アルタン・ウルク、釜山防衛戦
攻略旅団の方針により『ゴルディアスの結び目』は、常に最前線に配備される事となりました。
これにより、最前線に戦力を集中する事が可能になり、朝鮮半島攻略に必要な戦力を大きく削減する事に成功しました。
この方針では、最前線が移動してゴルディアスの結び目を移動させた後方拠点の維持には拘らない事となり、拠点の放棄が予定されていました。
が、攻略旅団より『拠点を絶対に維持する事は無いが、費用対効果を検証して、拠点の維持について検討すべき』という方針が出されました。
《戴冠の戦》を想定するならば、多くの拠点を維持する利点も大きい為、釜山拠点の維持作戦を行ってください。
釜山防衛戦~迫る大群(作者 風音つばさ)
#融合世界戦アルタン・ウルク
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●新宿駅グランドターミナル
釜山の防衛を開始した頃、一度説明した内容であるが、時先案内人の七色・絵名(虹の絵筆・g03274)は改めて説明する。
「融合世界戦アルタン・ウルクの朝鮮半島の攻略は、最前線の拠点にゴルディアスの結び目を運び込んで、その他の拠点の防衛は行わないって事で、限られた戦力で最速で攻略を進めるっていう作戦だね」
ソウルやピョンヤンなどを経て、朝鮮半島北部を制圧する事が出来れば、シベリア方面から陸路で侵入して来るアルタン・ウルクの増援を遮断する事も可能だろう。
「敵の増援を阻止出来れば、残りの戦力を一気に叩いて朝鮮半島のアルタン・ウルクを一掃する作戦も実行可能だろうって、良い案だよね」
それとは別で攻略旅団からは、一度制圧した拠点を維持し続ける場合に必要な戦力などを算定する為に、あえて釜山拠点の防衛をしようっていう提案が出た。
「実験的な意味もあるんだろうけど……このまま拠点を維持できれば、作戦に必要な戦力とか時間が削減出来そうだよね」
防衛開始から数日が立ち、危惧していたことがついに起きた。
「ついにこの時が来ちゃったよ。どうやら、アルタン・ウルクは、釜山を本格的に制圧しようと動き出したみたい」
今まさに、アルタン・ウルク蟲将形態の大群が釜山周辺に集まって来ている。
「今までとは違って、敵は釜山を確実に狙ってきてる。序盤に現れた烏合の衆とは違って、アルタン・ウルク蟲将形態は集団戦が得意で、統率もしっかり取れてるみたい」
それに、今までと違って敵の数は数えきれないほど確認されている。
本格的に制圧を狙ってきている以上、厳しい戦いになりそうだ。
「この先、第二陣、三陣とやってくるのかもしれない。けどこのまま黙って釜山を明け渡すつもりはないよ。だから、みんなの力を貸して!」
絵名は頭を下げると、準備に向かった。
●侵略者
様子見は終わった。
そう示すかのように、アルタン・ウルク蟲将形態の群れが釜山拠点を取り囲んでいた。
『シュゴォォォ……』
狙いはそう。釜山拠点の制圧。
圧倒的な物量が今、釜山拠点を埋め尽くさんと迫ってくる……。
リプレイ
エルゼ・シュヴァイツァー
※連携・アドリブ歓迎
なにやら釜山が想像以上に危機的な状況になって参りました。なんとも凄い数の敵群です。
絶望的でさえありますが、これは以上は看過できません。なんとかせねばなりませんね。
とは言えどアルタン・ウルクは寒さに弱いと聞きました。あれらは温暖な地域を手中にせんと侵攻しているのでしょうか?
