近江八幡拠点制圧作戦
美濃国から侵攻した移動城砦『千早城改』は、近江八幡に到達、史実の安土城のあった敵拠点に迫りました。
近江八幡の拠点に、安土城の姿は既にありませんが、安土城があったと思われる場所には、『城の土台』のような建築や各種施設などが残っているようです。
しかし、ディアボロスに奪われる事を恐れたのか、重要施設は破壊され、残る施設なども、クロノヴェーダの手で破壊活動が行われています。
おそらく、ディアボロスに、安土城の情報を渡さないよう処分を図っているのでしょう。
この敵拠点に攻め込み、拠点を制圧すると共に、解体作業を行っている敵を撃破し、有益な情報が破棄されるのを阻止してください。
得られた情報を解析する事で、安土城の攻略時に有利な状況を作る事が出来るかもしれません。
安土城の拠点を制圧後の千早城改は、琵琶湖対岸にある明智光秀の居城である『坂本城』を目指す事になるでしょう。他の方針や、坂本城攻略時の作戦などについては
攻略旅団で提案を行って下さい。
明智光秀
全てが闇へと消える前に(作者 凪未宇)
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千早城改による侵攻状況を確認した、『明智光秀』は坂本城の天守閣で軍議を開いていた。
「ディアボロスが美濃から近江に攻めて来るとは想定外でした」
「近江八幡の拠点には、ディアボロスに渡すべきでは無い資料などが残されている」
光秀の言葉に、是と配下が答える。
「可能ならば、持ち出すようにと命じましたが……最悪、破棄する必要があるでしょう」
その言葉に承知しましたといくつかの影が、素早く天守閣から出ていく。
「――しかし、ディアボロスは何を考えているのか……」
人であれば嘆息するかのように、ふむと顎に手を置き光秀は考える。
安土城が目的ならば、安房国に向かうはずだ。では何故、近江国に。
「やはり、坂本城を攻略する陽動……でしょうか。なんとか、ディアボロスの意図を知る事が出来ればよいのですが」
その内容如何では、自分の実の振るい方も考えた方が良さそうだと光秀は思考するのであった。
千早城改による、近江国への侵攻は順調に進んでいるようだとルゥルゥラナ・レイラ(宵闇の刃・g08924)は説明を始める。
「当初の目的でした、安土城があった近江八幡には到達できましたので、次は近江八幡拠点の制圧に向かってください」
近江八幡の敵拠点では、ディアボロスに千早城改がある以上、防衛は不可能と考え、拠点の施設などを破壊して撤退の準備をしているらしい。
「既に、有力な情報などは破棄されたようですが、急行して、施設やそれに関わるものの破壊を止める事が出来れば、破棄しそこなった情報を集める事が出来るかもしれません」
急ぎ、敵拠点に向かい、拠点の制圧と共に、敵の破壊工作を阻止してください。
「近江八幡の敵拠点の防衛ラインは、千早城改で強引に押し通りますので、皆さんは、千早城改から直接、敵拠点内部に突入してください」
突入後は、施設内を警備する『水陸両用機械化妖怪『甲海丸』』が巡回しているので、それに対処し。破壊活動を行っている『伊賀忍軍上忍』を止めて撃破を目指す事になる。
「この上忍ですが、施設で利用する予定だったヒルコの処分も行うようです」
ヒルコの男の子は著しく衰弱している様子は無いが、施設に繋がれており自ら逃げることは出来ず、このまま施設諸共消されそうになっているらしい。
「つまり、口封じということです」
甲海丸は事前に撃破するか、充分な対策を行わなければ、上忍の破壊活動を止めるのに手間取る可能性が高いので注意して欲しい。
「この警備の指揮を執っている『仙石秀久』ですが、 破壊活動が阻止されれば、諦めて撤退するようです」
アヴァタール級は、撤退する前に撃破したいところですが、敢えて撤退させる事で、明智光秀へのメッセンジャーする事も可能かもしれません。
