漂着した賢獣スピンクス軍勢を撃破せよ
火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦後、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ(の疑似ディヴィジョン外の海)に漂着したジェネラル級キマイラウィッチ『賢獣スピンクス』の軍勢の掃討を行います。
スピンクスは、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダのクロノヴェーダに迎えを要請しようと試みていたようです。
ですが、攻略旅団の提案によって事前に対策が行われていたため、アーディティヤからの救援が行われる前に、スピンクスの軍勢に攻撃を仕掛ける事が可能になっています。
アーディティヤの救援が行われる前に敵戦力を撃破し、スピンクスを倒せれば、今後も蛇亀宇宙リグ・ヴェーダに漂着するキマイラウィッチはいなくなるでしょう。
賢獣スピンクス
リグ・ヴェーダに漂着したスピンクス軍は戸惑う(作者 天木一)
#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ
#漂着した賢獣スピンクス軍勢を撃破せよ
#漂着キマイラウィッチ
#賢獣スピンクス
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●賢獣スピンクス
「ここがリグ・ヴェーダか。獣神王朝エジプトと同様に、神が支配するディヴィジョン……」
蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの海に漂着したジェネラル級キマイラウィッチ『賢獣スピンクス』が海面から周囲を見渡す。だがそこにはただただ広い海しか見えない。
「ですが、見渡す限り大地の影すらありませんが……。まさか、あの空に浮かぶ島が、リグ・ヴェーダだというのか?」
困惑していると空に浮かぶ島に気付き、このディヴィジョンの陸地は空にあるのではと思い至る。
「まずい、リグ・ヴェーダの神と接触する前に、こんな海の上で、ディアボロスに発見されれてしまえば……」
最悪の事態になる前に手を討たねばと慌てて共に流れ着いた配下に顔を向ける。
「お前達、漂着した軍勢の再編を行い防衛態勢を整えなさい。その間に、私は、あの空の大陸に連絡を取ります……」
「はっ! 我らにお任せあれ!」
命令を受けたアヴァタール級達が一斉に動き出し、スピンクスは空に浮かぶ島を見上げた。
●新宿駅グランドターミナル
「いぇー、みんなの大活躍で火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦に勝てたね。おめでとー」
音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が奪還戦の勝利を祝う。
「10体ものジェネラル級が最終人類史に攻め込んで来て、めちゃピンチな感じだったけど、完璧な防衛で一般人に一人も被害が出なかったみたい」
事前準備も入念に行い、最優先で防衛した為に犠牲者が出ることは防げた。
「ただ防衛優先だったから、ジェネラル級のキマイラウィッチを多数逃がしちゃったんだよね。生き残ったジェネラル級は別のディヴィジョンに漂着するだろうけど、今回の奪還戦は別ディヴィジョン勢力が参加してなかったから、どこに流れ着くかははっきりしてないみたい」
いつもならば参戦していた他ディヴィジョンに流れ着くが、今回は単独だった為にその予想がつかない。
「でも、前もって攻略旅団で対策をとってたリグ・ヴェーダについては、漂着直後のジェネラル級の情報をゲットできたよ。やったね」
攻略旅団で事前に対策していたリグ・ヴェーダに漂着したジェネラル級の情報が掴む事が出来た。
「さっそくリグ・ヴェーダに漂着した、ジェネラル級キマイラウィッチ『賢獣スピンクス』の軍勢の攻撃に向かおー」
逃げたジェネラル級への追撃を行う事となる。
「漂着したスピンクスの軍勢は、冥海機ヤ・ウマト奪還戦後に漂着した冥海機と同じで、なにもない大海原に漂着したみたい。冥海機と違って、ジェネラル級がいっしょに流れ着いたから指揮系統はちゃんとしてるっぽいよ」
ジェネラル級が指示を出すことで、混乱を早々に収めようとしている。
「今はスピンクスの命令で、側近ともいえるアヴァタール級たちが、漂着して混乱してるトループス級をとりまとめて、ディアボロスへの防衛態勢を取ろうってしてるみたい。それだけじゃなくって、スピンクスはリグ・ヴェーダに救援を要請しているんだって」
アーディティヤも戦力となるジェネラル級の呼びかけなら、取り込もうと早急に救援の部隊が派遣される事だろう。
「だから急いでスピンクスの軍勢をやっつけて、スピンクスとの決戦を挑めるようにしよう」
今ならば防衛態勢を整う前に叩くことが出来る。上手く殲滅できればジェネラル級との決戦にも持ち込めるはずだ。
「みんなに戦ってもらうのは、アヴァタール級マミー『掌握王イクリール』と配下のトループス級エンネアド『狗頭神官』の部隊だよ。それとこの部隊が回収しようとしてる、海を漂うトループス級『マミー兵団』もいっしょに叩いておけば、敵戦力を大きく減らせるよ」
イクリールが漂着したマミー兵団を配下に入れようとしている。指揮官の居ない今ならばマミー兵団は数が多いだけの烏合の衆なので容易く蹴散らせるだろう。
「賢獣スピンクスは獣神王朝エジプトのマミーやエンネアドの復讐の念から生まれたんだって。だから獣神王朝エジプトの知恵を受け継いでいるかも。もしそうなら、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダのアーディティヤが、獣神王朝エジプトの高いクロノ・オブジェクト技術を得ることになるかもだから、合流する前に確実に叩いて不安を消しときたいよね」