まぁそれはともかくまずは【冷気の支配者】にて足を鈍らせます。
そして錫杖を鳴らして【冬の嵐】を使います。
「予期もせぬ 冬の嵐が 里隠し 朝を待つより 他に術なし」
術で強力な吹雪を操り、敵群を凍えさせます。
相手は火炎を使うようですので、偏向式結界の属性を水にして防御します。
それにしても読めませんね、彼らは何を考えているのか。
●黒の包囲網
釜山拠点に降り立ったエルゼ・シュヴァイツァー(渡鴉・g11192)は目の前の状況に驚愕した。
「なにやら釜山が想像以上に危機的な状況になって参りました。なんとも凄い数の敵群です」
陸に蠢くは黒い群れ。
流石蟲将形態というべきか、羽音を響かせ空からも飛来する。
空の色さえ見えないほどに埋め尽くされた黒は、まるでイナゴの大群を思わせる。
そしてその黒、一つ一つには赤が点り、目標である釜山拠点を見据えていた。
黒い包囲網が完成され、釜山拠点は黒い檻に囲われたよう。
「絶望的でさえありますが、これ以上は看過できません。なんとかせねばなりませんね」
どれくらい数が居るのかも想像できない。
だがそれを理由に敗北を認めるわけにはいかない。
「さて、どうしたものでしょう……とは言えどアルタン・ウルクは寒さに弱いと聞きました。あれらは温暖な地域を手中にせんと侵攻しているのでしょうか?」
アルタン・ウルクの特性から行動に疑問を持つが、今はまず現状をどうにかしなければならない。
「それにしても読めませんね、彼らは何を考えているのか」
エルゼは腕を振るうと、鴉の民の錫杖を高らかに鳴らした。
「予期もせぬ 冬の嵐が 里隠し 朝を待つより 他に術なし」
言葉と共に放たれた【冬の嵐】。
視界を奪う程の吹雪が巻き起こり、飛んでいたアルタン・ウルク蟲将形態を次々と撃ち落す。
更には【冷気の支配者】の効果が、アルタン・ウルク蟲将形態の侵攻速度を鈍らせていった。
それでも止めきれない敵の攻撃がエルゼに襲い掛かる。
迫る攻撃を受けつつも、エルゼは怯むことなく戦い続けた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
鴻・御伽
【刃音と行動】
※アドリブ、連携可
これはまた……中々見ない凄まじい光景ね。まさに個であり群、アルタン・ウルクの特質を表しているかの様。
これだけの大軍ならば、確かに拠点は容易に潰せるのでしょうね。
けれど残念。ここにはワタシ達が居る。だからどれだけ来ようとも蹴散らしてあげるわ。
行きましょう。お仕事の時間よ。
流石の数。今回は姉妹同時に動きましょう。向こうが手数なら、此方も同様に数でお相手しようかしらね。
刃音は真正面から、敵陣を荒らしに行ってくれるから、統率が崩れたところを横から叩きましょう。
パラドクスを使用、三体の「白のルーク」を出現させ刃音が引き付けてくれているであろう視線の対向側から裏をかくように攻めましょう。
ルークたちには攻撃を優先させるわ。普段ならこちらの攻撃に対して間に入らせたりするけれど……今回はワタシ自身が頑張ってどうにかするわ。
双子姉妹は独特の意思疎通があり、会話せずとも思考が凡そ分かっている。
鴻・刃音
【御伽と行動】
※アドリブ、連携可
これはまた凄い数だなぁ……物量で一気に蹴散らそうって魂胆が分かり易い。
けれどその単純な暴力が恐ろしく、油断ならない。
そしてアルタン・ウルクは並の敵よりも強いから尚の事。
気合い入れていこうか、姉さん。
先鋒は私が行こうかな。アルタン・ウルクに突っ込むことも結構慣れてきたね。
敵陣の真ん中へ飛び込んで、戦列を荒らしに行こう。
どれだけ大軍、目的が統率されていようとも突然の行動の目の前では視線がこちらに向く筈。
私が引き付けている間に、姉さんや味方に確実に削っていって貰いたい。