「明智光秀は、『安土城』のある『近江国』を任されていた有力なジェネラル級です。今後の攻略を考えれば、接触してみるのも良いかもしれません」
もしかすると交渉次第で一時的な協力関係や無血開城することも可能かもしれない。
「クロノヴェーダですので、最終的に敵となるのは間違いありませんが、ロベスピエールやラスプーチンのような関係も築けるかもしれません」
今回の作戦が、成功すれば、安土城拠点から琵琶湖の対岸にある明智光秀の居城『坂本城』を目指す事が出来るが……。
「明智光秀は、ジェネラル級の天魔武者の中でも、特別な立場を得ているようで、なんらかの交渉の余地もあるかもしれません」
攻略旅団からは、断片の王『徳川家康』のいる『下野国』を攻める方針が示され、既に攻略が開始されている。今後を見据えていろいろ考える必要もありそうだ。
「皆さんが現地に到着するのと、上忍が施設に侵入するのは同じくらいのタイミングになるでしょう」
破壊活動を最小に抑えられるかは、皆さんの行動次第です。そう言ってルゥルゥラナは案内を終えるのであった。
施設の通路を一定の速度で規則正しく、甲海丸が巡回していく。
その奥、薄暗い小部屋に入れられていたヒルコ達は、妙な気配に顔をあげた。
彼らは何かに使うかもしれないと、残されていた者達。
逃げることは出来なく雑に扱われていたが、彼らは少なくとも生かされていた――この日までは。
近くの部屋から響いてくる破壊音に、ヒルコは気が付き、目を開ける。
小部屋を閉じる格子の向こうは実験部屋。
隙間からそちらを見ればここでは見慣れない上忍が機材を壊していくのが見える。
天魔武者が何故と思っているうちに、上忍の破壊活動は、実験部屋全てへと広がる中、彼らをゆっくりとその視線がヒルコを振り返った。
無機質な足音をたて近付いてくる様子にヒルコは気付く、自分もこの部屋の機材と同じように壊されるのだと。
上忍が手にした長槍の穂先が、鈍い光を放ちながら、静かにヒルコへと向けられた――。
リプレイ
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
情報収集も、明智光秀との交渉の可能性も気になるが、
先ずは何よりもヒルコの救出が先決だ。
いつ伊賀忍軍上忍の刃がヒルコに向いてしまうとも限らないこの状況、あまり悠長にはしていられない。
【悲劇感知】でヒルコの隠れている位置を特定し、急行する。
素早く現場の状況を確認し、ヒルコを庇う位置に割り込みつつ、
『式神吹雪』のパラドクスを使用。
式神を紙吹雪の様に放ち、敵を攪乱しつつ、切り裂いて攻撃する。
反撃で此方に意識が向けば、ヒルコへ向かう刃は防げるだろうか。
クダ吉にはヒルコをいつでも庇える様に、ヒルコの守りに専念して貰いつつ、
此方で攻撃を担い、敵の注意と攻撃を引き付ける。
式神の一部を刀に宿し、敵の槍さばきに対抗しつつ、
【命中アップ】な攻撃を重ねて、敵の数を可能な限り減らしていこう。
勿論、この攻撃だけで倒せる敵の数ではないだろう。
そして騒ぎが広がれば、警備の甲海丸と指揮官の仙石秀久も駆けつけてくる筈だ。
だがそれも勿論承知の上の事。
ヒルコを確実に守りつつ、
指揮官との会話への道を繋ぎたい。
● 信
重い空気が漂う施設の中、廊下を駆ける足音を殺しながら。だが、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)の胸中には、焦りが滲んでる。
(「急がなければ……!」)
情報収集も、明智光秀との交渉の可能性も気になるが、先ずは何よりもヒルコの救出が先決だ。
悲劇感知が告げる胸を刺すような歌が、雪人にはずっと聞こえている。
いつ伊賀忍軍上忍の刃がヒルコに向いてしまうとも限らないこの状況、あまり悠長にはしていられない。
この先だ。──ヒルコが、いる。