万が一のことを考え、アーディティヤに合流する前に倒してしまいたい。
「決戦を挑むためにも期限までに作戦を成功させないとね。もし間に合わなかったらアーディティヤの救援部隊も含めての戦いになって大変さが増すかも、たぶん」
期日までにスピンクスの軍勢を叩いておかなければ、アーディティヤの部隊が合流して戦いは混迷を極めることになる。
「奪還戦が終ったばかりだけど、まだまだ取り戻したい大地はたくさんあるからね。めちゃ疲れてると思うけど、アーディティヤが力をつけないように、スピンクスの軍勢を叩き潰しにいこう」
遥風は奪還戦を終えて休む間もなく新たな戦いに赴くディアボロスに声援を送った――。
●海に浮かぶマミーの軍勢
「ここは一体どこだ!?」
「これは川……いや、海か? 俺は泳いだことがないんだ!」
トループス級『マミー兵団』が突然大海原に放り出され、海に慣れぬこともあって大きく混乱して騒いでいた。
「静まれ!!」
そこへ現れたアヴァタール級『掌握王イクリール』が一喝する。
「余は掌握王イクリールである!! マミーどもよ! 貴様らの王であるぞ!!」
「おお!! 王だ!!!」
「よかった……この地に流れ着いたのは我々だけではなかったんだ」
ほっとマミー達が安堵の声を漏らした。
「安心せよ! この地にはスピンクス様も来ていらっしゃる。それに空を見上げよ、あの空に浮かぶ島こそがこのディヴィジョンの大地なのだ!」
「空に浮かぶ島が!?」
「そんなディヴィジョンが存在するのか!!」
つられて見上げたマミー達が空に浮かぶ島に気付き驚きの声を上げた。
「これより我々はスピンクス様の元でディアボロスの襲撃を警戒して防御態勢を整える! 急ぎ移動するのだ! 余に続け!!」
「「ははっ!!」」
掌握王イクリールに続いてマミー達が慣れぬ海を泳いで動き出した……。
リプレイ
白尾・真狐
・考え
マミーくん達、頑張って海泳いでる……
大丈夫かな?乾燥してそうだからお水吸って沈んじゃわない?
いやまぁ、だからと言ってて加減はできないんだけどね?
……恨まないでね!!
・行動
【飛翔】でほどほどの位置を飛びながら
頑張って泳いでるマミーくんたちを電光石火・篝火狐鳴で銃撃して攻撃するよ!
これも勝負の世界……許してねマミーくん達!!
反撃は毒喰らったらやーなんで増設スラスターで受け止めたりして
ダメージを減らすようにして受けるよ!
毒なんてずっこいとおもわないのぉ?
・性格、話し方
一人称は僕
楽観的であんまり深刻な雰囲気じゃない
ダメージ喰らってもいたーい!もうおこなんだからね!
とかそんな感じにふんわり
アドリブや味方との連携も歓迎!
獅子城・羽鳥
奪還戦で東京守り切ってほっとしたが、キマイラウィッチの最後の一匹が消えるまでは安心できない
こいつらも今は魔女化してるのか…?
元々は根性腐れを極めたキマイラほど悪辣ではなかったのだろうが、獣神王朝の技術と共に魔女化が他ディヴィジョンに拡がるのはかなり危険だ
まずはここで潰す!
【水中適応】と仲間から借りた【飛翔】で現場に急行して水中から奇襲
(スエニョは犬かき上手くなったな)
敵が水中戦に慣れていないなら神官やイクリール相手にも水中適応が役立ちそうだ
射程距離に入り次第、スエニョと一緒に『コンビネーショングレネード』をぶっ放す!
スピーディーかつ焦らずに行くぞ
敵の反撃に対しては予め魔力障壁を展開してダメージを抑えよう
可能なら《一撃離脱》と【水中適応】を駆使して水中に逃れ、致命傷だけは避ける
どれだけ俺達ディアボロスが憎くても魔女どもと同じところまで堕ちるのは駄目だ
これ以上罪を重ねる前にここで終われ
●海に沈むマミー
「ここはどこなんだ!?」
「他に流れ着いている者はいないのか? アヴァタール級がいれば指揮下に入れるのに……」
リグ・ヴェーダに漂着したトループス級『マミー兵団』が海ばかりの周囲を見て混乱していた。
「マミーくん達、頑張って海泳いでる……」
【飛翔】でほどほどの高さを飛ぶ白尾・真狐(まったり狐娘・g05562)が、まだ指揮官と合流できずに海を彷徨い泳ぐマミー兵団を見下ろす。
「大丈夫かな? 乾燥してそうだからお水吸って沈んじゃわない? いやまぁ、だからと言ってて加減はできないんだけどね?」
明らかに海という場所に向いてないマミー達を見て、少々憐れに思いながらも戦闘準備を整える。
「奪還戦で東京守り切ってほっとしたが、キマイラウィッチの最後の一匹が消えるまでは安心できない」
獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)も【飛翔】を借りて現場に駆けつけていた。
「こいつらも今は魔女化してるのか……? 元々は根性腐れを極めたキマイラほど悪辣ではなかったのだろうが、獣神王朝の技術と共に魔女化が他ディヴィジョンに拡がるのはかなり危険だ。まずはここで潰す!」
滅びたディヴィジョンの力が他に渡る危険性を潰してしまおうと、【水中適応】を使って海に潜る。
(「スエニョは犬かき上手くなったな」)
羽鳥は一緒に泳いで付いてくるパンツァーハウンドの『スエニョ』を見て微笑み、共に海中から敵へと静かに接近する……。
「……恨まないでね!!」
空を飛ぶ真狐はパラドクス『電光石火・篝火狐鳴(デンコウセッカコウカコメイ)』を発動し、フライトデバイスとスラスターのブーストを吹かして加速し、一気に超スピードで接近すると〈軽量型マシンガン〉を頭上から連射して弾丸を浴びせ、海面から出ている頭部を撃ち抜いた!
