リプレイ
鴻・御伽
【刃音と同行】
※アドリブ、連携可
駄目ね、全然ダメ。童話は皆に等しく届けられるもの。それをまるで己が湯いいと言わんばかりに名乗って。
悪いけれど、そればかりは見逃せないわ。グリム童話は楽しいものも、考えさせられるものもたくさんあって、それらは子供たちに届けられるもの。
首を洗って待ってなさい。
先制は刃音にお願いしようかしらね。あれだけ派手に動いてくれればこちらも動きやすいと言うものよ。
あの感じなら取りこぼすだろうから、そこをワタシが後詰めという形で攻めようかしらね。
パラドクスを使用し、三体の「白のポーン」を出現させ、敵へと突撃させていく。
今回はなるべく数を削りたいから、被弾するようなことがあってもポーンたちは引き寄せないわ。
双子姉妹で連携して行動。双子特有の意思疎通がある。
後衛に立ち、引き際を見極め、良いところで撤退。全体へ伝える。
魔女グリム……折角だから一度くらいはあってみたいものね。
勿論、一撃くらいは与えたいものよ。
鴻・刃音
【御伽と同行】
※アドリブ、連携可
童話ってものは、空想を育み未来を明るく、そして今を豊かにするべきもの。
それを剰え騙りとするだなんて……童話の魔女とは何の因縁も無いけれど、人類すべての為、そして私達姉妹の因縁の為、思い通りにはさせないよ。
絶対に……好きにはさせない。
全てを倒せるわけではない。だったら出来る限界ぎりぎりまで数を減らすだけ。
相手は狼だっけ?ならばこちらは虎。所詮は弱肉強食……諦めて食い尽くされてくれたらいいよ。
【陰虎・雷襲】によって黒雷の虎へと姿を象りながら敵陣の中心へと突撃、派手に電撃を撒き散らしながら、兎に角急所を狙う。
攻撃もそうだけれど、徹底的な恐怖を植え付けたい。だからひたすらに暴れまわる。
きっと細かいところまで見えないだろうけれど……その辺りは姉さんに任せるよ。お願いね。
双子姉妹で連携して行動。
一体一体に拘らず、ひたすらに傷つけ回る。それによって味方の攻撃が友好に働くことも有る筈だから。
魔女グリム、一体どこで高みの見物をしているのやら。
シャトールーの地に在るのは、「魔女」という概念によって生み出されたキマイラウィッチ。
魔女軍団を率いていた彼女は最前線のブールジュを配下のヴイーヴルに任せ、第二拠点シャトールーに後退しているというが。
そんな魔女が口にする己の名は、『童話の魔女グリム』。
だが、鴻・御伽(ナサリーティル・g11725)は、その名さえもふるりと首を横に振って否定してみせる。
だって、それを許すなんてことを、御伽はできやないから。
「駄目ね、全然ダメ。童話は皆に等しく届けられるもの」
なのに、その魔女は、その名を我が物顔で名乗っているのだから。
だから今、御伽はこの地へと、大きな戦の火蓋が幕を切る前に降り立ったのだ。
「悪いけれど、そればかりは見逃せないわ。グリム童話は楽しいものも、考えさせられるものもたくさんあって、それらは子供たちに届けられるもの」
このような復讐と恨みを綴るようなものではなく、童話とは子供達の楽しみや学びのためにある御伽噺なのだから。
そしてそんな双子の姉の言葉に続ける、鴻・刃音(夢現・g06022)だって同じ気持ち。
「童話ってものは、空想を育み未来を明るく、そして今を豊かにするべきもの。それを剰え騙りとするだなんて……」
童話の魔女とは何の因縁も無いけれど、でも思い通りにはさせない。
そう――人類すべての為、そして私達姉妹の因縁の為にも。
「絶対に……好きにはさせない」
「首を洗って待ってなさい」
童話の魔女グリムをのうのうと名乗るキマイラウィッチ自体と相対するのは、奪還戦本番になるけれど。
その前に、身勝手な物語を構築する魔女のプロットを打破するべく。
ふたりが今回数を減らすべく削るのは、童話の魔女の配下である『星狼の魔女』達である。
ざっと見回してみても、その全てを今倒すことは不可能だろう。
ならば、今これからやることは明確。
(「全てを倒せるわけではない。だったら出来る限界ぎりぎりまで数を減らすだけ」)
「相手は狼だっけ? ならばこちらは」
虎はその牙を剥き、ひたすら駆け回っては、狼どもを食い千切って薙ぎ倒すのみ。
――所詮は弱肉強食……諦めて食い尽くされてくれたらいいよ、と。
二振りの刃を逆手で構え直し、小指と薬指、親指で柄を握れば。
「竜が最強と言うのなら、私は虎。龍の天敵たる、地に立つ虎」
突き立てた人差し指と中指は獣の様、手を地につく様は四足歩行の獣――それは、虎の象形。
そして虎と成りて蒼黒い雷撃をその身に纏った姿は、人としての形が希薄となるが。
かわりに、稲妻が形どるその在り様はまさしく、龍をも喰らいつく地に立つ虎。
