はさせない
大元帥がどこに流れ着こうとも……やるべき事は変わらない
撃破への礎を積み上げて仕留めるのみ
遅滞戦術を行う
予知情報と合わせリスボンへの直線距離に当たる場所へ
【防空体制】を併用し、双眼鏡で観察し敵部隊を発見
樹々などの合間から狼煙を上げ、上空から気づくようにし
何かの目印に見えるよう色をつけておく
近づいてきた連中に見せるように
焚き火にオルレアンや女王の使っていた紋の旗を焚べる
自身は周囲の地形を利用し、迷彩コートを纏って木々や草、岩陰などに身を隠す
不意打ち攻撃即一撃離脱で、再び遮蔽物の影に隠れて移動
反撃はタワーシールドやSegenの魔力盾で対処
ディアボロスがどこかにいると探し回らせよう
挑発で復讐心を煽り
進路を歪めるように、一部の兵を飛び出させ後を追わせよう
敗残兵どもが!
その旗のようにジャンヌ・ダルクは燃え尽きた!
女王を失った魔女など恐ろしくもない
大元帥の旗印もすぐに加えてやろう
寄せ集めの兵など、狩り出して火刑台に並べてやるよ!
予知情報と合わせ、リスボンへの直線距離に当たる場所へと、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は急ぐ。
周囲の地形に樹々が増えてくる。
コートを裏がして迷彩柄を着直した。
「リスボン、そしてポルトガル解放のための戦いの邪魔はさせない。大元帥がどこに流れ着こうとも……やるべき事は変わらない」
撃破への礎を積み上げて仕留めるのみだ。
到着と同時に、物陰へと身体を滑り込ませる。『防空体制』を発動した。トループス級『ジャンダルム・スパッドール』が飛行してくるなら、その存在を察知しやすい世界へと変えてやる。
双眼鏡での観察で、航空騎兵型の編隊を発見できた。
指揮官に率いられた場合、集団戦での能力を発揮するやつらだ。いまはアヴァタール級が不在だが、ひょっとしたら大元帥の命令がそれに代わるかもしれない。
エトヴァは迂闊な攻撃は避け、樹々の合間から狼煙を上げた。
まだ距離はあるが、上空からは気づくはずだ。何かの目印に見えるよう、色もつけておく。リスボンまでのどこにディアボロスが布陣しているのか、敵は知らない。威力偵察が任務ならば、煙の正体を確かめるために、無理してでも急降下してくるだろう。
そして、連中が近づいてきたとき、エトヴァは見せるように火元へと投げ入れた。
オルレアンや女王の使っていた紋の旗を。
「敗残兵どもが!」
エトヴァは、隠れた位置から声を張り上げる。
「その旗のようにジャンヌ・ダルクは燃え尽きた! 女王を失った魔女など恐ろしくもない。大元帥の旗印もすぐに加えてやろう。寄せ集めの兵など、狩り出して火刑台に並べてやるよ!」
挑発で、『ジャンダルム・スパッドール』の復讐心を煽るのだ。
航空兵の機体のどこに生身の魔女化顔面があるかは、距離が遠くて判別つかなかった。
けれども、闘志を燃やしているのは動きでわかる。遅滞戦術は成功だ。
リスボン行きよりも、いまここでディアボロスに復讐を果たさんとしている。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
クロエ・アルニティコス
この自動人形も魔女化しているようですね。