「うぎゃっ!?」
奇襲で撃ち抜かれたマミー達が何が起きたかも分からぬまま海を鮮血に染めて沈んでいく……。
「ディ、ディアボロスの襲撃だ!!」
「こんな場所まで追ってくるなんて!」
大慌てでマミー達が迎撃態勢を取ろうとするが、その動きはバラバラで海中ということもあって鈍かった。
(「流れ着いた先でも攻撃を受けて混乱しているようだ。空に注意が向いている今が好機!」)
水中から海面の敵を見上げた羽鳥は、パラドクス『コンビネーショングレネード』を発動する。
「ぶっ放してやろう、スエニョ!」
呼びかけるとスエニョが咆え、羽鳥が右膝から携行式迫撃砲〈ニーグレネード〉を展開して榴弾を撃ち出し、スエニョも背負った砲から榴弾を放って、同時に敵陣に爆発を起こす!
「うぐあああああああああっ!!!!」
「爆撃!? うげぁっ!!!!」
海中からの不意打ちに直撃を受けたマミー達が吹き飛ばされ、身体が砕け散って海に飛び散った。
「海中にもディアボロスが潜んでいるぞ!」
「逃げろっ! 上と下から挟撃されたのではどうしようもない!」
マミー達は右往左往して逃げ回るが、慣れぬ海を泳いでその動きは遅い。
「もうみんなバラバラに逃げようとして大混乱だね」
真狐が空から大混乱を起こすマミー達を見て、追撃のチャンスだと旋回して再び超加速して頭上を飛び抜ける。
「これも勝負の世界……許してねマミーくん達!!」
謝りながら軽量型マシンガンから弾丸を雨のように降らせ、マミー達の身体を穴だらけにしていった。
「ひっ! また来た!!」
「うぶっ溺れ――」
被弾したマミー達が溺れ、海中へと沈んで動かなくなった。
「……まだ反撃は来ないか。なら攻撃を継続しよう。スピーディーかつ焦らずに行くぞ」
海中から敵の様子を見上げた羽鳥はすぐに攻勢の判断を下し、スエニョと再び砲撃し榴弾を爆発させて薙ぎ払う!
「ぐあああああっ!!!」
爆発に呑み込まれたマミー達がボロボロになって海を漂う。
「このままじゃ全滅する! なんとか反撃するんだ!」
「そ、そうだ、ディアボロスを倒すして道を切り開くしかない! 復讐するんだ!!」
このままでは殺されるだけだと、魔女化しているマミー達が復讐心を燃やして起死回生を狙い反撃に出る。海を蹴って飛び上がり毒を塗ったシックルソードで斬り掛かる!
「毒は喰らったらやーだね」
下から迫る刃を真狐は〈近接戦闘用ブレード〉で弾き、側面から来る斬撃を〈増設スラスター〉で受け止めた。
「防がれた!!」
「押し込め! 少しでも傷をつければ毒で倒せる!」
「毒なんてずっこいとおもわないのぉ?」
必至に刃を当てようとするマミー達に、真狐は文句を言いながら毒なんて喰らって堪るかと防ぎ続ける。
「活路を上に求めたか。マミーならばそれも当然の選択だな」
海中が苦手なマミーは海上での戦いに集中しているのを羽鳥は納得し、それならばさらなる攻撃を加えようと距離を詰める。
「どれだけ俺達ディアボロスが憎くても魔女どもと同じところまで堕ちるのは駄目だ。これ以上罪を重ねる前にここで終われ」
スエニョと同時に砲撃をぶっ放し、真狐を狙うマミー達に榴弾を直撃させて吹っ飛ばした!
「しまっ――ぎゃああああああ!!!!」
「体勢が!」
「攻撃の手が止まったね。ならこれで終わりだよ!」
何とかぼろぼろになっても生きているマミーに向かって真狐が反撃に出て、マシンガンの銃口を向けるとありったけの弾丸を叩き込んで全身を穴だらけにした!