歌が導く先へと、無人の通路を縫うように進んでいく。
天井を這う冷たい室内灯の光が、時折、ちらちらと瞬き故障しているのか、施設全体がどこか不穏に軋んでおり。遠くで機械の破壊音が鳴った。
(「間に合うか……!」)
やがて、小部屋の前に辿り着いた雪人は、格子越しに目を凝らす。
そこで見たのは、無感情にヒルコへ槍を向ける『伊賀忍軍上忍』の姿。
ヒルコたちは、目を開け、助けを求める声さえ出せず、ただ身を寄せ合い震えている。
「……させない!」
叫びと共に、雪人は駆け出し、一直線に双方の間へと割って入り、指を翻し、瞬時に〈陰陽符〉を繰る。
「──吹雪となりて!」
無数の形代が巻き上がった。
紙吹雪のように舞い散る式神が生き物のように舞い、視界を白く塗り潰し、『式神吹雪』で上忍の視界を覆い隠す。
そのまま式神で槍の軌道を逸らしながら、雪人はヒルコの前へと滑り込む。
「下がって!」
雪人はヒルコを背に庇うように立ち、白銀の刀〈雪月花〉を抜いた。
「クダ吉、ヒルコを頼む!」
主の声に、クダギツネ『クダ吉』は、スルリとすぐにヒルコの傍へ跳び、身を盾にする心づもりで構えた。
雪人は前へ出る。
戦うのは自分。ヒルコを守るために、ここで。
一陣の風のような気配が、上忍の槍を弾くよう斬りつけるも上忍は動じない。
僅かに後退したかと思うと、槍の軌道は更に研ぎ澄まされ、無言で再び踏み込んで……。
そこへ──。
地響きのような衝撃とともに、騒ぎを聞きつけた甲海丸が突入してきた。
巨大な甲殻を揺らし、扉を破壊して登場するその迫力に、雪人の意識が一瞬だけ、そちらへ向いた。
──その刹那。
「……ッ!!」
上忍の槍が、死角から滑り込むように突き出され、鋭い痛みが雪人の脇腹を貫いた。
衣の中に、生温かい感触が広がる。
意識が逸れたその一瞬。彼の隙を、上忍は逃さなかった。
痛みに膝が揺れ、視界が揺らぐ。
だが、倒れない。心は、まだ微塵も折れていない。
後ろには、ヒルコたちがいる。
「……っ!?」
ここまではある程度想定内だ。
騒ぎが広がれば、警備の甲海丸と指揮官の仙石秀久も駆けつけてくる筈だと、承知の上で覚悟し飛び込んだのだから。
痛みに耐え、雪人は血に染まった雪月花を握り直し、式神に呪を送り込めば同時に、地に落ちてた形代が周囲を旋回し始めた。
風を切り、再び刃となる。
「何事だ!!」
体中の機械鈴を鳴らし秀久も姿を現す。
指揮官の合流に、甲海丸と上忍に動揺が走り、再び雪人に一瞬の猶予を与える。
「吹雪よ……斬り裂け──!」
凄烈な一閃。
雪月花の刀身に宿らせた式神の力が、上忍の胸部を裂き、格子を断った。
鈍い火花が飛び、上忍の動きが一瞬止まり崩れる。
「……こっちへ!」
雪人は手を伸ばす。
戸惑いながらも、ヒルコは震える手でそれを掴む。
浅く息を吐き、傷の痛みに雪人は顔をしかめながらも、ヒルコの温もりを確かめた。
「大丈夫? 待たせたね」
雪人はそう言って微笑んだ。血に濡れながら、その痛みを隠して。
だが、その背後では残った上忍が武器を構え、甲海丸が包囲し、秀久が出入口を塞ぎ、撤退路を確保するように動き始めている。
状況は決して良くはない。それでも雪人は、予定通りだと息を吐きヒルコたちを背に、天魔武者へと振り返る。
戦いは、ここからだ――。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
野本・裕樹
巡回警備のトループス級が健在だと破壊活動の妨害にも支障が出るかもしれませんね。
そしてそれはヒルコの安全にも関わってくるはずです。
ならば私は可能な限り警備の引き付けと足止めをしましょう。
可能なら【パラドクス通信】で破壊活動の阻止に向かっている味方にも巡回警備と遭遇しない様に連絡を試みたいと思います。
使う刀は《雷光刀『雷花』》、
使うパラドクスは《雷光刀覚醒・迸雷爪》です。