そんな黒雷の虎は、敵陣の只中へと突撃する。兎に角急所を狙い、派手に電撃を撒き散らしながら。
『なっ! 敵の強襲!? ……ガァッ!』
四足で地を蹴り抜き、予測などできぬ出鱈目な軌道を取りながら。
雷神の如き速度で戦場を駆け回り、敵を薙ぎ倒さんと雷襲という名の牙を剥く。
敵を倒す攻撃のためというのもそうなのだけれど、でも刃音が思う己が成したい目的は。
(「徹底的な恐怖を植え付けたい」)
……だからひたすらに暴れまわる、と。
それに、そのように立ち回れば、きっと細かいところまで見えないだろうけれど。
だが刃音はひとりでは決してないし、それに分かっているから。
「先制は刃音にお願いしようかしらね。あれだけ派手に動いてくれればこちらも動きやすいと言うものよ」
……その辺りは姉さんに任せるよ。お願いね、と。
己の背から届く声を、姉の御伽のことを、信頼しているからこそ、刃音は存分に暴れ回れるのだ。
『ぐっ、この……ッ』
手が付けられないと言わんばかりの黒雷の虎の荒ぶりように、星狼の魔女に恐怖と焦りが垣間見えるけれど。
だが彼女達も、童話を魔女を守るべくここに在る者たち。
星詠みをしては未来を星の光で映し出さんとし、その未来に起こる不吉な出来事を綴っては動揺を誘わんとして。その隙に攻撃を、という算段のようであるし。
さらには、狼のような俊敏な動きで迫り、黒く輝く爪を閃かせては、その身と相手の犯した罪を抉らんとしてくるけれど。
御伽はそんな敵の姿も、そして地を蹴っては暴れまわり敵を薙ぎ倒す妹の姿も、確りと把握しているから。
(「あの感じなら取りこぼすだろうから、そこをワタシが後詰めという形で攻めようかしらね」)
シロフクロウから貰った羽を用いたペンを手にして走らせ、戦場の空に描き出す。
「さぁ、行きなさい! 貴方達は勇敢なる白の兵士。阻むものは斬りなさい!」
刹那、戦場に現れしは、三体の『白のポーン』。
そして剣と盾を持つ彼らは、御伽の声に呼応し従って、星狼の魔女どもへと斬りかかっていく。
そんな白のポーンたちは、眼前の敵を倒すまで消えることはない。
御伽は白の騎士たちを敵へと突撃させていきながらも、今回の作戦をより達成するための立ち回り方を選択する。
今回はなるべく数を削りたい。だから、被弾するようなことがあってもポーンたちは引き寄せない――と。
けれど、星狼の魔女がいくら星詠みをして心を揺さぶらんとしても、傷と罪を抉るような黒く輝く爪で切り裂いてこようとも。
『星々よ、力を与えて……ぐっ!?』
『くぅっ、復讐の炎で人類を燃やし尽く……、ッ!』
御伽と刃音のふたりは、特有の意思疎通がある双子。
姉の御伽と連携し戦場を縦横無尽に駆ける刃音は、敵一体一体に拘らず、ひたすらに暴れて傷つけ回って。
(「それによって味方の攻撃が有効に働くことも有る筈だから」)
妹の刃音とタイミングを合わせて白のポーンを差し向けながら後衛に立つ御伽は、同時に戦況を注視し、引き際を見極める。
そしてその時だと判断すれば、全体へと伝える。
『く、もう増援が到着する頃……ガッ!!』
「そろそろ退き時ね、増援が到着しそうよ」
刃音が薙ぎ倒して満身創痍の敵を、白のポーンに指示して容赦なくまた1体、打ち倒した後。
敵の数も思いのほか減らすことができたようだし、迷わず選択するのは撤退。
絶妙な連携で互いを支え合っていた姉妹には、勿論大きな怪我などはないから、揃って迷わず身を翻して。
戦場を後にしながら、刃音は一度だけ振り返って。
「魔女グリム、一体どこで高みの見物をしているのやら」
「魔女グリム……折角だから一度くらいはあってみたいものね」
御伽は妹と同じ色を湛える瞳を細めて紡ぐ。
童話の魔女を名乗る輩へと、再びこの地へと訪れたその時には――勿論、一撃くらいは与えたいものよ、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
シャルロット・アミ
アドリブ、連携歓迎
魔女グリムには随分とやられたのよね
しっかり追い詰めてあげなくちゃ
バイオリンを構えて弾くのは激しいメロディ
さあ、出ておいで、私の白馬の騎士たち
爪で切り裂かれた痛みは
きっと、とても痛いのでしょうね
私は、沢山の魔女を葬ってきたもの
でもね、守りたいものがあったから
だから、私は戦ってきたの
痛みも怖くない
蹴散らせるだけ蹴散らすわ
とは言え、深みまで踏み込むのは危険
モラさんには上空に飛んでいてもらって
増援が来ないかどうか確認してもらいましょう
(「もきゅー」)
狙いは敵の数が少ない場所
ご一緒の皆様と互いにフォローしあって
増援が来たりこちらが不利になった場合は
ためらわずに撤退しましょう
殿は務めるわ
決戦は今ではないもの
あとでまた会いましょうね?