「こんなどことも知らぬ海で死ぬなんて……こんなことなら獣神王朝で死んでおくべきだった……」
マミーが海に落ちるとそのまま暗く深い底へと沈んでいった……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
●間に合わなかった掌握王イクリール
「マミーどもが沈められているだと!!」
遅れてやってきたアヴァタール級『掌握王イクリール』が、『マミー兵団』が海の藻屑となる光景を見て驚きの声を上げた。
「もうディアボロスの手がここまで伸びているというのか! 早過ぎる!!」
そしてそれを成したディアボロスの恐るべき戦力に脅威を覚えた。
「合流するはずの戦力が削られている。これは、勝てませぬな……」
「ここは撤退して本陣と合流すべきかと」
従う護衛のトループス級『狗頭神官』がディアボロスの戦力に敵わぬと見て王に進言する。
「口惜しいが、我らだけでは勝てぬ! 戻って他の者どもと合流して守りを固めるぞ!!」
即座にこの戦力では勝てぬと判断し、掌握王イクリールは後退を宣言して狗頭神官を率いて泳いで撤退する。
しかし、ディアボロスがそれを見逃すはずもなく、マミー兵団を殲滅した勢いに乗って攻撃を仕掛けた――。
アスナ・シュヴェーゲリン
さて、キマイラウィッチの残党掃討をしなければ、ですね
ここで逆恨みの復讐を終わらせる段取りとしましょう
大鎌を構え、パラドクスを発動
戦場内に起きている事象を一瞬で全て把握
そこから確率を逆算して偶然を引き寄せていく事であらゆる『必然』を手繰り寄せ、大鎌が狗頭神官の首を刈り取る様に立ち回り掃討していく
スピンクスは、あなた方にとって獣神王朝エジプトを復興させる最後の希望なのでしょう
しかし、仕える相手を間違えましたね――逆恨みを滾らせ強化する種族等、何の魅力もないし……未来も無いでしょう
復讐が全てのクロノヴェーダの根源たる感情、というならば――妾達の復讐を以て、塗り潰されると良いでしょう
仕える残留効果を全て使い、自己強化を施してから冥界へと引きずり込む黒き手を刈り取って迎撃し、受けと捌きを適宜使い分けてダメージを最小限に抑えながらトループスを掃討していく
さて、次は貴方です
掌握王……『王』を名乗るなら異種族の『将』たるジェネラル級に使える矛盾が、貴方を殺すと知りなさい
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
獣神王朝を奪還したのが2022年の12月
エゼキエル戦争の大天使達よりも、彼らは長い旅をしてきたのかもしれないな……
だが、その信仰に魔女化を混ぜて、異教の信仰に頭を垂れて何を為そうというのか……
戦況と敵位置を観察しつつ把握
泳いで撤退する集団に、海面付近の低空を【飛翔】し高速接近し追撃
敵の位置を把握しつつ、PD攻撃を仕掛ける
蒼い雷を纏って飛翔、 電撃を飛ばし攻撃
狙いを揃え、倒せる敵>より消耗の大きい敵を目安に狙う
ただし、戦場から離脱を果たそうとするものは優先
……さすがに護衛の役を投げ出しはしないだろうが
敵の杖を振る動作を看破、また攻撃後は反撃に備え
敵の攻撃に対し、黒き手を空中機動でいなし、魔力障壁で防御
敵が多いうちは低空を維持、反転し不規則な軌道を描き多方向から攻撃を仕掛けて撹乱し
なるべく敵集団の外側から敵を相手取る
数が減ってきたら、仲間と挟撃できる位置へ
獣神王朝エジプトのエンネアドは強大であった
今のそれが民に平安をもたらす信仰でないのなら……
滅びた地にその存在を還し眠れ
●王の護衛
「獣神王朝を奪還したのが2022年の12月。エゼキエル戦争の大天使達よりも、彼らは長い旅をしてきたのかもしれないな……」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は流浪の旅をして、リグ・ヴェーダにまで辿り着いたマミーやエンネアドに少々憐れみの籠った目を向ける。
「だが、その信仰に魔女化を混ぜて、異教の信仰に頭を垂れて何を為そうというのか……」
どんな渾沌とした力が生まれるか想像もできない。そしてそれはきっとディアボロスにとって脅威となると確信し、ここで海に沈めて災いの芽を摘むべく敵を観察する……。
「さて、キマイラウィッチの残党掃討をしなければ、ですね。ここで逆恨みの復讐を終わらせる段取りとしましょう」
アスナ・シュヴェーゲリン(藍血魔女・g07162)は魔女化したマミーやエンネアドを逃しはしないと、【水中適応】を借りて海中で〈空を枯らし渇かす藍血の大鎌〉を構えると、パラドクス『藍血貴承・必然を物質化するは神託化する理解(ブラッドロード・マドモワゼル・ベー)』を発動する。
「魔女の名と血において奇跡を齎す。其れは偶然を必然に昇華する御業、遍く事象に宿る数理の理解は神託に等しい」
戦場内に起きている事象を一瞬で全て把握し、そこから確率を逆算して偶然を引き寄せていく事であらゆる『必然』を手繰り寄せる――。
「ディアボロス! 待ち構えられていたか!」
「王をお守りするのだ! 攻撃を!」
それに気付くいた狗頭神官が泳ぐのを止め、護衛として杖を手に召喚術を発動しようとするが、その動きを読んでいたアスナはそうなるのが当然のように自然体で接近して大鎌を一閃し、海面から出ている狗頭神官の首を刈り取った!
「がっ――」
白目を剥いて首が海に落ち、力を失った体も沈んでいく……。
「ぶはっ! 近づかれてるのを感知できない? パラドクスの能力か。ならばこちらもパラドクスで対抗するのです!」
海に潜って距離を取った狗頭神官は、海面から顔を出して反撃しようとアスナへ意識を向ける。
「慣れぬ海での戦いでは周囲に気を配る余裕もないようだな。ならばこちらも続けて仕掛けよう」
敵が反撃する前に、エトヴァが続いて【飛翔】で低空を飛び高速接近して追撃する。
「海に引きずり込んで……何か飛んで?」
「遅い――」
狗頭神官がエトヴァを視界の端に捉えた時には既に遅く、間合いに入ったエトヴァはパラドクス『ヘブンズレイダー』を発動し蒼い雷を纏って矢のように飛び、電撃を周囲に飛ばして頭上から狗頭神官達に叩き込んだ!