規則正しい巡回をする機械化妖怪、もし次の巡回が来る迄に各個撃破を出来れば……
いずれは異常にも気付かれる事でしょうが駆け付けられるまでの時間を稼げるだけ稼がせてもらいます。
一・百
助けるにしても…話すにしても…
邪魔がいないほうがいいだろう…
部屋までは巡回しているのが残ってないか注意。
巡回中がいれば、動きを確認し素早く撃破しよう。
たぶん、警戒しているか小部屋に集まっていそうだが念の為な
仲間を囲うよう布陣してる敵を挟み込むか
壁でも何でも壊してでも素早く合流
紅玉姫を抜きジンのキューコンを纏い零命之光で斬りつけ熱を奪い凍らせる
一瞬でも、動きを止めたら畳み掛ける。
カブトの裏側、腹に潜り込み下から突く
無理な場合は弾く蹴るなどで相手を浮かせ装甲の隙間などに刃を通し倒す。
他の敵の動きにも注意を払い、不意打ちを受けないようキューコンに警戒させとく。
他の敵も一掃するくらいの勢いに見えるといいな。
倒した後は忍者の邪魔が入らないよう、そちらの動きの警戒を強めておこう
● 閃
施設内は非常警報の音が鳴り響き、慌ただしい空気に包まれていた。
殆どの巡回警備は、騒動の中心に向かったのだろうか。
野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)は、まばらになった警備の中を突き進んでいた。
「規則正しい巡回をする機械化妖怪、もし次の巡回が来る迄に各個撃破を出来れば……」
巡回警備が減れば、破壊活動の妨害にも支障が出るかもしれない。それはヒルコの安全にも関わってくるはずだと裕樹は突き進む。
それに気づいた『水陸両用機械化妖怪『甲海丸』』が数体、早速、進行を妨害してきた。
「引き千切れ、『雷花』」
抜きはなった〈雷光刀『雷花』〉の刀身に纏う雷光は暴走し、雷撃を纏った裕樹は疾走する稲妻そのものに、『雷光刀覚醒・迸雷爪(ライコウトウカクセイ・ホウライショウ)』が火花を散らす。
通路を塞ぐよう横隊を組む甲海丸だが。
一閃、二閃――雷花に導かれるまま、固い装甲の同じ場所を切りつけ、撃破し次々と沈めていった。
ちょうどそんな最中、パラドクス通信ごしに、一・百(気まぐれな狐・g04201)が小部屋に辿り着いたと連絡が入る。
百は、別のルートから静かに施設内を駆け、ヒルコが捕らわれてる小部屋に辿り着いていた。この状況であれば壁を抜いても問題ない。
小部屋の横を斬り壊し、中へ。
「助けるにしても……話すにしても……邪魔がいないほうがいいだろう……」
小部屋では奥の小さな格子の前に、雪人と上忍の姿が。そして出入口を塞ぐように秀久が構え、甲海丸は辺りを漂っていた。
「……邪魔だ」
耳飾りより呼び出した九尾の銀狐姿のジンのキューコンが、百に纏わり妖刀〈紅玉姫〉の刃に凍気を宿す。
抜き放たれた刃が青白く光り、目の前を漂っていた甲海丸を『零命之光(レイメイノコウ)』で斬りつける。
たちまち熱が奪われていく甲海丸はやがて凍り付き、ただの氷塊に。
新手の出現に、群がってくる甲海丸に、百はヒラリと踏みつけ跳びあがると反対側の壁の方へ、敵を斬りつけながら布陣の中心を一瞬で抉る。
着地と同時に百が振り返ったところに甲海丸は、大量の『自走式爆弾』を撒き散らしながら突撃。
出来るだけ小部屋の中を駆けまわるも、振り切れないか。そう思った時だ、雷撃が走り、小型爆弾をまとめて破壊する。
「遅くなりましたね」
駆け付けた裕樹は、甲海丸越しに百と軽く目線を交わすと同時に仕掛ける。
甲海丸は『強行前進』し、二人を押し潰そうと、轟音と共に突進するも。
百が空を刻み設置した氷の足場を使い跳び上がり、甲海丸の視線を宙へと引き付け。
その隙に、裕樹が地を走る雷撃となり、甲海丸の側面へ斬り込む。
「引き千切れ、『雷花』」
「……静かに、眠れ」
裕樹の雷光の斬撃が装甲を焦がし、亀裂を走らせ。
百は宙から舞い降り、凍てつく紅玉姫で腹部を突き刺す。