貴女たちのつけた痛みはしっかり覚えておくわ
一角・實生
奪還戦での勝利をより確実なものとするために
最終人類史で人々の耐える時間が一秒でも少なくなるように
今できる最大の力を以て戦闘に臨もう
グラナトゥムを手に星狼の魔女の軍団を観察する
逆説連鎖戦では距離は意味がなくなるとしても、グラナトゥムを構え続けていれば敵は否が応でも俺を警戒してくるはず
敵にプレッシャーを与えつつ、踏み込む仲間を目で追って
仲間の攻撃で浮足立った敵の集団へ、ダメージアップをのせた追撃のパラドクスを発動しよう
仲間が作り出した機や敵の隙は最大限に活かしたいね
狼は召喚されたそばからグラナトゥムで確実に銃撃していく
統制なんて取らせないよ
脅威となる前に打ち抜くのみだ
戦場を広く見ることを常に心掛け、最前線の仲間や敵の状況を逐一共有していこう
突出したり囲まれている仲間がいれば即座に援護に入ろう
十分な戦果を感じる直前に俺は退路の確保を始めるよ
存分に力を振るった後は奪還戦のためにも無事に帰還しないとな
撤退しながらもスコープ越しに敵を捉え続ける
次に貫くのはお前だよ、と
静かな決意を込めながら
遂に現れた、火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦の発生を告げる碑文。
奪還をかけた大きな戦いは目前であると、碑文は示しているけれど。
だが、これまで数々の戦いを経て、奪われた地を奪い返してきた時と同じように。
一角・實生(深い潭・g00995)は、歴史の奪還戦を目前にした今から既に動き出す。
(「今できる最大の力を以て戦闘に臨もう」)
奪還戦での勝利をより確実なものとするために。
そして今回の敵の狙いもわかっているから……最終人類史で人々の耐える時間が一秒でも少なくなるように、と。
先行した仲間が別の相手と交戦を始めた戦闘音を耳にしながらも、まずは實生は、童話の魔女の配下――『星狼の魔女』の軍団を緑金の瞳で捉え、観察する。
他所で戦闘が始まったこともあってか、己に気づいた相手の空気がひりついているのがわかる。
(「逆説連鎖戦では距離は意味がなくなるとしても、グラナトゥムを構え続けていれば敵は否が応でも俺を警戒してくるはず」)
お前にもう既に狙いを定めていると、いつも己のこの手に構える狙撃銃――グラナトゥムの銃口を向けながら。
対巨獣ロケットランチャーであるその大口径の銃口を向けられれば、突然の敵襲にただでさえ慌てふためいている敵が動揺を一切しないわけはなく。
冷静さが欠けた様子の魔女どもにプレッシャーを与えつつ、ふと實生が目で追うは、敵陣へと果敢に踏み込んでいく白馬の騎士の姿。
「魔女グリムには随分とやられたのよね」
シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)が思い返すは、奪還戦に至るまでのこれまでの戦い。
童話の魔女グリムには随分としてやられたけれど――でも今からは、此方の番。
淑やかな中に微か峻烈のいろを垣間見せる円らな瞳を細めながら、シャルロットは紡ぐ。
……しっかり追い詰めてあげなくちゃ、って。
そして愛用のバイオリンを構えて弾くのは、この戦場という舞台に相応しい激しいメロディ。
――さあ、出ておいで、私の白馬の騎士たち。
そんなシャルロットの旋律に躍るは、雄々しき楽曲の印象と同じ頼もしい騎士たち。
『ぐっ、グリム様をお守りするのが私達の任……!』
いまだ復讐者の襲撃によって崩された態勢は万全ではないものの、星狼の魔女がふるってくるのは、黒く輝く鋭利な爪。
そんな閃く爪は、この身と、そしてこれまで犯した罪を抉るというから。
「爪で切り裂かれた痛みはきっと、とても痛いのでしょうね」