此方はひたすらに戦場を搔きまわし、当然倒せるならば自分でも削っていく。
反撃は当然貰う前提。直撃以外ならば、そのまま押し通る勢いで行動しよう。
兎に角大事なのは速度。今後も波状が続く筈だから。
統率を潰しつつ、混乱を波及させながら行動を進めていこう。
双子姉妹は独特の意思疎通があり、会話せずとも思考が凡そ分かっている。
●双子姉妹は共に戦う
エルゼのおかげで、アルタン・ウルク蟲将形態の侵攻速度はわずかながら低下していた。
それでもアルタン・ウルク蟲将形態が諦める様子はない。
「これはまた……中々見ない凄まじい光景ね。まさに個であり群、アルタン・ウルクの特質を表しているかの様」
「これはまた凄い数だなぁ……物量で一気に蹴散らそうって魂胆が分かり易い」
双子故か、姉の鴻・御伽(ナサリーティル・g11725)と妹の鴻・刃音(夢現・g06022)が同時に言葉を漏らした。
よくある事か、言葉が重なる事に二人は気にも留めない。
徐々に包囲網を狭め、アルタン・ウルク蟲将形態は確実に釜山拠点に迫りつつあった。
これだけの大群ならば、拠点は容易く潰されるだろう。
それほどまでに『数』という単純な暴力は恐ろしく油断ならない。
それでいて、アルタン・ウルクは並の敵よりも強いのだ。
数、そして強さ双方兼ね備えた敵が迫りくる。
「けれど残念。ここにはワタシ達が居る。だからどれだけ来ようとも蹴散らしてあげるわ」
「気合い入れていこうか、姉さん」
「ええ。行きましょう。お仕事の時間よ」
どれだけ来ようとも、姉妹一緒なら負ける気はしなかった。
「流石の数。今回は姉妹同時に動きましょう。向こうが手数なら、此方も同様に数でお相手しようかしらね」
「なら、先鋒は私が行こうかな。アルタン・ウルクに突っ込むことも結構慣れてきたね」
「その後は……分かるわよね」
「もちろん!」
会話せずとも互いの思考が凡そ分かる。それは戦いにおいてとても有利だ。
戦闘に便利という理由以外にも互いを感じられ、安心できる絆の証でもあった。
言葉を交わし、刃音が駆けだす。
迷うことなく敵陣のど真ん中へと飛び込んだ。
そのような存在があれば、拠点を目指していたアルタン・ウルク蟲将形態の視線もそちらへと向くのは当然の事。
刃音を敵と認めると、近くのアルタン・ウルク蟲将形態が一斉に刃音の元へと向かい、刃音はあっという間に囲まれた。
「竜が最強と言うのなら、私は虎。龍の天敵たる、地に立つ虎」
迫る敵を見据え、刃音は二振りの刃を逆手に構えると、地面に両手をついた。
その姿はまるで、虎の様。
パラドクスの発動と共に蒼黒い雷撃を纏うと、刃音は敵陣を切り裂く稲妻になる。
凄まじい速度で駆け回り、敵を次々に薙ぎ倒していく。
敵陣を駆け回れば当然いくつもの反撃を浴びるが、刃音は直撃以外気にせずそのまま押し通っていく。
傷だらけになっていく刃音を目の当たりにして、御伽は思わず声を上げた。
「刃音!」
「大丈夫だよ……姉さん。だから……」
「っ!」
刃音の考えが伝わる。
こうなる事が分かっていても、目の前で傷つく妹を見て何も思わないわけではない。
御伽は唇を噛むと、空中に羽ペンを走らせた。
「さぁ、行きなさい! 貴方達は勇敢なる白の兵士。阻むものは斬りなさい!」
目の前に現れたのは三体の白いチェスの駒。
御伽が指示を出すと、駒が前進を始めた。
刃音が荒らした敵陣。統率が崩れ無防備になった所をチェスの駒が剣で斬りかかる。
「くっ……」
反撃の炎が体を包み込み、御伽が苦悶の声をあげる。
「姉さん!」
「平気よ……刃音が頑張ってるんだもの。ワタシも頑張らないと」
「わかった。けど、無茶はしないでね……アルタン・ウルク、ウチが相手だ!」
注意を引くために刃音が叫ぶ。