零度以下へと熱が奪われ、甲海丸の中枢すら凍り付かせ氷像のように凍り付いた姿を一閃。
裕樹と百の剣閃が交わり、甲海丸を砕き斬った。
これで包囲は無くなったが、まだ油断できない状況に変わりない。
後はヒルコをも狙う上忍が二体と、仙石秀久……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
大和・恭弥
ヒルコの救出と安全確保が最優先だが、俺たちの最善の結果としては秀久に相まみえて伝言を試みたい
仲間が甲海丸たちにも迎撃を行ってくれる。それらも踏まえてヒルコや仲間、文月さんから注意を逸らし活動を阻止する行動をしよう
目的地の小部屋までは光学迷彩で、周囲の施設に溶け込んで管狐の晴彦となるべく隠密に移動する
近くなったら藍雪花染を解放し呪詛と殺気をあえて放つ
こちらにもディアボロスがいる、そのことで少しでも注意がそれたらばいい
攻撃をする意思があると示すため刀を一閃してみせよう
多少のダメージは致し方ない。姿を現したことで甲海丸や上忍からの攻撃は致命傷を避けつつ受け、今後のため急所は逸れるように回避する
秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」を発動し攻撃してきた敵には反撃を
ヒルコに恐怖や攻撃が及ばないよう行動や仕草で示しながら、敵を引き付けつつ戦う
部屋から抜け出す際の障がいを減らしておくためルートを確保できるように
晴彦や仲間ともよく連携をとって最善を取れるよう臨機応変に動こう
アドリブ連携歓迎
● 瞬
奥から聞こえてくる戦闘音に、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は光学迷彩を纏い、クダギツネ『晴彦』と共に通路に溶け込むよう潜み急いでいた。
ヒルコの救出と安全確保が最優先だ。
だが、それだけでは足りない。最善の結果としては秀久に相まみえて伝言を試みたいとこだが……。
壁に開けられた所より中を覗けば、小部屋の出入り口を仙谷秀久が塞ぎ、仲間が甲海丸を引きつけ交戦している。
――ならば。
静かに呼吸を整え、ヒルコを狙う『伊賀忍軍上忍』の元へと接近し、〈妖刀『藍雪花染』(アイセツハナソメ)〉を一気に解放する。
妖刀が、低く唸るように震えた。
その身に宿す碧い気が、呪詛と共に辺りに滲み出し、敢えて殺気をぶつける。
ここに『居る』と、知らしめるために。
上忍の一体が、ぴくりと首を動かした刹那、一閃。
「っ……!」
藍雪花染が、空を裂いた。
迷彩は解かれ、姿を現した恭弥に、甲海丸が反応し、そして上忍が印を結ぶ。
だが甲海丸は目の前の相手から動けず、振り返りながら高く跳んだ上忍の攻撃だけが降りかかる。
炎が巻き起こり、走った。
反射的に身を翻す恭弥だが、『伊賀忍法火遁の術』に肩を焼かれたが、刀はまだ振るえる。更に、もう一体が槍を煌めかせ、ヒルコからこちらに狙いを変え迫るのが見えた。
だが、構わない。
静かに流れるような動作で恭弥の刃は、火を放ってきた上忍に向かう。
「――死してなお、存在まで滅された者たちの感情を思い知れ……!」
妖刀に吸収されていた、数々の人々の哀しみ、絶望、後悔の感情が悲鳴のように鳴り、呪詛が解き放たれる。
空間を割くように、『秘技「虚無剣・花染雪ノ抹消」(ヒギ・キョムケン・ハナソメユキノマッショウ)』の刃が真一文字に奔る。
上忍は次の炎を手にしていたが、身体を両断されそのまま己の炎に包まれながら牡丹雪のように散り消えていった。
そして遅れて脇腹へと槍が突き刺さる。
これで上忍を、ヒルコからも引き離せた。と、ほぼ同時に甲海丸との戦闘に決着がついたようだ。
後は……目の前の上忍一体と、仙石秀久。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