他のディヴィジョンでは異なる種族をディヴィジョンの支配構造に取り込むのに相性の良し悪しがあるようですが、こうして他種族の戦力を自種族として取り込めるというのは他にない特性ですね。
尤も。ジャンヌ・ダルクとラ・ピュセルを滅ぼした今となってはそれが出来たとてどうということもないのですが。
復讐者を討とうと索敵を行うジャンダルム・スパッドールたちに対して攻撃を仕掛けます。
ストレリチアの種に魔力を注ぎ【ステュムパーロスバーズ・ストレリチア】。ステュムパーロスの鳥の象った植物の怪物たちを作り出し、空にはばたかせます。
空を飛ぶ敵に対し、ステュムパーロスの鳥の高速飛翔で貫き、切り裂いていきましょう。
私は地上に立ち、可能ならば【防空体制】で上空の様子を把握。回り込もうとする敵がいれば優先的に狙い、各個撃破してきます。
敵の兵装による炎の嵐は「守護の青薔薇」の防御結界で防ぎます。
戴冠の戦まであと僅か。敗残兵に構っている時間はありません……墜ちなさい。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
このタイプの自動人形達は……
魔女化する前から知っているからな……
情勢の激動を感じずにはいられない
グランダルメからラ・ピュセル、そしてエルドラードへ
漂着した彼らの立場もまた大きく変わった
だが、その復讐はとても……違和感がある
防空体制を展開、場にいる敵を観察し把握しつつ、飛翔し空中戦で迎撃
魔力の糸を編み、軌道に広げ絡め取ってPD攻撃
敵の動きを縛って的を止め、注意を引きつつ
自身は留まらずに飛び回り、地と空の立体的連携を意識し挟み打ち
自身に狙いが集中するなら、地表付近を飛び遮蔽物を掠めたり紛れ込んで利用
背を取られぬよう、撹乱軌道を取り一撃離脱を交えて後を追わせない
追ってくれば少数を釣り出して分断しよう
仲間と狙いを合わせ、基本は倒せる敵>より消耗した敵の順に数を減らす
敵の攻撃には、Segenの魔力盾を展開して防ぎつつ、炎熱の嵐の領域を突っ切り速やかに離脱
強化コートで身を守る
異郷であっても空は美しい
その復讐で焦がすならば、止めてみせよう
さて、大元帥の足止めはしたが……ここから、だな
エイレーネ・エピケフィシア
もう一体の大元帥の力と合一したアルテュール3世の実力は、アーサー王や融合決戦型アルタン・ウルクにも比肩するものでした
新宿島の力なしで討ち果たすことは困難を極めるでしょうが、都市と人々を守り抜くためには避けて通れない相手です
【防空体制】状態で敵位置を素早く把握し、重ねた【飛翔】の最高速で突撃します
仲間の技が敵群の先頭集団に穴を穿ち、或いは動きを縛ったところで、『飛天旋舞斬』を発動
陣形を乱された敵群の中に飛び込み、《神護の長槍》による斬撃や刺突を浴びせながら空を翔けます
敵陣の外周のみならず内部まで切り崩した後、最後の標的を倒す時に加速の勢いのまま敵中を突破したり、急降下することで追跡を振り切りましょう
機関砲は盾で防ぎ、回転する槍の穂先はこちらの槍で叩き落としながら、仲間の技がまた敵陣をかき乱したところで攻勢に転じます
前衛として振る舞って注意を引き付ければ、仲間も動きやすくなるかと
この先に在るリスボンは、アテーナー様の寵厚きオデュッセウス様ゆかりの伝説が残る街です
怪物どもに蹂躙などさせません!