「ギャッ!!!!」
「身体が、痺れて………!」
衝撃を受けて意識を失った狗頭神官達がゆらゆらと海に揺られながら海底へと沈む。
「まだ他にもディアボロスがいましたか!」
「このままではいいようにやられるばかりです……我々ではディアボロスに勝てないのか………」
不慣れな海での戦い。しかも敗戦によって流されて来たとあっては士気も下がり、狗頭神官達が弱気になる。
「抗え! この地で再起せねば我らにもう行き場などないのだ! 怒りを燃やし復讐せよ!!」
「そうです! このような苦難に見舞われるのも全てディアボロスの所為だ! ここで打ち破らねば我らに未来はない!!」
「ディアボロスめ! 赦さぬ!! 一矢報いてみせましょう!!」
掌握王イクリールの激励を受け、狗頭神官が復讐心を燃やしてディアボロスを迎撃しようと海中から黒き手を召喚する。その手が冥界へと引き摺り込もうとディアボロス達の向かって足に伸びた。
「スピンクスは、あなた方にとって獣神王朝エジプトを復興させる最後の希望なのでしょう」
アスナは故郷を失い流れ流されてこの地までやってきた敵を見渡す。
「しかし、仕える相手を間違えましたね――逆恨みを滾らせ強化する種族等、何の魅力もないし……未来も無いでしょう」
キマイラウィッチに仕えても未来などないと断言し、敵の闘志に水を差しながら迫る黒き手を大鎌の一振りで刈り取った。
「復讐が全てのクロノヴェーダの根源たる感情、というならば――妾達の復讐を以て、塗り潰されると良いでしょう」
必然のようにアスナは相手の動き出しに合わせて水中を動き、カウンターを叩き込んで大鎌で首を刎ねた!
「強い! 魔女化した我々でも歯が立たないのか!」
「弱気になるな!! 復讐の強き意思が今の我らの力となるのだ!!」
掌握王イクリールが喝を入れると、狗頭神官は踏み留まって黒き手を操る。
「王を名乗るだけあって配下の士気を高めるのは得意なようだ。だがもうその手腕を振るうべき軍勢は居ない」
エトヴァも近づいてくる黒き手を空中機動で動き回っていなし、迫る方向をコントロールして魔力障壁で防ぐ。
「先に軍勢を叩けたのは僥倖だったな。後は少数の敵を沈めるだけだ」
そしてエトヴァは反撃に出て、アスナと挟撃するべく反対側を飛んで蒼い雷を浴びせる!
「グ、ゥガアアアッッッ!!!!」
「王よ、どうか、お逃げ下さ………」
悲鳴を上げて狗頭神官達が薙ぎ払われ、主を守り切れずに海の藻屑と消えていく。
「獣神王朝エジプトのエンネアドは強大であった。今のそれが民に平安をもたらす信仰でないのなら……滅びた地にその存在を還し眠れ」
見下ろしたエトヴァは、エジプトからの長き旅路が終った憐れな者達に暫し安らかな眠りを祈った……。
「さて、次は貴方です。掌握王……『王』を名乗るなら異種族の『将』たるジェネラル級に使える矛盾が、貴方を殺すと知りなさい」
護衛が全滅すると、アスナは残された最後の一人、『掌握王イクリール』に大鎌を向けた。
「余の配下をこうも容易く屠るとは……我らがこの地まで追いやられたのも必然ということか……だが!」
掌握王イクリールが沈む配下を見て顔をしかめ、それでも闘志を高める。
「余は王ぞ!! 王さえ生き残れば再起の可能性は残る! 何としてもこの危難を乗り越え、さらに強くなってディアボロスに復讐してくれよう!!!」
絶対に生き残ってみせると、掌握王イクリールは強行突破するべく潜って泳ぎ始めた――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建物復元】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
獅子城・羽鳥
※連携、アドリブ歓迎
こんなことなら獣神王朝で死んでおくべきだった…か
海で死ぬこと以上に、魔女化したまま死んだことの方が遥かに不幸だと思うがな
そして部下や民にそう思わせたのは王失格だ
…せめてくたばった後はエンネアドに戻れ
部下に詫びて、かつての同胞と共に眠れるように率いて連れてってやれよ
スエニョと共に【水中適応】と高度を絞った【飛翔】、《空中戦》《水中戦》技能を駆使して海中と空中をスピーディーかつ変則的に動き回って敵を翻弄し、ほんの僅かな一時でも《精神集中》して『エアースナイプ』で狙撃してやる
スエニョもしっかり砲撃で追い討ちかけてくれよ
敵の反撃には予め魔力障壁を展開してダメージを抑え、《一撃離脱》で致命傷は避けたい
(編集中)
大澄・蓮
漂流して戸惑う、外様クロノヴェーダ…
デジャブ!?
だよねぇ、割と漂着難易度高いよね、ここ
遠路はるばる時代もディヴィジョンもこえて辿り着いて
海上戦になれて無さそうなところ悪いけど
運が悪かったね、ここで消えて貰おう!