ヒルコ達が無事でよかった。
仲間も来てくれて、護りながらの戦いも大丈夫そうだ。
ならば次の手として、新たな可能性を繋ぎたい。
【防衛ライン】でヒルコ達を背に護りつつ、
秀久に撤退を勧め、明智光秀に対する伝言を託す。
仙石秀久、お前がこの部隊の指揮官だな。
この安土城跡地は俺達ディアボロスが制圧する。
ヒルコ達に手出しはさせないし、
これ以上の破壊活動も阻止してみせる。
だが撤退するなら追いはしない。
その代わりに使者として、明智光秀への伝言を頼みたい。
『ディアボロスは、明智光秀との交渉を望んでいる』と。
俺達としては実際の所、何も言わずに坂本城まで攻め上る事も可能だ。
しかしそれでは得られない道もあるのかもしれない、お互いにね。
明智光秀といえば、俺達の知る歴史では信長を討ち取った男だ。
仮にも戦国の地でその名を持つ者が、
名を挙げる事もなく、信長と家康の単なる配下として散る事を望んでいるとも思えない。
もし今も野心を持って進む道を探っているのなら、
話だけでもしてみる価値はあると思うが、どうだろうか。
● 交
殆どの仲間が倒れ伏す中、『仙石秀久』はゆっくりと槍を構え、金属の体から、戦意を告げる鈴の音が鋭く響く。
だが――。
「……待ってくれないかな」
ヒルコ達を背に庇った位置のまま、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が声をかけてきた。
ヒルコ達が無事でよかった。
仲間も来てくれて、護りながらの戦いも大丈夫そうだ。
ならば次の手として、新たな可能性を繋ぎたい。
静かに防衛ラインをひき、雪人は秀久に向き合う。
「仙石秀久、お前がこの部隊の指揮官だな」
雪人は、槍を構える秀久をまっすぐに見据える。
剥き出しの殺気を、真正面から受け止めて。
「この安土城跡地は、俺達ディアボロスが制圧するよ。ヒルコ達には一切手出しはさせないし、これ以上の破壊も阻止してみせる」
一言ごとに、自分の思いを込め言葉にし。
「だが、撤退するなら追いはしない。こちらも無駄に戦うつもりはないからね」
まだ上忍が一体残っているが、秀久の不利は明らか。
小さく息を吸う。
これから口にする言葉の重さを、雪人は自覚していた。
「その代わりに、使者として、明智光秀への伝言を頼みたい。『ディアボロスは、明智光秀との交渉を望んでいる』と。」
沈黙。
戦場に張りつめた空気が、かすかに震えた。
「……俺達としては実際の所、何も言わずに坂本城まで攻め上る事も可能だ。 しかし、それでは得られない道もあるのかもしれない、お互いにね」
そもそも秀久の役目はここの警備だが、それも安土城の破棄作業が終わるまでの限定的なもの。この拠点事態は護らなくていい場所だ。
「知っているかな。明智光秀といえば、俺達の知る歴史では信長を討ち取った男なんだよね。仮にも戦国の地でその名を持つ者が、名を挙げる事もなく、信長と家康のただの駒として散る事を望んでいるとも、俺には思えないんだよね」
静かに、けれど確かな声で続ける。
「もし、今もまだ、野心を持って進む道を探しているのなら――話だけでもしてみる価値はあると思うが、どうだろうか」
暗に俺達ディアボロスは、その道を開く手段を知っていると匂わせるように。
光秀がこの地で、ただの配下として終わらない、その道を――。
「交渉する気があるなら、俺達は耳を傾けるつもりだ」
雪人はそう言って、槍を構えたままの秀久を、ただ真っ直ぐに待った。
鈴が、かすかに鳴った。
その音が、まるで迷いの証のように、戦場に響いた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
一・百
向こうは話せたようだな…
後はどうするか分からないが、忍者の方は止めさせて貰おうか…
これ以上、何かを壊されても困るしな
ヒルコの方にも他の設備もこれ以上手出しさせない