二人の連携は完璧で、刃音が場を乱し、御伽が仕留めていく。
姉妹は限界を迎えるまで、ひたすらに戦い続けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【現の夢】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
小癪な。攻城戦のつもりだろうか
意思はないとは分かってはいるものの、生前経験した戦場の状況に既視感を覚えて悪態をつく
この程度で心乱されたりはしないが、薄気味悪さは拭えない
(俺たちは、いつになったらあれらを理解し得るのか)
思ったものの、すぐに答えが得られないのは分かっている
今はただ、目の前の脅威を屠るのみと、ひとつ深呼吸をして腰を落とし、黒龍偃月刀を構えて<精神集中>
朱殷の闘気が怒龍を形成に天に昇れば、唸り声が響き渡る
先行する仲間の戦線から漏れ出た個体へ、悉く雷の刃を穿ち、討ち取っていく
反撃には、素早く位置を変えて触手の芯を逸らすように立ち回り、大籠手と戦花護紋で急所を守ることでダメージを軽減
先手を取られたとしても冷静に対処。【反撃アップ】を使用しながら返す刃に力を乗せて、雷を纏った偃月刀で弾き飛ばしていく
更なる一軍が早期に集結しないように、また連携の手段を減らすために【通信障害】を張り巡らせ、一帯の殲滅を
1つの拠点防衛でこれか…
それにしても、一体どこから湧いてくるのか
●降り注ぐ雷
倒せど倒せどアルタン・ウルク蟲将形態の群れは空陸双方から釜山拠点を目指す。
「小癪な。攻城戦のつもりだろうか」
経験した戦場の状況に既視感を覚え、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)はつい悪態をつく。
いくら記憶の中の状況と重なるとはいえ、これくらいで心が乱れたりはしない。
だが薄気味悪さはどうにも拭えなかった。
いつになったらあれらを理解し得るのか。
アルタン・ウルク蟲将形態の群れを眺め、そう思うものの、すぐ答えは得られないのは分かっている。
今はただ、目の前の脅威を屠るのみだ。
錬晏はひとつ深呼吸をすると、腰を落とす。
黒龍偃月刀を構え、精神集中。
「呼び興す」
言葉と共に、朱殷の闘気が龍となり、天へと昇っていく。
龍が空に消えると、唸り声が響き渡り、雲を呼び、嵐が興る。
天上から降り注ぐ雷の刃。
その影響で辺りには【通信障害】が発生していた。
先行していた仲間に見向きもせず、拠点へと飛んでいくアルタン・ウルク蟲将形態を狙って雷を降らせ、次々と撃ち落す。
アルタン・ウルク蟲将形態は仲間に連絡を取ろうとするが、叶わなかった。
錬晏が邪魔と感じたのか、瞬く間に錬晏を取り囲むと、触手を伸ばしてくる。
迫る無数の触手に、錬晏は黒橡の大籠手で攻撃を受け、急所だけは守り切った。
「うっ……この程度ならまだ」
全身傷だらけになりながらも、雷を纏った黒龍偃月刀を薙ぎ、アルタン・ウルク蟲将形態を弾き飛ばす。
そこへ雷の刃が天上から穿たれた。
最後のアルタン・ウルク蟲将形態が雷に撃たれ墜落する。
「一つの拠点防衛でこれか……」
激戦を終え、錬晏は深呼吸をして呼吸を整えた。
「それにしても、一体どこから湧いてくるのか」
疑問が口から零れるが、答えは出ない。
今はひとまず釜山拠点を守れたことを喜ぼう。
だがこれで終わるとは到底思えない。
補給に休息。今出来るのは次の襲撃に備える事。
その為にディアボロス達は新宿島へと帰還した。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【通信障害】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!