おっと、敵が水中に潜っちゃった
なら俺も【水中適応】を借りて水中戦だよね
海に潜って【光学迷彩】でそっと近づき
敵の不意を突いて不可能弾の一撃
パラドクス戦だと不意を突けるのは一回こっきりだけど、足止めくらいにはなるかな?
後は、仲間が畳みかけてくれるはず
敵の「身の程を知れ」の檻の中で見るのは
俗にいう黒歴史?
平和な日本の「現代人」舐めないでほしいなぁ、さしてダメージ無いよ
時々自分以外の共鳴したディアボロスの記憶も流れてくるけどさ
逆に
それに比べたら如何にいままでぬるま湯に浸かっていたか…笑えてくるよ
檻を破って【反撃アップ】の効果を載せてやり返すからね!
王様っていうけど、一体「誰」の王なのかな
守るべき故郷はもう無いんだよ
配下共々元の時代に帰りなよ
アドリブや連携は歓迎
いまいち緊張感に欠ける現代人
白尾・真狐
・考え
王様……王様さえ残れば再起の道は残るって言うけどさ
民がいなくて王様一人ぼっちじゃ、うまくいかないと思うんだよねぇ
せめて配下の子たちと一緒に、海の底で眠らせてあげようねぇ
・行動
【飛翔】で海面近くを高速で飛びながら王様の上空へ
そこから飛翔時のスピードを残したまま海中に突入
【水中適応】の環境で【電光石火・篝火狐鳴】!
更にスピードアップしてフライトデバイスを装備した足で思いっきりキックしちゃうよ!
うおー!!真狐ちゃんキーーーーーック!!!
味方との連携やアレンジは歓迎!
アスナ・シュヴェーゲリン
血等に宿る精気を増幅させ、それを圧力や質量が存在する域で高めてぶつけていく
それがこのパラドクスーー増幅された『気』は物質等を粉砕し吹き飛ばし、精神がある知性体はその存在の大きさによって委縮
やがては精神を自壊させていく、という代物です
それを能力値アップとダメージアップで出力と威力を増強
反撃アップとアヴォイドで反撃と回避の成功率を高めながら、大鎌にパラドクスの『気』を付与して一般法則破壊を突破
大鎌の鋒を幻影の檻ごと魔女化したエンネアドを切り裂き、そのままエンネアドを追撃
どれだけパラドクスを練り上げても、こちらが残留効果を載せるなら…幾らでも切り開くことが出来ます
そう言ってエンネアドの胸に突き刺した大鎌の鋒から『気』を注ぎ込み、エンネアドの肉体を内部から爆散させていく
結界を展開する様に行使する事も気功弾の様に放射する事も可能ですから、ダメ押しの追撃でそれも放ちましょうか
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
この場でも復讐を語るか……
今は何を言っても勝者の傲慢と断じられような
ドライスーツとバイザーを着用し水陸両用対応で
泳ぐ敵を見失わぬように
飛翔で迎撃を
仲間と連携を取り、敵の位置を報せあう
基本は【飛翔】で応じ、上空から見通し攻撃するが
水中深く潜るようなら【水中適応】で対処
水上、水中の味方と連携し立体的包囲網を意識して位置取ろう
Hai(水陸両用ライフル)にてPD攻撃
上空から狙撃し動きを縫い留めるように撃ち
攻撃にはきっちり反撃を返す
敵の攻撃には、ライオン達の動きを観察しつつ
腕のシールドで振り払いつつ防御
深手を負わぬようMatadorでかわしつつ、強化コートで負傷を軽減
統率力の高い指揮官を放置する訳には行かないな
旅路の果てが熱砂の国ではなく、海の懐であっても
その先に安息を祈ろう
魔女化の呪いも解けているといいな……
賢獣スピンクスもリグ・ヴェーダには踏み入らせない
ここで残さず討ち取ろう
●王の旅の終わり
「この場でも復讐を語るか……今は何を言っても勝者の傲慢と断じられような」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は魔女化している敵に対して最早言葉は通じないと、ドライスーツとバイザーを着用して水陸両用対応で【飛翔】し、海中の敵を見失わないように後を追い、自らがマーカーとなったように敵の上を飛んで位置を仲間達に報せる――。
「漂流して戸惑う、外様クロノヴェーダ……デジャブ!?」
大澄・蓮(諸行無常・g09335)は同じような光景を見たことがあると思い出す。
「だよねぇ、割と漂着難易度高いよね、ここ」
そしてこのディヴィジョンならではの光景だと納得する。
「遠路はるばる時代もディヴィジョンもこえて辿り着いて、海上戦になれて無さそうなところ悪いけど。運が悪かったね、ここで消えて貰おう!」
ご苦労だけれど、ここで長旅を終わらせようと攻撃仕掛けたところで敵が海に潜って泳ぎ出した。
「おっと、敵が水中に潜っちゃった。なら俺も【水中適応】を借りて水中戦だよね」
相手に合わせて水中に潜り【光学迷彩】も使ってそっと近づく……。
(「パラドクス戦だと不意を突けるのは一回こっきりだけど、足止めくらいにはなるかな?」)
ともかく敵を止めようと、蓮はパラドクス『不可能弾』を発動し弾丸を放つ。それが泳ぐ掌握王イクリールの無防備な背中に命中した!