紅玉姫の凍気を高め、舞うように無数の氷刃を生み出し斬りつける
槍のほうが間合いが長いが、飛来する刃なら関係ないだろう逆説連鎖戦だし
四方八方から斬りつける氷刃で関節などを斬りつけその部分に氷華を咲かせ動きを削ぎながら
氷刃に紛れ死角へと回り込み動力部を貫く
機械だろうと何であろうと心臓を失えば動けないさ
ひときわ大きな華を咲かせ全てを砕く
このまま破棄させてく場所の警備より、有用な伝言を持ち帰った方がいいんじゃないか…
仙石秀久が撤退するキッカケになればいい。
● 鳴
仙谷久秀の迷いに焦れたか。交渉の余韻が戦場に静かに残る中、わずかな風の流れに紛れ――その気配は忍び寄る。
長槍を手に『伊賀忍軍上忍』が動くのを一・百(気まぐれな狐・g04201)は見逃さなかった。
素早く妖刀〈紅玉姫〉を抜けば、彼の周囲の空気が一瞬で凍りつく。冷気が地を這い、紅玉姫の妖気が静かに揺らめく。
「……忍者の方は止めさせて貰おうか……これ以上、何かを壊されても困るしな」
ヒルコたち、そしてここに残された設備。それらを守るため、百は迷いなく踏み込む。
上忍は機械仕掛けの身体を跳ねさせ、槍をうならせると、無駄なく空間を薙ぎ払った。
だが、百の姿は既にそこにはない。
「舞え、紅玉姫……」
静かに囁くような声とともに、刀から放たれたのは無数の透き通る氷の刃。四方八方から放たれた刃は、宙を舞うように飛来し上忍を包囲する。
確かに槍の間合いは長い。だが、飛び来る氷刃にとっては意味をなさない。突きと払いでいくつかは弾かれるも――それは誘いに過ぎない。
氷刃が関節部へと集中し、刺さった部分から白く花が咲くように凍結が広がり『氷華千刃(ヒョウカセンジン)』の華が咲いた。
関節、視覚機構、駆動部。狙い澄ました氷刃が次々と突き刺さり、鈍い金属音と共に、滑らかに、しかし確実に、上忍の動きを奪っていく。
広がる氷の華を砕き、上忍は氷刃に対応しようとする。
その時だ、凍気が揺らぎ、百の姿が死角から現れる。
冷えた空気の中、紅玉姫の刃が閃く。
妖気を纏う刃が、動力部を貫いた。瞬間、氷の華が一際大きく咲き誇り、音もなく上忍の身体を内部から破壊する。
まだ赤く明滅する制御核も、ゆっくりと凍てつき、そして静かに砕けた。
カラン――と、槍が地に落ちた。
槍が力なく地に落ちた。残るのは、凍りついた屍と、舞い散る冷気のみ。
その一部始終を、『仙石秀久』は静かに見つめていた。
――百が、止めるべき相手だけを、正確に止めたこと。
――雪人が、ヒルコたちを背に庇いながら見届けていたこと。
これが、彼らディアボロスのやり方だと。
上忍が倒れたのを確認すると、静かに戦いを終えた百が、刀を納め仙石秀久と向き合った。
「……なるほど。見事な技。……そして、見事な覚悟だ」
小さく鳴る鈴の音が、戦意ではなく――何か、決意のように響いた。
「工作員も倒れ、破棄作業も終わった……ならば、この地に留まる理由はない」
ぽつりと、誰に言うでもなく言葉を落とす。
それを聞き、雪人が一歩だけ前へ出た。
「仙石秀久。……その判断、助かるよ」
その声に、秀久が足を止める。戦意は既になく。やがて、ふっと息を吐いた。
「……戦にばかり生きるのも、つまらぬものだな。……伝えよう、しかと」
そして、槍を肩に担ぎ直すと、静かに踵を返す。
「お主らのやり方……確かに見た。光秀様がどう応じるかは、知らぬがな」
遠ざかる鈴の音は、今や戦場から退く武士の足音。未練も怒りもない。
その背を、ディアボロス達はは静かに見送る。
やがて視界からその姿が消えると、雪人は小さく息を吐いた。
「……さて。どう動くか、光秀。君の本心が見えるのは……ここから、だ」
風が吹き抜ける。冷たい空気の中に、わずかに――期待の気配があった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!