地形の起伏で、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は味方と合流した。
追加の情報を話す、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)。
「もう一体の大元帥の力と合一したアルテュール3世の実力は、アーサー王や融合決戦型アルタン・ウルクにも比肩するものでした。新宿島の力なしで討ち果たすことは困難を極めるでしょうが、都市と人々を守り抜くためには避けて通れない相手です」
と、自身の意見も述べる。
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は敵を凝視する。
「飛行中の自動人形たちは、魔女化しているようですね」
「そう、あのタイプは……キマイラウィッチに合流する前から知っているからな」
エトヴァは深く、息をついた。
「情勢の激動を感じずにはいられない」
「はい。他のディヴィジョンでは異なる種族をディヴィジョンの支配構造に取り込むのに相性の良し悪しがあるようですが、こうして他種族の戦力を自種族として取り込めるというのは他にない特性ですね」
と、クロエ。
「尤も。ジャンヌ・ダルクとラ・ピュセルを滅ぼした今となってはそれが出来たとてどうということもないのですが」
また、見上げた。
復讐者を討とうと索敵を続けるトループス級『ジャンダルム・スパッドール』たち。
その規模も把握できたので、こちらから仕掛けることとなる。クロエの手から、ストレリチアの種が地面に撒かれる。
魔力で発芽するまでのあいだに、エトヴァが先陣をきって飛翔した。
「グランダルメからラ・ピュセル、そしてエルドラードへ。漂着した彼らの立場もまた大きく変わった。だが、その復讐はとても……違和感がある」
肉薄するにつれ、生身の顔の怒りが見えてきても、だ。
まずは、撹乱軌道を取り、敵編隊を乱したのちに一撃離脱を試みた。
後続はすぐに上がってくる。『ステュムパーロスバーズ・ストレリチア』で作りだされた、ステュムパーロスの鳥を象った植物の怪物たちがはばたく。エイレーネも続き、陣形を乱された敵群へと、『神護の長槍』による斬撃を浴びせながら空を翔ける。
クロエは、その場に立ったままで、上空での様子の把握に努める。
発芽させた怪物への指示出しと、敵戦法への警戒だ。
他のディヴィジョンで再編、覇権を取り戻そうとする軍の兵士らは、不死鳥を自認しているかもしれない。
ジャンダルム・スパッドールは、重火力兵装を使って炎熱の嵐、『フェニックス・ブレイズ』を振りまいた。地上にまで含まれる領域を、クロエは『守護の青薔薇』の防御結界で防ごうとする。
空中のエトヴァは、白銀のガントレット『Segen』から魔力盾を形成し、嵐のなかを突っ切った。
熱の領域から離脱したエトヴァの周りで炎が振り払われる。火の粉が散ると、迷彩柄に少し焦げ目のついた強化コートの布地があらわになった。彼の脇を、クロエの鳥が追い抜いていく。
「【戴冠の戦】まであと僅か。敗残兵に構っている時間はありません……墜ちなさい」
妖花の魔女からの命令で鳥たちは、空戦人形の翼をつぎつぎと穿った。
兵に復活は叶わぬと告げるかのように。
飛行能力を失っても、トループス級たちはその場にとどまっている。いや、鳥に射抜かれるより前に、ジャンダルム・スパッドールは空間に張りつけられていた。ゆえに、いいマトだったのだ。
「――潜み、描いて、網と成れ。『Federtanz(フェーデルタンツ)』」
エトヴァが、やや強引にでも銃撃の嵐に突っ込んだのはこのためだ。
飛び回るあいだに魔力の糸を編み、敵の軌道に広げて絡め取る。
銀糸は、不可視に近い極細で、縦横に張り巡らされたいま、かかった獲物は不死鳥どころか絶命間近の虫だ。
「異郷であっても空は美しい。その復讐で焦がすならば、止めてみせよう」
外套の裾をひるがえし、残った敵兵にも糸をのばす。
エイレーネは、長槍を構え直した。
仲間の技が敵群に穴穿ち、動きを縛ったところで『飛天旋舞斬(エナエリオス・エリグモス)』を発動する。
信仰が齎す加護を物理的なエネルギーに変換し、超加速を得る。
いっぽうで、自由が効かぬならば、と魔女人形たちは装備を換装した。
反射型防御シールドに機関砲と騎槍の複合。『アルミューレ・レフレクシオン』で、囚われたままでも迎撃陣形を維持するつもりだ。
銃弾に、鳥の植物構造と銀糸の網を破壊されるものの、ディアボロスたちは『飛翔』を重ねていた。エイレーネの戦技は、その効果を方向転換や安定した減速に用いることができる。銃撃を避けたのちに、敵陣の外周のみならず内部まで切り崩す。
最後の標的には、加速の勢いのまま穂先を深く突き入れた。
はからずも戒めが解け、トループス級『ジャンダルム・スパッドール』の遺骸は墜ちる。
樹々のあいだへと。
「この先に在るリスボンは、アテーナー様の寵厚きオデュッセウス様ゆかりの伝説が残る街です。怪物どもに蹂躙などさせません!」
「さて、大元帥の足止めはしたが……ここから、だな」
エトヴァは着地後、念のために空を見渡す。
植物を解除したクロエは頷き、降下してくるエイレーネを地上で迎えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV3が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!