「ぬぐぅ!? 追い付かれたか!」
掌握王イクリールが振り返り蓮の存在に気付く。
「もう逃げることは「不可能」だよ」
「不可能」の概念を植え付けて敵の逃走を止める。
「おのれ! 余の背中を撃つとは! 身の程を知れ!」
掌握王イクリールが反撃に幻影の檻を生み出し、蓮をその中へ引き摺り込んで大きな「傷」となっている過去の幻を見せつける。そして距離を取るように海面に上がった。
「敵の「身の程を知れ」の檻の中で見るのは、俗にいう黒歴史?」
幻を見せられた蓮は過去の失敗を次々と見せられる。
「平和な日本の「現代人」舐めないでほしいなぁ、さしてダメージ無いよ。時々自分以外の共鳴したディアボロスの記憶も流れてくるけどさ」
それでもしっかりと意思を保ち続ける。
「逆に、それに比べたら如何にいままでぬるま湯に浸かっていたか……笑えてくるよ」
自分の過去にそんな大きな傷などないと、檻を破ってみせた。
「こんなことなら獣神王朝で死んでおくべきだった……か」
獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)は敵の死ぬ間際の言葉を耳にする。
「海で死ぬこと以上に、魔女化したまま死んだことの方が遥かに不幸だと思うがな」
魔女という復讐心に囚われる存在になってしまった不幸を思うが、もうそう考える事すらないのかと思うと不憫に思えた。
「そして部下や民にそう思わせたのは王失格だ……せめてくたばった後はエンネアドに戻れ。部下に詫びて、かつての同胞と共に眠れるように率いて連れてってやれよ」
王を名乗る掌握王イクリールに責任を取らせようと、パンツァーハウンドの『スエニョ』と共に低空を【飛翔】して頭上を取る。
「余が部下に詫びるだと? 王の為に命を落とすのであれば誇れることであろう!」
何も詫びるようなことなどないと、海面に浮かびながら胸を張って掌握王イクリールは羽鳥を見上げる。
「この王の頭上を飛ぶなど、頭が高いわ!」
一喝した掌握王イクリールが叩き落とそうと、ペットのライオン達の幻体を召喚し、宙を駆けて襲い掛からせる!
「反省の色はないようだな」
ライオンの爪を魔力障壁を展開して受け止めた羽鳥は、敵が召喚の為に動きを止めた隙を狙い、パラドクス『エアースナイプ』を発動し左手の〈フィンガーニードルガン〉を展開してニードルを放つ! その弾はライオンを貫いて掌握王イクリールの左肩に突き刺さった!
「くっ、この程度で余を倒せるなどと思うな!」
構わずイクリールはペットを操って攻撃を継続しようとすると、追撃にスエニョが砲撃して上半身に爆発を起こし衝撃で海に叩き込んだ!
「ぐぅがはっ! 赦さぬ! 赦さぬぞ! ディアボロス!!」
内臓を傷つけて血を吐きながらも、魔女化の影響で復讐心に燃える掌握王イクリールが海中からディアボロスを睨み上げる。
「動きの止まった今が好機――」
エトヴァが上空から水陸両用ライフル〈Hai〉を構え、パラドクス『百歩穿楊』を発動して狙い澄まして狙撃する。放たれた弾丸は海中へと入っても勢いを失わず、狙い違わず掌握王イクリールの頭部を撃ち抜いた!
「がっ!?」
左目が吹き飛び頭部が欠けたイクリールが手で損傷部分を覆ってエトヴァを見上げる。
「よくも余の顔をっ! 頭から喰らい尽くしてやれ!!」
反撃にペットのライオン達を飛び掛からせる! 空だろうと構わず駆けるライオン達がエトヴァに迫った。
「ライオンの餌にされるのは遠慮しよう」
エトヴァは白銀のガントレット〈Segen〉から魔力盾を形成して爪を振り払い、左右からの攻撃は強化繊維のマント〈Matador〉で受け流し、押さえ込まれないように逸らす。
「獣すらも従える。統率力の高い指揮官を放置する訳には行かないな」
そして僅かな隙を突いて再び引金を引き、弾丸が今度は防ごうとうsるイクリールの掌を貫き、頬に穴を開けた。
「ぐぅううっ!!」
苦しそうに顔を歪めながら、イクリールは身を隠すように水中に潜った。
「王様……王様さえ残れば再起の道は残るって言うけどさ、民がいなくて王様一人ぼっちじゃ、うまくいかないと思うんだよねぇ」
白尾・真狐(まったり狐娘・g05562)は王様一人が残ったところで、国など出来る訳がないと否定する。
「せめて配下の子たちと一緒に、海の底で眠らせてあげようねぇ」
ならば同胞と共に眠らせてあげようと、【飛翔】で海面近くを高速で飛びながらスピードを残したまま【水中適応】を使用して海中に突入する。
「行くよ!」
パラドクス『電光石火・篝火狐鳴(デンコウセッカコウカコメイ)』を発動し、さらにスピードアップして〈脚部フライトデバイス〉を装備した足で思いっきりキックを叩き込む!
「うおー!! 真狐ちゃんキーーーーーック!!!」
魚雷のように水中でも加速した真狐の蹴りが掌握王イクリールの胴体に直撃し、肉をへしゃげ骨を粉砕しながら吹っ飛ばした!