シャルロットは自分が負う痛みの大きさを容易に想像できるのだ。
だって――私は、沢山の魔女を葬ってきたもの、って。
そしてまた、シャルロットはその罪を躊躇なくこれから重ねていく。
どのみち教えてあげたって、すぐにまた狩っちゃうから、無意味になるのだけれど。
それでもシャルロットは旋律を奏で続けながらも、紡ぐのだ。
「でもね、守りたいものがあったから」
……だから、私は戦ってきたの、って。
それにわかっているから。それを貫くためには、己も痛みを負うのだということは。
けれどそれが何だと言うのだ。守りたいものがあって、これまでだってこうやって戦ってきたのだから――痛みも怖くない。
今やるべきことだって、違えやしない。
「蹴散らせるだけ蹴散らすわ」
だからシャコンヌの音色を、シャルロットはより遠くまで響かせる。
そして戦場に躍る白馬の騎士の姿をその目に、聴こえるバイオリンの旋律を耳にしながら。
シャルロットの響かせる攻撃で浮足立った敵の集団へと狙い澄まし、衝撃の威力を上げる効果を乗せて。
――伝播する痛みを。
實生が指をかけた引き金を、今こそ引く機。
『星々よ、力を与えて……、ッ!? ガッ!』
仲間が作り出した機や敵の隙を最大限に活かしながらも、着弾と同時に生じた紺青色の電撃の如き呪いが伝播すれば、衝撃と共に僅かその動きを鈍らせるから。
狙った獲物は勿論、逃がしたりなど決してすることはない。
シャルロットの奏でるバイオリンの音色が響く中、構えたグラナトゥムで再び狙いを定めて。
「! ありがとうございます、一角さん」
「アミさんとモラさんも、背中は任せて」
黒き爪をシャルロットへと振り上げた魔女を射抜いて、そうふたりへと實生が声を掛ければ。
モラさんも、もきゅーっとお礼を言いながらも上空へ。
積極的に敵の数を減らしたいけれど、でも、深みまで踏み込むのは危険だから。
増援が来ないかどうかの確認は、モラさんにお任せ!
そしてシャルロットと實生はひとつ頷き合えば、共に狙い向かうは、敵の数が少なくなっている場所。
星狼の魔女達も、青い炎の狼を召喚しては戦場を火の海に変え、獲物を狩らんと牙を向けてくるけれど。
シャルロットの差し向ける騎士達が、實生の元までなんて決していかせないし。
「統制なんて取らせないよ」
……脅威となる前に打ち抜くのみだ、と。
實生は狩る側だと思い込んでいる狼どもを、召喚されたそばから逆に撃ち抜いては狩っていく。
そして積極的に確実に敵を減らしていくべく立ち回りつつも、戦場を広く見ることを常に心掛けながら。
戦況を逐一共有することも怠らず、互いに仲間とフォローし合い、攻撃を仕掛けていたのだけれど。
「もきゅー!」
刹那響くのは、モラさんの声。
そしてそれは敵の増援の報せてくれたから。
迷わずに選択するのは、撤退。
實生は十分な戦果を感じる直前には既に、退路の確保を始めていたから。
(「奪還戦のためにも無事に帰還しないとな」)
存分に力を振るった後は、今度は皆が無事に帰還できるよう注力する。
シャルロットも増援の報せに、モラさんと共にためらわずに撤退へと動き、殿を務める。
そう、敵の数はしっかりと減らしたし。
(「決戦は今ではないもの」)
シャルロットはひらりと身を翻し、近いうちに再びまた相まみえるだろう魔女たちに言の葉を贈る。
「あとでまた会いましょうね? 貴女たちのつけた痛みはしっかり覚えておくわ」
来たるその時に確実に、引き摺り出した本命の魔女を狩れるように。
そして實生も撤退しつつ――次に貫くのはお前だよ、と。
スコープ越しに敵を捉え続けながらも込めるのは、静かな決意。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!