「ぐばっ!! がぉああああああああ!!!」
掌握王イクリールの身体が海底に叩きつけられ、跳ねあがるようにして浮かんでくる。
「が、がはぁああっ!!」
大量の血が周囲の海水を赤く染める。
「まさか、余にこれほどの傷を与える者がおろうとは……だが、負けぬ! 余は王ぞ!! 王は決して負けを認めぬ!!」
朦朧とする意識を強い意志で保ち、掌握王イクリールは咆えてペットのライオン達の幻体を放つ!
「ライオンさんが来るね。僕が狐だからって簡単に食べられるとは思わないでね!」
迫るライオンの牙を蹴りで受け止めるが、勢いに海面へと押し上げられて、空へと飛び出しライオンを蹴り飛ばした。
「血等に宿る精気を増幅させ、それを圧力や質量が存在する域で高めてぶつけていく」
アスナ・シュヴェーゲリン(藍血魔女・g07162)は説明しながらパラドクス『藍血貴承・存在圧は血統の主が如く(ブラッドロード・プレジャータイラント)』を発動する。
「それがこのパラドクス――増幅された『気』は物質等を粉砕し吹き飛ばし、精神がある知性体はその存在の大きさによって委縮。やがては精神を自壊させていく、という代物です」
知ったところで防ぎようのない肉体と精神に影響する攻撃。それを叩き込もうと大鎌〈空を枯らし渇かす藍血の大鎌〉を構え、パラドクスの『気』を付与して一般法則破壊を突破させる。
「どれほど強力なパラドクスとて、当たる前に術者を潰してしまえばいい!」
掌握王イクリールは幻影の檻を生み出してアスナを閉じ込める!
「その通りです。檻など術者ごと切り裂いてしまえばいい」
アスナは幻に囚われる前に、大鎌を一閃して幻影の檻ごとイクリールを切り裂いた!
「馬鹿な! 余のパラドクスが破られるというのか!!」
「どれだけパラドクスを練り上げても、こちらが残留効果を載せるなら……幾らでも切り開くことが出来ます」
驚愕するイクリールに、そう言って胸に突き刺した大鎌の鋒から『気』を注ぎ込み、内部から肉体を爆散させた!
「ぐぅがぁああああああ!!!」
吹き飛ぶイクリールの胸が大きく抉られていた。
「ごふっ……余は王ぞ!! このくらいの傷で、倒れてなるものか!!!」
深手を負いながらも、掌握王イクリールは強い意志の力で海の底に沈むのを踏み留まる。
「終わりにします」
アスナが大鎌を手にトドメを刺そうと水中を接近する。
「終わらぬ! 終わるものか! 我が道はどこまでも永遠に続くのだ!!」
掌握王イクリールが近づかせまいと幻影の檻を幾重にも形成して壁にする。
「近づかなくとも攻撃する手段はあります。直接気を流すだけがこのパラドクスの全てではありません」
アスナが大鎌を向けると気功弾の様に放射させた!
「なんだとっ!!」
慌ててイクリールが身を守るが、直撃を受けて身体が抉られる。
「ここが貴方たちの旅は終わりだ。旅路の果てが熱砂の国ではなく、海の懐であっても、その先に安息を祈ろう」
海中に突っ込んで距離を詰めたエトヴァが、祈りを籠めて弾丸を放つ! その一撃はイクリールの胴体の中心を捉えて貫き風穴を開けた。
「あぐがぁっ!!!! ……余の旅は、まだ終わらぬ………」
瀕死のイクリールがふらふらと水中を進んで距離を取ろうとする。
「王様っていうけど、一体「誰」の王なのかな。守るべき故郷はもう無いんだよ。配下共々元の時代に帰りなよ」
蓮が先に還った配下の後を追わせてやろうと、不可能弾を発射してその頭部を穿った!
「そうだよ、王様は民があっても王様なんだから。みんなが待ってるところに送ってあげないとねぇ」
続けて真狐が再び空を飛んで加速して海中へと飛び込み、キックを浴びせると掌握王イクリールは右腕で受け止める。しかし腕が折れて蹴りは顔面を捕えた!
「うがっぐぅっ!! お、王は! 孤高な存在なのだ!! 民の元に王が現れるのではない! 王の元に民が集まるのだ!!」
大ダメージを負ったイクリールは消えようとしている命を何とか保ち、海中を逃げていく。
「逃がすものか――」
羽鳥は魚を狙う猛禽のように、空から急降下して【水中適応】で海に飛び込み、掌握王イクリールの背中を射程に捉えるとニードルを撃ち込む!
「ぬぐぅあぁああああっ!!」
激痛にイクリールは悲鳴と共に空気は吐き出し動きが鈍る。
「余が……このようなところで負けるものか! 王の旅が……このような異国の海で終わる訳がない! 必ずや……逃げきって……再起してみせる!!」
「いいや、お前が向かうのは海の底、同胞が待つ場所だ」
続けてスエニョが砲弾をぶち込み、イクリールは水中で爆発に飲まれ身体を砕かれて海底に散った……。
海に静けさが戻る。全ての魔女化したマミーやエンネアドの漂着した部隊を海の藻屑と化し、殲滅に成功した。
「魔女化の呪いも解けているといいな……」
エトヴァは沈む敵を見下ろし、復讐に囚われなくなることを願う。
「賢獣スピンクスもリグ・ヴェーダには踏み入らせない。ここで残さず討ち取ろう」
ジェネラル級も倒し、魔女の力も獣神王朝エジプトの知恵もリグ・ヴェーダに与えはしないと、空に浮かぶ大地を見上げた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV5になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!